JP2004525947A - 安定化された活性物質 - Google Patents

安定化された活性物質 Download PDF

Info

Publication number
JP2004525947A
JP2004525947A JP2002578720A JP2002578720A JP2004525947A JP 2004525947 A JP2004525947 A JP 2004525947A JP 2002578720 A JP2002578720 A JP 2002578720A JP 2002578720 A JP2002578720 A JP 2002578720A JP 2004525947 A JP2004525947 A JP 2004525947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insect
pheromone
composition
pheromones
insect pheromone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002578720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004525947A5 (ja
Inventor
エフ. クラッセン,ダリル
ジェイ. ミューア,デイビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2004525947A publication Critical patent/JP2004525947A/ja
Publication of JP2004525947A5 publication Critical patent/JP2004525947A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/02Saturated carboxylic acids or thio analogues thereof; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/22Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing ingredients stabilising the active ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N61/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing substances of unknown or undetermined composition, e.g. substances characterised only by the mode of action

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

昆虫フェロモンと2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を含む安定化した昆虫交尾攪乱フェロモン組成物。使用方法およびそのような組成物を含有するマイクロカプセルも提供される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は安定化した活性物質に関する。本発明は、特に、昆虫のフェロモンの安定化に関する。
【背景技術】
【0002】
果樹園、畑および森から望ましくない有害生物を除去する方法として、しばしば有機リン酸系の殺虫剤が使用される。これに替わる方法に昆虫の交尾攪乱がある。これは害虫を制御するために昆虫のフェロモンを使用するものであり、農作物や森林の保護など、必要とする場所で使用される。昆虫の交尾攪乱法では、一般に、雌の昆虫の生殖フェロモンの気団を他の点源からのフェロモンでマスクする。これにより、雄の昆虫が雌を見つける可能性が減り、その後の幼虫の発生が中断し減少することになる。この結果、次世代の昆虫の数が減少し、したがって作物の被害も減少する。
【0003】
有害な昆虫のフェロモンの安定化法は、米国特許第5,364,969号(サクラダ等(Sakurada et al))に記載されているように、周知である。サクラダ等(Sakurada et al )は、性フェロモン化合物に、(a)抗酸化剤として特定のフェノール化合物、例えば、t−ブチルハイドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、ジ−t−アミルハイドロキノン、ジ−t−ブチルp−クレゾール、メチルハイドロキノンおよびp−メトキシフェノールと、(b)2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールとを特定量、混合することを開示している。
【0004】
昆虫フェロモンが有害な昆虫の交尾期間の全体にわたって効力を発揮するように、フェロモンを安定化する要求が依然として存在する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、CAS第119−47−1登録の2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を用いて昆虫フェロモン組成物を安定化する方法に関する。本発明は、また、フェロモンと2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)とを含有する昆虫フェロモン組成物に関する。
