JP2004536310A - 診断マーカー - Google Patents

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Abstract

本発明は、非ヒト動物ライフステージ分類システムに関するものであり、より詳細には、限定はされないが、非ヒト動物個体の生理学的マーカーを用いるライフステージ分類システムに関する。当該ライフステージ分類は、コンパニオン動物のライフステージをより正確に定義するのに用いることができる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、非ヒト動物ライフステージ分類システムに関するものであり、より詳細には、限定はされないが、非ヒト動物個体の生理学的マーカーを用いるライフステージ分類システムに関する。
【0002】
当該ライフステージ分類は、コンパニオン動物のライフステージをより正確に定義するのに用いることができる。
【背景技術】
【0003】
現在、動物はヒトとほぼ同等の年齢を用いて「加齢」する。ヒトにおける研究は、ヒトを幼児期、成人期、老年期のライフステージ群に分けるが、これらの分割がどのように行われるかの明瞭な定義は無い。同様に、イヌの研究は平均年齢2.4歳のラブラドル犬を若年、同じく平均年齢5.8歳を壮年、同じく平均年齢7.1歳を老年と定義している。あるいは、ジャーマンシェパード犬について、若年、成年および老年という定義が、これらの群がどのように定義されたのかの明瞭な指針無しに示されている。
【0004】
この「加齢」は恣意的であり、動物のライフステージにおける変化を表す生理学的変化を反映しない。哺乳類の免疫系の機能は年齢に伴って非常に劇的に変化するという意見の一致がある。最近のデータは、免疫老化が以前に認識されていたよりも複雑な過程であることを示唆する。胸腺退縮は、年齢に関連する免疫不全の主要な原因因子と一般に考えられているが、当初思われていたほどには中心的役割を果たしていない可能性がある。ある研究は、免疫機能の一部の側面、特により進化的に隔たった先天性反応は、老年期で保存されているかまたはおそらくよくアップレギュレートされているように思われることを示している。このことは、免疫老化は単なる劣化でなく、より正確には、免疫再構成過程として考え得ることを示唆する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、非ヒト動物についてライフステージ分類を定義する必要がある。そのような分類システムは、加齢に及ぼすさまざまな因子の影響を特定するのに用いることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
どのようなライフステージ分類でも、変化のマーカーが必要である。本発明者らは、特定のマーカーがライフステージを定義するための良好な尺度であることを見出した。このマーカーは、体重または他の身体的測定値といった以前のマーカーよりも良好なライフステージ分類を提供する。
【0007】
したがって、本発明は、第1の態様によると、非ヒト動物のライフステージを特定するための生理学的マーカーの使用を提供する。
【0008】
本発明者らは、いくつかの生理学的パラメータにおける年齢に関連する有意な変化が、イヌ科またはネコ科動物の機能状態の変化を反映することを見出した。これらの変化を用いて、ライフステージ分類を定義した。これは、ライフステージ分類の基礎を生理学的マーカーに置いた最初の報告であり、年齢に伴って変化する生理学的状態に基づいた特定のライフステージの食餌を設計する可能性を開く。本発明は、イヌまたはネコの生理学的システムの年齢に伴う発達、維持および調節を監視するための基盤を提供する。
【0009】
本発明は、(特に、栄養的な介入を利用して)生理学的システムがストレッサー(酸化的ストレスの要素を有する疾患)に対処する能力を高める新規の戦略を提供する。
【0010】
これらの疾患は、癌、加齢、心疾患、アテローム性動脈硬化、関節炎、白内障、炎症性腸疾患、腎疾患、腎不全、神経変性疾患または免疫不全を含み、たとえば感染症に罹患した動物である。
【0011】
ライフステージ群(幼犬/幼猫、成体および老年)を定義するために生理学的機能変化の1または複数の指標を用いて、最適な生理学的機能の維持を助けるかまたは、最適に満たない生理学的システムを向上させて、加齢に伴うストレッサーの発生を潜在的に減少させるのを助ける、特定のライフステージのための栄養所要量のバランスを取ることができる。
【0012】
本発明者らは、免疫状態における変化が、イヌ科およびネコ科動物の生涯の明瞭な時期に生じることを発見した。
