JP2004514222A - 通信網を使用した商取引の清算方法(形態) - Google Patents
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Abstract
発明は、金融の分野に関するものであり、通信網を使用した支払いの清算による商取引操作を処理する国民経済の様々な産業に役立てることができる。技術的な成果は、通信網を使用して支払いを行うことによって売買の取引を行う場合に、顧客の安心感を高めることにある。本方法の形態(変形)は、売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品に対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップとからなり、上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、顧客が上記のリストを見ること、それぞれの支払いに対して個別の番号を割り当てること、個別口座へ支払いを行うことで、商品に対する支払いを行うこと、その支払いに対して割り当てられた暗号を、通過銀行へも報告すること、顧客への商品/仕事/サービスの提供は、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として行われること、顧客から受け取った当該暗号を通過銀行へ報告すること、売り手から通過銀行へ報告された暗号と、支払いに関してさらに通過銀行が受け取った暗号とが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金の売り手への受け渡しが実行されることである。
Description
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、金融の分野に関するものであり、通信網(例えば、インターネット)を使用した商取引の清算を実施するために利用することができる。
【0001】
〔発明の背景〕
現在、インターネットのウエブサイトに商品やサービスの広告を掲載することによって、顧客にこれらの商品を提示する小売店が数多く存在する。このような小売店(典型的には、電子ショップやインターネットショップと呼ばれる)での買い物の方法には、様々な形態のものが知られており、それらの方法においては、一般に、顧客によって購入された商品(サービス)に対する支払いの仕組みがそれぞれに異なっている。例えば、リアルタイムで商取引を清算して売買を行う方法が知られており、この方法は、インターネットを介したオンラインでの支払いのためのサイバープラット(CyberPlat)システムにおいて使用されている(
【0002】
【外1】
【0003】
参照、また、ロシア特許第2146836号、国際分類:G06F 17/60、2000年3月20日公開)。上記の方法において、顧客は自身の口座から小売店の口座へ振替を行うことによって、購入品に対する支払いを行う。このとき、上記2つの口座は、同じ銀行によって操作される。既知の方法では、次のようにして売買の取引が行われる。顧客は、インターネットを通じて小売店のウエブサーバへ接続し、注文書を作成する。その後、小売店は顧客へ、その小売店の電子デジタル署名(EDS)が付された対応する電子請求書を送付する。顧客は、提示されたEDS付きの請求書にサインをした後、小売店へ送り返し、続いてその請求書は銀行へ送られる。銀行は、顧客と小売店のEDSを確認し、また、顧客の口座に十分な金額があることを確認する。そして、これらの確認が正常に完了した場合には、支払いのための清算が実施される。その後、銀行は商品を提供する許可を小売店へ送り、その許可を受け取ることによって、小売店は顧客に商品を提供する。
【0004】
この方法の不利益は、顧客が小売店と同じ銀行に口座を有していなければならないことにある。さらに、上記の方法によって、顧客と小売店との間で売買の取引が実施される場合に、顧客に対して行われる小売店の不正行為や詐欺行為から顧客を保護することができない。つまり、小売店は、注文の費用に対する金額が小売店の口座に振り込まれない限り、顧客に商品を提供しない。しかし、小売店は、金額が振り込まれた後に、適切な時間に適切な質を保って顧客に商品を提供する(届ける)という義務に迫られることは全くない。これは、上述の方法の不利益の一つでもある。さらに、小売店は前払いを受け取ってから、店のあらゆる活動を突然停止し、商品を全く届けることなく放棄することさえも可能である。その上、上記の方法では、注文された商品を、注文書を作成した人物に提供するか否かを決定することができず、顧客が匿名で参加するために、売買に対する十分な信頼度を小売店にもたらすこともできない。
【0005】
本発明に最も近い類似技術は、現代のインターネット技術において広く利用されている支払いの清算による売買取引の方法である。この方法は、顧客の口座から小売店の口座へ振替を行って、小売店において顧客が作成した注文書に対する支払いを想定するが、上述の方法とは異なり、顧客は小売店と同じ銀行に口座を有することを強いられない。(http://www.regens.ru/pages/web_shopping.shtml参照)
売買取引を行うためのこの方法は、次のように理解することができる。小売店は、インターネットに接続したコンピュータにおいてウエブページを作成し、そのウエブページ上に提供する商品やサービスのリストを掲載する。またさらに、顧客による注文書の作成、支払いおよび受け取りの規則についても掲載する。公開された方法によって、商品を購入したり、サービスを注文したいと望む顧客は、コンピュータを利用してインターネットに接続し、その小売店のウエブページを開き、上記のリストから商品/サービスを選択する。そして、小売店が要求する個人情報(例えば、名字、ファーストネームおよびセカンドネーム、自宅の住所)、および連絡先(電話番号、電子メールアドレスなど)を示す注文書を作成する。さらに、顧客が望む場合には、顧客は商品の配達先の住所を示し、顧客が選んだ商品の配達に対する支払いの用意をする。
【0006】
顧客が入力したデータは、小売店のコンピュータプログラムで処理される。入力されたデータに誤りがなければ、上記のプログラムは、この注文に対する番号を割り当て、その注文の費用と番号を含むあらゆる不可欠なパラメータを顧客のコンピュータに送信する。
【0007】
そして、顧客は銀行に対して、自身の口座から小売店の口座へ、注文の費用に対する料金を精算する振替を行うように指示する。この行為について、この注文の番号が対応する支払い書類のコメント欄に表示される。
【0008】
上記の指示に基づいて、顧客の銀行は、顧客の口座から小売店の銀行口座へ対応する清算を行う振替を実施する。小売店が口座を有する銀行は、小売店の口座へ振替を行った後、小売店に対してそれに関する報告書を作成する。小売店は、この報告書を受け取ると、報告書に記載された注文の番号によって、その注文に関するあらゆる残りのデータを見つける。そして、振替合計と注文の費用とを比較し、その振替が予め設定された注文に対する前払いの期間内に実施されたか否かを確認し、それに基づいて注文された商品や奉仕するサービスを顧客へ提供する準備を開始する。
【0009】
小売店の代表者は、顧客へ商品を提供する前に、顧客の何らかの書類(パスポート、運転免許証など)に基づいて、顧客の人物を特定する。これらの書類に示されたデータと、注文書に記載された顧客に関するデータとが一致すれば、小売店の代表者は、顧客へすみやかに注文を提供する。
【0010】
以上のように、ここで述べた方法によれば、顧客に対して、小売店が口座を有する銀行と同じ銀行に口座を有することを義務付けない。この点は、サイバープラットシステムにおいて売買取引を実施する前述の方法と比較して、有利な点である。しかし、この方法は、前述の方法の他の不利益については、解消されないままである。つまり、小売店は、金額が振り込まれた後に、適切な時間に適切な質を保って顧客に商品を提供する(届ける)という義務に迫られることは全くない。そして、小売店が支払いを受け取った後にあらゆる活動を直ちに停止してしまうという危険から顧客を保護することができない。さらにまた、顧客が匿名で参加するために、売買取引に対する十分な信頼度を小売店にもたらすこともできない。
【0011】
〔発明の要約〕
本発明の技術的な問題点は、通信網を使用して支払いを清算することによって売買の取引を行うときに発生し得る上述の小売店側の不正な行為に対する、顧客の安心感を高めることにある。つまり、顧客が匿名で取引を行う場合に、上記のような取引に十分な信頼性を与えたり、また、上記の取引における参加者のうちのひとりの不正行為を考慮して、取引に信頼性を与えたりすることにある。
【0012】
“仕事”および“サービス”とは、経済上の意味では、ともに明確な商品を除く商品を意味するため、以下では、“商品/仕事/サービス”という語句は、個別の商品、仕事、サービスを意味するとともに、これらのあらゆる組合せのことをも意味する。
【0013】
課せられた技術的な問題点は、通信網を使用して支払いを清算することによって行われる商取引方法の第1の形態(変形)によって解決される。その方法とは、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとを含み、上記口座として示された通過銀行(トランジットバンク)における個別口座に必要な要素は、選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行うために、上記個別口座へ支払いを行い、上記の支払いに対して割り当てられた暗号を、さらに上記通過銀行へ報告すること、上記顧客へ商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、上記売り手によって上記通過銀行へ報告された暗号と、上記支払いに関して上記通過銀行が受け取った暗号とが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであるという方法である。
【0014】
本発明に係る方法の上記第1の形態の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0015】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されているという点である。
【0016】
上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0017】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されてもよいという点である。
【0018】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが顧客によって売り手に提供されるという条件の下に、顧客は上記商品/仕事/サービスを得ることができるという点である。
【0019】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0020】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0021】
また、売り手が上記注文書を受け取るステップの後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、上記通過銀行にも報告されてもよい。
【0022】
また、顧客へ報告される上記パラメータに、作成された当該注文の暗号を含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文の暗号が報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0023】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告することもできる。
【0024】
上記の場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されてもよい。
【0025】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されてもよい。
【0026】
また、上記の場合、上記通過銀行は顧客から注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手へ報告することもできる。
【0027】
また、この場合、顧客から受け取った暗号とともに上記注文の番号を上記通過銀行へ報告するステップと、その後に、当該注文の番号と上記通過銀行が顧客から受け取った注文の番号とが一致した場合に、売り手へ金銭を渡すステップとが実施されてもよい。
【0028】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得る時には、顧客の立合いの下で顧客から報告された暗号の真偽を確認するステップであり、上記暗号と通過銀行が顧客から受け取った暗号とを比較するという要求に基づいて、売り手が通過銀行に委託することによって実施されるステップと、その後に、上記通過銀行が売り手へ上記暗号が一致することを報告することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客へ提供するステップとが実施されるという点である。
【0029】
上記支払いの合計を少なくとも含む上記支払いのパラメータは、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されてもよい。
【0030】
また、上記支払いに加えて、顧客から通過銀行へ上記注文の番号が報告された場合に、上記通過銀行が受け取った当該注文の番号は、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されてもよい。
【0031】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、暗号の真偽の一次確認の可能性が顧客から売り手へ報告されるステップであり、上記の確認は通過銀行へ委託することなく、顧客の立合いの下で実施されるステップと、その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが実施されるという点である。
【0032】
そして、売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0033】
また、暗号の一部、特に、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後のデータを、売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から売り手へ報告される暗号において、上記暗号の一部の存在を確認するステップとが実施されてもよい。
【0034】
そして、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号に基づいて定義されたアルゴリズムに応じて通過銀行によって算出されたデータを報告するステップと、上記データに加えて、上記アルゴリズムも売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記データと、顧客から売り手に報告された暗号に対して上記アルゴリズムを適用することによって得られたデータとが一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0035】
そして、顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づく制御コードを作成するために、通過銀行および売り手に技術手段を提供するステップと、当該暗号、通過銀行が上記支払いを受け取った後の上記支払いに対応するパラメータ、および、顧客によって割り当てられた対応する暗号に基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告し、上記支払いに対応するパラメータを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0036】
また、顧客が上記注文書を作成する場合に、顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づいて、制御コードを作成するために、通過銀行と売り手に技術手段を提供するステップと、制御コードを算出するのに必要な上記支払いのパラメータを通過銀行に報告するステップと、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号と上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0037】
これらの場合において、暗号および顧客の支払いに関する定義されたパラメータあるいは注文に基づいて制御コードを作成する技術手段が、通過銀行や売り手に提供されたときに、上記技術手段の最新バージョンが、そのユーザーに提供される。
【0038】
課せられた問題点は、通信網を使用した商取引の清算方法の第2の形態によって解決される。その方法とは、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとからなり、上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、上記顧客と上記通過銀行には、当該支払いに対して割り当てられた暗号に基づいて制御コードを作成するための技術手段が提供されること、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、売り手から受け取った暗号に基づいて、上記技術手段を使用して通過銀行が作成した制御コードと、第1の制御コードとが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであることを特徴とするものである。
【0039】
本発明に係る方法の上記第2の形態(変形)の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0040】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、顧客による第1の制御コードを作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用するステップとが実施されるという点である。
【0041】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記第1の制御コードは、上記支払いに付随する支払い書類に表示されているという点である。
【0042】
上記第1の制御コードは、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0043】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されるという点である。
【0044】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されるという点である。
【0045】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0046】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0047】
また、売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されてもよい。
【0048】
また、顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文のコードを含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文コードが報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0049】
また、上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、顧客へ報告される上記注文のパラメータに、上記制御コードを算出するために必要なパラメータを含めるステップと、顧客による第1の制御コードを作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用するステップとが実施されてもよい。
【0050】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告してもよい。
【0051】
この場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていてもよい。
【0052】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0053】
また、この場合、通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告してもよい。
【0054】
また、この場合、顧客から受け取った上記暗号に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが実施されてもよい。
【0055】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、確認のために、顧客から受け取った暗号を、顧客の立合いの下で通過銀行へ送信するステップと、その後に、上記技術手段を使用して、対応するデータに基づいて通過銀行が作成した制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0056】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記技術手段を売り手にも提供するステップと、計算用の制御コードに必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して作成された制御コードを通過銀行へ報告するステップと、その後に、上記技術手段を使用して、売り手から受け取った制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0057】
これらの場合において、顧客の立合いの下で、顧客から受け取った暗号あるいは制御コードを確認のために通過銀行へ送るときに、上記確認の結果に加えて、上記支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータも売り手に報告されてもよい。
【0058】
これらの場合において、顧客の立合いの下で、顧客から受け取った暗号あるいは制御コードを確認のために通過銀行へ送るときに、上記支払いに加えて、上記注文の番号を売り手が通過銀行に報告する場合に、上記注文の番号を顧客が通過銀行に報告することを条件に、上記確認の結果に加えて、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号も売り手に報告されてもよい。
【0059】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、顧客から売り手に報告された暗号の真偽の一次確認の可能性を提供するステップと、通過銀行に委託することなく、顧客の立合いの下で上記の確認を実行するステップと、その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが実施されるという点である。
【0060】
そして、売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、顧客から売り手に報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0061】
またその他に、上記技術手段を売り手にも提供するステップと、制御コードを計算するために必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、通過銀行が上記支払い及び第1の制御コードを受け取った後に、上記第1の制御コードを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、上記第1の制御コードと一致することを確認するステップとが実施されてもよい。
【0062】
この場合、上記第1の制御コードの一部のみを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手によって作成された上記制御コードに、上記第1の制御コードの一部が存在することを確認するステップとが実施されてもよい。
【0063】
暗号、また場合によれば支払いに関する定義されたパラメータ、あるいは顧客の注文に基づいて制御コードを作成するために、顧客や通過銀行、そして場合によれば売り手に、上記技術手段の選択されたタイプが提供されたときに、これら技術手段の最新バージョンがそのユーザーに提供されてもよい。
【0064】
