JP2004528872A - 流体収集ホルダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】摺動体(22)は、両尖ニードル(26)を支持するようになったカニューレタブ(50)、及びこのタブから移動自在に延びる複数の連結されたセグメント(86)を有する。保護部の基端方向移動により複数のセグメントを縮め、両尖ニードルの基端(84)の周囲に保護部を形成する形体にする。ハウジング(24)の外面には、摺動体の一部を摺動自在に受け入れるように形成された溝部(38)が形成されている。カニューレタブは、摺動体の先端部分と隣接して配置された突起部(62)を含み、これに両尖ニードルが取り付けられる。カニューレタブは、ボタン(70)が取り付けられたセグメント部材を含み、ボタンは、溝部の少なくとも一部内に配置され、溝部と摺動自在に係合し、摺動体の移動を容易にする。複数のセグメントは、その基端から延びる端部分(54)を含む。端部分は溝部の一部内に配置され、溝部と協働係合し、複数のセグメントが容易に縮むようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
本開示は、全体として、流体収集管で使用される流体収集ホルダの分野に関し、更に詳細には、両尖ニードル(double needle)カニューレの両端を保護するように形成された血液収集ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
AIDSウィルス等の多くの感染症や汚染等に曝される医療用及び歯科用の注射器には、施術者にとって、誤って針と接触することによる重大な安全上の問題がある。特に、流体収集ホルダや注射器等からのニードルの着脱中に危険が存在する。この種の事故による感染症の拡大の可能性を最小にするため、多くの様々な装置が提案されてきた。他の種類の医療用装置は、誤って刺すことがないように保護するため、ニードルの使用後に引き込んだ位置に保持されるニードルを使用する。例えば、米国特許第4,650,468号、米国特許第4,675,005号、米国特許第4,692,156号、及び米国特許第4,507,117号を参照されたい。これらの装置は、全体として、単一のニードル尖端を持つ種類の皮下注射器に関する。
【0003】
従来の血液収集手順には、例えば、試験管等の血液収集チューブに血液を引き出すための静脈穿刺等が含まれる。使用された装置は、代表的には、両尖ニードルを支持するハウジングの一端に取り付けられた両尖(double ended)カニューレ又はニードルを含む。両尖ニードルは、使用前には保護用の安全器具によっておおわれている。
【0004】
従来の両尖ニードルは、一方の方向に延びる先端ニードル部分及び他方の方向に延びる基端ニードル部分を持つハブを含む。両尖ニードルのハブは、両尖ニードルを支持するハウジングのねじ山を備えた穴と螺合する。ハウジングの他端は、基端ニードル部分を穿刺受け入れするためのストッパを持つ真空にした血液収集チューブを受け入れるため、開放している。手順中、血液は両尖ニードルを通って試験管に流入し、これを幾つかの血液収集チューブについて繰り返すことができる。
【0005】
患者の静脈に挿入するため、血液の取り出し前に保護ガードを取り除き、両尖ニードルの先端ニードル部分を露呈する。代表的には使用後に両尖ニードルを保護ガードでキャップし、又は両尖ニードルをハウジング内に引き込むことができる。しかしながら、これらの装置は、使用後に両尖ニードルをキャップするか或いは両尖ニードルをハウジング内に引き込むのに使用者が両手を使用する必要がある。更に、これらの種類の装置は、それらの形体のため、輸送についてのパッケージングの問題があり、製造費を押し上げる。
【0006】
両尖ニードルの取り外し中、交換中、又は設置中に血液収集装置の操作と関連して誤って針で刺してしまう場合がある。誤って刺すことは、血液収集チューブをハウジングに装填するとき及び取り外し中に起こる場合もある。
【0007】
先端ニードル部分又は基端ニードル部分のいずれかによる針刺し事故の可能性を最小にするため、様々な装置が開発されてきた。米国再発行特許第35,539号は、ハウジングの後端に取り付けられたキャップ扉を閉じることによって基端ニードル部分による針刺し事故をなくす格納式両尖ニードルを示す。両尖ニードルによる針刺し事故をなくすための別の試みがデンマークの国際特許出願WO90/02515に開示されている。この特許出願には、両尖ニードルの基端ニードル部分をブロックするため、ホルダの内面から突出したカムと係合する移動自在の保護部材が示してある。しかしながら、これらの種類の装置は、保護部材及びカムが故障したり外れたりする傾向があるため、均等で信頼性のある移動を提供できず、誤作動を起こしたり使用者にとって危険な状態をもたらす。
