JP2004528524A - 多数のトーチ状炎のライター - Google Patents
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Abstract
【課題】審美的に人に好まれ、機能的で、かつ風に強い複数の可視炎を生成するライターを提供すること。
【解決手段】多数のトーチ状炎のライターは、蒸発器とミキシングチャンバーと少なくとも2つの略V字配向ノズルとを有するノズルおよび蒸発器アセンブリを備える。蒸発器は、可燃性ガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成する。ミキシングチャンバーは、少なくとも1つの空気入口を有し、その結果、内部で可燃性ガスと新鮮な空気とが混合される。2つのノズルは、ミキシングチャンバーの上流に合流点を有し、当該ノズルから延び、少量の可燃性ガスをライターの炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルと協働する。一方で、可燃性ガスのほとんどはノズルを通過して炎チャンバーに入り、点火される際には直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成する。
【解決手段】多数のトーチ状炎のライターは、蒸発器とミキシングチャンバーと少なくとも2つの略V字配向ノズルとを有するノズルおよび蒸発器アセンブリを備える。蒸発器は、可燃性ガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成する。ミキシングチャンバーは、少なくとも1つの空気入口を有し、その結果、内部で可燃性ガスと新鮮な空気とが混合される。2つのノズルは、ミキシングチャンバーの上流に合流点を有し、当該ノズルから延び、少量の可燃性ガスをライターの炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルと協働する。一方で、可燃性ガスのほとんどはノズルを通過して炎チャンバーに入り、点火される際には直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、タバコおよび葉巻(シガー)に火をつけるために通常用いられるライターに関する。より詳細には、本発明のライターは、審美的に人に好まれ、機能的で、かつ風に強い複数の可視炎を生成する。さらに重要なことには、当該ライターは、各々がドラム形状または水滴形状よりもむしろ直線状のトーチカラム形状を有する炎を生成する。
【背景技術】
【0002】
ライターは、タバコおよびシガーを点火する火の元としてマッチに代わる一般的な道具である。ライターは、マッチよりも持ち運びが容易であり、かつ安全である。ライターはまた、審美的に人に好まれる。さらに、設計にもよるが、ライターは、一般的にマッチよりも風に強い。それにもかかわらず、従来のタバコ用ライターはいまだ種々の問題を有しているので、多くの人々がタバコ用ライターの改善に取り組んでいる。
【0003】
通常のライターは、その内部に燃料レザバーを規定するハウジングを備え、当該燃料レザバーは、ある種の液状可燃性ガスを含有する。当該可燃性ガスを燃料レザバーからバーナーアセンブリへと放出するバルブアセンブリがある。ここで、当該バーナーアセンブリにおいて、点火具(例えば、圧電点火具または火炎貯蔵点火具)が、燃料レザバーから放出されたガス状の可燃性ガスを点火し得る。一旦点火されると、可視炎が形成されタバコまたはシガーを点火し得る。一般に、ライターの炎は、水滴形状を有する単一の可視炎である。このような炎は比較的弱く、および通常はいまだ赤色である。このような炎は、点火すべき目的物から風によって容易に吹き離され、または吹き消されることさえある。安いライターの多くは、高温の炎を生成するほど十分に可燃性ガスを燃焼させることができない。したがって、従来の単一の炎では、点火すべき目的物に狙いを定めるのは困難であり、かつ、シガーまたは容易に点火できないあらゆる目的物を点火するのは困難である。
【0004】
したがって、タバコ用ライターを改善するために多くの試みがなされている。そのうちのいくつかは、バーナーの効率を改善し、放出されたガスを比較的十分に燃焼させて、「赤い炎」の代わりに「青い炎」を形成することを目的としている。他のいくつか(例えば、Ishiguroの特開平10-238773号公報および米国特許第5,711,662号)は、より広い炎を得るためになされている。これらはいずれも、並列配置された2つの炎バーンアウト穴または2つのバーナーノズルを用い、その結果、それぞれの炎穴またはノズルの出口で互いの炎が一緒になり得る。一緒になった炎(単一の炎)は、上記2つの穴またはノズルを接続する分岐としての幅を有し得る。このような広い炎は、タバコを点火するさらなる熱と、シガーのような広い径を有するタバコとのより広い接触とを提供することが理解され得る。また、他のいくつかの試みは、炎が吹き消されるのを防止する遮蔽手段等を提供するために行われている。しかし、これらのアプローチは、タバコ用ライターが有するすべての問題を真に解決するものではない。
【特許文献1】
特開平10-238773号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、炎の先端が炎の本体部分よりも通常高温であること、および、高温の炎の方が低温の炎より簡単に目的物を点火し得ることに注視した。したがって、本発明の目的は、より高温の炎を生成し得るライターを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、直線状のトーチカラム形状を有する炎を生成し、炎の先端で高温の炎を得るライターを提供することである。