課せられた問題点は、通信網を使用した支払いの清算による商取引方法の第3の形態(変形)によっても解決される。その方法とは、通信網を使用した商取引の清算方法であって、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとからなり、上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段が顧客に供給されること、自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段が通過銀行に供給されること、上記注文に対する支払いは、上記個別口座によって実施されること、対応する技術手段を使用して取引ごとに作成される顧客の自筆署名の類似体を、顧客が売り手に提供することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供し、そして、料金を受け取るために、顧客から受け取った自筆署名の類似体を通過銀行に提供すること、対応する技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しく照合することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであることを特徴するものである。
【0065】
本発明に係る方法の上記第3の形態の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0066】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されるという点である。
【0067】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されるという点である。
【0068】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0069】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0070】
また、売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されてもよい。
【0071】
また、顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文の暗号を含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文の暗号が報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0072】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告してもよい。
【0073】
この場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていてもよい。
【0074】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0075】
また、この場合において、通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告してもよい。
【0076】
また、この場合において、顧客から受け取った自筆署名の類似体に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが実施されてもよい。
【0077】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを確認するために、上記自筆署名の類似体を通過銀行へ送信するステップと、その後に、上記自筆署名の類似体が正しく照合することが、通過銀行によって売り手に報告されることを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0078】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記顧客に提供されてもよいという点にある。
【0079】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記通過銀行に提供されてもよいという点にある。
【0080】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンを通過銀行に提供するステップと、これらの技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを照合するステップと、上記の照合が正しく終了したことを条件として、上記商品/仕事/サービスが顧客に提供されるステップとが実施されてもよいという点である。
【0081】
また、自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段の最新バージョンが、上記売り手に提供されてもよい。
【0082】
〔発明の詳細な説明〕
本発明に係る方法は商取引オペレーションにおいて以下の対象、つまり売り手と顧客と通過銀行(トランジットバンク)の参加が当然である。上記売り手と上記顧客はともに個々または組織である。与えられた方法はそれらを実施するための3つの形態(変形)を与える。上記形態の第1の形態は以下のように実施される。
【0083】
本方法に応じた商取引操作(オペレーション)に重要なことは、通過銀行と売り手が双方の間(特に、申し出を受けることによって)で契約を結ぶことであり、この通過銀行は顧客から入ってきたお金を計算したり、売り手から買った商品/仕事/サービスの代金に対して支払われるため個別口座を開く通過銀行と契約することに対応する。
【0084】
開示された上記方法によって商取引を実行するために、売り手はひとつまたはいくつかの通信網とつながったコンピュータデバイスを利用する。すべてのデバイスは、コントロールユニット、データ保存ユニット、通信網に対応したインターフェイスユニットを少なくとも有しており、対応するソフトウエア(そのようなタイプのデバイスはパーソナルコンピュータやコンピュータサーバーなどである)が提供されているデバイスは、上記コンピュータデバイスとして利用される。上記コンピュータデバイスは売り手自身が所有したり、ほかの人物によって(例えば、上記通信網のひとつのオペレータ会社によって)使用のために売り手に供給されたものである。それぞれ、売り手や顧客に接続することが出来るすべての公共の通信網(例えば電話交換ネットワーク、ケ−ブルテレビネットワーク、インターネットなど)は上記通信網として使用される。上記コンピュータデバイスにおいて、上記通信網のユーザーのために接続できるいくつかのデータ構造を売り手は置いており、該データ構造は売り手によって提供される商品/仕事/サービスのリストを含む。上記データ構造はまた、顧客により選択された商品/仕事/サービスの受け取りや支払いのための規則も含んでいる。上記規則はまた、売り手の事務所や販売地域に広告として売り手によって投函されたり、定期刊行物において出版されたり、顧客の理解のために口頭で伝えられたりもする。上記規則は、特に、上記個別口座に必要な要素を含み、顧客がそれぞれの支払いのため個別の暗号を割り当てて、選択した商品/仕事/サービスに対して支払いを行うことを優先することを前提としていることも含んでいる。これらの規則はまた、顧客によるそのような暗号を割り当てる様々な方法も考慮しており、顧客自身の選択による、また顧客へ申し出た技術手段などを用いて現れた必要性を考慮する自身の選択による割り当ても考慮している。
【0085】
開示された方法による購入の実行を強く望む顧客は、上記売り手のコンピュータデバイスに接続するために、売り手よって利用される通信網のどれにでも接続される構成の似通ったコンピュータデバイスを使用する。パーソナルコンピュータ、ゲームコンソール、パーソナルセルラーコミュニケータ、公共場所に位置した情報端末などは、コンピュータデバイスとして使用される。上記コンピュータデバイスの使用は、顧客が売り手のコンピュータデバイスから自身のコンピュータへの上記データ構造の送信ステップを開始する。その後、顧客は自身が使用しているコンピュータデバイスのスクリーン上に商品/仕事/サービスの上記リストを表示したり、このコンピュータと接続したプリンタでそれをプリントし、そしてそのリストから商品/仕事/サービスを選択する。そして顧客は、値段(もし値段が表示され、ほかに本方法の以下で説明する変形が使用されても、顧客によって注文を形成するステップを考える。)と、選択した望みどおりの商品のユニット数または選択した仕事(サービス)の量の基本に基づいて、この商品/仕事/サービスの費用を計算する。
【0086】
その後、顧客は商品/仕事/サービスの上記費用の料金の合計に対する上記個別口座への支払いを実施する。この支払いは様々な方法で顧客によって実施される。従って、例えば顧客はこの個別口座に対して支払いの合計に現金で入金することができ、またはいくつかの銀行などにおいて顧客の口座からこの個別口座への支払いの清算を行うこともできる。上記支払いに加えて、顧客は通過銀行にその支払いに対して顧客によってあらかじめサインされた暗号を伝える。このメッセージを送るために、顧客は顧客と通過銀行との双方にアクセスできる(例えば、国際宅配便(クーリエ)のポスト、電話交換ネットワーク、インターネットなど)どんな通信システムでも使用できる。加えて、顧客は上記支払いに付随する支払い書類における暗号を示すことが出来る。
【0087】
上記支払いの実施後、顧客は売り手に伝えた選択した商品の型とユニット数、選択した仕事(サービス)の量、支払いを行った商品/仕事/サービスの受け取り、そしてまた対応する暗号を売り手に言及する。顧客から上記暗号を受け取った後にのみ、売り手は顧客に上記商品/仕事/サービスを与える。売り手は上記個別口座について対応する金額の合計の入金を確認する必要はない。これに対する基本は、例えば顧客に対する売り手の信用において、または売り手によって所有される商品/仕事/サービスに対する支払いの各保証において存する。それどころか、売り手は、この支払いの合計が少なくとも含まれた上記支払いのパラメータを含んだメッセージを通過銀行から受け取った後にのみ、売り手が顧客に対して示した商品/仕事/サービスを与える。通過銀行は上記メッセージを売り手に自ら進んで、例えば上記支払い受け取った後にすぐ送ったり、売り手からの各要求に対して答えたりする。それにも係わらず売り手は、上記商品(仕事、支払い)を得るため、暗号のほかにも、上記支払いに付随する支払い書類のコピーを与えることを顧客に要求する。これは売り手に、顧客によって上記支払いに影響する正確性を確かめることを可能にし、また(顧客自身によって当てられた暗号のある支払い書類において上記規則に応じて顧客が示した場合)、顧客から受け取った暗号の確実性も加えて確かめることを可能にする。従って、売り手は暗号が売り手に送られることによって、売り手自身を顧客による偶発的または意図された不正から守る。さらには、もし上記暗号が支払い書類のコピー(写し)に示されていなかったら、売り手には上記商品/仕事/サービスを顧客が得ることを拒否する権利がある(顧客があらかじめ、例えば上記規則によって売り手のこれらの規則が知られていることを条件として)。
【0088】
売り手は顧客から受けた暗号を通過銀行に伝える。そして、この暗号は顧客から前もって受けていた暗号と比較され、その後、上記暗号が一致したとき、上記支払いの合計料金で売り手にお金が移る。このような移動はいくつかの銀行では上記個別口座から売り手の口座まで清算の振替によって、または最近の銀行行為において習慣的なほかの方法によって実施される。
【0089】
上記で示したように、顧客がこの商品/仕事/サービスを受けることを売り手に委託したときにのみ、上記商品/仕事/サービス購入したいという顧客の要望を承認する。もしその場合に、上記商品/仕事/サービスが顧客に提供されるまでに長期作業が必要なとき(例えば、カスタムメイドである)、顧客は対応する遅れとともに商品/仕事/サービスを受ける。この遅れを最小限にするために、顧客は売り手に自身の上記商品/仕事/サービスを買う欲求をあらかじめ知らせておく。この目的のために、上記商品/仕事/サービスを選択したのち、顧客は上記または類似したコンピュータデバイスを用いて、商品/仕事/サービスの名前を含む電子注文書を作成したり、上記規則(例えば売り手によって設定された商品/仕事/サービスの暗号)によって考えられるほかの証明書を用いる。顧客が購入を希望するこの商品のユニット数または仕事(サービス)の量、そしてまた以下のデータ(これらのデータの指示が上記規則によって熟考された場合):
―顧客情報(例えば、顧客が自然人である場合−氏名、ファースト・セカンドネーム、パスポート番号、住所。法人であったときには組織の名前、法定および/または実際の住所。)
―顧客にフィードバックするためのコンタクト情報(例えば、電話番号、電子メールアドレスなど)
―顧客が注文した商品を配達してもらいたいという場合の配達住所
―他の必要なデータ
顧客は、自身が使用しているコンピュータデバイスを使って形成した注文を売り手のコンピュータデバイスに送り、この注文とともに受けたデータを確認し、何も誤りがない場合にはこの注文の費用が計算され、またこの注文に対する番号が付けられる。さらに、売り手のコンピュータデバイスにはこの注文に対して、例えば、注文受理の日付、注文の前払いに対する最大許容期間、注文成立までの時間などほかのパラメータも当てている。その後、売り手のコンピュータデバイスから、この注文の費用および/またはその番号が少なくとも含まれる売り手によって定義されたこの注文のほかのパラメータと同時に受信した上記注文の確認を含むメッセージが、顧客のコンピュータデバイスに送られる。さらに、売り手のコンピュータデバイスは、受信注文のデータベース内にこの注文のパラメータを記録している。
【0090】
売り手が注文を確証したとき、それに応じて、売り手は注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供したり、顧客がこの商品/仕事/サービスに対して正確に支払いを行った後にのみ、売り手は、提供するための商品/仕事/サービスを準備しはじめたりする。その場合に、上記支払いの合計だけが含まれただけのメッセージが通過銀行から売り手によって受け取られるという事実では、この支払いに対応した注文を同定するには不十分となる。実際、上記合計と上記注文の費用とが一致することは、以下のような理由で、この注文に対して正確な支払いが行われたということを必ずしも意味しない。その理由とは、第一に、ある条件の下では、いくつかの異なる注文の合計額が一致する可能性があるということである。第二に、支払いの合計を顧客が間違えるという場合である。そして最後に、この支払いが誤って上記個別口座に置かれる場合(例えば、この支払いの送り主が、誤って支払いの受け取り主の口座としてこの個別口座の必要要素を示した場合)である。その場合に、売り手にとって各注文のいくつかの識別子、例えばこの注文の番号、を受けることが必要である。売り手は次の通りにこの注文の番号をうける。顧客は売り手から上記注文の番号をこの注文のパラメータも含んで受けたのち、上記支払いに加えて通過銀行に注文のこの番号を伝え、このメッセージを移すために、顧客は、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行に送るために、利用しやすい前述したものの中からあらゆる通信チャンネルを使用することができる。さらに、顧客は上記支払いに付随する支払い書類内にこの番号を表示することができる。その後、通過銀行は顧客から受けた注文の番号を自身の方法(例えば、注文の番号を受けたらすぐに)によって売り手に伝えるたり、または売り手から対応する要求に応答する形で伝える。加えて、顧客による上記商品/仕事/サービスの支払いの正確性を確認するために注文のこの番号を使用することができる。その確認については、以下に記載する。
【0091】
通過銀行での取り決めに応じて、次の注文を受けたあとの売り手はこの注文の費用を通過銀行に伝える。そして通過銀行は上記支払いを受け取った後に、売り手からすでに受けていた注文の費用の一つでこの支払いの合計の一致を確認する。もし適切な費用ではなかったときには、通過銀行は上記支払いを間違っているとして、送り主(上記支払いは清算を行うための振替によって行われているとされる)の必要に応じて返されるか、または、おそらく売り手との予備的な交渉の後にほかのアクションが取られる。もし売り手が通過銀行に受けた注文の番号を伝えたら、上記支払いに加えて、顧客から上記注文の番号を受けたのち通過銀行は注文の番号を確認し、その確認が支払いの合計の上記確認と同じになる。そのような確認は、売り手が受注した合計額と番号の両方を通過銀行に伝えた場合では最も効果的なものになる。
【0092】
以上で示したように、異なる注文の費用が一致したとき、通過銀行から金額を受けるために上記支払いを何とかして明らかにすることが売り手にとって重要なことである。この目的のために、売り手は顧客から受けた暗号とともに注文の番号を通過銀行に伝える。この場合では、注文のこの番号と通過銀行によって顧客から受けた注文の番号とが一致した場合を含め、通過銀行は売り手に上記金額の振替を行う。
【0093】
顧客から当てられた暗号が予知できないときには、基本的に、上記商品/仕事/サービスを受ける時に、顧客が売り手に意図的に、あるいは、誤って間違った暗号を伝えている。この場合においては、売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを提供した後に、そのような暗号を通過銀行に伝えたとしてもお金を受け取ることができない。売り手のそのような問題を避けるため、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供する前に、顧客の立合いの下で、顧客によって報告された暗号の真偽の確認を行う。この目的の為に、売り手は通過銀行に対して、この暗号と顧客から通過銀行に前もって受けられた暗号との比較を要求する。そして売り手は、通過銀行から上記暗号が同一であるとの報告を受けた場合にのみ、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供する。
【0094】
もし、顧客暗号の真偽の上記確認の時に、売り手が通過銀行から未だ上記支払いのパラメータを受け取っていない場合、通過銀行は彼らにこの確認の間に直接要求することができる。この場合において、通過銀行がこれらのパラメータを売り手に上記暗号比較の結果に加えて、少なくともこの支払いの合計が含まれた上記パラメータを伝える。同じく、売り手は、通過銀行が前もって受け取っていた注文の番号を通過銀行から受け取ることができる(この場合、この注文書はこの売買取引の間に形成されたものである)。
【0095】
場合よって、顧客暗号の真偽の上記確認が不可能なら(例えば、技術的に困難であったり、この目的に通過銀行との接続設定が適していないために)、売り手は様々な方法で一次確認を上記暗号の真偽のために用いる。そして、顧客のいる前で売り手によって上記真偽を決定付けることは、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するための強制的な条件になる。上記一次確認のための有効な方法の一つは、上記規則は顧客によって当てられる暗号を構成する必要を含むこの方法に従う方法である(例えば、暗号は8つのアラビア数字をもち、始めの6つは任意で、最後の2つは先の6つの数字の合計を表すなど)。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したときには、売り手は上記要求とともに顧客によって伝えられた暗号の応諾を確認する。
【0096】
真偽に対して顧客によって割り当てられた暗号の一次確認の可能性は、他の方法によっても与えられる。例えば、受信した後の通過銀行は上記支払いに加えて顧客によって当てられた暗号はこの暗号の一部(例えば、この暗号の左側から数えてすべての奇数)を売り手に伝える。この場合、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手は顧客によって売り手に伝えらえた暗号内の暗号のこの部分の存在を確認する。
【0097】
信頼性のために顧客の暗号の一次確認の他の方法に従って、通過銀行は売り手に、顧客から受けた暗号の基本に基づいていくつか規定したアルゴリズムに応じ、いくつかの通過銀行によって計算したデータが伝えられる。これらのデータとともに、通過銀行はまた上記アルゴリズムも売り手に伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手は上記データと、割り当てられたアルゴリズムによって上記顧客が売り手に伝えた暗号に伝えられたデータとの一致を確認する。顧客によって当てられた暗号を、詐欺目的で売り手が修復すし、それによって顧客からこの暗号を要求し、顧客に上記商品/仕事/サービスを提供する必要性を避けることできなくするために、通過銀行は、上記データを計算するためのアルゴリズムのようなものを使用する。これによって、暗号の初期の数値をはっきりと取り戻すことはできない。そのようなアルゴリズムの例として、与えられた多項式に付いたモジーロ2区分した初期数によってサイクリック冗長符号を計算するためのアルゴリズムが知られている。
【0098】
真偽のために顧客の暗号の一次確認に対する記述した方法を通して、技術的な点で最も複雑なものの一つに、顧客の支払いに対応した定義されたパラメータと、暗号の基本に基づいて制御コードを生み出すために通過銀行と売り手に技術手段を与える方法である。これらのパラメータは例えばこの支払いの合計と、この支払いに付随する支払い書類のデータと番号と、上記個別口座の番号などを含んでいる。スタンダードコンピュータ上で働く特定のソフトウエア、または特定のコンピュータ(計算機を含め)が上記技術手段として使用できる。この場合、上記技術手段は独立した製造業者によって、通過銀行自身、それどころか売り手自身がそのような製造業者になり、製造される。上記支払いと顧客によって当てられた対応暗号を受け取った後の通過銀行は、その暗号の基本に基づいた上記技術手段と、上記支払いの一致したパラメータとを使用し第1の制御コードを生み出し、そしてその後この第1の制御コードを売り手に伝える。通過銀行はまた上記支払いの上記一致したパラメータも売り手に伝える。通過銀行の他にも、これらのパラメータはこのメッセージを伝達するため適切な通信チャンネルを使用たり、売り手から上記商品/仕事/サービスを得ているときに上記支払いに影響した後すぐにこれを表すことができる顧客によって売り手に伝えられる。2番目の場合では、顧客が上記パラメータを売り手に、特に上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手に与えることによって伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したとき売り手は、暗号の基本に基づいた技術手段と、顧客から受け取られる上記支払いの上記一致したパラメータとを用いて売り手により作られた制御コードの一致を通過銀行から受け取られた第1の制御コードとともにチェックする。
【0099】
真偽のため顧客の暗号の一次確認に対する後半で明らかにされた方法の変形は、技術手段が通過銀行と売り手に暗号に基づき制御コードを作るために与えられ、顧客の支払いのパラメータを定義する方法である。これらのパラメータは例えばこの注文のコスト、この注文の日付と番号、注文された商品のユニット数または仕事(サービス)の量などを含んでいる。与えられた方法において、以前のものにも係わらず、顧客または売り手が通過銀行に制御コードの計算に必要な上記注文のパラメータを伝える。顧客によって当てられた暗号を受けた後、通過銀行はあの暗号に基づいて上記技術手段と上記注文の上記一致したパラメータを用いて第1の制御コードを作り、その後この第1の制御コードを売り手に伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したとき売り手は、暗号に基づいた技術手段と、顧客から受け取られる上記注文の上記一致したパラメータとを用いて売り手により作成された制御コードの一致を通過銀行から受け取られた第1の制御コードとともにチェックする。
【0100】
上記技術手段の操作上のアルゴリズム(オペレーションアルゴリズム)は公開されていない。だからもしこれら技術手段のいくつかのバージョンが長期の間にそれらのユーザーによって使用されれば、その後、特に上記アルゴリズムは詐欺の目的で明らかにされ、使用される。この事実のために、いくらか定期的に、または使用しているそれら技術手段の統計に基づいて、これらのユーザーのためにそれら技術手段のバージョンを更新することは価値あることである。
【0101】
