JP2004537709A - 電気吸着冷却装置:ミクロ電子工学から一般的な空調にまで応用される小型化冷却サイクル - Google Patents

電気吸着冷却装置:ミクロ電子工学から一般的な空調にまで応用される小型化冷却サイクル Download PDF

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Abstract

吸着および熱電冷却装置を共生的に組み合わせた新規な小型モジュール冷却装置を提案する。各サイクル別個では一見して低い効率であるのを、他のものとの結合によって解消する。この電気吸着冷却装置はもっぱら現在の技術を組み入れたものである。それは高い効率で大きな冷却密度を得ることができ、さらに可動部品はなくかつ有害物質を含まない。支配する物理的プロセスは内部的効果ではなく主に表面的効果であり、すなわち、液体の流れではなく電子の流れが関係する。規模に影響されないため、パソコンおよび他のミクロ電子機器の冷却から自動車内および室内空調に至るまでの領域において有望な用途を生み出す。

Description

【技術分野】
【0001】
1.発明の技術分野
〔0001〕 本発明は、吸着および熱電冷却サイクルの共生効果を用いて、蒸発器で有用な冷却効果をもたらす、電動冷却サイクルに関する。
【背景技術】
【0002】
2.背景技術の説明
〔0002〕 今日、冷却科学において中心をなす挑戦は、特にパソコンのようなミクロ電子工学機器のための、小型化冷却装置の開発である。全般的な目標は、(1)コンパクトで;(2)可動部分が実質的になくかつ信頼性があり;(3)入力の冷却力への変換が効率的(すなわち、高い性能率(性能率は以後COPと省略する))であり;(4)平方センチメートル当たりのワット(W/cm2)で一般に測定される高い冷却密度が可能であり;そして(5)供給可能である、装置を開発することである(COPは、有用な冷却能力対入力比と定義される)。
【0003】
〔0003〕 これまで、様々なタイプの冷却装置が上記の目的で提案または市販化されてきた。最も簡単なものは、熱交換のための熱源表面積を効果的に増加させる拡張放熱子のオプションが付いたおよび/または熱がよりよく消散されるようにリブまたはバリヤーを冷却すべき表面に導入して空気の乱れを増加させる可能性のある強制空気対流である。この方法は、現在のミクロ電子工学冷却機器の多くのタイプには適している;しかしながら、現在の方法では、今日求められているものより少なくとも1桁高い冷却密度を必要とする次世代ミクロ電子工学冷却機器の小型の制約を満たせなくなるはずである。
【0004】
〔0004〕 熱電冷却装置も使用されているが、本来、COPは低く(多くのミクロ電子工学機器の温度範囲特性に対して、一般に0.1〜0.5の範囲である)、そして高コストである。低いCOPとは、冷却密度を大きく増加させるのに、小型パッケージでは満足し難い許容されないほど高レベルの電気入力および環境への熱排出量を高いコストで必要とすることを意味する。
【0005】
〔0005〕 受動熱サイホンが提案されている。これらの装置は、凝縮器に1つ以上の冷却ファンがある可能性以外は、実質的に可動部分を含まない。しかしながら、そのような装置は、重力に頼って凝縮液をより高い位置にある凝縮器から供給し、それによって、液体をより低い位置にある蒸発器へフラッシュバックさせるので、配列が非常に関係してくる。
【0006】
〔0006〕 1つ以上のミニポンプを備えた熱サイホンも提案されている[1]。重力に頼る代わりに、凝縮液は凝縮器から蒸発器へポンプで戻される。このスキームは配列に無関係であり、さらに、蒸発器での強制対流沸騰、凝縮液の噴霧または凝縮液のジェット衝突を可能にし、これらは沸騰特性、従って、冷却能性を効果的に高める。
【0007】
〔0007〕 ヒートパイプ[2,3]を並べたものは、特にラップトップコンピューターにおける利用が見出されている。ヒートパイプの蒸発端はCPU上に慎重に配列され、一方、ヒートパイプの凝縮端は放熱子の表面積を効果的に増加するように配列されている。
【0008】
〔0008〕 ミニ蒸気圧縮冷却装置[4]も用いられている。ある設計では、蒸発器は熱源表面上に配列され、一方、ミニ凝縮装置は熱源から離れて配置されている。そのようなシステムの利点はそのCOPがより高いことにある。しかしながら、多くの可動部分は圧縮機内にあり、それらは高度に信頼できるものでなければならない。小型化冷却機器の圧縮機のさらなる縮小は技術的挑戦でもあり、そしてこれは、流れの漏れが大きい、つまり冷却装置のCOPが低いために、圧縮機効率のかなり大きなロスにつながる。
【0009】
〔0009〕 熱電冷却装置[5]はコンパクトさ、1つ以上の冷却ファンがある可能性以外は可動部分が不在、および規模に影響されない(エネルギー伝達は電子の流れに由来するので)という要件を満たす。一般に、市販されている熱電装置は半導体、最も一般的にはテルル化ビスマスを含む。半導体はドープされて、一方の素子には電子の過剰を(n型)、他方の素子には電子の不足を(p型)もたらす。電気を入力すると電子は装置全体を動く。冷端では、電子がp型半導体の低エネルギーレベルからn型素子のより高いエネルギーレベルへ移動するにつれて、電子は熱を吸収する。熱い側では、電子はn型素子の高エネルギーレベルからp型素材のより低いエネルギーレベルへ移動し、熱は貯蔵部に排除される。
【0010】
〔0010〕 熱電装置は、規模の小さな冷却に適していることが分かった。相当な温度差が必要なとき、熱電装置は本質的にCOPが低く、電力投入量が比較的高いという欠点を伴い、さらに多量の熱の排除に応じることになり、冷却能力のワット当たりのコストはかなりなものとなる。
【0011】
