JP2004512760A - 拡散スペクトル受信器及び関連する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つのチャンネル、レプリカコードを供給するためのPRNコード発生器、チャンネルについて、信号の取得中にベースバンド処理を行う一次マイクロプロセッサ、及び擬似コードの取得を決めるために、受信信号について相関しきい値検査を実施する手段を有する拡散スペクトル受信器に関する。
【0002】
本発明は、受信信号コードの局部的に発生したレプリカを供給するPRNコードを発生させるステップ、擬似コード取得の状態を決めるために受信信号において相関しきい値検査を実施するステップ、及びマイクロプロセッサを用いて前記受信信号から得られるベースバンド信号を処理するステップを有する拡散スペクトル信号を受信及び処理する方法にも関する。
【0003】
【従来の技術】
拡散スペクトル通信システムは、特に干渉に対する耐性及び通信の安全性が重要な要素だとされる様々な使用が分かっている。一般的な使用は、GPS(Global Positioning System)衛星位置システムにおける使用であり、選択式アドレッシング(selective addressing)及びCDMA(Code Division Multiple Access)が実施されるデジタル携帯電話における使用もある。
【0004】
GPS内の拡散スペクトルシステムの使用は、文書にて十分証明されている。GPSハードウェアにより受信される拡散すなわち符号化された信号は、初めに受信され、次いでこのGPSハードウェア内に一般的に見られる複数の受信チャンネルに与えられる中間周波数(IF)信号にダウンコンバートされる。受信器は、前記受信信号とほぼ同じ周波数を持つ擬似搬送波を発生させるように配され、このようなキャリア信号(carrier signal)の2つのバージョンが発生する。これら2つの信号の1つ目は正弦波形式であり、90°位相が異なる他方は余弦波を有する。入射信号は複製され、一方のバージョンは正弦レプリカキャリアと結合され、他方は余弦レプリカキャリアと結合される。一般的に知られるように、これは2つの信号を生じさせる。同相信号(I)及びこの同相信号(I)に対し90°位相が異なる直交位相信号(Q)である。
【0005】
信号の取得中に、検出されたエネルギーレベルが既定のしきい値レベルよりも高いかを決めるために、しきい値検査の一部として二次元のエネルギー調査を実施することをベースバンドハードウェアに要求することが一般的である。このエネルギーレベルは通例、√(I2+Q2)に等しくなるように計算され、しきい値検査は典型的に、GPS受信器のチャンネル毎に1000検査/秒の割合で、マイクロプロセッサの形式のベースバンドハードウェアにより実行される。この二次元のエネルギー調査は、局部的に発生した信号のコード部分のコードフェーズの掃引(sweep)及び搬送周波数の異なるオフセット値の供給によっても達成される。認識されるように、これは、失敗し、マイクロプロセッサによる更なるアクションを要求しない二次元のエネルギー調査に従って実施される検査の大部分でかなりの処理オーバーヘッドを作り出す。
【0006】
その検査の多くが失敗する、多数の比較的簡単な検査を実施するためにベースバンドマイクロプロセッサを使用することは効果的ではない。その上、各々の検査を実行するためにマイクロプロセッサが割り込まれることは普通である。各割り込みにおいて、マイクロプロセッサは割り込み処理の前にそれの現在の状態を保存しなければならないので、これはマイクロプロセッサに更なる不要なオーバーヘッドを表すことになる。次いで、上述されたように、失敗した検査をほぼ間違いなく表す割り込みを扱うのに次いで、マイクロプロセッサの前述した現在の状態が復元されなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この性質の問題点は、制御マイクロプロセッサにおける、アプリケーション及び操作システムソフトウェアの増大する複雑さによる多くの重要な全てのソフトウェアとなり、これは、割り込み処理と関連するオーバーヘッドにおける増大となる。更に、例えばGPS受信器で用いられる並列チャンネルの数は、通例増大し、これがプロセッサにおける負荷を更に増大させるのに役立つ。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、拡散スペクトル受信器及び関連する方法を提供しようとすることであり、これは、上記受信器及び関連する方法、特にマイクロプロセッサの処理の負担が軽減された上記受信器及び関連する方法にわたる操作上の利点を持つ。