上述したように、上記商品/仕事/サービスに対して顧客が支払いを行う方法の一つは、いくつかの銀行にある顧客の口座から上記個別の口座へ支払いを清算することである。そのような支払いを始めるために、顧客は自身が口座を有する銀行に、交渉された通信チャンネルを経て電子メッセージの形でこの書類が送られる場合を除いて、一般に書類を送付する。この場合、運搬方法に係わらず、この書類はこの銀行によって、またはこの銀行がメンバーとして含まれるそれらバンキングシステムの管理体制によって、定義される形に応じて描かれる。その理由によって、顧客の銀行に受け取られた支払い書類は自動的なモードにおいてこの銀行によって処理され、よって銀行員によってこの書類の手動処理に関係したエラーを避けることができる。概して、スキャナーが繋がったコンピュータと、またスキャニングと一致した光学文字認識プログラムは上記自動的処理に用いられる。支払い書類の処理は以下のように実施される。書類はスキャンされ、デジタル形式のそのイメージは光学文字認識プログラムに供給される。このプログラムは、それらのユニットにおいて表されたテキスト性質を認識し、上記支払い書類からすべての重要な情報を含む修正されたフォーマットの本文ファイルをつくる対応した目的(支払い書類の日付と番号、送信者と受信者の口座の必要要素、支払いの合計など)のテキストユニットにおいて、書類の位置についての前もって決められた情報をもっている。しばしば、質の乏しい書類(例えば、目立つ特徴がない)は、そのような処理にかけられ、そして事実、その時点で使用されていた性質認識アルゴリズムのいくつかの不完全なものと統合され、受信した本文ファイル内の情報の歪曲へと導く。典型的な支払い書類の異なる要素は、様々な程度でそのような歪曲から守られる。例えば、口座の番号や送信者と受信者の銀行の一致した暗号は厳密に構成を定義され、さらに制御番号は口座の番号の中に構成されており、支払いの合計の数的表示はその本文的な同等物などで複製されている。そのような歪曲に最も耐えられる領域は、いつも定義した長さをもつテキストの、構造をもたないラインを表示している支払い書類のコメント欄である。重要な情報、すなわち顧客によって当てられた暗号および/または注文の番号は同時にこのコメント欄に導かれる。可能性のある歪曲から上記パラメータの保護能力は上記コメント領域内のこれらパラメータの多様な指示によって増進される。例えば、もし注文や暗号の番号が3回示されたとしたら、注文(暗号)のこの番号のコピーの一つが上記支払い書類の自動的な処理の間に何らかの性質の歪曲が起こった場合において、この性質が注文(暗号)のこの番号のほかの2つコピーにおいて、同じところに位置した歪曲していない印を用いて復活される。
【0102】
現在の銀行は特定のフォーマット(電子支払い書類、EPDと呼ぶ)の電子メッセージを対応する通信網を経て送ることによって、清算する振替に影響する。一致する基本支払い書類から全ての重要な情報を構成する最も広く使われるEPDsは完全フォーマットEPDs(full−format EPDs)と呼ばれる。しかし特定の場合において(例えば、支払いの合計が価値よりも少なく対応した銀行規則によって設定されるとき)短縮フォーマットEPDs(shortened−format EPDs)が用いられ、これらEPDsは数字で表わした方法で表された第1の支払い書類から重要情報の部分だけから成る(例えば、この支払い書類の日付と番号、口座と、送信者と受信者の銀行の暗号の番号、支払いの合計)。それぞれ、第1の支払い書類のコメント欄の内容には、短縮フォーマットEPDsは含まれない。したがって顧客にこのコメント領域を上記顧客暗号と通過銀行に注文の番号を伝えるために使用することを禁止する。この目的のため、売り手は、注文のこの費用の数字を表す所定の数式のセットは上記注文の番号を表示するというような方法で注文の上記費用を計算する。例えば、売り手に注文の番号をこの注文の費用の4つ低い注文の番号に設定させる。そして上記注文に対して割り当てられた数字に対して続くアルゴリズムは可能になる。この注文の処理の間に、注文された商品/仕事/サービスの価格の基本と、注文で示されたこの商品のユニット数または仕事(サービス)の量に基づいて、一般に、まず計算されるその費用が含まれたこの注文のパラメータをコンピュータデバイスは定義する。その後上記注文の費用の示した数字と一致した数であるそのような注文(売り手によって未だに処理されている注文の中)に対して受け取った注文の上記データベース内をこのコンピュータデバイスは検索する。この場合、上記データベース内でそのような注文が検出されたときには、その後売り手のコンピュータデバイスは上記数字をそれらが特殊(ユニーク)になるまで変化する。売り手のコンピュータデバイスがそのような結果を達成することにおいて、上で述べたように、上記注文のパラメータを売り手による上記注文を受けることの確認を含んだメッセージとともに顧客のコンピュータデバイスに伝達し、また上記データベースにこれらのパラメータを記録する。ちょうどこの注文を処理した後(つまり注文した商品/仕事/サービスが既に顧客に提供され、この注文に対する支払いとして売り手によってお金が受け取られる)、処理済とデータベース内に記されるため、この注文の番号は売り手によって再利用される。
【0103】
この注文の費用の数字で表された表示に注文の番号を含むことに対する記述した方法はまた、銀行による支払い書類の自動的処理に対しても有用である。対応する支払い書類の全体の一構成として注文の番号を示すことを可能にする方法という事実のために、この書類の中でその示している重要な余剰のための合計がそのような処理の間、この書類のほかの要素よりも歪曲の可能性のある問題にはならない。
【0104】
本発明に従った方法は、顧客が匿名であっても、売り手に十分な信頼性をもって商業的な取引を実施することができる。これらの取り扱いの特徴は、顧客が注文はするけれども売り手に対して顧客自身のどんなデータも伝えないというものからなるので、さらにまた顧客に注文された商品/仕事/サービスを提供するときに売り手は商品/仕事/サービスがすなわち与えられた注文をしたそれらの人物に提供されるという確信はできない。上記違いは以下のように避けられる。顧客の上記注文処理の間に売り手のコンピュータデバイスはこの注文のコードであるこの注文に当てられ、それは顧客のコンピュータデバイスに送られるこの注文のパラメータに含まれる。その後、売り手は注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供し、また同時に顧客によって売り手に注文のこのコードを伝える条件を与える。
【0105】
本発明に従った方法の3つの形態の第2の形態は以下に実施された。売買取引を行うために通過銀行と売り手によって実施される準備は、第1の形態を開示するために述べられたそれぞれの準備と似ている。これに付け加えて、技術手段は暗号に基づいて制御コードを作るために顧客と通過銀行に与えられる。スタンダードコンピュータ上で働くことを意図した特別なソフトウエア、または特別なコンピュータ(計算機を含め)が上記技術手段として用いられる。この場合、上記技術手段は顧客と通過銀行から独立した製造業者によって生産され、与えられてもよいし、通過銀行自身がそのような製造業者になってもよい。スタンダードコンピュータのためのプログラムの型にデザインする技術手段の形態を使用することは顧客にとって最も価値あることである。なぜなら顧客が、製造業者または仲介業者(通過銀行または売り手を含む)から直接対応したコミュニケーションネットワークを経てこのプログラムをファイルとして受け取るからである。
【0106】
明らかにされた方法の第1の形態と類似して、顧客は興味ある商品/仕事/サービスを商品/仕事/サービスの前述のリストから選択し、商品/仕事/サービスの費用を計算し、この商品/仕事/サービスの費用の料金の合計に対する支払いを、前述した個別口座へ行う。そして、ある時点において顧客は、明らかにされた方法の第1の形態において触れられた対応するコミュニケーションシステムのいずれにもこのメッセージを送るために使用されている間、上記支払いに加えて通過銀行に第1の制御コードを伝えたのち、上記技術手段を使用して計算された第1の制御コードに基づく暗号を割り当てる。その他にも、顧客は上記支払いに付随する支払い書類内にこの第1の制御コードを示す。
【0107】
上記支払いに影響したのち、顧客は支払った商品/仕事/サービスを受けるために売り手に委託する。売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを提供し、顧客と売り手によって影響された操作の順序に基づく条件(環境)は対応する条件と明らかにされた方法の第1の形態のために述べられた操作の順序に類似している(上記支払い、少なくとも支払いの合計を含んだ、のパラメータを通過銀行によって売り手に伝えることも可能である)。商品/仕事/サービスを受け取るための時の場合に、売り手の要求によって顧客は、特にデータ、つまり上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手に与え、その後、売り手は顧客が行った上記支払いの正確性のみを確かめられる。しかし、顧客から上記暗号を受け取ることはできない。なぜなら、本発明に係る方法のこの形態では、顧客が対応する支払い書類に顧客によって割り当てられたられた暗号を記載する規定にはなっていないからである。
【0108】
売り手は顧客から受けた暗号を通過銀行に伝える。後半で制御コードは上記技術手段を用いた暗号の基本に基づいて作り、この制御コードを第1の制御コードと比較する。この後、一致した上記制御コードの場合に通過銀行は上記支払いの合計のレートでお金を売り手に送る。この振替は、いくつかのバンク内または最近の銀行行為では習慣的な方法によって、上記個別口座から売り手の口座へ清算するための振替をすることによって行われる。
【0109】
だから、方法の第1の形態において明らかにされるように、顧客は上記商品/仕事/サービスを購入するために注文書を作成する。この注文書(この注文の費用と番号を含めた)の内容と、この注文書の作成時に顧客と売り手により行われる一連の操作は、方法の第1の形態について述べた注文書の内容、および、一連の操作と類似している
方法の第1の形態において明らかにされたように、この注文のパラメータを通して売り手から上記注文の番号を受けたあとに、顧客は上記支払いに加えて通過銀行にこの番号を伝える。ほかにも顧客の上記支払いに付随する支払い書類において注文のこの番号を同様に示す。そして通過銀行は、顧客から受けた注文の番号を同様に売り手に自身の選択によって(例えば、注文のこの番号を受けたあとすぐに)または売り手からの対応した要求に答えることにより伝える。さらには、通過銀行は顧客による上記商品/仕事/サービスの支払いの正確性を確認するために注文のこの番号を利用する。チェックは以下に示す。
【0110】
通過銀行とのアレンジメントに従って売り手は、次の注文を受けた後、この注文の費用および/または番号を通過銀行に伝える。この場合、通過銀行は、方法の第1の形態において明らかにされたように、この支払いに加え、顧客から受けたこの注文のこの支払いおよび/または番号の比較する総額と、売り手から受けたこの注文の費用と番号とを比較する方法により、顧客によって影響する上記支払いの正確性を確かめ、そのあとに上記比較の結果に依存している。明らかにされた方法の第1の形態について述べたものと同様に、いくつかのアクションに影響する。
【0111】
通過銀行から金額を受け取るために上記支払いをあいまいにせず明らかにするために、売り手は、方法の第1の形態において明らかにされたように、顧客から受けた暗号とともに注文の上記数字を売り手に伝える。また、この場合、上記の注文の番号と、顧客から通過銀行が受け取った番号とが一致した場合を含めて、通過銀行は同様にして売り手へ金額の振替を行う。
【0112】
事実のために、上記技術手段は制御コードを作成するための暗号にのみ使用される。顧客によってすでに利用された暗号を、顧客が次の支払いに割り当てている時には、制御コードに類似した暗号に基づいて顧客によって作られた制御コードがまた繰り返されてもよい。もし、上記技術手段の特徴について説明された売り手がすでに発生した制御コードを通過銀行から以下に記す操作に影響するため受け取る、そうしたら彼または彼女は顧客の上記暗号を決定し、結果として、この暗号の知識を詐欺目的に使用する(すなわち、通過銀行にこの暗号を示し、上記商品/仕事/サービスを提供することなく上記お金を受け取る。)このことを考慮すると、使用することができる上記技術手段を生み出すことは価値あることで、暗号のほかに、制御コードを作る顧客の支払いの前もって決定していたパラメータもまた価値あることである。この場合、支払いから支払いまえ繰り返さないユニークコンビネーションを形成する支払いのそれらのパラメータはこのあらかじめ決められたパラメータに含むのは好ましいことである。たとえば上記支払いに付随する支払い書類の日付と番号。これのほかに、支払いの合計、上記個別口座の番号などそれらのあらかじめ決定したパラメータに含まれた。結果として、支払いから支払いまで上記方法において修飾された技術手段を使って計算した制御コードはもし顧客が同じ暗号を次の支払いに使ったとしても繰り返さない。それぞれ、暗号のほかに現在顧客が使用するのは第1の制御コードを作るため上記支払いの対応するパラメータもまた、そして通過銀行は第1の制御コードと比較された制御コードを作るために同じパラメータを使用する。
【0113】
この場合、明らかにされた方法の第2の形態の範囲内の時は、売買取引は支払いの形成と伴わされて、そして前述の理由のため上記の技術手段のそのようなバージョンを顧客の注文のあらかじめ決定したパラメータもまた暗号以外に制御コードを作るために使用されているなかに生み出すことが可能である。何よりも先に、支払いの日付と番号はそれらのパラメータに含まれるべきで、また注文の費用、注文された商品または仕事(サービス)の量のユニット数もそれらのパラメータに含まれる。この場合、上記注文に対応するパラメータは、第1の制御コードを作る顧客によって、そして第1の制御コードと通過銀行により比較される制御コードを作るため通過銀行によって使用される。この場合において、この注文を売り手によって受けた後の売り手からも、顧客によって売り手から彼または彼女の注文のパラメータを受けたあとの顧客からも、通過銀行はこの注文に上記対応したパラメータを受ける。
【0114】
本発明にかかる方法の形態において、第1の形態として、売り手が顧客へ上記の商品/仕事/サービスを提供しているとき、売り手は、顧客の立合いの下で、確認のため顧客から通過銀行へ受け取った暗号を記録するということもできる。売り手から受け取った暗号を含む対応データを基にして、通過銀行は上記技術手段を用いて制御コードを作成し、該制御コードを第1の制御コードと比較する。さらに、通過銀行はこの比較結果を売り手へ伝える。売り手は、通過銀行からの上記暗号と同一であるとの報告を受け取った後にのみ、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える。
【0115】
上記の技術手段が顧客及び通過銀行だけでなく売り手にも備えられている場合において、売り手は、通過銀行の直接参加により顧客から受け取った暗号をチェックするためのさらにもう一つの方法をもつ。上記技術手段が、顧客の支払いにおいて与えられたパラメータを用いるための制御コードを作ることを目的としているとき、上述の確認を達成するために、顧客または通過銀行は、予備的な上記支払いのパラメータを売り手に伝える。このパラメータは制御コードを計算するために必要である。顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして、売り手は上記技術手段を用いて制御コードをつくり、この制御コードを確認するため通過銀行へ送信する。通過銀行は、売り手から受け取った制御コードを第1の制御コードと比較し、この比較結果を売り手へ伝える。売り手は、通過銀行からの上記暗号と同一であるとの報告を受け取った後にのみ、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える。
【0116】
また、本発明にかかる方法の第1の形態では、通過銀行は、必要に応じて、上記確認の結果に加えて上記支払いのパラメータを売り手へ伝えることもできる。前記パラメータは少なくともその支払い合計、必要に応じて、通過銀行により顧客から前もって受け取った注文の番号を含む。
【0117】
また、上記真偽の確認を達成することが不利であるまたは技術的に困難である場合には、方法の第1の形態に開示されているように、売り手は、暗号の真偽を確認するために様々な方法を用いることもできる。さらに、売り手による真偽の決定は、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスをさらに与えるための強制的条件である。例えば、本発明にかかる方法の第1の形態で示された上記の一次確認の方法が可能である。前記方法において、売り手は顧客により割り当てられた暗号を形成するためのいくつかの要件を上記ルールの中に含めている。これに対し、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える一方、売り手は、上記の要件と共に顧客により伝えられている暗号の整合性を確認している。
【0118】
顧客の暗号の真偽を一次確認するためのさらにもう一つの方法が可能である。上記方法において、上記技術手段は顧客及び通過銀行だけでなく売り手にも備えられている。上記技術手段が、顧客の支払いにおいて与えられたパラメータを用いるための制御コードを作ることを目的としているとき、上述の確認を達成するために、顧客または通過銀行は、予備的な上記支払いのパラメータを売り手に伝える。このパラメータは制御コードを計算するために必要である。上記支払い及び第1の制御コードを受け取った後に、通過銀行は売り手へ上記の制御コードを伝える。顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与えているとき、売り手は顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして、対応する技術手段を用いて制御コードをつくり、さらに、上記の制御コードと通過銀行から前もって受け取った第1の制御コードとの一致を確認する。
【0119】
上述したように、本発明に関して開示されている方法の形態において、通過銀行は、上記方法の第1の形態と同様の暗号ではなく、上記暗号を基にしてつくられている第1の制御コードを受信している。さらに、もし売り手が通過銀行に対し暗号を送ることにより上記技術手段を用いて制御コードを作ることができるならば、上記制御コードは上記第1の制御コードと同一である。さらに通過銀行は暗号が信憑性のあるもとして売り手から受け取ったと信じる。原則として、売り手自身により暗号を適合する可能性は考慮されない。売り手は、通過銀行へ暗号を送り、上記の商品/仕事/サービスを与えることなく上記金額を受け取ることもできる。上述した一次確認の手順の枠組みの中で上記の状況を排除するために、通過銀行は、売り手に完全な制御コードではなくその一部分(例えば、左辺から数えられる暗号の奇数の数字)を報告することができる。また、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える場合には、売り手は、顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして上記技術手段を用いて売り手によりつくられている上記制御コードにおける上記した第1の制御コードの一部分の存在をチェックする。
【0120】
従って、開示されている方法の第1の形態と同様に、上記の形態において、上記技術手段の操作上のアルゴリズム(オペレーションアルゴリズム)が公開されていないと仮定する。それゆえ同じ理由により、その技術手段の最新バージョンを提供することは、例えばこれらの技術手段の利用統計を基にして、いくつかの定期性をもつ使用者にとって価値のあることである。
【0121】
顧客が、上記支払い書類作成中に、該支払い書類中に第1の制御コード及び/または後述する注文の番号を示し、そして通過銀行がこのような支払い書類を自動モードで処理している場合、エラーは開示されている方法の第1の形態の説明に示されているような処理で見込まれるようになる。このような支払い書類中に多数回の注文の制御コード及び/または注文の番号を示すことは同様に価値のあることである。
【0122】
また、上記の支払いに付随する支払い書類に注文の番号を示すことにより、上記の方法に従って築かれた効果的な売買取引での注文が、顧客により通過銀行へ上記の注文の番号を送ると仮定し、顧客の銀行が、開示されている方法の第1の形態に示された理由により、支払いを済ますため短縮フォーマットのEDSを用いている場合には、売り手は、開示されている方法の第1の形態に示されているアルゴリズムにより上記注文の費用を計算することができる。これによって、注文の費用の数式における一組の数字は、上記注文の番号、つまり売り手により前もって決定されている所定の数字を表わす。
【0123】
また、本発明にかかる方法の第1の形態によれば、匿名の顧客との商取引が成立するリスクを軽減するために、売り手は、上記注文に対するコードを割り当て、この注文のコードを顧客へ報告されているパラメータの中に含ませることができる。さらに、売り手は、上記した注文のコードを顧客により売り手へ報告する場合も含め、注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供している。
【0124】
また、上述した本発明にかかる方法の第1及び第2の形態によれば、顧客に与えられた商品/仕事/サービスに対する金額を受け取るために、売り手は通過銀行に照合のため暗号を送っており、この暗号は、売り手による顧客からの上記商品/仕事/サービスとの交換の前に受け取られている。本発明にかかる方法の第3の形態は、顧客に対し上記商品/仕事/サービスを与えているときに売り手が、顧客からある形式の情報を受け取る場合を仮定しており、売り手は、上記金額を受け取るために、その情報を通過銀行へ送る。つまり、対応する技術手段を用いている通過銀行は、上記情報がすなわち顧客により作られたのかどうか(例えば、上記情報が顧客の自筆署名(AAS)のアナログ(類似体とも称する)かどうか)を十分な真偽で決定することができる。以下、本発明において上記の技術手段は、AASを照合するための技術手段として参照されるであろう。また、顧客の自筆署名のアナログを作成するために顧客により用いられる技術手段は、AASを作成する手段として参照されるであろう。
【0125】
自筆署名(AAS)のアナログという概念は公知であり、特に一連の立法上の法令により制定されている(例えば、ロシア連邦の民法、パート1、セクション160参照)。AASは、自筆署名と並行して近代のビジネス手法に用いられている。様々なタイプのAASが知られている。AASは、自筆署名の様々な方法による複写によりつくられる。前記方法として、機械的方法(例えば、ゴムのスタンプに切り取られた自筆署名のコピーのプリントを紙の上で適合することによる方法)、または、電気的方法(例えば、複写機またはコピー機を用いて本来の署名のイメージを適合することによる方法)が挙げられ、AASは個別のグループに分類することができる。上記のグループのAASの照合は、ある特定のAASのイメージとそれに対応する本来の署名のサンプルとの単純な視覚的な比較であるため効率的である。上記の照合に効果的な人は、自身の思いどおりに上記した本来の署名のサンプルを持つことができるので、このグループのAASは、ほとんどの場合、特定の取引または合意の関係者間で文書の正式な交換がなされる場合に用いられる。上記した取引または合意における第1の文書が、上記関係者の自筆により署名されている場合には、次からの文書は全て上記関係者によりAASにより立証されることができる。上記したグループのAASはそれぞれ、関係者間の直接的な交渉がなく効率的である一時的な取引(すなわち、電子商取引での取引は上記した取引に分類されうる)をもたらすことに関しては有用性が乏しい。
【0126】
一時的な取引を効率的にするために、もう一つのタイプのAASはより有用性がある。上記AASは限定サイズのデジタル配列を表わし、この配列は、上記したAASを作成する技術手段の一部分である確定された計算アルゴリズム(作成アルゴリズム)によりつくられる(上記したタイプのAASは電子デジタル署名、EDSとして参照されるであろう)。上記したアルゴリズムの入力パラメータは以下の通りである。電子フォームで署名され存在している文書及び顧客により署名されたいくつかの番号(いわゆる、閉鎖キー(クローズキー))が上記入力パラメータとして用いられる。原則として、EDSを作る目的で、署名された文書は、上記したアルゴリズムにより決定された値より小さいサイズであるが、限定された数列により合計すると上記の値になる。これにより、必要ならば、空の文書にさえも署名することができるようになる。
【0127】
EDSをつくりさらに照合するために、主な2つのスキーム:対称及び非対称が存在する。対称スキームにおいて、EDSは上記の作成されたアルゴリズムにより第1の文書及び閉鎖キーを基にしてつくられる。原則として、閉鎖キーがこのEDSの作者により考案されている場合には、それゆえに暗号はこのようなアルゴリズムにより定義されたサイズを有している。このEDSの照合は、上記作成アルゴリズムに対応し、同一の第1の文書及び閉鎖キーを用いる他の計算アルゴリズム(照合アルゴリズム)により効率的になる。実際には、上記アルゴリズムはむしろ複雑で、計算手段を基にして実現される。ここで、対称スキームにおいて、AASを作成するための技術手段は次のものを備えている。この技術手段は計算手段を基にして実行されている上記EDS作成アルゴリズム及び対応する閉鎖キーを備えている。AASを照合する技術手段は次のものを備えている。この技術手段は計算手段を基にして実行されている上記EDS照合アルゴリズム及び同一の閉鎖キーを備えている。
【0128】
これから記述する非対称スキームは対称スキームよりいくらか複雑である。第1に、公開及び閉鎖の一対のキーが、対応する計算アルゴリズム(発生アルゴリズム)により発生される。これらのキーはある方法で相互に関連性がある。従って、この発生は、上記発生アルゴリズムの演算(オペレーション)の単一サイクルに効果的である。対称スキームと同様に、この閉鎖キー及び第1文書は、対応する作成アルゴリズムを用いてEDSを作成することに用いられる。さらに、EDSの照合は、対応する照合アルゴリズムがその目的のために同一の第1文書及び上記公開キー(オープンキー)を用いることに効果的である。ここで、非対称スキームにおいて、AASを作成するための技術手段は次のものを備えている。この技術手段は、計算手段を基にして実行されている上記の公開及び閉鎖キーの発生アルゴリズム及びEDS作成アルゴリズム、及び上記閉鎖キーを備えている。AASを照合する技術手段は次のものを備えている。この技術手段は、計算手段を基にして実行されている上記EDS照合アルゴリズム及び上記公開キーを備えている。
