JP2004531098A - 電気機器の自動的指令装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器を個人的に自動指令するための装置。
【解決手段】個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品(1)と、個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御することが可能な上記電気機器に取り付けられた第2の通信手段とから成る。
【解決手段】個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品(1)と、個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御することが可能な上記電気機器に取り付けられた第2の通信手段とから成る。
Description
【0001】
【発明の分野】
本発明は、電気機器を個人的に自動指令(commande automatisee)するデバイスまたは装置に関するものである。
本発明は一般的にはデータ転送、特に人間と機械との間のインタフェースとして用いられるが、本発明を適用するのが好ましい分野は電気機器の運転動作をトリガーする(例えば起動または停止させる)電気機器の自動指令の分野である。
【0002】
【従来の技術】
本明細書で「電気機器」とは電子機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器、電気通信機器等の任意の電気装置を意味する。
現在の大多数の電気機器、例えば家庭用電気機器には(コード保護されている場合を除いて)全てのユーザが指令可能な外部指令手段またはタイマー指令手段が備えられている。しかし、或る特定の個人に特有な識別情報(idenfifiant)としての特徴データの物理的存在によって指令されるものはほとんどない。
【0003】
従って、公知技術の欠点は、電気機器を始動し、待機状況にし、ユーザーに(コード化された別の動作を除いて)完全な自由を与え、最後にスイッチを切るといった一連の操作がユーザー個人とは独立している点にある。特に、遠隔制御の場合にはユーザーを認識できず、予めプログラミングすることによって装置の使用を禁止したり、所定期間または所定時間の間のアクセスを禁止し、さらには所定機能へのアクセスを禁止することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする技術的課題は、ユーザーが所定区域内に所定時間、単に存在することによって電気機器のプログラミングを個人的に指令できるようにした、電気機器を個人的に自動指令する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品と、個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御することが可能な上記電気機器に取り付けられた第2の通信手段とから成ることを特徴とする、個人によって電気機器を自動的に指令する装置を提供する。
すなわち、本発明の自動指令装置では、腕時計、指輪、バッチ、ネックレス、ブローチ等の通常身に付けている小さな個人的物品を、その本来の用途の他に、電気機器の予めプログラムされたインタフェースとして使用する。
【0006】
【実施の態様】
本発明装置の使用態様(モード)は2つ考えられる。
第1のモードでは、本発明装置は個人的物品が所定区域内に単に存在することによって指令される。従って、この指令信号は常に出ている。すなわち、個人の自発的、積極的なアクション(動作)がない場合でも、個人からなんらかの効果を生じる指令が出いる。
【0007】
第2のモードでは、個人的物品にアクション(動作)を加えることによって指令信号がでる。この場合には個人の自発的動作によって指令が出される。この場合の個人的物品に第2の通信手段の指令機能が含まれる。この指令機能にはスクリーン上のアイコンを選択するまたはボタンを押す等の動作および/または音声認識が含まれる。
第1および/または第2の通信手段は電力消費や電池の充填、再充填といったの問題を無くすために低消費電力の短距離無線装置から成るのが有利である。
【0008】
上記の特徴データは電子機器の使用、始動、キー解除、停止および/または使用制限、メッセージの伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行等に関するものであるため、本発明装置は極めて多くの数の指令を自動制御できるものでなければならないということは理解できよう。
本発明の他の特に有利な特徴は、個人的物品と電気機器との間の指令が双方向性である点にある。この特徴によって電気機器からの多様なデータ、例えば受取確認、開始(特に、識別情報)、キーの更新等を個人的物品が受けることができる。
さらに、本発明では電気機器を他人の個人的物品(同じものでもよい)で構成し、同じグループに属する個人、例えば子供との間で、腕時計のような個人的物品に簡単なアクション(動作)を加えることによって、互いにデータ交換できるようになっている。
【0009】
さらに、本発明では、個人的物品がそれを所持している個人に関する個人情報データの記憶メモリを有し、個人情報データは電気機器によって、および/または、電気機器との通信によって読み込まれる。従って、個人的物品、例えば腕時計はデータバンクと考えられ、このデータバンクに第1および第2の通信手段(無線リンク)を介して電気機器、例えば携帯電話や電子手帳がアクセスできる。すなわち、格納された個人データが他人に読み込まれ、あるいは、双方向リンクの場合には、個人的物品の所有者に何らのアクション(動作)も要求せずに通信伝送できる。
