JP2004512579A - 医療画像管理システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、遠隔配置されたファシリティ間で医療画像を含む電子記録の記憶及び送信を集中的に管理する中央データ管理システムを用いる医療画像管理システム及び方法を提供する。本発明は、安全な伝送を行うために画像をパッケージするシステム及び方法も提供する。本発明は、画像及び画像ファイルのアタッチメントすなわち添付物の配送及びレビューをトラッキングするシステムも提供する。本発明を、患者の寿命を通じて、互いに相違する許可されたイメージングセンタ及びプロバイダによってアクセスすることができる。リモートビューアで、種々のファイルを患者のファイルに添付することができる。オーバレイ、レポート及び他のアタッチメントを、イメージビューイングステーションで編集し又は入力することができ、許可されたロケーションへの配送のためにパッケージし、かつ、データセンタによって追跡し及び格納する。
Description
【0001】
【技術の分野】
本発明は、医療画像を管理するシステム及び方法に関する。更に詳しくは、本発明は、医療画像に関連した電子記録を取得し、送信し、格納し、処理し及び伝達するコンピュータに基づくシステム及び方法に関する。
【0002】
【背景】
診断撮像技術が、過去20年で著しく進歩し、磁気共鳴イメージング(MRI)や計算機断層撮影(CT)のような非常に複雑な撮像テストを提供する。特に、MRI市場は、米国で約6,000個のMRIマシンを有し、世界中で12,000個のMRIマシンを有する。米国のMRI装置の2/3は、クリニック及び小規模の病院に配置されている。12,000個を超えるCTスキャンが米国に存在し、20,000個を超えるCTスキャンが世界中に存在する。他の顕著な医療イメージング市場は、例えば、超音波、核医学、デジタルX線、及びコンピュータ化された放射技術である。概して、潜在的な医療画像管理マーケットは、米国で毎年5.50億ドルと見積もられ、世界中で120億ドルと見積もられる。
【0003】
放射線及び他の医療画像の迅速な電子配送及び簡単かつ経済的な記憶の必要は、増大している。毎年の米国の放射線学のマーケットは、開業医によって実行される1500億本のX線、1000億のソノグラム(sonogram)、200億のMRIスキャン及び300億のCTスキャンからなる。大抵の病院、クリニック及びイメージングセンタで医療画像を管理する従来のプロセスは、次の通りである。医療画像は、フィルムのシートにプリントされ、解釈のために放射線技師に配送される。複写されたレポートが、放射線技師に配送され、エラーのためにレビューされ、かつ、印が付された後、フィルム及びレポートが、関係のある医師に配送され及びメールされる。このプロセスは、しばしば、数日、場合によっては1週間を要する。問題が生じた場合、関係のある医師は、記憶に信頼のおける放射線技師にコンタクトをとり、その放射線技師は、数日前又はそのプロセスを有することなくフィルムをレビューする。また、関係がある医師は、ローカルコミュニティの実務に応じて、オフィスでハードコピーフィルムをファイルすることにより、又はファイルすべきイメージングセンタ若しくは病院にフィルムを戻すことによって、ハードコピーディスクを管理する必要がある。その後患者が第2の医師のところに行き、外科を要望し、他の医療イメージング手順を要求する場合、フィルムを、病院、外科センタ又は第2の医師のオフィスに配置し及び物理的に搬送し又は移す必要がある。フィルムが消失し又は誤ってファイルされるおそれがあり、2以上のオフィスを維持する医師は、常に正確なオフィスで正確な患者フィルムを有しない。
【0004】
現在のフィルムに基づくシステムは、非常に高価であり、フィルム、化学処理及び配送の費用は、MRIの患者の検査ごとに容易に30〜50ドルまで上昇する。毎月300人の患者を走査する典型的なMRIセンタは、毎月約12,000ドル(40ドル/検査×300人の患者/月)に等しいコストを有する。イメージングファシリティに対する他の問題は、フィルムを物理的に消失するおそれがあることと、そのフィルムの配送及び探索に必要な時間、人員及び費用が膨大であることである。医療画像の25%までの見積もりは、所望される際にアクセス可能でない。
【0005】
現在、大抵のイメージングセンタ及び小規模の病院は、制約された時間、典型的には5〜7年の間ハードコピーフィルムに患者画像を格納する。その後、画像は、銀の回復のためにメルトダウンされる。これらの画像フィルムは、典型的には、所定の時間中に大規模な画像ライブラリに格納される。患者がフィルムを所望する場合、コピーが行われ、患者に料金が課される。画像がデジタル的に記憶される発展したシステムを有する一部のイメージングセンタ及び小規模の病院がある。しかしながら、これは、制約された期間にあり、通常、関係のある内科医は、このデジタル情報へのアクセスを有しない。画像をイメージングセンタに格納する他の方法は、MRI又はCTシステム等の製造に起因する光記憶装置である。光システムは、製作者に対するフォーマット特性を有し、一旦MRI又はCTが置換されると情報を取得するのが困難である。その理由は、以前に所有したCT又はMRIを伴った所有フォーマットの下で情報が格納されるからである。プロバイダがログオンするとともにクライアントサーバシステムに格納された画像ファイルの当面の配送画像のクライアント/サーバモデルが提案されている。そのようなシステムは、画像配送が十分な時間量を要求するとともに内科医が画像ファイルをレビューする際に内科医が利用できないという点で好ましくない。また、そのようなシステムが、寿命の記憶及びアクセスに対して要求されており、そのような記憶及びアクセスを提供するためには、当面の転送のために、クライアント/サーバが著しく大きくかつ高価な記憶容量を必要とする。したがって、患者の寿命全体に亘って以前の検査を探索できるように、関係のある内科医、患者及びイメージングセンタによってアクセス可能な寿命記憶装置を提供するのが好ましい。許可された受取人、例えば、患者又は保健看護プロバイダに対して選択したファイルを配送できるようにする間に画像ファイルの比較的廉価な寿命記憶を可能にして、ファイルが画像ビューアの受取人を待機する記憶装置を提供するのも好ましい。
【0006】
現在、広く確立されていない市販のインターネット解決は、放射線データのデジタル配送及び常に増大する膨大な記憶の保管のために存在する。複数の患者は、ファイルや写真のような種々のアタッチメントを有するeメールの送信に慣れており、放射線画像を医師に対して「eメール送信」できないことを不思議に思う。しかしながら、医療画像を医師に「eメール送信」する際に複数の障害がある。
医療画像を電子的に有効に転送するために、画像をデジタル形態にする必要がある。MRIマシンのようなイメージング装置は、データを「転送する」ように構成したハードウェア及びソフトウェアにインタフェースするコンピュータを有する必要がある。コンピュータは、所有権のある画像表示データ(ヘッダ情報)をDICOM(医学におけるデジタルイメージング及び通信(Digital Imaging, and Communication in Medicine))のような標準的なフォーマットに変換する必要がある。また、画像を受信する医師は、ソフトウェアを有する必要があり、これによって、医師は、医療画像をビューするとともに、画像ヘッダ情報(ビューア)を解釈することができる。しかしながら、非DICOMで許可されたモデルが、大部分のイメージングマシンを表す。イメージングセンタで管理された看護によって課される金銭的な制約のために、非DICOMマシンは、近い将来に診断イメージングを支配しつづける。
【0007】
CTやMRIのようなデジタル形態が一般的なクリニカル使用になると、各製作者は、データを再構成し、ファイルをフォーマット化し、かつ、検査の各々を格納することによってそれ自体の所有物を使用する。それは、この基本的な情報を他の競合する製作者と共有しない。したがって、各々が互いに相違するフォーマットを有するので、1セットの画像を他のマシンに送信することができない。1983年に、米国の放射医学校(American College of Radiology)及び国内の電子製作者協会(National Electronic Manufacturer)は、規格を検討するために集合した。1984年の前半に、二つの組織は、医学におけるデジタルイメージング及び通信(DICOM)規格委員会を構成した。数年の広大な仕事の後、最初のDICOMモデルが1992年に導入された。1994年の後半において、少数の製作者が、通常は多額の費用(20,000〜40,000ドル)のアップグレードに伴ってDICOMをその製品に組み込み始めた。しかしながら、今日でも、大部分の製作者は、著しく高い費用(20,000〜40,000ドル)をかけてDICOMを組み込んでいる。昔に確立された医療イメージングシステムの多数は、元の装置の製作者から利用できるDICOM変換を有しない。DICOM変換のアップグレードが、既に構築され及びインストールされた製品に利用できるときは常に、それは、新たな製品に対するDICOMに比べて更に高価なものとなる。DICOMは、通信規格であり、特定のハードウェアアーキテクチャを規定しない。それは、画像を非画像データベースに統合し、医療画像通信の主流の規格である。それによって、世界中の専門家及び他の規格の組織の間で幅広いサポートが楽しまれる。
【0008】
インタフェースが発展して、元々DICOMを設けた製作者でない「DICOMイネーブル」イメージングシステムとなっている。全体に亘るシステムの構成要素としてDICOMインタフェースを設けることなく、本発明によって想定される一般的な分野における医療画像管理システムは、3通りのアクション:1)DICOMに適合した装置に対するイメージングセンタユーザの制限:2)DICOMインタフェースを購入し及びインストールするために40,000ドル以上のコストの顧客による支払いすなわち要求、又は:3)2次的な取得(secondary capture)として既知の技術の依存のうちの一つをとる必要がある。2次取得法の場合、ビデオフレームグラッビングのように、情報の一部が消失する。その理由は、それは、元の16ビット画像画素データの8ビットアナログ表示しか取得しない。また、2次取得された画像は、元の画像と同程度に後処理できない。2次取得されたデータの固有の欠点のために、米国の放射医学校(ACR)の規格では、主な診療のためには直接的な取得法が好ましい。
【0009】
一般的なイメージングセンタ及び関係がある内科医の市場は、粗悪な2次取得法又はDICOMを設けたイメージングシステムにしか接続することができないASPの使用にがまんしている。本発明のシステム及び方法は、DICOM接続を提供する。また、画像データの品質すなわち完全性に妥協することなく画像を送信し及び格納するために、有効な医療画像管理システムは、好適には、画像品質に妥協することなく、本質的に異なるイメージング装置及びシステムへの接続を成功することである。このために、システムは、互いに相違する種々のイメージングマシンから所有権のデータを抽出できるようにし、その大部分がDICOMでイネーブルされず、したがって、DICOMフォーマットのデータを「出力」しない。さらに、DICOMが一般的な産業規格であるとしても、英語のようにDICOMの互いに相違する「言語」が、複数の製作者の各々がDICOM言語を「話す」方法に依存して存在する。これが意味することは、互いに相違する方法で互いに接続し及び通信するDICOMインタフェースを有する二つのシステムに対してそのようなことが極めて一般的であることを意味する。したがって、そのようなマシン間のインタフェーシングのカスタマイズが、一部の環境で要求される。
【0010】
一旦、既に説明した障害が克服されると、医療画像を電子的に有効に送信するとともに容易に適合可能にする。その電子画像は、フィルムとは異なり、イメージング検査が実行された直後に同時に複数のロケーションに存在する。
【0011】
ピクチャアーカイビング及び通信システム(PACS)
スクリーンディスプレイやフィルムプリンタを通じてビューするために変換される電子形態の画像を有する電子記録を管理することによって、医療画像の効率的な記憶及びアクセスの増大とともに、種々の解決が提案されている。
【0012】
「ピクチャアーカイビング及び通信システム」(PACS)と称される周知のシステムは、一般的に、画像データ取得、送信、表示及び記憶を可能にする構成要素の集合を通じて医療画像管理を提供する。そのようなシステムは、放射線科又は放射線設備内の互いに相違するロケーションで利用できるデジタルデータを形成するイメージングクリニック及び病院で実現される。さらに、そのようなシステムの使用は、一般に、屋内の放射線及び他の部署に制約され、したがって、イメージングファシリティの外側にある関係がある内科医が除外される。これらシステムは、一般に要求される中央画像管理システム及び記憶装置の各々のローカルインストールに対して高い価格(60,000〜1,000,000)を有し、イメージングファシリティにおける画像管理システムの局所的なオンサイトを形成し及び維持するための追加の人員に関連した他の高コストを伴う。
【0013】
医療画像及びインターネットASP
医療画像管理市場が非常に大きく、かつ、それが、医療画像に関連した電子記録の多量の再送信を表すので、電子画像を管理するASPモデルは、非常に有利な年金ビジネスに対する高い可能性を提供する。特にインターネットに基づくASPモデルを通じて医療画像を電子的に管理することによって医療画像管理に対する従来のフィルムに基づくシステム及び方法を置換し又は少なくとも著しく向上させるために、近年種々の努力が行われている。しかしながら、医療画像の送信及び記憶に対するアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)の概念は、未発達の段階の産業である。米国で毎年実行される30億を超える診断イメージング手順のごく少数が、ASPモデルを利用して送信され及び/又は記憶される。
【0014】
これら既知の医療画像管理システムとともに意図されるように画像を電子的に送信するために、第1ステップは、顧客サイトの画像取得システムに対するイメージング形式(CT,MR、超音波等)からデータを取得することである。このデータを取得する二つの方法:1次取得及び2次所得がある。他の既知の医療管理システム及び方法をサポートするために常に1次取得が可能でないので、しばしば「2次」すなわち「間接的な」方法を用いる。最も簡単かつ最も古い「2次」取得方法は、しばしば「フレームグラビング」と称される。この方法は、単にビデオモニタの存在する画像を取得し及びそれを記録するだけである。結果的に得られる画像は、グレーの256シェードを許容する8ビットの深さのみであり、これは、著しい量の画像データが消失したことを意味する。「フレームグラビング」の使用も、非常に労力を要する。「フレームグラビング」を用いると、技術者は、画像の「ウィンドウ」及び「レベル」(輝度及びコントラスト)をプリセットする必要がある。これは、ごく最近の1次取得に比べて技術者が膨大な時間を要する。そのフレームグラッバシステムは、デジタル形態からアナログモニタ出力を取り出すとともにそれをアナログ−デジタルコンバータを通じて実行することによって作動し、それ自体によってデータが劣化する。受信端の画像の輝度及びコントラスト(ウィンドウ及びレベル)を調整する機能も、「2次」取得を用いて得られた画像とともに制限される。内科医にとっても非常に重要な画像の測定及び配置の両方は、一般に、2次取得を用いることによって許容される精度で可能である。さらに、上記問題が原因で、1999年1月1日から有効なテレラジオロジィ(teleradiology)米国の放射医学校(ACR)の最終バージョンは、DICOMに従うとともに完全な画像データの転送を推奨し、それは、1次診断に対する「1次」又は「直接的な」取得によってのみ可能となる。
【0015】
一般に、電子記録フォーマットで医療画像を管理する既知のシステム及び方法は、ウェブサーバにログオンした後に患者の画像をダウンロードすることを関係のある内科医に要求する「プル」タイプの画像配送プロトコルを使用する。しかしながら、忙しい内科医は、時間がなく、このようにして患者の画像にアクセスすることを要望しない。「プル」モデルは、内科医にログインを要求するとともに、データ転送を開始するために内科医に過度の入力及び時間を要求する。したがって、医師は、ダウンロードのために画像データを待機する必要がある。
そのような医療画像ASPの種々の更に特別な例は、一般的な分野で既知の会社の各々に関連して以下のように要約される(直後に設けられる情報の大部分は、情報及び信用に基づき、あるケースの場合、うわさ及び及び野蛮な議論のみに基づき、したがって、これらの会社の一般的及び詳細な構成要素は、完全に正確でないおそれがある。)。
【0016】
以下、”Amicas”と称される会社によって提供すべき医療画像管理システムに関連する情報と信じられるものを説明する。Amicasは、マサチューセッツ州のニュートンにある個人企業であり、ウェブサーバ間で送信すべき放射線検査を許容するソフトウェアを販売している。Amicasのターゲット市場は、大病院である。Amicasは、USPドキュメントエクスチェンジ(SM)を用いて、標準的なeメールシステムを有する任意の医療ファシリティ間でそのような画像の転送を可能にするよう計画し、暗号化に基づくセキュリティ配送サービスが、任意のパスワード保護、リアルタイムトラッキング及び配送コンフォメーションを形成する。内科医は、内科医のeメールを取得するためにログインを行うとともにダウンロードのために画像を待機する必要がある。会社は、現在のところ、4ベータサイトのサービスを用いている。会社は、1997年にFDAの認可を得た。潜在的な顧客に適するために、クライアントのマシンは、インストールされたDICOMを有する必要がある。CEO Dr. Adrian Gropperは、ネバタ州のラスベガスで2000年5月2日にE−Healthcare Conferenceのインタビューで、AmicasがカスタムDICOMインタフェースを展開する計画がないことを発表した。Dr. Gropperは、会社が任意の形態のオフサイト記憶装置を提供する計画がないことも発表した。さらに、会社は、会社が管理する医療画像に関連した電子記録の損失圧縮を用いる。Amicasは、ローマリンダベテランズアドミニストレーション病院に配置されたテストサイトを有する。
【0017】
“eMed”と称される会社によって提供される医療画像管理システムに関連した情報であると信じられているものを、以下説明する。EMedは、マサチューセッツ州のレキングトンにある個人企業である。ターゲットとなるユーザは病院である。EMedネットサービスは、内科医のウェブサイトを通じて他の関連の情報に沿って医療画像及びレポートに対する統合されたアクセスを有する医療画像ビューイングアプリケーションを有する。EMedの技術は、ヘルスケアアプリケーションサービスプロバイダ(HASP)であり、サーバハードウェア、ドメインネーム登録、サイト構成及び現在のコンテントから全てに注意を払い、毎月の加入料は全てで2,500ドルである。会社は、FDAの認可を有する。会社は、DICOMを装備したマシンを好むが、二つの方法:(1)40.000ドルまでの顧客コストのDICOM変換装置、及び:(2)フレームグラビング−主要な診断解釈では許容できないと考えられる2次取得の形態で非DICOMイメージングマシンから画像を取得することができる。
【0018】
テキサス州のワウケシャ(Waukesha)にあるジェネラルエレクトリックエレクトリックシステムによって提供される医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。WIは、2000年4月9日のプレスリリースで、オフサイトロケーションで発生したデータを主に記憶するためにGEがASPモデルを用いることを述べた。この最近のアナウンスメントは、GEの従来のPACSシステムに対するASPモデルを指している。プレスリリースは、2000年の夏の間にプログラムを案内するよう主張している。プレスリリースは、(そのシステムに対する接続性、すなわち、非DICOMに適合したマシンをサービスに提供したか否か、GEのみと非GE装置のいずれがターゲットとなっているか、GEが、非DICOM装置に対する任意のDICOMインタフェースを開発する計画があるか否か、特にどのデータが格納されるよう計画されているかのような)多くの詳細を述べていない。プレスリリースは、ネットワーク加入料の設定について説明しているが、価格の詳細について説明していない。更に重要なことには、GEは、画像を配送せず、医師のログオンを有する。
【0019】
カリフォルニア州のパロアルトにある個人会社Image Medicalによって提供された医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。ターゲットとなる市場は、大規模な設備である。Image Medicalは、インターネット上で医療画像を伝送するASPモデルを使用する。画像医療システムは、「プラクティスビルダー」と称される。それは、DICOMに適合し、現存するPACSによって作動し、任意の位置の画像及びレポートにアクセスする機能を提供する。「プラクティスビルダー」は、デジタル医療画像CT,MR,US,Dr,Cr及びNMに対する「ビューア」を有する。財源モデルは、接続コスト、インフラストラクチャコスト及びインストールコストをカバーする起動料金である。トランザクションごとの料金は、画像取得、分配及び管理に対して課される。会社は、非DICOMが装備されたイメージングマシンに対するインタフェースを開発していない。
【0020】
テネシー州のネスビレにある個人企業の会社”Inphact”によって提供される医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。Inphactは、インターネットに基づくASP PACSをRISに統合している。ターゲットとなる市場は、屋内のPACSに余裕がない任意の病院又はクリニックである。RadWebTMによって、内科医は、インターネットを通じて、放射線画像24/7を問いただすことができる。会社は、将来的には技術プラットホームを心臓学に展開する計画である。会社は、プッシュ技術、画像ヒストリ記録システム又はカスタムDICOMインタフェースを提供しない。
【0021】
コネチカット州の話リングフォードにあるIn Site One, Inc.によって提供された医療画像管理システムに関連する情報を、以下説明する。主なターゲット市場は病院である。In Site Oneは、デジタル画像記憶と提供するとともに医療コミュニティに対するアーカイビングを行うサービスプロバイダである。この会社に対して、イメージング装置は、DICOMに適合したものである必要がある。”In Dex”(インターネットDICOMエクスプレス)は、トランザクション、記憶のためにサービスを行う際の支払い及び病院に対するDICOM画像のアーカイビングである。In Dexのオープンアーキテクチャは、任意のPACS構成要素と、病院ネットワークシステム及び情報システムとを統合する。画像を、インターネット又は仮想専用ネットワークを通じて病院のネットワークにアクセスすることができる。In Dexは、PACS機能のある又はPACS機能のないファシリティに適している。PACSオーナに対して、In Dexによって、オーナは、記憶及びアーカイビング構成要素をアウトソースすることができる。非PACSを装備したファシリティに対して、高キャピタルアウトレイのないPACSの記憶及びアーカイブ、維持費、テクニカルアップグレード及びスタッフィングサポートを配送する。関係のある内科医に画像が搬送されず、また、関係のある内科医は、提供された画像をビューするアクセスを有する。
【0022】
カリフォルニア州のロサンジェルス及びVAのキャンティリィにあるRadiology.comによって提供された医療画像管理システムに関連した情報を、以下説明する。ターゲットとなるマーケットは病院である。Radiology.comは、2000年3月9日に中央のウェブに基づくリポジトリを通じてオンラインでデジタル医療画像を記憶し及び探索することができるサービスの開始を発表した。この技術は、DICOM及びJAVAを組み合わせ、これによって、PCの伝送のためにハイレベルの圧縮及び医療画像の暗号化を許容する。システムはASPモデルを用いる。会社は、「画像バンク」と称される医療画像の広域的な中央リポジトリにアクセスする寿命を許容するオープン規格を主張する。患者は、個別の2次的なオプションを取得するために用いることができる「患者のバンク」を通じてそれ自体のイメージングヒストリを構築することができる。財源モデルは、必要とされるアプローチとしての支払いである。このシステムは適切に存在し、クリニカルなサイトが開発されていない。
【0023】
カリフォルニア州にあるサンマテオにある個人企業”Real Time Image”によって設けられた医療画像管理システムに関連する情報を、以下説明する。ターゲットとなる市場は、PACSを有する大規模な病院である。PACSオンデマンドは、あらゆる場所及びあらゆるときにダイヤルアップ接続でも内科医がビューすることができる製品である。iPACSは、PACSに統合するウェブサーバであり、これによって、内科医は、マイクロソフトのインターネットエクスプローラ又はネットスケープナビゲータウェブブラウザ上のDICOMアーカイブから直接画像をビューすることができる。ユーザは、この製品の任意の使用を試みる前にブラウザにプラグインをインストールする必要がある。iPACSは、前処理なく又は個別のアーカイブを必要とすることなく元の画像データを用いて、休むことなく画像を「ストリーム」する。
【0024】
シリコンバレーにある企業”Stentor”によって設けられた医療画像管理システムに関連する情報について、以下説明する。ターゲットとなる市場は、現存のイントラネットを有する病院である。Stentorのシステムは、PCに基づくものである。Stentorの”iSYNTAX”技術は、現存する病院のネットワーク上にのみで画像を配送する。Stentorは、FDAの認可を有する。Stentorは、iSYNTAXシステムが現存する任意の病院ネットワークを統合することを主張する。Stentorは、1メガバイト/秒ネットワーク接続の低速でリアルタイム画像を送信する。画像は、ウエブレット技術を用いて符号化される。送信された画像の損失のない表示を主張しているが、(本発明によって実行されるような)損失のない送信を主張していない。Stentorは、イメージングデパートメントによるリアルセービングが示されるまで支払いが送信されないことを主張している。Stentorは、使用に基づいて課金している。
【0025】
ASPモデルを提供することを意図した他の既知の電子画像管理システム及び方法のいずれも、イメージングクリニックの外側の保健看護プロバイダの関係のある内科医及び他の関係者の必要に十分に向けられていない。
ある観点において、医療画像ASPサービスを提供することを意図した他のシステムは、一般に、時間的にログオンし、内科医の端末でプロシージャをダウンロードする。他の観点において、医療画像ASPを提供することを意図した他のシステム及び方法のいずれも、画像が送信され、受信され及びビューされる場所及びときのヒストリ記録をイメージセンタに供給しない。しかしながら、イメージングクリニックの外側の関心のある保健看護プロバイダ又は患者の遠隔に配置されたデスクトップに直接画像をプッシュするシステムは、その末端で非常に有効なリソースとなる。さらに、電子画像を生成する医療イメージングセンタは、全てのロケーションで各画像が送信され、受信され及びビューされる時間及び場所についての容易にアクセス可能な情報を有するリアルタイムの画像ヒストリ記録を画像に提供するシステムから有益である。
【0026】
また、有効なコストのASPを提供することを意図した他の労力は、一般に、主に各イメージングセンタの一部においてコストに関する探求を必要とし、その労力の一部によって、使用ごとの料金が、各イメージビューイングのときに課される。しかしながら、小規模のクリニック及びイメージングセンタの外側の保健看護プロバイダは、ハードウェア又はソフトウェアに多大な費用を必要とすることなくASPを使用するのに必要な関連のイメージワークステーションを提供するビジネスモデルから有益である。その関係者は、アップフロントハードウェアコスト及び「使用ごとの」トランザクション料金なしで毎月のサービス料金に基づく医療画像ASPを提供する方法によって非常に有利になる。さらに、固定料金に基づいてイメージングクリニックのみに課金する医療画像ASPを設けることによって、センタは、少なくとも画像量が支払人を通じて課金される程度に、増大した画像量から流れる増大した収入の経済的な利益を享受することができる。特に、イメージングセンタは、固定された又は使用ごとの料金のみを課すものの遠隔配置されたASPの中央管理システムとインタフェースする(一態様においてDICOM変換インタフェースを有する)イメージングセンタのローカルイメージワークステーションを直接的な多大の費用なく提供する電子医療画像ASPシステムから有益である。他の関心のある保健看護プロバイダ及びイメージングクリニックの外側にある患者も、ASPから利用できる電子画像をビューし及び格納するリモート画像ビューイングシステムへのアクセスを有する観点からも非常に有益であるが、この場合、ビューイングシステムに対して支払いを必要としない。
【0027】
【発明の開示】
本発明は、従来のフィルムに基づくシステム及び方法の従来の生成、トランスポーテーション及びビューイングに関連した高い経済的なコスト、アロケーション、時間及び信頼性のなさを低減する医療管理システム及び方法を提供する。
本発明は、他の観点において、医療イメージングセンサの複雑な技術を購入し及び/又は管理する必要が減少する医療画像管理システム及び方法も提供する。
本発明は、医療画像の検査に関心がある関連の内科医及びイメージングセンタの外側に配置された他の保健看護プロバイダを直接必要としない医療画像管理システムも提供する。
【0028】
本発明は、一つの中央医療画像管理ASP内の医療画像に関連した診断及び他の分析ソフトウェア、アルゴリズム、又は他のツールを統合する医療画像管理システムも提供する。
本発明は、中央画像記憶サイトにアクセスするとともにビューのために特定の所望の画像を見つけてダウンロードする必要なく保健看護プロバイダが画像を見ることができるように、医療画像を取得した後に医療イメージングセンタの外側の保健看護プロバイダに対して、医療画像を有する電子記録をプッシュする医療画像管理システム及び方法も提供する。
【0029】
本発明は、保健看護プロバイダや医療イメージングセンタの外側の患者のような関係者によって医療画像を含む電子記録がプッシュされた時間及び場所の医療画像ヒストリ記録を保持するとともに、画像を生成する医療イメージングセンタと医療画像ヒストリ記録の通信を行う医療画像管理システム及び方法を提供する。
本発明は、保健看護プロバイダがアクセスのために多量の時間を費やすとともに関連の医療画像をみる必要なく、医療イメージングセンタの外側の保健看護プロバイダにほとんど又は全く損失のない医療画像記録を送信する医療画像管理システム及び方法を提供する。
【0030】
したがって、本発明の一態様は、医療イメージングシステム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムを有する医療画像管理システムを提供する。医療イメージングシステムは、コンピュータで読出し可能なフォーマットで電子記録を生成し、それは、患者の身体の領域に関連した電子画像を具える。ローカルイメージワークステーションは、ローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行い、電子記録を、医療イメージング装置から送信し及びローカルイメージワークステーションによって受信する。中央データ管理システムは、リモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行い、電子レコードは、ローカルイメージワークステーションから送信され、中央データ管理システムによって受信される。中央データ管理システムは、電子記録を読み出すことができるフォーマット及び認識可能で可視に変換された電子画像フォーマットで電子記録を予め決定されたリモートビューイングシステムにプッシュするようにも構成される。
【0031】
このモードの一態様によれば、医療イメージングシステム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムのうちの少なくとも一つは、DICOMフォーマットで電子記録を送信するように適合される。他の点に関して、中央データ管理システムは、DICOMフォーマットの電子記録を受信し及び処理するよう適合される。
他の態様によれば、医療イメージング装置がDICOMフォーマットで電子記録を生成しない場合、ローカルイメージワークステーションは、中央データ管理システムへの送信のために、受信した非DICOM電子記録をDICOMフォーマットに変換する。
【0032】
他の態様によれば、中央データ管理システムは、元のサイズに対してほとんど圧縮されずにリモートビューイングステーションに電子記録をプッシュする。更に特別な形態において、中央データ管理システムは、電子画像を元のサイズの約1/3倍に圧縮することなく電子記録をリモートビューイングステーションにプッシュする。更に別の例に対して、中央データ管理システムは、元の形態及びサイズに対してほとんど損失なく電子記録をリモートビューイングステーションにプッシュする。他の態様において、記録は、損失なくプッシュされる。他の形態において、少なくとも元の記録サイズに対して約1/1.5倍の圧縮を行う。
このモードの他の態様において、リモートインタフェースはインターネットを有する。他の態様において、リモートインタフェースは、デジタル加入者ライン(DSL)インタフェースを用いる。
【0033】
他の態様において、医療イメージング装置は、以下のもののうちの任意のものとする。磁気共鳴イメージング装置、CTスキャナ、超音波装置、演算断層装置(computed tomography device)、核医療装置、及びデジタル放射線又はX線装置。
他の態様によれば、中央データ管理システムとローカルイメージワークステーションのうちの少なくとも一方は、電子記録を格納するのに適合した記憶装置を有する。
【0034】
このモードによるシステムは、電子記録が中央データ管理システムからプッシュされるとともにリモートイメージビューイングシステムによって受信されるように第2のリモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行うリモートイメージビューイングシステムも有する。リモートイメージビューイングシステムは、電子記録を格納するそれ自体の記憶装置も有する。この態様のシステムは画像ヒストリ記録システムも有し、それは、リモートイメージビューイングシステムに関連したリモートヒストリ記録システムと、中央データ管理システムに関連した中央ヒストリ記録システムとを有する。リモートヒストリ記録システムは、第2のリモートインタフェースに沿ってリモートシステムメッセージを中央ヒストリ記録システムに送信し、電子記録がリモートイメージビューイングシステムで受信される時間、電子記録がリモートイメージビューイングシステムで開かれる時間及び電子画像がリモートイメージビューイングシステムでビューされる時間のうちの少なくとも一つに関連した情報を有する。この画像ヒストリ記録システムは、他の形態において、ローカルイメージワークステーションに関連したローカルヒストリ記録システムも有して、中央ヒストリ記録システムが、第2のインタフェースに沿って、中央システムメッセージを、リモートシステムメッセージに含まれる情報の少なくとも一部とともにローカルヒストリ記録システムに送信する。
【0035】
このモードの他の態様によれば、中央データ管理システムは、患者の保健看護の管理に有用な結果を生成する電子記録に基づいて動作を実行するアプリケーションを有するインターネットでアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)を具える。他の例において、このアプリケーションは、電子記録の一部として電子画像を有する保健看護に関連したデータを記憶する放射線情報システム(RIS)を具える。他の例において、RISは、保健看護の支払いに関連した情報を電子記録で格納する。他の例において、RISは、電子記録における患者の保健看護に関連した時間に基づくスケジューリングに関する情報を記憶する。
【0036】
このモードの他の態様は、医療画像システム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムのうちの少なくとも一つとインタフェースするプリンタを有し、それは、電子画像に関連した認識可能な可視のフィルムをプリントする。
【0037】
本発明の他の態様は、医療イメージング手段、画像記憶手段及びイメージングプッシュ手段を有する医療画像管理システムを提供する。医療イメージング手段は、第1ロケーションに配置され、患者の身体の領域に関連した電子画像を有するコンピュータで読出し可能なフォーマットの電子記録を生成する。プッシュ手段は、リモートインタフェースに沿って、電子記録を、第1ロケーションから離間した第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。この態様に対して、電子記録は、電子画像を認識可能な可視のフォーマットに変換できるように開くことができるフォーマットにプッシュされる。
【0038】
このモードの一態様は、リモートイメージビューイング手段に関連し、第2ロケーションの電子画像をビューするビューイング手段も提供する。他の態様は、電子記録における患者に関連した情報を提供する手段も提供する。更に別の態様は、電子画像を非DICOMフォーマットからDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を提供する。このモードの他の態様は、電子記録の送信、電子記録の受信及び電子記録のビューイングのうちの少なくとも一つに関連した画像ヒストリ記録を維持する画像ヒストリ記録手段を提供する。これに関して、その画像ヒストリ記録手段は、電子記録の送信、電子記録の受信及び電子記録のビューイングの各々に関連した画像ヒストリ記録を維持する。非常に有用な形態において、画像ヒストリ記録手段は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置された中央データ管理システムで画像ヒストリ記録を集中的に管理する手段、画像ヒストリ記録を中央データ管理システムから第1ロケーションのローカルワークステーションに送信する手段と、第1ロケーションのローカルイメージワークステーションに関連し、画像ヒストリ記録を表示する手段とを具える。
【0039】
このモードの他の態様は、医療イメージング手段からの電子記録をDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を提供する。
このモードの他の非常に有用かつ望ましい態様について、画像記憶手段は、ローカル記憶手段と、リモート記憶手段と、中央記憶手段とを有する。ローカルメモリは、第1ロケーションに電子記録を記憶する。リモート記憶手段は、電子記録を第2ロケーションに記憶する。中央記憶手段は、中央データ管理システムに関連するとともに第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに電子記録を記憶する。このような複数の記憶態様の更に詳細な例において、中央記憶手段は、第1、第2及び第3ロケーションから離間した第4ロケーションに電子記録を記憶するバックアップ記憶手段を具える。
【0040】
このモードによるプッシュ手段の他の態様は、ローカルプッシュ手段及び中央プッシュ手段を有する。ローカルプッシュ手段は、第1ロケーションにあり、電子記録を、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションの中央データ管理システムにプッシュする。中央プッシュ手段は、第3ロケーションの中央データ管理システムに関連し、電子記録を第3ロケーションから第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0041】
このモードによるプッシュ手段の他の態様は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションの中央データ管理システムを有する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから電子記録を受信し、第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムに記録をプッシュする。
このモードの他の態様によれば、リモートイメージビューイングシステムに関連する表示手段は、第2ロケーションで認識可能な可視のフォーマットで電子画像を表示する。
【0042】
本発明の他のモードは医療画像管理システムを提供し、それは、ローカルイメージワークステーションと、中央データ管理システムと、リモートイメージビューイングシステムとを有し、これらは全て、ローカルイメージワークステーションが電子記録を中央データ管理システムを通じてリモート記憶装置にプッシュするように形成され及びネットワーク化される。更に詳しくは、ローカルイメージワークステーションは、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行う。ローカルイメージワークステーションは、少なくとも一部に電子画像を有する電子記録を、患者の身体に関連した医療イメージングシステムから受信する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから離間した第2ロケーションから第1のリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行って、中央データ管理システムが、ローカルイメージワークステーションから電子記録を受信する。リモートイメージビューイングシステムは、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションから第2リモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行う。リモートイメージビューイングシステムは、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで記憶するリモートイメージ記憶装置を有し、リモートイメージ記憶装置からの電子記録を開くとともに電子画像を認識可能な可視の形態に変換するよう適合される。
【0043】
このモードの一態様によれば、中央データ管理システムは、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで格納する中央画像記憶装置を有する。他の形態において、中央画像記憶装置は、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで第4ロケーションに記憶するバックアップ記憶装置を有する。
このモードの他の態様において、ローカルイメージワークステーションは、電子記録を格納するローカルイメージ記憶装置を有する。
【0044】
他の態様によれば、システムは、ローカルイメージワークステーション、中央データ管理システム及びリモートイメージビューイングシステムのうちの少なくとも一つに関連する画像ヒストリ記録システムも提供する。この画像ヒストリ記録システムは、電子記録が送信されたロケーション、電子記録が受信されたロケーション、電子記録がロケーションに送信された時間、電子記録がロケーションで受信された時間、電子記録がロケーションで開かれた時間、及び電子記録がロケーションでビューされた時間のうちの少なくとも一つに関連したヒストリ情報を有する画像ヒストリ記録を維持する。
【0045】
また、このモードによる画像ヒストリ記録システムの別の形態は、リモートイメージビューイングシステムに関連したリモートヒストリ記録システムと、中央データ管理システムに関連した中央ヒストリ記録システムとを提供する。リモートヒストリ記録システムは、リモートシステムメッセージをリモートイメージビューイングシステムから中央ヒストリ記録システムに送信し、それは、リモートイメージビューイングシステムのアクティビティに関連したヒストリ情報を有する。中央ヒストリ記録システムは、中央システムメッセージをローカルヒストリ記録システムに送信し、それは、リモートシステムメッセージに含まれるヒストリ情報の少なくとも一部を有する。更に詳細な形態において、ローカルイメージワークステーションは、ヒストリ情報を表示するよう構成される。
【0046】
本発明の他のモードは、医療画像管理システムであり、それは、医療イメージングシステムと、ローカルイメージワークステーションと、認識可能な可視のフォーマットで電子画像を表すために電子画像を変換することができるフォーマットで電子画像をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする手段とを有する。
医療イメージングシステムは、コンピュータ読出し可能なフォーマットで患者の身体の領域に関連した電子画像を具える電子記録を生成する。ローカルイメージワークステーションは、医療イメージング装置と通信を行って、電子記録を医療イメージング装置から送信するとともにローカルイメージワークステーションによって受信する。
【0047】
このモードによるプッシュ手段の一態様は、中央データ管理システムと、ローカルイメージワークステーションから中央データ管理システムに電子記録をプッシュするローカルプッシュ手段と、中央データ管理システムからリモートイメージビューイングステーションに電子記録をプッシュするリモートプッシュ手段とを有する。
他の態様によれば、システムは、リモートイメージビューイングシステムに電子画像を表示する手段も有する。
【0048】
更に別の態様によれば、システムは、中央データ管理システムに関連し、患者の保健看護管理で有用な結果を生成するために電子画像を処理する手段も有する。この処理手段は、非常に有用な形態において、電子画像のアルツハイマー診断分析を有する。他の非常に有用な例は、電子画像に対するMR分光アプリケーションを有する。
【0049】
本発明の他の態様は、特定の中央データ管理システムを有する医療画像管理システムを提供する。中央データ管理システムはコンピュータを有し、そのコンピュータは、第1リモートインタフェースに沿って電子送信手段と通信を行うとともに、患者の身体の領域に関連した電子画像を有する電子伝送手段から電子記録を受信する。コンピュータは、第2リモートインタフェースに沿ってリモートイメージビューイングシステムとも通信を行い、DICOMフォーマットの電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0050】
