JP2004512781A - ビデオシーンのコンポジションの方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオオブジェクトを含むデジタルビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成する方法に係り、デジタルビデオデータストリームから復号オブジェクトフレームを生成する復号ステップと、復号オブジェクトフレームからコンポジションバッファにおいて中間構成フレーム(intermediate−composed frame)を構成するレンダリングステップとを有する方法に関する。
【0002】
本発明は、例えば、デジタルテレビ放送の分野において用いられ、視聴者がレンダリングされたビデオシーン内において対話することを可能にする電子プログラムガイド(EPG)として実現され得る。
【0003】
【従来の技術】
ISO/IEC14496−2として参照されるMPEG4規格は、マルチメディアデータ操作に関する機能性を提供する。これは、2次元若しくは3次元の画像、ビデオチップ、オーディオトラック、テキスト又はグラフィックスのような異なる自然オブジェクト又は合成オブジェクトを含むシーンコンポジションのために用いられる。この規格は、使用可能なシーンコンテンツを作ることを可能し、オブジェクトの結合の柔軟性を可能にし、複数のオブジェクトを含むシーンにおけるユーザインタラクションのための手段を提供する。この規格は、通信リンクを介してサーバとクライアント端末とを有する通信システムに用いられ得る。このようなアプリケーションでは、上記2つのセットの間においてやり取りされるMPEG4データは、上記通信リンクにおいてストリーミングされ、上記クライアント端末においてマルチメディアアプリケーションを作成するために用いられる。
【0004】
国際特許出願公開WO00/01154号公報には、MPEG4ビデオプログラムを構成して与える上述した種類の端末及び方法が説明されている。この端末は、
‐全ての処理タスクを管理する端末マネージャ、
‐復号オブジェクトを供給する復号器、
‐上記復号オブジェクトのシーングラフを維持し、更新し、アセンブルするコンポジションエンジン、及び
‐プレゼンテーションのためのシーンを提供するプレゼンテーションエンジン
を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、経済的であり、最適化されたビデオシーンのコンポジションの方法を提供することにある。本発明は、以下の観点を考慮に入れている。
【0006】
従来技術によるコンポジションの方法は、復号ビデオオブジェクトのセットからビデオシーンのコンポジションを可能にする。この目的のため、コンポジションエンジンが、復号器のセットにより前に復号されたオブジェクトのセットのシーングラフを維持し、更新し、アセンブルする。これを受けて、プレゼンテーショエンジンが、ビデオモニタのような出力装置におけるプレゼンテーションのためにビデオシーンを抽出する。レンダリングの前に、この方法は、復号されたオブジェクトを個々に適切なフォーマットに変換することを可能にする。レンダリングされるシーンフォーマットが拡大されなければならない場合、シーンを構成する、復号された全てのオブジェクトに変換ステップが適用されなければならない。従って、この方法は、高い計算資源を必要とし、スレッド管理の複雑さが増大するので、高価である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
従来技術の方法の上述した制約を解決するために、本発明によるシーンコンテンツを構成する方法は、シーンコンテンツを構成する出力フレームを生成する中間構成フレームに適用されるスケーリングステップを有することを特徴としている。
【0008】
実際には、最終的なシーンの中間構成フレームに関してスケーリングステップを行うことにより、1つの処理ステップで拡大されたフレームが得られ、これは、計算の負荷をかなり低減する。
【0009】
本発明によるシーンコンテンツを構成する方法は、また、上記中間構成フレームから現在の出力及び未来の出力フレームを同時に作成する、同期のとられた並列なタスクを行う信号プロセッサ及び信号コプロセッサにより実行されるように意図されていることを特徴としている。従って、現在の中間構成フレームのスケーリングステップが信号コプロセッサにより行われるように意図され、未来の中間構成フレームのコンポジションのために用いられる復号オブジェクトフレームを生成する復号ステップが信号プロセッサにより同時に行われるように意図されている。
【0010】
