JP2004508605A - マルチメディアデータの格納、読み出し、再生の方法、装置、およびシステム - Google Patents
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Abstract
本発明の種々の実施例は、マルチメディアコンテンツを表示するためのデータオブジェクトの2つのタイプを用いて、マルチメディアコンテントをプレイしナビゲートする際に高速で少なくコンピュータ処理を提供する。第1のデータオブジェクトタイプは、表現キャッシュのための表現(レンダリングされた)マルチメディアコンテンツデータ、又はペイントストリームキャッシュ又はレイアウトキャッシュのための表現命令を含む。ペイントストリームキャッシュとレイアウトキャッシュは増加したクライアントの処理能力を利用できる。第2のデータオブジェクトタイプは、表現されたマルチメディアコンテンツに対応するセマンテックコンテンツを提供する。これらの2つのタイプのデータオブジェクトが含まれている記憶媒体が表現キャッシュである。セマンテックコンテンツは、ハイパーリンク、マルチメディア単位タイミング及び他のコンテントプレイ命令の位置、サイズ、形状及びターゲットユニバーサルリソース識別子を含み得る。表現キャッシュ内に格納されているコンテンツの非常に高速であるプレイは、コンテンツをレイアウトし、コンテンツを表現(レンダリングし)、そしてコンテンツのセマンテック表示を発生するステップを消去することのせいである。これらのステップは、従来のキャッシュから検索の後にコンテンツがプレイされる毎に要求されていた。表現キャッシュからのコンテンツをプレイするに要求されるスラップは、表現コンテンツを読出し、セマンテックコンテンツを読出し、セマンテック表示を回復し、そしてコンテンツをプレイするだけである。本発明の種々の実施例で与えられるキャッシングメカニズムは、コンテンツファイルフォーマット及び記憶されているセマンテックコンテンツファイルフォーマットに独立である。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、概略コンピュータシステムの改善に関する。より詳細には、本発明は、キャッシュディレクトリにおけるオーディオ、イメージ、グラフィックコンテンツ等のマルチメディアコンテンツの格納方法、装置、システムに関する。
【0002】
背景技術
従来のグラフィック・プロセッシング保存媒体は時々、キャッシュ・システムと呼ばれ、当業者によって知られている。例えば、従来のキャッシング・システムは一般的に、大型の低速のソースから受信した情報の「ステップショット」を含む小型の高速な保存装置を有している。このスナップショットは、現時点での処理に生じる最も関連した情報を特別に実行するものと考えられている。
【0003】
インターネットコンテンツによる意味によれば、「キャッシュ」とはファイル、コンピュータシステムにおけるデータベース、ディレクトリ、若しくはディレクトリセットであると定義されている。このキャッシュは、以前に読み出し、生成、若しくは作成されたコンテンツを格納するものである。インターネット・ブラウザおよびエディタはコンテンツを格納するキャッシュディレクトリを使用している。キャッシュされたコンテンツはレイテンシーの読み出しを何時でも減少させるように、リモートコンテンツの代わりに用いられる。従って、多くのウェブブラウザおよびエディタは、アクセスタイムを短縮するためにインターネットおよびテキスト、グラフィックコンテンツを保存している。このコンテンツは一般的に、例えば、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HTML)および付随するイメージのように、その独自の形式で格納される。
【0004】
かかる技術の問題点は、キャッシュに格納されたイメージデータに基づきコンテンツを閲覧するためには、データのレイアウトおよびレンダリング(rendering)を必要とすることである。もし、コンテンツに基づくデータが変更されなかった場合、再生のプロセスはディスプレイ・バッファに対して一度生じるだけである。情報が変更された場合、所望の変更させるために、情報はレンダリングし直さなければならない。複雑なグラフィックのシーンの再レンダリングのためには、シーンまたは特定のグラフィックにおける追加の変更のための多くの処理を必要とする。レイアウトおよび再生の処理は、時間がかかるとともに、プロセッサのリソースを必要とする。従って、必要なことは、時間およびプロセッサのリソースを効率的にマルチメディアコンテンツを再生する解決法を提供することである。
【0005】
これまでは、マルチメディアコンテンツをタイムリーかつ効率良く再生する要求は十分に満たされていなかった。必要なことは、これらの要求を同時に満たす改善をなすことである。本発明は、中でも、これらの要求を改善すること目的としている。
【0006】
発明の開示
本発明の主要な目的は、タイムリーかつプロセッサの効率よくマルチメディアコンテンツを表示することにある。これらの目的に従い、レンダリングされたマルチメディアコンテンツを含む媒体の格納のための特別な必要性が存する。マルチメディアコンテンツおよび意味のあるコンテンツの両方を含む媒体の格納は、ここでレンダリングされたキャッシュと呼ぶことにする。
【0007】
本発明の様々な実施例のために、意味あるコンテンツは場所、大きさ、形状、ハイパーリンクの目的となるユニバーサルリソースの識別子、マルチメディア・エレメント・タイミング、および他の再生指示についてのコンテンツを含み得る。レンダリングされたキャッシュに格納されたコンテンツの超高速再生は、コンテンツ・レイアウト、コンテンツレンダリング、およびコンテンツの意味ある表現の生成のステップを減少させることにより達成される。これらのステップは、コンテンツが従来のキャッシュから読み出された後に再生されるいずれの時においても必要である。レンダリングされたキャッシュのコンテンツを再生するのに必要なステップは、レンダリングされたコンテンツの読み出し、意味あるコンテンツの読み出し、意味ある表現の格納、およびコンテンツの再生だけである。
【0008】
レンダリングされたキャッシュに存するウェブページを訪れたウェブブラウザはウェブページを瞬時に表示する。本発明の様々な実施例により提供されるキャッシング・メカニズムは、ファイルフォーマットおよび格納された意味あるコンテンツのファイル・フォーマットとは独立なものである。コンテンツブラウザにようにクライアント・アプリケーションはマルチメディアコンテンツを認識できるとともに意味あるコンテンツの認識および翻訳を行うことができる限り、アプリケーションはレンダリングされたキャッシュにより提供される恩恵を受けることができる。よって、従来技術によっては同時に満足させることのできなかったタイムリーかつプロセッサの効率利用という上述の要求を同時に満足させることが可能となる。
【0009】
本発明の第1の視点は、マルチメディアデータを格納する少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを格納する方法は、マルチメディアコンテンツの検出するステップ、再生指示によるレンダリングされたマルチメディアコンテンツの意味ある表現を生成するステップ、格納媒体における意味ある表現を保存するステップ、および格納媒体における意味ある表現に対応するデータを格納するステップを有する。マルチメディアコンテンツは再生指示および少なくとも一つのマルチメディア要素を含む。少なくとも一つのマルチメディア要素はグラフィックイメージ、オーディオ、テキスト、およびフルモーションビデオの少なくとも一つを揺する。再生指示は、マルチメディアコンテンツのタイミングおよびマルチメディアコンテンツの順番のうちの少なくとも一つを含む。意味ある表現はレンダリングされた表現、およびレンダリングされた表現における異なるマルチメディア要素の関連のうちの少なくとも一つを記述する。
【0010】
本発明の第2の視点は、マルチメディアデータを格納する少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを格納する方法は、レイアウト指示を含むマルチメディアコンテンツを検出するステップと、レンダリング指示およびマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現の意味ある表現を形式するためのレイアウト指示に従い、マルチメディアコンテンツをレンダリングするステップとを有する。この方法はまた、レンダリングされた表現を生成する指示をレンダリングすることに基づきマルチメディアコンテンツをレンダリングするステップと、格納媒体におけるレンダリングされた表現を保存するステップと、格納媒体における意味ある表現に対応するデータを格納するステップとを有する。
【0011】
本発明の第3の視点は、マルチメディアデータを読み出す少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを読み出す方法は、要求されたマルチメディアコンテンツのための要求を検出する少なくとも一つのコンピュータの第1のコンピュータのリソースを処理するステップと、要求されたマルチメディアコンテンツは格納媒体に存するか否かを決定する第1のコンピュータに接続されたリソースを処理するステップとを含む。格納媒体は第1のコンピュータに接続され、マルチメディアコンテンツおよび意味あるコンテンツのレンダリングされた表現を含む。本発明の第3の視点による実施例は、要求されたマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現を読み出すことにより、要求されたマルチメディアコンテンツに対応するデータが格納媒体に存するかの決定に応答するステップと、要求されたマルチメディアコンテンツに対応する意味あるコンテンツを読み出すステップとをさらに有する。
【0012】
本発明の第4の視点は、格納媒体と、マルチメディアコンテンツの意味あるコンテンツの高速再生のためにフォーマットされたマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現の格納および読み出しに適用されるインデックス・メカニズムとを揺するレンダリングされたキャッシュに基づく実施例を実施することにある。
【0013】
本発明の第5の視点は、クライアントに基づく実施例を実施することにある。クライアントは、マルチメディアコンテンツの表現のレンダリングを検出するように適応されたリソースを処理するステップと、意味あるコンテンツに従い表現のレンダリングの少なくとも一部を再生することにより、マルチメディアコンテンツおよび意味あるコンテンツの表現のレンダリングに応じて適用されたリソースを処理するステップとを含む。
【0014】