【0008】
従って、流体収集装置の作動中に両尖ニードルの尖端周囲に保護形体を形成することによって使用者を両尖ニードルの尖端から保護するシールド性を持つ流体収集装置を提供するのが望ましい。望ましくは、流体収集装置はその作用構成要素の移動を案内することにより、信頼性のある性能を提供し且つ使用者に対する安全性の向上を提供する。
【特許文献1】
米国特許第4,650,468号
【特許文献2】
米国特許第4,675,005号
【特許文献3】
米国特許第4,692,156号
【特許文献4】
米国特許第4,507,117号
【特許文献5】
米国再発行特許第35,539号
【特許文献6】
国際特許出願WO90/02515
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、血液及び/又は流体を患者から引き出すために真空血液収集チューブ及び両尖血液収集カニューレとともに使用されるようになった流体収集装置を開示する。この流体収集装置は、施術者を両尖ニードルの両端から保護する。この及び他の利点は、両尖ニードルの先端及び両尖ニードルの基端周囲に保護形体を形成する複数のセグメントを引き込むことによって得られる。流体収集装置は、信頼性のある性能を提供し、血液及び/又は流体収集手順中に施術者に対する安全性を向上するため、その作用構成要素の移動を案内する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一つの特定の実施例では、本発明の原理による流体収集装置が提供される。流体収集装置は、ハウジング及びこのハウジングによって移動自在に支持された摺動体を含む。摺動体は、例えば両尖ニードル等が含まれるカニューレを支持するようになったカニューレタブ、及び摺動体から移動自在に延びる複数の連結されたセグメントを有する。摺動体を基端方向に移動させることによって複数のセグメントを縮め、両尖ニードルの基端周囲に保護部を形成する形体にする。この構造は、有利には、使用者を片手操作に伴う針刺し事故から保護する。ハウジングの外面には、摺動体の移動を案内するために摺動体の一部を受け入れるように形成された溝部が形成されている。溝部は、ハウジングの縦方向軸線に沿って細長いのがよく、これにより摺動体が所定方法で軸線方向に移動するのを容易にする。この形体により、有利には、摺動体の案内移動を提供する。
【0011】
カニューレタブは、摺動体の先端部分と隣接して配置された突起部を含む。両尖ニードルが突起部に取り付けられる。両尖ニードルは突起部に螺着できる。カニューレタブは、ボタンが取り付けられたセグメント部材を含むのがよい。ボタンは、溝部の少なくとも一部内に配置され、溝部と摺動自在に係合し、摺動体の移動を容易にする。別の態様では、セグメント部材は、両尖ニードルが取り付けられた横方向部分を含む。横方向部分は、両尖ニードルの突出部をハウジングから空間的に配向するように形成されている。
【0012】
複数のセグメントは、その基端から延びる端部分を含む。端部分は、溝部の一部内に配置されており、溝部と協働的に係合し、複数のセグメントが容易に縮むようにする。複数のセグメントは、少なくとも一つの平らな表面を含む。望ましくは、複数のセグメントは、ヒンジによって相対的に移動するように連結されている。最も望ましくは、摺動体は、両尖ニードルの先端がハウジングの外側に延びる先端位置及び両尖ニードルの先端がハウジング内に引き込められた基端位置を含む所定の移動範囲を有する。
【0013】
変形例では、流体収集装置は、カニューレタブから延びる保護部、及び保護部から延びる端部分を含む。端部分は、摺動体を基端方向に移動することによって、保護部がカニューレの基端の周囲に保護形体を形成するように端部分を溝部と係合させるようにハウジングの溝部の少なくとも一部分内に移動自在に配置されている。保護部は、カニューレタブから移動自在に延びる複数の連結されたセグメントを含む。カニューレタブは、ボタンが取り付けられた縦方向部分を含む。ボタンは溝部の少なくとも一部内に配置されており、溝部と摺動自在に係合し、摺動体の移動を容易にする。
【0014】
別の変形例では、軸線方向で細長い溝部が外面に形成されたハウジングを含む血液収集装置が提供される。両尖ニードルタブ、保護部、及び端部分を含む摺動体がハウジングによって移動自在に支持されている。両尖ニードルタブは、ハウジングの溝部と軸線方向に整合した縦方向部分を持つセグメント部材を有する。縦方向部分にはボタンが取り付けられており、横方向部分は両尖ニードルを螺着するようになった突起部を有する。ボタンは溝部の一部内に移動自在に配置されており、溝部と協働係合し、摺動体の移動を容易にする。