【0009】
本発明の1つの特性に従い、上部に規定されるような拡散スペクトル受信器を供給し、受信信号について相関補正しきい値検査を実施する手段は、他の処理手段を有し、前記受信器は更に、しきい値検査によるしきい値が超えられた場合、一次マイクロプロセッサにより処理する受信信号を標識付け(flagging)する手段を含む。
【0010】
本発明は従って、前記受信器の各チャンネルに関連する追加の処理手段を有利に供給し、これはPRNコードの掃引中に例えば従来の相関しきい値検査を実施するように配され、有用な相関結果が戻ってくるときにのみ、受信信号は一次処理手段に対し標識付けされる。この有用な結果は従って、前記受信器内の擬似コード(suspected code)取得を識別するのに役立つ。上述したように、大多数の相関しきい値検査は、ネガティブであることが分かるので、本発明は、マイクロプロセッサにより後続処理する大多数の受信信号が正確に標識付けされないので一次マイクロプロセッサにおける処理の負荷を大幅に軽減することが可能である。
【0011】
これは、受信器チャンネル及びその関連するNCO(Numerically Controlled Oscillator)の各々が信号取得中のベースバンド処理に用いられるのと同じマイクロプロセッサとして制御される既知の配列と比較されるとき、特に有利となることが証明される。
【0012】
ベースバンドマイクロプロセッサの負荷の軽減が電力消費及び/又はシリコン領域の必要性を節約するような関連する利点となる。
【0013】
本発明の他の特徴に従い、上部に規定されるような拡散スペクトル信号を受信及び処理する方法を提供し、相関しきい値検査は、マイクロプロセッサから遠隔的に実施され、相関しきい値検査によるしきい値が超えられる場合、マイクロプロセッサで処理する受信信号が標識付けされることを特徴とする。
【0014】
請求項2の特徴は、受信器の全体的な配列を非常に簡単にする入力信号に関する少なくとも部分的に自動化されたしきい値検査を容易にする利点を有する。
【0015】
請求項3、4、5、13及び14の特徴は、特に効果的で正確なしきい値検査配列が供給可能である利点を示す。
【0016】
請求項6及び15は、マイクロプロセッサの処理オーバーヘッドは、このプロセッサが標識付けされた信号に対しチェックを行うために定期的に割り込むのではなく、寧ろ標識付けされた信号が処理を待つことを決めた場合、割り込み処理を行うことを可能にするだけであるので、更に減少するという利点を有する。
【0017】
請求項7の特徴は、制御ソフトウェア内で正確なタイミングを実施するのに役立つという利点を有する。
【0018】
請求項8及び16の特徴は、マイクロプロセッサの負荷を更に軽減する特徴を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付される図面を参照し、実施例のみにより以下に更に述べる。
【0020】
同じ参照符号は、異なる実施例において対応する又は類似する特徴を述べるのに一般的に用いられることに注意すべきである。
【0021】
図1は、本発明に係るGPS受信器1のアーキテクチャを概略的に示す。動作時、このGPS受信器1は、アンテナ10を介してNAVSTAR GPS信号を受信し、これら信号をRF信号プリプロセッサ11において、OOB(Out Of Band)RF干渉、前置増幅(preamplification)、中間周波数(IF)へのダウンコンバート及びアナログ−デジタル変換を最小にするために、典型的に受動帯域通過フィルタリングにより前処理を行う。利用可能な衛星からの情報全てを依然として含んでいる結果生じるデジタル化されたIF信号は、変調されたままであり、FIFOメモリ12に与えられる。このメモリから、その後いつでもサンプルが一連の並列受信器チャンネル13の各々に与えられてもよい。衛星信号は、擬似距離情報(pseudorange information)を取得する目的で受信器プロセッサ14と協働してそれぞれのデジタル受信器チャンネルにおいて取得及びトラッキングされる。このような取得及びトラッキング方法は、十分知られている、例えば、Artech houseにより出版されたISBN 0−89006−793−7、GPS原理及び応用(Editor, Kaplan)の第4章(GPS衛星信号特性)及び第5章(GPS衛星信号取得及びトラッキング)参照。取得されるナビゲーション情報及び送信の到着時間を用いて、ナビゲーションプロセッサ15は、従来のアルゴリズムを用いて受信器の位置を計算し、この位置は、ユーザに対し表示器16に示される。
