JP2004533040A - 郵便配達物に郵便料金別納表示を付す方法及びこの方法を実行するためのグラフィックユーザインタフェース - Google Patents

Abstract

本発明は、グラフィックユーザインタフェースによって郵便料金別納表示処理が制御される、郵便配達物に郵便料金別納表示を付す方法に関する。本発明によれば、この方法は、郵便料金別納表示のデザインのグラフィック表現の選択中に、郵便料金別納表示オプションを選択するためのコマンドボタンを含む画面メニューが現れるよう、行われる。本発明はまた、かかる方法を行うのに適したユーザインタフェースに関する。

Description

【０００１】
本発明は、グラフィックユーザインタフェースによって郵便料金別納表示が制御される、郵便配達物に郵便料金別納表示を付す方法に係る。
【０００２】
本発明はまた、かかる方法を実施するのに適したユーザインタフェースに係る。
【０００３】
欧州特許出願第０８７６８４０号は、自動郵便料金別納表示装置用のグラフィックインタフェースを開示する。この従来技術のユーザインタフェースは、郵便料金別納表示機能の柔軟な選択を可能とする。グラフィック表現はまた、考えられている郵便料金別納印影の単純な描写と、郵便料金別納印影の画像の外側に配置され郵便料金別納機能を選択するのに役立つタッチ感応領域とを含む。
【０００４】
本発明は、この包括的な種類の方法をより高い柔軟性で実行されうるよう改善することを目的とする。
【０００５】
本発明によれば、この目的は、郵便証印のデザインのグラフィック表現が選択されると、郵便料金別納表示のオプションを選択するためのコマンドパネルを含む画面メニューが開くことによって達成される。
【０００６】
本発明の目的は更に、郵便証印の印影のデザインの単純な表現を有する郵便料金別納表示システム用のユーザインタフェースを、同様に、郵便証印の最も柔軟な可能な作成を可能とするよう更に改善することである。
【０００７】
この目的は、本発明によれば、少なくとも幾つかの領域において、グラフィック表現が郵便料金別納表示のオプションを選択するためのコマンドパネルとして構成されることによって達成される。
【０００８】
このグラフィックユーザインタフェースは、提供される方法の特に単純且つ有利な実行を可能とする。
【０００９】
グラフィックユーザインタフェースはその特定のユーザフレンドリー性について優れている。
【００１０】
ユーザインタフェースのユーザフレンドリー性を高めるために、コマンドパネルが選択されると、郵便料金の額についての計算及び／又は選択オプションを有するドロップダウンメニューが現れる。
【００１１】
ユーザフレンドリー性を更に高めるために、ドロップダウンメニューが予め設定された郵便料金別納の料金の額を含むことが有利である。
【００１２】
望ましくは、これはドロップダウンメニューが郵便料金の額を選択するためのコマンドパネルを含むことによって達成される。
【００１３】
無効な郵便料金別納表示オプションでの郵便証印の生成を防止するために、ドロップダウンメニューは郵便料金別納表示が付されるべき郵便物についての可能な配達形態を有するリストを含むことが有利である。
【００１４】
ここで、選択可能な郵便種別がウィンドウ中に表示されることによりユーザフレンドリー性が高められることが有利である。
【００１５】
更に、ユーザフレンドリー性を更に高めるために、郵便種別が選択されると、他のウィンドウ中に任意の付加的サービスが表示されることが有利である。
【００１６】
本発明の特に望ましい実施例は、少なくとも幾つかの領域において、郵便料金別納表示オプションを選択するためのコマンドパネルとして構成される発生されるべき郵便証印の印影のデザインのグラフィック表現が、テキスト文書の画面表示中に埋め込まれる点で優れている。
【００１７】
本発明のこの実施例は、アプリケーションプログラム中で郵便証印を生成するための方法の特に単純でユーザフレンドリーな統合を可能とする。
【００１８】
例えば、ＰＣのユーザは、例えば手で書き込むことにより、又はメールマージオプションをロードすることによってテキストを作成することが可能である。郵便配達のための郵便物、特に手紙又は宛名ラベルに郵便料金別納表示を付すために、郵便料金別納表示機能が選択されえ、所望であれば最初は例としてのみ再現される郵便証印の印影を発生する処理段階が開始されうる。
【００１９】
郵便証印を生成するためのコマンドパネルの形式でのテキスト文書の宛先欄の特に望ましい実施に加えて、宛先のデザインが、他の方法で、例えば郵便証印用のコマンドパネルを用いてデータベースによって生成されることが同様に有利である。
【００２０】
本発明の更なる利点、特別な特徴、及び実施の改善点は、従属項から、また、添付の図面を参照して以下の望ましい実施例の説明から得られる。
【００２１】
以下の説明は、ワードプロセッサプログラムに統合したときに特に望ましい本発明の使用を示す。
【００２２】
図１中のワードプロセッサプログラムの画面は、ワードプロセッサプログラムによって開かれた手紙を示しており、手紙の宛先欄に郵便証印が示されている。
【００２３】
図示の郵便証印は、意味に関するいかなる制限もなしに郵便証印１０としても示されうるものであり、幾つかの構成要素を含む。