【0006】
本発明の他の態様では、ベンゾトリアゾール、好ましくは2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミル−フェニル)ベンゾトリアゾールをさらに含む組成物に関する。
【0007】
さらに、本発明の他の態様では、昆虫フェロモンと2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を含むマイクロカプセルの使用によって、有害な昆虫から農作物を守る方法に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明は、有害な昆虫の飛行シーズンの全期間にわたって昆虫フェロモンが放出されるよう、安定化した組成物を提供する。通常、鱗翅類の一世代は平均して約6週間である。したがって、その特定の昆虫のフェロモンを少なくとも6週間持続的に放出できるならば、有害昆虫の飛行期間にフェロモンを予定した環境に導入することによって、有効な交尾攪乱を行うことができる。
【0009】
昆虫フェロモン組成物が安定であれば、その使用回数を減らすことができる。有害昆虫の一世代の全期間にわたって効力を有するフェロモンがあれば、有害昆虫の交尾攪乱を確実にするために、使用を繰り返す必要はなくなる。
【0010】
昆虫フェロモンが安定化した形で提供されるので、長時間持続する配置システムを作って、長期間にわたってゆっくりと放出させるようにすることができる。安定化によって、1回の使用でゆっくりと放出させることができ、複数回使用した場合のようなスパイキングが生ずることもない。ここでいう「スパイキング」は、活性な物質がシェルから瞬間的乃至短期間に放出されることによって引き起こされる。ある有害昆虫の交尾サイクルは4〜6週間であるから、その全期間にわたって交尾を有効に抑制するためには、昆虫フェロモンがゆっくり放出されることが望ましい。したがって、本発明は、昆虫フェロモンの放出速度を制御するために使用され、それによって特定の予定環境での種の交尾行動を制御および攪乱することができる。例えば、コドリンガに対する昆虫フェロモンは、予定の環境に、この蛾の交尾サイクルの全期間を通じて、安定して揮散するように作ることかできる。コドリンガのフェロモンである安定化されていないコドルモン(codlemone)は、持続期間が通常1週間未満であるのに対し、本発明により安定化したコドルモンは、約6週間である。
【0011】
本発明による昆虫フェロモンの安定化組成物は、2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を含有する。2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)単独で、または安定化助剤と組み合わせて安定化した昆虫フェロモンは、長期間にわたって優れた効力を示す。本発明で用いられる「効力」という用語は、昆虫フェロモンが一定期間にわたって交尾阻害効果を示す、その安定性を意味する。交尾阻害期間は、4週間より長いことが好ましく、6週間より長いとより好ましく、8週間より長いと特に好ましい。
【0012】
本発明の安定剤は、紫外線吸収剤を併用することが好ましい。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ヒンダードアミン光安定剤(HALS)、桂皮酸エステル、ヒドロキシベンゾフェノンおよびオキサニリド等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。本発明で使用される代表的なベンゾトリアゾールとしては、2−(2’ヒドロキシ−3’,5’−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等が挙げられる。ニッケルおよび硫黄を含有する失活剤やハイドロパーオキサイド/パーオキサイド捕捉剤等の安定化助剤も併用することができる。本発明で使用される紫外線吸収剤は、紫外線劣化に対する昆虫フェロモンの安定性を高めるための化学添加剤である。
【0013】
紫外線遮断剤もまた、本発明の安定剤と組み合わせて使用することができる。カーボンブラックや二酸化チタンのような代表的な紫外線遮断剤が使用可能である。
【0014】
立体障害性のフェノール、ビスフェノール、アミノフェノール、第2芳香族アミン、ヒドロキシベンジル化合物、アルキルおよびアリールチオエーテル、チオビスフェノール、ホスフィットおよびホスフォニット、亜鉛チオカルバメート等の他の抗酸化剤もまた、本発明の安定化昆虫フェロモンを提供するために使用することができる。
【0015】
昆虫フェロモンと2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)の好ましい割合は200:1〜0.5:1の範囲であり、より好ましくは50:1〜0.5:1であり、最も好ましくは20:1〜1:1の範囲である。組成物中の昆虫フェロモンと紫外線吸収剤の好ましい割合は200:1〜0.5:1の範囲であり、より好ましくは50:1〜0.5:1であり、最も好ましくは20:1〜1:1の範囲である。
【0016】
