JP2004537068A - 眼鏡レンズに埋設した二重焦点望遠レンズシステム - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
この発明は、広くは、視力を改善する光学装置類、そして、さらに詳しくは、眼鏡レンズに一体化した望遠レンズ(望遠鏡)システムに関するものである。
[発明の背景]
【0002】
目の視力又は網膜、特に網膜中心窩(即ち、網膜の中心部)の視力の欠陥により解像力を失った人々にとって、拡大することは有用なことで、これによって、読書、顔の見分けやその他の細かい選別作業などにおいて、こまかく見ることができるようになる。二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)システムは、長年にわたり、視力が損なわれた人に使用されるようにされていた。これらのマルチ要素器具は、非常に接近した距離で拡大しかできない単一の要素レンズに較べて遠くにある対象物を拡大して見ることができるようになっている。
【0003】
一般的には、二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)は、一対の眼鏡フレームの頂部に装着されており、望遠鏡接眼レンズが眼鏡を掛けている人の目の瞳孔のすぐ上に位置するようになっている。この位置により、眼鏡を掛けている人は、接眼レンズの下を肉眼で眺めることができ、さらに頭を下にかしげて望遠レンズの接眼レンズを通して拡大された影像を見ることができるようになる。二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)には、視野が狭い(例えば、拡大倍率3.0xにおいて約5°)、さほど明るくない点が一般的である小さくてコンパクトなガリレオ形式のものが使用される。また別の二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)には、影像が明るく、視野がガリレイ形式のものに較べ少なくとも二倍(例えば、拡大倍率4.0xにおいて12°)である大形で重いケプラー形式のものが使用できる。二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)は、眼鏡レンズに孔をあけて眼鏡(支持)レンズに取り付けられるようになっているのが一般的である。
【0004】
これらの視力補助のものは、色々の状況において効果的に使用できるものであるが、視力を損ねた人々の多数の人は、これらのものを嫌っている。これらの補助器具は、目立ち、見栄えがよくない点が視力の弱い人が二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)の使用を拒否する一つの主な理由にあげられる。
【0005】
二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)の見栄えをよくするために、非常に小さなガリレオ望遠レンズ(望遠鏡)、小さくて眼鏡にかくれてしまうケプラー望遠レンズ(望遠鏡)及び眼鏡の上位に折り畳まれる水平の望遠レンズ(望遠鏡)などがこれまでに試みられている。これらの器具のそれぞれは、二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)の見栄えをよくするものの、相変わらず目立ってしまい、ほとんど受け入れられていない。さらに、小さくするための通常の試みは、視野が狭くなったり、影像が暗くなったり、又は、視野が狭く、且つ、影像が暗くなるといった光学的な拘束を受ける結果になってしまっている。
【0006】
拡大倍率が小さい望遠レンズ(望遠鏡)は、凹面の度合いが大きいコンタクレンズ又は眼球内(即ち外科手術インプラント)レンズを凸面の度合いが大きいレンズと組み合わせることで作ることができる。このような望遠レンズ(望遠鏡)は、拡大倍率に制約があり、注視野が非常に限定されているものの、見栄えの点で利点があるものである。しかしながら、患者達は、ハイパワーの眼鏡レンズが見苦しい外観をしているという理由で、これらの器具をも敬遠している。完全にインプラントした眼球内望遠レンズが使用できる。これは、難しい外科手術、極端に狭くなってしまう視野(注視野は、広角)、ぼやけた影像及び将来におけるいろいろ煩わしい目の手入れを犠牲にすれば、普通の見栄えの眼鏡と目とが得られる可能性がある。
【0007】
比較的視野が広く、高拡大倍率であり、影像が明るく見えるものである一方見栄えがよく、使用者の目が不自然なものには見えない弱視者用二重焦点望遠レンズが必要である。
【0008】
[発明の概要]
この発明は、視力が改善される二重焦点望遠レンズ(望遠鏡)に関するものである。一つの実施の態様においては、図示の望遠レンズは、焦点軸と第1の面とをもつ焦点レンズを含み、前記第1の面は、使用者の目の前に実質的に配置される面である。別の実施の態様においては、焦点レンズは、支持レンズ又は眼鏡レンズになっている。さらに前記望遠レンズは、複数の光学要素を含み、これらは、前記焦点レンズの第1の面の前面にある対象物を見る光学パス(光路)を区画する。さらに、前記複数の光学要素の少なくとも一つは、光学パスの少なくともある部分が焦点レンズ内で視野軸に対し実質的に直交する面に位置するような配置になっている。別の実施の態様においては、前記焦点レンズは、さらに、第2の面を含み、前記複数の光学要素の少なくとも一つが前記焦点レンズの前記第1の面と前記第2の面との実質的な間に位置している。