このモードの一態様によれば、システムは、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿って電子画像を生成する医療イメージングシステムと通信するローカルイメージワークステーションも有する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから離間した第2ロケーションからのリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行って、ローカルイメージワークステーションから電子記録を受信する。更に詳細な形態において、ローカルイメージワークステーションは、電子記録を送信し、中央データ管理システムは、電子記録をDICOMフォーマットで受信する。
【0051】
このモードの他の態様によれば、中央データ管理システムは、画像ヒストリ記録を維持する画像ヒストリ記録システムに関連し、画像ヒストリ記録は、画像記録が中央データ管理システムから送信されるロケーション、中央データ管理システムから電子記録を受信したロケーション、電子記録があるロケーションから他のロケーションに送信されるとき、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信されるとき、電子記録がロケーションで開かれるとき、及び電子画像がロケーションでビューされるときのうちの少なくとも一つに関連する情報を有する。
このモードの他の態様は、中央データ管理システムに関連するとともに少なくとも二つの相対的なリモートロケーションに電子記録を記憶する記憶装置を有する。
【0052】
本発明の他のモードは、患者の身体の領域に関連した電子画像を有する医療イメージング装置から電子記録を電子的に受信するために、ローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行うローカルイメージワークステーションを有する医療画像管理システムである。ローカルイメージワークステーションは、電子記録を中央データ管理システムにプッシュするためにリモートインタフェースに沿って中央データ管理システムとも通信を行う。ローカルイメージワークステーションは、ヒストリ情報に関連した画像ヒストリに関する中央データ管理システムからメッセージを受信し及び表示するようにも適合され、ヒストリ情報は、電子記録が中央データ管理システムから送信されるロケーションと、電子記録が中央データ管理システムから受信されるロケーションと、電子記録があるロケーションから他のロケーションに送信される時間と、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信される時間、電子記録がロケーションで開かれる時間及び電子記録がロケーションでビューされる時間のうちの少なくとも一つに関連する。
【0053】
本発明の他のモードは、医療画像管理方法である。この方法では、第1リモートインタフェースに沿って、患者の身体に関連する電子画像を有する電子記録を、第1ロケーションに配置された医療イメージングシステムから、第1ロケーションから離間した第2ロケーションで受信する。この方法では、中央データ管理システムから、第2リモートインタフェースに沿って、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置されたリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0054】
このモードの他の態様は、中央データ管理システムからローカルイメージワークステーションまで中央システムメッセージを送信し、送信された中央システムメッセージはヒストリ情報を有し、そのヒストリ情報は、電子記録が中央データ管理システムから送信されたロケーションと、電子記録が中央データ管理システムから受信されるロケーションと、電子記録があるロケーションから他のロケーション送信される時間、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信される時間、電子記録がロケーションで開かれる時間及び電子記録がロケーションでビューされる時間のうちの少なくとも一つを有する。
【0055】
この方法の他の態様では、さらに、リモートイメージビューイングシステムで電子記録を受信し、リモートイメージビューイングシステムで電子画像を開き、この場合、ヒストリ情報は、リモートイメージビューイングシステムで電子画像を受信し及びビューする時間及びロケーションを具える。この態様では、中央ヒストリメッセージを中央データ管理システムからローカルイメージワークステーションに送信する前に、リモートシステムメッセージを通じてリモートイメージビューイングシステムから中央データ管理システムへのヒストリ情報の通信を行う。
【0056】
この方法の他の態様では、中央データ管理システムを用いてアプリケーションを電子画像に供給し、アプリケーションは、患者の保健看護管理に利用できる結果を生成する。この態様による方法では、さらに、補完的な電子記録を形成するために結果に電子記録を添付し、補完的な電子記録を中央データ管理システムからローカルイメージワークステーション及びリモートイメージビューイングシステムに送信する。この態様のある得に有用な形態は、アルツハイマーの死に関連したパラメータを診断するのに有効な結果を生成するアプリケーションを用いる。他の形態では、電子画像のMR分光分析の適用する。
【0057】
このモードの他の態様は、電子記録を中央データ管理システムからリモートイメージビューイングシステムにDICOMフォーマットでプッシュする。
他の態様は、電子画像を十分に圧縮することなく電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0058】
他の態様は、電子画像をほとんど損失のない圧縮を行う前に電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
インターネットのようなリモートインタフェース上で電子的に医療画像を管理する本発明のシステム及び方法によって、特に医療イメージングセンタに対してボトムラインを拡張するように医療画像管理ASPを提供する非常に経済的な方法も許容する。したがって、本発明は、本発明の医療画像管理システムの実現及び使用に関連した経済的なコストフローに関する種々のモードも有する。
【0059】
したがって、本発明の他の特別なモードは、医療画像管理システムを提供する方法である。この方法は、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿った医療イメージングセンタによって管理される医療イメージングセンタと通信を行うローカルイメージワークステーションを提供する。ローカルイメージワークステーションは、医療イメージングシステムから複数の電子記録を受信するよう形成され、その各々は、患者の身体の少なくとも一部を表す少なくとも一つの電子画像を具える。この方法は、第1ロケーションから離間した第2ロケーションからリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行う中央データ管理システムも提供する。この方法は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションから第2リモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行うリモートイメージビューイングシステムも提供する。一旦、ローカルイメージワークステーション、中央データ管理システム及びリモート画像ビューイングシステムがインストールされ及びインタフェースされると、この方法は、中央データ管理システムを通じるとともに第1及び第2リモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションからリモートイメージビューイングシステムまで電子記録をプッシュする。
【0060】
このモードに対して、上記ステップは、使用ごとにプッシュされる電子記録の量に関係なく中央データ管理システムを通じて電子記録のプッシュを行うために予め設定された固定の周期的な料金を医療イメージングセンタのみに課す間に実行される。リモートイメージビューイングシステムで画像を受信する責任がある関係者は、一般にダウンロード可能であり又は画像の受信に対するビューイングシステムに対する課金がされない。イメージングセンタは、ローカルイメージワークステーション又は所定の画像の送信に対して直接課金されない。どのくらいの枚数の画像がこのシステムを通じて送信され又はどのくらいの場所に送信されるかに関係なく、イメージングセンタは同様な支払いを行う。
【0061】
さらに、このモードの一態様では、インターネット上の中央データ管理システムに関連したIPアドレスを通じた中央データ管理システムとの第1及び第2インタフェースに対する通信リンクも提供する。
このモードの他の態様では、第2リモートロケーション上で第3ロケーションのコンピュータにダウンロード可能なソフトウェアを提供することによって少なくとも一部のリモートイメージビューイングシステムを提供する。この態様の特に有用な例において、ソフトウェアを無料でダウンロードできる。
【0062】
他の態様によれば、ローカルイメージワークステーションはコンピュータを具え、コンピュータを有するローカルイメージワークステーションを、ローカルイメージワークステーションに対して直接医療イメージングクリニックに課金することなく医療イメージ管理システムの使用の際に医療イメージングクリニックに提供する。
【0063】
他の態様において、この方法は、医療的に有効な結果を生成するために中央データ管理システムの電子画像上で診断を行うのに適合した中央データ管理システム上で医療的に有効な診断アプリケーションを提供し、ローカルイメージワークステーションとリモートイメージビューイングシステムのうちの少なくとも一方に対して結果をコンピュータ読出し可能な形態で通信し、この場合、医療イメージングクリニックに直接課金し又は診断アプリケーションの各ユーザに基づいてユーザがリモートイメージビューイングシステムを操作することなく、結果が与えられる。
【0064】
本発明の他の例は、リモートワークステーション、ビューア又はシステムとともに配置されたポーリングシステムを提供する。ポーリングシステムは、キューされたデータに対して中央データ管理システムをポールするリモートワークステーション又はビューア内のオートメーションシステムである。ポーリングシステムは、プリセットされたスケジュールに基づいて又は周期的に中央データ管理システムをポールする。それは、予め設定された始動イベントの発生の際にデータに対するポールを行う。そのようなイベントを、コンピュータのブーティング、予め設定されたログイン、インターネット接続の確立又は再確立、又は割り当てられたIPアドレスの変化の検出とする。
【0065】
ポーリングシステムの第1の実施の形態において、ポーリングシステムは、IPアドレス識別子、IPアドレスノーティファイア、データ要求装置及び内部ポーラを有する。IPアドレス識別子は、接続状態と、例えばインターネットサービスプロバイダによって割り当てられたIPアドレスとを決定する。適切な許可の後、IPノーテファイアは、現在のIPアドレスの中央データベースに報告を行う。データ要求装置は、中央データ管理システムから、キューされたデータを要求する。内部ポーラは、IPアドレス通知及び/又はデータ要求を引き起こす予め設定されたイベントの発生に対してビューア、ワークステーション又はシステムをポールする。
【0066】
ポーリングシステムの変形において、ポーリングシステムに、上記プッシュ技術を用いる画像プッシュシステムを設ける。本例によれば、ポーリングシステムは、画像システム、ワークステーション又はリモートビューアのIPアドレスの中央データ管理システムを通知する。中央データ管理システムは、最後に知ったIPアドレスをデータベース、例えば、ルックアップテーブルに格納する。中央データ管理システムが画像又は他のデータを受信すると、それは、指定されたリモートロケーションの最後に知ったアドレスに画像又は他のデータをプッシュすることを試みる。中央データ管理システムは、図1〜6について説明した独自の医療画像搬送アプリケーションにおいて、当業者に既知のプッシュ技術を用いてインターネット上でデータをロケーションにプッシュする。予め設定された回数の試みの後に配送が失敗すると、データは、意図された受取人を識別する宛先識別子を有する中央データ管理システムのキューに配置される。中央データ管理システムは、リモートモジュールのポーリングシステムが現在のIPアドレスの中央データ管理システムを知らせ又はポーリングシステムがキューされたデータの配送を要求する際に、キューされたデータをリモートロケーションに配送する。 中央データ管理システムから配送されたデータを、画像それ自体又は関連の情報、例えば、レビューヒストリ、放射線技師若しくは内科医のノート、テキスト、ボイス−オーバ、時間、データ及び画像をレビューする者、コメント、命令、並びに、診断、処置又は患者の医療記録に関する情報とする。
【0067】
本発明の他の態様は、中央データ管理システムに対するIPアドレス情報の通信を行うローカルイメージステーション内の内部ポーリングシステムを提供する。したがって、同様にして、ローカルシステムは、IPアドレス情報を更新し、中央データ管理システムに格納されているキューされたデータを要求する。中央データ管理システムは、配送された医療画像の配送及びレビュー状態に関する情報のようなキューされたデータを、ローカルシステムに送信する。
【0068】
一例において、特定のモジュール内のポーリングシステムは、特定のイベントが生じたときに信号を中央データ管理システムに送信する。信号は、IPアドレスを更新し、及び/又は、モジュールへの配送が成功しなかったキューされたデータを要求する。イベントを、例えば、システムのターンオン、システムの再ブーティング、インターネットへの接続、インターネットへの再接続、インターネットIPアドレス再割り当て、又はプリセット時間間隔の満了とする。これに関して、モジュールがターンオンされ又はブートされる際に、実行プログラムが、イベントが生じた内部ポーラに信号を送信するように、モジュールの内部ソフトウェアを構成する。プログラミングは、直接通知を命令するとともに、装置にIPアドレスの更新を要求し又はキューされたデータを中央データ管理システムから要求してもよい。IPアドレス変更のような変化又はインターネット接続の損失に対して周期的な内部ポーリングを行うようソフトウェアを構成する。例えば、IPアドレスが、識別され、ファイルに格納される。周期的に、格納されたアドレスが、モジュールに対して識別された現在のIPアドレスと比較されて、変化が生じたか否か決定する。そのようなプログラミングは、一般的に知られているコンピュータプログラミング技術によって達成される。
【0069】
ポーリングイベントを、予め設定された時間間隔の送出としてもよい。例えば、周期に基づいて、ポーリングシステムは、キューされたデータに対して中央データベースをチェックし、及び/又は、IPアドレスを有する中央データベースのルックアップテーブルを更新する。
中央データ管理システムは、配送の試みを追跡し、そのような試み、成功及び失敗のデータベースを維持する。既に説明したように、中央データ管理システムは、画像と、配送及びアクセス情報並びにローカルシステム、リモートシステム又は中央データ管理システムのいずれから発生したかの任意の関連データを記憶する。
【0070】
本発明のポーリングシステムは、固定IPアドレスを有しないロケーション又はモジュールに対して有効な画像配送を提供する。システムは、更に経済的なダイヤルアップインターネットサービスに適合する。例えば、インターネットサーバを、セッション中にIPアドレスを切替又は変更するよう設計した場合、IPアドレスの変更を中央データベースで更新することができる。
【0071】
ここで説明した本発明によれば、イメージングセンタからの画像は、データベースに配送され、画像データを探索するためにユーザがデータベースにアクセスする必要なくビューアに送出することができる。
医療画像管理システムの他の例において、画像は、自動的に配送され、かつ、リモートビューアに格納されて、専用のIPアドレスが必要とされず、画像は、所望の場合には標準的なファイアウォールを通じて配送される。さらに、本発明は、ビューア又はビューアのローカルネットワークを関連のデータベースに画像及び画像を識別するキー情報を格納するイメージビューアを提供する。
【0072】
本発明の他の態様は、セキュリティ送信のための医療画像のパッケージングを規定する。好適には、パッケージングは、イメージビューア又はローカルワークステーションで生じる。好適には、画像を、全般的に適用可能なセキュリティ送信パッケージに対するアタッチメントとする。画像は、先ず、DICOMのような認識可能なフォーマットでフォーマット化され、セキュリティ送信のためにパッケージされる。DICOMファイルが、医療イメージングに対して仮想アプリケーションを有し、セキュリティ送信に対して規定されない(好適には、機能をフォーマット化するファイルに使用されるが送信プロトコルに対して使用されない)場合、eメールフォーマットのような個別の送信パッケージが、セキュリティ送信を行うためにSSLとともに用いられる。パッケージングシステムは、安全に添付画像ファイルを保管用の中央データベースに配送するためのセキュリティ層を有するeメールヘッダを使用する。パッケージングシステムは、画像ファイルをリモートビューアに配送するための送出命令を有する画像ファイルのパッケージも行う。
【0073】
好適な実施の形態によれば、画像ファイルは、イメージングセンタからの画像が保管されるデータセンタから離間して配置されたビューアに配送される。画像ファイルは、添付されたファイルのタイプ、起点及び受取人を表すヘッダとともにリモートビューアを送出する。画像ファイルは、画像ファイルを識別するキー情報も有する。ビューアは、画像ファイルを受信し、それを格納し、キー情報を抽出し、キー情報を、ビューアに対して局所的な(好適にはビューアの)関連のデータベースにキー情報を格納する。パッケージは、アタッチメントのタイプの情報を有し、これによって、ビューアは、アタッチメント中の情報の抽出及び格納方法を理解する。情報抽出及び画像記憶は、後処理中にビューアで完了し、その結果、各ファイルはビューアのユーザによる動作が要求されず、画像及びデータベースは、ユーザがビューアデータベースにアクセスする際にユーザに対して更新される。
【0074】
情報は、複数の通信機構のうちの一つ、例えば、プッシュ、ポーリング又は両方の送信機構の組合せを用いてビューアに配送される。一例によれば、リモートビューアのポーリングシステムは、データをリモートビューアに配送してユーザがビューする準備ができるように、キューされたファイル又は配送の準備ができているファイルに対するデータセンタをポールする。一変形例は、標準的なファイアウォールを通じた画像ファイルの配送を規定する。ビューアからのポール要求によって、データセンタは、データをリモートビューアに配送して、内科医又は他のユーザが必要な際にリモートユーザでデータが利用できるようにする。したがって、画像ファイル及びデータファイルが、ユーザがファイルをビューすることを所望する際にダウンロードするために内科医又はユーザがログインし及びファイルを待機する必要なく、設けられる。ポール要求は、本発明のポーリングシステムに関して既に説明したように、例えば予め設定されたイベントに基づいて又は周期的にビューアによって開始される要求である。特定の例において、ビューアからの要求は、ポール要求の送出に応じてビューアがデータセンタからデータを受信する認識されたプロトコルを使用する。ポーリングシステムは、リモートビューアのバックグランドで動作し、バックグランドポールに応じて、データセンタで配送を待機するデータが、リモートビューアに配送され、ユーザによる将来のアクセスのためにリモートユーザによって格納される。
【0075】
好適には、リモートビューアとデータセンタとの間で情報を通信するための通信システムは、eメール、XML,FTP,HTTP等の全般的に適用可能な規格の情報交換機構を使用する。種々の通信プロトコル、例えば、POP,SMTP,IMAP,XML,WAP等を、本発明で用いることができる。
好適な実施の形態において、ビューアはメールクライアントとして構成され、それは、メールの際にデータセンタで(メールサーバとして構成される)送信機/受信機をポールする。本例によれば、データセンタとリモートビューアとの間のリモートインタフェース上のセッションは、リモートビューアによって開始される。
【0076】
好適例の形態は、ファイルに関連したトラッキング情報を提供する。好適には、トラッキング情報を、データセンタの関連のデータベースに格納される。トラッキングシステムは、ビューアのメッセージ発生システムと、イメージングセンタのローカルワークステーションとを有し、それは、受信及び画像ビューイング検査、画像の再送出、アドレスの訂正又は配送エラー等のようなイベントが生じると常にトラッキングメッセージを生成する。トラッキング情報は、レビューのためのアドミニストレータに対して利用できる。アドミニストレータは、典型的にはアドレスエラーが処理されるイメージセンタにある。アドミニストレータは、他のエラーが処理されるデータセンタにあってもよい。さらに、ビューアにシステム管理レビューを提供し又はレビュートラッキング情報にアクセスするのが望ましい。
【0077】
本発明の好適例において、画像は、イメージングセンタのローカルワークステーションで、DICOMのような標準的な医療画像フォーマットを有する画像ファイルに変換される。画像ファイルは、種々のデータ(「キー情報」)、例えば、患者情報、検査、シーケンス及び画像情報又は番号、放射線センタ情報、関係のある内科医、放射線技師、日付等を有する。例えばビューアにおける画像ファイルレビュー及び交換の種々の段階で、他のファイルを画像ファイルに添付することができる。
【0078】
特定例において、イメージングセンタのローカルワークステーションのソフトウェアは、画像ファイルが添付されたメッセージを形成する。メッセージは、データセンタの送信機/受信機(一例ではメールサーバ)にアドレス指定される。意図された受取人に関する情報が画像ファイルに設けられる。画像の配送に対して2以上のユーザが指定された場合、各ビューアは、画像ファイルにおいて指定され又はデータベースにプログラムされたユーザ又はロケーション優先順位で指定される。メッセージは、メッセージを連続的に送付するSMTP,POP又はIMAPの形態の通信インタフェース及びプロトコルを用いて、セキュリティポートを通じてデータセンタに送信される。
【0079】
画像ファイルを送信するために、それは、MIMEのような通常認識されている規格に基づく機構を用いて、例えばeメール送信のために符号化される。SSLやTLS(以下、“SSL”と称する。)のようなセキュリティ層が、セキュリティ送信のためにファイルに付加される。ファイルは、SSLイネーブルされるデータセンタに配送される。eメールは直接データセンタに送信され、それは、画像ファイルを配送し及び受信するためにeメールプロトコルを使用する。画像ファイルは、処理論理によって見られる前にジョブの完了を保証するようにデータセンタによって受信される。配送プロトコルは、データセンタでeメールの受信を確認する。ISPメールリレーは、eメールをデータセンタに送出するために用いられる。したがって、配送チェーンは、医療画像管理システムの制御下にある。このSMTP交換を実行するコードのオペレーションは、イメージングセンタのローカルワークステーション(又はリモートイメージビューア)に存在する任意の規格のeメール機構に影響を及ぼさない。
【0080】
画像がデータセンタに送信された後、探索、抽出、送出及びアーカイビング論理は、ファイルシステムにファイルを格納するとともに関連のデータベースにキー情報を格納する。使用中、ルーティング論理は、周期的に各メールボックスから読出しを行う。論理が送信機/受信機から読出しを行うと、それは、アタッチメントのヘッダを読み出して、任意の場合にはアタッチメントに含まれるものを表す識別情報を見つけ、任意の状態情報を決定し、かつ、eメールの送信機を識別する。その後、論理は、eメールアタッチメントを抽出し、それをファイルシステムに格納する。その後、検証、ルーティング及び格納のために、画像ファイルのキー情報を抽出する。キー情報及び関連の識別情報を、データベースに格納するとともに、格納したファイルのロケーションにリンクする。その後、論理は、画像ファイルが送出される場所を決定するルーティング論理に基づいて適切なビューアに画像ファイルを送信する送出要求を形成する。システムは、画像の状態、画像シーケンス又は検査、すなわち、それが配送されたか否か、レビューされたか否か、等々を追跡するトラッキングシステムを有する。トラッキング情報は、関連のデータベースに格納される。
【0081】
画像ファイルが送出要求によってマークされた場合、送出検証論理は、宛先すなわち受信する関係者が既知でありすなわち登録されたユーザであるか検証する。論理は、ユーザがそのようなファイルを受信するよう許可されたか否か決定する。検証された送出要求を有するメッセージは、検証されなかったメッセージが好適にはイメージングセンタ又はデータセンタのアドミニストレータによるデータ管理レビューに対してフラグを立てる間、配送に対してマークされる。メッセージが配送に対して検証された後、プリフェッチ論理を用いて、配送のための関連の患者ファイルを識別し及びマークする。例えば、ファイルを、以前に送信されたファイルに関連する更新されたファイルとする。以前に送信されたファイルも送出される。ファイルは、ユーザ/受取人に対応するeメールのメールボックスに配置される。データセンタ内では、メールボックスは、好適には、専用のユーザのビューアに対してセットアップされて、プライバシーを保護するとともに、検査のクロスポピュレーションのリスクを最小にする。一例において、イメージングセンタに、例えばコンフォメーション又は他のメッセージを受信するメールボックスを設ける。
【0082】
eメールを送出した後、画像ファイル及び関連のトラッキング情報は、好適にはテープのようなバックアップシステムであるデータベースアーカイブシステムに保管される。一旦送出され及びセーブされると、eメールはメールボックスから削除される。アーカイブ論理は、オンラインメモリからオフラインオフラインメモリへの検査記録をスワップするのに用いられる。アーカイブ論理は、保管されたファイルを見るためにビューア又はワークステーションからの要求が行われる際に保管されたファイルをリストアする論理を有する。
【0083】
ユーザのPC又はビューアは、後処理要素及び前処理要素を有する。後処理要素は、データセンタとの接続上で情報の交換を目に見えない状態で行う。一旦、検査がビューアに送信されると、それは、自動的にビューアのデータベースに格納される。ファイルからのキー情報が、抽出され、関連のローカルデータベースに配置され、ファイルが容易にビューアでビューされ及び/又は処理される。その後、画像ファイルが、ビューアのユーザによってアクセス可能かつビュー可能な前処理を通じてビューするのに利用される。好適には、前処理は、抽出されたキー情報に基づいて構成された構造の表示及びアクセスを提供する。前処理は、典型的にはファイルをビューアに配置する必要がある他の機能、例えば、将来の手術に対する準備に用いることができるとともに患者の診断及び/又は治療を助ける3次元モデリングも提供する。例えば、他の機能は、ユーザに注釈をつけ、又は画像をマークするとともに画像をレビューする他者にそのような注釈又はマークを送出する機能を有する。
【0084】
あるシステムにおいて、ビューアのPCは、(好適には固定されたアドレスである)データセンタの送信機/受信機をポールし、周期的に要求するメールは、宛先ユーザ又はビューアの受信機から配送される。ピックアップすなわち確証された送出要求を待機するものは、自動的にユーザのPCにダウンロードされ、ビューイングのために利用される。このポーリング動作は、PC動作のバックグランドで生じ、ユーザは、それを起こすために何もする必要がない。好適には、ユーザメールクライアントを、POPポーリングユーティリティの形態とし、それは、バックグランドで実行され、データセンタのIPアドレス並びに特定のビューアを用いる各ユーザに対するログイン及びパスワードによって形成される。
【0085】
ビューアがデータベースからのメッセージを探索すると、それは、メッセージのサブジェクトラインを分析(すなわち、各パートに治する所定の形態及び機能をブレークダウン)して、アタッチメント又はオブジェクトタイプ、例えば、画像、レポート、オーバレイ又は他のアタッチメントを決定する。独自の識別子又は番号を、好適には、サブジェクトラインの各検査及び画像に対して設ける。レポートが存在する場合、例えば、レポートに検査識別番号を設ける。オブジェクトは、画像から抽出され、データベースにインストールされる。
【0086】
ユーザは、例えば関心のあるエリアを指摘するために画像にオーバレイを形成する。オーバレイは、セーブされ、同様な送信プロセスに従うデータセンタを通じて他のユーザに送信される。オーバレイは、データベースに格納され、元のメッセージを受信した他の全てのユーザに送信される。他のアタッチメントも再送出され、例えば、放射線技師又は他の内科医は、レポートを準備し、音声、ビデオ又は他のアタッチメントは、データセンタを通じて他のユーザに送出される。データセンタは、ビューアデータ受信プロセスと同様にビューア後処理を通じてビューアから送信されたユーザオブジェクトを受信する。ユーザから受信したメッセージ(ヘッダ及び/又はアタッチメント)は、情報例えばメッセージ(ヘッダ)のタイプを識別するために分析され、他の適切なキー情報(がヘッダ及び/又はアタッチメントで見つけられる場合)、画像、内科医、イメージングセンタ、日付、身体の一部、検査、シーケンス及び画像番号がある場合、検査などを行うレポートがある場合、それが属し、それが属する画像に注釈がある場合、それが属し、それが状態である場合、それは、(典型的にはアタッチメントから)どのような状態でどの検査であるかに関連する。(データセンタのデータベースに適切に格納される状態メッセージでない場合、)メッセージは、他の全ての受取人に送出される。
【0087】
自動的に送出することができず又は確証し損ねたメールは、例えばイメージングセンタのアドミニストレータによってアクセスされ、誤りが訂正されるとともにプロセスを通じて再送出される。アドミニストレータによって、イメージングセンタは、ファイルを形成し、モニタし及びユーザに転送できる。ビューアのアドミニストレータに、例えば、他のビューア、予め許容されたプロセスに対する保険会社等に対する新たなルートを形成する機能を設ける。
ある状況において、イメージングセンタ及び放射線技師は同一ロケーションにいる。送信機ユーティリティは、イメージングセンタのローカルワークステーションに設けられ、これによって、画像は、直接ローカル送信機ユーティリティから放射線技師に送信される。ファイル及びレビュー状態に関するメッセージは、関連のデータベースへの記憶、ファイルシステム及びアーカイビングのためにデータセンタに送出される。
【0088】
さらに、ビューアのデータベースに、画像ファイルのパッケージング及び記憶に適合したデータをインポートし、パッケージし及び格納する他のシステムを設ける。例えば、他のファイルを、キー識別情報の入力によって、物理的な媒体、例えば、CD−ROMドライブ、フロッピー、ZIPドライブ、ローカルネットワークドライブ等から直接インポートすることができる。したがって、画像ビューア(又はイメージングセンタ若しくはデータセンタの他のデータベース)への他のインポートを利用することもできる。ローカルイメージビューアにデータをインポートする他の方法は、テキストレポートの走査、画像との関連、及びUSB又は他のポートを通じたデータベースへのダウンロードを有する。好適例によれば、データがビューアシステムにダウンロードされると、キー情報が、システムに入力され及び格納されて、オーバレイやレポートのようにビューアに形成された他のアタッチメントの送信と同様にデータファイルの送信を許容するヘッダを形成する。
【0089】
本発明の一形態は、比較的廉価な方法でデータを患者の寿命中に格納することができる寿命記憶装置を提供する。好適例において、記憶装置は、プロバイダ又はイメージングセンタからの許可された要求に応じてデータセンタを通じて画像を配送する記憶装置を形成する。画像は、テープシステムのようなデジタルアーカイブシステムに格納される。画像のロケーションは、データセンタの関連のデータベースに格納される。保管されたファイルに対する要求が、リモートビューアによって生じ、イメージングセンタ又はデータセンタのプリフェッチ論理によって、以前に関連した画像、特に新たな検査を受信した患者の画像の探索を識別し及び要求する。データセンタは、保管された画像の探索及びルーティングを制御する。アーカイブは、好適には、ルーティングのためにデータセンタに設けられたテープリーダから探索され及びテープリーダに配置されたテープのライブラリを具える。本発明の記憶装置の好適例は、特定のイメージング形態専用の特定のテープのデータセンタで受信したデータ及び/又は情報を送信した特定のイメージングセンタのマシンを管理する。したがって、好適例において、イメージングセンタからイメージングセンタへのデータの混合がない。
【0090】
プロバイダ、関係のあるプロバイダ、患者及びイメージングセンタに、以前の検査を探索する機能を設ける。イメージングセンタがどの画像をどこで取得したかをシステムに記憶している場合には、寿命記憶装置と組み合わせることによって、患者の画像を、患者の寿命中に中央データベースから探索することができる。本発明の一態様によれば、以前の検査は、新たな患者の検査を受信したときにデータセンタによって識別される。データセンタの関連のデータベースに格納された患者識別情報は、患者識別情報に対応する以前のファイルをサーチする。そのような患者識別情報は、誕生日及び誕生国、利用できる場合のソーシャルセキュリティ番号、識別番号に基づく他の国等を有する。システムは、患者に対する複数の名前の入力を許容することによって名前の変更を考慮することができる。患者は、データベースにも記憶される以前の画像の配送の許可を決定する。患者は、例えば、新たな検査が新たなイメージングセンタで完了したときに許可データベースを更新する。一旦識別され及び許可されると、以前の検査は、データセンタによって、関係がある内科医又は新たな検査が送信されるロケーションに送信される。したがって、互いに相違するイメージングセンタで検査が取得され、それが記憶装置上にあるとしても、それは、比較のために関係がある内科医又はプロバイダに送信されて、最も正確な診断及び治療が許容される。
【0091】
[発明の詳細な説明]
本発明は、既知の「インターネット」通信ネットワークを用いたある特定の有益なモードにおいて「アプリケーションサービスプロバイダ」(ASP)として機能する医療画像管理システム(1)及び方法を提供し、ここにおいて、用語“ASP”は、種々の遠隔ロケーションから集中的にアクセス可能な情報管理サービスを意味する。ASPに関連する利益から予測される本発明の特定の例及び他の態様は、以下の通りである。
【0092】
1.関係のある内科医、外科医、放射線技師、他の保健看護提供者、患者、及び他の関心のある許可された、イメージングセンターの外側の関係者に対する、好適には「プッシュ」技術を通じた電子記録形態の医療画像の電子的な送付。
2.三つの個別のロケーション:局所的なイメージングセンター及び二つの十分に冗長かつ安全な中央データセンタに対する各画像の電子的な記憶(及び可能な場合には遠隔のビューイングロケーションにおける第4の記憶)。
3.記憶された画像データに対する許可された安全かつ高速なアクセスの提供。
4.遠隔ビューイングシステムの遠隔ユーザの利益に対する集中的な特定の臨床及び視覚化アプリケーションの提供。
【0093】
本発明は、イメージングセンター並びに放射線技師及び関係のある医師を有する病院の放射線科に接続するグローバルブロードバンドネットワークを用いることによって、画像送付のプロセスを大幅に向上する。本発明は、患者の画像に対する直接的なアクセスを提供し、これによって、処理の直後に複数のロケーションで同一の診断画像情報を利用できる。医者がイメージングレポートを受信する方法を完全に変更したファクシミリマシン(これは、米国の郵便サービスに取って代わり、処理を迅速に行うとともにコストを更に効率よくする。)のように、本発明は、デジタル医療画像の分配において同様な著しい向上を示す。2001年の末までにデジタル加入者ライン(DSL)の形態で人口の大部分が利用できるブロードバンドインターネット通信の最近の出現に伴って、医療看護コミュニティによるこの通信モードの継続的な採用によって、本発明の管理システム及び方法によって画像を遠隔ロケーション間で管理する手法において顕著な変化が増大する。
【0094】
図1に示すような発明によれば、医療画像管理システム(1)は、医療イメージングシステム(10)と、ローカルイメージワークステーション(20)と、中央データ管理システム(30)と、遠隔イメージビューイングシステム(40)とを有し、これらは、医療画像の直接的かつ電子的な送付及び記憶に対して、有効かつリソース効率のよいインターネットに基づくASPを協働して提供する。さらに、画像に関連した電子的な記録が送信、公開及び記憶される時期及び場所の有効な追跡を許容する画像ヒストリ記録システムも提供する。
【0095】
本発明の全体に亘るシステム(1)は、図5A−Dのフローチャートの形式で更に詳細に示す方法による所定の一般的な実施の形態で用いられる。患者の身体の対象となる領域に関連した画像のセットを取得するために、患者の検査又は試験が、医療イメージングシステム(10)を用いて医療イメージングセンターに導入される。これらの画像は、図2に示すような電子記録(5)の一部である電子画像(6)として電子形態で医療イメージングシステムによって提供され、それを後に詳細に説明する。試験を行う技術者は、電子的な記録を、イメージングセンターのサイト上にも配置されるローカルイメージワークステーション(20)に転送する。ローカルイメージワークステーション(20)を、一般的な図示のために図3に概観を示す。ローカルイメージワークステーション(20)は、データを局所的に取得し、その後、(後に説明するように、)電子データを、後に説明するような遠隔ロケーションの中央データ管理システム(30)に「プッシュ」する。イメージングシステム(10)が、医療におけるデジタルイメージング及び通信(DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine)に従うフォーマットでパッケージされた画像を出力しない場合、ローカルイメージワークステーション(20)は、イメージングセンターに対して遠隔ロケーションにある中央データ管理システム(30)への転送前に、データをDICOMフォーマットに変換する。一旦、電子的な記録(5)が中央データ管理システム(30)で受信されると、その記録は、その遠隔ロケーションに記憶され、(後に詳細に説明する)「プッシュ」送付を通じて再び、各放射線技師、関係のある内科医若しくは外科医、又はイメージングクリニックロケーションと中央データ管理システム(30)の両方から離間した他のロケーションである他の保健看護プロバイダの一つ以上の遠隔イメージビューイングシステム(40)に自動的に送付される。放射線技師が、観察及び解釈/診断用の電子記録(5)を受信する場合、ある態様の放射線技師は、電子記録(5)を添付するとともに関係のある内科医又は外科医に対して更新することができる新たな情報を含むレポートを生成することができる。さらに、画像ヒストリ記録システム(200)は、伝送に関連する情報を有する画像ヒストリ記録及び電子記録に関連するビューイング記録を維持し、記録中の各情報を、中央データ管理システム(30)を通じてこれら遠隔ビューイングステーションに戻し、元の画像を生成したイメージングセンターのローカルイメージワークステーション(20)に送付する。
【0096】
本発明によって意図されるような全体に亘る医療画像管理システムの各構成要素の詳細は、以下の通りである。
【0097】
医療イメージングシステム
既に説明したように、本発明は、概して、電子的な送付に対して電子的な形態の画像を提供する医療イメージングシステム(10)の使用を意図する。特に、本発明は、MRIシステム及びCT医療画像システムで処理される検査に関連した画像を管理する有用なASPを提供するのに非常に有益である。さらに、本発明は、本発明の全体に亘る医療画像管理システム及び方法による使用の際の医療画像システムの適切な代用として、以下のイメージング態様も意図する。超音波、演算された断層X線写真、核医療、デジタル放射線技術、等々。
【0098】
ローカルイメージワークステーション
ローカルイメージワークステーション(20)は、医療イメージングセンターに配置され、ローカルインタフェース(15)を通じて、一般にセンターのロケーションのサイト上にある医療イメージングシステム(10)と通信を行う。ここで、用語「ローカルインタフェース」は、局所的に管理されるとともに一般に非公衆でアクセスされ、かつ、使用されるネットワーク及びルートを使用するインタフェースを意味する。更に説明するために、意図した意味によるローカルインタフェースは、ハード配線のダイレクトインタフェース、データ経路の拡張、並びに、局所的に送付され及び/又は管理されるLAN又は電話回線のような通信インタフェースを制限するものではなく、それは、本発明による使用の際に、局所的で一般に個別に管理され及び使用されるルータを超えて広がらず、したがって、一般に、公衆でアクセスされ及び使用される通信ネットワーク、ノード及びルータを使用しない。
【0099】
ある非常に有益な実施の形態において、ローカルイメージワークステーション(20)は、イメージングシステムから電子画像データを取得するために、(後に説明するような)直接的な取得を用いる。これによって、イメージングシステムに記憶されるようなマトリックスサイズ及び画素深さの両方に関連する正確なデジタルデータを、本発明のシステムに転送する。内科医又は他の保健看護プロバイダは、このデータセットを有する病変(pathology)をウィンドウ化し及びレベル化(輝度及びコントラストを制御)するとともに、ズームし及び測定することができる。内科医は、参照画像を用いて、身体の内側の画像の正確な位置を知ることもできる。これらの形態は、一般にフレーム取得(frame−grabbed)画像とともに存在せず、それは、他の既知の電子医療画像管理システムによって採用される技術も表す。このような直接的な取得の他の利点は、受信端の画像品質がシッピング(shipping)端のものと同様に良いことであり、このことは、検査を行うMRI又はCT技術者がコンピュータ上で見るのと同一の画像品質であることを意味する。
【0100】
これは、既に説明したように、ビデオフレーム取得及びフィルムデジタル化のような「2次的な」取得方法とは対照的である。大抵のデジタルイメージング態様は、14又は16ビット値の画素値を格納する。「直接的な」取得方法によって、完全な14又は16ビット情報を本発明のシステムに転送する。2次的な取得の場合には、情報の一部が損失する。その理由は、2次的な取得技術が一般に画像の画素データの8ビットアナログ表示しか取得しないからである。また、2次的に取得された画像を同程度に処理することができない。既に説明したように、2次的に取得したデータの固有の欠点のために、アメリカ放射線医学校(ACR: American College of Radiology)規格は、主要な診断に対して直接的な取得方法が好適であることを言及している。
【0101】
さらに、ACR規格は、DICOM規格を用いることを推奨している。最近インストールされた医療イメージングシステムは、DICOM規格に従うフォーマットでデジタルデータを出力しない。したがって、この態様によれば、特定のインタフェースは、一般に非DICOM記録をDICOMフォーマットに変換することによって「直接的な」取得を行うことが要求されるおそれがある。そのようなインタフェースは、個別のDICOMワークステーションとして設けられ、それは、ローカルイメージワークステーション(20)と、ローカルイメージワークステーション(20)からの出力を受信する医療画像システム又は中央データ管理システム(30)との間に配置される。また、本発明は、インタフェースを直接ローカルイメージワークステーション(20)に組み込むこともでき、これによって、ローカルイメージワークステーション(20)のアーキテクチャ内でDICOM変換技術を行うように複数のMRIシステムによって発生したデータを直接取得することができる。そのようなDICOM変換インタフェースの一例は、カリフォルニアの会社であるImage Enhancement System, Inc. (IES)から市販されており、そのようなインタフェースの他の例は、ミルウォーキーのウイスコンチンにあるMERGE Technologiesから市販されている。他のイメージングシステムに対するインタフェースを用いることもでき、それ以外の場合には、それを、本発明の全体に亘るシステム及び方法に展開し及び統合して、本発明をそのイメージングシステムまで伸展することもできる。MRI,CT及び他の放射線イメージングデバイスに展開することができるインタフェースを、本発明の下で考慮される。
【0102】
ここで図示し及び説明したような本発明の他の構成要素とインターフェースし及び通信する通信モードを、医療イメージングシステムがそれ自体のアーキテクチャに組み込む場合、本発明は、医療イメージングシステムの周辺にあるローカルイメージワークステーションを必要とすることなく、ここで説明したシステム及び方法の全ての利益を予測する。
【0103】
中央データ管理システム
中央データ管理システム(30)は、一般に、医療イメージングセンターから離間して配置され、リモートインタフェース(25)を通じてローカルイメージワークステーション(20)と通信を行う。中央データ管理システム(30)も、一般にリモートイメージビューイングシステム(40)から離間して配置され、この場合、電子的な記録(5)は、中央データ管理システム(30)から送信される。したがって、中央データ管理システムは、例えば図1に示すようなリモートインタフェース(35)を通じて、離間したこれらリモートイメージビューイングシステムと通信を行う。
【0104】
ここで、用語「リモート(遠隔)」とは、ロケーションの装置とのインタフェースが一般にリモートインタフェースを用いた通常の方法で実行されるようなロケーションから十分離間した距離を意味する。ここで、用語「リモートインタフェース」とは、広域ネットワーク(WAN)、又はケーブルネットワークや公にアクセスされた通信ネットワーク、ノード及びルータのような他の公にアクセスされ及び集中的に管理されたネットワーク若しくはルータを用いるインタフェースを意味する。したがって、他の意味において、リモートインタフェースは、ここで説明するようなローカルインタフェースを超えて到達する通信インタフェースである。ある非常に有益なモードにおいて、中央イメージ管理システムへの及び中央イメージ管理システムからの画像のプッシュ転送に対する中央データ管理システム(30)とのリモートインタフェースは、高速デジタルラインを使用し、インターネット上でフローする。DSL、ケーブル、ISDN及び無線態様も、リモートインタフェース接続に対する好適な代案としての役割を果たす。
【0105】