【0015】
保護部は、両尖ニードルタブから移動自在に延びる複数の平らなセグメントを含み、これによって複数の平らなセグメントが、可撓性ヒンジによって連結されている。端部分が保護部の基端から延びている。端部分は溝部の一部内に配置されており、溝部と協働係合する。
【0016】
摺動体は、両尖ニードルの先端がハウジングの外側に延びる先端位置と両尖ニードルの先端がハウジング内に引き込まれた基端位置との間で所定の移動範囲を有する。ボタンを操作することによって摺動体の基端方向移動を容易にし、これによって端部分をハウジングと先端位置限度で係合し、保護部の複数の平らなセグメントを接近させて実質的にV形状形体にし、両尖ニードルの基端周囲に保護部を形成する。
【0017】
新規であると考えられる本開示の目的及び特徴を特許請求の範囲に記載した。本開示は、以下の説明を添付図面と関連して読むことにより、その構成及び作動方法の両方について、他の目的及び利点とともに最もよく理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
【実施例】
【0019】
開示された流体収集装置及び作動方法の例示の実施例を、流体収集手順に関して、更に詳細には針刺し事故をなくすために両端が保護された両尖ニードルカニューレを使用する血液収集ホルダに関して開示する。ニードルカニューレ端部は、輸送、チューブの充填間、流体収集手順に続いて、等を含む使用中に保護されているのがよいと考えられる。しかしながら、本開示は、体液を収集するための、様々なカニューレニードル及び注射器構成要素に適用できるものと考えられる。これには、瀉血、歯科治療、整形外科的処置、消化、腸管、尿、獣医学等と関連した手順中に使用されるものが含まれる。更に、本開示は、対象に対する予防薬の注入や投薬等に適用できるものと考えられる。
【0020】
以下の議論において、「基端」という用語は、施術者に近い方の構造の部分に関し、これに対し「先端」という用語は、施術者に遠い方の構造の部分に関する。本明細書中で使用されているように、「対象」という用語は、注射を受け、血液及び/又は他の流体が流体収集装置を使用して収集される患者に関する。本開示によれば、「施術者」という用語は、注射、流体収集、流体収集装置を使用する注射器へのニードルカニューレの着脱を行う人に関し、補助者も含まれる。
【0021】
以下の議論は、流体収集装置の説明を含み、これに続いて本開示による流体収集装置の作動方法を説明する。次に、添付図面に示す本開示の例示の実施例を詳細に参照する。
幾つかの図に亘って同様の構成要素に同様の参照番号が示してある添付図面を参照する。先ず最初に図1乃至図3を参照すると、これらの図には本開示の原理に従って形成された流体収集装置20が示してあり、この装置は、軸線方向で細長い円筒形ハウジング24によって移動自在に支持された摺動体22を含む。摺動体22は、例えば両尖血液収集ニードル26等のカニューレを支持するようになっている。例えば注射器等の流体を通すための内腔を形成する他のカニューレを流体収集装置20で使用できる。ハウジング24は、例えば矩形、楕円形、等の他の断面形体を備えていてもよいと考えられる。
【0022】
マサチューセッツ州マンスフィールドのケンダル・ヘルスケア・プロダクツ社が製造した流体収集装置20を血液収集の分野で使用することが考えられている。更に詳細には、ケンダルの流体収集装置20は、一回使用の、使い捨ての血液収集安全装置であると考えられる。この装置は、医療者の針刺し事故をなくすためのシールド性といった安全の特徴、片手での操作、手順中の均等で且つ信頼性のある摺動体の移動、及び確実に使用するための係止機構を使用する。以上の利点、とりわけ本開示によって実現される利点は、連結された複数のセグメントを含む開示の流体収集装置20によって得られる。これらのセグメントは、以下に論じるように、両尖ニードル26の基端ニードル尖端の周囲に保護形体を形成し、ハウジング24及び摺動体22と摺動自在に係合し、均等で信頼性のある移動を容易にする。本開示のこれらの特徴は、有利には、体液を安全に収集できるようにし、施術者の針刺し事故をなくす。
【0023】
図2及び図3を参照すると、ハウジング24は実質的にチューブ状であり、医療等級の成形ポリプロピレン等の弾性材料で形成されているが、他の半剛性ポリマー及び剛性ポリマーを使用してもよい。ハウジング24の円筒形壁の厚さは2.54mm乃至5.08mm(0.1インチ乃至0.2インチ)の範囲内にあるが、特定の医療の用途に応じて他の厚さが考えられる。
【0024】
