JP2004531954A - 基準エコー除去信号を利用したデジタル通信におけるエコー除去方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

新規な基準エコー除去(ECR)トレーニング信号が、ATSC8VSBデジタルATV規格との互換性を維持しながら、エコー拒絶を向上させるために、現在ATSC8VSBデータストリームに挿入される。この新規なECRトレーニング信号はまた、他のマルチパスや分散デジタル通信チャンネルに適している。プレ等化サブシステムは、VSB受信機へのフロントエンドとしてデジタルATVシステムに含まれ、好適には新規ECRトレーニング信号によりトレーニングされる。1つのタイプのプレ等化サブシステムは、その出力においてATSCに完全に準拠した信号を提供し、そのため、標準的なVSB受信機に特に効果的である。他のタイプのプレ等化システムは、その出力において部分的にATSCに準拠しているが、ECR信号を保持する信号を提供し、そのため、信号中継、分析目的、残留チャンネル情報が重要な他のアプリケーションに特に効果的である。

Description

【0001】
通信工学では、送信に利用される通信パスにより変化した信号の復元問題が絶えず扱われる必要がある。通信パスが少なくとも信号の変化に寄与するパラメータに関し十分特徴付けられていれば、信号の復元はしばしば可能である。このため、信号復元問題においてしばしば重要となる要素は、通信パスや通信チャンネルの特性を特定するということである。
【0002】
チャンネル特定問題への1つのアプローチとして、既知の特性を有する基準除去信号を通信チャンネルに送信し、この送信された信号を通信チャンネルの通過後受信するというものがある。この送信前の信号が受信信号と比較され、この比較結果に基づきチャンネル特性のモデルが構築される。エコー干渉の補正に有効な基準除去信号の1つのタイプとして、基準エコー除去信号(ECR)が知られている。マルチパスや分散干渉として知られるエコー干渉は、アナログ及びデジタル通信信号に影響を与える。アナログテレビ受信機におけるエコー除去を改善するシステム及びECRの例が、David Kooに1992年6月9日に与えられた米国特許第5,121,211号に説明されている。テレビ受信機に適した他のエコー除去システム及びアーキテクチャが、Craig B. Greenbergに1994年1月11日に与えられた米国特許第5,278,872号と1995年3月7日に与えられた米国特許第5,396,299号において説明されている。ECRはまた、米国のATSC(Advanced Television Systems Committee)により仕様が定めら、1992年8月14日に承認され、1993年5月13日に修正された「Advanced Television Systems Committee, Standard A/49: Ghost Canceling Reference Signal for NTSC」に記述されている。
【0003】
現在、デジタルATV(Advanced Television System)の仕様が米国において策定されている。デジタルATVの特性は、ATSCの様々な規格で文書化され、ワシントンD.C.20006, Suite 1200, K Street N.W. 1750にあるATSCから入手可能である。基本的に、デジタルテレビ規格では、6MHz信号チャンネルにおける高品質な映像、音声及び補助データの送信システムが記述されている。当該システムでは、6MHz地上波放送チャンネルにおいて約19Mbpsのスループット、6MHzケーブルテレビチャンネルにおいて約38Mbpsのスループットの配信が安定的に可能である。デジタルテレビ規格で記述されるRF/送信サブシステムは地上波及びケーブルへ適用できるよう企画されているが、他のアプリケーションにおいて映像、音声及びサービス多重/送信サブシステムが有益となることを目的としている。デジタルテレビ規格についてのさらなる一般的な情報は、1995年10月4日発行の「Advanced Television Systems Committee, Standard A/54: Guide to the Use of the ATSC Digital Television Standard」に与えられている。
【0004】
デジタルATVの1つの要素は、チャンネルコード化及び変調についての「RF/送信」として知られている。チャンネル符号化装置は、データビットストリームを受け取り、送信障害のため送信信号を正確には表していない受信信号からデータを再構成するため、受信機により利用される追加的な情報を加える。変調(あるいは物理層)は、デジタルデータストリーム情報を使って、送信信号を変調する。変調サブシステムのモードの1つとして、「8VSB」として知られる8離散増幅レベル(8 discrete amplitude levels)の残留側波帯変調(vestigial sideband modulation)を利用した地上波放送モードがある。
【0005】
