JP2005002646A - 複合タイル - Google Patents
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Abstract
【課題】金属板を壁或いは床材料として利用することができる新規な複合タイルを提供する。
【解決手段】一面が開口した偏平な金属製の箱状体で、その底面の形状を所定の形状に設定すると共に、外底面に表面処理を施した外装体の内底面に、同形のタイル用陶板2を接着する。
【選択図】 図2
【解決手段】一面が開口した偏平な金属製の箱状体で、その底面の形状を所定の形状に設定すると共に、外底面に表面処理を施した外装体の内底面に、同形のタイル用陶板2を接着する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、複合タイルに係り、特に、陶板の表面を金属板で覆った新規な複合タイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステンレス板等の金属板は、耐熱性、対薬品性に優れ、かつ洗浄が容易であることから、例えば厨房の壁材料や床材料として好適であるが、金属板を壁や床の全面に貼る適当な技術が無かった。
【0003】
また、銅板や真鍮板は表面加工が容易であり、装飾性に優れているので壁材料として有用であると考えられるが、上記したと同様の理由により、装飾用の金属板を貼った壁、或いは床というものは従来無かった、と言っても過言ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、金属板を壁或いは床材料として利用することができる新規な複合タイルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、一面が開口した偏平な金属製の箱状体で、その底面の形状を所定の形状に設定すると共に、外底面に表面処理を施した外装体と、この外装体の内底面に接着された同形のタイル用陶板とを有することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、外形を所定の形状に設定した金属板で、外面に表面処理を施した外装板と、この外装板の裏面に接着された同形同大のタイル用陶板とを有することを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、この発明を図面を参照して説明する。
図1及び図2において符号1は外装体を示し、この外装体1は金属製で、一面が開口した偏平な箱状体に成形されている。
【0008】
図示の実施例における外装体1は、例えば厚さが1mm(粍)程度のステンレス板を、例えば絞り加工により、全体の形状が正方形で偏平な箱状体に成形したものである。
【0009】
上記外装体1の絞り深さ、換言すれば図2における寸法aは、例えば外装体1の一編の長さが8〜10cmの場合、4mm程度とするが、勿論これより長くてもよい。
【0010】
なお、この外装体1の形状は、正方形に限定されず、通常のタイルと同様に三角形、六角形、等任意の形状にしてよい。
【0011】
また、外装体1の材質は、ステンレスに限らず銅、真鍮、アルミニウム或いはメッキした鉄板等金属ならば任意の材質を選定できる。
【0012】
更にまた、外装体1の成形加工は、上記したように板材を塑性加工により成形する加工に限らず、例えばアルミニウムの場合は射出成形、或いは鋳造等の加工方法を用いることができる。
【0013】
上記外装体1の表面となる外底面(図2で下面)は、装飾性を増大させるため表面処理を施して化粧面とすることが望ましい。
【0014】
ここで表面処理とは、鏡面仕上げ、梨地加工、彫刻、彩色、エンボシング、鏡面と梨地加工部分の組合わせによる模様付け、模様の焼き付け、七宝焼付け或いはメッキ等、あらゆる表面処理を採用することができる。
【0015】
或いは、大きな壁面に本発明による複合タイルを施工して一つの大きなモチーフを表現する場合、各複合タイルの表面をそのモチーフの一部を表わす如く表面処理をしても良いことは勿論である。
【0016】
上記のように構成された外装体1の裏面側、すなわち、箱状体の内底面側に、同形のタイル用陶板2(以下単に陶板という)を例えばアクリル系の接着剤によって接着し、このようにして複合タイルを構成する。
【0017】
上記陶板2の厚さは、通常のタイルと同様に、例えば8〜9mm程度に設定するを可とする。
【0018】
なお、図1に示すように、陶板の裏面に通常のタイルと同様に格子状の突堤部3を形成して壁面や床面との間に隙間を設けると、タイル用接着剤がこの隙間に入り込んで接着性を向上させる。
【0019】
また、陶板2を外装体1の裏面側に接着するにあたり、陶板2の外形寸法を外装体1の裏面側の内法寸法と同程度にし、前者を後者に嵌め込むようにしてもよいが、図示の実施例では、外装体1と陶板2の側面との間に隙間が設けられている。
【0020】
上記のように構成されたこの発明による複合タイルは、従来のタイルと全く同様にして例えばタイル用接着剤により壁や床面に施工する(貼り付ける)。
【0021】
このとき、陶板2と外装体1との間に隙間があると、図3に示すように、壁、床等の施工面4に複合タイルを貼り付けた場合、固化した目地材料5が複合タイルの周辺部と形状係合をするので、確りと施工される。
【0022】
なお、図示の実施例では外装体を偏平な箱状体としたが、これを平面的な金属板である外装板とした請求項2に記載の発明も請求項1に記載の発明とほぼ同様の機能を発揮することができる。
【0023】
この場合には、外装板の裏面側に接着するタイル用陶板を外装板と同形同大とすると良い。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、陶板の表面に金属製の外装体を接着し、これを複合タイルとするので、従来のタイル施工技術をその侭用いて、金属板を壁或いは床材料として利用することができる。