以下、本発明の理解を助け、本発明をいかに実現するかを示すために、添付図面を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
[図1]は個人、例えば子供が電気機器を自動指令するための本発明の自動指令装置の概念図である。この個人はその個人が通常身に付けているおよび/または衣服に付けている個人的物品(1)、例えばデジタル腕時計、アナログ腕時計、針式腕時計、指輪、バッチ、ネックレス、ブローチの携帯(着用)者である。
個人が指令可能な電気機器は一般に電子機器、情報機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器、電気通信機器等である。[図1]には「子供」の環境で使用される所定数の電気機器の例が示してあり、装置に指令アクアョン(動作)を加えるものを個人的物品(1)とした。
【0011】
「子供」の環境では、個人的物品(1)は子供が身に付けている腕時計で表してある。[図1]から分かるように、上記の個人的物品(1)によって指令される電気機器は種類の異なる物品だけでなく、同じ物品にすることができる。すなわち、この場合には同じ家族、同じ学校等の他の子供が身に付ける腕時計にすることができる。
本発明では一般に、個人的物品の他への指令は双方向で行うことができるが、この構成に限定されるものではない。すなわち、子供達は各腕時計に簡単なアクション(動作)を加えるか、同じ区域(perimetre)内に単に存在するだけで例えばリンクを経由してデータ交換できる。
【0012】
「ホーム」の環境にはバッテリ駆動の玩具13(人形、動物)、パーソナルコンピュータ11のような電子、情報機器、個人用アシスタント装置、さらにはテレビジョン受信機12等がある。
「親」の環境での電気機器は、離れた距離にいる子供と親との間の通信手段を備えた電話22や腕時計21である。
「外部」の環境では、子供は安全装置、例えば居場所特定端末(bornes localization)23と連絡することができる。
【0013】
いずれの環境にせよ、個人的物品(1)には第1の通信手段が備えられている。この第1の通信手段は例えば低消費電力の短距離無線リンクのブルートゥース(Bluetooth)にすることができる。この第1の通信手段は使用した無線リンク:ブルートゥース(Bluetooth)等のアプリケーション相に存在する指令信号(常時または非常時)を出す。この指令信号は個人の特徴データを含む。この特徴データは例えば個人すなわち携帯者の識別情報や、電気機器へのアクセス許可情報や、サービスへのアクセス条件等にすることができる。必要な場合には生物計測学的(biometrique)な検出器を用いた署名、音声認識、指紋、目膜模様等や、個人的物品(1)内または電気機器のレシーバー内のメモリ/比較機能を用いた形態学特徴によって携帯者を同定することができる。
【0014】
特徴データは電気機器に加えるアクション(動作)、例えば電気機器の使用、始動、キーまたは割込み解除、停止および/または使用制限、メッセージ(受信メッセージ、個人的物品(1)での受取確認、警報、個人的物品(1)で警報を出すように求める無線信号)の伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行(チャンネル、アプリケーション、ソフトウェアプログラム、ポート、ウェブ・サイトの選択等)に関するものである。
【0015】
いずれの用途でも、本発明装置は一般に2つのモードで運転される。すなわち、個人的物品(1)が所定の区域内に単に存在するという事実だけで無意識のうちに電気機器が指令される(この場合には指令信号は常に出されている)場合か、個人的物品に自発的にアクション(動作)を加えて指令信号を出す場合である。後者の場合には、ボタンを押す動作、スクリーン上でのアイコンの選択、および/または、音声認識によって第2の通信手段を指令する機能を個人的物品が有している。
【0016】
個人的物品(1)はさらに、個人的物品(1)の携帯者に関する個人データを格納するためのメモリを有することができる。この場合、メモリはデータバンクとみなされ、その内容は電気機器が指令信号によって起動させられた時に第1と第2の通信手段の間のリンクを介して電気機器内にダウンロードできる。すなわち、記憶メモリを備えた腕時計中の個人データが携帯電話や個人的電子アシスタント装置を介して電気機器に読み込まれ、および/または、伝達される。
さらに、心配な電気機器を子供が使用するのを親がコントロールきるようにするために、特徴データにアクセス制限データおよび/または個人的物品(1)の携帯者の除外データを含めることができる。
【0017】
電気機器側には個人が携帯する個人的物品(1)の低消費電力短距離無線リンクと通信可能な第2の通信手段が設けられている。この第2の通信手段は受信した指令信号から個人の特徴データを抽出し、その特徴データに従って電気機器を指令することができる。特に、電気機器は、所定区域内(例えば数メートルから数十メートル以内)で且つ所定のプログラム可能な制約(時、経過時間、距離等)が満たされた場合に、一連のアクション(動作)、例えばプログラムされメモリに格納された上記のアクションをトリガーする。必要な場合には双方向アンテナにアジマス規制を集積化することもできる。
【0018】
電気機器の第2の通信手段は内部(シリーズ)または外部(オプション)のレシーバを有している。このレシーバは(コードアクセス可能な)プログラミング指令をサポートし、ダウンロードした外側のデータまたは標準的なプレセットデータを受け、プログラミングを容易にするためのパラメータの表示装置を利用することができる。
[図1]には「ホーム」環境での本発明装置の2つの使用例が示してある。本発明の第1の使用例では個人的物品(1)からコンピュータ(11)とそのソフトウェアプログラムを自動的に指令する。
【0019】