【0013】
本発明では、生理学的マーカーは、免疫状態の1または複数の指標であってよい。そのような指標は、1または複数の細胞媒介性免疫マーカー、1または複数の抗体媒介性免疫マーカーあるいは1または複数の先天性免疫マーカーを含む。
【0014】
特定の細胞媒介性免疫マーカーは、本発明によると、CD3細胞、CD4細胞、CD8細胞、CD21細胞、CD11b細胞、顆粒球およびリンパ球の集団のようなT細胞マーカーを含む。CD4:CD8細胞の比もまた有用なマーカーである。
【0015】
本発明の第1の態様では、ライフステージは任意の方法によって定義することができる。それは時間(すなわち年齢)によって定義してもよく、または幼犬/幼猫、成体および老年期(またはその他)への分割によって定義してもよい。
【0016】
本発明は、主に非ヒト動物、特にコンパニオン動物に適用される。典型的なコンパニオン動物は、たとえば家イヌ(Canis domesticus)および家ネコ(Felis domesticus)といった犬猫を含む。すべての系統が本発明に包含される。任意のライフステージ分類は、全動物種を対象とするかまたは種(すなわち系統)特異的である。たとえば、ライフステージ分類は、特にラブラドル犬またはジャーマンシェパード用であってもよい。ライフステージ分類はまた、たとえば、大型犬種対小型犬種に関するものであってよい。
【0017】
本発明の第2の態様は、非ヒト動物のライフステージを特定する方法であって、動物個体における下記のT細胞のうち1つの集団を測定し、指定の図を参照して、当該動物のライフステージを特定する、各工程を含む方法に関する:
イヌ科動物については;
CD3:図1aまたは図2a
CD4:図1bまたは図2b
CD8:図1cまたは図2c
CD4:CD8比:図1dまたは図2d
CD21:図1eまたは図2e
ネコ科動物については;
CD4:図3
CD8:図4または図9
CD4:CD8比:図5
顆粒球:図6
リンパ球:図7
CD11b細胞:図8
【0018】
測定したTおよびBパラメータに、年齢に関連する有意な変化が生じるのが認められた。CD3およびCD8は、最も顕著に影響を受けたパラメータであった。非常に有意な変化が、8〜12ヶ月齢未満、1〜8歳の間、および8歳を超える動物の間で測定された。したがって、本発明によって下記のライフステージ分類が提示される:
【表1】
Figure 2004536310
【0019】
これらのライフステージは下記の免疫マーカーに基づいて定められている:
【表2】
Figure 2004536310
【0020】
第1の態様のすべての好ましい特徴はまた、第2の態様にも適用される。
【0021】
本発明の第3の態様は、動物個体の生理学的マーカーのレベルを当該動物についての特定のライフステージに関連づける図、グラフまたは表を含む、非ヒト動物ライフステージ分類システムを提供する。
【0022】
図の例は、図1a、1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c、2d、2e、3、4、5、6、7、8および9のいずれにも見ることができる。
【0023】
本発明のすべての態様に関して、生理学的マーカーは加齢過程に関連することが示されている任意のものであってよい。免疫状態を反映するマーカーと同様に、適当なマーカーとして、細胞周期、DNA修復を反映するマーカー、抗酸化マーカーなどを含む。
【0024】
第1および第2の態様のすべての好ましい特徴はまた、第3の態様にも適用される。
【0025】
本発明の第4の態様は、生理学的マーカーに及ぼす1または複数の因子の影響を特定するための、本発明の第3の態様に基づくライフステージ分類の使用を提供する。生理学的マーカーは、任意のものであってよく、特に、本発明の第1から第3の態様について記載されたものであってよい。
【0026】
特定される因子は制限されない。適当な因子は:食品、医薬品、環境変化(季節または地理的変化)、ストレス、などを含む。
【0027】
本発明の第4の態様の特定の特徴は、食餌の影響を特定することである。「食餌」の語はここでは栄養を含み動物が摂取するすべての食品を対象とする。食餌は従来の基礎食品、ならびに栄養補助食品、飲料、スナック、おやつなどを含む。食品は湿性食品、乾性食品、半湿性食品を含む。
【0028】
本発明に基づいて、ライフステージ分類を用いて食餌の効果を特定することができる。この方法では、動物に有益な効果を有する食餌を特定することができる。したがって、低下している免疫状態を回復する食餌を特定することができる。
