JP2004535139A - ハイブリッド・コーディネーション機能を利用したieee802.11の電力制御 - Google Patents
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- H04W92/16—Interfaces between hierarchically similar devices
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Abstract
認められたTxOP(送信機会)ホルダーはサービス品質(QoS)局(QSTA)間通信の第1フレームを行先による正確な受信と少なくともハイブリッド・コーディネーション機能コントローラ(HC)による検知を確実にするのに十分な電力レベルで送信し、及び次に、例外を除いて、後続フレームを前記行先による正確な受信を確実にするのに単に十分なだけの電力レベルで、前記HCによる受信又は検知に拘らず、送信する。トラフィック区分(TC)待ち行列サイズを変更する又は現時のTxOPの延長を要求するような、前記HCにて受信しなければならない前記後続フレームは前記HCに加えて前記行先による受信を確実にするのに十分な電力にて送信され、最終フレームも同様に送信される。前記HCはチャネルを取り戻すことを単に活動が検知し得ないという理由だけで無条件に抑制され、及び回復は前記のTxOPホルダーに限定される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、無線ローカル・エリア・ネットワーク、特に無線ローカル・エリア・ネットワークにおけるハイブリッド・コーディネーション機能に関連した送信電力制御の利用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)は現在、「ワイヤレス・フィデリティ」又は「WiFi」とよく呼ばれる、米国電気電子技術者協会(IEEE)の802.11-1999標準規格に従って実装するのが最も一般的である。いくつかのワーキング・グループは現在さまざまな目的のために前記標準規格に対する修正と拡充を推進している。特に、IEEE802.11ワーキング・グループの媒体アクセス制御(MAC)機能強化タスク・グループ(タスク・グループE)はサービス品質(QoS)を画像、音声及びマルチメディアの高品質配信のための無線ローカル・エリア・ネットワークに組み入れることを推進している(例えば、非特許文献1参照)一方で、IEEE802.11タスク・グループH(TGh)はIEEE802.11aの実装に動的周波数選択と送信電力制御の組み入れのための標準規格を推進している(例えば、非特許文献2参照)。
【0003】
移動端末の電池寿命は限定的なので、エネルギ消費はIEEE802.11の無線ネットワークにおいては重要な課題となっている。エネルギ保存はいくつかの方法によって達成できる。その1つの方法として、要求通りのリンク信頼性を達成する(すなわち、フレームの正確な受信を保証する)のに必要な最低レベルに無線送信電力を適合することによってエネルギ消費と同一チャネル干渉を低減するメカニズムである、送信電力制御(TPC)の利用がある。上記にて言及した通り、IEEE802.11hワーキング・グループは802.11aのTPCを推進し、又類似のアルゴリズムが802.11bの物理(PHY)レイヤについても予定されている。
【0004】
特にサービス品質(QoS)局(QSTA)間の直接通信が外部制御なしでできるため(すなわち、アクセス・ポイント/ハイブリッド・コーディネータ(AP/HC)にまっさきに送信することなく1つのQSTAが他のQSTAに送信できるため)、ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)のもとに動作するIEEE802.11eネットワークで前記TPCのメカニズムを利用することが望ましい。個々の局(STA)は前記HCF動作のもとでは競合のない期間(CFP)と競合のないバースト各々の間に送信電力を制御すると考えられる。
【非特許文献1】
IEEE802.11e QoS Draft D2.0a、November 2001
【非特許文献2】
「DFS and TPC Joint Proposal for 802.11h」、IEEE802.11-01/169r2
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記HCFを実装する一提案のもとでは、しかしながら、ハイブリッド・コーディネータ(HC)は前記CFB/CFPのすべてのフレームを「聞いてもらう(be heard)」必要がある。さもなければ、前記HCは、分散コーディネーション機能(DCF)フレーム間スペーシング期間(DIFS)で媒体が空いていることを検知し、当該チャネルを取り戻して送信を試みる。さらに、前記HCはQoSを維持する基本サービス・セット(QBSS)・ネットワークの正確な動作のために、特定のフレーム(例えば、待ち行列サイズを更新する)を受信する必要がある。したがってQBSSネットワークにおける全てのQSTAは前記HCがフレームを聞くことができるのに十分高い電力で各フレームを送信すべきであり、そしてそれはTPCの利点をかなり低減させる。QSTA間通信では、送信電力は可能な限り低いものでなくてもよい。
【0006】
したがって、サービス品質を維持する基本サービス・セット・ネットワークでのハイブリッド・コーディネーション機能の動作に対する送信電力制御の適合度を改良する技術の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記にて論じた従来技術の不備に取り組むため、本発明の主要な目的は、QoSを維持する基本サービス・セット(QBSS)・ネットワークでの利用のために、認められたTxOP(送信機会)ホルダー(保持者)を設けることにあり、前記の認められたTxOPホルダーはQSTA間通信の第1フレームを、行先による正確な受信と少なくとも前記のHCによる検知を確実にするのに十分な電力レベルで送信し、及び次に、例外を除いて、送信先による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで、前記HCによる受信又は検知に拘らず、後続フレームを送信する。トラフィック区分(TC)待ち行列サイズを変更する又は現時の前記TxOPの延長を要求するような、前記HCにて受信されなければならない後続フレームは前記HCに加えて送信先による受信を確実にするのに十分な電力にて送信され、最終フレームも同時に送信される。前記HCはチャネルを取り戻すことを単に活動が検知できないという理由だけで無条件に抑制され、又回復は前記のTxOPホルダーに限定される。
【0008】
上記は、本発明の実施例を当業者がよりよく理解できるように本発明の特徴と技術的利点を多少大まかに概説した。本発明の請求範囲の対象を構成する追加の特徴と利点を次に説明する。当業者は開示された概念と特定の実施例を本発明と同じ目的を遂行するための修正又は他構造の設計の基礎として容易に利用できることを正しく認識するであろう。
【0009】
当業者は又前記の同等な形態が本発明の最も一般的な形態の趣旨と範囲を変更しないことを真に理解するであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施例を説明する前に、本明細書及び特許請求の範囲の原文の至る所で使われる特定の語又は熟語の定義を示すのが都合がよいかもしれない:
「include」と「comprise」の語とそれに加えた派生語は非限定的包含を意味するものである。
【0011】
「or」の語は包括的で、「及び(and)」と「又は(or)」を意味するものである。
【0012】
「associated with」又は「associated therewith」の熟語とそれに加えた派生語は中味の一部として含む、中味の一部として中に含まれる、相互に連結する、中味の全体として含む、中味の全体として中に含まれる、接続する、連結する、通信し合える、協同する、交互配置する、最も近くにある、縛られる、持っている、性質がある、などを意味するものである。
【0013】
「controller」の語は少なくとも一つの動作を制御する装置、システム又はその部品を意味するものであり、当該装置はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又は前述の少なくとも2つの組み合わせにて実装される。
【0014】
何か特定のコントローラに関連する機能は、近くであろうと遠隔であろうと、集中方式でも分散方式でもよい。特定の語又は熟語は本明細書及び特許請求の範囲の原文の至る所で定義するので当業者はその定義を前記の定義された語又は熟語を従来に加えて将来に使用する、仮に大部分ではなくとも、多くの場合に適用すると受け取るであろう。
【0015】
本発明、及びその利点をより完全に理解するために、次に下記の説明を付属の図面と共に参照し、当該図面では同じ数字は同じ対象を示すものとする。
【実施例】
【0016】
以下に検討する、図1乃至図3、及び本明細書及び特許請求の範囲にて本発明の原理を説明するのに使われるさまざまな実施例は単なる例示であり決して本発明の範囲を限定するものと解釈すべきでない。当業者は本発明の原理が適切に設計されたどんな装置にも実装できるものと受け取るであろう。
【0017】
図1A乃至図1Bはハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために現在提案されている規約に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークを描いている。当業者は無線ネットワークの全部の構造と動作が完全な詳細まで描写又は説明されていないことを認識するであろう。その代わり、簡便性と明瞭性のために、本発明に特有な又は本発明の理解に必要な無線ネットワークの周知の構造と動作のみ本明細書及び特許請求の範囲にて図示と説明をしている。
【0018】
HCF動作の最新規約によれば、QSTA1のような送信機会(TxOP)ホルダーはフレームを予定受信者QSTA2によって受信されることと少なくとも前記HCによって聞かれること(そしてできることなら受信されること)に十分な電力レベルで送信する必要がある。QSTA間の通信がTPCにとって理想的な場合とはQSTA1での送信電力を前記送信フレームのQSTA2による受信を確実にする(すなわち、QSTA2が送信範囲101内にあることを確実にする)のに必要なレベルに設定する場合であろう。
【0019】
しかしながら、当該送信範囲101と空きチャネル評価(CCA)使用中範囲102は、当該の2つの範囲間の増分距離ΔDが比較的一定の状態であるなら、両方とも送信電力に依存する。したがって、図1Aを用いて説明したように、送信フレームのQSTA2による受信を確実にするのに十分な送信電力レベルでも前記送信がHCによって「聞かれること」(すなわち、前記HCが前記CCA使用中範囲102にある)を確実にするには不十分のことがある。したがって、HCFの動作の最新規約によれば、たとえ結果の送信範囲104がQSTA2による受信を確実にするのに必要な範囲よりも大きくとも、QSTA1における送信電力レベルはHCがCCA使用中範囲103内にあることを確実にするのに最低必要レベルに設定されなければならない。その結果、QSTA間通信における送信電力は可能な限り低いものでなくてもよいので、電力資源の非効率的利用になる。
【0020】
図2A乃至図2Dは本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装したサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造と電力レベル動作を図示する。
【0021】
図2A乃至図2CはQSTAとHCと関連する送信とCCA使用中範囲の位置を描く一方、図2Dは認められたTxOPの送信電力を時間にわたって図示する。
【0022】
認められたTxOP中のQSTA間通信の第1フレーム201では、認められたTxOPの送信電力コントローラ(例示ではQSTA1)は十分に高い電力にて送信するので予定受信者(例示ではQSTA2)は前記フレーム201を正確に受信し前記HCは少なくとも前記フレームを聞くことができる。図1A乃至図1BにおけるQSTA1、QSTA2及びHCの例示的位置では、電力レベルP1は図2Aに示した通り、前記CCA使用中範囲103と送信範囲104を扱うのに十分でなくてはならない。この制限状態において前記TxOPホルダーQSTA1は電力とデータ通信速度の最善の組み合わせを利用するが、前記HCはポーリングしたQSTAがQoS CF-ポーリング・フレームを正確に受信したかどうかを判定するために前記第1フレームをヒアリングする必要がある。特に、前記HCが少なくとも前記予定受信者QSTA2と同じだけ前記TxOPホルダーQSTA1に近い場合、第1フレームの前記電力レベルP1は前記予定受信者QSTA2による正確な受信を確実にするのに十分なだけでよい。
【0023】
前記TxOP中のQSTA間通信の、前記第1フレーム201の後に来る、後続フレーム202を前記予定受信者(または行先)QSTA2による前記フレーム202の正確な受信を単に確実にするためにQSTA1によって選択された電力レベルP2(およびデータ通信速度)で、前記フレーム202による受信又はさらには前記HCによるヒアリングに拘らず、送信することがある。すなわち、前記送信電力は図2Bに示された通りQSTA2が送信範囲200内にあることを確実にするのに十分なだけ高ければよい。
【0024】
TxOP中には、QSTA1によって1つ以上選択されたフレーム203を、QSTA間通信における前記行先QSTA(QSTA2)と前記HCの両方が前記フレーム203を正確に受信することを確実にするのに十分なより高い電力レベルP3(と選択されたデータ通信速度)で、任意に送信できる。例えば、前記の認められたTxOPホルダーQSTA1が前記のトラフィック区分(TC)行列サイズを更新したい、前記の認められたTxOPを更新したい(すなわち、新しい期間を要求したい)、又は新しいTxOPを要求したい時、QSTA1の送信電力コントローラは、図2Cにおける送信範囲204に対応して、より高い電力レベルP3で送信する。TxOP中の後続フレーム205はQSTA1によってより低い電力レベルで再び送信される。
【0025】
最後に、効率的な帯域幅利用のため、前記の認められたTxOPホルダーQSTA1は前記の認められたTxOP中に少なくとも、続く(最終)フレーム206を前記の送信先QSTA2と前記HCの両方が前記フレーム、すなわちノン・ファイナル(NF)ビットがゼロに等しい状態のQoSデータ・フレーム、及びNF=0の状態のQoS CF-ポール フレームに応答するQoS CF-ACKの受信を確実にするのに必要なより高い電力レベルP3で、送信すべきである。前記フレームの当該電力レベルは、特に前記TxOPホルダーQSTA1が当初認められたTxOPの終わりよりも早く終結する時に帯域幅を節約するのに望ましい。
【0026】
前記HCが前記チャネルを早まって取り戻すことをできないようにするために、前記HCは抑制されて以下に述べる状態においてのみ前記チャネルを取り戻すことができる:
すなわち、前記QoS CF-ポール フレームの終結後のポイント・コーディネーションのフレーム間スペーシング(PIFS)中に前記CCAが空き状態に留まった時、
前記TxOPホルダーからのNF=0の状態のフレームと通常のACKポリシーが使われた場合の適切なQoS CF-ACKフレームの受信時、
及び前記の認められたTxOPの終了時である。
【0027】
前記HCは、しかしながら、前記DIFS又は前記PIFSの媒体が空きであると単に検知した後、前記チャネルを無条件に取り戻すことができない。
【0028】
さらに、TxOP中は、予定された受信の欠如した状態から回復することについてTxOPホルダーのみが責任を負う。回復は以下によって実行する:
前記フレームを再送信する、
他のQSTAにフレームを送る、
又はNFビットが0に等しい状態で前記HCにQoS空白データを送る(この方法によって、前記TxOPは終結し、又前記HCはチャネルを取り戻すことができる。)
前記HCを含む、他のすべてのQSTAは、前記QBSSの媒体が使用中かどうかを確実に判定することができないためにチャネル回復には着手しないだろう。
【0029】
当該考察は、連続体における任意の電力レベルに関係するが、前記TxOPホルダーの前記送信電力コントローラは、利用できる最善の電力レベル(とデータ通信速度)を選出して、多数の離散的電力レベルから選出することにとどまることがある。
【0030】
図3は本発明の一実施例に従った、ハイブリッド・コーディネーション機能動作下での局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。プロセス300は、前記TxOPホルダーによって実行され、QSTA間通信のために認められるTxOPから始まる(ステップ301)。前記HCは所定の条件下以外ではチャネルを取り戻すのは非能動的状態を除いて(無条件に)妨げられ、及び回復は前記TxOPホルダーのみに限定される(ステップ302)。前記TxOPホルダーからの第1フレームは予定受信者(又はマルチキャスト受信者)による正確な受信と少なくとも前記HCによる検知を確実にするのに十分な電力レベル(とデータ通信速度)で送信する(ステップ303)。
【0031】
前記TxOPホルダーによって送信する次フレームは、前記HCによる受信又はさらに検知に拘らず、予定受信者による正確な受信を確実にするのに単に十分なだけの電力レベル(とデータ通信速度)で送信する(ステップ304)。TCの待ち行列サイズの変更、又はTxOP期間の変更のような、前記次フレームを前記HCによって受信すべきかどうかの判定が次にされる(ステップ305)。もしそうなら、前記次フレームは前記に加えて、前記予定受信者による受信を確実にするのに十分な電力レベルで送信する(ステップ306)。
【0032】
前記HCによる前記次フレームの受信が必要ない場合、前記次フレームが最終フレームであるか、又は最終フレームの最初なのかを判定する(ステップ307)。もしそうでなければ、次フレームは前記予定受信者による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで送信される(ステップ304)。もしそうなら、しかしながら、前記予定受信者と前記HCの両方による受信を確実にするのに十分な電力レベルにて送信する(ステップ308)。当該プロセスは次に他のTxOPが認められるまで処理を行っていない状態となる(ステップ309)。
【0033】
前述の説明は選択的に電力を適合する前記TxOPホルダーのみに関係する。しかしながら、QSTA間通信では、前記受信者はQoS CF-ACKのような、プロトコル・フレームにて応答する必要がある。より低い電力レベルを選択的に送信する当該規約はQSTA間通信の他の局に適用する。
【0034】
図4は本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能の動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。前記QoSCF-ACKは前記TC待ち行列のステータスを更新するのに使われるので、局間通信に参加する他の局による前記に定義された送信制御規約への支持は同様に重要である。局間通信を構成する他の局内に実装されたプロセス400は局間通信の立ち上がりに関係する非TxOPホルダーによるプロトコル・フレームの送信の必要性に着手する(ステップ401)。前記HCに加えて前記予定受信者によって送信する次フレームが聞かれるべきかについてフレーム毎に判定する(ステップ402)。もしそうなら、当該フレームは前記HCと前記受信予定者による正確な受信に十分な電力レベルにて送信する(ステップ403)。さもなければ、前記フレームは前記受信予定者による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで、前記HCによる前記フレームの受信又は検知の有無に拘らず、送信する(ステップ404)。次に最後に必要とされるフレームを送信したかどうかについて判定し(ステップ405)、その場合には当該プロセスは処理を行っていない状態となる(ステップ406)。
【0035】
本発明はハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとで送信電力制御の性能を改善する。前記の新規約の明確化により、ハイブリッド・コーディネーション・コントローラは前記の競合のないポーリング後の第1フレームの検知のみ実行すればよく、当該検知後に前記送信機会ホルダーは送信先拡張局による正確な受信を可能にするための最低電力と最高データ通信速度で、前記ハイブリッド・コーディネーション・コントローラが前記フレームを検知しているかどうかを考慮せずに、送信することができ、これは拡張局間の直接通信において相当な利点でありうる。送信電力制御はサービス本質を維持する基本サービス・セット用ネットワークの正確な動作を続けるのと同時に前記のような効率的な方法がとられる。
【0036】
本発明は完全に動作するシステムに関して説明するものである。一方、当業者は本発明のメカニズムの少なくとも一部はさまざまな形態による使用法を含む機械使用に適した媒体形態による配送ができ、及び本発明は当該配送の実際の遂行に利用する信号を運ぶ媒体の特定の種類に拘らず同等に適用できることを十分理解するであろう。
【0037】
読み出し専用メモリ(ROM)又は消去可能、電気的プログラム可能ROM(EEPROM)のようなハード・コード型媒体、フロッピー(R)・ディスク、ハード・ディスク駆動機構とコンパクト・ディスクROM(CD-ROM)又はディジタル・ビデオ・ディスク(DVD)のような記録可能媒体、及びディジタルとアナログ通信リンクのような伝送型媒体が前記の機械使用に適した媒体の例に含まれる。
【0038】
当業者は本発明の実施例に対するさまざまな変更、置換、変形例、拡張、微妙な差異、漸次的変化(gradations)、より劣った形態、手直し(alterations)、修正(revisions)、改良、模造が本発明の最も一般的な形態の趣旨と範囲を変更することなく作成できると受け取るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1A】ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために提案された一連の規約(IEEE802.11e/D1.0)に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)用無線通信ネットワークを例示する図である。
【図1B】ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために提案された一連の規約(IEEE802.11e/D1.0)に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)用無線通信ネットワークを例示する図である。
【図2A】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2B】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2C】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2D】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図3】本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。
【図4】本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。
【0001】
本発明は、一般的に、無線ローカル・エリア・ネットワーク、特に無線ローカル・エリア・ネットワークにおけるハイブリッド・コーディネーション機能に関連した送信電力制御の利用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)は現在、「ワイヤレス・フィデリティ」又は「WiFi」とよく呼ばれる、米国電気電子技術者協会(IEEE)の802.11-1999標準規格に従って実装するのが最も一般的である。いくつかのワーキング・グループは現在さまざまな目的のために前記標準規格に対する修正と拡充を推進している。特に、IEEE802.11ワーキング・グループの媒体アクセス制御(MAC)機能強化タスク・グループ(タスク・グループE)はサービス品質(QoS)を画像、音声及びマルチメディアの高品質配信のための無線ローカル・エリア・ネットワークに組み入れることを推進している(例えば、非特許文献1参照)一方で、IEEE802.11タスク・グループH(TGh)はIEEE802.11aの実装に動的周波数選択と送信電力制御の組み入れのための標準規格を推進している(例えば、非特許文献2参照)。
【0003】
移動端末の電池寿命は限定的なので、エネルギ消費はIEEE802.11の無線ネットワークにおいては重要な課題となっている。エネルギ保存はいくつかの方法によって達成できる。その1つの方法として、要求通りのリンク信頼性を達成する(すなわち、フレームの正確な受信を保証する)のに必要な最低レベルに無線送信電力を適合することによってエネルギ消費と同一チャネル干渉を低減するメカニズムである、送信電力制御(TPC)の利用がある。上記にて言及した通り、IEEE802.11hワーキング・グループは802.11aのTPCを推進し、又類似のアルゴリズムが802.11bの物理(PHY)レイヤについても予定されている。
【0004】
特にサービス品質(QoS)局(QSTA)間の直接通信が外部制御なしでできるため(すなわち、アクセス・ポイント/ハイブリッド・コーディネータ(AP/HC)にまっさきに送信することなく1つのQSTAが他のQSTAに送信できるため)、ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)のもとに動作するIEEE802.11eネットワークで前記TPCのメカニズムを利用することが望ましい。個々の局(STA)は前記HCF動作のもとでは競合のない期間(CFP)と競合のないバースト各々の間に送信電力を制御すると考えられる。
【非特許文献1】
IEEE802.11e QoS Draft D2.0a、November 2001
【非特許文献2】
「DFS and TPC Joint Proposal for 802.11h」、IEEE802.11-01/169r2
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記HCFを実装する一提案のもとでは、しかしながら、ハイブリッド・コーディネータ(HC)は前記CFB/CFPのすべてのフレームを「聞いてもらう(be heard)」必要がある。さもなければ、前記HCは、分散コーディネーション機能(DCF)フレーム間スペーシング期間(DIFS)で媒体が空いていることを検知し、当該チャネルを取り戻して送信を試みる。さらに、前記HCはQoSを維持する基本サービス・セット(QBSS)・ネットワークの正確な動作のために、特定のフレーム(例えば、待ち行列サイズを更新する)を受信する必要がある。したがってQBSSネットワークにおける全てのQSTAは前記HCがフレームを聞くことができるのに十分高い電力で各フレームを送信すべきであり、そしてそれはTPCの利点をかなり低減させる。QSTA間通信では、送信電力は可能な限り低いものでなくてもよい。
【0006】
したがって、サービス品質を維持する基本サービス・セット・ネットワークでのハイブリッド・コーディネーション機能の動作に対する送信電力制御の適合度を改良する技術の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記にて論じた従来技術の不備に取り組むため、本発明の主要な目的は、QoSを維持する基本サービス・セット(QBSS)・ネットワークでの利用のために、認められたTxOP(送信機会)ホルダー(保持者)を設けることにあり、前記の認められたTxOPホルダーはQSTA間通信の第1フレームを、行先による正確な受信と少なくとも前記のHCによる検知を確実にするのに十分な電力レベルで送信し、及び次に、例外を除いて、送信先による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで、前記HCによる受信又は検知に拘らず、後続フレームを送信する。トラフィック区分(TC)待ち行列サイズを変更する又は現時の前記TxOPの延長を要求するような、前記HCにて受信されなければならない後続フレームは前記HCに加えて送信先による受信を確実にするのに十分な電力にて送信され、最終フレームも同時に送信される。前記HCはチャネルを取り戻すことを単に活動が検知できないという理由だけで無条件に抑制され、又回復は前記のTxOPホルダーに限定される。
【0008】
上記は、本発明の実施例を当業者がよりよく理解できるように本発明の特徴と技術的利点を多少大まかに概説した。本発明の請求範囲の対象を構成する追加の特徴と利点を次に説明する。当業者は開示された概念と特定の実施例を本発明と同じ目的を遂行するための修正又は他構造の設計の基礎として容易に利用できることを正しく認識するであろう。
【0009】
当業者は又前記の同等な形態が本発明の最も一般的な形態の趣旨と範囲を変更しないことを真に理解するであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施例を説明する前に、本明細書及び特許請求の範囲の原文の至る所で使われる特定の語又は熟語の定義を示すのが都合がよいかもしれない:
「include」と「comprise」の語とそれに加えた派生語は非限定的包含を意味するものである。
【0011】
「or」の語は包括的で、「及び(and)」と「又は(or)」を意味するものである。
【0012】
「associated with」又は「associated therewith」の熟語とそれに加えた派生語は中味の一部として含む、中味の一部として中に含まれる、相互に連結する、中味の全体として含む、中味の全体として中に含まれる、接続する、連結する、通信し合える、協同する、交互配置する、最も近くにある、縛られる、持っている、性質がある、などを意味するものである。
【0013】
「controller」の語は少なくとも一つの動作を制御する装置、システム又はその部品を意味するものであり、当該装置はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又は前述の少なくとも2つの組み合わせにて実装される。
【0014】
何か特定のコントローラに関連する機能は、近くであろうと遠隔であろうと、集中方式でも分散方式でもよい。特定の語又は熟語は本明細書及び特許請求の範囲の原文の至る所で定義するので当業者はその定義を前記の定義された語又は熟語を従来に加えて将来に使用する、仮に大部分ではなくとも、多くの場合に適用すると受け取るであろう。
【0015】
本発明、及びその利点をより完全に理解するために、次に下記の説明を付属の図面と共に参照し、当該図面では同じ数字は同じ対象を示すものとする。
【実施例】
【0016】
以下に検討する、図1乃至図3、及び本明細書及び特許請求の範囲にて本発明の原理を説明するのに使われるさまざまな実施例は単なる例示であり決して本発明の範囲を限定するものと解釈すべきでない。当業者は本発明の原理が適切に設計されたどんな装置にも実装できるものと受け取るであろう。
【0017】
図1A乃至図1Bはハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために現在提案されている規約に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークを描いている。当業者は無線ネットワークの全部の構造と動作が完全な詳細まで描写又は説明されていないことを認識するであろう。その代わり、簡便性と明瞭性のために、本発明に特有な又は本発明の理解に必要な無線ネットワークの周知の構造と動作のみ本明細書及び特許請求の範囲にて図示と説明をしている。
【0018】
HCF動作の最新規約によれば、QSTA1のような送信機会(TxOP)ホルダーはフレームを予定受信者QSTA2によって受信されることと少なくとも前記HCによって聞かれること(そしてできることなら受信されること)に十分な電力レベルで送信する必要がある。QSTA間の通信がTPCにとって理想的な場合とはQSTA1での送信電力を前記送信フレームのQSTA2による受信を確実にする(すなわち、QSTA2が送信範囲101内にあることを確実にする)のに必要なレベルに設定する場合であろう。
【0019】
しかしながら、当該送信範囲101と空きチャネル評価(CCA)使用中範囲102は、当該の2つの範囲間の増分距離ΔDが比較的一定の状態であるなら、両方とも送信電力に依存する。したがって、図1Aを用いて説明したように、送信フレームのQSTA2による受信を確実にするのに十分な送信電力レベルでも前記送信がHCによって「聞かれること」(すなわち、前記HCが前記CCA使用中範囲102にある)を確実にするには不十分のことがある。したがって、HCFの動作の最新規約によれば、たとえ結果の送信範囲104がQSTA2による受信を確実にするのに必要な範囲よりも大きくとも、QSTA1における送信電力レベルはHCがCCA使用中範囲103内にあることを確実にするのに最低必要レベルに設定されなければならない。その結果、QSTA間通信における送信電力は可能な限り低いものでなくてもよいので、電力資源の非効率的利用になる。
【0020】
図2A乃至図2Dは本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装したサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造と電力レベル動作を図示する。
【0021】
図2A乃至図2CはQSTAとHCと関連する送信とCCA使用中範囲の位置を描く一方、図2Dは認められたTxOPの送信電力を時間にわたって図示する。
【0022】
認められたTxOP中のQSTA間通信の第1フレーム201では、認められたTxOPの送信電力コントローラ(例示ではQSTA1)は十分に高い電力にて送信するので予定受信者(例示ではQSTA2)は前記フレーム201を正確に受信し前記HCは少なくとも前記フレームを聞くことができる。図1A乃至図1BにおけるQSTA1、QSTA2及びHCの例示的位置では、電力レベルP1は図2Aに示した通り、前記CCA使用中範囲103と送信範囲104を扱うのに十分でなくてはならない。この制限状態において前記TxOPホルダーQSTA1は電力とデータ通信速度の最善の組み合わせを利用するが、前記HCはポーリングしたQSTAがQoS CF-ポーリング・フレームを正確に受信したかどうかを判定するために前記第1フレームをヒアリングする必要がある。特に、前記HCが少なくとも前記予定受信者QSTA2と同じだけ前記TxOPホルダーQSTA1に近い場合、第1フレームの前記電力レベルP1は前記予定受信者QSTA2による正確な受信を確実にするのに十分なだけでよい。
【0023】
前記TxOP中のQSTA間通信の、前記第1フレーム201の後に来る、後続フレーム202を前記予定受信者(または行先)QSTA2による前記フレーム202の正確な受信を単に確実にするためにQSTA1によって選択された電力レベルP2(およびデータ通信速度)で、前記フレーム202による受信又はさらには前記HCによるヒアリングに拘らず、送信することがある。すなわち、前記送信電力は図2Bに示された通りQSTA2が送信範囲200内にあることを確実にするのに十分なだけ高ければよい。
【0024】
TxOP中には、QSTA1によって1つ以上選択されたフレーム203を、QSTA間通信における前記行先QSTA(QSTA2)と前記HCの両方が前記フレーム203を正確に受信することを確実にするのに十分なより高い電力レベルP3(と選択されたデータ通信速度)で、任意に送信できる。例えば、前記の認められたTxOPホルダーQSTA1が前記のトラフィック区分(TC)行列サイズを更新したい、前記の認められたTxOPを更新したい(すなわち、新しい期間を要求したい)、又は新しいTxOPを要求したい時、QSTA1の送信電力コントローラは、図2Cにおける送信範囲204に対応して、より高い電力レベルP3で送信する。TxOP中の後続フレーム205はQSTA1によってより低い電力レベルで再び送信される。
【0025】
最後に、効率的な帯域幅利用のため、前記の認められたTxOPホルダーQSTA1は前記の認められたTxOP中に少なくとも、続く(最終)フレーム206を前記の送信先QSTA2と前記HCの両方が前記フレーム、すなわちノン・ファイナル(NF)ビットがゼロに等しい状態のQoSデータ・フレーム、及びNF=0の状態のQoS CF-ポール フレームに応答するQoS CF-ACKの受信を確実にするのに必要なより高い電力レベルP3で、送信すべきである。前記フレームの当該電力レベルは、特に前記TxOPホルダーQSTA1が当初認められたTxOPの終わりよりも早く終結する時に帯域幅を節約するのに望ましい。
【0026】
前記HCが前記チャネルを早まって取り戻すことをできないようにするために、前記HCは抑制されて以下に述べる状態においてのみ前記チャネルを取り戻すことができる:
すなわち、前記QoS CF-ポール フレームの終結後のポイント・コーディネーションのフレーム間スペーシング(PIFS)中に前記CCAが空き状態に留まった時、
前記TxOPホルダーからのNF=0の状態のフレームと通常のACKポリシーが使われた場合の適切なQoS CF-ACKフレームの受信時、
及び前記の認められたTxOPの終了時である。
【0027】
前記HCは、しかしながら、前記DIFS又は前記PIFSの媒体が空きであると単に検知した後、前記チャネルを無条件に取り戻すことができない。
【0028】
さらに、TxOP中は、予定された受信の欠如した状態から回復することについてTxOPホルダーのみが責任を負う。回復は以下によって実行する:
前記フレームを再送信する、
他のQSTAにフレームを送る、
又はNFビットが0に等しい状態で前記HCにQoS空白データを送る(この方法によって、前記TxOPは終結し、又前記HCはチャネルを取り戻すことができる。)
前記HCを含む、他のすべてのQSTAは、前記QBSSの媒体が使用中かどうかを確実に判定することができないためにチャネル回復には着手しないだろう。
【0029】
当該考察は、連続体における任意の電力レベルに関係するが、前記TxOPホルダーの前記送信電力コントローラは、利用できる最善の電力レベル(とデータ通信速度)を選出して、多数の離散的電力レベルから選出することにとどまることがある。
【0030】
図3は本発明の一実施例に従った、ハイブリッド・コーディネーション機能動作下での局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。プロセス300は、前記TxOPホルダーによって実行され、QSTA間通信のために認められるTxOPから始まる(ステップ301)。前記HCは所定の条件下以外ではチャネルを取り戻すのは非能動的状態を除いて(無条件に)妨げられ、及び回復は前記TxOPホルダーのみに限定される(ステップ302)。前記TxOPホルダーからの第1フレームは予定受信者(又はマルチキャスト受信者)による正確な受信と少なくとも前記HCによる検知を確実にするのに十分な電力レベル(とデータ通信速度)で送信する(ステップ303)。
【0031】
前記TxOPホルダーによって送信する次フレームは、前記HCによる受信又はさらに検知に拘らず、予定受信者による正確な受信を確実にするのに単に十分なだけの電力レベル(とデータ通信速度)で送信する(ステップ304)。TCの待ち行列サイズの変更、又はTxOP期間の変更のような、前記次フレームを前記HCによって受信すべきかどうかの判定が次にされる(ステップ305)。もしそうなら、前記次フレームは前記に加えて、前記予定受信者による受信を確実にするのに十分な電力レベルで送信する(ステップ306)。
【0032】
前記HCによる前記次フレームの受信が必要ない場合、前記次フレームが最終フレームであるか、又は最終フレームの最初なのかを判定する(ステップ307)。もしそうでなければ、次フレームは前記予定受信者による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで送信される(ステップ304)。もしそうなら、しかしながら、前記予定受信者と前記HCの両方による受信を確実にするのに十分な電力レベルにて送信する(ステップ308)。当該プロセスは次に他のTxOPが認められるまで処理を行っていない状態となる(ステップ309)。
【0033】
前述の説明は選択的に電力を適合する前記TxOPホルダーのみに関係する。しかしながら、QSTA間通信では、前記受信者はQoS CF-ACKのような、プロトコル・フレームにて応答する必要がある。より低い電力レベルを選択的に送信する当該規約はQSTA間通信の他の局に適用する。
【0034】
図4は本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能の動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。前記QoSCF-ACKは前記TC待ち行列のステータスを更新するのに使われるので、局間通信に参加する他の局による前記に定義された送信制御規約への支持は同様に重要である。局間通信を構成する他の局内に実装されたプロセス400は局間通信の立ち上がりに関係する非TxOPホルダーによるプロトコル・フレームの送信の必要性に着手する(ステップ401)。前記HCに加えて前記予定受信者によって送信する次フレームが聞かれるべきかについてフレーム毎に判定する(ステップ402)。もしそうなら、当該フレームは前記HCと前記受信予定者による正確な受信に十分な電力レベルにて送信する(ステップ403)。さもなければ、前記フレームは前記受信予定者による正確な受信を確実にするのに十分なだけの電力レベルで、前記HCによる前記フレームの受信又は検知の有無に拘らず、送信する(ステップ404)。次に最後に必要とされるフレームを送信したかどうかについて判定し(ステップ405)、その場合には当該プロセスは処理を行っていない状態となる(ステップ406)。
【0035】
本発明はハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとで送信電力制御の性能を改善する。前記の新規約の明確化により、ハイブリッド・コーディネーション・コントローラは前記の競合のないポーリング後の第1フレームの検知のみ実行すればよく、当該検知後に前記送信機会ホルダーは送信先拡張局による正確な受信を可能にするための最低電力と最高データ通信速度で、前記ハイブリッド・コーディネーション・コントローラが前記フレームを検知しているかどうかを考慮せずに、送信することができ、これは拡張局間の直接通信において相当な利点でありうる。送信電力制御はサービス本質を維持する基本サービス・セット用ネットワークの正確な動作を続けるのと同時に前記のような効率的な方法がとられる。
【0036】
本発明は完全に動作するシステムに関して説明するものである。一方、当業者は本発明のメカニズムの少なくとも一部はさまざまな形態による使用法を含む機械使用に適した媒体形態による配送ができ、及び本発明は当該配送の実際の遂行に利用する信号を運ぶ媒体の特定の種類に拘らず同等に適用できることを十分理解するであろう。
【0037】
読み出し専用メモリ(ROM)又は消去可能、電気的プログラム可能ROM(EEPROM)のようなハード・コード型媒体、フロッピー(R)・ディスク、ハード・ディスク駆動機構とコンパクト・ディスクROM(CD-ROM)又はディジタル・ビデオ・ディスク(DVD)のような記録可能媒体、及びディジタルとアナログ通信リンクのような伝送型媒体が前記の機械使用に適した媒体の例に含まれる。
【0038】
当業者は本発明の実施例に対するさまざまな変更、置換、変形例、拡張、微妙な差異、漸次的変化(gradations)、より劣った形態、手直し(alterations)、修正(revisions)、改良、模造が本発明の最も一般的な形態の趣旨と範囲を変更することなく作成できると受け取るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1A】ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために提案された一連の規約(IEEE802.11e/D1.0)に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)用無線通信ネットワークを例示する図である。
【図1B】ハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作のために提案された一連の規約(IEEE802.11e/D1.0)に従ったサービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)用無線通信ネットワークを例示する図である。
【図2A】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2B】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2C】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図2D】本発明の一実施例に従った送信電力制御とハイブリッド・コーディネーション機能(HCF)動作を実装した、サービス品質を維持する基本サービス・セット(QBSS)無線通信ネットワークの構造を例示する図である。
【図3】本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。
【図4】本発明の一実施例に従ったハイブリッド・コーディネーション機能動作のもとでの局間通信中の送信電力制御プロセスのハイレベルの流れ図である。
Claims (21)
- 無線通信システムの一部であって:
他の1つ以上の局QSTA2との局間通信を選択的に行い得る第1局QSTA1を含み、
前記第1局QSTA1が送信電力を制御することが可能であって、
前記第1局QSTA1が、前記の他の1つ以上の局QSTA2との局間通信の第1フレーム201を、前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記第1フレーム201の正確な受信とハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる少なくとも前記第1フレーム201の検知の両方に十分な電力レベルP1で送信し、及び前記局間通信の後続フレーム202を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけの電力レベルP2で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレームの受信又は検知に拘らず、送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システムの一部。 - 請求項1記載の無線通信システムの一部であって:
前記第1局QSTA1が、前記局間通信の前記第1フレーム201と前記後続フレーム202に続く1つ以上のフレーム203、205を、前記の他の1つ以上の局QSTA2と前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCの両方による前記の1つ以上のフレーム203、205の正確な受信に十分な電力レベルP3で選択的に送信するよう形成され、及び
前記の他の1つ以上の局QSTA2が、前記ハイブリッド・コーディネーション・コントローラHCによって正確に受信されなければならない選択フレームを、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCと前記局間通信に関係する他局による前記選択フレームの正確な受信に十分な電力レベルで選択的に送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システムの一部。 - 請求項2記載の無線通信システムの一部であって、前記の1つ以上のフレーム203、205が:
トラフィック区分待ち行列サイズを変更するフレーム、
前記局間通信の期間の変更を要求するフレーム、
追加の局間通信を要求するフレーム、及び
前記局間通信中の最終フレーム205を含む群から選択されることを特徴とする無線通信システムの一部。 - 請求項1記載の無線通信システムの一部であって、前記第1局QSTA1は、局間通信に前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCが、前記第1フレーム201と前記後続フレーム202を伝送するチャネル上の活動が前記局間通信中に検知し得ないことを理由に、前記チャネルを取り戻すことを抑制される間に動作し得ることを特徴とする無線通信システムの一部。
- 請求項1記載の無線通信システムの一部であって、前記第1局QSTA1が、前記局間通信中に通信の不具合からの復旧に着手し得る唯一の局であるように形成されることを特徴とする無線通信システムの一部。
- 請求項1記載の無線通信システムの一部であって、前記第1局QSTA1が前記後続フレーム202を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけのデータ通信速度で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレーム202の受信又は検知に拘らず、送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システムの一部。
- 請求項1記載の無線通信システムの一部であって、前記後続フレーム202を送信する前記電力レベルP2が第1フレーム201を送信する前記電力レベルP1よりも低いことを特徴とする無線通信システムの一部。
- 無線通信システムであって:
ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHC、及び
選択的に局間通信を行い得る可能な局QSTA1、選択的に局間通信を行い得る局QSTA2、少なくとも送信電力を制御する1つの第1局QSTA1を含み、
前記第1局QSTA1が他の1つ以上の局QSTA2との局間通信の第1フレーム201を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記第1フレーム201の正確な受信と前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる少なくとも前記第1フレーム201の検知の両方に十分な電力レベルP1で送信し、及び前記局間通信の後続フレーム202を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけの電力レベルP2で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレーム202の受信又は検知に拘らず、送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項8記載の無線通信システムであって:
前記第1局QSTA1が前記局間通信の前記第1フレーム201と前記後続フレーム202の後に来る1つ以上のフレーム203、205を前記の他の1つ以上の局QSTA2と前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCの両方による前記1つ以上のフレーム203、205の正確な受信に十分な電力レベルP3で選択的に送信するよう形成され、及び
前記の他の1つ以上の局QSTA2が前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによって正確に受信されなければならない選択フレームを前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCと前記局間通信に関係する他局による前記の1つ以上のフレームの正確な受信に十分な電力レベルで選択的に送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項9記載の無線通信システムであって、前記の1つ以上のフレーム203、205が:
トラフィック区分待ち行列サイズを変更するフレーム、
前記局間通信の期間の変更を要求するフレーム、
追加の局間通信を要求するフレーム、
及び前記局間通信中の最終フレーム205を含む群から選択されることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項8記載の無線通信システムであって、前記第1局QSTA1は、局間通信に前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCが、前記第1フレーム乃至前記後続フレーム201―202を伝送するチャネル上の活動が前記局間通信中に検知し得ないことを理由に、前記チャネルを取り戻すことを抑制される間に動作し得ることを特徴とする無線通信システム。
- 請求項8記載の無線通信システムであって、前記第1局QSTA1が前記局間通信中の通信の不具合からの復旧に着手し得る唯一の局であるように形成されることを特徴とする無線通信システム。
- 請求項8記載の無線通信システムであって、前記第1局QSTA1が前記後続フレーム202を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけのデータ通信速度で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレーム202の受信又は検知に拘らず、送信するよう形成されることを特徴とする無線通信システム。
- 請求項8記載の無線通信システムであって:
前記後続フレーム202を送信する前記電力レベルP2が前記第1フレーム201を送信する前記電力レベルP1よりも低いことを特徴とする無線通信システム。 - 無線通信方法であって:
第1局QSTAから他の1つ以上の局QSTA2への局間通信の第1フレーム201を、前記の他の1つ以上の局QSTA1による前記第1フレーム201の正確な受信とハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる少なくとも前記第1フレーム201の検知の両方に十分な前記第1電力レベルP1で送信し、及び
前記局間通信の後続フレーム202を、他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけの第2電力レベルP2で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレームの受信又は検知に拘らず、送信することを含み、
前記第2電力レベルP2が前記第1電力レベルP1よりも低いことを特徴とする無線通信方法。 - 請求項15記載の方法であって、更に:
前記局間通信の前記第1フレーム201と前記後続フレーム202に続く1つ以上のフレーム203、205を、前記の他の1つ以上の局QSTA2と前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCの両方による前記の1つ以上のフレーム203、205の正確な受信に十分な第3電力レベルP3で送信し、及び
前記の他の1つ以上の局QSTA2の1つから、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによって正確に受信されなければならない前記第1局QSTA1による送信フレームに対する1つ以上の応答フレームを、前記送信ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCと前記第1局QSTA1による前記の1つ以上の応答フレームの正確な受信に十分な電力レベルで送信することを特徴とする方法。 - 請求項16記載の方法であって、前記の1つ以上のフレーム203、205が:
トラフィック区分待ち行列サイズを変更するフレーム、
前記局間通信の期間の変更を要求するフレーム、
追加の局間通信を要求するフレーム、
及び前記局間通信の最終フレーム205を含む群から選択されることを特徴とする方法。 - 請求項15記載の方法であって、更に:
前記局間通信中に前記第1フレーム201と前記後続フレーム202の送信チャネルを取り戻すことから当該チャネル上の活動を検知し得ないことを理由に前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCを抑制することを含むことを特徴とする方法。 - 請求項15記載の方法であって、前記第1局QSTA1が前記局間通信中に通信の不具合からの復旧に着手し得る唯一の局であることを特徴とする方法。
- 請求項15記載の方法であって、更に:
前記後続フレーム202を前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記後続フレーム202の正確な受信に単に十分なだけのデータ通信速度で、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレーム202の受信又は検知に拘らず、送信することを含むことを特徴とする方法。 - 局間通信であって:
QSTA1から他の1つ以上の局QSTA2への第1フレームであって、前記の他の1つ以上の局QSTA2による前記第1フレーム201の正確な受信とハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる少なくとも前記第1フレーム201の検知の両方に十分な第1電力レベルP1にある第1フレーム、及び
前記第1フレーム201に続く後続フレーム202であって、前記ハイブリッド・コーディネーション機能コントローラHCによる前記後続フレーム202の受信又は検知に拘らず、前記の他の1つ以上の局QSTA2による正確な受信に単に十分なだけの第2電力レベルP2にある第2フレームを含み、
前記第2電力レベルP2が前記第1電力レベルP1よりも低いことを特徴とする局間通信。
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