フェロモンは、それが自然に生成されたときは、ある動物種の一メンバーによって分泌され、同じ種の他のメンバーの行動や発育に影響する化合物と定義することができる。フェロモンは種に特異的であるので、昆虫の行動調節のためのフェロモンの使用は、対象としない有害昆虫に殆ど影響を及ぼすことはない。昆虫の行動を調節するために使用されるフェロモンは、それを点源から放出することによって、同種の雌が発生させたフェロモン気団と競合しあるいはそれをカモフラージュして、「交尾相手の発見プロセス」を妨害する。この後者のタイプの方法は、化学殺虫剤や昆虫成長抑制剤すなわちホルモンを用いる方法とは、フェロモンが昆虫の、現世代ではなく、将来の世代を対象とする点で異なる。フェロモンは極めて種に特異的であり、量的に僅かに使用されるだけであるので、その使用は広く散布する殺虫剤よりも環境的に受けいれられ易い。
【0017】
本発明で有用なフェロモンは、好ましくは昆虫のフェロモンである。フェロモン構造の記載においては、次の表記法が使われる。すなわち、タイプ(E(トランス)またはZ(シス))および2重結合の位置が初めに記され、炭素鎖の炭素数が次に記され、末端基の性質が最後に記される。例を挙げると、フェロモンZ−10C19アルデヒドは次の構造、
【化1】
Figure 2004525947
を有している。
【0018】
フェロモンは、その1成分が優位であるか少なくとも重要な成分であるような複数の化合物の混合物であってもよい。昆虫フェロモンの優位成分を多くの中から特に例示すると、例えば、E/Z−11C14アルデヒド(イースタンスプルースバッドワーム(Eastern Spruce Budworm))、Z−10C19アルデヒド(イエローヘッディッドスプルースソーフライ(Yellow Headed Spruce Sawfly)、E,E−8,10C12アルコール(コドリンガ)、E−11C14アルコール/アセテート(タフティッドアップルバッドモス(Tufted Apple Budworm))、E−11C14アセテート(スパーガノシスフルーツワーム(Sparganothis Fruitworm))、Z−11C14アセテート(ブラックヘッディッドファイアワーム(Blackheaded Fireworm))、Z−9C12アセテート(グレープベリーモス(Grape Berry Moth))、Z−11C14アセテート(リーフローラ(Leafroller))、E/Z−4C13アセテート(トマトピンワーム(Tomato Pinworm))、Z,Z/Z,E−7,11−C16アセテート(ピンクコットンブルワーム(Pink Cotton Bullworm))、Z−8−C12アセテート(オリエンタルフルーツモス(Oriental Fruit Moth))、Z/Z−3,13C18アセテート(ピーチトリーボーラ(Peach Tree Borer))、E,Z/Z,Z−3,13−C18アセテート(レッサーピーチトリーボーラ(Lesser Peach Tree Borer))および7,8−エポキシ−2−メチル−C18(ジプシーモス(Gypsy Moth))が挙げられる。カッコ内は対象種である。
【0019】
ケトンからなるフェロモンの例としては、EまたはZ7−テトラデセン−2−オンがあり、これはセマダラコガネ(oriental beetle)に有効である。エーテルの4−アリルアニソールは、フェロモンではないが有用であり、これは松の木を南方松食い甲虫(Southern pine beetle)にとって魅力のないものにする。
【0020】
本発明による安定化した昆虫フェロモンは、予定した環境に適した配置媒体で提供してもよい。そのような配置媒体の例としては、マイクロカプセル、マイクロビーズ、プラスチックラミネートフレーク、中空ファイバや撚り紐のようなより大きな機械的装置が挙げられる。
【0021】
マイクロカプセルは、例えば、従来から知られるポリウレアおよび/またはポリメチレンウレアカプセル化技術を用いて製造することができる。この技術は米国特許第3,516,941号(マットソン(Matson))、米国特許第3,577,515号(バンデガー(Vandegaer))および米国特許第4,487,759号(ネスビット等(Nesbitt et al)に開示されている。他の方法として、ゼラチンからなるシェルを有するマイクロカプセルを本発明のマイクロビーズに使用することができ、これは米国特許第4,402,856号に記載されている方法で製造することができる。他の実施態様では、マイクロカプセルはリポソームの形で提供され、これは米国特許第4,911,928号に記載されている方法で製造することができる。マイクロカプセルの他の例は、米国特許第3,691,140号、米国特許第5,045,569号および米国特許第5,508313号、並びに欧州特許第371,635号に開示されている。
【0022】
英国特許第1,371,179号にも、染料、インク、化学薬品、医薬品、香料、殺カビ剤、殺菌剤、および除草剤や殺虫剤等の農薬を担持するためのポリウレアカプセルの製造方法が開示されている。粒子径が一(1)ミクロンという小さいものが例示されている。昆虫ホルモンや擬似物のカプセル化も、説明されているシステムの中にある。
【0023】
カナダ特許第1,179,682号には、フェロモンのカプセル化について記載されている。フェロモンを内包したマイクロカプセルは、トルエンジイソシナネート並びにエチレンジアミンおよび/またはジエチレントリアミンから製造される。
【0024】