【0129】
自筆署名のアナログの概念である前述の法的な署名によって、いくつかのAAS作成及び照合アルゴリズムは、いくつかの国の国家規格(例えば、
【0130】
【外2】
【0131】
(ロシア連邦規格)P 34.10−94)により確立され、これにより、上記アルゴリズムは公開されたアルゴリズムである。それと同時に、上記の目的のための近代的なアルゴリズムにおいて、数学的方法は、不正な閉鎖キーにより回復する不可能性を保証するのに用いられ、上記不正な閉鎖キーが上記AAS及び対応する初期文書を有しているときでさえも、この不正な閉鎖キーは、この閉鎖キーにおける全ての可能値を通した線形探索以外のあらゆる方法でAASを作成するために用いられている。そして、上記の線形探索のための想定される時間コストがある期間(この期間の満了の後、上記キーを示すことが不適切になる)を超えるようにするため、上記閉鎖キーの長さはむしろ長いものが選択され、近代コンピュータの効率が増加すると共にさらに増加しうる。上述したことを考慮に入れたとき、あらゆる人物のAASを回避する唯一の方法は、AASを作成するためにその人物により用いられる閉鎖キーを妥協(例えば、外部にそれを示すこと)から保護することである。明らかに、対称及び非対称スキームにおいて、妥協から閉鎖キーを保護する能力の度合いは異なる。実際に、上述したように、対称スキームにおいて閉鎖キーはAASを作成及び照合するのに用いられる。よって、閉鎖キーを用いてAASを作成する人物は、そのさらなる照合のために、上記閉鎖キーをさらに上記AASの受信器へ転送しなければならない。可能な閉鎖キーの妥協の観点から、上述の転送のためのチャンネルが一番の弱点である。同時に、非対称スキームにおいて、AASは閉鎖キー(この閉鎖キーはどこにも送られない)を用いて作成され、このAASの照合は、いかなる危険もなく意見広告チャンネルを介して転送しうる対応する公開キーを用いることにより効果的になる。なぜなら、これにより、AASを作成しないがAASを照合することのみが可能になる。非対称スキームを用いた本発明に従って売買取引を効率化する場合、顧客は一回だけ一対の「公開キー−閉鎖キー」を発生させることができ、この公開キーを通過銀行へ一回だけ伝えることができる。この後、顧客は新しい取引ごとに個別のAASを作成する必要がある。
【0132】
本発明にかかる方法の3つの前述した形態のうち最後の形態は、次のように実施されている。売買取引を済ますために通過銀行及び売り手によりなされる準備は、開示されている方法の第1形態で記載された準備と類似している。上記に加え、技術手段は、AASを作成する顧客に備えられており、これらの技術手段に対応してAASを照合するための技術手段は、通過銀行に備えられている。上述したように、前者及び後者の技術手段の両方のタイプは、開示されている方法の所定の形態で用いられるAASのタイプに依存する。特に、顧客及び通過銀行は電子デジタル署名を用いており、EDS作成及び照合アルゴリズム(及び、非対称スキームの場合には、閉鎖及び公開キー発生アルゴリズム)が、標準的なコンピュータによりプログラムランのフォームで実行されていれば、上記プログラムは、独立した製造業者により顧客及び通過銀行に生産および提供されうる、または、通過銀行自身が上記の製造業者になりうる。上記顧客は、製造業者または仲介業者(通過銀行または売り手も含む)から対応する通信網を介してファイルとして必要なプログラムを受け取ることができる。
【0133】
AASを作成するために上記技術手段を受け取った後、顧客は、開示されている方法の第3の形態で用いられるAASのタイプに依存して、いくつかの付加情報を通過銀行へ送る必要がありうる。特に、対称スキームの枠組みの中でEDSを用いているとき、顧客は、自分の閉鎖キーを通過銀行へ送る。非対称スキームの制限の中では、顧客ははじめにAASを作成するための技術手段を用いて公開及び閉鎖キーの両方を作成し、公開キーを通過銀行へ送る。上述したように、顧客は一回だけの閉鎖(または公開)キーの転送に効果を与えることができる、または、顧客は新しい売買取引ごとに通過銀行へ公開キーを転送することができる。
【0134】
さらに、前述の上記商品/仕事/サービスのリストから開示されている方法の以前の形態と同様に、顧客は興味のある商品/仕事/サービスを選択し、この上記商品/仕事/サービスのコストを計算し、前述したような商品/仕事/サービスのコストの割合で合計の個別口座の支払いを効率化する。上記支払いを効率化した後、顧客は、選択した商品のタイプ及びユニット数並びに選択した作業(サービス)の量を売り手へ伝える一方、支払い済みの商品/仕事/サービスを得るため売り手に照会する。これ以外に、顧客は、予備的にまたは売り手の存在下で対応する技術手段を用いて顧客により作成された自分自身のAASを顧客自身に送る。顧客から上記AASを受け取った後、売り手は顧客へ上記商品/仕事/サービスを与える。開示されている方法の以前の形態では、売り手は、上記別口の口座に対応する合計金額の収入をチェックすることが不必要であると考慮することができる。この基準は、例えば、顧客に関して売り手の信用、または売り手所有の商品/仕事/サービスに対して支払う担保にある。これに対し、売り手は注文を確立することができ、この注文に従い、売り手は、上記支払いにおいて少なくとも支払い合計を含むパラメータがあるメッセージを通過銀行から受け取った後、顧客に対して上記商品/仕事/サービスを与える。通過銀行は、自身の自発性(例えば、上記支払いを受け取った後に直接に)により、または売り手からの対応する要望に応答して、上記メッセージを売り手へ送る。上記したことに関わらず、売り手は顧客に要望することができ、この顧客は、上記商品(仕事、支払い)を得るために、上記AASに支払いに付随した支払い文書のコピーを提供する。これにより、売り手は、顧客により支払いを済ましたことの正当性を保証することができる。
【0135】
売り手は、顧客から受け取ったAASを通過銀行へ提示する。AASを照合する上記技術手段を用いる通過銀行は、このAASを照合する。そして、この場合には、上述したように、本発明にかかる方法の形態で用いるAASのタイプによって、これらのAASを照合する技術手段の構成を変化させることができる。特に、EDSが顧客により対称スキームで作成された場合、通過銀行は上記EDSを照合するために顧客から前もって受け取った閉鎖キーを用いる。通過銀行が非対称スキームで顧客のEDSを照合する場合、通過銀行は顧客から前もって受け取った公開キーを用いる。この場合、上記支払いに加えて、上記公開キーもまたいかなる方法によって通過銀行へ送られうる。この方法により、顧客は、顧客自身により署名された暗号を、通過銀行(本発明にかかる方法の第1の形態の場合)または上記暗号を基に顧客により作成された第1の制御コード(本発明にかかる方法の第2の形態の場合)へ伝える。また通過銀行により済まされた照合により、与えられたAASが実際に顧客に属すると予想される場合、通過銀行は、支払い合計の料金で現金を売り手へ振替する。そのような受け渡しは、上記別口の口座からいくつかの銀行での売り手の口座への清算のための振替、または近代金融業務において通例とされる他の方法により済まされうる。
【0136】
顧客が上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手へ提供するような前述のステップにより、顧客は詐欺行為を売り手の端末(この場合、上記文書の電子コピーを意味する)で回避することができる。実際に、上記商品/仕事/サービスを貰うために、顧客が、空文書を基に作成された自身のEDSを売り手へ送り、顧客は取引から取引までのEDSを作成するために同一の閉鎖キーを用いる場合、顧客のEDSは取引から取引まで同一である。また売り手は、顧客が自身のEDSを作成する手順の特徴を知っているとき、次回、売り手は、上記現金を受け取るために以前の顧客のEDS(実際には同一であるが)を通過銀行へ送ることができ、売り手は、顧客により支払われた商品/仕事/サービスを顧客に与える必要がなくなる。顧客が、次の支払い書類(この支払い書類の内容は、取引から取引で変化する)の包括的な電子コピーに基づいて自身のEDSを作成する場合、顧客が同一の閉鎖キーを用いていても、EDSはその場合ごとで新規のものとなる。これにより、記述した詐欺行為が不可能になる。
【0137】
また、開示されている方法の最初の二つの形態のように、顧客は上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作ることができる。この注文書の内容(この注文のコスト及び番号を含む)及び注文書を作る際に顧客及び売り手が済ました一連の演算は、注文書の内容及び開示されている方法の最初の二つの形態に記載された各々の一連の演算に類似する。
【0138】
開示されている方法の最初の二つの形態のように、上記注文書のパラメータの間で売り手から上記注文の番号を受け取った後に、顧客は、上記支払いに加え上記番号を通過銀行へ伝えることができる。それに加えて、顧客は同様にして上記支払いに付随する支払い書類にこの注文の番号を示すことができる。このとき、通過銀行は、同様にして顧客から受け取った上記注文の番号を自己選択により(例えば、上記注文の番号を受け取った後直接に)、または売り手からの対応する要望に応答して売り手へ伝えることができる。さらに、通過銀行は、顧客が上記商品/仕事/サービスの支払いを済ましたかを正確に確認するため、上記注文の番号を用いることができる。上記確認については以下に示す。
【0139】
通過銀行との提携によれば、次の注文を受け取った後、売り手は、注文の費用及び/またはこの注文の番号を通過銀行へ伝えることができる。この場合、通過銀行は、開示されている方法の最初の二つの形態のように顧客が上記支払いを済ましたかを正確に確認することができる。上記確認をする方法として、上記支払いに加え顧客から受け取った(上記番号が顧客により通過銀行へ伝えられる場合にのみに)支払い合計及び/または注文の番号と、売り手から受け取った注文の費用及び/または注文の番号とを比較する方法がある。そして、この後、通過銀行は、上記比較の結果に依存して、開示されている方法の最初の二つの形態に記載されたものと類似したいくつかの行為を果たすことができる。
【0140】
通過銀行から上記現金を受け取るための上記支払いを疑いなく参照するために、売り手は、顧客から受け取ったAASに沿って、上記注文の番号を通過銀行へ伝えることができる。上記注文の番号と、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号とが一致する場合も含め、この場合、通過銀行は売り手へ金額の振替を行う。
【0141】
売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを与えているとき、売り手は、顧客から受け取ったAASを照合のため通過銀行へ送ることができる。これにより、売り手は、商品/仕事/サービスを与える前に、顧客が信憑性のあるAASを顧客自身に送ることを確認することができる。示されたAASが空でない文書を基にして作られているとき、売り手もまた、この文書を受け取り通過銀行へ送ることができる(記述されているように、上記支払い文書の電子コピーが上記のような文書となりえる)。通過銀行は、AASを照合する上記技術手段を用いたこのAASの照合を動作可能なように済ますとすぐに、上記照合の結果を売り手へ伝える。このとき、売り手は、このAASの照合が成功したことについての報告を通過銀行から受け取る条件下で、上記商品/仕事/サービスを顧客に与えている。
【0142】
AASを照合する上記技術手段がまた売り手へ提供されるとき、売り手は、通過銀行のサービスに頼ることなく顧客自身による顧客のAASを照合することができる。売り手は、通過銀行と同一のチャンネルを介しかつ同一のソース、または、(通過銀行がこれらの技術手段の製造業者であれば)直接通過銀行から上記技術手段を得ることができる。この場合、売り手はAASを照合する上記技術手段を用いて、顧客の立合いの下で、顧客から受け取ったAASを照合する。そしてさらに、売り手は、この照合をうまく終了する条件下で、上記商品/仕事/サービスを与えている。
【0143】
公開アルゴリズムがAASの作成及び照合の上記技術手段の仕事の基盤になっている場合でさえも、様々な理由により、上記技術手段のいくつかのバージョンを最新化する必要性は起こりうる(例えば、操作(オペレーション)中にこれらの技術手段で見られる誤り(エラー)を補正するために、また、これらの動作を早めるために、)。上記AASを作成する技術手段を最新化する場合、その製造業者は顧客にこれらの技術手段の最新バージョンを提供する。上記に関係なく、AASを照合する上記技術手段を最新化するとき、製造業者は、通過銀行及び売り手に(売り手が上記技術手段を用いる場合には)これらの技術手段の最新バージョンを提供する。上記最新化は効果的であり、そのため上記技術手段の最新バージョンと前バージョンとの正常な共同利用を提供する(少なくとも、通過期間(移行期間)中には)ことは明白である。また、AASの作成及びAASの照合の上記技術手段が異なる製造業者により生産されている場合には特に効果的である。
【0144】
顧客が、上記支払い文書を作っている間にその文書中に第1の制御コード及び/または前述の注文の番号を示し、通過銀行は自動モードで上記の支払い文書を処理している場合、上記処理が可能な、開示されている方法の第1の形態の説明に記述されているエラーのために、この支払い文書中に多数回第1の制御コード及び/または前述の注文の番号を示すことは価値あることである。
【0145】
また、上記の支払いを加えた支払い文書に注文の番号を示すことにより、上記の方法に従って築かれた売買取引を済ませた注文が、顧客により通過銀行へ上記の注文の番号を送ると仮定し、顧客の銀行が、開示されている方法の第1の形態に示された理由により、支払いを効果的にするため短縮フォーマットのEDSを用いている場合には、売り手は、開示されている方法の第1の形態に示されているアルゴリズムにより上記注文の費用を計算することができる。従って、注文の費用の数式における一組の数字は、上記注文の番号、つまり売り手により前もって決定されている所定の数字を表わす。
【0146】
また、本発明にかかる方法の最初の2つの形態のように、匿名の顧客との商取引が成立するリスクを軽減するために、売り手は、上記注文へコードを割り当て、この注文のコードを顧客へ報告されているパラメータの中に含ませることができる。さらに、売り手は、上記した注文のコードを顧客により売り手へ報告する場合も含め注文された商品/仕事/サービスを顧客に与えている。
【0147】
上述した発明により、通信網を用いて支払いを清算するために売買取引を済ますときには小売店の上記の可能な不当行為から顧客を効果的に保護することができる。また、顧客が匿名でこの取引を済ませた場合において、この取引の十分な信頼性を保証することができる。さらにこの取引の参加者のうちのひとりの不正行為に関しても、取引の十分な信頼性を保証することができる。
本発明は、金融の分野に関するものであり、通信網(例えば、インターネット)を使用した商取引の清算を実施するために利用することができる。
【0001】
〔発明の背景〕
現在、インターネットのウエブサイトに商品やサービスの広告を掲載することによって、顧客にこれらの商品を提示する小売店が数多く存在する。このような小売店(典型的には、電子ショップやインターネットショップと呼ばれる)での買い物の方法には、様々な形態のものが知られており、それらの方法においては、一般に、顧客によって購入された商品(サービス)に対する支払いの仕組みがそれぞれに異なっている。例えば、リアルタイムで商取引を清算して売買を行う方法が知られており、この方法は、インターネットを介したオンラインでの支払いのためのサイバープラット(CyberPlat)システムにおいて使用されている(
【0002】
【外1】
【0003】
参照、また、ロシア特許第2146836号、国際分類:G06F 17/60、2000年3月20日公開)。上記の方法において、顧客は自身の口座から小売店の口座へ振替を行うことによって、購入品に対する支払いを行う。このとき、上記2つの口座は、同じ銀行によって操作される。既知の方法では、次のようにして売買の取引が行われる。顧客は、インターネットを通じて小売店のウエブサーバへ接続し、注文書を作成する。その後、小売店は顧客へ、その小売店の電子デジタル署名(EDS)が付された対応する電子請求書を送付する。顧客は、提示されたEDS付きの請求書にサインをした後、小売店へ送り返し、続いてその請求書は銀行へ送られる。銀行は、顧客と小売店のEDSを確認し、また、顧客の口座に十分な金額があることを確認する。そして、これらの確認が正常に完了した場合には、支払いのための清算が実施される。その後、銀行は商品を提供する許可を小売店へ送り、その許可を受け取ることによって、小売店は顧客に商品を提供する。
【0004】
この方法の不利益は、顧客が小売店と同じ銀行に口座を有していなければならないことにある。さらに、上記の方法によって、顧客と小売店との間で売買の取引が実施される場合に、顧客に対して行われる小売店の不正行為や詐欺行為から顧客を保護することができない。つまり、小売店は、注文の費用に対する金額が小売店の口座に振り込まれない限り、顧客に商品を提供しない。しかし、小売店は、金額が振り込まれた後に、適切な時間に適切な質を保って顧客に商品を提供する(届ける)という義務に迫られることは全くない。これは、上述の方法の不利益の一つでもある。さらに、小売店は前払いを受け取ってから、店のあらゆる活動を突然停止し、商品を全く届けることなく放棄することさえも可能である。その上、上記の方法では、注文された商品を、注文書を作成した人物に提供するか否かを決定することができず、顧客が匿名で参加するために、売買に対する十分な信頼度を小売店にもたらすこともできない。
【0005】
本発明に最も近い類似技術は、現代のインターネット技術において広く利用されている支払いの清算による売買取引の方法である。この方法は、顧客の口座から小売店の口座へ振替を行って、小売店において顧客が作成した注文書に対する支払いを想定するが、上述の方法とは異なり、顧客は小売店と同じ銀行に口座を有することを強いられない。(http://www.regens.ru/pages/web_shopping.shtml参照)
売買取引を行うためのこの方法は、次のように理解することができる。小売店は、インターネットに接続したコンピュータにおいてウエブページを作成し、そのウエブページ上に提供する商品やサービスのリストを掲載する。またさらに、顧客による注文書の作成、支払いおよび受け取りの規則についても掲載する。公開された方法によって、商品を購入したり、サービスを注文したいと望む顧客は、コンピュータを利用してインターネットに接続し、その小売店のウエブページを開き、上記のリストから商品/サービスを選択する。そして、小売店が要求する個人情報(例えば、名字、ファーストネームおよびセカンドネーム、自宅の住所)、および連絡先(電話番号、電子メールアドレスなど)を示す注文書を作成する。さらに、顧客が望む場合には、顧客は商品の配達先の住所を示し、顧客が選んだ商品の配達に対する支払いの用意をする。
【0006】
顧客が入力したデータは、小売店のコンピュータプログラムで処理される。入力されたデータに誤りがなければ、上記のプログラムは、この注文に対する番号を割り当て、その注文の費用と番号を含むあらゆる不可欠なパラメータを顧客のコンピュータに送信する。
【0007】
そして、顧客は銀行に対して、自身の口座から小売店の口座へ、注文の費用に対する料金を精算する振替を行うように指示する。この行為について、この注文の番号が対応する支払い書類のコメント欄に表示される。
【0008】
上記の指示に基づいて、顧客の銀行は、顧客の口座から小売店の銀行口座へ対応する清算を行う振替を実施する。小売店が口座を有する銀行は、小売店の口座へ振替を行った後、小売店に対してそれに関する報告書を作成する。小売店は、この報告書を受け取ると、報告書に記載された注文の番号によって、その注文に関するあらゆる残りのデータを見つける。そして、振替合計と注文の費用とを比較し、その振替が予め設定された注文に対する前払いの期間内に実施されたか否かを確認し、それに基づいて注文された商品や奉仕するサービスを顧客へ提供する準備を開始する。
【0009】
小売店の代表者は、顧客へ商品を提供する前に、顧客の何らかの書類(パスポート、運転免許証など)に基づいて、顧客の人物を特定する。これらの書類に示されたデータと、注文書に記載された顧客に関するデータとが一致すれば、小売店の代表者は、顧客へすみやかに注文を提供する。
【0010】
以上のように、ここで述べた方法によれば、顧客に対して、小売店が口座を有する銀行と同じ銀行に口座を有することを義務付けない。この点は、サイバープラットシステムにおいて売買取引を実施する前述の方法と比較して、有利な点である。しかし、この方法は、前述の方法の他の不利益については、解消されないままである。つまり、小売店は、金額が振り込まれた後に、適切な時間に適切な質を保って顧客に商品を提供する(届ける)という義務に迫られることは全くない。そして、小売店が支払いを受け取った後にあらゆる活動を直ちに停止してしまうという危険から顧客を保護することができない。さらにまた、顧客が匿名で参加するために、売買取引に対する十分な信頼度を小売店にもたらすこともできない。
【0011】
〔発明の要約〕
本発明の技術的な問題点は、通信網を使用して支払いを清算することによって売買の取引を行うときに発生し得る上述の小売店側の不正な行為に対する、顧客の安心感を高めることにある。つまり、顧客が匿名で取引を行う場合に、上記のような取引に十分な信頼性を与えたり、また、上記の取引における参加者のうちのひとりの不正行為を考慮して、取引に信頼性を与えたりすることにある。
【0012】
“仕事”および“サービス”とは、経済上の意味では、ともに明確な商品を除く商品を意味するため、以下では、“商品/仕事/サービス”という語句は、個別の商品、仕事、サービスを意味するとともに、これらのあらゆる組合せのことをも意味する。
【0013】
課せられた技術的な問題点は、通信網を使用して支払いを清算することによって行われる商取引方法の第1の形態(変形)によって解決される。その方法とは、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとを含み、上記口座として示された通過銀行(トランジットバンク)における個別口座に必要な要素は、選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行うために、上記個別口座へ支払いを行い、上記の支払いに対して割り当てられた暗号を、さらに上記通過銀行へ報告すること、上記顧客へ商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、上記売り手によって上記通過銀行へ報告された暗号と、上記支払いに関して上記通過銀行が受け取った暗号とが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであるという方法である。
【0014】
本発明に係る方法の上記第1の形態の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0015】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されているという点である。
【0016】
上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0017】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されてもよいという点である。
【0018】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが顧客によって売り手に提供されるという条件の下に、顧客は上記商品/仕事/サービスを得ることができるという点である。
【0019】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0020】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0021】
また、売り手が上記注文書を受け取るステップの後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、上記通過銀行にも報告されてもよい。
【0022】
また、顧客へ報告される上記パラメータに、作成された当該注文の暗号を含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文の暗号が報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0023】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告することもできる。
【0024】
上記の場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されてもよい。
【0025】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されてもよい。
【0026】
