JP2004531276A - ゴルフスイング練習装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定位置から目的のターゲットの方向において水平に延びるターゲットラインに対応して、ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させるゴルフスイング練習装置に関するものである。本発明のゴルフスイング練習装置は、ヨークと回転部材とガイド・アッセンブリとを具備している。ヨークは使用者の上体に係合している。回転部材はヨークに接続されている。ガイド・アッセンブリは、使用者がゴルフスイングを行う際に、回転部材が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行う間に、回転部材の配置方向を維持する。好ましい実施例では、ゴルフスイング練習装置は、一方の端部が使用者の胸骨の中心近くでヨークに枢軸動作可能に接続され、他方の端部がゴルフクラブのグリップエンドに好ましくはクランプするカプラにヒンジによって接続される伸縮ロッドを更に有している。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、ゴルフスイング練習装置(golf swing training device)に関するものであり、特に、ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし(guide)且つ調和させる(coordinate)ゴルフスイング練習装置に関するものである。
【0002】
技術背景
ゴルファーがゴルフスイングを正しく行っているときは、比較的高速で動くゴルフクラブヘッドの比較的平らなフェースが、地上または地表近くで静止しているゴルフボールに衝突する。衝突の力により、ゴルフボールはゴルフヘッドのフェースに対して圧縮され、いくらか一時的に変形を被る。ゴルフボールの質量(mass)は、動いているクラブヘッドの質量よりも十分に(significantly)小さいので、衝突によりゴルフボールはクラブヘッドによって加えられた力の方向に加速し始める。クラブヘッドのフェースは、通常、垂線(vertical)から所定角度数で傾斜されて(lofted)おり、水平な複数の溝(grooves)が刻まれている。クラブヘッドのフェースの水平溝は、圧縮時に比較的柔らかいゴルフボールのカバーにかみ合い(engage)、ゴルフボールがフェースを滑り上がる(sliding up)のを防いでいる。ゴルフボールが圧縮から戻り(decompresses)、クラブヘッドのフェースから跳ね出る(spring off)際に、クラブのロフト角(loft angle)に結合した水平な溝は、逆回転(backward spin)及び上昇軌道(rising trajectory)を摩擦的(frictionally)にゴルフボールに付加する。正しく打たれたゴルフボールの回転軸線は、ゴルファーがゴルフクラブでゴルフボールを打つポイントから目的のターゲットの方向に水平に延びる仮想線(imaginary line)であるターゲットライン(target line)に対して実質的に直角となる水平である。クラブヘッドのフェースを滑り上がった後に、ドラッグ(drag)を減少させ上昇性(lift)を高めるように通常にディンプルが形成された(dimpled)正しく打たれたゴルフボールは、風等の他の力による影響を受けないと仮定すれば、所望の距離を所望の方向に飛んで、目的のターゲット(target)において地上で再び静止する。
【0003】
ゴルフボールは、ゴルフスイングの間、短い時間だけクラブヘッドのフェースと接触することが分かるだろう。しかしながら、もし、ゴルフボールがターゲットラインを含む垂直面を通常飛ぶことを意味する目的のターゲットへの真っ直ぐな軌跡でゴルフボールを飛ばすには、ゴルフボールがゴルフクラブに接触するこの短い時間を通して、クラブフェースの水平溝がターゲットラインに対して実質的に垂直(即ち、直角)になるように、ゴルファーはクラブヘッドを維持しなければならない。まっすぐなショット(shot)を打つためには、クラブフェースがボールに接触する間にターゲットラインに沿って実質的に動くように、ゴルファーはゴルフクラブの動きを維持しなくてはならない。そして、多くのゴルフショットにおいてそうであるように、目的のターゲットに飛ばすためにゴルフボールに十分な力を付与するために、ゴルファーは、ボールとの衝突における時間に対する速度の率を比較的高くしてクラブヘッドを動かさなければならない。
【0004】
ゴルフスイングが説明したように正しく行われていない場合、ゴルフボールは、目的のターゲットへの通常の真っ直ぐな軌跡上を飛ばない。例えば、ゴルフクラブのヘッドでゴルフボールを打つときに、クラブフェースの水平な溝がターゲットへのラインに対して実質的に垂直でなければ、ゴルフボールの回転軸線は、ターゲットラインに対して実質的に直角となる水平とはならず、ゴルフボールは、クラブにより加えられた力の方向の右または左にカーブして飛ぶ傾向がある。右利きのゴルファーにとって、ゴルフボールに付加された誤った(improper)回転による右への軌道のそれをスライス(slice)と言い、ゴルフボールに付加された誤った回転による左への軌道のそれをフック(hook)と言う。更に、もし、ゴルフボールと接触する間のクラブヘッドの動きがターゲットラインに実質的に沿う方向と異なる方向であれば、ゴルフボールに移動された力は、ターゲットラインの右または左に加速させることになり、これらは、右利きゴルファーにとってはプッシュ(push)またはプル(pull)とそれぞれ言われている。これらの語は、左利きゴルファーにとっては、逆になる。ゴルフクラブのスイングアーク(swing arc)の険しさ(steepness)または浅さ(shallowness)、ゴルフクラブヘッドのインパクト時の速度及び加速度、ゴルフボールと接触するゴルフクラブのフェース上のポイントのような他の要素もゴルフボールが目的のターゲットの近くに静止するかどうかに重要な影響を有する。
【0005】
ゴルファーにとって、目的の方向にゴルフボールを首尾一貫して飛ばす結果をもたらすゴルフスイングを行う方法を学ぶために、重要な練習が求められている。しかし残念ながら、もし、このような練習中にゴルファーが不毛なスイングメカニクス(swing mechanics)またはスイングの欠陥をもたらす悪い習慣を学べば、このような欠陥が、ゴルファーのスイングにおいて、型にはまること(grooved)となる。言い換えるならば、ゴルファーの筋肉は、1またはそれ以上の欠陥または欠点を有するゴルフスイングを行うことに慣れてしまう。欠陥または欠点を有するスイングが型にはまったゴルファーは、スイングを直すのに非常に困難な時間がかかる。なぜなら第1にこのようなゴルファーは、正しいスイングがどのように感じ、どのように見えるかが分からないからである。したがって、スイングの欠陥を直すのではなく、ゴルファーは、スイングの欠陥によるゴルフボールの誤った飛行特性(flight characteristics)を調整するためにスイングの他のいくつかの部分を補正するようになるだろう。この状況の古典的な例は、目的のターゲットの左の遠方を目指すことによりスライスの補正のための明らかなスライスを生み出すスイングの欠陥を有する右利きゴルファーである。このような補正によりゴルファーは、目的のターゲットの通常の方向にゴルフボールを打つことができるかもしれないが、このような補正は、距離の喪失、正確性の低下、一貫性の喪失を生じさせる結果となる。更にこのような補正は、ゴルファーのスイングにおいて、多くのスイングの欠陥を構成し、悪くすることはあるものの、直すのをより難しくする。そのため、スイング欠陥または欠点のない正しいゴルフスイングを学習して型にはめることは、はるかに良いことである。
【0006】
正しいゴルフスイングは、アドレス位置(adress position)から始まり、バックスイング(back swing)、ダウンスイング(down swing)及びフォロースイング(follow swing)を含むものである。アドレス位置では、ゴルファーは、ゴルフボールから離れて立ってゴルフボールに向かい合う。ゴルファーの足は、ターゲットラインと垂直にゴルフボールを通過する仮想水平線に跨って通常置かれる。ゴルファーは、ゴルフクラブのグリップエンド上を楽に握り、クラブヘッドをゴルフボールのターゲットの反対側に置く。
【0007】
ゴルフスイングの第1の部分はバックスイングと呼ばれる。バックスイングの間、ゴルファーは、彼または彼女の腰(hips)及び上体(upper torso)を目的のターゲットから離れるように回転(rotating)[即ち、ターン(turning)]しながら、クラブヘッドをゴルフボールから離す。理想的には、バックスイングの間に、ゴルファーの両肩は、約90°まで回転すべきであり、ゴルファーの腰は、アドレス位置から約45°まで回転すべきである。一旦、ゴルファーがバックスイングを完了したら、ゴルファーは、ダウンスイングと呼ばれるゴルフスイングの第2の部分を行う。ゴルファーがバックスイングからダウンスイングに移る点は、バックスイングのトップ(top)と呼ばれる。ダウンスイングの間に、ゴルファーは、ゴルフボールに向かって戻すように回す。ゴルファーは、ダウンスイングの最下点(bottom)において、クラブヘッドのフェースでゴルフボールを打つ。ゴルフボールがクラブフェースの上に位置する短い時間において、フォロースルーと呼ばれるゴルフスイングの第3の部分にダウンスイングは移る。フォロースルーの間、ゴルファーは、目的のターゲットの方向へのターンを完了する。理想的には、バックスイングのトップの位置から、ゴルファーの両肩は、約180°まで回転すべきであり、ゴルファーの腰は、約90°まで回転すべきである。
【0008】
プロゴルファー(professional golfers)を写したビデオテープの記録及び動作停止の写真(stop−action photographs)は、前述した回転的な体の動きに加えて、横方向及び垂直方向も含む正しいゴルフスイングを示している。アドレス位置からバックスイングを行う間に、ほとんどのプロゴルファーの上体は、彼または彼女の腰及び両肩をターゲットから離れるようにターンまたは回転するにつれて、ターゲットラインとほぼ平行な方向において目的のターゲットから横方向に少し離れるように動く。ゴルファーの腰及び両肩の回転と同時に結び付いたこの横方向の動きは、バックスイングの間において、ほぼ下方向(即ち、ターゲットラインを含む水平面に向かう)に少しの距離だけゴルファーを同時に動かす。ダウンスイングの間、ゴルファーは、彼または彼女の上体を目的のターゲットの方向においてターゲットラインとほぼ平行な横方向に動かしながら、彼または彼女の腰及び両肩をゴルフボールに向かって戻すように回すことにより逆回転(counter−rotate)を同時に行う。ダウンスイングの間のゴルファーの体の解き(uncoiling)は、上方またはターゲットラインを含む水平面に対して垂直な動きを同時に生む。ゴルフスイングのフォロースルーの部分の間では、ゴルファーの腰及び両肩は、ターゲットに向かう体のターンを完了し、ゴルファーは、ターゲットに向かうターゲットラインとほぼ平行な横方向に動きを続ける。ゴルファーがフォロースルーを完了するにつれて、ゴルファーは、水平面に対してほぼ垂直な方向への上昇または動きを同時に続ける。
【0009】
ゴルフスイングの正しい手順(mechanism)を通して使用者にガイドすることを目的とするゴルフスイング練習装置で従来技術は満ちている。しかし残念ながら、これらの従来技術の装置は、例外なく(universally)、正しいゴルフスイングを行う間の使用者の体の横方向及び垂直方向の動きを説明する(account for)ことができない。事実、殆どの従来技術の機械的ゴルフスイング練習装置は、一つの固定軸線(a single fixed axis)を中心とする回転により、使用者にゴルフスイングをさせており、これにより、横方向及び/または垂直方向のあらゆる動きをさせること無しにゴルフスイングを試みるように使用者を練習させる。明らかに、このような従来技術の機械的ゴルフスイング練習装置は、正しいゴルフスイングを行う間の人間の体の動的な動き(dynamic movement)を考慮していない。機械的装置は、ゴルファーが正しいゴルフスイングを行う方法を学び且つ練習できるように、ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド(guide)及び調和(coordinate)できることが必要である。
【0010】
発明の開示
本発明は、正しいゴルフスイングを行う方法を使用者に訓練するのに用いる新規のゴルフスイング練習装置を提供する。本発明のゴルフスイング練習装置は、ゴルフスイングを行うときに、ゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定位置から目的とするターゲットの方向に水平に延びるターゲットラインに対応して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させる。本発明のゴルフスイング練習装置は、ヨーク、回転部材及びガイドアッセンブリを有している。ヨークは、使用者の上体に係合し、使用者の両肩の上方で且つ中間に好ましくは位置する取付ポイントを有している。回転部材は、取付ポイントでヨークに接続されている。回転部材は、ターゲットラインとほぼ平行な第1の平面内に位置する回転軸線を有している。ガイド・アッセンブリは、使用者がゴルフスイングを行う際に、回転部材が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、回転部材の配置方向を維持する。好ましくは、使用者がバックスイングを行う際に、回転部材が、ほぼ水平面に向かい且つターゲットから離れるようにターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、回転部材が、ほぼ水平面から離れターゲットに向かうようにターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、第1の平面とターゲットラインを含むほぼ水平面との間の第1の角度と、回転部材の回転軸線と,第1の平面とほぼ水平面の間の交差線との間の第2の角度の両者が、一定のままであるように、ガイド・アッセンブリは回転部材の配置方向を維持する。好ましい実施例では、本ゴルフスイング練習装置は、伸縮ロッドを有しており、この伸縮ロッドは、一方の端部が使用者の胸骨(sternum)の中心近くでヨークに枢軸動作可能に接続されており、他方の端部がゴルフクラブのグリップエンドに好ましくはクランプするカプラにヒンジによって接続されている。正しいゴルフスイングの実施に含まれる回転、横方向及び垂直方向の動きを学習及び/または練習するために本発明のゴルフスイング練習装置を用いるために、使用者は、最初に彼または彼女の上体をヨーク内に配置させる。好ましい実施例では、ヨークは、使用者の腰にほぼ隣接して位置する前方部分と、使用者の背中にほぼ隣接して位置する後方部分と、前方部分と後方部分とを接続し使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイントに延びる接続部分とを有している。彼または彼女の上体がヨーク内に配置された状態で、使用者は、ターゲットライン上の所定位置に置かれたゴルフボールから離れ且つゴルフボールに対向して楽なスタンス(stance)をとる。使用者の足は、ゴルフボールが置かれたまたは置かれる所定位置を通過するターゲットラインと垂直な仮想水平線に跨って(astride)置くべきである。そして、使用者は、伸縮ロッドの端部に枢軸動作可能に接続されたカプラに取り付けられたゴルフクラブのグリップエンドを楽に握るのが好ましい。そして、使用者は、ターゲットの反対側の所定位置にゴルフクラブのヘッドを置いた状態でアドレス位置を推定(assumes)し、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーを含むゴルフスイングを続けて行う。本発明のゴルフスイング練習装置は、ヨークに係合且つ拘束(restrained)された使用者の上体の位置及び動きを限定且つ調整することにより、ゴルフスイング中の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させる。
【0011】
オプションの伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、ゴルフスイングを通して、使用者の手及び腕を使用者の体に対して正しい位置に強制し、これにより、ゴルフクラブは、バックスイング中に正しいスイング面において使用者の回転に対して正しい位置(即ち、ほぼ垂直)に維持される。バックスイングのトップでは、伸縮ロッドの下部に接続するヒンジは、使用者が彼または彼女の手首が適切な面において正しくコック(cock)するのを可能にする。使用者がダウンスイングを始めると、伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、常に正しいスイング面内にゴルフクラブが維持されるように使用者を強制する。使用者がゴルフクラブのヘッドでゴルフボールにインパクトを与えるスイングのポイントで、伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、ターゲットラインに実質的に垂直または直角に維持されるクラブのフェースの水平溝に対して使用者の腕及びゴルフクラブを正しい関係に維持する。
【0012】
使用者は、オプションの伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリを用いることなく、本発明のゴルフスイング練習装置を使用できることが分かるだろう。更に、使用者は、ゴルフクラブを握ることなく、本装置を使用できることが分かるだろう。使用者は、ゴルフクラブを握ったりゴルフボールを打ちながら、またはゴルフクラブを握ったりゴルフボールを打つことなく、ターゲットに対する正しいゴルフスイングの体の動きを繰り返し行うことにより、簡単に十分な効果を得ることができる。ゴルフクラブを用いる用いないに関わらず、本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者が正しいゴルフスイングの実施に含まれる筋肉の運動を可能にし、これは、使用者が正しいゴルフスイングの体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きを学び型にはめるのを助ける。
【0013】
本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者に正しいゴルフスイングの実施の外見、音及び感覚[即ち、筋肉運動知覚(kinesthesia)]を提供する。使用者がゴルフスイングを行う際に、ヨークは、使用者の体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きをガイドし且つ調和させる。もし、使用者がゴルフスイングを行う間に誤った方法で動かしまたは回転しようとすると、ヨークは使用者の上体に抵抗を与える。
【0014】
好ましくは、スイングの欠陥を判明させて直すのに使用者を助ける訓練されたゴルフの教習プロ(trained golf teaching professional)に教習を受けながら、本発明のゴルフスイング練習装置を使用する。彼または彼女自身のプレイ用クラブを取り付けたゴルフスイング練習装置でゴルフスイングを繰り返し行った後には、使用者の筋肉は、正しく行われたゴルフスイングの感覚に慣れ、使用者は、正しく行われたゴルフスイングがどのように見え、聞こえるかを知るだろう。本発明のゴルフスイング練習装置の繰り返しの使用を通して、使用者は、欠陥または欠点のないゴルフスイングの型にはまるだろう。多くの従来技術のゴルフ練習装置と異なり、本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者が練習中に使用者の実際のプレイ用クラブを用いてゴルフボールを打つのを可能にし、これは、正しく打たれたゴルフボールがどのように反応(reacts)するのかを感じて、見て、聞く能力を使用者に与える。
【0015】
これらの及び他の利点は、ゴルフスイングを行う際に、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定位置から目的のターゲットの方向において水平に延びるターゲットラインに関連して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させるゴルフスイング練習装置の本発明により提供され、ゴルフスイング練習装置は、使用者の上体に係合するヨークと、ヨークに接続される回転部材と、使用者がゴルフスイングを行う際に、回転部材が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行う間に、回転部材の配置方向を維持するガイド・アッセンブリとを具備している。
【0016】
本発明の前述及び他の特徴は、以下において、より詳細に述べ、特に請求の範囲で指摘されており、本発明のある例示を以下の説明で詳細に示すが、これらに示された本発明の原理における様々な方法を採用できるものである。
【0017】
図面の簡単な説明
図1は、本発明のゴルフスイング練習装置の好ましい実施例の斜視図である。
【0018】
図2は、図1のゴルフ練習装置のヨーク(yoke)の詳細な斜視図である。
【0019】
図3は、図1のゴルフ練習装置のガイド・アッセンブリ(guide assembly)の一部を異なる位置から見た詳細な斜視図である。
【0020】
図4は、図3のガイド・アッセンブリの一部の正面図である。
【0021】
図5は、図3及び図4のガイド・アッセンブリの詳細な斜視図である。
【0022】
図6は、本発明に関するガイド・アッセンブリの他の好ましい実施例の図5に類似した小さい詳細な斜視図である。
【0023】
図7は、図1のゴルフ練習装置のドラム(drum)及びケーブルシステム(cable system)を具備するガイド・アッセンブリの他の部分の斜視図である。
【0024】
図8は、図1のゴルフ練習装置に関する伸縮ロッド(extensible rod)及びカプラ・アッセンブリ(coupler assembly)の詳細な斜視図である。
【0025】
図9は、図8の伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリの側面図である。
【0026】
図10は、図8及び図9のアッセンブリのカプラの詳細な斜視図である。
【0027】
図11は、ゴルフスイングのアドレス位置にある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の正面図である。
【0028】
図12は、ゴルフスイングのバックスイングの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11に類似した正面図である。
【0029】
図13は、ゴルフスイングのバックスイングのトップにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11及び図12に類似した正面図である。