上記スケーリングステップのために信号コプロセッサを使用することは、未来の中間構成フレームのコンポジションに用いられるオブジェクトの復号を予想する可能性を提供し、未来の中間構成フレームのコンポジションに用いられるオブジェクトフレームは、現在の出力フレームのコンポジションの間に復号され得る。このマルチタスクの方法は、高い処理最適化を可能にし、これは、リアルタイムのアプリケーションを扱う際に、当業者であればすばらしさが分かるような、より速い処理につながる。
【0011】
本発明のこれらの観点及びその他の観点は、以下に説明する実施態様から明らかであり、以下に説明する実施態様を参照して理解されるであろう。
【0012】
本発明のこれらの観点及びその他の観点は、以下に説明する実施態様を参照して説明され、添付の図面に関連して考慮されるであろう。上位添付の図では、同一の部分又はサブステップは、同様に示されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、オブジェクト指向のビデオ規格に従って符号化された入力ビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成する、改善された方法に関するものである。
【0014】
本発明は、MPEG4規格に従って符号化された入力ビデオストリームから構成されるビデオシーンの場合について説明されるが、本発明の範囲はこの特定の場合に制限されるものではなく、MPEG4規格に従っていても、他のオブジェクト指向のビデオ規格に従っていても、複数のビデオストリームがアセンブルされなければならない場合もカバーすることは、当業者にとっては明らかであろう。
【0015】
図1は、本発明によるビデオシーンコンテンツのコンポジション方法に対応するブロック図である。この好ましく説明される実施態様では、シーンは、共にMPEG4規格に従って符号化されたビデオストリームに含まれている背景ビデオと前景ビデオとから構成される。本発明によるシーンのコンポジションの方法は、以下のステップを有している。
‐入力MPEG4ビデオストリーム102,103を復号し、背景フレームと前景フレームとにそれぞれ対応する復号オブジェクトフレーム104,105を生成する復号ステップ101。入力ビデオストリームと同じ数の、オブジェクトフレームを生成する復号器が存在する。
‐上述した前に復号されたオブジェクトフレームからコンポジションバッファにおいて中間構成フレームを構成するレンダリングステップ113。このステップは、復号背景ビデオのオブジェクトフレーム番号i及び前景ビデオのオブジェクトフレーム番号iを用いる一時的なフレーム番号iのコンポジションサブステップを含んでいる。ここで、iは、1と104及び105に含まれるフレームの共通の番号との間において増加する順に変化する。コンポジションの順序は、レンダリングされるべき各要素の深さによって決定される。まず、前景ビデオがコンポジションバッファでマッピングされ、そののち、オブジェクトフレーム間の透過係数のような上記オブジェクトフレーム間のアセンブリングパラメータを考慮に入れて、前景ビデオが背景ビデオにアセンブルされる。レンダリングは、例えば背景領域全体を占有する背景ビデオと比較した所望の前景ビデオの位置の指示のようなユーザインタラクション106を考慮に入れる。勿論、オブジェクトフレームのシーングラフ記述を含むBIFS(Binary Format for Scene)の使用のような、復号オブジェクトフレームをアセンブルする他の手法も考えられ得る。このように、上記レンダリングステップは、104のことを指す現在のオブジェクトフレーム番号i及び105のことを指す現在のオブジェクトフレーム番号iからコンポジションバッファに蓄積される現在の中間構成フレームのコンポジションをもたらす。そののち、レンダリングステップは、復号背景ビデオの未来のオブジェクトフレーム番号i+1及び前景ビデオの未来のオブジェクトフレーム番号i+1から、未来の中間構成フレーム番号i+1を構成する。