【0022】
プリプロセッサ11は、デジタル受信器チャンネル12、受信器プロセッサ13及び一般用途のマイクロプロセッサ又はGPS ASIC(application specific integrated circuit)に埋め込まれたマイクロプロセッサの形式で実行されるナビゲーションプロセッサ14を備えるフロントエンドアナログ回路の形式で典型的には実行される。
【0023】
図2は、受信器プロセッサ14と協働する受信器チャンネル13を概略的に示し、詳細には、デジタル化されたIF信号が入力部に与えられる。簡略化のために、コード及びキャリアトラッキングループに関連する機能のみが説明され、受信器チャンネルは安定状態モードにおいSV(Space Vehicle)信号をトラッキングすると仮定する。初めに、デジタルIFは、I20及びQ21のサンプル化データを作り出すために、(キャリアドップラーに加え)レプリカキャリア信号により(キャリアドップラーに加え)キャリアを取り除かれる(stripping)。このレプリカキャリア信号は、デジタルIFにおけるすべてのGPS SV信号及び雑音で混合されることに注意すべきである。混合器22,23の出力部におけるI及びQ信号は、SVの検出されたキャリアに関して所望の位相関係を有する。しかしながら、これら信号をベースバンドへ減少させるコードストリッピング処理が未だ施されていない。従って、同相混合器22の出力部のI信号は、大部分はレプリカのデジタル正弦波で乗算される熱雑音を有し、直交混合器23の出力部におけるQ信号は、大部分は熱雑音とレプリカのデジタル余弦波との積である。所望のSV信号は、I及びQ信号が後続するコードストリッピング処理により、ベースバンドに減少させるまで雑音に埋もれたままとなる。これら(キャリアドップラーを含む)レプリカキャリア信号は、キャリアNCO24及び別個の正弦及び余弦マッピング関数25、26により合成される。
【0024】
90°離れたI及びQ成分位相を作り出すことにより、結果生じる信号振幅は、これらI及びQ成分のベクトル和から計算可能であり、I軸に関する位相角は、Q/Iの逆正接(アークタンジェント)から決めることが可能である。閉ループ動作において、キャリアNCO24は、受信器プロセッサ14におけるキャリアトラッキングループにより制御される。PLL(phase lock loop)動作において、キャリアトラッキングループの目的は、零点での入力SVキャリア信号とレプリカキャリアとの間の位相誤りを維持することである。入力SV信号キャリア位相に関するレプリカキャリア位相における如何なる調整不良も、位相変化の量及び方向がキャリアトラッキングループにより検出及び訂正されるので、即座のI及びQベクトルの振幅の非零位相角を作り出す。PLLが位相固定されるとき、I信号は最大となり、Q信号は零に近くなる。
【0025】
コード調査及び取得プロセス中に要求される、受信器プロセッサが初期のコードトラッキング位相状態を事前に設定することを可能にするコード発生器27に対する制御は示されていない。
【0026】
事前に検出する段が起こり、この段は、IF信号がキャリア及びコードストリッピング処理によってベースバンドに変換された後であるが、信号弁別回路を通過する前、すなわち非線形信号検出処理の前の信号処理を有する。多数のデジタルの事前検出積分及びダンプ動作は、前記キャリア及びコードストリッピング処理の後に起こる。これはIF A/D変換処理が量子化分解能の1から3つだけのビットを典型的に持っても、蓄積するのに多くの数となる。
【0027】
チャンネルは、約1kHzであるプロセッサベースバンド入力比でのフィルタリング及び再サンプリングを供給する積分及びダンプ累算器28を含む。ベースバンド信号処理積分及びダンプ処理と結合してこのハードウェア積分及びダンプ処理は、事前検出積分時間を規定する。この事前検出積分時間は妥協的な設計である。弱い又はRF干渉信号条件下では、できるだけ長く動作しなければならず、ハイダイナミック(high−dynamic)ストレス信号条件下では、できるだけ短く動作しなければならない。