ハウジング24は、流体収集の用途に適した材料、例えば特定の医療の用途に応じて及び/又は使用者の好みに応じて、ポリマーやステンレス鋼等の金属からその必須の構成要素を一体に組み立てることができると考えられる。しかしながら、本開示による組み立て及び製造に適したこの他の材料及び製造方法もまた適しているということは、当業者には理解されよう。
【0025】
ハウジング24は、操作中の安定性を提供するためにフランジ30が周囲に形成された基端開放端28を備えている。ハウジング24は、フランジ30なしで形成することもできる。基端開放端28からハウジング24の先端33まで延びるハウジング24の内面によって縦方向通路32が形成される。縦方向通路32により、流体収集装置20の構成要素の受け入れが容易になる。以下に論じるハブ68(図1参照)と整合するための切欠部37が設けられた穴36を持つ突起部34が先端33と隣接して形成されている。
【0026】
ハウジング24の外面には細長い溝部38が形成されている。この溝部は、ハウジング24の長手方向軸線Zに沿った移動を案内するため、摺動体22を受け入れるように形成されている(図1参照)。摺動体22が溝部38内に摺動係合することにより、有利には、流体収集装置20の必須の部品が均等で信頼性を持って移動する。溝部38は、ハウジング24の大部分に沿って軸線方向に延び、摺動体22に関して軌道形体を形成し、摺動体22がこれに沿って軸線方向に移動する。
【0027】
溝部38は、ハウジング24の基端開放端28と隣接して形成された止め部分42を持つ端キャビティ40を含む。溝部38は端キャビティ40から先端方向に延び、引込係止キャビティ44と連通し、これによって、以下に論じるように摺動体22が溝部38と係合することによって両尖ニードル26を基端位置に係止する。溝部38は、引込係止キャビティ44から先端方向に縦方向開口部46の形体で延び、延長係止キャビティ48と連通し、これによって両尖ニードル26を先端位置で係止する。溝部38の表面及びこれらの表面の夫々と摺動体22の特定の部分との係止を以下に詳細に論じる。溝部38は、ハウジング24に沿って様々な配向で、例えば横方向配向、螺旋状配向、等の配向で延びることが考えられる。更に、溝部38はハウジング24の一部に沿ってだけ設けられていてもよい。
【0028】
図4を参照すると、摺動体22は、例えば両尖ニードルタブ50等のカニューレタブ、保護部52、及び端部分54を含む。両尖ニードルタブ50は、縦方向部分60から90°の角度で配向された横方向部分58を持つ角度をなしたセグメント部材56を含む。セグメント部材56の角度をなした形体により、有利には、摺動体22が溝部に沿って軸線方向に移動するように、縦方向部分60が溝部38と軸線方向に整合するように摺動体22とハウジング24とを整合させるのが容易になる。更に、横方向部分58は、両尖ニードル26がハウジング24と実質的に同軸であり、そのため、流体収集手順を行うために両尖ニードル26が流体収集装置20から効果的に突出するように縦方向部分56から90°の角度で配向されている。横方向部分58は、医療上の特定の用途及び/又は使用者の好みに従って、他の角度で配向してもよい。
【0029】
両尖ニードルタブ50は、摺動体22の先端部分と隣接して横方向部材58に取り付けられた突起部62を含む。この突起部62は、一体成型的に形成されていてもよいし、例えば螺着や接着等で横方向部分58と一体に組み立てられていてもよい。図5及び図6を参照すると、突起部62はその内面に形成された穴64内に両尖ニードル26を螺着により固定するようになっている。内面には、両尖ニードル26のハブ68(図1参照)のねじ山部分を螺合受け入れするためのねじ山66が設けられている。両尖ニードル26は、例えばプレス嵌め、摩擦嵌め、又は摺動体22との一体化等の他の手段によって摺動体22に取り付けられていてもよいと考えられる。
【0030】
次に図5乃至図7を参照すると、角度をなしたセグメント部材56の縦方向部分60にはボタン70が取り付けられている。このボタン70は、溝部38内に配置され(図3参照)、摺動体22の移動を容易にするために溝部38と摺動自在に係合するように形成されている。ボタン70は摺動体22と一体成型的に形成さていてもよいし、接着剤、クリップ、等によって摺動体と一体に組み立てられていてもよい。ボタン70は、軸線方向操作を容易にし且つ摺動体22を解放自在に係止するため、縦方向部分60に取り付けられている。
【0031】
ボタン70は、両尖ニードル26の先端ニードル尖端72がハウジング24の外側に延びる先端位置(図1参照)と先端ニードル尖端72がハウジング24内に引き込まれた基端位置(図8参照)との間で摺動体22の所定の移動範囲に亘って操作できる。手動式流体収集装置20として図示してあるけれども、ハウジング24に対する摺動体22の移動は、モータ機構や電子式構成要素等で制御してもよい。