【0009】
一つの実施の態様においては、前記複数の光学要素は、対物レンズ、接眼レンズ及び複数の平面鏡を含み、前記複数の平面鏡は、前記対物レンズと接眼レンズとの間の光路に向くようになっている。前記望遠レンズ(望遠鏡)は、ガリレイ式又はケプラー式望遠レンズでよい。別の実施の態様においては、前記複数の平面鏡の一つを前記レンズ内に完全に配置するようにしている。
【0010】
さらに、この発明は、視力増強システムに関する。この視力増強システムは、焦点軸を持つ眼鏡レンズと使用者の目の実質的な前に位置する第1の面を含んでいる。さらに、このシステムは、前記眼鏡レンズの第1の面の前の対象物を見る眼鏡レンズと通じている望遠レンズを含んでいる。この望遠レンズは、前記焦点軸と実質的に平行な対物レンズ軸を有する対物レンズを含んでいる。さらに前記望遠レンズは、前記対物レンズと光学的に通じている接眼レンズを含んでいる。さらに前記望遠レンズは、複数の光学要素を含んでいて、該光学要素は、前記対物レンズと接眼レンズとの間に光路を区画するものである。前記複数の光学要素の少なくとも一つは、前記光路の一部が前記焦点軸に対し実質的に直交する面における眼鏡レンズ内に配置されている。
【0011】
一つの実施の態様において、前記眼鏡レンズは、第2の面を含んでおり、前記複数の光学要素の少なくとも一つは、前記眼鏡の第1の面と第2の面との実質的な間に位置するようになっている。別の実施の態様においては、使用者の目は、前記眼鏡レンズと前記望遠レンズとを介して対象物を同時に見ることができるようになっている。さらに別の実施の態様においては、眼鏡フレームで眼鏡レンズを保持している。さらに別の実施の態様においては、前記複数の光学要素の少なくとも一つの一部は、眼鏡レンズに埋設されている。さらにまた別の実施の態様においては、前記望遠レンズは、ガリレイ式又はカプラー式望遠レンズのいずれかである。
【0012】
この発明は、また、望遠レンズ(望遠鏡)を作る方法にも関するものである。この方法は、焦点軸をもち、第1の面を含むレンズをフレームに取り付け、該レンズが使用者の目の実質的な前に位置するようにする。さらに前記方法は、複数の光学要素を前記レンズに対し配置し、前記複数の光学要素が前記第1の面の前で対象物を見る光路を構成できるようにする。前記焦点軸に対し実質的に直交する面において前記レンズ内に前記光路の少なくとも一部が位置するように、前記複数の光学要素の少なくとも一つが配置される。別の実施の態様においては、前記複数の光学要素を配置する工程が、対物レンズを前記レンズと光学的に通じるように配置することを含むものである。別の実施の態様においては、前記複数の光学要素を配置する工程が、接眼レンズを前記レンズと光学的に通じるように配置することを含むものである。
【0013】
この発明の上記し、及びさらなる利点は、添付の図面に関しながらの以下の記述を参照することにより、よりよく理解されるものである。
【0014】
[詳細な記述]
一つの実施の態様においては、この発明は、視力を改善するために支持レンズに一部又は全体がすっぽり設けられた望遠レンズデバイスに関するものである。一つの実施の態様においては、前記支持レンズは、眼鏡レンズである。この支持レンズをまた、ここでは“ビジョン(焦点)レンズ”ということにする。前記望遠レンズは、かけている人のほかの人にも見えてしまうが、コンパクトなデザインになっているので、注意をひかないものになっている。例えば、前記望遠レンズが人に見えてしまう点は、眼鏡の二重焦点又は三重焦点部分が見えてしまうことと変わりはない。一つの実施の態様においては、拡大された影像と。同じ領域にある拡大されない影像とを同時に見るために前記望遠レンズを使用することができる。この特徴は、使用者の位置づけ(オリエンテーション)やナビゲーションをよりよくしてくれる。
【0015】
図1Aは、眼鏡レンズ102に埋めこんだガリレイ式望遠レンズ(望遠鏡)システム100の図解した実施の態様である。眼鏡レンズ102は、眼鏡フレーム104に取り付けられ、実質的にZ方向の焦点軸を含んでいる。一つの実施の態様においては、焦点軸方向は、使用者の目112の瞳孔108の軸の方向と一致している。接眼鏡204が適当に配置されていて、使用者の瞳孔108の少なくとも一部の前側に位置するようになっている。対物鏡202が接眼鏡204と光学的に連通していて、接眼鏡202から所定の距離Sをおいて配置されている。瞳孔108の拡大された影像108’は、はっきりさせるために対物鏡202に写し出される。前記鏡202,204は、前記眼鏡レンズに埋めこまれていて、対物レンズ(図示せず)と接眼レンズ(図示せず)との間の影像に向くようになっており、前記接眼レンズと対物レンズとの間の光路が眼鏡レンズ102の焦点軸に対し実質的に直交するようになっている。一つの実施の態様においては、前記対物レンズと接眼レンズとは、眼鏡レンズ102の面に取り付けられている。別の実施の態様においては、前記光路の少なくとも一部は、焦点軸に対し垂直な方向にそって前記眼鏡レンズを横切るようになっている。