重要なデータの交換をパーソナルコンピュータ間およびその周辺装置間を結合したブルートゥース(Bluetooth)形式、その他の形式のリンクで行うことは公知であるが、利用者の自動認識し、システムのコンフィギュレーションし、ソフトウェアプログラムへのアクセスの制限および/または排除し、利用者が離れた時にコンピュータを停止させるものは存在しない。一般に、コンピュータはスイッチによって「始動」または「停止」し、コンフィギュレーションとプログラムされたソフトウェアへのアクセスキーはコードによって行われ、待機状況は一時的なものであり、利用者の自動アクセス、義務または制限(アクセスのセキュリティ)を正確に行っているものはない。
【0020】
本発明では個人が通常所持および/または衣服に付けている小さな個人的物品(1)をコンピュータ(11)のプログラムとの間のインタフェースとして使って、コンピュータ(11)を始動、停止させ、所定時間の間だけ所定のアプリケーション、インターネットサイト、その他にアクセスできるようにし、さらには、必要な場合には使用および信号の受信および/または機能信号の発信を制限することができる。
【0021】
具体的には、所定の区域内に所定時間の間単に存在するだけでコンピュータ(11)のプログラムに指令が出され、個人的物品(1)とコンピュータ(11)との間の双方向コネクションは例えばブルートゥース(Bluetooth)のような低消費電力の短距離無線通信手段によって実現される。
【0022】
個人が携帯する個人的物品(1)は識別信号を常時出している。この混合が個人的物品(1)、従って、そのホールダを識別し、サービスへのアクセスを許可する。コンピュータ(11)は(例えば数メートルから数十メートル以内で)識別情報を認める類似したコネクション備えていて、プログラム可能な制約(時、経過時間、距離等)が満たされた場合に、プログラムされメモリに格納された一連のアクション(動作)トリガーする。
【0023】
コンピュータ(11)の受信装置は内部にあっても外部にあってもよく、プログラム(コードによるアクセス)はシステムまたはアクセスを決め且つ常駐ソフトウェアプログラムを自動的に開くシステムの補助機構によって実行される。
【0024】
第2の使用例はマルチメディアまたはホームオートメーション装置を通常の個人的物品から自動的に指令する場合である。ここでは一例としてテレビジョン受信機(12)が示してあるが、音声チャンネル、ビデオチャンネル、ゲーム機、ホームユース機器、その他にも同様に適用できる。
テレビのオペレーションを始動するためには、例え待機位置にあったとしても、リモートコントロール装置またはテレビジョン受信機自体に設けられた少なくとも一つのキーにアクション(動作)を加えて、ユーザーが自由にプログラムを選択できるようにする必要がある。現在公知のリモートコントロール装置はユーザーの認識ができず、テレビジョン受信機の使用を所定時間内または所定期間内に制限したり、特定のチャンネルへのアクセスを制限するように予めプログラミングしておくことはできない。
【0025】
本発明では、個人的物品(1)または通常身に付ける物品を例えばテレビジョン受信機のような装置の予めプログラムされたインタフェースとして使用して、所定期間または所定時間だけ所定チャンネルへのアクセスを許可する。
【0026】
既に述べたように、本発明では個人的物品(1)が所定区域内に所定時間の間、単に存在することによってテレビジョン受信機(12)、より一般的には任意装置のプログラミングを指令することができる。個人的物品(1)とテレビジョン受信機(12)との間の双方向通信は低消費電力の無線通信手段(ブルートゥース、Bluetooth等)で実現される。
【0027】
この場合にも、個人的物品(1)(リング、腕時計、ブレスレット、バッチ)は識別情報信号を常に出している。この信号は個人的物品(1)自体と使用アクセス権とを識別する。テレビジョン受信機(12)は識別情報を認識し(周辺約10メートル内)、所定のプログラム可能な制約(期間、継続時間、距離)が満たされた時に、予めメモリーに格納されたプログラムに従って一連の動作を開始する。信号の発信レベルのコーディングでスイッチング切断ができる。テレビジョン受信機(12)の通信手段は内部でも外部でもよく、プログラミングの指令をサポートしたり、外部データ(遠隔プログラミング)を受けることができ、テレテキスト型のシステムを用いて(または用いずに)パラメータを表示したり、プログラミングを容易にすることがでる。
【0028】
次に、「親」の環境での使用例を電気機器が通信端末装置(22)の場合について詳細に説明する。
通信端末装置を介して個人へメッセージを届ける場合、現在、いくつかの方法じり、携帯電話、短いメッセージSMS(Short Message System)を送るメッセンジャー「パゲ(pager)」、腕時計GSMが存在している。これらのデバイスは重たい(約100グラム)か、持続性がない(腕時計の場合1時間以下)ため、小さな子供では使用できない。その上に、個人でフィルタリングを行うことができず、ブロック/ブロック解除コードを入れない限り各個人は使用できない。
【0029】
この用途では、端末の始動、停止または使用の自動制限に関する指令信号を個人的物品(1)が送る。個人的物品(1)、例えば(腕時計)はユーザーインターフェースを有し、ボタンを押すか、スクリーン上のアイコンを選択するか、音声認識によって指令される。端末の方にはモデムに似た電気通信端末だけがある。
従って、個人が通常身に付けている小さな個人的物品(1)が、プログラムされたメッセージを送信(受信)するために、通信端末装置(22)の予めプログラムされたインタフェース、近接リレーとして使われる。