【0032】
ボタン70は、施術者が操作するために人間工学的に設計されている。ボタン70には、摺動体22の操作中にボタン70を効果的に把持するための指当て部74が設けられている。指当て部74には、間隔が隔てられた複数の細長い突出部75が設けられ、これにより施術者はボタン70を把持できる。これは、有利には、血液収集手順中に両尖ニードル26を延ばしたり引き込んだりする信頼性のある方法を提供する。
【0033】
ボタン70は、縦方向部分60から所定角度αで配向された弾性腕部76を含む。角度αは、摺動体22を先端部分及び基端部分から係止解除するために半径方向内方に押したときのボタン70の所定の移動範囲及び対応する変位を表す。腕部76は、ボタン70が押し込まれた後、ボタンをその元の位置に押圧するように、即ち腕部76を縦方向部分60に対して角度αに戻すように、十分な弾性を持つ材料から形成されている。腕部76は、腕部76の操作中の弾性を提供するため、摺動体22と異なる材料で形成されていてもよいし、腕部76と摺動体22との連結領域と隣接して薄くなっていてもよい。ボタン70を摺動体22と解放自在に係合させるのに必要な半径方向内方への移動の程度に応じて、角度αを変化させることができると考えられる。
【0034】
ボタン70は、ボタン70を溝部38(図3参照)と解放自在に係合させるためのラッチ78を含む。ラッチ78は、止め部80及び一対の溝部82を含む(図4参照)。止め部80により、摺動体22を基端位置及び先端位置で係止するのが容易になる。本開示のこの特徴により、有利には、止め部80と引込係止キャビティ44及び延長係止キャビティ48との係合によって摺動体22が軸線方向に移動しないようにする。溝部82は、縦方向開口部46を持つ溝部38の表面と摺動自在に係合することによって、摺動体22のスロット内での相対移動を容易にする。
【0035】
次に、図9乃至図11を参照し、先端位置と基端位置との間の移動範囲を説明する。図10及び図11に示すように、摺動体22は、先ず最初に先端位置に配置され、これによって、摺動体22は、止め部80と延長係止キャビティ48の表面との係止係合によって解放自在に係止され、これによって摺動体22が基端方向に移動しないようにする。施術者は、流体収集装置20を片手(図示せず)で掴み、例えば手の延ばした指又は親指を使用して力Aを図示の矢印の方向で指当て部74に加える。指当て部74の突出部75により、手の延ばした指又は手がボタン70を効果的に把持できる。この特徴により、有利には、流体収集装置20が操作中に誤って滑ることがないようにし、これによって、両尖ニードル26による針刺し事故を含む危険な状態が施術者に起こらないようにする。
【0036】
手で力Aを加えることにより、ボタン70のラッチ78を半径方向内方に矢印AAが示す方向に移動する。腕部76と縦方向部分60との間の角度αは、止め部80が溝部38の表面、詳細には延長係止キャビティ48の表面を十分に越えるように止め部80が移動するまで減少する。これによりボタン70が溝部38と係止係合した状態から外れる。
【0037】
止め部80が外れると、溝部82(図4に明瞭に示す)を軸線方向基端方向に移動するのが自由になる。手の伸ばした指が、ボタン70をハウジング24の溝部38に沿って矢印Bが示す方向に、溝部38の縦方向開口部46が溝部82と摺動自在に係合するように操作する。この係合により、摺動体22を、溝部38に沿って軸線方向に、ラッチ78が引込係止キャビティ44内に配置され、図8に示す基端位置に達するまで移動する。手の伸ばした指をボタン70の指当て部74から外すと、腕部76は、溝部38の引込係止キャビティ44内で縦方向部分60から角度αに戻るように腕部76が配向されるまで半径方向外方に弾性的に移動される。
【0038】
止め部80は、摺動体22が先端方向に移動しないように、引込係止キャビティ44の表面と係合するのに十分な距離まで移動する。ボタン70は溝部38と係止係合し、これと対応して摺動体22が基端位置でハウジング24に係止される。摺動体22は、上文中に説明したのと同様に先端方向に矢印BBが示すように操作できる。
【0039】
