JP2004531432A - ファスナ・ストックから個々のプラスチック製ファスナを分配する装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、ファスナ・ストックから個々のプラスチック製ファスナを分配する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一端にクロス・バー、他方の端部にパドル、及びその両端部を連結する薄いフィラメント又はクロス・リンクを有するタイプのプラスチック製ファスナは、当技術分野では周知であり、ラベル、値札、又は他の物品を、製品から不慮に外れてしまう危険性を最小限にするように、製品に取り付ける商業目的で広範に使用されている。通常、こうしたプラスチック製ファスナは、ファスナ・ストックの供給品の形で製造され、このファスナ・ストックは、ナイロン、ポリエチレン、及びポリプロピレンなど、可撓性プラスチック素材から成形又は打ち抜き加工される。
【0003】
ファスナ・ストックの周知の1タイプでは、各ファスナのクロス・バーの端部がランナ・バーに連結されて、ファスナのクリップを形成する。しばしば単にラダー・ストックと呼ばれる、ファスナ・ストックの他の周知のタイプでは、1対の細長いサイド部材が、複数のクロス・リンク又はフィラメントによって相互連結されている。サイド部材の1つは、短い切断可能な連結部で互いに接合された複数のクロス・バーを画定する形状であり、この連結部は、サイド部材に沿って形成されたへこみ又はノッチによって画定されている。他のサイド部材は、同様に短い切断可能な連結部によって互いに接合された複数のパドル又はクロス・バーを画定する形状である。
【0004】
個々のファスナのファスナ・ストックからの分配は、一般にタグ付けガンと呼ばれる装置で実施されることが多い。通常、タグ付けガンは、ファスナ・ストックを受け入れるように構成された、手持ち式の引金で作動する装置である。通常、タグ付けガンは、ファスナのクロス・バー端部をガンの前端の中空針の中に送る機構、及び中空針内に送り込まれたファスナのクロス・バー端部を、中空針の先端を介して外に押し出す機構を備えている。手で操作するタグ付けガンもあり、電気モータ又は空気式装置で動くタグ付けガンもある。
【0005】
タグ付けガンは、上記に記載の両タイプのファスナ・ストックと共に開発され、使用されている。
【0006】
たとえば、参照により本明細書に援用される、D.B.Russellの米国特許第4,456,123号では、SYSTEM1000(登録商標)SWIFTACHER(登録商標)Toolとして、Pasadena、CaliforniaのAVERY DENNISON CORPORATION(登録商標)によって製造され販売されている、ファスナを分配する装置が開示されている。この装置を使用して、複数の連結されたファスナを含み、各ファスナが可撓性フィラメント及び一端に横方向に配置されたエンドバーを備え、隣接するファスナのエンドバーがその周囲の一部分で切断可能な連結部によって端部相互間が接合されているタイプのファスナ・ストックを保管し、供給し、分配することができる。この装置は、中空のケーシング、及びそのケーシングに取り付けられた分配針を備えており、この針は、エンドバーを摺動可能に受けるための長手方向の孔、及びフィラメントを摺動可能に受ける長手方向の孔に連通するスロットを有する。この装置は、エンドバーが孔の長手方向軸線に対して横方向に配置された状態で、ファスナを針の孔から離れた第1の位置から孔の後端に隣接する第2の位置まで前進させる手段、エンドバーを孔と位置合わせする手段、及び孔を介してエンドバーを分配する手段も備える。
【0007】
D.B.Russellの米国特許第4,288,017号に記載されたタイプのタグ付けガンは、周知であり、商業目的で広範に使用されているが、いくつかの知られた欠点がある。
【0008】
第1の欠点として、R.B.Russellの米国特許第4,288,017号に記載のタイプのタグ付けガンは、単一の、ばねで作動するスライドを備えており、引金を部分的に圧縮すると、スライドが、タグ付けガン内に詰まり(jamming)を生じさせることがあり、これは、非常に望ましくない。具体的には、単一の、ばねで作動するスライドが、第1のファスナのエンドバーをファスナ・ストックから針の長手方向軸線と平行に位置合わせし、第2の後続のファスナをファスナ・ストックから割り出して、そのエンドバーを針の長手方向軸線に対してある角度で針の後端に位置させる、両方の位置合わせの助けをする。その結果、ユーザが、タグ付けガンの引金を十分に圧縮し損ねた場合、第1のファスナが中空針から完全に突き出される前に、スライドが、針の後端で第2のファスナを割り出してしまうことが分かっている。前方に突き出すストロークが完了する前に、第2のファスナが中空針内に位置合わせされるため、タグ付けガンの引金の部分的圧縮によって、第1及び第2のファスナの両方を同時に中空針内に配置する結果を招き、それによって詰まりの重大な危険性が生じる。これは、非常に望ましくない。
【0009】
第2の欠点は、米国特許第4,288,017号に記載のタイプのタグ付けガンは、比較的多数の多様な構成部品を有しており、その多くは、ばね押し式であることである。したがって、こうしたタグ付けガンは、製造するのに比較的コストがかかり、時間を要し、難しいことが分かっている。これは、非常に望ましくない。
【0010】
第3の欠点は、米国特許第4,288,017号に記載のタイプのタグ付けガンは、ファスナを針の後部に進め、ファスナのエンドバーを針内の整列位置に回転させ、針を介してエンドバーを突出する、非常に複雑なプロセスを使用しており、それにより粗雑で難しい引金・ストロークを作り出している。これは、非常に望ましくない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配する、新規な改良型装置を提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、詰まりにくい上記に記載のタイプの装置を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、限定された数の部品を有し、製造するのにコストがかからない、上記に記載のタイプの装置を提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、引金・ストロークが比較的滑らかであり、引金を作動させる力が比較的小さい、上記に記載のタイプの装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
したがって、本発明の一特徴として、各ファスナが、可撓性フィラメント、及び一端に横方向に配置されたクロス・バーを備え、隣接するファスナのクロス・バーがその周囲の一部分で切断可能な連結部によって端部相互間で接合されている個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配する装置であって、該装置が、ハウジングと、前記ハウジング上に取り付けられ、前端、後端、及び長手方向の孔を備えた針と、前記ハウジング内に回転可能に配置され、ファスナをファスナ・ストックから、針内でファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている前記針の後端の第1の位置まで回転可能に前進させる割出しホイールと、ファスナのクロス・バーを第1の位置から、針内でファスナのクロス・バーが孔と平行に配置されている前記針の後端の第2の位置まで移動させるための、前記ハウジング内に配置されたロッカー(揺りてこ)と、ファスナのクロス・バーを第2の位置から孔を介して前記針の前端から外に押し出すための、前記ハウジング内に配置されたエジェクター・ロッドと、前記ロッカー(揺りてこ)から分離している、前記割出しホイールを回転可能に前進させるための、前記ハウジング内に配置された割出しスライドとを備える装置を提供する。