〔0011〕 吸着冷却装置は宇宙カプセルの電子装置の冷却に提案されてきた[1]。そのような装置の利点は、反応器を蒸発器および凝縮器に別々に接続する開閉バルブの場合以外は、それらが可動部分を実質的に含まないことである(従って、これらの装置は高度に信頼できるものである)。固体吸着剤への冷媒の吸着および固体吸着剤からの冷媒の脱着は内部処理というよりは主に表面的なものであるので[7−13]、吸着冷却装置は小型化することもできる[6]。水のような冷媒は、良好な熱伝達特性を有する反応器に通常詰められる、多孔質吸着剤に発熱吸着され、そしてそれから吸熱脱着される。
【0012】
〔0012〕 吸着剤−吸着質の多くの対は入手可能であり、例えばシリカゲル−水、シリカゲル−メタノール、ゼオライト−水、活性炭−窒素、活性炭−メタノール等である。シリカゲル−水は、(a)水に対するシリカゲルの比較的大きな捕捉能力;(b)水の高い蒸発潜熱;(c)脱着の場合の比較的低い温度;および(d)化学物質の無害性による、プロセス冷却または空調をターゲットとする市販の吸着冷却装置開発における好ましい対である。
【0013】
〔0013〕 しかしながら、低温排熱(一般に、85℃未満)で動く市販の吸着冷却装置のCOPは低く、典型的な空調およびプロセス冷却に用いた場合は一般に0.1〜0.6である。本質的に低いCOPは、(i)貯蔵部の中での小さい温度差;および(ii)バッチ式システム操作特性に関係している。
【0014】
〔0014〕 熱電装置(ペルチエ装置と呼ばれることもある)を吸着器および脱着器に結びつける技術は現在新しいものである[14]。それは給湿、除湿、ガス精製、およびガス検出に一般に適用される。上述の長所を実現するために一体冷却装置システム(すなわち、熱力学的冷却サイクルをつくりだす)にそれを適用することは提案されていない。
【0015】
〔0015〕 1つの変更形では、熱電装置は1つの反応器[15;16;17]に接続される。熱電装置の1つの接点は、単に直流の方向を切り換える手段によって、冷却端(他の接点は加熱端として同時に作用する)または加熱端(他の接点は冷却端として同時に作用する)のいずれかとして作用することができるので、同じ接点は熱伝達性であるが非導電性であるように反応器に取り付けられる。反応器を吸着器または吸収器とするならば、接点が冷却端として作用し、その結果、吸着器または吸収器によって生じた熱が熱電装置によって環境に放たれるように、直流は熱電装置に供給される。逆に、反応器を脱着器または発生器とするならば、接点が加熱端として作用しそして熱を脱着器に供給して蒸気の脱着または発生を維持するように、熱電装置を流れる直流の方向を逆にする。このような適用は、除湿、ガス精製、ガス検出等に関係する用途に一般に見られる。
【0016】
〔0016〕 本発明により関係のある別の変更形では、熱電装置の2つの接点が熱伝達性ではあるが非導電性であるように2つの反応器[14;18]に別々に取り付けられている。直流を熱電装置に流すとき、冷接点に取り付けられた反応器は吸着器または吸収器のいずれかとして働くが、熱接点に取り付けられた第2の反応器は脱着器として働く。熱電装置を直流が流れる方向が逆のとき、本来の冷接点は熱接点に切り換えられ、これはまた反応器を吸着器または吸収器から脱着器に切り換える。同時に、本来の熱接点は冷接点に切り換えられ、これはまた反応器を脱着器から吸着器または吸収器に切り換える。そのような適用はガス精製において一般に見られる。
【発明の開示】
【0017】
〔0017〕 吸着と熱電冷却装置との独特の結合(電気吸着冷却装置)が、以下の目的を同時に満たす装置を如何に提供することができるのかについて以下に説明する:(a)規模に無関係であり、従って、冷却装置の小型化およびシステムの圧縮が随意である;(b)可動部分がない;(c)冷媒循環回路の不在が随意;(d)COPが比較的高い;(e)冷却密度を加減することができる;(f)現在の技術で製造される(すなわち、実現が新素材または一般的でない成分の開発を条件としない);(g)モジュール性である(多くの小型化冷却ユニットを組み立てて冷却度を大きく(キロワット台)することができる可能性がある);および(h)非毒性の環境にやさしい材料から製造される。
【0018】
〔0018〕 本発明では、1対以上の反応器を備えた吸着冷却装置を、1つ以上の熱電冷却装置と組み合わせる。用いられる熱電冷却装置の数は、吸着冷却装置に備わった反応器の対の数に等しい。各電熱冷却装置は、その2つの接点が2つの反応器に、熱伝達性であるが非導電性であるように別々に取り付けられるように配置されており、2つの反応器は、同様にその熱電冷却装置にのみ接しており、他の熱電冷却装置には接していない。従って、各対の反応器および各熱電冷却装置は吸着冷却装置において1つのモジュールを形成している。
【0019】
〔0019〕 コンパクトであるために、電気吸着冷却装置はモジュール配列されており、冷却装置の対の反応器は、バルブピストンの一端または両端に位置するばね押しのおよび電気活性化圧電変換器によって操作される真空型スプールバルブにつながっている。バルブ室からの出口はそれぞれ、バルブハウジングを経て凝縮器および蒸発器に(気密封止の状態で)内部接続されている。
【0020】
〔0020〕 本発明の1つの側面では、次のものを含む電気吸着冷却装置を提供する:
【0021】
〔0021〕 凝縮器、ここでは、冷媒は強制空気対流、輻射、並べられたヒートパイプによって、液体冷媒および/または本技術分野における当業者によって行われるそのような他の手段によって冷却することができる;
【0022】
〔0022〕 有用な冷却をもたらす蒸発器、これは、冷媒循環路を提供するように、電磁、空気圧、油圧、ソリッドステートまたは他の原理によって操作される簡単な開閉減圧バルブによって上記凝縮器に接続されている;あるいは電磁、空気圧、油圧、ソリッドステートまたは他の原理によって操作される簡単な開閉バルブによって上記凝縮器に接続されている有用な冷却をもたらす蒸発器、および蒸発器沸騰特性が著しく高まった冷媒回路を提供するために、冷媒を蒸発器熱交換器表面に吹き付けることまたは冷媒をジェット衝突技術により蒸発器熱交換器表面にまき散らすことができる順次接続された気密または半気密ポンプ;
