JP2005005351A - Wet stripping/cleaning method and wet stripping/cleaning equipment - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レジストなどの有機薄膜を含む有機物由来の汚染および金属のパーティクルなどを含む無機物由来の汚染を除去するためのウェット剥離洗浄方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体および液晶基板の製造プロセスにおけるリソグラフィ工程では、パターニングマスクには有機レジスト膜が一般に使用されている。このレジスト膜を、半導体のパターニングが終了した時点で剥離する方法としては、従来より100℃以上に昇温したSPM(硫酸過酸化水素水混合液)により処理するか、または有機溶剤により処理されてきた。一方、半導体および液晶基板の製造プロセスにおけるウェット洗浄工程では、100℃前後に昇温したSPM、HPM(塩酸過酸化水素水混合液)またはAPM(アンモニア過酸化水素水混合液)などを用いたRCA洗浄プロセス、さらには常温のフッ酸とオゾン水を用いた有機物由来の汚染および無機物由来の汚染を除去するための洗浄プロセスが用いられてきた。しかし、上記の方法では、酸、アルカリおよび有機物を含むリンス水の排水、装置で発生する有機揮発成分および酸性ガスなどの処理設備費と設備のランニングコスト、また廃液処理費用などが発生する。さらに、近年では、半導体ウエハや液晶パネルのマザー基板のサイズは大きくなる傾向にあり、レジスト剥離工程における廃液の発生量は増大し、これに関わる処理コストの負担は、莫大な量となっている。
【0003】
近年では、上記の方法に比べ低コストな有機物汚染洗浄方法およびレジスト剥離方法として、オゾンによる有機物の酸化分解作用を利用した剥離洗浄方法が開発されつつある。この方法によれば、レジスト成分である有機物は、二酸化炭素と水に分解され、またオゾンは、酸素に分解するため、有機物汚染洗浄およびレジスト剥離工程より発生する排水と排気に対して行なう特別な処理を必要とせず、従来の薬液または有機溶剤を用いた方法に比べ、設備費用とランニングコストの大幅な削減が可能である。オゾン水を用いたレジスト剥離における反応機構は、オゾンおよびオゾンが分解する過程で生成するヒドロキシラジカルなどの酸化反応活性種が、レジストの構造である炭化水素分子と反応して、低分子化し、レジストは水に溶解することの可能な成分へと変化し、最終的に水と二酸化炭素に分解される。
【0004】
また、純水をイオン交換触媒などを介して電気分解することにより生成する電解イオン水に、種々の酸またはアルカリを添加することにより生成する電解アノード水および電解カソード水などは、種々の有機物および金属パーティクルなどと反応して、SPMよりも効率良く選択的な洗浄を行なうことが可能である。一方、水素ガスを飽和濃度にまで溶解した水素水に、超音波を印加して、基板を処理することにより、金属パーティクルなどの無機物汚染に対して高い洗浄能力を有することが知られている。
【0005】
上記したように、有機溶剤を処理液として用いるレジスト剥離および洗浄方法は、薬液使用量の増大による材料費用と使用済み液の処理費用に起因するコストの問題から、近年、純水、酸およびアルカリを添加した無機処理液を用いる方法へとシフトしつつある。これらの無機処理液を用いる方法は、未だ開発途上であり、その剥離洗浄メカニズムは十分に理解されていない。しかし、種々の研究より、洗浄剥離メカニズムは種々の酸化性および還元性をもつイオンおよびラジカルによる、酸化反応および還元反応であることが明らかになりつつある。したがって、処理時間の短縮を目的とする処理速度の増加には、処理液に含まれる酸化種および還元種の濃度を増加させる必要がある。
【0006】
なお、以上、本発明についての従来の技術を、出願人の知得した一般的技術情報に基づいて説明したが、出願人の記憶する範囲内において、出願前に先行技術文献情報として開示すべき情報を出願人は有していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
処理速度の増加を目的とした酸化種および還元種の濃度の増加に伴い、剥離洗浄しようとする汚染のみならず、基板上に形成された金属薄膜または半導体薄膜などの下地膜についても酸化および還元を受け、膜溶解などのダメージが発生するという問題がある。
【0008】