前記鏡202,204の幅が望遠レンズ100の視野をY方向に限定する。当業者であれば、前記鏡202,204の最大幅が眼鏡レンズ102の厚さに関係することが理解される。X方向の視野は、比較的広めになっており、これは、鏡202,204の長さが眼鏡レンズ102の直径によってのみ限定されるからである。一つの実施の態様においては、カーブした複数の鏡(図示せず)を組み合わせたものを眼鏡レンズ102に埋設している。カーブした鏡は、前記光路を曲げるほかに、対物レンズと接眼レンズの役割を果たす。別の実施の態様においては、対物レンズ及び/又は接眼レンズは、同じ機能をもつホログラフ要素に置換できる。光学要素を支持レンズ(キャリヤレンズ)に埋設する技術は、図6A〜6Cを参照しながら詳細に記述する。
【0016】
図1Bは、図1Aの望遠レンズシステムを通して使用者の視界120を図示したものである。ガリレイ式望遠レンズシステム100によって、拡大された影像124と拡大されていない影像122とを同時に見ることができる。望遠レンズ(望遠鏡)100の位置関係により、この同時に見る特徴は、拡大された影像124を拡大されていない影像122に重ねる点である。眼鏡レンズ102は、使用者の視力矯正処方に一致するようにして、拡大されない影像122が使用者の目122に実質的に焦点がくるようにできる。拡大された影像124と拡大されない影像122とが同時に見えるようにすることができることで、使用者は、対象物126の位置決めが簡単にできたり、又は対象物126に対する使用者の相対位置が簡単に分かる。
【0017】
図1Cは、眼鏡レンズ102に埋め込んだガリレイ式望遠レンズシステム100’の図解略図である。この実施の態様においては、接眼鏡204’は、使用者の瞳孔108の上に位置するように適切に配置されている。対物鏡202’は、接眼鏡204’と光学的に連通しており、接眼鏡204’から所定の距離Sをおいて位置している。操作のノーマルモードにおいては、対物鏡202’は、瞳孔108の影像を反射しないものであるから、この実施の態様のものは、見栄えがぐっとよいものになる。前記鏡202’,204’は、前記眼鏡レンズに埋設されている。前記鏡202’,204’は、図1Aに関して述べたように、前記接眼レンズ(図示せず)と対物レンズ(図示せず)との間の影像に向いている。別の実施の態様においては、カーブした複数の鏡を組み合わせたものが眼鏡レンズ102に埋設される。これらカーブした鏡によって前記光路が屈折されるようになると共に前記レンズの機能が果たされる。別の実施の態様においては、対物及び/又は接眼レンズを同じ機能を果たすホログラフィ要素に置換できる。
【0018】
操作の際の前記システム100’の機能は、以下の通りである。操作のノーマルモードにおいては、使用者は、眼鏡レンズ102を経て拡大されていない影像を見るようになる。該眼鏡レンズは、使用者の視力を矯正するように処方されることができる。影像を拡大するには、使用者は、頭を前に傾げ、目112を上へ向け、接眼鏡204’が使用者の瞳孔108の少なくとも一部の前に来るようにする。一つの実施の態様においては、使用者は、図1Bに示すように、拡大された影像と拡大されない影像を同時に見れる。
【0019】
図2Aは、この発明の一つの実施の態様によるガリレイ式望遠レンズ(望遠鏡)100の略図である。望遠レンズ100は、接眼レンズ106と対物レンズ110を含むものである。平らな鏡202,204が眼鏡レンズ102に埋設されている。一つの実施の態様においては、鏡202を対物鏡という。別の実施の態様においては、鏡204を接眼鏡という。鏡202,204の各々は、適当な角度に向いていて、接眼レンズ106と対物レンズ110との間の光に向いている。一つの実施の態様においては、接眼レンズ106と対物レンズ110とは、眼鏡レンズ106に接着されている。前記鏡202,204は、潜望鏡のように機能して、光路を対物レンズ110から接眼レンズ106へ屈折させる。前記光路の少なくとも一部は、実質的なY方向にあって支持レンズ102内にある。
【0020】
一つの実施の態様においては、接眼レンズ106は、ネガテイブレンズ又は凹レンズである。別の実施の態様(図示せず)においては、接眼レンズ106は、ポジティブレンズ又は凸レンズである。接眼レンズ106は、支持レンズ102の背面の瞳孔108のほんの僅か上に取り付けられていて、使用者が拡大影像と拡大されていない影像を同時に見ることができるようになっている。一つの実施の態様においては、接眼レンズ106の位置は、支持レンズ102の鼻領域の近くである。しかしながら、当業者であれば、接眼レンズの位置は、支持レンズ102の鼻領域の近くになくてもよいことが理解される。対物レンズ110は、支持レンズ102の前面側に取り付けられる。対物レンズ110は、ポジティブレンズ又は凸レンズである。別の実施の態様(図示せず)においては、対物レンズ110は、ネガティブ又は凹レンズである。対物レンズ110の位置は、接眼レンズ106によって少なくともその一部が決められる。接眼レンズ106と対物レンズ110との間の分離の仕方は、予め定めれていて、前記二つのレンズ106,110から実質的な無限焦点望遠鏡が作り出されるようになっている。