上記参照されたStandard A/54により詳細に述べられているように、VSB信号は送信信号を取得・ロックする機能を実行する受信機の設計を可能にする特徴を含んでいる。チャンネル周波数レスポンスとエコーのための信号を等しくするためにトレーニング信号が利用され、特定の特性をデータフィールドシンク(Data Field Sync)に含めることにより容易化される。これらの特徴の利用は、特にセグメントシンク(Segment Sync)により、VSB信号の取得及び同期手段を与えることにより、より確実なものとなる。このデータフィールドシンクは、それ自身の特定とリニア送信ひずみを等しくするために利用されうる。VSB信号はまた、データフィールドシンクを利用しないデータベースあるいはブラインド等化方法(blind equalization method)により等化されてもよい。ブラインド等化方法に関しては、上記参照されたStandard A/54においてより詳細に説明されている。
【0006】
図1に示される標準VSB受信機は、チューナー1、IFフィルタ・同期検出器3、同期化・タイミング回路5、NTSC拒絶フィルタ7、チャンネル周波数レスポンス信号とエコーを等化させるためのイコライザ9、フェーズトラッカー(phase tracker)11、トレリスデコーダ(trellis decoder)13、データデインタリーバ(data de-interleaver)15、リードソロモンデコーダ(Reed-Solomon decoder)17及びデータデランダマイザ(data de-randomizer)19からなる。標準VSB受信機はまた、カリフォルニア州94088-3409, Sunnyvale, East Arques Avenue 811にあるPhilips Semiconductors, Philips Electronics N.V.から入手可能な(PhilipsタイプTDA8960復調器/デコーダシングルチップコンポーネントを内蔵する)IEEE1394/Device Bay ATSC DTV受信機基準設計を含む様々な製造業者から入手可能である。
【0007】
今日のデジタル通信の飛躍的な進歩にもかかわらず、エコー干渉は通信リンク内に最も有害なひずみの1つを残す。また強力なエコー干渉はデジタル通信リンクをダウンさせる可能性を持っている。デジタル通信リンクのダウンは、エコー条件と送信データとの間の相互作用から生じる符号間干渉(ISI)と呼ばれる中間ひずみシナリオに起因する。
【0008】
ウェートが主として適合からと、マルチパスあるいは分散通信チャンネルから得られる統計データ情報に基づくイコライザを利用したエコー干渉のインパクトを減少させる様々な提案及び方法が知られ、現在実践されている。これらの提案及び方法のいくつかはDavid Kooによる「Ghost Cancellation with ITU System-C standard Ghost Cancellation Reference Signal」Journal of the Society of Motion Picture and Television Engineers, June 1995, PP.370-376に記述されている。にもかかわらず、現在のATSC 8 VSBデジタルATVシステムは、ノイズ制限されていなくても、エコー干渉の影響を受けやすい。従って、白色ノイズ環境における効果を維持しながら、エコーの存在に対してATSC 8 VSBデジタルATVシステムや他の同様のデジタル通信システムのパフォーマンスを向上させることが望ましい。
【0009】
本発明の一実施例は、送信パス上を送信されるデジタルデータストリームから基準エコー除去信号の複製を抽出する抽出回路;前記抽出回路に接続され、前記基準エコー除去信号の抽出された複製からフィルタ係数を計算するマイクロプロセッサ;及び入力において前記デジタルデータストリームを受信し、前記フィルタ係数を受信するため前記マイクロプロセッサに接続され、前記フィルタ係数を利用して前記デジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルするフィルタ;からなるイコライザであって、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とする。
【0010】
本発明の他の実施例は、送信パス上の複数のフィールドシンク、該複数のフィールドシンクの連続したものの間にあるシンボルスペースの複数のセグメント、及び前記フィールドシンクの間の複数の基準エコー除去信号からなるデジタルデータストリームの送信中に生じるエコーを実質的に除去する装置であって:送信後前記デジタルデータストリームを受信する手段;前記受信されたデジタルデータストリームから前記基準エコー除去信号の複製を抽出する手段;前記基準エコー除去信号の前記抽出された複製からフィルタ係数を計算する手段;及び前記フィルタ係数を利用して前記受信されたデジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルする手段;からなり、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の他の実施例は、受信機への送信前、前記受信機における向上されたエコー除去能力をサポートするため複数のフィールドシンクと該複数のフィールドシンクの連続したものの間の複数のシンボルスペースセグメントを有するATSC VSBデータストリームを修正する装置であって:前記複数のフィールドシンク間の複数の基準エコー除去信号を挿入する手段;からなり、前記基準エコー除去信号は、