【0023】
〔0023〕 冷媒循環回路を提供し、それによって各反応器が吸着および脱着モードで働くことができるように、電磁、圧電、空気圧、油圧、ソリッドステートまたは他の原理によって操作される簡単な開閉またはスプールバルブによって共に凝縮器および蒸発器に接続されている1対以上の反応器;
【0024】
〔0024〕 各熱電冷却装置がただ1対の反応器にもっぱらかかわるように反応器の対の数に合った数の1つ以上の熱電冷却装置、熱電冷却装置の2つの接点のそれぞれは、セラミックプレートのような手段によって得られる熱伝達性であるが非導電性の状態で、2つの反応器に別々に接続され、そしてそれは、各接点が加熱端および冷却端として働くことができ、そして変動電力を各熱電冷却装置へ任意に供給することができるように、電圧極性を切り換えることができるDC電源に接続されている;および
【0025】
〔0025〕 処理時間間隔、開閉制御バルブ、DC電源の電圧極性;DC電源によって各熱電冷却装置へ供給される電力を制御するための制御手段、ここで、2つの接点の1つは冷却端として働き、冷却端に取り付けられた反応器は、それが凝縮器および蒸発器から分離されている間は冷却され、その後、蒸発器に順次接続されて蒸気冷媒を蒸発器から吸着する吸着器として相当な時間働き、他の接点は同時に加熱端として働き、加熱端に取り付けられた反応器は、それが凝縮器および蒸発器から分離されている間は加熱され、その後、凝縮器に順次接続され、蒸気冷媒を凝縮器へ脱着する脱着器として実質的に同じ時間働く。
【0026】
〔0026〕 好ましい態様では、冷媒は水であり、吸着剤はシリカゲルである。しかしながら、メタノール、アンモニア等のような他の極性液体、または極性誘電冷媒を用いてもよい。同様に、ゼオライトまたは活性炭のような他の吸着剤を用いてもよい。
【0027】
〔0027〕 反応器はすぐれた熱交換材料からできているのが好ましく、そして所定量の吸着剤を含む。吸着剤は、好ましくは周囲温度より低い熱電装置の冷接点温度によって指示される温度で、物理吸着および/または化学吸着により水蒸気、アンモニア、メタノール等のような冷媒を吸着することができ(その下限は吸着剤の吸着力を著しく増加することができるように冷媒の熱力学的性質によって決められる)、そして一般には100℃未満の熱電装置の熱接点温度によって指示される温度で冷媒を脱着する、シリカゲルのようなどのような材料でもよい。
【0028】
〔0028〕 必要とされる冷却出力密度(単位面積当たりのワット)および配列独立性の求めに基づき、蒸発器の設計にいくつかの公知のオプションを利用できる。
【0029】
〔0029〕 1つの側面では、蒸発器は、一般的な空調および冷却システムに一般に見られるような通常のプール−沸騰方式に設計してもよい。そのような設計では、凝縮器と蒸発器との間の圧力差を維持するために一般的な溢れ(flooded)U管ベンドを取り付ける追加のオプションで、凝縮器および蒸発器を開閉減圧制御バルブと単につなぐことで十分である。しかしながら、この設計は、配列独立性の制約ばかりでなく、10W/cm2以上の冷却密度の要件も満たすことができない。
【0030】
〔0030〕 第2の側面では、蒸発器は、冷媒のプールにハニカム状構造で微小溝または積層微小溝を追加取り付けした通常のプール−沸騰方式に設計してもよく、これらは表面とすぐれた熱的接触およびおそらくすぐれた機械的接触状態にあり、表面を通して熱出力は冷媒のプールによって受け取られ、その結果、熱伝達表面積対体積の比率を効果的に高めることにより冷却密度が増加する。しかしながら、この設計はやはり配列独立性の制約を満足させることはできない。
【0031】
〔0031〕 第3の側面では、冷媒は分配器により蒸発器の熱伝達表面に機械吹き付けされ、熱伝達表面は、蒸発器の熱伝達表面との熱的および機械的接触が良好な微小溝が取り付けられているのが好ましい。この設計では、開閉制御バルブおよび下流の気密または半気密ポンプは、凝縮冷媒がポンプによって加圧され、そして分配器に送り届けられるように、凝縮器と蒸発器との間に取り付けられていなければならない。この設計は、配列独立性の制約並びに高冷却密度を満たすことができる。
【0032】
〔0032〕 第4の側面では、冷媒はノズル配列による高速ジェット衝突法によって熱伝達表面に送られ、熱伝達表面には好ましくは、熱伝達表面との熱的および機械的接触が良好な微小溝が取り付けられている。この設計では、開閉制御バルブおよび下流の気密または半気密ポンプは、凝縮冷媒がポンプによって加圧され、そしてずらりと並んだノズルに送り届けられるように、凝縮器と蒸発器との間に取り付けられていなければならない。この設計は、配列独立性の制約並びに高冷却密度を満たすことができる。インジェクターによって作り出される液滴の半径が小さいため、液滴は液体の高度の過熱に耐えることができ、従って、衝突が熱伝達表面で生じるまで液体(液滴発射体)のままでいられる。
【0033】
〔0033〕 好ましい態様では、凝縮器はファンで冷却されるフィン付き管の束でできており、ここで、コンパクトなシステムにするために管の中の冷媒は強制空気対流によって冷却される。あるいは、凝縮器は公知のシェル・アンド・チューブ設計で設計してもよく、冷媒はシェルの中に収容され、冷却液はポンプによってチューブの中に送られ、そして強制空気対流によって冷却される。さらに別の公知の設計では、凝縮器はやはり公知のシェル・アンド・チューブ設計で設計され、ここで、冷媒はシェルの中に収容され、チューブは、熱が熱パイプを通って凝縮器から環境に消散するように並べられたパイプ集合体の一部である。さらなる凝縮器の設計には、微小溝熱伝達表面および/または熱伝導性の高い積層多孔質マトリックスが含まれる。
【0034】