【0029】
有益な効果のためにこのように食餌による介入を提供することができる。当該食餌は、ライフステージ特異的であることを要する。あるいは、当該食餌は、たとえばラブラドル犬または大型種対小型種特異的といったように、種特異的(系統特異的)であってもよい。当該食餌は、ライフステージおよび種(またはその他)の両方に特異的であってもよい。寿命の種間差は、年齢に伴う免疫状態に大きな影響を及ぼすと思われ、異なる種には異なる食餌を提案しまたは支持する。イヌおよびネコの集団において、栄養補助食品(たとえばビタミンC)または栄養補助食品とその他の食品の組合せを用いて、最適の免疫力を維持するか、もしくは年齢に関連する低下または抑制された免疫機能を若返らせることができる。臨床的視点から、治療食の有効性を評価するために、健常集団のベースラインデータを、臨床的に免疫抑制された集団との比較するために用いてもよい。
【0030】
第1から第3の態様のすべての好ましい特徴はまた、第4の態様にも適用される。
【0031】
本発明の第5の態様は、図1a、1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c、2d、2e、3、4、5、6、7、8および9の任意の1つに示すコンパニオン動物ライフステージ分類に関する。
【0032】
本発明の第6の態様は:
(a)動物の生理学的マーカーを測定し;
(b)前記測定に基づいて当該動物についてライフステージ分類を特定し;さらに
(c)ライフステージ分類によって変化する食餌を当該動物に与える、各工程を含む、非ヒト動物に給餌する方法を提供する。
【0033】
第1から第4の態様のすべての好ましい特徴はまた、第5の態様にも適用される。
【0034】
本発明の第7の態様は、図1a、1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c、2d、2e、3、4、5、6、7、8および9の1または複数を参照して、非ヒト動物に給餌する、実質的に上に記載した通りの方法を提供する。
【0035】
本発明の第8の態様は、非ヒト動物のライフステージ分類に最適化された動物用の食品であって、前記分類が当該食品を消費する種または系統の動物の集団について測定された生理学的マーカーの平均測定値に従って特定されたものであることを特徴とする食品を提供する。
【0036】
本発明の第8の態様において言及された生理学的マーカーの平均測定値は、前記生理学的マーカーの典型的または代表的測定値を含む。
【0037】
本発明の第8の態様に基づく動物用の食品は、前記分類の動物の栄養について最適化されている。
【0038】
本発明の第8の態様の動物用の食品は、前記分類の動物の生理機能を向上させるように最適化されていてもよい。生理機能の向上は、当該動物が前記分類に典型的なストレスに対処することを可能にする。
【0039】
動物の生理機能を向上させることは、前記動物の代表的な生理学的マーカーを向上させることを含むであろう。
【0040】
本発明の第8の態様は、前記分類に典型的な疾患に対処するために前記分類の動物の生理機能を向上させるように最適化された動物用の食品を構成し得る。
【0041】
本発明の第8の態様に基づく動物用の食品は、イヌ用の食品またはネコ用の食品を構成し得る。
【0042】
本発明の第8の態様に基づく動物用の食品は、特定のサイズ範囲、特定の体重または特定の系統の動物用に、最適化されるか、またはさらに最適化され得る。
【0043】
本発明の第8の態様の動物用の食品は、その食品が最適化されている前記分類の目に見える指標を有する容器内に包装された食品を構成し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
本発明によると、非ヒト動物用の食品は、非ヒト動物が食餌で消費する任意の工夫を包含する。具体的には、コンパニオン動物または動物用の食品が含まれる。このように、本発明は、標準的な食品ならびにスナック食品(たとえば、スナックバー、シリアルバー、スナック、ビスケット、甘味類)を対象とする。そのようなスナック食品はペット用スナック食品であってよい。当該食品は、調理済み製品であってもよい。その食品は、肉または動物由来材料(たとえば牛肉、鶏、七面鳥、子羊、魚、血漿、骨髄などまたはその1つ以上)を加えることができる。あるいは、当該食品は、タンパク源を供給するのに肉を含まないものであってもよい(好ましくは大豆、トウモロコシグルテンまたは大豆製品といった肉の代用物を含む)。当該食品は、たとえば大豆タンパク濃縮物、牛乳、タンパク質、グルテンなどのような、追加のタンパク源を含んでいてよい。当該食品はまた、1または複数の穀類(たとえば小麦、トウモロコシ、米、カラス麦、大麦など)のような、デンプン源を含んでいてよく、あるいはデンプンを含まなくてもよい。当該食品は、ゼラチン化デンプン質を含むか、またはゼラチン化デンプン質であってよい。当該食品は、たとえばビートパルプ、チコリ、ココナツ内胚乳繊維、小麦繊維などといった、1または複数の種類の繊維を含んでいてよい。