本発明のマイクロカプセルはまた、特に農業用に用いられるとき、予定した環境に付着させるため、必要に応じて粘着性の被膜を形成してもよい。粘着性被膜の例としては、粘着性の微小球体からなる接着剤が挙げられる。粘着性の微小球体は、要求される粘着作用を示すに十分な粘着特性を有し、しかも、マイクロカプセルを完全に被覆するおそれや粒子の放出特性を阻害するおそれはない。粘着剤としては、シルバー(Silver)の米国特許第3,691,140号やデルガド(Delgado)の米国特許第5,045,569号およびデルガド等(Delgado et al)の米国特許第5,508,313号に開示されているような、不融性で、溶剤に分散し、溶剤に不溶で、本来粘着性を有するエラストマーコポリマーの微小球体を含むアクリレートまたはメタクリレートをベースとする粘着系が好ましい。本発明において使用される他の粘着剤としては、ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース・カンパニー(Rohm & Haas Company,Philadelphia,Pennsylvania)から入手可能なコンパニオンTM(CompanionTM)およびロープレックスTM(RhoplexTM)や、イリノイ州ホーソンウッズのディーアポイント・インダストリーズ(Deerpoint Industries,Hawthorn Woods,Illinois)から入手可能なDPI S−100TM等の粘着性ラテックスが挙げられる。
【0025】
マイクロビーズはマトリックス形成物質からなり、実質的に球形であることが好ましい。マイクロビーズコアのマトリックス形成物質は親水性でかつ水溶性である。昆虫フェロモンのような活性物質の微小な液体粒子はマトリックスに取り込まれ、十分に分散する。ヒドロゲルマイクロビーズ内に固定化できる昆虫フェロモンとしては、アセテート類、アルデヒド類、アルコール類、エステル類、エポキシ化合物、エーテル類およびケトン類、特には、カルボニル基が芳香環の二重結合と共役しているアセトフェノンのような、カルボニル基の二重結合が一つまたは複数の二重結合と共役している活性ケトンが挙げられる。マイクロビーズの例は、米国特許第4,689,293号、米国特許第4,755,377号および米国特許第5,645,844号に開示されている。
【0026】
人間や環境に対する殺虫剤の毒性についてますます関心が高まる中で、長期の放出寿命を有し、無毒で生分解性とするためにヒドロゲル物質を用いる昆虫フェロモン配置システムを提供することは有利な点であろう。また、噴霧が可能で持続時間の長い昆虫フェロモンの放出システムは、各種の昆虫フェロモンに幅広く適用でき、昆虫フェロモンが膜成分の一つと反応するという問題を解消できるため、かかるシステムを提供することもまた有利なことであろう。
【0027】
有利なことに、ヒドロゲルのマトリックスコアは好ましくは環境あるいは生物にやさしい材料で作られ、油溶性昆虫フェロモンを従来の技術によって配置および噴霧できるよう十分に固定化することができる。親水性のマトリックスコアを使用することにより、ヒドロゲルマイクロビーズは、昆虫フェロモンの微小な液滴をマトリックス中に取り込めるようになる。この点が、単に界面重合によって昆虫フェロモンをマイクロカプセル化しただけの配置システムと比べると対照的である。親水性マトリックスコアによる昆虫フェロモンの固定化は、ヒドロゲルマイクロビーズに油溶性昆虫フェロモンを固定化させる能力を付与することであり、昆虫フェロモンと固定化剤との間で望ましくない反応が起こる危険を最小化することになる。したがって、本発明のマイクロビーズを使用して昆虫フェロモンの固定化を行っても、固定化された物質を不活性にしたり効力を失わせることはない。
【0028】
湿度の存在下で、ヒドロゲルマイクロビーズは、驚いたことに湿分を吸収し、再水和して、その中に含まれる昆虫フェロモンを放出することが見出された。この挙動は周期的なものであり得る。したがって、周りの空気の湿度(乾燥度)を制御することにより、一般に放出期間の予測ができるように、マイクロビーズからの昆虫フェロモンの放出速度を制御することができる。これにより、必要時にマイクロビーズから昆虫フェロモンを放出させることができる。必要時の放出、すなわち「スマートな放出」は、ある特定の時に放出させることが好ましい場合に有利である。マトリックスからより多くの昆虫フェロモンが放出できるようにマイクロビーズの性能を高めることにより、放出期間の長寿命化が可能になる。所期の効果を得るためには、予定した環境中に有効な量のマイクロビーズを配置することが好ましい。例えば、フェロモンを含むマイクロビーズを、所望の場所に、交尾攪乱が有効となる量で、かつ放出期間が4週間、より好ましくは約6週間、最も好ましくは約8週間を超えるような量を配置することが好ましい。
【0029】
本発明のマイクロカプセルは、通常、一種またはそれ以上の昆虫フェロモンを、その内部に保持する。フェロモンは、予定した環境でマイクロカプセルの有効性を促進するために使用される他の化学物質および/または材料と組み合わせて使用してもよい。害虫のリーフローラ(Leafroler)種、特にレッドバンディッドリーフローラ(Redbanded Leafroller)(Argyrotaenia velutinana)から保護するための実施態様では、その害虫の制御に有効なフェロモンは、Z−11−テトラデセニルアセテートとE−11−テロラデセニルアセテートを88:12の割合で混合したものからなる。