〔0034〕 各対の反応器において、一方の反応器が冷却され、結果として吸着器として働くとき、他方の反応器は同時に加熱され、結果として実質的に同じ時間、脱着器として働く。1対以上の反応器が電気吸着冷却装置に取り付けられるとき、各対の反応器の操作は都合よくずらされて、蒸発器内の温度分布は1対のみの反応器が冷却装置に取り付けられるときよりも滑らかになる。
【0035】
〔0035〕 本発明の適用できるさらなる範囲は、以後の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の精神および範囲内での様々な変更は本技術分野における当業者にとってこの詳細な説明から明らかであるので、本発明の好ましい態様を示す詳細な説明および具体的な実施例は、説明のために示すものにすぎないことを理解すべきである。
【0036】
〔0036〕 本発明は、以後の詳細な説明および添付図面からさらに十分に理解されるであろう。これらは単に説明のために示すものであり、本発明を制限するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
〔0044〕 図を参照する。図1は、本発明の1つの側面を構成する、溢れ(flooded)−圧膨張バルブを備えた電気吸着冷却装置の1つの態様についての略図である。蒸発器1から、熱は、冷却すべき面と直接接触しているヒートスプレダーまたは基体1aから伝達される。十分な熱伝達がもたらされた後、冷媒の沸騰(例えば、水蒸気)は蒸発器1内で生じ、生じた蒸気はパイプ2および開閉バルブ3(これは、吸着モードの際に働く)を経て反応器5に流れる。蒸発器1および反応器5を横切る正圧勾配の存在が冷媒の流れに影響を及ぼす。
【0038】
〔0045〕 従って、反応器5の他方の端はバルブ7によって凝縮器9に対して閉じられる。反応器5は所定量の吸着剤5aを含み、吸着剤は一方の端のフィン付き表面4と他方の端の穴あきステンレス鋼メッシュ5bとの内側に封じられている。吸着剤は冷媒を吸着し、発熱プロセスで生じた熱はフィン付き表面4を経て排除される。フィン付き表面4の温度は、電源または電池20からの電流(DC)によって動く熱電装置6の冷接点によって周囲環境の温度より下に維持される。電流は電導線19および21を通って熱電装置6へ流れる。バッチ操作サイクルにおける反応器5の操作モードにより、DC電流の方向を逆にすると反応器5は脱着器として働くことができる。
【0039】
〔0046〕 従って、別の操作モード(図1参照)では、凝縮器9はパイプ10および開閉バルブ11(これは、脱着モードの際に働く)により反応器12に対して開かれる。蒸気は正圧勾配の効果の下で反応器12から凝縮器9へ流れる。このモードでは、反応器12の他方の端はバルブ14により蒸発器1に対して閉じられている。反応器12は所定量の吸着剤12aを含み、吸着剤は一方の端のフィン付き表面13と他方の端の穴あきステンレス鋼メッシュ12bとの内側に封じられている。冷媒は吸着剤から脱着され、熱はフィン付き表面13を経て受け取られる。フィン付き表面13の高い温度は、電源または電池20からの電流(DC)によって動く熱電装置6の熱接点によって維持される。電流は電導線19および21を通って流れる。反応器12の操作モードにより、電流方向を逆にすると反応器12は吸着器として働くことができる。
【0040】
〔0047〕 熱電装置6が確実に正しく働くようにするために、2つの接点のそれぞれは熱伝導性ではあるが非導電性に別々に接続される。これは、2つの反応器5および12間のセラミックプレートによって得られる。DC電源が電圧極性の切り換えを行うことができて、2つの接点のそれぞれがいつでも加熱端および冷却端として働くことができるように、熱電装置は電池20に接続される。
【0041】
〔0048〕 全体のシステムは、様々な部品のそれぞれに接続される制御装置の制御の下で操作される。制御装置は、システムの処理時間間隔、開閉バルブ3、7、11および14、DC電源の電圧極性、並びに熱電装置6へのDC電源による電力供給を制御する。従って、熱電装置6の2つの接点のそれぞれは冷却端または加熱端として働くことができる。冷却端として働くとき、冷却端に取り付けられた反応器5または12は、それが凝縮器9および蒸発器1から分離されている間、冷やされ、その後、蒸発器1に順次接続されて吸着器として働き、蒸発器1からの蒸気冷媒を相当な時間、吸着する。加熱端として働くとき、加熱端に取り付けられた反応器5または12は、それが凝縮器9および蒸発器1から分離されている間、冷やされ、その後、蒸発器1に順次接続されて脱着器として働き、蒸発器からの蒸気冷媒を相当な時間、脱着する。
【0042】
〔0049〕 凝縮器9および蒸発器1の役割は従来の冷却装置に見られるものと機能的に似ている。すなわち、凝縮器9は空気冷却フィン付き表面9aまたはコイル管により周囲環境に熱を排除し、一方、蒸発器1は熱源表面から熱を取り出す。凝縮器9と蒸発器1は小さな管16および18並びに膨張バルブ17を経てつながれている。ここに示す配置は従来の溢れU管配列であり、従って、制御戦略はバルブ17の操作に現されていない。
【0043】
〔0050〕 別の図面、図2は、蒸発器1内に電気機械吹き付けノズル23およびハウジングを備えた別の態様の冷却装置についての略図である。全体的に、それらは本発明の別の側面を構成する。電動ポンプまたはインジェクター22は液体冷媒を適当な圧力で吹き付けノズル23に注入する。蒸発器1内で、熱は、冷却すべき表面と直接接している熱スプレダー基体1aから伝達される。冷媒の沸騰(例えば、水蒸気)は蒸発器1内で生じ、生じた蒸気は、正圧勾配の存在によって、パイプ2および開閉バルブ3(吸着モードの際に働いて開く)を経て反応器5に流れる。この時、反応器5の他方の端はバルブ7によって凝縮器9に対して閉じられている。反応器5は所定量の吸着剤5aを含み、吸着剤は一方の端のフィン付き表面4と他方の端の穴あきステンレス鋼メッシュ5bとの内側に封じられている。冷媒(水蒸気)は吸着剤によって吸着され、発熱プロセスで生じた熱はフィン付き表面4を経て排除される。フィン付き表面4の温度は、電源または電池20からの電流(DC)によって動く熱電装置6の冷接点によって低く維持される。電流は電導線19および21を通って流れる。反応器5の操作モードにより、電流の方向を逆にすると反応器5は脱着器として働くことができる。
