JP2004531797A - ウェブ・ページの予測キャッシングおよび強調表示 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェブ・ブラウザのユーザにとって興味を引く複数の用語を含んでいる現在表示中のウェブ・ページにリンクされたウェブ文書を予測的かつ自動的に検索するウェブ・ブラウザを提供すること。
【解決手段】記憶されている文書へのリンクをユーザが選択した場合にその文書のダウンロードを待たずにその文書が表示されるように、興味を引く用語を含んでいるリンクされた文書は、ユーザが現在の文書を閲覧している間に自動的に取り出されて記憶される。ユーザが自分にとって興味のある用語を含んでいる文書を探す場合にさらに役立つように、興味を引く文書に導く現在のページ内のリンクを強調表示し、ユーザがなお一層、見やすく使いやすいようにそれらのページへの特別な高速リンクを作成し、表示することができる。
【選択図】図4
【解決手段】記憶されている文書へのリンクをユーザが選択した場合にその文書のダウンロードを待たずにその文書が表示されるように、興味を引く用語を含んでいるリンクされた文書は、ユーザが現在の文書を閲覧している間に自動的に取り出されて記憶される。ユーザが自分にとって興味のある用語を含んでいる文書を探す場合にさらに役立つように、興味を引く文書に導く現在のページ内のリンクを強調表示し、ユーザがなお一層、見やすく使いやすいようにそれらのページへの特別な高速リンクを作成し、表示することができる。
【選択図】図4
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブ・ブラウザおよびサーバの技術に関し、特に、ユーザの個人的な興味を優先し、これに合わせたブラウジング機能を提供するウェブ・ブラウジング技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットおよびワールド・ワイド・ウェブは、商業運用、個人的な生活および教育過程における重要かつ不可欠の部分となった。
【0003】
インターネットの中核には、ウェブ・ブラウザ技術とインターネット・サーバ技術がある。
【0004】
インターネット・サーバは、文書、画像またはグラフィックス・ファイル、形式、オーディオ・クリップ等の「コンテンツ」を含んでおり、そのすべてはインターネット接続を有するシステムおよびブラウザに対して使用可能である。
【0005】
ウェブ・ブラウザまたは「クライアント」のコンピュータはウェブ・アドレスから文書を要求することができ、これに対して適切なウェブ・サーバが、1つまたは複数のウェブ文書、画像またはグラフィックス・ファイル、形式、オーディオ・クリップ等を送信することによって応答する。サーバからブラウザにウェブ文書およびコンテンツを送信するための最も一般的なプロトコルは、ハイパー・テキスト転送プロトコル(「HTTP」)である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1は、インターネットおよびイントラネット通信の基本的なクライアント−サーバ構成を示す図である。クライアント・ブラウザ・コンピュータ(1)には、ダイヤルアップ電話回線およびモデム、ケーブル・モデム、またはローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)などの一般的な手段を介したワールド・ワイド・ウェブ(3)へのインターネット・アクセス(2)が提供されている。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(1)にも、NetscapeのNavigatorまたはMicrosoft (R) のExplorerなどの適切なウェブ・ブラウジング・ソフトウェアが提供されている。ウェブ・サーバ・コンピュータ(5)にも同様に、類似の手段またはT1およびT3データ回線などのさらに高帯域の手段、およびソフトウェアのウェブ・サーバ・スイートを使用するワールド・ワイド・ウェブ(3)へのインターネット・アクセス(4)が提供されている。あるいは、クライアントおよびサーバを、法人のLANなどのイントラネット(6)を介して相互接続することができる。これらの構成は、当技術分野では周知である。
【0007】
インターネットのコンテンツまたは文書の最も一般的なタイプは、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(「HTML」)文書だが、Adobe Portable Document Format(「PDF」)などの他の形式も本技術分野では同様に周知である。HTML、PDFおよび他のウェブ文書は、その文書内に「ハイパーリンク」を提供し、これによりユーザは閲覧する別の文書またはウェブ・サイトを選択することができる。ハイパーリンクは、ユーザが選択するとその指示された文書を取り出すかまたはフェッチするようブラウザ・ソフトウェアに命じる、文書の特別にマーク付けされたテキストまたはエリアである。
【0008】
通常、ユーザがプレーンなハイパーリンクを選択すると、ウェブ・ブラウザのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(「GUI」)のウィンドウに表示されている現在のページが消え、新たに受け取ったページが表示される。親ページが、IBMのウェブ・サイトwww.patents.ibm.comのような索引であり、ユーザが各降順リンクを訪問する(たとえば、そのサイトの使用法の手引きの文書を読む)ことを希望すると、親ページ、即ち索引ページは消え、新しいページ(ヘルプ・ページなど)が表示される。
【0009】
ウェブ・ブラウザ・コンピュータの計算能力が増し、当該ウェブ・ブラウザ・コンピュータに対する通信帯域幅が劇的に増加するに伴い、インターネット・ウェブ・サイトおよびコンテンツを提供する組織にとっての1つの課題は、それらのより大きな処理速度とスループット速度とを見越して、それらのコンテンツを配信およびフィルタすることである。
【0010】
即ち、ウェブ・ベースのアプリケーションの分野において、またユーザ関連情報をデスクトップまたはクライアントに移動させるためのさらに優良かつ効率的な方法の開発において特に当てはまる。
【0011】
しかし、今日のウェブ・ブラウザは、一般的にインテリジェントではないソフトウェア・パッケージである。これらが今も存在しているので、ユーザは自分にとって興味のあるいかなる記事または文書も手動で検索しなければならず、密接な関係のある興味のうちの1つが見つかる前にこれらが多くの文書をダウンロードするよう頻繁に要求してくるという点で厄介になる場合がしばしばある。
【0012】
サーチ・エンジンは、ブラウジング体験にある程度の「インテリジェンス」を提供し、そこではユーザは、自分のインテリジェントでないウェブ・ブラウザをサーチ・エンジン・アドレスに向け、検索のためのいくつかのキーワードを入力し、次いで検索結果におけるハイパーリンクを選択することによって、または提供されたウェブ・アドレスに手動でウェブ・ブラウザを再度向けることによって戻された文書のそれぞれを同時に再検討する。しかし、サーチ・エンジンは実際にインターネット全体を検索するのではなく、サーチ・エンジンのオペレータが構築したインターネットのコンテンツのサーチ・エンジン独自の索引を、通常は他のウェブ・サイトのオペレータからの手動のサブミットを再検討する処理によって検索する。したがって、ユーザが特定の主題に関する情報を探す際に複数のサーチ・エンジンを使用することは一般的であり、各サーチ・エンジンが独自の索引コンテンツに基づく、異なる結果を戻すためである。
【0013】
この課題に部分的に取り組むために、2つの他の技術が開発されており、当技術分野では周知となっている。第1の技術は、サーチ・エンジンのサーチ・エンジンである「メタサーチ・エンジン」として知られている。メタサーチ・エンジンは独自の索引を維持しないが、複数のサーチ・エンジンに対して照会を同時に提示し、それらサーチ・エンジンのそれぞれからの最高ランクの回答をユーザに戻す。即ち、照会を受けたサーチ・エンジンのそれぞれを手動で連続的に訪問するよりも便利だが、通常、その結果は期待したほど満足なものではない。一般に、検索キーワードに対するランク付けされた一致のリストにおける上位数個の回答は最も興味を引くものではなく、したがってたいていの場合、ユーザは回答リストの中間または最後尾に向かって列挙されているサイトを訪問する。メタサーチ・エンジンは、4つのサーチ・エンジンからリストの上位5つを戻すことができるが、興味を引く可能性のより高い情報を除去する場合がある。
【0014】
この課題を解決するための第2の試みは、ウェブの「クローラ」エンジンとして知られている。これらのサーバは、これらのサーバをより最新の状態に保ち、また索引にウェブ・サイトに関する新たに入手可能な情報を組み込む、前に索引付けされたウェブ・サイトのコンテンツを「再索引付け」するために他のサーバに定期的に接触する。しかし、数千もの新しいウェブ・サイトが毎日オンラインに加わるので、クローラが新しいサイトを訪問することは事実上不可能である。したがって、ウェブ・クローラであっても完全にインターネットのコンテンツをカバーすることはできない。
【0015】
「インテリジェント・エージェントの共同体」の生成、サーバ・ベースの双方向ソートおよびフィルタリングの使用、ウェブ文書内の特別なタグに直面することによってトリガされるクライアント側の「インテリジェント支援」、および自動「ブックマーク」機能等を含む他の試みが、さまざまな米国特許で提案されている。一般に、これらの提案された技術および方法のすべては、サーバ側とクライアント側のある程度の協力を必要とし、これらの技術を広範囲に配置することを難しくしている。
【0016】