【0028】
認識されるように、従来技術の典型であるこの説明される実施例において、受信器プロセッサ14は、信号取得中のしきい値検査及び逆拡散信号(de−spread signal)の結果生じるベースバンド処理を含む色々な処理/制御機能を実施するように配される。
【0029】
図3は、本発明を具現化したデジタルGPS受信器のデジタル受信器チャンネル13及び受信器プロセッサ14の概略図である。上述のGPS受信器の従来の要素に加え、受信信号において相関しきい値検査を実施するのに用いられるしきい値検出回路31と、しきい値検査の結果が信号取得を提案する場合、一次受信器プロセッサ13を標識付けする又は割り込ませるのに用いられる割り込み発生回路32とを含む中間プロセッサ30が更に供給される。すなわち、コードフェーズ掃引がこの中間プロセッサにより制御される。
【0030】
一次受信器プロセッサの上記標識付け及び/又は割り込みは、以下のやり方の幾つかで行われる。
【0031】
“標準”モードの動作において、一次受信器プロセッサは、それが標識付けされた場合に見られる、すなわち信号取得を示すしきい値検査が起こった場合に見られるように中間プロセッサに応答させるために定期的に割り込まれる。この場合、一次受信器プロセッサは、しきい値検査を照合する及び/又は示される場合取得に対する信号のトラッキングを試みる。
【0032】
中間プロセッサが一次受信器マイクロプロセッサを標識付けするときに、一次受信器プロセッサが単に割り込まれる更なる“条件付き割り込み”モードの動作が供給されてもよい。これは、チャンネルが処理を必要としない場合、オーバーヘッドの割り込みを防ぐ。
【0033】
中間プロセッサが一次受信器マイクロプロセッサを標識付けし、この標識が後続するしきい値検査の結果で上書きしようとしているとき、一次受信器プロセッサが単に割り込まれるだけの更に他の“割り込み待ち時間”モードの動作が供給されてもよい。この特徴は、同じ割り込み処理ルーチンを持つ多重チャンネルを処理するのに用いられる。
【0034】
上記から認識されるように、本発明は、各チャンネルに関連する追加の処理手段とマイクロプロセッサの負荷を軽減するのに役立つやり方で、マイクロプロセッサによる後続処理のための情報の関連する標識付けとを提供する。マイクロプロセッサの負荷に関し更に有利な軽減を提供する追加の方策は、PRNコード取得を示す相関が標識付けされるとき前記マイクロプロセッサを単に割り込ませる、及び標識が上書きされる前の既定時間にマイクロプロセッサも単に割り込ませることで生じ、この時間で他の標識付け相関チャンネルが処理される。この更なる特徴は、図4a及び図4bに関して更に記載される。
【0035】
マイクロプロセッサが割り込み処理を要求する度に、初めにこの割り込み処理の前にそれの現在の状態を保存し、次いで割り込み処理の後にその状態を復元しなければならない。認識される及び上述されるように、これは起こった割り込みの数に比例して増大する“無駄な処理時間”のオーバーヘッドとなる。
【0036】
長い積分期間(例えば10ms)と上述される追加の処理手段との結合の効果は、チャンネルがマイクロプロセッサによる干渉を必要とする周波数を減少させることである。上述されるような条件付き割り込みの採用は、何も行われない割り込みを処理するのに使う時間がどのようにして避けられるかをアドレッシングするのに役立つが、しかしながら、典型的な環境下では、8又は12個のチャンネルの処理が別々の割り込みにおいて依然として行われ、各チャンネルに対し、全ての積分期間に陥る割り込み処理オーバーヘッドとなる。例えば、8個のチャンネルが10ms毎に(しかし異なるオフセットで)データをそれぞれ発生する場合を考えてみる。割り込み期間が(素早い応答が必要不可欠であるとき数回取り扱う必要がある)0.8msという典型的な値である場合、12又は13の割り込みは、ある組のデータを生成する所与のチャンネルと次のチャンネルとの間の期間において発生する。図4aは、このような状況を説明している。
【0037】