インターネットに基づくASPのように、中央データ管理システム(30)は、例えばExodusから市販されているような向上したサーバによって提供される収集及びウェブホスティングを有する。Exodusは、記憶パフォーマンスの最適化及びセキュリティのキー領域で現在の技術水準のツール及び経験を用いて管理したサービスを有する。Storage Tek又はExodus Networkから利用できるようなサーバは、データバックアップ及びリストアソリューションに対する記憶サービスを提供する。中央データ管理システム(30)の他の構造的な態様は、例えば、Exodusギガバイトインターネットサービスを用いることもでき、それは、通常のLANの10倍の速度と、Exodusセキュリティサービスパックとを提供する。Exodusによって提供されるようなサービスは、24×7サポート、モニタリング、複数のプロバイダからの光ファイバケーブルとの冗長インターネットアクセスを提供し、それによって、任意の単一ポイントの故障を取り除く。物理的なセキュリティ、パワーバックアップ、ファイアサプレッション、拡張した環境システム、及び個別の地理的なロケーションでモニタされたバックアップが、Exodusによって提供され、本発明によって用いられる。
【0106】
本発明は、特に中央データ管理システム(30)に関連した全ての記憶及び演算装置を収容するために、Exodus Communications, Inc.,のような収集機能のリーディングプロバイダによって操作される収集機能の使用を想定する。その機能は、本発明のシステム及びサービスを向上するとともに1日24時間、1週間7日動作するのに必要な物理的な環境を提供する。その機能は、上昇したフロア、個別の冷却区域を有するHVAC温度制御システム及び地震に対して強固にしたラックとともに設計するよう注文される。その機能は、広範囲の物理的なセキュリティ形態を提供し、それは、現在の技術水準の煙検出及びファイアサプレッションシステムと、モーションセンサと、24×7の安全なアクセスと、ビデオカメラ監視及び防犯(security breach)アラームとを有する。さらに、その機能は、複数のソースからの複数のファイバトランクや、構内の十分な冗長パワーや、複数のバックアップジェネレータのような複数の冗長サブシステムを通じて、非常に高いレベルの信頼性を提供する。
【0107】
他の大抵の医療画像管理ASPの成果は、中央サーバにマイクロソフトのデータベースを有するPCの使用を意図している。さらに、そのようなデータベースは、複数の環境において、特にイメージングセンター及び病院に必要な多量の記憶を処理する際に不十分である。このために、本発明は、好適には、例えばユニックスプラットホームのオラクルデータベースのような更に強固なデータベースプラットホームを組み入れる。これによって、ハイレベルの信頼性及びスケーラビリティ(scalability)を達成する。中央データ管理システム(30)の中央記憶システムは、イメージングセンター及びリモートユーザの記憶及びアクセスの必要性を考慮する。アーキテクチャの支持の正当性は、次の通りである。大抵の近年の格納されたデータは、最も頻繁にアクセスされたデータであり、最も都合がよい回復を必要とし、したがって、データが古くなるに従って、アクセスの頻度及び好都合にする必要性が減少する。
【0108】
本発明の記憶システムは、上記正当性を満足する最適な設計を実現する間に互いに相違する記憶技術のコスト/利益比を利用する階層的な記憶管理(HSM)形態を使用する。このアーキテクチャは、インテリジェントソフトウェアによって管理されてハードディスクとテープ装置を組み合わせて、ディスクの高速アクセス及びスループットパフォーマンスの利益にテープ媒体のコストの利益を組み合わせる。本発明によって提供されるような医療画像記憶システムの種々の態様を、以下の表に示す。この表は、使用される互いに相違する記憶媒体と、ほぼ正確なコストに沿って各タイプの記憶装置にデータが存在する持続時間とを示す。
【表1】
【0109】
データが中央データ管理システム(30)で受信されると、データは、ハードディスク上に30日間保持される。データは、1次及び2次アーカイブスに対してバックアップされる。30日後、データはテープ媒体に移される。Storagetek (Storage Technology Corp.)の仮想記憶マネージャ(VSM: Virtual Storage Manager)のような製品は、ハードディスク、テープ及びソフトウェアを組み合わせて、大容量及びディスクのようなパフォーマンスを提供する。古いデータを更に低速な媒体に記憶するとともに大容量のデータを更に廉価な媒体に蓄積することによって、本発明の記憶モデルは、最適な解決を提供する。
【0110】
画像が利用できるようになると、中央データ管理システム(30)は、能動的に電子記録(5)及び関連の画像(6)を、放射線技師及び関係のある医師のリモート画像ビューイングシステム(40)に「プッシュ」する。これは、画像がサーバに格納されるとともに画像をみるためにユーザがログインし及びダウンロードを開始する必要がある「プル」モデルとは対照的である。そのようなプルに基づく方法は、送付されたフィルム上の画像を所持するのになれている多忙な外科医及び内科医の必要に十分に対応していない。したがって、画像を必要としているロケーションの各々で、画像が利用できるようになるとすぐに、リモート画像ビューイングステーション(40)が起動して、画像の迅速な「プッシュ」送付を行うためにインターネット上で全ての時間に利用できるようになる。同様に、リモートユーザからASPシステムを通じて、識別された他のロケーションにレポートを迅速に送付することを保証する。受信端のリモート画像ビューイングシステム(40)が全ての時間で利用できないことが既知である場合、送付を、特定の時間に対してスケジュールすることもできる。複数の送付の試みが行われる。しかしながら、一定の連結性の独自のモードの容認は、インターネット接続上の高速かつ常時の積極的な拡張を考慮しながら行われる。
【0111】
中央データ管理システムを通じた種々の設備から及び種々の設備への電子記録(5)のルーティングをアシストするためのインターネット上のIPアドレスの使用の他の態様を、図4に示す。この図の他に、中央データ管理システムのインターネットプロトコル(IP)アドレスに対して、一般に“IP−C”を付し、電子記録発生アドレス(ローカルイメージワークステーション)に対してそれぞれ、IP#1A,IP#2A等を付し、記録をプッシュすべき場合の宛先IPアドレスに対して、一般にIP#2A,IP#2B等を付す。したがって、Ip#1Aは、電子記録(5)をIPアドレスIP−Cを通じて中央データ管理システム(30)にプッシュし、中央データ管理システムは、記録(5)を、アドレスIP#1Bにおいてインターネット上で見つけられた所望のリモートイメージビューイングシステム(40)にプッシュする。中央データ管理システム(30)及びリモートイメージビューイングシステム(40)に対するロケーションを含む全ての所望の宛先アドレスを、電子記録(5)に関連したヘッダ(7)に指定し、例えば各ローカルイメージワークステーション(20)を通じた記録に対する手動的又は自動的なエントリーの形態によってそこに配置される。
【0112】
図4は、二つの互いに逆方向を指示する流れの矢印を通じた電子記録(5)も示す。これは、ここで図面に記載され及び示した種々の特別な実施の形態に従うリモートイメージビューイングシステムユーザから流れる、新たな診断情報を有する更新されたバージョンの記録(5)をリターンするように、記録(5)に関連した情報の順方向及び逆方向の両方の流れを表すことを意図する。特に、内科医、支払人及び医療イメージングセンターの外部の他の関係者を説明すること並びに本発明のリモートイメージビューイングシステムを表すことは、しばしば、医療イメージングセンターそれ自体及び他の内科医を含む他者が見るための電子記録にレポートを付すこととなる。これは、図4に示すような電子記録(5)の逆方向の流れによって表され、各レポートなどは、電子画像(6)の側に沿った電子記録(5)の「ヘッダ」又は「データ」区分に取り付けられた新たな情報(7’)として、図2に線図的に示される。
【0113】
さらに、第1のリモートイメージビューイングシステムを有する第1の関係者が第2のリモートイメージビューイングシステムを有する第2の関係者に画像の送付を所望する範囲内で、それは、第1のリモートイメージビューイングシステムから直接達成される。これを、他の第2のリモートシステムを表すシステム(40)とシステム(40’)との間の矢印によって図1に示し、それを、他の内科医、患者、第3の関係者の支払人、又は他の任意の許可された関係者とする。しかしながら、他の態様において、更に集中した制御のために、そのような関係者間の転送は、中央データ管理システム(30)を通じたルーチンを必要とするおそれがあり、所定の状況においてさえも、最初に所定の電子記録をシステムに導入するローカルイメージワークステーション(20)を通じた予めの許可(pre−authorization)を必要とするおそれもある。
【0114】
上記「プッシュ」送付サービスに加えて、ウェブに基づく「プル」機能を利用して、通常の送付ロケーション以外のロケーションからの許可された個人による安全なデータのアクセスを容易にする。プライバシーの要求に関連して、内科医は、信頼され又は許可された関係者の記録にアクセスする。
【0115】
医療画像管理ASPを提供する他の既知の成果に反して、本発明は、関係がある一つ以上の内科医のオフィスへの直接的な医療画像の「プッシュ」送付を採用し、それを、医療イメージングセンターで画像を発生した後に完了することができる。プッシュ手法の使用は、患者を診察し及び扱うために関係がある内科医がイメージング検査を規定する必要があることを直接呼びかけている。明らかに、これら保健看護プロバイダは、本日送付されたフィルムを有するように、オフィスに送付された画像を所望する。本発明による電子画像記録のプッシュ送付によって、画像送付が、医師が見る準備ができているときには常にレビューする準備ができている内科医のデスクトップコンピュータ上の背景で行われる。
【0116】
本発明のプッシュ態様は、内科医の時間と同等とみなされるコストを省略し、イメージングセンターの収入の増加を可能にする。ある観点から、関係のある内科医は、画像を見つけてダウンロードするためにログオンする時間を費やす必要がなく、他の観点から、本発明の医療画像管理システム及び方法を使用する医療イメージングクリニックは、マーケティングの利点として全体に亘るシステムの連結性を使用することができ、「プッシュ」画像伝送ストリームに加わることができる関係のある医師及びその患者を呼び出す。
さらに、速度に対する通信帯域幅の要求は、本発明の「プッシュ」モデルによって更に緩やかになる。その理由は、検査が完了した直後で医師がそれを見ることを所望する前にデータ転送が背景に生じるからである。
【0117】
リモートイメージビューイングシステム
受信した画像を表示し及び処理するために、本発明の一態様は、全ての放射線技師及び関係がある医師が本発明の画像送付サービスとともに使用する必要があるリモートイメージビューイングシステム(40)を有する。ある好適な実施の形態のリモートイメージビューイングシステムは、中央データ管理システム(30)に関連したウェブサイトからダウンロードすることができるソフトウェアプログラムであり、ある最小の要求を満足する任意のPC上で実行する。このプログラムを、医師及び/又は本発明のイメージセンターへの分配に対してCD ROM上で利用することもできる。好適には、リモートイメージビューイングシステム(40)は、内科医に所定の能力を付与し、その能力は、ディスプレイフォーマットを変更し、画像をウィンドウ化し及び均一化(level)し(輝度及びコントラストを調整し)、画像を拡大し、グレースケールを処理し、組織及び病変を測定し、空間ロケーションを容易に識別する能力であり、直接的な取得が行われるとともに損失のない伝送が行われる範囲内で、正確な測定が行われるとともに、外科的な手順(surgical planning)における異常の位置を決定する。
他の実施の形態において、本発明によって送付した画像のみが、このビュアーに対して可視になる。しかしながら、他の態様において、本発明によって送付された画像を、任意のDICOMに適合した受信機/ビュアーを通じて可視状態にする。
【0118】
リモートイメージビューイングシステム(40)は、内科医及びイメージングセンタの外部の他のユーザが本発明によって転送された画像をどのように経験するかを知る必要があり、したがって、システム(40)を、特に医療コミュニティによって十分許容される形態で設ける必要がある。保健看護プロバイダ、支払人及び患者にも同様に有益な他の態様において、後に詳細に説明するように、このビュアーを無料で用いて、本発明によって転送された画像を観察し及び分析することができる。
【0119】
好適には、イメージビューイングシステム(40)は、データベースを組み込み又はデータベースにインタフェースする。ある有益なモードにおけるデータベースは、拡張性のある質疑応答可能なデータベースであり、その結果、医師のハードドライブに数百の患者が存在する場合でも、内科医は、簡単に患者の名前又は他の識別可能な要素をタイプして、即座に特定の患者を呼び出すことができる。また、内科医は、最も効率的であると感じられる方法で患者の記録を整えるために、互いに相違する方法でコンピュータ上の患者の画像データベースを形成することができる。
【0120】
このような柔軟性により、本発明を、企業サイトにおける画像の集中的な記憶のみを許容する他の医療画像管理ASPと区別する。本発明によれば、イメージデータは、一旦内科医が患者を選択すると、直ぐにコンピュータのRAMにダウンロードされる。これによって、内科医が全体のデータセットに対する迅速なアクセスを有するのを許容するとともに、画像間の急速な変化を有効に許容し、その結果、内科医が患者の画像を精査するのに必要な時間を減少させる。医師がラップトップコンピュータを回診中に持ち運ぶとき又は手術中のようにコンピュータがオフラインである場合でさえも、内科医は、患者の画像を見ることができる。他の全ての既知の医療画像管理システム及び方法では、内科医がウェブサイトにログオンしてコンピュータの画像をダウンロードする必要がある。したがって、本発明に関連しない他のASPシステムによれば、内科医が患者の画像を再び見ることを所望する場合、内科医は、非常に長いログイン及びダウンロード手順を繰り返す必要がある。内科医の能動的なログオン及びダウンロードに依存するそのような方法は、多忙で、送付される画像がフィルム上のものであった関係のある医師にとっては、許容できない。医師は、任意のデジタル画像ASPによって将来同様なこと(画像が医師に送付され、医師が患者の画像を詳細に探求する必要がなくなること。)を予測している。
【0121】
関係のある医師及び本発明の他のユーザは、リモートイメージビューイングシステム(40)の本発明の中央データ管理システム(30)へのインターフェースに対してDSLを使用することを強く促進している。その理由は、このことが、更に迅速かつ廉価なインターネットアクセスに備えるからである。さらに、好ましくは、本発明の「プッシュ」送付態様を最も容易にするために、中央データ管理システム(30)とリモートビューイングシステムとの間のインターネット接続をオンラインにする。所望される継続的な連結性を維持する能力は、高速で常時のデジタルインターネット接続の継続中の能動的な拡張とともに向上する。
【0122】
ここに図示し及び記載されたような電子画像フローの顕著な効果にもかかわらず、一部の関係者は、ハードコピーフィルム上の医療画像を一定不変に所望する。このことも、電子記録(5)の電子画像を関心のある関係者への送付に対するフィルム画像に変換するフィルムプリンタ(50)に電子記録を送信することによって、図1に示す本発明のシステムの使用によって達成される。画像が記憶され及び集中的に管理されるので、意図された送付位置に局所的に存在するフィルムプリンタは、リモートインタフェースを通じて電子記録を送信し、実際には、印刷用のフィルムにアクセスするために所有権のある電子記録をオープンにするよう構成される程度に、本発明によるリモートイメージビューイングシステムそれ自体を有する。
【0123】
診断及びワークフロートラッキングASPオペレーション
本発明のASP態様によって、特定のクリニカル及びワークフローオペレーションを、ASPの全てのリモートユーザの利益に対する集中化され及び制御された環境の中央画像管理システムの電子画像上で実行することができる。これを、ASPツール(32)で示すために線形的に図示する。
ある特定の実施の形態において、本発明は、例えば処理した画像に関連した種々の状態を診断するためにMRIのような画像を処理し及び分析する特定のアルゴリズムを提供する。更に説明するためのある特定の態様において、少なくとも一つのプロセッサ又はソフトウェアに関連したアルゴリズムを、アルツハイマー病を診断し及び段階づけるために集中的に記憶された画像情報に適用することができる。本発明のASPモデルの下で提供されるアルツハイマー診断分析の更に詳細な例は、以下の文献に記載されている。
【0124】
【0125】
これら文献の開示を、ここに参照することによってここに組み込む。
M.R.分光器(M.R. Spectroscopy)(又は「プロトンMSR」(Proton MSR))のような他の画像処理ツールは、本発明の使用の際にASPツール(32)を提供することもできる。プロトンMSRはMRIスキャナを使用し、そのスキャナは、脳生化学代謝産物(brain biochemical metabolities)(ミオイノシトール(myoinositol)、コリン、クレアチン、アミノ酸、n−アセチルアスパラギン酸(n−acetyl aspartate))を含む主な正常プロトンの電波を受信するとともに、代謝産物(metabolities)(脂質及び乳酸)を含む異常プロトンの電波を受信する。付加された代謝生化学情報は、全てが互いに相違する処理数(treatment regiment)を有する伝染、腫瘍又は発作として解剖MRIで見られる異常な病変の互いに相違する診断に影響を及ぼす。所定の場合において、プロトンMRSは、侵入する神経外科的な生検(invasive neurosurgical biopsy)(いわゆるMRS脳生検)を防止することができる。プロトンMRSは、初期のクリニカル評価プロセスにおいて将来的な役割を有し、アルツハイマー病のような痴呆の治療に応答する。プロトンMRSは、それ自体個別のCPTビリングコード(CPT billing code)を有し、クリニカルクエスチョンの複雑さに応じて5〜20分で実行される。本発明のAPS態様の下で使用するのに好適なMR分光オペレーションの他の更に詳細な例を、以下の文献に示す。
【0126】
【0127】
これら文献の開示を、ここに参照することによってここに組み込む。
そのようなASPに基づく診断/画像処理によって、本発明を用いた医療イメージングセンターは、第1の医師/ユーザを伴うビジネスを行う第2の段階のユーザに各サービスを提供し、例えば、内科医、患者、第3の関係する支払人/保険会社のような保健看護プロバイダにサービスを提供する。また、イメージングセンターは、ソフトウェア、コンピュータネットワークステーション及び他のクリニカルスタッフの先行投資を行う必要がなく、サービスは、関連のASPサービスによる中央データ管理システム(30)に供給される。さらに、本発明によって、診断ツールの所有者又は供給者は、ローカルアクセスに対して個別のセンタを構成する場合に比べて著しく多数の患者に到達し、例えば、国家間及び世界中の多数の局所的な個別のアルツハイマー診断センターを形成する必要がなくなる。これらアプリケーションの個別のリターンでは、比較的まれなクリニカル事例で用いられる場合に特に個別のプラクティスセンターが個別のアプリケーションを購入することを所望する場合、イメージセンターや、放射線技師や、関係のある内科医のような保健看護プロバイダが判断するのが困難となる。それにもかかわらず、アプリケーションそれ自体は、その特定のクリニカル事例において重大である。したがって、本発明のASPプラットホームのトップに置かれた場合のアプリケーションは、所有者の関連のコストなく、大きな医療コミュニティで瞬時に利用できる。医学が複雑になるに従って、患者は、医学的に更に救われ、かつ、本発明のインターネットASPを通じた非常に特殊な手順で最先端の専門家へのアクセスによって経済的に救われる。さらに、ここに開示したタイプの非常に特殊な分析ツールを、より通常的な局所化されたアクセス/使用モードの下での場合に比べて、本発明のASP態様によって更に洗練され、信頼性があり、効率的であり、かつ、低コストで実行することができる。
【0128】
本発明は、一般に「放射線情報システム」(RIS: Radiology Information Systems)と称される所定のワークフローソフトウェアを提供するASPツール(32)も想定し、所定のワークフローソフトウェアによって記憶及び通信の統合を行う。RISは、(患者の記録、料金の支払い、履歴、以前の診断及び治療の履歴のような)重大な患者管理情報を電子的に画像に取り付け、一般に、患者のスケジューリング、スタッフィング、資産管理等の領域で放射線操作(radiology operations)を行うためにハイレベルの詳細なワークフロー管理機能を提供することが知られている。放射線学会はこのアプローチを許可したが、個々の所有者の桁外れのコストのために、最大の病院のみが、必要なソフトウェア及びハードウェアを購入した。一般に、既知のRIS技術は、個別の医療イメージングセンターが要求する場合に比べて、情報フロー及び管理に対して著しく高い機能を有する。したがって、本発明のRIS/ASPモードによれば、画像が本発明のシステムに渡されると常に、関連の患者看護情報も、一つの統合された電子ファイルで渡され、この場合、実際にはRISを購入する必要がある個別の保健看護プロバイダを必要としない。また、このタイプのアプリケーションをASPとしてホスティングすることによって、既に説明した種々のチャージング構造によって一つの中央サイトを通じて管理された収入フローに対して、広くかつ迅速に適合する。
【0129】
ASPツール(32)としてのRISは、全体的に中央データ管理システム(30)のASPサービスに対するインターネット態様を通じて管理され、リモートASPインタフェース(42)及びローカルASPインタフェース(22)に示すように、リモート画像ビューイングシステム(40)及び/又はローカル画像ワークステーション(20)とともに中央データ管理システム(30)に種々の構成要素を有することができる。特に、これらローカルASPインタフェース及びリモートASPインタフェース(22,42)は、端末上のASPに基づく動作に関連する情報の全体に亘る流れにおいて役割を果たすために、ローカル画像ワークステーション(20)及びリモート画像ビューイングシステム(40)の各々に存在するアーキテクチャを必要とする。
【0130】
イメージ記憶システム
医療画像は、記憶システム(100)による複数のロケーションで本発明によって次のように達成される。
全ての診断研究は、「医療記録」であり、相当の期間、一般的には7年間記憶させる必要がある。本発明は、医療画像の分配及び記憶に対するインターネットに基づく規範に基づいて、画像記憶に対する更に有効で更に廉価な解決を提供する。更に詳しくは、本発明は、デジタル画像の記憶に対する3方向:1)一般に関係がある医師及び放射線技師の実際のロケーションのリモート画像ビューイングシステム(40);2)中央データ管理システム(30)に関連した二つの中央サーバ、及び3)転送イメージングセンター及び病院に配置されたローカル画像ワークステーション(20)でのアプローチを利用する。したがって、画像データのアクセスの際に顕著な信頼性及び効率を確保するために四つの余分な物理的に切り離されたロケーションが存在する。
【0131】
第1記憶ロケーションは、ローカル記憶システム(120)によるDICOMフォーマットで、イメージングセンター又は病院自体の放射線科のローカルイメージワークステーションに存在する。このローカルアクセスは、本発明を用いる保健看護プロバイダを、それ自体のデータにアクセスする第3の関係者から許可を求める必要なく、看護プロバイダが直接的なアクセスを有するのを知ることを非常に心地よく感じさせる。中央データ管理システム(30)に関連した中央記憶システム(130)は、著しい地理的距離によって分離された二つの中央バックアップサイト(30’、30”)の全ての電子的な記録(5)を格納する。医療イメージングセンター及び関係のある医師は、中央バックアップ(30’、30”)に記憶された電子的な記録に対する広大なアクセスを有する。リモート記憶システム(140)は、各ユーザが所望するような複数のリモートロケーションのリモートイメージビューイングシステム(40)に電子的な記録(5)を格納し、これによって、これらユーザ、特に関係のある内科医及び/又は放射線技師は、一般に職場(例えば、互いに相違するオフィスサイト、病院等)のパフォーマンスにおいて生じる複数のロケーションのうちの任意のところで画像を見ることができる。
【0132】
画像ヒストリ記録システム
他の実施の形態による本発明は、全ての関心がある当事者に対して有効に通信すべき医療画像の転送、記憶、観察、分析及び他の管理に関する情報を規定し、ここでは、画像ヒストリ記録システム(200)と称するとともに図示する(図1〜5A〜D)。
【0133】
一態様において、医療画像センターは、単に各クリニック又は病院に配置されたローカルイメージワークステーション(20)を参照することによって、画像配送記憶の全プロセスを追跡するとともに、ローカル画像ワークステーションからの精査を行うことができる。さらに詳しくは、ローカルヒストリ記録システム(220)は、ローカル画像ワークステーション(20)のモニタに画像ヒストリを表示し、例えば、連続する配送の各々をクリニックに知らせる。また、配送の試みが失敗した(例えば、関係がある医師のコンピュータがターンオフされ又はインターネットアクセスがダウンした)場合、顧客にそのことが知らされ、適切な動作を行って、迅速な配送を保証する。したがって、システムを用いる保健看護プロバイダは、フィルムを伴う前に可能とならないある程度の画像管理を有する。さらに、放射線技師又は関係のある内科医によって画像が精査されるとき及び場所において、メッセージを、ローカルイメージワークステーションに反映させることができる。他の医療画像管理形態のいずれも、ASPによって特徴付けられない。
【0134】
更に詳しくは、ある有用な実施の形態によるリモートイメージビューイングシステム(40)は、以下のように動作する。リモートイメージビューイングシステム(40)に関連したリモートヒストリ記録システム(240)は、記録の送信、受信及び観察についての情報を含むリモートメッセージ(235)を中央データ管理システム(30)に送信する。中央データ管理システム(30)に関連した中央ヒストリ記録システム(230)は、情報を含む中央メッセージ(225)を、リモートメッセージ(235)からローカルイメージワークステーション(20)に送信する。したがって、全ての画像ヒストリは、イメージングクリニックで更新され、ローカルイメージワーキングステーション(20)に関連したローカルヒストリ記録システム(220)を通じて、精査及び表示に対してリアルタイムでアクセス可能である。
【0135】
この画像ヒストリ記録システム(200)及び画像の伝送及び情報の使用に対する関連のリアルタイムアクセスは、特に、本発明の「プッシュ」に基づく画像伝送方法に関連する場合に有効である。画像が種々のリモートロケーションにプッシュされるので、既に説明したメッセージフィードバック法は、イメージングセンターによる適切な管理を確実に行うために重要であり、したがって、それを実行すると、生成された後に本発明のASPを通じて分配される記録に何が生じるかを知る。
【0136】
関連の支払い方法
医療イメージングのような保健看護サービスに関連したコストは、精細に調べられ、イメージングサービスの経済学は、広範囲に及ぶ利用可能性に直接関係する。好適には、本発明のシステム及び方法は、直接的にそのような経済学に向けられる医療イメージングASPの使用に関連したコストフロー法を規定して、特に前金(up−front fees)及び膨大な資本金(capital expenditure)に対して非常に敏感な独立した医療イメージングクリニックによって急速な採用が強いられる。本発明のコストフロー法は、例えば約10.000ドルとなる各クリニックによる活動費からなり、それは、クリニックのローカルイメージワークステーション(20)をインストールするための費用並びに顧客及び所定の人数の関係のある医師に対するアプリケーショントレーニング費用の全てをカバーする。既にDICOMインタフェースを有する最初の顧客に対して、この10.000ドルの費用は省略される。これら顧客が既に、ここで想定されるような電子的な画像転送及び記憶に必要なハードウェアを有するので、これらの顧客にサービスを開始するためのコストは最小となる。これらの顧客は地理的に分離され、最初の50〜100の顧客は主要都市に集中し、その結果、最初のユーザは、地理的に全米から選択される。これは、急速な採用に対して国中で最大の提示を提供する。
【0137】
本発明のあるコストフローの例は、所定のDICOMイネーブルされたイメージングセンターにおけるインストールコストの省略を行うとともに、月々に固定費用を課す。これは、PACSタイプのシステムに対して100.000〜300.000ドルの先行投資を支払うとともにPACS動作を維持するために拡張したIT人員サポートも必要とするイメージングセンタ又は小病院に有用である。このフローコスト法による本発明のシステムの使用のコストは、PACSに対して必要とされるITパーソンのコストより低くなる。また、PACSシステムは、イメージングセンターに対して最も重要な問題に注目せず、迅速かつ信頼性を以って画像を関係ある医師に配送する。さらに、本発明は、他の既知の医療画像ASPサービスが要求される補助的な取得装置及びDICOM送信ステーションに対するコストを必要としない。ピクチャアーカイビング及び通信システム(PACS)は、一般に60.000〜1.000.000ドルを費やし、関連の非効率性及び洗練されたハードウェアを実行するための追加の人員のコストを伴う。本発明によれば、毎年約4.000〜48.000ドルの月々の料金が、デジタル画像の高パフォーマンスの電子配送、記憶、探索及び表示に対して課される。一実施の形態において、これは、使用量に関係なく課される料金である。他の実施の形態において、使用ごとの料金も課される。いずれの場合も、ASPに関連した料金は、PACSの使用又は現在のフィルムの使用と比べると、クリニック又は病院に対して著しいコストの削減を表す。したがって、本発明は、コストを最小限にしながら、イメージングセンタ及び病院の放射線科の生産性を最大限にするのを助ける。
【0138】
さらに、これらサービスに対する課金/支払いのモードは、本発明のASPモデルの下で簡単化される。ローカライズされた内科医/ユーザの各々に個別のワークステーション又はソフトウェアパッケージを製造し及び販売するのではなく、本発明の下で、ASPのリモートユーザの各々によって共有される非常に少数(可能な場合には1個の)の分析ツールを形成することができ、これによって、多額の支払いを必要としない「使用ごと」又は「定期的な」料金構造となる。
【0139】
図8及び10は、他の実施の形態のポーリングシステムを示す。図7及び9は、本発明の変形例を示し、この場合、医療画像管理システムは、図10に示すように少なくとも一つのポーリングシステム400を有する。図9は、図1に示すシステムと同様な医療画像管理システムを表し、この場合、同様な番号は、ここで対応する記載の同一構成要素を表す。図9のシステムは、ローカル画像ワークステーション20及びリモート画像ビューイングシステム40の各々とともに配置されたポーリングシステム400も有する。ポーリングシステム400はそれぞれ、中央データ管理システム330と通信を行う。中央データ管理システム330は、試みられた配送が失敗したデータを保持する配送キュー231も有する。データキュー231の配送に対してキューされたデータのセットの各々は、意図された配送ロケーションに特定のデータセットを関連させる識別子を有する。識別子は、そのデータを、中央記憶システム130の発生及び/又は対応するロケーションにも関連させる。中央データ管理システム330は、ローカル又はリモートワークステーション、ビューア又はシステムに対する最後に既知のIPアドレスを格納するルックアップテーブル232も具える。最後に、中央データ管理システム330は、配送の試み、成功及び失敗に関連する情報を含む全てのデータの配送状態を追跡する配送状態データベース233を有する。他の配置において、この情報を、データそれ自体とともに格納することができる。
【0140】
図10に示すように、ポーリングシステム400は、モジュールのインターネット接続状態を追跡するとともに関連のファイルの最近のIPアドレスを識別し及び格納する接続状態モニタ401を有する。接続状態モニタ401は、モジュールのオン/オフ状態、例えば、モジュールがインターネットに接続したか否かをモニタすることもできる。ポーリングシステム400は、現在のIPアドレスの中央データ管理システム330及び/又はモジュールの接続状態を知らせるIPノーティフィア(notifier)/データリクエスタ(requestor)402も有する。代わりに又はそれに加えて、上記IPノーティフィア/データリクエスタ330を更に詳しく説明する。ポーリングシステム400は、イベントが生じたときに接続状態をチェックするとともにIPノーティフィア/データリクエスタ330に信号送信する内部ポーラ403を更に具える。そのようなイベントを、例えば、コンピュータのブーティング(booting)、インターネット接続の確率、IPアドレスの変更及び/又は予め設定された時間間隔の経過とする。
【0141】
内部ポーラ403又は接続状態モニタ401は、IPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信して、キューされたデータを中央データ管理システム330の配送キュー231から要求し、及び/又は、更新されたIPアドレス情報を有するルックアップテーブル232を提供する。IPアドレスを追跡し又はプッシュ技術を利用するために中央データ管理システムを配置しなくてもよい。そのような場合、IPノーティフィア/データリクエスタ402は、データに対するデータベースをポールする役割のみを果たす。
【0142】
内部ポーラ403は、予め設定された間隔の終端でIPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信を行う。内部ポーラ403は、予め設定された間隔で接続状態モニタ401から接続状態情報も要求する。内部ポーラ403は、新たな接続が形成されたか否かモニタ401に接続状態を問い合わせることができる。それは、IPアドレスが変更されたか否かを問い合わせることもできる。接続状態モニタ401をプログラムして、接続状態が変更されたときにモニタが内部ポーラ403に信号送信してもよい。新たな接続が形成され又はIPアドレスが変更された場合、内部ポーラ403は、中央データ管理システム330に信号送信するようIPノーティフィア/データリクエスタ402を命令し、キューされたデータを要求し、及び/又は、中央データ管理システム330に格納されたIPアドレスを更新する。
【0143】
また、接続状態モニタ401を、モジュールのオン/オフ接続状態又はIPアドレスが変更されたときにIPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信するよう配置してもよい。本実施の形態によれば、新たな接続が形成され又はIPアドレスが変更された場合、接続状態モニタ401は、中央データ管理システム330に信号送信するようIPノーティフィア/データリクエスタ402を命令し、キューされたデータを要求し、及び/又は、中央データ管理システム330に格納されたIPアドレスを更新する。
いずれの場合も、接続状態モニタ401は、更新されたIPアドレスを直接又は内部ポーラ403を通じてIPノーティフィア/データリクエスタ402に供給する。
【0144】
使用中、中央データ管理システム330は、ここで既に説明したような中央データ管理システム30と同様に、中央記憶システム130及び補助システム30’,30”でデータを受信し及び格納する。データは、例えば、ローカルイメージワークステーションからの画像、関連の患者情報、リモートサイト又はローカルサイトからのりビューヒストリ、放射線技師又は内科医のノート、テキスト、音声(voiceover)、コメント、リモート又はローカルヒストリ記録、診断、治療又は患者の医療記録に関連する情報を具える。データは、図7(301)に示したようにデータキュー231にも格納される。
その後、データは、プッシュされ、ルックアップテーブル232の情報に基づいて少なくとも一つの宛先に配送される。この場合、ルックアップテーブル232は、各ロケーション302に関連した最後に既知のIPアドレスを有する。予め設定されたアドレスに情報が送信されるプッシュ技術は、一般に従来既知である。
【0145】
次いで、リモートモジュール40は、配送が完了したか否かについての確認(confirmation)を提供する(配送宛先のモジュールがローカル若しくはリモートワークステーション、イメージビューア又は他のインタフェースであるとしても、好適な実施の形態を、リモートモジュール40について説明する。)。配送が完全である場合、配送状態データベース233及び中央ヒストリファイル記録が更新されて、配送の時間(304)を含む配送状態を、完了したものとして表す。その後、配送されたデータファイルは、キュー231から除去される。
【0146】
配送が成功しない場合、配送状態データベース233が更新されて、配送失敗(305)を表す。その後、中央データ管理システム330は、リモートモジュール40のIPノーティフィア/データリクエスタ402が、キューされたデータを要求し(306)、及び/又は、ルックアップテーブル232のIPアドレスを更新するまで、待機を行う。要求が受信されると、データは、更新されたルックアップテーブル232のIPアドレスに配送される(307)。このサイクルは、配送が成功するまで繰り返される。配送状態データベース233の一部として、所定の時間までに配送されない所定のファイルは、システム管理者、好適にはデータの発生に注意が及ぶ。
【0147】
図8は、リモートモジュール又はワークステーション40を用いた図7〜10に関連して説明したポーリングシステム400の使用を示す。リモートシステム40は、インターネット接続を確立する(310)。リモートモジュール40は、中央データ管理システム330に接続する(311)。これに関して、リモートモジュール40と中央データ管理システム330との間の接続は、例えば、スタティク若しくは専用IPアドレス、フローティングIPアドレス又はインターネットサービスによって提供されるそれ以外のアドレスによって確立される。リモートモジュール40は、接続状態をモニタするとともにモジュールのIPアドレスを決定する接続状態モニタ401内のソフトウェアによってIPアドレスをチェックする(312)。上記ステップをこの順序で行う必要はない。例えば、これらのステップを逆に行ってもよい。
【0148】
リモートモジュールのIPアドレスを決定した後、中央データ管理システムのIPアドレスルックアップテーブル232が更新される(313)。これを、複数の手法で達成することができる。好適な実施の形態において、接続状態モニタ装置401は、更新されたIPアドレス情報を、直接又は内部ポーラ403を通じて間接的にIPノーティフィア/データリクエスタ403に供給する。内部ソフトウェアを通じて、IPノーティフィア/データリクエスタ402は、更新されたIPアドレス情報とともにルックアップテーブル232に信号送信を行う。
その後、ローカルモジュールは、(例えば、ローカルラインがオフラインである間に)配送キュー231に記憶された任意のデータを要求する(314)。要求は、既に説明したようにキューされたデータを要求する接続状態モニタ401又は内部ポーラ403によって構成されたIPノーティフィア/データリクエスタ402によって形成される。
【0149】
キューされたデータが存在する場合(315)、データは、ルックアップテーブル232に記憶された更新されたIPアドレスによって、配送キュー233から配送される。それに対して、中央データ管理システムが、データ配送用のIPアドレスルックアップテーブルを有しない場合、データ要求が送信されたIPアドレスが、データ配送に用いられる。データは、リモートモジュール40によって許容される(316)。その後、リモートモジュール40は、イベントを待機する(317)。データが存在しない場合(315)、リモートモジュール40は、イベントを待機する(317)。ポールイベントを、例えば、時間のプリセット感覚の終了、及び/又は、ブーティングや、リブーティングや、インターネットへの接続や、インターネットへの再接続や、再指定されたIPセッション番号のような他のイベントとすることができる。
【0150】
プッシュシステムが用いられる場合、ポールイベントを待機する間、このモジュールに配送すべき中央データ管理システムによって受信された任意のデータは、既に説明されたようにしてモジュールにプッシュされる。
例えばポール間隔の終端でポールイベントが生じると、システムは、IP接続状態をチェックする(318)。状態が変化しない場合、システムは、キューされたデータを要求し、314からの継続を行う。それに対して、プッシュシステムが用いられた場合、通信状態が変化せず、かつ、ルックアップテーブルに配置されたIPアドレスであるので、システムは、キューされたデータを要求する代わりに、次のポーリングイベントを待機し、すなわち、317に戻り、中央データ管理システムは、データを、受信したままで送信する。
【0151】
状態が変化し(319)、かつ、インターネット接続がない場合(320)、モジュールは、インターネット接続を再構成するよう命令される(310に戻る。)。インターネット接続が存在する場合(320)、ソフトウェアは、中央データ管理システム330との接続が存在するか否かをチェックするよう接続状態モニタに命令する。中央データ管理システムに対する接続が存在しない場合、ソフトウェアは、中央データ管理システムに対する接続を行うようシステムに命令し、ステップ311に戻る。データベース接続が存在する場合、ソフトウェアは、IPアドレスが変化したか否かを決定するよう接続状態モニタ401に命令する。IPアドレスが変化した場合、信号が中央データ管理システム330に送信されて、ルックアップテーブル232を新たなIPアドレスに更新し、サイクルがステップ313に続く。IPアドレスが変化しない場合、キューされたデータが要求され、サイクルがステップ314から続く。
【0152】
既に説明した本発明は、種々の形態をとることができ、種々の方法によって達成される。ポーリングシステムは、既に説明した本発明を達成する複数のソフトウェア及びハードウェア形態を具え、本発明の範囲内で想定される。ポーリングシステムを、単独で用いてもよく、既に説明したプッシュシステムと共に用いてもよい。他のイベントが、(リモート又はローカル)ビューイングシステムの形態又は特定の要求に応じてポール要求を開始してもよい。
【0153】
図11〜21を参照して、医療画像管理システムの他の実施の形態を説明する。典型的にはイメージングセンターにおけるシステム410は、ローカルワークステーション412を有するローカル医療イメージング装置411と、データセンタ440と、リモートビューア420とを具える。
【0154】
ローカルイメージング装置411はイメージフォーマッタ413に結合され、そのイメージフォーマッタ413は、イメージを、規格化されたマシン−読出し可能フォーマットのイメージフォーマットにフォーマット化するよう作動する。イメージフォーマッタ413は、イメージをそのような基準にフォーマット化するよう医療イメージング装置が配置される場合を除いて、ローカルワークステーション412に含まれる。好適には、イメージフォーマットをDICOMフォーマットとする。一旦フォーマット化されると、イメージファイルはローカルメモリ414に記憶される。イメージフォーマッタ413は、伝送フォーマッタ415に結合され、そのフォーマッタは、イメージファイルが添付される伝送プロトコルのメッセージを形成する。ある好適な実施の形態において、伝送フォーマットを、eメールフォーマットとする。伝送フォーマッタは、XMLや、添付されたものとしてのイメージファイルを有する無線メッセージのような、他の伝送プロトコルを使用してもよい。好適な実施の形態において、伝送フォーマッタ413は、伝送情報のヘッダを有するeメールと、メールを添付したイメージファイルを形成する。イメージファイルを、符号化されたMIMEとし、eメールを、SLLのようなセキュリティ伝送によって送信機416を通じてデータセンタ440に送信される。ソケットツール(Socket Tool)及びIP*ワークス(IP*Works)は、SSLを提供するソフトウェアプログラムの例示である。これは、ビューアに対しても提供される。eメールヘッダは、データセンタに対してアドレス指定されるとともにローカルワークステーション412からアドレス指定されるラインを有する。また、サブジェクトラインは、メッセージのタイプに関する情報を有する。ローカルワークステーション412からの画像の場合、eメールは、データセンタに対してアドレス指定され、サブジェクトラインは、アタッチメントがDICOMフォーマットファイルであることを表す。他のサブジェクトラインがアタッチメントを識別することもできる。サブジェクトラインは、状態情報、例えば、特定の画像又は検査に対する「受信した画像」又は「観察した検査」を有してもよい。
【0155】
ローカルワークステーション412は、ブラウザ/アドミニストレータ417、例えば、データ440の関連のあるデータベース447からのトラッキング及びシステム管理情報にアクセスするデータセンタ440のデータ管理部と通信を行うテレネット又はhttpも有する。システム管理論理449によって、ワークステーション412のブラウザ/アドミニストレータ417は、ワークステーション412から発生した画像ファイルに対応する不正確なルーティング情報を修正する。ブラウザ/アドミニストレータ417によって、ローカルワークステーション412は、データセンタ440に送信される画像ファイルの配送及び観察状態を観察することができる。イメージングセンタのデータ管理論理は、ルート要求のビューイング及び状態のトラッキング:あいまいなルート要求宛先の解明、例えば患者の優先順位が変わった場合における要求の再依頼、ユーザの患者及びIC優先順位テーブルのデータ保持及びレポートの実行を許容する。
【0156】
データセンタ440は、メッセージを送信し及び受信する送信機/受信機441を有する。好適な実施の形態において、送信機/受信機441を、eメールフォーマットを有するメッセージを送信し及び受信するよう配置したメールサーバ(好適にはSMTP/POP3サーバ)とする。送信機/受信機441を、XML,FTP,HTTP等のトランザクションエンジンとする。図11に示すように、送信機/受信機441は、ローカルワークステーション送信機及びリモートビューア420の送信機/受信機421に対してメッセージの送受信を行う。送信機/受信機441は、ユーザの割り当てられたロケーションの各々の各ユーザに対するメールボックス」をセットアップする。メッセージの送信準備ができると、メッセージをメールボックスに配置し、送信機/受信機441は、ビューアのメールクライアントからのポールリクエストを待機する。ポールリクエストを受信すると、送信機/受信機441は、特定のユーザロケーションによって収集されるために格納されたメッセージを伝送する。