本発明の課題は、基板表面のレジストなどの有機薄膜を含む有機物由来の汚染および金属のパーティクルなどによる無機物由来の汚染を除去するウェット剥離洗浄方法において、処理液中の酸化種および還元種による被剥離洗浄処理物への反応と、金属薄膜または半導体薄膜などの下地膜への反応との選択比を増大させ、下地膜への影響の少ないウェット剥離洗浄方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のウェット剥離洗浄方法は、基板の表面に形成された金属薄膜または半導体薄膜上の有機物由来の汚染および無機物由来の汚染を除去する方法であって、金属薄膜または半導体薄膜に電力を印加することを特徴とする。金属薄膜または半導体薄膜の電位は、平衡電位より還元(負)側または酸化(正)側にある態様が好ましい。本発明のウェット剥離洗浄装置は、かかる方法を実施する装置であって、
金属薄膜または半導体薄膜に接地する基板接地電極と、
基板に対向する位置に配置する対向電極と、
基板接地電極および対向電極に接続する電源と
を備え、金属薄膜または半導体薄膜に電力を印加することを特徴とする。基板接地電極および対向電極は、白金、金、グラッシーカーボン、グラファイトのいずれかからなるものが好適であり、金属薄膜または半導体薄膜に電力を印加する電源は、直流電源が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
(ウェット剥離洗浄方法)
本発明のウェット剥離洗浄方法は、基板の表面に形成された金属薄膜または半導体薄膜上の有機物由来の汚染および無機物由来の汚染を除去する方法であって、金属薄膜または半導体薄膜に電力を印加することを特徴とする。有機物由来の汚染および無機物由来の汚染(以下、「被剥離洗浄物」ともいう。)をウェット方式で除去するに際して、基板上に形成された金属薄膜または半導体薄膜などの下地膜に電力を印加することにより、下地膜の酸化および還元を抑制し、膜溶解などのダメージから下地膜を保護することができる。したがって、洗浄処理速度の向上を目的として、処理液中の酸化種および還元種の濃度を高くしても、下地膜への影響を少なくすることができる。
【0011】
有機物由来の汚染とは、代表的には、基板上に形成されたレジストなどの有機薄膜などであり、無機物由来の汚染とは、たとえば、金属のパーティクルなどである。また、金属薄膜または半導体薄膜とは、半導体製品および液晶製品の製造プロセスにおいて、通常、基板上に形成される薄膜であり、金属にはTi、AlまたはCuなどがあり、半導体にはSi、GeまたはGaAsなどがある。金属薄膜または半導体薄膜に印加する電力は、被剥離洗浄物の種類および量などにより異なるが、一般的には−10V〜+10V程度の電力が好ましい。
【0012】
図4および図5を用いて、本発明のウェット剥離洗浄方法における作用機構について説明する。まず、図4は、従来技術における金属薄膜または半導体薄膜42の表面の酸化種Oxによる溶解機構の概要を示す。金属薄膜または半導体薄膜42(以下、「下地膜」ともいう。)の表面には、通常、酸素や水酸基により置換された表面酸化層を形成している。しかし、この表面酸化層の緻密さ、機械的強度、周囲の活性種に対する安定性は、材料により大きく違う。通常、周囲の活性種による材料の溶解、腐食、イオン化、酸化などの反応は、この表面酸化層の欠陥を原因とする隙間から、活性種が進入して、内部の金属および半導体原子Mと反応することにより進む。反応機構は、酸化種Oxが表面酸化層の欠陥より金属または半導体原子Mの近傍へと進入し、電子e−を奪う(反応D)ことにより、酸化種Oxは還元された酸化種Ox・へと変化して安定化し(反応E)、電子e−を奪われた金属または半導体原子Mはイオン化してM+となり(反応F)、溶媒中に溶解する。このような機構により、処理液内の反応種に対して活性な下地膜42を有する基板40は、下地膜42の溶解、イオン化、酸化、腐食により、正常なデバイス構造を得ることができない。
【0013】
本発明では、下地膜の溶解、イオン化、酸化、腐食反応を、電力による電界により制御して、良好な特性を有するデバイスを製造することができる。本発明のウェット処理方法による下地膜の溶解制御の機構を図5を用いて説明する。図5(a)に、電極還元による下地膜52の溶解制御の概略を示す。上記した機構により、酸化種Oxは、下地膜52の表面酸化層の欠陥より、金属原子または半導体原子Mの近傍へと進入し、電子e−を奪う(反応D)ことにより、酸化種Oxは還元された酸化種Ox・へと変化して安定化する(反応E)。電子e−を奪われた金属原子または半導体原子Mは、イオン化してM+となり、溶媒中に溶解する傾向にあるが、このとき外部より電子e−を供給する(反応H)ことにより、イオン化を防ぐことが可能である。このため、本発明では、電源を下地膜52に接続して、印加電力により、下地膜52を負電極、つまり、下地膜の電位を平衡電位よりも還元(負)側に設定することにより、電子e−が多く存在する状態に制御し、表面で金属原子または半導体原子が電子を奪われたとしても、即座に電子が供給され、金属原子または半導体原子は安定な状態を保ち、溶解を抑制することができるようになる。下地膜の電位を、平衡電位よりも還元(負)側に設定する点で、下地膜に印加する電源は、直流電源が好ましい。
