JP2004514849A - ロータリーバルブ - Google Patents

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    • Y10T137/86863Rotary valve unit

Abstract

本発明は、少量のデッドボリュームを伴うバルブに関する。本発明に係るバルブはフェルール(7)と移動可能セレクタボディ(15)とを有し、そのフェルール(7)は端部表面(25)上の出口に続く複数の流体ラインを受け留め、その移動可能セレクタボディは上記フェルール(7)の端部表面(25)に接触する流体溝(37、37A)を表面に有する。全ての流体ライン(33)を同時に締めつけるために、上記フェルール(7)に締めつける力を作用する手段が備わる。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、独立請求項の柱書で述べるタイプの装置に関する。
【0002】
従来の技術
高圧液体クロマトグラフィ、質量分析及び電気泳動のような方法を利用する液体分析を実施するときは、対象の試料が極少量でのみ利用可能であることや、試料の極少量体積、例えば100ナノリットル若しくはそれ以下のオーダーの体積のみを利用することが望ましいことが、しばしばである。例えば高圧液体クロマトグラフィ(HPLC)などの分析器具は、クロマトグラフィコラムのインプットにバルブによって選択の上接続され得る多数の試料インプット毛管を、しばしば有する。この目的のためのロータリーバルブが米国特許5419208号に示されている。そのような少量を分析器具に加える際に実際に生じる問題点は、バルブの回転セレクタ先端内の通路のデッドボリュームである。通常、そのようなセレクタ先端は、100ナノリットル若しくはそれ以上のオーダのデッドボリュームを有する。このことは、少量の試料が利用されると試料が希釈したり汚濁されたり消散したりすることを意味する。このことにより、分析システム内で利用され得るバルブ数に関して限定が与えられ、試料体積の量に制限が与えられ、更にこれらの限定によりそのシステムの融通性がなくなる。
【0003】
発明の概要
本発明によると、先行技術にかかる問題の少なくとも幾つかは、請求項1の特徴を記述する部位にて示される特性を有するバルブ装置と、請求項7の特徴を記述する部位にて示される特性を有するフェルールと、請求項11の特徴を記述する部位の特性を有するセレクタボディとによって解決される。従属請求項で示される特性を有する装置によって、更なる改良が得られる。
【0004】
従属請求項の特徴を記述する部位で示される特性によって、更なる改良がもたらされる。
【0005】
発明の実施の形態の詳細な説明
本発明に係るロータリーバルブ1が図1に断面図にて示され、バルブの詳細が図2にて拡大して示される。バルブ1は、軸に沿った貫通ホール5を備えるボディ3を有する。ボディ3は、ステンレス鋼のような、バルブの組立て及び動作の間に生じる力に耐えるならどの適切な材料でできていてもよい。貫通ホール5は、(以下により詳細に記す)セレクタボディ15を横からガイドするよう意図されている環状側面壁6Aを有するセレクタボディ配置面6上に開口している。貫通ホール5の上方端部5Aは円柱状であるのが好ましく、貫通ホール5の下方端部5Bは底部で最も狭くなるように円錐形で先細となっている。ホール5の中間部5Cは、フェルール7の回転を妨げるように非環状断面形状を有する。フェルール7は、貫通ホール5の中間部5Cと協動することが意図された例えば矩形や楕円のような非環状形の上方端部7Aと、円錐形の先細の底端部7Bとを有する。貫通ホール5の先細下方端部5Bに抗して底端部7Bを加圧することが可能であるように、フェルール7は貫通ホール5の下方に十全にはまり込み得る大きさである。フェルール7が一旦貫通ホール5内に挿入されたらフェルールが回転するのを防ぐためのフェルール7上のスタブ33と協動する凹部5Dが、貫通ホール中間部5Cに備わる。フェルール7は、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)のような、ボディ3のために利用される材料よりも堅さが無い材料でできている。