【0012】
【数6】
Figure 2004531954
ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の実施例は、送信パス上の複数のフィールドシンク、該複数のフィールドシンクの連続したものの間にあるシンボルスペースの複数のセグメント、及び前記フィールドシンクの間の複数の基準エコー除去信号からなるデジタルデータストリームの送信中に生じるエコーを実質的に除去する方法であって:送信後前記デジタルデータストリームを受信するステップ;前記受信されたデジタルデータストリームから前記基準エコー除去信号の複製を抽出するステップ;前記基準エコー除去信号の前記抽出された複製からフィルタ係数を計算するステップ;及び前記フィルタ係数を利用して前記受信されたデジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルするステップ;からなり、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の他の実施例は、受信機への送信前、前記受信機における向上されたエコー除去能力をサポートするため複数のフィールドシンクと該複数のフィールドシンクの連続したものの間の複数のシンボルスペースセグメントを有するATSC VSBデータストリームを修正する方法であって:前記複数のフィールドシンク間に複数の基準エコー除去信号を挿入するステップ;からなり、前記基準エコー除去信号は、
【0015】
【数7】
Figure 2004531954
ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とする。
【0016】
新規な基準エコー除去(ECR)トレーニング信号が、ATSC8VSBデジタルATV規格との互換性を維持しながら、より改善されたエコー排除を実現するため現在のATSC8VSBデータストリームに挿入される。この新規のECRトレーニング信号はまた、他のマルチパスや分散デジタル通信チャンネルに適している。プレ等化サブシステム(pre-equalization subsystem)がVSB受信機へのフロントエンドとしてデジタルATVシステムに含まれ、好ましくは新規のECRトレーニング信号によりトレーニングされる。1つのタイプのプレ等化サブシステムは、その出力においてATSCに完全に準拠した信号を提供するもので、標準的なVSB受信機に特に有益である。他のタイプのプレ等化システムは、その出力においていくつかの点ではATSCに準拠するが、ECR信号を保持した信号を提供するので、信号中継、分析目的、及び残留チャンネル情報が重要となる他のアプリケーションにとって特に有益である。この結果、白色ノイズ環境における効果を維持しながら、エコーの中でデジタルATVシステムのパフォーマンスはより改善される。この改善されたデジタルATVシステムは、±80μsの範囲で、−10dBcにおいてエコー処理を行えることが期待される。
【0017】
ATSCに完全に準拠した信号を出力するプレ等化サブシステムを備えるデジタルATVシステム20の例が図2に示される。デジタルATVシステム20のパフォーマンスは、10.76Msamples/sから10.98Msamples/sへの送信ビットレートの向上を犠牲にして改善される。デジタルATVシステム20は、図1に示されるVSB受信機のような標準的なVSB受信機40を備える。さらに、VSB受信機40の前方に最前部イコライザ(forefront equalizer)32が配置されるプレ等化サブシステム30が備えられる。適切なECR信号を含むATSCデータストリームが、VSB受信機40の代わりに最前部イコライザ32に入力される。最前部イコライザ32は、完全なエコー範囲をカバーできるだけの比較的長いタイムスパンを有することが好ましい。例えば、補正や精度チャンネルモデル推定のような既知のスキームを含んだ様々な適合/初期化スキームが、イコライザ32のトレーニングに有益である。
【0018】
最前部イコライザ32は、その出力がエコーが実質的に除去されるクリーン信号の近傍にあるよう新規なECR信号においてトレーニングされることが好ましい。追加されるECR信号は、生成される信号がATSC準拠信号になるよう既知のテクニックを利用することにより、最前部イコライザ32に続く一時的なメモリにおいてデータストリームから抽出される。図2は、この目的のためには多くのタイプのメモリが適しているにもかかわらず、FIFOレジスタ34を示している。この生成される信号は、FIFOレジスタ34の出力において供給され、標準VSB受信機40に与えられる。最前部イコライザ32とFIFOレジスタ34は、別々の集積回路チップにより実現されてもよいし、1つのチップの集積ソリューションとして実現されてもよいということは明らかであろう。