また、上記の場合、上記通過銀行は顧客から注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手へ報告することもできる。
【0027】
また、この場合、顧客から受け取った暗号とともに上記注文の番号を上記通過銀行へ報告するステップと、その後に、当該注文の番号と上記通過銀行が顧客から受け取った注文の番号とが一致した場合に、売り手へ金銭を渡すステップとが実施されてもよい。
【0028】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得る時には、顧客の立合いの下で顧客から報告された暗号の真偽を確認するステップであり、上記暗号と通過銀行が顧客から受け取った暗号とを比較するという要求に基づいて、売り手が通過銀行に委託することによって実施されるステップと、その後に、上記通過銀行が売り手へ上記暗号が一致することを報告することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客へ提供するステップとが実施されるという点である。
【0029】
上記支払いの合計を少なくとも含む上記支払いのパラメータは、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されてもよい。
【0030】
また、上記支払いに加えて、顧客から通過銀行へ上記注文の番号が報告された場合に、上記通過銀行が受け取った当該注文の番号は、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されてもよい。
【0031】
本発明に係る方法の上記第1の形態のもう一つの特徴は、暗号の真偽の一次確認の可能性が顧客から売り手へ報告されるステップであり、上記の確認は通過銀行へ委託することなく、顧客の立合いの下で実施されるステップと、その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが実施されるという点である。
【0032】
そして、売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0033】
また、暗号の一部、特に、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後のデータを、売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から売り手へ報告される暗号において、上記暗号の一部の存在を確認するステップとが実施されてもよい。
【0034】
そして、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号に基づいて定義されたアルゴリズムに応じて通過銀行によって算出されたデータを報告するステップと、上記データに加えて、上記アルゴリズムも売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記データと、顧客から売り手に報告された暗号に対して上記アルゴリズムを適用することによって得られたデータとが一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0035】
そして、顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づく制御コードを作成するために、通過銀行および売り手に技術手段を提供するステップと、当該暗号、通過銀行が上記支払いを受け取った後の上記支払いに対応するパラメータ、および、顧客によって割り当てられた対応する暗号に基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告し、上記支払いに対応するパラメータを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0036】
また、顧客が上記注文書を作成する場合に、顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づいて、制御コードを作成するために、通過銀行と売り手に技術手段を提供するステップと、制御コードを算出するのに必要な上記支払いのパラメータを通過銀行に報告するステップと、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号と上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0037】
これらの場合において、暗号および顧客の支払いに関する定義されたパラメータあるいは注文に基づいて制御コードを作成する技術手段が、通過銀行や売り手に提供されたときに、上記技術手段の最新バージョンが、そのユーザーに提供される。
【0038】
課せられた問題点は、通信網を使用した商取引の清算方法の第2の形態によって解決される。その方法とは、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとからなり、上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、上記顧客と上記通過銀行には、当該支払いに対して割り当てられた暗号に基づいて制御コードを作成するための技術手段が提供されること、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、売り手から受け取った暗号に基づいて、上記技術手段を使用して通過銀行が作成した制御コードと、第1の制御コードとが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであることを特徴とするものである。
【0039】
本発明に係る方法の上記第2の形態(変形)の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0040】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、顧客による第1の制御コードを作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用するステップとが実施されるという点である。
【0041】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記第1の制御コードは、上記支払いに付随する支払い書類に表示されているという点である。
【0042】
上記第1の制御コードは、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0043】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されるという点である。
【0044】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されるという点である。
【0045】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0046】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0047】
また、売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されてもよい。
【0048】
また、顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文のコードを含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文コードが報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0049】
また、上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、顧客へ報告される上記注文のパラメータに、上記制御コードを算出するために必要なパラメータを含めるステップと、顧客による第1の制御コードを作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用するステップとが実施されてもよい。
【0050】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告してもよい。
【0051】
この場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていてもよい。
【0052】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0053】
また、この場合、通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告してもよい。
【0054】
また、この場合、顧客から受け取った上記暗号に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが実施されてもよい。
【0055】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、確認のために、顧客から受け取った暗号を、顧客の立合いの下で通過銀行へ送信するステップと、その後に、上記技術手段を使用して、対応するデータに基づいて通過銀行が作成した制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0056】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、上記技術手段を売り手にも提供するステップと、計算用の制御コードに必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して作成された制御コードを通過銀行へ報告するステップと、その後に、上記技術手段を使用して、売り手から受け取った制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0057】
これらの場合において、顧客の立合いの下で、顧客から受け取った暗号あるいは制御コードを確認のために通過銀行へ送るときに、上記確認の結果に加えて、上記支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータも売り手に報告されてもよい。
【0058】
これらの場合において、顧客の立合いの下で、顧客から受け取った暗号あるいは制御コードを確認のために通過銀行へ送るときに、上記支払いに加えて、上記注文の番号を売り手が通過銀行に報告する場合に、上記注文の番号を顧客が通過銀行に報告することを条件に、上記確認の結果に加えて、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号も売り手に報告されてもよい。
【0059】
本発明に係る方法の上記第2の形態のもう一つの特徴は、顧客から売り手に報告された暗号の真偽の一次確認の可能性を提供するステップと、通過銀行に委託することなく、顧客の立合いの下で上記の確認を実行するステップと、その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが実施されるという点である。
【0060】
そして、売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、顧客から売り手に報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されてもよい。
【0061】
またその他に、上記技術手段を売り手にも提供するステップと、制御コードを計算するために必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、通過銀行が上記支払い及び第1の制御コードを受け取った後に、上記第1の制御コードを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、上記第1の制御コードと一致することを確認するステップとが実施されてもよい。
【0062】
この場合、上記第1の制御コードの一部のみを売り手に報告するステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手によって作成された上記制御コードに、上記第1の制御コードの一部が存在することを確認するステップとが実施されてもよい。
【0063】
暗号、また場合によれば支払いに関する定義されたパラメータ、あるいは顧客の注文に基づいて制御コードを作成するために、顧客や通過銀行、そして場合によれば売り手に、上記技術手段の選択されたタイプが提供されたときに、これら技術手段の最新バージョンがそのユーザーに提供されてもよい。
【0064】
課せられた問題点は、通信網を使用した支払いの清算による商取引方法の第3の形態(変形)によっても解決される。その方法とは、通信網を使用した商取引の清算方法であって、通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップとからなり、上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段が顧客に供給されること、自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段が通過銀行に供給されること、上記注文に対する支払いは、上記個別口座によって実施されること、対応する技術手段を使用して取引ごとに作成される顧客の自筆署名の類似体を、顧客が売り手に提供することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供し、そして、料金を受け取るために、顧客から受け取った自筆署名の類似体を通過銀行に提供すること、対応する技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しく照合することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すことであることを特徴するものである。
【0065】
本発明に係る方法の上記第3の形態の一つの特徴は、上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであるという点である。
【0066】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されるという点である。
【0067】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されるという点である。
【0068】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが実施されるという点である。
【0069】
上記注文の費用は、上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が、上記注文の番号を表すようにして算出することもできる。
【0070】
また、売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されてもよい。
【0071】
また、顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文の暗号を含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文の暗号が報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよい。
【0072】
また、顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告してもよい。
【0073】
この場合、上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていてもよい。
【0074】
上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていてもよい。
【0075】
また、この場合において、通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告してもよい。
【0076】
また、この場合において、顧客から受け取った自筆署名の類似体に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが実施されてもよい。
【0077】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを確認するために、上記自筆署名の類似体を通過銀行へ送信するステップと、その後に、上記自筆署名の類似体が正しく照合することが、通過銀行によって売り手に報告されることを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されてもよいという点にある。
【0078】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記顧客に提供されてもよいという点にある。
【0079】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記通過銀行に提供されてもよいという点にある。
【0080】
本発明に係る方法の上記第3の形態のもう一つの特徴は、自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンを通過銀行に提供するステップと、これらの技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを照合するステップと、上記の照合が正しく終了したことを条件として、上記商品/仕事/サービスが顧客に提供されるステップとが実施されてもよいという点である。
【0081】
また、自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段の最新バージョンが、上記売り手に提供されてもよい。
【0082】
〔発明の詳細な説明〕
本発明に係る方法は商取引オペレーションにおいて以下の対象、つまり売り手と顧客と通過銀行(トランジットバンク)の参加が当然である。上記売り手と上記顧客はともに個々または組織である。与えられた方法はそれらを実施するための3つの形態(変形)を与える。上記形態の第1の形態は以下のように実施される。
【0083】
本方法に応じた商取引操作(オペレーション)に重要なことは、通過銀行と売り手が双方の間(特に、申し出を受けることによって)で契約を結ぶことであり、この通過銀行は顧客から入ってきたお金を計算したり、売り手から買った商品/仕事/サービスの代金に対して支払われるため個別口座を開く通過銀行と契約することに対応する。
【0084】
開示された上記方法によって商取引を実行するために、売り手はひとつまたはいくつかの通信網とつながったコンピュータデバイスを利用する。すべてのデバイスは、コントロールユニット、データ保存ユニット、通信網に対応したインターフェイスユニットを少なくとも有しており、対応するソフトウエア(そのようなタイプのデバイスはパーソナルコンピュータやコンピュータサーバーなどである)が提供されているデバイスは、上記コンピュータデバイスとして利用される。上記コンピュータデバイスは売り手自身が所有したり、ほかの人物によって(例えば、上記通信網のひとつのオペレータ会社によって)使用のために売り手に供給されたものである。それぞれ、売り手や顧客に接続することが出来るすべての公共の通信網(例えば電話交換ネットワーク、ケ−ブルテレビネットワーク、インターネットなど)は上記通信網として使用される。上記コンピュータデバイスにおいて、上記通信網のユーザーのために接続できるいくつかのデータ構造を売り手は置いており、該データ構造は売り手によって提供される商品/仕事/サービスのリストを含む。上記データ構造はまた、顧客により選択された商品/仕事/サービスの受け取りや支払いのための規則も含んでいる。上記規則はまた、売り手の事務所や販売地域に広告として売り手によって投函されたり、定期刊行物において出版されたり、顧客の理解のために口頭で伝えられたりもする。上記規則は、特に、上記個別口座に必要な要素を含み、顧客がそれぞれの支払いのため個別の暗号を割り当てて、選択した商品/仕事/サービスに対して支払いを行うことを優先することを前提としていることも含んでいる。これらの規則はまた、顧客によるそのような暗号を割り当てる様々な方法も考慮しており、顧客自身の選択による、また顧客へ申し出た技術手段などを用いて現れた必要性を考慮する自身の選択による割り当ても考慮している。
【0085】
開示された方法による購入の実行を強く望む顧客は、上記売り手のコンピュータデバイスに接続するために、売り手よって利用される通信網のどれにでも接続される構成の似通ったコンピュータデバイスを使用する。パーソナルコンピュータ、ゲームコンソール、パーソナルセルラーコミュニケータ、公共場所に位置した情報端末などは、コンピュータデバイスとして使用される。上記コンピュータデバイスの使用は、顧客が売り手のコンピュータデバイスから自身のコンピュータへの上記データ構造の送信ステップを開始する。その後、顧客は自身が使用しているコンピュータデバイスのスクリーン上に商品/仕事/サービスの上記リストを表示したり、このコンピュータと接続したプリンタでそれをプリントし、そしてそのリストから商品/仕事/サービスを選択する。そして顧客は、値段(もし値段が表示され、ほかに本方法の以下で説明する変形が使用されても、顧客によって注文を形成するステップを考える。)と、選択した望みどおりの商品のユニット数または選択した仕事(サービス)の量の基本に基づいて、この商品/仕事/サービスの費用を計算する。
【0086】
その後、顧客は商品/仕事/サービスの上記費用の料金の合計に対する上記個別口座への支払いを実施する。この支払いは様々な方法で顧客によって実施される。従って、例えば顧客はこの個別口座に対して支払いの合計に現金で入金することができ、またはいくつかの銀行などにおいて顧客の口座からこの個別口座への支払いの清算を行うこともできる。上記支払いに加えて、顧客は通過銀行にその支払いに対して顧客によってあらかじめサインされた暗号を伝える。このメッセージを送るために、顧客は顧客と通過銀行との双方にアクセスできる(例えば、国際宅配便(クーリエ)のポスト、電話交換ネットワーク、インターネットなど)どんな通信システムでも使用できる。加えて、顧客は上記支払いに付随する支払い書類における暗号を示すことが出来る。
【0087】
上記支払いの実施後、顧客は売り手に伝えた選択した商品の型とユニット数、選択した仕事(サービス)の量、支払いを行った商品/仕事/サービスの受け取り、そしてまた対応する暗号を売り手に言及する。顧客から上記暗号を受け取った後にのみ、売り手は顧客に上記商品/仕事/サービスを与える。売り手は上記個別口座について対応する金額の合計の入金を確認する必要はない。これに対する基本は、例えば顧客に対する売り手の信用において、または売り手によって所有される商品/仕事/サービスに対する支払いの各保証において存する。それどころか、売り手は、この支払いの合計が少なくとも含まれた上記支払いのパラメータを含んだメッセージを通過銀行から受け取った後にのみ、売り手が顧客に対して示した商品/仕事/サービスを与える。通過銀行は上記メッセージを売り手に自ら進んで、例えば上記支払い受け取った後にすぐ送ったり、売り手からの各要求に対して答えたりする。それにも係わらず売り手は、上記商品(仕事、支払い)を得るため、暗号のほかにも、上記支払いに付随する支払い書類のコピーを与えることを顧客に要求する。これは売り手に、顧客によって上記支払いに影響する正確性を確かめることを可能にし、また(顧客自身によって当てられた暗号のある支払い書類において上記規則に応じて顧客が示した場合)、顧客から受け取った暗号の確実性も加えて確かめることを可能にする。従って、売り手は暗号が売り手に送られることによって、売り手自身を顧客による偶発的または意図された不正から守る。さらには、もし上記暗号が支払い書類のコピー(写し)に示されていなかったら、売り手には上記商品/仕事/サービスを顧客が得ることを拒否する権利がある(顧客があらかじめ、例えば上記規則によって売り手のこれらの規則が知られていることを条件として)。
【0088】
売り手は顧客から受けた暗号を通過銀行に伝える。そして、この暗号は顧客から前もって受けていた暗号と比較され、その後、上記暗号が一致したとき、上記支払いの合計料金で売り手にお金が移る。このような移動はいくつかの銀行では上記個別口座から売り手の口座まで清算の振替によって、または最近の銀行行為において習慣的なほかの方法によって実施される。
【0089】
上記で示したように、顧客がこの商品/仕事/サービスを受けることを売り手に委託したときにのみ、上記商品/仕事/サービス購入したいという顧客の要望を承認する。もしその場合に、上記商品/仕事/サービスが顧客に提供されるまでに長期作業が必要なとき(例えば、カスタムメイドである)、顧客は対応する遅れとともに商品/仕事/サービスを受ける。この遅れを最小限にするために、顧客は売り手に自身の上記商品/仕事/サービスを買う欲求をあらかじめ知らせておく。この目的のために、上記商品/仕事/サービスを選択したのち、顧客は上記または類似したコンピュータデバイスを用いて、商品/仕事/サービスの名前を含む電子注文書を作成したり、上記規則(例えば売り手によって設定された商品/仕事/サービスの暗号)によって考えられるほかの証明書を用いる。顧客が購入を希望するこの商品のユニット数または仕事(サービス)の量、そしてまた以下のデータ(これらのデータの指示が上記規則によって熟考された場合):