貫通ホール5の上方端部5Aは、貫通ホール5の中にはまり込むように適合された、フェルールプレッサ9上の雄ネジ山と協動する、雌ネジ山を有する。フェルールプレッサ9は、ステンレス鋼のような、フェルール7に利用される材料よりも堅いものであればどんな適切な材料ででも、形成される。フェルールプレッサ9は貫通ホール5の中にねじ込まれ、フェルール7の先細面7Bを貫通ホール5の先細部5Bに押し当てる。よってフェルール7は、貫通ホール5の先細部5Bとフェルールプレッサ9との間で加圧され得る。ボディ3とフェルールプレッサ9の両方ともフェルール7より堅固であるので、フェルール7は加圧力の下で先ず変形する。
【0006】
端部部品11は、ボディ3と端部部品11の夫々の中で軸まわりのファスナホールにはめ込まれ得る着脱自在のファスナ(図示せず)によりボディ3のベースに着脱自在に取り付けられる。端部部品11は、ボディ3及びフェルール7に対して、回転ローター15のようなセレクタボディを保持して適所にガイドする。またフェルール7よりも堅固に設計されている。ローター15は、実質上円柱形であるが、フェルール7と接触するように意図されて端部19の端面22から伸展する突起した実質上同心のボス17を伴う。ローター15は、ボス17の反対側の端部26の作動溝21のような、ローター15を回転せしめる手段を有する。ボス17は、貫通ホール5の底部の直径より小さい直径を備え、貫通ホール15の中に突起する。ボス17は、利用中にフェルール7の実質上の平面端部面25と接触して密閉することを意図された、平面端部面23を有する。フェルール7がローター15を圧する力は、端部26と端部部品11との間にてフェルール7に対しローター15を押し当てるためにボスの反対側に配置される一つ又は複数のバネ28のような弾力付与手段により、制御されるのが好ましい。弾力付与手段28は、該手段がローター15の回転を妨げるのを防ぐために、ベアリング手段30上に配置される。弾力付与手段28には、ローター15をフェルール7方向に押す力を調整する手段(図示せず。)が付属するのが好ましい。
【0007】
フェルールプレッサ9は中空コア27を有し、フェルール7はその上方端部にて円柱キャビティ29を有する。このキャビティ29は、フェルールプレッサ9の中空コア27と同じかそれより大きい直径を有し実質的に同心であるのが好ましい。フェルール7とフェルールプレッサ9との間で毛管が捕らえるリップが無いことがこのことにより保証されるので、毛管をフェルール7の中に挿入することがより容易になる。図3及び図4から見られるように、フェルール7の円柱部分7Aと先細部分7Bとの間の略断面に関してキャビティ29が広がる。キャビティ29の下方端部は、キャビティ29のベースからフェルール7の底面まで伸展する貫通ホール31を受ける複数の毛管を含む。毛管33への(以下に示す)クランプ力が全ての毛管に対して実質上同じであることになるため、上記貫通ホールが等距離間隔であることが好ましい。貫通ホール31の上方端部31Aは底部に向かって狭くなるように先細となっており、さらに略半分の深さの位置でそれらは円柱状となり、よって貫通ホール31の下方端部31Bは円柱形である。非圧縮時には毛管貫通ホール31の下方端部31Bの直径は、バルブが利用されることが意図される(図1にて点線で示される)毛管33などの流体管の直径と実質上同じであるか若しくはより大きく、例えばシリカ毛管が利用されれば0.36mmでマイクロシリカ毛管が利用されれば0.18mmとなるが、最底部はそうではなく棚31Cが設けられエンドストップ31Cを形成する。棚の高さは0.2mm以下である。このことにより、毛管33が貫通ホール31の中に挿入され過ぎてフェルール7の底面から突出してしまうことが防がれる。エンドストップ31Cには、フェルール7の底を介して流体を通過せしめるオリフィス31Dが備わる。バルブをできるだけ小さくするために、毛管貫通ホール31の中心間の距離は、例えば0.36mmの外径のシリカ毛管が利用されれば0.5mmのオーダの、(0.18mmの外径の)マイクロシリカ毛管が利用されれば0.25mmのオーダの小ささとなり得る。中心間の距離は小さいのであるが、フェルール7及びコネクタボディ3に対して適切な材料を選択し、フェルールが毛管を押しつける際のフェルール内のストレスが散布されフェルールが毛管と確固としてかみ合うのと同時に損傷されないような上記部品の形状を利用することによって、多数の毛管が非常に小さい領域でバルブに接続し得る。従って、4つの0.18mm直径毛管が、0.25mmの隣接し合う毛管の中心間の距離を伴うフェルール内にてスクエアに配置され得る。対角上に対向する毛管の中心間の距離はよって0.35mmである。