【0007】
本発明のさらに別の目的は、直線状のトーチカラム形状を有する少なくとも2つの炎を生成するライターを提供することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、より風に強い1つまたは2つの力強いバースト(bursting)炎を生成するライターを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、多数の炎を生成するライターは、ハウジングと;該ハウジング内に規定され、その内部に液状の可燃性ガスを含有する燃料レザバーと;該可燃性ガスを該燃料レザバーから調整可能に放出するバルブ手段と;該バルブ手段と協働して操作可能であり、該放出された可燃性ガスに火をつける点火手段と;該放出されたガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成し、該バーストを少なくとも1つの空気入口を有するミキシングチャンバーに導き、該ミキシングチャンバー内で該可燃性ガスと新鮮な空気とを混合する蒸発器と;略V字配向を有する少なくとも2つのノズルと;該ノズルから延び、少量の可燃性ガスを炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルとを備え、一方で、該可燃性ガスのほとんどは該ノズルを通過して該炎チャンバーに入り、該炎チャンバーで該点火手段が上記迂回ガスおよび上記バーストガスに火をつけ、直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成する。
【0010】
本発明によれば、上記迂回チャンネルは、上記V字配向ノズルの焦点から延びる。当該V字配向ノズルの焦点は、上記ミキシングチャンバーの上流である。上記蒸発器の中央開口部と上記ミキシングチャンバーとは同軸で上記可燃性ガスの出口経路を形成し、上記V字配向ノズルは当該出口経路に対して対称である。
【0011】
あるいは、上記迂回チャンネルは各ノズルの頂部に隣接して配設され得、一方で、ノズル出口は、上記可燃性ガスの出口経路から延びるノズルチャンネルよりも狭い。しかし、このような迂回チャンネルの作製は、ベースでの迂回チャンネルのV字配向ノズルよりも複雑で、かつコストも大きい。このような迂回チャンネルはまた、より正確な機械加工を必要とする。
【0012】
本発明のライターは多数の炎を生成し得、その各々は直線状のトーチカラム形状を有する。このような炎は、その先端部でより高温を有する。当該バースト炎は、熱のほとんどが先端部に集中しているからである。上記出口経路に沿って、上記蒸発器の中央開口部から放出された可燃性ガスは、ミキシングチャンバー内で新鮮な空気と十分に混合され得、V字配向ノズルの分岐合流点で小さくかつ適切な抵抗を受け、その結果、上記バースト可燃性ガスのほとんどはノズルを通過し、一方で、少量の当該可燃性ガスがノズルの分岐合流点から迂回させられて迂回チャンネルを移動する。
【0013】
ノズルから出た炎の主要ジェットは強制的にノズルから出されるので互いに一緒にならず、かつ、それらは風によって容易に吹き離されたり吹き消されたりはしない。迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスから生成した周囲の炎は、上記炎の主要ジェットのサポートとして機能し得、当該炎ジェットを維持し得る。ただし、強い風の吹き込みは当該主要ジェットを瞬時に吹き飛ばす。
【0014】
本発明は、添付の図面および発明の詳細な説明によって、さらに理解され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態は、燃料レザバー21を規定するハウジング1と、ハウジング1に取り付けられた点火手段3と、燃料レザバー21内に配置され、可燃性ガスを当該燃料レザバー21から調整可能に放出するバルブアセンブリ22と、蒸発器およびミキシングアセンブリと、バーナーノズルアセンブリとを備える。バルブアセンブリ22は、バルブ23と作動レバー5とを有する。作動レバー5は、バルブ23に回動可能に取り付けられ、かつ、点火手段3に組み込まれている。接続チューブ6は、バルブ23を蒸発器およびミキシングアセンブリに接続する。
【0016】
図2に示すように、上記調整可能なバルブ23は、蒸発器41の中央開口部410を開閉し得る。当該中央開口部は、約0.05〜0.12mmである。蒸発器開口部410の上流では、ミキシングチャンバー42が当該中央開口部410とほぼ同軸に設けられ、かつ、少なくとも1つの空気入口421を有する。スロート導管422がミキシングチャンバー42に接続され、上記バーナーノズルアセンブリに延びる。スロート導管422は、1.0〜2.5mmの直径を有し得、かつ、ミキシングチャンバー42の直径よりも狭い(ただし、図2では、これらは同一の直径を有している)。上記バーナーノズルアセンブリは、ノズルブロック43と、炎チャンバーまたはバーナー44とを有する。ノズルブロック43は、ミキシングチャンバー42の上流でスロート導管422の頂部に取り付けられ、V字配向を有する少なくとも2つのノズルまたはノズルチャンネル431を有する。当該ノズルまたはノズルチャンネルは、約0.5〜1.5mmの直径を有する。上記点火手段3は、炎チャンバー44内の可燃性ガスに火をつけ得る。ノズルブロック43は炎チャンバー44内にあり、それらは共にハウジング1の上部に配置される。
【0017】