一つの実施の態様においては、対物レンズ110は、接眼レンズ106と同じ垂直位置又はX位置に実質的に位置するようになっている。別の実施の態様においては、対物レンズ110は、図1Aに示すように、水平位置又はY位置にそって距離Sだけ接眼レンズ106から離れている。前記鏡202,204は、大気中ではなく支持レンズ102内で光路を屈折させるものであるから、これによって、前記レンズ106,110の焦点長さの計算は、モディファイされる。また別の実施の態様においては、対物レンズ110及び/又は接眼レンズ106の倍率は、所要に応じて、拡大ではなく縮小するようにされている(例えば、緑内障により棒視になっている患者の視野を広げるため)。別の実施の態様(図示せず)においては、対物レンズ110及び/又は接眼レンズ106は、ホログラフィ要素のものとし、必要な縮小ができるようにする。
【0021】
図2Bは、支持レンズ102に埋設の曲面鏡206,208の形状をした光学要素をもつ望遠レンズ(望遠鏡)100’を図解している。これら鏡206,208は、接眼レンズ106と対物レンズ110との代役を務めるに十分な曲率をもつ。当業者であれば、曲面鏡は、レンズと全く同様に影像を形成することが理解できる。曲面鏡206,208は、全部が支持レンズ102に埋めこまれているから、この望遠レンズの態様は、これをたまたま見る他人には気づかれず、見栄えが良く、患者に受け入れられやすい。この態様の一つの利点は、曲面鏡206,208がレンズにおける固有の色収差の影響を受けない点である。
【0022】
前記のように、図2A,2Bの望遠レンズのY方向における視野は、鏡202の幅wで制限される。かくして、Y方向における視野は、支持レンズ102の厚さtに関係する。X方向における視野は、X方向における鏡202の寸法が支持レンズ102のX寸法によってしか制限されないから、比較的広くとれる。Y方向の視野を広げるには、対物レンズ110をX方向において接眼レンズ106より下位に位置させる。この態様においては、支持レンズ102の厚さtは、X方向の視野を制限し、Y方向の視野を広げる。Y方向の視野は、対物レンズ110のフィジカルな寸法又は瞳孔108の鼻側にある支持レンズ102の度合いにより制限される。
【0023】
図3Aは、この発明によるケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)300を図解している。このケプラー式望遠レンズ300は、対物レンズ(図示せず)と接眼レンズ(図示せず)の両者にポジティブパワー(拡大倍率)のレンズを使用している。接眼レンズ304は使用者の瞳孔108の少なくとも一部の前に位置するように適切に配置されている。対物レンズ302は、接眼レンズ304と光学的に連通していて、接眼レンズ302から所定の距離Sをおいた位置にある。瞳孔108の拡大された影像108’は、はっきりさせるために、対物レンズ302に示される。ケプラー式望遠レンズにより作られた影像は、リバース(逆転)されて地上使用のために補正できるようになっている。この補正は、二つの鏡312,314を追加することで達成される。一つの実施の態様においては、望遠レンズ300(望遠鏡)は、支持レンズ102の下部近くで互いに実質的に直角をなして向き合っている二つの鏡312,314を含む。これら二つの鏡312,314は、ケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)300の構造に必要な、より長い光路になるようにする。
【0024】
前記望遠レンズ300は、また、接眼レンズ(図示せず)と対物レンズ(図示せず)をも含んでいる。別の実施の態様においては、前記構造は、対物レンズに高倍率のレンズを使用し、接眼レンズに低倍率のレンズを使用して、拡大に逆行する縮小をするようになっている。鏡302,304の幅がX方向における望遠レンズ300の視野を制限している。当業者であれば、この実施の態様における鏡302,304の最大幅が眼鏡レンズ102の厚さに関係していることが理解される。Y方向の視野は、鏡302,304の長さが眼鏡レンズ102の直径のよってのみしか制約されないから、比較的広くとれる。Y方向に広い視野をもつ望遠レンズ300は、図1Aの望遠レンズ100のそれよりも使用者は眼前においてのより広い水平方向領域を見ることができる。
【0025】
図3Bは、図3Aの望遠レンズシステムを介しての使用者の視野120を図解している。ケプラー式望遠レンズシステム300により、拡大された影像124と拡大されない影像122とを同時に視野に納めることができる。接眼レンズ304を適度に傾げることで、拡大された影像124の位置は、所望の位置へシフトされる。図3Bにおいて、接眼レンズ304は、傾げられて、拡大曝れた影像124が拡大されていない影像122の上へシフトされるようになっている。また別に、対物レンズ302を傾げさせて、拡大された影像124の位置をシフトできる。拡大された影像124のシフトで図1Bに示されるような拡大されていない影像122に拡大された影像124が重なるようになることが防げる。眼鏡レンズ102は、拡大されていない影像122が使用者の目112に実質的に焦点が合うように使用者の矯正処方に合うようになっている。拡大された影像124の視野124’を明確にするために図示している。拡大された影像124と拡大されていない影像122とを同時に視野に入れることで、使用者は、対象物126を簡単に目で把握できたり、対象物126に対する使用者の位置をつかむことができる。