【0025】
また、陶板と金属材料との複合させたので、厚い金属材料をその侭用いる場合と比較して壁、床材としての重量を著しく軽減させることができる。
【0026】
更にまた、表面を金属材料としたので、種々の表面処理が可能となり、タイルとしての装飾性を増大させることができると共に、従来存在しなかった新規な壁、床材料を提供することができる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例による複合タイルの裏面図。
【図2】請求項1に記載の発明の一実施例による複合タイルの断面図。
【図3】施工後の複合タイルの目地部の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 外装体
2 陶板
3 突堤部
4 施工面
5 目地
【発明が属する技術分野】
この発明は、複合タイルに係り、特に、陶板の表面を金属板で覆った新規な複合タイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステンレス板等の金属板は、耐熱性、対薬品性に優れ、かつ洗浄が容易であることから、例えば厨房の壁材料や床材料として好適であるが、金属板を壁や床の全面に貼る適当な技術が無かった。
【0003】
また、銅板や真鍮板は表面加工が容易であり、装飾性に優れているので壁材料として有用であると考えられるが、上記したと同様の理由により、装飾用の金属板を貼った壁、或いは床というものは従来無かった、と言っても過言ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、金属板を壁或いは床材料として利用することができる新規な複合タイルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、一面が開口した偏平な金属製の箱状体で、その底面の形状を所定の形状に設定すると共に、外底面に表面処理を施した外装体と、この外装体の内底面に接着された同形のタイル用陶板とを有することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、外形を所定の形状に設定した金属板で、外面に表面処理を施した外装板と、この外装板の裏面に接着された同形同大のタイル用陶板とを有することを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、この発明を図面を参照して説明する。
図1及び図2において符号1は外装体を示し、この外装体1は金属製で、一面が開口した偏平な箱状体に成形されている。
【0008】
図示の実施例における外装体1は、例えば厚さが1mm(粍)程度のステンレス板を、例えば絞り加工により、全体の形状が正方形で偏平な箱状体に成形したものである。
【0009】
上記外装体1の絞り深さ、換言すれば図2における寸法aは、例えば外装体1の一編の長さが8〜10cmの場合、4mm程度とするが、勿論これより長くてもよい。
【0010】
なお、この外装体1の形状は、正方形に限定されず、通常のタイルと同様に三角形、六角形、等任意の形状にしてよい。
【0011】
また、外装体1の材質は、ステンレスに限らず銅、真鍮、アルミニウム或いはメッキした鉄板等金属ならば任意の材質を選定できる。
【0012】
更にまた、外装体1の成形加工は、上記したように板材を塑性加工により成形する加工に限らず、例えばアルミニウムの場合は射出成形、或いは鋳造等の加工方法を用いることができる。
【0013】
上記外装体1の表面となる外底面(図2で下面)は、装飾性を増大させるため表面処理を施して化粧面とすることが望ましい。
【0014】
ここで表面処理とは、鏡面仕上げ、梨地加工、彫刻、彩色、エンボシング、鏡面と梨地加工部分の組合わせによる模様付け、模様の焼き付け、七宝焼付け或いはメッキ等、あらゆる表面処理を採用することができる。
【0015】
或いは、大きな壁面に本発明による複合タイルを施工して一つの大きなモチーフを表現する場合、各複合タイルの表面をそのモチーフの一部を表わす如く表面処理をしても良いことは勿論である。
【0016】
上記のように構成された外装体1の裏面側、すなわち、箱状体の内底面側に、同形のタイル用陶板2(以下単に陶板という)を例えばアクリル系の接着剤によって接着し、このようにして複合タイルを構成する。
【0017】
上記陶板2の厚さは、通常のタイルと同様に、例えば8〜9mm程度に設定するを可とする。
【0018】
なお、図1に示すように、陶板の裏面に通常のタイルと同様に格子状の突堤部3を形成して壁面や床面との間に隙間を設けると、タイル用接着剤がこの隙間に入り込んで接着性を向上させる。
【0019】
また、陶板2を外装体1の裏面側に接着するにあたり、陶板2の外形寸法を外装体1の裏面側の内法寸法と同程度にし、前者を後者に嵌め込むようにしてもよいが、図示の実施例では、外装体1と陶板2の側面との間に隙間が設けられている。
【0020】
上記のように構成されたこの発明による複合タイルは、従来のタイルと全く同様にして例えばタイル用接着剤により壁や床面に施工する(貼り付ける)。
【0021】
このとき、陶板2と外装体1との間に隙間があると、図3に示すように、壁、床等の施工面4に複合タイルを貼り付けた場合、固化した目地材料5が複合タイルの周辺部と形状係合をするので、確りと施工される。
【0022】
なお、図示の実施例では外装体を偏平な箱状体としたが、これを平面的な金属板である外装板とした請求項2に記載の発明も請求項1に記載の発明とほぼ同様の機能を発揮することができる。
【0023】
この場合には、外装板の裏面側に接着するタイル用陶板を外装板と同形同大とすると良い。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、陶板の表面に金属製の外装体を接着し、これを複合タイルとするので、従来のタイル施工技術をその侭用いて、金属板を壁或いは床材料として利用することができる。