【００２４】
郵便証印１０の１つの構成要素は、２次元ビットパターン１１であり、ビットパターン１１は郵便証印１０が本物であるかどうかを調べることを可能とする情報を含む。
【００２５】
まだ印刷されていない文書中の郵便料金に対してユーザに請求がされる危険性なしに文書中に郵便証印１０を統合することを可能とするために、郵便証印を生成する役割を果たすプログラムはテストモードを含むことが有利である。
【００２６】
テストモードでは、生成されるべき郵便証印１０の印影のデザインは、ユーザだけでなく特に支払保証センター又は自動検査ユニットといった任意の第三者に対して、これはまだ完成した郵便証印ではなく、単にプレースホルダーとしての役割を果たすデザインであることを示すことを特徴とする。
【００２７】
更に、郵便証印のデザインは、郵便証印を生成する顧客システムの製造者の表示１２、生成する顧客システムのプレーンテキストのシリアル番号１２３４５６７８、郵便証印が有効であると承認する郵便事業者のシンボル１３、及び受取人の宛先１４を含む。
【００２８】
郵便証印１０は上述の全ての構成要素を含むことが特に有利であるが、個々の構成要素を選択することも同様に可能である。それでもなお、可能な限り最も高いレベルの操作の安全性とユーザフレンドリー性は、これらの構成要素のうちのできるだけ多くを郵便証印に統合することによって確実とされる。
【００２９】
郵便証印１０のグラフィック表現は、例えば特別なプログラムルーチンを用いて自動的に、また、例えばオペレーティングシステムのドラッグ又はコピールーチンを用いて手動で、又はアプリケーションプログラムにより、所望の場所、特に宛先欄へ挿入されうる。
【００３０】
本例では、郵便証印１０全体はコマンドパネルとして構成される。カーソル装置、特にコンピュータマウス又はトラックボールのポインタがコマンドパネル１０の領域内にあれば、特にいわゆる「ダブルクリック」によって特別な機能を選択することにより特別なプログラムルーチンが開始されうる。
【００３１】
プログラムルーチンは、例えば関連する郵便料金を含む郵便種別がコマンドパネル２０、３０、４０、５０、６０、７０として示されるウィンドウである第１の画面メニュー１５を開くことによって開始する。
【００３２】
ここでは、コマンドパネル２０、３０、４０、５０、６０、７０として示される郵便種別を予め決めておくこと、又はユーザがこれらのコマンドパネルをデザインすることが許すことが可能である。このようなウィンドウ１５は、図２に例として示されている。
【００３３】
図３は、郵便料金別納表示が付されるべき郵便物の最も完全な可能な製品リストを含むウィンドウとしての第２の他の画面メニュー７５を示す図である。第１の部分的なウィンドウ８０は、例えば、通常郵便、小型郵便、大型郵便、特大郵便、又は葉書等の基本製品を示す。これらの基本製品が郵便種別として選択された後、他の部分的なウィンドウ９０に利用可能な付加的サービスが現れる。
【００３４】
適切な郵便料金が自動的に計算される。
【００３５】
例えば、通常郵便が選択されると、まず、０．５６ユーロ（ＥＵＲ）という価格が表示され、例えば投函書留郵便、着払い小包、受取通知あり書留郵便といった利用可能な付加的サービスも表示される。
【００３６】
これらの付加的サービスのうちの１つ以上が選択された後、第１の付加的サービスを補足する利用可能な付加的サービスを構成する付加的サービスが自動的に表示される。
【００３７】
従って、例えば、付加的サービスである「書留」が選択されると、例えば「書留郵便物受領通知」及び「本人限定配達」といった付加的サービスが表示される。
【００３８】
これらの付加的サービスのうちの１つ以上が選択されると、最終的な郵便証印を生成するために支払われるべき額はそれに対応して増加する。
【００３９】
例えば、ここに示す例では、付加的サービス「書留」及び更なる付加的サービス「書留郵便物受領通知」が選択されると郵便料金は増加する。
【００４０】
他のプログラムルーチンをロードすることにより、最終的な郵便証印が生成される。
【００４１】
テキスト文書の印刷は、テストモードでも、正しい郵便証印が挿入されても可能である。
【００４２】
しかしながら、最終的な郵便証印の生成とは異なり、特に「サンプル」として示される無効な郵便証印を有するテキスト文書の印刷についてはユーザは料金を請求されない。
【００４３】
最終的な生成された郵便証印は、様々な方法で、例えば顧客システム中に記憶された郵便口座を減らすこと、又は別のリストによって請求されることによって請求されうる。
【００４４】
しかしながら、本発明は上述の請求の態様のいずれかに限られるものではない。
【００４５】
表現の他の構成要素は例としてのみ理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【００４６】
【図１】宛先欄に郵便料金別納表示オブジェクトが挿入されたオープンテキスト文書のあるワードプロセッサプログラムのディスプレイ表現を示す図である。
【図２】予め設定された郵便料金別納表示の値の入ったドロップダウンメニューを示す図である。
【図３】選択可能な郵便種別を表示した画面ウィンドウを示す図である。