数年前、ブラウザによって現在ロードされているウェブ・ページの1ハイパーリンク内のすべてのウェブ・ページをダウンロードするためのクライアント側の技術が導入された。現在訪問しているページから直接的にリンクされている文書のすべてを収集することによって、次にどれをユーザが選択したとしてもローカル・メモリのキャッシュから直接入手することができ、それによって、新しく選択されたページがサーバからウェブ・ブラウザに送信されるまで待機することが解消される。ユーザが次のページ(今では現在のページ)を読み終わり、次の文書を選択する時点までに、次の文書はキャッシュに入れられ、したがって次の文書も送信遅延なしに表示することができる。しかし、「リンク・リッチな」ウェブ・ページを訪問する際にはこの処理は欠点を有する。たとえば、人気のあるニュース・サイトのウェブ・ページは、新しいサービスのホーム・ページから直接リンクされた60を超える文書を有する場合がある。したがって、ウェブ・ブラウザ・コンピュータの役割を果たす通信ネットワークは、ユーザがホーム・ページを読んでいる間、さらにそのユーザがそのホーム・ページのハイパーリンクを選択する前に、60個すべての直接リンクされた文書をロードすることに対するボトルネックまたは時間を制限する要因を提起する場合がある。それだけでは、読者がホーム・ページを詳細に調べ、次に閲覧する文書を決定するのに要する時間内に、それらの直接リンクされたページのうち数ページしか正常にダウンロードすることはできない。残念ながら、ホーム・ページの検討中に正常にダウンロードされたページは、このダウンロード機能がどのページが興味を引くか、または引かないかをソートあるいは決定するための手段を有していないため、ユーザにとって興味のないものである場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
したがって本発明は、第1の態様で、ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を予測的にブラウズする方法を提供し、前記ウェブ・ブラウザ・システムはユーザ・ディスプレイ、ユーザ入力装置、および永続的記憶装置を有し、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能であって、リンクされたアドレスから1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、ウェブ文書の前記一部分が前記ユーザにとって1つまたは複数の所定の興味のある単語を含んでいるかどうかを判定するステップと、1つまたは複数の興味を引く単語が前記文書の一部分に存在するという判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するステップとを含む方法を提供する。
【0018】
第1の態様の方法は、第1のウェブ文書から所定数のリンクされたアドレス以内のアクセス可能な複数のウェブ文書に対して、1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、前記一部分が興味を引く単語を含むかどうかを判定するステップと、1つのウェブ文書全体を受け取って記憶するステップとを反復するステップをさらに含むことが好ましい。
【0019】
第1の態様の方法は、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、ウェブ文書へのリンクのユーザ向け特別強調表示を提供するステップをさらに含むことが好ましい。
【0020】
第1の態様の方法は、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、前記記憶されたウェブ文書への高速リンクを生成するステップをさらに含むことが好ましい。
【0021】
第2の態様では、本発明は、コンピュータ・システムにロードされ実行されると、前記コンピュータ・システムに第1の態様の方法のすべてのステップを実行させるプログラム・コードを含むコンピュータ・プログラムを提供する。
【0022】
第3の態様では、本発明は、ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を求めて予測的にブラウズすることができる拡張されたウェブ・ブラウザ・システムを提供し、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能であって、該システムは、プログラム・コードを実行するプロセッサと、ユーザに情報を提示するユーザ・ディスプレイと、ユーザの入力を受け取るためのユーザ入力装置と、データおよび情報を記憶し、ユーザの興味を引く用語リストを記憶している永続記憶装置と、前記プロセッサによって実行可能な予測的興味ベースのブラウザ・プログラムとを含み、前記興味を引く用語リストはユーザにとって興味のある単語を含み、前記ブラウザ・プログラムはリンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含むかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応される。
【0023】
第3の態様のシステムの予測的興味ベースのブラウザ・プログラムは、ブラウザ・プラグインを有する標準的なウェブ・ブラウザ・プログラムをさらに含むことが好ましく、前記ブラウザ・プラグインはリンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含んでいるかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応される。
【0024】
前記ウェブ文書はHTML文書を含むことが好ましい。
【0025】
第3の態様のシステムは、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上の記憶されたウェブ文書へのリンクを強調表示するリンク・ハイライタをさらに含むことが好ましい。
【0026】
第3の態様のシステムは、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上で前記記憶されたウェブ文書を指示する高速リンク・クリエータをさらに含むことが好ましい。
【0027】
したがって本発明は、ウェブ・ブラウザがウェブ・ブラウザのユーザにとって興味のある用語を含んでいる現在表示中のウェブ・ページにリンクされるウェブ文書を予測的かつ自動的に検索することを適切かつ好適に可能にする。記憶されている文書へのリンクをユーザが選択した場合にその文書のダウンロードを待たずにその文書が表示されるように、興味を引く用語を含んでいるリンクされた文書は、ユーザが現在の文書を閲覧している間に適切かつ自動的に取り出されて記憶される。ユーザが自分にとって興味のある用語を含んでいる文書を探す場合にさらに役立つように、興味を引く文書に導く現在のページ内のリンクを強調表示することができ、またユーザがなお一層、見やすく使いやすいようにそれらのページへの特別な高速リンクを作成し、表示することができる。
【0028】
したがって、本発明の好ましい実施形態は、ワールド・ワイド・ウェブなどのコンピュータ・ネットワーク・サーバおよび分散型データベースから、ユーザの興味を引く用語またはキーワードのリストに基づいて、情報を予測的に取り出すウェブ・ブラウジング方法およびシステムを提供すると有利である。さらに、この新しいシステムおよび方法が、サーバ側のサポートまたは協同技術が最小限または皆無であるパーソナル・コンピュータ、ウェブ使用可能電話、インターネット機器、パーソナル・ディジタル・アシスタント、およびポケットPCなどの広く使用されているウェブ・ブラウザ技術と互換性を有すると有利である。また、ユーザがその予測的にキャッシュされた情報を容易かつ迅速に閲覧できるように、この新しいシステムおよび方法が予測的にキャッシュされた情報またはそのような情報へのリンクをユーザのディスプレイ上で強調表示すると有利である。
【0029】
好ましい実施形態は、ユーザの興味を引く用語のリストを含むようにウェブ・ブラウザ・システムを構成するシステムおよび方法をさらに提供することが好ましい。この方法は、ユーザが最も求めているキーワードのリストであって、同じクライアント・ウェブ・ブラウザ・コンピュータの他のソフトウェア・プログラムにとって使用可能なリストを提供する。
【0030】
次に、本発明の好ましい一実施形態を、添付の図面を参照しながら例示的なものとしてのみ説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
この開示のために、ウェブ・ページを見つけ出し、ロードすることに関するすべてのタスクが、NetscapeのNavigatorまたはMicrosoft (R) のExplorerなどのウェブ・ブラウザのアプリケーションによって実行されるものと仮定する。実際には、本明細書で説明する本発明の実施形態は、ウェブ・ブラウザ関連のソフトウェアで実現されることができるが、これは、共同スタンドアロン・ソフトウェア・アプリケーションまたはウェブ・ブラウザ・プラグイン・モジュールなどのブラウザ自体の一部であってもなくてもよい。したがって当業者には、本明細書で説明するように興味を引く用語リストの構築は、ソフトウェアのいかなる部分によっても達成することができ、その結果は他のブラウザ関連の機能およびソフトウェアにとって使用可能とすることができるということが理解されよう。
【0032】