‐前にレンダリングされ、コンポジションバッファに含まれている、レンダリング出力ステップ107において得られる現在の中間構成フレーム番号iを拡大するスケーリングステップ108。このステップは、得られるフレーム109がフルスクリーンディスプレイ110を考慮してより大きな領域を占有するように、レンダリングされたフレーム107を縦軸及び/又は横軸に沿って拡大する。このスケーリングステップは、小さなフレームフォーマットから大きなフレームフォーマットを得ることを可能にする。この目的のため、画素は、輝度成分だけではなく、クロミナンス成分に関しても、スケーリングファクタの値と同じ倍数で横方向にも縦方向にも複製される。勿論、画素の補間に基づいた手法のような代替のアップスケーリングの手法が用いられ得る。例えば、好ましい実施態様では、中間構成フレーム107が、背景として用いられるCIF(Common Intermediate Format)オブジェクトフレーム及び前景として用いられるSQCIF(Sub Quarter Common Intermediate Format)オブジェクトフレームから得られることが考えられ得る。上述したスケーリングステップを1ないし2のスケーリングファクタを持つフレーム107に適用することにより、得られるフレーム109は、背景を伴う、ほとんどのディスプレイにより必要とされるCCIR−601ビデオフォーマットの前景のようなQCIRオーバーレイビデオフォーマットを表す。
【0016】
本発明による方法は、また、上記スケーリングステップ108から分岐することを可能にしている。この可能性は、レンダリングされたフレーム107に関するいかなるスケーリング動作をも回避するスイッチングステップ112により実現される。このスイッチングステップは、例えばディスプレイ110上に拡大されたビデオフォーマットを持ちたくないエンドユーザにより引き起こされるアクション111により制御される。この目的のため、ユーザは、例えばマウスか又はキーボードから対話する。
【0017】
コンポジションプロセスにスケーリングステップ108を挿入することにより、本発明は、小さなサイズのMPEG4オブジェクトから、ディスプレイ110上に大きなビデオフレームを得ることを可能にする。その結果、メモリデータ操作だけではなく、CPU(Central Processing Unit)の点においても、復号ステップ及びレンダリングステップに関して、より小さな計算資源が必要とされる。更に、簡単なスケーリングステップが、中間構成フレームに含まれる全てのオブジェクトフレームを拡大するように行われるので、本発明のこの観点は、現在民生用製品に含まれている低級の処理手段を有していても処理待ち時間(latency)を回避する。
【0018】
図2は、本発明によるシーンコンポジションの方法が用いられる場合に、コンポジション処理ステップ(処理タスクとも呼ばれる)がどのようにして同期するかを示しており、横軸の時間軸がタスク持続時間の量を表している。MPEG4入力ビデオストリームに関して行われるべき相補的な処置ステップを利用するために、このコンポジション方法は、信号プロセッサ(SP)及び信号コプロセッサ(SCP)により実行される2つのタイプの処理を通して実現され、上記2つの処理手段は、当業者によってよく知られており、非拡張的な(non−extensive)データの操作タスク、及び拡張的な(extensive)データの操作タスクをそれぞれ行う。本発明は、107において利用可能な中間構成フレーム番号i+1のコンポジションステップが開始する一方で、中間構成フレーム番号iがコンポジション及びレンダリングされるように、これらのデバイスを使用することを提案するものである。この目的のため、タスクマネージャによって管理される全てのプロセスが、入力MPEG4オブジェクトフレームの復号のために用いられる復号タスク(DEC)及びシーンコンポジションのために用いられるレンダリングタスク(RENDER)の2つの異なる同期タスクと、スケーリングステップ(SCALE)と、ビデオ出力部への出力フレームのプレゼンテーション(VOUT)とに分割される。
【0019】
一例として、中間構成フレーム番号iは、オブジェクトフレームAとオブジェクトフレームBとから構成され、中間構成フレーム番号i+1は、オブジェクトフレームCとオブジェクトフレームDとから構成される。時間t0から説明がなされ、そのような初期状態では、フレームi−1のコンポジションの間に信号プロセッサにより復号ステップ201,202が行われた後、復号フレームA,Bが利用可能であると仮定する。まず、上述した信号プロセッサ資源を用い、中間構成フレーム番号iを生成するレンダリングステップ203により、コンポジションバッファにおいてオブジェクトフレームA,Bがレンダリングされる。そののち、そのフレームフォーマットを拡大するために、出力フレーム番号iを生成する上記中間構成フレーム番号iにスケーリングステップ204が適用される。この動作は、信号コプロセッサによって行われ、信号プロセッサにより行われる同じ動作と比較して最小値のCPUサイクルが必要である。同時に、スケーリング動作204の始まりが、中間構成フレーム番号i+1のコンポジションに用いられるオブジェクトフレームCの復号205を開始する。この復号205は、信号プロセッサ資源により行われ、信号コプロセッサにより行われるスケーリングステップ204が終了するまで続く。