摺動体22が基端位置に向かって軸線方向に移動し、基端位置に係止されたとき、保護部52が両尖ニードル26の基端ニードル尖端84の周囲に保護形体を形成する。保護部52は、両尖ニードルタブ50から移動自在に延びる複数の平らなセグメント86を含む。これらの平らなセグメント86は矩形形体を有し、平らな表面87を有し、有利には、基端位置で両尖ニードル26の基端ニードル尖端84の周囲に保護部を形成する。平らなセグメント86は、例えば円形、多角形等、又は凸状、凹状といった他の形体を備えていてもよい。平らなセグメント86は、ヒンジ88によってカニューレタブ50の縦方向部分60に連結されている。ヒンジ88により、平らなセグメント86を両尖ニードルタブ50に対して容易に移動できる。同様に、これらの平らなセグメント86はヒンジ90によって相対移動を容易にするように連結されている。
【0040】
ヒンジ88及び90は、連結された構成要素の相対移動を容易にする可撓性部材である。ヒンジ88及び90は、熱処理等で平らなセグメント86の厚さを減少することによって一体成型的に形成されていてもよいし、別の態様では連結された構成要素と一体に組み立てられた別体の部材であってもよい。端部分54が平らなセグメント86と一体成型的に形成されている。端部分54は、平らなセグメント86と別体に形成されていてもよいし、一体に組み立てられていてもよいと考えられる。
【0041】
先端位置では、平らなセグメント86は溝部38に対して軸線方向に整合している。先端位置では、平らなセグメント86は垂れ下がり、使用された製造材料、構成要素の寸法、ニードルの用途、等に応じて両尖ニードル26に載止していてもよいと考えられる。端部分54は、溝部38の端キャビティ40の先端部分内に配置されている。端部分54は、溝部用腕部55(図4に明瞭に示す)を含むT形状形体を有する。溝部用腕部55は、溝部38と隣接してハウジング24の上面と係合し、有利には端キャビティ40内での端部分54の案内移動を容易にする。溝部用腕部55は、摺動体22の軸線方向移動中、ハウジング24の上面に摺動係合状態で載止する。
【0042】
図9を参照すると、摺動体22が、上文中に説明したように、先端位置から基端位置まで矢印Bが示す方向に軸線方向に移動するとき、端部分54が基端方向に端キャビティ40の表面と摺動自在に係合する。対応して、溝部用腕部55はハウジング24の上面に沿って摺動する。端部分54は、同時に、摺動体の基端方向に基端限度まで、例えば止め部42に達するまで移動する。端部分54が止め部42と係合し、軸線方向基端方向への移動を停止し、このとき、矢印Bが示す方向での摺動体22の操作及び基端方向への移動は連続する。
【0043】
図11を再度参照すると、図示の矢印の方向の抵抗力Cが平らなセグメント86に作用し、ヒンジ88及び90を曲げ、平らなセグメント86がハウジング24の縦方向軸線Zに対して横方向の軸線ZZ(図9参照)を中心として撓み、移動する。ヒンジ90を矢印Dが示す方向に下方に押圧し、平らなセグメント86を矢印Eが示す方向に押圧して縮め及び折り畳み、両尖ニードル26の基端ニードル尖端84の周囲に保護部を形成する形体にする。基端位置では、保護形体が完全に形成される。
【0044】
次に、医療手順中の流体収集装置20の作動を説明する。先ず最初に、流体収集装置20を適切に準備し、殺菌する。図1を参照すると、上文中に論じたように、先ず最初に流体収集装置20を先端位置に係止する。両尖ニードル26のハブ68を図5及び図6に関して論じたように突起部62のねじ66に螺着し、瀉血手順を実施する。
【0045】
瀉血手順の完了後、摺動体22のボタン70を片手で操作する(図示せず)。延ばした指をボタン70の指当て部74と係合し、腕部76を半径方向内方に弾性的に移動し、上文中に論じたように角度αを減少する。ラッチ78の止め部80を移動し、溝部38の延長係止キャビティ48の表面と係合した状態から外し、これと対応して摺動体22を溝部38及びハウジング24と係止係合した状態から外す。図8乃至図11を再度参照すると、延ばした指でボタン70を矢印Bが示す方向に基端方向に操作し、摺動体22を基端位置に移動する。
【0046】
基端方向への移動中、端部分54が溝部38の端キャビティ40と摺動自在に係合し、上文中に論じたように、端部分54は止め部42と係合するまで溝部に沿って軸線方向に移動する。摺動体22を基端方向に移動させ続けると、端部分54が止め部42と係合した後、図示の矢印の方向に抵抗力Cを発生し、これによりヒンジ88及び90を曲げる。これにより、平らなセグメント86を矢印Eが示す方向に引っ込めて折り畳み、ヒンジ90が矢印Dが示す方向で下方に押圧されるとき、両尖ニードル26の基端ニードル尖端84の周囲に保護形体を形成する。
【0047】