図2は、典型的なウェブ・サーバおよびウェブ・ブラウザ・コンピュータ・システムの全体的なハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャを示す。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)は、インターネットまたはイントラネット(21)を介してウェブ・サーバ・コンピュータ(22)に通信上相互接続されている。このウェブ・ブラウザ・システムは、コンピュータのディスプレイまたはモニタ、キーボード、およびマウスなどの標準的なユーザ・インターフェース・デバイス(23)を含む。このウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)のハードウェア・プラットフォームは、中央演算処理装置(「CPU」)(24)、ディスク・ドライブ(25)、ユーザ・インターフェース・デバイスI/O(26)、およびネットワーク・インターフェース・カード(「NIC」)(27)を含む。NICは、ダイヤルアップ・モデム、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)カード、またはケーブル・モデム・インターフェースを含む当技術分野で周知の複数ある種類のうちの1つであってよい。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)によって実行されるソフトウェアは、デバイス・ドライバおよび基本入出力システム(「BIOS」)(28)と、オペレーティング・システム(203)と、アプリケーション・プログラム(202)と、アプレット・インタープリタ(29)およびアプレット(201)とを含むことができる。NetscapeのNavigatorなどのウェブ・ブラウザ・プログラムは、CPU(24)によって実行されることができるアプリケーション・プログラムである。ウェブ・サーバ・コンピュータを伴うこのアーキテクチャおよび構成は当技術分野では周知である。
【0033】
好ましい実施形態では、標準的なウェブ・ブラウザ・アプリケーション・ソフトウェア・プログラムは、特定の論理的かつ機能的な拡張を含めるよう修正されている。この機能的な拡張は、以下の機能などの既存のウェブ・ブラウザの複数の既存の機能を利用する。
(1)受け取ったウェブ文書を翻訳する。
(2)1つのウェブ文書全体または一部分を現在のウェブ・ブラウザ表示ウィンドウに表示させる。
(3)ユーザ・オプション・アイコン、ドロップ・ダウン・リスト、または他のモード・コントロール・インディケータをウェブ・ブラウザ表示ウィンドウに表示する。
(4)ユーザ・オプション・アイコン、ドロップ・ダウン・リスト、および他のモード・コントロール・インディケータのユーザ選択をウェブ・ブラウザ表示ウィンドウで受け取る。
(5)システム・メモリ、特にハードディスク・ドライブおよび不揮発性RAMまたはROMなどの永続的メモリのファイル、レコードおよびCookiesなどのデータ項目を生成し、記憶し、アクセスする。
【0034】
ウェブ・ブラウザ・システムの前述の一般的な構成およびアーキテクチャは当技術分野では周知なので、本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、IBM互換コンピュータでMicrosoft (R) のWindows (R) オペレーティング・システムのもとで実行されるNetscapeのNavigatorに対するブラウザ・プラグインとして好適に実施されるステップおよび機能について行う。しかし、関連分野の当業者には、UNIX(R)、LinuxおよびSunMicrosystemのSolarisなどの他のオペレーティング・システム、IBMのRS6000、AppleのiMac(商標)、パーソナル・ディジタル・アシスタントおよびウェブ使用可能電話などの他のコンピュータ・ハードウェア、ならびにJava(R) スクリプトまたはコンパイル済みプログラムなどの他のソフトウェアの実施例を本発明の範囲を逸脱せずに構成できることが理解されよう。さらに他の実施形態では、ウェブ・サーバのサーブレットまたはプログラムは興味を引く用語リストを維持し、要求に応じてクライアント側のプログラムおよびプラグインに対してそのリストを使用可能とすることができる。
【0035】
本発明の好ましい実施形態は、概してウェブ・ブラウザ本来の概念および機能に改善を加えるものである。ウェブ・ブラウザは、どのキーワードがウェブ・ブラウザのユーザの興味を引く可能性があるかを決定することが好ましい。これらの興味を引く用語は、システム永続メモリに記憶され、本発明によってフラット・テキスト・ファイルとしてアクセス可能であることが好ましい。データベースのレコードなどの興味を引く用語リストの代替の実施形態を使用することができ、それらのすべては本発明の好ましい実施形態のブラウザ・プラグインを含む他のプログラムによって容易にアクセス可能である。
【0036】
興味を引く用語リストを生成するための他の方法またはシステムは、本発明の好ましい実施形態と共に使用することができるが、上記のシステムおよび方法は、興味を引く用語リストを生成するための複数の有用な方法論を提供する。
【0037】
表1は、生成された後の興味を引く用語リストの1つの実施例を示す。このユーザの興味を引く用語リスト例は、コンマで分離された変数(「CSV」)形式で提供されており、コロン「:」はサブカテゴリを指定する概括的なカテゴリを示すものと定義されている。カテゴリまたは用語の後にコロンがない場合、そのカテゴリ以下で使用可能なすべてのサブカテゴリおよび用語は興味の対象であると想定される。
【0038】
【表1】
【0039】
ユーザの興味を引く用語リストは、以前に追加された可能性のある1つの興味を引く用語を削除することをユーザが希望した場合にそのユーザが一般的なテキスト・ファイル・エディタまたはデータベース・プログラムによってそれを容易に行うことができるように、ユーザが直接的に編集可能であることが好ましい。同様に、ユーザが1つの興味を引く用語を後から追加することを希望した場合に、そのユーザはメニューを再呼び出しする選択肢、あるいはそれを行うためにファイルを直接的に編集する選択肢を有するべきである。
【0040】
本発明の好ましい実施形態は、ユーザの興味を引く用語リストに基づいてウェブ・サーバから情報を予測的に取り出し、キャッシュするための2つのユーザ選択可能な処理を提供する。第1の処理では、「興味を引く用語」特有のハイパーリンクされた情報だけがプリエンプティブにキャッシュされ、ウェブ・ブラウザによってすべての「1ホップ」のウェブ・ページをキャッシュする周知の処理による改善を提供する。本明細書で開示する第2の処理は、ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上でテキストまたは画像を強調表示し、別個のウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内または主要ウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内の特別のフレーム内でパンすることなどにより、これらのリンクをユーザに注目させるためにユーザの興味を引く用語を含んでいる情報に導くいかなるハイパーリンクも強調表示する。
【0041】
以下の詳細な開示をより明瞭かつ特定するために、以下の用語を使用する。
・「興味を引く用語」は、自己注釈方式による、エンド・ユーザが興味を有する単語または句である。
・「Nホップ・スキャン」は、ウェブ・ブラウザがウェブ・ページおよび関連するテキストを予測的にロードし、検査することを試みるリンク空間を意味する。
・「興味リンク」は、興味を引く用語を含んでいる「Nホップ・スキャン」内でアクセス可能なハイパーリンクである。
・「高速リンク」は、興味を引く用語を含んだ、発見されたページへの直接的なリンクを含む通常のウェブ・ページの表示のクラッタから除去される、非常に見やすいリンクである。
・「ディープ・リンキング」は、中間のウェブ・ページをロードしたり訪問したりすることを必要とせずに、組織のウェブ・サイト内の深い所からウェブ・コンテンツをプルするか、または一連のURLによってデータを取り出すことを指す一般的に認知された用語である。
・「考慮時間」は所与のウェブ・ページでユーザが過ごす時間と定義され、ウェブ・ブラウザ・システムが、現在ロードされているウェブ・ページから分岐したどのような興味リンクをも決定して強調表示することのできる時間である。
・「TB」は、バイトなどによる、興味を引く複数の用語があるかどうかブラウザがページをスキャンする際にダウンロードされたテキストのサイズである。
【0042】
上記のようなNホップ・スキャンは、開始点から「N」個のハイパーリンク内で到達する文書の予測的なスキャンまたは取り出しである。ウェブ・サイトのコンテンツの典型的なツリー状構造または表現を図3に示す。各ページはそのページからハイパーリンクされたページを有しており、それらのハイパーリンクは1つのページから1つまたは複数の別のページへの矢印として示されている。変数「N」は、情報が発見される深さまたは空間を開始点に対して示している。
【0043】
たとえば、1ホップ・スキャン(たとえば、N=1)(51)は、現在のウェブ・ページ(50)から1回の「クリック」またはハイパーリンクでアクセス可能なすべてのハイパーリンクされた文書、即ち、この例ではページ2、3、4を取り出し、それらの文書のウェブ・ページ・コンテンツにユーザの興味を引く用語の出現があるかどうかをスキャンする。
【0044】
同様に、2ホップ・スキャン(N=2)(52)は、現在のウェブ・ページから2回の「クリック」でハイパーリンクされているアクセス可能なすべての文書、この例では1ホップ・スキャンのすべてのページに2a、3a、3b、4a、および4bのページを加えたような文書を取り出す。
【0045】
この図面のツリー状の拡張から、考慮されるべきデータ量はNの値に比例して指数関数的に増加する可能性があり、スキャンは上位になるほど、コンピュータ・ネットワークの通信帯域幅およびウェブ・ブラウザのコンピュータ・プロセッサ速度をさらに増加させてさらに実用的になるということが理解できよう。
【0046】