【0014】
このようにして、酸化種Oxは、下地膜52の表面酸化層の欠陥より金属原子または半導体原子Mの近傍へと進入し、電子e−を奪うことにより、還元された酸化種Ox・へ変化して安定化する。また、還元種や、その他活性種は、同様に、金属薄膜または半導体薄膜の表面酸化層の欠陥または、酸化膜が比較的脆弱な部分の原子と結合することにより、溶媒中に溶解しやすい物質へと変化し、溶解や腐食反応が起こる。
【0015】
一方、緻密で均一な表面酸化層は、耐腐食性が強いことが知られており、実例として、アルミニウムは、イオン化傾向が比較的高い金属にもかかわらず、その表面酸化膜層が強固なために、空気中で容易に腐食が進まない。したがって、能動的に金属薄膜または半導体薄膜の表面を酸化することにより、自然酸化膜よりも強固な表面酸化層を形成し、腐食物質により下地膜を保護することができる。このため、本発明では、図5(b)に示すように、電源を下地膜52に接続して、印加電力により、下地膜52を正電極つまり、平衡電位よりも酸化(正)側に電位を設定することにより、電気化学的に下地膜52の表面を酸化し、酸化膜を形成して、耐腐食性を向上させることができるようになる。下地膜の電位を、平衡電位よりも酸化(正)側に設定する点で、下地膜に印加する電源は、直流電源が好ましい。
【0016】
図8は、下地膜の電位を変化させた時の、剥離洗浄処理に関するパラメータの変化を示す。処理液中の反応種の濃度は、下地膜の電位を平衡電位より大きく還元(負)側に設定した場合に低下する。これは、たとえば、酸であれば還元作用により水素が発生し、ラジカルであれば還元されて陰イオン化し、また、アルカリであれば水酸基イオンが陰イオンであるため、基板表面から離れる傾向にあることなどから理解される。この還元による反応種濃度は、図5(a)に示すように、金属原子または半導体原子Mが酸化種Oxより電子e−を奪われる反応Dと、下地膜52から表面の電子欠乏金属原子または半導体原子への電子e−の供給Hとの相関により変化し、反応速度がD=Hとなる点よりも還元(負)側に設定した場合に急激に減少する。
【0017】
図8に示すように、下地膜の表面に形成される酸化膜の厚さは、下地膜の電位を酸化膜形成電位より酸化側に設定すると形成され、さらに酸化側ほど増加する。しかし、さらに大きく酸化側へ設定すると、下地膜の酸化溶解が開始され、酸化膜が形成するより速く下地膜の溶解が進み、下地膜の膜厚が低下する。下地膜の溶解速度は、下地膜の電位を酸化側へ設定するほど増加するが、酸化膜形成が起きる電位を越えると、緻密な酸化膜が急速に形成するため、一旦、溶解速度は低下する。しかし、さらに酸化側に設定すると、徐々に酸化溶解が進み始め、酸化側ほど増加する傾向になる。
【0018】
以上の下地膜の挙動の説明により、下地膜の表面原子が処理液に酸化されると同時に電源より供給された電子により再還元され、かつ、処理液中の活性種の還元により活性種濃度が低下しない程度の還元側電位領域が、還元側最適電位領域81であり、低い膜溶解速度と高い処理速度を維持できる最適な電位領域である。また、酸化膜を形成する電位よりも酸化側に設定することにより、下地膜の表面に均一かつ密度の高い酸化膜層を形成することができ、活性種からの反応を受けず、形成された酸化膜によりデバイス性能の劣化を示さない程度の薄い酸化膜であり、かつ、酸化による溶解速度が十分低い程度の酸化側電位が、酸化側最適電位領域82であり、低い膜溶解速度と薄い酸化膜形成を維持できる最適な電位領域である。
【0019】
(ウェット剥離洗浄装置)
本発明のウェット剥離洗浄装置は、基板の表面に形成された金属薄膜または半導体薄膜上の有機物由来の汚染および無機物由来の汚染を除去する上記ウェット剥離洗浄方法を実施する装置であって、金属薄膜または半導体薄膜に接地する基板接地電極と、基板に対向する位置に配置する対向電極と、基板接地電極および対向電極に接続する電源とを備え、金属薄膜または半導体薄膜に電力を印加することを特徴とする。被剥離洗浄物をウェット方式で除去するに際して、下地膜に電力を印加することにより、酸化種および還元種の濃度が高い場合でも、下地膜の酸化および還元を抑制し、膜溶解などのダメージから下地膜を保護することができる。
【0020】
