JP2004522665A - 気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器 - Google Patents

気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器 Download PDF

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Abstract

【課題】容器より抽出する流体の流量を予め決定でき且つ精確的に制御できる気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器を提供する。
【解決手段】容器とピストンと気圧ピストンプッシャーとを備え、前記容器には1つまたは1つ以上の予定打開位置を有すると共に、その両端部を封止し、内部の流体の漏れることを防止し、且つ前記ピストンは高粘性流体とからなり、それを容器内に収納すると共に、容器の端部に近接するようにし、それによって容器内の流体と空気を隔離し、容器内部に気圧スペースを生成させ、前記気圧ピストンプッシャーが前記気圧スペースに配置され、その断面の輪郭が容器の内断面輪郭とほぼ同様にし、且つ前記気圧スペース内の圧力空気が前記気圧ピストンプッシャーをプッシュし、容器が1つまたは1つ以上の予定打開位置に沿って打開する場合に前記流体を容器外に流出させることができるようにする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器に係わり、特に容器の流体の押し出す流量を制御するための気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
流体を収納する容器の場合では、保存と運搬時、漏れないように処理する必要があり、その反面、容易に打開できて収納物を簡易に取り出せるようにする必要もある。容器が打開されて収納物が取り出される場合、一般には流体の押し付け速度を制御しにくく、従来では経済的で精確に容器より収納物を所定の流量押し出すように制御できる方法はなかった。
【0003】
そのため、従来物の場合では多くの課題を有し、改善される必要がある。
【0004】
本発明の発明者は、前記の従来の容器の場合のそれぞれの課題に鑑みて、研究開発を進めると共に、学術の運用を合せて極めた結果、とうとう本発明の“気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器”を提出するに至った。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、打開後の容器より流れ出る流体の流量を制御可能にする、気圧ピストンプッシャーを利用して流体を押し出すことができる“気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器”を提供することをその主要な目的とする。
【0006】
また、本発明は、容器より抽出する流体の流量を予め決定でき且つ精確に制御できる“気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器”を提供することをその次の目的とする。
【0007】
【発明の開示】
前記の目的を達成するために、本発明の“気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器”は、容器とピストンと気圧ピストンプッシャーとを備え、前記容器には1つまたは1つ以上の予定打開位置を有すると共に、その両端部を封止し、内部の流体の漏れることを防止し、且つ前記ピストンは高粘性流体とからなり、それを容器内に収納すると共に、容器の端部に近接するようにし、それによって容器内の流体と空気を隔離し、容器内部に気圧スペースを生成させ、前記気圧ピストンプッシャーが前記気圧スペースに配置され、その断面の輪郭が容器の内断面輪郭とほぼ同様にし、且つ前記気圧スペース内の圧力空気が前記気圧ピストンプッシャーをプッシュし、容器が1つまたは1つ以上の予定打開位置に沿って打開する場合に前記流体を容器外に流出させることができる、気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器を提供する。
【0008】
図1に示すのは、本発明の提供する気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器であり、当該気圧ピストンプッシャー7の断面の輪郭が容器の内断面輪郭とほぼ同様にし、それを長くて細い円柱形容器の端部4に挿入し、流体2を収納する容器がその端部5の近傍の適所に予定打開位置6を配置し、容器を打開することに用い、前記容器内に収納される流体2がグリースやジェルや高粘性の薬剤などを適用でき、前記気圧ピストンプッシャー7が前記流体2を収納する容器のある端部4に挿入されると共に、高粘性流体からなるピストン1によって流体2を隔離し、前記ピストン1の高粘性流体が流体2と混合や溶解などをしない。他に、ある予定気圧スペース3が前記容器のある端部4に形成され、当該気圧スペース3が気圧ピストンプッシャー7とピストン1によって液体2と隔離される。他に、前記気圧ピストンプッシャー7が鋼体物質からなる場合に、その断面の輪郭が前記容器の内部の断面輪郭よりやや小さく形成される。
【0009】