【0157】
データセンタ440はプログラム論理442を有し、そのプログラム論理は、ファイル又は他のアタッチメントを有するメッセージ、関連のファイル及び情報を、適切なリモートビューアに送信し、ファイル又は他のアタッチメントの配送及び観察をトラッキングし、ファイル、他のアタッチメント及びトラッキング情報を関連のデータベース及びファイルシステムに格納する、等々。イメージファイル及び任意のオーバレイ又は次のアタッチメント、変更又は追加は、データセンタ440のファイルシステム448に記憶される。ファイルに関する情報、ヒストリ、ファイルシステム448のロケーション及び関連のアタッチメントのロケーションは、編成されて関連のデータベース447に格納される。
【0158】
メールは、データベースへの記憶が成功したときにのみメールボックスから削除される。アーカイバ450は、予め設定されたプロトコルによってアーカイブ記憶装置451のファイルシステム448にファイルを保管するよう配置される。アーカイバ450は、関連のデータベース447を見て、どのファイルが保管されていないか決定する。保管されていないファイルは、ファイルシステム448からコピーされ、保管される。データセンタ440は、データ管理論理449を有し、そのデータ管理論理449によって、関連のデータベース447のトラッキング情報にアクセスするとともに、ローカルワークステーションアドミニストレータが、確認されていないルート要求を適切なセキュリティクリアランスの下で修正する。
【0159】
プログラム論理442は、新たなメッセージに対して送信機/受信機441をチェックする探索機/抽出機443を有する。探索機/抽出機443は、通常のユーザのようにメールサーバにログインするが、ローカルイメージワークステーション412及びビューアからメッセージを受信するよう設計されたメールボックスの名前を用いる。次いで、探索機/抽出機443は、添付ファイルからキー情報を抽出し、ファイルシステム448のファイルを記憶し、かつ、関連のデータベース447のキー情報及びファイルシステム情報を記憶する。特に、探索機/抽出機は、確認すべきルーティング要求を用いてファイルをマークする。
【0160】
プログラム論理442は、ルート要求ベリファイア444も有する。ファイルに添付されたメッセージがセーブされるとともにルート要求がマークされた後、ルート要求ベリファイアは、ルート要求を識別し、ルートが有効であることを確認する。ルートが有効である場合、ファイルは、配送のためにマークされる。ルートが有効でない場合、ファイルは、データ管理の精査が必要であるものとしてマークされる。
【0161】
プログラム論理442はプリフェッチ論理445も有し、その論理は、ルートすべきファイル、例えば、以前の画像、他の患者情報、レポート、オーバーレイ、注釈等を検査と関連して識別する。プリフェッチ論理445は、配送のために識別されたファイルをマークし、ルート要求を実行し、それを自動的に識別する。ユーザ又はビューアには、見たいと思うフィルムを識別し又は取り出すブラウザを設ける。
プログラム論理442は配送論理も有し、その配送論理は、配送のためにマークされたファイルを識別し、メッセージへの添付及び適切なビューアへの配送のために送信者/受信者441にそれを提出する。
【0162】
図12に示す関連のデータベース447は、データセンタ440で維持すべき関連のデータベース447の主要素子を示す。関連のデータベースは、例えばオラクルデータベースシステムを用いて実現される。ある素子が他の素子すなわち直線ラインを有する素子とともにある関係を言及する「クロウフィート」(crows feet)を有するラインは、クロウフィート(「スレーブ」)を有する一方の「マスタ」となる。一つのマスタ記録は、零以上のスレーブ記録に対して存在する。例えば、患者は、零以上の検査を有し、検査は、零以上のシーケンスを有する。
【0163】
大抵の情報は、患者データ460と関連する。患者情報460は、患者及び情報を識別する他の患者のリストを有する。患者は、任意の数の検査461を有し、その各々は、任意の数のシーケンス462を有し、その各々は、任意の数の画像463を有し、その各々は、オーバレイ、レポート、ビデオ、音声、他のアタッチメントなどの任意の数のアタッチメント464を有する。
【0164】
ルート要求472は、画像463及びアタッチメント464の各々に対して保持される。患者、検査及びシーケンスを有する画像及びアタッチメントの関係によって、ルート要求472は、それに応じて患者460、検査461及びシーケンス462に関連付けられる。
トラッキングデータ473は、画像463、シーケンス462及び検査461に関連付けられる。
【0165】
不許可リスト470及び許可リスト471はそれぞれ、許可が決定される手段であり、すなわち、それは、所定の検査、シーケンス及び/又は画像の実行を許可するリストを有する。所定の患者に対して、任意の数の記録が、検査461、イメージングセンタ465及びプロフェッショナルユーザ467の組合せの表示を保持する。不許可リスト470の記録は、このイメージングセンタからのこの検査が所定のユーザに送出されないことを表す。許可リスト471の同一の記録は、送出を許可する。エントリの組合せは、患者が考え出すことができる任意の形態の許可を提供することができる。その優先順位は、フロントエンドシステム管理ツールを用いて、イメージングセンタ(IC)によって入力される。
【0166】
ユーザファイル467は、ビューアを操作する個々のリストを有する。ユーザ467とイメージングセンタ465の両方は、任意の数のロケーション468,466をそれぞれ有する。ユーザ468は、複数のロケーションに送出されたファイルを有し、イメージングセンサは、任意の数のテックステーション(tech station)及びフロントデスクステーションを有する。ユーザ優先順位は、ユーザデータベース468に格納される。優先順位は、ファイルを送信するとき、すなわち、放射線技師に精査された後、どのキー画像を送信すべきか、等々を有する。ユーザ467には、優先順位、例えば、送信するとき及び場所、どの日にどの画像をどのユーザロケーションに送信するかを変更する機能を与えられる。ユーザは、一つ以上のロケーションのユーザをアドレス指定するのに用いられる複数のユーザタグ469を有する。タグ469は、各ユーザを言及する互いに相違する方法の各々のリストを有する。ユーザは、互いに相違するイメージングセンタで互いに相違するネームを用いることができる。タグを、特定のイメージセンタに関連付けることができる。
【0167】
アーカイブレストア要求474を、検査461、シーケンス462、画像463及びアタッチメント464に関連付ける。アーカイブ論理は、オブジェクトを記録保管するとともにそれをオンライン記憶装置からオフライン記憶装置までコピーするときを決定する。これは、アーカイブ/リストア要求テーブル474にアーカイブ要求を配置することによって行われる。これが生じると、データベースの記録は、「記録保管された」ものとしてマークされる。この点に関して、二重コピーが、アーカイブ及びファイルシステムに存在する。アーカイブ論理は、記録保管されたファイルをファイルシステムから削除するときも決定する。その後、ファイル又はオブジェクトは、「削除された」ものとしてマークされ、それは、ファイル又はオブジェクトが記録保管されるがファイルシステムにないことを意味する。ファイルが削除されると、ファイルは、アーカイブ/リストア要求テーブルのオブジェクトに対するリストア要求をリストすることによってリストアされる。アーカイブ論理は、テーブルをチェックし、ファイル又はオブジェクトをアーカイブからフェッチし、それをファイルシステムにセーブする。リストアされた状態は、記録されたオブジェクト(すなわち、画像又はアタッチメント)に対してトラッキングデータベース473に示される。
【0168】
図13を参照すると、アーカイブ451が図示され、この場合、デジタル画像ファイル及びアタッチメント(例えば、オーバレイ、レポート等)が、データセンタに関連して画像ファイルの記憶寿命の間保持される。アーカイブ451を、好適にはオフサイト記憶装置とし、それは、機械的なテープ記憶装置591、記憶制御のためにテープにアクセスし及びテープを移動する機械的な装置592及び読出し装置593を有する。記憶制御及び読出し装置は、データセンタの記録保管機能を制御するデータセンタアーカイバに結合される。テープ記憶装置591はテープ1〜nを保持する。各テープは、アーカイブリストア要求データベース474に記憶された独自の識別子を有し、それは、特定の検査センタのイメージングマシン及びイメージング方式、例えば、MRI,CT、超音波等も識別する。例えば、テープ1は、イメージングセンタ1のMRI番号1に対応する独自の識別子(“UID”)No.1を有する。テープ2は、センタ1のMRI2に対応するUID2を有し、テープ3は、イメージングセンタ2のCT1に対応するUID3を有し、テープ4は、センタ2のMRIマシン1に対応するUID4を有する。アーカイブ451は、アーカイブされたファイルに対して、データセンタ440のアーカイバ450からの要求を受信する。(UIDによって識別される)アーカイブされたファイルのテープのロケーションが、関連のデータベース447内のアーカイブ/レストア要求データベース474に記憶される。記憶制御及び読出し装置593は、機械的な装置592を指導して、記憶装置591の記憶位置からテープを探索するとともにテープをリーダ593に配置し、この場合、適切な画像ファイルが、アーカイバ450を通じて中央データベースに送信される。その後、画像ファイルは、ここで説明したようにしてデータセンタ440に送出される。
【0169】
図11に示すように、ビューア420の好適例は、メッセージを送信し及び受信する送信機/受信機421を具える。好適例において、送信機/受信機421は、メールクライアントとしての役割を果たす。送信機/受信機421は、配送の準備ができているメッセージに対するデータセンタを典型的には予め設定された時間間隔でポールするポーリング装置を有する。好適な実施の形態において、ビューアは、到来するメールに対するデータセンタ440の指定されたPOPサーバのeメールを周期的にチェックする。ビューアは、到来するeメールをチェックし、アウト状態(out status)のeメールをデータセンタ440に戻す。送信機/受信機421はエンコーダ/デコーダ422に結合され、それは、配送のために送信フォーマットにフォーマットされた受信メッセージを復号化し、送信すべきメッセージに添付するためにファイルを符号化する。メッセージが受信され及び復号化されると、記憶及び抽出論理423は、関連のデータベースを有するビューアデータベース424に画像ファイルを格納し、イメージファイルからキー情報を抽出し、それを関連のデータベースにセーブする。関連のデータベースは、例えば、患者、検査、シーケンス及び画像に基づいて画像を編集する。検査に関連する情報、例えば、関係のある医師、日付、イメージセンタ、処置等を記憶してもよい。サイズ、画像のタイプ、高さ、幅、向き、位置等の種々の画像情報を含めてもよい。ビューイングステーション425のユーザは、ユーザを待機するビューアデータベース424に格納されたファイルを、ユーザがファイルを必要とするときに開く。ファイルは、アクセス(AccessTM)データベースのような関連のデータベースを通じてアクセス可能である。ユーザ入力装置426によっ。て、ユーザは、ビューイングステーション425を選択するとともに画像482を観察し、所望に応じて種々のアプリケーションを用いながら画像483を処理する。ユーザ入力装置426は、オーバレイ(典型的には放射線技師又は他の内科医によって画像上に配置された画像のマーク)、音声、テキストビデオ等のアタッチメント又は観察されたファイルに対する他のアタッチメントの生成も許容し、それを、データセンタ440を通じて他のユーザに送出され又は格納する。
【0170】
図14は、本発明の好適な実施の形態によるローカルワークステーションを通じたデータのフローを示す。医療イメージング装置411は、検査500を形成する画像すなわち画像のシーケンスを取得する。一つ以上の画像は、標準化された画像フォーマット501に変換される。好適な実施の形態において、画像フォーマットをDICOMフォーマットとする。DICOMフォーマットは、画像データと、イメージングセンタ、関係のある内科医、放射線技師、患者、画像情報、シーケンス情報、検査情報等の他の情報とを有する。
【0171】
その後、画像ファイルは、ローカルメモリ414に格納される(502)。配送情報及びアタッチメントのタイプ、すなわち、この場合には画像ファイルの識別を有するヘッダを持つ標準的な送信フォーマットを用いて、メッセージが形成される(503)。好適な実施の形態において、送信規格をeメール規格とする。ヘッダは、データセンタに対して及びラインからアドレス指定されたアドレスラインを有し、イメージングセンタを識別する。一般に、本発明のシステムにおいて、サブジェクトラインは、アタッチメントのタイプを表現し又は状態情報を提供し、コンテントは、アタッチメントを有し、状態メッセージの場合には空である。イメージングセンタからメッセージを配送する際のeメールメッセージは、アタッチメントを画像として識別し、コンテントとして画像を添付する。
【0172】
次いで、送信のためにメッセージが符号化される(504)。好適な実施の形態において、DICOM画像ファイルは、インターネットのeメール送信に対してMIME符号化される。UUENCODEような他のフォーマットも本発明によって想定される。次いで、MIME符号化メッセージが、セキュリティ送信を通じてデータセンタ505に送信される。一実施の形態において、セキュリティ送信はSSLを用いる。
【0173】
図15及び16は、画像及び関連の情報を送出し、記憶し及びトラックするデータセンタ440の好適な使用を示すフローチャートである。メッセージは、送信機/受信機441、好適にはメールサーバによって受信される(540)。メッセージを、ローカルワークステーション412からの画像、放射線技師からのレポート、放射線技師、内科医、他のユーザ、音声、テキスト若しくは他のアタッチメントからのオーバレイ、又はトラッキング情報を表す状態メッセージとする。送信機/受信機441は、メッセージ541を処理するためにプログラム論理442を待機する。探索機/抽出機443は、メッセージが受信されたか否かを見るために周期的にチェックを行う。メッセージが受信されると、メッセージを探索し(511)、メッセージファイルからのキー情報及び送信ヘッダを抽出する(512)。メッセージが状態情報である場合(513)、状態情報を、関連のデータベース447のトラッキングファイル473に格納する(514)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、探索機/抽出機443は、メッセージの待機がなくなるまで探索/抽出ステップを繰り返す。メッセージが状態情報でない場合(513)、メッセージアタッチメントはファイルシステム448に格納される。抽出されたキー情報及びファイルシステムロケーションは、関連のデータベース447の適切なロケーションに記憶される(516)。探索機/抽出機443は、ユーザ及びロケーション優先順位517、例えば、配送ロケーション、タイミング、いずれかの画像の仕様、レポートが存在する場合のみの送信の要求等もチェックする。探索機/抽出機443は、宛先及びユーザに基づく送出要求のセットアップも行い、それは、送出要求テーブル472又は関連のデータベース447に格納される。
【0174】
メッセージに添付されたファイルが画像ファイル以外のものである場合(519)、メッセージは、配送のためにマークされ、トラッキング情報が記憶される(520)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、メッセージが探索され、探索/抽出ステップが繰り返される。添付されたファイルが画像である場合(519)、検証のためにマークが行われる(522)。その後、他の任意のメッセージが存在するか否か判断する(521)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、メッセージが探索され(511)、探索/抽出ステップが繰り返される。
【0175】
受信されたメッセージが探索された後、送出要求ベリファイア444は、検証のためにマークされた任意のメッセージをチェックする(523)。任意のメッセージがない場合、プログラム論理は、プリフェッチ論理445に移る。検証のためにメッセージがマークされた場合(523)、送出要求ベリファイア444は、先ず、特定されたユーザがユーザタグリスト469にあるか否かチェックする。その後、送出要求ベリファイアは、患者460及び/又はイメージングセンタ465に対する許可リスト471又は不許可リスト470にユーザ467又は検査461が存在するか否か決定する。送出要求が有効でない場合(525)、送出要求は、レビューのためにマークされる。送出要求が記憶され(527)、論理は、他の認証要求をみる(528)。他の認証要求が存在する場合、再び認証ステップに従う。そうでない場合、プログラマブル論理442は、プリフェッチ論理445に移る。
【0176】
送出要求が良好である場合(525)、ファイルは、送出要求にフラグを立てることによって配送のマークを行う。その後、配送フラグが送出要求データベース530に格納される。他の認証要求は、更なる認証要求が送出要求中になくなるまで処理され(528)、この際、プログラマブル論理442は、プリフェッチ論理445に移る。
【0177】
プリフェッチ論理445は、配送のための関連の患者情報ファイルを見つける。その最中において、ユーザ又はロケーション優先順位の論理チェックを行う。一旦、配送のための関連のファイルが識別されると、プリフェッチ論理445は、送出要求を形成し、配送のためのファイルをマークする(532)。その後、配送論理は、配送のためにマークされたファイルを見つけ、それを送信機/受信機533に送出する。プログラム論理442は、典型的には予め設定された期間後に再びプロセスを開始する。プログラム論理が実行されない場合、データセンタ440は、アーカイバ450でアーカイブ論理を実行する。
送信機/受信機441は、送出されたメッセージを受信し(542)、メッセージを送信する(545)前にビューア420からのポール要求を待機する。その後、標準的なeメールプロトコルを用いたメッセージは、大抵の隔壁(firewall)を通過することができる。
【0178】
図17は、ビューア420のデータのフローを示す。ビューア送信機/受信機421は、準備メッセージ560に対してデータセンタをポールするポーラを有する。典型的には、予め設定された間隔で又はそのようなログインでイベントが生じたときにポーリングが生じる。その後、送信機/受信機421は、メッセージ561を受信し、受信状態をデータセンタ562に送信する。好適な実施の形態において、送信機/受信機421を、メール用のメールサーバをポールするメールクライアントとする。メールは、eメール規格プロトコル、例えば、POP3を用いて送信される。送信機/受信機421は、各イメージを受信したというコンフォメーションを戻す。eメールに対するアタッチメントは復号化され(563)、その結果、それは、マシン読出し可能画像フォーマットとなり、キー情報が抽出される(564)。ファイル及びキー情報は記憶され(565)、ユーザは、それ自体のデータベースで編集される際にファイルにアクセスすることができる。ユーザが画像のレビューの準備をすると、ユーザは、ビューア425の記憶ファイルを開く(566)。検査の最初のビューイングである場合(567)、状態メッセージは、検査がビューされたデータセンタに送信される(568)。ユーザが記憶ファイルを開くと、画像が表示される(569)。ユーザは、好適にはビューアで利用できる種々のアプリケーションを用いて画像を処理する。ユーザは、ユーザ入力装置426を通じてオーバレイ又はアタッチメントを入力する(570)。オーバレイ又はアタッチメントの任意の入力は、先ず、メモリ571に記憶され、その後、メッセージを通じて配送されるよう符号化される(572)。その後、ファイルは、送信機/受信機421に送信され、それは、メッセージをデータセンタ573に送信する。
【0179】
図18は、ビューア420の後処理及び前処理の図である。前処理481において、ユーザはビューイングステーション425にインタフェースして、メッセージのビュー及び受信のための検査のビュー482、画像ファイルの処理483、照会(referrals)の送信484及び優先順位の設定485を行うとともに、オーバレイ、テキスト、他のアタッチメント等のオブジェクトの送信486を行う。これらプロセスは、関連の又は観察中のユーザによって行われる。そのアクションによって、ビューアデータ記憶装置424からの情報にアクセスし、又は送信すべき情報をデータセンタ及び他のビューア又はイメージングセンタに送信する。この情報は、ユーザによって送信され、データ記憶装置に記憶され、ユーザによってビューされない後処理487を用いてデータセンタに送信される。オブジェクト送信メッセージ488、参照メッセージ489、優先順位メッセージ490及び状態メッセージ491を、ビューアによって発生し、送信プロトコル、好適にはeメールプロトコルによってデータセンタに送信される。さらに、後処理487において、ビューア420は、メッセージの準備に対して周期的にデータセンタ440をポーリングし、そのメッセージを受信し、キー情報を抽出し、ユーザ480が画像をビューする準備ができているときにユーザ480によってビューするために画像ファイル及びキー情報をデータ記憶装置424に記憶する(492)。したがって、ユーザ480は、イメージファイルを探索するためにログインを必要としない。イメージファイルは、ユーザがそれをビューすることを所望する際に十分にユーザを待機する。
【0180】
ビューアに対して指定されたファイルの全て又は一部のダウンロードをデータセンタに要求する機能もビューアに設けられる。例えば、ビューアは、特定の月に対してファイルの全てのダウンロードを要求する。そのような例において、例えばイメージングセンタのブラウザと同様なブラウザを用いて、システム管理機構をビューアに設ける。ビューアは、ファイルを記憶するためにそれ自体のデータベースを用いるとともにバックアップとしてデータセンタを用いることもできる。
【0181】
イメージファイルのパッケージ化及び記憶に適合したデータをインポートし、パッケージし及び記憶する他のシステムを、ビューアに設けることもできる。したがって、入力部493は、ビューアデータベース記憶装置424に結合される。入力部493を、物理的な媒体、例えば、CD−ROMドライバ、フロッピィ、ZIPドライブ、ローカルネットワークドライブ等のようなデータ入力装置、テキストや画像を走査するスキャナ、又はデジタルカメラなどの撮像装置の出力部に結合する。入力部によって、患者又は検査に関連したファイルを入力することができる。ユーザ480は、キー情報を、例えば患者検査に関連したビューアデータベース記憶装置424に入力する。キー情報は、関連のデータベースに格納され、データセンタからデータベースに送信される画像又は検査に関連したキー情報と同様に入力データに関連させる。したがって、入力ファイルを、パッケージ化し、ここで説明したオーバレイなどと同様にしてデータセンタを通じて配送を行う。
【0182】
図19は、送信用のパッケージング画像ファイルの例を示す。メッセージA〜Dは、画像ファイルを送信するのに使用されるヘッダ(この場合、「行き先」、「起点」、「サブジェクト」を有する。)と、アタッチメントと、データセンタからの状態メッセージとを有する。「行き先」ラインを、メッセージを受信するよう許可された一つ以上のビューアのアドレスとする。「起点」ラインは、データセンタのアドレスを示す。「サブジェクト」ラインを、ファイル又は状態メッセージのタイプを識別するとともにアタッチメント又はメッセージに関連した特定の画像、検査又は他のパラメータを識別する識別情報を提供する。例えば、メッセージAは、アタッチメントが画像であること(“image”)を表す。ヘッダは、添付された特定の画像に割り当てられた独自の番号である画像独自の識別番号(“imageuid”)も有する。この特定の例において、”imageuid”は、送信メッセージがイメージングセンタで編集される際に、DICOM画像ファイルから抽出され、かつ、ヘッダに配置される。次いで、メッセージはデータセンタに送信される。データセンタは、ここに記載したように、ヘッダを用いてメッセージをビューアに送出する。メッセージAのコンテンツを、メッセージに添付されたDICOMイメージファイルとする。メッセージBのサブジェクトラインは、アタッチメントがレポートであること(“report”)を表す。広域的な独自の識別子(“guid”)は、レポートに対応して発生する。ソフトウェアが、例えばマイクロソフトから利用でき、これによって、広域的な独自の識別子が発生する。広域的な独自の識別子は、検査独自識別子(“studyuid”)に沿ってヘッダに含まれ、それは、DICOMファイルから抽出される。”studyiud”は、DICOM画像ファイルの一部として設けられた識別情報の一部である。この情報は、ビューアの画像ファイルから抽出され、この場合、レポートは、典型的には、検査をビューする際の放射線技師によって編集される。ビューアは、DICOMファイルから抽出されたstudyiudを有するレポートに対するヘッダを自動的に編集する。メッセージBの「コンテンツ」を、固有の(native)レポートファイルとする。メッセージCは、report guidによってサブジェクトラインで識別されたレポート及び関連のstudyiudを除去すべきであること(“del”)を表す状態メッセージである。メッセージCの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報がサブジェクトラインに含まれるからである。メッセージDは、メッセージに対するアタッチメントがオーバレイ(“overlay”)であることを表し、オーバレイが”guid”を有し、アタッチメントを、imageuidによって識別された画像に関連させる。ビューアにおいて、オーバレイに対する広域的で独自の識別子を構成し、guidをヘッダに配置する。オーバレイは、オーバレイが形成されたときに開かれる特定の画像に対応する。画像の独自の識別子”imageuid”は、少なくとも画像が最初からパッケージされたときにDICOMファイルから抽出される。画像及び関連の情報は、データセンタの関連のデータベースに記憶され、画像は、許可された受取人に送出される。DICOMファイルが、imageuid及びstudyuidを有する識別情報を有するので、データセンタ及びビューアは、イメージファイルから情報を抽出し又はイメージングセンタからの本来のメッセージのヘッダに配置されたイメージファイルから抽出した情報を使用するようにプログラムされる。いずれの場合も、抽出された識別情報は、メッセージヘッダで用いられる。メッセージDの「コンテンツ」は、実際のCアーカイブオーバレイファイル(CArchive overlay file)である。
【0183】
図20は、ビューアからの画像ファイル、アタッチメント及び状態メッセージを送信するのに用いられるヘッダの例を示す。「行き先」ラインは、メッセージが送信されるデータセンタアドレスを表す。「起点」ラインは、メッセージを送信する一つ以上のビューアのアドレスである。「サブジェクト」ラインは、ファイル又は状態メッセージのタイプを識別する。メッセージAは、アタッチメントがレポートであることを表し、レポート”guid”及び関連の”studyuid”を有する他の識別情報を有し、それは、レポートが最初に開かれたときに開いた少なくとも一つの検査の画像から取得される。メッセージAの「コンテンツ」を、本来のファイルレポートとする。メッセージBは、guidによって識別されたレポート及び対応するstudyuidを除去すべきであることを表す常態メッセージである。メッセージBの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報がサブジェクトラインに含まれるからである。メッセージCは、アタッチメントがオーバレイであることを表す。イメージファイルを開くとともにオーバレイが形成され、オーバレイをメッセージに添付すると、関連の画像ファイルの独自の識別子umaguidが、ヘッダに配置される。メッセージCの「コンテンツ」は、Carchiveのオーバレイファイルである。メッセージDは、imaguidによって識別された特定の画像がビューアによって受信されたことを表す状態メッセージである。メッセージEは、studyuidによって識別された検査がビューされたことを表す状態メッセージである。検査からの画像が開かれると、studyuidが、DICOMファイルから抽出されるとともに、状態メッセージのヘッダに配置される。メッセージFは、オーバレイguid及びimagiudによって識別された特定のオーバレイを受信したことを表す状態メッセージである。メッセージGは、レポートguid及びstudyguidによって識別されたレポートがビューアによって受信されたことを表す状態メッセージである。メッセージHは、例えば対応するstudyuidをビューアが利用できない又はstudyuidが配送されなかったために特定のレポートの配送を失敗したことを表す状態メッセージである。メッセージIは、例えば対応する画像をビューアが利用できない又は画像がビューアに配送されなかったためにguid及びimageuidによって識別された特定のオーバレイの配送を失敗したこと表す状態メッセージである。メッセージD〜Iの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報が、対応するサブジェクトラインに含まれるからである。
【0184】
図21を参照すると、メッセージのようなオブジェクトをパッケージするパッケージングシステムの例を示す。パッケージすべきオブジェクトの一例を、DICOM画像ファイル、特定の画像に関連したオーバレイ注釈、例えば患者検査又は画像に関連した音声注釈、ビデオクリップ、デジタル化された写真等とする。添付すべきオブジェクトを取得する(581)。メールメッセージは、アタッチメントとしてオブジェクトとともに構成される。図19及び20に示すような関連のDICOMファイル及びオブジェクトタイプの識別から発生し及び抽出した独自の識別子を用いて、サブジェクトラインを構成する(583)。次いで、メッセージが、SSLのようなセキュリティ送信を用いたSTMPによって送信される(584)。
【0185】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療画像管理システムの線形的な概観を示す。
【図2】電子画像及びそれに関連した他のヘッダ情報を有する電子記録の線形図を示し、この場合、図1のシステムによってリモートロケーション間の通信が行われる。
【図3】本発明によって用いられるローカルイメージワークステーションに対するハードウェアの斜視図である。
【図4】画像にアクセスするのに必要な複数の医療イメージングセンタ及び複数のリモート関係者とインターネットを通じて相互作用する本発明の管理システムの線形図を示す。
【図5A】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5B】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5C】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5D】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図6】本発明による医療画像管理ASPシステムの使用に関連する有用なコストフローの線形的な概観を示す。
【図7】医療情報及び図10のポーリングシステムを用いた本発明の他の実施の形態の関連情報を記憶し、送信し、受信し及びトラッキングする方法及びシステムの線形図を示す。
【図8】図7で説明したポーリングシステムを用いた方法の線形図を示す。
【図9】図10に示すポーリングシステムを用いた図7に関連して説明した実施の形態のシステム及び方法の線形図を示す。
【図10】本発明の他の実施の形態のポーリングシステムの線形図を示す。
【図11】本発明の他の実施の形態の医療画像ファイル管理システムの線形図を示す。
【図12】図11の医療画像ファイル管理システムの関連のデータベースの詳細図である。
【図13】本発明のアーカイバの線形図である。
【図14】本発明のイメージングセンタのローカルワークステーションの情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15A】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15B】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図16】図14のデータセンタの送信機/受信機の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図17】本発明のビューアの情報のフローを例示するフローチャートである。
【図18】本発明のビューアの後処理及び前処理の線形図である。
【図19】データセンタからビューアに配送したパッケージメッセージを用いたヘッダの一例のチャートである。
【図20】ビューアからデータセンタに送信されるパッケージメッセージに用いたヘッダの一例のチャートである。
【図21】送信のためにオブジェクトをパッケージする本発明のパッケージングシステム及び方法を示すフローチャートである。
【技術の分野】
本発明は、医療画像を管理するシステム及び方法に関する。更に詳しくは、本発明は、医療画像に関連した電子記録を取得し、送信し、格納し、処理し及び伝達するコンピュータに基づくシステム及び方法に関する。
【0002】
【背景】
診断撮像技術が、過去20年で著しく進歩し、磁気共鳴イメージング(MRI)や計算機断層撮影(CT)のような非常に複雑な撮像テストを提供する。特に、MRI市場は、米国で約6,000個のMRIマシンを有し、世界中で12,000個のMRIマシンを有する。米国のMRI装置の2/3は、クリニック及び小規模の病院に配置されている。12,000個を超えるCTスキャンが米国に存在し、20,000個を超えるCTスキャンが世界中に存在する。他の顕著な医療イメージング市場は、例えば、超音波、核医学、デジタルX線、及びコンピュータ化された放射技術である。概して、潜在的な医療画像管理マーケットは、米国で毎年5.50億ドルと見積もられ、世界中で120億ドルと見積もられる。
【0003】
放射線及び他の医療画像の迅速な電子配送及び簡単かつ経済的な記憶の必要は、増大している。毎年の米国の放射線学のマーケットは、開業医によって実行される1500億本のX線、1000億のソノグラム(sonogram)、200億のMRIスキャン及び300億のCTスキャンからなる。大抵の病院、クリニック及びイメージングセンタで医療画像を管理する従来のプロセスは、次の通りである。医療画像は、フィルムのシートにプリントされ、解釈のために放射線技師に配送される。複写されたレポートが、放射線技師に配送され、エラーのためにレビューされ、かつ、印が付された後、フィルム及びレポートが、関係のある医師に配送され及びメールされる。このプロセスは、しばしば、数日、場合によっては1週間を要する。問題が生じた場合、関係のある医師は、記憶に信頼のおける放射線技師にコンタクトをとり、その放射線技師は、数日前又はそのプロセスを有することなくフィルムをレビューする。また、関係がある医師は、ローカルコミュニティの実務に応じて、オフィスでハードコピーフィルムをファイルすることにより、又はファイルすべきイメージングセンタ若しくは病院にフィルムを戻すことによって、ハードコピーディスクを管理する必要がある。その後患者が第2の医師のところに行き、外科を要望し、他の医療イメージング手順を要求する場合、フィルムを、病院、外科センタ又は第2の医師のオフィスに配置し及び物理的に搬送し又は移す必要がある。フィルムが消失し又は誤ってファイルされるおそれがあり、2以上のオフィスを維持する医師は、常に正確なオフィスで正確な患者フィルムを有しない。
【0004】
現在のフィルムに基づくシステムは、非常に高価であり、フィルム、化学処理及び配送の費用は、MRIの患者の検査ごとに容易に30〜50ドルまで上昇する。毎月300人の患者を走査する典型的なMRIセンタは、毎月約12,000ドル(40ドル/検査×300人の患者/月)に等しいコストを有する。イメージングファシリティに対する他の問題は、フィルムを物理的に消失するおそれがあることと、そのフィルムの配送及び探索に必要な時間、人員及び費用が膨大であることである。医療画像の25%までの見積もりは、所望される際にアクセス可能でない。
【0005】
現在、大抵のイメージングセンタ及び小規模の病院は、制約された時間、典型的には5〜7年の間ハードコピーフィルムに患者画像を格納する。その後、画像は、銀の回復のためにメルトダウンされる。これらの画像フィルムは、典型的には、所定の時間中に大規模な画像ライブラリに格納される。患者がフィルムを所望する場合、コピーが行われ、患者に料金が課される。画像がデジタル的に記憶される発展したシステムを有する一部のイメージングセンタ及び小規模の病院がある。しかしながら、これは、制約された期間にあり、通常、関係のある内科医は、このデジタル情報へのアクセスを有しない。画像をイメージングセンタに格納する他の方法は、MRI又はCTシステム等の製造に起因する光記憶装置である。光システムは、製作者に対するフォーマット特性を有し、一旦MRI又はCTが置換されると情報を取得するのが困難である。その理由は、以前に所有したCT又はMRIを伴った所有フォーマットの下で情報が格納されるからである。プロバイダがログオンするとともにクライアントサーバシステムに格納された画像ファイルの当面の配送画像のクライアント/サーバモデルが提案されている。そのようなシステムは、画像配送が十分な時間量を要求するとともに内科医が画像ファイルをレビューする際に内科医が利用できないという点で好ましくない。また、そのようなシステムが、寿命の記憶及びアクセスに対して要求されており、そのような記憶及びアクセスを提供するためには、当面の転送のために、クライアント/サーバが著しく大きくかつ高価な記憶容量を必要とする。したがって、患者の寿命全体に亘って以前の検査を探索できるように、関係のある内科医、患者及びイメージングセンタによってアクセス可能な寿命記憶装置を提供するのが好ましい。許可された受取人、例えば、患者又は保健看護プロバイダに対して選択したファイルを配送できるようにする間に画像ファイルの比較的廉価な寿命記憶を可能にして、ファイルが画像ビューアの受取人を待機する記憶装置を提供するのも好ましい。
【0006】
現在、広く確立されていない市販のインターネット解決は、放射線データのデジタル配送及び常に増大する膨大な記憶の保管のために存在する。複数の患者は、ファイルや写真のような種々のアタッチメントを有するeメールの送信に慣れており、放射線画像を医師に対して「eメール送信」できないことを不思議に思う。しかしながら、医療画像を医師に「eメール送信」する際に複数の障害がある。
医療画像を電子的に有効に転送するために、画像をデジタル形態にする必要がある。MRIマシンのようなイメージング装置は、データを「転送する」ように構成したハードウェア及びソフトウェアにインタフェースするコンピュータを有する必要がある。コンピュータは、所有権のある画像表示データ(ヘッダ情報)をDICOM(医学におけるデジタルイメージング及び通信(Digital Imaging, and Communication in Medicine))のような標準的なフォーマットに変換する必要がある。また、画像を受信する医師は、ソフトウェアを有する必要があり、これによって、医師は、医療画像をビューするとともに、画像ヘッダ情報(ビューア)を解釈することができる。しかしながら、非DICOMで許可されたモデルが、大部分のイメージングマシンを表す。イメージングセンタで管理された看護によって課される金銭的な制約のために、非DICOMマシンは、近い将来に診断イメージングを支配しつづける。
【0007】
CTやMRIのようなデジタル形態が一般的なクリニカル使用になると、各製作者は、データを再構成し、ファイルをフォーマット化し、かつ、検査の各々を格納することによってそれ自体の所有物を使用する。それは、この基本的な情報を他の競合する製作者と共有しない。したがって、各々が互いに相違するフォーマットを有するので、1セットの画像を他のマシンに送信することができない。1983年に、米国の放射医学校(American College of Radiology)及び国内の電子製作者協会(National Electronic Manufacturer)は、規格を検討するために集合した。1984年の前半に、二つの組織は、医学におけるデジタルイメージング及び通信(DICOM)規格委員会を構成した。数年の広大な仕事の後、最初のDICOMモデルが1992年に導入された。1994年の後半において、少数の製作者が、通常は多額の費用(20,000〜40,000ドル)のアップグレードに伴ってDICOMをその製品に組み込み始めた。しかしながら、今日でも、大部分の製作者は、著しく高い費用(20,000〜40,000ドル)をかけてDICOMを組み込んでいる。昔に確立された医療イメージングシステムの多数は、元の装置の製作者から利用できるDICOM変換を有しない。DICOM変換のアップグレードが、既に構築され及びインストールされた製品に利用できるときは常に、それは、新たな製品に対するDICOMに比べて更に高価なものとなる。DICOMは、通信規格であり、特定のハードウェアアーキテクチャを規定しない。それは、画像を非画像データベースに統合し、医療画像通信の主流の規格である。それによって、世界中の専門家及び他の規格の組織の間で幅広いサポートが楽しまれる。
【0008】
インタフェースが発展して、元々DICOMを設けた製作者でない「DICOMイネーブル」イメージングシステムとなっている。全体に亘るシステムの構成要素としてDICOMインタフェースを設けることなく、本発明によって想定される一般的な分野における医療画像管理システムは、3通りのアクション:1)DICOMに適合した装置に対するイメージングセンタユーザの制限:2)DICOMインタフェースを購入し及びインストールするために40,000ドル以上のコストの顧客による支払いすなわち要求、又は:3)2次的な取得(secondary capture)として既知の技術の依存のうちの一つをとる必要がある。2次取得法の場合、ビデオフレームグラッビングのように、情報の一部が消失する。その理由は、それは、元の16ビット画像画素データの8ビットアナログ表示しか取得しない。また、2次取得された画像は、元の画像と同程度に後処理できない。2次取得されたデータの固有の欠点のために、米国の放射医学校(ACR)の規格では、主な診療のためには直接的な取得法が好ましい。
【0009】
一般的なイメージングセンタ及び関係がある内科医の市場は、粗悪な2次取得法又はDICOMを設けたイメージングシステムにしか接続することができないASPの使用にがまんしている。本発明のシステム及び方法は、DICOM接続を提供する。また、画像データの品質すなわち完全性に妥協することなく画像を送信し及び格納するために、有効な医療画像管理システムは、好適には、画像品質に妥協することなく、本質的に異なるイメージング装置及びシステムへの接続を成功することである。このために、システムは、互いに相違する種々のイメージングマシンから所有権のデータを抽出できるようにし、その大部分がDICOMでイネーブルされず、したがって、DICOMフォーマットのデータを「出力」しない。さらに、DICOMが一般的な産業規格であるとしても、英語のようにDICOMの互いに相違する「言語」が、複数の製作者の各々がDICOM言語を「話す」方法に依存して存在する。これが意味することは、互いに相違する方法で互いに接続し及び通信するDICOMインタフェースを有する二つのシステムに対してそのようなことが極めて一般的であることを意味する。したがって、そのようなマシン間のインタフェーシングのカスタマイズが、一部の環境で要求される。
【0010】
一旦、既に説明した障害が克服されると、医療画像を電子的に有効に送信するとともに容易に適合可能にする。その電子画像は、フィルムとは異なり、イメージング検査が実行された直後に同時に複数のロケーションに存在する。
【0011】
ピクチャアーカイビング及び通信システム(PACS)
スクリーンディスプレイやフィルムプリンタを通じてビューするために変換される電子形態の画像を有する電子記録を管理することによって、医療画像の効率的な記憶及びアクセスの増大とともに、種々の解決が提案されている。
【0012】
「ピクチャアーカイビング及び通信システム」(PACS)と称される周知のシステムは、一般的に、画像データ取得、送信、表示及び記憶を可能にする構成要素の集合を通じて医療画像管理を提供する。そのようなシステムは、放射線科又は放射線設備内の互いに相違するロケーションで利用できるデジタルデータを形成するイメージングクリニック及び病院で実現される。さらに、そのようなシステムの使用は、一般に、屋内の放射線及び他の部署に制約され、したがって、イメージングファシリティの外側にある関係がある内科医が除外される。これらシステムは、一般に要求される中央画像管理システム及び記憶装置の各々のローカルインストールに対して高い価格(60,000〜1,000,000)を有し、イメージングファシリティにおける画像管理システムの局所的なオンサイトを形成し及び維持するための追加の人員に関連した他の高コストを伴う。
【0013】
医療画像及びインターネットASP
医療画像管理市場が非常に大きく、かつ、それが、医療画像に関連した電子記録の多量の再送信を表すので、電子画像を管理するASPモデルは、非常に有利な年金ビジネスに対する高い可能性を提供する。特にインターネットに基づくASPモデルを通じて医療画像を電子的に管理することによって医療画像管理に対する従来のフィルムに基づくシステム及び方法を置換し又は少なくとも著しく向上させるために、近年種々の努力が行われている。しかしながら、医療画像の送信及び記憶に対するアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)の概念は、未発達の段階の産業である。米国で毎年実行される30億を超える診断イメージング手順のごく少数が、ASPモデルを利用して送信され及び/又は記憶される。
【0014】