図1に、本発明のウェット剥離洗浄装置の典型的な例を示す。本発明のウェット剥離洗浄装置は、基板10を処理液4中に浸漬した状態、もしくは、基板10上に処理液4を供給することにより、基材1表面に形成された下地膜2上の被剥離洗浄物3を除去する。また、本発明においては、被剥離物3の除去に際して、基板10に対向する位置に配置した対向電極6と、下地膜2との間に電源5を用いて電力を印加することにより電界を形成し、下地膜2の溶解、酸化および還元を抑制することができる。処理液4としては、純水、種々の酸やアルカリ、オゾンなどの反応性ガスを含む溶液、電解生成ラジカルまたは電解生成イオンなどのうち少なくとも一つを含む有機および無機溶液を用いることができる。これらの酸化還元反応および溶解反応により被剥離洗浄物3を除去するウェット処理方法において、本発明は顕著な効果を奏する。
【0021】
本発明のウェット剥離洗浄装置は、金属薄膜または半導体薄膜である下地膜に電力を印加することを特徴とする。したがって、下地膜に接地する基板接地電極と、基板に対向する位置に配置する対向電極と、基板接地電極および対向電極に接続する電源を備える。基板接地電極および対向電極は、形成された電界により、電食、エッチングおよび酸化を受けないようにするために、耐食性の高い金、白金、グラッシーカーボン、グラファイトのいずれかからなるものが好ましい。また、上述のとおり、下地膜に電力を印加する電源は、直流電源が好ましい。
【0022】
【実施例】
実施例1
Si基材の表面に、厚さ500Åのタングステンからなる下地膜を形成し、下地膜の上に、厚さ2μmのアジドノボラック系ポジレジストを形成し、供試用の基板とした。つぎに、図2(a)に示すように、得られた基板20を搬送ローラ27a上に置き、矢印Aの方向に枚葉平流し方式で搬送しながら、基板20の上方に配置された処理液供給ノズル28より処理液24を矢印Cの方向に供給した。また、基板20の下地膜に接地する基板接地電極と対向電極26との間に5Vの直流電圧を印加し、下地膜の電位を平衡電位より還元(負)側に設定した。基板接地電極および対向電極には金電極を用い、処理液としては、100℃に保温したSPMを使用した。また、処理液24を対向電極26の上方より供給するため、処理液24が基板20の表面に到達するように、対向電極26は網目状のものを使用したが、他の実験により、網目状の電極のほか、格子状またはパンチング穴を有する板状の電極、あるいは多孔質状の電極を用いても同様の効果が得られることがわかった。
【0023】
図6(a)は、処理液供給ノズル68から処理液64を供給する枚葉平流し方式によるウェット剥離洗浄装置の概要図である。搬送ローラ67a上に基板60を設置し、基板接地電極ローラ69を基板の処理面側より当接させ、対向電極66との間で電位差を保持した状態で、矢印Aの方向に基板60を搬送した。基板接地電極ローラ69の構造を図6(b)に示す。基板接地電極ローラ69は、ローラ69aの外周に、無数の鋭利な突起状の基板接地電極69bを配置した構造を有するものを使用した。この構造により、基板60の処理面側に形成したレジスト63を貫通して、基材61上に形成された下地膜62に接触することができ、この基板接地電極69bを通して、下地膜62に電力を供給することができた。なお、他の実験により、被剥離洗浄物63が層を成していない場合、または非常に薄い層である場合は、基板接地電極69bの先端は鋭利である必要はないことがわかった。120秒間の処理により、レジストは完全に除去され、下地膜が現れた。また、下地膜の損傷は認められなかった。
【0024】
実施例2
実施例1で用いた基板と同様の基板を用いて、図2(b)に示すように、スピン洗浄方式で基板20を洗浄した。まず、基板20を基板テーブル27b上に配置し、基板テーブル27bをB方向へ回転しながら、基板20の上方に配置した処理液ノズル28より処理液24を矢印Cの方向に供給した。また、基板20の下地膜に接地する基板接地電極と対向電極26との間に5Vの直流電圧を印加し、下地膜の電位を平衡電位より還元(負)側に設定した。基板接地電極および対向電極には金電極を用い、処理液24としては、実施例1と同様に、100℃に保温したSPMを使用した。また、処理液24を対向電極26の上方より供給するため、処理液24が基板20表面に到達するように、対向電極26は網目状のものを使用したが、他の実験により、網目状の電極のほか、格子状またはパンチング穴を有する板状の電極、あるいは多孔質状の電極を用いても同様の効果が得られることがわかった。
【0025】