【0019】
デジタルATVシステム20のATSCデータストリームへの修正が、図3のデータストリーム50において示される。現在のATSC8VSB機械の同一のベースバンドデータシンボルストリームにおいて、ブランクシンボルスペースと新規なECR信号の周期の組み合わせが、例えば、フィールドシンク51と54の間に挿入される。ブランクシンボルスペースとECR信号の周期の組み合わせは、便宜上マクロECRアセンブリ(MEA)と呼ぶことにする。ブランクシンボルスペースは、ポストエコー(post echoe)及びプレエコー(pre echo)によるECRの混入を避けるためMEAにおいて使用される。図3に示されるATSCデータストリームの表示において、例えば、MEA信号52及び55のようなMEA信号が、フィールドシンクの直後に例示されるように挿入される。実際には、異なる位置が試されるべきである。なぜなら、特定の位置はある条件の下で、特により速く動的に変化するエコーを処理するためより高速の時間レートをカバーする場合、効果をもたらすかもしれない。現在のATSC VSBデータストリームにMEA信号を挿入することは、フィールドシンク間において利用可能な312個のセグメントを減少させない効果がある。
【0020】
MEA内のECRは、数学的に定式化された白色スペクトルの高エネルギーかつハイパフォーマンス信号であるハイパフォーマンス基準エコー除去信号であることが好ましい。ECRはまた、予想されるデジタルデータ送信条件に対し、エコー減少基準として現在適用される既知の信号と比較して、チャンネル特性化処理において不要な干渉を最小にするよう調整されるべきである。現在エコー減少基準として適用されている既知の信号の例には、擬似乱数シーケンス、Turnerシーケンス、及び窓付きの(windowed)sin(x)/(x)が含まれる。不要な干渉の例としては、(加法性白色ガウス雑音(AWGN)のみに制限されない)ノイズ混入と相関、自己エコー誘発データシンボル、共チャンネル干渉とそのビーティングプロダクツ(beating product)、隣接チャンネル信号とそのビーティングプロダクツ、及び自己インチャンネル相互変調プロダクツが含まれる。一般的に言うと、全体のシステムの適切なMEA調整は、上述のECRの要求されるパフォーマンスのサポート、向上及び保証を行うことである。
【0021】
MEAオーバヘッドは、全システムリソースの約2%にあると推定される。この推定されたMEAオーバヘッドは、全米放送協会のエコー試験レポートから利用可能なもののような現在利用可能なエコーフィールドテスト統計に基づき、今日の地上波データ通信及び放送条件におけるエコー遅延やその時間動作の範囲に適切であることが期待される。推定されるMEAオーバヘッドは、新たなエコーフィールドテスト結果が利用可能になるに従い、変化する。
【0022】
エコー除去/減少範囲は、現時点で利用可能なエコーフィールドテスト統計に基づき、−80μsから+82μsの近傍であることが推定される。これらのエコーフィールドテスト統計によると、オーストラリアのシドニーでの約30%の電圧レベルの+51μsから+53μsまでのエコー、米国のニューヨークでの30%の電圧レベルの+61μsから+62μsまでのエコーのような比較的長いエコーが容易に検出される。このため、大きな振幅の+70μsから+80μsまでのエコーが、ニューヨークで存在していると予想され、同様の結果が他の都市でも予想される。大きな振幅の例えば+60μsから+80μsまでの長い遅れエコーが存在する場合、同じタイムスパンの進みエコーが、平均的な消費者は受信アンテナをあまり注意して位置決めしないため、生じる。このことは、−61μsから時間的にさらに長い進み位置までの進みエコーがかなり高い確率で大都市には存在するということを意味している。
【0023】
上述のテスト及び分析に基づき、適切な地上波デジタル通信/放送規格とそのハードウェア受信システムは、悪いエコー環境及び条件ですべての位置に安定した受信を提供することができるよう先行するー80μsから遅行する+80μsまで、そしてさらにやや長いエコーを排除することができるべきである。図2のデジタルATVシステム20は、現状のATSC規格のシステムシンボルストリーム全体の約2%に制限されたMEAオーバヘッドの大きな振幅のー80μsから+82μsまでの範囲のエコーを除去することが望まれる。現時点でのATSC規格はそのオリジナルのペイロードデータレートあるいは/及び現在のデータ調整に関して変更されないことが有利である。これにより、復号化チップの互換性が維持され、比較的高速なハードウェアを実現させ、すべてのシンボル、ビット、インターリーブ、エラー補正コード、ペイロードなどの新たな調整のパフォーマンスの再テストする必要性を避けることによりテストする比較的シンプルかつ高速なシステムが導かれる。
【0024】