【0044】
〔0051〕 従って、別の操作モード(図2参照)では、凝縮器9はパイプ10および開閉バルブ11(これは、脱着モードの際に働いて開く)により反応器12に対して開かれる。蒸気は正圧勾配の効果の下で反応器12から凝縮器9へ流れる。このモードでは、反応器12の他方の端は蒸発器1に対して閉じられている。反応器12は所定量の吸着剤12aを含み、吸着剤は一方の端のフィン付き表面13と他方の端の穴あきステンレス鋼メッシュ12bとの内側に封じられている。冷媒(水蒸気)は吸着剤から脱着され、熱はフィン付き表面13を経て受け取られる。フィン付き表面13の高い温度は、電源または電池20からの電流(DC)によって動く熱電装置6の熱接点によって高く維持される。電流は電導線19および21を通って流れる。反応器12の操作モードにより、電流方向を逆にすると反応器12は吸着器として働くことができる。
【0045】
〔0052〕 凝縮器9および蒸発器1の役割は従来の冷却装置に見られるものと機能的に似ている。すなわち、凝縮器9は空気冷却フィン付き表面またはコイル管により周囲環境に熱を排除し、一方、蒸発器1は熱源表面から熱を取り出す。吹き付けノズル23を、微小液滴(発射体のように行動する数十または数百ミクロン以下の液滴)の放出流が蒸気に気化する前に熱スプレダーの加熱表面に着地するように組み込んでもよい。液滴放出速度は、蒸発器1の冷却要求に従うフィードバック信号によりコンピューター化システムによってデジタル変更することができる。凝縮器9と蒸発器1(反応器以外)は小さな管16および18並びに膨張バルブ17を経てつながれる。
【0046】
〔0053〕 圧電活性化スプールバルブは上記の全ての態様に用いることができ、本発明の別の側面を構成する。図3は、気密封止された圧電活性化スプールバルブ24を有する電気吸着冷却装置の略図である。スプールバルブ24の機能は、(i)所定サイクル時間にわたって吸着器および脱着器ベッドとして変えるときの反応器5および12の切り換え制御の容易さ、および(ii)反応器を凝縮器9および蒸発器1につなぐ場合のコンパクトさを提供することである。
【0047】
〔0054〕 熱電装置6における反応器の対(5および12)の数により、図4(a)に示すように、スプールバルブをコンパクトに配列して凝縮器9および蒸発器1への通路結合体を提供してもよい。また図4(a)では、反応器5(吸着器として働くとき)および反応器12(脱着器として働くとき)は蒸発器1および凝縮器9へそれぞれつながれている。スプールバルブの別の操作モード(ここでは図4(b)に示す)では、各対の電気吸着冷却装置における反応器5および反応器12の役割を、吸着器および脱着器モードにそれぞれ切り換えることができる。これは、圧電作動器への電源の電流方向の変化によって行うことができる。従って、コンパクトなスプールバルブのスプールピストンは、反応器(脱着器として働く)が凝縮器9および蒸発器1へ切り換えられるように置くことができる。
【0048】
〔0055〕 図4(c)では、スプールバルブ24のピストンの位置を、各対の電気吸着冷却装置における反応器(5および12)が凝縮器9および蒸発器1から分離されるゼロ位置に移動させることができる。この切り換えモードは電気吸着サイクルのバッチ操作の要件である。
【0049】
〔0056〕 内部については、スプールバルブ24はピストン24b上の溝24aで気密封止されている。室間を流れる冷媒の封止(部分真空下)は「o」−リング24cによって行われる。特別に設計された区分は反応器をバルブ本体内の細い流路でつなぎ、バッチサイクルの適当な部分で凝縮器9および蒸発器1にそれらをつなぐ。上記操作モード間のピストン24bの動きはできるだけ少なく保って、「o」−リング24cにおける過剰の磨耗が生じるのを避ける。図5は、多数の対の反応器およびスプールバルブ24を有する装置のコンパクト設計を示す。反応器およびスプールバルブ24は本発明の部分である。電気吸着冷却装置の提案された平衡配置は、蒸発器1によって見られる総冷却能力を引き上げ、さらに本発明は依然としてコンパクト設計のままである。
【0050】
〔0057〕 スプールバルブ24を本発明に組み込む別の目的は、反応器(5および12)、熱電装置6、凝縮器9およびスプールバルブ24を含む「アウトドア」装置の、膨張バルブ17および蒸発器1からなる「インドア」装置からの遠隔設置を可能にすることである。図5に示すように、「アウトドア」および「インドア」装置は、冷媒を輸送する適当な管またはパイプ2および10によって接続される。この設計の特徴は、単純、コンパクトさおよびCPUまたはPCB上のゼロ振動の点から、コンパクトマイクロチップおよびプリント基板(PCB)の冷却に多くの利点を有する。
【0051】
〔0058〕 説明した電気吸着冷却装置では、ベッド切り換えは単に、熱電装置6に対する電池20の極性を単に逆にすることによって行われる。図6(a)に示すように、もとは冷接点であったものが熱接点になり、逆に、熱接点であったものが冷接点になる。
【0052】
〔0059〕 図6(b)に示すように、理想的な吸着サイクルABCDを、吸着された吸着剤の量(q)対蒸気圧(P)のプロットで表す。脱着プロセスは、BCを切り換え間隔として、Bから始まりDに至り、CDはサイクル間隔である。同様に、吸着は、DAおよびABを切り換えおよび吸着間隔として、Dから開始してBに至る。理想的なサイクルに伴う等温線はT1およびT5であり、これらはそれぞれ吸着器および脱着器ベッド温度に相当する。サイクルはそのとき終わる。凝縮器9、蒸発器1、吸着器および脱着器へのおよびそれらからの冷媒の流れと共に、2つのベッド5および12の加熱および冷却は繰り返す。