【0045】
当該食品は、乾性、半湿性、湿性(モイスト)製品であってよい。湿性食品は、通常は缶詰で販売され、含水量が70%から90%であるものを含む。乾性食品は、同様の成分を有するが、水分が5%から15%であり、しばしば小さなビスケット様の粗粒として提示される食品を含む。半湿性食品は、15%を超えて最大70%までの含水量を有する食品を含む。どのような製品でも、水分の量は、使用できるまたは必要な包装の種類に影響を与えるであろう。
【0046】
当該食品は、好ましくは包装されている。この態様で、消費者は、包装から食品の成分を識別することができ、その食品が問題の特定の非ヒト動物に適していることを確認することができる。包装は、金属(通常は缶詰または可塑箔包装の形で)、プラスチック(通常はパウチまたは瓶の形で)、紙またはボール紙であってよい。任意の製品中の水分の量は、使用することができるまたは必要な包装の種類に影響を与えるであろう。
【0047】
本発明を下記の図面を参照して記載する。
【実施例】
【0048】
本発明を下記の実施例を参照して記載する。
【0049】
実施例1
材料および方法
動物
末梢血白血球部分集合における年齢に関連する変化についての免疫学的ベースラインを設定するために、0.6歳から14.2歳の範囲の122頭のラブラドル犬(雌71頭および雄51頭)から全血標本を採取した。
【0050】
試料採取
すべての血液試料は、蛍光活性化細胞選別(FACS)分析用に、1mLのEDTAカリウム試験管に採取した。
【0051】
白血球プロファイル測定
免疫反応は、異なる機能を有するさまざまな細胞型(白血球)から構成される。これらの異なる白血球集団の同定は、免疫反応の基礎を理解する基盤を提供する。白血球集団に対する反応性を有するモノクローナル抗体(Mab)の開発に伴い、すべてのT細胞(CD3)、T細胞部分集合(CD4およびCD8)、B細胞(CD21)および単球(CD14)に対するマーカーが、測定可能な集団の一部を担う。
【0052】
FACS分析は、白血球の生きている部分集合を特徴づけおよび定量するのに広く用いられている。FACS分析は、3つの段階を含む;最初に、細胞を調製し、特定の表面マーカーに対する該当Mabとインキュベートし、さらに蛍光試薬(たとえばフルオレセインイソチオシアネート(FITC))で標識する;次に、染色した細胞をFACSによって同定および分離し、データを集める;3番目に、集めたデータを分析して、該当する細胞集団に関する定量的情報を得る。
【0053】
イヌの白血球集団
細胞溶解した全血の染色と三重染色FACS分析を用いることによって、下記の免疫学的細胞表面マーカーの相対的発現レベルおよび白血球集団を測定した:
CD3−全T細胞マーカー
CD4−ヘルパーT細胞マーカー
CD8−細胞毒性T細胞マーカー
CD4:CD8比−細胞毒性T細胞に対するヘルパーT細胞の相対レベル
CD21−B細胞マーカー
CD14−単球マーカー
リンパ球−白血球の部分集合
顆粒球−白血球の部分集合
単球−白血球の部分集合
リンパ球生存可能性−死細胞に対する生細胞の割合
C11b−細胞表面マーカー
統計分析
数値は、動物個体それぞれについて、細胞集団のパーセンテージとして表した。結果は年齢範囲全体にわたる傾向を特定するために直線回帰によって統計的に評価した。判別分析を用いて、導き出されたライフステージの群分け間を最もうまく区別する細胞表面マーカーの部分集合を特定した。ライフステージ間の差については、個々の細胞集団それぞれについて独立標本のt検定を実施し、ライフステージ間の有意差を確認した。
【0054】
結果
イヌの白血球集団
下記の散布図は、さまざまな白血球集団の相対的割合を年齢(年単位)に対して示す。得られたデータにおいて有意な傾向を特定するために、直線回帰分析を用いた。分析によって、加齢に伴いCD3の有意な増加(R=0.06、p<0.008;図1a),CD4の有意な減少(R=0.03、p<0.05;図1b)、CD8の有意な増加(R=0.24、p<0.001;図1c)とともに、CD4:CD8比の対応する減少(R=0.15、p<0.001;図1d)が検出された。
【0055】
判別分析のための年齢群は8歳である。
【0056】
イヌのライフステージ群
これらの結果は、ラブラドル犬集団において、加齢といくつかの白血球集団の相対的割合の変化との間に有意な相関が明らかにされた。判別分析を用いて、導き出されたライフステージの群分け間を最もうまく区別する白血球集団を特定し、CD3(図2a)およびCD8(図2c)は、両方のマーカーに関して全体の正確な分類が83%(交差確認)で、2つの統計的に区別可能な群、すなわち成犬(0.6から8歳)および老犬(8歳を超える)を定義した。
【0057】
考察
イヌの白血球集団
我々の検討は、イヌ集団由来の末梢血において、CD3およびCD8T細胞の相対的割合における年齢に関連する有意な増加、ならびに、CD4T細胞およびCD4:CD8比における年齢に関連する有意な減少を示した。
【0058】
本研究において観察された有意な変化は、T細胞マーカー(CD3、CD4、CD8、およびCD4:CD8比)に関するものであり、そのすべてが後天性免疫系(免疫記憶の発生を含む、抗体特異的T細胞の抗体に対する反応)の細胞成分に関連する。ある場合に、いくつかのR値が特に低いが(図1a、1b)、これらのデータは、0.6歳から14.2歳の年齢範囲にわたる健康なイヌの独立検体を採取する場合に集団に見られる自然の変動を表すため、これは予想外のことではない。
【0059】
CD3T細胞マーカーは、すべてのT細胞(CD4およびCD8T細胞部分集合の両方を包含する)を特徴づけるが、年齢に伴って相対的割合に有意な増加を示した(図1a)。このことは、CD3マーカーを同時発現するCD8T細胞の相対的増加が、同じマーカーを発現するCD4T細胞の相対的減少より大きいことが原因の一部であろう。ヒトにおける研究はまた、CD8T細胞のレベルの年齢に伴う増加を示しており、これらの細胞型が、上記に強調する加齢に伴う過程が原因で、完全な成熟機能状態に到達できない未熟T細胞に相当することを示唆する。また、総T細胞部分集合の絶対値および相対値を検討した他のイヌおよびヒトの研究からのデータの解釈と組み合わせた場合、そのT細胞部分集合の絶対数がより遅い速度で減少しているため、総T細胞の割合における増加が明らかであることが示された。
【0060】
CD3マーカーが、一般にCD4およびCD8T細胞に共有されているが、それらの機能は互いに非常に異なる。CD8T細胞(細胞毒性T細胞)の機能は、細胞内病原体(たとえばウイルス)を含む宿主細胞を識別し、破壊することである。CD4T細胞(ヘルパーT細胞)は、細胞外病原体(たとえば細菌および寄生虫)を破壊するために、他の細胞を活性化することに特化しており、2つの機能的分類に分けられる:取り込んだ細菌を殺す単球/マクロファージを活性化するTへルパー1(TH1)細胞、および抗体を産生するB細胞を活性化するTH2細胞である。
【0061】
イヌのCD8T細胞の相対的割合において観察された有意な増加(図1c)は、「記憶」T細胞集団と呼ばれるものに含まれる。上述の通り、記憶T細胞の産生は、体が個々の抗原刺激に反応し、その特定の感染を抑制するかまたは排除するための反応を起こしていることを示す。やがて、これらの同じ生理学的反応は、その特定の抗原に再度遭遇した場合に、個体がより速やかに感染に反応することを可能にする記憶T細胞の(拡大した)クローンの発展的な蓄積に繋がる。このことは、CD8T細胞のレベルが年齢に伴って上昇するという知見を支持する。
【0062】
結論として、加齢する個体内での細胞の分析と組み合わせた機能的細胞老化の測定に関する研究は、免疫系の調節が年齢に伴ってどのように発達するかについての新たな見識を提供する。イヌ集団からの証拠は、末梢血中の白血球集団の相対的割合における年齢に関連する変化を実証している。これらの研究は、区別可能な白血球集団で連続的な再構成が起こっていて、加齢するイヌの免疫系の機能状態を潜在的に変化させていることを示唆する。そのような研究からの情報は、免疫系の可塑性、長期にわたる基礎免疫の全体的な維持、代償機能の調節および長期記憶の調節を監視するための基盤を提供する。この情報は疑いなく、動物の一生の間、特に動物の一生の後期段階の間に、(ここで前述したような)そのようなストレッサーに対処するための免疫系の能力を向上させる新規の戦略(特に栄養的介入を利用する)を開発する助けとなる。
【0063】
示された情報から、イヌの免疫状態に有意な変化が実際起こっていることは明らかであり、年齢に伴う免疫状態の調節が存在することを示唆する。白血球の各群についての散布図情報に関する判別分析を用いて、CD3およびCD8T細胞マーカーの両方が、2つの統計的に区別可能なライフステージ群、すなわち8歳未満の成犬および8歳を超える老犬を定義した(図2a、c)。CD4:CD8比(図2d)およびCD21(図2e)は有意差を示したが、その分類はCD3およびCD8ほど高くなかった。
【0064】
CD4:CD8比の分類レベルがより低いことの理由として、2つのライフステージ群間で、CD4細胞の割合の差が無視しうるものであることが考えられる(図2b)。このことは、年齢尺度の高い側の限界(>8歳)でイヌの数が少ないことに起因する可能性もあるが、また、老年群でのCD4細胞の割合が、成年群のレベルのすぐ下の基底レベルに達していて、そのため8歳を超える年齢での有意な減少を見えなくしている可能性もある。
【0065】
CD21細胞の割合の低下は有意でなかったが(図1e)、成年および老年ライフステージ群間の有意差(図2e)は、より低い分類レベルではあるが、CD21細胞の割合のより大きな低下が8歳レベル付近で起こり、それが今度は年齢散布図プロファイルの全体の状況に置かれると覆い隠されることを示唆するであろう。
【0066】
異なるライフステージ間で変化する免疫状態のそのような指標は、感染および年齢の上昇に伴う潜在的な発癌因子についての免疫監視の低下を伴って、動物が免疫機能障害を被っているかどうかを特定するのに用いることができる。この種の情報は、最適な免疫機能を維持するかまたは、最適に満たない免疫系を向上させ変性疾患の発生を潜在的に低減させるのを助ける、特定のライフステージのための栄養所要量を定義するのに有用である。
【0067】
実施例2
材料および方法
雄121匹および雌167匹の0.2から15.9歳の範囲の288頭の短毛家ネコから全血標本を採取した。すべてのネコを、ペットネコ用と類似の条件下で飼育し、市販の完全食品を与えた。
【0068】
細胞溶解した全血の染色と二重染色フローサイトメトリー分析を用いて試料を分析した。市販のモノクローナル抗体を用いて、CD5、CD4、CD8、B細胞(CD21様)、CD14およびCD11bについて細胞表面マーカーを同定した。リンパ球、単球および顆粒球の相対レベルも計算した。
【0069】
数値は、動物個体それぞれについて細胞集団のパーセンテージとして表した。年齢に関連する傾向は、直線回帰分析を用いて評価した。判別分析および独立標本のt検定を用いて、ライフステージ群分けを定義するための細胞集団を特定した。
【0070】
結果
直線回帰分析は以下のように同定した:
・CD4の有意な減少(R=0.12、p<0.001;図3)
・CD8の有意な増加(R=0.15、p<0.001;図4)
・CD4:CD8比の有意な減少(R=0.23、p<0.001;図5)
・顆粒球の相対レベルの有意な減少(R=0.16、p<0.001;図6)
・リンパ球の相対レベルの有意な減少(R=0.15、p<0.001;図7)
・CD11bの有意な増加(R=0.21、p<0.001;図8)
【0071】
CD4:CD8比データの判別分析(図8)は、全体の正確な分類が71%(交差確認)で、ネコの2つの統計的に区別可能な群、すなわち幼猫(0.2から0.8歳)および成猫(0.8歳を超える)の識別を可能にした。
【0072】
考察
この試験からの結果を下記に示す:
・CD4の相対的割合における年齢に関連する有意な減少
・CD8の相対的割合における年齢に関連する有意な増加
・CD4:CD8比における年齢に関連する有意な減少
・CD11bの相対的割合における年齢に関連する有意な増加
結論
これらの試験は、健常なネコにおいて、白血球部分集合に及ぼす加齢の影響を総合的に調査し、さらに免疫学的状態に基づいてライフステージを定義した最初のものである。本試験で特定されたライフステージは、短毛家ネコにおいて、年齢によって免疫学的状態が実際変化するという事実を強調する。したがって、白血球部分集合データの解釈が利用されているどの試験でも年齢を考慮することが必須である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1a】図1aは、CD3細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図1b】図1bは、CD4細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図1c】図1cは、CD8細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図1d】図1dは、CD4:CD8比の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図1e】図1eは、CD21細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図2a】図2aは、イヌ由来CD3細胞集団の判別分析プロットを示す図であり、8歳までと8歳超に分けられている。
【図2b】図2bは、イヌ由来CD4細胞集団の判別分析プロットを示す図であり、8歳までと8歳超に分けられている。
【図2c】図2cは、イヌ由来CD8細胞集団の判別分析プロットを示す図であり、8歳までと8歳超に分けられている。
【図2d】図2dは、イヌ由来CD4:CD8比の判別分析プロットを示す図であり、8歳までと8歳超に分けられている。
【図2e】図2eは、イヌ由来CD21細胞集団の判別分析プロットを示す図であり、8歳までと8歳超に分けられている。
【図3】図3は、CD4細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図4】図4は、CD8細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図5】図5は、CD4:CD8比の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図6】図6は、顆粒球の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図7】図7は、リンパ球の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図8】図8は、CD11b細胞の相対的割合の年齢(年単位)に対する散布プロットを示す図である。直線回帰分析が与えられている。
【図9】図9は、最大8ヶ月齢までのデータと8ヶ月齢を超えるもののデータに分割された、CD4:CD8比データの判別分析を示す図である。

Claims (36)

  1. 非ヒト動物のライフステージを特定するための生理学的マーカーの使用法。
  2. 前記生理学的マーカーが、免疫状態の1または複数の指標であることを特徴とする請求項1記載の使用法。
  3. 前記免疫状態の指標が、細胞媒介性免疫マーカー、抗体媒介性免疫マーカーまたは先天性免疫マーカーの1または複数であることを特徴とする請求項2記載の使用法。
  4. 前記生理学的マーカーが、動物個体の下記のT細胞集団の1または複数であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の使用法:
    CD3
    CD8
    CD4
    CD4:CD8比
    CD21
    顆粒球
    リンパ球
    CD11b。
  5. ライフステージが年齢として表されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1記載の使用法。
  6. 前記動物が、コンパニオン動物であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の使用法。
  7. 前記コンパニオン動物が、ネコまたはイヌであることを特徴とする請求項6記載の使用法。
  8. 非ヒト動物のライフステージを特定する方法であって、動物個体における下記の細胞集団のうち1または複数の集団を測定し、指定の図を参照してライフステージを特定する、各工程を含む方法:
    イヌ科動物については;
    CD3:図1aまたは2a
    CD4:図1bまたは2b
    CD8:図1cまたは2c
    CD4:CD8比:図1dまたは2d
    CD21:図1eまたは2e
    ネコ科動物については;
    CD4:図3
    CD8:図4または9
    CD4:CD8比:図5
    顆粒球:図6
    リンパ球:図7
    CD11b細胞:図8。
  9. ライフステージが、年齢として表されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 動物個体の生理学的マーカーのレベルを、該動物についての特定のライフステージに関連づけるグラフまたは表を含む、非ヒト動物ライフステージ分類システム。
  11. 前記非ヒト動物がコンパニオン動物であることを特徴とする請求項10記載のライフステージ分類システム。
  12. 前記コンパニオン動物が、ネコまたはイヌであることを特徴とする請求項11記載のライフステージ分類システム。
  13. 前記生理学的マーカーが、免疫状態の指標であることを特徴とする請求項10から12いずれか1項記載のライフステージ分類システム。