【0026】
図4Aは、支持レンズ102に取り付けられたケプラー式望遠(望遠鏡)レンズの3つの図解を示す。一つの実施の態様においては、望遠レンズ300は、接眼レンズ306と対物レンズ310は、支持レンズ102に接着して取り付けることができる。一つの実施の態様においては、接眼レンズ306は、支持レンズ102に配置されて、使用者が拡大影像と拡大されていない影像との両方を同時に見ることができるようになっている。前記望遠レンズは、また、接眼鏡304と対物鏡302を含んでいる。この対物鏡302によって、影像が望遠レンズ(望遠鏡)300に向けられ、接眼鏡304で影像が接眼レンズ306へ向けられる。一つの実施の態様においては、接眼鏡304と対物鏡302は、支持レンズ102内に埋めこまれている。前記望遠レンズ(望遠鏡)300は、また、二つの平面鏡312,314を含んでいる。一つの実施の態様においては、、これら二つの平面鏡312.314は、支持支持レンズ102内に埋めこまれている。一つの実施の態様においては、、一つ又は複数の視野レンズ(図示せず)を望遠レンズ(望遠鏡)300の光路内に配置することができる。他の実施の態様(図示せず)においては、光学要素の少なくとも一つをホログラフィ要素に置換できる。
【0027】
望遠レンズ(望遠鏡)300の操作は、以下のとおりである。望遠レンズ(望遠鏡)300を使う使用者は、拡大されていない影像と拡大された影像の両方を同時に見ることができる。支持レンズ102は、厚さtが比較的薄いことで、影像を結ぶ前記光学要素は、比較的小さくしなければならいと同時にほぼ完全な影像、所望の拡大及び影像の逆転が得られるようになっていなければならない。一つの実施の態様においては、接眼レンズ306と対物レンズ310は、色補正されている。別の実施の態様においては、追加の視野レンズ(図示せず)を付加して接眼レンズ306および/又は対物レンズ310の色補償するようになっている。
【0028】
前記鏡302は、ネガティブのX方向で対物レンズ31に入射する光線を鏡312へ向け、ここから光線はY方向にそって鏡3143へ向けられる。ついで鏡314は、光線をポジティブのX方向にそって鏡304へ向け、ついで光線は鏡Z方向にそって接眼レンズ306を通過する。一つの実施の態様においては、鏡312は、鏡314に対し実質的に直角になっている。距離計(図示せず)を支持レンズ102に取り付けたり、埋設したりして距離を計測する。この距離計は、使用者が距離計と拡大された影像とを同時に見れることができるような位置に配置される。この点は、色々な用途、例えば、ゴルフを楽しんでいるときのピンまでの距離の測定ができるなどの利点をもつ。
【0029】
前記したように、前記望遠レンズ(望遠鏡)300によって、使用者は、拡大された影像と拡大されていない影像を同時に見ることができる。一つの実施の態様においては、同時に見るには、望遠レンズ(望遠鏡)300を経て見れる拡大された影像が拡大されていない影像と同時に見え、図3Bに示すように、拡大されていない影像の上に投射される必要がある。また別に、拡大された影像は、別の方向へシフトできる。しかしながら、拡大されていない影像の上に拡大された影像シフトすることは、拡大された影像が邪魔物を含んでいない支持レンズ102の領域にある点で好ましい。別の実施の態様においては、拡大された影像は、接眼鏡304及び/又は対物鏡302を適当に傾けることでシフトできる。この発明による望遠レンズ(望遠鏡)300は、部分的に同時に視野に納めることできるもので、これは、拡大されていない影像が瞳孔108に達するのを妨げる不透明なフレームや支持構造体が存在しないからである。ケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)300は、高さに限定がある視野をもつから、拡大された影像が拡大されていない影像の上にくるようにする操作モードに特に適している。
【0030】
図4Bは、支持レンズ102に複数の曲面鏡が埋設されたケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)300の3つの図解を示すものである。一つの実施の態様においては、望遠レンズ(望遠鏡)300’は、カーブした接眼鏡408と曲面対物鏡406とを含んでいる。曲面鏡408,406は、レンズとして機能し、レンズに固有の色収差の影響を受けない。一つの実施の態様においては、曲面接眼鏡408は、支持レンズ102に取り付けられ、使用者が拡大された影像と拡大されていない影像の両者を同時に見ることができるようになっている。望遠レンズ(望遠鏡)300’は、また、二つの鏡412,414を含んでいる。鏡412,414は、カーブしていて、望遠レンズ(望遠鏡)300の機能を高めている。この実施の態様においては、カーブした鏡412,414は、通常のレンズに固有の色収差がない視野レンズとして働く。さらに、鏡412,414は、地上の使用のために拡大された影像を逆転させる。別の実施の態様においては、一つ又は負数の曲面鏡406,408,412,414が支持レンズ102に埋設されている。別の実施の態様においては、望遠レンズ(望遠鏡)300’は、望遠レンズ(望遠鏡)300’の光路内にある付加の光学要素(図示せず)を含んでいる。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