容器は、それ以上の正常な空気圧力によって封止される環境内に位置し、正常な空気圧力が気圧スペース3を生成することに助力を与え、前記気圧ピストンプッシャー7が前記気圧スペース3内に位置する。流体2が圧縮できないものである。気圧スペース3における空気がその所在する環境の圧力と同様な圧力に保持され、気圧ピストンプッシャー7とピストン1とが気圧スペース3と流体2との隔離状態を保持できる。容器の両端部4,5が封止され、そのため、流体2が漏れない。他に、予定打開位置6として容器外の周りに切り痕を形成するものを利用でき、それによって予定打開位置6を打開することに利するようになる。他に、前記予定打開位置6として他の方式によって容器を打開する効果を達成してもよく、切り痕の方式に限定されるものではない。
【0010】
容器より流体2を釈放しようとする場合に、容器における予定打開位置6を折り切れて打開させることができる。容器が打開される場合、流体2が気圧スペース3内の空気圧力によって強引に容器外へ押し出され、空気圧力がまず気圧ピストンプッシャー7に作用し、それからピストン1に作用し、その流量率が粘度とピストン1の長さによって決められる。高いほうの粘度と長いほうのピストンが流体2をよりゆっくりの制御速度によって所定の時間を遅延後に容器より流れ出させる。低いほうの粘度と短いほうのピストン1が流体2に瞬間的にまたは速いほうの速度によって容器外へ流出させる。釈放しようとする流体2の流量が流体2を収納する容器の予定打開位置の所在する端部5の破壊によって決められる。容器外へ流体2を流れ出させる端部5に一部の流体を容器内に保留でき、それはある端部5を封止することによって大気圧力の作用によりその内部の流体2を流れ出させることを防止することができるためである。
【0011】
図2は気圧ピストンプッシャー12,13の他の実施例を示す説明図である。気圧ピストンプッシャー12,13が容器のそれぞれの端部4,5に挿入され、容器にはその中心14近傍の予定打開位置に所要する流体2例えばオイルやグリースや粘性薬剤などが収納される。2つの気圧ピストンプッシャー12,13が容器の両端部4,5に挿入され、容器内に流体2が収納される。ある予定の気圧スペース9,10が容器の両端部4,5に保持され、気圧ピストンプッシャー12,13とピストン1,11とが流体2を隔離する。容器は両端部4,5で封止されるので、流体2が漏れることがない。容器が容器中心近傍の予定打開位置14において外周囲における切り痕に沿って折り切れて打開されることができる。
【0012】
容器は、それ以上の正常な空気によって封止される環境内に所在し、正常な空気圧力が気圧スペース9,10を生成するように作用する。流体2が圧縮できない。気圧スペース9,10における空気が所在する環境における空気圧と同様な空気圧を形成するように圧縮される。容器の両端部4,5にはすべて気圧スペース9,10を有し、流体2を容器の中間位置に位置させることができる。気圧ピストンプッシャー12,13とピストン1,11が気圧スペース9,10と流体2とを隔離する。
【0013】
容器より流体2を釈放しようとする場合、容器中心近傍の予定打開位置14より容器を打開でき、容器が打開されると、流体2が気圧スペース9,10内の空気圧力により遅延後に所定の流量が容器外に押し出され、流体2の容器外へ流出される流率がそれ自体の粘度とピストン1,11の長さによって決められる。高いほうの粘性と長いほうのピストン1,11が流体2によりゆっくりの制御速度によって所定の遅延時間後に容器外へ流出させる。低いほうの粘度と短いほうのピストン1,11が流体2に瞬間的に容器外へ流出させる。
【0014】
容器がその予定位置6,14に近接する内部表面に1つまたは1つ以上の突起部8,15が形成され、こうする場合では、流体2が容器より釈放される後に、気圧ピストンプッシャー7,12,13が容器内に保持され、跳ね出されることがない。容器の外壁に1つまたは1つ以上の圧着痕を形成させることによって内壁に突起部8,15を形成できるので、同様な効果を取得できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の提供する気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器と、
他の従来技術と相互に比較する場合にさらに下記のような優れる点を有する。
(1)本発明による場合、打開後の容器の流れ出る流体の流量を制御できる。
(2)本発明による場合、容器より抽出する流体の流量が予め設定できると共に、精確に制御できる。
【0016】
前記に詳細に説明した本発明の具体的な構造は単に本発明の実施可能な実施の形態に過ぎなく、本発明の主張範囲を狭義的に制限するものではなく、本発明の技術精神に基づいて実施する相同効果の改造や変更や一部転用などがすべて本発明の主張範囲内に包含されるべきことが言うまでもないことである。
【0017】
前記に説明したように、本考案は技術思想が確かに新たな概念を有し、且つ従来物品より前記多くの効果を増進でき、既に新規性と進歩性を有する特許出願の要件を満たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器の実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ピストン
2 流体
3 気圧スペース
4 端部
5 端部
6 予定打開位置
7 気圧ピストンプッシャー
8 突起部
9 気圧スペース
10 気圧スペース
11 ピストン
12 気圧ピストンプッシャー
13 気圧ピストンプッシャー
14 予定打開位置
15 突起部