これら既知の医療画像管理システムとともに意図されるように画像を電子的に送信するために、第1ステップは、顧客サイトの画像取得システムに対するイメージング形式(CT,MR、超音波等)からデータを取得することである。このデータを取得する二つの方法:1次取得及び2次所得がある。他の既知の医療管理システム及び方法をサポートするために常に1次取得が可能でないので、しばしば「2次」すなわち「間接的な」方法を用いる。最も簡単かつ最も古い「2次」取得方法は、しばしば「フレームグラビング」と称される。この方法は、単にビデオモニタの存在する画像を取得し及びそれを記録するだけである。結果的に得られる画像は、グレーの256シェードを許容する8ビットの深さのみであり、これは、著しい量の画像データが消失したことを意味する。「フレームグラビング」の使用も、非常に労力を要する。「フレームグラビング」を用いると、技術者は、画像の「ウィンドウ」及び「レベル」(輝度及びコントラスト)をプリセットする必要がある。これは、ごく最近の1次取得に比べて技術者が膨大な時間を要する。そのフレームグラッバシステムは、デジタル形態からアナログモニタ出力を取り出すとともにそれをアナログ−デジタルコンバータを通じて実行することによって作動し、それ自体によってデータが劣化する。受信端の画像の輝度及びコントラスト(ウィンドウ及びレベル)を調整する機能も、「2次」取得を用いて得られた画像とともに制限される。内科医にとっても非常に重要な画像の測定及び配置の両方は、一般に、2次取得を用いることによって許容される精度で可能である。さらに、上記問題が原因で、1999年1月1日から有効なテレラジオロジィ(teleradiology)米国の放射医学校(ACR)の最終バージョンは、DICOMに従うとともに完全な画像データの転送を推奨し、それは、1次診断に対する「1次」又は「直接的な」取得によってのみ可能となる。
【0015】
一般に、電子記録フォーマットで医療画像を管理する既知のシステム及び方法は、ウェブサーバにログオンした後に患者の画像をダウンロードすることを関係のある内科医に要求する「プル」タイプの画像配送プロトコルを使用する。しかしながら、忙しい内科医は、時間がなく、このようにして患者の画像にアクセスすることを要望しない。「プル」モデルは、内科医にログインを要求するとともに、データ転送を開始するために内科医に過度の入力及び時間を要求する。したがって、医師は、ダウンロードのために画像データを待機する必要がある。
そのような医療画像ASPの種々の更に特別な例は、一般的な分野で既知の会社の各々に関連して以下のように要約される(直後に設けられる情報の大部分は、情報及び信用に基づき、あるケースの場合、うわさ及び及び野蛮な議論のみに基づき、したがって、これらの会社の一般的及び詳細な構成要素は、完全に正確でないおそれがある。)。
【0016】
以下、”Amicas”と称される会社によって提供すべき医療画像管理システムに関連する情報と信じられるものを説明する。Amicasは、マサチューセッツ州のニュートンにある個人企業であり、ウェブサーバ間で送信すべき放射線検査を許容するソフトウェアを販売している。Amicasのターゲット市場は、大病院である。Amicasは、USPドキュメントエクスチェンジ(SM)を用いて、標準的なeメールシステムを有する任意の医療ファシリティ間でそのような画像の転送を可能にするよう計画し、暗号化に基づくセキュリティ配送サービスが、任意のパスワード保護、リアルタイムトラッキング及び配送コンフォメーションを形成する。内科医は、内科医のeメールを取得するためにログインを行うとともにダウンロードのために画像を待機する必要がある。会社は、現在のところ、4ベータサイトのサービスを用いている。会社は、1997年にFDAの認可を得た。潜在的な顧客に適するために、クライアントのマシンは、インストールされたDICOMを有する必要がある。CEO Dr. Adrian Gropperは、ネバタ州のラスベガスで2000年5月2日にE−Healthcare Conferenceのインタビューで、AmicasがカスタムDICOMインタフェースを展開する計画がないことを発表した。Dr. Gropperは、会社が任意の形態のオフサイト記憶装置を提供する計画がないことも発表した。さらに、会社は、会社が管理する医療画像に関連した電子記録の損失圧縮を用いる。Amicasは、ローマリンダベテランズアドミニストレーション病院に配置されたテストサイトを有する。
【0017】
“eMed”と称される会社によって提供される医療画像管理システムに関連した情報であると信じられているものを、以下説明する。EMedは、マサチューセッツ州のレキングトンにある個人企業である。ターゲットとなるユーザは病院である。EMedネットサービスは、内科医のウェブサイトを通じて他の関連の情報に沿って医療画像及びレポートに対する統合されたアクセスを有する医療画像ビューイングアプリケーションを有する。EMedの技術は、ヘルスケアアプリケーションサービスプロバイダ(HASP)であり、サーバハードウェア、ドメインネーム登録、サイト構成及び現在のコンテントから全てに注意を払い、毎月の加入料は全てで2,500ドルである。会社は、FDAの認可を有する。会社は、DICOMを装備したマシンを好むが、二つの方法:(1)40.000ドルまでの顧客コストのDICOM変換装置、及び:(2)フレームグラビング−主要な診断解釈では許容できないと考えられる2次取得の形態で非DICOMイメージングマシンから画像を取得することができる。
【0018】
テキサス州のワウケシャ(Waukesha)にあるジェネラルエレクトリックエレクトリックシステムによって提供される医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。WIは、2000年4月9日のプレスリリースで、オフサイトロケーションで発生したデータを主に記憶するためにGEがASPモデルを用いることを述べた。この最近のアナウンスメントは、GEの従来のPACSシステムに対するASPモデルを指している。プレスリリースは、2000年の夏の間にプログラムを案内するよう主張している。プレスリリースは、(そのシステムに対する接続性、すなわち、非DICOMに適合したマシンをサービスに提供したか否か、GEのみと非GE装置のいずれがターゲットとなっているか、GEが、非DICOM装置に対する任意のDICOMインタフェースを開発する計画があるか否か、特にどのデータが格納されるよう計画されているかのような)多くの詳細を述べていない。プレスリリースは、ネットワーク加入料の設定について説明しているが、価格の詳細について説明していない。更に重要なことには、GEは、画像を配送せず、医師のログオンを有する。
【0019】
カリフォルニア州のパロアルトにある個人会社Image Medicalによって提供された医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。ターゲットとなる市場は、大規模な設備である。Image Medicalは、インターネット上で医療画像を伝送するASPモデルを使用する。画像医療システムは、「プラクティスビルダー」と称される。それは、DICOMに適合し、現存するPACSによって作動し、任意の位置の画像及びレポートにアクセスする機能を提供する。「プラクティスビルダー」は、デジタル医療画像CT,MR,US,Dr,Cr及びNMに対する「ビューア」を有する。財源モデルは、接続コスト、インフラストラクチャコスト及びインストールコストをカバーする起動料金である。トランザクションごとの料金は、画像取得、分配及び管理に対して課される。会社は、非DICOMが装備されたイメージングマシンに対するインタフェースを開発していない。
【0020】
テネシー州のネスビレにある個人企業の会社”Inphact”によって提供される医療画像管理システムに関連した情報について、以下説明する。Inphactは、インターネットに基づくASP PACSをRISに統合している。ターゲットとなる市場は、屋内のPACSに余裕がない任意の病院又はクリニックである。RadWebTMによって、内科医は、インターネットを通じて、放射線画像24/7を問いただすことができる。会社は、将来的には技術プラットホームを心臓学に展開する計画である。会社は、プッシュ技術、画像ヒストリ記録システム又はカスタムDICOMインタフェースを提供しない。
【0021】
コネチカット州の話リングフォードにあるIn Site One, Inc.によって提供された医療画像管理システムに関連する情報を、以下説明する。主なターゲット市場は病院である。In Site Oneは、デジタル画像記憶と提供するとともに医療コミュニティに対するアーカイビングを行うサービスプロバイダである。この会社に対して、イメージング装置は、DICOMに適合したものである必要がある。”In Dex”(インターネットDICOMエクスプレス)は、トランザクション、記憶のためにサービスを行う際の支払い及び病院に対するDICOM画像のアーカイビングである。In Dexのオープンアーキテクチャは、任意のPACS構成要素と、病院ネットワークシステム及び情報システムとを統合する。画像を、インターネット又は仮想専用ネットワークを通じて病院のネットワークにアクセスすることができる。In Dexは、PACS機能のある又はPACS機能のないファシリティに適している。PACSオーナに対して、In Dexによって、オーナは、記憶及びアーカイビング構成要素をアウトソースすることができる。非PACSを装備したファシリティに対して、高キャピタルアウトレイのないPACSの記憶及びアーカイブ、維持費、テクニカルアップグレード及びスタッフィングサポートを配送する。関係のある内科医に画像が搬送されず、また、関係のある内科医は、提供された画像をビューするアクセスを有する。
【0022】
カリフォルニア州のロサンジェルス及びVAのキャンティリィにあるRadiology.comによって提供された医療画像管理システムに関連した情報を、以下説明する。ターゲットとなるマーケットは病院である。Radiology.comは、2000年3月9日に中央のウェブに基づくリポジトリを通じてオンラインでデジタル医療画像を記憶し及び探索することができるサービスの開始を発表した。この技術は、DICOM及びJAVAを組み合わせ、これによって、PCの伝送のためにハイレベルの圧縮及び医療画像の暗号化を許容する。システムはASPモデルを用いる。会社は、「画像バンク」と称される医療画像の広域的な中央リポジトリにアクセスする寿命を許容するオープン規格を主張する。患者は、個別の2次的なオプションを取得するために用いることができる「患者のバンク」を通じてそれ自体のイメージングヒストリを構築することができる。財源モデルは、必要とされるアプローチとしての支払いである。このシステムは適切に存在し、クリニカルなサイトが開発されていない。
【0023】
カリフォルニア州にあるサンマテオにある個人企業”Real Time Image”によって設けられた医療画像管理システムに関連する情報を、以下説明する。ターゲットとなる市場は、PACSを有する大規模な病院である。PACSオンデマンドは、あらゆる場所及びあらゆるときにダイヤルアップ接続でも内科医がビューすることができる製品である。iPACSは、PACSに統合するウェブサーバであり、これによって、内科医は、マイクロソフトのインターネットエクスプローラ又はネットスケープナビゲータウェブブラウザ上のDICOMアーカイブから直接画像をビューすることができる。ユーザは、この製品の任意の使用を試みる前にブラウザにプラグインをインストールする必要がある。iPACSは、前処理なく又は個別のアーカイブを必要とすることなく元の画像データを用いて、休むことなく画像を「ストリーム」する。
【0024】
シリコンバレーにある企業”Stentor”によって設けられた医療画像管理システムに関連する情報について、以下説明する。ターゲットとなる市場は、現存のイントラネットを有する病院である。Stentorのシステムは、PCに基づくものである。Stentorの”iSYNTAX”技術は、現存する病院のネットワーク上にのみで画像を配送する。Stentorは、FDAの認可を有する。Stentorは、iSYNTAXシステムが現存する任意の病院ネットワークを統合することを主張する。Stentorは、1メガバイト/秒ネットワーク接続の低速でリアルタイム画像を送信する。画像は、ウエブレット技術を用いて符号化される。送信された画像の損失のない表示を主張しているが、(本発明によって実行されるような)損失のない送信を主張していない。Stentorは、イメージングデパートメントによるリアルセービングが示されるまで支払いが送信されないことを主張している。Stentorは、使用に基づいて課金している。
【0025】
ASPモデルを提供することを意図した他の既知の電子画像管理システム及び方法のいずれも、イメージングクリニックの外側の保健看護プロバイダの関係のある内科医及び他の関係者の必要に十分に向けられていない。
ある観点において、医療画像ASPサービスを提供することを意図した他のシステムは、一般に、時間的にログオンし、内科医の端末でプロシージャをダウンロードする。他の観点において、医療画像ASPを提供することを意図した他のシステム及び方法のいずれも、画像が送信され、受信され及びビューされる場所及びときのヒストリ記録をイメージセンタに供給しない。しかしながら、イメージングクリニックの外側の関心のある保健看護プロバイダ又は患者の遠隔に配置されたデスクトップに直接画像をプッシュするシステムは、その末端で非常に有効なリソースとなる。さらに、電子画像を生成する医療イメージングセンタは、全てのロケーションで各画像が送信され、受信され及びビューされる時間及び場所についての容易にアクセス可能な情報を有するリアルタイムの画像ヒストリ記録を画像に提供するシステムから有益である。
【0026】
また、有効なコストのASPを提供することを意図した他の労力は、一般に、主に各イメージングセンタの一部においてコストに関する探求を必要とし、その労力の一部によって、使用ごとの料金が、各イメージビューイングのときに課される。しかしながら、小規模のクリニック及びイメージングセンタの外側の保健看護プロバイダは、ハードウェア又はソフトウェアに多大な費用を必要とすることなくASPを使用するのに必要な関連のイメージワークステーションを提供するビジネスモデルから有益である。その関係者は、アップフロントハードウェアコスト及び「使用ごとの」トランザクション料金なしで毎月のサービス料金に基づく医療画像ASPを提供する方法によって非常に有利になる。さらに、固定料金に基づいてイメージングクリニックのみに課金する医療画像ASPを設けることによって、センタは、少なくとも画像量が支払人を通じて課金される程度に、増大した画像量から流れる増大した収入の経済的な利益を享受することができる。特に、イメージングセンタは、固定された又は使用ごとの料金のみを課すものの遠隔配置されたASPの中央管理システムとインタフェースする(一態様においてDICOM変換インタフェースを有する)イメージングセンタのローカルイメージワークステーションを直接的な多大の費用なく提供する電子医療画像ASPシステムから有益である。他の関心のある保健看護プロバイダ及びイメージングクリニックの外側にある患者も、ASPから利用できる電子画像をビューし及び格納するリモート画像ビューイングシステムへのアクセスを有する観点からも非常に有益であるが、この場合、ビューイングシステムに対して支払いを必要としない。
【0027】
【発明の開示】
本発明は、従来のフィルムに基づくシステム及び方法の従来の生成、トランスポーテーション及びビューイングに関連した高い経済的なコスト、アロケーション、時間及び信頼性のなさを低減する医療管理システム及び方法を提供する。
本発明は、他の観点において、医療イメージングセンサの複雑な技術を購入し及び/又は管理する必要が減少する医療画像管理システム及び方法も提供する。
本発明は、医療画像の検査に関心がある関連の内科医及びイメージングセンタの外側に配置された他の保健看護プロバイダを直接必要としない医療画像管理システムも提供する。
【0028】
本発明は、一つの中央医療画像管理ASP内の医療画像に関連した診断及び他の分析ソフトウェア、アルゴリズム、又は他のツールを統合する医療画像管理システムも提供する。
本発明は、中央画像記憶サイトにアクセスするとともにビューのために特定の所望の画像を見つけてダウンロードする必要なく保健看護プロバイダが画像を見ることができるように、医療画像を取得した後に医療イメージングセンタの外側の保健看護プロバイダに対して、医療画像を有する電子記録をプッシュする医療画像管理システム及び方法も提供する。
【0029】
本発明は、保健看護プロバイダや医療イメージングセンタの外側の患者のような関係者によって医療画像を含む電子記録がプッシュされた時間及び場所の医療画像ヒストリ記録を保持するとともに、画像を生成する医療イメージングセンタと医療画像ヒストリ記録の通信を行う医療画像管理システム及び方法を提供する。
本発明は、保健看護プロバイダがアクセスのために多量の時間を費やすとともに関連の医療画像をみる必要なく、医療イメージングセンタの外側の保健看護プロバイダにほとんど又は全く損失のない医療画像記録を送信する医療画像管理システム及び方法を提供する。
【0030】
したがって、本発明の一態様は、医療イメージングシステム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムを有する医療画像管理システムを提供する。医療イメージングシステムは、コンピュータで読出し可能なフォーマットで電子記録を生成し、それは、患者の身体の領域に関連した電子画像を具える。ローカルイメージワークステーションは、ローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行い、電子記録を、医療イメージング装置から送信し及びローカルイメージワークステーションによって受信する。中央データ管理システムは、リモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行い、電子レコードは、ローカルイメージワークステーションから送信され、中央データ管理システムによって受信される。中央データ管理システムは、電子記録を読み出すことができるフォーマット及び認識可能で可視に変換された電子画像フォーマットで電子記録を予め決定されたリモートビューイングシステムにプッシュするようにも構成される。
【0031】
このモードの一態様によれば、医療イメージングシステム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムのうちの少なくとも一つは、DICOMフォーマットで電子記録を送信するように適合される。他の点に関して、中央データ管理システムは、DICOMフォーマットの電子記録を受信し及び処理するよう適合される。
他の態様によれば、医療イメージング装置がDICOMフォーマットで電子記録を生成しない場合、ローカルイメージワークステーションは、中央データ管理システムへの送信のために、受信した非DICOM電子記録をDICOMフォーマットに変換する。
【0032】
他の態様によれば、中央データ管理システムは、元のサイズに対してほとんど圧縮されずにリモートビューイングステーションに電子記録をプッシュする。更に特別な形態において、中央データ管理システムは、電子画像を元のサイズの約1/3倍に圧縮することなく電子記録をリモートビューイングステーションにプッシュする。更に別の例に対して、中央データ管理システムは、元の形態及びサイズに対してほとんど損失なく電子記録をリモートビューイングステーションにプッシュする。他の態様において、記録は、損失なくプッシュされる。他の形態において、少なくとも元の記録サイズに対して約1/1.5倍の圧縮を行う。
このモードの他の態様において、リモートインタフェースはインターネットを有する。他の態様において、リモートインタフェースは、デジタル加入者ライン(DSL)インタフェースを用いる。
【0033】
他の態様において、医療イメージング装置は、以下のもののうちの任意のものとする。磁気共鳴イメージング装置、CTスキャナ、超音波装置、演算断層装置(computed tomography device)、核医療装置、及びデジタル放射線又はX線装置。
他の態様によれば、中央データ管理システムとローカルイメージワークステーションのうちの少なくとも一方は、電子記録を格納するのに適合した記憶装置を有する。
【0034】
このモードによるシステムは、電子記録が中央データ管理システムからプッシュされるとともにリモートイメージビューイングシステムによって受信されるように第2のリモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行うリモートイメージビューイングシステムも有する。リモートイメージビューイングシステムは、電子記録を格納するそれ自体の記憶装置も有する。この態様のシステムは画像ヒストリ記録システムも有し、それは、リモートイメージビューイングシステムに関連したリモートヒストリ記録システムと、中央データ管理システムに関連した中央ヒストリ記録システムとを有する。リモートヒストリ記録システムは、第2のリモートインタフェースに沿ってリモートシステムメッセージを中央ヒストリ記録システムに送信し、電子記録がリモートイメージビューイングシステムで受信される時間、電子記録がリモートイメージビューイングシステムで開かれる時間及び電子画像がリモートイメージビューイングシステムでビューされる時間のうちの少なくとも一つに関連した情報を有する。この画像ヒストリ記録システムは、他の形態において、ローカルイメージワークステーションに関連したローカルヒストリ記録システムも有して、中央ヒストリ記録システムが、第2のインタフェースに沿って、中央システムメッセージを、リモートシステムメッセージに含まれる情報の少なくとも一部とともにローカルヒストリ記録システムに送信する。
【0035】
このモードの他の態様によれば、中央データ管理システムは、患者の保健看護の管理に有用な結果を生成する電子記録に基づいて動作を実行するアプリケーションを有するインターネットでアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)を具える。他の例において、このアプリケーションは、電子記録の一部として電子画像を有する保健看護に関連したデータを記憶する放射線情報システム(RIS)を具える。他の例において、RISは、保健看護の支払いに関連した情報を電子記録で格納する。他の例において、RISは、電子記録における患者の保健看護に関連した時間に基づくスケジューリングに関する情報を記憶する。
【0036】
このモードの他の態様は、医療画像システム、ローカルイメージワークステーション及び中央データ管理システムのうちの少なくとも一つとインタフェースするプリンタを有し、それは、電子画像に関連した認識可能な可視のフィルムをプリントする。
【0037】
本発明の他の態様は、医療イメージング手段、画像記憶手段及びイメージングプッシュ手段を有する医療画像管理システムを提供する。医療イメージング手段は、第1ロケーションに配置され、患者の身体の領域に関連した電子画像を有するコンピュータで読出し可能なフォーマットの電子記録を生成する。プッシュ手段は、リモートインタフェースに沿って、電子記録を、第1ロケーションから離間した第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。この態様に対して、電子記録は、電子画像を認識可能な可視のフォーマットに変換できるように開くことができるフォーマットにプッシュされる。
【0038】
このモードの一態様は、リモートイメージビューイング手段に関連し、第2ロケーションの電子画像をビューするビューイング手段も提供する。他の態様は、電子記録における患者に関連した情報を提供する手段も提供する。更に別の態様は、電子画像を非DICOMフォーマットからDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を提供する。このモードの他の態様は、電子記録の送信、電子記録の受信及び電子記録のビューイングのうちの少なくとも一つに関連した画像ヒストリ記録を維持する画像ヒストリ記録手段を提供する。これに関して、その画像ヒストリ記録手段は、電子記録の送信、電子記録の受信及び電子記録のビューイングの各々に関連した画像ヒストリ記録を維持する。非常に有用な形態において、画像ヒストリ記録手段は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置された中央データ管理システムで画像ヒストリ記録を集中的に管理する手段、画像ヒストリ記録を中央データ管理システムから第1ロケーションのローカルワークステーションに送信する手段と、第1ロケーションのローカルイメージワークステーションに関連し、画像ヒストリ記録を表示する手段とを具える。
【0039】
このモードの他の態様は、医療イメージング手段からの電子記録をDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を提供する。
このモードの他の非常に有用かつ望ましい態様について、画像記憶手段は、ローカル記憶手段と、リモート記憶手段と、中央記憶手段とを有する。ローカルメモリは、第1ロケーションに電子記録を記憶する。リモート記憶手段は、電子記録を第2ロケーションに記憶する。中央記憶手段は、中央データ管理システムに関連するとともに第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに電子記録を記憶する。このような複数の記憶態様の更に詳細な例において、中央記憶手段は、第1、第2及び第3ロケーションから離間した第4ロケーションに電子記録を記憶するバックアップ記憶手段を具える。
【0040】
このモードによるプッシュ手段の他の態様は、ローカルプッシュ手段及び中央プッシュ手段を有する。ローカルプッシュ手段は、第1ロケーションにあり、電子記録を、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションの中央データ管理システムにプッシュする。中央プッシュ手段は、第3ロケーションの中央データ管理システムに関連し、電子記録を第3ロケーションから第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0041】
このモードによるプッシュ手段の他の態様は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションの中央データ管理システムを有する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから電子記録を受信し、第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムに記録をプッシュする。
このモードの他の態様によれば、リモートイメージビューイングシステムに関連する表示手段は、第2ロケーションで認識可能な可視のフォーマットで電子画像を表示する。
【0042】
本発明の他のモードは医療画像管理システムを提供し、それは、ローカルイメージワークステーションと、中央データ管理システムと、リモートイメージビューイングシステムとを有し、これらは全て、ローカルイメージワークステーションが電子記録を中央データ管理システムを通じてリモート記憶装置にプッシュするように形成され及びネットワーク化される。更に詳しくは、ローカルイメージワークステーションは、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行う。ローカルイメージワークステーションは、少なくとも一部に電子画像を有する電子記録を、患者の身体に関連した医療イメージングシステムから受信する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから離間した第2ロケーションから第1のリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行って、中央データ管理システムが、ローカルイメージワークステーションから電子記録を受信する。リモートイメージビューイングシステムは、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションから第2リモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行う。リモートイメージビューイングシステムは、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで記憶するリモートイメージ記憶装置を有し、リモートイメージ記憶装置からの電子記録を開くとともに電子画像を認識可能な可視の形態に変換するよう適合される。
【0043】
このモードの一態様によれば、中央データ管理システムは、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで格納する中央画像記憶装置を有する。他の形態において、中央画像記憶装置は、電子記録をコンピュータ読出し可能なフォーマットで第4ロケーションに記憶するバックアップ記憶装置を有する。
このモードの他の態様において、ローカルイメージワークステーションは、電子記録を格納するローカルイメージ記憶装置を有する。
【0044】
他の態様によれば、システムは、ローカルイメージワークステーション、中央データ管理システム及びリモートイメージビューイングシステムのうちの少なくとも一つに関連する画像ヒストリ記録システムも提供する。この画像ヒストリ記録システムは、電子記録が送信されたロケーション、電子記録が受信されたロケーション、電子記録がロケーションに送信された時間、電子記録がロケーションで受信された時間、電子記録がロケーションで開かれた時間、及び電子記録がロケーションでビューされた時間のうちの少なくとも一つに関連したヒストリ情報を有する画像ヒストリ記録を維持する。
【0045】
また、このモードによる画像ヒストリ記録システムの別の形態は、リモートイメージビューイングシステムに関連したリモートヒストリ記録システムと、中央データ管理システムに関連した中央ヒストリ記録システムとを提供する。リモートヒストリ記録システムは、リモートシステムメッセージをリモートイメージビューイングシステムから中央ヒストリ記録システムに送信し、それは、リモートイメージビューイングシステムのアクティビティに関連したヒストリ情報を有する。中央ヒストリ記録システムは、中央システムメッセージをローカルヒストリ記録システムに送信し、それは、リモートシステムメッセージに含まれるヒストリ情報の少なくとも一部を有する。更に詳細な形態において、ローカルイメージワークステーションは、ヒストリ情報を表示するよう構成される。
【0046】
本発明の他のモードは、医療画像管理システムであり、それは、医療イメージングシステムと、ローカルイメージワークステーションと、認識可能な可視のフォーマットで電子画像を表すために電子画像を変換することができるフォーマットで電子画像をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする手段とを有する。
医療イメージングシステムは、コンピュータ読出し可能なフォーマットで患者の身体の領域に関連した電子画像を具える電子記録を生成する。ローカルイメージワークステーションは、医療イメージング装置と通信を行って、電子記録を医療イメージング装置から送信するとともにローカルイメージワークステーションによって受信する。
【0047】
このモードによるプッシュ手段の一態様は、中央データ管理システムと、ローカルイメージワークステーションから中央データ管理システムに電子記録をプッシュするローカルプッシュ手段と、中央データ管理システムからリモートイメージビューイングステーションに電子記録をプッシュするリモートプッシュ手段とを有する。
他の態様によれば、システムは、リモートイメージビューイングシステムに電子画像を表示する手段も有する。
【0048】
更に別の態様によれば、システムは、中央データ管理システムに関連し、患者の保健看護管理で有用な結果を生成するために電子画像を処理する手段も有する。この処理手段は、非常に有用な形態において、電子画像のアルツハイマー診断分析を有する。他の非常に有用な例は、電子画像に対するMR分光アプリケーションを有する。
【0049】
本発明の他の態様は、特定の中央データ管理システムを有する医療画像管理システムを提供する。中央データ管理システムはコンピュータを有し、そのコンピュータは、第1リモートインタフェースに沿って電子送信手段と通信を行うとともに、患者の身体の領域に関連した電子画像を有する電子伝送手段から電子記録を受信する。コンピュータは、第2リモートインタフェースに沿ってリモートイメージビューイングシステムとも通信を行い、DICOMフォーマットの電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0050】
このモードの一態様によれば、システムは、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿って電子画像を生成する医療イメージングシステムと通信するローカルイメージワークステーションも有する。中央データ管理システムは、第1ロケーションから離間した第2ロケーションからのリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行って、ローカルイメージワークステーションから電子記録を受信する。更に詳細な形態において、ローカルイメージワークステーションは、電子記録を送信し、中央データ管理システムは、電子記録をDICOMフォーマットで受信する。
【0051】
このモードの他の態様によれば、中央データ管理システムは、画像ヒストリ記録を維持する画像ヒストリ記録システムに関連し、画像ヒストリ記録は、画像記録が中央データ管理システムから送信されるロケーション、中央データ管理システムから電子記録を受信したロケーション、電子記録があるロケーションから他のロケーションに送信されるとき、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信されるとき、電子記録がロケーションで開かれるとき、及び電子画像がロケーションでビューされるときのうちの少なくとも一つに関連する情報を有する。
このモードの他の態様は、中央データ管理システムに関連するとともに少なくとも二つの相対的なリモートロケーションに電子記録を記憶する記憶装置を有する。
【0052】
本発明の他のモードは、患者の身体の領域に関連した電子画像を有する医療イメージング装置から電子記録を電子的に受信するために、ローカルインタフェースに沿って医療イメージングシステムと通信を行うローカルイメージワークステーションを有する医療画像管理システムである。ローカルイメージワークステーションは、電子記録を中央データ管理システムにプッシュするためにリモートインタフェースに沿って中央データ管理システムとも通信を行う。ローカルイメージワークステーションは、ヒストリ情報に関連した画像ヒストリに関する中央データ管理システムからメッセージを受信し及び表示するようにも適合され、ヒストリ情報は、電子記録が中央データ管理システムから送信されるロケーションと、電子記録が中央データ管理システムから受信されるロケーションと、電子記録があるロケーションから他のロケーションに送信される時間と、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信される時間、電子記録がロケーションで開かれる時間及び電子記録がロケーションでビューされる時間のうちの少なくとも一つに関連する。
【0053】
本発明の他のモードは、医療画像管理方法である。この方法では、第1リモートインタフェースに沿って、患者の身体に関連する電子画像を有する電子記録を、第1ロケーションに配置された医療イメージングシステムから、第1ロケーションから離間した第2ロケーションで受信する。この方法では、中央データ管理システムから、第2リモートインタフェースに沿って、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置されたリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0054】
このモードの他の態様は、中央データ管理システムからローカルイメージワークステーションまで中央システムメッセージを送信し、送信された中央システムメッセージはヒストリ情報を有し、そのヒストリ情報は、電子記録が中央データ管理システムから送信されたロケーションと、電子記録が中央データ管理システムから受信されるロケーションと、電子記録があるロケーションから他のロケーション送信される時間、電子記録があるロケーションで他のロケーションから受信される時間、電子記録がロケーションで開かれる時間及び電子記録がロケーションでビューされる時間のうちの少なくとも一つを有する。
【0055】
この方法の他の態様では、さらに、リモートイメージビューイングシステムで電子記録を受信し、リモートイメージビューイングシステムで電子画像を開き、この場合、ヒストリ情報は、リモートイメージビューイングシステムで電子画像を受信し及びビューする時間及びロケーションを具える。この態様では、中央ヒストリメッセージを中央データ管理システムからローカルイメージワークステーションに送信する前に、リモートシステムメッセージを通じてリモートイメージビューイングシステムから中央データ管理システムへのヒストリ情報の通信を行う。
【0056】
この方法の他の態様では、中央データ管理システムを用いてアプリケーションを電子画像に供給し、アプリケーションは、患者の保健看護管理に利用できる結果を生成する。この態様による方法では、さらに、補完的な電子記録を形成するために結果に電子記録を添付し、補完的な電子記録を中央データ管理システムからローカルイメージワークステーション及びリモートイメージビューイングシステムに送信する。この態様のある得に有用な形態は、アルツハイマーの死に関連したパラメータを診断するのに有効な結果を生成するアプリケーションを用いる。他の形態では、電子画像のMR分光分析の適用する。
【0057】
このモードの他の態様は、電子記録を中央データ管理システムからリモートイメージビューイングシステムにDICOMフォーマットでプッシュする。
他の態様は、電子画像を十分に圧縮することなく電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
【0058】
他の態様は、電子画像をほとんど損失のない圧縮を行う前に電子記録をリモートイメージビューイングシステムにプッシュする。
インターネットのようなリモートインタフェース上で電子的に医療画像を管理する本発明のシステム及び方法によって、特に医療イメージングセンタに対してボトムラインを拡張するように医療画像管理ASPを提供する非常に経済的な方法も許容する。したがって、本発明は、本発明の医療画像管理システムの実現及び使用に関連した経済的なコストフローに関する種々のモードも有する。
【0059】
したがって、本発明の他の特別なモードは、医療画像管理システムを提供する方法である。この方法は、第1ロケーションのローカルインタフェースに沿った医療イメージングセンタによって管理される医療イメージングセンタと通信を行うローカルイメージワークステーションを提供する。ローカルイメージワークステーションは、医療イメージングシステムから複数の電子記録を受信するよう形成され、その各々は、患者の身体の少なくとも一部を表す少なくとも一つの電子画像を具える。この方法は、第1ロケーションから離間した第2ロケーションからリモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションと通信を行う中央データ管理システムも提供する。この方法は、第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションから第2リモートインタフェースに沿って中央データ管理システムと通信を行うリモートイメージビューイングシステムも提供する。一旦、ローカルイメージワークステーション、中央データ管理システム及びリモート画像ビューイングシステムがインストールされ及びインタフェースされると、この方法は、中央データ管理システムを通じるとともに第1及び第2リモートインタフェースに沿ってローカルイメージワークステーションからリモートイメージビューイングシステムまで電子記録をプッシュする。
【0060】
このモードに対して、上記ステップは、使用ごとにプッシュされる電子記録の量に関係なく中央データ管理システムを通じて電子記録のプッシュを行うために予め設定された固定の周期的な料金を医療イメージングセンタのみに課す間に実行される。リモートイメージビューイングシステムで画像を受信する責任がある関係者は、一般にダウンロード可能であり又は画像の受信に対するビューイングシステムに対する課金がされない。イメージングセンタは、ローカルイメージワークステーション又は所定の画像の送信に対して直接課金されない。どのくらいの枚数の画像がこのシステムを通じて送信され又はどのくらいの場所に送信されるかに関係なく、イメージングセンタは同様な支払いを行う。
【0061】
さらに、このモードの一態様では、インターネット上の中央データ管理システムに関連したIPアドレスを通じた中央データ管理システムとの第1及び第2インタフェースに対する通信リンクも提供する。
このモードの他の態様では、第2リモートロケーション上で第3ロケーションのコンピュータにダウンロード可能なソフトウェアを提供することによって少なくとも一部のリモートイメージビューイングシステムを提供する。この態様の特に有用な例において、ソフトウェアを無料でダウンロードできる。
【0062】
他の態様によれば、ローカルイメージワークステーションはコンピュータを具え、コンピュータを有するローカルイメージワークステーションを、ローカルイメージワークステーションに対して直接医療イメージングクリニックに課金することなく医療イメージ管理システムの使用の際に医療イメージングクリニックに提供する。
【0063】
他の態様において、この方法は、医療的に有効な結果を生成するために中央データ管理システムの電子画像上で診断を行うのに適合した中央データ管理システム上で医療的に有効な診断アプリケーションを提供し、ローカルイメージワークステーションとリモートイメージビューイングシステムのうちの少なくとも一方に対して結果をコンピュータ読出し可能な形態で通信し、この場合、医療イメージングクリニックに直接課金し又は診断アプリケーションの各ユーザに基づいてユーザがリモートイメージビューイングシステムを操作することなく、結果が与えられる。
【0064】
本発明の他の例は、リモートワークステーション、ビューア又はシステムとともに配置されたポーリングシステムを提供する。ポーリングシステムは、キューされたデータに対して中央データ管理システムをポールするリモートワークステーション又はビューア内のオートメーションシステムである。ポーリングシステムは、プリセットされたスケジュールに基づいて又は周期的に中央データ管理システムをポールする。それは、予め設定された始動イベントの発生の際にデータに対するポールを行う。そのようなイベントを、コンピュータのブーティング、予め設定されたログイン、インターネット接続の確立又は再確立、又は割り当てられたIPアドレスの変化の検出とする。
【0065】
ポーリングシステムの第1の実施の形態において、ポーリングシステムは、IPアドレス識別子、IPアドレスノーティファイア、データ要求装置及び内部ポーラを有する。IPアドレス識別子は、接続状態と、例えばインターネットサービスプロバイダによって割り当てられたIPアドレスとを決定する。適切な許可の後、IPノーテファイアは、現在のIPアドレスの中央データベースに報告を行う。データ要求装置は、中央データ管理システムから、キューされたデータを要求する。内部ポーラは、IPアドレス通知及び/又はデータ要求を引き起こす予め設定されたイベントの発生に対してビューア、ワークステーション又はシステムをポールする。
【0066】
ポーリングシステムの変形において、ポーリングシステムに、上記プッシュ技術を用いる画像プッシュシステムを設ける。本例によれば、ポーリングシステムは、画像システム、ワークステーション又はリモートビューアのIPアドレスの中央データ管理システムを通知する。中央データ管理システムは、最後に知ったIPアドレスをデータベース、例えば、ルックアップテーブルに格納する。中央データ管理システムが画像又は他のデータを受信すると、それは、指定されたリモートロケーションの最後に知ったアドレスに画像又は他のデータをプッシュすることを試みる。中央データ管理システムは、図1〜6について説明した独自の医療画像搬送アプリケーションにおいて、当業者に既知のプッシュ技術を用いてインターネット上でデータをロケーションにプッシュする。予め設定された回数の試みの後に配送が失敗すると、データは、意図された受取人を識別する宛先識別子を有する中央データ管理システムのキューに配置される。中央データ管理システムは、リモートモジュールのポーリングシステムが現在のIPアドレスの中央データ管理システムを知らせ又はポーリングシステムがキューされたデータの配送を要求する際に、キューされたデータをリモートロケーションに配送する。 中央データ管理システムから配送されたデータを、画像それ自体又は関連の情報、例えば、レビューヒストリ、放射線技師若しくは内科医のノート、テキスト、ボイス−オーバ、時間、データ及び画像をレビューする者、コメント、命令、並びに、診断、処置又は患者の医療記録に関する情報とする。
【0067】
本発明の他の態様は、中央データ管理システムに対するIPアドレス情報の通信を行うローカルイメージステーション内の内部ポーリングシステムを提供する。したがって、同様にして、ローカルシステムは、IPアドレス情報を更新し、中央データ管理システムに格納されているキューされたデータを要求する。中央データ管理システムは、配送された医療画像の配送及びレビュー状態に関する情報のようなキューされたデータを、ローカルシステムに送信する。
【0068】
一例において、特定のモジュール内のポーリングシステムは、特定のイベントが生じたときに信号を中央データ管理システムに送信する。信号は、IPアドレスを更新し、及び/又は、モジュールへの配送が成功しなかったキューされたデータを要求する。イベントを、例えば、システムのターンオン、システムの再ブーティング、インターネットへの接続、インターネットへの再接続、インターネットIPアドレス再割り当て、又はプリセット時間間隔の満了とする。これに関して、モジュールがターンオンされ又はブートされる際に、実行プログラムが、イベントが生じた内部ポーラに信号を送信するように、モジュールの内部ソフトウェアを構成する。プログラミングは、直接通知を命令するとともに、装置にIPアドレスの更新を要求し又はキューされたデータを中央データ管理システムから要求してもよい。IPアドレス変更のような変化又はインターネット接続の損失に対して周期的な内部ポーリングを行うようソフトウェアを構成する。例えば、IPアドレスが、識別され、ファイルに格納される。周期的に、格納されたアドレスが、モジュールに対して識別された現在のIPアドレスと比較されて、変化が生じたか否か決定する。そのようなプログラミングは、一般的に知られているコンピュータプログラミング技術によって達成される。
【0069】
ポーリングイベントを、予め設定された時間間隔の送出としてもよい。例えば、周期に基づいて、ポーリングシステムは、キューされたデータに対して中央データベースをチェックし、及び/又は、IPアドレスを有する中央データベースのルックアップテーブルを更新する。