【0030】
本発明の昆虫フェロモンは予定した環境で使用するのに適した方法であればいかなる方法で配置してもよい。本発明の昆虫フェロモンは、マイクロカプセル化して提供されることが最も好ましい。
【0031】
従来の噴霧型フェロモンは、一般に、昆虫フェロモンを充填した液封入マイクロカプセルとして提供されている。通常、マイクロカプセルは、イソシアネートとアミンが関与する界面プロセスにより形成されるポリウレア膜を有する。この方法によるマイクロカプセル化は、例えば、米国特許第4,487,759号(ネスビット等(Nesbitt et al))に記載されている。このポリウレア膜は、殆どの昆虫フェロモンを2〜3週間にわたって大気中に放出させることができる。
【0032】
噴霧、特に空中噴霧する場合には、マイクロビーズは溶液(例えば水)中で、沈降、沈殿または凝集することなく、懸濁状態を保っていることが望ましい。一様な懸濁状態は、むらのない噴霧結果をもたらす。マイクロビーズが懸濁状態を保ち、その結果、噴霧(および貯蔵)時に攪拌の必要性を皆無とはいえないまでも最小限に抑えられることが好ましい。各種の懸濁助剤もまたマイクロビーズを含有する懸濁液に加えることができる。適当な懸濁助剤の例としては、ラムサムゴム(rhamsam gum)、キサンタンゴム、ゲランゴム(gellan gum)、ペクチンおよびアラビアゴムが挙げられる。
【0033】
マイクロビーズに加えられるハンドリングのために、マイクロビーズは多少の弾力性があって壊れにくいことが望ましい。例えば、噴霧する時には、通常、噴出ノズルの直前で懸濁液を2つの穴あき回転円盤を通過させることによって懸濁微粒化を行う。十分な弾力性があれば、マイクロビーズが円盤を通過するときに受ける物理的損傷は最小限に抑えられる。
【0034】
マイクロカプセルは、噴霧などの当業者に知られた方法で予定の環境に配置することができる。本発明のマイクロカプセルは、水または他の適当な溶液中に懸濁していることが好ましい。懸濁は、噴霧の前にマイクロカプセルが沈降したり凝集したりするのを抑制し、配置作業を容易にする。沈殿は攪拌することによってある程度回復することができるが、攪拌が必要なことは不利であり、したがってこの沈降を低減することが好ましい。
【0035】
医薬品、殺虫剤および除草剤等の物質をカプセル化するための界面重合については、米国特許第3,577,515号に記載されている。このカプセル化方法は、2つの混じり合わない液相(通常、水および有機溶媒)があって、攪拌によって一方が他方の中に分散し、その後、両相からのモノマーがバルク(連続)相と分散した液滴相との界面で重合するものである。ポリウレタンおよびポリウレアはマイクロカプセルの製造に適した材料である。マイクロカプセルはポリマーの球体と液体の中心部を有し、用いるモノマーと溶媒に応じて、直径は30ミクロンから2mmの範囲となる。
【0036】
高粘性、高濃縮度のヒドロゲルが、フェロモン、芳香剤および他の水不溶性昆虫フェロモンを配置するために従来より使われている。例えば米国特許第4,755,377号には、香水あるいは芳香性物質を水性ゲル組成物中にカプセル化する方法が記載されている。調製された物質は非常に粘性が高く半固体状である。米国特許第5,645,844号には、昆虫の交尾攪乱用フェロモン配置のために、コーキングガンのような装置で調整されるキトサンペーストを使用することが記載されている。
【0037】
多くのヒドロゲルは、人に対して安全で無毒である。ヒドロゲルは生物学的物質のカプセル化にも使われてきており、その配合は細胞、蛋白質および関連物質の生存に対して致命的でない。米国特許第4,689,293号には、生きている組織または細胞をアルギネートのビーズにカプセル化する方法が記載されている。カプセルのシェルは細胞に向かう物質と酸素を通過させ、代謝副生物をゲルから排出させる。米国特許第5,635,609号には、エステル化した多糖類(すなわちアルギネート)とポリアミン(すなわちキトサン)を用い共有結合性アミド結合でカプセルの外表面膜を形成するというカプセル化技術が記載されている。米国特許第4,439,488号には、生物学的薬剤をゲル形成ポリヒドロキシポリマーの水性ペーストに溶解または分散させるフェロモンのカプセル化方法が記載されている。アルカリpHの水性溶液にホウ酸を添加することにより、ペーストはゲル化し、薬剤は保護マトリックス中に取り込まれる。
【0038】
日本国特許昭和S 60−252403には、乳化共重合で得られ、スプレー可能な徐放性のフェロモン製剤の生成方法が記載されている。日本国特許平成H−9−1244−08号では、配置システム(すなわち合成樹脂または無機物質)の外表面が防水性物質で被覆されている。防水剤は、例えばシリコン、フッ素またはパラフィン系炭化水素タイプのものである。
【0039】
本発明のフェロモン組成物配置用の他の媒体としては、中空ファイバまたは撚り紐にフェロモンを含浸させる方法があり、そのファイバまたは紐を保護すべき植物に物理的に縛りつけて昆虫の侵入から守る。この方法は労働集約的であり、果樹園等の狭い面積を保護するのに適している。他の配置システムの例としては、フェロモンを予め含浸させたプラスチックラミネートフレークがある。プラスチックラミネートフレークは空中散布によって森林を対象に適用されるが、配置のために特別な装置を必要とする。
【0040】
特に断らない限り、部、パーセントおよび比は、すべて重量基準である。