【0016】
本発明の他の特徴として、各ファスナが、可撓性フィラメント、及び一端に横方向に配置されたクロス・バーを備え、隣接するファスナのクロス・バーが切断可能な連結部によって端部相互間で接合されている個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配する装置であって、該装置が、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、前端、後端、及び長手方向の孔を備えた針と、前記ハウジング内に回転可能に配置され、ファスナをファスナ・ストックから、針内でファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている前記針の後端の第1の位置まで回転可能に前進させ、上面、底面、上面上に成形された複数の割出しピン、及び上面上に成形されたハンドルを備え、底面が複数の溝を備えた形状になっている割出しホイールと、前記ハウジング内に配置され、前記割出しホイール内に形成された複数の溝と選択的に係合するサイズ及び形状の先端を備えた回り止めと、ファスナのクロス・バーを第1の位置から、針内でファスナのクロス・バーが孔と平行に配置されている前記針の後端の第2の位置まで移動させるための、前記ハウジング内に配置されたロッカーと、ファスナのクロス・バーを第2の位置から孔を介して前記針の前端から外に押し出すための、前記ハウジング内に配置されたエジェクター・ロッドと、前記割出しホイールを回転可能に前進させるための、前記ハウジング内に配置された割出しスライドとを備える装置を提供する。
【0017】
他のさまざまな特徴及び利点は、以下の説明から明らかになるであろう。説明では、その一部をなす添付の図面を参照し、図の例で本発明を実施する特定の実施例を示す。この実施例について、当業者が本発明を実施することができるようにかなり詳細に記載するが、他の実施例を使用することもでき、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的変更を加えることができることを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的にとらえられるべきではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって最良に定義されるものである。
【0018】
図面では、同様の参照番号は同様の部品を示す。
【実施例】
【0019】
次に図1及び図2を参照すると、個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配するための、本発明の教示によって構成された装置が示してあり、この装置を全般的に参照番号11で示す。
【0020】
装置11は、本明細書ではタグ付けガンとも呼ばれ、従来のファスナ・ストックのロールと共に使用して、ラベル、値札、又は他の物品を、個々のプラスチック製ファスナを使用して商品に取り付けることができる。たとえば、タグ付けガン11は、Russellの米国特許第4,456,123号に記載されたタイプのファスナ・ストック供給品13と共に使用することができる。
【0021】
図3を具体的に参照すると、従来のファスナ・ストック供給品13は、ナイロン、ポリエチレン、又はポリプロピレンなど、プラスチック素材で構成されており、複数の個々のファスナ15を備えている。各ファスナ15は、パドル又はクロス・バーを画定する形状の第1の端部17、クロス・バー又はT形材を画定する形状の第2の端部19、及び第1の端部17を第2の端部19に相互連結する薄いフィラメント21を備えている。連続するファスナ15の第1の端部17は、切断可能な連結部23によって接合されている。同様に、連続するファスナ15の第2の端部19は、切断可能な連結部25によって接合されている。ファスナ15は、並列関係で配置されているため、ファスナ・ストック供給品13は、連続成形プロセスで製造できるようになっている。通常、ファスナ・ストック供給品13は、製造の完了後、1つのロールに巻かれる。
【0022】
タグ付けガン11は、ハウジング27、次のエジェクション用にハウジング27内でファスナ・ストック13のロールから所望のファスナ15を割出すための割出しアセンブリ29、所望のファスナ15を分配するためのエジェクションアセンブリ31、及びエジェクションアセンブリ31に結合された引金アセンブリ33を備えている。
【0023】
次に、図4〜図6を参照すると、ハウジング27は、中空のガンの形をしており、前端35、後端37、ハンドル41、内面43、及び外面45を備えている。ハウジング27は、好ましくは、ポリカーボネートなど剛性かつ耐久性の材料で構築される。
【0024】
ハウジング27は、上面39を有する左側部片47、及び上面40を有する右側部片49を備え、左側部片47及び右側部片49は、複数のねじ51で互いに固定されている。左側部片47及び右側部片49は、ねじ51で互いに固定されることだけに限定されないことを留意されたい。むしろ、左側部片47及び右側部片49は、スナップ嵌め、音波溶接、接着剤による接着、リベット結合などを介した代替手段によっても、本発明の精神から逸脱することなく、互いに接合できることを理解されたい。
【0025】
ハウジング27は、ファスナ・ストックのロールを保持するためのアタッチメント53も備える。ファスナ・ストック供給品13を保持するアタッチメント53は、左側部片47上に一体に成形されているほぼ円形の垂直延長部55を備える。側壁57は、垂直延長部55の外周上に一体に成形され、その大部分から垂直に延びている。ほぼ円筒形の突出棒59は、垂直延長部55上に一体に成形され、そのほぼ中心点から垂直に突出している。突出棒59は、その長さに沿って形成された細長いチャネル61、及びチャネル61内に配設された複数のラチェット歯63を備えている。
【0026】
カバー65は、突出棒59上に摺動可能かつ係止可能に取り付けることができるサイズ及び形状で、ファスナ・ストック供給品13をアタッチメント53上に固定する。カバー65は、ユーザがファスナ・ストック供給品13を監視できるようにする、好ましくは透明の円形エンド・パネル67を備えている。側壁71は、エンド・パネル67上に一体に成形されており、エンド・パネル67の外周の大部分から垂直に延びている。中心ボス73は、エンド・パネル67上に一体に成形され、その中に開口75を画定しており、開口75は、突出棒59を受けるサイズ及び形状である。回動可能に取り付けられたロッキング・ポール77は、開口75内に突き出るように配置され、突出棒59上に成形されたラチェット歯63と解除可能に係合するように適合されている。ロッキング・ポール77は、ユーザが、カバー65を突出棒59から取り外すため、ロッキング・ポール77をラチェット歯63から手で簡単に係止解除できる十分な長さであることを留意されたい。
【0027】
理解されるように、アタッチメント53は、らせん状に巻いたファスナ・ストック供給品13を保持するように構成されている。具体的には、らせん状に巻いたファスナ・ストック供給品13を、突出棒59上に固定し、ファスナ・ストック供給品13を円形の側壁57内に全体的に配置した状態で、垂直延長部55に対してスライドさせることができる。ファスナ・ストック供給品13をこのように突出棒59上に取り付けた状態で、カバー65を突出棒59上に摺動可能に取り付け、垂直延長部55に向けて前進させる。カバー65を垂直延長部55に向けて前進させると、ポール77がラチェット歯63と係合して、カバー65が垂直延長部55から不慮にスライドして離れるのを阻止する。したがって、延長部55及びカバー65は、その間にファスナ・ストック供給品13をはさみ、それによってファスナ・ストック13をアタッチメント53上に固定する。