データペイロードや他のビット構成を変更することなく図2のデジタルATVシステムを実現するために、可能な送信解決策は、約2%シンボル持続時間を短くすることである。図3に示されるように、データストリーム50の各セグメントにおいて、832個のシンボルが約76μsまで縮小される。この結果、ベースバンド帯域幅は、5.38 MHzのオリジナルの帯域幅から5.49 MHzの変更された帯域幅に、それに従って約2%拡大される。しかしながら、このスキームによる帯域幅の拡張は小さいものなので、この新たな帯域幅は現在の受信機フロントエンドのRF、IF、ベースバンド及びSAWフィルタのすべてによりサポートされている。例えば、この新たな帯域幅は、図1の従来技術によるVSB受信機のチューナー1、IFフィルタ・同期検出器3及びNTSC除去フィルタ7によりサポートされている。所望であれば、(11.5%ロールオフの)オリジナルの平方根レイズド余弦(SQRC)フィルタ規格のパラメータは微少量変化しうる。SQRCがSQRCの特性を数学的に維持する限り、データ復元のパフォーマンスは変わらない。
【0025】
MEA信号52と55は、データストリームがVSB受信機40に供給される前に、FIFO34により最前部イコライザ32の出力において実質的にエコーのないデータストリームから除去される。このことが図3に示されている。ここでは、実質的にエコーのないATSCに準拠したデータストリーム57は、領域53及び56に312個のセグメントだけでなく、フィールドシンク51と54を保持するが、MEA信号52と55を含んでいない。77μsまでの各セグメントの832個のシンボルを復元するため再クロッキング後、ECRやMEAを含まず、ATSC8VSB規格に完全に従う実質的にエコーのないATSCデータストリーム57が、プレ等化サブシステム30の出力において利用可能であり、既存のATSC8VSBチップ及びシス滅による復号化に適している。
【0026】
約2%のMEAオーバヘッドにより、ECR挿入レートは、1秒当たり41ECRであり、現時点でのATSC8VSB規格のフィールドシンク(FS)と整合性を有する。このECR挿入レートに基づき、ナイキスト(Nyquist)サンプリング理論は、除去または拒絶されうる可能なものの中で最速の動的エコーのレートが約20Hzであるということを主張している。この20Hzの動的エコー拒絶レートは、動的エコーパターン変化による受信状態の多く及び大部分をカバーすることが期待されている。しかしながら、統計的事実により、より高い動的エコー拒絶レートが明らかに必要なとき、2倍のレートのECRとMEAが挿入されてもよい。例示されるように、2つのMEA信号(図示せず)が、約156セグメントから互いに引き離され、2つのフィールドシンクの間に挿入されてもよい。これにより、MEAオーバヘッドの約4%の上昇の代わりに、動的エコー拒絶レートは41Hzまで引き上げられる。この結果が現在のATSC8VSBシステムを利用することの大きな効果の1つと徐々に反対になる一方、すなわち、他の多くのシステムとの比較において、小さな(効率的な)オーバヘッドの高いデータペイロードに対して、必要に応じて迅速な動的エコー拒絶が利用可能になる。
【0027】
プレ等化サブシステムを備えるデジタルATVシステムの重要な効果は、既存のシステムやチップとの互換性である。言い換えると、多くの製造業者からの既存のATSC8VSBシステムの多くが再利用できるということである。チップの再利用をサポートする1つの可能な実現法は、プレ等化サブシステム30(図2)が、」多くの受信チップの前方に直接置かれるように、独立で自己完結したチップあるいはモジュールとして設計されうるということである。このことは、27から28dBの入力SNRの通常から深刻なエコー受信条件にあると仮定して、最前部イコライザ32が入力データストリーム内のエコーの95%、恐らく98%以上を除去すると推定される。エコー除去処理後、ATSCデータストリームは十分エコーのない状態となり、処理及び復号化が容易になる。
【0028】
ECRとMEAを除去しないタイプのプレ等化サブシステムを備えるデジタルATVシステム60の例が、図4に示される。デジタルATVシステム60のパフォーマンスはデータペイロードの若干の減少を犠牲にして改善される。デジタルATVシステム60は修正されたVSB受信機80を含む。最前部イコライザ72を有するプレ等化サブシステム70が、VSB受信機80の前方に配置される。ATSCデータストリームは、VSB受信機80の代わりに最前部イコライザ72に入力される。最前部イコライザ72は、一般に最前部イコライザ32(図2)に類似しており、最前部イコライザ72の出力がエコーが実質的に除去される略クリーン信号となるように、好適にはECR信号の新規なタイプにおいて同様な方法でトレーニングされる。最前部イコライザ72は、別々の集積回路チップにより実現されてもよいし、あるいは1つのチップの修正ソリューションとして実現されてもよいということは明らかだろう。
【0029】
図2に示されたプレ等化サブシステム30と異なって、図4のプレ等化サブシステム70はFIFOレジスタを備えていない。信号やデータのストリーム全体は、データが直接デコードされるようデータストリームからECR及びMEAが除去されることなく処理される。これが可能なのは、いくつかのアプリケーションでは残留チャンネル情報が挿入されたECRにより依然としてキャリーされるためであり、信号中継、分析目的などには極めて重要な情報である。