図4を参照すると、好ましい実施形態の実現された構成が示されている。興味を引く用語予測スキャナ・プラグイン(43)は、以下の説明で述べるように、ユーザに強調表示されたリンク、高速リンク、および作成された表示フレームを表示するためのウェブ・ブラウザ・コンピュータのユーザI/O(23)機能を使用して、ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)のウェブ・ブラウザ・プログラム(40)の環境内で実行する。シンプル・テキスト・ファイルまたはデータベース・レコードのユーザの興味を引く用語リスト(42)は、ウェブ・ブラウザ・システム(20)のハード・ドライブまたは永続メモリなどの記憶媒体(41)からアクセスされる。あるいは、ユーザの興味を引く用語リスト(42)を、ウェブ・ブラウザ・システム(20)からアクセス可能なウェブまたはネットワーク・サーバからアクセスすることもできる。
【0047】
興味を引く用語予測スキャナ・プラグイン(43)は、また、インターネット(3)または他のコンピュータ・ネットワークからウェブ文書の部分を選択的に取り出すために、そのネットワーク・インターフェース・カードおよび通信プロトコル(TCP/IP)などのウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)の通信機能と、HTTPなどのウェブ・ブラウザ・プログラム(40)の通信機能およびディスプレイ機能とを使用する。
【0048】
本発明の好ましい実施形態は、現在のウェブ・ページがユーザの興味を引く用語に基づいてNホップ・スキャン内でハイパーリンクされた文書を予測的に取り出すよう考慮時間中に動作する。興味キーワードは、ウェブ・ブラウザ・システムおよび/または関連付けられたソフトウェアに記憶されることができるものと仮定する。その後、そのような興味を引く用語の情報は「リード・アヘッド」予測ダウンロードによって利用される。
【0049】
予測キャッシング処理は、ユーザによるウェブ・ページの選択、またはブックマーク、ナビゲーション・ボタン等の選択のようなページを選択する他の動作に続いて任意のウェブ・ページをウェブ・ブラウザがロードすると直ちに開始する。現在ロードされ、閲覧されているウェブ・ページは、Nホップ・スキャンの開始点、即ち「現在のページ」に設定される。
【0050】
次いで本発明の好ましい実施形態は、現在のページのHTMLのような現在のページ・ソースを構文解析し、1ホップ・ページと呼ばれる現在のページに直接リンクされているすべてのウェブ・ページのダウンロードを開始する。各ページのダウンロードは、TBによって定義されたバイト数またはキロバイト数などの所定のデータ量の受信成功後に中断される。
【0051】
次に、ユーザの興味を引く用語のどれかの出現を含んでいるかどうかを判定するために、各ページのダウンロードされた部分がスキャンされる。所定バイト数がダウンロードされた後、ウェブ・ページのプレーン・テキストまたはメタワードの中にユーザの興味を引く用語が何も見つからない場合、そのダウンロードは打ち切られる。フルページのダウンロードを打ち切ることによって、ブラウザはネットワーク帯域幅と時間の両方を保存し、次に、興味の対象となる可能性のあるページでスキャンする代わりに、その保存された資源が使用される。興味を引く用語が見つかった場合、ダウンロードが再開されて完了し、リンクされたページ全体がキャッシュに記憶される。
【0052】
ユーザが現在ロードされているページの考慮を続けている間に、ブラウザは、すべての1ホップ・ページをスキャンして必要に応じてキャッシュに入れるまで、次の1ホップ・ページ、さらに次の1ホップ・ページというように調べていく。
【0053】
ユーザが現在のページを検討し終わる前に、すべての1ホップ・ページがスキャンされると、ホップ・レベルが増分され、ウェブ・サイト・コンテンツの次の深さのレベルが、各2ホップ・ページの部分、次いで各3ホップ・ページの部分、というようにダウンロードし、キーワードがあるかどうかスキャンし、興味を引く用語が見つかった場合にはページ全体をキャッシュに入れることによって、上述のようにスキャンされる。
【0054】
予測スキャニング処理を表2の擬似コードによって説明することができる。
【0055】
【表2】
【0056】
1ホップのページにユーザの興味を引く用語が含まれることが判明すると、複数の方法のいずれか1つの方法によってそれらのページをユーザに注目させる。第1は、興味を引く用語を含んでいるページに導くハイパーリンクまたはリンクを、そのハイパーリンクが表示されている色、フォント、またはサイズを変更することによるなどして、現在のページの表示において強調表示することができる。本発明の拡張された一実施形態では、「高速リンク」を現在のウィンドウの別個のフレーム内、現在のページの1側面、上部、または底部に沿ってかまたは別個のウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内のいずれかに作成することができる。
【0057】
これによって、ユーザの興味を引く用語リストに従ってそのユーザの興味を引く文書に導く可能性がより高いリンクを強調表示し、ユーザに現在のウェブ・ページをより効率よくブラウズすることを可能にする修正されたウェブ・ブラウザ表示がユーザに提供される。
【0058】
高速リンク表示を使用する場合、マルチホップ興味リンクは、興味リンクへの経路の次のステップが示され、その後にその経路の次のステップが示される、というように1ホップとすることも、「ディープ・リンク」とすることもできることに留意されたい。後者の場合、フレーム、ウィンドウ等に示された第1のリンクが、複数のホップを介してのみアクセス可能である場合であっても、興味アイテムにディープ・リンクし、その最上位の第1リンクの表示を強調表示することができる。本発明のさらに洗練された実施形態では、興味の対象である文書への1ホップのリンクを強調表示するためにある強調表示方法を使用することができる一方で、興味の対象である文書への複数ホップのリンクを強調表示するために別の強調表示方法を使用することができる。たとえば、1ホップの興味リンクを赤いテキストで点滅するよう設定する一方で、興味の対象である文書への複数ホップのリンクを点滅しない赤いテキストで示すか、または強調表示することができる。色、フォントおよび点滅の属性を設定するHTMLコードはよく知られており、したがって好ましい実施形態のブラウザ・プラグインは現在のウェブ・ページのその部分のウェブ・ブラウザ表示に関するそれらの属性を簡単に変更するであろう。
【0059】
本発明の好ましい実施形態は、1つの所与の開始点から「Nホップ」によってドリルダウンするのではなく、「幅優先探索」を行うことにも留意されたい。あるいは、最初にダウンロードされた文書の部分に含まれていないリンクは飛ばされるかまたはスキップされるので、発明者の見地からすると「深さ優先探索」は実用的でも効率的でもないが、「深さ優先探索」を行うことも可能である。本明細書で開示した概念の一般的な応用範囲によってどちらの探索技術を使用することもできる。
【0060】
興味を引くページの共通リストである「高速リンク」は、ユーザが1つの特定の経路を進む場合であっても、所望すれば、別個のウィンドウまたはフレーム内に維持できることも理解されたい。たとえば、興味リンク「B」および「C」のリストが与えられている、ウェブ・ページ「A」のユーザを想定する。ユーザは別個のフレームまたはウィンドウでウェブ・ページ「C」への高速リンクを依然として維持しながら、興味リンク「B」に進むことが容易に確認できる。「B」を読み、かつその間に興味リンクに達したと推定した後は、高速リンク・ウィンドウで「C」を維持することによってユーザは以前に辿った経路ではない他の経路に即座にジャンプして戻ることができる。
【0061】
本発明の好ましい実施形態をウェブ・ブラウジング・システムまたは製品に組み込むことによって、ワールド・ワイド・ウェブの膨大な総コンテンツとそれを構成するウェブ・サイトとを、ユーザの興味に基づいてブラウズするさらにインテリジェントな手段が可能になる。
【0062】
本明細書では好ましい一実施形態に関する特定の例および詳細を説明したが、限定はしないが、アプリケーション・プログラム、ポータブル言語スクリプト、サーバ側のプログラムまたはスクリプト、またはブラウザの拡張のような方法、ウェブ使用可能電話、インターネット機器、またはパーソナル・ディジタル・アシスタント等の異なるウェブ・ブラウザ・コンピュータの使用、およびWindows(R)CEのような代替のオペレーティング・システムの使用の実現を含めて、本発明の範囲を逸脱せずにさまざまな代替形態および技術上の選択肢を実施することができることは当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】インターネットのクライアントまたはウェブ・ブラウザ・システムと、ウェブ・サーバ・システムと、通信ネットワークとの間の周知の構成を示す。
【図2】ウェブ・ブラウザおよびウェブ・サーバ・システムの周知のアーキテクチャを示す。
【図3】ウェブ・サイトのハイパーリンクされた文書の典型的なツリー状構造を示す。
【図4】本発明の好ましい実施形態の構成を開示する。
【0001】
本発明は、ウェブ・ブラウザおよびサーバの技術に関し、特に、ユーザの個人的な興味を優先し、これに合わせたブラウジング機能を提供するウェブ・ブラウジング技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットおよびワールド・ワイド・ウェブは、商業運用、個人的な生活および教育過程における重要かつ不可欠の部分となった。
【0003】
インターネットの中核には、ウェブ・ブラウザ技術とインターネット・サーバ技術がある。
【0004】
インターネット・サーバは、文書、画像またはグラフィックス・ファイル、形式、オーディオ・クリップ等の「コンテンツ」を含んでおり、そのすべてはインターネット接続を有するシステムおよびブラウザに対して使用可能である。
【0005】