【0008】
非常に小さい領域は別の大きな利点がある。即ち、フェルール7とローター15との間の接触力を減少させることである。非常に小さい接触表面は、ローター15を回すのに必要なトルクも減少させる。このことは、バルブを回すのに必要なのは小型電気モータのような非常に小さいアクチュエータに過ぎない、ということを意味し、さらにこのことにより全体バルブのサイズが非常に小さくなる。
【0009】
毛管貫通ホール31の先細の上方端部31Aはファネルとして作用し、毛管貫通ホール31の中に毛管33を通すのを容易にする。毛管が捻られるのを防ぎ更にバルブ作動時に正確な毛管が接続することを保証するために、フェルール7は、ボディ3内に配置されたら回転するのを防ぐ手段が備わるのが好ましい。このことは、様々な方法で、例えばフェルールを非対称にすること、つまり、フェルール7がボディ3に関して回転しないように固定状態を保持できるように突起スタブ35を設置し、ボディ3に相補凹部(例えば中間部5C)を設置することにより、達成され得る。
【0010】
図5及び図6により明確に示されるように、ローター15のボス17の平面端部表面23は、デッドボリュームをできるだけ小さくするために幅及び深さが0.2mm以下であり2つ又はそれ以上の毛管を流体溝37、37Aを経て相互に接続させ得るように所望の状態で配置され得る、一つ又はそれ以上の流体溝37、37Aが設置される。よって、4つの0.18mm毛管に係る上記の例では、2つの対角上に対向する毛管の中心間を接続するのに必要な溝の最大長は0.35mmである。幅0.15mm深さ0.15mmの矩形断面を溝が備えるのならば、溝の容積は0.15mmx0.15mmx0.35mm=7.875x10−12(ナノリットル)である。ボス17は、ローター15の中に短い距離伸展する環状溝39に囲まれるのが好ましい。これは、ローター15がフェルール7に押し当てられるときローター15の端面がボディ3の端面と接触しないことを保証するためである。これは、軸方向のローター15のボスの端部にて、別の面と接触するフェルールと対向するローター15の部分のみがボス17の端部面23となることを意味し、さらにこのことはローター15の回転に対する抵抗力が低いことを保証する。
【0011】
本発明に係るバルブは以下のように組み立てられる。オペレータは必要数の毛管33をフェルールプレッサ9の中空コア27を介して通す。それから第1の毛管33がフェルール7のキャビティ29の中に入れられ、第1の貫通ホール31の先細上方端部31A内に入れ込まれ、貫通ホール31の底近くのエンドストップ31Cに着くまで貫通ホール31の下方端部31Bの中へ略完全に押し込まれる。このことは第2の毛管及び第2の貫通ホールに対しても繰り返され、最終的に全ての毛管33につき夫々の貫通ホール31内に設置される。それからフェルール7は貫通ホール5の中に配置され、そのスタブ35は貫通ホール5内の対応する5Dに位置し、先細の底端部7Bは貫通ホール5の先細下方端部5Bの中に位置する。フェルールププレッサ9はボディ3の中の貫通ホール5の中に注入される。フェルールプレッサ9の外側のスレッドは、貫通ホール5の内側のスレッドと接触し、フェルール7が貫通ホール5の先細底端部5Bの中に軽く押し込まれるまでフェルールプレッサ5が貫通ホール5を降りるように、フェルールプレッサ9は回転する。それからローター15は、ボス17が貫通ホール5の底部内に突起し端部面22がボディ3の表面に接触するように、配置される。ローター15は側壁6Aの助力により貫通ホール5と整列する。端部部品11は、ローター15を適所にて保持するためにボディ3の底部に対して装着される。