中央データ管理システムは、配送の試みを追跡し、そのような試み、成功及び失敗のデータベースを維持する。既に説明したように、中央データ管理システムは、画像と、配送及びアクセス情報並びにローカルシステム、リモートシステム又は中央データ管理システムのいずれから発生したかの任意の関連データを記憶する。
【0070】
本発明のポーリングシステムは、固定IPアドレスを有しないロケーション又はモジュールに対して有効な画像配送を提供する。システムは、更に経済的なダイヤルアップインターネットサービスに適合する。例えば、インターネットサーバを、セッション中にIPアドレスを切替又は変更するよう設計した場合、IPアドレスの変更を中央データベースで更新することができる。
【0071】
ここで説明した本発明によれば、イメージングセンタからの画像は、データベースに配送され、画像データを探索するためにユーザがデータベースにアクセスする必要なくビューアに送出することができる。
医療画像管理システムの他の例において、画像は、自動的に配送され、かつ、リモートビューアに格納されて、専用のIPアドレスが必要とされず、画像は、所望の場合には標準的なファイアウォールを通じて配送される。さらに、本発明は、ビューア又はビューアのローカルネットワークを関連のデータベースに画像及び画像を識別するキー情報を格納するイメージビューアを提供する。
【0072】
本発明の他の態様は、セキュリティ送信のための医療画像のパッケージングを規定する。好適には、パッケージングは、イメージビューア又はローカルワークステーションで生じる。好適には、画像を、全般的に適用可能なセキュリティ送信パッケージに対するアタッチメントとする。画像は、先ず、DICOMのような認識可能なフォーマットでフォーマット化され、セキュリティ送信のためにパッケージされる。DICOMファイルが、医療イメージングに対して仮想アプリケーションを有し、セキュリティ送信に対して規定されない(好適には、機能をフォーマット化するファイルに使用されるが送信プロトコルに対して使用されない)場合、eメールフォーマットのような個別の送信パッケージが、セキュリティ送信を行うためにSSLとともに用いられる。パッケージングシステムは、安全に添付画像ファイルを保管用の中央データベースに配送するためのセキュリティ層を有するeメールヘッダを使用する。パッケージングシステムは、画像ファイルをリモートビューアに配送するための送出命令を有する画像ファイルのパッケージも行う。
【0073】
好適な実施の形態によれば、画像ファイルは、イメージングセンタからの画像が保管されるデータセンタから離間して配置されたビューアに配送される。画像ファイルは、添付されたファイルのタイプ、起点及び受取人を表すヘッダとともにリモートビューアを送出する。画像ファイルは、画像ファイルを識別するキー情報も有する。ビューアは、画像ファイルを受信し、それを格納し、キー情報を抽出し、キー情報を、ビューアに対して局所的な(好適にはビューアの)関連のデータベースにキー情報を格納する。パッケージは、アタッチメントのタイプの情報を有し、これによって、ビューアは、アタッチメント中の情報の抽出及び格納方法を理解する。情報抽出及び画像記憶は、後処理中にビューアで完了し、その結果、各ファイルはビューアのユーザによる動作が要求されず、画像及びデータベースは、ユーザがビューアデータベースにアクセスする際にユーザに対して更新される。
【0074】
情報は、複数の通信機構のうちの一つ、例えば、プッシュ、ポーリング又は両方の送信機構の組合せを用いてビューアに配送される。一例によれば、リモートビューアのポーリングシステムは、データをリモートビューアに配送してユーザがビューする準備ができるように、キューされたファイル又は配送の準備ができているファイルに対するデータセンタをポールする。一変形例は、標準的なファイアウォールを通じた画像ファイルの配送を規定する。ビューアからのポール要求によって、データセンタは、データをリモートビューアに配送して、内科医又は他のユーザが必要な際にリモートユーザでデータが利用できるようにする。したがって、画像ファイル及びデータファイルが、ユーザがファイルをビューすることを所望する際にダウンロードするために内科医又はユーザがログインし及びファイルを待機する必要なく、設けられる。ポール要求は、本発明のポーリングシステムに関して既に説明したように、例えば予め設定されたイベントに基づいて又は周期的にビューアによって開始される要求である。特定の例において、ビューアからの要求は、ポール要求の送出に応じてビューアがデータセンタからデータを受信する認識されたプロトコルを使用する。ポーリングシステムは、リモートビューアのバックグランドで動作し、バックグランドポールに応じて、データセンタで配送を待機するデータが、リモートビューアに配送され、ユーザによる将来のアクセスのためにリモートユーザによって格納される。
【0075】
好適には、リモートビューアとデータセンタとの間で情報を通信するための通信システムは、eメール、XML,FTP,HTTP等の全般的に適用可能な規格の情報交換機構を使用する。種々の通信プロトコル、例えば、POP,SMTP,IMAP,XML,WAP等を、本発明で用いることができる。
好適な実施の形態において、ビューアはメールクライアントとして構成され、それは、メールの際にデータセンタで(メールサーバとして構成される)送信機/受信機をポールする。本例によれば、データセンタとリモートビューアとの間のリモートインタフェース上のセッションは、リモートビューアによって開始される。
【0076】
好適例の形態は、ファイルに関連したトラッキング情報を提供する。好適には、トラッキング情報を、データセンタの関連のデータベースに格納される。トラッキングシステムは、ビューアのメッセージ発生システムと、イメージングセンタのローカルワークステーションとを有し、それは、受信及び画像ビューイング検査、画像の再送出、アドレスの訂正又は配送エラー等のようなイベントが生じると常にトラッキングメッセージを生成する。トラッキング情報は、レビューのためのアドミニストレータに対して利用できる。アドミニストレータは、典型的にはアドレスエラーが処理されるイメージセンタにある。アドミニストレータは、他のエラーが処理されるデータセンタにあってもよい。さらに、ビューアにシステム管理レビューを提供し又はレビュートラッキング情報にアクセスするのが望ましい。
【0077】
本発明の好適例において、画像は、イメージングセンタのローカルワークステーションで、DICOMのような標準的な医療画像フォーマットを有する画像ファイルに変換される。画像ファイルは、種々のデータ(「キー情報」)、例えば、患者情報、検査、シーケンス及び画像情報又は番号、放射線センタ情報、関係のある内科医、放射線技師、日付等を有する。例えばビューアにおける画像ファイルレビュー及び交換の種々の段階で、他のファイルを画像ファイルに添付することができる。
【0078】
特定例において、イメージングセンタのローカルワークステーションのソフトウェアは、画像ファイルが添付されたメッセージを形成する。メッセージは、データセンタの送信機/受信機(一例ではメールサーバ)にアドレス指定される。意図された受取人に関する情報が画像ファイルに設けられる。画像の配送に対して2以上のユーザが指定された場合、各ビューアは、画像ファイルにおいて指定され又はデータベースにプログラムされたユーザ又はロケーション優先順位で指定される。メッセージは、メッセージを連続的に送付するSMTP,POP又はIMAPの形態の通信インタフェース及びプロトコルを用いて、セキュリティポートを通じてデータセンタに送信される。
【0079】
画像ファイルを送信するために、それは、MIMEのような通常認識されている規格に基づく機構を用いて、例えばeメール送信のために符号化される。SSLやTLS(以下、“SSL”と称する。)のようなセキュリティ層が、セキュリティ送信のためにファイルに付加される。ファイルは、SSLイネーブルされるデータセンタに配送される。eメールは直接データセンタに送信され、それは、画像ファイルを配送し及び受信するためにeメールプロトコルを使用する。画像ファイルは、処理論理によって見られる前にジョブの完了を保証するようにデータセンタによって受信される。配送プロトコルは、データセンタでeメールの受信を確認する。ISPメールリレーは、eメールをデータセンタに送出するために用いられる。したがって、配送チェーンは、医療画像管理システムの制御下にある。このSMTP交換を実行するコードのオペレーションは、イメージングセンタのローカルワークステーション(又はリモートイメージビューア)に存在する任意の規格のeメール機構に影響を及ぼさない。
【0080】
画像がデータセンタに送信された後、探索、抽出、送出及びアーカイビング論理は、ファイルシステムにファイルを格納するとともに関連のデータベースにキー情報を格納する。使用中、ルーティング論理は、周期的に各メールボックスから読出しを行う。論理が送信機/受信機から読出しを行うと、それは、アタッチメントのヘッダを読み出して、任意の場合にはアタッチメントに含まれるものを表す識別情報を見つけ、任意の状態情報を決定し、かつ、eメールの送信機を識別する。その後、論理は、eメールアタッチメントを抽出し、それをファイルシステムに格納する。その後、検証、ルーティング及び格納のために、画像ファイルのキー情報を抽出する。キー情報及び関連の識別情報を、データベースに格納するとともに、格納したファイルのロケーションにリンクする。その後、論理は、画像ファイルが送出される場所を決定するルーティング論理に基づいて適切なビューアに画像ファイルを送信する送出要求を形成する。システムは、画像の状態、画像シーケンス又は検査、すなわち、それが配送されたか否か、レビューされたか否か、等々を追跡するトラッキングシステムを有する。トラッキング情報は、関連のデータベースに格納される。
【0081】
画像ファイルが送出要求によってマークされた場合、送出検証論理は、宛先すなわち受信する関係者が既知でありすなわち登録されたユーザであるか検証する。論理は、ユーザがそのようなファイルを受信するよう許可されたか否か決定する。検証された送出要求を有するメッセージは、検証されなかったメッセージが好適にはイメージングセンタ又はデータセンタのアドミニストレータによるデータ管理レビューに対してフラグを立てる間、配送に対してマークされる。メッセージが配送に対して検証された後、プリフェッチ論理を用いて、配送のための関連の患者ファイルを識別し及びマークする。例えば、ファイルを、以前に送信されたファイルに関連する更新されたファイルとする。以前に送信されたファイルも送出される。ファイルは、ユーザ/受取人に対応するeメールのメールボックスに配置される。データセンタ内では、メールボックスは、好適には、専用のユーザのビューアに対してセットアップされて、プライバシーを保護するとともに、検査のクロスポピュレーションのリスクを最小にする。一例において、イメージングセンタに、例えばコンフォメーション又は他のメッセージを受信するメールボックスを設ける。
【0082】
eメールを送出した後、画像ファイル及び関連のトラッキング情報は、好適にはテープのようなバックアップシステムであるデータベースアーカイブシステムに保管される。一旦送出され及びセーブされると、eメールはメールボックスから削除される。アーカイブ論理は、オンラインメモリからオフラインオフラインメモリへの検査記録をスワップするのに用いられる。アーカイブ論理は、保管されたファイルを見るためにビューア又はワークステーションからの要求が行われる際に保管されたファイルをリストアする論理を有する。
【0083】
ユーザのPC又はビューアは、後処理要素及び前処理要素を有する。後処理要素は、データセンタとの接続上で情報の交換を目に見えない状態で行う。一旦、検査がビューアに送信されると、それは、自動的にビューアのデータベースに格納される。ファイルからのキー情報が、抽出され、関連のローカルデータベースに配置され、ファイルが容易にビューアでビューされ及び/又は処理される。その後、画像ファイルが、ビューアのユーザによってアクセス可能かつビュー可能な前処理を通じてビューするのに利用される。好適には、前処理は、抽出されたキー情報に基づいて構成された構造の表示及びアクセスを提供する。前処理は、典型的にはファイルをビューアに配置する必要がある他の機能、例えば、将来の手術に対する準備に用いることができるとともに患者の診断及び/又は治療を助ける3次元モデリングも提供する。例えば、他の機能は、ユーザに注釈をつけ、又は画像をマークするとともに画像をレビューする他者にそのような注釈又はマークを送出する機能を有する。
【0084】
あるシステムにおいて、ビューアのPCは、(好適には固定されたアドレスである)データセンタの送信機/受信機をポールし、周期的に要求するメールは、宛先ユーザ又はビューアの受信機から配送される。ピックアップすなわち確証された送出要求を待機するものは、自動的にユーザのPCにダウンロードされ、ビューイングのために利用される。このポーリング動作は、PC動作のバックグランドで生じ、ユーザは、それを起こすために何もする必要がない。好適には、ユーザメールクライアントを、POPポーリングユーティリティの形態とし、それは、バックグランドで実行され、データセンタのIPアドレス並びに特定のビューアを用いる各ユーザに対するログイン及びパスワードによって形成される。
【0085】
ビューアがデータベースからのメッセージを探索すると、それは、メッセージのサブジェクトラインを分析(すなわち、各パートに治する所定の形態及び機能をブレークダウン)して、アタッチメント又はオブジェクトタイプ、例えば、画像、レポート、オーバレイ又は他のアタッチメントを決定する。独自の識別子又は番号を、好適には、サブジェクトラインの各検査及び画像に対して設ける。レポートが存在する場合、例えば、レポートに検査識別番号を設ける。オブジェクトは、画像から抽出され、データベースにインストールされる。
【0086】
ユーザは、例えば関心のあるエリアを指摘するために画像にオーバレイを形成する。オーバレイは、セーブされ、同様な送信プロセスに従うデータセンタを通じて他のユーザに送信される。オーバレイは、データベースに格納され、元のメッセージを受信した他の全てのユーザに送信される。他のアタッチメントも再送出され、例えば、放射線技師又は他の内科医は、レポートを準備し、音声、ビデオ又は他のアタッチメントは、データセンタを通じて他のユーザに送出される。データセンタは、ビューアデータ受信プロセスと同様にビューア後処理を通じてビューアから送信されたユーザオブジェクトを受信する。ユーザから受信したメッセージ(ヘッダ及び/又はアタッチメント)は、情報例えばメッセージ(ヘッダ)のタイプを識別するために分析され、他の適切なキー情報(がヘッダ及び/又はアタッチメントで見つけられる場合)、画像、内科医、イメージングセンタ、日付、身体の一部、検査、シーケンス及び画像番号がある場合、検査などを行うレポートがある場合、それが属し、それが属する画像に注釈がある場合、それが属し、それが状態である場合、それは、(典型的にはアタッチメントから)どのような状態でどの検査であるかに関連する。(データセンタのデータベースに適切に格納される状態メッセージでない場合、)メッセージは、他の全ての受取人に送出される。
【0087】
自動的に送出することができず又は確証し損ねたメールは、例えばイメージングセンタのアドミニストレータによってアクセスされ、誤りが訂正されるとともにプロセスを通じて再送出される。アドミニストレータによって、イメージングセンタは、ファイルを形成し、モニタし及びユーザに転送できる。ビューアのアドミニストレータに、例えば、他のビューア、予め許容されたプロセスに対する保険会社等に対する新たなルートを形成する機能を設ける。
ある状況において、イメージングセンタ及び放射線技師は同一ロケーションにいる。送信機ユーティリティは、イメージングセンタのローカルワークステーションに設けられ、これによって、画像は、直接ローカル送信機ユーティリティから放射線技師に送信される。ファイル及びレビュー状態に関するメッセージは、関連のデータベースへの記憶、ファイルシステム及びアーカイビングのためにデータセンタに送出される。
【0088】
さらに、ビューアのデータベースに、画像ファイルのパッケージング及び記憶に適合したデータをインポートし、パッケージし及び格納する他のシステムを設ける。例えば、他のファイルを、キー識別情報の入力によって、物理的な媒体、例えば、CD−ROMドライブ、フロッピー、ZIPドライブ、ローカルネットワークドライブ等から直接インポートすることができる。したがって、画像ビューア(又はイメージングセンタ若しくはデータセンタの他のデータベース)への他のインポートを利用することもできる。ローカルイメージビューアにデータをインポートする他の方法は、テキストレポートの走査、画像との関連、及びUSB又は他のポートを通じたデータベースへのダウンロードを有する。好適例によれば、データがビューアシステムにダウンロードされると、キー情報が、システムに入力され及び格納されて、オーバレイやレポートのようにビューアに形成された他のアタッチメントの送信と同様にデータファイルの送信を許容するヘッダを形成する。
【0089】
本発明の一形態は、比較的廉価な方法でデータを患者の寿命中に格納することができる寿命記憶装置を提供する。好適例において、記憶装置は、プロバイダ又はイメージングセンタからの許可された要求に応じてデータセンタを通じて画像を配送する記憶装置を形成する。画像は、テープシステムのようなデジタルアーカイブシステムに格納される。画像のロケーションは、データセンタの関連のデータベースに格納される。保管されたファイルに対する要求が、リモートビューアによって生じ、イメージングセンタ又はデータセンタのプリフェッチ論理によって、以前に関連した画像、特に新たな検査を受信した患者の画像の探索を識別し及び要求する。データセンタは、保管された画像の探索及びルーティングを制御する。アーカイブは、好適には、ルーティングのためにデータセンタに設けられたテープリーダから探索され及びテープリーダに配置されたテープのライブラリを具える。本発明の記憶装置の好適例は、特定のイメージング形態専用の特定のテープのデータセンタで受信したデータ及び/又は情報を送信した特定のイメージングセンタのマシンを管理する。したがって、好適例において、イメージングセンタからイメージングセンタへのデータの混合がない。
【0090】
プロバイダ、関係のあるプロバイダ、患者及びイメージングセンタに、以前の検査を探索する機能を設ける。イメージングセンタがどの画像をどこで取得したかをシステムに記憶している場合には、寿命記憶装置と組み合わせることによって、患者の画像を、患者の寿命中に中央データベースから探索することができる。本発明の一態様によれば、以前の検査は、新たな患者の検査を受信したときにデータセンタによって識別される。データセンタの関連のデータベースに格納された患者識別情報は、患者識別情報に対応する以前のファイルをサーチする。そのような患者識別情報は、誕生日及び誕生国、利用できる場合のソーシャルセキュリティ番号、識別番号に基づく他の国等を有する。システムは、患者に対する複数の名前の入力を許容することによって名前の変更を考慮することができる。患者は、データベースにも記憶される以前の画像の配送の許可を決定する。患者は、例えば、新たな検査が新たなイメージングセンタで完了したときに許可データベースを更新する。一旦識別され及び許可されると、以前の検査は、データセンタによって、関係がある内科医又は新たな検査が送信されるロケーションに送信される。したがって、互いに相違するイメージングセンタで検査が取得され、それが記憶装置上にあるとしても、それは、比較のために関係がある内科医又はプロバイダに送信されて、最も正確な診断及び治療が許容される。
【0091】
[発明の詳細な説明]
本発明は、既知の「インターネット」通信ネットワークを用いたある特定の有益なモードにおいて「アプリケーションサービスプロバイダ」(ASP)として機能する医療画像管理システム(1)及び方法を提供し、ここにおいて、用語“ASP”は、種々の遠隔ロケーションから集中的にアクセス可能な情報管理サービスを意味する。ASPに関連する利益から予測される本発明の特定の例及び他の態様は、以下の通りである。
【0092】
1.関係のある内科医、外科医、放射線技師、他の保健看護提供者、患者、及び他の関心のある許可された、イメージングセンターの外側の関係者に対する、好適には「プッシュ」技術を通じた電子記録形態の医療画像の電子的な送付。
2.三つの個別のロケーション:局所的なイメージングセンター及び二つの十分に冗長かつ安全な中央データセンタに対する各画像の電子的な記憶(及び可能な場合には遠隔のビューイングロケーションにおける第4の記憶)。
3.記憶された画像データに対する許可された安全かつ高速なアクセスの提供。
4.遠隔ビューイングシステムの遠隔ユーザの利益に対する集中的な特定の臨床及び視覚化アプリケーションの提供。
【0093】
本発明は、イメージングセンター並びに放射線技師及び関係のある医師を有する病院の放射線科に接続するグローバルブロードバンドネットワークを用いることによって、画像送付のプロセスを大幅に向上する。本発明は、患者の画像に対する直接的なアクセスを提供し、これによって、処理の直後に複数のロケーションで同一の診断画像情報を利用できる。医者がイメージングレポートを受信する方法を完全に変更したファクシミリマシン(これは、米国の郵便サービスに取って代わり、処理を迅速に行うとともにコストを更に効率よくする。)のように、本発明は、デジタル医療画像の分配において同様な著しい向上を示す。2001年の末までにデジタル加入者ライン(DSL)の形態で人口の大部分が利用できるブロードバンドインターネット通信の最近の出現に伴って、医療看護コミュニティによるこの通信モードの継続的な採用によって、本発明の管理システム及び方法によって画像を遠隔ロケーション間で管理する手法において顕著な変化が増大する。
【0094】
図1に示すような発明によれば、医療画像管理システム(1)は、医療イメージングシステム(10)と、ローカルイメージワークステーション(20)と、中央データ管理システム(30)と、遠隔イメージビューイングシステム(40)とを有し、これらは、医療画像の直接的かつ電子的な送付及び記憶に対して、有効かつリソース効率のよいインターネットに基づくASPを協働して提供する。さらに、画像に関連した電子的な記録が送信、公開及び記憶される時期及び場所の有効な追跡を許容する画像ヒストリ記録システムも提供する。
【0095】
本発明の全体に亘るシステム(1)は、図5A−Dのフローチャートの形式で更に詳細に示す方法による所定の一般的な実施の形態で用いられる。患者の身体の対象となる領域に関連した画像のセットを取得するために、患者の検査又は試験が、医療イメージングシステム(10)を用いて医療イメージングセンターに導入される。これらの画像は、図2に示すような電子記録(5)の一部である電子画像(6)として電子形態で医療イメージングシステムによって提供され、それを後に詳細に説明する。試験を行う技術者は、電子的な記録を、イメージングセンターのサイト上にも配置されるローカルイメージワークステーション(20)に転送する。ローカルイメージワークステーション(20)を、一般的な図示のために図3に概観を示す。ローカルイメージワークステーション(20)は、データを局所的に取得し、その後、(後に説明するように、)電子データを、後に説明するような遠隔ロケーションの中央データ管理システム(30)に「プッシュ」する。イメージングシステム(10)が、医療におけるデジタルイメージング及び通信(DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine)に従うフォーマットでパッケージされた画像を出力しない場合、ローカルイメージワークステーション(20)は、イメージングセンターに対して遠隔ロケーションにある中央データ管理システム(30)への転送前に、データをDICOMフォーマットに変換する。一旦、電子的な記録(5)が中央データ管理システム(30)で受信されると、その記録は、その遠隔ロケーションに記憶され、(後に詳細に説明する)「プッシュ」送付を通じて再び、各放射線技師、関係のある内科医若しくは外科医、又はイメージングクリニックロケーションと中央データ管理システム(30)の両方から離間した他のロケーションである他の保健看護プロバイダの一つ以上の遠隔イメージビューイングシステム(40)に自動的に送付される。放射線技師が、観察及び解釈/診断用の電子記録(5)を受信する場合、ある態様の放射線技師は、電子記録(5)を添付するとともに関係のある内科医又は外科医に対して更新することができる新たな情報を含むレポートを生成することができる。さらに、画像ヒストリ記録システム(200)は、伝送に関連する情報を有する画像ヒストリ記録及び電子記録に関連するビューイング記録を維持し、記録中の各情報を、中央データ管理システム(30)を通じてこれら遠隔ビューイングステーションに戻し、元の画像を生成したイメージングセンターのローカルイメージワークステーション(20)に送付する。
【0096】
本発明によって意図されるような全体に亘る医療画像管理システムの各構成要素の詳細は、以下の通りである。
【0097】
医療イメージングシステム
既に説明したように、本発明は、概して、電子的な送付に対して電子的な形態の画像を提供する医療イメージングシステム(10)の使用を意図する。特に、本発明は、MRIシステム及びCT医療画像システムで処理される検査に関連した画像を管理する有用なASPを提供するのに非常に有益である。さらに、本発明は、本発明の全体に亘る医療画像管理システム及び方法による使用の際の医療画像システムの適切な代用として、以下のイメージング態様も意図する。超音波、演算された断層X線写真、核医療、デジタル放射線技術、等々。
【0098】
ローカルイメージワークステーション
ローカルイメージワークステーション(20)は、医療イメージングセンターに配置され、ローカルインタフェース(15)を通じて、一般にセンターのロケーションのサイト上にある医療イメージングシステム(10)と通信を行う。ここで、用語「ローカルインタフェース」は、局所的に管理されるとともに一般に非公衆でアクセスされ、かつ、使用されるネットワーク及びルートを使用するインタフェースを意味する。更に説明するために、意図した意味によるローカルインタフェースは、ハード配線のダイレクトインタフェース、データ経路の拡張、並びに、局所的に送付され及び/又は管理されるLAN又は電話回線のような通信インタフェースを制限するものではなく、それは、本発明による使用の際に、局所的で一般に個別に管理され及び使用されるルータを超えて広がらず、したがって、一般に、公衆でアクセスされ及び使用される通信ネットワーク、ノード及びルータを使用しない。
【0099】
ある非常に有益な実施の形態において、ローカルイメージワークステーション(20)は、イメージングシステムから電子画像データを取得するために、(後に説明するような)直接的な取得を用いる。これによって、イメージングシステムに記憶されるようなマトリックスサイズ及び画素深さの両方に関連する正確なデジタルデータを、本発明のシステムに転送する。内科医又は他の保健看護プロバイダは、このデータセットを有する病変(pathology)をウィンドウ化し及びレベル化(輝度及びコントラストを制御)するとともに、ズームし及び測定することができる。内科医は、参照画像を用いて、身体の内側の画像の正確な位置を知ることもできる。これらの形態は、一般にフレーム取得(frame−grabbed)画像とともに存在せず、それは、他の既知の電子医療画像管理システムによって採用される技術も表す。このような直接的な取得の他の利点は、受信端の画像品質がシッピング(shipping)端のものと同様に良いことであり、このことは、検査を行うMRI又はCT技術者がコンピュータ上で見るのと同一の画像品質であることを意味する。
【0100】
これは、既に説明したように、ビデオフレーム取得及びフィルムデジタル化のような「2次的な」取得方法とは対照的である。大抵のデジタルイメージング態様は、14又は16ビット値の画素値を格納する。「直接的な」取得方法によって、完全な14又は16ビット情報を本発明のシステムに転送する。2次的な取得の場合には、情報の一部が損失する。その理由は、2次的な取得技術が一般に画像の画素データの8ビットアナログ表示しか取得しないからである。また、2次的に取得された画像を同程度に処理することができない。既に説明したように、2次的に取得したデータの固有の欠点のために、アメリカ放射線医学校(ACR: American College of Radiology)規格は、主要な診断に対して直接的な取得方法が好適であることを言及している。
【0101】
さらに、ACR規格は、DICOM規格を用いることを推奨している。最近インストールされた医療イメージングシステムは、DICOM規格に従うフォーマットでデジタルデータを出力しない。したがって、この態様によれば、特定のインタフェースは、一般に非DICOM記録をDICOMフォーマットに変換することによって「直接的な」取得を行うことが要求されるおそれがある。そのようなインタフェースは、個別のDICOMワークステーションとして設けられ、それは、ローカルイメージワークステーション(20)と、ローカルイメージワークステーション(20)からの出力を受信する医療画像システム又は中央データ管理システム(30)との間に配置される。また、本発明は、インタフェースを直接ローカルイメージワークステーション(20)に組み込むこともでき、これによって、ローカルイメージワークステーション(20)のアーキテクチャ内でDICOM変換技術を行うように複数のMRIシステムによって発生したデータを直接取得することができる。そのようなDICOM変換インタフェースの一例は、カリフォルニアの会社であるImage Enhancement System, Inc. (IES)から市販されており、そのようなインタフェースの他の例は、ミルウォーキーのウイスコンチンにあるMERGE Technologiesから市販されている。他のイメージングシステムに対するインタフェースを用いることもでき、それ以外の場合には、それを、本発明の全体に亘るシステム及び方法に展開し及び統合して、本発明をそのイメージングシステムまで伸展することもできる。MRI,CT及び他の放射線イメージングデバイスに展開することができるインタフェースを、本発明の下で考慮される。
【0102】
ここで図示し及び説明したような本発明の他の構成要素とインターフェースし及び通信する通信モードを、医療イメージングシステムがそれ自体のアーキテクチャに組み込む場合、本発明は、医療イメージングシステムの周辺にあるローカルイメージワークステーションを必要とすることなく、ここで説明したシステム及び方法の全ての利益を予測する。
【0103】
中央データ管理システム
中央データ管理システム(30)は、一般に、医療イメージングセンターから離間して配置され、リモートインタフェース(25)を通じてローカルイメージワークステーション(20)と通信を行う。中央データ管理システム(30)も、一般にリモートイメージビューイングシステム(40)から離間して配置され、この場合、電子的な記録(5)は、中央データ管理システム(30)から送信される。したがって、中央データ管理システムは、例えば図1に示すようなリモートインタフェース(35)を通じて、離間したこれらリモートイメージビューイングシステムと通信を行う。
【0104】
ここで、用語「リモート(遠隔)」とは、ロケーションの装置とのインタフェースが一般にリモートインタフェースを用いた通常の方法で実行されるようなロケーションから十分離間した距離を意味する。ここで、用語「リモートインタフェース」とは、広域ネットワーク(WAN)、又はケーブルネットワークや公にアクセスされた通信ネットワーク、ノード及びルータのような他の公にアクセスされ及び集中的に管理されたネットワーク若しくはルータを用いるインタフェースを意味する。したがって、他の意味において、リモートインタフェースは、ここで説明するようなローカルインタフェースを超えて到達する通信インタフェースである。ある非常に有益なモードにおいて、中央イメージ管理システムへの及び中央イメージ管理システムからの画像のプッシュ転送に対する中央データ管理システム(30)とのリモートインタフェースは、高速デジタルラインを使用し、インターネット上でフローする。DSL、ケーブル、ISDN及び無線態様も、リモートインタフェース接続に対する好適な代案としての役割を果たす。
【0105】
インターネットに基づくASPのように、中央データ管理システム(30)は、例えばExodusから市販されているような向上したサーバによって提供される収集及びウェブホスティングを有する。Exodusは、記憶パフォーマンスの最適化及びセキュリティのキー領域で現在の技術水準のツール及び経験を用いて管理したサービスを有する。Storage Tek又はExodus Networkから利用できるようなサーバは、データバックアップ及びリストアソリューションに対する記憶サービスを提供する。中央データ管理システム(30)の他の構造的な態様は、例えば、Exodusギガバイトインターネットサービスを用いることもでき、それは、通常のLANの10倍の速度と、Exodusセキュリティサービスパックとを提供する。Exodusによって提供されるようなサービスは、24×7サポート、モニタリング、複数のプロバイダからの光ファイバケーブルとの冗長インターネットアクセスを提供し、それによって、任意の単一ポイントの故障を取り除く。物理的なセキュリティ、パワーバックアップ、ファイアサプレッション、拡張した環境システム、及び個別の地理的なロケーションでモニタされたバックアップが、Exodusによって提供され、本発明によって用いられる。
【0106】
本発明は、特に中央データ管理システム(30)に関連した全ての記憶及び演算装置を収容するために、Exodus Communications, Inc.,のような収集機能のリーディングプロバイダによって操作される収集機能の使用を想定する。その機能は、本発明のシステム及びサービスを向上するとともに1日24時間、1週間7日動作するのに必要な物理的な環境を提供する。その機能は、上昇したフロア、個別の冷却区域を有するHVAC温度制御システム及び地震に対して強固にしたラックとともに設計するよう注文される。その機能は、広範囲の物理的なセキュリティ形態を提供し、それは、現在の技術水準の煙検出及びファイアサプレッションシステムと、モーションセンサと、24×7の安全なアクセスと、ビデオカメラ監視及び防犯(security breach)アラームとを有する。さらに、その機能は、複数のソースからの複数のファイバトランクや、構内の十分な冗長パワーや、複数のバックアップジェネレータのような複数の冗長サブシステムを通じて、非常に高いレベルの信頼性を提供する。
【0107】
他の大抵の医療画像管理ASPの成果は、中央サーバにマイクロソフトのデータベースを有するPCの使用を意図している。さらに、そのようなデータベースは、複数の環境において、特にイメージングセンター及び病院に必要な多量の記憶を処理する際に不十分である。このために、本発明は、好適には、例えばユニックスプラットホームのオラクルデータベースのような更に強固なデータベースプラットホームを組み入れる。これによって、ハイレベルの信頼性及びスケーラビリティ(scalability)を達成する。中央データ管理システム(30)の中央記憶システムは、イメージングセンター及びリモートユーザの記憶及びアクセスの必要性を考慮する。アーキテクチャの支持の正当性は、次の通りである。大抵の近年の格納されたデータは、最も頻繁にアクセスされたデータであり、最も都合がよい回復を必要とし、したがって、データが古くなるに従って、アクセスの頻度及び好都合にする必要性が減少する。
【0108】
本発明の記憶システムは、上記正当性を満足する最適な設計を実現する間に互いに相違する記憶技術のコスト/利益比を利用する階層的な記憶管理(HSM)形態を使用する。このアーキテクチャは、インテリジェントソフトウェアによって管理されてハードディスクとテープ装置を組み合わせて、ディスクの高速アクセス及びスループットパフォーマンスの利益にテープ媒体のコストの利益を組み合わせる。本発明によって提供されるような医療画像記憶システムの種々の態様を、以下の表に示す。この表は、使用される互いに相違する記憶媒体と、ほぼ正確なコストに沿って各タイプの記憶装置にデータが存在する持続時間とを示す。
【表1】
【0109】
データが中央データ管理システム(30)で受信されると、データは、ハードディスク上に30日間保持される。データは、1次及び2次アーカイブスに対してバックアップされる。30日後、データはテープ媒体に移される。Storagetek (Storage Technology Corp.)の仮想記憶マネージャ(VSM: Virtual Storage Manager)のような製品は、ハードディスク、テープ及びソフトウェアを組み合わせて、大容量及びディスクのようなパフォーマンスを提供する。古いデータを更に低速な媒体に記憶するとともに大容量のデータを更に廉価な媒体に蓄積することによって、本発明の記憶モデルは、最適な解決を提供する。
【0110】
画像が利用できるようになると、中央データ管理システム(30)は、能動的に電子記録(5)及び関連の画像(6)を、放射線技師及び関係のある医師のリモート画像ビューイングシステム(40)に「プッシュ」する。これは、画像がサーバに格納されるとともに画像をみるためにユーザがログインし及びダウンロードを開始する必要がある「プル」モデルとは対照的である。そのようなプルに基づく方法は、送付されたフィルム上の画像を所持するのになれている多忙な外科医及び内科医の必要に十分に対応していない。したがって、画像を必要としているロケーションの各々で、画像が利用できるようになるとすぐに、リモート画像ビューイングステーション(40)が起動して、画像の迅速な「プッシュ」送付を行うためにインターネット上で全ての時間に利用できるようになる。同様に、リモートユーザからASPシステムを通じて、識別された他のロケーションにレポートを迅速に送付することを保証する。受信端のリモート画像ビューイングシステム(40)が全ての時間で利用できないことが既知である場合、送付を、特定の時間に対してスケジュールすることもできる。複数の送付の試みが行われる。しかしながら、一定の連結性の独自のモードの容認は、インターネット接続上の高速かつ常時の積極的な拡張を考慮しながら行われる。
【0111】
中央データ管理システムを通じた種々の設備から及び種々の設備への電子記録(5)のルーティングをアシストするためのインターネット上のIPアドレスの使用の他の態様を、図4に示す。この図の他に、中央データ管理システムのインターネットプロトコル(IP)アドレスに対して、一般に“IP−C”を付し、電子記録発生アドレス(ローカルイメージワークステーション)に対してそれぞれ、IP#1A,IP#2A等を付し、記録をプッシュすべき場合の宛先IPアドレスに対して、一般にIP#2A,IP#2B等を付す。したがって、Ip#1Aは、電子記録(5)をIPアドレスIP−Cを通じて中央データ管理システム(30)にプッシュし、中央データ管理システムは、記録(5)を、アドレスIP#1Bにおいてインターネット上で見つけられた所望のリモートイメージビューイングシステム(40)にプッシュする。中央データ管理システム(30)及びリモートイメージビューイングシステム(40)に対するロケーションを含む全ての所望の宛先アドレスを、電子記録(5)に関連したヘッダ(7)に指定し、例えば各ローカルイメージワークステーション(20)を通じた記録に対する手動的又は自動的なエントリーの形態によってそこに配置される。
【0112】
図4は、二つの互いに逆方向を指示する流れの矢印を通じた電子記録(5)も示す。これは、ここで図面に記載され及び示した種々の特別な実施の形態に従うリモートイメージビューイングシステムユーザから流れる、新たな診断情報を有する更新されたバージョンの記録(5)をリターンするように、記録(5)に関連した情報の順方向及び逆方向の両方の流れを表すことを意図する。特に、内科医、支払人及び医療イメージングセンターの外部の他の関係者を説明すること並びに本発明のリモートイメージビューイングシステムを表すことは、しばしば、医療イメージングセンターそれ自体及び他の内科医を含む他者が見るための電子記録にレポートを付すこととなる。これは、図4に示すような電子記録(5)の逆方向の流れによって表され、各レポートなどは、電子画像(6)の側に沿った電子記録(5)の「ヘッダ」又は「データ」区分に取り付けられた新たな情報(7’)として、図2に線図的に示される。
【0113】
さらに、第1のリモートイメージビューイングシステムを有する第1の関係者が第2のリモートイメージビューイングシステムを有する第2の関係者に画像の送付を所望する範囲内で、それは、第1のリモートイメージビューイングシステムから直接達成される。これを、他の第2のリモートシステムを表すシステム(40)とシステム(40’)との間の矢印によって図1に示し、それを、他の内科医、患者、第3の関係者の支払人、又は他の任意の許可された関係者とする。しかしながら、他の態様において、更に集中した制御のために、そのような関係者間の転送は、中央データ管理システム(30)を通じたルーチンを必要とするおそれがあり、所定の状況においてさえも、最初に所定の電子記録をシステムに導入するローカルイメージワークステーション(20)を通じた予めの許可(pre−authorization)を必要とするおそれもある。
【0114】
上記「プッシュ」送付サービスに加えて、ウェブに基づく「プル」機能を利用して、通常の送付ロケーション以外のロケーションからの許可された個人による安全なデータのアクセスを容易にする。プライバシーの要求に関連して、内科医は、信頼され又は許可された関係者の記録にアクセスする。
【0115】
医療画像管理ASPを提供する他の既知の成果に反して、本発明は、関係がある一つ以上の内科医のオフィスへの直接的な医療画像の「プッシュ」送付を採用し、それを、医療イメージングセンターで画像を発生した後に完了することができる。プッシュ手法の使用は、患者を診察し及び扱うために関係がある内科医がイメージング検査を規定する必要があることを直接呼びかけている。明らかに、これら保健看護プロバイダは、本日送付されたフィルムを有するように、オフィスに送付された画像を所望する。本発明による電子画像記録のプッシュ送付によって、画像送付が、医師が見る準備ができているときには常にレビューする準備ができている内科医のデスクトップコンピュータ上の背景で行われる。
【0116】
本発明のプッシュ態様は、内科医の時間と同等とみなされるコストを省略し、イメージングセンターの収入の増加を可能にする。ある観点から、関係のある内科医は、画像を見つけてダウンロードするためにログオンする時間を費やす必要がなく、他の観点から、本発明の医療画像管理システム及び方法を使用する医療イメージングクリニックは、マーケティングの利点として全体に亘るシステムの連結性を使用することができ、「プッシュ」画像伝送ストリームに加わることができる関係のある医師及びその患者を呼び出す。
さらに、速度に対する通信帯域幅の要求は、本発明の「プッシュ」モデルによって更に緩やかになる。その理由は、検査が完了した直後で医師がそれを見ることを所望する前にデータ転送が背景に生じるからである。
【0117】
リモートイメージビューイングシステム
受信した画像を表示し及び処理するために、本発明の一態様は、全ての放射線技師及び関係がある医師が本発明の画像送付サービスとともに使用する必要があるリモートイメージビューイングシステム(40)を有する。ある好適な実施の形態のリモートイメージビューイングシステムは、中央データ管理システム(30)に関連したウェブサイトからダウンロードすることができるソフトウェアプログラムであり、ある最小の要求を満足する任意のPC上で実行する。このプログラムを、医師及び/又は本発明のイメージセンターへの分配に対してCD ROM上で利用することもできる。好適には、リモートイメージビューイングシステム(40)は、内科医に所定の能力を付与し、その能力は、ディスプレイフォーマットを変更し、画像をウィンドウ化し及び均一化(level)し(輝度及びコントラストを調整し)、画像を拡大し、グレースケールを処理し、組織及び病変を測定し、空間ロケーションを容易に識別する能力であり、直接的な取得が行われるとともに損失のない伝送が行われる範囲内で、正確な測定が行われるとともに、外科的な手順(surgical planning)における異常の位置を決定する。
他の実施の形態において、本発明によって送付した画像のみが、このビュアーに対して可視になる。しかしながら、他の態様において、本発明によって送付された画像を、任意のDICOMに適合した受信機/ビュアーを通じて可視状態にする。
【0118】
リモートイメージビューイングシステム(40)は、内科医及びイメージングセンタの外部の他のユーザが本発明によって転送された画像をどのように経験するかを知る必要があり、したがって、システム(40)を、特に医療コミュニティによって十分許容される形態で設ける必要がある。保健看護プロバイダ、支払人及び患者にも同様に有益な他の態様において、後に詳細に説明するように、このビュアーを無料で用いて、本発明によって転送された画像を観察し及び分析することができる。
【0119】
好適には、イメージビューイングシステム(40)は、データベースを組み込み又はデータベースにインタフェースする。ある有益なモードにおけるデータベースは、拡張性のある質疑応答可能なデータベースであり、その結果、医師のハードドライブに数百の患者が存在する場合でも、内科医は、簡単に患者の名前又は他の識別可能な要素をタイプして、即座に特定の患者を呼び出すことができる。また、内科医は、最も効率的であると感じられる方法で患者の記録を整えるために、互いに相違する方法でコンピュータ上の患者の画像データベースを形成することができる。
【0120】
このような柔軟性により、本発明を、企業サイトにおける画像の集中的な記憶のみを許容する他の医療画像管理ASPと区別する。本発明によれば、イメージデータは、一旦内科医が患者を選択すると、直ぐにコンピュータのRAMにダウンロードされる。これによって、内科医が全体のデータセットに対する迅速なアクセスを有するのを許容するとともに、画像間の急速な変化を有効に許容し、その結果、内科医が患者の画像を精査するのに必要な時間を減少させる。医師がラップトップコンピュータを回診中に持ち運ぶとき又は手術中のようにコンピュータがオフラインである場合でさえも、内科医は、患者の画像を見ることができる。他の全ての既知の医療画像管理システム及び方法では、内科医がウェブサイトにログオンしてコンピュータの画像をダウンロードする必要がある。したがって、本発明に関連しない他のASPシステムによれば、内科医が患者の画像を再び見ることを所望する場合、内科医は、非常に長いログイン及びダウンロード手順を繰り返す必要がある。内科医の能動的なログオン及びダウンロードに依存するそのような方法は、多忙で、送付される画像がフィルム上のものであった関係のある医師にとっては、許容できない。医師は、任意のデジタル画像ASPによって将来同様なこと(画像が医師に送付され、医師が患者の画像を詳細に探求する必要がなくなること。)を予測している。
【0121】