ウェブ・ブラウザまたは「クライアント」のコンピュータはウェブ・アドレスから文書を要求することができ、これに対して適切なウェブ・サーバが、1つまたは複数のウェブ文書、画像またはグラフィックス・ファイル、形式、オーディオ・クリップ等を送信することによって応答する。サーバからブラウザにウェブ文書およびコンテンツを送信するための最も一般的なプロトコルは、ハイパー・テキスト転送プロトコル(「HTTP」)である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1は、インターネットおよびイントラネット通信の基本的なクライアント−サーバ構成を示す図である。クライアント・ブラウザ・コンピュータ(1)には、ダイヤルアップ電話回線およびモデム、ケーブル・モデム、またはローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)などの一般的な手段を介したワールド・ワイド・ウェブ(3)へのインターネット・アクセス(2)が提供されている。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(1)にも、NetscapeのNavigatorまたはMicrosoft (R) のExplorerなどの適切なウェブ・ブラウジング・ソフトウェアが提供されている。ウェブ・サーバ・コンピュータ(5)にも同様に、類似の手段またはT1およびT3データ回線などのさらに高帯域の手段、およびソフトウェアのウェブ・サーバ・スイートを使用するワールド・ワイド・ウェブ(3)へのインターネット・アクセス(4)が提供されている。あるいは、クライアントおよびサーバを、法人のLANなどのイントラネット(6)を介して相互接続することができる。これらの構成は、当技術分野では周知である。
【0007】
インターネットのコンテンツまたは文書の最も一般的なタイプは、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(「HTML」)文書だが、Adobe Portable Document Format(「PDF」)などの他の形式も本技術分野では同様に周知である。HTML、PDFおよび他のウェブ文書は、その文書内に「ハイパーリンク」を提供し、これによりユーザは閲覧する別の文書またはウェブ・サイトを選択することができる。ハイパーリンクは、ユーザが選択するとその指示された文書を取り出すかまたはフェッチするようブラウザ・ソフトウェアに命じる、文書の特別にマーク付けされたテキストまたはエリアである。
【0008】
通常、ユーザがプレーンなハイパーリンクを選択すると、ウェブ・ブラウザのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(「GUI」)のウィンドウに表示されている現在のページが消え、新たに受け取ったページが表示される。親ページが、IBMのウェブ・サイトwww.patents.ibm.comのような索引であり、ユーザが各降順リンクを訪問する(たとえば、そのサイトの使用法の手引きの文書を読む)ことを希望すると、親ページ、即ち索引ページは消え、新しいページ(ヘルプ・ページなど)が表示される。
【0009】
ウェブ・ブラウザ・コンピュータの計算能力が増し、当該ウェブ・ブラウザ・コンピュータに対する通信帯域幅が劇的に増加するに伴い、インターネット・ウェブ・サイトおよびコンテンツを提供する組織にとっての1つの課題は、それらのより大きな処理速度とスループット速度とを見越して、それらのコンテンツを配信およびフィルタすることである。
【0010】
即ち、ウェブ・ベースのアプリケーションの分野において、またユーザ関連情報をデスクトップまたはクライアントに移動させるためのさらに優良かつ効率的な方法の開発において特に当てはまる。
【0011】
しかし、今日のウェブ・ブラウザは、一般的にインテリジェントではないソフトウェア・パッケージである。これらが今も存在しているので、ユーザは自分にとって興味のあるいかなる記事または文書も手動で検索しなければならず、密接な関係のある興味のうちの1つが見つかる前にこれらが多くの文書をダウンロードするよう頻繁に要求してくるという点で厄介になる場合がしばしばある。
【0012】
サーチ・エンジンは、ブラウジング体験にある程度の「インテリジェンス」を提供し、そこではユーザは、自分のインテリジェントでないウェブ・ブラウザをサーチ・エンジン・アドレスに向け、検索のためのいくつかのキーワードを入力し、次いで検索結果におけるハイパーリンクを選択することによって、または提供されたウェブ・アドレスに手動でウェブ・ブラウザを再度向けることによって戻された文書のそれぞれを同時に再検討する。しかし、サーチ・エンジンは実際にインターネット全体を検索するのではなく、サーチ・エンジンのオペレータが構築したインターネットのコンテンツのサーチ・エンジン独自の索引を、通常は他のウェブ・サイトのオペレータからの手動のサブミットを再検討する処理によって検索する。したがって、ユーザが特定の主題に関する情報を探す際に複数のサーチ・エンジンを使用することは一般的であり、各サーチ・エンジンが独自の索引コンテンツに基づく、異なる結果を戻すためである。
【0013】
この課題に部分的に取り組むために、2つの他の技術が開発されており、当技術分野では周知となっている。第1の技術は、サーチ・エンジンのサーチ・エンジンである「メタサーチ・エンジン」として知られている。メタサーチ・エンジンは独自の索引を維持しないが、複数のサーチ・エンジンに対して照会を同時に提示し、それらサーチ・エンジンのそれぞれからの最高ランクの回答をユーザに戻す。即ち、照会を受けたサーチ・エンジンのそれぞれを手動で連続的に訪問するよりも便利だが、通常、その結果は期待したほど満足なものではない。一般に、検索キーワードに対するランク付けされた一致のリストにおける上位数個の回答は最も興味を引くものではなく、したがってたいていの場合、ユーザは回答リストの中間または最後尾に向かって列挙されているサイトを訪問する。メタサーチ・エンジンは、4つのサーチ・エンジンからリストの上位5つを戻すことができるが、興味を引く可能性のより高い情報を除去する場合がある。
【0014】
この課題を解決するための第2の試みは、ウェブの「クローラ」エンジンとして知られている。これらのサーバは、これらのサーバをより最新の状態に保ち、また索引にウェブ・サイトに関する新たに入手可能な情報を組み込む、前に索引付けされたウェブ・サイトのコンテンツを「再索引付け」するために他のサーバに定期的に接触する。しかし、数千もの新しいウェブ・サイトが毎日オンラインに加わるので、クローラが新しいサイトを訪問することは事実上不可能である。したがって、ウェブ・クローラであっても完全にインターネットのコンテンツをカバーすることはできない。
【0015】
「インテリジェント・エージェントの共同体」の生成、サーバ・ベースの双方向ソートおよびフィルタリングの使用、ウェブ文書内の特別なタグに直面することによってトリガされるクライアント側の「インテリジェント支援」、および自動「ブックマーク」機能等を含む他の試みが、さまざまな米国特許で提案されている。一般に、これらの提案された技術および方法のすべては、サーバ側とクライアント側のある程度の協力を必要とし、これらの技術を広範囲に配置することを難しくしている。
【0016】
数年前、ブラウザによって現在ロードされているウェブ・ページの1ハイパーリンク内のすべてのウェブ・ページをダウンロードするためのクライアント側の技術が導入された。現在訪問しているページから直接的にリンクされている文書のすべてを収集することによって、次にどれをユーザが選択したとしてもローカル・メモリのキャッシュから直接入手することができ、それによって、新しく選択されたページがサーバからウェブ・ブラウザに送信されるまで待機することが解消される。ユーザが次のページ(今では現在のページ)を読み終わり、次の文書を選択する時点までに、次の文書はキャッシュに入れられ、したがって次の文書も送信遅延なしに表示することができる。しかし、「リンク・リッチな」ウェブ・ページを訪問する際にはこの処理は欠点を有する。たとえば、人気のあるニュース・サイトのウェブ・ページは、新しいサービスのホーム・ページから直接リンクされた60を超える文書を有する場合がある。したがって、ウェブ・ブラウザ・コンピュータの役割を果たす通信ネットワークは、ユーザがホーム・ページを読んでいる間、さらにそのユーザがそのホーム・ページのハイパーリンクを選択する前に、60個すべての直接リンクされた文書をロードすることに対するボトルネックまたは時間を制限する要因を提起する場合がある。それだけでは、読者がホーム・ページを詳細に調べ、次に閲覧する文書を決定するのに要する時間内に、それらの直接リンクされたページのうち数ページしか正常にダウンロードすることはできない。残念ながら、ホーム・ページの検討中に正常にダウンロードされたページは、このダウンロード機能がどのページが興味を引くか、または引かないかをソートあるいは決定するための手段を有していないため、ユーザにとって興味のないものである場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
したがって本発明は、第1の態様で、ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を予測的にブラウズする方法を提供し、前記ウェブ・ブラウザ・システムはユーザ・ディスプレイ、ユーザ入力装置、および永続的記憶装置を有し、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能であって、リンクされたアドレスから1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、ウェブ文書の前記一部分が前記ユーザにとって1つまたは複数の所定の興味のある単語を含んでいるかどうかを判定するステップと、1つまたは複数の興味を引く単語が前記文書の一部分に存在するという判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するステップとを含む方法を提供する。
【0018】