【0030】
図14は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜13に類似した正面図である。
【0031】
図15は、ゴルフスイングのダウンスイングからフォロースルーに移るプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜14に類似した正面図である。
【0032】
図16は、ゴルフスイングのフォロースルーの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜15に類似した正面図である。
【0033】
本発明を実施する最良の態様
装置の好ましい形態
図1を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ヨーク(yoke)11と、回転部材(rotatable member)13と、ガイド・アッセンブリ(guide assembly)19とを具備している。使用者(user)は、彼または彼女の上体(upper torso)をヨーク11内に配置させる。このヨーク11は、使用者の両肩の上方で且つ中間(intermediate)に位置する取付ポイント(attachment point)12を含んでいる。回転部材13の端部14は、ヨーク11の取付ポイント12に接続されている。回転部材13は、ターゲットライン(target line)17にほぼ平行な第1の平面16内に位置する(lying)回転軸線15を有している。ターゲットライン17は、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定の位置18から目的のターゲットの方向にほぼ水平に延びる仮想線である。ガイド・アッセンブリ19は、使用者がターゲットライン17に対してゴルフスイングを行う際に、回転部材13の配置方向(orientation)を維持する。ガイド・アッセンブリ19が、ターゲットラインにほぼ平行な横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、この回転部材13の配置方向は、ガイド・アッセンブリ19によって維持される。好ましくは、ガイド・アッセンブリ19は、使用者がバックスイングを行う際に、回転部材13が、ターゲットから離れ水平面21に向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、回転部材13が、水平面21から離れターゲットに向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、第1の平面16とターゲットライン17を含む水平面21との間の第1の角度20と、回転部材13の回転軸線15と第1の平面16及び水平面21の間の交差部23のラインとの間の第2の角度22との両者が、一定のままであるように、回転部材13の配置方向を維持する。本発明を構成する様々な要素(elements)を以下により詳細に述べる。
【0034】
図2を参照すると、好ましい実施例では、ヨーク11は、使用者の胸(chest)にほぼ隣接して配列されることが意図される(intended disposed)前方部分(front portion)24と、使用者の背中にほぼ隣接して配列されることが意図される後方部分(back portion)25と、前方部分24と後方部分25とを接続して使用者の両肩の上方で且つ中間に位置することが意図される取付ポイント12に延びる接続部分(connecting portion)26とを具備している。ヨーク11は、好ましくは、ヨーク11の前方部分24と後方部分25との間の距離を調整するリンク(linkage)27を有している。ヨーク11の前方部分24は、好ましくは、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ(図8及び図9で示す)を使用者の胸骨(sternum)の中央近くでヨーク11に枢軸動作可能(pivotally)に接続する1またはそれ以上の接続ポイント(connecting points)を有している。
【0035】
ヨーク11は、ゴルフスイング中に正しい(correct)回転、横方向及び垂直方向の動きを通して使用者の上体をガイドするために用いられる。したがって、使用者がゴルフスイング中に誤った方法で動かそうとしながらヨーク11に対して圧力を加えたときに、その形状を維持でき変形に耐える金属(metal)、木(wood)、プラスチック(plastic)またはファイバーグラス(fiber grass)のような十分に堅い材料で作られている。ヨーク11の正確な形状は、それ自体が重要ではなく、使用者の上体に楽に係合(engage)でき、ゴルフスイングの間に使用者の動きをガイド(guide)及び調和(coordinate)させることができるあらゆる形状のものを用いることができるのが分かるだろう。例えば、ヨーク11の変形例としては、使用者に着せられて、背部に縫われた剛性を有する延伸ピース(rigid extension piece)を有する織物のベスト(vest)から構成できる。このような変形例では、剛性を有する延伸ピースが、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイント12を有している。
【0036】
図3及び図4を参照すると、ガイド・アッセンブリ19は、シャフト29とカム面(camming surface)33とほぼC形のハウジング(C−shaped housing)34とを具備している。シャフト29は、実質的に水平軸線で回転するためにジャーナル軸受け(journaled)され、一方の端部に固定して取り付けられた第1のベベルギア(bevel gear)30を有し、他方の端部に取り付けられたカムフォロア(cam follower)31を有している。第1のベベルギア30は、回転部材13に取り付けられた第2のベベルギア32と噛み合って(meshes with)いる。第2のベベルギア32の軸線は、回転部材13の回転軸線15と同じである。カム面33は、カムフォロア31に係合されている。ほぼC形のハウジング34は、互いに固定されて配列されたシャフト29及び回転部材13をジャーナル軸支している。ガイド・アッセンブリ19は、ターゲットライン17にほぼ平行な横方向の動きと回転とを回転部材13に同時に行わさせ、カムフォロア31がカム面33に接触しながら沿って回転するにつれて、回転部材13を水平面21に近づけたり、水平面21から離したりする。
【0037】
好ましくは、使用者がバックスイングをするにつれて、カム面33は、回転軸線15を中心にして約90°まで回転部材13を回転させながら、回転部材13をターゲットから離れる方向においてターゲットライン17とほぼ平行な横方向に約4.0インチ(10cm)に動かし、水平面21に向う方向に約0.75インチ(1.9cm)動かす。カム面33は、好ましくは、使用者がダウンスイング及びフォロースルーをするにつれて、回転軸線15を中心にして約180°まで回転部材13を逆回転させながら、回転部材13をターゲットライン17とほぼ平行な横方向における反対方向に約8.0インチ(20cm)動かし、水平面21から離れる方向に約2.5インチ(6.3cm)動かす。カム面33の形状及び/または長さを変えることにより、ゴルフスイング中の横方向及び垂直方向の動きの許容量を変更できるのが分かるだろう。好ましくは、カム面33は、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つときのゴルフスイングの部分[即ち、ダウンスイングの最下点(bottom)]の間においてカムフォロア31がカム面33に接触するところが比較的平ら(即ち、水平面21にほぼ平行)なほぼなだらかな弓状(arcuate)の輪郭を有している。
【0038】
図5は、ガイド・アッセンブリ19のより詳細な外見を提供している。ガイド・アッセンブリ19は、一対の第1のレール(first rail)35と、キャリッジ・アッセンブリ(carriage assembly)36と、プレート(plate)39と、一対の対向レール装着部(opposing rail mounts)42a,42bと、ドラム(drum)43と、ケーブル(cable)44とを更に具備している。一対の第1のレール35は、回転部材13の回転軸線15とほぼ平行に延びるように、ほぼC形のハウジング34内に装着されている。キャリッジ・アッセンブリ36は、一対の第1のレール35をガイド及び摺動自在に支持する一対のブッシング37を有している。キャリッジ・アッセンブリ36は、回転部材13の回転軸線15にほぼ垂直に延び且つターゲットライン17にほぼ平行に延びる一対の第2のレール38上に乗って(ride on)支持されている。一対の第1のレール35及び一対の第2のレール38が示されているが、単一の第1のレール35及び/または単一の第2のレール38を、それぞれの実例(instance)の中で用いることができる。プレート39は、前面(front surface)40と裏面(rear surface)41とを有している。プレート39の前面40は、カムフォロア31により係合されるカム面33を有している。このようにカム面33は、水平面21に対応してターゲットライン17にほぼ平行な横方向の回転部材13の動きを限定し且つ制限(limits)する。一対の対向レール装着部42a,42bは、プレート39の前面40から突出している。一対の第2のレール38は、プレート39の前面40にほぼ平行に固定された関係で一対の対向レール装着部42a,42bの間に装着されている。ドラム43は、シャフト29と同心的に装着されている。ケーブル44は、一対の対向レール装着部42a,42bの間に延びており、ドラム43と摩擦的に接触する。ケーブル44とドラム43との間の摩擦は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応してシャフト29を回転させる。
【0039】
スプリング(spring)45は、ガイド・アッセンブリ19のなだらかな操作を提供するために、ハウジング34とキャリッジ・アッセンブリ36との間において、一対の第1のレール35を囲んで配置されている。好ましくは、スプリング45は、ゴルフスイング練習装置が使用されていないときに、ヨーク11をアドレス位置の方向に動かす(seek)のに十分な抵抗を与えるだけでなく、ゴルフスイングの間に回転部材13が容易に水平面21に向かい及び水平面21から離れられるように、十分な圧縮性(compressibility)も有している。このようにヨーク11がスプリング45を用いて正しくバランスがとられている場合には、使用者は、本発明のゴルフスイング練習装置を用いてゴルフスイングを行うときに、ヨーク11の重さやあらゆる明らかな抵抗(appreciable resistance)を感じることがない。
【0040】
ガイド・アッセンブリ19′の更に他の好ましい実施例が図6に描かれている。この実施例では、回転部材13′がUジョイント(U−joint)48によるなどして相互に接続された上部(upper section)46と下部(lower section)47とを具備している。回転部材13′の下部47の回転軸線15′は、使用者の回転及び傾斜角(tilt angle)に適合するように調整でき、水平面21にほぼ垂直な上部46の回転軸線を同じ時間で維持した状態で、使用前に固定する。好ましくは、第2のベベルギア32は、回転部材13′の上部46の軸線上(axially)に配列する。
【0041】
図6のガイド・アッセンブリ19′においては、ゴルフスイング中の水平面21に対する回転部材13′の垂直方向の動きは、一対の第1のレール35の長手方向に延びる軸線の垂直な配列(vertical orientation)によって好ましくは決められ、垂直から外れている(第1の角度20及び/または第2の角度22が90°以外のとき等)回転部材13′の下部47の回転軸線15′によって決められるものではない。ガイド・アッセンブリ19′のこの形態は、ゴルフスイング中の水平面21に対する使用者の上方及び下方への動きが回転部材13′の下部47の回転軸線15′の配列に関係ない垂直面内に維持されるため、現状では好ましい。これに対して、図5に示すようにガイド・アッセンブリ19が形成された場合は、水平面21に対する使用者の上方及び下方への動きは、第1の角度20及び第2の角度22によって定められて(defined)、垂直方向のものからは外れる。
【0042】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、カム面33によって限定される動きを単純に逆にすることにより右利き及び左利きのゴルファーに用いられるために形成できるのが分かるだろう。好ましくは、ガイド・アッセンブリ19は、アルミニウム、鉄またはプラスチックのような堅くて耐性のある材料から作られている。使用者がゴルフスイングを行うときに、回転部材13が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、回転部材13の動きをガイドし且つ調和させる意図された機能を達成できるガイド・アッセンブリ19としては、多くの可能な形態があることが分かるだろう。
【0043】
図5及び図6に描かれるガイド・アッセンブリ19及び19′に用いられるドラム43及びケーブル44のシステムの形態は、図7により詳細に示される。ケーブル44の一方の端部は、一方の対向レール装着部42aに取り付けられ、プレート39の前面40にほぼ平行な横方向に延び、シャフト29の他方のレール装着部42bとの反対側においてキャリッジ・アッセンブリ36に装着された第1のベアリング49を回って曲げられている。そして、ケーブル44は、ドラム43に延びて該ドラム43を完全に右回りに巻き付けて(wrap)から、シャフト29の第1のベアリング49との反対側においてキャリッジ・アッセンブリ36に装着された第2のベアリング50に延びて該第2のベアリング50を回って曲げられている。そして、ケーブル44は、第2のベアリング50から延びて、他方のレール装着部42bに取り付けられている。上述したように、ケーブル44とドラム43との間の摩擦は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応してシャフト29を回転させる。
【0044】
ドラム43の直径は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応するシャフト29の回転角度によって決められる。カム面33に沿ってカムフォロア31が同じ距離を動くのに対応して、より大きいドラム43がより小さいドラム43と同じ角度だけ回転するわけではない。好ましくは、本装置で用いられるドラム43の直径は、使用者がバックスイングを行う際にシャフト29を90°回転させ、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に反対方向において180°回転させる。ドラム43は、フォロースルーの間よりバックスイングの間のほうが回転部材13をより多くまたは少なく回転させるように偏心した形状(eccentric shape)を有しているのが分かるだろう。ケーブル44をベルトまたはチェーンに容易に代えられるのが分かるだろう。
【0045】
示されたケーブル44及びドラム43は好ましいものではあるが、本発明の範囲において、ケーブル44及びドラム43のシステムの機能を同じように達成できる多くの変形例があることが分かるだろう。例えば、ラック(rack)とピニオン(pinion)の配置を用い、カムフォロア31の歯に噛み合う多くの歯を備えたカム面33でシャフト29を回転させる。また、カムフォロア31をカム面33と摩擦的に係合するゴムのような材料から作り、シャフト29を回転させる。シャフト29を回転させる機構(mechanism)は、本発明にとってそれ自体が重要ではなく、カム面33に対するカムフォロア31の動きに対応して、シャフト29の回転を調和するあらゆる方法が適しているのが分かるだろう。
【0046】
図1を参照すると、好ましい実施例においては、本発明のゴルフスイング練習装置は、ベース(base)51と、ベース51に接続されてベース51から延びた少なくとも一つの直立部(upright)52とを更に具備している。直立部52は、使用者に対して適切な配列でガイド・アッセンブリ19を支持するために、プレート39の裏面41に接続されている。変形例においては、壁に装着されることにより支持されてもよく、天井または他の頭上の構造体(overhead structure)から吊すことによるものでもよく、いくつかの他の支持構造体に取り付けることによるものでもよい。直立部52は、ほぼ水平に延びるアーム52aを有している。ガイド・アッセンブリ19は、プレート39の裏面の取付部材(attachment)によってアーム52aの一端に装着されている。ベース51の上方のアーム52aの高さは、好ましくは、直立部52及びアーム52aの接合部(junction)に位置する手段によって調整可能である。
【0047】
好ましい実施例では、直立部52は、第1の角度20と、第2の角度22と、回転部材13と水平面21との間の距離とが、使用者がゴルフスイングを行う前に調整できるようになっている。また、ガイド・アッセンブリ19は、第1の角度20と、第2の角度22と、回転部材13と水平面21との間の距離とが、使用者がゴルフスイングを行う前に調整できるように形成されている。このような調整能力(adjustability)で、ガイド・アッセンブリ19のハウジング34内への組立を容易にできることが当業者にとって分かるだろう。
【0048】
図1を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ベース51に接続されてベース51から延びるブレース(brace)53をオプションとして有することができる。ブレース53は、使用者がゴルフスイングを行う際に、使用者の少なくとも一方の足に接触して、その動きを制限する。好ましい実施例では、ブレース53の横方向の位置は、ベース51の横方向に設けられた対応する一列のブレースピン受入孔(brace pin receiving holes)55の一つにブレースピン54を挿入することにより調整することができる。更に、ブレース53の高さ及び配列は、旋回式クランプ・アッセンブリ(pivoting clamp assembly)56を用いて調整することができる。ブレース53は、ベース51に接続する必要はなく、ベース51から独立したフリー直立構造体(free standing structure)とすることができるのが分かるだろう。
【0049】
図8を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、伸縮ロッド(extensible rod)57、カプラ(coupler)61及びヒンジ(hinge)62もオプションとして具備している。伸縮ロッド57は、長手方向に延びる軸線(longitudinal axis)58、第1の端部59及び第2の端部60を有している。伸縮ロッド57の第1の端部59は、使用者の胸骨の中心近くに意図されるヨーク11の前方部分24の接続ポイント(connection points)28に枢軸動作可能に接続されている。カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンドを取り付ける。ヒンジ62は、カプラ61を伸縮ロッド57の第2の端部60に接続している。ヒンジ62は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58にほぼ垂直に配置されたピボット軸線(pivot axis)63を有している。好ましくは、ピボット軸線63は、ゴルフスイング練習装置10が使用されているときに、右利きの使用者の左手首(左利き使用者は逆)の中心線に近くなるように配置される。ピボット軸線63のこの位置は、ゴルフスイングを通して使用者の手首が正しい位置に維持されることを確実なものにする。
【0050】
好ましい実施例においては、伸縮ロッド57は、第1の端部59内で終端する上方部(upper portion)64と第2の端部60内で終端する下方部(lower portion)65とを具備している。上方部64及び下方部65は、長手方向に延びる軸線58に沿って互いの動きを許容するように摺動可能に接続されている。特に図8及び図9を参照すると、最も好ましい実施例においては、伸縮ロッド57は、いくつかのサブ部材(sub−components)を具備しており、これらのサブ部材は、長手方向に延びる軸線58に沿うその長さによって伸縮ロッド57を変えられるように協働し(cooperate)、長手方向に延びる軸線58上で下方部65に対する上方部64の選択的な回転の範囲と共にピボット軸線63を中心とする動きの選択的な範囲を規定する。図8及び図9に図示された最も好ましい実施例では、伸縮ロッド57の上方部64は、管状上方セクション(tubular upper section)66を具備しており、伸縮ロッド57の下方部65は、筒状中間セクション(cylindrical middle section)67及び下方セクション(lower section)68を具備している。管状上方セクション66は、開口端部(open end)69と閉塞した第1の端部(closed end)70とを有している。伸縮ロッド57の閉塞した第1の端部70は、使用者の胸骨の中心近くのヨーク11の前方部分24に枢軸動作可能に接続されている。筒状中間セクション67は、管状上方セクション66の開口端部69内に配置された一方の端部71と、伸縮ロッド57に形成された長手方向に延びる軸線58に回転軸線が一致するように下方セクション68に回転自在に接続された他方の端部72とを有している。伸縮ロッド57を構成する種々のサブ部材の協働について以下に説明する。
【0051】
図8及び図9により詳細に説明するように、第2の端部60で終端する下方セクション68の一部は、前述したカプラ61内の対向ヒンジプレート77の間のスペースによって形成されたスロットに嵌合される舌状部(tongue portion)73を有している。舌状部73は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58に垂直なピボット軸線63を有するヒンジ62によってカプラ61に接続されている。下方セクション68の反対側の端部は、長手方向に延びる軸線58に沿う円筒孔82を有している。
【0052】
中間セクション67の一方の端部は、チャンネル(channel)または溝と言われる周方向に延びる溝輪(circumferencial race)84を備えた円筒ポスト(cylindrical post)83で終端している。ポスト83は、下方セクション68内の円筒孔82内に滑り嵌めされている。クレビス(clevis)85は、中間セクション67に対して長手方向に延びる軸線58を中心とする下方セクション68の回転を許容した状態で、溝輪84と係合し且つ下方セクション68内の円筒孔82からポスト83が抜けるのを防止するように、下方セクション68内の開口部を貫通している。中間セクション67のポスト83と反対側の端部に取り付けられているのは、第2のブッシング(second bushing)86である。