点火手段3のボタンを押し下げることにより、バルブアセンブリ22の作動レバー5も作動し、その結果、可燃性ガスが燃料レザバー21から放出され、接続チューブ6を通過し、蒸発器41に入る。ここで、当該燃料は、中央開口部410を通って蒸発する。蒸発した可燃性ガスはミキシングチャンバー42に入る。ここで、当該蒸発燃料は、空気入口421から供給された新鮮な空気と混合され、次いでスロート導管422を通過し、ノズルブロック43に到達する。蒸発器開口部41、ミキシングチャンバー42およびスロート導管422は、ノズル43までの可燃性ガスの出口経路を形成する。
【0018】
V字配向を有するノズルチャンネル431は、スロート導管422の上流に位置する合流点または焦点を有する。当該合流点または焦点は、可燃性ガスの出口経路の軸上にある。V字配向ノズル431の合流点は、スロート導管またはミキシングチャンバーに対面する小さな表面領域433を有し、当該表面領域433は、出て行く可燃性ガスに対して最小の抵抗を有するほどに小さく設計されている。その結果、可燃性ガスのほとんどはノズルチャンネル431に入り、一方、きわめて少量の可燃性ガスがV字配向ノズル431の合流点で迂回させられて迂回チャンネル4311を通過する。
【0019】
図2に示すように、迂回チャンネル4311は円筒状であり、かつ、上記出口経路の軸に対して垂直である。当該チャンネルはV字配向ノズル431の合流点から延び、少量の可燃性ガスを誘導し、当該可燃性ガスが点火される際には周囲の炎の輪を形成する。各々のチャンネル4311は丸い断面を有するか穴である。上記合流点と上記スロート導管422の頂部との間には、中空空間45が存在する。したがって、V字配向ノズルから出てくる可燃性ガスは、図2に示すように、直線状のトーチカラム形状を有する力強い炎を少なくとも2つ生成する。
【0020】
図2に示すように、上記点火手段はノズルブロック43の一方の側であって、かつ、迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスの経路の上部で少し離れたところに設けられる。したがって、点火器は、ノズル431から出てくる可燃性ガスの主要ジェットを点火する前に、迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスを点火する。
【0021】
図3は、蒸発器、ミキシングチャンバーおよび3つのノズルによる本発明の別の好ましい実施形態の断面図である。3つのノズル431は、V字配向を有する2つの側方ノズルと、可燃性ガスの出口経路の軸に沿った中央ノズルとを有するよう配列されている。ノズルの間の上記小さな表面領域433Aは、出てくるガスに対して最小の抵抗のみを有し、当該可燃性ガスのほとんどがノズルを通過するほどに小さい。この領域は約1.0mmである。迂回チャンネル4311は、図2と同様の配列である。
【0022】
直線状のカラム形状を有する炎の3つのトーチまたはジェットを形成することの困難さは、炎が非常に近接して位置しているのでお互いが一緒になってしまう傾向があることである。したがって、蒸発器41およびミキシングチャンバー42ならびにスロート導管422は、迂回チャンネル4311および略V字配向のバーナーノズル431と協働して炎が一緒にならないようにするよう配設されることが理解され得る。このことにより、可燃性ガスが力強く出てくることを保証されるだけではなく、当該ガスの十分な燃焼が保証される。したがって、ノズルからの炎の主要ジェットは、炎の先端でより高温を生成し得る。
【0023】
図4は、本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよびV字配向ノズルの別の実施形態を示す。この実施形態は、各ノズルの頂部に隣接して迂回チャンネル4311Aを有する。この配置においては、ノズル431の出口432はさらに狭くなければならず、かつ、迂回チャンネル4311Aは出口432に近くなければならない。その結果、周囲の炎の輪が、炎の力強いジェットを補助し、かつ、安定化し得る。
【0024】
図5は、図1および図2の好ましい実施形態による蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図である。ただし、ノズルは、ギア型の外郭を有する。図5に示すように、ノズルまたはバーナーブロック43は、周囲に垂直方向の迂回チャンネル4311Bを有し、当該チャンネルは、少量の迂回可燃性ガスを当該可燃性ガスの出口経路の軸方向の外側に迂回させる。このことにより、周囲の炎のより良好な輪が保証される。このようなノズルブロック43は、蒸発器およびミキシングアセンブリのシートの内部に位置し、かつ、これらに適合している。その結果、シートの垂直方向の壁が、ノズルブロック43のチャンネル化された外郭と一緒になって、周囲チャンネル4311Aを規定する。
【0025】
図6は、図5のギア型ノズルブロックを示す。この図は、ノズルブロック43のチャンネル化された外表面を示す。周囲チャンネル4311Aは均一に形成されている。図7にさらに示すように、迂回チャンネルの底部は、実際には、蒸発器およびミキシングチャンバーの頂部表面とノズルブロック43の底部表面とにより規定される空間451の層である。しかし、空間451の層は、実際には、V字配向ノズル431の焦点から延びる多数の迂回チャンネル4311として機能する。このようなバーチャルチャンネル4311の各々は、対応する周囲チャンネル4311Bを有する。空間451は、多数の迂回チャンネル4311を代替し、各部分の機械加工を容易にする。図7に示すように、合流領域433は約1.0mmである。周囲の可燃性ガスチャンネルの上部に適切に配置された点火器は、可燃性ガスの主要ジェットを点火する前に、周囲ガスの輪を正確に点火する。
【0026】