第1の態様の方法は、第1のウェブ文書から所定数のリンクされたアドレス以内のアクセス可能な複数のウェブ文書に対して、1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、前記一部分が興味を引く単語を含むかどうかを判定するステップと、1つのウェブ文書全体を受け取って記憶するステップとを反復するステップをさらに含むことが好ましい。
【0019】
第1の態様の方法は、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、ウェブ文書へのリンクのユーザ向け特別強調表示を提供するステップをさらに含むことが好ましい。
【0020】
第1の態様の方法は、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、前記記憶されたウェブ文書への高速リンクを生成するステップをさらに含むことが好ましい。
【0021】
第2の態様では、本発明は、コンピュータ・システムにロードされ実行されると、前記コンピュータ・システムに第1の態様の方法のすべてのステップを実行させるプログラム・コードを含むコンピュータ・プログラムを提供する。
【0022】
第3の態様では、本発明は、ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を求めて予測的にブラウズすることができる拡張されたウェブ・ブラウザ・システムを提供し、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能であって、該システムは、プログラム・コードを実行するプロセッサと、ユーザに情報を提示するユーザ・ディスプレイと、ユーザの入力を受け取るためのユーザ入力装置と、データおよび情報を記憶し、ユーザの興味を引く用語リストを記憶している永続記憶装置と、前記プロセッサによって実行可能な予測的興味ベースのブラウザ・プログラムとを含み、前記興味を引く用語リストはユーザにとって興味のある単語を含み、前記ブラウザ・プログラムはリンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含むかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応される。
【0023】
第3の態様のシステムの予測的興味ベースのブラウザ・プログラムは、ブラウザ・プラグインを有する標準的なウェブ・ブラウザ・プログラムをさらに含むことが好ましく、前記ブラウザ・プラグインはリンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含んでいるかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応される。
【0024】
前記ウェブ文書はHTML文書を含むことが好ましい。
【0025】
第3の態様のシステムは、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上の記憶されたウェブ文書へのリンクを強調表示するリンク・ハイライタをさらに含むことが好ましい。
【0026】
第3の態様のシステムは、前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上で前記記憶されたウェブ文書を指示する高速リンク・クリエータをさらに含むことが好ましい。
【0027】
したがって本発明は、ウェブ・ブラウザがウェブ・ブラウザのユーザにとって興味のある用語を含んでいる現在表示中のウェブ・ページにリンクされるウェブ文書を予測的かつ自動的に検索することを適切かつ好適に可能にする。記憶されている文書へのリンクをユーザが選択した場合にその文書のダウンロードを待たずにその文書が表示されるように、興味を引く用語を含んでいるリンクされた文書は、ユーザが現在の文書を閲覧している間に適切かつ自動的に取り出されて記憶される。ユーザが自分にとって興味のある用語を含んでいる文書を探す場合にさらに役立つように、興味を引く文書に導く現在のページ内のリンクを強調表示することができ、またユーザがなお一層、見やすく使いやすいようにそれらのページへの特別な高速リンクを作成し、表示することができる。
【0028】
したがって、本発明の好ましい実施形態は、ワールド・ワイド・ウェブなどのコンピュータ・ネットワーク・サーバおよび分散型データベースから、ユーザの興味を引く用語またはキーワードのリストに基づいて、情報を予測的に取り出すウェブ・ブラウジング方法およびシステムを提供すると有利である。さらに、この新しいシステムおよび方法が、サーバ側のサポートまたは協同技術が最小限または皆無であるパーソナル・コンピュータ、ウェブ使用可能電話、インターネット機器、パーソナル・ディジタル・アシスタント、およびポケットPCなどの広く使用されているウェブ・ブラウザ技術と互換性を有すると有利である。また、ユーザがその予測的にキャッシュされた情報を容易かつ迅速に閲覧できるように、この新しいシステムおよび方法が予測的にキャッシュされた情報またはそのような情報へのリンクをユーザのディスプレイ上で強調表示すると有利である。
【0029】
好ましい実施形態は、ユーザの興味を引く用語のリストを含むようにウェブ・ブラウザ・システムを構成するシステムおよび方法をさらに提供することが好ましい。この方法は、ユーザが最も求めているキーワードのリストであって、同じクライアント・ウェブ・ブラウザ・コンピュータの他のソフトウェア・プログラムにとって使用可能なリストを提供する。
【0030】
次に、本発明の好ましい一実施形態を、添付の図面を参照しながら例示的なものとしてのみ説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
この開示のために、ウェブ・ページを見つけ出し、ロードすることに関するすべてのタスクが、NetscapeのNavigatorまたはMicrosoft (R) のExplorerなどのウェブ・ブラウザのアプリケーションによって実行されるものと仮定する。実際には、本明細書で説明する本発明の実施形態は、ウェブ・ブラウザ関連のソフトウェアで実現されることができるが、これは、共同スタンドアロン・ソフトウェア・アプリケーションまたはウェブ・ブラウザ・プラグイン・モジュールなどのブラウザ自体の一部であってもなくてもよい。したがって当業者には、本明細書で説明するように興味を引く用語リストの構築は、ソフトウェアのいかなる部分によっても達成することができ、その結果は他のブラウザ関連の機能およびソフトウェアにとって使用可能とすることができるということが理解されよう。
【0032】
図2は、典型的なウェブ・サーバおよびウェブ・ブラウザ・コンピュータ・システムの全体的なハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャを示す。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)は、インターネットまたはイントラネット(21)を介してウェブ・サーバ・コンピュータ(22)に通信上相互接続されている。このウェブ・ブラウザ・システムは、コンピュータのディスプレイまたはモニタ、キーボード、およびマウスなどの標準的なユーザ・インターフェース・デバイス(23)を含む。このウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)のハードウェア・プラットフォームは、中央演算処理装置(「CPU」)(24)、ディスク・ドライブ(25)、ユーザ・インターフェース・デバイスI/O(26)、およびネットワーク・インターフェース・カード(「NIC」)(27)を含む。NICは、ダイヤルアップ・モデム、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)カード、またはケーブル・モデム・インターフェースを含む当技術分野で周知の複数ある種類のうちの1つであってよい。ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)によって実行されるソフトウェアは、デバイス・ドライバおよび基本入出力システム(「BIOS」)(28)と、オペレーティング・システム(203)と、アプリケーション・プログラム(202)と、アプレット・インタープリタ(29)およびアプレット(201)とを含むことができる。NetscapeのNavigatorなどのウェブ・ブラウザ・プログラムは、CPU(24)によって実行されることができるアプリケーション・プログラムである。ウェブ・サーバ・コンピュータを伴うこのアーキテクチャおよび構成は当技術分野では周知である。
【0033】
好ましい実施形態では、標準的なウェブ・ブラウザ・アプリケーション・ソフトウェア・プログラムは、特定の論理的かつ機能的な拡張を含めるよう修正されている。この機能的な拡張は、以下の機能などの既存のウェブ・ブラウザの複数の既存の機能を利用する。
(1)受け取ったウェブ文書を翻訳する。
(2)1つのウェブ文書全体または一部分を現在のウェブ・ブラウザ表示ウィンドウに表示させる。
(3)ユーザ・オプション・アイコン、ドロップ・ダウン・リスト、または他のモード・コントロール・インディケータをウェブ・ブラウザ表示ウィンドウに表示する。
(4)ユーザ・オプション・アイコン、ドロップ・ダウン・リスト、および他のモード・コントロール・インディケータのユーザ選択をウェブ・ブラウザ表示ウィンドウで受け取る。
(5)システム・メモリ、特にハードディスク・ドライブおよび不揮発性RAMまたはROMなどの永続的メモリのファイル、レコードおよびCookiesなどのデータ項目を生成し、記憶し、アクセスする。
【0034】