―顧客情報(例えば、顧客が自然人である場合−氏名、ファースト・セカンドネーム、パスポート番号、住所。法人であったときには組織の名前、法定および/または実際の住所。)
―顧客にフィードバックするためのコンタクト情報(例えば、電話番号、電子メールアドレスなど)
―顧客が注文した商品を配達してもらいたいという場合の配達住所
―他の必要なデータ
顧客は、自身が使用しているコンピュータデバイスを使って形成した注文を売り手のコンピュータデバイスに送り、この注文とともに受けたデータを確認し、何も誤りがない場合にはこの注文の費用が計算され、またこの注文に対する番号が付けられる。さらに、売り手のコンピュータデバイスにはこの注文に対して、例えば、注文受理の日付、注文の前払いに対する最大許容期間、注文成立までの時間などほかのパラメータも当てている。その後、売り手のコンピュータデバイスから、この注文の費用および/またはその番号が少なくとも含まれる売り手によって定義されたこの注文のほかのパラメータと同時に受信した上記注文の確認を含むメッセージが、顧客のコンピュータデバイスに送られる。さらに、売り手のコンピュータデバイスは、受信注文のデータベース内にこの注文のパラメータを記録している。
【0090】
売り手が注文を確証したとき、それに応じて、売り手は注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供したり、顧客がこの商品/仕事/サービスに対して正確に支払いを行った後にのみ、売り手は、提供するための商品/仕事/サービスを準備しはじめたりする。その場合に、上記支払いの合計だけが含まれただけのメッセージが通過銀行から売り手によって受け取られるという事実では、この支払いに対応した注文を同定するには不十分となる。実際、上記合計と上記注文の費用とが一致することは、以下のような理由で、この注文に対して正確な支払いが行われたということを必ずしも意味しない。その理由とは、第一に、ある条件の下では、いくつかの異なる注文の合計額が一致する可能性があるということである。第二に、支払いの合計を顧客が間違えるという場合である。そして最後に、この支払いが誤って上記個別口座に置かれる場合(例えば、この支払いの送り主が、誤って支払いの受け取り主の口座としてこの個別口座の必要要素を示した場合)である。その場合に、売り手にとって各注文のいくつかの識別子、例えばこの注文の番号、を受けることが必要である。売り手は次の通りにこの注文の番号をうける。顧客は売り手から上記注文の番号をこの注文のパラメータも含んで受けたのち、上記支払いに加えて通過銀行に注文のこの番号を伝え、このメッセージを移すために、顧客は、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行に送るために、利用しやすい前述したものの中からあらゆる通信チャンネルを使用することができる。さらに、顧客は上記支払いに付随する支払い書類内にこの番号を表示することができる。その後、通過銀行は顧客から受けた注文の番号を自身の方法(例えば、注文の番号を受けたらすぐに)によって売り手に伝えるたり、または売り手から対応する要求に応答する形で伝える。加えて、顧客による上記商品/仕事/サービスの支払いの正確性を確認するために注文のこの番号を使用することができる。その確認については、以下に記載する。
【0091】
通過銀行での取り決めに応じて、次の注文を受けたあとの売り手はこの注文の費用を通過銀行に伝える。そして通過銀行は上記支払いを受け取った後に、売り手からすでに受けていた注文の費用の一つでこの支払いの合計の一致を確認する。もし適切な費用ではなかったときには、通過銀行は上記支払いを間違っているとして、送り主(上記支払いは清算を行うための振替によって行われているとされる)の必要に応じて返されるか、または、おそらく売り手との予備的な交渉の後にほかのアクションが取られる。もし売り手が通過銀行に受けた注文の番号を伝えたら、上記支払いに加えて、顧客から上記注文の番号を受けたのち通過銀行は注文の番号を確認し、その確認が支払いの合計の上記確認と同じになる。そのような確認は、売り手が受注した合計額と番号の両方を通過銀行に伝えた場合では最も効果的なものになる。
【0092】
以上で示したように、異なる注文の費用が一致したとき、通過銀行から金額を受けるために上記支払いを何とかして明らかにすることが売り手にとって重要なことである。この目的のために、売り手は顧客から受けた暗号とともに注文の番号を通過銀行に伝える。この場合では、注文のこの番号と通過銀行によって顧客から受けた注文の番号とが一致した場合を含め、通過銀行は売り手に上記金額の振替を行う。
【0093】
顧客から当てられた暗号が予知できないときには、基本的に、上記商品/仕事/サービスを受ける時に、顧客が売り手に意図的に、あるいは、誤って間違った暗号を伝えている。この場合においては、売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを提供した後に、そのような暗号を通過銀行に伝えたとしてもお金を受け取ることができない。売り手のそのような問題を避けるため、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供する前に、顧客の立合いの下で、顧客によって報告された暗号の真偽の確認を行う。この目的の為に、売り手は通過銀行に対して、この暗号と顧客から通過銀行に前もって受けられた暗号との比較を要求する。そして売り手は、通過銀行から上記暗号が同一であるとの報告を受けた場合にのみ、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供する。
【0094】
もし、顧客暗号の真偽の上記確認の時に、売り手が通過銀行から未だ上記支払いのパラメータを受け取っていない場合、通過銀行は彼らにこの確認の間に直接要求することができる。この場合において、通過銀行がこれらのパラメータを売り手に上記暗号比較の結果に加えて、少なくともこの支払いの合計が含まれた上記パラメータを伝える。同じく、売り手は、通過銀行が前もって受け取っていた注文の番号を通過銀行から受け取ることができる(この場合、この注文書はこの売買取引の間に形成されたものである)。
【0095】
場合よって、顧客暗号の真偽の上記確認が不可能なら(例えば、技術的に困難であったり、この目的に通過銀行との接続設定が適していないために)、売り手は様々な方法で一次確認を上記暗号の真偽のために用いる。そして、顧客のいる前で売り手によって上記真偽を決定付けることは、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するための強制的な条件になる。上記一次確認のための有効な方法の一つは、上記規則は顧客によって当てられる暗号を構成する必要を含むこの方法に従う方法である(例えば、暗号は8つのアラビア数字をもち、始めの6つは任意で、最後の2つは先の6つの数字の合計を表すなど)。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したときには、売り手は上記要求とともに顧客によって伝えられた暗号の応諾を確認する。
【0096】
真偽に対して顧客によって割り当てられた暗号の一次確認の可能性は、他の方法によっても与えられる。例えば、受信した後の通過銀行は上記支払いに加えて顧客によって当てられた暗号はこの暗号の一部(例えば、この暗号の左側から数えてすべての奇数)を売り手に伝える。この場合、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手は顧客によって売り手に伝えらえた暗号内の暗号のこの部分の存在を確認する。
【0097】
信頼性のために顧客の暗号の一次確認の他の方法に従って、通過銀行は売り手に、顧客から受けた暗号の基本に基づいていくつか規定したアルゴリズムに応じ、いくつかの通過銀行によって計算したデータが伝えられる。これらのデータとともに、通過銀行はまた上記アルゴリズムも売り手に伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手は上記データと、割り当てられたアルゴリズムによって上記顧客が売り手に伝えた暗号に伝えられたデータとの一致を確認する。顧客によって当てられた暗号を、詐欺目的で売り手が修復すし、それによって顧客からこの暗号を要求し、顧客に上記商品/仕事/サービスを提供する必要性を避けることできなくするために、通過銀行は、上記データを計算するためのアルゴリズムのようなものを使用する。これによって、暗号の初期の数値をはっきりと取り戻すことはできない。そのようなアルゴリズムの例として、与えられた多項式に付いたモジーロ2区分した初期数によってサイクリック冗長符号を計算するためのアルゴリズムが知られている。
【0098】
真偽のために顧客の暗号の一次確認に対する記述した方法を通して、技術的な点で最も複雑なものの一つに、顧客の支払いに対応した定義されたパラメータと、暗号の基本に基づいて制御コードを生み出すために通過銀行と売り手に技術手段を与える方法である。これらのパラメータは例えばこの支払いの合計と、この支払いに付随する支払い書類のデータと番号と、上記個別口座の番号などを含んでいる。スタンダードコンピュータ上で働く特定のソフトウエア、または特定のコンピュータ(計算機を含め)が上記技術手段として使用できる。この場合、上記技術手段は独立した製造業者によって、通過銀行自身、それどころか売り手自身がそのような製造業者になり、製造される。上記支払いと顧客によって当てられた対応暗号を受け取った後の通過銀行は、その暗号の基本に基づいた上記技術手段と、上記支払いの一致したパラメータとを使用し第1の制御コードを生み出し、そしてその後この第1の制御コードを売り手に伝える。通過銀行はまた上記支払いの上記一致したパラメータも売り手に伝える。通過銀行の他にも、これらのパラメータはこのメッセージを伝達するため適切な通信チャンネルを使用たり、売り手から上記商品/仕事/サービスを得ているときに上記支払いに影響した後すぐにこれを表すことができる顧客によって売り手に伝えられる。2番目の場合では、顧客が上記パラメータを売り手に、特に上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手に与えることによって伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したとき売り手は、暗号の基本に基づいた技術手段と、顧客から受け取られる上記支払いの上記一致したパラメータとを用いて売り手により作られた制御コードの一致を通過銀行から受け取られた第1の制御コードとともにチェックする。
【0099】
真偽のため顧客の暗号の一次確認に対する後半で明らかにされた方法の変形は、技術手段が通過銀行と売り手に暗号に基づき制御コードを作るために与えられ、顧客の支払いのパラメータを定義する方法である。これらのパラメータは例えばこの注文のコスト、この注文の日付と番号、注文された商品のユニット数または仕事(サービス)の量などを含んでいる。与えられた方法において、以前のものにも係わらず、顧客または売り手が通過銀行に制御コードの計算に必要な上記注文のパラメータを伝える。顧客によって当てられた暗号を受けた後、通過銀行はあの暗号に基づいて上記技術手段と上記注文の上記一致したパラメータを用いて第1の制御コードを作り、その後この第1の制御コードを売り手に伝える。上記商品/仕事/サービスを顧客に提供したとき売り手は、暗号に基づいた技術手段と、顧客から受け取られる上記注文の上記一致したパラメータとを用いて売り手により作成された制御コードの一致を通過銀行から受け取られた第1の制御コードとともにチェックする。
【0100】
上記技術手段の操作上のアルゴリズム(オペレーションアルゴリズム)は公開されていない。だからもしこれら技術手段のいくつかのバージョンが長期の間にそれらのユーザーによって使用されれば、その後、特に上記アルゴリズムは詐欺の目的で明らかにされ、使用される。この事実のために、いくらか定期的に、または使用しているそれら技術手段の統計に基づいて、これらのユーザーのためにそれら技術手段のバージョンを更新することは価値あることである。
【0101】
上述したように、上記商品/仕事/サービスに対して顧客が支払いを行う方法の一つは、いくつかの銀行にある顧客の口座から上記個別の口座へ支払いを清算することである。そのような支払いを始めるために、顧客は自身が口座を有する銀行に、交渉された通信チャンネルを経て電子メッセージの形でこの書類が送られる場合を除いて、一般に書類を送付する。この場合、運搬方法に係わらず、この書類はこの銀行によって、またはこの銀行がメンバーとして含まれるそれらバンキングシステムの管理体制によって、定義される形に応じて描かれる。その理由によって、顧客の銀行に受け取られた支払い書類は自動的なモードにおいてこの銀行によって処理され、よって銀行員によってこの書類の手動処理に関係したエラーを避けることができる。概して、スキャナーが繋がったコンピュータと、またスキャニングと一致した光学文字認識プログラムは上記自動的処理に用いられる。支払い書類の処理は以下のように実施される。書類はスキャンされ、デジタル形式のそのイメージは光学文字認識プログラムに供給される。このプログラムは、それらのユニットにおいて表されたテキスト性質を認識し、上記支払い書類からすべての重要な情報を含む修正されたフォーマットの本文ファイルをつくる対応した目的(支払い書類の日付と番号、送信者と受信者の口座の必要要素、支払いの合計など)のテキストユニットにおいて、書類の位置についての前もって決められた情報をもっている。しばしば、質の乏しい書類(例えば、目立つ特徴がない)は、そのような処理にかけられ、そして事実、その時点で使用されていた性質認識アルゴリズムのいくつかの不完全なものと統合され、受信した本文ファイル内の情報の歪曲へと導く。典型的な支払い書類の異なる要素は、様々な程度でそのような歪曲から守られる。例えば、口座の番号や送信者と受信者の銀行の一致した暗号は厳密に構成を定義され、さらに制御番号は口座の番号の中に構成されており、支払いの合計の数的表示はその本文的な同等物などで複製されている。そのような歪曲に最も耐えられる領域は、いつも定義した長さをもつテキストの、構造をもたないラインを表示している支払い書類のコメント欄である。重要な情報、すなわち顧客によって当てられた暗号および/または注文の番号は同時にこのコメント欄に導かれる。可能性のある歪曲から上記パラメータの保護能力は上記コメント領域内のこれらパラメータの多様な指示によって増進される。例えば、もし注文や暗号の番号が3回示されたとしたら、注文(暗号)のこの番号のコピーの一つが上記支払い書類の自動的な処理の間に何らかの性質の歪曲が起こった場合において、この性質が注文(暗号)のこの番号のほかの2つコピーにおいて、同じところに位置した歪曲していない印を用いて復活される。
【0102】
現在の銀行は特定のフォーマット(電子支払い書類、EPDと呼ぶ)の電子メッセージを対応する通信網を経て送ることによって、清算する振替に影響する。一致する基本支払い書類から全ての重要な情報を構成する最も広く使われるEPDsは完全フォーマットEPDs(full−format EPDs)と呼ばれる。しかし特定の場合において(例えば、支払いの合計が価値よりも少なく対応した銀行規則によって設定されるとき)短縮フォーマットEPDs(shortened−format EPDs)が用いられ、これらEPDsは数字で表わした方法で表された第1の支払い書類から重要情報の部分だけから成る(例えば、この支払い書類の日付と番号、口座と、送信者と受信者の銀行の暗号の番号、支払いの合計)。それぞれ、第1の支払い書類のコメント欄の内容には、短縮フォーマットEPDsは含まれない。したがって顧客にこのコメント領域を上記顧客暗号と通過銀行に注文の番号を伝えるために使用することを禁止する。この目的のため、売り手は、注文のこの費用の数字を表す所定の数式のセットは上記注文の番号を表示するというような方法で注文の上記費用を計算する。例えば、売り手に注文の番号をこの注文の費用の4つ低い注文の番号に設定させる。そして上記注文に対して割り当てられた数字に対して続くアルゴリズムは可能になる。この注文の処理の間に、注文された商品/仕事/サービスの価格の基本と、注文で示されたこの商品のユニット数または仕事(サービス)の量に基づいて、一般に、まず計算されるその費用が含まれたこの注文のパラメータをコンピュータデバイスは定義する。その後上記注文の費用の示した数字と一致した数であるそのような注文(売り手によって未だに処理されている注文の中)に対して受け取った注文の上記データベース内をこのコンピュータデバイスは検索する。この場合、上記データベース内でそのような注文が検出されたときには、その後売り手のコンピュータデバイスは上記数字をそれらが特殊(ユニーク)になるまで変化する。売り手のコンピュータデバイスがそのような結果を達成することにおいて、上で述べたように、上記注文のパラメータを売り手による上記注文を受けることの確認を含んだメッセージとともに顧客のコンピュータデバイスに伝達し、また上記データベースにこれらのパラメータを記録する。ちょうどこの注文を処理した後(つまり注文した商品/仕事/サービスが既に顧客に提供され、この注文に対する支払いとして売り手によってお金が受け取られる)、処理済とデータベース内に記されるため、この注文の番号は売り手によって再利用される。
【0103】
この注文の費用の数字で表された表示に注文の番号を含むことに対する記述した方法はまた、銀行による支払い書類の自動的処理に対しても有用である。対応する支払い書類の全体の一構成として注文の番号を示すことを可能にする方法という事実のために、この書類の中でその示している重要な余剰のための合計がそのような処理の間、この書類のほかの要素よりも歪曲の可能性のある問題にはならない。
【0104】
本発明に従った方法は、顧客が匿名であっても、売り手に十分な信頼性をもって商業的な取引を実施することができる。これらの取り扱いの特徴は、顧客が注文はするけれども売り手に対して顧客自身のどんなデータも伝えないというものからなるので、さらにまた顧客に注文された商品/仕事/サービスを提供するときに売り手は商品/仕事/サービスがすなわち与えられた注文をしたそれらの人物に提供されるという確信はできない。上記違いは以下のように避けられる。顧客の上記注文処理の間に売り手のコンピュータデバイスはこの注文のコードであるこの注文に当てられ、それは顧客のコンピュータデバイスに送られるこの注文のパラメータに含まれる。その後、売り手は注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供し、また同時に顧客によって売り手に注文のこのコードを伝える条件を与える。
【0105】
本発明に従った方法の3つの形態の第2の形態は以下に実施された。売買取引を行うために通過銀行と売り手によって実施される準備は、第1の形態を開示するために述べられたそれぞれの準備と似ている。これに付け加えて、技術手段は暗号に基づいて制御コードを作るために顧客と通過銀行に与えられる。スタンダードコンピュータ上で働くことを意図した特別なソフトウエア、または特別なコンピュータ(計算機を含め)が上記技術手段として用いられる。この場合、上記技術手段は顧客と通過銀行から独立した製造業者によって生産され、与えられてもよいし、通過銀行自身がそのような製造業者になってもよい。スタンダードコンピュータのためのプログラムの型にデザインする技術手段の形態を使用することは顧客にとって最も価値あることである。なぜなら顧客が、製造業者または仲介業者(通過銀行または売り手を含む)から直接対応したコミュニケーションネットワークを経てこのプログラムをファイルとして受け取るからである。
【0106】
明らかにされた方法の第1の形態と類似して、顧客は興味ある商品/仕事/サービスを商品/仕事/サービスの前述のリストから選択し、商品/仕事/サービスの費用を計算し、この商品/仕事/サービスの費用の料金の合計に対する支払いを、前述した個別口座へ行う。そして、ある時点において顧客は、明らかにされた方法の第1の形態において触れられた対応するコミュニケーションシステムのいずれにもこのメッセージを送るために使用されている間、上記支払いに加えて通過銀行に第1の制御コードを伝えたのち、上記技術手段を使用して計算された第1の制御コードに基づく暗号を割り当てる。その他にも、顧客は上記支払いに付随する支払い書類内にこの第1の制御コードを示す。
【0107】
上記支払いに影響したのち、顧客は支払った商品/仕事/サービスを受けるために売り手に委託する。売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを提供し、顧客と売り手によって影響された操作の順序に基づく条件(環境)は対応する条件と明らかにされた方法の第1の形態のために述べられた操作の順序に類似している(上記支払い、少なくとも支払いの合計を含んだ、のパラメータを通過銀行によって売り手に伝えることも可能である)。商品/仕事/サービスを受け取るための時の場合に、売り手の要求によって顧客は、特にデータ、つまり上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手に与え、その後、売り手は顧客が行った上記支払いの正確性のみを確かめられる。しかし、顧客から上記暗号を受け取ることはできない。なぜなら、本発明に係る方法のこの形態では、顧客が対応する支払い書類に顧客によって割り当てられたられた暗号を記載する規定にはなっていないからである。
【0108】
売り手は顧客から受けた暗号を通過銀行に伝える。後半で制御コードは上記技術手段を用いた暗号の基本に基づいて作り、この制御コードを第1の制御コードと比較する。この後、一致した上記制御コードの場合に通過銀行は上記支払いの合計のレートでお金を売り手に送る。この振替は、いくつかのバンク内または最近の銀行行為では習慣的な方法によって、上記個別口座から売り手の口座へ清算するための振替をすることによって行われる。
【0109】
だから、方法の第1の形態において明らかにされるように、顧客は上記商品/仕事/サービスを購入するために注文書を作成する。この注文書(この注文の費用と番号を含めた)の内容と、この注文書の作成時に顧客と売り手により行われる一連の操作は、方法の第1の形態について述べた注文書の内容、および、一連の操作と類似している
方法の第1の形態において明らかにされたように、この注文のパラメータを通して売り手から上記注文の番号を受けたあとに、顧客は上記支払いに加えて通過銀行にこの番号を伝える。ほかにも顧客の上記支払いに付随する支払い書類において注文のこの番号を同様に示す。そして通過銀行は、顧客から受けた注文の番号を同様に売り手に自身の選択によって(例えば、注文のこの番号を受けたあとすぐに)または売り手からの対応した要求に答えることにより伝える。さらには、通過銀行は顧客による上記商品/仕事/サービスの支払いの正確性を確認するために注文のこの番号を利用する。チェックは以下に示す。
【0110】
通過銀行とのアレンジメントに従って売り手は、次の注文を受けた後、この注文の費用および/または番号を通過銀行に伝える。この場合、通過銀行は、方法の第1の形態において明らかにされたように、この支払いに加え、顧客から受けたこの注文のこの支払いおよび/または番号の比較する総額と、売り手から受けたこの注文の費用と番号とを比較する方法により、顧客によって影響する上記支払いの正確性を確かめ、そのあとに上記比較の結果に依存している。明らかにされた方法の第1の形態について述べたものと同様に、いくつかのアクションに影響する。
【0111】
通過銀行から金額を受け取るために上記支払いをあいまいにせず明らかにするために、売り手は、方法の第1の形態において明らかにされたように、顧客から受けた暗号とともに注文の上記数字を売り手に伝える。また、この場合、上記の注文の番号と、顧客から通過銀行が受け取った番号とが一致した場合を含めて、通過銀行は同様にして売り手へ金額の振替を行う。
【0112】
事実のために、上記技術手段は制御コードを作成するための暗号にのみ使用される。顧客によってすでに利用された暗号を、顧客が次の支払いに割り当てている時には、制御コードに類似した暗号に基づいて顧客によって作られた制御コードがまた繰り返されてもよい。もし、上記技術手段の特徴について説明された売り手がすでに発生した制御コードを通過銀行から以下に記す操作に影響するため受け取る、そうしたら彼または彼女は顧客の上記暗号を決定し、結果として、この暗号の知識を詐欺目的に使用する(すなわち、通過銀行にこの暗号を示し、上記商品/仕事/サービスを提供することなく上記お金を受け取る。)このことを考慮すると、使用することができる上記技術手段を生み出すことは価値あることで、暗号のほかに、制御コードを作る顧客の支払いの前もって決定していたパラメータもまた価値あることである。この場合、支払いから支払いまえ繰り返さないユニークコンビネーションを形成する支払いのそれらのパラメータはこのあらかじめ決められたパラメータに含むのは好ましいことである。たとえば上記支払いに付随する支払い書類の日付と番号。これのほかに、支払いの合計、上記個別口座の番号などそれらのあらかじめ決定したパラメータに含まれた。結果として、支払いから支払いまで上記方法において修飾された技術手段を使って計算した制御コードはもし顧客が同じ暗号を次の支払いに使ったとしても繰り返さない。それぞれ、暗号のほかに現在顧客が使用するのは第1の制御コードを作るため上記支払いの対応するパラメータもまた、そして通過銀行は第1の制御コードと比較された制御コードを作るために同じパラメータを使用する。