  14. 前記免疫状態の指標が、細胞媒介性免疫マーカー、抗体媒介性免疫マーカーまたは先天性免疫マーカーの1または複数であることを特徴とする請求項13記載のライフステージ分類システム。
  15. 前記免疫状態の指標が、下記の細胞集団の1または複数であることを特徴とする請求項10から14いずれか1項記載のライフステージ分類システム:
    CD3
    CD4
    CD8
    CD4:CD8比
    CD21
    顆粒球
    リンパ球
    CD11b。
  16. 1または複数の因子が生理学的マーカーに及ぼす影響を特定するための、請求項10から15記載のライフステージ分類システムの使用法。
  17. 前記因子が食品であることを特徴とする請求項16記載の使用法。
  18. 図1a、1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c、2d、2e、3、4、5、6、7、8および9の1または複数を参照することを特徴とする、請求項10から17いずれか1項記載のコンパニオン動物のライフステージ分類システム。
  19. 非ヒト動物に給餌する方法であって:
    (a)前記動物の生理学的マーカーを測定し;
    (b)前記測定に基づいて該動物についてライフステージ分類を特定し;さらに
    (c)ライフステージ分類によって変化する食餌を前記動物に与える;各工程を含むことを特徴とする方法。
  20. 前記生理学的マーカーが、免疫状態の1または複数の指標であることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 前記免疫状態の指標が、細胞媒介性免疫マーカー、抗体媒介性免疫マーカーまたは先天性免疫マーカーの1または複数であることを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 前記生理学的マーカーが、動物個体の下記の細胞集団の1または複数であることを特徴とする、請求項19から21いずれか1項記載の方法:
    CD3
    CD8
    CD4
    CD4:CD8比
    CD21
    顆粒球
    リンパ球
    CD11b。
  23. 前記動物がコンパニオン動物であることを特徴とする請求項19から22いずれか1項記載の方法。
  24. 前記コンパニオン動物が、ネコまたはイヌであることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. 図1a、1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c、2d、2e、3、4、5、6、7、8および9の1または複数を参照することを特徴とする、請求項19から24いずれか1項記載の非ヒト動物に給餌する方法。
  26. 非ヒト動物の特定のライフステージ分類に最適化された動物用の食品であって、前記分類が、該食品を消費する種または系統の動物の集団について測定された生理学的マーカーの平均測定値に基づいて決定されたものであることを特徴とする動物用の食品。
  27. 前記分類の動物の栄養に関して最適化されていることを特徴とする、請求項26記載の動物用の食品。
  28. 前記分類の動物の生理機能を向上させるように最適化されていることを特徴とする、請求項26記載の動物用の食品。
  29. 前記分類に典型的な疾患に対処するために前記分類の動物の生理機能を向上させるように最適化されていることを特徴とする、請求項26記載の動物用の食品。
  30. イヌ用の食品を構成することを特徴とする、請求項26から29いずれか1項記載の動物用の食品。
  31. ネコ用の食品を構成することを特徴とする、請求項26から29いずれか1記載の動物用の食品。
  32. 乾性、湿性または半湿性食品を構成することを特徴とする、請求項26から29いずれか1項記載の動物用の食品。
  33. 特定のサイズ範囲の動物用にさらに最適化されていることを特徴とする、請求項26から32いずれか1項記載の動物用の食品。
  34. 特定の体重の動物用にさらに最適化されていることを特徴とする、請求項26から32いずれか1項記載の動物用の食品。
  35. 特定の系統の動物用にさらに最適化されていることを特徴とする、請求項26から32いずれか1項記載の動物用の食品。
  36. 該食品が最適化されている前記分類の目に見える指標を有する容器内に包装されていることを特徴とする、請求項26から35いずれか1項記載の動物用の食品。
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