ウェブ・ブラウザ・システムの前述の一般的な構成およびアーキテクチャは当技術分野では周知なので、本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、IBM互換コンピュータでMicrosoft (R) のWindows (R) オペレーティング・システムのもとで実行されるNetscapeのNavigatorに対するブラウザ・プラグインとして好適に実施されるステップおよび機能について行う。しかし、関連分野の当業者には、UNIX(R)、LinuxおよびSunMicrosystemのSolarisなどの他のオペレーティング・システム、IBMのRS6000、AppleのiMac(商標)、パーソナル・ディジタル・アシスタントおよびウェブ使用可能電話などの他のコンピュータ・ハードウェア、ならびにJava(R) スクリプトまたはコンパイル済みプログラムなどの他のソフトウェアの実施例を本発明の範囲を逸脱せずに構成できることが理解されよう。さらに他の実施形態では、ウェブ・サーバのサーブレットまたはプログラムは興味を引く用語リストを維持し、要求に応じてクライアント側のプログラムおよびプラグインに対してそのリストを使用可能とすることができる。
【0035】
本発明の好ましい実施形態は、概してウェブ・ブラウザ本来の概念および機能に改善を加えるものである。ウェブ・ブラウザは、どのキーワードがウェブ・ブラウザのユーザの興味を引く可能性があるかを決定することが好ましい。これらの興味を引く用語は、システム永続メモリに記憶され、本発明によってフラット・テキスト・ファイルとしてアクセス可能であることが好ましい。データベースのレコードなどの興味を引く用語リストの代替の実施形態を使用することができ、それらのすべては本発明の好ましい実施形態のブラウザ・プラグインを含む他のプログラムによって容易にアクセス可能である。
【0036】
興味を引く用語リストを生成するための他の方法またはシステムは、本発明の好ましい実施形態と共に使用することができるが、上記のシステムおよび方法は、興味を引く用語リストを生成するための複数の有用な方法論を提供する。
【0037】
表1は、生成された後の興味を引く用語リストの1つの実施例を示す。このユーザの興味を引く用語リスト例は、コンマで分離された変数(「CSV」)形式で提供されており、コロン「:」はサブカテゴリを指定する概括的なカテゴリを示すものと定義されている。カテゴリまたは用語の後にコロンがない場合、そのカテゴリ以下で使用可能なすべてのサブカテゴリおよび用語は興味の対象であると想定される。
【0038】
【表1】
【0039】
ユーザの興味を引く用語リストは、以前に追加された可能性のある1つの興味を引く用語を削除することをユーザが希望した場合にそのユーザが一般的なテキスト・ファイル・エディタまたはデータベース・プログラムによってそれを容易に行うことができるように、ユーザが直接的に編集可能であることが好ましい。同様に、ユーザが1つの興味を引く用語を後から追加することを希望した場合に、そのユーザはメニューを再呼び出しする選択肢、あるいはそれを行うためにファイルを直接的に編集する選択肢を有するべきである。
【0040】
本発明の好ましい実施形態は、ユーザの興味を引く用語リストに基づいてウェブ・サーバから情報を予測的に取り出し、キャッシュするための2つのユーザ選択可能な処理を提供する。第1の処理では、「興味を引く用語」特有のハイパーリンクされた情報だけがプリエンプティブにキャッシュされ、ウェブ・ブラウザによってすべての「1ホップ」のウェブ・ページをキャッシュする周知の処理による改善を提供する。本明細書で開示する第2の処理は、ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上でテキストまたは画像を強調表示し、別個のウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内または主要ウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内の特別のフレーム内でパンすることなどにより、これらのリンクをユーザに注目させるためにユーザの興味を引く用語を含んでいる情報に導くいかなるハイパーリンクも強調表示する。
【0041】
以下の詳細な開示をより明瞭かつ特定するために、以下の用語を使用する。
・「興味を引く用語」は、自己注釈方式による、エンド・ユーザが興味を有する単語または句である。
・「Nホップ・スキャン」は、ウェブ・ブラウザがウェブ・ページおよび関連するテキストを予測的にロードし、検査することを試みるリンク空間を意味する。
・「興味リンク」は、興味を引く用語を含んでいる「Nホップ・スキャン」内でアクセス可能なハイパーリンクである。
・「高速リンク」は、興味を引く用語を含んだ、発見されたページへの直接的なリンクを含む通常のウェブ・ページの表示のクラッタから除去される、非常に見やすいリンクである。
・「ディープ・リンキング」は、中間のウェブ・ページをロードしたり訪問したりすることを必要とせずに、組織のウェブ・サイト内の深い所からウェブ・コンテンツをプルするか、または一連のURLによってデータを取り出すことを指す一般的に認知された用語である。
・「考慮時間」は所与のウェブ・ページでユーザが過ごす時間と定義され、ウェブ・ブラウザ・システムが、現在ロードされているウェブ・ページから分岐したどのような興味リンクをも決定して強調表示することのできる時間である。
・「TB」は、バイトなどによる、興味を引く複数の用語があるかどうかブラウザがページをスキャンする際にダウンロードされたテキストのサイズである。
【0042】
上記のようなNホップ・スキャンは、開始点から「N」個のハイパーリンク内で到達する文書の予測的なスキャンまたは取り出しである。ウェブ・サイトのコンテンツの典型的なツリー状構造または表現を図3に示す。各ページはそのページからハイパーリンクされたページを有しており、それらのハイパーリンクは1つのページから1つまたは複数の別のページへの矢印として示されている。変数「N」は、情報が発見される深さまたは空間を開始点に対して示している。
【0043】
たとえば、1ホップ・スキャン(たとえば、N=1)(51)は、現在のウェブ・ページ(50)から1回の「クリック」またはハイパーリンクでアクセス可能なすべてのハイパーリンクされた文書、即ち、この例ではページ2、3、4を取り出し、それらの文書のウェブ・ページ・コンテンツにユーザの興味を引く用語の出現があるかどうかをスキャンする。
【0044】
同様に、2ホップ・スキャン(N=2)(52)は、現在のウェブ・ページから2回の「クリック」でハイパーリンクされているアクセス可能なすべての文書、この例では1ホップ・スキャンのすべてのページに2a、3a、3b、4a、および4bのページを加えたような文書を取り出す。
【0045】
この図面のツリー状の拡張から、考慮されるべきデータ量はNの値に比例して指数関数的に増加する可能性があり、スキャンは上位になるほど、コンピュータ・ネットワークの通信帯域幅およびウェブ・ブラウザのコンピュータ・プロセッサ速度をさらに増加させてさらに実用的になるということが理解できよう。
【0046】
図4を参照すると、好ましい実施形態の実現された構成が示されている。興味を引く用語予測スキャナ・プラグイン(43)は、以下の説明で述べるように、ユーザに強調表示されたリンク、高速リンク、および作成された表示フレームを表示するためのウェブ・ブラウザ・コンピュータのユーザI/O(23)機能を使用して、ウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)のウェブ・ブラウザ・プログラム(40)の環境内で実行する。シンプル・テキスト・ファイルまたはデータベース・レコードのユーザの興味を引く用語リスト(42)は、ウェブ・ブラウザ・システム(20)のハード・ドライブまたは永続メモリなどの記憶媒体(41)からアクセスされる。あるいは、ユーザの興味を引く用語リスト(42)を、ウェブ・ブラウザ・システム(20)からアクセス可能なウェブまたはネットワーク・サーバからアクセスすることもできる。
【0047】
興味を引く用語予測スキャナ・プラグイン(43)は、また、インターネット(3)または他のコンピュータ・ネットワークからウェブ文書の部分を選択的に取り出すために、そのネットワーク・インターフェース・カードおよび通信プロトコル(TCP/IP)などのウェブ・ブラウザ・コンピュータ(20)の通信機能と、HTTPなどのウェブ・ブラウザ・プログラム(40)の通信機能およびディスプレイ機能とを使用する。
【0048】
本発明の好ましい実施形態は、現在のウェブ・ページがユーザの興味を引く用語に基づいてNホップ・スキャン内でハイパーリンクされた文書を予測的に取り出すよう考慮時間中に動作する。興味キーワードは、ウェブ・ブラウザ・システムおよび/または関連付けられたソフトウェアに記憶されることができるものと仮定する。その後、そのような興味を引く用語の情報は「リード・アヘッド」予測ダウンロードによって利用される。
【0049】
予測キャッシング処理は、ユーザによるウェブ・ページの選択、またはブックマーク、ナビゲーション・ボタン等の選択のようなページを選択する他の動作に続いて任意のウェブ・ページをウェブ・ブラウザがロードすると直ちに開始する。現在ロードされ、閲覧されているウェブ・ページは、Nホップ・スキャンの開始点、即ち「現在のページ」に設定される。
【0050】
次いで本発明の好ましい実施形態は、現在のページのHTMLのような現在のページ・ソースを構文解析し、1ホップ・ページと呼ばれる現在のページに直接リンクされているすべてのウェブ・ページのダウンロードを開始する。各ページのダウンロードは、TBによって定義されたバイト数またはキロバイト数などの所定のデータ量の受信成功後に中断される。
【0051】
次に、ユーザの興味を引く用語のどれかの出現を含んでいるかどうかを判定するために、各ページのダウンロードされた部分がスキャンされる。所定バイト数がダウンロードされた後、ウェブ・ページのプレーン・テキストまたはメタワードの中にユーザの興味を引く用語が何も見つからない場合、そのダウンロードは打ち切られる。フルページのダウンロードを打ち切ることによって、ブラウザはネットワーク帯域幅と時間の両方を保存し、次に、興味の対象となる可能性のあるページでスキャンする代わりに、その保存された資源が使用される。興味を引く用語が見つかった場合、ダウンロードが再開されて完了し、リンクされたページ全体がキャッシュに記憶される。