Claims (10)

  1. フェロモンおよび2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を含有する組成物を提供することを含む、昆虫フェロモンの安定化方法。
  2. 組成物は、特定の害虫用に予め選択される請求項1に記載の方法。
  3. 組成物は、紫外線吸収剤をさらに含有する請求項1に記載の方法。
  4. 組成物は、ニッケルおよび硫黄を含有する失活剤およびハイドロパーオキサイド/パーオキサイド捕捉剤から選択される付加的安定化剤をさらに含有する請求項1に記載の方法。
  5. 組成物は、カーボンブラックおよび二酸化チタンからなる群より選択される紫外線遮断剤をさらに含有する請求項1に記載の方法。
  6. 組成物は、立体障害性のフェノール、ビスフェノール、アミノフェノール、第2芳香族アミン、ヒドロキシベンジル化合物、アルキルおよびアリールチオエーテル、チオビスフェノール、ホスフィットおよびホスフォニット、並びに、亜鉛チオカルバメートからなる群より選択される追加的抗酸化剤をさらに含有する請求項1に記載の方法。
  7. 昆虫フェロモンおよびこの昆虫フェロモンの安定化に有効な量の2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−p−クレゾール)を含有する昆虫交尾攪乱組成物。
  8. 請求項7に記載の昆虫フェロモン組成物を含有するマイクロカプセル。
  9. 請求項7に記載の昆虫フェロモン組成物を、害虫の交尾の阻害または攪乱に有効な量、保護すべき環境に用いることを含む害虫の制御方法。
  10. 昆虫交尾攪乱組成物はマイクロカプセルに内包される請求項9に記載の害虫の制御方法。
JP2002578720A 2001-04-06 2002-03-22 安定化された活性物質 Pending JP2004525947A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/828,040 US6540991B2 (en) 2001-04-06 2001-04-06 Stabilized active materials
PCT/US2002/008775 WO2002080672A1 (en) 2001-04-06 2002-03-22 Stabilized active materials