技術的には携帯電話型(GSM、GPRSまたはUMTS)の専用端末22に接続された長距離通信の機能からユーザー−インタレース機能の機能を取り出したものであり、個人的物品(1)と端末(22)との間の双方向通信は低消費電力型のラジオ周波数の短距離無線通信手段、例えばブルートゥース(Bluetooth)によって実現される。
【0030】
キーボードもスクリーンもマイクロフォンもない単純化したGSM(またはGPRS、UMTS等)型の端末(22)が約数十メートル以内にあるような環境では、個人が身に付けた個人的物品(1)は端末(22)から送られたメッセージの受信者である遠い個人と長距離通信することができる。個人的物品(1)にアクション(圧力、音等)を加えることで、予定された(プログラムされた)一人または複数の個人へメッセージを伝送することができる。メッセージは短縮メッセージSMS、登録メッセージ、音楽またはアニメーション化されていてもよいアイコンまたは画面にすることができる。
【0031】
「親」の環境に関する他の使用例は、腕時計(21)を個人的物品(1)によって指令を受ける電気機器と考えて使う場合、あるいはさらに個人的物品(1)からなる電気機器に指令を出す個人的物品と考えて使う場合である。親の腕時計(21)は指令を双方向に出せるので、腕時計(21)は子供の腕時計(1)に遠距離から質問を送ることができる。例えば、腕時計(1)に内の情報を知ることができ、学校で昼食に子供がとったメニューや、子供とその活動に関する全ての情報を得ることができる。
【0032】
次に、「外部」環境での本発明装置の使用例を説明する。この使用例は一つの通信端末(23)またはネットワーク状に配置された複数の通信端末(23)によって個人が通常身に付けている個人的物品の位置特定(ローカライゼーション)である。
この使用例の場合、個人的物品(1)が指令/同定信号を出すと、受信確認信号のリターンを用いて指向性アンテナを備えた端末によって自動再送が行われ、あるいは受信強度の測定や三角測量可能なネットワークによって自動再送が行われる。
【0033】
個人が通常所持および/または衣服に付けている小さな個人的物品(1)は公園のような開放空間、閉じた室内空間、受信端末(23)のネットワークを備えた大きな集会場での位置確認(ローカライゼーション)を確実に行うたとができる。個人的物品(1)とネットワークの受信端末(23)との間の双方向通信は低消費電力型の無線通信手段、例えばブルートゥース(Bluetooth)によって実現できる。
また、信号を強く増幅ができる受信機の場合(例えばヘリコプターに取付けた場合)には、人が住んでいない区域(森、丘等)でも信号の発信を例外的に使用することによって位置特定(ローカライゼーション)を行うことができる。
【0034】
技術的には、個人を身に付けた個人的物品(1)が存在する(数十メートル)環境下では、受信端末(23)がGSMまたは物理的にリンクしたネットワーク(ケーブル、電気回路網)を介して識別信号を中央局へリレーする。この中央局は個人的物品(1)の最初の信号と端末(23)の信号とを記憶する。これらの個人的物品(1)の位置特定(ローカライゼーション)情報は要求があり次第、要求者へ送られる。多くの電波が放出されている環境では双方向アンテナと高増幅器を備えた受信機とを用いてローカライゼーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動指令装置の概念図。
【発明の分野】
本発明は、電気機器を個人的に自動指令(commande automatisee)するデバイスまたは装置に関するものである。
本発明は一般的にはデータ転送、特に人間と機械との間のインタフェースとして用いられるが、本発明を適用するのが好ましい分野は電気機器の運転動作をトリガーする(例えば起動または停止させる)電気機器の自動指令の分野である。
【0002】
【従来の技術】
本明細書で「電気機器」とは電子機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器、電気通信機器等の任意の電気装置を意味する。
現在の大多数の電気機器、例えば家庭用電気機器には(コード保護されている場合を除いて)全てのユーザが指令可能な外部指令手段またはタイマー指令手段が備えられている。しかし、或る特定の個人に特有な識別情報(idenfifiant)としての特徴データの物理的存在によって指令されるものはほとんどない。
【0003】
従って、公知技術の欠点は、電気機器を始動し、待機状況にし、ユーザーに(コード化された別の動作を除いて)完全な自由を与え、最後にスイッチを切るといった一連の操作がユーザー個人とは独立している点にある。特に、遠隔制御の場合にはユーザーを認識できず、予めプログラミングすることによって装置の使用を禁止したり、所定期間または所定時間の間のアクセスを禁止し、さらには所定機能へのアクセスを禁止することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする技術的課題は、ユーザーが所定区域内に所定時間、単に存在することによって電気機器のプログラミングを個人的に指令できるようにした、電気機器を個人的に自動指令する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品と、個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御することが可能な上記電気機器に取り付けられた第2の通信手段とから成ることを特徴とする、個人によって電気機器を自動的に指令する装置を提供する。
すなわち、本発明の自動指令装置では、腕時計、指輪、バッチ、ネックレス、ブローチ等の通常身に付けている小さな個人的物品を、その本来の用途の他に、電気機器の予めプログラムされたインタフェースとして使用する。
【0006】
【実施の態様】
本発明装置の使用態様(モード)は2つ考えられる。