【0052】
ユーザが現在ロードされているページの考慮を続けている間に、ブラウザは、すべての1ホップ・ページをスキャンして必要に応じてキャッシュに入れるまで、次の1ホップ・ページ、さらに次の1ホップ・ページというように調べていく。
【0053】
ユーザが現在のページを検討し終わる前に、すべての1ホップ・ページがスキャンされると、ホップ・レベルが増分され、ウェブ・サイト・コンテンツの次の深さのレベルが、各2ホップ・ページの部分、次いで各3ホップ・ページの部分、というようにダウンロードし、キーワードがあるかどうかスキャンし、興味を引く用語が見つかった場合にはページ全体をキャッシュに入れることによって、上述のようにスキャンされる。
【0054】
予測スキャニング処理を表2の擬似コードによって説明することができる。
【0055】
【表2】
【0056】
1ホップのページにユーザの興味を引く用語が含まれることが判明すると、複数の方法のいずれか1つの方法によってそれらのページをユーザに注目させる。第1は、興味を引く用語を含んでいるページに導くハイパーリンクまたはリンクを、そのハイパーリンクが表示されている色、フォント、またはサイズを変更することによるなどして、現在のページの表示において強調表示することができる。本発明の拡張された一実施形態では、「高速リンク」を現在のウィンドウの別個のフレーム内、現在のページの1側面、上部、または底部に沿ってかまたは別個のウェブ・ブラウザ・ウィンドウ内のいずれかに作成することができる。
【0057】
これによって、ユーザの興味を引く用語リストに従ってそのユーザの興味を引く文書に導く可能性がより高いリンクを強調表示し、ユーザに現在のウェブ・ページをより効率よくブラウズすることを可能にする修正されたウェブ・ブラウザ表示がユーザに提供される。
【0058】
高速リンク表示を使用する場合、マルチホップ興味リンクは、興味リンクへの経路の次のステップが示され、その後にその経路の次のステップが示される、というように1ホップとすることも、「ディープ・リンク」とすることもできることに留意されたい。後者の場合、フレーム、ウィンドウ等に示された第1のリンクが、複数のホップを介してのみアクセス可能である場合であっても、興味アイテムにディープ・リンクし、その最上位の第1リンクの表示を強調表示することができる。本発明のさらに洗練された実施形態では、興味の対象である文書への1ホップのリンクを強調表示するためにある強調表示方法を使用することができる一方で、興味の対象である文書への複数ホップのリンクを強調表示するために別の強調表示方法を使用することができる。たとえば、1ホップの興味リンクを赤いテキストで点滅するよう設定する一方で、興味の対象である文書への複数ホップのリンクを点滅しない赤いテキストで示すか、または強調表示することができる。色、フォントおよび点滅の属性を設定するHTMLコードはよく知られており、したがって好ましい実施形態のブラウザ・プラグインは現在のウェブ・ページのその部分のウェブ・ブラウザ表示に関するそれらの属性を簡単に変更するであろう。
【0059】
本発明の好ましい実施形態は、1つの所与の開始点から「Nホップ」によってドリルダウンするのではなく、「幅優先探索」を行うことにも留意されたい。あるいは、最初にダウンロードされた文書の部分に含まれていないリンクは飛ばされるかまたはスキップされるので、発明者の見地からすると「深さ優先探索」は実用的でも効率的でもないが、「深さ優先探索」を行うことも可能である。本明細書で開示した概念の一般的な応用範囲によってどちらの探索技術を使用することもできる。
【0060】
興味を引くページの共通リストである「高速リンク」は、ユーザが1つの特定の経路を進む場合であっても、所望すれば、別個のウィンドウまたはフレーム内に維持できることも理解されたい。たとえば、興味リンク「B」および「C」のリストが与えられている、ウェブ・ページ「A」のユーザを想定する。ユーザは別個のフレームまたはウィンドウでウェブ・ページ「C」への高速リンクを依然として維持しながら、興味リンク「B」に進むことが容易に確認できる。「B」を読み、かつその間に興味リンクに達したと推定した後は、高速リンク・ウィンドウで「C」を維持することによってユーザは以前に辿った経路ではない他の経路に即座にジャンプして戻ることができる。
【0061】
本発明の好ましい実施形態をウェブ・ブラウジング・システムまたは製品に組み込むことによって、ワールド・ワイド・ウェブの膨大な総コンテンツとそれを構成するウェブ・サイトとを、ユーザの興味に基づいてブラウズするさらにインテリジェントな手段が可能になる。
【0062】
本明細書では好ましい一実施形態に関する特定の例および詳細を説明したが、限定はしないが、アプリケーション・プログラム、ポータブル言語スクリプト、サーバ側のプログラムまたはスクリプト、またはブラウザの拡張のような方法、ウェブ使用可能電話、インターネット機器、またはパーソナル・ディジタル・アシスタント等の異なるウェブ・ブラウザ・コンピュータの使用、およびWindows(R)CEのような代替のオペレーティング・システムの使用の実現を含めて、本発明の範囲を逸脱せずにさまざまな代替形態および技術上の選択肢を実施することができることは当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】インターネットのクライアントまたはウェブ・ブラウザ・システムと、ウェブ・サーバ・システムと、通信ネットワークとの間の周知の構成を示す。
【図2】ウェブ・ブラウザおよびウェブ・サーバ・システムの周知のアーキテクチャを示す。
【図3】ウェブ・サイトのハイパーリンクされた文書の典型的なツリー状構造を示す。
【図4】本発明の好ましい実施形態の構成を開示する。
Claims (10)
- ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を予測的にブラウズする方法において、前記ウェブ・ブラウザ・システムはユーザ・ディスプレイ、ユーザ入力装置、および永続的記憶装置を有し、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能な方法であって、
リンクされたアドレスから1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、
ウェブ文書の前記一部分が前記ユーザの1つまたは複数の所定の興味を引く単語を含んでいるかどうかを判定するステップと、
1つまたは複数の興味を引く単語が前記文書の一部分に存在するという判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するステップと
を含む、方法。 - 第1のウェブ文書から所定数のリンクされたアドレス内のアクセス可能な複数のウェブ文書に対して、1つのウェブ文書の一部分を受け取るステップと、前記一部分が興味を引く単語を含むかどうかを判定するステップと、1つのウェブ文書全体を受け取って記憶する前記ステップとを反復するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、ウェブ文書へのリンクのユーザ向け特別強調表示を提供するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上に、記憶された前記ウェブ文書への高速リンクを生成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- コンピュータ・システムにロードされ実行されると、前記コンピュータ・システムに請求項1ないし4に記載のいずれかに記載の方法のすべてのステップを実行させるプログラム・コードを含む、コンピュータ・プログラム。
- ウェブ・ブラウザ・システムのユーザにとって興味のある可能性のあるウェブ文書を予測的にブラウズすることができる拡張されたウェブ・ブラウザ・システムにおいて、前記ウェブ文書は単語を含み、前記ウェブ・ブラウザ・システムからリンクされたアドレスによってアクセス可能なシステムであって、
プログラム・コードを実行するプロセッサと、
ユーザに情報を提示するユーザ・ディスプレイと、
ユーザの入力を受け取るためのユーザ入力装置と、
データおよび情報を記憶し、ユーザの興味を引く用語リストを記憶している永続記憶装置と、
前記プロセッサによって実行可能な予測的興味ベースのブラウザ・プログラムとを含み、
前記興味を引く用語リストは前記ユーザにとって興味のある単語を含み、
前記ブラウザ・プログラムは、リンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含むかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応された
システム。 - 前記予測的興味ベースのブラウザ・プログラムが、リンクされたアドレスからウェブ文書の一部分を受け取り、ウェブ文書の前記一部分が1つまたは複数の興味を引く用語である単語を含んでいるかどうかを判定し、前記文書の一部分に1つまたは複数の興味を引く用語である単語があるとの判定に応答して、前記ウェブ文書全体を受け取って記憶するように適応されたブラウザ・プラグインを有する標準的なウェブ・ブラウザ・プログラムを含む、請求項6に記載のシステム。
- 前記ウェブ文書がHTML文書を含む、請求項6または7に記載のシステム。
- 前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上の記憶されたウェブ文書へのリンクを強調表示するリンク・ハイライタをさらに含む、請求項6ないし8のいずれかに記載のシステム。
- 前記高速リンクは前記ウェブ・ブラウザ・ディスプレイ上で前記記憶されたウェブ文書を指示する高速リンク・クリエータをさらに含む、請求項6ないし9のいずれかに記載のシステム。
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