【0025】
また、陶板と金属材料との複合させたので、厚い金属材料をその侭用いる場合と比較して壁、床材としての重量を著しく軽減させることができる。
【0026】
更にまた、表面を金属材料としたので、種々の表面処理が可能となり、タイルとしての装飾性を増大させることができると共に、従来存在しなかった新規な壁、床材料を提供することができる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例による複合タイルの裏面図。
【図2】請求項1に記載の発明の一実施例による複合タイルの断面図。
【図3】施工後の複合タイルの目地部の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 外装体
2 陶板
3 突堤部
4 施工面
5 目地
Claims (4)
- 一面が開口した偏平な金属製の箱状体で、その底面の形状を所定の形状に設定すると共に、外底面に表面処理を施した外装体と、この外装体の内底面に接着された同形のタイル用陶板とを有することを特徴とする複合タイル。
- 外形を所定の形状に設定した金属板で、外面に表面処理を施した外装板と、この外装板の裏面に接着された同形同大のタイル用陶板とを有することを特徴とする複合タイル。
- 上記タイル用陶板の厚さを外装体のそれより大きくした請求項1記載の複合タイル。
- 上記外装体とタイル用陶板の側面との間に隙間を設けた請求項1記載の複合タイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003166658A JP2005002646A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 複合タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003166658A JP2005002646A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 複合タイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005002646A true JP2005002646A (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=34092756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003166658A Pending JP2005002646A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 複合タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005002646A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010072704A1 (en) | 2008-12-24 | 2010-07-01 | Mariano Paganelli | A process for realising high-resistance slabs or tiles, destined for covering internal or external floors or walls |
JP2010201976A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両用内装構造 |
IT202000018271A1 (it) * | 2020-07-29 | 2022-01-29 | Modica Renato Vincenzo Di | Manufatto modulare di metallo su supporto argilloso |
-
2003
- 2003-06-11 JP JP2003166658A patent/JP2005002646A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010072704A1 (en) | 2008-12-24 | 2010-07-01 | Mariano Paganelli | A process for realising high-resistance slabs or tiles, destined for covering internal or external floors or walls |
US8557083B2 (en) | 2008-12-24 | 2013-10-15 | Mariano Paganelli | Process for realising high-resistance slabs or tiles, destined for covering internal or external floors or walls |
JP2010201976A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両用内装構造 |
IT202000018271A1 (it) * | 2020-07-29 | 2022-01-29 | Modica Renato Vincenzo Di | Manufatto modulare di metallo su supporto argilloso |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060501 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060725 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |