JP2004508907A - 不動または可動ビームと検出媒体とを用いた放射線計量用の自動校正 - Google Patents

不動または可動ビームと検出媒体とを用いた放射線計量用の自動校正 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線治療システムを校正するための方法を提供すること。
【解決手段】放射線システム用の自動校正方法及び自動校正装置が開示される。この方法は、放射線感受性の検出媒体を用意することと、検出媒体の複数の所定の領域のそれぞれに選別的な電離放射線量レベルの放射線を照射することによって校正線量反応パターンを用意することとを含む。また、この方法は、検出媒体の逐次的な反応と放射線量とを関連づけた校正を生成するために検出媒体の所定領域を測定することを含む。例えば、マルチリーフコリメータ、第2のコリメータまたは放射線強度減少ブロックを用いて検出媒体の各領域を電離放射線から選別的に遮蔽することにより異なる線量レベルが得られる。また、異なる線量レベルは、放射線の照射と照射との間に検出媒体を移動させることによっても得ることができる。開示された装置は、コンピュータが読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータルーチンを含み、コンピュータルーチンは、検出媒体の電離放射線に対する反応に関連する校正を生成可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線量測定に関し、より詳細には、放射線治療に関連した放射線量校正を自動的に行うための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線治療の重要な用途は、腫瘍細胞の破壊である。電離放射線の場合、腫瘍破壊は、「吸収線量」または生体組織の塊(mass)に堆積されたエネルギー量によって決まる。通常、放射線物理学者は、吸収線量をcGy単位で、または、センチグレイ(centigray)で表す。1cGyは、0.01J/Kgに等しい。
【0003】
線量測定は、通常、放射線治療を受ける患者の様々な生体組織の吸収線量を測定または予測するための手法を表す(describe)。効果的な治療と過小もしくは過大な放射線の照射に基づく不慮の事態とを防止するためには、吸収線量の正確な測定及び予測が重要である。吸収線量を測定、予測するための手法は多々あるが、そのほとんどが、放射線検出媒体の反応と吸収線量とを関連づける校正−校正曲線や検索テーブル−を展開することによるものである。有用な放射線検出媒体は、放射線が照射されることによって黒化したり色が変化する放射線感受性フィルムや3次元ゲル(例えば、「BANG」ゲルや「BANANA」ゲル)を含む。他の有用な放射線検出媒体は、EPID(Electronic Portal Imaging Detector)やアモルファスシリコンディテクタアレイズ(amorphous silicon detector arrays)等、放射線が照射されることによって信号を生成するものを含む。
【0004】
校正曲線や検索テーブルを展開するため、放射線検出媒体の複数の部分のそれぞれには、リニアアクセレレータや近似の装置によって、異なる既知量の放射線が照射される。典型的に12前後、しかししばしば25もの異なる線量測定レベルが測定されて校正曲線や検索テーブルが作成される。一般的に、校正の精度は、線量測定レベル数の増加とともに向上する。しかしながら、放射線量レベルの別々の測定は、労力集約的で時間を消費する工程であり、放射線フィルム線量測定のために校正工程を検査することによって実施される。
【0005】
図1A及び図1Bに示すように、リニアアクセレレータ100は、放射線校正用フィルム102の、異なる複数の領域に電離放射線104を照射するために用いられる。このフィルム102は、一般的に、放射線104が照射された生体組織を模倣する器具の層106に挟み込まれている。シールド108は、鉛等の高密度の物質から構成され、フィルム102とリニアアクセレレータ100との間に配置される。シールド108は、固定開口110を備えており、開口110に整列されたフィルム102の領域のみに電離放射線104が照射されることを許容する。校正の間、開口110に整列されたフィルム102の領域には、既知の規定量の電離放射線104が照射され、フィルム102の他の領域は、シールド108によって遮蔽される。吸収線量は、イオンチャンバ測定、Fricke線量測定(Fricke dosimetry)、熱量測定、または他の絶対線量測定によって得ることができる。高放射線レベルが関与しているので、放射線物理学者は部屋から退出し、フィルム102に放射線を照射する間は遮蔽扉を閉じなくてはならない。放射線フィルム102に放射線を照射したのち、放射線物理学者は再度入室し、フィルム102を動かして放射線が照射されていない領域を開口110に揃える。そして、放射線物理学者は、退出して防護扉をしっかりと閉じ、次の線量レベルにリニアアクセレレータ100をセットする。この工程は、校正シーケンス(calibration sequence)において各線量レベルごとに繰り返される。
【0006】
図2は3つの放射線校正用フィルム102を示し、それぞれが校正シーケンスで異なった線量レベルの放射線が照射されたものである。各フィルム102は、0cGyから220cGyの範囲で異なった放射線量レベルの放射線が照射された複数の分離領域120を有する。一般に、校正用フィルム102の被放射線量は、放射線治療の間に予想される線量レベルの範囲内のものであり、この範囲は0cGyから6000cGyである。連続的な校正レベルの間のステップの規模(step sizes)は、様々であり、また検出媒体の動的な範囲にもよる。通常、校正用フィルム102は、フィルムディジタイザ(film digitizer)で走査され、校正用フィルム102上の各点での光学密度を示す値を有する画素列に変換される。
【0007】
図3は、標本校正(sample calibration)または図2に示す校正用フィルム102から得られたH&D曲線140を示す。一般に、専門のソフトウェアによって校正用フィルム102の分離領域上の光学密度が平均化され、既知の値の線量レベルまたは測定された光学密度に基づいた校正曲線または検索用テーブが生成される。H&D曲線140(または他の校正)を持つ放射線物理学者は、リニアアクセレレータのビーム特性を、逐次的な放射線の照射と、現像と、放射線フィルムの光学密度の測定とから定量化することができる。例えば、放射線物理学者は、治療プランまたはクオリティアシュランス手順の一部として、フィルム線量測定を用いて深部線量輪郭図、等線量もしくは等線密度(isodensity)輪郭図、または断面輪郭図を生成することができる。加えて、放射線物理学者はフィルム線量測定を用いて平坦性及び対象性の分析が行え、特に被写界深度の計算が行える。通常、放射線物理学者は、走査されるとともにディジタル化された放射線フィルムから自動的にビーム特性を算出して表示するコンピュータソフトウェアを用いる。H&D曲線を生成するため、また放射線治療のビーム特性を分析するための有用なソフトウェアは、ラジオロジカルイメージングテクノロジーから入手可能なリット113フィルム線量測定システム(RIT 113 FILM DOSIMETRY SYSTEM)を含む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したフィルム線量測定用の手法等の校正手順は、いくつかの欠点を持っている。第1に、上記手法は、検出媒体が用いられているにもかかわらず、労力及び時間集約的な多数のステップを、校正を生成するためまた複数の線量レベルの放射線を照射するために必要とする。第2に、各校正ステップで放射線が照射された領域に再度放射線が照射されないように、注意を必要とする。線量領域が重なった場合、校正データが無効となってしまう。第3に、フィルム線量測定では、比較的多数のフィルムに放射線が照射されるため、フィルムプロセッサの科学的性質や温度が変化することによって短期的なゆるやかな変化(drift)が1枚のフィルムから次のフィルムへの放射線反応に生じる場合がある。
【0009】
本発明はこれら上記の1つまたは複数の欠点を解決、または少なくとも緩和することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点は、放射線治療システムを校正するための方法を提供する。この方法は、放射線感受性フィルム等の、電離放射線の照射に反応するように適合された検出媒体を用意することを含む。また、この方法は、検出媒体の複数の所定領域のそれぞれに、異なる電離放射線量レベルで電離放射線を照射することによって校正線量反応パターンを用意することと、検出媒体の複数の所定領域の反応を測定することとを含む。異なる線量レベルは、検出媒体の一部を、マルチリーフコリメータ、第2のコリメータ、または放射線減衰ブロック等を用いて遮蔽することによって得られる。通常、電離放射線の特性(例えば、ビームの強度、照射期間)もまた、複数の所定領域で線量がそれぞれ異なるように、検出媒体への放射線の各照射と照射との間に変更される。異なった線量レベルは、1回の照射から次の照射へ電離放射線の特性を変更させながら、電離放射線の照射と照射との間に検出媒体を電離放射線源に対して相対的に移動させることによっても得られる。測定した反応から、この方法は、検出媒体の逐次的な反応と電離放射線量とを関連づけた校正曲線や検索テーブルを生成する。
【0011】
本発明の他の観点は、放射線治療システムを校正するための装置を提供する。この装置は、具現化されたり、コンピュータが読み取り可能な媒体に収められたソフトウェアルーチンを含む。ソフトウェアルーチンは、検出媒体の反応と電離放射線量とを関連づけた校正を生成するように構成される。本発明に従って、ソフトウェアルーチンは、異なる電離放射線量レベルの放射線が照射された複数の所定領域を持つ線量反応パターンから校正を生成する。異なる線量レベルは、放射線の照射ごとに電離放射線の特性を変更させるとともに検出媒体の部分のそれぞれを選別的に遮蔽したり、検出媒体を電離放射線源に対して相対的に移動させたりすることによって得られる。通常、ソフトウェアルーチンは、コンピュータによって実行され、このコンピュータはユーザがソフトウェアルーチンを操作できるようにグラフィカルユーザインターフェイスを備える。
【0012】
本発明は従来の、労力集約的な校正シーケンス以上の意義深い複数の利点を提供する。本発明は校正工程を自動化するので、逐次的な校正の間に異なった線量レベルの放射線を照射するために必要な所用時間を著しく減らす。加えて、検出媒体の線量反応パターンが何度も繰り返し可能で既知のため、コンピュータソフトウェアアルゴリズムが放射線量反応パターンの自動測定、校正曲線や検索テーブルの自動生成に用いられる。最後に、校正を生成するための校正用フィルムや他の検出媒体の必要数を減少することにより、本発明に係る工程はより短期間での確実性(stability)を備える。これらの利点により、放射線量測定の正確さの向上、改善された患者の治療が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、概して、検出媒体の所定領域に既知量の放射線を照射し、放射線量レベルに対する検出媒体の反応を測定する、ことから構成されている。異なる値の放射線量レベルでの検出媒体の反応を知る(know)ことにより、校正曲線や検索テーブルを生成することができる。検出媒体の反応と放射線の照射とを関連づける校正は、逐次的な放射線照射や反応を吸収線量に変換することに用いることができる。
【0014】
以下に説明するように、検出媒体の複数の所定領域のそれぞれに、異なった線量レベルの放射線を自動的に照射するために種々の技術や装置を用いることが可能である。1つの方法は、第1の複数のマルチリーフコリメータ、第2の複数のマルチリーフコリメータ、放射線を減衰する固定ブロック(fixed block)を1つまたは組み合わせて用いて、電離放射線が照射される間に検出媒体の複数の所定領域をそれぞれ異なるように遮蔽する。電離放射線の特性(例えば、ビーム強度、各照射の期間)は、照射と照射との間で一定に保たれる。また、被放射線量は、各放射線照射で選別的に遮蔽されるために各所定領域ごとに様々である。随意的に、ビーム特性は1または複数の放射線照射において異なってもよい。第2の方法は、可動診察用ベッドまたはそれに類似した装置を用い、検出媒体を電離放射線ビームに対して相対的に移動させる。電離放射線の特性を各照射ごとに変化させることにより、被放射線量は検出媒体の各所定領域ごとに異なる。
【0015】
図4は、放射線量測定用の自動校正工程及び自動校正システム160の、1実施例のブロック図である。図4に示す校正システム160は、マルチリーフコリメータ(MLC)を用いて検出媒体の複数の所定領域のそれぞれに異なった既知の放射線量レベルの放射線を自動的に照射する。比較的新しい(newer)リニアアクセレレータは、マルチリーフコリメータを用いて放射線治療の間に線量ビームを形状づける。マルチリーフコリメータは、鉛(または他の高密度の材料)から構成される複数のリーフを備える。リーフは、ビームを形状づけるために放射線領域の中または外で独自に移動可能である。鉛ブロックと比べ、マルチリーフコリメータは、放射線物理学者に、治療を受ける患者の体の領域により綿密に一致するようにビームを形状づけることを許容する。マルチリーフコリメータ及び遮蔽ブロックは、Metcalfe, The physics of Radiotherapy X−Rays from Linear Accelerators, (1997)、第31−32頁、第268−72頁に詳細に記載されている。この文献の内容は、あらゆる目的のために参照により引用される。
【0016】
図4に示すように、校正システム160は、MLC制御コンピュータ162と、マルチリーフコリメータを備えるリニアアクセレレータ164とを含む。校正シーケンス(calibration sequence)の間、MLCコントローラ162はリニアアクセレレータ164に放射線ビーム特性を調整する旨とマルチリーフコリメータのリーフの位置を調整する旨との指示を通知する。適切なリーフの位置を介して、校正システム160は検出媒体の166の所定領域に、既知の線量レベルの放射線を自動的に(人間の最小限な介入で)照射する。これによって放射線量反応パターンが検出媒体166に生じる。検出媒体166は放射線の照射に一定に反応する材料や装置でよく、放射線フィルム、3次元BANGゲル、3次元BANANAゲル、アモルファスシリコンディテクタアレイズ、電子ポータル画像装置、等を含む。線量測定システム168は、検出媒体166の所定領域の反応を測定し、校正曲線または検索テーブルを生成する。システム168は、フィルム線量測定のために、校正用フィルムをディジタル化するフィルムスキャナと、校正曲線または検索テーブルを生成するため、また線量測定計算(dosimetry calculation)を行うためにコンピュータによって実行されるソフトウェアとを含んでいることが好ましい。校正曲線または検索テーブルは、検出媒体−例えば、放射線が照射されていないテストフィルムまたはゲルやアモルファスシリコンアレイズ−への逐次的な放射線の照射に従って、検出媒体の放射線量反応を吸収線量に変換するために用いることができる。
【0017】
図5A〜図5Mは、校正シーケンスの間の、マルチリーフコリメータ(MLC)180のリーフ位置の例を示す。マルチリーフコリメータ180は、リーフ内蔵のコリメータ、または放射線領域184の中または外でMLC180の側部186、188から独自に移動する複数のリーフ182、から構成されている。図5〜図5Mは、それぞれ、2個、4個、6個、8個、10個、12個、14個、16個、18個、20個、22個、24個、26個のリーフ182がMLC180の両側部186、188で開いた状態のMLC180のパターンを示す。上述のように、図5A〜図5Mのリーフ182の移動は、放射線ビームの特性(強度、照射期間、等)と同様に、ユーザの入力に基づいたコンピュータによって位置決めされる。このため、検出媒体の種々の所定領域の放射線量は既知である。または、この放射線量は絶対線量測定(例えば、イオン化チャンバ測定)によって得られる。
【0018】
マルチリーフコリメータ180の各リーフ182は、MLC制御部162の指示に速やかに−通常は5秒以内、たいてい1秒以内−応答する。各放射線照射は放射線源の線量供給割合(dose delivery rate)、検出媒体の放射線量反応、及び放射線治療の間に予測される線量レベルによる。利用可能な商用リニアアクセレレータは一般的に一分当たり600cGy程度の線量を供給するため、また、ほとんどの放射線治療ではおよそ1000cGy未満の線量レベルが要求されるため、各放射線照射は、通常はおよそ数秒から数分で完了する。従って、単一のフィルムまたは検出媒体への12のステップの校正放射線照射シーケンス(calibration exposure sequene)は、通常およそ5分以内で完了可能であり、たいていはおよそ2分以内で完了可能である。場合によっては、放射線照射シーケンスはおよそ1分以内で完了可能である。いずれにしても、校正放射線照射シーケンス全体が、従来のプロセスの所用時間よりも短い所要時間で完了可能である。例えば、ユーザは、通常は、図2に示すような12のステップの手動校正照射シーケンスに近似のものを45分程度で完了する。
【0019】
図6は、MLC180の図5A〜図5Mに示すリーフ182の位置に対応する放射線量反応パターン202を有する校正用フィルム200を示す。校正用フィルム200は、フィルムディジタイザで走査される。フィルムディジタイザは、走査によって線量反応パターン202を、校正用フィルム200の各点での光学密度を示す値を有する画素列に変換する。線量反応パターン202が既知なので、各所定領域204上または校正用フィルム200の領域(画素列)の光学密度を自動的に平均化するため、かつ、校正曲線または検索テーブルを自動的に生成するために線量測定ソフトウェアが用いられる。複数のリーフ182間からの放射線の漏洩によって所定領域204の縁部206が不自然な高線量レベルを有するので、線量測定ソフトウェアルーチンは、通常は、所定領域204の縁部206から離間した位置の線量反応を測定する。
【0020】
線量反応パターンに加えて図6に示すステップ勾配パターン202は、図4に示すMLC制御コンピュータ162の適切なプログラミングによって生成することができる。例えば、図6のステップ勾配パターン202が、校正用フィルム200の所定領域204への多種多様な照射を通じて得られた。ビーム特性はフィルム200への連続する複数回の照射で一定であった。照射の回数の差がフィルム200の所定領域の光学密度の差となった。他のパターンは逐次的な放射線の照射の間にビーム特性を変更することによって得ることができる。例えば、MLC(または他の遮蔽装置)を、線量反応パターンが図2に類似するように検出媒体の領域を十分に遮蔽するために用いることができる。この場合、ビーム特性−照射期間、強度等−は、所定の手法で検出媒体の異なった放射線量反応が生じるように変更される。同様に、ビーム特性は、図6に示す校正用フィルム200への逐次的な放射線の照射の間で変更されてもよい。
【0021】
他の実施例は、固定ブロック及び第2のコリメータ(ジョウズ、jaws)を用いて検出媒体の所定領域に既知の放射線量レベルの放射線を自動的に照射することを含んでもよい。例えば、比較的古い(older)リニアアクセレレータ及び他の種の放射線生成装置(例えばCo−60源)は、所定の放射線照射領域を形成するために、電離放射線を減衰させる材料から形成される固定ブロックを用いてよい。図7は、マルチリーフコリメータ180のパターンや図5A〜図5M及び図6に示す線量反応パターン202を模倣するステップパターン222を備えるブロック220を示す。加えて、リニアアクセレレータの第2のコリメータは、近似の線量反応パターンを取得するために用いられてもよい。第2のコリメータは、放射線を多量に減衰するためのもので、一般的に鉛合金やタングステンから形成され、精密移動の対象となる(undergo)。ほとんどのリニアアクセレレータでは、第2のコリメータは、プログラム制御によって特定の位置に移動して放射線照射を弱めることができ、従って図6や他の図の放射線量パターン202をシュミレートするために適用可能である。固定されたブロックを用いるにしても第2のコリメータを用いるにしても、放射線量反応の測定は、検出媒体の所定領域と所定領域との間にある遷移領域から離間した一定線量の照射領域で行われるべきである。第2のコリメータについての詳細は、上記引用文献の第28−第29頁に開示されている。この内容は、あらゆる目的のために参照により引用される。
【0022】
検出媒体の複数の所定領域の異なった遮蔽によって放射線の照射を調整することに加え、またはその代わりに、放射線照射の間で検出媒体の所定領域を移動させて自動的に既知の線量レベルの放射線を照射してもよい。図1を参照して説明すると、検出媒体(例えば、放射線校正用フィルム102)は、治療台242の一面240に配置されてもよい。この治療台242は、一面240を含む面の平行移動及び回転移動、一面240を含む面に対して垂直移動を含む精密な立体移動が可能である。校正シーケンスの間に、制御部(図示せず)は、放射線ビーム104の特性(ビーム強度及び照射期間)を調整する旨、また電離放射線ビーム104に対応づけて治療台242及び検出媒体の位置を移動させる旨の指示をリニアアクセレレータ100に通知する。治療台242はこの通知に即座に応答する。移動した距離によるが、治療台242は、およそ1分以内、通常およそ5秒以内に応答する。従って、電離放射線源に対応づけて検出媒体を移動させることによって得られる全校正放射線照射シーケンスは、マルチリーフコリメータ、第2のコリメータ、またはビームの照射パターンを調整するための放射線強度減少ブロックを用いるものとほぼ等しい所用時間で完了することができる。
【0023】
従って、第2のコリメータ、マルチリーフコリメータ、または第2のマルチリーフコリメータを、所定領域204に相当する、検出媒体の略矩形の領域に放射線を照射するように調整することにより、図6に示すステップ勾配202に近似する線量反応パターンを得ることができる。電離放射線104の照射に続いて、制御部は、治療台242及び検出媒体を移動させ、リニアアクセレレータ104に、放射線を他の領域204に異なった線量レベルで照射するよう指示する。この工程は、線量レベルの必要数が得られるまで繰り返される。
【0024】
検出媒体をビーム104に対応づけて移動させるため、例えば、0.5mm程度の増分ずつ、または0.1度程度の円弧ずつ検出媒体を転置することに適用されたコンピュータ制御式のx−y軸ステージ(stage)等の他の装置を用いてもよい。最初の放射線の照射の前に、また検出媒体の所定領域への逐次的な放射線照射の間で随意的に、電離放射線104の形状を調整することによって、図6に示すステップ勾配パターン202とは異なった線量反応パターンが得られる。ビーム104の形状は、特定の放射線照射の間の所定領域の形状に一致する。
【0025】
複数のマルチリーフコリメータを含む校正ルーチンと比べ、移動する検出媒体を用いることで、より正確な被放射線量がもたらされる。第2のコリメータをマルチリーフコリメータの代わりに用いてビームを形状づけることにより、検出媒体の各所定領域へのより一定な放射線照射がもたらされる。図5A〜図5Mについての論証で示唆したように、マルチリーフコリメータ180のリーフ182の間からの放射線漏洩は、図6に示す所定領域204の縁部206近傍が不自然な高線量レベルを持つ、といった結果につながる。
【0026】
いずれにしても、開示された、放射線量測定用の自動校正工程及び自動校正システムは、従来のものよりも優れた利点を提供する。上述したように、開示された工程は校正工程シーケンスを従来の労力集中型の校正手法と比べて短時間で完了することができ、ユーザの介入が少ない。加えて、従来技術についての記載で説明したように、従来の、フィルムの線量反応パターンは、手動でフィルムを置くことによるもので、空間中の任意の位置に配置するものであった。このため、従来の校正放射線照射工程では、線量測定ソフトウェアのユーザが、特定の線量レベルに対応する各フィルムの位置(画素列)を特定しなくてはならなかった。
【0027】
異なる放射線照射領域の位置を自動的に定めるコンピュータソフトウェアアルゴリズムを開発することが考えられるが、このようなルーチンを実現することは、線量反応パターンが未知でフィルムごとに異なっているので、比較的困難である。従来の校正技術及び校正装置とは異なり、MLC又は近似の放射線強度減少装置を用いることによって、線量反応パターンの空間中の精密な配置のために1枚の校正用フィルムまたは1つの検出媒体を用いて線量反応パターンを得ることができる。このため、自動校正方法及び自動校正装置によって例えば10、20、30、40、50またはそれ以上の異なった線量レベルの線量反応パターンを、放射線感受性フィルム等の1つの検出媒体で得ることができる。
【0028】
上述したように、放射線物理学者は、通常は、線量反応パターンから自動的に校正曲線、検索テーブル、ビーム特性を算出するとともに表示するコンピュータソフトウェアを用いる。ソフトウェアルーチンは通常第1、第2および複数のマルチリーフコリメータを制御するとともに、治療台の位置を調整する。このため、開示された校正方法論の大部分は、通常は、プロセッサによって実行されるソフトウェアルーチンとしてコンピュータに実装される。好ましいプロセッサは、例えば、汎用または専用用途の両方のマイクロプロセッサを含む。概して、プロセッサは指示とデータとをリードオンリーメモリ及び/またはランダムアクセスメモリから受ける。コンピュータインストラクション及びデータは、記憶装置またはコンピュータが読み取り可能な媒体からリードオンリーメモリ及び/またはランダムアクセスメモリにロードされる。上記実施の形態のコンピュータプログラムインストラクションに適切な、不揮発性メモリを含む記憶装置は、例えばEPROM、EEPROM、フラッシュメモリ装置等の半導体記憶装置と、内蔵型/外付け型ハードディスクドライブ等の磁気ディスクと、光磁気ディスクと、CD−ROM、CD−R、及びCD−RWディスクとを含む。これらに加えて、ASICs(application−specific integrated circuits)を追加してもよい。
【0029】
校正方法の大部分を、情報を表示し、ユーザにコンピュータシステムへの情報の入力を促すための装置を有するコンピュータシステムに実行させ、ユーザとの対話(interaction)を提供させるとよい。有用な表示装置は、モニタやLCDスクリーンを含む。好ましい入力装置は、圧力検出用の針(stylus)タッチパッド、マウスまたはトラックボール等のポインティングデバイスと共に使用可能なキーボードを含む。加えて、コンピュータシステムは、ユーザがコンピュータルーチンと対話(interact)できるように、グラフィックユーザインターフェイスを備えてもよい。
【0030】
上記説明は例示的なものであって、制限されるものではない。説明された例に加えた多くの実施例や応用が上記記載を読むことによって当業者にとって明らかである。従って本発明の範囲は、上記記載によって定義されるものではなく、付記されたクレームが権利を付与されるものと同等のものの範囲全てに沿って、該クレームとともに定義されるべきである。特許出願や公開公報を含む開示された文献や参照の内容は、あらゆる目的のために参照により引用される。
【0031】
この出願は、2000年9月22日に出願された米国仮出願60/234745と、2000年11月22日に出願された米国仮出願60/252705との利益を主張するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1A及び図1Bは、電離放射線を放射線フィルムの異なる領域に放射するために用いられるリニアアクセレレータを示す。
【図2】
校正順序の間に異なる放射線量レベルで照射された3つの放射線フィルムを示す。
【図3】
放射線フィルムの光学密度を吸収線量に変換するために用いられる校正曲線(H&D曲線)を示す。
【図4】
放射線量測定のための自動校正手順及びシステムを示すブロック図である。
【図5】
図5A乃至図5Mは、それぞれマルチリーフコリメータ(MLC)の両サイドの、2個、4個、6個、8個、10個、12個、14個、16個、18個、20個、22個、24個、26個のリーフが開いた状態を示す。
【図6】
図5A乃至図5Mのマルチリーフコリメータパターンを実行したことによるフィルムの放射線感受の結果を示す。
【図7】
放射線治療装置の校正用の放射線量反応パターンを生成するための放射線強度減少ブロックを示す。

Claims (21)

  1. 放射線治療装置を校正するための方法であって、
    電離放射線の照射に反応するように適合された検出媒体を用意し、
    前記検出媒体の少なくとも一部に電離放射線のビームを照射するとともに該検出媒体の複数の所定領域をそれぞれ選別的に遮蔽することによって得られる異なる線量レベルで、電離放射線を該複数の所定領域のそれぞれに照射することによって校正線量反応パターンを作成し、
    前記検出媒体の複数の所定の領域中の反応を測定し、検出媒体の反応と線量レベルとを関連づけた校正を得る、
    ことを特徴とする方法。
  2. 放射線感受性フィルムを検出媒体として用意することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. EPID(Electronic Portal Imaging Device)を検出媒体として用意することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. アモルファスシリコンディテクタアレイズを検出媒体として用意することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記検出媒体の複数の所定領域をそれぞれ選別的に遮蔽するとともに該複数の所定領域のそれぞれに、少なくとも一部がほぼ一定なビーム特性を持つ電離放射線のビームを逐次照射する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. マルチリーフコリメータで電離放射線のビームを減衰させることによって前記複数の所定領域をそれぞれ選別的に遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 第2のコリメータで電離放射線のビームを減衰させることによって前記複数の領域をそれぞれ選別的に遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 電離放射線減衰特性が、電離放射線が照射される一面にわたって異なる固定ブロックを用いて電離放射線のビームを減衰させることによって前記複数の領域をそれぞれ異なるように遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記校正線量反応パターンをデジタル化することによって検出媒体の反応を測定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記所定領域中のデジタル化された前記校正線量反応パターンの反応を平均化することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 放射線治療装置を校正するための方法であって、
    電離放射線の照射に反応するように適合された検出媒体を用意し、
    前記検出媒体の複数の所定領域のそれぞれに逐次電離放射線のビームが照射されるように該検出媒体の少なくとも一部を電離放射線のビームに対して相対的に移動させることによって得られる異なる線量レベルで、電離放射線を該複数の所定領域のそれぞれに照射することによって校正線量反応パターンを作成し、
    前記検出媒体の複数の所定の領域中の反応を測定し、検出媒体の反応と線量レベルとを関連づけた校正を取得する、
    ことを特徴とする方法。
  12. 放射線感受性フィルムを検出媒体として用意することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. EPID(Electronic Portal Imaging Detector)を検出媒体として用意することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. アモルファスシリコンディテクタアレイズを検出媒体として用意することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 電離放射線のビームが、電離放射線が照射される所定領域に実質的に一致するように、該ビームを形状づけることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. マルチリーフコリメータでビームの一部を遮断することにより、該ビームを形状づけることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 第2のコリメータでビームの一部を遮断することにより、該ビームを形状づけることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. コンピュータが読み取り可能な媒体に実体的に包含されており、電離放射線量と検出媒体の反応とを関連づけた校正を生成するように構成されたソフトウェアルーチンを含む放射線治療システムを校正するための装置であって、
    前記ソフトウェアルーチンは、それぞれ異なる電離放射線レベルで電離放射線が照射された複数の所定領域が持つ校正線量反応パターンから校正を生成し、
    前記異なる電離放射線レベルは、前記検出媒体の少なくとも一部に電離放射線のビームを照射するとともに該検出媒体の複数の所定領域をそれぞれ選別的に遮蔽することによって得られる、
    ことを特徴とする装置。
  19. コンピュータが読み取り可能な媒体に実体的に包含されており、電離放射線量と検出媒体の反応とを関連づけた校正を生成するように構成されたソフトウェアルーチンを含む放射線治療システムを校正するための装置であって、
    前記ソフトウェアルーチンは、それぞれ異なる電離放射線レベルで放射線が照射された複数の所定領域を持つ校正線量反応パターンから校正を生成し、
    前記異なる電離放射線レベルは、前記検出媒体の複数の領域に電離放射線のビームを次々に照射するように該検出媒体を該電離放射線のビームに対応づけて移動させることによって得られる、
    ことを特徴とする装置。
  20. ソフトウェアルーチンを操作可能にするグラフィックユーザインターフェイスを備えたコンピュータを備える、放射線量測定を校正するためのコンピュータシステムであって、
    前記ソフトウェアルーチンは、検出媒体の反応と電離放射線量レベルとを関連づけた校正を生成するように構成され、異なった電離放射線量レベルで電離放射線が照射された複数の所定領域を備える線量校正反応パターンから校正を生成し、
    前記異なった電離放射線レベルは、検出媒体の複数の所定の領域をそれぞれ選別的に遮蔽するとともに電離放射線を該検出媒体の少なくとも一部に照射することにより得られる、
    ことを特徴とするシステム。
  21. ソフトウェアルーチンを操作可能にするグラフィックユーザインターフェイスを備えたコンピュータを備える、放射線量測定を校正するためのコンピュータシステムであって、
    前記ソフトウェアルーチンは、検出媒体の反応と電離放射線量レベルとを関連づけた校正を生成するように構成され、異なった電離放射線量レベルで電離放射線が照射された複数の所定領域を備える線量校正反応パターンから校正を生成し、
    前記異なる電離放射線レベルは、検出媒体の複数の領域に電離放射線のビームが逐次照射されるように該検出媒体を該電離放射線のビームに対して相対的に移動させることによって得られる、
    ことを特徴とするシステム。
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