Claims (10)

1. グラフィックユーザインタフェースによって郵便料金別納表示（１０）が制御される、郵便配達物に郵便料金別納表示を付す方法であって、
   郵便証印のデザインのグラフィック表現が選択されると、郵便料金別納表示オプションを選択するためのコマンドパネル（２０、３０、４０、５０、６０、７０；８０、９０）を含む画面メニュー（１５、１７）が開くことを特徴とする方法。
2. 生成されるべき郵便証印（１０）の印影のデザインのグラフィック表現を用いる郵便料金別納表示システム用のインタフェースであって、
   少なくとも幾つかの領域において、グラフィック表現は画面メニュー（１５、７５）を開くためのコマンドパネルとして構成されることを特徴とする、ユーザインタフェース。
3. 前記画面メニュー（１５、７５）が選択されると、郵便料金の額についての計算及び／又は選択オプションを有するドロップダウンメニューが現れることを特徴とする、請求項２記載のユーザインタフェース。
4. ドロップダウンメニューは予め設定された郵便料金別納表示の値を含むことを特徴とする、請求項３記載のユーザインタフェース。
5. ドロップダウンメニューの中には、郵便料金の額を選択するためのコマンドパネル（２０、３０、４０、５０、６０、７０）があることを特徴とする、請求項４記載のユーザインタフェース。
6. ドロップダウンメニューは郵便料金別納表示が付されるべき郵便物についての可能な配達態様のリストを含むことを特徴とする、請求項４又は５記載のユーザインタフェース。
7. 選択可能な郵便種別はウィンドウ（８０、９０）の中に表示されることを特徴とする、請求項６記載のユーザインタフェース。
8. 郵便種別が選択されると、他のウィンドウ中に任意の付加的サービスが表示されることを特徴とする、請求項７記載のユーザインタフェース。
9. 少なくとも幾つかの領域において画面メニュー（１５、７５）を開くためのコマンドパネルとして構成される、生成されるべき郵便証印の印影のデザインのグラフィック表現は、テキスト文書の画面表示中に埋め込まれることを特徴とする、請求項２乃至８のうちいずれか一項記載のユーザインタフェース。
10. 少なくとも幾つかの領域において画面メニュー（１５、７５）を開くためのコマンドパネルとして構成される、生成されるべき郵便証印の印影のデザインのグラフィック表現は、宛先の画面表示中に埋め込まれることを特徴とする、請求項２乃至９のうちいずれか一項記載のユーザインタフェース。

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