【0053】
上方セクション66は、開口端部(open end)69と閉塞した第1の端部(closed end)70とを具備している。中間セクション67は、管状上方セクション66の開口端部69に滑り嵌めされ且つ第2のブッシング86上の管の内壁上に載置されている。伸縮ロッド57の長さは、上方セクション66に対して中間セクション67をスライドさせることにより、長手方向に延びる軸線58に沿って変えることができる。好ましくは、上方セクション66内の中間セクション67の配向は、上方セクション66の開口端部69に取り付けられた螺子付きカラー・ピース(collar piece)87によって維持されている。螺子付きカラー・ピース87は、中間セクション67が上方セクション66から抜け落ちるのも防止している。上方セクション66の閉じられた第1の端部70は、第1の端部59内で終端している。好ましくは、真鍮(brass)で形成される第2のブッシング86及びカラー・ピース87を除いて伸縮ロッド57の全体は航空機用アルミニウムで形成されている。しかしながら、伸縮ロッド57は、あらゆる剛性のある材料によっても事実上形成できる。所望の場合には、中間セクション67に対する下方セクション68の回転を制限するために、ロッキング・ピン88を下方セクション68及びポスト83を通して開口部に選択的に挿入することができる。
【0054】
本発明に適した伸縮ロッド57は、可能な形態が多数あることが分かる。例えば、伸縮ロッド57は、形状が直線である必要はなく、ある程度のカーブを有していてもよい。もし、伸縮ロッド57がカーブを有していれば、長手方向に延びる軸線58は、第1の端部59から第2の端部60に延びる線として規定される。ゴルフスイングのある特性(certain attributes)を練習するには、伸縮ロッド57は、下方セクション68に対する筒状中間セクション67の回転の範囲を制限するためのストップ(stop)(図示せず)を更に有する。更に、伸縮ロッド57の機能性は、好ましい実施例で示された以外の特徴ある構成要素の形状を用いて達成できるのが分かる。
【0055】
図10を参照すると、好ましい実施例においては、カプラ61は、伸縮ロッド57の下方セクション68の舌状部73にヒンジ62によって接続されたアリゲータ・クランプ・アッセンブリ(alligator clamp assembly)74を具備している。ヒンジ62は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58に対して垂直に配置されたピボット軸線63を有している。好ましい実施例では、ヒンジ62は、ヒンジ62に対してもたれかかり(bear)、伸縮ロッド57に対してピボット軸線63を中心にカプラ61が回転する際に可聴的なクリック(audibule click)を発するスプリング負荷式留め部材(spring−loaded detent element)を更に有している。
【0056】
特に図10を参照すると、最も好ましい実施例においては、本発明のゴルフスイング練習装置10のカプラ61は、上方ジョー(upper jaw)75及び下方ジョー(lower jaw)76を具備しており、これらは、従来の全ての寸法のゴルフクラブのグリップエンドにクランプ可能なアリゲータ・クランプ・アッセンブリ(alligator clamp assembly)を形成するために、一対の対向ヒンジプレート77に一方の端部がそれぞれ分離して接続されている。対向ヒンジプレート77の間のスペースはスロットを形成している。ヒンジプレート77とは反対側の上方ジョー75及び下方ジョー76の端部の内部には、好ましくは、複数の隆起部(ridges)78が設けられており、これら隆起部78は、アリゲータ・クランプ・アッセンブリ74の上方ジョー75及び下方ジョー76が互いに向って押されたときに、ゴルフクラブのグリップエンドに摩擦係合するように配向されている。隆起部78は、皮,ゴム等の一般的に形成されるゴルフクラブのグリップの弾性材料に損傷を与えずに食い込んでいく刃のない歯(blunt teeth)として働く。好ましくは、上方ジョー75及び下方ジョー76は、ゴルフクラブのグリップエンドの最後(last)の約2インチ(5cm)を超えない部分と摩擦係合しており、本装置を使用する際に使用者が握るのに利用できるグリップの実質的な部分を残している。上方ジョー75及び下方ジョー76は、好ましくは、硬質プラスチックまたは航空機用アルミニウムにより形成されており、グリップの一部が上方ジョー75及び下方ジョー76の一部で占められても、装置を使用するときに使用者がゴルフクラブを楽に握れるようにスリムな輪郭形状(profile)を有している。
【0057】
図9に示された実施例においては、上方ジョー75には、螺子孔によってその中間点で二分される上方ピン79が設けられている。下方ジョー76には、螺子孔より僅かに直径が大きい螺子が形成されていない孔(smooth boar)によってその中間点で二分された下方ピン80が設けられている。クランピングピン(clamping pin)81のねじ切りされた端部は、螺子が形成されていない孔(smooth boar)を貫通して螺子孔に係合している。クランピングピン81のねじ切りされた端部が螺子孔に螺合される際に、クランピングピン81のヘッド(head)は下方ジョー76を押し、これにより、アリゲータ・クランプ・アッセンブリ74の上方ジョー75及び下方ジョー76が互いに向って締め付けられ、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドにしっかりと取り付ける。
【0058】
上述したカプラ61の好ましい形態は、本発明に用いる好適な1つの可能性のある形態に過ぎず、カプラ61の他の形態を用いることができる。例えば、カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンド上にスライドして、しかも摩擦係合する弾性材料で形成されたソケットを具備することができる。また、カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンド上を容易にスライドし且つ、締め付けられるにしたがってゴルフクラブのグリップエンドを締め付けるねじ切りされた留め具(fasteners)を用いてゴルフクラブのグリップエンドに取り付け可能な寸法の剛性を有するカラー(collar)を具備することができる。本質的には、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドにしっかりと取り付ける手段と、カプラ61がヒンジ62により伸縮ロッド57の第2の端部60に接続されるのを許容するソース(source)とを有する形態であればいかなるものでも適している。
【0059】
装置を使用する好ましい方法
本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフクラブを用いても用いなくても、ゴルフボールを用いても用いなくても、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリを用いても用いなくても、並びにオプションのブレース53を用いても用いなくても使用することができる。本装置は、ゴルフクラブ、ゴルフボール、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ、並びにオプションのブレース53を用いずに使用するときであっても、使用者は、正しいゴルフスイングの実施に含まれる回転、横方向及び垂直方向の動きを練習するための本装置を用いることにより簡単に十分な利点が得られる。本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させるので、本装置を用いていくらかのゴルフスイングを行った後には、使用者の筋肉は、正しいゴルフスイングの動きをするのに慣れるようになる。
【0060】
ゴルフクラブ、ゴルフボール、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ並びにオプションのブレース53を用いることなく本発明のゴルフスイング練習装置10を使用するために、最初に、使用者は、彼または彼女の上体をヨーク11内に楽に配置する。好ましい実施例では、ヨーク11は、使用者の胸にほぼ隣接して配置されることが意図される前方部分24と、使用者の背中にほぼ隣接して配置されることが意図される後方部分25と、前方部分24と後方部分25とを接続する接続部分26とを有しており、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置することが意図される取付ポイント12に延びている。ヨーク11内に彼または彼女の上体が配置され係合された状態で、使用者は、ゴルフボールが配置された所定位置18から離れ且つ所定位置18に対向して楽なスタンス(stance)をとる。使用者の足は、ゴルフボールが置かれた所定位置18を通過するターゲットライン17と垂直な仮想水平線に跨ってターゲットライン17とほぼ平行に置くべきである。使用者の両腕及び両手の位置は重要ではないが、好ましくは、あたかも使用者がゴルフクラブを握っているように使用者の両手を軽く握りしめた状態でゴルフボールが配置された所定位置18の方向に彼または彼女の体から離れるように、使用者の両腕を延ばす。使用者は現在アドレス位置にある。
【0061】
使用者は、彼または彼女の腰及び上体を目的のターゲットから離れる方向に回転すると同時に彼または彼女の両腕をゴルフボールが置かれた所定位置18から離すように動かすことにより、ゴルフスイングを始める。このゴルフスイングの最初の部分はバックスイングと呼ばれる。ゴルフスイングのバックスイングの部分の間に、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きをガイド及び調和させる。ヨーク11は、ゴルフスイングの間、使用者の上体が正しい位置を通るようにガイドし、使用者の両肩がアドレス位置からまたターゲットから離れる方向に好ましくは約90°回転させる同時に使用者の上体を中心とする軸線を、ターゲットから数インチ離れて水平面21に向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向に動かして回転させる。ヨーク11は、使用者がバックスイング中において、彼または彼女の上体が誤った位置(incorrect position)に入るように動くのを防ぐ。
【0062】
バックスイングのトップでは、使用者の両肩は、好ましくは、ターゲットから離れる方向にアドレス位置より約90°の位置へ回転している。本発明のゴルフスイング練習装置10の何人かの使用者においては、アドレス位置から彼らの両肩が柔軟に90°回転されないことが分かる。しかしながら、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフスイングの間に、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きを調和及びガイドさせるので、どんな回転角度においても、使用者は達成することができ、本装置は、使用者の体を正しい関係位置(relative position)に維持する。本装置の使用を通して、何人かの使用者は、時にターン(turn)と呼ばれる90°のフル回転(full 90°rotation)を行うのに必要な柔軟性が発達するのが分かるだろう。本装置は、体をひねる(twisting)ことなく、より完全な体のターンを促進するので、背中の緊張(back tension)を減少させる。
【0063】
バックスイングのトップから、使用者は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行う。ダウンスイングに含まれる動きは、本質的(in essence)にバックスイングに含まれる動きの反対である。ダウンスイングの間、使用者の両肩は、目的のターゲットの方向においてアドレス位置に向かって反対方向に回転する(counter−rotate)。本発明のゴルフスイング練習装置10は、ダウンスイングの間に、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させる。ヨーク11は、使用者の上体が誤った方法で動くのを防ぎ、使用者に調和された方法でダウンスイングに含まれる動きを行わさせる。ダウンスイングの間、使用者の上体は、回転軸線15を中心にアドレス位置に向かう方向に戻るように回転し、同時に、ターゲットライン17とほぼ平行なターゲットの方向における横方向に向かい且つ水平面21から離れるように動く。
【0064】
ダウンスイングの最下点では、使用者は実質的にアドレス位置に戻っている。この点では、使用者の動きは、ゴルフスイングのフォロースルーの部分に移っている。ゴルフスイングのフォロースルーの部分の間では、使用者の両肩は、好ましくは、バックスイングのトップの位置から約180°まででアドレス位置から約90°まで目的のターゲットの方向に回転を続ける。話は戻って、何人かの使用者は、フルターン(full turn)を行うのに必要な柔軟性を最初は持つことがないが、このような柔軟性は、本装置を繰り返して使用することを通して発達させることができる。フォロースルーの間では、使用者の上体は、回転軸線15を中心にターゲットに向かって回転を続け、同時に、ターゲットライン17とほぼ平行なターゲットの方向における横方向に向かい且つ水平面21から離れるように動く。
【0065】
繰り返されるスイングを通して、使用者の筋肉は、本発明のゴルフスイング練習装置10によってガイド及び調和されて、ゴルフスイングを行うことに慣れるようになる。最初に、使用者は、誤った方法で彼または彼女の上体を動かそうとすると、ヨーク11に対する圧力(pressure)に耐える(bear)ことになる。しかしながら、彼または彼女の上体をヨーク11内に配置した状態で何回かスイングした後には、使用者は、正しいゴルフスイングの実施に含まれる動きに慣れるようになるだろう。本装置をしばらく使用した後には、使用者は、ヨーク11に対するいかなる重要な圧力にも耐えることなく、ゴルフスイングを行えるようになるだろう。本装置を使用すると、使用者はこれらの動きの型にはまり(grooves)、これは、彼または彼女が本装置を使用しないときにゴルフコース上で確信して繰り返すことができる正しいゴルフスイングの「筋肉の記憶(muscle memory)」を使用者の筋肉が獲得したことを意味する。
【0066】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、初心者のゴルファー(novice golfers)にゴルフスイングに含まれる動きを行う方法を教えるのに便利である。また、今まで得てきた型にはめられたスイングの欠陥または欠点を時間をかけて判明させて直すために本格的に(regularly)ゴルフをする人達を手助けするのにも便利である。本装置は、調和された方法において同じ動きを行うように使用者を訓練するので、本装置は、活動を休んでいた時期の後にゴルフスイングを早く回復(regain)及び復帰(restore)させるためにゴルファーを手助けするのにも便利である。更に、本装置は、ゴルフスイング中に使用者の上体を正しい位置で保持するので、本装置は、訓練されたゴルフの教習プロ(trained golf teaching professional)に教習を受けている状態で、ゴルファーが様々な位置で止まったり保持したり(stop and hold various positions)できるようにするのに便利である。
【0067】
好ましい使用方法においては、使用者は、実際のプレイで用いる使用者の複数のゴルフクラブの1つを握ってスイングしながら本発明のゴルフスイング練習装置10を用いる。この方法で本装置を使用するために、使用者は、ゴルフクラブのグリップエンドを簡単に楽に握り、目的のターゲットの反対側におけるゴルフボールが置かれる所定の位置18の近くにゴルフクラブのヘッドを置く。そして、使用者は、彼または彼女の上体がヨーク11に係合されて配置された状態で、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーの実施に含まれる複数の動きを行う。
【0068】
より好ましくは、使用者は、本装置を使用しながら、ゴルフボールも用いる。使用者は、ターゲットライン17上の目的のターゲットの反対側における所定位置に置かれたゴルフボールの隣にクラブヘッドを置き、そして、彼または彼女の上体をヨーク11に係合させた状態で、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーの実施を含む複数の動きを行う。ダウンスイングの最下点で使用者はゴルフクラブでゴルフボールを打つ。本装置を用いたゴルフスイングの練習の後に、ゴルファーは、本発明のゴルフスイング練習装置10による正しいゴルフスイングを通して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きがガイド及び調和されて、ゴルフボールを打つゴルフクラブを見て、聞いて、感じることができるだろう。
【0069】
接触の感覚(sense of touch)は、ゴルフのゲームにとって非常に重要である。練習装置の感覚を、使用者自身のプレイ用クラブを握った状態で使用者が持つ感覚に移行させるのは、使用者にとって時として難しいものである。本発明のゴルフスイング練習装置10は、彼または彼女自身のプレイ用クラブを握った状態でゴルフボールを打つ練習を使用者ができるので、特に便利である。そのため、本発明のゴルフスイング練習装置10を使用することにより、使用者にとって、練習装置の感覚を使用者自身のプレイ用クラブの感覚に移行させる試みは必要なくなる。
【0070】
オプションの伸縮ロッド57及びカプラ57アッセンブリを用いたゴルフスイングの練習のために本発明のゴルフスイング練習装置10を使用するには、使用者は、ヒンジ62のピボット軸線63をゴルフクラブのフェースの水平溝とほぼ垂直に固定するように、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドに取り付ける。基本的なゴルフスイングを習得した使用者は、ターゲットライン17に対するゴルフボールの回転を垂直から意図的に変えるフェード(fades)またはドロー(draws)のような特別なショットを練習するために、ヒンジ62のピボット軸線63とゴルフクラブのフェースの水平溝との間の固定された関係を変えられることが分かるだろう。いずれにしても、使用者は、ゴルフクラブのグリップの覆われていない部分を主に(predominantly)楽に握る。カプラ61の輪郭は比較的細いので、ゴルファーの握り(grip)の一部分は、カプラ61上になる。そして、使用者は、ゴルフボールの目的のターゲットの反対側にゴルフクラブのヘッドを置いた状態でアドレス位置を推定する(assumes)。
【0071】
図11〜16は、ゴルフスイングを行うために、ゴルフクラブ90のグリップエンドにオプションの伸縮ロッド57及びカプラ61が取り付けられた状態で右利き使用者89が本発明のゴルフスイング練習装置10を使用している様子の一連の正面図である。本発明のゴルフスイング練習装置10の使用者89によって行われるゴルフスイングに含まれる横方向及び垂直方向の動きを証明(demonstrate)するために、固定垂直基準線(fixed vertical reference line)A−A及び固定水平基準線(fixed horizontal reference line)B−Bが図11〜16に付加され、これにより、このような基準線と、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12との間の関係は、使用者89がゴルフスイングを行いながら観察することができる。
【0072】
図11では、使用者89は、地上の所定位置で静止したゴルフボール92に対向している。使用者89の上体91は、ヨーク11内に配置されて係合されている。図11では、固定垂直基準線A−Aと固定水平基準線B−Bとが、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12で交差している点に注意されたい。取付ポイント12は、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置している。ヨーク11の後方部分25は、使用者の背中に接触して止まっており、このような状態で、取付ポイント12は、スイングを通して使用者の両肩に対して同じ位置に維持される。好ましくは、回転軸線15は、少なくとも使用者の回転する部分を貫通している。
【0073】
アドレス位置の間では、ヒンジ62は、使用者がゴルフクラブを上げ下げするのを許容するので、クラブヘッドの底部と地表との間のライ角(lie angle)は、使用者のスタンスに適合させるために変えることができる。一旦、楽なスタンスが得られたら、使用者は、両肩及び腰をターンし、ターゲットライン17に沿って最初にゴルフボールから離れるようにゴルフクラブを回転することにより、バックスイングを始める。ゴルファーが出会う通常のスイングの欠陥の1つは、腕の筋肉を用いること並びに/または手首及び/若しくは肘の関節を曲げることにより、ゴルフクラブのヘッドを地表から離して上げることにより、ゴルファーが最初にバックスイングを行うことである。ヒンジ62に結合された伸縮ロッド57は、使用者が腕の筋肉を用いること並びに/または手首及び/若しくは肘の関節を曲げることにより、最初にバックスイングを行うのを防いでいる。それに代わって、使用者は、ターゲットから離れ水平面21に向かってターゲットライン17とほぼ平行な横方向に上体を動かすと同時に使用者の体を回転させることを含むバックスイングを行うことを学ぶ。右利き使用者にとって、ブレース53(図11では図示せず)は、使用者の右足が回転運動が許容されるのと同時にあらゆる横方向の動きが行われるのが抑えられるようにオプションとして用いることができ、これにより、使用者の上体及び腰が回転できる柱(post)を作る。左利き使用者にとって、ブレース53は、使用者の左足の動きを抑えるために用いる。
【0074】
使用者がバックスイングを行い続けて目的のターゲットから離れる方向へのターンを完了すると、ヨーク11に取り付けられた伸縮ロッド57は、使用者の両腕が、相互に及び使用者の上体、特に使用者の胸骨に対して正しい位置で共に動き続けるように作動する。他の通常のスイングの欠陥は、肘の曲げ、特に右利きゴルファーにとって左肘の曲げを含んでおり、これは、ゴルフクラブを誤った位置に入れてしまう(get into)。伸縮ロッド57は、右利き使用者が誤った態様で肘を曲げるのを防ぎ、回転の遠心力(centrifugal force)が使用者の左腕を延ばす(左利き使用者の右腕を延ばす)のを可能にする。伸縮ロッド57は、回転及び遠心力により形成される最大クラブヘッド速度(maximize club head speed)が求められる遠心力が損なわれるのも防ぐ。
【0075】