図8を再び参照すると、基端位置では、平らなセグメント86は、ハウジング24の基端開口部28を通して両尖ニードル26の基端ニードル尖端84へに誤って接近しないように保護部するV形状形体を形成する。更に、基端位置では、両尖ニードル26の先端ニードル尖端72はハウジング24内に引き込まれてこのハウジングによって取り囲まれている。これによって、先端ニードル尖端72による施術者の針刺し事故が起こらないようにする。従って、施術者は、先端ニードル尖端72及び基端ニードル尖端84による針刺し事故から保護される。これらの特徴により、有利には、使用者は、感染症や汚染にさらされることのある両尖ニードル26の先端ニードル尖端72及び基端ニードル尖端84を片手展開動作で保護できる。
【0048】
本明細書中に開示した実施例に様々な変更を加えることができるということは理解されよう。従って、以上の説明は限定であると解釈されるべきではなく、様々な実施例の例示に過ぎない。当業者は、特許請求の範囲の範疇及び精神内で他の変更を思いつくであろう。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の原理による流体収集装置の一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す流体収集装置のハウジングの2−2線に沿った側断面図である。
【図3】図1に示す流体収集装置のハウジングの3−3線に沿った平断面図である。
【図4】図1に示す流体収集装置の摺動体の斜視図である。
【図5】図4に示す摺動体の5−5線に沿った側断面図である。
【図6】図5に示す円6で囲った領域の拡大断面図である。
【図7】図5に示す円7で囲った領域の拡大断面図である。
【図8】図1に示す流体収集装置の、半分が除去してあり且つ摺動体が基端位置にある斜視図である。
【図9】図1に示す流体収集装置の、半分が除去してあり且つ摺動体が基端位置と先端位置との間にある斜視図である。
【図10】図1に示す流体収集装置の平面図である。
【図11】図1に示す流体収集装置の11−11線に沿った側断面図である。
【符号の説明】
【0050】
20 流体収集装置
22 摺動体
24 ハウジング
26 両尖ニードル
28 基端開放端
30 フランジ
32 縦方向通路
33 先端
34 突起部
36 穴
37 切欠部
38 溝部
40 端キャビティ
42 止め部分
44 引込係止キャビティ
46 縦方向開口部
48 延長係止キャビティ
68 ハブ
Claims (22)
- 流体収集装置において、
ハウジングと、
前記ハウジングによって移動自在に支持された摺動体とを含み、前記摺動体はカニューレを支持するようになったカニューレタブと、これから移動自在に延びる連結された複数のセグメントとを含むと共に、
前記摺動体を基端方向に移動することによって、前記複数のセグメントを、前記カニューレの基端周囲に保護部を形成するような形体に縮めることを特徴とする流体収集装置。 - 請求項1に記載の流体収集装置において、前記ハウジングの外面には、前記摺動体の移動を案内するために、前記摺動体の一部を受け入れるように形成された溝部が形成されていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項2に記載の流体収集装置において、前記溝部は前記ハウジングの長手方向軸線に沿って延びており、所定方法による前記摺動体の軸線方向における移動を容易にすることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項1に記載の流体収集装置において、前記カニューレタブは、前記摺動体の先端部分に隣接して配置された突起部を含み、前記カニューレは前記突起部に取り付けられていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項4に記載の流体収集装置において、前記カニューレは前記突起部によって螺合可能に受け入れられていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項2に記載の流体収集装置において、前記カニューレタブは、ボタンが取り付けられたセグメント部材を含み、前記ボタンは前記溝部の少なくとも一部内に配置されてこれと摺動自在に係合し、前記摺動体の移動を容易にすることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項6に記載の流体収集装置において、前記セグメント部材は、前記カニューレが取り付けられる横方向部分を含み、この横方向部分は前記カニューレが前記ハウジングから突出するように配向して形成されていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項6に記載の流体収集装置において、前記複数のセグメントは、その基端から延びる端部分を有し、この端部分は前記溝部の一部内に配置されてこれと係合することにより、前記複数のセグメントが縮めるのを容易にすることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項2に記載の流体収集装置において、前記複数のセグメントはその基端から延びる端部分を含み、この端部分は前記溝部の少なくとも一部内に配置されてこれと係合することにより、前記複数のセグメントが縮めるのを容易にすることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項1に記載の流体収集装置において、前記複数のセグメントは少なくとも一つの平らな表面を含むことを特徴とする流体収集装置。