【0028】
図7で示したように、狭いファスナ通路78が、ハウジング27の右側部片49内に形成されている。ファスナ通路78は、上面40内に形成された入口端78−1、及び上面40の直接下に形成された出口端78−2を備えている。同様に、図8で示したように、狭いファスナ通路79がハウジング27の左側部片47の上面39の下に形成されている。したがって、図9で示したように、左側部片47と右側部片49を共に固定した状態で、通路78及び通路79は共に、ファスナ・ストック供給品13を受けるサイズ及び形状のファスナ・トラック80を画定する。
【0029】
トラック80は、その中にファスナ15の第2の端部19をしっかりと保持するサイズ及び形状のクロス・バー部分80−1を備えており、それによってファスナ・ストック供給品13が装置11から不慮に取り外されるのを阻止し、それが非常に望ましいことを留意されたい。このようにして、トラック80は、ファスナ・ストック供給品13をアタッチメント53から割出しアセンブリ29内に案内する働きをする。以下にさらに詳細に記載するように、この時点で、ユーザは、割出しアセンブリ29を手で操作して、ファスナ・ストック供給品13をエジェクションアセンブリ31内に下方に進めることができる。
【0030】
後方ロッカー・ストップ81は、ハウジング27の左側部片47上に一体に成形されており、左側部片47から右側部片49に向かって垂直に延びている。後方ロッカー・ストップ81は、以下にさらに詳細に記載するように、スロット83を備えた形状で、使用中に、エジェクションアセンブリ31の後方への変位を制限するための当接面としての働きをする。
【0031】
前方ロッカー・ストップ85は、ハウジング27内に一体に成形されており、左側部片47と右側部片49の間で垂直に延びている。前方ロッカー・ストップ85は、以下にさらに詳細に記載するように、使用中に、エジェクションアセンブリ31の前方への変位を制限するための当接面としての働きをする。
【0032】
中間ロッカー・ストップ87は、左側部片47上に一体に成形されている。中間ロッカー・ストップ87は、左側部片47の上面39の内面43の下で水平に延びて、水平の底面89及び垂直前縁部91を形成している。中間ロッカー・ストップ87は、以下にさらに詳細に記載するように、使用中に、エジェクションアセンブリ31の後方への変位を制限するための当接面としての働きをする。
【0033】
引金ストップ93は、以下にさらに詳細に記載するように、ハウジング27のハンドル41上に一体に形成され、引金アセンブリ33の外に向けての変位を制限する働きをする。
【0034】
次に、図10を参照すると、割出しアセンブリ29は、次のエジェクション用に、所望のファスナ15をファスナ・ストック13からハウジング27内の適当な整列位置に割出す働きをする。具体的には、割出しアセンブリ29は、ファスナ・トラック80と連通し、後続の突出用に個々のファスナ15をアタッチメント53からエジェクションアセンブリ31内に下方に送る働きをする。
【0035】
割出しアセンブリ29は、前端35に近接してハウジング27の左側部片47上に回転可能に取り付けられた割出しホイール95を備えている。
【0036】
割出しホイール95は、ほぼ円形のディスク97を備え、ディスク97は、上面99、底面101、及びその中に形成された中心開口102を有する。割出しホイール95は、割出しホイール・ポスト103上に取り付けられ、ポスト103は、ハウジング27の左側部片47上に一体に成形され、長手方向の中心孔104を備えている。具体的には、割出しホイール95は、ハウジング27の左側部片47上に取り付けられて、割出しホイール・ポスト103が割出しホイール95内の中心開口102を介して突き出るようになっている。割出しホイール95は、割出しホイールねじ105で割出しホイール・ポスト103に固定され、ねじ105は、中心開口102を介して、ポスト103の孔104内に配設されているねじ付きインサート106とねじ式に係合するように配設される。
【0037】
ハウジング27の右側部片49は、前端35に近接する切抜き部分107を備えた形状であり、切抜き部分107は、図2で示したように、タグ付けガン11が組み立てられた形になっている場合に、割出しホイール95の大部分で右側部片49によってカバーされないようにするサイズ及び形状であることを留意されたい。その結果、個々のプラスチック製ファスナ15が割出しアセンブリ29内で詰まった場合に、ユーザは、左側部片47を右側部片49から取り外すことなく、ねじ105をゆるめ、割出しホイール95を取り外し、詰まったファスナ15を手で捨てることができる。これは非常に望ましい。
【0038】
複数のノッチ109が、ディスク97の外周に沿って形成されており、各ノッチ109は、ファスナ15のフィラメント21を受けるサイズ及び形状になっている。複数のノッチ109は、ファスナ・ストック13内の後続のファスナ・フィラメント21間の間隔と等しい間隔でディスク97の外周に配置されている。
【0039】
複数の割出しピン111は、ディスク97の外周に沿ってその上面99上に成形されている。以下にさらに詳細に記載するように、複数のピン111は、横断面がほぼ円形であり、ファスナ・ストック13内の後続のファスナ・フィラメント21間の間隔と等しい間隔で、ディスク97の周囲に配置されている。
【0040】
各ピン111は、実質的に平坦な上面113を備えている。上面113は、上面99とほぼ同じ高さに位置する前壁115、及び後壁117を形成するように角度を付けてある。後壁117は、以下にさらに詳細に記載するように、上面99から外に垂直に延び、係合面としての働きをする。
【0041】
ハンドル119は、ディスク97の上面99上に一体に成形されている。ハンドル119は、ほぼ円筒形で、凹凸のある外面121を有して、割出しホイール95を手で回転させる間、ハンドル119を把持しやすくしている。
【0042】
複数のV形溝123が、ディスク97の底面101内に形成され、ばねで偏倚された回り止め124によって選択的に係合されるサイズ及び形状になっている。
【0043】
具体的には、図10、及び図12〜図14を参照すると、回り止め124は、ほぼ矩形の本体又はブロック125を備え、本体125は、長手方向の細長い孔126を有し、孔126は、圧縮ばね127を受けるサイズ及び形状である。回り止め124は、本体125上に一体に成形されたV形先端部128も備える。回り止め124はさらに、回動可能なキャッチ・アーム129も備え、キャッチ・アーム129は、本体125上に一体に成形されており、フィンガ130を備えている。
【0044】
理解されるように、回り止め124は、図13で示したように、割出しホイール・ポスト103に近接して左側部片47内に形成された回り止め受け131内にスナップ嵌めされるサイズ及び形状である。具体的には、図14で示したように、回り止め124は、回り止め受け131内にスナップ嵌めされて、フィンガ130が左側部片47内に形成されたアンダーカット133の下に配置されるようにし、それによって回り止め124が不慮に回り止め受け131の外に落ちるのを阻止することができる。回り止め124がこのように回り止め受け131に配置された状態で、図14の矢印Aで示したように、圧縮ばね127は、回り止め124が回り止め受け131内で垂直に移動できるようにする。
【0045】
理解されるように、回り止め124が回り止め受け131内に配置されて、先端部128が左側部片47から離れて突き出るようにした状態で、割出しホイール95を、回り止め124を覆って左側部片47上に取り付ける。こうすると、割出しホイール95が回転するときに、回り止め124が、内方向に変位することができる。しかし、回り止め124はディスク95内で溝123の直接下に位置合わせされているため、割出しホイール95が回転を終了した後、ばね127が回り止め124を外側に偏倚させて、先端部128が溝123内に突出し、それによって、さらに回転するまで割出しホイール95が固定された位置に係止される。これは非常に望ましい。
【0046】
回り止め124及び割出しホイール95の特殊な構成、並びに回り止め124を割出しホイール95の下に位置させることが、3つの主な利点をもたらすことを留意されたい。
【0047】
第1の利点として、回り止め124を回り止め受け131内にスナップ嵌めできることにより、装置11の組立てがかなり容易になる。これは非常に望ましい。
【0048】
第2の利点として、フィンガ130及びアンダーカット133を使用することで、回り止め124を受け131内に保持できるようになり、装置11の組立てがかなり容易になる。具体的には、フィンガ130とアンダーカット133の間の係止構成が、組立て中に、回り止め124を左側部片47内で定位置に係止する働きをする。これは非常に望ましい。
【0049】
第3の利点としては、回り止め124と割出しホイール95の特殊な係合は、割出しホイール95がどの方向にも回転可能であり、それによって、装置11内の詰まった状態が回避しやすくなる点で重要であり、これは非常に望ましい。具体的には、回り止め124と割出しホイール95の特殊な係合により、割出しホイール95を反時計回りに手で回転させて、詰まったファスナを取り除くことができる。
【0050】
次に図10を参照すると、割出しスライド137は、ポスト111と選択的に係合するように機能して、割出しホイール95を時計回りの方向に回転させる。割出しスライド137は、細長いアーム139を備えており、アーム139は、上面141、底面143、前面145、後面147、第1の端部149、及び第2の端部151を有する。
【0051】
ラチェット歯153は、第1の端部149でアーム139の後面147上に一体に成形されている。ラチェット歯153は、スライド式表面155を備え、スライド式表面155は、アーム139の第1の端部149から離れて角度又は傾斜を付けてある。ラチェット歯153は、係合面157も備えており、係合面157は、実質的に平坦で、アーム139の後面147から離れて全般的に垂直に延びている。
【0052】
タブ159は、第1の端部149と第2の端部151の間でアーム139の底面143上に一体に成形され、底面143から離れて垂直に延びている。タブ159は、ほぼ矩形であり、前方縁部161及び後方縁部163を備えている。
【0053】
上部案内壁165は、アーム139の上面141上に一体に成形され、前面145から離れて垂直に延びている。同様に、下部案内壁167は、アーム139の底面143上に一体に成形され、前面145から離れて垂直に延びている。上部案内壁165及び下部案内壁167は両方、アーム139の第2の端部151からタブ159の前方縁部161まで延びている。
【0054】
上部案内壁165及び下部案内壁167は、間隔をおいて配置されていることを留意されたい。その結果、右側部片49の内面43上に一体に成型された細長いスライド突出部169は、タグ付けガン11が組み立てられた形になっている場合は、上部案内壁165と下部案内壁167の間に突出し、それによって割出しスライド137を水平の変位だけに制限する。これは非常に望ましい。割出しスライド137は、タグ付けガン11が組み立てられた形になっている場合は、第2の端部151が、後方ロッカー・ストップ81内に形成されたスロット83内に位置するようなサイズ及び形状であり、それによって割出しスライド137を水平の変位にさらに制限することも留意されたい。
【0055】
以下にさらに詳細に記載するように、割出しアセンブリ29は、以下のように機能する。ファスナ・ストック供給品13の自由端をアタッチメント53からトラック80を介して割出しホイール95の外周上に下方に送る。割出しホイール95の外周内に形成された各ノッチ109は、ファスナ・フィラメント21を受けるサイズ及び形状である。割出しホイール95の回転により、ファスナ15をホイール95の周囲の弓状の経路内で前進させ、最下部のファスナ15を、エジェクションアセンブリ31の前方に突き出た針の後端に隣接した位置に配置する。理解されるように、弓状のT形通路171は、割出しホイール・ポスト103の周囲で左側部片47の内面43上に形成され、トラック80と連通している。したがって、割出しホイール95が回転するとき、ファスナ15の第2の端部19は、通路171に沿って弓状に進む。
【0056】
割出しホイール95は、割出しスライド137によって時計回りの方向に回転し、回り止め124は、回転後に割出しホイール95を定位置に一時的に係止する。好ましくは、割出しスライド137は割出しホイール95を時計回りに1ポジション回転させる。割出しスライド137の水平の変位によって割出しホイール95が回転することを留意されたい。具体的には、割出しスライド137の前方への変位により、歯153の角度を付けたスライド式表面155が、割出しホイール95上の最下部の割出しピン111の角度を付けた上面113を上って超えることができる。以下にさらに詳細に記載するように、割出しスライド137の歯153が最下部の割出しピン111の前に位置した状態で、割出しスライド137の次の後方への変位により、歯153の係合面157を最下部のピン111の係合面117と接触させ、割出しホイール95を時計回りに1ポジション回転させて、次のエジェクション用に、ファスナ・ストック供給品13内の次のファスナ15を、第2の端部19が針の孔の長手方向軸線に対してある角度に配置された位置に送る。
【0057】
次に図9〜図11を参照すると、ファスナ15を分配するエジェクションアセンブリ31は、針173、針ロック175、ロッカー177、プランジャ179、エジェクター・ロッド181、及びノーズ・インサート183を備えている。
【0058】
中空のスロット付き針173は、ハウジング27の前部35内に形成された円筒形の針受け開口174内に摺動可能に配置されている。中空の針173は、針ケーシング189で覆われた後端187、及び鋭利な端193の形の前端191を備えている。針173は、ファスナ15のT形の第2の端部19を受けるサイズ及び形状の細長い孔195も備えている。針173はまた、孔195と連通するスロット197を含み、スロット197は、ファスナ・フィラメント21の一部分がその中で摺動することができるサイズ及び形状である。
【0059】
針ロック175は、ハウジング27の前部35内に摺動可能に取り付けられ、ハウジング27内の針受け開口174内に針173を係止可能に固定する働きをする。具体的には、針ロック175を一方向に回転させて、針ロック175を針ケーシング189と係合させ、ハウジング27内に針173を係止可能に固定する。さらに、針ロック175を反対方向に回転させて、針ロック175を針ケーシング189と非係合にさせ、それによって針173をハウジング27から取り外すことができる。
【0060】
次に図15〜図17を参照すると、ロッカー177は、細長い本体207を備えており、この本体207は、頂壁209、後壁211、左側壁213、右側壁215、及び角度を付けた前壁217を備えている。細長い本体207は、中空になっており、その中に細長いプランジャ受け入れキャビティ219を形成している。前面223及び後面225を有する脚221は、後壁211上に一体に成形され、それから下に延びている。
【0061】
ロッカー・ストップ又はポール227は、細長い本体207内に成形され、後壁211に近接して頂壁209にロッカー・ストップ・アーム229で回動可能に連結されている。ロッカー・ストップ・アーム229は、ロッカー・ストップ227が頂壁209のわずかに上方に弾性的に位置するように偏倚されている。ただし、ロッカー・ストップ・アーム229は、ロッカー・ストップ227が頂壁209と同じ高さに位置するように下方に回動することができる。
【0062】
平坦なプラットホーム231は、角度を付けた前壁217上に一体に成形され、頂壁209に実質的に平行の角度で前方に延びている。プラットホーム231は、概ね矩形であり、上面233、前縁部235、後縁部237、左側縁部239、及び右側縁部241を備えている。
【0063】
ブレード243は、角度を付けた前壁217及びプラットホーム231の上面209に一体に形成されている。ブレード243は、頂縁部245及び前縁部247を備え、角度を付けた前壁217からプラットホーム231の前縁部235の前にわずかに前方へ延びている。
【0064】
エジェクター・ロッドのスロット249は、本体207内で頂壁209と角度を付けた前壁217との接合部に形成され、ブレード243の直接上方に形成されている。エジェクター・ロッドのスロット249は、図15で示したように、それを介してエジェクター・ロッド181を配置することができるサイズ及び形状である。
【0065】
左側壁213は、外側に突き出た細長い案内突出部251を備えた形状をしている。同様に、右側壁215は、外側に突き出た細長い案内突出部253を備えた形状をしている。理解されるように、タグ付けガン11を適切に組み立てた状態で、案内突出部251は、左側部片47内に形成された上部案内チャネル252内に突き出るサイズ及び形状であり、案内突出部253は、右側部片49内に形成された上部案内チャネル254内に突き出るサイズ及び形状であり、プラットホーム231の左縁部239は、左側部片47内に形成された下部案内チャネル256内に突き出るサイズ及び形状であり、プラットホーム231の右縁部241は、右側部片49内に形成された下部案内チャネル257内に突き出るサイズ及び形状であり、それによって、ロッカー177がハウジング29内で水平の変位に制限される。これは非常に望ましい。
【0066】
次に図15及び図18を参照すると、プランジャ179は、全般的にU形の構成になっており、平坦な頂壁259、及び頂壁259から垂直に下方に延びる1対の側壁261及び263を備えている。以下にさらに詳細に記載するように、プランジャ179は、ロッカー177内の細長いプランジャ受入れキャビティ219内で水平に変位するサイズ及び形状である。
【0067】
側壁261は、外側に突き出ているフランジ265を備えた形状をしている。同様に、側壁263は、外側に突き出ているフランジ267を備えた形状をしている。理解されるように、タグ付けガン11が適切に組み立てられた状態で、フランジ265は、左側部片47内に形成された下部案内チャネル256内に突出するサイズ及び形状であり、フランジ267は、右側部片49内に形成された下部案内チャネル257内に突出するサイズ及び形状であり、それによって、プランジャ179がハウジング27内で水平の変位に制限される。これは非常に望ましい。
【0068】
以下にさらに詳細に記載するように、プランジャ179の頂壁259は、エジェクター・ロッド181を受けるサイズ及び形状の、浅いエジェクター・ロッド・スロット269を備えた形状である。
【0069】
各側壁261及び263は、開口271を備えている。以下にさらに詳細に記載するように、引金アセンブリ33は、プランジャ179にダウエル・ピン273の周囲で回動可能に連結され、ダウエル・ピン273は、開口271を通って嵌合配設されるサイズ及び形状である。したがって、ダウエル・ピン273は、その周囲で引金アセンブリ33がプランジャ179に対して回動する枢軸としての働きをする。
【0070】
エジェクター・ロッド181は、細長い円筒形部材であり、第1の端部275及び第2の端部277を備えている。エジェクター・ロッド181は、第1の端部275がエジェクター・ロッド・スロット269内でプランジャ179内に形成された開口(図示せず)内に解除可能に固定することができるサイズ及び形状である。第1の端部275をプランジャ179に取り付けた状態で、エジェクター・ロッド181は、スロット269内で水平に位置する。エジェクター・ロッド181の第2の端部277は、プランジャ179から前方に水平に延び、ロッカー177内に形成されたスロット249を介して突き出て、ブレード243の頂縁部245上に位置し、それによって、エジェクター・ロッド181が水平に配置されていることが保証される。これは非常に望ましい。
【0071】
ノーズ・インサート183は、ハウジング27の左側部片47と右側部片49の間に配置され、エジェクション・アセンブリ31によって分配すべき、ファスナ・ストック供給品13内の最下部のファスナ15を、針173の後端187との位置合わせに案内する働きをする。具体的には、ノーズ・インサート183は、湾曲した案内面279を備えており、この案内面279は、最下部のファスナ15のフィラメント21と接触して、最下部のファスナ15のT形の第2の端部19を中空針173の後端187内に案内する。ノーズ・インサート183は、スロット280も備えており、このスロット280は、ロッカー177のプラットホーム231の一部分を受けるサイズ及び形状である。
【0072】
ノーズ・インサート183は、ねじ51の1つでハウジング27に固定された別の部片として示されていることを留意されたい。しかし、本発明の精神から逸脱することなく、ノーズ・インサート183は、代替としてハウジング27上に一体に形成することもできることを理解されたい。
【0073】
次に、図19(a)〜図19(f)を参照すると、エジェクション・アセンブリ31は、以下のように機能する。図19(a)で示したように、割出しアセンブリ29は、最下部のファスナ15をファスナ・ストック供給品13から、中空針173の後端187の第1の位置まで回転前進させ、針173の中では、T形の第2の端部19が孔195の長手方向軸線に対して角度を付けて配置されている。図19(b)〜図19(e)で順次に示したように、T形の第2の端部19がこのように配置された状態で、ロッカー177の前進は、ブレード243の前縁部247がT形の第2の端部19をノーズ・インサート183の案内面279に沿って押すようにする。ノーズ・インサート183は、図15で示してある。図19(f)で示したように、ロッカー177を続けて前方に変位させると、実際に、ファスナ15を第1の位置から針173の後端187の第2の位置まで移動させる。針173内では、T形の第2の端部19が孔195の長手方向軸線に平行に整列して配置されている。T形の第2の端部19が中空針173の後端187で孔195に平行に配置された状態で、エジェクター・ロッド181は、ハウジング27の前部35に向けて水平に変位し、それによってファスナ15のT形の第2の端部19を針173を介して移動させる。エジェクター・ロッド181の連続した水平の変位により、T形の第2の端部19を孔195を介して中空針173の鋭利な端193の外に進め、それによってエジェクションプロセスを完了する。
【0074】
ファスナ15の第2の端部19がその第1の位置から第2の位置に前進するとき、所望のファスナ15の第2の端部19をファスナ・ストック13の残りに取り付けている連結部25は、左側部片47内に一体成形されたコーナ283に対して前進することを留意されたい。第2の端部19をさらに前進させると、連結部25が切断され、それによってファスナ15はファスナ・ストック供給品13から分離される。
【0075】
次に図20を参照すると、引金アセンブリ33は、エジェクション・アセンブリ31及び割出しアセンブリ29を作動させるものであり、概ねRussellの米国特許第4,456,123号に記載のタイプのものである。引金アセンブリ33は、引金285、ドライブ・リンク287、1対のローラ289、アイドラ・リンク291、ばね保持部293、圧縮ばね295、及びばねピボット297を備えている。
【0076】
引金285は、一体に成形されたポスト299、細長い、人間工学的形状の指による作動表面301、及び脚303を備えている。ポスト299は、左側部片47内に一体成形された引金ポスト受け305内、及び右側部片49内に一体成形された引金ポスト受け306内に嵌合配設されるサイズ及び形状である。作動表面301は、ユーザの指に一致した、細長い、人間工学的形状である。引金285は中空で、その中に引金キャビティ(図示せず)を形成している。
【0077】
ドライブ・リンク287は、第1の端部307、第2の端部309、及び第2の端部309に形成された細長いスロット311を備えている。ドライブ・リンク287の第1の端部307は、プランジャ179上にダウエル・ピン273回りに回転可能に取り付けられ、ダウエル・ピン273は、側壁261及び263内の開口271を通って配置される。1対のローラ289は、引金キャビティ内の引金285上にダウエル・ピン290の周囲に固定して取り付けられ、ドライブ・リンク287内に形成されたスロット311内に突き出るように配置される。したがって、ローラ289は、ドライブ・リンク287内のスロット311内で移動することができる。
【0078】
アイドラ・リンク291は、L形部材であり、第1の端部313及び第2の端部315を備えている。第1の端部313は、ドライブ・リンク287のほぼ中点上にダウエル・ピン317の回りに固定的に取り付けられる。さらに、ダウエル・ピン319は、アイドラ・リンク291の第2の端部315上に固定的に取り付けられ、ハウジング27内に形成されたアイドラ・リンク受け321内に嵌合配設されるサイズ及び形状であり、それによってドライブ・リンク287がダウエル・ピン319の周りで回動できるようになっている。
【0079】
ばね保持部293は、全般的にT形の部材であり、ポストの形状の第1の端部323及び第2の端部325を備えている。圧縮ばね295は、第1の端部327及び第2の端部329を備えており、ばね保持部293の第2の端部325上に摺動可能に取り付けられるサイズ及び形状である。ばねピボット297は、引金285上に回動可能に取り付けられ、引金キャビティ内に配置される。したがって、ばね保持部293は、第1の端部323がハウジング27内に形成されたばね保持部受け324内に嵌合配設され、第2の端部325が、ばねピボット297内に形成された円形の開口298を介して配置されるように配設される。ばね保持部293がこのように配設された状態で、圧縮ばね295の第1の端部327は、ばね保持部293の第1の端部323と接触し、圧縮ばね295の第2の端部329は、ばねピボット297と接触し、それによって、引金285上の脚303がハウジング27内に成形された引金ストップ93と当接するまで、圧縮ばね295は、引金285を外側に弾性的に移動させる。
【0080】
以下にさらに詳細に記載するように、引金アセンブリ33は、以下のように機能する。具体的には、引金285は、引金285上の脚303が引金ストップ93と当接するまで、引金圧縮ばね295によって外側に弾性的に移動する。内向きの力を作動表面301に加えると、引金285はポスト299の周りで回動し、それによって、ローラ289は、ローラ289がスロット311内で上方にスライドするときにドライブ・リンク287に内向きの力を加える。ドライブ・リンク287の第2の端部309に加えられた内向きの力は、ドライブ・リンク287をダウエル・ピン319の周りで時計回りの方向に回動させる。内向きの力を解くと、引金圧縮ばね295は、引金285上の脚303が引金ストップ93と当接するまで、引金285を弾性的に外側に移動させ、それによって引金アセンブリ33が元の位置に戻る。
【0081】
使用の際は、タグ付けガン11は、以下のように機能して、個々のプラスチック製ファスナ15をファスナ・ストック供給品13から分配する。ファスナ・ストック供給品13をアタッチメント53上に取り付けた状態で、最下部のファスナ15のフィラメント21が割出しホイール95内のノッチ109内に位置合わせされるまで、ファスナ・ストック13の自由端を、ファスナ・トラック80を介して送る。この時点で、ユーザは、最下部のファスナ15が針173の後端187の位置に前進するまで、ハンドル119を使用して、割出しホイール95を時計回りの方向に手で回転させる。針173には、ファスナ15の第2の端部19が孔195の長手方向軸線に対して角度を付けて配置されている。ファスナ・ストック供給品13をこのようにタグ付けガン11上に適切に装填した状態で、図21(a)で示したように、タグ付けガン11は、最初の位置に配置される。タグ付けガン11を最初の位置に配置した状態では、引金285は、引金圧縮ばね295によって外側に偏倚されて、脚303が引金ストップ93と当接し、ロッカー177の後壁211が後方ロッカー・ストップ81と当接するようになっている。
【0082】
タグ付けガン11の前進ストロークによって、引金285の作動が開始される。具体的には、引金285を、内向きに前進させ、それによってプランジャ179を前方に進める。中間ロッカー・ストップ87の底面89は、ロッカー・ストップ227を下方に向けて回動させ、それによってロッカー177とプランジャ179を一時的に互いに係止させる働きをすることを留意されたい。その結果、プランジャ179の前方への移動が、ロッカー177を前方に移動させる。しかし、ロッカー177及びプランジャ179が共に前進しても、割出しスライド137は静止したままである。したがって、図21(b)で示したように、ロッカー177及びプランジャ179は、水平に前方に進む。
【0083】
タグ付けガン11の前進ストロークの継続は、最下部のファスナ15の第2の端部19を中空針173の孔195内に位置合わせさせる働きをする。具体的には、割出しスライド137は静止したままで、ロッカー177及びプランジャ179は前進を続ける。ロッカー177を前方に変位させると、ブレード243の前縁部247が最下部のファスナ15と接触し、それによってファスナ15を前方に移動させる。ロッカー177が最下部のファスナ15を前方に移動させると、最下部のファスナ15のフィラメント21がノーズ・インサート183の湾曲した案内面279と接触し、それによって最下部ファスナ15のT形の第2の端部19を針173の後端187の位置に回動させる。針173の中には、第2の端部19が中空針173の孔195と平行に位置合わせされて配置されている。ロッカー177を、連続して前進させて、ロッカーのプラットホーム231の前縁部235が、ノーズ・インサート183のスロット280内に突き出るようにする。図21(c)で示したように、ロッカー・ポール227が中間ロッカー・ストップ87の前縁部91の前に配置されるようにロッカー177が配置された後、ロッカー・ポール227がロッカー177の頂壁209を上に向けて偏倚させ、それによって、ロッカー177をプランジャ179から非係合、又は非係止にすることを留意されたい。その結果、プランジャ179をさらに前方に移動させても、ロッカー177は、静止したままである。
【0084】
タグ付けガン11の前進ストロークの継続は、最下部のファスナ15の第2の端部19が針173から突き出るのを開始させる働きをする。具体的には、ロッカー177及びスライド137が静止した状態で、プランジャ179を、ロッカー177内のプランジャ受入れキャビティ219内で連続して前方に進める。プランジャ179を続けて前進させることにより、エジェクター・ロッド181が中空針173内に突き出る。エジェクター・ロッド181が中空針173内に延びるとき、エジェクター・ロッド181は最下部ファスナ15のT形の第2の端部19と接触し、第2の端部19を中空針173を介して外に移動させる。図21(d)で示したように、プランジャ179は、プランジャのフランジ267の前縁部268がスライド・タブ159の後縁部163と当接するまで、前進を続ける。エジェクター・ロッド181は、プランジャのフランジ267がスライド・タブ159と当接した後、中空針173のほぼ半分まで延びることを留意されたい。
【0085】
タグ付けガン11の前進引金ストロークの完了は、ファスナを突出すプロセスを完了させる働きをする。具体的には、プランジャ・フランジ267の前縁部268がスライド・タブ137の後縁部163と当接している状態で、プランジャ179の最終前進により、エジェクター・ロッド181が針173を介して前端191に延び、それによってエジェクター・ロッド181が最下部のファスナ15の第2の端部19を中空針173から移動できるようにする。さらに、図21(e)で示したように、プランジャ179の最終前進により、割出しスライド137の歯153を割出しホイール95上の最下部のピン111の前に移動させる。タグ付けガン11の前進ストロークの完了は、引金285をそれの最大圧縮位置に内側に回動させることに留意されたい。
【0086】
最下部のファスナ15の突き出し後、タグ付けガン11の後退ストロークが開始される。具体的には、ユーザは引金285を解放し、それによって引金圧縮ばね295が引金285を外側に移動できるようにする。引金285は、外側に移動し、プランジャ179は、後方への移動を開始する。プランジャ179が後方への移動を開始するとき、ロッカー・ポール227は、中間ロッカー・ストップ87の前縁部91と当接し、それによってロッカー177の後方への移動を阻止することを留意されたい。その結果、図21(f)で示したように、プランジャ179は、ロッカー177及び割出しスライド137を伴わずに、プランジャ受入れキャビティ219内の後方への移動を継続する。
【0087】
引金285の解放の継続は、ロッカー177及び割出しスライド137を伴わずにプランジャ179に後方への移動を継続するようにさせる。図21(g)で示したように、プランジャ179は、プランジャ179の側壁261及び263の後縁部が、ロッカー177の後壁211の内面と当接するまで、後退を継続する。割出しスライド137は、割出しホイール95上の最下部ピン111の前から移動していないことに留意されたい。
【0088】
引金285の解放の継続は、プランジャ179に後退を継続するようにさせる。したがって、プランジャ179の側壁261及び263の後縁部がロッカー177の後壁211の内面と当接した状態で、プランジャ179の後方への変位がロッカー177を後方に引っ張るのに十分な力をもたらし、ロッカー・ポール227はロッカー177が後方に移動するときに下方に回動する。理解されるように、ロッカー・ポール227の、中間ロッカー・ストップ87の底面89との接触による、下方への偏倚は、プランジャ179とロッカー177を再度、互いに一時的に結合、又は係止させる働きをする。したがって、プランジャ179及びロッカー177は、ロッカー・プラットホーム231の後縁部237がスライド・タブ159の前方縁部161と当接するまで、共に後方に移動する。ロッカー・プラットホーム231の後縁部237がスライド・タブ159の前方縁部161と当接している状態で、ロッカー177及びプランジャ179を継続して後方移動させると、割出しスライド137が後方に引き寄せられる。図21(h)で示したように、割出しスライド137が後方に引っ張られるとき、スライドの歯153は、割出しホイール95の最下部のピン111の係合面117と係合する。
【0089】
引金285の解放を継続すると、タグ付けガン11の後退ストロークが完了する。具体的には、引金285の解放を継続すると、プランジャ179及びロッカーが後方に移動し、それによってスライド137が後方に引っ張られる。割出しスライド137の後方への変位は、割出しスライド137にホイール95を時計回りの方向に1ポジション回転させるようにする。割出しホイール95の時計回りの回転は、次の個々のファスナ15をファスナ・ストック供給品13から針173の後端187の位置に下方に前進させ、そこでファスナ15の第2の端部19が孔195の長手方向軸線に対して角度を付けて配置され、それによって追加のファスナの分配ができるようにする。割出しプロセスは、タグ付けガン11の後退ストローク中に実行されるため、割出しスライド137は、圧縮ばね295から加えられる力によって全体的に後方に引っ張られ、それによって操作者に求められる手動で引金を作動させる力が制限され、このことが非常に望ましいことを留意されたい。
【0090】
プランジャ179及びロッカー177は、図21(i)で示したように、ロッカー177の後壁211がロッカー・ストップ81と当接するまで後方への移動を継続する。したがって、後退ストロークが完了し、タグ付けガン11は、元の位置に配置される。理解されるように、上記のプロセスを何回も繰り返して、それによって、個々のプラスチック製ファスナ15をファスナ・ストック供給品13から連続して分配することができる。
【0091】
タグ付けガン11は、従来のタグ付けガンと比べて、比較的少ない構成部品を備えていることを留意されたい。具体的には、タグ付けガン11は2つの圧縮ばねしか使用していない。その結果、タグ付けガン11は、製造が比較的簡単で低コストであることが分かっており、これは非常に望ましい。
【0092】
タグ付けガン11は、従来のタグ付けガンと比べて、比較的簡単なエジェクション及び割出しプロセスを使用していることを留意されたい。その結果、タグ付けガン11は、比較的滑らかな前進ストロークを有し、小さい引金作動力しか必要としないことが分かっており、これは非常に望ましい。
【0093】
さらに、タグ付けガン11は、前のファスナを突出す前進ストロークが完了すると、ファスナ・ストック13の次のファスナ15だけを針173の後端187の位置に割出しすることを留意されたい。その結果、タグ付けガン11は、従来のタグ付けガンよりも詰まりにくいことが分かっており、これは非常に望ましいことである。
【0094】
本発明で示した実施例は、単なる例示であり、当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、多様な変更及び修正を加えることができる。こうした変更及び修正はすべて、頭記の特許請求の範囲で定義されているように本発明の範囲内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配するための、本発明の教示によって構成された装置を示す分解透視図である。
【図2】図1で示した装置の透視図である。
【図3】図1で示した装置と共に使用できる従来のファスナ・ストック供給品を示す平面図である。
【図4】図1で示した装置のハウジングを示す分解透視図である。
【図5】図1で示したハウジングの左側の部片を示す右側面図である。
【図6】図1で示したハウジングの右側の部片を示す左側面図である。
【図7】図6で示したハウジングの右側の部片を示す部分拡大透視図である。
【図8】図5で示したハウジングの左側の部片を示す部分拡大透視図である。
【図9】図2で示したハウジングの線9−9に沿って切り取った、部分拡大断面透視図である。
【図10】図1で示した割出しアセンブリを示す拡大分解透視図である。
【図11】図1で示した割出しホイールを示す拡大底面透視図である。
【図12】図1で示した回り止めの拡大底面透視図である。
【図13】図8で示したハウジングの左側の部片を示す部分拡大透視図である。
【図14】回り止め、圧縮ばね、及びインサートが取り付けられたハウジングの左側の部片を示す、図13で示したハウジングの線14−14に沿って切り取った左側の部片を示す部分拡大断面透視図である。
【図15】図1で示したエジェクションアセンブリの分解透視図である。
【図16】図1で示したロッカーを示す、部分的に欠けた、拡大透視図である。
【図17】図1で示したロッカーを示す拡大透視図である。
【図18】図1で示したプランジャを示す拡大透視図である。
【図19】(a)から(f)は、割出しアセンブリ、ノーズ・インサートを備え、ハウジングの右側の部片が取り除かれている装置を示す、個々のプラスチック製ファスナを針内で位置合わせするプロセス中のさまざまな段階の図1で示した装置の部分右側面図である。
【図20】図1で示した引金アセンブリを示す拡大透視図である。
【図21】(a)から(i)は、ハウジングの右側部片を備え、引金圧縮ばねを取り除いた装置を示す、個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストック供給品から分配するプロセス中のさまざまな段階の、図1で示した装置の部分右側面図である。
Claims (22)
- 個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配する装置であって、各ファスナが、可撓性フィラメント、及び一端に横方向に配置されたクロス・バーを備え、隣接するファスナのクロス・バーが切断可能な連結部によって端部相互間で接合されており、
(a)ハウジングと、
(b)前記ハウジングに取り付けられ、前端、後端、及び長手方向の孔を備えている針と、
(c)前記ハウジング内に回転可能に配置され、ファスナをファスナ・ストックから、針の中にファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている前記針の後端の第1の位置に回転可能に前進させる割出しホイールと、
(d)ファスナのクロス・バーを、第1の位置から、針の中にファスナのクロス・バーが孔と平行に配置されている前記針の後端の第2の位置まで移動させるための、前記ハウジング内に配置されたロッカと、
(e)ファスナのクロス・バーを、第2の位置から、孔を介して前記針の前端から外に押し出すための、前記ハウジング内に配置された突出し棒と、
(f)前記ロッカから分離している、前記割出しホイールを回転可能に前進させるための、前記ハウジング内に配置された割出しスライドとを備える装置。 - 前記割出しスライドが、前記ハウジング内に摺動可能に配置され、タブ及び歯を備えており、前記歯が前記割出しホイールと選択的に係合するサイズ及び形状である、請求項1に記載の装置。
- 前記ハウジング内に摺動可能に配置されたプランジャをさらに備える、請求項1に記載の装置。
- 前記プランジャが、トリガ・アセンブリに結合されている、請求項3に記載の装置。
- 前記突出し棒が、前記プランジャ上に固定して取り付けられている、請求項3に記載の装置。
- 前記ロッカが、前記ハウジング内に摺動可能に配置され、細長い本体を備えている、請求項5に記載の装置。
- 前記ロッカが、細長い本体から外に延びるブレードを備えている、請求項6に記載の装置。
- 前記ロッカが、細長い本体上に旋回可能に取り付けられたポールを備えている、請求項7に記載の装置。
- 前記ロッカが、細長い本体から外に延びる平坦なプラットホームを備えている、請求項8に記載の装置。
- 前記プランジャが、前記ロッカの細長い本体内に摺動可能に配置されている、請求項6に記載の装置。
- 前記プランジャが、平坦な頂壁、及び頂壁から垂直に下方に延びる1対の間隔を置いて配置された側壁を備え、前記頂壁が、前記突出し棒の一部を受けるサイズ及び形状の突出し棒のスロットを備えた形状である、前記請求項10に記載の装置。
- 前記ハウジングが、前記割出しホイールの大部分を露出するサイズ及び形状の切抜き部分を備えている、請求項1に記載の装置。
- 前記割出しホイールが、上面、底面、及び上面上に成形された複数の割出しピンを備えている、請求項1に記載の装置。
- 前記割出しホイールを手で回転させるためのハンドルが、前記割出しホイールの上面上に成形されている、請求項13に記載の装置。
- 前記割出しホイールの底面が、複数の溝を備えた形状である、請求項13に記載の装置。
- 前記割出しホイール上に形成された複数の溝と選択的に係合するサイズ及び形状の、ばねで偏倚された回り止めをさらに備えている、請求項15に記載の装置。
- 前記回り止めが、前記ハウジング内に形成された回り止め受け内に解除可能にスナップ嵌めされ、前記回り止めを回り止め受け内に保持するための旋回可能なキャッチ・アームを備えている、請求項16に記載の装置。
- 前記ハウジングが、ファスナ・ストック供給部内の各ファスナのクロス・バーが通過するファスナ・トラックを備えた形状であり、ファスナ・トラックが、前記ハウジング内でファスナ・ストック供給部内の各ファスナのクロス・バーを保持するサイズ及び形状である、請求項1に記載の装置。
- 個々のプラスチック製ファスナをファスナ・ストックから分配する装置であって、各ファスナが、可撓性フィラメント、及び一端に横方向に配置されたクロス・バーを備え、隣接するファスナのクロス・バーが切断可能な連結部によって端部相互間で接合されており、
(a)ハウジングと、
(b)前記ハウジングに取り付けられ、前端、後端、及び長手方向の孔を備えている針と、
(c)前記ハウジング内に回転可能に配置され、ファスナをファスナ・ストックから、針の中にファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている前記針の後端の第1の位置に回転可能に前進させ、上面、底面、上面上に成形された複数の割出しピン、及び上面上に成形されたハンドルを備え、底面が複数の溝を備えた形状になっている、割出しホイールと、
(d)前記ハウジング内に配置され、前記割出しホイール内に形成された複数の溝と選択的に係合するサイズ及び形状の先端を備えた回り止めと、
(e)ファスナのクロス・バーを、第1の位置から、針の中にファスナのクロス・バーが孔と平行に配置されている前記針の後端の第2の位置まで移動させるための、前記ハウジング内に配置されたロッカと、
(f)ファスナのクロス・バーを、第2の位置から、孔を介して前記針の前端から外に押し出すための、前記ハウジング内に配置された突出し棒と、
(g)前記割出しホイールを回転可能に前進させるための、前記ハウジング内に配置された割出しスライドとを備える装置。 - 前記回り止めが、前記ハウジング内に解除可能にスナップ嵌めされ、前記回り止めを前記ハウジング内に保持するための旋回可能なキャッチ・アームを備えている、請求項19に記載の装置。
- 前記ハウジングが、前記割出しホイールの大部分を露出するサイズ及び形状の切抜き部分を備えている、請求項19に記載の装置。
- 個々のプラスチック製ファスナを針を介して分配する方法であって、前記針が前端、後端、及び長手方向の孔を備え、各ファスナが、フィラメントの一端に角度を付けて配置されたクロス・バーを備えたフィラメントを備えており、
(a)第1のファスナを、ファスナ・ストックから、第1のファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている針の後端の第1の位置まで前進させるステップと、
(b)第1のファスナのクロス・バーを、第1の位置から、第1のファスナのクロス・バーが孔と平行に配置されている針の後端の第2の位置まで移動させるステップと、
(c)第1のファスナのクロス・バーを、第2の位置から、孔を介して針の前端の外に押し出すステップと、
(d)前記押し出すステップの後、第2のファスナを、ファスナ・ストックから、第2のファスナのクロス・バーが孔に対してある角度で配置されている針の後端の第1の位置まで前進させるステップとを含む方法。
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