経過時間の目盛り(ms単位)は、底部に沿って番号付けされた垂直線(破線又は点線)として示される規則的な割り込みを備える図4aの頂部に沿って示される。各チャンネルは独立して、10ms間隔で(黒い丸で示された)データを発生させ、プロセッサは、(黒丸のすぐ後ろの黒い矢印で示された)次の割り込みにおけるチャンネルを処理することにより応答する。1つ以上のチャンネルを処理する割り込みは、破線ではなく点線で示されている。上述されるような条件付き割り込みを用いる場合、0、2、7、8、10、11及び13で番号付けされた割り込みは発生しない。しかしながら、本実施例において、ちょうど半分を超えた潜在的な割り込みは、依然としてそれらの関連するプロセッサオーバーヘッドで発生されなければならない。
【0038】
図4bは、既定の待ち時間を受信器の各チャンネルに導入することにより達成される利点を更に説明するのに役立つ。
【0039】
更なる特徴の1つの実施例において、チャンネルにより発生した新しいデータは、プロセッサがそれを読み取るべき前に保持される期間を示すために、プログラム可能な待ち時間が各チャンネルに加えられる。この待ち時間の期間は、割り込み間隔の整数の項で規定され、新しいデータが発生する度にチャンネルのカウンタを用意するのに用いられる。
【0040】
その後、各チャンネルのカウンタは、各潜在的な割り込みで減算され、カウンタの1つが零に達したときに割り込みが単に発生する。
【0041】
図4bは、これがどの様に図4aに示される実施例を生じさせるかを説明している。この場合、各チャンネルは、11の待ち時間を与え、図4bは、各後続する割り込み点で前記値がどの様に減算しているかを示す。本実施例において、プロセッサに生じる唯一の割り込みは、番号11(チャンネル1のカウンタが0に達するとき)であり、この点で、8個のチャンネルのうち6個のチャンネルが処理すべきデータを有している。
【0042】
これは、マイクロプロセッサへの要求を更に有利に制限する。
【0043】
これら待ち時間カウンタの追加は、カスタムハードウェアの複雑さに対し僅かに効果を有するが、明らかにプロセッサの負荷に関し助けとなるべきである。
【0044】
本発明が特にGPSシステムに関して記載されたとしても、全体的な概念は、他の衛星ナビゲーションシステム及び通常の拡散スペクトル受信器にも適用されることを認識すべきである。
【0045】
それにも関わらず、本発明の全ての考えられる実施例は、受信器チャンネル内に設けられた他の処理手段が従来のシステム内のプロセッサよりもかなり少ないプロセッサによる干渉を効果的に要求し、プロセッサの負荷に対しかなりの助けとなること可能にする一次的利点を示す。更に、それが必要とされるとき、干渉を要求するチャンネルに応答するのにプロセッサが要する時間は、時間的臨界よりもかなり小さくなる。
【0046】
上述される特定の機能を含んだしきい値検出及び割り込み/標識付け機能を持つ中間プロセッサの実行は、適当なデジタル回路設計及び/又はマイクロプロセッサプログラムによって達成される。もちろん、このような設計及びプログラムは十分知られており、過度の負担をすることなく普通の当業者の1人によって実行される。
【0047】
本開示を読むことにより、他の改良は当業者には明白であり、GPSの設計、製造及び使用並びにGPSの他の拡散スペクトル信号及び構成部品であり、ここに既に記載された特徴の代わり又は加えて用いられる他の特徴を含んでいる。たとえ請求項がこのアプリケーションにおいて特徴部の特定の組み合わせに対し述べられたとしても、本アプリケーションの開示する範囲は、明白に又は暗黙的に開示された特徴の如何なる新規特徴又は新規組み合わせも含み、如何なる請求項に現在記載されるのと同じ発明に関するか、本発明が解決するのと同じ問題の幾つか又は全てを軽減するかを理解すべきである。ここに本出願人は、本出願又は本出願から派生した如何なる他の出願の審査中に上記特徴及び/又は上記特徴の組み合わせに対し述べられてもよいことに注意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるデジタルGPS受信器の概念図。
【図2】図1のGPS受信器の受信プロセッサと協働する受信器チャンネルの概念図。
【図3】本発明に係るデジタルGPS受信器における協働する受信器チャンネル及び受信器プロセッサの概念図。
【図4a】本発明のある特定の特徴に従う8チャンネル受信器の動作を描いたタイミング図を有する。
【図4b】本発明のある特定の特徴に従う8チャンネル受信器の動作を描いたタイミング図を有する。
Claims (16)