それから、フェルール7がフェルールプレッサ9と貫通ホール5の先細端部5Bとの間で圧縮され、フェルール7の端部面25がローターボス端部面23と接触し、ローター面22が最早ボディ3の面6とは接しないようにローター15を貫通ホール5から外の方向へバネ28のバネ力に抗して押し下げるべく、フェルールプレッサ9は更に貫通ホール5の中にねじ込まれる。このことによりローター15の回転に対する抵抗力は減少する。フェルール7は、貫通ホール5の先細端部5B周辺の領域内のボディ3よりも堅固ではないので、フェルール7の下方端部7Bの先細部分が変形する。材料が変形する数少ない方向の一つは、フェルール貫通ホール31の内側に向かうものである。このことにより、個々の流体ラインを受ける貫通ホール31の中心に向かう輻射方向の力が生じる。このことが、貫通ホール31の中に入れられる毛管33へのクランプ力となる。このクランプ力は、貫通ホール5の中にフェルールプレッサをより深くねじ込むことにより増加し得、1000バールを超えても耐久する流体密閉シールを形成するのに容易に十分なものとなりうる。その1000バールは、高圧液体クロマトグラフィ、質量分析及び電気泳動などで利用する先行技術バルブにて到達するのが困難であった圧力である。流体ラインを受けるホールが対称状に形成されているならば、個々の毛管へのクランプ力は略等しい。毛管が全て一つのフェルール内で保持されるならば、個々の毛管間の距離は最小化され得る。このことは、流体ラインを受ける貫通ホールの開口端部の間の距離が最小化され得、従って流体溝37、37Aの長さが最小化され得る。
【0012】
毛管の間の接続は、ローター15を回転することにより、例えば溝に作用するねじ回しやノブによる手作業や、電子モータやギヤボックスの適宜の形状のシャフトによる自動作業によって為され得る。それらは作動溝21の中に挿入され、よって流体溝37、37Aは所望の毛管33に接合する。
【0013】
中空中心ではなく毛管に対して複数の軸ガイドホールをフェルールプレッサに設置する本発明に従ってバルブを提供することが、想定可能である。個々のガイドホールはフェルールプレッサの底にて出口を有し、出口はフェルール内の毛管貫通ホールと整列するように構成される。フェルール及びフェルールプレッサには、これら部品のうち一方の部品上の凹部の中にはまり込む他方の部品上の突起部のような、協動整列手段が備わり得る。(このことは毛管を捻るかもしれずホールをフェルール内で整列するのは困難であるから)このことにより、バルブボディの中にねじ込まれるフェルールプレッサを備えることは望ましくないことになり、よって軸移動クランプのような他の手段がフェルールに対してフェルールプレッサを押し当てるために与えられてもよい。一方、フェルールプレッサは2つ又はそれ以上の部品で構成され、そのうちの一つが毛管ガイド手段として作用し、また一方の回転可能部品がバルブボディの中にねじ込まれフェルールを加圧し好ましくは毛管ガイド手段を保持する。
【0014】
図面に例示される本発明の実施形態は、フェルール及びセレクタボディが平坦な協動面を中に備えるバルブを示すが、半球形や円錐形のような、相互間の相対動作を許容しつつ相互にシールし得る他の表面形状を利用することも勿論可能である。例えば、フェルールが凹状表面を有しセレクタボディがそれに適合する凸状表面を有してもよく、またその逆でもよい。
【0015】
更に、回転はしないが別途の動作を行うセレクタを設けることも想定され得る。例えば、流体溝は、バーやロッドのような伸長したセレクタボディの表面内に形成され得る。この伸長したセレクタボディは、表面が流体溝をフェルールの端部面の方向に向け且つその端部面に密着して接触させつつ、フェルールの下部に配置され得る。伸長したセレクタボディは、適切な流体溝が所望の毛管の下に配置されるに到るまで伸長したセレクタボディをスライドさせることによって毛管間の種々の接続が達成され得るように、横断方向に移動可能である。
【0016】
貫通ホールの中に適合するように意図され、補完的形状を有し、フェルール上に輻射方向の力を作用させ得る、例えば円錐台状のピラミッド形状の底部端部を有するような、種々の形状を有するフェルールを設けることも想定され得る。フェルールの別の想定可能な設計として、円柱の底部端部がある。この場合、フェルールの中に挿入された毛管の周囲をシールするために先細の貫通ホールの中に押し下げることによって、フェルールは圧縮される。