図7(a)は、処理液供給ノズル78から処理液74を矢印Cの方向に供給するスピン方式によるウェット剥離洗浄装置の概要図である。基板70は、基板テーブル77b上に配置されて、基板接地電極79を基板70の処理面側より基板端部に当接させ、対向電極76との間で電位差を保持した状態で、矢印Bの方向に回転し、洗浄処理を行なった。基板接地電極79の構造を図7(b)に示す。基板接地電極79は鋭利な突起状の構造であり、基板テーブル77b上の基板端部に3個配置した。この構造により、基板70の処理面側に形成したレジスト73を貫通して、基材71上に形成された下地膜72に接続することができ、この基板接地電極79を通して、下地膜72に電力を供給することができた。なお、他の実験により、被剥離洗浄物が層を成していない場合、または、非常に薄い層である場合は、基板接地電極79の先端が鋭利である必要はないことがわかった。この基板接地電極79は稼動式であり、処理中は基板70をチャックする形で接地した。100秒間の処理によりレジストは完全に除去され、下地膜が現れた。また、下地膜の損傷は認められなかった。
【0026】
実施例3
実施例1で用いた基板と同様の基板を用いて、図3(a)に示すように、基板30を処理液34に浸漬し、洗浄した。すなわち、基板30を搬送ローラ37a上に置き、矢印Aの方向に枚葉平流し方式で搬送しながら、処理液34にて処理を行なった。本実施例では、処理液34を対向電極36の上方より供給する方式ではなかったため、実施例1と2のように、対向電極を網目状の構造としなくても、処理液34は基板30の表面に到達した。また、処理液34を攪拌翼で流動させるとともに、基板30の搬送方向Aに対して対向する方向に流れを形成した結果、処理液34の拡散を促進し、濃度分布を均一化することができた。洗浄に際しては、基板30の下地膜に接地する基板接地電極と対向電極36との間に5Vの直流電圧を印加し、下地膜の電位を平衡電位より還元(負)側に設定した。基板接地電極および対向電極には白金電極を用い、処理液34としては、実施例1と同様に、100℃に保温したSPMを使用した。その結果、140秒間の処理によりレジストは完全に除去され、下地膜が現れた。また、下地膜の損傷は認められなかった。
【0027】
実施例4
実施例1で用いた基板と同様の基板を用いて、図3(b)に示すように、基板30と対向電極36により基板カセット39を作成し、基板カセット39ごと処理液34に浸漬し、洗浄した。本実施例では、基板カセット39を揺動させて、処理液34の流動を形成した。洗浄に際しては、基板30の下地膜に接地する基板接地電極と対向電極36との間に5Vの直流電圧を印加し、下地膜の電位を平衡電位より還元(負)側に設定した(電源は、図示していない。)。基板接地電極および対向電極には白金電極を用い、処理液34としては、実施例1と同様に、100℃に保温したSPMを使用した。その結果、180秒間の処理によりレジストは完全に除去され、下地膜が現れた。また、下地膜の損傷は認められなかった。
【0028】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、基板上のレジストなどの有機薄膜、有機物由来の汚染および金属のパーティクルなどによる無機物由来の汚染を除去するウェット剥離洗浄において、処理液中の酸化種および還元種による被剥離洗浄処理物への反応と、下地膜への反応との選択比を増大させて、処理液による下地膜の溶出、酸化および還元作用を抑制し、下地膜のダメージを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェット剥離洗浄装置の典型的な構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施例であるウェット剥離洗浄装置を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例であるウェット剥離洗浄装置を示す概略図である。
【図4】従来技術における、下地膜の表面の酸化種Oxによる溶解機構の概要を示す図である。
【図5】本発明のウェット剥離洗浄方法における作用機構を示す図である。
【図6】本発明の実施例であるウェット剥離洗浄装置を示す概略図である。
【図7】本発明の実施例であるウェット剥離洗浄装置を示す概略図である。
【図8】下地膜の電位と剥離洗浄処理に関するパラメータとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 基材、2 下地膜、3 被剥離洗浄物、4 処理液、5 電源、6 対向電極、10 基板。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wet stripping cleaning method and apparatus for removing contamination derived from an organic material including an organic thin film such as a resist and contamination derived from an inorganic material including metal particles.
[0002]
[Prior art]
In a lithography process in a manufacturing process of a semiconductor and a liquid crystal substrate, an organic resist film is generally used as a patterning mask. As a method of peeling this resist film when the patterning of the semiconductor is completed, the resist film is treated with SPM (mixed solution of sulfuric acid and hydrogen peroxide) heated to 100 ° C. or higher or treated with an organic solvent. It was. On the other hand, in the wet cleaning process in the manufacturing process of semiconductors and liquid crystal substrates, RCA using SPM, HPM (hydrochloric hydrogen peroxide solution mixed solution), APM (ammonia hydrogen peroxide solution mixed solution) or the like heated to around 100 ° C. A cleaning process and a cleaning process for removing contamination derived from organic substances and inorganic substances using hydrofluoric acid and ozone water at room temperature have been used. However, in the above method, waste water for rinsing water containing acids, alkalis and organic substances, treatment equipment costs such as organic volatile components and acid gas generated in the apparatus, running costs for the equipment, waste liquid treatment costs and the like are generated. Furthermore, in recent years, the size of the mother substrate of a semiconductor wafer or a liquid crystal panel has tended to increase, and the amount of waste liquid generated in the resist stripping process has increased, and the burden of processing costs related to this has become enormous. .
[0003]
In recent years, a stripping cleaning method using an oxidative decomposition action of organic matter by ozone is being developed as an organic contamination cleaning method and a resist stripping method that are lower in cost than the above methods. According to this method, the organic substance that is the resist component is decomposed into carbon dioxide and water, and ozone is decomposed into oxygen. Therefore, special treatment is performed for waste water and exhaust generated from the organic contamination cleaning and resist stripping process. No treatment is required, and equipment costs and running costs can be significantly reduced compared to conventional methods using chemicals or organic solvents. The reaction mechanism in resist stripping using ozone water is that ozone and oxidation reactive active species such as hydroxy radicals generated in the process of decomposing ozone react with hydrocarbon molecules that are the structure of the resist to lower the molecular weight. Is converted into a component that can be dissolved in water, and finally decomposed into water and carbon dioxide.
[0004]
Electrolytic anodic water and electrolytic cathodic water produced by adding various acids or alkalis to electrolytic ionic water produced by electrolyzing pure water through an ion exchange catalyst or the like include various organic substances and It is possible to perform selective cleaning more efficiently than SPM by reacting with metal particles. On the other hand, it is known that by treating the substrate by applying ultrasonic waves to hydrogen water in which hydrogen gas is dissolved to a saturated concentration, it has a high cleaning ability against inorganic contamination such as metal particles.
[0005]
As described above, the resist stripping and cleaning method using an organic solvent as a processing liquid has recently been used in the pure water, acid and alkaline fields due to the problem of material costs due to an increase in the amount of chemicals used and the cost of processing used liquids. It is shifting to a method using an inorganic treatment liquid to which is added. Methods using these inorganic treatment liquids are still under development, and the peeling and cleaning mechanism is not fully understood. However, various studies have revealed that the cleaning and peeling mechanism is an oxidation reaction and a reduction reaction by ions and radicals having various oxidizing and reducing properties. Therefore, in order to increase the processing speed for the purpose of shortening the processing time, it is necessary to increase the concentration of oxidizing species and reducing species contained in the processing liquid.
[0006]
Although the prior art regarding the present invention has been described based on general technical information obtained by the applicant, it should be disclosed as prior art document information before filing within the scope of the applicant's memory. The applicant has no information.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As the concentration of oxidized and reduced species increases for the purpose of increasing processing speed, not only the contamination to be removed and cleaned, but also the underlying film such as metal thin film or semiconductor thin film formed on the substrate is oxidized and reduced. In other words, there is a problem that damage such as film dissolution occurs.