第1のモードでは、本発明装置は個人的物品が所定区域内に単に存在することによって指令される。従って、この指令信号は常に出ている。すなわち、個人の自発的、積極的なアクション(動作)がない場合でも、個人からなんらかの効果を生じる指令が出いる。
【0007】
第2のモードでは、個人的物品にアクション(動作)を加えることによって指令信号がでる。この場合には個人の自発的動作によって指令が出される。この場合の個人的物品に第2の通信手段の指令機能が含まれる。この指令機能にはスクリーン上のアイコンを選択するまたはボタンを押す等の動作および/または音声認識が含まれる。
第1および/または第2の通信手段は電力消費や電池の充填、再充填といったの問題を無くすために低消費電力の短距離無線装置から成るのが有利である。
【0008】
上記の特徴データは電子機器の使用、始動、キー解除、停止および/または使用制限、メッセージの伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行等に関するものであるため、本発明装置は極めて多くの数の指令を自動制御できるものでなければならないということは理解できよう。
本発明の他の特に有利な特徴は、個人的物品と電気機器との間の指令が双方向性である点にある。この特徴によって電気機器からの多様なデータ、例えば受取確認、開始(特に、識別情報)、キーの更新等を個人的物品が受けることができる。
さらに、本発明では電気機器を他人の個人的物品(同じものでもよい)で構成し、同じグループに属する個人、例えば子供との間で、腕時計のような個人的物品に簡単なアクション(動作)を加えることによって、互いにデータ交換できるようになっている。
【0009】
さらに、本発明では、個人的物品がそれを所持している個人に関する個人情報データの記憶メモリを有し、個人情報データは電気機器によって、および/または、電気機器との通信によって読み込まれる。従って、個人的物品、例えば腕時計はデータバンクと考えられ、このデータバンクに第1および第2の通信手段(無線リンク)を介して電気機器、例えば携帯電話や電子手帳がアクセスできる。すなわち、格納された個人データが他人に読み込まれ、あるいは、双方向リンクの場合には、個人的物品の所有者に何らのアクション(動作)も要求せずに通信伝送できる。
以下、本発明の理解を助け、本発明をいかに実現するかを示すために、添付図面を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
[図1]は個人、例えば子供が電気機器を自動指令するための本発明の自動指令装置の概念図である。この個人はその個人が通常身に付けているおよび/または衣服に付けている個人的物品(1)、例えばデジタル腕時計、アナログ腕時計、針式腕時計、指輪、バッチ、ネックレス、ブローチの携帯(着用)者である。
個人が指令可能な電気機器は一般に電子機器、情報機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器、電気通信機器等である。[図1]には「子供」の環境で使用される所定数の電気機器の例が示してあり、装置に指令アクアョン(動作)を加えるものを個人的物品(1)とした。
【0011】
「子供」の環境では、個人的物品(1)は子供が身に付けている腕時計で表してある。[図1]から分かるように、上記の個人的物品(1)によって指令される電気機器は種類の異なる物品だけでなく、同じ物品にすることができる。すなわち、この場合には同じ家族、同じ学校等の他の子供が身に付ける腕時計にすることができる。
本発明では一般に、個人的物品の他への指令は双方向で行うことができるが、この構成に限定されるものではない。すなわち、子供達は各腕時計に簡単なアクション(動作)を加えるか、同じ区域(perimetre)内に単に存在するだけで例えばリンクを経由してデータ交換できる。
【0012】
「ホーム」の環境にはバッテリ駆動の玩具13(人形、動物)、パーソナルコンピュータ11のような電子、情報機器、個人用アシスタント装置、さらにはテレビジョン受信機12等がある。
「親」の環境での電気機器は、離れた距離にいる子供と親との間の通信手段を備えた電話22や腕時計21である。
「外部」の環境では、子供は安全装置、例えば居場所特定端末(bornes localization)23と連絡することができる。
【0013】
いずれの環境にせよ、個人的物品(1)には第1の通信手段が備えられている。この第1の通信手段は例えば低消費電力の短距離無線リンクのブルートゥース(Bluetooth)にすることができる。この第1の通信手段は使用した無線リンク:ブルートゥース(Bluetooth)等のアプリケーション相に存在する指令信号(常時または非常時)を出す。この指令信号は個人の特徴データを含む。この特徴データは例えば個人すなわち携帯者の識別情報や、電気機器へのアクセス許可情報や、サービスへのアクセス条件等にすることができる。必要な場合には生物計測学的(biometrique)な検出器を用いた署名、音声認識、指紋、目膜模様等や、個人的物品(1)内または電気機器のレシーバー内のメモリ/比較機能を用いた形態学特徴によって携帯者を同定することができる。
【0014】
特徴データは電気機器に加えるアクション(動作)、例えば電気機器の使用、始動、キーまたは割込み解除、停止および/または使用制限、メッセージ(受信メッセージ、個人的物品(1)での受取確認、警報、個人的物品(1)で警報を出すように求める無線信号)の伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行(チャンネル、アプリケーション、ソフトウェアプログラム、ポート、ウェブ・サイトの選択等)に関するものである。
【0015】