【0053】
〔0060〕 蒸発器1の設計は、以下の理由から、目的の用途にとって明らかに重要である。第1に、高冷却密度が求められる。第2に、装置は配列独立性であり、ポンプ22および吹き付けノズル23を組み入れることで、蒸発器1を様々な配列で機能させることができる。ノズル23は微小液滴を加熱基体1aに噴射する。
【0054】
〔0061〕 電気吸着冷却装置のCOPは、全体のエネルギーの流れ(全体のエネルギーの流れはプラスと定義する)を考慮することによって、個々の吸着(下付き「ads」)および熱電(下付き「TE」)冷却装置のCOPで表すことができる。図1または2および6において、個々の部品のCOPは特定の(電気的または熱的)入力に対して生じる呼称冷却量として定義する:
【0055】
〔0062〕 COPTE=QL/Pin (1)
〔0063〕 COPADS=Qevap/QH (2)
〔0064〕 熱力学の第一法則から
〔0065〕 Pin=QH−QL (3)
〔0066〕 全体または正味COPは
〔0067〕 COPnet=Qevap/Pin (4)
〔0068〕 これは、方程式(1)および(3)から次のように表すことができる:
COPnet=COPads(1+COPTE) (5)
【0056】
〔0069〕 両システムが共に組み合わさって直列で働くとき、方程式5は正味COPの増幅を証明する。
【0057】
〔0070〕 上記方程式1〜5は単一冷却モジュールに関する。ずっと大きな冷却負荷は、図5に示すような多くの個別モジュールの集合体で受け入れることができる。単一の凝縮器9および蒸発器1は、通例のスプールバルブ24を経て、近くにまたは離れてモジュールに結びつけられる。
【0058】
〔0071〕 2−ベッド、4−ベッドおよび多数ベッド電気吸着冷却装置の場合の詳細な操作スケジュールを表1〜3に示す。1つ以上の対の凝縮器−蒸発器で働く複数の吸着剤ベッドは、本発明の一部を形成する。スケジュールに示す各ボックスの水平の幅は、全サイクル時間について必要な時間間隔を示す。例として、2−ベッド電気吸着冷却装置を表4に示す設計明細書を用いてシミュレートした。これら記載のパラメーターについて、図7はこれらの共役微分方程式に対する数的解のサンプルを示す。それは、電気吸着冷却装置を4つの完全サイクルで操作した場合の吸着器5、脱着器12、凝縮器9および蒸発器1の動的温度の予測を示す。これらの結果から分かるように、冷却装置におけるサイクルの定常状態は3つの完全サイクルにおいて達成することができる。特定の冷却速度では、この特定状態における単一電気吸着冷却装置の正味COPは約1.2であり、これは熱電または吸着冷却装置の個々のCOPよりも高い。
【0059】
【表1】
Figure 2004537709
【0060】
【表2】
Figure 2004537709
【0061】
【表3】
Figure 2004537709
【0062】
【表4−1】
Figure 2004537709
【0063】
【表4−2】
Figure 2004537709
【0064】
〔0072〕 本発明を説明してきたが、本発明を様々に変更しうることは明らかであろう。そのような変更は本発明の精神および範囲から逸脱すると考えるべきではなく、そのような変更の全ては本技術分野における当業者にとって明らかなことであり、特許請求の範囲に含まれるものである。
【0065】
〔0073〕 以下の引例は明細書の脚注番号が示すものであり、参照することによってここに記載されたものとする:
【0066】
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【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】〔0037〕 図1は、本発明の1つの態様による、溢れ−圧膨張バルブを備えた電気吸着冷却装置の略図である。
【図2】〔0038〕 図2は、本発明の1つの態様による、機械吹き付けバルブを備えた電気吸着冷却装置の略図である。
【図3】〔0039〕 図3は、本発明の1つの態様による、熱電対/反応器ベッドと凝縮器および蒸発器との間に置かれたスプールバルブを備えた電気吸着冷却装置の略図である。
【図4】〔0040〕 図4は、適当な「o−リング」およびピストンを備えたスプールバルブの略図であり、図4(a)は操作モードを説明するものであり、反応器5および12は蒸発器1および凝縮器9にそれぞれつながれている。図4(b)は図4(a)と逆の操作モードを説明するものである。図4(c)は反応器5および12が凝縮器9および蒸発器1から分離されている操作モードを説明するものである。
【図5】〔0041〕 図5は、コンパクトなスプールバルブ配列を有する多数の対の電気吸着冷却装置についての略図である。
【図6】〔0042〕 図6は、2−反応器電気吸着冷却装置の操作原理を説明する略図である。
【図7】〔0043〕 図7は、2−反応器電気吸着冷却装置中の各種モジュールの一般的な温度分布である。

Claims (19)

  1. 冷媒を冷却するための少なくとも1つの凝縮器;
    冷却すべき位置を冷却するための少なくとも1つの蒸発器、該少なくとも1つの蒸発器は圧力分離装置によって上記の少なくとも1つの凝縮器に接続されていて冷媒循環路を提供する;
    冷媒循環路を提供し、それによって各反応器が吸着および脱着モードで働くことが可能なように、少なくとも1つのバルブを通して該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器に接続された少なくとも1対の反応器;