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004525947A true JP2004525947A (ja) 2004-08-26
JP2004525947A5 JP2004525947A5 (ja) 2005-12-22

Family

ID=25250771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002578720A Pending JP2004525947A (ja) 2001-04-06 2002-03-22 安定化された活性物質

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6540991B2 (ja)
EP (1) EP1372386B1 (ja)
JP (1) JP2004525947A (ja)
AT (1) ATE276656T1 (ja)
CA (1) CA2442703A1 (ja)
DE (1) DE60201339T2 (ja)
WO (1) WO2002080672A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7179480B2 (en) * 2002-04-24 2007-02-20 3M Innovative Properties Company Sustained release microcapsules
EP1559433A4 (en) * 2002-10-22 2009-11-04 Dainippon Sumitomo Pharma Co STABILIZED COMPOSITION
US20080167374A1 (en) * 2007-01-09 2008-07-10 Loveland Products, Inc. Pesticide composition and method of use
WO2010036882A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-01 The Hartz Mountain Corporation Photo-stable pest control
AR081743A1 (es) 2010-03-26 2012-10-17 Philip Morris Prod Fabricacion de capsulas de nucleo/caparazon de diferentes geometrias y tratamiento a partir de las mismas
US9070611B2 (en) 2011-07-29 2015-06-30 Semiconductor Components Industries, Llc Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors
US8339494B1 (en) 2011-07-29 2012-12-25 Truesense Imaging, Inc. Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors
US8946612B2 (en) 2011-07-29 2015-02-03 Semiconductor Components Industries, Llc Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors
US8730362B2 (en) 2011-07-29 2014-05-20 Truesense Imaging, Inc. Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors
US8736728B2 (en) 2011-07-29 2014-05-27 Truesense Imaging, Inc. Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors
US8829637B2 (en) 2011-07-29 2014-09-09 Semiconductor Components Industries, Llc Image sensor with controllable vertically integrated photodetectors using a buried layer
WO2015176020A1 (en) 2014-05-16 2015-11-19 Provivi, Inc. Synthesis of olefinic alcohols via enzymatic terminal hydroxylation
FR3041503B1 (fr) * 2015-09-25 2017-10-20 Melchior Material & Life Science France Projectiles oxodegradables contenant des pheromones
WO2023175279A1 (fr) 2022-03-16 2023-09-21 Melchior Material And Life Science France Formulations de pheromones encapsulees resistantes aux rayonnements lumineux
FR3133522A1 (fr) 2022-03-16 2023-09-22 Melchior Material And Life Science France Formulations de pheromones encapsulees resistantes aux rayonnements lumineux