いずれの用途でも、本発明装置は一般に2つのモードで運転される。すなわち、個人的物品(1)が所定の区域内に単に存在するという事実だけで無意識のうちに電気機器が指令される(この場合には指令信号は常に出されている)場合か、個人的物品に自発的にアクション(動作)を加えて指令信号を出す場合である。後者の場合には、ボタンを押す動作、スクリーン上でのアイコンの選択、および/または、音声認識によって第2の通信手段を指令する機能を個人的物品が有している。
【0016】
個人的物品(1)はさらに、個人的物品(1)の携帯者に関する個人データを格納するためのメモリを有することができる。この場合、メモリはデータバンクとみなされ、その内容は電気機器が指令信号によって起動させられた時に第1と第2の通信手段の間のリンクを介して電気機器内にダウンロードできる。すなわち、記憶メモリを備えた腕時計中の個人データが携帯電話や個人的電子アシスタント装置を介して電気機器に読み込まれ、および/または、伝達される。
さらに、心配な電気機器を子供が使用するのを親がコントロールきるようにするために、特徴データにアクセス制限データおよび/または個人的物品(1)の携帯者の除外データを含めることができる。
【0017】
電気機器側には個人が携帯する個人的物品(1)の低消費電力短距離無線リンクと通信可能な第2の通信手段が設けられている。この第2の通信手段は受信した指令信号から個人の特徴データを抽出し、その特徴データに従って電気機器を指令することができる。特に、電気機器は、所定区域内(例えば数メートルから数十メートル以内)で且つ所定のプログラム可能な制約(時、経過時間、距離等)が満たされた場合に、一連のアクション(動作)、例えばプログラムされメモリに格納された上記のアクションをトリガーする。必要な場合には双方向アンテナにアジマス規制を集積化することもできる。
【0018】
電気機器の第2の通信手段は内部(シリーズ)または外部(オプション)のレシーバを有している。このレシーバは(コードアクセス可能な)プログラミング指令をサポートし、ダウンロードした外側のデータまたは標準的なプレセットデータを受け、プログラミングを容易にするためのパラメータの表示装置を利用することができる。
[図1]には「ホーム」環境での本発明装置の2つの使用例が示してある。本発明の第1の使用例では個人的物品(1)からコンピュータ(11)とそのソフトウェアプログラムを自動的に指令する。
【0019】
重要なデータの交換をパーソナルコンピュータ間およびその周辺装置間を結合したブルートゥース(Bluetooth)形式、その他の形式のリンクで行うことは公知であるが、利用者の自動認識し、システムのコンフィギュレーションし、ソフトウェアプログラムへのアクセスの制限および/または排除し、利用者が離れた時にコンピュータを停止させるものは存在しない。一般に、コンピュータはスイッチによって「始動」または「停止」し、コンフィギュレーションとプログラムされたソフトウェアへのアクセスキーはコードによって行われ、待機状況は一時的なものであり、利用者の自動アクセス、義務または制限(アクセスのセキュリティ)を正確に行っているものはない。
【0020】
本発明では個人が通常所持および/または衣服に付けている小さな個人的物品(1)をコンピュータ(11)のプログラムとの間のインタフェースとして使って、コンピュータ(11)を始動、停止させ、所定時間の間だけ所定のアプリケーション、インターネットサイト、その他にアクセスできるようにし、さらには、必要な場合には使用および信号の受信および/または機能信号の発信を制限することができる。
【0021】
具体的には、所定の区域内に所定時間の間単に存在するだけでコンピュータ(11)のプログラムに指令が出され、個人的物品(1)とコンピュータ(11)との間の双方向コネクションは例えばブルートゥース(Bluetooth)のような低消費電力の短距離無線通信手段によって実現される。
【0022】
個人が携帯する個人的物品(1)は識別信号を常時出している。この混合が個人的物品(1)、従って、そのホールダを識別し、サービスへのアクセスを許可する。コンピュータ(11)は(例えば数メートルから数十メートル以内で)識別情報を認める類似したコネクション備えていて、プログラム可能な制約(時、経過時間、距離等)が満たされた場合に、プログラムされメモリに格納された一連のアクション(動作)トリガーする。
【0023】
コンピュータ(11)の受信装置は内部にあっても外部にあってもよく、プログラム(コードによるアクセス)はシステムまたはアクセスを決め且つ常駐ソフトウェアプログラムを自動的に開くシステムの補助機構によって実行される。
【0024】
第2の使用例はマルチメディアまたはホームオートメーション装置を通常の個人的物品から自動的に指令する場合である。ここでは一例としてテレビジョン受信機(12)が示してあるが、音声チャンネル、ビデオチャンネル、ゲーム機、ホームユース機器、その他にも同様に適用できる。
テレビのオペレーションを始動するためには、例え待機位置にあったとしても、リモートコントロール装置またはテレビジョン受信機自体に設けられた少なくとも一つのキーにアクション(動作)を加えて、ユーザーが自由にプログラムを選択できるようにする必要がある。現在公知のリモートコントロール装置はユーザーの認識ができず、テレビジョン受信機の使用を所定時間内または所定期間内に制限したり、特定のチャンネルへのアクセスを制限するように予めプログラミングしておくことはできない。
【0025】
本発明では、個人的物品(1)または通常身に付ける物品を例えばテレビジョン受信機のような装置の予めプログラムされたインタフェースとして使用して、所定期間または所定時間だけ所定チャンネルへのアクセスを許可する。
【0026】