    少なくとも1つの熱電冷却装置、該少なくとも1つの熱電冷却装置の1つは該少なくとも1対の反応器のそれぞれに設けられ、該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれは熱伝導性ではあるが非導電性に別々に接続された2つの接点を有し、該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれは、該2つの接点のそれぞれが加熱端および冷却端として働くことが可能なように電圧極性の切り換えを行うことができるDC電源に接続されており、該DC電源は該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれに変動電力を供給することが可能である;および
    処理時間間隔、該圧力分離装置、少なくとも1対の反応器と該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器との間の少なくとも1つのバルブ、DC電源の電圧極性、ならびにDC電源によって該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれに供給される電力を制御するための制御装置、ここで、該2つの接点の1つは冷却端として働き、該冷却端に取り付けられた該少なくとも1対の反応器の1つは、それが該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器から分離されている間は冷却され、そしてその後、該少なくとも1つの蒸発器に順次接続されて、相当な時間、該少なくとも1つの蒸発器から蒸気冷媒を吸着する吸着器として働き、該2つの接点の2番目の接点は加熱端として同時に働き、加熱端に取り付けられた該少なくとも1対の反応器のもう一方は、それが該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器から分離されている間は加熱され、そしてその後、該少なくとも1つの凝縮器に順次接続されて、実質的に同じ時間間隔の間、該少なくとも1つの凝縮器へ蒸気冷媒を脱着する脱着器として働く
    を含む電気吸着冷却装置集合体。
  2. 該圧力分離装置が、電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作される開閉減圧バルブである、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  3. 該圧力分離装置が溢れU−ベンドである、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  4. 該圧力分離装置が、電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作され、該冷却装置集合体が、冷媒を該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に吹き付けるための少なくとも1つの順次接続された気密または半気密ポンプをさらに含む、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  5. 該圧力分離装置が、電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作され、該冷却装置集合体が、冷媒をジェット衝突技術で該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に分散するための少なくとも1つの順次接続された気密または半気密ポンプをさらに含む、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  6. 該圧力分離装置が溢れU−ベンドであり、該冷却装置集合体が、冷媒を該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に吹き付けるための少なくとも1つの順次接続されたポンプをさらに含む、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  7. 該圧力分離装置が溢れU−ベンドであり、該冷却装置集合体が、冷媒をジェット衝突技術で少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に分散するための少なくとも1つの順次接続されたポンプをさらに含む、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  8. 該少なくとも1つのバルブが、電磁または圧電、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作されるスプールバルブである、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  9. 該少なくとも1対の反応器のそれぞれにおける該反応器のそれぞれが、一方の側のフィン付き表面と他方の側のメッシュ材料との内側に封じられた吸着剤を含み、該フィン付き表面が、該少なくとも1つの熱電冷却装置に隣接する該反応器のそれぞれの側に設置され、該メッシュ材料が、該少なくとも1つの熱電冷却装置から離れた該各反応器のそれぞれの側に設置されている、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  10. スプールバルブによって該少なくとも1つの蒸発器および該少なくとも1つの凝縮器に互いに平行に接続された多数の対の反応器がある、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  11. 互いに平行に接続された多数の対の該反応器があり、各対の該反応器が少なくとも1つのバルブによって該少なくとも1つの蒸発器に接続されており、そして別の少なくとも1つのバルブによって該少なくとも1つの凝縮器に別々に接続されている、請求項1に記載の電気吸着冷却装置集合体。