- 請求項1に記載の流体収集装置において、前記複数のセグメントは、相対的に移動するため、ヒンジによって連結されていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項1に記載の流体収集装置において、前記カニューレは両尖ニードルを含むことを特徴とする流体収集装置。
- 請求項1に記載の流体収集装置において、前記摺動体は、前記カニューレの先端が前記ハウジングの外側に延びる先端位置と、前記カニューレの先端が前記ハウジング内に引き込まれた基端位置とを含む所定の移動範囲を有することを特徴とする流体収集装置。
- 請求項13に記載の流体収集装置において、前記摺動体は前記先端位置において解放自在に固定できることを特徴とする流体収集装置。
- 流体収集装置において、
外面に溝部が形成されたハウジングと、
前記ハウジングによって移動自在に支持された摺動体とを含み、前記摺動体はカニューレを支持するようになったカニューレタブと、このカニューレタブから延びる保護部と、この保護部から延びる端部分とを含み、
前記端部分は、前記ハウジングの前記溝部の少なくとも一部分内に移動自在に配置されており、前記摺動体が基端方向へ移動することによって、前記端部分が前記溝部と係合し、これにより前記保護部が前記カニューレの基端周囲に保護形体を形成することを特徴とする流体収集装置。 - 請求項15に記載の流体収集装置において、前記保護部は、前記カニューレタブから移動自在に延びる、連結された複数のセグメントを含むことを特徴とする流体収集装置。
- 請求項16に記載の流体収集装置において、前記複数のセグメントはヒンジによって相対的に移動するように連結されていることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項15に記載の流体収集装置において、前記摺動体は、前記カニューレの先端が前記ハウジングの外側に延びる先端位置と、前記カニューレの先端が前記ハウジング内に引き込まれた基端位置とを含む所定の移動範囲を有することを特徴とする流体収集装置。
- 請求項18に記載の流体収集装置において、前記カニューレタブは、ボタンが取り付けられた縦方向部分を含み、前記ボタンは前記溝部の少なくとも一部内に配置されてこれと摺動自在に係合し、前記摺動体の移動を容易にすることを特徴とする流体収集装置。
- 請求項19に記載の流体収集装置において、前記ボタンは前記摺動体を前記先端位置で解放自在に固定することを特徴とする流体収集装置。
- 血液収集装置において、
軸線方向で細長い溝部をその外面に形成するハウジングと、
両尖ニードルタブ、保護部、及び端部分を含み前記ハウジングによって移動自在に支持された摺動体とを有し、
前記両尖ニードルタブは、前記ハウジングの前記溝部と軸線方向に整合した縦方向部分及び両尖ニードルを螺着するようになった突起部を持つ横方向部分を有し、前記縦方向部分にはボタンが取り付けられており、このボタンは前記溝部の一部内に移動自在に配置されており且つこれと係合して、前記摺動体の移動を容易にし、
前記保護部は、前記両尖ニードルタブから移動自在に延びる複数の平らなセグメントを含み、前記複数の平らなセグメントはヒンジによって連結されており、前記端部分は前記保護部の基端から延びており、前記端部分は前記溝部の一部内に配置されており且つこれと協働するように係合し、
前記摺動体は、前記両尖ニードルの先端が前記ハウジングの外側に延びる先端位置と、前記両尖ニードルの先端が前記ハウジング内に引き込む基端位置とを含む所定の移動範囲を有し、前記端部分が前記ハウジングと基端位置限度で係合することによって、前記保護部となる前記複数の平らなセグメントを前記両尖ニードルの基端周囲で実質的にV形状形体をなして縮めることを特徴とする血液収集装置。 - 請求項21に記載の血液収集装置において、前記ボタンは前記先端位置に解放自在に係止できることを特徴とする血液収集装置。
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