本発明の第6の視点は、マルチメディアコンテンツを使用するためのシステムに基づく実施例を実施することにある。システムは、ソースデータの保存からのマルチメディアコンテンツのアクセスに適用されたリソースを処理するウェブブラウザと、本発明の第4の指定において述べたレンダリングされたキャッシュとを含む。リソースの処理のレンダリングは、マルチメディアコンテンツの表現を低減する意味ある表現を生成するとともに、意味ある表現を意味あるコンテンツとしてフォーマットすることに適応され、マルチメディアコンテンツをレンダリングされた表現へとレンダリングし、レンダリングされた表現は高速にフォーマットされる。
【0015】
本発明の第8の視点は、マルチメディアコンテンツを再生する方法を実施することにある。この方法は、格納媒体からのマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現を読み出すステップと、格納媒体からのレンダリングされた表現の意味あるコンテンツを読み出すステップとを含む。この方法は、レンダリングされた表現および意味あるコンテンツを読み出す処理をブラウザが行うステップと、意味あるコンテンツに基づき意味ある表現を保存する処理をブラウザが行うステップとを含む。この方法は、レンダリングされた表現のアクティブな一部をクライアントに送信するリソースをブラウザが処理するステップと、レンダリングされた表現のアクティブな一部に対応する意味あるコンテンツの一部をクライアントに送信するステップとを含む。レンダリングされた表現のアクティブな一部は、現に再生されるレンダリングされた表現の一部であり、送信後に高速に再生されるレンダリングされた表現の一部である。この方法は、レンダリングされた表現のアクティブな一部と意味あるコンテンツのアクティブな一部とを検出するリソースをクライアントが処理するステップと、レンダリングされた表現のアクティブな一部を再生するリソースをクライアントが処理するステップとを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】
本願発明及び本願発明の様々な特徴および有利な記述は、添付した図面の中で説明され、以下に記述される好ましい実施例の制限のない実施例により、より完全に説明することができます。よく知られた構成要素およびプロセス技術の詳細な記述は無益に発明を不明瞭にするので省略しました。しかしながら、以下の記述は、本願発明の好ましい実施例を示しており、それらは多数の特徴を記述していることは理解されるべきです。これは、実施の方法を与えるものであり、それらは制限されるものではありません。多くの変更および修正が本願発明の精神から外れずに、本願発明の範囲内で行なうことができます。また、発明はそのような修正をすべて含んでいます。
【0017】
ハイパーリンク・ドキュメントの操作中で、処理要求が減少している間に、コンテンツを見るスピードが顕著に加速する場合において表現ドキュメントを完全にとらえる為のプロセスを使用したマルチメディアコンテンツを蓄積するための方法、装置およびシステムを記述しています。
【0018】
【実施例の説明】
定義
以下の語句が、本願によって提供される発明の種々の実施例の記載において用いられる。
コンテンツ(content):コンピュータ、テレビジョン、その他の表示デバイス上で見るために、レイアウト処理若しくは表現処理、またはこれら両方を必要とするテキスト情報及びグラフィック情報。コンテンツに対する他の語句は、ウエブページ、ドキュメント、インターネットコンテンツ、ハイパ・テキスト・マークアップ言語(HTML)、拡張マークアップ言語(XML)、及びテレビジョンマークアップ言語(TVML)を含む。コンテンツは、音のような非グラフィック情報をも含むことができる。
【0019】
コンテンツブラウザ(content Browser):コンテンツを引き出し、表現し、またはナビゲートするよう設計されたコンピュータプログラム。例えば、インターネット・ウエブ・ブラウザ、HTML/XML/SGML(標準統合型マークアップ言語(standard Generalized Markup Languae)エディダ、ワードプロセッサ及びインターネット・ウエブ・プロキシが含まれる。
HTML:事実上のインターネットコンテンツ標準、HTMLはインターネットコンテンツのレイアウトを記述するマークアップ規則の集合を含む。コンピュータモニタ、テレビジョンまたは他のディスプレイで見るために、ブラウザはこのマークアップを用いてHTMLをレイアウトし表現する。
【0020】
マークアップ(Markup):コンテンツドキュメントのシンタックス・セマンティック機能(syntactic and semantic features)を記述するのに用いる表記。
マルチメディアコンテンツ(Multimedia Content):ユーザに対しプレゼンテーションを再生(プレイ)するのに用いるマルチメディア要素。マルチメディア要素は、グラフィックイメージ(表現されたHTMLを含む)、音、テキスト、及び完全動画(full Motion video)を含むことができる。
【0021】
ナビゲーション(Navigation):表現されたコンテンツから更なるコンテンツをアクセスするための、ハイパリンク形式のURIのようなインデックス表示(indexing indication)を選択する処理。
ペイントストリーム(paint Stream):マルチメディアコンテンツを表現するために用い得る表現命令(レンダリング命令)の集合。典型的には、これら表現命令は、マルチメディアコンテンツ(例えば、HTML)のレイアウトの結果として生じる。ペイントストリームは、大きさ、位置、形及びURIのターゲット、アニメ−ションGifの大きさ、位置及びタイミング、その他の対話要素(例えばHTML形式)に関する情報のようなセマンティック情報をも含むことができる。
【0022】
プレゼンテーション(Presentation)少なくとも1つのマルチメディア要素を参照するコンテンツ。プレゼンテーションは、マルチメディア再生のタイミング、順序及び位置を定義するのに用いることができる再生命令(プレイ命令)を含む。再生命令は、大きさ、形及び全てのハイパリンクのターゲット、対話要素(例えばHTML形式)及びメタ値(Meta Values)をも含むことができる。
レンダ/レンダリング(Render/Rendering:表現)ディスプレイ上で見ることができるデータのグラフィック表現を生成する処理。例えば、ウエブブラウザは、HTMLページを、コンピュータモニタまたはテレビジョンで見ることができるグラフィックイメージに表現する。また、マルチメディアデータ(イメージ、音、テキスト、完全動画)を生成し、または生成し得るファーマットへマルチメディアデータを変換する処理も含む。
【0023】
表現キャッシュ(Rendered Cache):本願発明の種々の実施例は、インターネットのようなマルチメディア・コンテンツ・データ・ソースから生成される(または引き出される)だけでなく、既に表現され、迅速に再生する準備ができているコンテンツのキャッシュを意味する表現キャッシュのコンセプトを用いる。表現キャッシュは、マルチメディアコンテンツとセマンティックコンテンツという2つのオブジェクトを含むことができる。表現キャッシュに記録されたマルチメディアコンテンツは、既に表現され、非常に迅速に表示するよう準備ができているコンテンツである。セマンティックコンテンツは、セマンティック機能または表現されたコンテンツの表示の記述を含む。セマンティック機能の例は、位置、大きさ、形及びハイパリンクのターゲット、アニメーショングラフィック相互交換形式(GIF)フレームのタイミング、位置及び大きさ、HTMLフレームの大きさと相対的位置、HTML形式上の情報、HTMLメタ値、プレゼンテーション再生のタイミング、その他の再生命令を含む。表現キャッシュのより詳細な記述が以下の「処理記述」でなされている。
【0024】
セマンティック表示(Semantic representation):マルチメディアコンテンツの表現された表示またはその一部を形成する、マルチメディア要素(またはオブジェクト)の特性、属性、論理構造及び機能の記述。データは、特定のプレゼンテーション部分内の異なるマルチメディア要素の間の関係と、マルチメディアコンテンツの種々の要素をアクセスし処理する方法をも記述する。セマンティック表示は、典型的にはレイアウトプロセスの間に生成され、ファイルまたはデータベースにフォーマットされ索引付けされたセマンティックコンテンツとして保存することができ、そしてこのセマンティックコンテンツから迅速に復元することができるように、セマンティック表示が構築される。セマンティックコンテンツが、マルチメディアコンテンツとともに、または1またはそれ以上の個別の索引付けされたファイルとして記録され得る。セマンティック表示は記録されたセマンティックコンテンツの形式とは無関係である。ドキュメント・オブジェクトモデル(Document Object Model:DOM)はセマンティック表示の一形式であり、HTMLドキュメントやXMLドキュメントで用いるのに適している。
【0025】
TVML:本願発明のいくつかの実施例(ロンドン、オンタリオ、カナダに存在するインタラクティブチャネル社(Interactive Channel Inc.)が提供するバーチャルモデムプレゼンテーションシステム(virtual Modem(商標)Presentation system)を含む)は、テレビジョン・マークアップ言語(Television Markup Language TVML)と称される、マルチメディアコンテンツを記述するXML言語を用いる。TVMLは、マルチメディアコンテンツを如何に再生するかを記述するマークアップ言語を含んでいる。マルチメディアコンテンツは、テキスト(HTMLを含む)、グラフィックイメージ、音、テキスト及び完全動画を含むことができる。TVMLは、各マルチメディア構成要素を他のマルチメディア構成要素との関連でいつ再生すべきかを記述するマークアップ言語を含むことができる。
【0026】
URI:ユニバーサルリソース識別子(Universal Resource Identifier)は、コンテンツを言及する名前とアドレスの全ての形式に対してインターネット標準語句である。語句URIは、ファイル名、ハイパリンク及びユニバーサルリソースケータ(Universal Resource Locator:URL)のような語句を包含するものである。
VMML:バーチャルモデム(商標)プレゼンテーションシステムのような、本願発明の種々の実施例によって、表現されたマルチメディアコンテンツのセマンティック表示を記録するのに用いられるXMLマークアップ言語(VMML−バーチャムモデム(商標)マークアップ言語(Vertual Modem Markup Language)と称する)。
XML:例えばHTMLやTVMLのような別のマークアップ言語を記述するのに用いるマークアップ言語。
【0027】
プロセスの説明
本発明の種々の実施例は、少なくとも1つのコンピュータにおいて実行されるマルチメディアデータの記憶および検索方法を含む。これらの方法はマルチメディアデータを異なるタイプのデータオブジェクトを用いて表現することによってより早い速度でかつより少ないコンピュータ処理でマルチメディアコンテンツを取り扱い、再生するものである。第1のデータオブジェクトタイプは前もって表現されている。マルチメディアコンテンツ・データである。第2のデータオブジェクトタイプは、前もって表現されているマルチメディアコンテンツのセマンティック表示を含む。これらのデータオブジェクトタイプは別個のファイルとして記憶できるものであるか、あるいは同じファイル内に含まれ得るものである。
【0028】
マルチメディアコンテンツを検索、再生する従来の方法は、第1図に示されている。この方法は、トラディショナルキャッシュ110を含んでいる。マルチメディアコンテンツを再生するための要求を検出したあとで(ステップ120)、検索処理リソース、例えばウェブブラウザー内に設けられている検索処理リソースは対応するマルチメディア・コンテンツ・データを検索する。伝統的なウェブブラウザー、例えばネットスケープナビゲータ、ネットスケープコミュニケータあるいはマイクロソフト(登録商標)インターネットエックスプローラは、トラディショナルキャッシュ110と組み合わされるとき、各再生要求120のたびに応答して下記の処理ステップを実行する。
【0029】
コンテンツ(例えばHTMLコンテンツ表現)を検索したのち、コンテンツをトラディショナルキャッシュ110、インターネット105または他のコンテンツ・データ・ソースのいずれかから読み出す(ステップ130)。コンピュータ内に設けられた処理リソースは例えばコンテンツのHTML表現に従ってコンテンツを配置構成(レイアウト)することができる(ステップ140)。レイアウト140の間は、処理リソースは表現命令140Aを発生し、マルチメディアコンテンツのセマンティック表示140を導出する。この点に関し、実施例のうちのいくつかでは、レイアウト140は必要とされない。これらの実施例では、セマンティック表示140Bを第3図に示すように再生指示から発生することができる(ステップ315)。
【0030】
コンテンツブラウザーはセマンティック表示140Bを用いてハイパーリンクの位置、サイズ、形状およびターゲットとコンテンツ再生指示とを決定することができる。セマンティック表示140Bはさらに他のインタラクティブ表示要素、例えばHTML形式を記述するために使用され得る。トラディショナルキャッシュ110と組み合わされてトラディショナルコンテンツブラウザーが使用されたとき、再生のために発生されたグラフィカル表示に対応するセマンティック構成(features)はコンテンツが見られている限り存在し続ける。セマンティック構成はマルチメディアコンテンツが再生されているときはいつも存在しなければならないものであり、加えてトラディショナルキャッシュ110は表現されていない(non−rendering)元の形式でマルチメディアコンテンツを記憶するので、トラディショナルブラウザーは、第1図に示すように、ユーザーがコンテンツを要求するたびにグラフィカル表現を再表現しなければならない。
【0031】
よって、表現エンジンは表現指示140Aに従ってマルチメディアコンテンツを表現し(ステップ150)、表現されたコンテンツ160を形成する(以後、断りがない場合、マルチメディアコンテンツの表現された表示を記す)。最終的には、マルチメディア再生エンジンは表現されたコンテンツ160とセマンティック表示140Bの両方を使用して表現されたコンテンツを再生する(ステップ170)。画像を含むマルチメディアコンテンツについては、再生170はセマンティック表示140Bに従って、ユーザーのスクリーンに表現された画像を表示することを含む。表現されたコンテンツ160はマルチメディアコンテンツの表現された表示とも呼ばれる、
【0032】
従来技術の構成では、再生170はレイアウト140(またはセマンティック表示140Bが発生される他の処理)のあとで発生し、表現(rendering)150は終了する。表現150とセマンティック表示140Bは、再生要求120が受信されたときとマルチメディアコンテンツが再生されたとき(170)との間にかなり長い時間を必要とし、これは本件発明の種々の実施例の方法を用いてコンテンツを再生するときにかかる時間と比べてそうである。また表現150およびマルチメディアコンテンツのためのセマンティック表示140Bのためには、本件発明の種々の実施例による方法を用いた再生170に必要な処理に比べて、より多くのデータ処理が必要とされる。
【0033】
本発明のいくつかの実施例におけるマルチメディアコンテンツの検索(ステップ260)、表現150および再生170の詳細を第2図から第4図に示すとともに、以下において説明する。第2図は表現キャッシュ201を用いたマルチメディアコンテンツ、例えばHTMLコンテンツのための検索260および再生170処理の全体構成を示す。本件発明の種々の実施例に従ってマルチメディアデータを用いる方法は、マルチメディアコンテンツを検索、再生する1つまたはそれ以上のプログラムを有する少なくとも1つのコンピュータにおいて実現できる。同じマルチメディアコンテンツに対してひき続きアクセスするために表現キャッシュ201を使用する利点も以下に記載する。
【0034】
表現キャッシュ201は、表現されたコンテンツ160(画像データを含む)だけでなく、マルチメディアデータのセマンティック表示140Bを再構築するためのいくつかの手段を含む。セマンティク表示140Bの再構築は商品化された画像フォーマットまたはセマンティック構成を記述する個々のファイルを用いて行なうことができる。このセマンティック表示140Bはアニメーションまたは他の動画コンテンツの記述、ハイパーリンクの位置、サイズおよび目的地、および他のメタ(meta)情報を含むことができる。メタ情報はタグ化(tagging)、リフレッシュ(クライエントプルリプレイスメント:client pull replacement)およびインターネットコンテンツ選択(Internet content selection PICS)関連ラベルのプラットフォームを含むことができる。
【0035】
本件発明のいくつかの実施例は(Virtual Modem TMインタラクティブ表示システム、ロンドン、オンタリオ、カナダに所在するインタラクティブチャネルテクノロジー社製(Interactive Channel Technologies, Inc.)を含む)VMMLと呼ばれるXML言語をセマンティックコンテンツを記憶するために使用する。VMMLセマンティックコンテンツは表現されたコンテンツ160のマークづけを以下のセマンティック構成を表示するために含むことができる。
1.ハイパーリンクの位置、サイズ、形状およびターゲットインデックス(例えばURI)
2.表現された画像におけるHTMLフレームのサイズおよび相対位置
3.アニメーションGIFのサイズ、位置およびタイミング
4.HTML形式要素のサイズ、位置およびタイプ
5.マルチメディア・コンテンツのタイミング
6.他の再生170の指示
【0036】
表現キャッシュ201からのコンテンツの適正な使用はセマンティック表示140B、レイアウト140(必要な場合)、および表現150の発生ステップを除外することができる。他方、トラディショナルキャッシュメカニズムを用いた伝統的なウェブブラウザーはコンテンツの再生170前に上記ステップを実行しなくてはならない。それらステップを除外することにより、マルチメディアコンテンツの再生170に必要なリソースの処理および時間を削減することができる。
【0037】
表現キャッシュ201は2つのタイプのデータオブジェクトすなわちマルチメディアコンテンツをセマティックコンテンツを含むことができる。コンテンツはいずれのフォーマット(すなわちキャッシュメカニズムがファイルフォーマットとは独立になっている)でも記憶することができる(320)。典型的には、レイアウト140および/または処理リソースの表現150がセマンティックコンテンツとして表現キャッシュ201に記憶するためにセマンティック表示140Bをフォーマットする。他の例としては、レイアウト140および/または処理リソースの表現150はセマンティック表示140Bをリソースを処理する表現キャッシュ201サーバへ転送し、そこでセマンティック表示をセマンティックコンテンツにファーマットとして検索260のための適切にインデックス化されたファイルに記憶することができる。本件発明のいくつかの実施例では、コンテンツブラウザー(および/または表現キャッシュ201からのコンテンツを用いた他のクライエンアプリケーション)は処理リソース例えばプログラムを含むことができ、表現コンテンツ160のフォーマットの検出およびマルチメディアコンテンツの表示ができる。
【0038】
コンテンツの要求が受信されると(ステップ210)、コンテンツブラウザーはコンテンツの表現表示がすでに表現キャッシュ201にあるかどうかを判定する(ステップ220)。ブラウザーはまた表現キャッシュ201のコンテンツが古いものかどうかを判定する(ステップ230)。ステップ210で受信したコンテンツ要求は、例えばユニバーサルリソース識別子(Universal Resource Identifier :URI)を用いてブラウザーへ与えることができる。
【0039】
要求されたデータのアップデートされた表現表示が表現キャッシュ201にすでに存在すると判定されると、第2図に示す第1のより簡単な処理経路がそのあとに続く。表現キャッシュ201は要求対応した有効な表現コンテンツを含むので、リソースを処理するブラウザーエンジンは簡単にセマティックコンテンツと表現コンテンツ160を読み出し、セマンティック表示を回復し(ステップ240)、次いで要求されたコンテンツに対応した表現コンテンツを再生する(170)。
【0040】
サーバを基本にしたシステム(または表現キャッシュ201と組み合わされた他の処理リソース)が要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にないと判定した場合(ステップ220)、あるいは表現キャッシュに記憶されたコンテンツが古いものであると判定した場合は(ステップ230)、処理は第2の経路にそって進められる。もし要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にない場合は、処理は第2の経路の沿って進み、ブラウザーはコンテンツを表現キャッシュ以外のソースから検索する(ステップ260)。
【0041】
もし要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にあるがアップデートが必要と判断される場合は(ステップ230)、処理は第2の経路にそって進み、ブラウザーがコンテンツをアップデートされたソース(例えばインターネット105)から検索する(ステップ260)。いくつかの実施例では、アップデートされたソースがMPEGでフォーマットされたコンテンツを含み、コンテンツのアップデートされた部分だけがアップデートされたソースから検索される。
【0042】
表現コンテンツは次いで表現キャッシュ201に記憶される(ステップ320)。いくつかの実施例ではコンテンツのアップデートされた部分のみが表現キャッシュ201に記憶される(ステップ320)。
コンテンツのアップデートされた部分のみを記憶(320)および検索(260)することは、表現キャッシュ201をアップデートするためにコンテンツを検索、記憶することに必要な時間および処理を削減することができる。
【0043】
アップデートされたコンテンツが(第3図に示されるように)表現キャッシュ201に記憶されたあとは、処理は記憶されたコンテンツが日にち的に古いものにならない限りは第1の経路にそって進められる。第1の方法経路は、第2図に示されているように、セマンティックコンテンツおよび表現コンテンツ160の読み出しおよびセマンティック表示(ステップ240)の回復を含み、各要求のための表現コンテンツを再生する(170)。
第2A図はレイアウト140の処理がクライアントとの交信でサーバで実行されるときにマルチメディアデータを使用するための方法のいくつかの実施例を示し、下記の「マルチメディアコンテンツの記憶、検索および再生システム」のところでより詳細に記載する。
図3は、図2の中で示されるレイアウト140プロセスの更に詳細な描写を示します。さらに、表現キャッシュ201を使用して、格納する320のプロセスを示します。
【0044】
レイアウト命令及び/又はプレイ命令を伴う要求マルチメディアコンテンツを検索260後、コンピュータはレイアウト140がマルチメディアコンテンツのために要求されているかを決定する(ステップ140)。セマンテック特徴のセマンテック表示140Bがレイアウト140プロセスの間に生成される。又は、レイアウトが要求されない場合にプレイ命令から生成される(ステップ315)。
表現150後、表現コンテンツ160は表現キャッシュ201に蓄積320される。同様に、セマンテック表示140Bの構築の後に、セマンテック表示はセマンテックコンテンツとしてフォーマットされ、表現キャッシュ201にさらに格納320される。
【0045】
表現キャッシュ201が生じる表現コンテンツ160だけを格納した場合、ハイパーリンク、ディスプレイ命令および他のセマンテックコンテンツの記述が失われるでしょう。セマンテックコンテンツは、フラットテキスト・ファイル、XMLあるいは他の構築化ファイルの形式、あるいは他のプロパティフォーマットをとることができます。発明のいくつかの実施例は、HTMLページおよびTVMLプレゼンテーションのセマンテック特徴を表わすためにヴァーチャルモデム(VirtualModem(登録商標))マークアップ言語(VMML)と呼ばれるXML言語によってセマンテックコンテンツをフォーマットします。表現コンテンツ160およびセマンテックコンテンツは、従来のキャッシュ、データ・ベース、ファイル・システムあるいは他の記憶メディアに格納することができます。根本的なファイル・システムは、表現キャッシュ201に相当するディレクトリーとファイル階層でコンテンツを格納するために使用することができます。
表現キャッシュ201に格納320した表現コンテンツ160はイメージ、オーディオ、テキスト、フル動画ビデオ、アニメーションなどを含むことができる。
【0046】
コンテンツはそのフォーマットにかかわらず表現キャッシュ201に格納されます。(つまり、表現キャッシュ201は2値の大規模なオブジェクト(ブロブ)あるいはフォーマット独立したオブジェクトを格納することができる。)セマンテックコンテンツが格納されるフォーマットは表現キャッシュ201メカニズムに依存しません。表現キャッシュ201に格納された表現コンテンツ160にアクセスするコンテンツ・ブラウザーおよび他のクライアント・アプリケーションは、フォーマットを認識し、かつセマンテックコンテンツを適切に解釈するために適応された処理資源を含んでいます。
【0047】
発明のいくつかの実施例によれば、コンテンツ・ブラウザーおよび他のクライアント・アプリケーションは、対応するフォーマット独立したオブジェクトが表現キャッシュ201から検索260された後、表現コンテンツ160を認識しプレイ170するために処理資源を含んでいます。様々なヴァーチャルモデムM(VirtualModem(登録商標))プレゼンテーション・システムを含む発明のいくつかの実施例は、ファットマクロブロック(FMB)(それはテレビのディスプレイにふさわしい)と呼ばれるプロパティイメージ・フォーマットにHTMLページを表現することができます。FMBは、アメリカ特許出願シリアル番号09/287,235によってより非常に詳しく記述されます。1999年4月6日にファイルされた発明者アントワーヌ・ブーシエ、ペールEの″ディジタルビデオデータ圧縮を使用したマルチメディアデータを準備するためのシステムおよび方法″がある。McRaeおよびTong Qiuの全コンテンツは、あたかも完全にここに述べられたかのように、参照によってこれによってここに組込まれます。
【0048】
コンテンツが見当たらないわけではないが古い時に、全コンテンツは検索260されることができるか、あるいは単なる古い部分を検索することができます。
古い部分だけ検索260することによって、いくつかの節約は、十分な表現の必要の除去により表現150ステップで獲得することができます。例えば、恐らく、HTMLページのアニメのイメージだけは、要求コンテンツにおいて変化した。表現・システムはこの状況を検知し、全ページではなく新しいアニメーションだけ表現150することができます。
【0049】
一旦リクエスト・コンテンツの必要とされる部分が検索260されたならば、それがプレイされる170前に、コンテンツは表現150される。検索されたコンテンツは、典型的に次のアクションを実行する表現システムに渡されます:
1.適切な規則(例えば、HTML規則)によるコンテンツのレイアウト140.
2.表現命令140Aによるコンテンツを表現150すること、コンテンツ(例えば、HTMLページ)の完全な表現表示を表すプレゼンテーション・データ(例えば、FMB−あるいはHTMLフレームのためのイメージのセットとしてフォーマットされたMPEGイメージのために)をそのために作ること。ページは、さらにアニメのGIFのようなもののために他のグラフィカルな要素を作成するかもしれません。
3.セマンテック特徴のセマンテック表示140Bを生成315すること。一般に、レイアウト・エンジンあるいは表現エンジンはレイアウト140あるいはプレー命令からセマンテック表示140Bを作成します。
HTMLページのために、セマンテック表示140Bは、すべてのHTMLアンカー(他のHTMLページへのリンク)の位置、サイズ、形および目標、タイミング、アニメのGIFフレームの位置、サイズ、HTMLフレームのサイズおよび相対的な位置、ページからアクセスすることができるHTML形式についての情報およびHTMLメタ値を含むことができます。
4.適切なインデックス、例えば、URIを使用する表現キャッシュ201の表現コンテンツ160[例えば、MPEGイメージ(s)]を格納320すること。セマンテックコンテンツは適切なインデックスを使用して、表現キャッシュ201にさらに格納320される。いくつかの実施例では、容易にそれを解析することができ、今後回復することができる(例えば、ステップ240)ように、セマンテックコンテンツはXMLベースのフォーマットでの格納320されることができる。表現システムが終了した後、表現コンテンツ160は単にコンテンツを読み回復し240プレイ170することによりユーザに供給されることができます。
【0050】
セマンテック表示140Bの″フォーマット″は、セマンテック表示を生成するエンジンによって決定されます。(例えば、ネットスケープコミュニケータおよびマイクロソフト@インターネットエクスプローラはDOMを使用します。)その後、この内部セマンテック表示140Bは表現キャッシュ201に物理的な実体(セマンテックコンテンツ)として格納されます。セマンテックコンテンツのフォーマットは、プレー170のためにセマンテックコンテンツを読むブラウザー・エンジンに適応されます。セマンテックコンテンツのフォーマットはブラウザー・エンジンがそれ自身のセマンテック表示140Bを作成するために十分に詳述されます。ブラウザー・エンジン中のセマンテック表示140Bはレイアウト/表現エンジンが使用する同じ内部フォーマットでありえます。あるいは、ブラウザー中のセマンテック表示は異なるフォーマットを持つことができます。
【0051】
発明のいくつかの実施例については、レイアウト140プロセスが表現処理資源があるクライアント(例えば、セット・トップ・ボックス)とのコミュニケーションでサーバーによって実行されます。これらの実施例については、レイアウト・キャッシュ318は表現命令およびセマンテックコンテンツを格納するためにサーバーと結び付けることができます。これらの実施例は″マルチメディア・コンテンツを格納し、検索し、プレーするためのシステム″セクションの中で、より詳細に下に記述されます。
【0052】
図4の中で示されるように、表現キャッシュ201のコンテンツのためにリクエストがすでに受信されたとき、表現システムプロセスが完全にスキップされることができる。下記は既に表現キャッシュ201のコンテンツをプレイ170することに関係します。
1.セマンテックコンテンツおよび表現コンテンツ160を読みます、そして、表現キャッシュ201に格納されたセマンテックコンテンツからのセマンテック表示140Bを回復します、例えば、VMML記述(VMML description)。
2.表現コンテンツ160をこのセマンテック表示140Bによってユーザのウクリーン上でプレー170します。
【0053】
HTMLウェブ・ページのようなあるマルチメディアコンテンツは、完全にユーザのスクリーン上で直ちに適合しません。そのような部分的なページ・ディスプレイについては、ブラウザーが、ページのどの部分が表示されるか決めるためにセマンテック表示140Bを使用することができます。そして、ハイパーテキスト・リンクにサブセット化するいくつかの実施例のために、ページ部分上で選択可能です。スクロールの例は″レイアウトを備えたHTMLページ″の中で下に記述されます。
表現キャッシュからコンテンツを検索すること
コンテンツ・ブラウザー(又は、他のクライアント・アプリケーション)がURIのような目標インデックスを要求する場合、表現キャッシュ201メカニズムは最初に、コンテンツの表現表示用の表現キャッシュの中を見ます。キャッシュメカニズムは、コンテンツインデックス表示に基づいたこのコンテンツを探索し検索する手段を提供します。キャッシュ検索メカニズムの例はデータ・ベース・クエリー、単純指数ファイル、ファイル・システム・ディレクトリー構造あるいは従来のブラウザー・キャッシュを含んでいます。
【0054】
表現キャッシュ201で表現コンテンツ160を見つけることができる場合、コンテンツは非常に速く表示されるでしょう。
表現コンテンツ160のセマンテック表示140Bは表現キャッシュ201に格納されたセマンテックコンテンツを使用して回復されるでしょう。(即ち、表現コンテンツがプレイされる前に、セマンテック特徴を再び計算する必要がありません。)。例えば、いくつかの実施例は、VMMLフォーマットされたセマンテックコンテンツを読むことにより表現HTMLページのセマンテック表示140Bを回復します。
【0055】
コンテンツ・ブラウザーが表現キャッシュ201にマルチメディアコンテンツの表現表示を置くことができないか、ブラウザーがコンテンツが旧式であることを決める場合、その後、コンテンツは検索260され(従来のキャッシュ110から、インターネット105から、あるいは別のコンテンツソースからのいずれか)かつ表現150されることができます。検索260および表現150は、今度、マルチメディアコンテンツがアクセスされる時に、使用することができる少なくとも1つの新しい表現キャッシュ201エントリーに帰着します。
【0056】
表現キャッシュ201を使用するシステムは表現表示がキャッシュにないことを決めた後に、上に記述されるのと同じステップを実行するでしょう。すなわち、HTMLソースは読まれるでしょう。また、ページはレイアウト140されます。生じる表現命令140Aは続きます。ページ(あるいは、代わりに、表示に加えて)を表示するというより、表現は表現キャッシュ201にグラフィカルイメージとして格納されるでしょう。セマンテックコンテンツ(イメージ上の単一のハイパーリンクの位置、サイズおよび目標URIについての記述)も表現キャッシュ201に格納されます。ブラウザーがこのURIを見るリクエストを受信する次の時、およびすべての後の時、ブラウザーは単にセマンテックコンテンツおよび表現コンテンツ160を読み、セマンテック表示140Bを回復し、表現コンテンツを表示します。したがって、表現キャッシュ201の使用は、レイアウト140用に処理するコスト、セマンテック表示140Bの生成315および表現150Bを減じます。
より複雑なHTMLページについては、この節約が本質的になりえます。
【0057】
例
発明の特定の実施例は、重要な様々な特徴をかなり詳細に示すため以降の実施例に制限されずにさらに記述されます。その例は、単に発明が実行されるかもしれない方法についての理解を促進し、かつ発明を実行する熟練した技術者においてさらに可能にするように意図されます。従って、その例は発明の範囲の制限として解釈されてはなりません。
分配サーバー・ベースのコンテンツ・システムを用いてレイアウトしたHTMLページ
【0058】
本発明のいくつかの実施例はHTMLページの蓄積320、検索260及び/又はプレイ170を提供する。本発明の一実施例の第5A図及び第5B図に示すトロント株式取引(TSE)HTMLホームページを提供する。
本実施例では、「コンテンツ・ブラウザ」は分けて、分配サーバー・ベースのコンテンツ準備及び監視システムに編入する。監視システムはディスプレイ・デバイス、例えばテレビジョン及びディジタル・セット・トップ・ボックス(ゼネラル インストリューメント DCT−200等)を備えることができる。
【0059】
いくつかのHTMLページの実施例では、セット・トップ・ボックスは、150でコンテンツを表現し又はキャッシュするために必要な処理資源も蓄積資も有しない。セット・トップ・ボックスは典型的にはMPEG画像又はドルビー(Dolby)AC−3オーディオ復号化又はプレイする機能を有する。また、いくつかのテキスト及び単純グラフィックオーバー・レイを実行するための限られたグラフィック機能も有する。これらの実施例において、表現150処理資源及び表現キャッシュ201に蓄積されたコンテンツへの全てのアクセスはサーバーでなされる。これらの実施例では、「マルチメディア コンテンツを蓄積し、検索しかつプレイするシステム」を以下のセクションで極めて詳細に述べる。
【0060】
他の実施例では、セット・トップ・ボックス又は他のアドレス可能な処理プロセス装置は、コンテンツを150表現及びキャッシュすることのできる処理資源及び蓄積媒体を備えることができる。URI http://www.tse.com/でいくつかのコンテンツを視ようとする要求を受信し、そしてコンテンツが表現されたキャッシュに存在していないか又は旧いものであることの決定をするサーバー・ベースのシステムに応答して、サーバーシステムブラウザはTSEウェブ・ページ及びTSEウェブページが参照するグラフィックな要素を全て表現する要求をする。
【0061】
一旦、ウェブ・ページ及びグラフィックが260で検索されると(伝統的キャッシュ110又はインターネット105のいずれかから)、ブラウザは140でコンテンツを展開し及び150で表現することを要求する。表現システムは表現ウェブページのMPEG表示(FMBフォーマット)を形成する。MPEGはGI DCT−2000が認識可能な唯一の画像形成なので、本例ではMPEGを用いる。表現システムはまた、HTMLページで動画GIFが参照された場合に、動画GIFフレームを表示する他のFMBファイルも発生する。この表現システムはまた、全ハイパーリンクの位置、形状、寸法及びターゲット;動画GIFフレームの位置、寸法及びタイミング;情報からのHTML;及びHTML中間情報を含むページのセマティック表示141Bも形成する。
【0062】
FMBファイルは、インデックスとしてHTMLページ(″www.tse.com″)のURIを使用して表現キャッシュ201に蓄積される320。セマティックなコンテンツもまた、インデックスとしてそのURIを使用して表現キャッシュ201に蓄積される320。セマティックなコンテンツはVMMLと称するXMLフォーマットで蓄積される。分配されたシステムの実施例には、例えばVirtual ModemTMSystemがあるが、ここでは、レイアウト/表現エンジン用のインターナル・セマティック表示140Bが、ブラウザ用のセマティック表示140Bと異なる(たとえ、それらのセマティック表示140Bがコンセプトとして同じであっても)。蓄積されたセマティック・コンテンツ(Virtual Modem TM用VMMLの形態の)2つのセマティック表示140Bを使用可能で”情報転送”できるに十分な程に詳述する。
【0063】
一旦、表現コンテンツ160(FMBS)及びセマティックコンテンツ(VMML)が表現キャッシュ201に蓄積されると、ブラウザはVMMLファイルに基づいてセマティック表示140Bを読み出し、かつ回復できる。セマティックコンテンツを用いて、ウェブ・ページが表示される。
TSEホームページの第1スクリーン・キャプチャ(第5A図)はそのページの先頭部分を表示する。左上端の矩形ハイライト・ボックス510は、ユーザが視るための第1のハイパー・リンクを選択できることを示す。ユーザは自らのリモート・コントロール上の矢印キーを押して、ページ上で一つのリンクから他のリンクに移動することができる。ブラウザは、セット・トップ・ボックスにてハイライト・ボックス510を描画し、矢印キーを用いてリンクからリンクへページをナビゲートするのに十分な情報を提供する。
【0064】
結局、ユーザーはスクリーンの底をスクロールして通過してもよい。セット・トップ・はそこで、スクロールが要求されて、ブラウザがセマティックコンテンツから表現MPEGのどの新部分が視ることができるか、そしてハイパーリンクのどの新サブジェクトが現在選択可能か決定できるかについて、サーバーベース・ブラウザに通知する。
第2のスクリーン・キャプチャ(第5B図)はスクロールダウン後のTSEホームページを示す。ユーザーは、スクロールしながらそして上記のコンテンツを見ながら同じページを見つづけることができる。しかしながら、一旦、リンクが選択されるとブラウザは対応する新URI要求を通知され、ブラウザがプレイ要求120を受信した後に、検索260(又は読み出し及び回復241)プロセスが再開される。
【0065】
セルフ・コンティンド・コンテンツ・システムを使用してレイアウトしたHTMLページ。
いくつかの実施例は、上記例(レイアウトしたHTMLページ)に記載された分配サーバーベースのコンテンツ準備及び監視システムを使用していない。その代わりに、これらの実施例では、全く単一のコンピュータプログラムに併合されたレイアウト140、表現150及びプレイ170を備えたセルフ・コンティンド・コンテンツ・システムとなっている。そのいくつかの実施例では、ネット・ウケープ・コミューテータ・ブラウザ、マイクロソフト(登録商標)インターネット・エクスプローラ・ブラウザ、又はサイエンティフィック・アトランタ・エクスプローラTM Model 2000 ホーム・コミュニケーション・ターミナル(即ち、セット・トップ・ボックス)を使用する。
【0066】
そのようなデスクトップ及びセット・トップ・ブラウザもまた本発明を利用して回復260及びプレイ170する時間を短縮することができ、かつブラウザの使用を軽減できる。伝統的なウェブ・ブラウザは、長い間、キャッシュ技術を使用して、ネットワーク・アクセス等の低速コンテンツ回復260方法を用いて要求を軽減していた。それらのブラウザは、キャッシュ・データーベース内での元の回復されたコンテンツを蓄積する。コンテンツを視ようとする要求を受信したときに、ブラウザは伝統的キャッシュ110をサーチする。コンテンツがキャッシュにないとき、そこで、ブラウザが別の資源(インターネット105等)からコンテンツを検索する。表現キャッシュ201中にあるウェブ・サイトを訪れることにより、通常みられるような遅延(セマティック関係のレイアウト、表現及び形成のコストに起因する。)よりもウェブ・サイト・コンテンツの表現をほとんど瞬時にすることができる。
【0067】
コンテンツが伝統的キャッシュ110中にて発見されるかどうかにかかわらず、コンテンツはそこで読み出されHTMLルールに従って展開される。レイアウト140は表現命令140Aを発生し、コンテンツのセマティック表示140Bを発生する。ページはそこでグラフィック(典型的にはビット・マップ)、フォーマットに表現され150、そしてセマティック表示に従ってプレイされる170。それらのステップはコンテンツが要求される毎に実施される。
【0068】
本発明を自ら備えた実施例では、コンテンツが要求されたときに、ブラウザが表現キャッシュ201を検索し、表現されたコンテンツの表示が獲得可能かどうか決定する。もし、コンテンツが表現キャッシュ201中になければ、又は表現コンテンツが旧いものと判明したならば、そのときはコンテンツ別の資源(例えば、インターネット105又は伝統的キャッシュ110)に要求しなければならない。一旦、コンテンツを受信すると、それは現在ブラウザが実施していると同様にセマティック表示140Bのレイアウト140、表現150及び発生315が成される。
【0069】
ちがいは、一旦、セマティック表示140Bの表現150及び発生315が完結すると、表現コンテンツ160及びセマティック表示140Bは表現キャッシュ201に蓄積されるという点でなる。
【0070】
一旦、コンテンツが表現キャッシュ201に蓄積されると、次に、各々、ブラウザがこのコンテンツを受信し、ブラウザは単純にセマティック表示140Bを読み出しかつ回復240し、セマティック表示に従って表現コンテンツ160をプレイする170。表現コンテンツ及びセマティック表示のフォーマットはほとんどブラウザ上にある。表現コンテンツが”ネイティブなフォーマット”で蓄積されることを勧める。即ち、ブラウザがただちに認識できるフォーマットであり、認識できるフォーマットに変換する必要のないものである。また、セマティック表示140B用のフォーマットが種々のセマティック素子でHTMLで表記できるのに十分富んでいるものを勧める。VMMLはそのようなフォーマットの良い例である。セルフ・コンティンドシステムでは、インターナルセマティック表示140Bのフォーマットが、プログラムのブラウザ部分レイアウト140/表現150の両方について同様である。
【0071】
本発明の実施例より利益を得ることができる他の関連する実施例は「ウェブ・プロキシ」と一般に称するものである。ウェブ・プロキシは、コンテンツブラウザのためにコンテンツを表現するコンピュータプログラムである。本発明の種々の実施例はウェブ・プロキシを活性化して、第1の要求に対してインターネット105からコンテンツを表現するだけであり、一方プロキシを使ったブラウザからの他の全てのコンテンツ要求はローカルにキャッシュされたバージョンである。
【0072】
分配された又は自ら含れたシナリオにおいて、蓄積されたセマティック・コンテンツへ又はそれからの変換のタスクは関連エンジン(蓄積のためのレイアウト140/表現150エンジン及び検索260のためのブラウザ・エンジン)にある。
【0073】
別のシナリオは、セマティック表示(種々のコミュニケーション媒体)を表示をセマティック・コンテンツに変換する「表現キャッシュサーバー」に転送するレイアウト/表現エンジンを含むことができる。このサーバーは、キャッシュからコンテンツを検索する要求を受信し、セマティック・コンテンツを読み出し、適正な内部表示に変換し、その表示を転送する。この場合、キャッシュコンテンツへの又はセマティックコンテンツからの変換のタスクは「表現キャッシュサーバ、にある。実用上、このアプローチは他のアプローチと比較してフレキシブルではない。
【0074】
ウェブ・プロキシ及びコンテンツ・ブラウザが全て同じ蓄積物に対するアクセスを有し、又は高速内部コミュニケーションネットワークへのアクセスを有する場合には、ウェブ・プロキシがコンテンツでブラウザのためにセマティック表現140Bステップのレイアウト140、表現150及び発生315を実施することができる。このシナリオでは、コンテンツ・ブラウザがコンテンツの要求を受信したときに、コンテンツブラウザが表現キャッシュ201内で直接さがすか、或いは表現コンテンツ160のウェブ・プロキシに問合せる。ブラウザはそこで単にセマティック・コンテンツを読み出しかつ回復し240、そして、表現コンテンツを表示する。ウェブ・プロキシを使用することにより、極めて小さい効果的ウェブ・ブラウザ行ができる。それは、セマティック表示140Bのレイアウト140、表現150、及び発生315の全資源がブラウザの外部にあるからである。
【0075】
インテリジェント・ウェブ・プロキシが、ブラウザ内の表現コストをオフセットするためにダウンロードうるように、コンテンツをあらかじめ表現する。このアプローチはクライアントコンピュータ資源が制限されているときにとくに有益である。このアプローチの要となる応用は、セット・トップ・デバイス及び他のネットワークコンピュータのエンジン・マーケットになる。これらのデバイスは、典型的には剛直に構成された資源を有し、かつ、真のウェブ・ブラウジングを現在与えられていない。表現キャッシュ・プロキシの使用により、セマティック表現140Bのレイアウト140、表現150、及び発生のプロセスをオフロートする。
【0076】
いくつかの実施例では、ワード・プロキシング・プログラムが、高速ロード及びプレ・ビューのために、表現キャッシュ201中に表現ドキュメントを蓄積する。ワード・プロキシング・ドキュメントを蓄積する320のための表現キャッシュ201を使用することにより、また、ワード・プロセッサ以外のプログラムを活性化し、適正プラグイン又はライブラリーを使用することなくコンテンツをプレ・ビューできる。
より有効なセット・トップクライアントを用いてレイアウトしたHTMLページ。
【0077】
本発明のいくつかの実施例では、セット・トップ・ボックスは、HTMLコンテンツを表現する処理資源、及び表現コンテンツを蓄積する蓄積資源を有する。一旦、ウェブ・ページ及びそのグラフィックが表現されると(伝統的キャッシュ又はインターネットから)、レイアウト・エンジンがペイント・スリームを形成するコンテンツをレイアウトする。ペイント・ストリームはページをどのように表現するか、及びインターネット要素がどこにあるか(例えば、ハイパーリンク、形成要素及び動画gifs等)記述する。
【0078】
例えば、hHp://www.tse.com/(先の例で導入済)では、サーバーがHTML及び画像を回復した後に、ページをレイアウトし、全ペイント・ストリームをセット・トップ・ボックスに転送する。セット・トップ・ボックスは次に表現命令に従ってページを表現し、更に表現画像、及びセマティックコンテントをローカル蓄積デバイス(デスク又はメモリ)に蓄積する。次に、そのページの冒頭部を表示する(例えばFig.5A)。セマティック情報は、ペイント・ストリーム中にあり、セット・トップをハイパーリンクでハイライトにする。
【0079】
結局、ユーザーはスクリーンの底をスクロールして通過し、セット・トップは表現画像(例えば、第5B図)の新しい部分を表示する。それによってユーザーをHTMLページの別の部分へ案内する。ユーザーがhttp://www.tse.com/ウェブ・ページにもどると、セット・トップが単にそのローカル・キャッシュバージョンを表示し、セマティック情報をローカルキャッシュに蓄積したセマティックコンテントから回復する。
【0080】
しばしば、ウェブ・ページの表現のためにペイントストリームよりも多くの蓄積容量を使用する。本発明の一実施例によると、ローカル表現キャッシュ中に表現画像を蓄積するのとは別な手法として、セット・トップがペイント・ストリーム自体を蓄積する。セット・トップは、現在見えるウェブ・ページの部分だけを表現するというオプション、又は全体のページを表現するというオプションを有する。一旦、ユーザがウェブ・ページにもどると、ペイント・ストリームがキャッシュから回復され再表現される。このことにより、レイアウトステップの必要をなくす。
【0081】
本発明の別の実施例によると、セット・トップがウェブ・ページを速く表現する処理資源を有するが、ローカル・キャッシュを含む蓄積容量が欠乏しているときには、サーバーがペイント・ストリームのキャッシュを含むことができる。このシナリオでは、レイアウト・エンジンがhttp://www.tse.com/を展開し終えた後、ペイント・ストリームがセット・トップに送られサーバーキャッシュに蓄積される。次に、クライアント(又はサーバーでコミュニケーションする他のクライアント)がhttp://www.tse.com/を要求すると、レイアウトステップがスキップされ、キャッシュされたペイント・ストリームがクライアントに送られる。このことにより、レイアウト・ステップをスキップすることができる。
プレイ命令を伴うマルチメディアコンテンツ
【0082】
本発明のいくつかの実施例はマルチメディアコンテンツの記憶320、検索260及び/又はプレイ170を提供する。マルチメディアコンテンツは、イメージ、オーディオ、テキスト、グラフィックス及びフルモーションビデオを含むことができ、これらの全ては異なる瞬間においてプレイするように時間を決めることができる。このマルチメディアコンテンツはHTMLハイパーリンクに似た方法で他のマルチメディアコンテンツの照会手段を持つことができる。
【0083】
本発明のいくつかの実施例では、マルチメディア・プレゼンテーションのプレイ命令を表わすためにTVMLと呼ばれるXMLランゲージを使用するインターアクティブ・チャネルからのビジュアルモデムTMシステムを含んでいる。TVMLは、次のようなマルチメディアコンテンツのプレイ命令を表わすためのマークアップを含むことができる。
1.マルチメディアコンテンツ実行のタイミング
2.マルチメディアコンテンツ実行の注文
3.マルチメディアコンテンツのサイズ及び位置
4.ハイパーリンクの位置、サイズ、形状及びターゲットURI(又は他のインデックス
【0084】
本発明の一実施例は、第6A図乃至第6D図に示されたニュースメニューTVMLプレゼンテーションによって表わされている。第6A図は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションがどのように実行されるべきかを表わす時間スケジュールを示している。前に述べた実施例(レイアウトを伴うHTML)におけるごとく、「コンテンツブラウザ」は配送されたサーバに基礎をおくコンテンツ準備及び視聴システムの中に分散されることができる。
【0085】
サーバに基礎をおくシステムはURI http://www.virtualmodem.com/news.tvmlを伴ういくつかのコンテンツを見るための要求を受けることができ、その後、前記コンテンツがキャッシュ201の中に収められるべきものなのか、それとも旧式のものであるのかを決定する。
【0086】
ブラウザは、TVMLプレゼンテーション及びプレゼンテーションによって参照されたマルチメディア要素を検索する要求を提示することによってこの環境に応じることができる。プレゼンテーション及びそのマルチメディア要素が一度検索260(トラディショナルキャッシュ110から又はインターネット105から)されていると、ブラウザはコンテンツ150に与えられる。このケースでは、レイアウト140は不必要であり、レンダリング150はセット・トップ(set−top)を認めているフォーマットの中にマルチメディアコンテンツを交換するように制限されることができる。GIDCT−2000のケースにおいて、イメージ及びフルモーションビデオはMPEGフォーマット化データと交換され、そしてオーディオはDolbyAC−3フォーマット化データと交換される。
【0087】
前記レンダリングシステムは、また、TVMLプレイ命令からの負のセマンテック再表現140Bを315において発生する。そのセマンテック再表現140Bは、相対的プレイ時間の他、位置、形状、サイズ、及び全ハイパーリンクのターゲット等のマルチメディアコンテンツの注文、及びTVMLメディア情報といったコンテキストを含むことができる。前記表現コンテンツ160は、インデックスとしてURIの表現(”www.virtualmodem.com/news.tvml”)を使って表現キャッシュ201に320を記憶させることができる。
【0088】
セマンテック再表現140Bに基づいて適切にフォーマット化されたセマンテックコンテンツは、また、インデックスとしてURIを使って表現キャッシュ201に記憶される。本発明のいくつかの実施例では、前記セマンテックコンテンツはVMMLフォーマットの中に記憶される。
表現コンテンツ160及びセマンテックコンテンツ(VMML)が一旦表現キャッシュ201に記憶されると、前記ブラウザは、中にセマンテックコンテンツが配列されたVMMLファイルからセマンテック再表現140Bを読み出し、そして再記憶240することができる。このセマンテック再表現140Bを使ってプレゼンテーションをディスプレイに表わすことができる。
【0089】
第6A図は、各イメージのプレゼンテーションが実行されるべき開始時間と期間を示し、それに伴うオーディオの開始時間及び期間を表わしている。前記プレゼンテーションの実行170はt0からt3に及んでいる。
第6B図乃至第6D図は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションのために使われる各イメージを示している。第6B図に示される第1の表現イメージ650は、信号が送信機から送られていることを表わすために送信機の頂部を囲む小径の一つの円を含んでいる。第1の時間スケジュール線で示すように、第1のイメージ650はt0からt1にかけて表示される。
【0090】
第6C図に示される第2の表現イメージ660は、第1のイメージ650がディスプレイされた時よりも速やかにユーザによって信号を受信できるであろうことを示すために、送信機の頂部を囲む三つの円を含んでいる。第2の時間スケジュール線620で示すように、第2のイメージ660はt1からt2にかけて表示される。
第6D図に示される第3の表現イメージ670は、第1のハイパーリンク「World News Update」が現在選択可能となっていることを示すために、四角のハライライトボックス510で囲んだ第1のハイパーリンクを含んでいる。第3の時間スケジュール線630で示すように、第3のイメージ670はt2からt3にかけて表示される。ユーザは、リモートコントロール装置の矢印キーを押して第3のイメージ670の中のリンクからリンクへと移ることができる。前記ブラウザは、この四角を引きつけ、そしてリンクからリンクへと矢印キーを使用する案内をするためのセット・トップ(set−top)ボックスのための十分な情報を提供する。もし、マルチメディアコンテンツが物理的スクリーンよりも大きいときは、「レイアウト付HTML」の例において述べられたのと同様の方法でスクロールすることが可能となる。第4の時間スケジュール線640によって示されるように、付随するオーディオ170は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションの全時間にわたって実行する。
【0091】
ニュースメニューTVMLプレゼンテーションにおいて、例えば第3のイメージ表現670だけがハイパーリンクを含む。しかし、本発明の他の実施例において、第3のイメージ表現よりも早いイメージ表現がハイパーリンクを含むようにしてもよい。ブラウザは、セマンテック再表現140B(例えばハイパーリンク又はイメージ表示期間)が変わったときはいつでもクライアント(セット・トップボックス又は他の上書き可能な処理装置)を更新することができる。
プレゼンテーションは全てのマルチメディア目的が実行完了するまで170で実行することができる。ユーザはHTMLページに対するのと同様の方法でプレゼンテーションの最終イメージを見ることを継続することができる。ユーザは、また、巻き戻し、早送り、又はプレゼンテーションの休止のため遠隔操作VCR機能を操作することができる。
【0092】
しかし、ハイパーリンクが一旦選択されると、新しいURL要求がブラウザに伝達され、コンテンツに対する要求について再びコンテンツ検索プロセスが始まる。
【0093】
より有能なセットトップクライアントを用いるプレイ命令をともなうマルチメディアコンテンツ:
本願発明のいくつかの態様は、マルチメディアコンテンツの記憶、検索及びプレイを提供する。セットトップがより有効である場合、サーバ基本レイアウトエンジンはセットトップヘのマルチメディアコンテンツとプレイ命令よりなるペイントストリームを伝送することができる。このペイントストリームをレシーブすると、セットトップは次いでペイントストリームにおけるプレイ命令に従ってマルチメディアプレゼンテーションをプレイする。この種のペイントストリームは、いずれの表現も要求しない。ペイントストリームは、セットトップにおいて又はサーバ上において局所的にキャッシュされる。直ちにセットトップヘ、そういったプレゼンテーションのためのマルチメディアコンテンツの全てを送ることは、ときに不可能となる。本願発明の一態様によれば、そういったセナリオ(senario)においては、ペイントストリームはプレイ命令のみで構成されることができる。プレイ命令をレシーブすると、セットトップは次いで現在プレイしているプレゼンテーションの部分に対して適切なマルチメディアコンテンツを伝送することをサーバに要求できる。
【0094】
マルチメディアコンテンツの記憶、検索及びプレイシステム:
本願発明のいくつかの態様は、表現キャッシュ201を用いたマルチメディアコンテンツの記憶320,検索260及びプレイ170のシステムを包含する。以下に挙げられるものは、本願発明の種々の態様を実行することができるシステムの重要な要素である。「配信サーバ基本コンテンツシステム(Destributed Server−Based Content System)を用いるレイアウトを有するHTMLページ」セクションに挙げられた前記記載及び実施例は、配信サーバ基本システムにおける本願発明の使用について説明する。そういったシステムにおいては、以下に挙げられるような種々の補足的コンポーネントが、典型的には単一コンピュータ又は多重接合コンビュータにおいて存するプロセッサを別個に作動させる際に見いだされる。Virtual ModemTMシステムのようないくつかの態様においては、以下のコンポーネントを包含できる。
【0095】
ウエブクローラプロセッシングリソースは、ソースデータ記憶からマルチメディアコンテンツにアクセスすることに適合された。マルチメディアデータは、HTML及びTVMLコンテンツを包含できる。ソースデータ記憶は、インターネット105及びウエブプロキシキャッシュの少なくとも一つを包含できる。表現プロセッシングリソースは、マルチメディアデータのセマンテック表示140Bを生じ、表現150するように適合され、セマンテックコンテンツとしてセマンテック表示をフォーマットすることができる。いくつかの態様においては、表現プログラムは、更にマルチメディアレイアウト140へ適合される。オーディオ/ビデオ端末サーバ(AVTS)のようなマルチメディアプレイプロセッシングリソースは、マルチメディアコンテンツをプレイするために適合される。そういったプレイには、画像表示、オーディオ演奏及びフルモーションビデオが包含される。AVTSのいくつかの態様は、米国特許No.09/255,052(発明の名称「選択的プレゼンテーションの相互配信システム及び方法」1999年2月22日出願、発明者:Antoine Boucher,James Lee Fischer,及びAllen E. Lodberg)により詳細に記載されている。
【0096】
ブラウザプロセッシングリソースは、セマンテックコンテンツを処理し、マルチメディアコンテンツがいつ及びどのようにプレイされるかを制御するために適合される。ブラウザプロセッシングリソースは、全プロセスのためのコントロールセンターとして機能する。ブラウザプロセッシングリソースは、ウエブクロレラ、表現及びマルチメディアプレイプロセッシングリソースを通信でき、それらのそれぞれとの相互作用を調整する。
本願発明のいくつかの態様については、サーバ基本システムは、レイアウト140工程のみ実行するために用いられる。表現150,プレイ170及び記憶320工程は、サーバ基本システムとの通信におけるクライアントアドレス可能プロセッシング機器(例えば、セットトップボックス)により実行されることができる。
【0097】
これらの態様に従うマルチメディアデータを用いる方法は、図2Aに示される。要求されたコンテンツをサーバが検索260した後、サーバはコンテンツをレイアウト140し、それによりマルチメディアコンテンツの表現命令140A及びセマンテック表示140Bを生じる。表現命令140A及びセマンテック表示140Bのコンビネーションは、ペイントストリーム145に関連づけられる。
【0098】
ペイントストリーム145は、次いでサーバと通信する少なくとも一のクライアントに伝送される。クライアントは、セットトップボックスか又は、他のアドレス可能プロセッシング機器(APE)であることができる。ペイントストリレム145を受け取ると、クライアントプロセッシングリソースは、マルチメディアコンテンツ表現140を表現する。表現プロセッシングリソース及びクライアント表現キャッシュ201がクライアントに配置される本発明の態様においては、クライアント表現キャッシュに記憶されたマルチメディアコンテンツ320のより迅速なプレイ170を提供できる。この迅速なプレイ170は、サーバヘコンテンツに対する要求を伝送するために必要な時間、及びサーバからクライアントヘのマルチメディアコンテンツに対応するデータを伝送するために時間を回避するために提供される。
【0099】
レイアウト140工程は、マルチメディアコンテンツのためのセマンテック表示140Bと表現命令140Aのセットを生じる。セマンテック表示140B及び表現命令140Aは、ペイントストリ−ム145におけるクライアントセットトップボックスヘ(ネットワークを介して)伝送される。表現命令140A及びセマンテック表示140Bは、別々に送られることもでき、互いに結合されることもできる。これらの態様のいくつかにおいては、表現命令140Aは、例えば、ビットマップ、オーディオ及びグラフィックのようなマルチメディア要素を包含できる。他の態様においては、表現命令は、マルチメディア要素を包含せず、マルチメディア要素は、ペイントストリームデータのための要求から別にクライアントセットトップボックスにより要求される。
【0100】
レイアウト140が要求されないいくつかの態様においては、サーバ基本システムは、プレイ命令からのセマンテック表示140Bを生じる315。これらの態様においては、ペイントストリーム145は、プレイ命令から誘導されたセマンテック表示140Bのみを包含する。
ペイントストリ−ム145をレシーブした後、クライアントセットトップボックスは、次いでセマンテック表示140Bに従って、マルチメディアコンテンツを表現し150,マルチメディアコンテンツをプレイする170。