  12. 電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、
    冷媒を冷却するための少なくとも1つの凝縮器を準備すること;
    冷却すべき位置を冷却するための少なくとも1つの蒸発器を準備すること、該少なくとも1つの蒸発器は圧力分離装置によって上記の少なくとも1つの凝縮器に接続されていて冷媒循環路を提供する;
    冷媒循環路を提供し、それによって各反応器が吸着および脱着モードで働くことが可能なように、少なくとも1つのバルブを通して該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器に接続された少なくとも1対の反応器を準備すること;
    少なくとも1つの熱電冷却装置を準備すること、該少なくとも1つの熱電冷却装置の1つは、該少なくとも1対の反応器のそれぞれに設けられ、該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれは熱伝達性であるが非導電性に別々に接続された2つの接点を有する;
    該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれを、該2つの接点のそれぞれが加熱端および冷却端として働くことが可能なように電圧極性の切り換えを行うことができるDC電源に接続すること、該DC電源は該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれに変動電力を供給することが可能である;そして
    処理時間間隔、該圧力分離装置、少なくとも1対の反応器と該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器との間の少なくとも1つのバルブ、DC電源の電圧極性、ならびにDC電源によって該少なくとも1つの熱電冷却装置のそれぞれに供給される電力を制御するための制御装置を準備すること;
    該2つの接点の1つを冷却端として操作すること、該冷却端に取り付けられた該少なくとも1対の反応器の1つは冷却され、同時に、それは該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器から分離され、そしてその後、該少なくとも1つの蒸発器に順次接続されて、相当な時間、該少なくとも1つの蒸発器から蒸気冷媒を吸着する吸着器として働く;そして
    該2つの接点の2番目の接点を加熱端として同時に操作すること、加熱端に取り付けられた該少なくとも1対の反応器のもう一方は加熱され、同時に、それは該少なくとも1つの凝縮器および該少なくとも1つの蒸発器から分離され、そしてその後、該少なくとも1つの凝縮器に順次接続されて、実質的に同じ時間間隔の間、該少なくとも1つの凝縮器へ蒸気冷媒を脱着する脱着器として働く
    の各工程を含む方法。
  13. 該圧力分離装置が開閉減圧バルブであり、該方法が電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって該開閉減圧バルブを操作する工程をさらに含む、請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法。
  14. 該圧力分離装置が溢れU−ベンドである、請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法。
  15. 請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、
    該圧力分離装置を電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作すること;
    少なくとも1つのポンプを順次接続すること;および
    冷媒を該順次接続されたポンプで該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に吹き付けること
    の工程をさらに含む方法。
  16. 請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、
    該圧力分離装置を電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作すること;
    ポンプを順次接続すること;および
    冷媒をジェット衝突技術で該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に分散すること
    の工程をさらに含む方法。
  17. 請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、圧力分離装置が溢れU−ベンドであり、該方法が、
    少なくとも1つのポンプを順次接続すること;および
    冷媒を順次接続されたポンプで該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に吹き付けること
    の工程をさらに含む方法。
  18. 請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、圧力分離装置が溢れU−ベンドであり、該方法が、
    少なくとも1つのポンプを順次接続すること;および
    冷媒をジェット衝突技術で該少なくとも1つの蒸発器の熱交換表面に分散すること
    の工程をさらに含む方法。
  19. 請求項12に記載の電気吸着冷却装置集合体で冷却する方法であって、該少なくとも1つのバルブがスプールバルブであり、該方法が、該スプールバルブを電磁、空気圧、油圧、およびソリッドステート出力よりなる群の1つによって操作する工程をさらに含む方法。
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