このレンジは、ハーフイルミネーション・フィールドの中央あたりにある。当業者であれば、ハーフイルミネーション・フィールドは、前記フィールドのサイズに関連し、前記フィールドの端近くでのイルミネーションが前記フィールドの中央近くで半分のイルミネーションに減じてしまうものであることを理解する。
【0038】
図6Aは、支持レンズ600に光学要素又は光学部品類を埋設するのに適用できる一つの技術を図解したものである。一つの実施の態様においては、所望の角度と寸法をもつくさび形に切断部602を支持レンズ600に設ける。ウエッジ形状の切断部602の内面を例えば金属層又は誘電層で被覆する。被覆された内面604は、平面鏡として機能する。支持レンズ600を補強するために、適当な寸法を持つウエッジ形状のもの606がウエッジ形状の切断部602に挿入し、接着する。この発明の実施に必要ではないが、ウエッジ形状のもの606が支持レンズ600を補強し、被覆した内面604を例えば屑から保護する。ウエッジ形状のもの606は、適当な素材から作れる。この素材は、実質的に透明なもので、付着したウエッジ形状のもの606が支持レンズ600と一体ものであるように見えるようになっている。別の実施の態様においては、前記素材は、フレキシブルな素材、例えば、シリコン・シーラント、エポキシ樹脂のような接着剤又は支持レンズを作る樹脂のようなものである。
【0039】
他の実施の態様においては、所望の寸法をもつカーブした切断部608が支持レンズ600に設けられている。ついで舞い面610が例えば金属層又は誘電層で被覆される。この内面610は、曲面鏡として機能する。オプショナルなカーブのもの611が内面610に取り付けられる。当業者であれば、この発明の技術的範囲を逸脱することなしに支持レンズにどのような形状又は方向の切断部でも作ることができることが理解される。
【0040】
図6Bは、支持レンズ600に光学要素又は光学部品類を埋設するのに適用できる別の技術を図解したものである。一つの実施の態様においては、複数の薄いプレート613,614を支持レンズ600の所望の位置にモールドする。これらのプレート613,614には、例えば金属フィルムを被覆する。別の実施の態様においては、支持レンズに切り抜き部614を作ることができるようになっている。この切り抜き部614に鏡又は他の光学要素をはめ込み、支持レンズ614に固定する。
【0041】
図6Cは、支持レンズ600に光学部品類を取り付ける一つの技術を図解している。一つの実施の態様においては、適当な接着剤を用いて凸レンズ616と凹レンズ618を接着している。別の実施の態様(図示せず)においては、これらレンズ616,618は、支持レンズ600に射出成形されるようになっている。当業者であれば、この発明の技術的範囲を逸脱することなしに光学要素の埋設、取り付け、組合せには別の技術を用いることができることが理解される。
【0042】
別の実施の態様においては、一つ又は複数の視界レンズ(図示せず)がケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)300に含まれている。当業者であれば、視野レンズの導入により、光学倍率が分与でき、これによって、高倍率の接眼レンズ306が必要でなくなることが理解される。さらに、視野レンズは、また、望遠レンズ(望遠鏡)300の視野を広げる。これらの光学要素は、例えば射出成形などのさまざまの技術を駆使して支持レンズ102内に設けることができる。
【0043】
この発明の好ましい実施の態様を記載し、図示したが、発明概念を盛り込んだ他の実施の態様も使用でき、請求された発明の範囲と精神内にある多くの変形も可能であることが当業者にとり明らかなものである。これらの実施の態様は、記載の実施の態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の精神と範囲によってのみ限定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1A−B】眼鏡フレームに取り付けたガリレイ望遠レンズ(望遠鏡)システムの図示と該システムを介して使用者の目に映る視界のそれぞれの略図。
【図1C】眼鏡フレームに取り付けたガリレイ望遠レンズ(望遠鏡)システムの別の図示略図。
【図2A−B】この発明によるガリレイ望遠レンズ(望遠鏡)の図示略図。
【図3A−B】眼鏡フレームに取り付けたケプラー望遠レンズ(望遠鏡)システムの図示と該システムを介して使用者の目に映る視界のそれぞれの略図。
【図4A−B】この発明によるケプラー望遠レンズ(望遠鏡)システムの図示略図。
【図5】二つのレンズをもつ望遠レンズ(望遠鏡)の図示略図。
【図6A−C】支持レンズに光学要素を取り付け及び/又は埋設する種々の方法の略図。
Claims (60)
- 以下を備える望遠レンズ(望遠鏡):
焦点軸を有し、使用者の目の実質的に前に位置するようになっている第1の面;及び