Claims (12)

  1. 1つまたは1つ以上の予定打開位置が設定され、当該予定打開位置として切り痕とすることができ、その両端部が封止され、内部に充填される流体が漏れることを防止するようにする容器と、
    前記容器内に塞がれ、前記流体と空気を阻隔することによって気圧スペースを生成する粘性物質からなるピストンと、
    前記気圧スペース内に収納され、その断面輪郭が大体前記容器の内断面輪郭と同じようになる気圧ピストンプッシャーと、を備え、
    前記気圧スペース内の圧力空気が前記気圧ピストンプッシャーを押し付け、容器が1つまたは1つ以上の予定打開位置に沿って打開される場合に前記流体を前記容器より流れ出させるように作用することを特徴とする、
    気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  2. 2つの気圧ピストンプッシャーが前記容器の両端に塞がれ、前記容器に含まれる流体と前記容器の両端における気圧スペースを隔離することを特徴とする、
    請求項1に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  3. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記内表面において1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の突起部が形成され、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項1に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  4. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記内表面において1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の突起部が形成され、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項2に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  5. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記外表面において前記1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の圧着痕が形成され、その内表面に変形させ、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項1に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  6. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記外表面において前記1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の圧着痕が形成され、その内表面に変形させ、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項2に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  7. 1つまたは1つ以上の予定打開位置が設けてあり、両端部が封止され、内部の充填流体が漏れることを防止するようにする容器と、
    前記容器内に塞がれ、前記流体と空気を隔絶して気圧スペースを生成する、孔粘性物質からなるピストンと、
    前記気圧スペースに設けられ、鋼体物質からなり、その断面の輪郭が前記容器の内部の断面の輪郭よりやや小さく形成される気圧ピストンプッシャーと、を備え、
    前記気圧室内の圧力空気が前記気圧ピストンプッシャーを押し付け、容器が1つまたは1つ以上の予定打開位置に沿って打開される場合に、前記流体を前記容器より流れ出させるように作用することを特徴とする、
    気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  8. 2つの気圧ピストンプッシャーが前記容器の両端に塞がれ、前記容器に含まれる流体と前記容器の両端における気圧スペースを隔離することを特徴とする、
    請求項7に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  9. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記内表面において1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の突起部が形成され、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項7に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  10. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記内表面において1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の突起部が形成され、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項8に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  11. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記外表面において前記1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の圧着痕が形成され、その内表面に変形させ、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項7に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
  12. 前記容器には内表面と外表面を有し、前記外表面において前記1つまたは1つ以上の予定打開位置に近接する位置に1つまたは1つ以上の圧着痕が形成され、その内表面に変形させ、それらによって流体が容器外に押し出される後に前記気圧ピストンプッシャー同士を保持することを特徴とする、
    請求項8に記載の気圧ピストンプッシャーによって流体を押し付ける容器。
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