【0030】
デジタルATVシステム60のためのATSCデータストリームへの変更が、図5のデータストリーム90に示される。ブランクシンボルスペースと新規なECR信号の周期の組み合わせが(MEA)、図3のデータストリーム50と同様にデータシンボルストリームのある位置に挿入される。しかしながら、MEA信号は312個の各セグメント領域内の位置に挿入される。例えば、図5は、フィールドシンク91と94の直後にMEA信号92と95をそれぞれ含む2箇所の312個のセグメント領域93と96を示している。
【0031】
MEAオーバヘッドは、図3に示されるデータストリーム50と同様に、システムリソース全体の約2%であると推定される。エコー除去/減少範囲は、図2に示されるデジタルATVシステム20と同様に、少なくともー80μsから+82μsにあることが推定される。しかしながら、図3に示されるATSCデータストリーム50への変更と異なり、図5に示されるATSCデータストリームへの変更はATSCデータストリームにおける現在のデータ負ルーム構成の変更とは関係ない。特に、シンボルデュレーションは変わっていない。このことは、データペイロードの2%の減少を犠牲にして、データ信号の帯域幅全体が維持されるということを意味している。現在のATSC8VSB規格のオリジナルな19.28 Mbit/sの代わりに、データペイロードは18.90 Mbit/sに減少される。このやや低いデータペイロードが適切なプログラム管理により容易に吸収されうると考えられている。効果的なことに、送信帯域幅とRF及びIFフィルタからベースバンドフィルタまでのVSB受信機70のすべてのフィルタが絶対的に影響を与えず、VSB受信機が寄生的問題を持っていたり、あるいはシステムの帯域幅調整にやや修正されるという理由はない。
【0032】
しかしながら、VSB受信機70は、標準的なVSB受信機に対して以下のようないくつかの基本的変更を含んでいる。第1に、VSB受信機70はデータストリーム90におけるMEA信号を特定及びスキップすることが可能である。第2に、VSB受信機は、12個の逐次的なスイッチングサイトが適切に動作するよう畳み込み符号(convolution code)の任意の断絶を処理することが可能である。第3に、VSB受信機70はデータストリームからデータを抽出し、それを以前の状態にリンクさせることができる。MEA信号のデータとの置換により、ある画像データは欠落するかもしれず、その結果、データと恐らく畳み込み符号が不連続となる。送信機と受信機の両方が、畳み込み符号を前のデータストリームから新しいデータストリームへと連続的にすべきである。第4に、VSB受信機70は、畳み込み符号が不連続な場合、順序を維持することができる修正データインターリーバ(interleaver)を備えている。
【0033】
約2%のMEAオーバヘッドにより、ECR挿入レートは、図3に示されるデータストリーム50と同様に、1秒当たり41ECRとなる。統計的事実により、より高い動的エコー拒絶レートが必要とされる場合、2倍のECRとMEAが、図3に示されるデータストリーム50と同様に、挿入されてもよい。
【0034】
最前部イコライザ32と72は、様々な既知の設計のうち任意の適切なものである。最前部イコライザ32と72としての使用に適切なイコライザ100の例が、図6に示される。MEA信号を含む受信デジタルATSCデータストリームが、FIRフィルタ102とIIRフィルタ104に供給される。この受信デジタルATSCデータストリームからのMEA信号におけるECR信号は、バッファ108に置かれ、マイクロプロセッサあるいは他の適切な論理106に供給される。送信される適切なタイプのECRを含むメモリ(図示せず)を備えたマイクロプロセッサ106は、バッファ108の中身とECRの保存されたものとを比較し、チャンネルのインパルス応答をモデル化し、逆チャンネル特性を実現するフィルタ102と104の係数シーケンスを計算する。これらのフィルタ係数は、存在するエコーを抑えるために、フィルタ102と104に供給され、それによって、フィルタ104の出力においてエコー要素が実質的に減少されたATSCデータストリームを生じさせる。
【0035】
マルチパスあるいは分散デジタル通信チャンネルの検査作業を実行する適切なECR信号のクラスが、以下の等式により定義される。
【0036】
【数8】
Figure 2004531954
ただし、A、b及びΩは、これら関数族全体の信号特性を変えるため変更あるいは調整されるすべてのパラメータである。デジタル通信において、この関数がデジタル通信のための基準エコー除去信号として使用されるときこの関数波形が離散的にサンプリングされる場合、Ωパラメータはサンプリングレートのナイキスト周波数に等しくなるよう決定される。パラメータAとbは、時間的にコンパクトな高エネルギーを有する信号を確立するよう選ばれる。等式(1)のパラメータの設定例として、例えば、A=0.707×8.6×10-6ボルト、b=0.9×10-12sec2/radian、Ω=5.38×2π×106radian/secとなるよう設定される。