【0113】
この場合、明らかにされた方法の第2の形態の範囲内の時は、売買取引は支払いの形成と伴わされて、そして前述の理由のため上記の技術手段のそのようなバージョンを顧客の注文のあらかじめ決定したパラメータもまた暗号以外に制御コードを作るために使用されているなかに生み出すことが可能である。何よりも先に、支払いの日付と番号はそれらのパラメータに含まれるべきで、また注文の費用、注文された商品または仕事(サービス)の量のユニット数もそれらのパラメータに含まれる。この場合、上記注文に対応するパラメータは、第1の制御コードを作る顧客によって、そして第1の制御コードと通過銀行により比較される制御コードを作るため通過銀行によって使用される。この場合において、この注文を売り手によって受けた後の売り手からも、顧客によって売り手から彼または彼女の注文のパラメータを受けたあとの顧客からも、通過銀行はこの注文に上記対応したパラメータを受ける。
【0114】
本発明にかかる方法の形態において、第1の形態として、売り手が顧客へ上記の商品/仕事/サービスを提供しているとき、売り手は、顧客の立合いの下で、確認のため顧客から通過銀行へ受け取った暗号を記録するということもできる。売り手から受け取った暗号を含む対応データを基にして、通過銀行は上記技術手段を用いて制御コードを作成し、該制御コードを第1の制御コードと比較する。さらに、通過銀行はこの比較結果を売り手へ伝える。売り手は、通過銀行からの上記暗号と同一であるとの報告を受け取った後にのみ、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える。
【0115】
上記の技術手段が顧客及び通過銀行だけでなく売り手にも備えられている場合において、売り手は、通過銀行の直接参加により顧客から受け取った暗号をチェックするためのさらにもう一つの方法をもつ。上記技術手段が、顧客の支払いにおいて与えられたパラメータを用いるための制御コードを作ることを目的としているとき、上述の確認を達成するために、顧客または通過銀行は、予備的な上記支払いのパラメータを売り手に伝える。このパラメータは制御コードを計算するために必要である。顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして、売り手は上記技術手段を用いて制御コードをつくり、この制御コードを確認するため通過銀行へ送信する。通過銀行は、売り手から受け取った制御コードを第1の制御コードと比較し、この比較結果を売り手へ伝える。売り手は、通過銀行からの上記暗号と同一であるとの報告を受け取った後にのみ、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える。
【0116】
また、本発明にかかる方法の第1の形態では、通過銀行は、必要に応じて、上記確認の結果に加えて上記支払いのパラメータを売り手へ伝えることもできる。前記パラメータは少なくともその支払い合計、必要に応じて、通過銀行により顧客から前もって受け取った注文の番号を含む。
【0117】
また、上記真偽の確認を達成することが不利であるまたは技術的に困難である場合には、方法の第1の形態に開示されているように、売り手は、暗号の真偽を確認するために様々な方法を用いることもできる。さらに、売り手による真偽の決定は、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスをさらに与えるための強制的条件である。例えば、本発明にかかる方法の第1の形態で示された上記の一次確認の方法が可能である。前記方法において、売り手は顧客により割り当てられた暗号を形成するためのいくつかの要件を上記ルールの中に含めている。これに対し、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える一方、売り手は、上記の要件と共に顧客により伝えられている暗号の整合性を確認している。
【0118】
顧客の暗号の真偽を一次確認するためのさらにもう一つの方法が可能である。上記方法において、上記技術手段は顧客及び通過銀行だけでなく売り手にも備えられている。上記技術手段が、顧客の支払いにおいて与えられたパラメータを用いるための制御コードを作ることを目的としているとき、上述の確認を達成するために、顧客または通過銀行は、予備的な上記支払いのパラメータを売り手に伝える。このパラメータは制御コードを計算するために必要である。上記支払い及び第1の制御コードを受け取った後に、通過銀行は売り手へ上記の制御コードを伝える。顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与えているとき、売り手は顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして、対応する技術手段を用いて制御コードをつくり、さらに、上記の制御コードと通過銀行から前もって受け取った第1の制御コードとの一致を確認する。
【0119】
上述したように、本発明に関して開示されている方法の形態において、通過銀行は、上記方法の第1の形態と同様の暗号ではなく、上記暗号を基にしてつくられている第1の制御コードを受信している。さらに、もし売り手が通過銀行に対し暗号を送ることにより上記技術手段を用いて制御コードを作ることができるならば、上記制御コードは上記第1の制御コードと同一である。さらに通過銀行は暗号が信憑性のあるもとして売り手から受け取ったと信じる。原則として、売り手自身により暗号を適合する可能性は考慮されない。売り手は、通過銀行へ暗号を送り、上記の商品/仕事/サービスを与えることなく上記金額を受け取ることもできる。上述した一次確認の手順の枠組みの中で上記の状況を排除するために、通過銀行は、売り手に完全な制御コードではなくその一部分(例えば、左辺から数えられる暗号の奇数の数字)を報告することができる。また、顧客に対し上記の商品/仕事/サービスを与える場合には、売り手は、顧客から受け取った暗号を含む対応データを基にして上記技術手段を用いて売り手によりつくられている上記制御コードにおける上記した第1の制御コードの一部分の存在をチェックする。
【0120】
従って、開示されている方法の第1の形態と同様に、上記の形態において、上記技術手段の操作上のアルゴリズム(オペレーションアルゴリズム)が公開されていないと仮定する。それゆえ同じ理由により、その技術手段の最新バージョンを提供することは、例えばこれらの技術手段の利用統計を基にして、いくつかの定期性をもつ使用者にとって価値のあることである。
【0121】
顧客が、上記支払い書類作成中に、該支払い書類中に第1の制御コード及び/または後述する注文の番号を示し、そして通過銀行がこのような支払い書類を自動モードで処理している場合、エラーは開示されている方法の第1の形態の説明に示されているような処理で見込まれるようになる。このような支払い書類中に多数回の注文の制御コード及び/または注文の番号を示すことは同様に価値のあることである。
【0122】
また、上記の支払いに付随する支払い書類に注文の番号を示すことにより、上記の方法に従って築かれた効果的な売買取引での注文が、顧客により通過銀行へ上記の注文の番号を送ると仮定し、顧客の銀行が、開示されている方法の第1の形態に示された理由により、支払いを済ますため短縮フォーマットのEDSを用いている場合には、売り手は、開示されている方法の第1の形態に示されているアルゴリズムにより上記注文の費用を計算することができる。これによって、注文の費用の数式における一組の数字は、上記注文の番号、つまり売り手により前もって決定されている所定の数字を表わす。
【0123】
また、本発明にかかる方法の第1の形態によれば、匿名の顧客との商取引が成立するリスクを軽減するために、売り手は、上記注文に対するコードを割り当て、この注文のコードを顧客へ報告されているパラメータの中に含ませることができる。さらに、売り手は、上記した注文のコードを顧客により売り手へ報告する場合も含め、注文された商品/仕事/サービスを顧客に提供している。
【0124】
また、上述した本発明にかかる方法の第1及び第2の形態によれば、顧客に与えられた商品/仕事/サービスに対する金額を受け取るために、売り手は通過銀行に照合のため暗号を送っており、この暗号は、売り手による顧客からの上記商品/仕事/サービスとの交換の前に受け取られている。本発明にかかる方法の第3の形態は、顧客に対し上記商品/仕事/サービスを与えているときに売り手が、顧客からある形式の情報を受け取る場合を仮定しており、売り手は、上記金額を受け取るために、その情報を通過銀行へ送る。つまり、対応する技術手段を用いている通過銀行は、上記情報がすなわち顧客により作られたのかどうか(例えば、上記情報が顧客の自筆署名(AAS)のアナログ(類似体とも称する)かどうか)を十分な真偽で決定することができる。以下、本発明において上記の技術手段は、AASを照合するための技術手段として参照されるであろう。また、顧客の自筆署名のアナログを作成するために顧客により用いられる技術手段は、AASを作成する手段として参照されるであろう。
【0125】
自筆署名(AAS)のアナログという概念は公知であり、特に一連の立法上の法令により制定されている(例えば、ロシア連邦の民法、パート1、セクション160参照)。AASは、自筆署名と並行して近代のビジネス手法に用いられている。様々なタイプのAASが知られている。AASは、自筆署名の様々な方法による複写によりつくられる。前記方法として、機械的方法(例えば、ゴムのスタンプに切り取られた自筆署名のコピーのプリントを紙の上で適合することによる方法)、または、電気的方法(例えば、複写機またはコピー機を用いて本来の署名のイメージを適合することによる方法)が挙げられ、AASは個別のグループに分類することができる。上記のグループのAASの照合は、ある特定のAASのイメージとそれに対応する本来の署名のサンプルとの単純な視覚的な比較であるため効率的である。上記の照合に効果的な人は、自身の思いどおりに上記した本来の署名のサンプルを持つことができるので、このグループのAASは、ほとんどの場合、特定の取引または合意の関係者間で文書の正式な交換がなされる場合に用いられる。上記した取引または合意における第1の文書が、上記関係者の自筆により署名されている場合には、次からの文書は全て上記関係者によりAASにより立証されることができる。上記したグループのAASはそれぞれ、関係者間の直接的な交渉がなく効率的である一時的な取引(すなわち、電子商取引での取引は上記した取引に分類されうる)をもたらすことに関しては有用性が乏しい。
【0126】
一時的な取引を効率的にするために、もう一つのタイプのAASはより有用性がある。上記AASは限定サイズのデジタル配列を表わし、この配列は、上記したAASを作成する技術手段の一部分である確定された計算アルゴリズム(作成アルゴリズム)によりつくられる(上記したタイプのAASは電子デジタル署名、EDSとして参照されるであろう)。上記したアルゴリズムの入力パラメータは以下の通りである。電子フォームで署名され存在している文書及び顧客により署名されたいくつかの番号(いわゆる、閉鎖キー(クローズキー))が上記入力パラメータとして用いられる。原則として、EDSを作る目的で、署名された文書は、上記したアルゴリズムにより決定された値より小さいサイズであるが、限定された数列により合計すると上記の値になる。これにより、必要ならば、空の文書にさえも署名することができるようになる。
【0127】
EDSをつくりさらに照合するために、主な2つのスキーム:対称及び非対称が存在する。対称スキームにおいて、EDSは上記の作成されたアルゴリズムにより第1の文書及び閉鎖キーを基にしてつくられる。原則として、閉鎖キーがこのEDSの作者により考案されている場合には、それゆえに暗号はこのようなアルゴリズムにより定義されたサイズを有している。このEDSの照合は、上記作成アルゴリズムに対応し、同一の第1の文書及び閉鎖キーを用いる他の計算アルゴリズム(照合アルゴリズム)により効率的になる。実際には、上記アルゴリズムはむしろ複雑で、計算手段を基にして実現される。ここで、対称スキームにおいて、AASを作成するための技術手段は次のものを備えている。この技術手段は計算手段を基にして実行されている上記EDS作成アルゴリズム及び対応する閉鎖キーを備えている。AASを照合する技術手段は次のものを備えている。この技術手段は計算手段を基にして実行されている上記EDS照合アルゴリズム及び同一の閉鎖キーを備えている。
【0128】
これから記述する非対称スキームは対称スキームよりいくらか複雑である。第1に、公開及び閉鎖の一対のキーが、対応する計算アルゴリズム(発生アルゴリズム)により発生される。これらのキーはある方法で相互に関連性がある。従って、この発生は、上記発生アルゴリズムの演算(オペレーション)の単一サイクルに効果的である。対称スキームと同様に、この閉鎖キー及び第1文書は、対応する作成アルゴリズムを用いてEDSを作成することに用いられる。さらに、EDSの照合は、対応する照合アルゴリズムがその目的のために同一の第1文書及び上記公開キー(オープンキー)を用いることに効果的である。ここで、非対称スキームにおいて、AASを作成するための技術手段は次のものを備えている。この技術手段は、計算手段を基にして実行されている上記の公開及び閉鎖キーの発生アルゴリズム及びEDS作成アルゴリズム、及び上記閉鎖キーを備えている。AASを照合する技術手段は次のものを備えている。この技術手段は、計算手段を基にして実行されている上記EDS照合アルゴリズム及び上記公開キーを備えている。
【0129】
自筆署名のアナログの概念である前述の法的な署名によって、いくつかのAAS作成及び照合アルゴリズムは、いくつかの国の国家規格(例えば、
【0130】
【外2】
【0131】
(ロシア連邦規格)P 34.10−94)により確立され、これにより、上記アルゴリズムは公開されたアルゴリズムである。それと同時に、上記の目的のための近代的なアルゴリズムにおいて、数学的方法は、不正な閉鎖キーにより回復する不可能性を保証するのに用いられ、上記不正な閉鎖キーが上記AAS及び対応する初期文書を有しているときでさえも、この不正な閉鎖キーは、この閉鎖キーにおける全ての可能値を通した線形探索以外のあらゆる方法でAASを作成するために用いられている。そして、上記の線形探索のための想定される時間コストがある期間(この期間の満了の後、上記キーを示すことが不適切になる)を超えるようにするため、上記閉鎖キーの長さはむしろ長いものが選択され、近代コンピュータの効率が増加すると共にさらに増加しうる。上述したことを考慮に入れたとき、あらゆる人物のAASを回避する唯一の方法は、AASを作成するためにその人物により用いられる閉鎖キーを妥協(例えば、外部にそれを示すこと)から保護することである。明らかに、対称及び非対称スキームにおいて、妥協から閉鎖キーを保護する能力の度合いは異なる。実際に、上述したように、対称スキームにおいて閉鎖キーはAASを作成及び照合するのに用いられる。よって、閉鎖キーを用いてAASを作成する人物は、そのさらなる照合のために、上記閉鎖キーをさらに上記AASの受信器へ転送しなければならない。可能な閉鎖キーの妥協の観点から、上述の転送のためのチャンネルが一番の弱点である。同時に、非対称スキームにおいて、AASは閉鎖キー(この閉鎖キーはどこにも送られない)を用いて作成され、このAASの照合は、いかなる危険もなく意見広告チャンネルを介して転送しうる対応する公開キーを用いることにより効果的になる。なぜなら、これにより、AASを作成しないがAASを照合することのみが可能になる。非対称スキームを用いた本発明に従って売買取引を効率化する場合、顧客は一回だけ一対の「公開キー−閉鎖キー」を発生させることができ、この公開キーを通過銀行へ一回だけ伝えることができる。この後、顧客は新しい取引ごとに個別のAASを作成する必要がある。
【0132】
本発明にかかる方法の3つの前述した形態のうち最後の形態は、次のように実施されている。売買取引を済ますために通過銀行及び売り手によりなされる準備は、開示されている方法の第1形態で記載された準備と類似している。上記に加え、技術手段は、AASを作成する顧客に備えられており、これらの技術手段に対応してAASを照合するための技術手段は、通過銀行に備えられている。上述したように、前者及び後者の技術手段の両方のタイプは、開示されている方法の所定の形態で用いられるAASのタイプに依存する。特に、顧客及び通過銀行は電子デジタル署名を用いており、EDS作成及び照合アルゴリズム(及び、非対称スキームの場合には、閉鎖及び公開キー発生アルゴリズム)が、標準的なコンピュータによりプログラムランのフォームで実行されていれば、上記プログラムは、独立した製造業者により顧客及び通過銀行に生産および提供されうる、または、通過銀行自身が上記の製造業者になりうる。上記顧客は、製造業者または仲介業者(通過銀行または売り手も含む)から対応する通信網を介してファイルとして必要なプログラムを受け取ることができる。
【0133】
AASを作成するために上記技術手段を受け取った後、顧客は、開示されている方法の第3の形態で用いられるAASのタイプに依存して、いくつかの付加情報を通過銀行へ送る必要がありうる。特に、対称スキームの枠組みの中でEDSを用いているとき、顧客は、自分の閉鎖キーを通過銀行へ送る。非対称スキームの制限の中では、顧客ははじめにAASを作成するための技術手段を用いて公開及び閉鎖キーの両方を作成し、公開キーを通過銀行へ送る。上述したように、顧客は一回だけの閉鎖(または公開)キーの転送に効果を与えることができる、または、顧客は新しい売買取引ごとに通過銀行へ公開キーを転送することができる。
【0134】
さらに、前述の上記商品/仕事/サービスのリストから開示されている方法の以前の形態と同様に、顧客は興味のある商品/仕事/サービスを選択し、この上記商品/仕事/サービスのコストを計算し、前述したような商品/仕事/サービスのコストの割合で合計の個別口座の支払いを効率化する。上記支払いを効率化した後、顧客は、選択した商品のタイプ及びユニット数並びに選択した作業(サービス)の量を売り手へ伝える一方、支払い済みの商品/仕事/サービスを得るため売り手に照会する。これ以外に、顧客は、予備的にまたは売り手の存在下で対応する技術手段を用いて顧客により作成された自分自身のAASを顧客自身に送る。顧客から上記AASを受け取った後、売り手は顧客へ上記商品/仕事/サービスを与える。開示されている方法の以前の形態では、売り手は、上記別口の口座に対応する合計金額の収入をチェックすることが不必要であると考慮することができる。この基準は、例えば、顧客に関して売り手の信用、または売り手所有の商品/仕事/サービスに対して支払う担保にある。これに対し、売り手は注文を確立することができ、この注文に従い、売り手は、上記支払いにおいて少なくとも支払い合計を含むパラメータがあるメッセージを通過銀行から受け取った後、顧客に対して上記商品/仕事/サービスを与える。通過銀行は、自身の自発性(例えば、上記支払いを受け取った後に直接に)により、または売り手からの対応する要望に応答して、上記メッセージを売り手へ送る。上記したことに関わらず、売り手は顧客に要望することができ、この顧客は、上記商品(仕事、支払い)を得るために、上記AASに支払いに付随した支払い文書のコピーを提供する。これにより、売り手は、顧客により支払いを済ましたことの正当性を保証することができる。
【0135】
売り手は、顧客から受け取ったAASを通過銀行へ提示する。AASを照合する上記技術手段を用いる通過銀行は、このAASを照合する。そして、この場合には、上述したように、本発明にかかる方法の形態で用いるAASのタイプによって、これらのAASを照合する技術手段の構成を変化させることができる。特に、EDSが顧客により対称スキームで作成された場合、通過銀行は上記EDSを照合するために顧客から前もって受け取った閉鎖キーを用いる。通過銀行が非対称スキームで顧客のEDSを照合する場合、通過銀行は顧客から前もって受け取った公開キーを用いる。この場合、上記支払いに加えて、上記公開キーもまたいかなる方法によって通過銀行へ送られうる。この方法により、顧客は、顧客自身により署名された暗号を、通過銀行(本発明にかかる方法の第1の形態の場合)または上記暗号を基に顧客により作成された第1の制御コード(本発明にかかる方法の第2の形態の場合)へ伝える。また通過銀行により済まされた照合により、与えられたAASが実際に顧客に属すると予想される場合、通過銀行は、支払い合計の料金で現金を売り手へ振替する。そのような受け渡しは、上記別口の口座からいくつかの銀行での売り手の口座への清算のための振替、または近代金融業務において通例とされる他の方法により済まされうる。
【0136】
顧客が上記支払いに付随する支払い書類のコピーを売り手へ提供するような前述のステップにより、顧客は詐欺行為を売り手の端末(この場合、上記文書の電子コピーを意味する)で回避することができる。実際に、上記商品/仕事/サービスを貰うために、顧客が、空文書を基に作成された自身のEDSを売り手へ送り、顧客は取引から取引までのEDSを作成するために同一の閉鎖キーを用いる場合、顧客のEDSは取引から取引まで同一である。また売り手は、顧客が自身のEDSを作成する手順の特徴を知っているとき、次回、売り手は、上記現金を受け取るために以前の顧客のEDS(実際には同一であるが)を通過銀行へ送ることができ、売り手は、顧客により支払われた商品/仕事/サービスを顧客に与える必要がなくなる。顧客が、次の支払い書類(この支払い書類の内容は、取引から取引で変化する)の包括的な電子コピーに基づいて自身のEDSを作成する場合、顧客が同一の閉鎖キーを用いていても、EDSはその場合ごとで新規のものとなる。これにより、記述した詐欺行為が不可能になる。
【0137】
また、開示されている方法の最初の二つの形態のように、顧客は上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作ることができる。この注文書の内容(この注文のコスト及び番号を含む)及び注文書を作る際に顧客及び売り手が済ました一連の演算は、注文書の内容及び開示されている方法の最初の二つの形態に記載された各々の一連の演算に類似する。
【0138】
開示されている方法の最初の二つの形態のように、上記注文書のパラメータの間で売り手から上記注文の番号を受け取った後に、顧客は、上記支払いに加え上記番号を通過銀行へ伝えることができる。それに加えて、顧客は同様にして上記支払いに付随する支払い書類にこの注文の番号を示すことができる。このとき、通過銀行は、同様にして顧客から受け取った上記注文の番号を自己選択により(例えば、上記注文の番号を受け取った後直接に)、または売り手からの対応する要望に応答して売り手へ伝えることができる。さらに、通過銀行は、顧客が上記商品/仕事/サービスの支払いを済ましたかを正確に確認するため、上記注文の番号を用いることができる。上記確認については以下に示す。
【0139】
通過銀行との提携によれば、次の注文を受け取った後、売り手は、注文の費用及び/またはこの注文の番号を通過銀行へ伝えることができる。この場合、通過銀行は、開示されている方法の最初の二つの形態のように顧客が上記支払いを済ましたかを正確に確認することができる。上記確認をする方法として、上記支払いに加え顧客から受け取った(上記番号が顧客により通過銀行へ伝えられる場合にのみに)支払い合計及び/または注文の番号と、売り手から受け取った注文の費用及び/または注文の番号とを比較する方法がある。そして、この後、通過銀行は、上記比較の結果に依存して、開示されている方法の最初の二つの形態に記載されたものと類似したいくつかの行為を果たすことができる。
【0140】
通過銀行から上記現金を受け取るための上記支払いを疑いなく参照するために、売り手は、顧客から受け取ったAASに沿って、上記注文の番号を通過銀行へ伝えることができる。上記注文の番号と、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号とが一致する場合も含め、この場合、通過銀行は売り手へ金額の振替を行う。
【0141】
売り手が顧客に上記商品/仕事/サービスを与えているとき、売り手は、顧客から受け取ったAASを照合のため通過銀行へ送ることができる。これにより、売り手は、商品/仕事/サービスを与える前に、顧客が信憑性のあるAASを顧客自身に送ることを確認することができる。示されたAASが空でない文書を基にして作られているとき、売り手もまた、この文書を受け取り通過銀行へ送ることができる(記述されているように、上記支払い文書の電子コピーが上記のような文書となりえる)。通過銀行は、AASを照合する上記技術手段を用いたこのAASの照合を動作可能なように済ますとすぐに、上記照合の結果を売り手へ伝える。このとき、売り手は、このAASの照合が成功したことについての報告を通過銀行から受け取る条件下で、上記商品/仕事/サービスを顧客に与えている。
【0142】
AASを照合する上記技術手段がまた売り手へ提供されるとき、売り手は、通過銀行のサービスに頼ることなく顧客自身による顧客のAASを照合することができる。売り手は、通過銀行と同一のチャンネルを介しかつ同一のソース、または、(通過銀行がこれらの技術手段の製造業者であれば)直接通過銀行から上記技術手段を得ることができる。この場合、売り手はAASを照合する上記技術手段を用いて、顧客の立合いの下で、顧客から受け取ったAASを照合する。そしてさらに、売り手は、この照合をうまく終了する条件下で、上記商品/仕事/サービスを与えている。
【0143】