関係のある医師及び本発明の他のユーザは、リモートイメージビューイングシステム(40)の本発明の中央データ管理システム(30)へのインターフェースに対してDSLを使用することを強く促進している。その理由は、このことが、更に迅速かつ廉価なインターネットアクセスに備えるからである。さらに、好ましくは、本発明の「プッシュ」送付態様を最も容易にするために、中央データ管理システム(30)とリモートビューイングシステムとの間のインターネット接続をオンラインにする。所望される継続的な連結性を維持する能力は、高速で常時のデジタルインターネット接続の継続中の能動的な拡張とともに向上する。
【0122】
ここに図示し及び記載されたような電子画像フローの顕著な効果にもかかわらず、一部の関係者は、ハードコピーフィルム上の医療画像を一定不変に所望する。このことも、電子記録(5)の電子画像を関心のある関係者への送付に対するフィルム画像に変換するフィルムプリンタ(50)に電子記録を送信することによって、図1に示す本発明のシステムの使用によって達成される。画像が記憶され及び集中的に管理されるので、意図された送付位置に局所的に存在するフィルムプリンタは、リモートインタフェースを通じて電子記録を送信し、実際には、印刷用のフィルムにアクセスするために所有権のある電子記録をオープンにするよう構成される程度に、本発明によるリモートイメージビューイングシステムそれ自体を有する。
【0123】
診断及びワークフロートラッキングASPオペレーション
本発明のASP態様によって、特定のクリニカル及びワークフローオペレーションを、ASPの全てのリモートユーザの利益に対する集中化され及び制御された環境の中央画像管理システムの電子画像上で実行することができる。これを、ASPツール(32)で示すために線形的に図示する。
ある特定の実施の形態において、本発明は、例えば処理した画像に関連した種々の状態を診断するためにMRIのような画像を処理し及び分析する特定のアルゴリズムを提供する。更に説明するためのある特定の態様において、少なくとも一つのプロセッサ又はソフトウェアに関連したアルゴリズムを、アルツハイマー病を診断し及び段階づけるために集中的に記憶された画像情報に適用することができる。本発明のASPモデルの下で提供されるアルツハイマー診断分析の更に詳細な例は、以下の文献に記載されている。
【0124】
【0125】
これら文献の開示を、ここに参照することによってここに組み込む。
M.R.分光器(M.R. Spectroscopy)(又は「プロトンMSR」(Proton MSR))のような他の画像処理ツールは、本発明の使用の際にASPツール(32)を提供することもできる。プロトンMSRはMRIスキャナを使用し、そのスキャナは、脳生化学代謝産物(brain biochemical metabolities)(ミオイノシトール(myoinositol)、コリン、クレアチン、アミノ酸、n−アセチルアスパラギン酸(n−acetyl aspartate))を含む主な正常プロトンの電波を受信するとともに、代謝産物(metabolities)(脂質及び乳酸)を含む異常プロトンの電波を受信する。付加された代謝生化学情報は、全てが互いに相違する処理数(treatment regiment)を有する伝染、腫瘍又は発作として解剖MRIで見られる異常な病変の互いに相違する診断に影響を及ぼす。所定の場合において、プロトンMRSは、侵入する神経外科的な生検(invasive neurosurgical biopsy)(いわゆるMRS脳生検)を防止することができる。プロトンMRSは、初期のクリニカル評価プロセスにおいて将来的な役割を有し、アルツハイマー病のような痴呆の治療に応答する。プロトンMRSは、それ自体個別のCPTビリングコード(CPT billing code)を有し、クリニカルクエスチョンの複雑さに応じて5〜20分で実行される。本発明のAPS態様の下で使用するのに好適なMR分光オペレーションの他の更に詳細な例を、以下の文献に示す。
【0126】
【0127】
これら文献の開示を、ここに参照することによってここに組み込む。
そのようなASPに基づく診断/画像処理によって、本発明を用いた医療イメージングセンターは、第1の医師/ユーザを伴うビジネスを行う第2の段階のユーザに各サービスを提供し、例えば、内科医、患者、第3の関係する支払人/保険会社のような保健看護プロバイダにサービスを提供する。また、イメージングセンターは、ソフトウェア、コンピュータネットワークステーション及び他のクリニカルスタッフの先行投資を行う必要がなく、サービスは、関連のASPサービスによる中央データ管理システム(30)に供給される。さらに、本発明によって、診断ツールの所有者又は供給者は、ローカルアクセスに対して個別のセンタを構成する場合に比べて著しく多数の患者に到達し、例えば、国家間及び世界中の多数の局所的な個別のアルツハイマー診断センターを形成する必要がなくなる。これらアプリケーションの個別のリターンでは、比較的まれなクリニカル事例で用いられる場合に特に個別のプラクティスセンターが個別のアプリケーションを購入することを所望する場合、イメージセンターや、放射線技師や、関係のある内科医のような保健看護プロバイダが判断するのが困難となる。それにもかかわらず、アプリケーションそれ自体は、その特定のクリニカル事例において重大である。したがって、本発明のASPプラットホームのトップに置かれた場合のアプリケーションは、所有者の関連のコストなく、大きな医療コミュニティで瞬時に利用できる。医学が複雑になるに従って、患者は、医学的に更に救われ、かつ、本発明のインターネットASPを通じた非常に特殊な手順で最先端の専門家へのアクセスによって経済的に救われる。さらに、ここに開示したタイプの非常に特殊な分析ツールを、より通常的な局所化されたアクセス/使用モードの下での場合に比べて、本発明のASP態様によって更に洗練され、信頼性があり、効率的であり、かつ、低コストで実行することができる。
【0128】
本発明は、一般に「放射線情報システム」(RIS: Radiology Information Systems)と称される所定のワークフローソフトウェアを提供するASPツール(32)も想定し、所定のワークフローソフトウェアによって記憶及び通信の統合を行う。RISは、(患者の記録、料金の支払い、履歴、以前の診断及び治療の履歴のような)重大な患者管理情報を電子的に画像に取り付け、一般に、患者のスケジューリング、スタッフィング、資産管理等の領域で放射線操作(radiology operations)を行うためにハイレベルの詳細なワークフロー管理機能を提供することが知られている。放射線学会はこのアプローチを許可したが、個々の所有者の桁外れのコストのために、最大の病院のみが、必要なソフトウェア及びハードウェアを購入した。一般に、既知のRIS技術は、個別の医療イメージングセンターが要求する場合に比べて、情報フロー及び管理に対して著しく高い機能を有する。したがって、本発明のRIS/ASPモードによれば、画像が本発明のシステムに渡されると常に、関連の患者看護情報も、一つの統合された電子ファイルで渡され、この場合、実際にはRISを購入する必要がある個別の保健看護プロバイダを必要としない。また、このタイプのアプリケーションをASPとしてホスティングすることによって、既に説明した種々のチャージング構造によって一つの中央サイトを通じて管理された収入フローに対して、広くかつ迅速に適合する。
【0129】
ASPツール(32)としてのRISは、全体的に中央データ管理システム(30)のASPサービスに対するインターネット態様を通じて管理され、リモートASPインタフェース(42)及びローカルASPインタフェース(22)に示すように、リモート画像ビューイングシステム(40)及び/又はローカル画像ワークステーション(20)とともに中央データ管理システム(30)に種々の構成要素を有することができる。特に、これらローカルASPインタフェース及びリモートASPインタフェース(22,42)は、端末上のASPに基づく動作に関連する情報の全体に亘る流れにおいて役割を果たすために、ローカル画像ワークステーション(20)及びリモート画像ビューイングシステム(40)の各々に存在するアーキテクチャを必要とする。
【0130】
イメージ記憶システム
医療画像は、記憶システム(100)による複数のロケーションで本発明によって次のように達成される。
全ての診断研究は、「医療記録」であり、相当の期間、一般的には7年間記憶させる必要がある。本発明は、医療画像の分配及び記憶に対するインターネットに基づく規範に基づいて、画像記憶に対する更に有効で更に廉価な解決を提供する。更に詳しくは、本発明は、デジタル画像の記憶に対する3方向:1)一般に関係がある医師及び放射線技師の実際のロケーションのリモート画像ビューイングシステム(40);2)中央データ管理システム(30)に関連した二つの中央サーバ、及び3)転送イメージングセンター及び病院に配置されたローカル画像ワークステーション(20)でのアプローチを利用する。したがって、画像データのアクセスの際に顕著な信頼性及び効率を確保するために四つの余分な物理的に切り離されたロケーションが存在する。
【0131】
第1記憶ロケーションは、ローカル記憶システム(120)によるDICOMフォーマットで、イメージングセンター又は病院自体の放射線科のローカルイメージワークステーションに存在する。このローカルアクセスは、本発明を用いる保健看護プロバイダを、それ自体のデータにアクセスする第3の関係者から許可を求める必要なく、看護プロバイダが直接的なアクセスを有するのを知ることを非常に心地よく感じさせる。中央データ管理システム(30)に関連した中央記憶システム(130)は、著しい地理的距離によって分離された二つの中央バックアップサイト(30’、30”)の全ての電子的な記録(5)を格納する。医療イメージングセンター及び関係のある医師は、中央バックアップ(30’、30”)に記憶された電子的な記録に対する広大なアクセスを有する。リモート記憶システム(140)は、各ユーザが所望するような複数のリモートロケーションのリモートイメージビューイングシステム(40)に電子的な記録(5)を格納し、これによって、これらユーザ、特に関係のある内科医及び/又は放射線技師は、一般に職場(例えば、互いに相違するオフィスサイト、病院等)のパフォーマンスにおいて生じる複数のロケーションのうちの任意のところで画像を見ることができる。
【0132】
画像ヒストリ記録システム
他の実施の形態による本発明は、全ての関心がある当事者に対して有効に通信すべき医療画像の転送、記憶、観察、分析及び他の管理に関する情報を規定し、ここでは、画像ヒストリ記録システム(200)と称するとともに図示する(図1〜5A〜D)。
【0133】
一態様において、医療画像センターは、単に各クリニック又は病院に配置されたローカルイメージワークステーション(20)を参照することによって、画像配送記憶の全プロセスを追跡するとともに、ローカル画像ワークステーションからの精査を行うことができる。さらに詳しくは、ローカルヒストリ記録システム(220)は、ローカル画像ワークステーション(20)のモニタに画像ヒストリを表示し、例えば、連続する配送の各々をクリニックに知らせる。また、配送の試みが失敗した(例えば、関係がある医師のコンピュータがターンオフされ又はインターネットアクセスがダウンした)場合、顧客にそのことが知らされ、適切な動作を行って、迅速な配送を保証する。したがって、システムを用いる保健看護プロバイダは、フィルムを伴う前に可能とならないある程度の画像管理を有する。さらに、放射線技師又は関係のある内科医によって画像が精査されるとき及び場所において、メッセージを、ローカルイメージワークステーションに反映させることができる。他の医療画像管理形態のいずれも、ASPによって特徴付けられない。
【0134】
更に詳しくは、ある有用な実施の形態によるリモートイメージビューイングシステム(40)は、以下のように動作する。リモートイメージビューイングシステム(40)に関連したリモートヒストリ記録システム(240)は、記録の送信、受信及び観察についての情報を含むリモートメッセージ(235)を中央データ管理システム(30)に送信する。中央データ管理システム(30)に関連した中央ヒストリ記録システム(230)は、情報を含む中央メッセージ(225)を、リモートメッセージ(235)からローカルイメージワークステーション(20)に送信する。したがって、全ての画像ヒストリは、イメージングクリニックで更新され、ローカルイメージワーキングステーション(20)に関連したローカルヒストリ記録システム(220)を通じて、精査及び表示に対してリアルタイムでアクセス可能である。
【0135】
この画像ヒストリ記録システム(200)及び画像の伝送及び情報の使用に対する関連のリアルタイムアクセスは、特に、本発明の「プッシュ」に基づく画像伝送方法に関連する場合に有効である。画像が種々のリモートロケーションにプッシュされるので、既に説明したメッセージフィードバック法は、イメージングセンターによる適切な管理を確実に行うために重要であり、したがって、それを実行すると、生成された後に本発明のASPを通じて分配される記録に何が生じるかを知る。
【0136】
関連の支払い方法
医療イメージングのような保健看護サービスに関連したコストは、精細に調べられ、イメージングサービスの経済学は、広範囲に及ぶ利用可能性に直接関係する。好適には、本発明のシステム及び方法は、直接的にそのような経済学に向けられる医療イメージングASPの使用に関連したコストフロー法を規定して、特に前金(up−front fees)及び膨大な資本金(capital expenditure)に対して非常に敏感な独立した医療イメージングクリニックによって急速な採用が強いられる。本発明のコストフロー法は、例えば約10.000ドルとなる各クリニックによる活動費からなり、それは、クリニックのローカルイメージワークステーション(20)をインストールするための費用並びに顧客及び所定の人数の関係のある医師に対するアプリケーショントレーニング費用の全てをカバーする。既にDICOMインタフェースを有する最初の顧客に対して、この10.000ドルの費用は省略される。これら顧客が既に、ここで想定されるような電子的な画像転送及び記憶に必要なハードウェアを有するので、これらの顧客にサービスを開始するためのコストは最小となる。これらの顧客は地理的に分離され、最初の50〜100の顧客は主要都市に集中し、その結果、最初のユーザは、地理的に全米から選択される。これは、急速な採用に対して国中で最大の提示を提供する。
【0137】
本発明のあるコストフローの例は、所定のDICOMイネーブルされたイメージングセンターにおけるインストールコストの省略を行うとともに、月々に固定費用を課す。これは、PACSタイプのシステムに対して100.000〜300.000ドルの先行投資を支払うとともにPACS動作を維持するために拡張したIT人員サポートも必要とするイメージングセンタ又は小病院に有用である。このフローコスト法による本発明のシステムの使用のコストは、PACSに対して必要とされるITパーソンのコストより低くなる。また、PACSシステムは、イメージングセンターに対して最も重要な問題に注目せず、迅速かつ信頼性を以って画像を関係ある医師に配送する。さらに、本発明は、他の既知の医療画像ASPサービスが要求される補助的な取得装置及びDICOM送信ステーションに対するコストを必要としない。ピクチャアーカイビング及び通信システム(PACS)は、一般に60.000〜1.000.000ドルを費やし、関連の非効率性及び洗練されたハードウェアを実行するための追加の人員のコストを伴う。本発明によれば、毎年約4.000〜48.000ドルの月々の料金が、デジタル画像の高パフォーマンスの電子配送、記憶、探索及び表示に対して課される。一実施の形態において、これは、使用量に関係なく課される料金である。他の実施の形態において、使用ごとの料金も課される。いずれの場合も、ASPに関連した料金は、PACSの使用又は現在のフィルムの使用と比べると、クリニック又は病院に対して著しいコストの削減を表す。したがって、本発明は、コストを最小限にしながら、イメージングセンタ及び病院の放射線科の生産性を最大限にするのを助ける。
【0138】
さらに、これらサービスに対する課金/支払いのモードは、本発明のASPモデルの下で簡単化される。ローカライズされた内科医/ユーザの各々に個別のワークステーション又はソフトウェアパッケージを製造し及び販売するのではなく、本発明の下で、ASPのリモートユーザの各々によって共有される非常に少数(可能な場合には1個の)の分析ツールを形成することができ、これによって、多額の支払いを必要としない「使用ごと」又は「定期的な」料金構造となる。
【0139】
図8及び10は、他の実施の形態のポーリングシステムを示す。図7及び9は、本発明の変形例を示し、この場合、医療画像管理システムは、図10に示すように少なくとも一つのポーリングシステム400を有する。図9は、図1に示すシステムと同様な医療画像管理システムを表し、この場合、同様な番号は、ここで対応する記載の同一構成要素を表す。図9のシステムは、ローカル画像ワークステーション20及びリモート画像ビューイングシステム40の各々とともに配置されたポーリングシステム400も有する。ポーリングシステム400はそれぞれ、中央データ管理システム330と通信を行う。中央データ管理システム330は、試みられた配送が失敗したデータを保持する配送キュー231も有する。データキュー231の配送に対してキューされたデータのセットの各々は、意図された配送ロケーションに特定のデータセットを関連させる識別子を有する。識別子は、そのデータを、中央記憶システム130の発生及び/又は対応するロケーションにも関連させる。中央データ管理システム330は、ローカル又はリモートワークステーション、ビューア又はシステムに対する最後に既知のIPアドレスを格納するルックアップテーブル232も具える。最後に、中央データ管理システム330は、配送の試み、成功及び失敗に関連する情報を含む全てのデータの配送状態を追跡する配送状態データベース233を有する。他の配置において、この情報を、データそれ自体とともに格納することができる。
【0140】
図10に示すように、ポーリングシステム400は、モジュールのインターネット接続状態を追跡するとともに関連のファイルの最近のIPアドレスを識別し及び格納する接続状態モニタ401を有する。接続状態モニタ401は、モジュールのオン/オフ状態、例えば、モジュールがインターネットに接続したか否かをモニタすることもできる。ポーリングシステム400は、現在のIPアドレスの中央データ管理システム330及び/又はモジュールの接続状態を知らせるIPノーティフィア(notifier)/データリクエスタ(requestor)402も有する。代わりに又はそれに加えて、上記IPノーティフィア/データリクエスタ330を更に詳しく説明する。ポーリングシステム400は、イベントが生じたときに接続状態をチェックするとともにIPノーティフィア/データリクエスタ330に信号送信する内部ポーラ403を更に具える。そのようなイベントを、例えば、コンピュータのブーティング(booting)、インターネット接続の確率、IPアドレスの変更及び/又は予め設定された時間間隔の経過とする。
【0141】
内部ポーラ403又は接続状態モニタ401は、IPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信して、キューされたデータを中央データ管理システム330の配送キュー231から要求し、及び/又は、更新されたIPアドレス情報を有するルックアップテーブル232を提供する。IPアドレスを追跡し又はプッシュ技術を利用するために中央データ管理システムを配置しなくてもよい。そのような場合、IPノーティフィア/データリクエスタ402は、データに対するデータベースをポールする役割のみを果たす。
【0142】
内部ポーラ403は、予め設定された間隔の終端でIPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信を行う。内部ポーラ403は、予め設定された間隔で接続状態モニタ401から接続状態情報も要求する。内部ポーラ403は、新たな接続が形成されたか否かモニタ401に接続状態を問い合わせることができる。それは、IPアドレスが変更されたか否かを問い合わせることもできる。接続状態モニタ401をプログラムして、接続状態が変更されたときにモニタが内部ポーラ403に信号送信してもよい。新たな接続が形成され又はIPアドレスが変更された場合、内部ポーラ403は、中央データ管理システム330に信号送信するようIPノーティフィア/データリクエスタ402を命令し、キューされたデータを要求し、及び/又は、中央データ管理システム330に格納されたIPアドレスを更新する。
【0143】
また、接続状態モニタ401を、モジュールのオン/オフ接続状態又はIPアドレスが変更されたときにIPノーティフィア/データリクエスタ402に信号送信するよう配置してもよい。本実施の形態によれば、新たな接続が形成され又はIPアドレスが変更された場合、接続状態モニタ401は、中央データ管理システム330に信号送信するようIPノーティフィア/データリクエスタ402を命令し、キューされたデータを要求し、及び/又は、中央データ管理システム330に格納されたIPアドレスを更新する。
いずれの場合も、接続状態モニタ401は、更新されたIPアドレスを直接又は内部ポーラ403を通じてIPノーティフィア/データリクエスタ402に供給する。
【0144】
使用中、中央データ管理システム330は、ここで既に説明したような中央データ管理システム30と同様に、中央記憶システム130及び補助システム30’,30”でデータを受信し及び格納する。データは、例えば、ローカルイメージワークステーションからの画像、関連の患者情報、リモートサイト又はローカルサイトからのりビューヒストリ、放射線技師又は内科医のノート、テキスト、音声(voiceover)、コメント、リモート又はローカルヒストリ記録、診断、治療又は患者の医療記録に関連する情報を具える。データは、図7(301)に示したようにデータキュー231にも格納される。
その後、データは、プッシュされ、ルックアップテーブル232の情報に基づいて少なくとも一つの宛先に配送される。この場合、ルックアップテーブル232は、各ロケーション302に関連した最後に既知のIPアドレスを有する。予め設定されたアドレスに情報が送信されるプッシュ技術は、一般に従来既知である。
【0145】
次いで、リモートモジュール40は、配送が完了したか否かについての確認(confirmation)を提供する(配送宛先のモジュールがローカル若しくはリモートワークステーション、イメージビューア又は他のインタフェースであるとしても、好適な実施の形態を、リモートモジュール40について説明する。)。配送が完全である場合、配送状態データベース233及び中央ヒストリファイル記録が更新されて、配送の時間(304)を含む配送状態を、完了したものとして表す。その後、配送されたデータファイルは、キュー231から除去される。
【0146】
配送が成功しない場合、配送状態データベース233が更新されて、配送失敗(305)を表す。その後、中央データ管理システム330は、リモートモジュール40のIPノーティフィア/データリクエスタ402が、キューされたデータを要求し(306)、及び/又は、ルックアップテーブル232のIPアドレスを更新するまで、待機を行う。要求が受信されると、データは、更新されたルックアップテーブル232のIPアドレスに配送される(307)。このサイクルは、配送が成功するまで繰り返される。配送状態データベース233の一部として、所定の時間までに配送されない所定のファイルは、システム管理者、好適にはデータの発生に注意が及ぶ。
【0147】
図8は、リモートモジュール又はワークステーション40を用いた図7〜10に関連して説明したポーリングシステム400の使用を示す。リモートシステム40は、インターネット接続を確立する(310)。リモートモジュール40は、中央データ管理システム330に接続する(311)。これに関して、リモートモジュール40と中央データ管理システム330との間の接続は、例えば、スタティク若しくは専用IPアドレス、フローティングIPアドレス又はインターネットサービスによって提供されるそれ以外のアドレスによって確立される。リモートモジュール40は、接続状態をモニタするとともにモジュールのIPアドレスを決定する接続状態モニタ401内のソフトウェアによってIPアドレスをチェックする(312)。上記ステップをこの順序で行う必要はない。例えば、これらのステップを逆に行ってもよい。
【0148】
リモートモジュールのIPアドレスを決定した後、中央データ管理システムのIPアドレスルックアップテーブル232が更新される(313)。これを、複数の手法で達成することができる。好適な実施の形態において、接続状態モニタ装置401は、更新されたIPアドレス情報を、直接又は内部ポーラ403を通じて間接的にIPノーティフィア/データリクエスタ403に供給する。内部ソフトウェアを通じて、IPノーティフィア/データリクエスタ402は、更新されたIPアドレス情報とともにルックアップテーブル232に信号送信を行う。
その後、ローカルモジュールは、(例えば、ローカルラインがオフラインである間に)配送キュー231に記憶された任意のデータを要求する(314)。要求は、既に説明したようにキューされたデータを要求する接続状態モニタ401又は内部ポーラ403によって構成されたIPノーティフィア/データリクエスタ402によって形成される。
【0149】
キューされたデータが存在する場合(315)、データは、ルックアップテーブル232に記憶された更新されたIPアドレスによって、配送キュー233から配送される。それに対して、中央データ管理システムが、データ配送用のIPアドレスルックアップテーブルを有しない場合、データ要求が送信されたIPアドレスが、データ配送に用いられる。データは、リモートモジュール40によって許容される(316)。その後、リモートモジュール40は、イベントを待機する(317)。データが存在しない場合(315)、リモートモジュール40は、イベントを待機する(317)。ポールイベントを、例えば、時間のプリセット感覚の終了、及び/又は、ブーティングや、リブーティングや、インターネットへの接続や、インターネットへの再接続や、再指定されたIPセッション番号のような他のイベントとすることができる。
【0150】
プッシュシステムが用いられる場合、ポールイベントを待機する間、このモジュールに配送すべき中央データ管理システムによって受信された任意のデータは、既に説明されたようにしてモジュールにプッシュされる。
例えばポール間隔の終端でポールイベントが生じると、システムは、IP接続状態をチェックする(318)。状態が変化しない場合、システムは、キューされたデータを要求し、314からの継続を行う。それに対して、プッシュシステムが用いられた場合、通信状態が変化せず、かつ、ルックアップテーブルに配置されたIPアドレスであるので、システムは、キューされたデータを要求する代わりに、次のポーリングイベントを待機し、すなわち、317に戻り、中央データ管理システムは、データを、受信したままで送信する。
【0151】
状態が変化し(319)、かつ、インターネット接続がない場合(320)、モジュールは、インターネット接続を再構成するよう命令される(310に戻る。)。インターネット接続が存在する場合(320)、ソフトウェアは、中央データ管理システム330との接続が存在するか否かをチェックするよう接続状態モニタに命令する。中央データ管理システムに対する接続が存在しない場合、ソフトウェアは、中央データ管理システムに対する接続を行うようシステムに命令し、ステップ311に戻る。データベース接続が存在する場合、ソフトウェアは、IPアドレスが変化したか否かを決定するよう接続状態モニタ401に命令する。IPアドレスが変化した場合、信号が中央データ管理システム330に送信されて、ルックアップテーブル232を新たなIPアドレスに更新し、サイクルがステップ313に続く。IPアドレスが変化しない場合、キューされたデータが要求され、サイクルがステップ314から続く。
【0152】
既に説明した本発明は、種々の形態をとることができ、種々の方法によって達成される。ポーリングシステムは、既に説明した本発明を達成する複数のソフトウェア及びハードウェア形態を具え、本発明の範囲内で想定される。ポーリングシステムを、単独で用いてもよく、既に説明したプッシュシステムと共に用いてもよい。他のイベントが、(リモート又はローカル)ビューイングシステムの形態又は特定の要求に応じてポール要求を開始してもよい。
【0153】
図11〜21を参照して、医療画像管理システムの他の実施の形態を説明する。典型的にはイメージングセンターにおけるシステム410は、ローカルワークステーション412を有するローカル医療イメージング装置411と、データセンタ440と、リモートビューア420とを具える。
【0154】
ローカルイメージング装置411はイメージフォーマッタ413に結合され、そのイメージフォーマッタ413は、イメージを、規格化されたマシン−読出し可能フォーマットのイメージフォーマットにフォーマット化するよう作動する。イメージフォーマッタ413は、イメージをそのような基準にフォーマット化するよう医療イメージング装置が配置される場合を除いて、ローカルワークステーション412に含まれる。好適には、イメージフォーマットをDICOMフォーマットとする。一旦フォーマット化されると、イメージファイルはローカルメモリ414に記憶される。イメージフォーマッタ413は、伝送フォーマッタ415に結合され、そのフォーマッタは、イメージファイルが添付される伝送プロトコルのメッセージを形成する。ある好適な実施の形態において、伝送フォーマットを、eメールフォーマットとする。伝送フォーマッタは、XMLや、添付されたものとしてのイメージファイルを有する無線メッセージのような、他の伝送プロトコルを使用してもよい。好適な実施の形態において、伝送フォーマッタ413は、伝送情報のヘッダを有するeメールと、メールを添付したイメージファイルを形成する。イメージファイルを、符号化されたMIMEとし、eメールを、SLLのようなセキュリティ伝送によって送信機416を通じてデータセンタ440に送信される。ソケットツール(Socket Tool)及びIP*ワークス(IP*Works)は、SSLを提供するソフトウェアプログラムの例示である。これは、ビューアに対しても提供される。eメールヘッダは、データセンタに対してアドレス指定されるとともにローカルワークステーション412からアドレス指定されるラインを有する。また、サブジェクトラインは、メッセージのタイプに関する情報を有する。ローカルワークステーション412からの画像の場合、eメールは、データセンタに対してアドレス指定され、サブジェクトラインは、アタッチメントがDICOMフォーマットファイルであることを表す。他のサブジェクトラインがアタッチメントを識別することもできる。サブジェクトラインは、状態情報、例えば、特定の画像又は検査に対する「受信した画像」又は「観察した検査」を有してもよい。
【0155】
ローカルワークステーション412は、ブラウザ/アドミニストレータ417、例えば、データ440の関連のあるデータベース447からのトラッキング及びシステム管理情報にアクセスするデータセンタ440のデータ管理部と通信を行うテレネット又はhttpも有する。システム管理論理449によって、ワークステーション412のブラウザ/アドミニストレータ417は、ワークステーション412から発生した画像ファイルに対応する不正確なルーティング情報を修正する。ブラウザ/アドミニストレータ417によって、ローカルワークステーション412は、データセンタ440に送信される画像ファイルの配送及び観察状態を観察することができる。イメージングセンタのデータ管理論理は、ルート要求のビューイング及び状態のトラッキング:あいまいなルート要求宛先の解明、例えば患者の優先順位が変わった場合における要求の再依頼、ユーザの患者及びIC優先順位テーブルのデータ保持及びレポートの実行を許容する。
【0156】
データセンタ440は、メッセージを送信し及び受信する送信機/受信機441を有する。好適な実施の形態において、送信機/受信機441を、eメールフォーマットを有するメッセージを送信し及び受信するよう配置したメールサーバ(好適にはSMTP/POP3サーバ)とする。送信機/受信機441を、XML,FTP,HTTP等のトランザクションエンジンとする。図11に示すように、送信機/受信機441は、ローカルワークステーション送信機及びリモートビューア420の送信機/受信機421に対してメッセージの送受信を行う。送信機/受信機441は、ユーザの割り当てられたロケーションの各々の各ユーザに対するメールボックス」をセットアップする。メッセージの送信準備ができると、メッセージをメールボックスに配置し、送信機/受信機441は、ビューアのメールクライアントからのポールリクエストを待機する。ポールリクエストを受信すると、送信機/受信機441は、特定のユーザロケーションによって収集されるために格納されたメッセージを伝送する。
【0157】
データセンタ440はプログラム論理442を有し、そのプログラム論理は、ファイル又は他のアタッチメントを有するメッセージ、関連のファイル及び情報を、適切なリモートビューアに送信し、ファイル又は他のアタッチメントの配送及び観察をトラッキングし、ファイル、他のアタッチメント及びトラッキング情報を関連のデータベース及びファイルシステムに格納する、等々。イメージファイル及び任意のオーバレイ又は次のアタッチメント、変更又は追加は、データセンタ440のファイルシステム448に記憶される。ファイルに関する情報、ヒストリ、ファイルシステム448のロケーション及び関連のアタッチメントのロケーションは、編成されて関連のデータベース447に格納される。
【0158】
メールは、データベースへの記憶が成功したときにのみメールボックスから削除される。アーカイバ450は、予め設定されたプロトコルによってアーカイブ記憶装置451のファイルシステム448にファイルを保管するよう配置される。アーカイバ450は、関連のデータベース447を見て、どのファイルが保管されていないか決定する。保管されていないファイルは、ファイルシステム448からコピーされ、保管される。データセンタ440は、データ管理論理449を有し、そのデータ管理論理449によって、関連のデータベース447のトラッキング情報にアクセスするとともに、ローカルワークステーションアドミニストレータが、確認されていないルート要求を適切なセキュリティクリアランスの下で修正する。
【0159】
プログラム論理442は、新たなメッセージに対して送信機/受信機441をチェックする探索機/抽出機443を有する。探索機/抽出機443は、通常のユーザのようにメールサーバにログインするが、ローカルイメージワークステーション412及びビューアからメッセージを受信するよう設計されたメールボックスの名前を用いる。次いで、探索機/抽出機443は、添付ファイルからキー情報を抽出し、ファイルシステム448のファイルを記憶し、かつ、関連のデータベース447のキー情報及びファイルシステム情報を記憶する。特に、探索機/抽出機は、確認すべきルーティング要求を用いてファイルをマークする。
【0160】
プログラム論理442は、ルート要求ベリファイア444も有する。ファイルに添付されたメッセージがセーブされるとともにルート要求がマークされた後、ルート要求ベリファイアは、ルート要求を識別し、ルートが有効であることを確認する。ルートが有効である場合、ファイルは、配送のためにマークされる。ルートが有効でない場合、ファイルは、データ管理の精査が必要であるものとしてマークされる。
【0161】
プログラム論理442はプリフェッチ論理445も有し、その論理は、ルートすべきファイル、例えば、以前の画像、他の患者情報、レポート、オーバーレイ、注釈等を検査と関連して識別する。プリフェッチ論理445は、配送のために識別されたファイルをマークし、ルート要求を実行し、それを自動的に識別する。ユーザ又はビューアには、見たいと思うフィルムを識別し又は取り出すブラウザを設ける。
プログラム論理442は配送論理も有し、その配送論理は、配送のためにマークされたファイルを識別し、メッセージへの添付及び適切なビューアへの配送のために送信者/受信者441にそれを提出する。
【0162】
図12に示す関連のデータベース447は、データセンタ440で維持すべき関連のデータベース447の主要素子を示す。関連のデータベースは、例えばオラクルデータベースシステムを用いて実現される。ある素子が他の素子すなわち直線ラインを有する素子とともにある関係を言及する「クロウフィート」(crows feet)を有するラインは、クロウフィート(「スレーブ」)を有する一方の「マスタ」となる。一つのマスタ記録は、零以上のスレーブ記録に対して存在する。例えば、患者は、零以上の検査を有し、検査は、零以上のシーケンスを有する。
【0163】
大抵の情報は、患者データ460と関連する。患者情報460は、患者及び情報を識別する他の患者のリストを有する。患者は、任意の数の検査461を有し、その各々は、任意の数のシーケンス462を有し、その各々は、任意の数の画像463を有し、その各々は、オーバレイ、レポート、ビデオ、音声、他のアタッチメントなどの任意の数のアタッチメント464を有する。
【0164】
ルート要求472は、画像463及びアタッチメント464の各々に対して保持される。患者、検査及びシーケンスを有する画像及びアタッチメントの関係によって、ルート要求472は、それに応じて患者460、検査461及びシーケンス462に関連付けられる。
トラッキングデータ473は、画像463、シーケンス462及び検査461に関連付けられる。
【0165】
不許可リスト470及び許可リスト471はそれぞれ、許可が決定される手段であり、すなわち、それは、所定の検査、シーケンス及び/又は画像の実行を許可するリストを有する。所定の患者に対して、任意の数の記録が、検査461、イメージングセンタ465及びプロフェッショナルユーザ467の組合せの表示を保持する。不許可リスト470の記録は、このイメージングセンタからのこの検査が所定のユーザに送出されないことを表す。許可リスト471の同一の記録は、送出を許可する。エントリの組合せは、患者が考え出すことができる任意の形態の許可を提供することができる。その優先順位は、フロントエンドシステム管理ツールを用いて、イメージングセンタ(IC)によって入力される。
【0166】
ユーザファイル467は、ビューアを操作する個々のリストを有する。ユーザ467とイメージングセンタ465の両方は、任意の数のロケーション468,466をそれぞれ有する。ユーザ468は、複数のロケーションに送出されたファイルを有し、イメージングセンサは、任意の数のテックステーション(tech station)及びフロントデスクステーションを有する。ユーザ優先順位は、ユーザデータベース468に格納される。優先順位は、ファイルを送信するとき、すなわち、放射線技師に精査された後、どのキー画像を送信すべきか、等々を有する。ユーザ467には、優先順位、例えば、送信するとき及び場所、どの日にどの画像をどのユーザロケーションに送信するかを変更する機能を与えられる。ユーザは、一つ以上のロケーションのユーザをアドレス指定するのに用いられる複数のユーザタグ469を有する。タグ469は、各ユーザを言及する互いに相違する方法の各々のリストを有する。ユーザは、互いに相違するイメージングセンタで互いに相違するネームを用いることができる。タグを、特定のイメージセンタに関連付けることができる。
【0167】
アーカイブレストア要求474を、検査461、シーケンス462、画像463及びアタッチメント464に関連付ける。アーカイブ論理は、オブジェクトを記録保管するとともにそれをオンライン記憶装置からオフライン記憶装置までコピーするときを決定する。これは、アーカイブ/リストア要求テーブル474にアーカイブ要求を配置することによって行われる。これが生じると、データベースの記録は、「記録保管された」ものとしてマークされる。この点に関して、二重コピーが、アーカイブ及びファイルシステムに存在する。アーカイブ論理は、記録保管されたファイルをファイルシステムから削除するときも決定する。その後、ファイル又はオブジェクトは、「削除された」ものとしてマークされ、それは、ファイル又はオブジェクトが記録保管されるがファイルシステムにないことを意味する。ファイルが削除されると、ファイルは、アーカイブ/リストア要求テーブルのオブジェクトに対するリストア要求をリストすることによってリストアされる。アーカイブ論理は、テーブルをチェックし、ファイル又はオブジェクトをアーカイブからフェッチし、それをファイルシステムにセーブする。リストアされた状態は、記録されたオブジェクト(すなわち、画像又はアタッチメント)に対してトラッキングデータベース473に示される。
【0168】
図13を参照すると、アーカイブ451が図示され、この場合、デジタル画像ファイル及びアタッチメント(例えば、オーバレイ、レポート等)が、データセンタに関連して画像ファイルの記憶寿命の間保持される。アーカイブ451を、好適にはオフサイト記憶装置とし、それは、機械的なテープ記憶装置591、記憶制御のためにテープにアクセスし及びテープを移動する機械的な装置592及び読出し装置593を有する。記憶制御及び読出し装置は、データセンタの記録保管機能を制御するデータセンタアーカイバに結合される。テープ記憶装置591はテープ1〜nを保持する。各テープは、アーカイブリストア要求データベース474に記憶された独自の識別子を有し、それは、特定の検査センタのイメージングマシン及びイメージング方式、例えば、MRI,CT、超音波等も識別する。例えば、テープ1は、イメージングセンタ1のMRI番号1に対応する独自の識別子(“UID”)No.1を有する。テープ2は、センタ1のMRI2に対応するUID2を有し、テープ3は、イメージングセンタ2のCT1に対応するUID3を有し、テープ4は、センタ2のMRIマシン1に対応するUID4を有する。アーカイブ451は、アーカイブされたファイルに対して、データセンタ440のアーカイバ450からの要求を受信する。(UIDによって識別される)アーカイブされたファイルのテープのロケーションが、関連のデータベース447内のアーカイブ/レストア要求データベース474に記憶される。記憶制御及び読出し装置593は、機械的な装置592を指導して、記憶装置591の記憶位置からテープを探索するとともにテープをリーダ593に配置し、この場合、適切な画像ファイルが、アーカイバ450を通じて中央データベースに送信される。その後、画像ファイルは、ここで説明したようにしてデータセンタ440に送出される。
【0169】
図11に示すように、ビューア420の好適例は、メッセージを送信し及び受信する送信機/受信機421を具える。好適例において、送信機/受信機421は、メールクライアントとしての役割を果たす。送信機/受信機421は、配送の準備ができているメッセージに対するデータセンタを典型的には予め設定された時間間隔でポールするポーリング装置を有する。好適な実施の形態において、ビューアは、到来するメールに対するデータセンタ440の指定されたPOPサーバのeメールを周期的にチェックする。ビューアは、到来するeメールをチェックし、アウト状態(out status)のeメールをデータセンタ440に戻す。送信機/受信機421はエンコーダ/デコーダ422に結合され、それは、配送のために送信フォーマットにフォーマットされた受信メッセージを復号化し、送信すべきメッセージに添付するためにファイルを符号化する。メッセージが受信され及び復号化されると、記憶及び抽出論理423は、関連のデータベースを有するビューアデータベース424に画像ファイルを格納し、イメージファイルからキー情報を抽出し、それを関連のデータベースにセーブする。関連のデータベースは、例えば、患者、検査、シーケンス及び画像に基づいて画像を編集する。検査に関連する情報、例えば、関係のある医師、日付、イメージセンタ、処置等を記憶してもよい。サイズ、画像のタイプ、高さ、幅、向き、位置等の種々の画像情報を含めてもよい。ビューイングステーション425のユーザは、ユーザを待機するビューアデータベース424に格納されたファイルを、ユーザがファイルを必要とするときに開く。ファイルは、アクセス(AccessTM)データベースのような関連のデータベースを通じてアクセス可能である。ユーザ入力装置426によっ。て、ユーザは、ビューイングステーション425を選択するとともに画像482を観察し、所望に応じて種々のアプリケーションを用いながら画像483を処理する。ユーザ入力装置426は、オーバレイ(典型的には放射線技師又は他の内科医によって画像上に配置された画像のマーク)、音声、テキストビデオ等のアタッチメント又は観察されたファイルに対する他のアタッチメントの生成も許容し、それを、データセンタ440を通じて他のユーザに送出され又は格納する。
【0170】
図14は、本発明の好適な実施の形態によるローカルワークステーションを通じたデータのフローを示す。医療イメージング装置411は、検査500を形成する画像すなわち画像のシーケンスを取得する。一つ以上の画像は、標準化された画像フォーマット501に変換される。好適な実施の形態において、画像フォーマットをDICOMフォーマットとする。DICOMフォーマットは、画像データと、イメージングセンタ、関係のある内科医、放射線技師、患者、画像情報、シーケンス情報、検査情報等の他の情報とを有する。
【0171】
その後、画像ファイルは、ローカルメモリ414に格納される(502)。配送情報及びアタッチメントのタイプ、すなわち、この場合には画像ファイルの識別を有するヘッダを持つ標準的な送信フォーマットを用いて、メッセージが形成される(503)。好適な実施の形態において、送信規格をeメール規格とする。ヘッダは、データセンタに対して及びラインからアドレス指定されたアドレスラインを有し、イメージングセンタを識別する。一般に、本発明のシステムにおいて、サブジェクトラインは、アタッチメントのタイプを表現し又は状態情報を提供し、コンテントは、アタッチメントを有し、状態メッセージの場合には空である。イメージングセンタからメッセージを配送する際のeメールメッセージは、アタッチメントを画像として識別し、コンテントとして画像を添付する。
【0172】
次いで、送信のためにメッセージが符号化される(504)。好適な実施の形態において、DICOM画像ファイルは、インターネットのeメール送信に対してMIME符号化される。UUENCODEような他のフォーマットも本発明によって想定される。次いで、MIME符号化メッセージが、セキュリティ送信を通じてデータセンタ505に送信される。一実施の形態において、セキュリティ送信はSSLを用いる。
【0173】
図15及び16は、画像及び関連の情報を送出し、記憶し及びトラックするデータセンタ440の好適な使用を示すフローチャートである。メッセージは、送信機/受信機441、好適にはメールサーバによって受信される(540)。メッセージを、ローカルワークステーション412からの画像、放射線技師からのレポート、放射線技師、内科医、他のユーザ、音声、テキスト若しくは他のアタッチメントからのオーバレイ、又はトラッキング情報を表す状態メッセージとする。送信機/受信機441は、メッセージ541を処理するためにプログラム論理442を待機する。探索機/抽出機443は、メッセージが受信されたか否かを見るために周期的にチェックを行う。メッセージが受信されると、メッセージを探索し(511)、メッセージファイルからのキー情報及び送信ヘッダを抽出する(512)。メッセージが状態情報である場合(513)、状態情報を、関連のデータベース447のトラッキングファイル473に格納する(514)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、探索機/抽出機443は、メッセージの待機がなくなるまで探索/抽出ステップを繰り返す。メッセージが状態情報でない場合(513)、メッセージアタッチメントはファイルシステム448に格納される。抽出されたキー情報及びファイルシステムロケーションは、関連のデータベース447の適切なロケーションに記憶される(516)。探索機/抽出機443は、ユーザ及びロケーション優先順位517、例えば、配送ロケーション、タイミング、いずれかの画像の仕様、レポートが存在する場合のみの送信の要求等もチェックする。探索機/抽出機443は、宛先及びユーザに基づく送出要求のセットアップも行い、それは、送出要求テーブル472又は関連のデータベース447に格納される。