図8は、図3の好ましい実施形態による、3つのノズルを有する蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図である。ただし、ノズルは、ギア型の外郭を有する。図5と同様に、ギア型ノズルアセンブリは、蒸発器およびミキシングアセンブリの頂部でシートの内部に位置し、かつ、これらに適合している。その結果、複数の垂直チャンネル4311Bが、シートの垂直方向の壁とノズルブロック43のチャンネル化された外郭との間に規定される。
【0027】
図9は、図8の本発明のギア型ノズルブロックのチャンネル化された外表面を示す。図10は、迂回チャンネル4311が、実際には、基本的にV字配向のノズル431の焦点の面で延びる空間451の層であることを示す。ギア型ノズルブロックは製造が容易であり、また、周囲の炎の均一な輪を保証し得る。
【0028】
図11の別の実施形態においては、迂回チャンネルは丸い断面形状でも穴でもなく、スロット4311Cである。これらのスロット4311Cは、V字配向ノズルまたはノズルチャンネル431の底部またはベースに設けられる。下向きスロット4311Cは、図2および図3に示すような中空空間45を代替する。
【0029】
図12は、ノズルの別の実施形態を示す。ノズル431は、最初はV字配向を有し、かつ平行なノズルチャンネル431Aを上部に有する。図13は、ノズル形状のさらに別の実施形態を示す。この実施形態は、図12に類似しているが、ノズル431の頂部に隣接して迂回チャンネル4311Aを有する。
【0030】
本発明の教示に基づくさらなる改変が存在する。しかし、それらは、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の多数の炎のライターの好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】図1の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび2つのV字配向ノズルの好ましい実施形態の断面図である。
【図3】本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび3つのノズルの別の好ましい実施形態の断面図である。
【図4】本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび2つのノズルのさらに別の実施形態を示し、当該実施形態は各々のノズルの頂部に隣接して迂回チャンネルを有する。
【図5】図1および図2の好ましい実施形態の蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図であり、ただし、ノズルはギア型外郭を有する。
【図6】図5の本発明のギア型ノズルの斜視図であり、当該実施形態はチャンネル化された外表面を有する。
【図7】図6のギア型ノズルの断面図である。
【図8】3つのノズルを有する図3の好ましい実施形態の蒸発器およびノズルアセンブリの斜視図であり、ただし、ノズルはギア型外郭を有する。
【図9】図8の本発明のギア型ノズルの斜視図であり、チャンネル化された外表面を示す。
【図10】図8のギア型ノズルの断面図である。
【図11】迂回チャンネルの別の実施形態を示し、当該実施形態は穴ではなくスロット形状を有する。
【図12】最初はV字配向を有しかつ平行なノズルチャンネルを上部に有する、ノズルの別の実施形態の断面図である。
【図13】図12に類似したノズル形状の別の実施形態の断面図であり、ただし、当該実施形態は、ノズルの頂部に隣接して迂回チャンネルを有する。
【0001】
本発明は、一般的には、タバコおよび葉巻(シガー)に火をつけるために通常用いられるライターに関する。より詳細には、本発明のライターは、審美的に人に好まれ、機能的で、かつ風に強い複数の可視炎を生成する。さらに重要なことには、当該ライターは、各々がドラム形状または水滴形状よりもむしろ直線状のトーチカラム形状を有する炎を生成する。
【背景技術】
【0002】
ライターは、タバコおよびシガーを点火する火の元としてマッチに代わる一般的な道具である。ライターは、マッチよりも持ち運びが容易であり、かつ安全である。ライターはまた、審美的に人に好まれる。さらに、設計にもよるが、ライターは、一般的にマッチよりも風に強い。それにもかかわらず、従来のタバコ用ライターはいまだ種々の問題を有しているので、多くの人々がタバコ用ライターの改善に取り組んでいる。
【0003】
通常のライターは、その内部に燃料レザバーを規定するハウジングを備え、当該燃料レザバーは、ある種の液状可燃性ガスを含有する。当該可燃性ガスを燃料レザバーからバーナーアセンブリへと放出するバルブアセンブリがある。ここで、当該バーナーアセンブリにおいて、点火具(例えば、圧電点火具または火炎貯蔵点火具)が、燃料レザバーから放出されたガス状の可燃性ガスを点火し得る。一旦点火されると、可視炎が形成されタバコまたはシガーを点火し得る。一般に、ライターの炎は、水滴形状を有する単一の可視炎である。このような炎は比較的弱く、および通常はいまだ赤色である。このような炎は、点火すべき目的物から風によって容易に吹き離され、または吹き消されることさえある。安いライターの多くは、高温の炎を生成するほど十分に可燃性ガスを燃焼させることができない。したがって、従来の単一の炎では、点火すべき目的物に狙いを定めるのは困難であり、かつ、シガーまたは容易に点火できないあらゆる目的物を点火するのは困難である。
【0004】