公開アルゴリズムがAASの作成及び照合の上記技術手段の仕事の基盤になっている場合でさえも、様々な理由により、上記技術手段のいくつかのバージョンを最新化する必要性は起こりうる(例えば、操作(オペレーション)中にこれらの技術手段で見られる誤り(エラー)を補正するために、また、これらの動作を早めるために、)。上記AASを作成する技術手段を最新化する場合、その製造業者は顧客にこれらの技術手段の最新バージョンを提供する。上記に関係なく、AASを照合する上記技術手段を最新化するとき、製造業者は、通過銀行及び売り手に(売り手が上記技術手段を用いる場合には)これらの技術手段の最新バージョンを提供する。上記最新化は効果的であり、そのため上記技術手段の最新バージョンと前バージョンとの正常な共同利用を提供する(少なくとも、通過期間(移行期間)中には)ことは明白である。また、AASの作成及びAASの照合の上記技術手段が異なる製造業者により生産されている場合には特に効果的である。
【0144】
顧客が、上記支払い文書を作っている間にその文書中に第1の制御コード及び/または前述の注文の番号を示し、通過銀行は自動モードで上記の支払い文書を処理している場合、上記処理が可能な、開示されている方法の第1の形態の説明に記述されているエラーのために、この支払い文書中に多数回第1の制御コード及び/または前述の注文の番号を示すことは価値あることである。
【0145】
また、上記の支払いを加えた支払い文書に注文の番号を示すことにより、上記の方法に従って築かれた売買取引を済ませた注文が、顧客により通過銀行へ上記の注文の番号を送ると仮定し、顧客の銀行が、開示されている方法の第1の形態に示された理由により、支払いを効果的にするため短縮フォーマットのEDSを用いている場合には、売り手は、開示されている方法の第1の形態に示されているアルゴリズムにより上記注文の費用を計算することができる。従って、注文の費用の数式における一組の数字は、上記注文の番号、つまり売り手により前もって決定されている所定の数字を表わす。
【0146】
また、本発明にかかる方法の最初の2つの形態のように、匿名の顧客との商取引が成立するリスクを軽減するために、売り手は、上記注文へコードを割り当て、この注文のコードを顧客へ報告されているパラメータの中に含ませることができる。さらに、売り手は、上記した注文のコードを顧客により売り手へ報告する場合も含め注文された商品/仕事/サービスを顧客に与えている。
【0147】
上述した発明により、通信網を用いて支払いを清算するために売買取引を済ますときには小売店の上記の可能な不当行為から顧客を効果的に保護することができる。また、顧客が匿名でこの取引を済ませた場合において、この取引の十分な信頼性を保証することができる。さらにこの取引の参加者のうちのひとりの不正行為に関しても、取引の十分な信頼性を保証することができる。
Claims (69)
- 通信網を使用した商取引の清算方法であって、
通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、
上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、
上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、
上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、
上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップと、からなり、
上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、
選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、
上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行うために、上記個別口座へ支払いを行い、上記の支払いに対して割り当てられた暗号を、さらに上記通過銀行へ報告すること、
上記顧客へ商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、
そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、
上記売り手によって上記通過銀行へ報告された暗号と、上記支払いに関して上記通過銀行が受け取った暗号とが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すこと、
であることを特徴とする通信網を使用した商取引の清算方法。 - 上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記顧客によって割り当てられた暗号は、上記支払い書類に複合的に表示されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記顧客のコンピュータデバイスは、
上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、
当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとを、使用して実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が上記注文の番号を表すように、上記注文の費用が算出されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 売り手が上記注文書を受け取るステップの後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、上記通過銀行にも報告されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 顧客へ報告される上記パラメータに、作成された当該注文のコードを含めるステップと、
顧客から売り手へ当該注文コードが報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが、実施されることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告することを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 上記通過銀行は顧客から注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手へ報告することを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 顧客から受け取った暗号とともに上記注文の番号を上記通過銀行へ報告するステップと、その後に、当該注文の番号と上記通過銀行が顧客から受け取った注文の番号とが一致した場合に、売り手へ金銭を渡すステップとが実施されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 上記商品/仕事/サービスを得る時には、顧客の立合いの下で顧客から報告された暗号の真偽を確認するステップであり、上記暗号と通過銀行が顧客から受け取った暗号とを比較するという要求に基づいて、売り手が通過銀行に委託することによって実施されるステップと、
その後に、上記通過銀行が売り手へ上記暗号が一致することを報告することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客へ提供するステップとが実施されることを特徴とする請求項1または11に記載の方法。 - 上記支払いの合計を少なくとも含む上記支払いのパラメータは、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 上記支払いに加えて、顧客から通過銀行へ上記注文の番号が報告された場合に、上記通過銀行が受け取った当該注文の番号が、上記暗号の比較の結果とともに売り手へ報告されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 暗号の真偽の一次確認の可能性が顧客から売り手へ報告されるステップであり、上記の確認は通過銀行へ委託することなく、顧客の立合いの下で実施されるステップと、その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが実施されることを特徴とする請求項1または7に記載の方法。
- 売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 暗号の一部、特に、顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後のデータを、売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、顧客から売り手へ報告される暗号において、上記暗号の一部の存在を確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号に基づいて定義されたアルゴリズムに応じて通過銀行によって算出されたデータを報告するステップと、
上記データに加えて、上記アルゴリズムも売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記データと、顧客から売り手に報告された暗号に対して上記アルゴリズムを適用することによって得られたデータとが一致するかを確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づく制御コードを作成するために、通過銀行および売り手に技術手段を提供するステップと、
当該暗号、通過銀行が上記支払いを受け取った後の上記支払いに対応するパラメータ、および、顧客によって割り当てられた対応する暗号に基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告し、上記支払いに対応するパラメータを売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 顧客が上記注文書を作成する場合に、
顧客の支払いに関する暗号と定義されたパラメータとに基づいて、制御コードを作成するために、通過銀行と売り手に技術手段を提供するステップと、
制御コードを算出するのに必要な上記支払いのパラメータを通過銀行に報告するステップと、
顧客によって割り当てられた暗号を通過銀行が受け取った後に、上記暗号と上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して第1の制御コードを作成し、そして、この第1の制御コードを売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、上記暗号と、顧客から受け取った上記支払いに対応するパラメータとに基づいて、上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、通過銀行から受け取った上記第1の制御コードと一致するかを確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 上記技術手段の最新バージョンが、そのユーザーに提供されることを特徴とする請求項23または24に記載の方法。
- 通信網を使用した商取引の清算方法であって、
通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、
上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、
上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、
上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、
上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップと、からなり、
上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、
選択された商品/仕事/サービスに対して支払いを行うステップの前に、上記顧客はそれぞれの支払いに対して個別の暗号を割り当てること、
上記顧客と上記通過銀行には、当該支払いに対して割り当てられた暗号に基づいて制御コードを作成するための技術手段が提供されること、
顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップは、顧客から売り手へ当該暗号が報告されることを条件として実行されること、
そして、上記顧客から受け取った当該暗号を上記通過銀行へ報告すること、
売り手から受け取った暗号に基づいて、上記技術手段を使用して通過銀行が作成した制御コードと、第1の制御コードとが一致することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すこと、
であることを特徴とする通信網を使用した商取引の清算方法。 - 上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、
顧客による第1の制御コードを作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために、上記支払いに対応するパラメータを特に利用するステップとが、実施されることを特徴とする請求項26に記載の方法。 - 上記第1の制御コードは、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 上記第1の制御コードは、上記支払い書類に複合的に表示されていることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、
上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、
当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが、実施されることを特徴とする請求項26に記載の方法。 - 上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が上記注文の番号を表すように、上記注文の費用が算出されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文のコードを含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文コードが報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 上記制御コードを作成するために定義された顧客の支払いのパラメータを使用する可能性に応じて上記技術手段を作成するステップと、
顧客へ報告される上記注文のパラメータに、上記制御コードを算出するために必要なパラメータを含めるステップと、
顧客による第1の制御コードを作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用し、また、上記第1の制御コードと比較される制御コードを通過銀行が作成するために必要な上記注文のパラメータを特に利用するステップとが、実施されることを特徴とする請求項33に記載の方法。 - 顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告することを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていることを特徴とする請求項38に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていることを特徴とする請求項39に記載の方法。
- 通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告することを特徴とする請求項38に記載の方法。
- 顧客から受け取った上記暗号に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、
当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが、実施されることを特徴とする請求項38に記載の方法。 - 上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、確認のために、顧客から受け取った暗号を、顧客の立合いの下で通過銀行へ送信するステップと、
その後に、上記技術手段を使用して、対応するデータに基づいて通過銀行が作成した制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが、実施されることを特徴とする請求項26、28、37、38の何れか1項に記載の方法。 - 上記技術手段を売り手にも提供するステップと、
計算用の制御コードに必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して作成された制御コードを通過銀行へ報告するステップと、
その後に、上記技術手段を使用して、売り手から受け取った制御コードと、上記第1の制御コードとが同一であることを、通過銀行から売り手に報告することを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが、実施されることを特徴とする請求項26、28、37、38の何れか1項に記載の方法。 - 上記確認の結果に加えて、上記支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータも売り手に報告されることを特徴とする請求項43または44に記載の方法。
- 上記支払いに加えて、上記注文の番号を売り手が通過銀行に報告する場合に、上記確認の結果に加えて、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号も売り手に報告されることを特徴とする請求項43または44に記載の方法。
- 顧客から売り手に報告された暗号の真偽の一次確認の可能性を提供するステップと、
通過銀行に委託することなく、顧客の立合いの下で上記の確認を実行するステップと、
その後に、売り手によって上記の真偽が確定したことを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するステップとが、実施されることを特徴とする請求項26、28、37の何れか1項に記載の方法。 - 売り手によって予め決められた要求を考慮して暗号を割り当てるステップと、顧客から売り手に報告された暗号が上記の要求にかなっているかを確認するステップとが実施されることを特徴とする請求項47に記載の方法。
- 上記技術手段を売り手にも提供するステップと、
制御コードを計算するために必要な上記支払いのパラメータを、必要であれば売り手に報告するステップと、
通過銀行が上記支払い及び第1の制御コードを受け取った後に、上記第1の制御コードを売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、対応するデータに基づいて上記技術手段を使用して売り手によって作成された制御コードが、上記第1の制御コードと一致することを確認するステップとが、実施されることを特徴とする請求項47に記載の方法。 - 上記第1の制御コードの一部のみを売り手に報告するステップと、
上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときに、売り手によって作成された上記制御コードに、上記第1の制御コードの一部が存在することを確認するステップとが、実施されることを特徴とする請求項49に記載の方法。 - 上記技術手段の最新バージョンが、そのユーザーに提供されることを特徴とする請求項26、28、37、44、49の何れか1項に記載の方法。
- 通信網を使用した商取引の清算方法であって、
通信網に接続された売り手側のコンピュータデバイスへ、提供される商品/仕事/サービスのリストを配置するステップと、
上記の商品/仕事/サービスに対して支払いを行う口座に必要な要素を示すステップと、
上記通信網を介して上記売り手側のコンピュータデバイスに接続されたコンピュータデバイスを使用する顧客が、上記リストを見るステップと、
上記リストの中から上記顧客によって選択された上記の商品/仕事/サービスに対して、顧客が支払いを行うステップと、
上記売り手から顧客へ、上記の商品/仕事/サービスを提供するステップと、からなり、
上記口座として示された通過銀行における個別口座に必要な要素は、
自筆署名の類似体を作成するための技術手段が顧客に供給されること、
自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段が通過銀行に供給されること、
上記注文に対する支払いは、上記個別口座によって実施されること、
対応する技術手段を使用して取引ごとに作成される顧客の自筆署名の類似体を、顧客が売り手に提供することを条件として、上記商品/仕事/サービスを顧客に提供し、
そして、料金を受け取るために、顧客から受け取った自筆署名の類似体を通過銀行に提供すること、
対応する技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しく照合することを条件として、上記支払いの合計の料金を売り手へ受け渡すこと、であることを特徴とする通信網を使用した商取引の清算方法。 - 上記売り手のコンピュータデバイスは、上記売り手が所有しているものであるか、または、使用するために上記売り手に供給されたものであることを特徴とする請求項52に記載の方法。
- 上記個別口座へ上記支払いを行った後に、当該支払いの合計を少なくとも含む支払いのパラメータが上記売り手に報告されることを特徴とする請求項52に記載の方法。
- 上記商品/仕事/サービスを得るために、上記暗号に加えて、上記支払いに付随する上記支払い書類のコピーが上記売り手に提供されることを特徴とする請求項52に記載の方法。
- 上記顧客のコンピュータデバイスを使用して、
上記商品/仕事/サービスを購入するための注文書を作成し、当該注文書を売り手のコンピュータデバイスへ送信するステップと、
当該注文の費用および/または当該注文の番号を少なくとも含む当該注文のパラメータを表示するメッセージに相当するメッセージを、顧客のコンピュータデバイスへ送信することによって上記注文書の受け取りを確認するステップとが、実施されることを特徴とする請求項52に記載の方法。 - 上記注文の費用を示す数式の一組の所定の数字が上記注文の番号を表すように、上記注文の費用が算出されることを特徴とする請求項56に記載の方法。
- 売り手が上記注文書を受け取った後に、上記注文の費用および/または上記注文の番号は、通過銀行にも報告されることを特徴とする請求項56に記載の方法。
- 顧客へ報告された上記パラメータ中へ、作成された当該注文のコードを含めるステップと、顧客から売り手へ当該注文コードが報告された場合を含めて、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが実施されることを特徴とする請求項56に記載の方法。
- 顧客は売り手から注文の番号を受け取った場合に、上記支払いに加えて当該注文の番号も通過銀行に報告することを特徴とする請求項56に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払いに付随する支払い書類に表示されていることを特徴とする請求項60に記載の方法。
- 上記注文の番号は、上記支払い書類に複合的に表示されていることを特徴とする請求項61に記載の方法。
- 通過銀行は顧客から上記注文の番号を受け取った後に、当該注文の番号を売り手に報告することを特徴とする請求項60に記載の方法。
- 顧客から受け取った自筆署名の類似体に加えて、上記注文の番号を通過銀行に報告するステップと、
当該注文の番号が、通過銀行が顧客から受け取った注文の番号と一致した場合を含めて、上記料金を売り手へ受け渡すステップとが、実施されることを特徴とする請求項60に記載の方法。 - 上記商品/仕事/サービスを顧客に提供するときには、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを確認するために、上記自筆署名の類似体を通過銀行へ送信するステップと、
その後に、上記自筆署名の類似体が正しく照合することが、通過銀行によって売り手に報告されることを条件として、顧客へ上記商品/仕事/サービスを提供するステップとが、実施されることを特徴とする請求項52に記載の方法。 - 自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記顧客に提供されることを特徴とする請求項52に記載の方法。
- 自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンが、上記通過銀行に提供されることを特徴とする請求項52に記載の方法。
- 自筆署名の類似体を作成するための技術手段の最新バージョンを通過銀行に提供するステップと、
これらの技術手段を使用して、顧客から受け取った自筆署名の類似体が正しいことを照合するステップと、
上記の照合が正しく終了したことを条件として、上記商品/仕事/サービスが顧客に提供されるステップとが、実施されることを特徴とする請求項52に記載の方法。 - 自筆署名の類似体が正しいことを確認するための技術手段の最新バージョンが、上記売り手に提供されることを特徴とする請求項68に記載の方法。
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