前記第1の面の前にある対象物を見る光路を区画する複数の光学要素であって、前記複数の光学要素の少なくとも一部が前記焦点軸に対し実質的に直交する面で前記焦点レンズ内に位置するように配置されているもの。 - 前記焦点レンズは、さらに、第2の面を備え、前記複数の光学要素の少なくとも一つのものは、前記第1の面と前記第2の面との実質的な間に位置している請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記目は、前記焦点レンズと前記複数の光学要素とを介して前記対象物を同時に見る請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記焦点レンズは、眼鏡レンズである請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記眼鏡レンズを保持するようになっている眼鏡フレームをさらに備える請求項4の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の光学要素の少なくとも一部が前記焦点レンズ内に埋設されている請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の光学要素の一つがレンズである請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記レンズが凸レンズである請求項7の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記レンズが凹レンズである請求項7の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の光学要素の一つが鏡である請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記鏡が前記焦点軸に対し約45°の角度で向いている請求項10の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記鏡は、平面鏡である請求項10の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記鏡は、曲面になっている請求項10の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の光学要素の一つがホログラフィ要素である請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の光学要素は、対物レンズ、接眼レンズ及び複数の平面鏡を備え、前記複数の平面鏡は、前記対物レンズと接眼レンズの間の前記光路に向いている請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記対物レンズは、対物レンズ軸を有し、前記対物レンズ軸は、前記焦点軸に対し実質的に平行になっている請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の平面鏡の少なくとも一つは、前記対物レンズ軸に対し約45°の角度で向いている請求項16の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記接眼レンズは、接眼レンズ軸を有し、前記接眼レンズは、前記焦点軸に対し実質的に平行になっている請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の平面鏡の少なくとも一つは、前記接眼レンズ軸に対し約45°の角度で向いている請求項18の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記対物レンズと前記接眼レンズは、色補正されている請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記接眼レンズは、ネガテイブ又は凹レンズである請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記対物レンズは、ポジティブ又は凸レンズである請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記接眼レンズは、ポジティブ又は凸レンズである請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記対物レンズは、ネガテイブ又は凹レンズである請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記望遠レンズ(望遠鏡)は、ガリレイ式望遠レンズ(望遠鏡)を備えている請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記望遠レンズ(望遠鏡)は、ケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)を備えている請求項1の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記複数の平面鏡の少なくとも一つは、前記レンズ内に完全に埋設されている請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記対物レンズは、前記レンズに一致して位置している請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記接眼レンズは、前記レンズに一致して位置している請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 前記接眼レンズは、前記レンズの完全な背後に位置されている請求項15の望遠レンズ(望遠鏡)。