既に述べたように、本発明では個人的物品(1)が所定区域内に所定時間の間、単に存在することによってテレビジョン受信機(12)、より一般的には任意装置のプログラミングを指令することができる。個人的物品(1)とテレビジョン受信機(12)との間の双方向通信は低消費電力の無線通信手段(ブルートゥース、Bluetooth等)で実現される。
【0027】
この場合にも、個人的物品(1)(リング、腕時計、ブレスレット、バッチ)は識別情報信号を常に出している。この信号は個人的物品(1)自体と使用アクセス権とを識別する。テレビジョン受信機(12)は識別情報を認識し(周辺約10メートル内)、所定のプログラム可能な制約(期間、継続時間、距離)が満たされた時に、予めメモリーに格納されたプログラムに従って一連の動作を開始する。信号の発信レベルのコーディングでスイッチング切断ができる。テレビジョン受信機(12)の通信手段は内部でも外部でもよく、プログラミングの指令をサポートしたり、外部データ(遠隔プログラミング)を受けることができ、テレテキスト型のシステムを用いて(または用いずに)パラメータを表示したり、プログラミングを容易にすることがでる。
【0028】
次に、「親」の環境での使用例を電気機器が通信端末装置(22)の場合について詳細に説明する。
通信端末装置を介して個人へメッセージを届ける場合、現在、いくつかの方法じり、携帯電話、短いメッセージSMS(Short Message System)を送るメッセンジャー「パゲ(pager)」、腕時計GSMが存在している。これらのデバイスは重たい(約100グラム)か、持続性がない(腕時計の場合1時間以下)ため、小さな子供では使用できない。その上に、個人でフィルタリングを行うことができず、ブロック/ブロック解除コードを入れない限り各個人は使用できない。
【0029】
この用途では、端末の始動、停止または使用の自動制限に関する指令信号を個人的物品(1)が送る。個人的物品(1)、例えば(腕時計)はユーザーインターフェースを有し、ボタンを押すか、スクリーン上のアイコンを選択するか、音声認識によって指令される。端末の方にはモデムに似た電気通信端末だけがある。
従って、個人が通常身に付けている小さな個人的物品(1)が、プログラムされたメッセージを送信(受信)するために、通信端末装置(22)の予めプログラムされたインタフェース、近接リレーとして使われる。
技術的には携帯電話型(GSM、GPRSまたはUMTS)の専用端末22に接続された長距離通信の機能からユーザー−インタレース機能の機能を取り出したものであり、個人的物品(1)と端末(22)との間の双方向通信は低消費電力型のラジオ周波数の短距離無線通信手段、例えばブルートゥース(Bluetooth)によって実現される。
【0030】
キーボードもスクリーンもマイクロフォンもない単純化したGSM(またはGPRS、UMTS等)型の端末(22)が約数十メートル以内にあるような環境では、個人が身に付けた個人的物品(1)は端末(22)から送られたメッセージの受信者である遠い個人と長距離通信することができる。個人的物品(1)にアクション(圧力、音等)を加えることで、予定された(プログラムされた)一人または複数の個人へメッセージを伝送することができる。メッセージは短縮メッセージSMS、登録メッセージ、音楽またはアニメーション化されていてもよいアイコンまたは画面にすることができる。
【0031】
「親」の環境に関する他の使用例は、腕時計(21)を個人的物品(1)によって指令を受ける電気機器と考えて使う場合、あるいはさらに個人的物品(1)からなる電気機器に指令を出す個人的物品と考えて使う場合である。親の腕時計(21)は指令を双方向に出せるので、腕時計(21)は子供の腕時計(1)に遠距離から質問を送ることができる。例えば、腕時計(1)に内の情報を知ることができ、学校で昼食に子供がとったメニューや、子供とその活動に関する全ての情報を得ることができる。
【0032】
次に、「外部」環境での本発明装置の使用例を説明する。この使用例は一つの通信端末(23)またはネットワーク状に配置された複数の通信端末(23)によって個人が通常身に付けている個人的物品の位置特定(ローカライゼーション)である。
この使用例の場合、個人的物品(1)が指令/同定信号を出すと、受信確認信号のリターンを用いて指向性アンテナを備えた端末によって自動再送が行われ、あるいは受信強度の測定や三角測量可能なネットワークによって自動再送が行われる。
【0033】
個人が通常所持および/または衣服に付けている小さな個人的物品(1)は公園のような開放空間、閉じた室内空間、受信端末(23)のネットワークを備えた大きな集会場での位置確認(ローカライゼーション)を確実に行うたとができる。個人的物品(1)とネットワークの受信端末(23)との間の双方向通信は低消費電力型の無線通信手段、例えばブルートゥース(Bluetooth)によって実現できる。
また、信号を強く増幅ができる受信機の場合(例えばヘリコプターに取付けた場合)には、人が住んでいない区域(森、丘等)でも信号の発信を例外的に使用することによって位置特定(ローカライゼーション)を行うことができる。
【0034】
技術的には、個人を身に付けた個人的物品(1)が存在する(数十メートル)環境下では、受信端末(23)がGSMまたは物理的にリンクしたネットワーク(ケーブル、電気回路網)を介して識別信号を中央局へリレーする。この中央局は個人的物品(1)の最初の信号と端末(23)の信号とを記憶する。これらの個人的物品(1)の位置特定(ローカライゼーション)情報は要求があり次第、要求者へ送られる。多くの電波が放出されている環境では双方向アンテナと高増幅器を備えた受信機とを用いてローカライゼーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動指令装置の概念図。
Claims (28)