- 少なくとも1つのチャンネル、レプリカコードを供給するPRNコード発生器、前記チャンネルについて、信号取得中にベースバンド処理を行う一次マイクロプロセッサ、及び擬似コード取得を決めるために、受信信号について相関しきい値検査を実施する手段を有する拡散スペクトル受信器において、前記受信信号について相関しきい値検査を実施する前記手段は、他の処理手段を有し、前記受信器は更に、前記しきい値検査によるしきい値が超えられた場合、前記一次マイクロプロセッサにより処理する受信信号を標識付けする手段を含むことを特徴とする拡散スペクトル受信器。
- 請求項1に記載の受信器において、前記他の処理手段は、専用回路の形式の二次ハードウェアを有することを特徴とする受信器。
- 請求項1に記載の受信器において、前記しきい値検査のコード掃引は、2つの異なる速度の一方で選択的に実施されるように配されることを特徴とする受信器。
- 請求項3に記載の受信器において、前記コード掃引は、最初に第1の速度で実施されるが、擬似コードフェーズ取得時に第2の遅い速度に切り替わることを特徴とする受信器。
- 請求項4に記載の受信器において、この遅いコード掃引は、前記一次マイクロプロセッサにより処理する前記信号を標識付けする前に、前記コード取得の承認を供給するように配されることを特徴とする受信器。
- 請求項1乃至5の何れか一項に記載の受信器において、前記マイクロプロセッサは、標識付けされた信号に対する検査を始めるための割り込み信号を受信し、前記割り込み信号の発生は、標識付けされた信号の存在に反応することを特徴とする受信器。
- 割り込み信号の発生する毎に、標識付けされた信号が利用可能であるかに関係無くインクリメントするように配されるカウント手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の受信器。
- 請求項1乃至7の何れか一項に記載の受信器において、他のチャンネルから複数の潜在的な割り込みの期間に等しい遅延期間割り込みの処理を遅らせ、前記遅延期間の終了を決める手段を含み、前記遅延された割り込み及び前記遅延期間中に他のチャンネルに起こった如何なる割り込みの処理も制御するように配されることを特徴とする受信器。
- 請求項8に記載の受信器において、前記遅延期間の終了を決める前記手段は、減算カウント手段を有することを特徴とする受信器。
- 請求項8又は9に記載の受信器において、前記遅延は、プログラム可能な待ち時間を各チャンネルに導入することを特徴とする受信器。
- 請求項1乃至10の何れか一項に記載の受信器において、前記他の処理手段は、max(I,Q)+min(I,Q)の形式のエネルギーレベル√(I2+Q2)の概算が前記しきい値よりも高いかを決めるために、二次元のエネルギー調査を有する大きさしきい値関数検査を実施するように配されることを特徴とする受信器。
- 受信信号コードの局部的に発生したレプリカを供給するPRNコードを発生させるステップ、擬似コード取得の状態を決めるために受信信号において相関しきい値検査を実施するステップ、及びマイクロプロセッサを用いて前記受信信号から得られるベースバンド信号を処理するステップを有する拡散スペクトル信号を受信及び処理する方法において、前記相関しきい値検査は、前記マイクロプロセッサから遠隔的に実施され、前記相関しきい値検査によるしきい値が超えられる場合、前記マイクロプロセッサにより処理する受信信号が標識付けされることを特徴とする方法。
- 請求項12に記載の方法において、前記相関しきい値検査は、2つの異なる速度の一方で選択的に実施されるコード掃引を含むことを特徴とする方法。
- 請求項13に記載の方法において、前記コード掃引は、初めに第1の速度で実施されるが、擬似コードフェーズ取得時に第2の遅い速度に切り替わることを特徴とする方法。
- 請求項12乃至14の何れか一項に記載の方法において、標識付けされた信号に対する検査を始めるために前記マイクロプロセッサに対する割り込み信号を始めるステップを含み、前記割り込み信号の開始は、標識付けされた信号の存在に反応することを特徴とする方法。
- 請求項12乃至15の何れか一項に記載の方法において、他のチャンネルから複数の潜在的な割り込みの期間に等しい遅延期間に対し割り込みの処理を遅らせ、前記遅延期間によって遅延された前記割り込みを処理する時間で前記他のチャンネルに起こった如何なる割り込みも処理することを含むことを特徴とする方法。
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