- 以下を備える視力増強システム:
焦点軸を有し、使用者の目の実質的に前に位置するようになっている第1の面を備える眼鏡レンズ;
前記第1の面の前の対象物を見るため前記眼鏡レンズと通じている望遠レンズ(望遠鏡)であり、以下のものを備える前記望遠レンズ(望遠鏡):
対物レンズ軸を有し、前記対物レンズ軸が前記焦点軸に対し実質的に平行である対物レンズ;
前記対物レンズと光学的に連通し、接眼レンズ軸をもち、前記接眼レンズ軸が前記焦点軸に対し実質的に平行である接眼レンズ;
前記対物レンズと前記接眼レンズとの間に光路区画する複数の光学要素であって、前記複数の光学要素の少なくとも一部が前記焦点軸に対し実質的に直交する面で前記焦点レンズ内に位置するように配置されているもの。 - 前記眼鏡レンズは、さらに、第2の面を備え、前記複数の光学要素の少なくとも一つのものは、前記第1の面と前記第2の面との実質的な間に位置している請求項31の視力増強システム。
- 前記目は、前記焦点レンズと前記複数の光学要素とを介して前記対象物を同時に見る請求項31の視力増強システム。
- 前記眼鏡レンズを保持するようになっている眼鏡フレームをさらに備える請求項31の視力増強システム。
- 前記複数の光学要素の少なくとも一部が前記眼鏡レンズ内に埋設されている請求項31の視力増強システム。
- 前記複数の光学要素の少なくとも一つが鏡である請求項31の視力増強システム。
- 前記鏡が前記焦点軸に対し約45°の角度で向いている請求項36の視力増強システム。
- 前記鏡が平面鏡である請求項36の視力増強システム。
- 前記平面鏡が前記対物レンズ軸に対し約45°の角度で向いている請求項38の視力増強システム。
- 前記平面鏡が前記接眼レンズ軸に対し約45°の角度で向いている請求項38の視力増強システム。
- 前記複数の光学要素の一つがホログラフィ要素である請求項31の視力増強システム。
- 前記対物レンズと前記接眼レンズは、色補正されている請求項31の視力増強システム。
- 前記接眼レンズは、ネガテイブ又は凹レンズであり、前記対物レンズは、ポジティブ又は凸レンズである請求項31の視力増強システム。
- 前記望遠レンズ(望遠鏡)は、ガリレイ式望遠レンズ(望遠鏡)を備えている請求項31の視力増強システム。
- 前記望遠レンズ(望遠鏡)は、ケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)を備えている請求項31の視力増強システム。
- 前記平面鏡は、前記眼鏡レンズ内に完全に埋設されている請求項38の視力増強システム。
- 前記対物レンズは、前記眼鏡レンズに一致して位置している請求項38の視力増強システム。
- 前記接眼レンズは、前記眼鏡レンズに一致して位置している請求項31の視力増強システム。
- 前記接眼レンズは、前記眼鏡レンズの完全な背後に位置されている請求項31の視力増強システム。
- 望遠レンズ(望遠鏡)を作る方法:
焦点軸を有し、第1の面を備えるレンズをフレームに取り付け、前記レンズが使用者の目の実質的な目に位置するよにし;そして
複数の光学要素を前記レンズに対し配置し、前記複数の光学要素は、前記第1の面の前の対象物を見る光路を区画し、前記光路の少なくとも一部が前記焦点軸に対し実質的に直交する面で前記複数の光学要素の少なくとも一つが前記レンズ内に位置しているようにすること。 - 前記複数の光学要素を配置する工程が対物レンズを前記レンズに光学的に連通させることを備えている請求項50の方法。
- 前記対物レンズがポジティブレンズ又は凸レンズである請求項50の方法。
- 前記対物レンズがネガテイブレンズ又は凹レンズである請求項50の方法。
- 前記複数の光学要素を配置する工程が接眼レンズを前記レンズに光学的に連通させることを備えている請求項50の方法。
- 前記接眼レンズがネガテイブレンズ又は凹レンズである請求項54の方法。
- 前記接眼レンズがポジティブレンズ又は凸レンズである請求項54の方法。
- 前記複数の光学要素を配置する工程が少なくとも一つのホログラフィック要素を前記レンズに光学的に連通させることを備えている請求項50の方法。
- 前記複数の光学要素が対物レンズ、接眼レンズ及び複数の平面鏡を備え、前記複数の平面鏡は、前記対物レンズと前記接眼レンズとの間に前記光路を向けるようになっている請求項50の方法。
- 前記複数の光学要素を配置する工程がガリレイ式望遠レンズ(望遠鏡)を作ることを備えている請求項50の方法。
- 前記複数の光学要素を配置する工程がケプラー式望遠レンズ(望遠鏡)を作ることを備えている請求項50の方法。
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