【0037】
一般的に、(1)高い信号エネルギーレベル、(2)絶対白色スペクトル、(3)非循環的特性、(4)所与の振幅と所与の必要信号エネルギーレベルでの最短持続時間、(5)スペクトル白色特性に影響を与えない信号自身より長い時間領域信号フェッチング長さ、(6)特にデジタル通信におけるエコー拒絶のための単一のδ関数である自動補正関数、(7)当該帯域内の連続グループ遅延関数(continuous group delay function)、及び(8)特性“2”と“6”に基づく、信号クラスのECR信号は実数関数であるべきであり、そうでなければならない。等式(1)に定義される信号は、特性“1”から“8”のすべてを満足している。
【0038】
この時間の信号関数の例示的波形が図7に示される。時間の関数としてのこの信号クラスの特性は、非循環的であり、一般にフラットレスポンス、従来の信号よりより多くのピークと比例的により短いテールを有するより長い信号である。
【0039】
図8は、上述の特性1、2、3及び5を直接的及び間接的に含意する等式(1)により定義される信号のフラットなスペクトルプロットを示す。
【0040】
本発明の範囲は、以下のクレームで与えられる。ここに与えられる様々な実施例の説明は本発明を例示するものであり、その範囲を制限するものではない。ここで開示される実施例の変形及び変更は、この文書を読めば当業者により明らかになるであろう。ここで開示された実施例及び他の実施例は、以下のクレームで与えられる発明の範囲と真意から逸脱することなくなされうる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、従来技術によるVSB受信機のブロック図である。
【図2】図2は、等化後ECR信号を取り除くプレ等化サブシステムを備えるデジタルATVシステムのブロック図である。
【図3】図3は、様々な位置で基準エコー除去信号を含む図2のデジタルATVシステムのためのATSCデータストリームの説明図である。
【図4】図4は、等化後ECR信号を取り除かないプレ等化サブシステムを備えるデジタルATVシステムのブロック図である。
【図5】図5は、様々な位置で基準エコー除去信号を含む図4のデジタルATVシステムのためのATSCデータストリームの説明図である。
【図6】図6は、図2及び4のデジタルATVシステムに適したイコライザのブロック図である。
【図7】図7は、図3及び5のATSCデータストリームに適した基準エコー除去信号のクラスからの時間の信号関数の例示的波形である。
【図8】図8は、図3及び5のATSCデータストリームに適した基準エコー除去信号のクラスからのフラットスペクトルプロットの例示的波形である。

Claims (20)

  1. 送信パス上を送信されるデジタルデータストリームから基準エコー除去信号の複製を抽出する抽出回路;
    前記抽出回路に接続され、前記基準エコー除去信号の抽出された複製からフィルタ係数を計算するマイクロプロセッサ;及び
    入力において前記デジタルデータストリームを受信し、前記フィルタ係数を受信するため前記マイクロプロセッサに接続され、前記フィルタ係数を利用して前記デジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルするフィルタ;
    からなるイコライザであって、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とするイコライザ。
  2. 請求項1記載のイコライザであって、前記基準エコー除去信号は、
    Figure 2004531954
    ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とするイコライザ。
  3. 請求項2記載のイコライザであって、A=0.707×8.6×10-6ボルト、b=0.9×10-12sec2/radian、Ω=5.38×2π×106radian/secを満足することを特徴とするイコライザ。
  4. 送信パス上の複数のフィールドシンク、該複数のフィールドシンクの連続したものの間にあるシンボルスペースの複数のセグメント、及び前記フィールドシンクの間の複数の基準エコー除去信号からなるデジタルデータストリームの送信中に生じるエコーを実質的に除去する装置であって:
    送信後前記デジタルデータストリームを受信する手段;
    前記受信されたデジタルデータストリームから前記基準エコー除去信号の複製を抽出する手段;
    前記基準エコー除去信号の前記抽出された複製からフィルタ係数を計算する手段;及び
    前記フィルタ係数を利用して前記受信されたデジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルする手段;
    からなり、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とする装置。
  5. 請求項4記載のイコライザであって、前記基準エコー除去信号は、