スケーリングステップ204が終了し、得られた出力フレーム番号iは、表示されるべき信号プロセッサ資源によりビデオ出力部206に与えられる。上記出力フレーム番号iは、上記ビデオ出力部に送られ、中間構成フレーム番号i+1のコンポジションに用いられるオブジェクトフレームの復号が続けられる。このように、復号ステップ207は、ステップ205がまだ完了していない場合に、信号プロセッサ資源を用いて行われ、上記ステップ207は、ステップ206により割込まれたステップ205の続きに対応する。このステップ207のあとに、信号プロセッサ資源を用いて行われ、オブジェクトフレームDを提供するステップ208が続く。このようなソリューションでは、復号ステップは信号プロセッサ資源によりシーケンス順に行われることに注意されたい。
【0020】
復号タスクとレンダリングタスクとの同期は、異なる処理ステップにより連続的にインクリメント及びデクリメントされるフラグに対応するセマフォ(semaphore)メカニズムにより管理される。好ましい態様では、ステップ201,202後の場合と同様に、各復号ループののち、上記セマフォは、新しいオブジェクトフレームがレンダリングされなければならないことをレンダリングステップ203に指示するようにセットされる。レンダリングステップ203が終了すると、セマフォはリセットされ、これは、スケーリングステップ204及び復号ステップ205を同時に開始させる。上記スケーリングステップは、割込で行われる。
【0021】
リアルタイムのビデオレンダリングを行うために、レンダリングタスクは、ビデオ周波数で、すなわち、ビデオ規格PAL又はNTSCに従う1/25秒又は1/30秒に等しい時間Δtにおいて呼び出される。信号プロセッサ資源と信号コプロセッサ資源とを同時に用いる場合、中間構成フレーム番号i+1のコンポジションのために用いられるオブジェクトフレームC,Dの復号が、出力フレーム番号iのレンダリングプロセス中に開始される。この形態では、レンダリングステップ209がタスクマネージャにより呼び出されるときに、復号オブジェクトフレームはレンダリングされる準備ができている。そののち、スケーリングステップ210が復号ステップ211と同時に行われ、出力フレーム番号i+1の表示をもたらすプレゼンテーションステップ212が続く。
【0022】
時間t0と時間(t0+Δt)との間、すなわち、出力フレーム番号iのレンダリング中に復号されるオブジェクトフレームから構成される中間構成フレームに適用されるスケーリングステップの後に得られる出力フレーム番号i+1をレンダリングするために、時間(t0+Δt)において同様のプロセスが開始する。
【0023】
出力フレーム番号iのスケーリングステップの間、復号ステップ数がある最大値MAX_DECに制限されるメカニズムも提案される。このメカニズムは、出力フレーム番号iを生成するスケーリングステップの間に行われる、連続する復号ステップの数CUR_DECを数え、CUR_DECがMAX_DECに達すると、復号を停止する。そののち、復号ステップはしばらくの間、例えば、出力フレーム番号iがディスプレイに与えられるまでアイドルに入る。
【0024】
このようなメカニズムは、出力フレーム番号i+1のレンダリングに用いられるオブジェクトフレームのあまりにも多い連続する復号ステップの原因となる、フレーム番号iのレンダリングの間のあまりにも大きなメモリ消費を回避する。
【0025】
MPEG4規格に従って符号化された入力ビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成する、改善された方法が説明された。本発明は、イメージ形式又はバイナリ形式のようなさまざまな復号されるMPEG4オブジェクトからのシーンコンポジションのためにも用いられ得る。オブジェクトフレームを拡大するために用いられるスケーリングステップは、必要な出力フレームフォーマットに従う異なる値をとることも可能である。信号プロセッサ資源と信号コプロセッサ資源とを同時に用いることは、ユーザインタラクションの分析及び処理のようなオブジェクトフレームの復号以外のタスクにも適応され得る。
【0026】
勿論、これらの全ての観点が、本発明の範囲及び適当性から逸脱することなく、本発明において生じる。
【0027】