- 個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品(1)と、個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御することが可能な上記電気機器に取り付けられた第2の通信手段とから成ることを特徴とする、個人によって電気機器を自動的に指令する装置。
- 電気機器が電子機器、情報機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器または電気通信機器である請求項1に記載の装置。
- 個人的物品(1)と電気機器との間の指令が双方向性である請求項1または2に記載の装置。
- 電気機器が所定領域内に個人的物品(1)が単に存在することによって指令され、指令信号が常に出ている請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
- 指令信号が個人的物品(1)にアクションを起こすことによって出る請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
- 個人的物品(1)が第2の通信手段の指令機能を含み、この指令機能がボタンを押す動作、スクリーン上でのアイコンの選択および/または音声認識から成る請求項5に記載の装置。
- 個人的物品(1)がデジタル腕時計、アナログ腕時計、針式の腕時計、指輪、バッチ、ネックレスまたはブローチである請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
- 特徴データが電子機器の使用、始動、キー解除、停止および/または使用制限、メッセージの伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行のいずれか一つまたはこれらを組み合わせたものである請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
- 第1および/または第2の通信手段が低消費電力の短距離無線装置から成る請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
- 第2の通信手段が受取り確認信号を第1の通信手段へ送る請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
- 特徴データが、アクセスが制限され、および/または、排他的なアクセスデータである請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
- 個人に関するアクセスが制限され、および/または、排他的なアクセスデータが生物計測学的(biometrique)な認識によって確認または証明される請求項11に記載の装置。
- 上記の生物計測学的な認識が署名、音声認識、指紋または目膜の模様から成り、個人的物品(I)中または電気機器の通信手段中に記憶/比較機能が有る請求項12に記載の装置。
- 電気機器が他人の個人的物品から成る請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
- 個人的物品(1)が個人的物品(1)を所持している個人に関する個人情報データの記憶メモリを有し、個人情報データは電気機器によって、および/または、電気機器との通信によって読み込まれる請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
- 電気機器が固定式または携帯式の通信端末(22)から成ることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置の使用。
- 通信端末(22)が移動電話の機能を有する請求項16に記載の装置の使用。
- 電気機器がコンピュータ(11)から成る請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置の使用
- 電気機器がオーディオホビデオ装置から成る請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置の使用。
- 特徴データが装置の運転および/または一定チャンネル、ステーション、アプリケーションまたは機能へのアクセスの制限を含む請求項19に記載の使用。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置の個人的物品の居場所確認(ローカライゼーション、localisation)のための使用。
- 個人の特徴データとこの特徴データを含む指令信号を出す第1の通信手段と含む個人が通常所持および/または衣服に付けている個人的物品(1)であることを特徴とする、個人によって電気機器を自動的に指令する装置のための物品。
- デジタル腕時計、アナログ腕時計、針式の腕時計、指輪、バッチ、ネックレスまたはブローチである請求項22に記載の物品。
- 特徴データが電子機器の使用、始動、キー解除、停止および/または使用制限、メッセージの伝送、個人的な特殊な運転モードでの実行のいずれか一つまたはこれらを組み合わせたものである請求項22または23に記載の物品。
- 個人的物品(1)が個人に関する個人情報データの記憶メモリをさらに含む請求項22〜24のいずれか一項に記載の物品。
- 個人の特徴データを抽出して個人の特徴データに従って電気機器を制御する第2の通信手段を有することを特徴とする、請求項22〜25のいずれか一項に記載の物品(1)を持った個人によって指令される電気機器。
- 電子機器、情報機器、ホームオートメーション機器、マルチメディア機器または電気通信機器である請求項26に記載の電気機器。
- 第2の通信手段が第1の通信手段へ受取確認信号を出す請求項26または27に記載の電気機器。
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