図12は、本発明のゴルフスイング練習装置10を使用しながらバックスイングを行うプロセス(process)にある右利き使用者89を示している。使用者89の上体91は、使用者89及びゴルフクラブ90がゴルフボール92から離れるように回転するにつれて、目的のターゲットから離れるように回転する。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、ターゲットから離れる方向において固定垂直基準線A−Aの交差点から横方向に動き、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、水平面21に向かっても動いており、これにより、現在は固定水平基準線B−Bの下にあることに注意されたい。
【0076】
使用者がバックスイングのトップに近づくにつれて、伸縮ロッド57とカプラ61との間のヒンジ62は、スイングの適切な位置における適切な面内で使用者が彼または彼女の手首をコックする(cock)のを可能にする。体全体のターンを促進(encouraging)することにより、バックスイングのトップで、ゴルフクラブは、好ましくは、ゴルフクラブのシャフトがターゲットライン17とほぼ平行になるように配列されだろう。右利き使用者においては、左肘の関節は、バックスイングのトップにおいて右肘の関節よりも高くなるだろう。これは、本発明のゴルフスイング練習装置10が、バックスイング中に使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させるのにつれて現れる正しい位置である。
【0077】
図13は、バックスイングのトップでの右利き使用者89を示している。バックスイングのトップでは、ゴルフクラブ90のシャフトは、好ましくは、ターゲットライン17とほぼ平行である。バックスイングのトップでは、使用者89の両肩は、ターゲットから離れる方向においてアドレスの位置から約90°の位置に回転する。バックスイングの間に、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bのそれぞれの右及び下方にその位置から見えるように、水平面21に向かってターゲットライン17とほぼ平行な横方向に目的のターゲットから離れるように動く。
【0078】
バックスイングのトップから、ゴルフクラブのヘッドは方向を逆に変え、最後にゴルフボールと衝突する軌道に沿って動き始める。この動きは、バックスイングを完了して(好ましくは、アドレス位置から両肩で約90°まで、腰またはウエストで約45°まで)ボールに向かって戻すように回すために、予めターンを行った使用者の体によって最初(primarily)は生じる。使用者の体がゴルフボールに向かって戻るように回転するにつれて、重力及び遠心力は、使用者の両腕を最初のアドレス位置に向かって戻すように動かす。ヨーク11は、使用者の上体に接触して、スイング中の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させる。回転軸線15を中心とする使用者の腰、上体及び両腕の回転により生じる遠心力は、スイング軌道(swing path)と呼ばれる孤(arc)上でゴルフクラブヘッドを加速させる。本発明のゴルフスイング練習装置10は、クラブヘッドがゴルフボールに接触するときに、ターゲットライン17にほぼ沿ってクラブヘッドのスイング軌道を維持する。
【0079】
図14は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行うプロセスにある右利き使用者89を示している。ゴルフクラブ90は、使用者89がアドレス位置に向かって戻るように回転するにつれて、ゴルフボール92に向かって加速する。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、使用者89が彼または彼女の腰及び上体91をターゲットの方向においてアドレス位置に向かって戻すように回転するにつれて、水平面21から離れてターゲットの方向においてターゲットライン17とほぼ平行に動くことに注意されたい。
【0080】
ゴルフクラブのヘッドは、ターゲットライン17とほぼ平行なバックスイングのトップの位置から、ゴルフクラブのシャフトがターゲットライン17とほぼ垂直になるダウンスイングの最下点の位置にゴルフクラブヘッドのシャフトが動くにつれて加速する。オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリを一緒に備えた本発明のゴルフスイング練習装置10は、ターゲットライン17に対して比較的直角な位置にゴルフクラブのフェースが維持されるのを確実にする。伸縮ロッド57及びヒンジ62だけがゴルフクラブを正しい軸線上で動かすので、ゴルフクラブのフェースの水平溝は、ゴルフクラブヘッドのフェースがゴルフボールに接触した状態でターゲットライン17にほぼ直角または垂直に維持される。また、本装置は、ゴルフクラブのヘッドで付与された遠心力を最大にするために必要な遠心力を損なうように使用者が動くのも防ぐ。
【0081】
図15は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分からゴルフスイングのフォロースルーの部分に移行する右利き使用者89を示している。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bによってそれぞれ二分された位置に戻る。ゴルフスイングのこの位置で、ゴルフクラブ90のヘッドは、ゴルフボール92に衝突してエネルギーを移し始める。
【0082】
使用者がスイング回転を続けると、ゴルフボールは、クラブヘッドのフェースから跳ね出て(spring off)、ターゲットの方向に飛ぶ。使用者は、正しく打たれたゴルフボールがどのように見え、聞こえ、感じるかを、即座に見て、聞いて、感じるだろう。使用者は、フォロースルーと呼ばれる回転運動でゴルフスイング回転を終える。バックスイングで、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の両腕をゴルフクラブに対して正しい位置にガイドし、使用者にターゲットに向かって一杯にターンを行うように指導する(teach)。
【0083】
図16は、ゴルフスイングのフォロースルーの部分を行うプロセスの間にある右利き使用者89の位置を示している。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、現在、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bのそれぞれの左及び上方に来てるのに注意されたい。本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフスイングを通して、使用者89の上体の回転、横方向及び垂直方向の動きをガイド及び調和させる。
【0084】
好ましい実施例では、伸縮ロッド57は、下方部65に対し長手方向に延びる軸線58上で自由に回転する上方部64を有している。長手方向に延びる軸線58に沿うこの回転を許容することにより、使用者は、ゴルフスイング中にクラブフェースでゴルフボールを打つ際に、正しいターンを伴って彼または彼女の手首及び両腕を回転する(rotate)または回す(roll)ことを学ぶことができる。一旦、筋肉運動知覚(kinesthesia)[即ち、感覚認知(sensory perception)を通した感覚または筋肉の記憶(muscle memory)による]を通して学べば、この技術は、手首を回すことなく、使用者がスイングより大きな力で更にゴルフボールを打つことを可能にする。ゴルフスイングを行う方法を学び始めたばかりの使用者または予め型にはまったスイング欠陥を直す使用者にとって、ロッキング・ピン88は、好ましくは、正しい技術(mechanism)のスイングを学んで型にはめるまで、下方部65に対し伸縮ロッド57の上方部64の回転を制限するために用いることができる。このため、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者が練習中におけるある種のスイング欠陥を指摘(adress)するために、スイングの種々の局面を抽出する(isolate)ことを可能にする。ゴルフスイング練習装置10は、できるだけ多くの使用者の感覚を含ませることを意図している。ゴルフスイング練習装置10は、正しくスイングを行っている間に、使用者が彼または彼女の両腕、体及びゴルフクラブがあるべき所を見る視覚的参考(visual reference)を備えている。更に、ゴルフスイング練習装置10は、使用者が使用者の上体とヨーク11との間の接触と共に彼または彼女自身の実際のプレイ用ゴルフクラブの握りを使用者に感じさせることによる使用者の接触感覚または筋肉運動知覚(kinesthesia)を含んでいる。更に、使用者は、正しく打たれたゴルフボールがどのように感じ聞こえるかを感じて聞くことができる。好ましい実施例では、ヒンジ62は、ゴルフスイング中にヒンジ62がそのピボット軸線63を中心に旋回するときに可聴的なクリック(audibule click)を提供するスプリング負荷式留め部材(spring−loaded detent element)を有している。もしゴルフスイングが正しく行われていれば、使用者が各時に同じ位置にあるときに、留め部材のクリックが聞こえるだろう。
【0085】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者のあらゆる実際のプレイ用クラブにも取り付けられるのが分かるだろう。したがって、使用者は、前述したように、ドライバー(driver)からサンドウェッジ(sand wedge)までのそれぞれ及び全部のプレイ用クラブでゴルフスイングを練習してゴルフボールを打つことができる。本装置は、ピッチショット(pitch shots)及びチップショット(chip shots)を行うためのフルスイングを練習するのに用いることができる。更に、本装置は、パッティング・ストローク(putting stroke)を練習するために用いることもできる。
【0086】
オプションのブレース53を用いるために、ブレース53は、対応するブレースピン受入孔(brace pin receiving holes)55にブレースピン54を挿入することによりベース51に接続される。そして、ブレース53は、使用者の両足または腰のいずれか一方の適当な位置に接触するように、旋回式クランプ・アッセンブリ56を用いて調整する。与えられた時間(given time)で使用者に与えられる教習のタイプによっては、ブレース53は、下方の向こうずね(shin)から使用者の腰までの使用者の両足のいずれか一方のあらゆる位置に接触させることができる。ブレース53は、スイング中に基準位置(reference point)として使用者に何かもたれかかるもの(something to bear against)を与えるために主として用いられ、これは、フルスイングの動力(dynamics)をベースとした安定した基礎(foundation)を使用者が作るのを手伝う。ブレース53は、使用者がゴルフスイング中に上体に対して使用者の下半身(lower body)を分離する(isolate)のを助けることができる。
【0087】
ある面において、ゴルフスイングを正しく行うことを学ぶことは、ピアノのような音楽器具の演奏を学ぶことに似ている。両器具共に、人は、ターゲットとするゴールを達成するために必要な肉体的動作を正しく行うために、しっかりした練習に従事(engage)しなくてはならない。ピアノの演奏を学ぶ場合には、人は、音楽を奏でるために、正しい状態で正しいキーを指で打つ訓練をしなければならない。正しくゴルフスイングを行うことを学ぶ場合には、人は、ゴルフボールを正しく打つために、スイング中に常に正しいポジション(position)で体全体を動かす訓練をしなければならない。2つの動作の間の原理的な相違は、最も音楽的な器具(most musical instruments)に比べて、ゴルフスイングにおいては、物体としての「キー(keys)」またはポジションが欠けていることを含んでいる。ピアノのキーは、目に見え、固定された場所にあるので、見付けやすく、ピアノの演奏を学ぶことにより、基準ポイント(reference point)として用いることができる。更に、間違ったキーを打ったときは、人は、聴覚的に誤りを検出して打ち直すことができる。これに対して、ゴルフスイングを行うのを学ぶ者は、物体的なポジションであるキーまたは他の手助けしてくれる(consult)基準ポイントを有していない。あらゆる固定された視覚的、聴覚的または触覚的(tactile)なガイド(guidance)無しにスイングポジション(即ち、「キー」)を見つけなければならない。更に、ゴルファーにとって、正しく打たれたゴルフボールと正しく打たれなかったそれとの違いを認識するのは時々難しい。
【0088】
本発明のゴルフ練習装置は、ゴルフスイングにおいて適切で反復可能で首尾一貫したポジションに位置させて使用者が用いることができる物体的な「キー」のセットを提供する。更に、本発明のゴルフスイング練習装置10を用いて正しく行われた「キー」ポジションを練習及び学習をした後には、使用者は、彼または彼女のゴルフゲームを向上して改良することができる正しく行われたスイングの変化(variation)を練習して履行するために本装置を用いることができる。ピアノに類推して続けると、ゴルフスイングの変化を学ぶ使用者の能力(ability)は、様々な創作方法(interpretive way)[例えば、長い音符、クレッシェンド(crescendo),スタッカート音符(staccato notes)及びその他の創作的な動き(interpretive moves)]でピアノのキーを打つことを学ぶピアニストに似ている。低いスコアを達成するための本質となるゴルフの創作的ショットは、スイングのテンポ(tempo)、ショットの柔らかさ、グリップの圧力、スイング軌道に対するクラブのブレードの角度及び他の小さい調整のようなものを変えることを含んでいる。しかしながら、全ての場合において、使用者がスイングのための基準ポイントとしての役割を果たすポジションまたは「キー」の一貫した組を有することが本質的なことである。
【0089】
本発明の好ましい実施例による好ましいゴルフスイング練習装置10は、スイングを行う前に使用者が第1の角度20及び第2の角度22を調整するのを可能にする。調整具は、ガイド・アッセンブリ19を支持する直立部52内部、またはガイド・アッセンブリ19それ自体の内部に作ることができる。第1の角度20及び第2の角度22の調整により、使用者は、スピンアングル(spin angle)と呼ばれるアドレス位置でゴルフボールに向かって前方にゴルファーが腰を曲げる角度を調整でき、チルトアングルと呼ばれるターゲットに向うまたは離れるいずれか一方にゴルファーが腰を曲げる角度も調整できる。
【0090】
本発明の他の特徴は、ゴルフのプレイの中断またはその他の活動しない時期(periods of inactivity)の後に、正しいスイングを早く復活させるために本装置を用いる使用者の能力を含んでいる。通常、ゴルフスイングにおいては、基準のフレーム(frame)としての役割をする物体的なキーはないので、ゴルフクラブを数日間スイングしないゴルファーは、正しいスイングポジションの感触または筋肉運動知覚(kinesthesia)を失い始める。しかしながら、本発明のゴルフスイング練習装置10を用いることを通して、ゴルファーは、中断後であっても、比較的短い時間の練習後に道理に合った出き栄え(reasonable performance)を取り戻すことができる。なぜなら、本装置は、正しく行われるゴルフスイングの「キー」またはポジション及び動きをゴルファーが思い出すのを助けるからである。ゴルフスイングのために筋肉の記憶を即座に回復し、筋肉の調子(tone)を維持することは、ゴルフゲームのゴルファーの楽しみを高めて、ゴルフコース上でのゴルファーの自信を高めることができる。
【0091】
付加された利用及び修正は、本技術の当業者にとって容易に行えるものである。そのため、本発明は、それより拡大する局面において、ここで示され説明された明白な詳細及び好ましい例示に限定されるものではない。したがって、添付された請求の範囲及びそれと同等なものにより限定された通常の発明のコンセプト(concept)の精神または範囲から離れることなく、様々な修正が行われるものである。
技術分野
本発明は、ゴルフスイング練習装置(golf swing training device)に関するものであり、特に、ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし(guide)且つ調和させる(coordinate)ゴルフスイング練習装置に関するものである。
【0002】
技術背景
ゴルファーがゴルフスイングを正しく行っているときは、比較的高速で動くゴルフクラブヘッドの比較的平らなフェースが、地上または地表近くで静止しているゴルフボールに衝突する。衝突の力により、ゴルフボールはゴルフヘッドのフェースに対して圧縮され、いくらか一時的に変形を被る。ゴルフボールの質量(mass)は、動いているクラブヘッドの質量よりも十分に(significantly)小さいので、衝突によりゴルフボールはクラブヘッドによって加えられた力の方向に加速し始める。クラブヘッドのフェースは、通常、垂線(vertical)から所定角度数で傾斜されて(lofted)おり、水平な複数の溝(grooves)が刻まれている。クラブヘッドのフェースの水平溝は、圧縮時に比較的柔らかいゴルフボールのカバーにかみ合い(engage)、ゴルフボールがフェースを滑り上がる(sliding up)のを防いでいる。ゴルフボールが圧縮から戻り(decompresses)、クラブヘッドのフェースから跳ね出る(spring off)際に、クラブのロフト角(loft angle)に結合した水平な溝は、逆回転(backward spin)及び上昇軌道(rising trajectory)を摩擦的(frictionally)にゴルフボールに付加する。正しく打たれたゴルフボールの回転軸線は、ゴルファーがゴルフクラブでゴルフボールを打つポイントから目的のターゲットの方向に水平に延びる仮想線(imaginary line)であるターゲットライン(target line)に対して実質的に直角となる水平である。クラブヘッドのフェースを滑り上がった後に、ドラッグ(drag)を減少させ上昇性(lift)を高めるように通常にディンプルが形成された(dimpled)正しく打たれたゴルフボールは、風等の他の力による影響を受けないと仮定すれば、所望の距離を所望の方向に飛んで、目的のターゲット(target)において地上で再び静止する。
【0003】
ゴルフボールは、ゴルフスイングの間、短い時間だけクラブヘッドのフェースと接触することが分かるだろう。しかしながら、もし、ゴルフボールがターゲットラインを含む垂直面を通常飛ぶことを意味する目的のターゲットへの真っ直ぐな軌跡でゴルフボールを飛ばすには、ゴルフボールがゴルフクラブに接触するこの短い時間を通して、クラブフェースの水平溝がターゲットラインに対して実質的に垂直(即ち、直角)になるように、ゴルファーはクラブヘッドを維持しなければならない。まっすぐなショット(shot)を打つためには、クラブフェースがボールに接触する間にターゲットラインに沿って実質的に動くように、ゴルファーはゴルフクラブの動きを維持しなくてはならない。そして、多くのゴルフショットにおいてそうであるように、目的のターゲットに飛ばすためにゴルフボールに十分な力を付与するために、ゴルファーは、ボールとの衝突における時間に対する速度の率を比較的高くしてクラブヘッドを動かさなければならない。
【0004】
ゴルフスイングが説明したように正しく行われていない場合、ゴルフボールは、目的のターゲットへの通常の真っ直ぐな軌跡上を飛ばない。例えば、ゴルフクラブのヘッドでゴルフボールを打つときに、クラブフェースの水平な溝がターゲットへのラインに対して実質的に垂直でなければ、ゴルフボールの回転軸線は、ターゲットラインに対して実質的に直角となる水平とはならず、ゴルフボールは、クラブにより加えられた力の方向の右または左にカーブして飛ぶ傾向がある。右利きのゴルファーにとって、ゴルフボールに付加された誤った(improper)回転による右への軌道のそれをスライス(slice)と言い、ゴルフボールに付加された誤った回転による左への軌道のそれをフック(hook)と言う。更に、もし、ゴルフボールと接触する間のクラブヘッドの動きがターゲットラインに実質的に沿う方向と異なる方向であれば、ゴルフボールに移動された力は、ターゲットラインの右または左に加速させることになり、これらは、右利きゴルファーにとってはプッシュ(push)またはプル(pull)とそれぞれ言われている。これらの語は、左利きゴルファーにとっては、逆になる。ゴルフクラブのスイングアーク(swing arc)の険しさ(steepness)または浅さ(shallowness)、ゴルフクラブヘッドのインパクト時の速度及び加速度、ゴルフボールと接触するゴルフクラブのフェース上のポイントのような他の要素もゴルフボールが目的のターゲットの近くに静止するかどうかに重要な影響を有する。
【0005】
ゴルファーにとって、目的の方向にゴルフボールを首尾一貫して飛ばす結果をもたらすゴルフスイングを行う方法を学ぶために、重要な練習が求められている。しかし残念ながら、もし、このような練習中にゴルファーが不毛なスイングメカニクス(swing mechanics)またはスイングの欠陥をもたらす悪い習慣を学べば、このような欠陥が、ゴルファーのスイングにおいて、型にはまること(grooved)となる。言い換えるならば、ゴルファーの筋肉は、1またはそれ以上の欠陥または欠点を有するゴルフスイングを行うことに慣れてしまう。欠陥または欠点を有するスイングが型にはまったゴルファーは、スイングを直すのに非常に困難な時間がかかる。なぜなら第1にこのようなゴルファーは、正しいスイングがどのように感じ、どのように見えるかが分からないからである。したがって、スイングの欠陥を直すのではなく、ゴルファーは、スイングの欠陥によるゴルフボールの誤った飛行特性(flight characteristics)を調整するためにスイングの他のいくつかの部分を補正するようになるだろう。この状況の古典的な例は、目的のターゲットの左の遠方を目指すことによりスライスの補正のための明らかなスライスを生み出すスイングの欠陥を有する右利きゴルファーである。このような補正によりゴルファーは、目的のターゲットの通常の方向にゴルフボールを打つことができるかもしれないが、このような補正は、距離の喪失、正確性の低下、一貫性の喪失を生じさせる結果となる。更にこのような補正は、ゴルファーのスイングにおいて、多くのスイングの欠陥を構成し、悪くすることはあるものの、直すのをより難しくする。そのため、スイング欠陥または欠点のない正しいゴルフスイングを学習して型にはめることは、はるかに良いことである。
【0006】
正しいゴルフスイングは、アドレス位置(adress position)から始まり、バックスイング(back swing)、ダウンスイング(down swing)及びフォロースイング(follow swing)を含むものである。アドレス位置では、ゴルファーは、ゴルフボールから離れて立ってゴルフボールに向かい合う。ゴルファーの足は、ターゲットラインと垂直にゴルフボールを通過する仮想水平線に跨って通常置かれる。ゴルファーは、ゴルフクラブのグリップエンド上を楽に握り、クラブヘッドをゴルフボールのターゲットの反対側に置く。