    Figure 2004531954
    ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とするイコライザ。
  6. 請求項5記載のイコライザであって、A=0.707×8.6×10-6ボルト、b=0.9×10-12sec2/radian、Ω=5.38×2π×106radian/secを満足することを特徴とするイコライザ。
  7. 請求項4記載のイコライザであって、前記抽出する手段は、前記複数のフィールドシンクの連続したものの間からただ1つの基準エコー除去信号を抽出する手段を備えることを特徴とするイコライザ。
  8. 請求項4記載のイコライザであって、前記抽出する手段は、前記複数のフィールドシンクの連続したものの間から複数の基準エコー除去信号を抽出する手段を備えることを特徴とするイコライザ。
  9. 受信機への送信前、前記受信機における向上されたエコー除去能力をサポートするため複数のフィールドシンクと該複数のフィールドシンクの連続したものの間の複数のシンボルスペースセグメントを有するATSC VSBデータストリームを修正する装置であって:
    前記複数のフィールドシンク間の複数の基準エコー除去信号を挿入する手段;
    からなり、前記基準エコー除去信号は、
    Figure 2004531954
    ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とする装置。
  10. 請求項9記載の装置であって、さらに、前記基準エコー除去信号についてブランクシンボルスペースを挿入する手段を備えることを特徴とする装置。
  11. 請求項10記載の装置であって、A=0.707×8.6×10-6ボルト、b=0.9×10-12sec2/radian、Ω=5.38×2π×106radian/secを満足することを特徴とする装置。
  12. 送信パス上の複数のフィールドシンク、該複数のフィールドシンクの連続したものの間にあるシンボルスペースの複数のセグメント、及び前記フィールドシンクの間の複数の基準エコー除去信号からなるデジタルデータストリームの送信中に生じるエコーを実質的に除去する方法であって:
    送信後前記デジタルデータストリームを受信するステップ;
    前記受信されたデジタルデータストリームから前記基準エコー除去信号の複製を抽出するステップ;
    前記基準エコー除去信号の前記抽出された複製からフィルタ係数を計算するステップ;及び
    前記フィルタ係数を利用して前記受信されたデジタルデータストリームからエコー干渉を実質的にキャンセルするステップ;
    からなり、前記基準エコー除去信号は非循環的であり、前記送信パスの帯域幅内の実質的にフラットな周波数レスポンスを有し、時間間隔上で多数の振幅ピークを有し、該多数の振幅ピークに対し比例的により短いテールを有することを特徴とする方法。
  13. 請求項12記載の方法であって、前記基準エコー除去信号は、
    Figure 2004531954
    ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とする方法。
  14. 請求項13記載の方法であって、A=0.707×8.6×10-6ボルト、b=0.9×10-12sec2/radian、Ω=5.38×2π×106radian/secを満足することを特徴とする方法。
  15. 請求項12記載の方法であって、前記抽出するステップは、前記複数のフィールドシンクの連続したものの間からただ1つの基準エコー除去信号を抽出することを特徴とする方法。
  16. 請求項12記載の方法であって、前記抽出するステップは、前記複数のフィールドシンクの連続したものの間から複数の基準エコー除去信号を抽出することを特徴とする方法。
  17. 受信機への送信前、前記受信機における向上されたエコー除去能力をサポートするため複数のフィールドシンクと該複数のフィールドシンクの連続したものの間の複数のシンボルスペースセグメントを有するATSC VSBデータストリームを修正する方法であって:
    前記複数のフィールドシンク間に複数の基準エコー除去信号を挿入するステップ;
    からなり、前記基準エコー除去信号は、
    Figure 2004531954
    ただし、A、b及びΩは実数である該等式により実質的に定義される信号クラスの要素であることを特徴とする方法。
  18. 請求項17記載の方法であって、前記挿入するステップは、前記複数のフィールドシンク間にただ1つの基準エコー除去信号を挿入することを特徴とする方法。
  19. 請求項17記載の方法であって、前記挿入するステップは、前記複数のフィールドシンク間に複数の基準エコー除去信号を挿入することを特徴とする方法。
  20. 請求項17記載の方法であって、さらに、前記基準エコー除去信号についてブランクシンボルスペースを挿入するステップを備えることを特徴とする方法。
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