JP2004512879A - 鐙 - Google Patents

Abstract

足受部１と、鐙革１４より吊り下がる板状部２とを含む乗馬用鐙。部１は、フランジ８と、スナップファスナ１１によりプレート２に固定された拘束部材９とによって保持された舌部７上に旋回可能に受容される。鐙に対する通常の下方力によりプレート９が脱落することはないが、騎手が鞍から落下すると、足受部１はＡの方向に旋回し、ファスナ１１をてこ分離する。これにより、拘束板部９は解放され、足受部１を吊り部２より分離させる。

Description

【０００１】
発明の技術分野
本発明は、乗馬用に用いられる鐙に関する。
【０００２】
発明の背景
騎手が馬から落下する際に起こる多くの負傷は、騎手の足が鐙に巻き込まれるという事実に因るものであり、これにより騎手が引きずられる際重傷を負う危険性が高い。
本発明は、鐙の新規且つ、進歩的形態を提供しようとするものである。
【０００３】
発明の要約
本発明は、足受部と、鐙革との接続のための吊り部とを有し、前記足受部が、前記吊り部上の突起上に旋回可能に受容されており、足受部の平面に略平行な軸で、且つ、前記足受部のこのような旋回運動によって前記吊り部から離脱する拘束部材によりその上に保持される軸の周りを旋回する乗馬用鐙を提案する。
【０００４】
図面の詳細な説明
以下の説明およびその中で参照される添付図面は、本発明を実施に移す方法を説明するための非制限的な例として包含される。
図を参照すると、鐙は吊り部２の下方に吊り下げられる、主足受鐙部１（輪郭のみを示す）を有する。
主鐙部１は、一体の平板、開口板、または枠として形成することができる細長く平らな踏面（図示せず）を備えるフープ３を有する従来の形態である。スロット４はフープ３の頂部に形成されており、鐙を吊り下げるための鐙革を受容するよう意図されている。
吊り部２は金属板より打ち抜きされ、略平面で、離間して下方に突出する一対のフィンガ５および６を備える。これらフィンガの間に、舌部７が垂直に弯曲し、主部１のスロット４を受容して、垂下するフランジ８により保持される。同じく平板の形状を成す拘束部材９を、スロット１０に受容される舌部７上に配置する。フランジ８は舌部７上への拘束部材の保持を補助するが、拘束部材は、舌部７上に一列に配置され、且つそれぞれ吊り部２に付着する雌部と部材９上の雄部とを有する２、または３個のスナップ式止め具１１によっても、吊り部２に保持される。板中に長方形穴部を打ち抜きすることにより、吊り眼１２を吊り部２の頂部に形成し、吊り鐙革１４を受容する。分割シリンダ部材１３を吊り眼１２を通して回転可能に挿入し、吊り眼１２上部の縁を覆い、これにより鐙革１４の摩耗を低減する。
【０００５】
通常の使用において、騎手は通常鐙１に対して下方への力を及ぼし、従って、垂直軸の周りに相当な律動やねじれを受けても、部品が分離することは起こりえない。しかし、騎手が鞍から落下すると、鐙部１が舌部７上で矢印Ａの方向に旋回し、且つ、フィンガ５、６および拘束部材９との間でてこの作用を引き起こし、これにより止め具１１がスナップ分離する。これにより、拘束部材９および鐙１が突起舌部７より矢印Ｂの方向に回転して外れるので、鐙と、従って騎手を解放する。
ここに開示された特徴を任意の組合せとすることができることは理解されるであろう。上述の説明は、組み合せることで新規であると考えられる分野を強調しているが、ここに開示された特徴のいかなる進歩的組合せに対しても保護を請求する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による乗馬鐙の一部の正面図である。
【図２】図１の鐙を左方から見た部分断面側面図である。
【符号の説明】
１　足受部　　　　　２　吊り部　　　　　３　フープ
４　スロット　　　　５，６　フィンガ　　７　舌部
８　フランジ　　　　９　拘束部材　　　１０　スロット
１１　スナップファスナ　１２　吊り眼　　１３　分割シリンダ部材
１４　吊り鐙革

Claims (8)

1. 足受部（１）と、鐙革との接続のための吊り部（２）とを有し、前記足受部が、前記吊り部上の突起（７）上に旋回可能に受容されており、足受部の平面に略平行な軸で、且つ、前記足受部のこのような旋回運動によって前記吊り部から離脱する拘束部材（９）によりその上に保持される軸の周りを旋回する乗馬用鐙。
2. 前記吊り部上の突起が平面舌部（７）から構成されているか、または前記舌部を含む請求項１記載の乗馬用鐙。
3. 前記平面舌部（７）が、垂下するフランジ（８）を有する請求項２記載の乗馬用鐙。
4. 前記拘束部材（９）が、舌部（７）を受容するためのスロット（１０）に略平面である請求項２記載の乗馬用鐙。
5. 前記拘束部材（９）が、前記吊り部（２）にスナップ嵌合する請求項１記載の乗馬用鐙。
6. 前記拘束部材（９）が前記吊り部（１）と、突起（７）の片側に配置された少なくとも一つのスナップファスナ（１１）により、離脱可能に接続されている請求項１記載の乗馬用鐙。
7. 前記吊り部（２）が、前記吊り部を吊り下げる鐙革を受容するための吊り眼（１２）を有する請求項１記載の乗馬用鐙。
8. 前記吊り部が略平面である請求項１記載の乗馬用鐙。

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