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3577515A (en) 1963-12-13 1971-05-04 Pennwalt Corp Encapsulation by interfacial polycondensation
US3516941A (en) 1966-07-25 1970-06-23 Minnesota Mining & Mfg Microcapsules and process of making
US3691140A (en) 1970-03-09 1972-09-12 Spencer Ferguson Silver Acrylate copolymer microspheres
CA1104882A (en) 1972-03-15 1981-07-14 Herbert B. Scher Encapsulation process
IT1194595B (it) * 1979-11-29 1988-09-22 Montedison Spa Formulazioni solide contenenti ferormoni
CA1179682A (en) 1980-03-05 1984-12-18 Imperial Chemical Industries Plc Stabilised compositions containing behaviour modifying compounds
DE3016170A1 (de) 1980-04-26 1981-10-29 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Mikrokapseln mit definierter oeffnungstemperatur, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung
US4439488A (en) 1982-02-26 1984-03-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Encapsulation by entrapment within polyhydroxy polymer borates
JPS5995206A (ja) 1982-11-24 1984-06-01 Sumitomo Chem Co Ltd 安定な加熱燻蒸害虫駆除組成物
US4689293A (en) 1983-06-06 1987-08-25 Connaught Laboratories Limited Microencapsulation of living tissue and cells
GR82163B (ja) 1984-01-31 1984-12-13 Earth Chemical Co
JPS60252403A (ja) 1984-05-28 1985-12-13 Shin Etsu Chem Co Ltd 徐放性フエロモン製剤組成物および徐放性フエロモン製剤付着方法
DE3521558A1 (de) 1985-06-15 1986-12-18 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen 3-t-butyl-4-hydroxiphenylpropionsaeureaminoalkylamidderivate und damit stabilisiertes organisches material
AU594495B2 (en) * 1986-09-02 1990-03-08 Fumakilla Limited Heat fumigation apparatus
US4911928A (en) 1987-03-13 1990-03-27 Micro-Pak, Inc. Paucilamellar lipid vesicles
US4755377A (en) 1987-04-24 1988-07-05 The Drackett Company Foamed air freshener composition
US5045569A (en) 1988-11-30 1991-09-03 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hollow acrylate polymer microspheres
EP0376888B1 (de) 1988-12-28 1996-01-03 Ciba-Geigy Ag Schädlingsbekämpfung
US5173300A (en) 1990-06-28 1992-12-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hindered phenolic antioxidant containing hydrophilic urethane polymer; dry cleaning solvent resistant, waterproof, moisture-vapor permeable material containing the polymer; and method of making the same
JP2886669B2 (ja) 1990-11-09 1999-04-26 信越化学工業株式会社 性フェロモン化合物の安定化方法
JPH05909A (ja) 1991-06-20 1993-01-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 性フエロモン化合物の安定化方法
US6252106B1 (en) 1991-11-08 2001-06-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for stabilizing a sex pheromone compound
US5189088A (en) 1992-03-30 1993-02-23 Eastman Kodak Company Bis(phenolic-amine)quinone compounds and polyolefin compositions stabilized therewith
JP3184851B2 (ja) 1992-09-09 2001-07-09 信越化学工業株式会社 性フェロモン化合物の安定化方法
TW338043B (en) 1992-12-11 1998-08-11 Minnesota Mining & Mfg Tacky microspheres having pendant hydrophilic polymeric or oligomeric moieties
FR2703927B1 (fr) 1993-04-13 1995-07-13 Coletica Utilisation d'une réaction de transacylation entre un polysaccharide estérifié et une polyamine pour former en milieu aqueux une membrane au moins en surface de particules gélifiées.
JPH0834705A (ja) 1994-05-20 1996-02-06 Yoshio Katsuta 衣料用殺虫、防虫剤
US5645844A (en) 1995-06-07 1997-07-08 Chitogenics, Inc. Negatively charged chitosan derivative semiochemical delivery system
JP3795109B2 (ja) 1995-11-06 2006-07-12 信越化学工業株式会社 徐放性フェロモン製剤
US6080418A (en) 1997-04-07 2000-06-27 3M Innovative Properties Company Suspensions of microcapsules containing biologically active ingredients and adhesive microspheres
JPH10279402A (ja) 1998-03-30 1998-10-20 Earth Chem Corp Ltd 薬液加熱蒸散方法
US6471975B1 (en) 1998-05-01 2002-10-29 3M Innovative Properties Company Microspheres as a delivery vehicle for bio-active agents useful in agricultural applications

Also Published As

Publication number Publication date
EP1372386B1 (en) 2004-09-22
EP1372386A1 (en) 2004-01-02
US20020146387A1 (en) 2002-10-10
CA2442703A1 (en) 2002-10-17
WO2002080672A1 (en) 2002-10-17
DE60201339D1 (de) 2004-10-28
ATE276656T1 (de) 2004-10-15
US6540991B2 (en) 2003-04-01
DE60201339T2 (de) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6375968B1 (en) Encapsulated active material immobilized in hydrogel microbeads
EP1221840B1 (en) Active material within hydrogel microbeads
US6562361B2 (en) Pheromone immobilized in stable hydrogel microbeads
CA2092328C (en) Controlled release microcapsules
CA2284503C (en) Encapsulation process and encapsulated products
AU776909B2 (en) Hydrogel microbeads having a secondary layer
EP1372386B1 (en) Stabilized active materials
AU2002340552A1 (en) Active material immobilized in stable hydrogel microbeads
AU2002248678B2 (en) Stabilized active materials
AU2002248678A1 (en) Stabilized active materials

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090317