したがって、タバコ用ライターを改善するために多くの試みがなされている。そのうちのいくつかは、バーナーの効率を改善し、放出されたガスを比較的十分に燃焼させて、「赤い炎」の代わりに「青い炎」を形成することを目的としている。他のいくつか(例えば、Ishiguroの特開平10-238773号公報および米国特許第5,711,662号)は、より広い炎を得るためになされている。これらはいずれも、並列配置された2つの炎バーンアウト穴または2つのバーナーノズルを用い、その結果、それぞれの炎穴またはノズルの出口で互いの炎が一緒になり得る。一緒になった炎(単一の炎)は、上記2つの穴またはノズルを接続する分岐としての幅を有し得る。このような広い炎は、タバコを点火するさらなる熱と、シガーのような広い径を有するタバコとのより広い接触とを提供することが理解され得る。また、他のいくつかの試みは、炎が吹き消されるのを防止する遮蔽手段等を提供するために行われている。しかし、これらのアプローチは、タバコ用ライターが有するすべての問題を真に解決するものではない。
【特許文献1】
特開平10-238773号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、炎の先端が炎の本体部分よりも通常高温であること、および、高温の炎の方が低温の炎より簡単に目的物を点火し得ることに注視した。したがって、本発明の目的は、より高温の炎を生成し得るライターを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、直線状のトーチカラム形状を有する炎を生成し、炎の先端で高温の炎を得るライターを提供することである。
【0007】
本発明のさらに別の目的は、直線状のトーチカラム形状を有する少なくとも2つの炎を生成するライターを提供することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、より風に強い1つまたは2つの力強いバースト(bursting)炎を生成するライターを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、多数の炎を生成するライターは、ハウジングと;該ハウジング内に規定され、その内部に液状の可燃性ガスを含有する燃料レザバーと;該可燃性ガスを該燃料レザバーから調整可能に放出するバルブ手段と;該バルブ手段と協働して操作可能であり、該放出された可燃性ガスに火をつける点火手段と;該放出されたガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成し、該バーストを少なくとも1つの空気入口を有するミキシングチャンバーに導き、該ミキシングチャンバー内で該可燃性ガスと新鮮な空気とを混合する蒸発器と;略V字配向を有する少なくとも2つのノズルと;該ノズルから延び、少量の可燃性ガスを炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルとを備え、一方で、該可燃性ガスのほとんどは該ノズルを通過して該炎チャンバーに入り、該炎チャンバーで該点火手段が上記迂回ガスおよび上記バーストガスに火をつけ、直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成する。
【0010】
本発明によれば、上記迂回チャンネルは、上記V字配向ノズルの焦点から延びる。当該V字配向ノズルの焦点は、上記ミキシングチャンバーの上流である。上記蒸発器の中央開口部と上記ミキシングチャンバーとは同軸で上記可燃性ガスの出口経路を形成し、上記V字配向ノズルは当該出口経路に対して対称である。
【0011】
あるいは、上記迂回チャンネルは各ノズルの頂部に隣接して配設され得、一方で、ノズル出口は、上記可燃性ガスの出口経路から延びるノズルチャンネルよりも狭い。しかし、このような迂回チャンネルの作製は、ベースでの迂回チャンネルのV字配向ノズルよりも複雑で、かつコストも大きい。このような迂回チャンネルはまた、より正確な機械加工を必要とする。
【0012】
本発明のライターは多数の炎を生成し得、その各々は直線状のトーチカラム形状を有する。このような炎は、その先端部でより高温を有する。当該バースト炎は、熱のほとんどが先端部に集中しているからである。上記出口経路に沿って、上記蒸発器の中央開口部から放出された可燃性ガスは、ミキシングチャンバー内で新鮮な空気と十分に混合され得、V字配向ノズルの分岐合流点で小さくかつ適切な抵抗を受け、その結果、上記バースト可燃性ガスのほとんどはノズルを通過し、一方で、少量の当該可燃性ガスがノズルの分岐合流点から迂回させられて迂回チャンネルを移動する。
【0013】
ノズルから出た炎の主要ジェットは強制的にノズルから出されるので互いに一緒にならず、かつ、それらは風によって容易に吹き離されたり吹き消されたりはしない。迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスから生成した周囲の炎は、上記炎の主要ジェットのサポートとして機能し得、当該炎ジェットを維持し得る。ただし、強い風の吹き込みは当該主要ジェットを瞬時に吹き飛ばす。
【0014】
本発明は、添付の図面および発明の詳細な説明によって、さらに理解され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態は、燃料レザバー21を規定するハウジング1と、ハウジング1に取り付けられた点火手段3と、燃料レザバー21内に配置され、可燃性ガスを当該燃料レザバー21から調整可能に放出するバルブアセンブリ22と、蒸発器およびミキシングアセンブリと、バーナーノズルアセンブリとを備える。バルブアセンブリ22は、バルブ23と作動レバー5とを有する。作動レバー5は、バルブ23に回動可能に取り付けられ、かつ、点火手段3に組み込まれている。接続チューブ6は、バルブ23を蒸発器およびミキシングアセンブリに接続する。