本発明は、例えば、配線電気回路、又は、代替としてコンピュータが読取り可能な媒体に記憶されており、回路の少なくとも一部を置き換え、置き換えられる回路において実行される機能と同じ機能を実行するために、コンピュータ、デジタル信号プロセッサ又はデジタル信号コプロセッサの制御の下で実行可能である命令のセットによるようないくつかの形態において実現され得る。この場合、本発明は、上述した方法のステップ又は幾つかのステップを行う、コンピュータが実行可能な命令を含むソフトウェアモジュールを有する、コンピュータが読取り可能な媒体にも関連する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオシーン構成のために用いられる端末を表すブロック図である。
【図2】本発明において用いられるような信号プロセッサと信号コプロセッサとの間の処理タスクの同期を表す図である。
Claims (10)
- ビデオオブジェクトを含むデジタルビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成する方法であり、前記デジタルビデオデータストリームから復号オブジェクトフレームを生成する復号ステップと、前記復号オブジェクトフレームからコンポジションバッファにおいて中間構成フレームを構成するレンダリングステップとを有する方法において、
シーンコンテンツを構成する出力フレームを生成する前記中間構成フレームに適用されるスケーリングステップもまた有することを特徴とするシーンコンテンツを構成する方法。 - 非拡張的なデータの操作ステップを識別する分割ステップと、
拡張的なデータの操作ステップを識別する分割ステップと
を有し、
当該方法が、前記中間構成フレームから現在及び未来の出力フレームを同時に作成する、同期のとられた並列な処理ステップを行う信号プロセッサ及び信号コプロセッサにより実行されるように意図されており、前記信号プロセッサは前記非拡張的なデータの操作ステップのために用いられ、前記信号コプロセッサは前記拡張的なデータの操作ステップのために用いられることを特徴とする請求項1記載のシーンコンテンツを構成する方法。 - 現在の中間構成フレームの前記スケーリングステップが、前記信号コプロセッサにより行われるように意図され、前記未来の中間生成フレームのコンポジションのために用いられる復号オブジェクトフレームを生成する前記復号ステップが、前記信号プロセッサにより同時に行われることを特徴とする請求項2記載のシーンコンテンツを構成する方法。
- 前記スケーリングステップ中、前記復号ステップが、未来の中間構成フレームのコンポジションのために用いられる最大数のオブジェクトフレームを復号することに制限されることを特徴とする請求項3記載のシーンコンテンツを構成する方法。
- ビデオオブジェクトを含むデジタルビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成する装置であり、前記デジタルビデオデータストリームから復号オブジェクトフレームを供給する復号手段と、前記復号オブジェクトフレームからコンポジションバッファにおいて中間構成フレームを構成するレンダリング手段とを有する装置において、
シーンコンテンツを構成する出力フレームを生成する前記中間構成フレームに適用されるスケーリング手段もまた有することを特徴とするシーンコンテンツを構成する装置。 - 非拡張的なデータの操作タスクのために用いられる信号プロセッサと、拡張的なデータの操作タスクのために用いられる信号コプロセッサとにより構成される分離した処理手段を有し、この処理手段が、前記中間構成フレームから現在及び未来の出力フレームを同時に作成する、同期のとられた並列な計算を実行するように設計されていることを特徴とする請求項5記載のシーンコンテンツを構成する装置。
- 現在の中間構成フレームに適用される前記スケーリング手段が、前記信号コプロセッサにより実現されるように設計され、前記未来の中間構成フレームのコンポジションのために用いられる復号オブジェクトフレームを提供する前記復号手段が、前記信号プロセッサにより同時に実現されるように設計されていることを特徴とする請求項6記載のシーンコンテンツを構成する装置。
- スケーリングステップ中、前記復号手段が、未来の中間構成フレームのコンポジションのために用いられる最大数のオブジェクトフレームを復号することに制限されることを特徴とする請求項7記載のシーンコンテンツを構成する装置。
- MPEG4規格に従って符号化されたデジタルビデオデータストリームからシーンコンテンツを構成し、請求項1記載の方法を実行するように設計されたセットトップボックス。
- 復号オブジェクトフレームからシーンコンテンツを構成する装置のためのコンピュータプログラムであって、前記構成する装置にロードされたときに、前記構成する装置に請求項1記載の方法を実行させる命令のセットを有するコンピュータプログラム。
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