【0174】
メッセージに添付されたファイルが画像ファイル以外のものである場合(519)、メッセージは、配送のためにマークされ、トラッキング情報が記憶される(520)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、メッセージが探索され、探索/抽出ステップが繰り返される。添付されたファイルが画像である場合(519)、検証のためにマークが行われる(522)。その後、他の任意のメッセージが存在するか否か判断する(521)。他の任意のメッセージが存在する場合(521)、メッセージが探索され(511)、探索/抽出ステップが繰り返される。
【0175】
受信されたメッセージが探索された後、送出要求ベリファイア444は、検証のためにマークされた任意のメッセージをチェックする(523)。任意のメッセージがない場合、プログラム論理は、プリフェッチ論理445に移る。検証のためにメッセージがマークされた場合(523)、送出要求ベリファイア444は、先ず、特定されたユーザがユーザタグリスト469にあるか否かチェックする。その後、送出要求ベリファイアは、患者460及び/又はイメージングセンタ465に対する許可リスト471又は不許可リスト470にユーザ467又は検査461が存在するか否か決定する。送出要求が有効でない場合(525)、送出要求は、レビューのためにマークされる。送出要求が記憶され(527)、論理は、他の認証要求をみる(528)。他の認証要求が存在する場合、再び認証ステップに従う。そうでない場合、プログラマブル論理442は、プリフェッチ論理445に移る。
【0176】
送出要求が良好である場合(525)、ファイルは、送出要求にフラグを立てることによって配送のマークを行う。その後、配送フラグが送出要求データベース530に格納される。他の認証要求は、更なる認証要求が送出要求中になくなるまで処理され(528)、この際、プログラマブル論理442は、プリフェッチ論理445に移る。
【0177】
プリフェッチ論理445は、配送のための関連の患者情報ファイルを見つける。その最中において、ユーザ又はロケーション優先順位の論理チェックを行う。一旦、配送のための関連のファイルが識別されると、プリフェッチ論理445は、送出要求を形成し、配送のためのファイルをマークする(532)。その後、配送論理は、配送のためにマークされたファイルを見つけ、それを送信機/受信機533に送出する。プログラム論理442は、典型的には予め設定された期間後に再びプロセスを開始する。プログラム論理が実行されない場合、データセンタ440は、アーカイバ450でアーカイブ論理を実行する。
送信機/受信機441は、送出されたメッセージを受信し(542)、メッセージを送信する(545)前にビューア420からのポール要求を待機する。その後、標準的なeメールプロトコルを用いたメッセージは、大抵の隔壁(firewall)を通過することができる。
【0178】
図17は、ビューア420のデータのフローを示す。ビューア送信機/受信機421は、準備メッセージ560に対してデータセンタをポールするポーラを有する。典型的には、予め設定された間隔で又はそのようなログインでイベントが生じたときにポーリングが生じる。その後、送信機/受信機421は、メッセージ561を受信し、受信状態をデータセンタ562に送信する。好適な実施の形態において、送信機/受信機421を、メール用のメールサーバをポールするメールクライアントとする。メールは、eメール規格プロトコル、例えば、POP3を用いて送信される。送信機/受信機421は、各イメージを受信したというコンフォメーションを戻す。eメールに対するアタッチメントは復号化され(563)、その結果、それは、マシン読出し可能画像フォーマットとなり、キー情報が抽出される(564)。ファイル及びキー情報は記憶され(565)、ユーザは、それ自体のデータベースで編集される際にファイルにアクセスすることができる。ユーザが画像のレビューの準備をすると、ユーザは、ビューア425の記憶ファイルを開く(566)。検査の最初のビューイングである場合(567)、状態メッセージは、検査がビューされたデータセンタに送信される(568)。ユーザが記憶ファイルを開くと、画像が表示される(569)。ユーザは、好適にはビューアで利用できる種々のアプリケーションを用いて画像を処理する。ユーザは、ユーザ入力装置426を通じてオーバレイ又はアタッチメントを入力する(570)。オーバレイ又はアタッチメントの任意の入力は、先ず、メモリ571に記憶され、その後、メッセージを通じて配送されるよう符号化される(572)。その後、ファイルは、送信機/受信機421に送信され、それは、メッセージをデータセンタ573に送信する。
【0179】
図18は、ビューア420の後処理及び前処理の図である。前処理481において、ユーザはビューイングステーション425にインタフェースして、メッセージのビュー及び受信のための検査のビュー482、画像ファイルの処理483、照会(referrals)の送信484及び優先順位の設定485を行うとともに、オーバレイ、テキスト、他のアタッチメント等のオブジェクトの送信486を行う。これらプロセスは、関連の又は観察中のユーザによって行われる。そのアクションによって、ビューアデータ記憶装置424からの情報にアクセスし、又は送信すべき情報をデータセンタ及び他のビューア又はイメージングセンタに送信する。この情報は、ユーザによって送信され、データ記憶装置に記憶され、ユーザによってビューされない後処理487を用いてデータセンタに送信される。オブジェクト送信メッセージ488、参照メッセージ489、優先順位メッセージ490及び状態メッセージ491を、ビューアによって発生し、送信プロトコル、好適にはeメールプロトコルによってデータセンタに送信される。さらに、後処理487において、ビューア420は、メッセージの準備に対して周期的にデータセンタ440をポーリングし、そのメッセージを受信し、キー情報を抽出し、ユーザ480が画像をビューする準備ができているときにユーザ480によってビューするために画像ファイル及びキー情報をデータ記憶装置424に記憶する(492)。したがって、ユーザ480は、イメージファイルを探索するためにログインを必要としない。イメージファイルは、ユーザがそれをビューすることを所望する際に十分にユーザを待機する。
【0180】
ビューアに対して指定されたファイルの全て又は一部のダウンロードをデータセンタに要求する機能もビューアに設けられる。例えば、ビューアは、特定の月に対してファイルの全てのダウンロードを要求する。そのような例において、例えばイメージングセンタのブラウザと同様なブラウザを用いて、システム管理機構をビューアに設ける。ビューアは、ファイルを記憶するためにそれ自体のデータベースを用いるとともにバックアップとしてデータセンタを用いることもできる。
【0181】
イメージファイルのパッケージ化及び記憶に適合したデータをインポートし、パッケージし及び記憶する他のシステムを、ビューアに設けることもできる。したがって、入力部493は、ビューアデータベース記憶装置424に結合される。入力部493を、物理的な媒体、例えば、CD−ROMドライバ、フロッピィ、ZIPドライブ、ローカルネットワークドライブ等のようなデータ入力装置、テキストや画像を走査するスキャナ、又はデジタルカメラなどの撮像装置の出力部に結合する。入力部によって、患者又は検査に関連したファイルを入力することができる。ユーザ480は、キー情報を、例えば患者検査に関連したビューアデータベース記憶装置424に入力する。キー情報は、関連のデータベースに格納され、データセンタからデータベースに送信される画像又は検査に関連したキー情報と同様に入力データに関連させる。したがって、入力ファイルを、パッケージ化し、ここで説明したオーバレイなどと同様にしてデータセンタを通じて配送を行う。
【0182】
図19は、送信用のパッケージング画像ファイルの例を示す。メッセージA〜Dは、画像ファイルを送信するのに使用されるヘッダ(この場合、「行き先」、「起点」、「サブジェクト」を有する。)と、アタッチメントと、データセンタからの状態メッセージとを有する。「行き先」ラインを、メッセージを受信するよう許可された一つ以上のビューアのアドレスとする。「起点」ラインは、データセンタのアドレスを示す。「サブジェクト」ラインを、ファイル又は状態メッセージのタイプを識別するとともにアタッチメント又はメッセージに関連した特定の画像、検査又は他のパラメータを識別する識別情報を提供する。例えば、メッセージAは、アタッチメントが画像であること(“image”)を表す。ヘッダは、添付された特定の画像に割り当てられた独自の番号である画像独自の識別番号(“imageuid”)も有する。この特定の例において、”imageuid”は、送信メッセージがイメージングセンタで編集される際に、DICOM画像ファイルから抽出され、かつ、ヘッダに配置される。次いで、メッセージはデータセンタに送信される。データセンタは、ここに記載したように、ヘッダを用いてメッセージをビューアに送出する。メッセージAのコンテンツを、メッセージに添付されたDICOMイメージファイルとする。メッセージBのサブジェクトラインは、アタッチメントがレポートであること(“report”)を表す。広域的な独自の識別子(“guid”)は、レポートに対応して発生する。ソフトウェアが、例えばマイクロソフトから利用でき、これによって、広域的な独自の識別子が発生する。広域的な独自の識別子は、検査独自識別子(“studyuid”)に沿ってヘッダに含まれ、それは、DICOMファイルから抽出される。”studyiud”は、DICOM画像ファイルの一部として設けられた識別情報の一部である。この情報は、ビューアの画像ファイルから抽出され、この場合、レポートは、典型的には、検査をビューする際の放射線技師によって編集される。ビューアは、DICOMファイルから抽出されたstudyiudを有するレポートに対するヘッダを自動的に編集する。メッセージBの「コンテンツ」を、固有の(native)レポートファイルとする。メッセージCは、report guidによってサブジェクトラインで識別されたレポート及び関連のstudyiudを除去すべきであること(“del”)を表す状態メッセージである。メッセージCの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報がサブジェクトラインに含まれるからである。メッセージDは、メッセージに対するアタッチメントがオーバレイ(“overlay”)であることを表し、オーバレイが”guid”を有し、アタッチメントを、imageuidによって識別された画像に関連させる。ビューアにおいて、オーバレイに対する広域的で独自の識別子を構成し、guidをヘッダに配置する。オーバレイは、オーバレイが形成されたときに開かれる特定の画像に対応する。画像の独自の識別子”imageuid”は、少なくとも画像が最初からパッケージされたときにDICOMファイルから抽出される。画像及び関連の情報は、データセンタの関連のデータベースに記憶され、画像は、許可された受取人に送出される。DICOMファイルが、imageuid及びstudyuidを有する識別情報を有するので、データセンタ及びビューアは、イメージファイルから情報を抽出し又はイメージングセンタからの本来のメッセージのヘッダに配置されたイメージファイルから抽出した情報を使用するようにプログラムされる。いずれの場合も、抽出された識別情報は、メッセージヘッダで用いられる。メッセージDの「コンテンツ」は、実際のCアーカイブオーバレイファイル(CArchive overlay file)である。
【0183】
図20は、ビューアからの画像ファイル、アタッチメント及び状態メッセージを送信するのに用いられるヘッダの例を示す。「行き先」ラインは、メッセージが送信されるデータセンタアドレスを表す。「起点」ラインは、メッセージを送信する一つ以上のビューアのアドレスである。「サブジェクト」ラインは、ファイル又は状態メッセージのタイプを識別する。メッセージAは、アタッチメントがレポートであることを表し、レポート”guid”及び関連の”studyuid”を有する他の識別情報を有し、それは、レポートが最初に開かれたときに開いた少なくとも一つの検査の画像から取得される。メッセージAの「コンテンツ」を、本来のファイルレポートとする。メッセージBは、guidによって識別されたレポート及び対応するstudyuidを除去すべきであることを表す常態メッセージである。メッセージBの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報がサブジェクトラインに含まれるからである。メッセージCは、アタッチメントがオーバレイであることを表す。イメージファイルを開くとともにオーバレイが形成され、オーバレイをメッセージに添付すると、関連の画像ファイルの独自の識別子umaguidが、ヘッダに配置される。メッセージCの「コンテンツ」は、Carchiveのオーバレイファイルである。メッセージDは、imaguidによって識別された特定の画像がビューアによって受信されたことを表す状態メッセージである。メッセージEは、studyuidによって識別された検査がビューされたことを表す状態メッセージである。検査からの画像が開かれると、studyuidが、DICOMファイルから抽出されるとともに、状態メッセージのヘッダに配置される。メッセージFは、オーバレイguid及びimagiudによって識別された特定のオーバレイを受信したことを表す状態メッセージである。メッセージGは、レポートguid及びstudyguidによって識別されたレポートがビューアによって受信されたことを表す状態メッセージである。メッセージHは、例えば対応するstudyuidをビューアが利用できない又はstudyuidが配送されなかったために特定のレポートの配送を失敗したことを表す状態メッセージである。メッセージIは、例えば対応する画像をビューアが利用できない又は画像がビューアに配送されなかったためにguid及びimageuidによって識別された特定のオーバレイの配送を失敗したこと表す状態メッセージである。メッセージD〜Iの「コンテンツ」は空である。その理由は、状態メッセージの情報が、対応するサブジェクトラインに含まれるからである。
【0184】
図21を参照すると、メッセージのようなオブジェクトをパッケージするパッケージングシステムの例を示す。パッケージすべきオブジェクトの一例を、DICOM画像ファイル、特定の画像に関連したオーバレイ注釈、例えば患者検査又は画像に関連した音声注釈、ビデオクリップ、デジタル化された写真等とする。添付すべきオブジェクトを取得する(581)。メールメッセージは、アタッチメントとしてオブジェクトとともに構成される。図19及び20に示すような関連のDICOMファイル及びオブジェクトタイプの識別から発生し及び抽出した独自の識別子を用いて、サブジェクトラインを構成する(583)。次いで、メッセージが、SSLのようなセキュリティ送信を用いたSTMPによって送信される(584)。
【0185】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療画像管理システムの線形的な概観を示す。
【図2】電子画像及びそれに関連した他のヘッダ情報を有する電子記録の線形図を示し、この場合、図1のシステムによってリモートロケーション間の通信が行われる。
【図3】本発明によって用いられるローカルイメージワークステーションに対するハードウェアの斜視図である。
【図4】画像にアクセスするのに必要な複数の医療イメージングセンタ及び複数のリモート関係者とインターネットを通じて相互作用する本発明の管理システムの線形図を示す。
【図5A】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5B】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5C】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図5D】本発明による医療画像の電子記録に関連したアクセス、転送、記憶及びヒストリ記録を管理する本発明のシステムを用いた種々のシーケンスモデルを示す。
【図6】本発明による医療画像管理ASPシステムの使用に関連する有用なコストフローの線形的な概観を示す。
【図7】医療情報及び図10のポーリングシステムを用いた本発明の他の実施の形態の関連情報を記憶し、送信し、受信し及びトラッキングする方法及びシステムの線形図を示す。
【図8】図7で説明したポーリングシステムを用いた方法の線形図を示す。
【図9】図10に示すポーリングシステムを用いた図7に関連して説明した実施の形態のシステム及び方法の線形図を示す。
【図10】本発明の他の実施の形態のポーリングシステムの線形図を示す。
【図11】本発明の他の実施の形態の医療画像ファイル管理システムの線形図を示す。
【図12】図11の医療画像ファイル管理システムの関連のデータベースの詳細図である。
【図13】本発明のアーカイバの線形図である。
【図14】本発明のイメージングセンタのローカルワークステーションの情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15A】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図15B】本発明のデータセンタの実施の形態の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図16】図14のデータセンタの送信機/受信機の情報のフローを例示するフローチャートである。
【図17】本発明のビューアの情報のフローを例示するフローチャートである。
【図18】本発明のビューアの後処理及び前処理の線形図である。
【図19】データセンタからビューアに配送したパッケージメッセージを用いたヘッダの一例のチャートである。
【図20】ビューアからデータセンタに送信されるパッケージメッセージに用いたヘッダの一例のチャートである。
【図21】送信のためにオブジェクトをパッケージする本発明のパッケージングシステム及び方法を示すフローチャートである。
Claims (74)
- 電子画像に関連するオブジェクトに対する医療画像電子パッケージであって、
ヘッダ及び添付されたオブジェクトファイルを有するメッセージを具え、
そのオブジェクトファイルが、画像に関連するとともに前記電子画像を独自に識別する情報を識別する電子ファイルを具え、
前記ヘッダが、宛先識別子、発生識別子及びアタッチメント識別子を具え、そのアタッチメント識別子が、前記メッセージに添付されたオブジェクトファイルのタイプを識別するよう構成したオブジェクトタイプ識別子と、前記識別情報の一部とを具え、前記識別情報の一部を、前記オブジェクトファイルから抽出したことを特徴とする医療画像電子パッケージ。 - 前記オブジェクトファイルが、DICOM画像ファイルを具え、前記識別情報が、画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、前記画像独自の識別子を具えることを特徴とする請求項1記載の医療画像電子パッケージ。
- 前記オブジェクトファイルが、オーバレイ注釈ファイルを具え、前記識別情報が、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した画像ファイルに関連する画像独自の識別子を具え、前記識別情報が、独自のオーバレイファイル識別子と、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した前記画像ファイルに対応する前記画像独自の識別子を具えることを特徴とする請求項1記載の医療画像電子パッケージ。
- 前記画像が少なくとも一部の検査を形成し、前記オブジェクトファイルが、前記検査に関連したレポートを具え、前記識別情報が、前記レポートに関連した検査に対応する検査独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、独自のレポート識別子と、前記レポートに関連した前記検査に対応する前記検査独自の識別子を具えることを特徴とする請求項1記載の医療画像電子パッケージ。
- 前記メッセージを、送信のためにSMTPによってフォーマット化したことを特徴とする請求項1記載の医療画像電子パッケージ。
- 電子画像ファイルに関連するオブジェクトファイルを電子的にパッケージするパッケージシステムであって、前記電子画像ファイルが、前記イメージファイルを独自に識別する識別情報を有し、前記パッケージシステムが、
送信すべきメッセージを発生するメッセージ発生器と、
そのメッセージ発生器を、送信のために前記メッセージにオブジェクトを添付するよう構成し、
前記メッセージ発生器がヘッダ発生器を具え、そのヘッダ発生器を、アタッチメント識別子を発生するよう配置し、そのアタッチメント識別子が、前記メッセージに添付したオブジェクトのタイプを識別するオブジェクト識別子と、前記画像ファイルを独自に識別する識別情報の一部を有する独自の識別子とを具えることを特徴とするパッケージシステム。 - 前記オブジェクトファイルが、DICOM画像ファイルを具え、前記識別情報が、画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、前記画像独自の識別子を具えることを特徴とする請求項6記載のパッケージシステム。
- 前記オブジェクトファイルが、オーバレイ注釈ファイルを具え、前記識別情報が、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した画像ファイルに対応する画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、独自のファイル識別子と、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した前記画像ファイルに対応する前記画像独自の識別子とを具えることを特徴とする請求項6記載のパッケージシステム。
- 前記画像が、少なくとも一部の検査を形成し、前記オブジェクトファイルが、前記検査に関連したレポートを具え、前記識別情報が、前記レポートに関連した検査に対応する検査独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、独自のレポート識別子と、前記レポートに関連した前記検査に対応する前記検査独自の識別子とを具えることを特徴とする請求項6記載のパッケージシステム。
- 電子画像ファイルに関連するオブジェクトファイルを電子的にパッケージする方法であって、その電子画像ファイルが、前記画像ファイルを独自に識別する識別情報を有し、
添付すべきオブジェクトファイルを取得するステップと、
前記メッセージに添付されたオブジェクトファイルとともにメッセージを構成するステップと、
アタッチメント識別子を有するヘッダを形成し、そのアタッチメント識別子が、前記メッセージに添付されたオブジェクトのタイプを識別するオブジェクト識別子と、独自に画像ファイルを識別する識別情報の一部を有する独自の識別子とを有するステップとを具える方法。 - 前記メッセージをeメールメッセージとし、SMTPによってメッセージを送信するステップを更に具えることを特徴とする請求項10記載の方法。
- 前記オブジェクトファイルが、DICOM画像ファイルを具え、前記識別情報が、画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、前記画像独自の識別子を具えることを特徴とする請求項10記載の方法。
- 前記オブジェクトファイルが、オーバレイ注釈ファイルを具え、前記識別情報が、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した画像ファイルに対応する画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、独自のオーバレイファイル識別子と、前記オーバレイ注釈ファイルに関連した前記画像に対応する前記画像独自の識別子とを具えることを特徴とする請求項10記載の方法。
- 前記画像が、少なくとも一部の検査を形成し、前記オブジェクトファイルが、前記検査に関連したレポートを具え、前記識別情報が、前記レポートに関連した検査に対応する検査独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、独自のレポート識別子と、前記レポートに関連した前記検査に対応する前記検査独自の識別子とを具えることを特徴とする請求項10記載の方法。
- 電子画像ファイルに関連するオブジェクトファイルのビュー状態に関する状態情報を有するメッセージを発生する、医療画像ビューアの状態メッセージ発生器であって、前記電子画像ファイルが、独自に前記画像を識別する識別情報を有し、前記状態メッセージ発生器が、
前記ビューアでオブジェクトファイルを開いたときに状態メッセージを発生するよう構成したメッセージ発生器と、
そのメッセージ発生器がヘッダ発生器を具え、そのヘッダ発生器が、ビューしたオブジェクトのタイプを識別するオブジェクト識別子と、独自に前記画像ファイルを識別する識別情報の一部を具える独自の識別子を発生することを特徴とする状態メッセージ発生器。 - 前記オブジェクトファイルが、DICOM画像ファイルを具え、前記識別情報が、画像独自の識別子を具え、前記識別情報の一部が、前記画像独自の識別子を具えることを特徴とする請求項15記載の状態メッセージ発生器。
- リモートビューアを具える医療画像ビューイングシステムであって、
インタフェースを通じて中央データベースから電子画像ファイルを受信するよう構成され、その画像ファイルが画像データ及びキー情報を有する画像受信機と、
前記画像データ及び前記キー情報を記憶し及び関連づけるよう構成した関連のデータベースと、
前記画像ファイルからキー情報を抽出するとともに、前記画像データ及びキー情報を記憶し及び関連づける抽出機と、
前記ビューアにアタッチメントを入力するよう構成され、そのアタッチメントを前記画像ファイルに関連づける入力装置と、
前記リモートビューアから前記中央データベースへの配送のために送信可能なパッケージで前記アタッチメントをパッケージするよう配置して、前記アタッチメントを前記中央データベースの画像ファイルに関連づけるパッケージングシステムとを具えることを特徴とする医療画像ビューイングシステム。 - 前記パッケージが前記キー情報を有することを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記キー情報が、前記画像ファイルに対応する独自の画像識別子を具えることを特徴とする請求項18記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記画像ファイルを、少なくとも検査の一部とし、前記キー情報が、前記検査に対応する独自の検査識別子を更に具えることを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記パッケージを、公衆通信システム上でセキュリティ送信を行うようフォーマット化したことを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記アタッチメントが前記関連のデータベース上で前記画像ファイルに関連するよう前記アタッチメントを記憶するアタッチメント記憶装置を更に具えることを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記アタッチメントをオーバレイとしたことを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記アタッチメントをテキストレポートとしたことを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記パッケージが、eメールヘッダ及びアタッチメントを具え、前記ヘッダが、アタッチメントのタイプを識別する識別情報を有することを特徴とする請求項18記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記受信機が、前記画像ファイルを前処理で受信するよう構成され、前記画像受信機が、前記中央データベースから送信するために待機する画像ファイルを要求するデータリクエスタを具えることを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記抽出機が、前記画像ファイルからキー情報を抽出するとともに、前記画像情報及びキー情報を後処理で前記関連のデータベースにおいて格納し及び関連づけることを特徴とする請求項17記載の医療画像ビューイングシステム。
- リモートビューアを具える医療画像ビューイングシステムであって、
リモートインタフェースを通じて中央データシステムから電子画像ファイルを受信し、その画像ファイルが、画像データ及びキー情報を有し、後処理で画像ファイルを受信する画像受信機と、
前記画像データ及び前記キー情報を記憶し及び関連づける関連のデータベースと、
前記画像ファイルからキー情報を抽出するとともに、後処置で前記画像データ及び前記キー情報を前記関連のデータベースに対して記憶し及び関連づける抽出機と、
前記関連のデータベースと通信を行う表示装置と、
前記関連のデータベース及び前記表示装置に結合され、前処理中にユーザが前記データベースから画像を選択することができ、前記画像を可視のフォーマットで前記表示装置に表示するユーザ入力装置と、
前記ユーザ入力装置で画像ファイルが開かれたときに状態メッセージを発生する状態メッセージ発生器と、
リモートインタフェースを通じて状態メッセージを前記中央データシステムに送信する送信機とを具え、
前記状態メッセージ発生器が、前記状態メッセージを前記送信機に送信することを特徴とする医療画像ビューイングシステム。 - 前記状態メッセージ発生器が、後処理で動作することを特徴とする請求項28記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記ユーザ入力装置へのユーザ入力を有する画像注釈を形成する画像入力アノテータを更に具えることを特徴とする請求項28記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記画像ファイルアノテータが、前処理で動作することを特徴とする請求項30記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記注釈を画像オーバレイとしたことを特徴とする請求項30記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記注釈をテキストアタッチメントとしたことを特徴とする請求項30記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記ビューア受信機が、前記画像ファイルを前記ビューア受信機に送信するよう前記中央データセンタに要求を行うリクエスタを更に具えることを特徴とする請求項28記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記リクエスタが、予め設定されたイベントの発生の際に前記画像ファイルに対する前記中央データシステムに要求を行うことを特徴とする請求項34記載の医療画像ビューイングシステム。
- 前記予め設定されたイベントを、予め設定された時間間隔の満了としたことを特徴とする請求項35記載の医療画像ビューイングシステム。
- 医療画像管理システム用の中央データシステムであって、
キー情報を有する電子医療画像を電子医療画像ファイル送信機から受信し、その電子医療画像ファイル送信機を、医療イメージング装置に関連させ、前記キー情報を有する電子画像ファイルを中央データシステムに送信する受信機と、
前記電子画像ファイルを、リモートインタフェースを通じて画像ビューアに送信する送信機と、
前記電子画像ファイルに関連したキー情報を記憶し、トラッキングデータベースを有する関連のデータベースと、
前記画像ファイルから前記キー情報を抽出し、前記キー情報を前記関連のデータベースに記憶し、前記画像ファイルを、前記画像ファイルを宛先のリモートビューアに送信する送信機に送信する画像記憶及び送出システムとを具え、
前記受信機が、前記画像の送信状態に対応する画像ビューアから状態メッセージを受信し、前記トラッキングデータベースが、前記画像の送信状態に関連した情報を格納することを特徴とする中央データシステム。 - 医療画像管理システム用の中央ファイルシステムであって、
電子医療検査送信機から、検査の電子医療画像ファイルを受信し、前記画像ファイルが、前記画像ファイルを独自の検査に関連づける情報を有するキー情報を有し、電子医療画像ファイル送信機を、医療イメージング装置に関連させ、前記キー情報を有する電子画像ファイルを中央データシステムに送信する受信機と、
電子画像ファイルを有する独自の検査を、リモートインタフェースを通じてイメージビューアに送信する送信機と、
前記電子画像ファイルに関連したキー情報を格納し、前記送信機から送信された画像をトラッキングするトラッキングデータベースを有する関連のデータベースと、
前記画像ファイルからキー情報を抽出し、前記キー情報を前記関連のデータベースに記憶し、かつ、前記画像ファイルを、前記画像ファイルを宛先のリモートビューアに送信する送信機に送信する画像記憶及び送出システムとを具え、
前記受信機が、前記独自の検査の少なくとも1枚の画像のビューイング状態に対応する画像ビューアから状態メッセージを受信し、前記トラッキングデータベースが、前記画像のビューイング状態に関連した情報を記憶することを特徴とする中央ファイルシステム。 - 医療画像ファイル管理システムであって、
電子医療画像ファイル送信機から、キー情報を有する電子医療画像ファイルを受信する受信機を具え、その電子医療画像ファイル送信機が、医療イメージング装置に関連し、前記キー情報を有する電子画像ファイルを送信する、中央データシステムと、
リモートインタフェースを通じて前記電子画像ファイルをイメージビューアに送信する送信機と、
前記電子画像ファイルに関連したキー情報を記憶する関連のデータベースと、
前記キー情報を前記画像ファイルから抽出し、前記キー情報を前記関連のデータベースに記憶し、かつ、前記画像ファイルを、前記画像ファイルが宛先のリモートビューアに送信する送信機に送信する画像記憶及び送出論理とを具え、
前記画像ファイルのキー情報が、画像ファイルを送出すべきビューアを表す送出情報を有し、前記中央データシステムが、
前記送信機がファイルをビューアに送信する前に、前記画像ファイルに含まれた送出情報に含まれた送出の許容を検証する検証システムを更に具えることを特徴とする医療画像ファイル管理システム。 - 前記関連のデータベースが、ビューアの合法のアドレスを有するファイルを具え、前記検証システムが、前記画像ファイルに含まれる送出情報に対応するアドレスの存在を検証することを特徴とする請求項39記載の医療画像ファイル管理システム。
- 前記関連のデータベースが、ファイルを受信するためのビューアに対する許可を有するファイルを具え、検証システムを、前記画像ファイルを受信するためにビューアの許可を検証するよう構成したことを特徴とする請求項39記載の医療画像ファイル管理システム。
- 認証システムによって合法と認証されない画像ファイルアドレスを修正するために前記認証システムに対するアドミニストレータへのアクセスを提供するシステム管理アクセスシステムを更に具えることを特徴とする請求項39記載の画像ファイル管理システム。
- キー情報を含む電子医療画像ファイルを電子医療画像ファイル送信機から受信するよう構成した受信機を具え、その電子医療画像ファイル送信機を、医療イメージング装置に関連させ、キー情報を有する電子画像ファイルを送信するよう配置した、中央データシステムと、
リモートインタフェースを通じて電子画像ファイルを画像ビューアに送信する送信機と、
前記電子画像ファイルに関連したキー情報を記憶する関連のデータベースと、
前記キー情報を前記画像ファイルから抽出し、前記キー情報を前記関連のデータベースに記憶するとともに、前記画像ファイルを宛先のリモートビューアに送信する送信機に前記画像ファイルを送信する画像記憶及び送出論理と、
画像ファイルアーカイブと、
前記画像ファイルアーカイブの画像ファイルを保管するアーカイビングシステムとを具えることを特徴とする医療画像管理システム。 - 前記アーカイバが、寿命記憶装置を具えることを特徴とする請求項43記載の医療画像管理システム。
- セキュリティ送信のために電子医療画像ファイルをパッケージするシステムであって、その電子医療画像ファイルが、前記画像ファイルに関するキー情報を有し、
ヘッダを有するメッセージを発生するように構成され、そのヘッダが、前記メッセージに添付すべき画像ファイルのタイプを識別し、前記メッセージへのアタッチメントとして前記画像ファイルを添付するようにも構成したメッセージ発生器と、
前記メッセージをセキュリティ送信フォーマットで送信する送信機とを具えることを特徴とするシステム。 - 前記メッセージ発生器を、eメール発生器としたことを特徴とする請求項45記載のシステム。
- 前記セキュリティ送信フォーマットをSSLとしたことを特徴とする請求項45記載のシステム。
- 公衆通信システムによってアクセス可能な画像ファイルの寿命を記憶するシステムであって、
キー情報を有する電子医療画像ファイルを電子医療画像ファイル送信機から受信するよう構成され、その電子医療画像ファイル送信機を、医療イメージング装置に関連させるとともに、前記キー情報を有する電子画像ファイルを中央データシステムに送信するよう配置したデータセンタと、
前記電子画像ファイルを、リモートインタフェースを通じて画像ビューアに送信する送信機と、
前記電子画像ファイルに関連したキー情報を格納する関連のデータベースと、
前記キー情報を前記画像ファイルから抽出し、前記関連のデータベースに前記キー情報を格納し、かつ、前記画像ファイルを宛先のリモートビューアに送信する送信機に画像ファイルを送信する画像記憶及び送出システムと、
前記画像ファイルをテープシステムに記憶するアーカイブとを具えることを特徴とするシステム。 - 前記テープシステムが、前記画像ファイルが発生するイメージングセンタに従って前記画像ファイルを記憶することを特徴とする請求項48記載のシステム。
- 前記テープシステムが、イメージング形態に従って前記画像ファイルを記憶することを特徴とする請求項49記載のシステム。
- 医療画像イメージング装置から電子記録を受信し及び格納する中央データシステムと、
前記電子記録を受信するリモート画像ビューイングシステムと、
前記中央データシステムと前記リモート画像ビューイングシステムとの間にあり、前記中央データシステム及び前記リモート画像ビューイングシステムが通信を行うようにしたリモートインタフェースとを具え、
前記リモート画像ビューイングシステムがポーリングシステムを具え、そのポーリングシステムが、イベントが生じたときを識別するための内部ポーラと、前記イベントが生じたときにキューしたデータを要求するために前記中央データ管理システムと通信を行うデータリクエスタとを具えることを特徴とする医療画像管理システム。 - 医療イメージング装置から電子記録を受信し及び格納する中央データ管理システムと、
前記電子記録を受信するとともに前記記録を可視フォーマットで表示し、前記中央データ管理システム及び前記リモート画像ビューイングシステムがリモートインタフェースに沿って通信を行うリモートイメージビューイングシステムとを具え、
前記中央データ管理システムが、リモートイメージビューイングシステムに関連した最終的に既知のIPアドレスを有するIPアドレスルックアップテーブルを具え、前記中央データ管理システムが、前記最後に既知のIPアドレスのリモートビューイングシステムに電子記録をプッシュするように構成し、
前記リモート画像ビューイングシステムがポーリングシステムを具え、そのポーリングシステムが、イベントが生じたときを識別する内部ポーラと、前記イベントが生じたときに前記リモートイメージビューイングシステムの現在のIPアドレスの中央データ管理システムを知らせるために前記中央データ管理システムとの通信を行うIPアドレスノーティファイアを有することを特徴とする医療画像管理システム。 - 前記イベントを、前記リモートビューイングシステムのブーティングとしたことを特徴とする請求項52記載の医療画像管理システム。
- 前記イベントがインターネット接続を確立することを特徴とする請求項52記載の医療画像管理システム。
- 前記イベントを、IPアドレスの変化としたことを特徴とする請求項52記載の医療画像管理システム。
- 前記イベントを、予め設定された時間間隔の満了としたことを特徴とする請求項52記載の医療画像管理システム。
- 医療イメージング装置から電子記録を受信し及び記憶する中央データ管理システムと、
前記電子記録を受信するとともに前記記録を可視フォーマットで表示し、前記中央データ管理システム及び前記リモートイメージビューイングシステムが、前記リモートインタフェースに沿って通信を行う、リモートイメージビューイングシステムとを具え、
前記中央データ管理システムを、前記電子記録を前記リモートイメージビューイングシステムにプッシュするとともに、前記中央データ管理システムが前記電子記録をプッシュし損なった場合にキューに電子記録を格納するように構成し、
前記リモートイメージビューイングシステムがポーリングシステムを具え、そのポーリングシステムが、イベントが生じたときを識別する内部ポーラと、前記イベントが生じたときにキューしたデータを要求するために前記中央データ管理システムと通信を行うデータリクエスタとを有することを特徴とする医療画像管理システム。 - 前記イベントを、前記リモートイメージビューイングシステムのブーティングとしたことを特徴とする請求項57記載のシステム。
- 前記イベントが、インターネット接続を確立することを特徴とする請求項57記載のシステム。
- 前記イベントを、IPアドレスの変化としたことを特徴とする請求項57記載のシステム。
- 前記イベントを、予め設定された時間間隔の満了としたことを特徴とする請求項57記載のシステム。
- 第1ロケーションに存在し、コンピュータが読出し可能なフォーマットで電子記録を生成し、患者の身体の領域に関連した電子画像を有する医療イメージング手段と、
前記電子記録を格納する記憶手段と、
前記第1ロケーションから離間した第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムに対するリモートインタフェースに沿って前記電子記録をプッシュし、前記電子記録を、開くことができるフォーマットでプッシュして、前記電子画像を、認識可能な可視フォーマットに変換するプッシュ手段とを具える医療画像管理システム。 - 前記リモートイメージビューイング手段に関連し、前記第2ロケーションで前記電子画像をビューするビューイング手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
- 前記電子記録の患者に関連する情報を提供する手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
- 前記電子記録を非DICOMフォーマットをDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
- 前記電子記録の送信、前記電子記録の受信及び前記電子記録のビューイングの少なくとも一つに関連した画像ヒストリ記録を維持する画像ヒストリ記録手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
- 前記画像ヒストリ記録手段が、前記電子記録の送信、前記電子記録の受信及び前記電子記録のビューイングの各々に関連した画像ヒストリ記録を維持することを特徴とする請求項66記載のシステム。
- 前記画像ヒストリ記録手段が、前記第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置された中央データ管理システムで集中的に前記画像ヒストリ記録を管理する手段と、
前記中央データ管理システムから前記第1ロケーションのローカルイメージワークステーションに画像ヒストリ記録を送信する送信手段と、
前記第1ロケーションのローカルイメージワークステーションに関連し、前記画像ヒストリ記録を表示する表示手段とを具えることを特徴とする請求項66記載のシステム。 - 前記医療イメージング手段からの電子記録をDICOMフォーマットに変換するDICOM変換手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
- 前記記憶手段が、
前記第1ロケーションに前記電子記録を記憶するローカル記憶手段と、
前記第2ロケーションに前記電子記録を記憶するリモート記憶手段と、
中央データ管理システムに関連するとともに、前記第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに前記電子記録を記憶する中央記憶手段とを具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。 - 前記中央記憶手段が、前記第1、第2及び第3ロケーションから離間した第4ロケーションに前記電子記録を格納するバックアップ記憶手段を具えることを特徴とする請求項70記載のシステム。
- 前記プッシュ手段が、
前記第1ロケーションに存在し、前記電子記録を、前記第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションの中央データ管理システムにプッシュするローカルプッシュ手段と、
前記第3ロケーションの中央データ管理システムに関連し、前記電子記録を、前記第3ロケーションから前記第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする中央プッシュ手段とを具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。 - 前記プッシュ手段が、
前記第1及び第2ロケーションから離間した第3ロケーションに配置され、前記第1ロケーションから前記電子記録を受信し、かつ、前記電子記録を、前記第2ロケーションのリモートイメージビューイングシステムにプッシュする中央データ管理システムを具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。 - 前記リモートイメージビューイングシステムに関連し、前記第2ロケーションに、認識可能な可視のフォーマットで前記電子画像を表示する表示手段を更に具えることを特徴とする請求項62記載のシステム。
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