【0016】
図2に示すように、上記調整可能なバルブ23は、蒸発器41の中央開口部410を開閉し得る。当該中央開口部は、約0.05〜0.12mmである。蒸発器開口部410の上流では、ミキシングチャンバー42が当該中央開口部410とほぼ同軸に設けられ、かつ、少なくとも1つの空気入口421を有する。スロート導管422がミキシングチャンバー42に接続され、上記バーナーノズルアセンブリに延びる。スロート導管422は、1.0〜2.5mmの直径を有し得、かつ、ミキシングチャンバー42の直径よりも狭い(ただし、図2では、これらは同一の直径を有している)。上記バーナーノズルアセンブリは、ノズルブロック43と、炎チャンバーまたはバーナー44とを有する。ノズルブロック43は、ミキシングチャンバー42の上流でスロート導管422の頂部に取り付けられ、V字配向を有する少なくとも2つのノズルまたはノズルチャンネル431を有する。当該ノズルまたはノズルチャンネルは、約0.5〜1.5mmの直径を有する。上記点火手段3は、炎チャンバー44内の可燃性ガスに火をつけ得る。ノズルブロック43は炎チャンバー44内にあり、それらは共にハウジング1の上部に配置される。
【0017】
点火手段3のボタンを押し下げることにより、バルブアセンブリ22の作動レバー5も作動し、その結果、可燃性ガスが燃料レザバー21から放出され、接続チューブ6を通過し、蒸発器41に入る。ここで、当該燃料は、中央開口部410を通って蒸発する。蒸発した可燃性ガスはミキシングチャンバー42に入る。ここで、当該蒸発燃料は、空気入口421から供給された新鮮な空気と混合され、次いでスロート導管422を通過し、ノズルブロック43に到達する。蒸発器開口部41、ミキシングチャンバー42およびスロート導管422は、ノズル43までの可燃性ガスの出口経路を形成する。
【0018】
V字配向を有するノズルチャンネル431は、スロート導管422の上流に位置する合流点または焦点を有する。当該合流点または焦点は、可燃性ガスの出口経路の軸上にある。V字配向ノズル431の合流点は、スロート導管またはミキシングチャンバーに対面する小さな表面領域433を有し、当該表面領域433は、出て行く可燃性ガスに対して最小の抵抗を有するほどに小さく設計されている。その結果、可燃性ガスのほとんどはノズルチャンネル431に入り、一方、きわめて少量の可燃性ガスがV字配向ノズル431の合流点で迂回させられて迂回チャンネル4311を通過する。
【0019】
図2に示すように、迂回チャンネル4311は円筒状であり、かつ、上記出口経路の軸に対して垂直である。当該チャンネルはV字配向ノズル431の合流点から延び、少量の可燃性ガスを誘導し、当該可燃性ガスが点火される際には周囲の炎の輪を形成する。各々のチャンネル4311は丸い断面を有するか穴である。上記合流点と上記スロート導管422の頂部との間には、中空空間45が存在する。したがって、V字配向ノズルから出てくる可燃性ガスは、図2に示すように、直線状のトーチカラム形状を有する力強い炎を少なくとも2つ生成する。
【0020】
図2に示すように、上記点火手段はノズルブロック43の一方の側であって、かつ、迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスの経路の上部で少し離れたところに設けられる。したがって、点火器は、ノズル431から出てくる可燃性ガスの主要ジェットを点火する前に、迂回チャンネルから出てくる可燃性ガスを点火する。
【0021】
図3は、蒸発器、ミキシングチャンバーおよび3つのノズルによる本発明の別の好ましい実施形態の断面図である。3つのノズル431は、V字配向を有する2つの側方ノズルと、可燃性ガスの出口経路の軸に沿った中央ノズルとを有するよう配列されている。ノズルの間の上記小さな表面領域433Aは、出てくるガスに対して最小の抵抗のみを有し、当該可燃性ガスのほとんどがノズルを通過するほどに小さい。この領域は約1.0mmである。迂回チャンネル4311は、図2と同様の配列である。
【0022】
直線状のカラム形状を有する炎の3つのトーチまたはジェットを形成することの困難さは、炎が非常に近接して位置しているのでお互いが一緒になってしまう傾向があることである。したがって、蒸発器41およびミキシングチャンバー42ならびにスロート導管422は、迂回チャンネル4311および略V字配向のバーナーノズル431と協働して炎が一緒にならないようにするよう配設されることが理解され得る。このことにより、可燃性ガスが力強く出てくることを保証されるだけではなく、当該ガスの十分な燃焼が保証される。したがって、ノズルからの炎の主要ジェットは、炎の先端でより高温を生成し得る。
【0023】
図4は、本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよびV字配向ノズルの別の実施形態を示す。この実施形態は、各ノズルの頂部に隣接して迂回チャンネル4311Aを有する。この配置においては、ノズル431の出口432はさらに狭くなければならず、かつ、迂回チャンネル4311Aは出口432に近くなければならない。その結果、周囲の炎の輪が、炎の力強いジェットを補助し、かつ、安定化し得る。
【0024】
図5は、図1および図2の好ましい実施形態による蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図である。ただし、ノズルは、ギア型の外郭を有する。図5に示すように、ノズルまたはバーナーブロック43は、周囲に垂直方向の迂回チャンネル4311Bを有し、当該チャンネルは、少量の迂回可燃性ガスを当該可燃性ガスの出口経路の軸方向の外側に迂回させる。このことにより、周囲の炎のより良好な輪が保証される。このようなノズルブロック43は、蒸発器およびミキシングアセンブリのシートの内部に位置し、かつ、これらに適合している。その結果、シートの垂直方向の壁が、ノズルブロック43のチャンネル化された外郭と一緒になって、周囲チャンネル4311Aを規定する。