[0008]
An object of the present invention is to provide a wet stripping cleaning method for removing contamination derived from an organic substance including an organic thin film such as a resist on the substrate surface and contamination derived from an inorganic substance due to metal particles, etc. An object of the present invention is to provide a wet stripping cleaning method and apparatus that increases the selectivity of the reaction to the stripped cleaning product and the reaction to the base film such as a metal thin film or a semiconductor thin film and has little influence on the base film.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The wet peeling cleaning method of the present invention is a method for removing contamination derived from organic matter and inorganic matter on a metal thin film or semiconductor thin film formed on the surface of a substrate, and applying power to the metal thin film or semiconductor thin film. It is characterized by that. A mode in which the potential of the metal thin film or the semiconductor thin film is on the reduction (negative) side or the oxidation (positive) side from the equilibrium potential is preferable. The wet peeling cleaning apparatus of the present invention is an apparatus for carrying out such a method,
A substrate ground electrode to be grounded to a metal thin film or a semiconductor thin film;
A counter electrode disposed at a position facing the substrate;
A power supply connected to the substrate ground electrode and the counter electrode, and applying power to the metal thin film or the semiconductor thin film. The substrate ground electrode and the counter electrode are preferably made of any one of platinum, gold, glassy carbon, and graphite, and the power source for applying power to the metal thin film or the semiconductor thin film is preferably a DC power source.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Wet peeling cleaning method)
The wet peeling cleaning method of the present invention is a method for removing contamination derived from organic matter and inorganic matter on a metal thin film or semiconductor thin film formed on the surface of a substrate, and applying power to the metal thin film or semiconductor thin film. It is characterized by that. When removing organic contaminants and inorganic contaminants (hereinafter also referred to as “cleans to be peeled off”) by a wet method, power is applied to a base film such as a metal thin film or a semiconductor thin film formed on a substrate. Thus, oxidation and reduction of the base film can be suppressed, and the base film can be protected from damage such as film dissolution. Therefore, even if the concentration of oxidizing species and reducing species in the treatment liquid is increased for the purpose of improving the cleaning treatment speed, the influence on the underlying film can be reduced.
[0011]
The contamination derived from an organic substance is typically an organic thin film such as a resist formed on a substrate, and the contamination derived from an inorganic substance is, for example, metal particles. A metal thin film or a semiconductor thin film is a thin film usually formed on a substrate in a manufacturing process of a semiconductor product and a liquid crystal product. The metal includes Ti, Al, or Cu, and the semiconductor includes Si, Ge. Or GaAs. The power applied to the metal thin film or the semiconductor thin film varies depending on the type and amount of the object to be peeled off, but generally a power of about −10 V to +10 V is preferable.
[0012]
The action mechanism in the wet peeling cleaning method of the present invention will be described with reference to FIGS. First, FIG. 4 shows an outline of the dissolution mechanism by the oxidizing species Ox on the surface of the metal thin film or semiconductor
[0013]
In the present invention, a device having good characteristics can be manufactured by controlling dissolution, ionization, oxidation, and corrosion reaction of the base film with an electric field by electric power. A mechanism for controlling dissolution of the underlying film by the wet treatment method of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5A shows an outline of dissolution control of the
[0014]
In this way, the oxidizing species Ox is enters into the vicinity of the metal atom or semiconductor atoms M from defects of the surface oxide layer of the
[0015]
On the other hand, a dense and uniform surface oxide layer is known to have strong corrosion resistance, and as an example, aluminum has a strong surface oxide film layer despite a relatively high ionization tendency. In addition, corrosion does not proceed easily in the air. Therefore, by actively oxidizing the surface of the metal thin film or semiconductor thin film, a surface oxide layer stronger than the natural oxide film can be formed, and the base film can be protected by the corrosive substance. For this reason, in the present invention, as shown in FIG. 5B, a power source is connected to the
[0016]
FIG. 8 shows changes in parameters related to the peeling cleaning process when the potential of the underlying film is changed. The concentration of the reactive species in the treatment liquid decreases when the potential of the underlying film is set larger than the equilibrium potential on the reduction (negative) side. This is because, for example, hydrogen is generated by a reducing action if it is an acid, and it is reduced and anionized if it is a radical, and if it is alkali, a hydroxyl group ion is an anion and therefore tends to be separated from the substrate surface. It is understood from things. As shown in FIG. 5A, the reaction species concentration by this reduction includes reaction D in which metal atoms or semiconductor atoms M deprive electrons e − from oxidized species Ox, and electron deficient metal atoms on the surface from the
[0017]
As shown in FIG. 8, the thickness of the oxide film formed on the surface of the base film is formed when the potential of the base film is set to the oxidation side with respect to the oxide film formation potential, and further increases toward the oxidation side. However, if the oxide film is set to the oxidation side further, the base film is oxidized and dissolved, and the base film is dissolved faster than the oxide film is formed, and the thickness of the base film is reduced. The dissolution rate of the base film increases as the potential of the base film is set to the oxidation side. However, once the oxide film formation potential is exceeded, a dense oxide film is rapidly formed, so the dissolution rate once decreases. . However, if the oxidation side is further set, the oxidative dissolution gradually starts to increase and the oxidation side tends to increase.