【0017】
想定され得る実施形態に係る上述の例は、本発明を例示することを意図しており、添付の請求項により主張される保護範囲を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のバルブの断面図を示す。
【図2】図1の一部の拡大図を示す。
【図3】本発明に係るフェルールの上からの平面図を示す。
【図4】図3のフェルールの側面図を示す。
【図5】本発明に係るローターの上からの平面図を示す。
【図6】図5の線VI−VIによる断面図を示す。
【符号の説明】
1・・・バルブ、3・・・バルブボディ、5・・・貫通ホール、7・・・フェルール、9・・・フェルールプレッサ、15・・・ローター、17・・・ボス、33・・・毛管(流体ライン)、37・・・流体溝。

Claims (12)

  1. 2つ若しくはそれ以上の流体ラインを選択して結合するバルブ(1)であって、
    バルブ(1)は、複数の流体ラインを受け留める貫通ホール(31)を伴うフェルール(7)を含み、各々の貫通ホール(31)は流体ライン(33)の一つを受け留めることができ更にフェルール(7)の表面(25)に開口するオリフィス(31D)を有し、
    バルブは更に、2つ若しくはそれ以上のオリフィス(31D)を選択の上接続するための少なくとも一つの流体溝(37、37A)からなる移動可能セレクタボディ(15)を含み、その少なくとも一つの流体溝(37、37A)は、フェルール(7)の表面(25)と接触し且つその表面を密閉するセレクタボディの表面(23)上に設置される、バルブにおいて、
    流体ラインを締めつける力が全ての上記の流体ラインを受け留める貫通ホール(31)に同時に作用するために、上記フェルール(7)に力を作用する手段(5B)を更に有することを特徴とするバルブ。
  2. 上記の流体ラインを締めつける力が、個々の流体ラインを受け留める貫通ホール(31)の中心に向かう輻射方向の力であることを特徴とする、請求項1に記載のバルブ。
  3. 上記フェルール(7)が、フェルール(7)よりも堅固なバルブボディ(3)の中で保持される、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブ。
  4. 上記フェルール(7)がPEEKでできている、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブ。
  5. 上記のフェルール表面(25)と上記のセレクタボディ表面(23)との間の接触力を調整するための手段(9、11)を有する、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブ。
  6. フェルール(7)の回転を防ぐための手段(5D、35)が備わる、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブ。
  7. 上記フェルール(7)が複数の流体ラインを受け留める貫通ホール(31)を有する、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブにて、利用されるフェルール。
  8. 上記の貫通ホール(31)の上方端部(31A)が底に向かってより狭くなるように、それらが先細である、請求項7に記載のフェルール。
  9. 上記貫通ホール(31)の下方端部(31B)が円柱形である、請求項7又は請求項8に記載のフェルール。
  10. 上記の流体ラインを受け留めるホール(31)が上記フェルール(7)内に対称状にて配置される、請求項7乃至請求項9のうちのいずれか一つに記載のフェルール。
  11. 上記のセレクタボディ(15)が、少なくとも一つの流体溝(37、37A)が備わる端部表面(23)を有する、先行するあらゆる請求項のうちのいずれか一つに記載のバルブにて、利用されるセレクタボディ。
  12. 上記の少なくとも一つの流体溝(37、37A)が0.2mm以下の深さである、請求項11に記載のセレクタボディ。
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