【0025】
図6は、図5のギア型ノズルブロックを示す。この図は、ノズルブロック43のチャンネル化された外表面を示す。周囲チャンネル4311Aは均一に形成されている。図7にさらに示すように、迂回チャンネルの底部は、実際には、蒸発器およびミキシングチャンバーの頂部表面とノズルブロック43の底部表面とにより規定される空間451の層である。しかし、空間451の層は、実際には、V字配向ノズル431の焦点から延びる多数の迂回チャンネル4311として機能する。このようなバーチャルチャンネル4311の各々は、対応する周囲チャンネル4311Bを有する。空間451は、多数の迂回チャンネル4311を代替し、各部分の機械加工を容易にする。図7に示すように、合流領域433は約1.0mmである。周囲の可燃性ガスチャンネルの上部に適切に配置された点火器は、可燃性ガスの主要ジェットを点火する前に、周囲ガスの輪を正確に点火する。
【0026】
図8は、図3の好ましい実施形態による、3つのノズルを有する蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図である。ただし、ノズルは、ギア型の外郭を有する。図5と同様に、ギア型ノズルアセンブリは、蒸発器およびミキシングアセンブリの頂部でシートの内部に位置し、かつ、これらに適合している。その結果、複数の垂直チャンネル4311Bが、シートの垂直方向の壁とノズルブロック43のチャンネル化された外郭との間に規定される。
【0027】
図9は、図8の本発明のギア型ノズルブロックのチャンネル化された外表面を示す。図10は、迂回チャンネル4311が、実際には、基本的にV字配向のノズル431の焦点の面で延びる空間451の層であることを示す。ギア型ノズルブロックは製造が容易であり、また、周囲の炎の均一な輪を保証し得る。
【0028】
図11の別の実施形態においては、迂回チャンネルは丸い断面形状でも穴でもなく、スロット4311Cである。これらのスロット4311Cは、V字配向ノズルまたはノズルチャンネル431の底部またはベースに設けられる。下向きスロット4311Cは、図2および図3に示すような中空空間45を代替する。
【0029】
図12は、ノズルの別の実施形態を示す。ノズル431は、最初はV字配向を有し、かつ平行なノズルチャンネル431Aを上部に有する。図13は、ノズル形状のさらに別の実施形態を示す。この実施形態は、図12に類似しているが、ノズル431の頂部に隣接して迂回チャンネル4311Aを有する。
【0030】
本発明の教示に基づくさらなる改変が存在する。しかし、それらは、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の多数の炎のライターの好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】図1の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび2つのV字配向ノズルの好ましい実施形態の断面図である。
【図3】本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび3つのノズルの別の好ましい実施形態の断面図である。
【図4】本発明の蒸発器、ミキシングチャンバーおよび2つのノズルのさらに別の実施形態を示し、当該実施形態は各々のノズルの頂部に隣接して迂回チャンネルを有する。
【図5】図1および図2の好ましい実施形態の蒸発器およびノズルアセンブリを示す斜視図であり、ただし、ノズルはギア型外郭を有する。
【図6】図5の本発明のギア型ノズルの斜視図であり、当該実施形態はチャンネル化された外表面を有する。
【図7】図6のギア型ノズルの断面図である。
【図8】3つのノズルを有する図3の好ましい実施形態の蒸発器およびノズルアセンブリの斜視図であり、ただし、ノズルはギア型外郭を有する。
【図9】図8の本発明のギア型ノズルの斜視図であり、チャンネル化された外表面を示す。
【図10】図8のギア型ノズルの断面図である。
【図11】迂回チャンネルの別の実施形態を示し、当該実施形態は穴ではなくスロット形状を有する。
【図12】最初はV字配向を有しかつ平行なノズルチャンネルを上部に有する、ノズルの別の実施形態の断面図である。
【図13】図12に類似したノズル形状の別の実施形態の断面図であり、ただし、当該実施形態は、ノズルの頂部に隣接して迂回チャンネルを有する。
Claims (19)
- ハウジングと;該ハウジング内に規定され、その内部に液状の可燃性ガスを含有する燃料レザバーと;該可燃性ガスを該燃料レザバーから調整可能に放出するバルブ手段と;該バルブ手段と協働して操作可能であり、該放出された可燃性ガスに火をつける点火手段とを備える、多数のトーチ状炎のライターであって、
該放出された可燃性ガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成する蒸発器と;少なくとも1つの空気入口を有し、内部で該可燃性ガスと新鮮な空気とが混合されるミキシングチャンバーと;略V字配向を有する少なくとも2つのノズルと;該ノズルから延び、少量の可燃性ガスを炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルとを備え、一方で、該可燃性ガスのほとんどは該ノズルを通過して該炎チャンバーに入り、該炎チャンバーで該点火手段が上記迂回ガスおよび上記バーストガスに火をつけ、直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成することを特徴とする、ライター。 - 前記迂回チャンネルが、前記V字配向ノズルの焦点から延び、該V字配向ノズルの焦点が、前記ミキシングチャンバーの上流であることを特徴とする、請求項1に記載のライター。