[0018]
From the above description of the behavior of the undercoat film, the surface atoms of the undercoat film are oxidized into the treatment liquid and simultaneously reduced again by electrons supplied from the power source, and the active species concentration is reduced by the reduction of the active species in the treatment liquid. The reduction-side potential region that does not decrease is the reduction-side optimum
[0019]
(Wet peeling cleaning device)
A wet peeling cleaning apparatus of the present invention is an apparatus for performing the above wet peeling cleaning method for removing contamination derived from organic substances and contamination derived from inorganic substances on a metal thin film or semiconductor thin film formed on the surface of a substrate. Or a substrate ground electrode that is grounded to the semiconductor thin film; a counter electrode that is disposed at a position facing the substrate; and a power source that is connected to the substrate ground electrode and the counter electrode, and applies power to the metal thin film or the semiconductor thin film. And When removing the object to be peeled by the wet method, by applying electric power to the base film, even if the concentration of oxidizing species and reducing species is high, oxidation and reduction of the base film are suppressed, and from damage such as film dissolution The underlying film can be protected.
[0020]
In FIG. 1, the typical example of the wet peeling cleaning apparatus of this invention is shown. The wet peeling cleaning apparatus of the present invention is a state in which the
[0021]
The wet peeling cleaning apparatus of the present invention is characterized in that electric power is applied to a base film which is a metal thin film or a semiconductor thin film. Therefore, a substrate ground electrode grounded to the base film, a counter electrode disposed at a position facing the substrate, and a power source connected to the substrate ground electrode and the counter electrode are provided. The substrate ground electrode and the counter electrode are preferably made of gold, platinum, glassy carbon, or graphite having high corrosion resistance so as not to be subjected to electrolytic corrosion, etching, and oxidation due to the formed electric field. As described above, the power source for applying power to the base film is preferably a DC power source.
[0022]
【Example】
Example 1
A base film made of tungsten having a thickness of 500 mm was formed on the surface of the Si base material, and an azido novolac positive resist having a thickness of 2 μm was formed on the base film to obtain a substrate for testing. Next, as shown in FIG. 2 (a), the obtained
[0023]
FIG. 6A is a schematic diagram of a wet peel cleaning apparatus using a single wafer flat flow method for supplying the
[0024]
Example 2
Using the same substrate as that used in Example 1, the
[0025]
FIG. 7A is a schematic diagram of a spin-type wet peeling cleaning apparatus that supplies the
[0026]
Example 3
Using the same substrate as that used in Example 1, as shown in FIG. 3A, the
[0027]
Example 4
Using a substrate similar to the substrate used in Example 1, as shown in FIG. 3B, a
[0028]
It should be understood that the embodiments and examples disclosed herein are illustrative and non-restrictive in every respect. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention, in wet stripping cleaning that removes organic thin films such as resist on a substrate, contamination derived from organic matter and contamination derived from inorganic matter such as metal particles, stripped cleaning by oxidizing species and reducing species in the processing liquid By increasing the selection ratio between the reaction to the processed material and the reaction to the base film, elution, oxidation and reduction of the base film by the processing liquid can be suppressed, and damage to the base film can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a typical configuration of a wet peel cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a wet peel cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view showing a wet peel cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an outline of a dissolution mechanism by oxidizing species Ox on the surface of a base film in the prior art.
FIG. 5 is a diagram showing an action mechanism in the wet peeling cleaning method of the present invention.
FIG. 6 is a schematic view showing a wet peel cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic view showing a wet peel cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the potential of the underlying film and the parameters related to the peeling cleaning process.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Base material, 2 Underlayer film, 3 Object to be peeled, 4 Treatment liquid, 5 Power supply, 6 Counter electrode, 10 Substrate.
Claims (6)
前記金属薄膜または前記半導体薄膜に接地する基板接地電極と、
基板に対向する位置に配置する対向電極と、
基板接地電極および対向電極に接続する電源と
を備え、前記金属薄膜または前記半導体薄膜に電力を印加することを特徴とするウェット剥離洗浄装置。An apparatus for carrying out the wet peeling cleaning method according to any one of claims 1 to 3, which removes contamination derived from an organic substance and contamination derived from an inorganic substance on a metal thin film or a semiconductor thin film formed on a surface of a substrate,
A substrate ground electrode that is grounded to the metal thin film or the semiconductor thin film;
A counter electrode disposed at a position facing the substrate;
And a power supply connected to the substrate ground electrode and the counter electrode, and applying power to the metal thin film or the semiconductor thin film.
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