【0007】
ゴルフスイングの第1の部分はバックスイングと呼ばれる。バックスイングの間、ゴルファーは、彼または彼女の腰(hips)及び上体(upper torso)を目的のターゲットから離れるように回転(rotating)[即ち、ターン(turning)]しながら、クラブヘッドをゴルフボールから離す。理想的には、バックスイングの間に、ゴルファーの両肩は、約90°まで回転すべきであり、ゴルファーの腰は、アドレス位置から約45°まで回転すべきである。一旦、ゴルファーがバックスイングを完了したら、ゴルファーは、ダウンスイングと呼ばれるゴルフスイングの第2の部分を行う。ゴルファーがバックスイングからダウンスイングに移る点は、バックスイングのトップ(top)と呼ばれる。ダウンスイングの間に、ゴルファーは、ゴルフボールに向かって戻すように回す。ゴルファーは、ダウンスイングの最下点(bottom)において、クラブヘッドのフェースでゴルフボールを打つ。ゴルフボールがクラブフェースの上に位置する短い時間において、フォロースルーと呼ばれるゴルフスイングの第3の部分にダウンスイングは移る。フォロースルーの間、ゴルファーは、目的のターゲットの方向へのターンを完了する。理想的には、バックスイングのトップの位置から、ゴルファーの両肩は、約180°まで回転すべきであり、ゴルファーの腰は、約90°まで回転すべきである。
【0008】
プロゴルファー(professional golfers)を写したビデオテープの記録及び動作停止の写真(stop−action photographs)は、前述した回転的な体の動きに加えて、横方向及び垂直方向も含む正しいゴルフスイングを示している。アドレス位置からバックスイングを行う間に、ほとんどのプロゴルファーの上体は、彼または彼女の腰及び両肩をターゲットから離れるようにターンまたは回転するにつれて、ターゲットラインとほぼ平行な方向において目的のターゲットから横方向に少し離れるように動く。ゴルファーの腰及び両肩の回転と同時に結び付いたこの横方向の動きは、バックスイングの間において、ほぼ下方向(即ち、ターゲットラインを含む水平面に向かう)に少しの距離だけゴルファーを同時に動かす。ダウンスイングの間、ゴルファーは、彼または彼女の上体を目的のターゲットの方向においてターゲットラインとほぼ平行な横方向に動かしながら、彼または彼女の腰及び両肩をゴルフボールに向かって戻すように回すことにより逆回転(counter−rotate)を同時に行う。ダウンスイングの間のゴルファーの体の解き(uncoiling)は、上方またはターゲットラインを含む水平面に対して垂直な動きを同時に生む。ゴルフスイングのフォロースルーの部分の間では、ゴルファーの腰及び両肩は、ターゲットに向かう体のターンを完了し、ゴルファーは、ターゲットに向かうターゲットラインとほぼ平行な横方向に動きを続ける。ゴルファーがフォロースルーを完了するにつれて、ゴルファーは、水平面に対してほぼ垂直な方向への上昇または動きを同時に続ける。
【0009】
ゴルフスイングの正しい手順(mechanism)を通して使用者にガイドすることを目的とするゴルフスイング練習装置で従来技術は満ちている。しかし残念ながら、これらの従来技術の装置は、例外なく(universally)、正しいゴルフスイングを行う間の使用者の体の横方向及び垂直方向の動きを説明する(account for)ことができない。事実、殆どの従来技術の機械的ゴルフスイング練習装置は、一つの固定軸線(a single fixed axis)を中心とする回転により、使用者にゴルフスイングをさせており、これにより、横方向及び/または垂直方向のあらゆる動きをさせること無しにゴルフスイングを試みるように使用者を練習させる。明らかに、このような従来技術の機械的ゴルフスイング練習装置は、正しいゴルフスイングを行う間の人間の体の動的な動き(dynamic movement)を考慮していない。機械的装置は、ゴルファーが正しいゴルフスイングを行う方法を学び且つ練習できるように、ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド(guide)及び調和(coordinate)できることが必要である。
【0010】
発明の開示
本発明は、正しいゴルフスイングを行う方法を使用者に訓練するのに用いる新規のゴルフスイング練習装置を提供する。本発明のゴルフスイング練習装置は、ゴルフスイングを行うときに、ゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定位置から目的とするターゲットの方向に水平に延びるターゲットラインに対応して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させる。本発明のゴルフスイング練習装置は、ヨーク、回転部材及びガイドアッセンブリを有している。ヨークは、使用者の上体に係合し、使用者の両肩の上方で且つ中間に好ましくは位置する取付ポイントを有している。回転部材は、取付ポイントでヨークに接続されている。回転部材は、ターゲットラインとほぼ平行な第1の平面内に位置する回転軸線を有している。ガイド・アッセンブリは、使用者がゴルフスイングを行う際に、回転部材が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、回転部材の配置方向を維持する。好ましくは、使用者がバックスイングを行う際に、回転部材が、ほぼ水平面に向かい且つターゲットから離れるようにターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、回転部材が、ほぼ水平面から離れターゲットに向かうようにターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、第1の平面とターゲットラインを含むほぼ水平面との間の第1の角度と、回転部材の回転軸線と,第1の平面とほぼ水平面の間の交差線との間の第2の角度の両者が、一定のままであるように、ガイド・アッセンブリは回転部材の配置方向を維持する。好ましい実施例では、本ゴルフスイング練習装置は、伸縮ロッドを有しており、この伸縮ロッドは、一方の端部が使用者の胸骨(sternum)の中心近くでヨークに枢軸動作可能に接続されており、他方の端部がゴルフクラブのグリップエンドに好ましくはクランプするカプラにヒンジによって接続されている。正しいゴルフスイングの実施に含まれる回転、横方向及び垂直方向の動きを学習及び/または練習するために本発明のゴルフスイング練習装置を用いるために、使用者は、最初に彼または彼女の上体をヨーク内に配置させる。好ましい実施例では、ヨークは、使用者の腰にほぼ隣接して位置する前方部分と、使用者の背中にほぼ隣接して位置する後方部分と、前方部分と後方部分とを接続し使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイントに延びる接続部分とを有している。彼または彼女の上体がヨーク内に配置された状態で、使用者は、ターゲットライン上の所定位置に置かれたゴルフボールから離れ且つゴルフボールに対向して楽なスタンス(stance)をとる。使用者の足は、ゴルフボールが置かれたまたは置かれる所定位置を通過するターゲットラインと垂直な仮想水平線に跨って(astride)置くべきである。そして、使用者は、伸縮ロッドの端部に枢軸動作可能に接続されたカプラに取り付けられたゴルフクラブのグリップエンドを楽に握るのが好ましい。そして、使用者は、ターゲットの反対側の所定位置にゴルフクラブのヘッドを置いた状態でアドレス位置を推定(assumes)し、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーを含むゴルフスイングを続けて行う。本発明のゴルフスイング練習装置は、ヨークに係合且つ拘束(restrained)された使用者の上体の位置及び動きを限定且つ調整することにより、ゴルフスイング中の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させる。
【0011】
オプションの伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、ゴルフスイングを通して、使用者の手及び腕を使用者の体に対して正しい位置に強制し、これにより、ゴルフクラブは、バックスイング中に正しいスイング面において使用者の回転に対して正しい位置(即ち、ほぼ垂直)に維持される。バックスイングのトップでは、伸縮ロッドの下部に接続するヒンジは、使用者が彼または彼女の手首が適切な面において正しくコック(cock)するのを可能にする。使用者がダウンスイングを始めると、伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、常に正しいスイング面内にゴルフクラブが維持されるように使用者を強制する。使用者がゴルフクラブのヘッドでゴルフボールにインパクトを与えるスイングのポイントで、伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリは、ターゲットラインに実質的に垂直または直角に維持されるクラブのフェースの水平溝に対して使用者の腕及びゴルフクラブを正しい関係に維持する。
【0012】
使用者は、オプションの伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリを用いることなく、本発明のゴルフスイング練習装置を使用できることが分かるだろう。更に、使用者は、ゴルフクラブを握ることなく、本装置を使用できることが分かるだろう。使用者は、ゴルフクラブを握ったりゴルフボールを打ちながら、またはゴルフクラブを握ったりゴルフボールを打つことなく、ターゲットに対する正しいゴルフスイングの体の動きを繰り返し行うことにより、簡単に十分な効果を得ることができる。ゴルフクラブを用いる用いないに関わらず、本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者が正しいゴルフスイングの実施に含まれる筋肉の運動を可能にし、これは、使用者が正しいゴルフスイングの体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きを学び型にはめるのを助ける。
【0013】
本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者に正しいゴルフスイングの実施の外見、音及び感覚[即ち、筋肉運動知覚(kinesthesia)]を提供する。使用者がゴルフスイングを行う際に、ヨークは、使用者の体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きをガイドし且つ調和させる。もし、使用者がゴルフスイングを行う間に誤った方法で動かしまたは回転しようとすると、ヨークは使用者の上体に抵抗を与える。
【0014】
好ましくは、スイングの欠陥を判明させて直すのに使用者を助ける訓練されたゴルフの教習プロ(trained golf teaching professional)に教習を受けながら、本発明のゴルフスイング練習装置を使用する。彼または彼女自身のプレイ用クラブを取り付けたゴルフスイング練習装置でゴルフスイングを繰り返し行った後には、使用者の筋肉は、正しく行われたゴルフスイングの感覚に慣れ、使用者は、正しく行われたゴルフスイングがどのように見え、聞こえるかを知るだろう。本発明のゴルフスイング練習装置の繰り返しの使用を通して、使用者は、欠陥または欠点のないゴルフスイングの型にはまるだろう。多くの従来技術のゴルフ練習装置と異なり、本発明のゴルフスイング練習装置は、使用者が練習中に使用者の実際のプレイ用クラブを用いてゴルフボールを打つのを可能にし、これは、正しく打たれたゴルフボールがどのように反応(reacts)するのかを感じて、見て、聞く能力を使用者に与える。
【0015】
これらの及び他の利点は、ゴルフスイングを行う際に、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定位置から目的のターゲットの方向において水平に延びるターゲットラインに関連して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させるゴルフスイング練習装置の本発明により提供され、ゴルフスイング練習装置は、使用者の上体に係合するヨークと、ヨークに接続される回転部材と、使用者がゴルフスイングを行う際に、回転部材が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行う間に、回転部材の配置方向を維持するガイド・アッセンブリとを具備している。
【0016】
本発明の前述及び他の特徴は、以下において、より詳細に述べ、特に請求の範囲で指摘されており、本発明のある例示を以下の説明で詳細に示すが、これらに示された本発明の原理における様々な方法を採用できるものである。
【0017】
図面の簡単な説明
図1は、本発明のゴルフスイング練習装置の好ましい実施例の斜視図である。
【0018】
図2は、図1のゴルフ練習装置のヨーク(yoke)の詳細な斜視図である。
【0019】
図3は、図1のゴルフ練習装置のガイド・アッセンブリ(guide assembly)の一部を異なる位置から見た詳細な斜視図である。
【0020】
図4は、図3のガイド・アッセンブリの一部の正面図である。
【0021】
図5は、図3及び図4のガイド・アッセンブリの詳細な斜視図である。
【0022】
図6は、本発明に関するガイド・アッセンブリの他の好ましい実施例の図5に類似した小さい詳細な斜視図である。
【0023】
図7は、図1のゴルフ練習装置のドラム(drum)及びケーブルシステム(cable system)を具備するガイド・アッセンブリの他の部分の斜視図である。
【0024】
図8は、図1のゴルフ練習装置に関する伸縮ロッド(extensible rod)及びカプラ・アッセンブリ(coupler assembly)の詳細な斜視図である。
【0025】
図9は、図8の伸縮ロッド及びカプラ・アッセンブリの側面図である。
【0026】
図10は、図8及び図9のアッセンブリのカプラの詳細な斜視図である。
【0027】
図11は、ゴルフスイングのアドレス位置にある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の正面図である。
【0028】
図12は、ゴルフスイングのバックスイングの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11に類似した正面図である。
【0029】
図13は、ゴルフスイングのバックスイングのトップにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11及び図12に類似した正面図である。
【0030】
図14は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜13に類似した正面図である。
【0031】
図15は、ゴルフスイングのダウンスイングからフォロースルーに移るプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜14に類似した正面図である。
【0032】
図16は、ゴルフスイングのフォロースルーの部分を行うプロセスにある使用者によって使用される図1のゴルフスイング練習装置の図11〜15に類似した正面図である。
【0033】
本発明を実施する最良の態様
装置の好ましい形態
図1を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ヨーク(yoke)11と、回転部材(rotatable member)13と、ガイド・アッセンブリ(guide assembly)19とを具備している。使用者(user)は、彼または彼女の上体(upper torso)をヨーク11内に配置させる。このヨーク11は、使用者の両肩の上方で且つ中間(intermediate)に位置する取付ポイント(attachment point)12を含んでいる。回転部材13の端部14は、ヨーク11の取付ポイント12に接続されている。回転部材13は、ターゲットライン(target line)17にほぼ平行な第1の平面16内に位置する(lying)回転軸線15を有している。ターゲットライン17は、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ所定の位置18から目的のターゲットの方向にほぼ水平に延びる仮想線である。ガイド・アッセンブリ19は、使用者がターゲットライン17に対してゴルフスイングを行う際に、回転部材13の配置方向(orientation)を維持する。ガイド・アッセンブリ19が、ターゲットラインにほぼ平行な横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、この回転部材13の配置方向は、ガイド・アッセンブリ19によって維持される。好ましくは、ガイド・アッセンブリ19は、使用者がバックスイングを行う際に、回転部材13が、ターゲットから離れ水平面21に向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、回転部材13が、水平面21から離れターゲットに向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、第1の平面16とターゲットライン17を含む水平面21との間の第1の角度20と、回転部材13の回転軸線15と第1の平面16及び水平面21の間の交差部23のラインとの間の第2の角度22との両者が、一定のままであるように、回転部材13の配置方向を維持する。本発明を構成する様々な要素(elements)を以下により詳細に述べる。
【0034】
図2を参照すると、好ましい実施例では、ヨーク11は、使用者の胸(chest)にほぼ隣接して配列されることが意図される(intended disposed)前方部分(front portion)24と、使用者の背中にほぼ隣接して配列されることが意図される後方部分(back portion)25と、前方部分24と後方部分25とを接続して使用者の両肩の上方で且つ中間に位置することが意図される取付ポイント12に延びる接続部分(connecting portion)26とを具備している。ヨーク11は、好ましくは、ヨーク11の前方部分24と後方部分25との間の距離を調整するリンク(linkage)27を有している。ヨーク11の前方部分24は、好ましくは、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ(図8及び図9で示す)を使用者の胸骨(sternum)の中央近くでヨーク11に枢軸動作可能(pivotally)に接続する1またはそれ以上の接続ポイント(connecting points)を有している。
【0035】
ヨーク11は、ゴルフスイング中に正しい(correct)回転、横方向及び垂直方向の動きを通して使用者の上体をガイドするために用いられる。したがって、使用者がゴルフスイング中に誤った方法で動かそうとしながらヨーク11に対して圧力を加えたときに、その形状を維持でき変形に耐える金属(metal)、木(wood)、プラスチック(plastic)またはファイバーグラス(fiber grass)のような十分に堅い材料で作られている。ヨーク11の正確な形状は、それ自体が重要ではなく、使用者の上体に楽に係合(engage)でき、ゴルフスイングの間に使用者の動きをガイド(guide)及び調和(coordinate)させることができるあらゆる形状のものを用いることができるのが分かるだろう。例えば、ヨーク11の変形例としては、使用者に着せられて、背部に縫われた剛性を有する延伸ピース(rigid extension piece)を有する織物のベスト(vest)から構成できる。このような変形例では、剛性を有する延伸ピースが、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイント12を有している。
【0036】
図3及び図4を参照すると、ガイド・アッセンブリ19は、シャフト29とカム面(camming surface)33とほぼC形のハウジング(C−shaped housing)34とを具備している。シャフト29は、実質的に水平軸線で回転するためにジャーナル軸受け(journaled)され、一方の端部に固定して取り付けられた第1のベベルギア(bevel gear)30を有し、他方の端部に取り付けられたカムフォロア(cam follower)31を有している。第1のベベルギア30は、回転部材13に取り付けられた第2のベベルギア32と噛み合って(meshes with)いる。第2のベベルギア32の軸線は、回転部材13の回転軸線15と同じである。カム面33は、カムフォロア31に係合されている。ほぼC形のハウジング34は、互いに固定されて配列されたシャフト29及び回転部材13をジャーナル軸支している。ガイド・アッセンブリ19は、ターゲットライン17にほぼ平行な横方向の動きと回転とを回転部材13に同時に行わさせ、カムフォロア31がカム面33に接触しながら沿って回転するにつれて、回転部材13を水平面21に近づけたり、水平面21から離したりする。
【0037】
好ましくは、使用者がバックスイングをするにつれて、カム面33は、回転軸線15を中心にして約90°まで回転部材13を回転させながら、回転部材13をターゲットから離れる方向においてターゲットライン17とほぼ平行な横方向に約4.0インチ(10cm)に動かし、水平面21に向う方向に約0.75インチ(1.9cm)動かす。カム面33は、好ましくは、使用者がダウンスイング及びフォロースルーをするにつれて、回転軸線15を中心にして約180°まで回転部材13を逆回転させながら、回転部材13をターゲットライン17とほぼ平行な横方向における反対方向に約8.0インチ(20cm)動かし、水平面21から離れる方向に約2.5インチ(6.3cm)動かす。カム面33の形状及び/または長さを変えることにより、ゴルフスイング中の横方向及び垂直方向の動きの許容量を変更できるのが分かるだろう。好ましくは、カム面33は、使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つときのゴルフスイングの部分[即ち、ダウンスイングの最下点(bottom)]の間においてカムフォロア31がカム面33に接触するところが比較的平ら(即ち、水平面21にほぼ平行)なほぼなだらかな弓状(arcuate)の輪郭を有している。
【0038】
図5は、ガイド・アッセンブリ19のより詳細な外見を提供している。ガイド・アッセンブリ19は、一対の第1のレール(first rail)35と、キャリッジ・アッセンブリ(carriage assembly)36と、プレート(plate)39と、一対の対向レール装着部(opposing rail mounts)42a,42bと、ドラム(drum)43と、ケーブル(cable)44とを更に具備している。一対の第1のレール35は、回転部材13の回転軸線15とほぼ平行に延びるように、ほぼC形のハウジング34内に装着されている。キャリッジ・アッセンブリ36は、一対の第1のレール35をガイド及び摺動自在に支持する一対のブッシング37を有している。キャリッジ・アッセンブリ36は、回転部材13の回転軸線15にほぼ垂直に延び且つターゲットライン17にほぼ平行に延びる一対の第2のレール38上に乗って(ride on)支持されている。一対の第1のレール35及び一対の第2のレール38が示されているが、単一の第1のレール35及び/または単一の第2のレール38を、それぞれの実例(instance)の中で用いることができる。プレート39は、前面(front surface)40と裏面(rear surface)41とを有している。プレート39の前面40は、カムフォロア31により係合されるカム面33を有している。このようにカム面33は、水平面21に対応してターゲットライン17にほぼ平行な横方向の回転部材13の動きを限定し且つ制限(limits)する。一対の対向レール装着部42a,42bは、プレート39の前面40から突出している。一対の第2のレール38は、プレート39の前面40にほぼ平行に固定された関係で一対の対向レール装着部42a,42bの間に装着されている。ドラム43は、シャフト29と同心的に装着されている。ケーブル44は、一対の対向レール装着部42a,42bの間に延びており、ドラム43と摩擦的に接触する。ケーブル44とドラム43との間の摩擦は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応してシャフト29を回転させる。
【0039】
スプリング(spring)45は、ガイド・アッセンブリ19のなだらかな操作を提供するために、ハウジング34とキャリッジ・アッセンブリ36との間において、一対の第1のレール35を囲んで配置されている。好ましくは、スプリング45は、ゴルフスイング練習装置が使用されていないときに、ヨーク11をアドレス位置の方向に動かす(seek)のに十分な抵抗を与えるだけでなく、ゴルフスイングの間に回転部材13が容易に水平面21に向かい及び水平面21から離れられるように、十分な圧縮性(compressibility)も有している。このようにヨーク11がスプリング45を用いて正しくバランスがとられている場合には、使用者は、本発明のゴルフスイング練習装置を用いてゴルフスイングを行うときに、ヨーク11の重さやあらゆる明らかな抵抗(appreciable resistance)を感じることがない。
【0040】
ガイド・アッセンブリ19′の更に他の好ましい実施例が図6に描かれている。この実施例では、回転部材13′がUジョイント(U−joint)48によるなどして相互に接続された上部(upper section)46と下部(lower section)47とを具備している。回転部材13′の下部47の回転軸線15′は、使用者の回転及び傾斜角(tilt angle)に適合するように調整でき、水平面21にほぼ垂直な上部46の回転軸線を同じ時間で維持した状態で、使用前に固定する。好ましくは、第2のベベルギア32は、回転部材13′の上部46の軸線上(axially)に配列する。
【0041】
図6のガイド・アッセンブリ19′においては、ゴルフスイング中の水平面21に対する回転部材13′の垂直方向の動きは、一対の第1のレール35の長手方向に延びる軸線の垂直な配列(vertical orientation)によって好ましくは決められ、垂直から外れている(第1の角度20及び/または第2の角度22が90°以外のとき等)回転部材13′の下部47の回転軸線15′によって決められるものではない。ガイド・アッセンブリ19′のこの形態は、ゴルフスイング中の水平面21に対する使用者の上方及び下方への動きが回転部材13′の下部47の回転軸線15′の配列に関係ない垂直面内に維持されるため、現状では好ましい。これに対して、図5に示すようにガイド・アッセンブリ19が形成された場合は、水平面21に対する使用者の上方及び下方への動きは、第1の角度20及び第2の角度22によって定められて(defined)、垂直方向のものからは外れる。
【0042】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、カム面33によって限定される動きを単純に逆にすることにより右利き及び左利きのゴルファーに用いられるために形成できるのが分かるだろう。好ましくは、ガイド・アッセンブリ19は、アルミニウム、鉄またはプラスチックのような堅くて耐性のある材料から作られている。使用者がゴルフスイングを行うときに、回転部材13が、横方向及び垂直方向の動きと回転とを同時に行うように、回転部材13の動きをガイドし且つ調和させる意図された機能を達成できるガイド・アッセンブリ19としては、多くの可能な形態があることが分かるだろう。
【0043】
図5及び図6に描かれるガイド・アッセンブリ19及び19′に用いられるドラム43及びケーブル44のシステムの形態は、図7により詳細に示される。ケーブル44の一方の端部は、一方の対向レール装着部42aに取り付けられ、プレート39の前面40にほぼ平行な横方向に延び、シャフト29の他方のレール装着部42bとの反対側においてキャリッジ・アッセンブリ36に装着された第1のベアリング49を回って曲げられている。そして、ケーブル44は、ドラム43に延びて該ドラム43を完全に右回りに巻き付けて(wrap)から、シャフト29の第1のベアリング49との反対側においてキャリッジ・アッセンブリ36に装着された第2のベアリング50に延びて該第2のベアリング50を回って曲げられている。そして、ケーブル44は、第2のベアリング50から延びて、他方のレール装着部42bに取り付けられている。上述したように、ケーブル44とドラム43との間の摩擦は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応してシャフト29を回転させる。
【0044】
ドラム43の直径は、カム面33に沿うカムフォロア31の動きに対応するシャフト29の回転角度によって決められる。カム面33に沿ってカムフォロア31が同じ距離を動くのに対応して、より大きいドラム43がより小さいドラム43と同じ角度だけ回転するわけではない。好ましくは、本装置で用いられるドラム43の直径は、使用者がバックスイングを行う際にシャフト29を90°回転させ、使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に反対方向において180°回転させる。ドラム43は、フォロースルーの間よりバックスイングの間のほうが回転部材13をより多くまたは少なく回転させるように偏心した形状(eccentric shape)を有しているのが分かるだろう。ケーブル44をベルトまたはチェーンに容易に代えられるのが分かるだろう。
【0045】
示されたケーブル44及びドラム43は好ましいものではあるが、本発明の範囲において、ケーブル44及びドラム43のシステムの機能を同じように達成できる多くの変形例があることが分かるだろう。例えば、ラック(rack)とピニオン(pinion)の配置を用い、カムフォロア31の歯に噛み合う多くの歯を備えたカム面33でシャフト29を回転させる。また、カムフォロア31をカム面33と摩擦的に係合するゴムのような材料から作り、シャフト29を回転させる。シャフト29を回転させる機構(mechanism)は、本発明にとってそれ自体が重要ではなく、カム面33に対するカムフォロア31の動きに対応して、シャフト29の回転を調和するあらゆる方法が適しているのが分かるだろう。
【0046】
図1を参照すると、好ましい実施例においては、本発明のゴルフスイング練習装置は、ベース(base)51と、ベース51に接続されてベース51から延びた少なくとも一つの直立部(upright)52とを更に具備している。直立部52は、使用者に対して適切な配列でガイド・アッセンブリ19を支持するために、プレート39の裏面41に接続されている。変形例においては、壁に装着されることにより支持されてもよく、天井または他の頭上の構造体(overhead structure)から吊すことによるものでもよく、いくつかの他の支持構造体に取り付けることによるものでもよい。直立部52は、ほぼ水平に延びるアーム52aを有している。ガイド・アッセンブリ19は、プレート39の裏面の取付部材(attachment)によってアーム52aの一端に装着されている。ベース51の上方のアーム52aの高さは、好ましくは、直立部52及びアーム52aの接合部(junction)に位置する手段によって調整可能である。
【0047】
好ましい実施例では、直立部52は、第1の角度20と、第2の角度22と、回転部材13と水平面21との間の距離とが、使用者がゴルフスイングを行う前に調整できるようになっている。また、ガイド・アッセンブリ19は、第1の角度20と、第2の角度22と、回転部材13と水平面21との間の距離とが、使用者がゴルフスイングを行う前に調整できるように形成されている。このような調整能力(adjustability)で、ガイド・アッセンブリ19のハウジング34内への組立を容易にできることが当業者にとって分かるだろう。
【0048】
図1を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ベース51に接続されてベース51から延びるブレース(brace)53をオプションとして有することができる。ブレース53は、使用者がゴルフスイングを行う際に、使用者の少なくとも一方の足に接触して、その動きを制限する。好ましい実施例では、ブレース53の横方向の位置は、ベース51の横方向に設けられた対応する一列のブレースピン受入孔(brace pin receiving holes)55の一つにブレースピン54を挿入することにより調整することができる。更に、ブレース53の高さ及び配列は、旋回式クランプ・アッセンブリ(pivoting clamp assembly)56を用いて調整することができる。ブレース53は、ベース51に接続する必要はなく、ベース51から独立したフリー直立構造体(free standing structure)とすることができるのが分かるだろう。
【0049】
図8を参照すると、本発明のゴルフスイング練習装置10は、伸縮ロッド(extensible rod)57、カプラ(coupler)61及びヒンジ(hinge)62もオプションとして具備している。伸縮ロッド57は、長手方向に延びる軸線(longitudinal axis)58、第1の端部59及び第2の端部60を有している。伸縮ロッド57の第1の端部59は、使用者の胸骨の中心近くに意図されるヨーク11の前方部分24の接続ポイント(connection points)28に枢軸動作可能に接続されている。カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンドを取り付ける。ヒンジ62は、カプラ61を伸縮ロッド57の第2の端部60に接続している。ヒンジ62は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58にほぼ垂直に配置されたピボット軸線(pivot axis)63を有している。好ましくは、ピボット軸線63は、ゴルフスイング練習装置10が使用されているときに、右利きの使用者の左手首(左利き使用者は逆)の中心線に近くなるように配置される。ピボット軸線63のこの位置は、ゴルフスイングを通して使用者の手首が正しい位置に維持されることを確実なものにする。
【0050】
好ましい実施例においては、伸縮ロッド57は、第1の端部59内で終端する上方部(upper portion)64と第2の端部60内で終端する下方部(lower portion)65とを具備している。上方部64及び下方部65は、長手方向に延びる軸線58に沿って互いの動きを許容するように摺動可能に接続されている。特に図8及び図9を参照すると、最も好ましい実施例においては、伸縮ロッド57は、いくつかのサブ部材(sub−components)を具備しており、これらのサブ部材は、長手方向に延びる軸線58に沿うその長さによって伸縮ロッド57を変えられるように協働し(cooperate)、長手方向に延びる軸線58上で下方部65に対する上方部64の選択的な回転の範囲と共にピボット軸線63を中心とする動きの選択的な範囲を規定する。図8及び図9に図示された最も好ましい実施例では、伸縮ロッド57の上方部64は、管状上方セクション(tubular upper section)66を具備しており、伸縮ロッド57の下方部65は、筒状中間セクション(cylindrical middle section)67及び下方セクション(lower section)68を具備している。管状上方セクション66は、開口端部(open end)69と閉塞した第1の端部(closed end)70とを有している。伸縮ロッド57の閉塞した第1の端部70は、使用者の胸骨の中心近くのヨーク11の前方部分24に枢軸動作可能に接続されている。筒状中間セクション67は、管状上方セクション66の開口端部69内に配置された一方の端部71と、伸縮ロッド57に形成された長手方向に延びる軸線58に回転軸線が一致するように下方セクション68に回転自在に接続された他方の端部72とを有している。伸縮ロッド57を構成する種々のサブ部材の協働について以下に説明する。
【0051】
図8及び図9により詳細に説明するように、第2の端部60で終端する下方セクション68の一部は、前述したカプラ61内の対向ヒンジプレート77の間のスペースによって形成されたスロットに嵌合される舌状部(tongue portion)73を有している。舌状部73は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58に垂直なピボット軸線63を有するヒンジ62によってカプラ61に接続されている。下方セクション68の反対側の端部は、長手方向に延びる軸線58に沿う円筒孔82を有している。
【0052】
中間セクション67の一方の端部は、チャンネル(channel)または溝と言われる周方向に延びる溝輪(circumferencial race)84を備えた円筒ポスト(cylindrical post)83で終端している。ポスト83は、下方セクション68内の円筒孔82内に滑り嵌めされている。クレビス(clevis)85は、中間セクション67に対して長手方向に延びる軸線58を中心とする下方セクション68の回転を許容した状態で、溝輪84と係合し且つ下方セクション68内の円筒孔82からポスト83が抜けるのを防止するように、下方セクション68内の開口部を貫通している。中間セクション67のポスト83と反対側の端部に取り付けられているのは、第2のブッシング(second bushing)86である。
【0053】
上方セクション66は、開口端部(open end)69と閉塞した第1の端部(closed end)70とを具備している。中間セクション67は、管状上方セクション66の開口端部69に滑り嵌めされ且つ第2のブッシング86上の管の内壁上に載置されている。伸縮ロッド57の長さは、上方セクション66に対して中間セクション67をスライドさせることにより、長手方向に延びる軸線58に沿って変えることができる。好ましくは、上方セクション66内の中間セクション67の配向は、上方セクション66の開口端部69に取り付けられた螺子付きカラー・ピース(collar piece)87によって維持されている。螺子付きカラー・ピース87は、中間セクション67が上方セクション66から抜け落ちるのも防止している。上方セクション66の閉じられた第1の端部70は、第1の端部59内で終端している。好ましくは、真鍮(brass)で形成される第2のブッシング86及びカラー・ピース87を除いて伸縮ロッド57の全体は航空機用アルミニウムで形成されている。しかしながら、伸縮ロッド57は、あらゆる剛性のある材料によっても事実上形成できる。所望の場合には、中間セクション67に対する下方セクション68の回転を制限するために、ロッキング・ピン88を下方セクション68及びポスト83を通して開口部に選択的に挿入することができる。
【0054】
本発明に適した伸縮ロッド57は、可能な形態が多数あることが分かる。例えば、伸縮ロッド57は、形状が直線である必要はなく、ある程度のカーブを有していてもよい。もし、伸縮ロッド57がカーブを有していれば、長手方向に延びる軸線58は、第1の端部59から第2の端部60に延びる線として規定される。ゴルフスイングのある特性(certain attributes)を練習するには、伸縮ロッド57は、下方セクション68に対する筒状中間セクション67の回転の範囲を制限するためのストップ(stop)(図示せず)を更に有する。更に、伸縮ロッド57の機能性は、好ましい実施例で示された以外の特徴ある構成要素の形状を用いて達成できるのが分かる。
【0055】
図10を参照すると、好ましい実施例においては、カプラ61は、伸縮ロッド57の下方セクション68の舌状部73にヒンジ62によって接続されたアリゲータ・クランプ・アッセンブリ(alligator clamp assembly)74を具備している。ヒンジ62は、伸縮ロッド57の長手方向に延びる軸線58に対して垂直に配置されたピボット軸線63を有している。好ましい実施例では、ヒンジ62は、ヒンジ62に対してもたれかかり(bear)、伸縮ロッド57に対してピボット軸線63を中心にカプラ61が回転する際に可聴的なクリック(audibule click)を発するスプリング負荷式留め部材(spring−loaded detent element)を更に有している。
【0056】
特に図10を参照すると、最も好ましい実施例においては、本発明のゴルフスイング練習装置10のカプラ61は、上方ジョー(upper jaw)75及び下方ジョー(lower jaw)76を具備しており、これらは、従来の全ての寸法のゴルフクラブのグリップエンドにクランプ可能なアリゲータ・クランプ・アッセンブリ(alligator clamp assembly)を形成するために、一対の対向ヒンジプレート77に一方の端部がそれぞれ分離して接続されている。対向ヒンジプレート77の間のスペースはスロットを形成している。ヒンジプレート77とは反対側の上方ジョー75及び下方ジョー76の端部の内部には、好ましくは、複数の隆起部(ridges)78が設けられており、これら隆起部78は、アリゲータ・クランプ・アッセンブリ74の上方ジョー75及び下方ジョー76が互いに向って押されたときに、ゴルフクラブのグリップエンドに摩擦係合するように配向されている。隆起部78は、皮,ゴム等の一般的に形成されるゴルフクラブのグリップの弾性材料に損傷を与えずに食い込んでいく刃のない歯(blunt teeth)として働く。好ましくは、上方ジョー75及び下方ジョー76は、ゴルフクラブのグリップエンドの最後(last)の約2インチ(5cm)を超えない部分と摩擦係合しており、本装置を使用する際に使用者が握るのに利用できるグリップの実質的な部分を残している。上方ジョー75及び下方ジョー76は、好ましくは、硬質プラスチックまたは航空機用アルミニウムにより形成されており、グリップの一部が上方ジョー75及び下方ジョー76の一部で占められても、装置を使用するときに使用者がゴルフクラブを楽に握れるようにスリムな輪郭形状(profile)を有している。
【0057】
図9に示された実施例においては、上方ジョー75には、螺子孔によってその中間点で二分される上方ピン79が設けられている。下方ジョー76には、螺子孔より僅かに直径が大きい螺子が形成されていない孔(smooth boar)によってその中間点で二分された下方ピン80が設けられている。クランピングピン(clamping pin)81のねじ切りされた端部は、螺子が形成されていない孔(smooth boar)を貫通して螺子孔に係合している。クランピングピン81のねじ切りされた端部が螺子孔に螺合される際に、クランピングピン81のヘッド(head)は下方ジョー76を押し、これにより、アリゲータ・クランプ・アッセンブリ74の上方ジョー75及び下方ジョー76が互いに向って締め付けられ、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドにしっかりと取り付ける。
【0058】
上述したカプラ61の好ましい形態は、本発明に用いる好適な1つの可能性のある形態に過ぎず、カプラ61の他の形態を用いることができる。例えば、カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンド上にスライドして、しかも摩擦係合する弾性材料で形成されたソケットを具備することができる。また、カプラ61は、ゴルフクラブのグリップエンド上を容易にスライドし且つ、締め付けられるにしたがってゴルフクラブのグリップエンドを締め付けるねじ切りされた留め具(fasteners)を用いてゴルフクラブのグリップエンドに取り付け可能な寸法の剛性を有するカラー(collar)を具備することができる。本質的には、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドにしっかりと取り付ける手段と、カプラ61がヒンジ62により伸縮ロッド57の第2の端部60に接続されるのを許容するソース(source)とを有する形態であればいかなるものでも適している。
【0059】
装置を使用する好ましい方法
本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフクラブを用いても用いなくても、ゴルフボールを用いても用いなくても、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリを用いても用いなくても、並びにオプションのブレース53を用いても用いなくても使用することができる。本装置は、ゴルフクラブ、ゴルフボール、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ、並びにオプションのブレース53を用いずに使用するときであっても、使用者は、正しいゴルフスイングの実施に含まれる回転、横方向及び垂直方向の動きを練習するための本装置を用いることにより簡単に十分な利点が得られる。本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させるので、本装置を用いていくらかのゴルフスイングを行った後には、使用者の筋肉は、正しいゴルフスイングの動きをするのに慣れるようになる。
【0060】
ゴルフクラブ、ゴルフボール、オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリ並びにオプションのブレース53を用いることなく本発明のゴルフスイング練習装置10を使用するために、最初に、使用者は、彼または彼女の上体をヨーク11内に楽に配置する。好ましい実施例では、ヨーク11は、使用者の胸にほぼ隣接して配置されることが意図される前方部分24と、使用者の背中にほぼ隣接して配置されることが意図される後方部分25と、前方部分24と後方部分25とを接続する接続部分26とを有しており、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置することが意図される取付ポイント12に延びている。ヨーク11内に彼または彼女の上体が配置され係合された状態で、使用者は、ゴルフボールが配置された所定位置18から離れ且つ所定位置18に対向して楽なスタンス(stance)をとる。使用者の足は、ゴルフボールが置かれた所定位置18を通過するターゲットライン17と垂直な仮想水平線に跨ってターゲットライン17とほぼ平行に置くべきである。使用者の両腕及び両手の位置は重要ではないが、好ましくは、あたかも使用者がゴルフクラブを握っているように使用者の両手を軽く握りしめた状態でゴルフボールが配置された所定位置18の方向に彼または彼女の体から離れるように、使用者の両腕を延ばす。使用者は現在アドレス位置にある。
【0061】
使用者は、彼または彼女の腰及び上体を目的のターゲットから離れる方向に回転すると同時に彼または彼女の両腕をゴルフボールが置かれた所定位置18から離すように動かすことにより、ゴルフスイングを始める。このゴルフスイングの最初の部分はバックスイングと呼ばれる。ゴルフスイングのバックスイングの部分の間に、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の体の位置並びに回転、横方向及び垂直方向の動きをガイド及び調和させる。ヨーク11は、ゴルフスイングの間、使用者の上体が正しい位置を通るようにガイドし、使用者の両肩がアドレス位置からまたターゲットから離れる方向に好ましくは約90°回転させる同時に使用者の上体を中心とする軸線を、ターゲットから数インチ離れて水平面21に向かうようにターゲットライン17とほぼ平行な横方向に動かして回転させる。ヨーク11は、使用者がバックスイング中において、彼または彼女の上体が誤った位置(incorrect position)に入るように動くのを防ぐ。
【0062】
バックスイングのトップでは、使用者の両肩は、好ましくは、ターゲットから離れる方向にアドレス位置より約90°の位置へ回転している。本発明のゴルフスイング練習装置10の何人かの使用者においては、アドレス位置から彼らの両肩が柔軟に90°回転されないことが分かる。しかしながら、本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフスイングの間に、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きを調和及びガイドさせるので、どんな回転角度においても、使用者は達成することができ、本装置は、使用者の体を正しい関係位置(relative position)に維持する。本装置の使用を通して、何人かの使用者は、時にターン(turn)と呼ばれる90°のフル回転(full 90°rotation)を行うのに必要な柔軟性が発達するのが分かるだろう。本装置は、体をひねる(twisting)ことなく、より完全な体のターンを促進するので、背中の緊張(back tension)を減少させる。
【0063】
バックスイングのトップから、使用者は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行う。ダウンスイングに含まれる動きは、本質的(in essence)にバックスイングに含まれる動きの反対である。ダウンスイングの間、使用者の両肩は、目的のターゲットの方向においてアドレス位置に向かって反対方向に回転する(counter−rotate)。本発明のゴルフスイング練習装置10は、ダウンスイングの間に、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させる。ヨーク11は、使用者の上体が誤った方法で動くのを防ぎ、使用者に調和された方法でダウンスイングに含まれる動きを行わさせる。ダウンスイングの間、使用者の上体は、回転軸線15を中心にアドレス位置に向かう方向に戻るように回転し、同時に、ターゲットライン17とほぼ平行なターゲットの方向における横方向に向かい且つ水平面21から離れるように動く。
【0064】
ダウンスイングの最下点では、使用者は実質的にアドレス位置に戻っている。この点では、使用者の動きは、ゴルフスイングのフォロースルーの部分に移っている。ゴルフスイングのフォロースルーの部分の間では、使用者の両肩は、好ましくは、バックスイングのトップの位置から約180°まででアドレス位置から約90°まで目的のターゲットの方向に回転を続ける。話は戻って、何人かの使用者は、フルターン(full turn)を行うのに必要な柔軟性を最初は持つことがないが、このような柔軟性は、本装置を繰り返して使用することを通して発達させることができる。フォロースルーの間では、使用者の上体は、回転軸線15を中心にターゲットに向かって回転を続け、同時に、ターゲットライン17とほぼ平行なターゲットの方向における横方向に向かい且つ水平面21から離れるように動く。
【0065】
繰り返されるスイングを通して、使用者の筋肉は、本発明のゴルフスイング練習装置10によってガイド及び調和されて、ゴルフスイングを行うことに慣れるようになる。最初に、使用者は、誤った方法で彼または彼女の上体を動かそうとすると、ヨーク11に対する圧力(pressure)に耐える(bear)ことになる。しかしながら、彼または彼女の上体をヨーク11内に配置した状態で何回かスイングした後には、使用者は、正しいゴルフスイングの実施に含まれる動きに慣れるようになるだろう。本装置をしばらく使用した後には、使用者は、ヨーク11に対するいかなる重要な圧力にも耐えることなく、ゴルフスイングを行えるようになるだろう。本装置を使用すると、使用者はこれらの動きの型にはまり(grooves)、これは、彼または彼女が本装置を使用しないときにゴルフコース上で確信して繰り返すことができる正しいゴルフスイングの「筋肉の記憶(muscle memory)」を使用者の筋肉が獲得したことを意味する。
【0066】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、初心者のゴルファー(novice golfers)にゴルフスイングに含まれる動きを行う方法を教えるのに便利である。また、今まで得てきた型にはめられたスイングの欠陥または欠点を時間をかけて判明させて直すために本格的に(regularly)ゴルフをする人達を手助けするのにも便利である。本装置は、調和された方法において同じ動きを行うように使用者を訓練するので、本装置は、活動を休んでいた時期の後にゴルフスイングを早く回復(regain)及び復帰(restore)させるためにゴルファーを手助けするのにも便利である。更に、本装置は、ゴルフスイング中に使用者の上体を正しい位置で保持するので、本装置は、訓練されたゴルフの教習プロ(trained golf teaching professional)に教習を受けている状態で、ゴルファーが様々な位置で止まったり保持したり(stop and hold various positions)できるようにするのに便利である。
【0067】
好ましい使用方法においては、使用者は、実際のプレイで用いる使用者の複数のゴルフクラブの1つを握ってスイングしながら本発明のゴルフスイング練習装置10を用いる。この方法で本装置を使用するために、使用者は、ゴルフクラブのグリップエンドを簡単に楽に握り、目的のターゲットの反対側におけるゴルフボールが置かれる所定の位置18の近くにゴルフクラブのヘッドを置く。そして、使用者は、彼または彼女の上体がヨーク11に係合されて配置された状態で、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーの実施に含まれる複数の動きを行う。
【0068】
より好ましくは、使用者は、本装置を使用しながら、ゴルフボールも用いる。使用者は、ターゲットライン17上の目的のターゲットの反対側における所定位置に置かれたゴルフボールの隣にクラブヘッドを置き、そして、彼または彼女の上体をヨーク11に係合させた状態で、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーの実施を含む複数の動きを行う。ダウンスイングの最下点で使用者はゴルフクラブでゴルフボールを打つ。本装置を用いたゴルフスイングの練習の後に、ゴルファーは、本発明のゴルフスイング練習装置10による正しいゴルフスイングを通して、使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きがガイド及び調和されて、ゴルフボールを打つゴルフクラブを見て、聞いて、感じることができるだろう。
【0069】
接触の感覚(sense of touch)は、ゴルフのゲームにとって非常に重要である。練習装置の感覚を、使用者自身のプレイ用クラブを握った状態で使用者が持つ感覚に移行させるのは、使用者にとって時として難しいものである。本発明のゴルフスイング練習装置10は、彼または彼女自身のプレイ用クラブを握った状態でゴルフボールを打つ練習を使用者ができるので、特に便利である。そのため、本発明のゴルフスイング練習装置10を使用することにより、使用者にとって、練習装置の感覚を使用者自身のプレイ用クラブの感覚に移行させる試みは必要なくなる。
【0070】
オプションの伸縮ロッド57及びカプラ57アッセンブリを用いたゴルフスイングの練習のために本発明のゴルフスイング練習装置10を使用するには、使用者は、ヒンジ62のピボット軸線63をゴルフクラブのフェースの水平溝とほぼ垂直に固定するように、カプラ61をゴルフクラブのグリップエンドに取り付ける。基本的なゴルフスイングを習得した使用者は、ターゲットライン17に対するゴルフボールの回転を垂直から意図的に変えるフェード(fades)またはドロー(draws)のような特別なショットを練習するために、ヒンジ62のピボット軸線63とゴルフクラブのフェースの水平溝との間の固定された関係を変えられることが分かるだろう。いずれにしても、使用者は、ゴルフクラブのグリップの覆われていない部分を主に(predominantly)楽に握る。カプラ61の輪郭は比較的細いので、ゴルファーの握り(grip)の一部分は、カプラ61上になる。そして、使用者は、ゴルフボールの目的のターゲットの反対側にゴルフクラブのヘッドを置いた状態でアドレス位置を推定する(assumes)。
【0071】
図11〜16は、ゴルフスイングを行うために、ゴルフクラブ90のグリップエンドにオプションの伸縮ロッド57及びカプラ61が取り付けられた状態で右利き使用者89が本発明のゴルフスイング練習装置10を使用している様子の一連の正面図である。本発明のゴルフスイング練習装置10の使用者89によって行われるゴルフスイングに含まれる横方向及び垂直方向の動きを証明(demonstrate)するために、固定垂直基準線(fixed vertical reference line)A−A及び固定水平基準線(fixed horizontal reference line)B−Bが図11〜16に付加され、これにより、このような基準線と、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12との間の関係は、使用者89がゴルフスイングを行いながら観察することができる。
【0072】
図11では、使用者89は、地上の所定位置で静止したゴルフボール92に対向している。使用者89の上体91は、ヨーク11内に配置されて係合されている。図11では、固定垂直基準線A−Aと固定水平基準線B−Bとが、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12で交差している点に注意されたい。取付ポイント12は、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置している。ヨーク11の後方部分25は、使用者の背中に接触して止まっており、このような状態で、取付ポイント12は、スイングを通して使用者の両肩に対して同じ位置に維持される。好ましくは、回転軸線15は、少なくとも使用者の回転する部分を貫通している。
【0073】
アドレス位置の間では、ヒンジ62は、使用者がゴルフクラブを上げ下げするのを許容するので、クラブヘッドの底部と地表との間のライ角(lie angle)は、使用者のスタンスに適合させるために変えることができる。一旦、楽なスタンスが得られたら、使用者は、両肩及び腰をターンし、ターゲットライン17に沿って最初にゴルフボールから離れるようにゴルフクラブを回転することにより、バックスイングを始める。ゴルファーが出会う通常のスイングの欠陥の1つは、腕の筋肉を用いること並びに/または手首及び/若しくは肘の関節を曲げることにより、ゴルフクラブのヘッドを地表から離して上げることにより、ゴルファーが最初にバックスイングを行うことである。ヒンジ62に結合された伸縮ロッド57は、使用者が腕の筋肉を用いること並びに/または手首及び/若しくは肘の関節を曲げることにより、最初にバックスイングを行うのを防いでいる。それに代わって、使用者は、ターゲットから離れ水平面21に向かってターゲットライン17とほぼ平行な横方向に上体を動かすと同時に使用者の体を回転させることを含むバックスイングを行うことを学ぶ。右利き使用者にとって、ブレース53(図11では図示せず)は、使用者の右足が回転運動が許容されるのと同時にあらゆる横方向の動きが行われるのが抑えられるようにオプションとして用いることができ、これにより、使用者の上体及び腰が回転できる柱(post)を作る。左利き使用者にとって、ブレース53は、使用者の左足の動きを抑えるために用いる。
【0074】
使用者がバックスイングを行い続けて目的のターゲットから離れる方向へのターンを完了すると、ヨーク11に取り付けられた伸縮ロッド57は、使用者の両腕が、相互に及び使用者の上体、特に使用者の胸骨に対して正しい位置で共に動き続けるように作動する。他の通常のスイングの欠陥は、肘の曲げ、特に右利きゴルファーにとって左肘の曲げを含んでおり、これは、ゴルフクラブを誤った位置に入れてしまう(get into)。伸縮ロッド57は、右利き使用者が誤った態様で肘を曲げるのを防ぎ、回転の遠心力(centrifugal force)が使用者の左腕を延ばす(左利き使用者の右腕を延ばす)のを可能にする。伸縮ロッド57は、回転及び遠心力により形成される最大クラブヘッド速度(maximize club head speed)が求められる遠心力が損なわれるのも防ぐ。
【0075】
図12は、本発明のゴルフスイング練習装置10を使用しながらバックスイングを行うプロセス(process)にある右利き使用者89を示している。使用者89の上体91は、使用者89及びゴルフクラブ90がゴルフボール92から離れるように回転するにつれて、目的のターゲットから離れるように回転する。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、ターゲットから離れる方向において固定垂直基準線A−Aの交差点から横方向に動き、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、水平面21に向かっても動いており、これにより、現在は固定水平基準線B−Bの下にあることに注意されたい。
【0076】
使用者がバックスイングのトップに近づくにつれて、伸縮ロッド57とカプラ61との間のヒンジ62は、スイングの適切な位置における適切な面内で使用者が彼または彼女の手首をコックする(cock)のを可能にする。体全体のターンを促進(encouraging)することにより、バックスイングのトップで、ゴルフクラブは、好ましくは、ゴルフクラブのシャフトがターゲットライン17とほぼ平行になるように配列されだろう。右利き使用者においては、左肘の関節は、バックスイングのトップにおいて右肘の関節よりも高くなるだろう。これは、本発明のゴルフスイング練習装置10が、バックスイング中に使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させるのにつれて現れる正しい位置である。
【0077】
図13は、バックスイングのトップでの右利き使用者89を示している。バックスイングのトップでは、ゴルフクラブ90のシャフトは、好ましくは、ターゲットライン17とほぼ平行である。バックスイングのトップでは、使用者89の両肩は、ターゲットから離れる方向においてアドレスの位置から約90°の位置に回転する。バックスイングの間に、ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bのそれぞれの右及び下方にその位置から見えるように、水平面21に向かってターゲットライン17とほぼ平行な横方向に目的のターゲットから離れるように動く。
【0078】
バックスイングのトップから、ゴルフクラブのヘッドは方向を逆に変え、最後にゴルフボールと衝突する軌道に沿って動き始める。この動きは、バックスイングを完了して(好ましくは、アドレス位置から両肩で約90°まで、腰またはウエストで約45°まで)ボールに向かって戻すように回すために、予めターンを行った使用者の体によって最初(primarily)は生じる。使用者の体がゴルフボールに向かって戻るように回転するにつれて、重力及び遠心力は、使用者の両腕を最初のアドレス位置に向かって戻すように動かす。ヨーク11は、使用者の上体に接触して、スイング中の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイド及び調和させる。回転軸線15を中心とする使用者の腰、上体及び両腕の回転により生じる遠心力は、スイング軌道(swing path)と呼ばれる孤(arc)上でゴルフクラブヘッドを加速させる。本発明のゴルフスイング練習装置10は、クラブヘッドがゴルフボールに接触するときに、ターゲットライン17にほぼ沿ってクラブヘッドのスイング軌道を維持する。
【0079】
図14は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分を行うプロセスにある右利き使用者89を示している。ゴルフクラブ90は、使用者89がアドレス位置に向かって戻るように回転するにつれて、ゴルフボール92に向かって加速する。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、使用者89が彼または彼女の腰及び上体91をターゲットの方向においてアドレス位置に向かって戻すように回転するにつれて、水平面21から離れてターゲットの方向においてターゲットライン17とほぼ平行に動くことに注意されたい。
【0080】
ゴルフクラブのヘッドは、ターゲットライン17とほぼ平行なバックスイングのトップの位置から、ゴルフクラブのシャフトがターゲットライン17とほぼ垂直になるダウンスイングの最下点の位置にゴルフクラブヘッドのシャフトが動くにつれて加速する。オプションの伸縮ロッド57及びカプラ61のアッセンブリを一緒に備えた本発明のゴルフスイング練習装置10は、ターゲットライン17に対して比較的直角な位置にゴルフクラブのフェースが維持されるのを確実にする。伸縮ロッド57及びヒンジ62だけがゴルフクラブを正しい軸線上で動かすので、ゴルフクラブのフェースの水平溝は、ゴルフクラブヘッドのフェースがゴルフボールに接触した状態でターゲットライン17にほぼ直角または垂直に維持される。また、本装置は、ゴルフクラブのヘッドで付与された遠心力を最大にするために必要な遠心力を損なうように使用者が動くのも防ぐ。
【0081】
図15は、ゴルフスイングのダウンスイングの部分からゴルフスイングのフォロースルーの部分に移行する右利き使用者89を示している。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bによってそれぞれ二分された位置に戻る。ゴルフスイングのこの位置で、ゴルフクラブ90のヘッドは、ゴルフボール92に衝突してエネルギーを移し始める。
【0082】
使用者がスイング回転を続けると、ゴルフボールは、クラブヘッドのフェースから跳ね出て(spring off)、ターゲットの方向に飛ぶ。使用者は、正しく打たれたゴルフボールがどのように見え、聞こえ、感じるかを、即座に見て、聞いて、感じるだろう。使用者は、フォロースルーと呼ばれる回転運動でゴルフスイング回転を終える。バックスイングで、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者の両腕をゴルフクラブに対して正しい位置にガイドし、使用者にターゲットに向かって一杯にターンを行うように指導する(teach)。
【0083】
図16は、ゴルフスイングのフォロースルーの部分を行うプロセスの間にある右利き使用者89の位置を示している。ヨーク11と回転部材13の端部14との間の取付ポイント12は、現在、固定垂直及び固定水平基準線A−A及びB−Bのそれぞれの左及び上方に来てるのに注意されたい。本発明のゴルフスイング練習装置10は、ゴルフスイングを通して、使用者89の上体の回転、横方向及び垂直方向の動きをガイド及び調和させる。
【0084】
好ましい実施例では、伸縮ロッド57は、下方部65に対し長手方向に延びる軸線58上で自由に回転する上方部64を有している。長手方向に延びる軸線58に沿うこの回転を許容することにより、使用者は、ゴルフスイング中にクラブフェースでゴルフボールを打つ際に、正しいターンを伴って彼または彼女の手首及び両腕を回転する(rotate)または回す(roll)ことを学ぶことができる。一旦、筋肉運動知覚(kinesthesia)[即ち、感覚認知(sensory perception)を通した感覚または筋肉の記憶(muscle memory)による]を通して学べば、この技術は、手首を回すことなく、使用者がスイングより大きな力で更にゴルフボールを打つことを可能にする。ゴルフスイングを行う方法を学び始めたばかりの使用者または予め型にはまったスイング欠陥を直す使用者にとって、ロッキング・ピン88は、好ましくは、正しい技術(mechanism)のスイングを学んで型にはめるまで、下方部65に対し伸縮ロッド57の上方部64の回転を制限するために用いることができる。このため、本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者が練習中におけるある種のスイング欠陥を指摘(adress)するために、スイングの種々の局面を抽出する(isolate)ことを可能にする。ゴルフスイング練習装置10は、できるだけ多くの使用者の感覚を含ませることを意図している。ゴルフスイング練習装置10は、正しくスイングを行っている間に、使用者が彼または彼女の両腕、体及びゴルフクラブがあるべき所を見る視覚的参考(visual reference)を備えている。更に、ゴルフスイング練習装置10は、使用者が使用者の上体とヨーク11との間の接触と共に彼または彼女自身の実際のプレイ用ゴルフクラブの握りを使用者に感じさせることによる使用者の接触感覚または筋肉運動知覚(kinesthesia)を含んでいる。更に、使用者は、正しく打たれたゴルフボールがどのように感じ聞こえるかを感じて聞くことができる。好ましい実施例では、ヒンジ62は、ゴルフスイング中にヒンジ62がそのピボット軸線63を中心に旋回するときに可聴的なクリック(audibule click)を提供するスプリング負荷式留め部材(spring−loaded detent element)を有している。もしゴルフスイングが正しく行われていれば、使用者が各時に同じ位置にあるときに、留め部材のクリックが聞こえるだろう。
【0085】
本発明のゴルフスイング練習装置10は、使用者のあらゆる実際のプレイ用クラブにも取り付けられるのが分かるだろう。したがって、使用者は、前述したように、ドライバー(driver)からサンドウェッジ(sand wedge)までのそれぞれ及び全部のプレイ用クラブでゴルフスイングを練習してゴルフボールを打つことができる。本装置は、ピッチショット(pitch shots)及びチップショット(chip shots)を行うためのフルスイングを練習するのに用いることができる。更に、本装置は、パッティング・ストローク(putting stroke)を練習するために用いることもできる。
【0086】
オプションのブレース53を用いるために、ブレース53は、対応するブレースピン受入孔(brace pin receiving holes)55にブレースピン54を挿入することによりベース51に接続される。そして、ブレース53は、使用者の両足または腰のいずれか一方の適当な位置に接触するように、旋回式クランプ・アッセンブリ56を用いて調整する。与えられた時間(given time)で使用者に与えられる教習のタイプによっては、ブレース53は、下方の向こうずね(shin)から使用者の腰までの使用者の両足のいずれか一方のあらゆる位置に接触させることができる。ブレース53は、スイング中に基準位置(reference point)として使用者に何かもたれかかるもの(something to bear against)を与えるために主として用いられ、これは、フルスイングの動力(dynamics)をベースとした安定した基礎(foundation)を使用者が作るのを手伝う。ブレース53は、使用者がゴルフスイング中に上体に対して使用者の下半身(lower body)を分離する(isolate)のを助けることができる。
【0087】
ある面において、ゴルフスイングを正しく行うことを学ぶことは、ピアノのような音楽器具の演奏を学ぶことに似ている。両器具共に、人は、ターゲットとするゴールを達成するために必要な肉体的動作を正しく行うために、しっかりした練習に従事(engage)しなくてはならない。ピアノの演奏を学ぶ場合には、人は、音楽を奏でるために、正しい状態で正しいキーを指で打つ訓練をしなければならない。正しくゴルフスイングを行うことを学ぶ場合には、人は、ゴルフボールを正しく打つために、スイング中に常に正しいポジション(position)で体全体を動かす訓練をしなければならない。2つの動作の間の原理的な相違は、最も音楽的な器具(most musical instruments)に比べて、ゴルフスイングにおいては、物体としての「キー(keys)」またはポジションが欠けていることを含んでいる。ピアノのキーは、目に見え、固定された場所にあるので、見付けやすく、ピアノの演奏を学ぶことにより、基準ポイント(reference point)として用いることができる。更に、間違ったキーを打ったときは、人は、聴覚的に誤りを検出して打ち直すことができる。これに対して、ゴルフスイングを行うのを学ぶ者は、物体的なポジションであるキーまたは他の手助けしてくれる(consult)基準ポイントを有していない。あらゆる固定された視覚的、聴覚的または触覚的(tactile)なガイド(guidance)無しにスイングポジション(即ち、「キー」)を見つけなければならない。更に、ゴルファーにとって、正しく打たれたゴルフボールと正しく打たれなかったそれとの違いを認識するのは時々難しい。
【0088】
本発明のゴルフ練習装置は、ゴルフスイングにおいて適切で反復可能で首尾一貫したポジションに位置させて使用者が用いることができる物体的な「キー」のセットを提供する。更に、本発明のゴルフスイング練習装置10を用いて正しく行われた「キー」ポジションを練習及び学習をした後には、使用者は、彼または彼女のゴルフゲームを向上して改良することができる正しく行われたスイングの変化(variation)を練習して履行するために本装置を用いることができる。ピアノに類推して続けると、ゴルフスイングの変化を学ぶ使用者の能力(ability)は、様々な創作方法(interpretive way)[例えば、長い音符、クレッシェンド(crescendo),スタッカート音符(staccato notes)及びその他の創作的な動き(interpretive moves)]でピアノのキーを打つことを学ぶピアニストに似ている。低いスコアを達成するための本質となるゴルフの創作的ショットは、スイングのテンポ(tempo)、ショットの柔らかさ、グリップの圧力、スイング軌道に対するクラブのブレードの角度及び他の小さい調整のようなものを変えることを含んでいる。しかしながら、全ての場合において、使用者がスイングのための基準ポイントとしての役割を果たすポジションまたは「キー」の一貫した組を有することが本質的なことである。
【0089】
本発明の好ましい実施例による好ましいゴルフスイング練習装置10は、スイングを行う前に使用者が第1の角度20及び第2の角度22を調整するのを可能にする。調整具は、ガイド・アッセンブリ19を支持する直立部52内部、またはガイド・アッセンブリ19それ自体の内部に作ることができる。第1の角度20及び第2の角度22の調整により、使用者は、スピンアングル(spin angle)と呼ばれるアドレス位置でゴルフボールに向かって前方にゴルファーが腰を曲げる角度を調整でき、チルトアングルと呼ばれるターゲットに向うまたは離れるいずれか一方にゴルファーが腰を曲げる角度も調整できる。
【0090】
本発明の他の特徴は、ゴルフのプレイの中断またはその他の活動しない時期(periods of inactivity)の後に、正しいスイングを早く復活させるために本装置を用いる使用者の能力を含んでいる。通常、ゴルフスイングにおいては、基準のフレーム(frame)としての役割をする物体的なキーはないので、ゴルフクラブを数日間スイングしないゴルファーは、正しいスイングポジションの感触または筋肉運動知覚(kinesthesia)を失い始める。しかしながら、本発明のゴルフスイング練習装置10を用いることを通して、ゴルファーは、中断後であっても、比較的短い時間の練習後に道理に合った出き栄え(reasonable performance)を取り戻すことができる。なぜなら、本装置は、正しく行われるゴルフスイングの「キー」またはポジション及び動きをゴルファーが思い出すのを助けるからである。ゴルフスイングのために筋肉の記憶を即座に回復し、筋肉の調子(tone)を維持することは、ゴルフゲームのゴルファーの楽しみを高めて、ゴルフコース上でのゴルファーの自信を高めることができる。
【0091】
付加された利用及び修正は、本技術の当業者にとって容易に行えるものである。そのため、本発明は、それより拡大する局面において、ここで示され説明された明白な詳細及び好ましい例示に限定されるものではない。したがって、添付された請求の範囲及びそれと同等なものにより限定された通常の発明のコンセプト(concept)の精神または範囲から離れることなく、様々な修正が行われるものである。
Claims (27)
- ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させ、前記ゴルフスイングには、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーが含まれており、前記ゴルフスイングが、ゴルフボールの位置から目的のターゲットに向かってほぼ水平に延びるターゲットラインに対応して案内されるゴルフスイング練習装置であって、
前記使用者の上体に係合するヨークと、
前記ヨークに接続される回転部材と、
前記使用者が前記ゴルフスイングを行う際に前記回転部材の前記横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させるガイド・アッセンブリとを具備するゴルフスイング練習装置。 - 前記回転部材は、上部と下部とを具備しており、
前記上部は前記下部に接続され、前記上部は前記下部と異なった回転軸線を有している請求項1に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記ヨークは、
前記使用者の腰にほぼ隣接して位置する前方部分と、
前記使用者の背中にほぼ隣接して位置する後方部分と、
前記前方部分と前記後方部分とを接続する接続部分とを具備する請求項1に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記接続部分は、前記前方部分と前記後方部分との間の距離を調整する手段を有している請求項3に記載のゴルフスイング練習装置。
- 更にベースと、
前記ベースに接続されて前記ベースから延びる少なくとも一つの直立部とを具備し、
前記直立部は、前記ガイド・アッセンブリに接続されて、前記ガイド・アッセンブリを支持している請求項1に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記ベースに接続されて前記ベースから延びるブレースを更に具備し、
前記ブレースは、前記使用者がゴルフスイングを行う際に、前記使用者の両足の少なくとも一方に接触して、その動きを制限する請求項8に記載のゴルフスイング練習装置。 - ゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させ、前記ゴルフスイングには、バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーが含まれており、前記ゴルフスイングが、ゴルフボールの位置から目的のターゲットに向かってほぼ水平に延びるターゲットラインに対応して案内されるゴルフスイング練習装置であって、
前記使用者の上体に係合するヨークを具備し、前記ヨークは、使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイントを有しており、
前記ヨークの前記取付ポイントに接続される一端を有し且つ前記ターゲットラインとほぼ平行な第1の平面内に位置する回転軸線を有する回転部材を具備し、
前記使用者が前記バックスイングを行う際に、前記回転部材が、前記ほぼ水平面に向い且つ前記ターゲットから離れるように前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、しかも前記使用者がダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、前記回転部材が、前記ほぼ水平面から離れ且つ前記ターゲットに向かうようにターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、前記ターゲットラインを含むほぼ水平面と前記第1の平面との間の第1の角度と、前記回転部材の前記回転軸線と,前記第1の平面とほぼ水平面との間の交差線との間の第2の角度の両者が、一定のままであるように、前記回転部材の配置方向を維持するガイド・アッセンブリを具備していることを特徴とするゴルフスイング練習装置。 - 前記回転部材は、上部と下部とを具備しており、
前記上部は、前記水平面にほぼ垂直に固定された回転軸線を有しており、
前記下部は、前記上部に接続され、前記ターゲットラインとほぼ平行な前記第1の平面内に位置する回転軸線と、前記ヨークの前記取付ポイントに接続された端部とを有し、
前記使用者がバックスイングを行う際に、前記回転部材が、前記水平面に向い且つ前記ターゲットから離れて前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと回転とを同時に行い、しかも使用者が前記ダウンスイング及び前記フォロースルーを行う際に、前記回転部材が、前記水平面から離れ且つ前記ターゲットに向かうように前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向への動きと逆回転とを同時に行う間に、前記ターゲットラインを含む水平面と前記第1の平面との間の第1の角度と、前記回転部材の前記回転軸線と,前記第1の平面と前記水平面との間の交差線との間の第2の角度との両者が、一定のままであるように前記回転部材の前記下部の位置の配置方向が維持される請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記ヨークは、
前記使用者の腰にほぼ隣接して位置する前方部分と、
前記使用者の背中にほぼ隣接して位置する後方部分と、
前記前方部分と前記後方部分とを接続し、前記使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイントに延びる接続部分とを具備する請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記接続部分は、前記前方部分と前記後方部分との間の距離を調整する手段を有している請求項9に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記ガイド・アッセンブリは、前記第1の角度と、前記第2の角度と、前記回転部材の前記端部と前記水平面との間の距離とを前記使用者がゴルフスイングを行う前に調整できるようになっている請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記ガイド・アッセンブリは、
一方の端部に固定状態で取り付けられた第1のギアと、他方の端部に取り付けられたカムフォロアとを有するシャフトを具備しており、
前記第1のギアは前記回転部材に固定状態で取り付けられた第2のギアと噛み合い、前記第2のギアの軸線は前記回転部材の回転軸線と同心であり、
前記ガイド・アッセンブリは、更に、前記シャフトと前記回転部材とを互いに対して固定された配置方向にジャーナル軸支するハウジングとカム面とを具備しており、前記カムフォロアが前記カム面に接触した状態でそれに沿いながら通過する際に、前記回転部材が回転し且つ前記水平面に対して前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向に動く請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記カム面は、前記使用者が前記バックスイングをする際に、前記回転軸線を中心にして約90°まで前記回転部材が回転する間、前記回転部材が前記ターゲットラインとほぼ平行に横方向に約4インチ動き且つ前記水平面に向かって約0.75インチ動くことを許容し、しかも、前記使用者が前記ダウンスイング及びフォロースルーをする際に、前記回転軸線を中心にして約180°まで前記回転部材を逆回転する間、前記回転部材が前記ターゲットラインとほぼ平行に横方向に約8インチ動き且つ前記水平面から離れる方向に約2.5インチ動くことを許容する請求項12に記載のゴルフスイング練習装置。
- 更にベースと、
前記ベースに接続されて前記ベースから延びる少なくとも一つの直立部とを具備し、
前記直立部は、前記ガイド・アッセンブリに接続されて、前記ガイド・アッセンブリを支持している請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記直立部は、前記第1の角度と、前記第2の角度と、前記回転部材の前記端部と前記水平面との間の距離とを前記使用者が前記ゴルフスイングを行う前に調整できるようになっている請求項7に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記ベースに接続されて前記ベースから延びるブレースを更に具備し、
前記ブレースは、使用者がゴルフスイングを行う際に、使用者の両足の少なくとも一方に接触して、その動きを制限する請求項14に記載のゴルフスイング練習装置。 - 長手方向に延びる軸線と第1の端部と第2の端部とを有する伸縮ロッドを更に具備しており、前記伸縮ロッドの前記第1の端部は、前記使用者の胸骨の中心近くで前記ヨークの前記前方部分に枢軸動作可能に接続されており、
前記ゴルフクラブのグリップエンドに取り付けられるカプラと、前記伸縮ロッドの前記第2の端部に前記カプラを接続するヒンジとを更に具備しており、前記ヒンジは、前記伸縮ロッドの前記長手方向に延びる軸線とほぼ垂直に配置されたピボット軸線を有している請求項9に記載のゴルフスイング練習装置。 - 前記伸縮ロッドは、前記第1の端部内で終端する上方部と前記第2の端部内で終端する下方部とを具備しており、前記上方部及び前記下方部は、前記長手方向に延びる軸線に沿って互いの動きを許容するように摺動可能に接続されている請求項17に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記上方部及び前記下方部は、前記長手方向に延びる軸線上において互いの回転を許容するように回転可能に接続されている請求項18に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記カプラがアリゲータ・クランプ・アッセンブリを具備している請求項17に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記アリゲータ・クランプ・アッセンブリは、一対の対向ヒンジプレートにそれぞれ接続された上方ジョー及び下方ジョーを具備しており、前記上方ジョー及び前記下方ジョーは、前記上方ジョーと前記下方ジョーとが互いにクランプされたときに、前記ゴルフクラブの前記グリップエンドに摩擦係合するための隆起部を互いの対向面上に有している請求項20に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記カプラは、前記ゴルフクラブの前記グリップエンドに摩擦係合するために弾性材料から形成されたソケットを具備している請求項17に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記ヒンジは、前記ヒンジに対してもたれかかり、前記伸縮ロッドに対して前記ピボット軸線を中心に前記カプラが回転する際に可聴的なクリックを発するスプリング負荷式留め部材を更に具備している請求項17に記載のゴルフスイング練習装置。
- バックスイング、ダウンスイング及びフォロースルーを含むゴルフスイングを行う際の使用者の体の位置並びに横方向、垂直方向及び回転の動きをガイドし且つ調和させ、しかも前記ゴルフスイングが前記使用者がゴルフクラブでゴルフボールを打つ位置から目的のターゲットの方向に水平に延びるターゲットラインに対して案内されるゴルフスイング練習装置であって、
使用者の上体に係合するヨークを具備しており、前記ヨークは、前記使用者の腰にほぼ隣接して位置する前方部分と、前記使用者の背中にほぼ隣接して位置する後方部分と、前記前方部分と前記後方部分とを接続して前記使用者の両肩の上方で且つ中間に位置する取付ポイントに延びる接続部分とを具備しており、
上部と下部とを具備する回転部材を具備しており、前記上部は、前記水平面にほぼ垂直に固定された回転軸線を有しており、前記下部は、前記上部にUジョイントで接続され、前記ターゲットラインとほぼ平行な第1の平面内に位置する回転軸線と、前記ヨークの前記取付ポイントに固定状態で接続された端部とを有し、前記使用者がバックスイングを行う際には、前記回転部材が、水平面に向かい且つ前記ターゲットから離れるように前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向に動き且つ回転することを同時に行い、前記使用者が前記ダウンスイング及びフォロースルーを行う際に、前記回転部材が、前記水平面から離れ前記ターゲットに向かって前記ターゲットラインとほぼ平行な横方向に動き且つ逆回転を同時に行う間には、前記第1の平面と前記ターゲットラインを含む前記水平面との間の第1の角度と、前記回転部材の回転軸線と,前記第1の平面及び前記水平面の間の交差線との間の第2の角度の両者が、一定のままであるように前記回転部材の前記下部の配置方向が維持されており、
一方の端部に固定状態で取り付けられた第1のギアと、他方の端部に取り付けられたカムフォロアとを有するシャフトを具備しており、前記第1のギアは、前記回転部材の前記上部に固定して取り付けられた第2のギアと噛み合い、前記第2のギアの軸線は、前記回転部材の前記上部の回転軸線と同心であり、
相互に固定された配置方向にある前記シャフトと前記回転部材の前記上部とをジャーナル軸支するハウジングを具備しており、
前記ハウジング内に装着された第1のレールを具備しており、前記第1のレールは、前記回転部材の前記上部の回転軸線と平行に配置されており、
前記第1のレールをガイドして摺動自在に支持するブッシングを有するキャリッジ・アッセンブリを具備しており、前記キャリッジ・アッセンブリは、前記回転部材の前記上部の回転軸線にほぼ垂直で且つターゲットラインにほぼ平行な横方向に延びる第2のレール上に乗って支持されており、
前面及び裏面を有するプレートを具備しており、前記プレートの前記前面は、前記カムフォロアと係合するカム面を有しており、前記カム面は、前記水平面に対して前記ターゲットラインにほぼ平行な横方向の前記回転部材の動きを限定し且つ制限し、
前記プレートの前記前面から突出する一対の対向レール装着部を具備しており、前記第2のレールは、前記プレートの前記前面に平行に固定された関係で前記一対の対向レール装着部の間に装着されており、
前記シャフトに同心的に装着されたドラムを具備しており、
前記一対の対向レール装着部の間に延びるケーブルを具備しており、前記ケーブルは前記ドラムと摩擦的に接触しており、前記ケーブルと前記ドラムとの間の摩擦は、前記カム面に沿う前記カムフォロアの動きに対応してシャフトを回転させ、
前記プレートの裏面に接続された直立部を具備しており、前記直立部はベースに延びて前記ベースに支持されているゴルフスイング練習装置。 - 前記ベースに接続されて前記ベースから延びるブレースを更に具備しており、前記ブレースは、使用者がゴルフスイングを行う際に、使用者の両足の少なくとも一方に接触して、その動きを制限する請求項24に記載のゴルフスイング練習装置。
- 長手方向に延びる軸線を有する伸縮ロッドを更に具備しており、前記伸縮ロッドは、管状上方セクションと筒状中間セクションと下方セクションとを具備しており、前記管状上方セクションは、開口端部と閉塞した第1の端部とを有しており、前記伸縮ロッドの前記閉塞した第1の端部は、使用者の胸骨の中心近くのヨークの前方部分に枢軸動作可能に接続されており、前記筒状中間セクションは、前記管状上方セクションの前記開口端部内に配置された一方の端部と、前記伸縮ロッドに形成された長手方向に延びる軸線に前記回転軸線が一致するように前記下方セクションに回転自在に接続された他方の端部とを有しており、前記下方セクションは、舌状部内で終端しており、
前記ゴルフクラブの前記グリップエンドに取り付けられるカプラを更に具備しており、前記カプラは、アリゲータ・クランプ・アッセンブリを具備しており、
前記伸縮ロッドの前記下部の前記舌状部に前記カプラを接続するヒンジを更に具備しており、前記ヒンジは、前記伸縮ロッドの長手方向に延びる軸線に対して垂直に配置されたピボット軸線を有している請求項24に記載のゴルフスイング練習装置。 - 下方セクションに対する筒状中間セクションの回転の範囲を制限するストップを更に具備する請求項26に記載のゴルフスイング練習装置。
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