- 前記蒸発器の中央開口部と前記ミキシングチャンバーとが同軸で前記可燃性ガスの出口経路を形成し、前記V字配向ノズルが該出口経路に対して対称であることを特徴とする、請求項1に記載のライター。
- 前記迂回チャンネルが各ノズルの頂部に隣接して配設され、該ノズルの各々が、該ノズルよりも狭い出口を有することを特徴とする、請求項1に記載のライター。
- 前記略V字配向を有するノズルが、V字配向ノズルからなる下部セクションと平行ノズルからなる上部セクションの2つのセクションを有することを特徴とする、請求項4に記載のライター。
- 多数のトーチ状炎のタバコ用ライターのノズルおよび蒸発器アセンブリであって、
可燃性ガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成する蒸発器と;
少なくとも1つの空気入口を有し、内部で該可燃性ガスと新鮮な空気とが混合されるミキシングチャンバーと;
略V字配向を有する少なくとも2つのノズルと;
該ノズルから延び、少量の可燃性ガスを該ライターの炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルとを備え、一方で、該可燃性ガスのほとんどは該ノズルを通過して該炎チャンバーに入り、該炎チャンバーで該可燃性ガスが点火される際に、直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成することを特徴とする、アセンブリ。 - 前記迂回チャンネルが、前記V字配向ノズルの焦点から延び、該V字配向ノズルの焦点が、前記ミキシングチャンバーの上流であることを特徴とする、請求項6に記載のアセンブリ。
- 前記蒸発器の中央開口部と前記ミキシングチャンバーとが同軸で前記可燃性ガスの出口経路を形成し、前記V字配向ノズルが該出口経路に対して対称であることを特徴とする、請求項6に記載のアセンブリ。
- 前記V字配向ノズルが、チャンネル化された外表面を有するギア形状ブロックに形成され、該ギア形状ブロックの頂端部に2つの離間したノズル出口と、該ノズルの焦点の平面に空間を規定する該ギア形状ブロックの底部に2つの隣接したノズル入口とを有することを特徴とする、請求項7に記載のアセンブリ。
- ギア形状ブロックに形成された3つの略V字配向を有するノズルが存在し、該ギア形状ブロックが、チャンネル化された外表面と、該ギア形状ブロックの頂端部に3つの離間したノズル出口と、該ノズルの焦点の平面に空間を規定する底部に3つの隣接したノズル入口とを有することを特徴とする、請求項7に記載のアセンブリ。
- 前記略V字配向を有するノズルが、V字配向ノズルからなる下部セクションと平行ノズルからなる上部セクションの2つのセクションを有することを特徴とする、請求項6に記載のアセンブリ。
- 前記迂回チャンネルが下向きに延びるスロット形状であり、該迂回スロットが、下向きに延びて、前記ミキシングチャンバーと接続および連通するスロート導管の頂部のシート内に適合することを特徴とする、請求項6に記載のアセンブリ。
- 前記少なくとも2つのV字配向ノズルがその合流点で表面を有し、該表面が、前記出口経路の軸に存在し、かつ前記ミキシングチャンバーに対面し、その結果、該表面が、前記出て行く可燃性ガスに対して最小の抵抗を有する所定の領域を有することを特徴とする、請求項8に記載のアセンブリ。
- 前記合流表面が1.0mmより小さいことを特徴とする、請求項13に記載のアセンブリ。
- 前記表面および前記V字配向ノズルが、可燃性ガスのほとんどを該ノズルを通過させるように、かつ、少量の可燃性ガスを前記迂回チャンネルに迂回させるように配置されていることを特徴とする、請求項13に記載のアセンブリ。
- ハウジングと;該ハウジング内に規定され、その内部に液状の可燃性ガスを含有する燃料レザバーと;該可燃性ガスを該燃料レザバーから調整可能に放出するバルブ手段と;該バルブ手段と協働して操作可能であり、該放出された可燃性ガスに火をつける点火手段とを備える、多数のトーチ状炎のライターであって、
該放出された可燃性ガスの出口として機能する中央開口部を有し、それにより蒸発した可燃性ガスのバーストを生成する蒸発器と;少なくとも1つの空気入口を有し、内部で該可燃性ガスと新鮮な空気とが混合されるミキシングチャンバーと;略V字配向を有する少なくとも2つのノズルと;該ノズルの頂部に隣接して延び、少量の可燃性ガスを炎チャンバーへと迂回させる複数のチャンネルとを備え、一方で、該可燃性ガスのほとんどは該ノズルを通過して該炎チャンバーに入り、該炎チャンバーで該点火手段が上記迂回ガスおよび上記バーストガスに火をつけ、直線カラム状の炎のトーチを少なくとも2つ形成することを特徴とする、ライター。 - 前記迂回チャンネルが各ノズルの頂部に隣接して配設され、該ノズルの各々が、該ノズルよりも狭い出口を有することを特徴とする、請求項16に記載のライター。
- 前記ノズルが、前記蒸発器およびミキシングアセンブリのシート内に位置する前記ノズルブロックの頂部表面の上方に突出した上部を有することを特徴とする、請求項16に記載のライター。
- 前記ノズルの上部が互いに平行である、請求項18に記載のライター。
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