【0101】
いくつかの態様においては、セットトップボックスは、迅速な読み出し、表現150及びプレイ170のためのデータを記憶させるために適合されたローカル記憶装置上のペイントストリーム145データを記憶320させるためのプロセッシングリソースを包含できる。ペイントストリーム145データを記憶320させるために適合されたキャッシュは、図3に示されるようなペイントストリームキャッシュ又はレイアウトキャッシュ318として参照される。セットトップボックスは、更にペイントストリーム145データを表現し150、マルチメディアコンテンツをプレイする170プロセッシングリソースを包含できる。
【0102】
別に、セットトップボックスは、ペイントストリーム145データを表現し150、次いでセットトップボックスに配置された表現キャッシュ201のペイントストリームのセマンテック表示140B部に沿って表現表示に対応するデータを記憶する320ためのプロセッシングリソースを包含できる。セットボックス表現キャッシュ201に記憶された表現表示は、セットトップボックスにより実行された表現150プロセスによりペイントストリーム145から生じる。セットトップボックス表現キャッシュ201及び/又はレイアウトキャッシュ318は、ハードディスク、他のリライタブル(再書き込み可能)記憶メディア又はコンピュータメモリであることができる。
【0103】
いくつかの態様においては、サーバ基本システムは、レイアウトキャッシュ318のペイントストリーム145に対応したデータを記憶320できる。サーバ基本システムは、クライアントからの要求に対応したレイアウトキャッシュ318に記憶されたデータを読むことができ、次いで、クライアントヘペイントストリーム145に対応したデータを伝送できる。クライアントは、次いでコンテンツを表現する150表現プロセッシングリソースヘペイントストリーム145へ対応するデータを転送できる。クライアントは、次いでコンテンツをプレイ170する。
【0104】
別の態様においては、セットトップボックスは、ペイントストリーム145データをレシーブし、ペイントストリーム145データを表現し150、表現コンテンツ160及びセマンテックコンテンツを記憶させ、表現コンテンツ及びセマンテックコンテンツを読み、セマンテック表示(工程240)を復元し、コンテンツをプレイ170できる。ユーザは、コンテンツを要求し、次いで、クライアントセットトップボックスは、サーバ基本システムヘの要求をパッシングすることなくコンテンツをプレイ170できる。
【0105】
図7には、本件発明の一実施例を示す、表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムに配置されたコンポーネントとフィーチャを図示した。表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは次のようなコンポーネントとフィーチャを含む。ソースコンテンツ710へのアクセス、少なくとも1つのレイアウトエンジン720、少なくとも一つの表現エンジン730、表現キャッシュ201、少なくとも1つのマルチメディアプレイエンジン750、少なくとも1つのブラウザエンジン760、ディスプレイ770を含んでいる.これらのコンポーネントは共に結合されて、前述の記憶(storing)320、検索(retrieving)260およびプレイ(playing)170の方法を実行する1ないし複数のコンピュータプログラムを構成する。
【0106】
ソースコンテンツとは、未だ表現(レンダー、render)されていないコンテンツである。ソースコンテンツはHTML,XML,イメージ、オーディオ、テキストおよびフルモーションビデオを含み得る。ソースコンテンツ710へのアクセスはインターネット、インターネット105、ウェブプロキシあるいはローカルな記憶装置を介して行われ得る。このようなアクセスを提供するために適合したコネクションが、実際的な検索260に対して十分な帯域幅を提供することのできるいずれかのキャリアを介して行われ得る。コンテンツは、デジタルサブスクライバライン(DSL)、ケーブルモデム、T−1、T−2、T−3、OC−1からOC−256、ファイバディストリビューテッドデータインターフェイス(FDDI)、E1−E5、イーサネット、ファーストイーサネット、ギガビットイーサネットのようなものである。ソースコンテンツ70へのアクセスはまた、TCP/IPやHTTPのような標準的なインターネットプロトコルを用いて適合された処理リソースを含み得る。ソースコンテンツ710へのアクセスを提供するコンポーネントは、図7に示されるコンテンツ取り出し715リソースのような、ソースコンテンツの検索のための処理(プロセス)リソースを含む。
【0107】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテント700へのアクセスのためのシステムは、コンテンツ決定(例えばHTML)からの表現命令140Aに適合する、レイアウトエンジン720のような、レイアウト処理リソースを含み得る。レイアウトエンジン720はまた、レイアウト140あるいはプレイ170命令からコンテンツのフィーチャのセマンテック表示140Bを得る。(登録商標)Netscape Communicator and Microsoft(登録商標)Internet Explorerは両方とも、その全機能の一部としてHTMLレイアウト140を実行するための処理リソースを含む。スタンドアローンのレイアウトエンジン720はMozillaおよびchimeraからのSpyglass Device Mosaic、NGLayoutを含んでいる。いくつかの実施例において、レイアウト処理リソース以外の処理リソースは、プレイ170命令からセマンテック表現140Bを生成する(315)ように適合され得る。
【0108】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは、レイアウトエンジン720によってレイアウト(140)されたグラフィカルなコンテンツ表現を発生するために適合された、表現エンジン730のような表現処理リソースを含み得る。表現エンジン730はまた、レイアウト140を必要としないコンテンツをラピッドプレイ170できるフォームに変換する能力を持っている。
【0109】
多くのレイアウトエンジン720はまた表現エンジン730を含んでいる。表現150の能力を含まないレイアウトエンジン720を持つシステムは、別れた表現エンジン730を持ち、表現エンジンが持つべきインターフェースに特化している。Netscape CommunicatorもMicrosoft(登録商標)Internet Explorerも両方ともその全機能の一部として表現エンジンを持っている。これらのブラウザ両方ともがコンピュータモニタディスプレイ770上に表示され得るビットマップにコンテンツを表現する150。Virtual ModemTM systemのような、いくつかの実施例では、FMBフオーマットで記憶されたMPEGファイルヘコンテンツを表現する、それら用のカスタム表現エンジン730を用いる。
【0110】
表現キャッシュ201はインデックス記憶機構へのアクセスを提供する。表現キャッシュ201は表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツの両方を記憶し、これらのデータオブジェクトは容易に後に検索され得る(260)。表現キャッシュ201は、データベースクエリー、インデックスファイル、ファイルシステムディレクトリを含む多様なフォームをとるインデックス機構として含まれる。
表現コンテンツ160のフォーマットは、記憶機構から独立している。わずか、あるいは全く変換時間をプレイ170で必要としないフォーマット(すなわち“本来のフォーマット(native format)”は、表現キャッシュ201を用いた処理節約と多くの時間を提供する。
【0111】
セマンテックコンテンツのフォーマットはまた記憶機構から独立している。完全に表現コンテンツ160のセマンテックフィーチャの全てをキャプチャーする表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700へのアクセスのためのシステムに用いられる、セマンテックコンテンツフォーマットは、エンハンスプレイリザルトを提供する。セマンテックコンテンツフォーマットによって、不必要な複雑さを避け、セマンテック表現140Bを記憶するために必要な処理と時間がレイアウト140とコンテンツの再表現に必要とされるよりも少なくなるようにできる。
【0112】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは、ディスプレイ770デバイス上に表現コンテンツ160をプレイするために適合されたマルチメディアプレイエンジン750のようなマルチメディアプレイ処理、(プロセス)リソースを含む。マルチメディアプレイエンジン750は表現コンテンツ160を直接表現キャッシュ201のインデックス記憶機構から読み出すか、メモリから表現コンテンツを読み出すか、あるいはさもなければ外部ソースから表現コンテンツを受け入れる。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerの両方とも、その全機能の一部として、コンピュータディスプレイ770にマルチメディアコンテンツをディスプレイするための処理リソースを含んでいる。Virtual ModemTM systemを含む、いくつかの実施例は、セット−トップボックス(set−top box)あるいは他のアドレス可能処理装置(APE)にマルチメディアコンテンツをプレイするために適合された、AVTSと呼ばれる、オーバーオールディストリビューテッドシステムの一部である別々のプログラムを含んでいる。本件発明のいくつかの実施例において、セット−トップボックス(あるいは他のAPE)は、コンピュータプログラムおよびデータを記憶するためのコンピュータメモリをまた含んでいる。ここで“コンピュータ”とは、これらの実施例のセット−トップボックスおよびAPEに応用することができる。
【0113】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムはまた、プレイ170される表現コンテンツ160のセマンテック表現140Bの翻訳(internet)に適合するブラウザエンジン760を含む。ブラウザエンジン760は表現キャッシュ201のインデックス記憶(記録)機構から直接セマンテックコンテンツをよみだし、またはメモリから表現コンテンツ160を翻訳し、さもなければ外部ソースからセマンテックコンテンツを受け入れることができる。ブラウザエンジン760はセマンテックコンテンツからセマンテックフィーチャを翻訳するように適合され得る。いくつかの実施例において、ブラウザエンジン760は、ハイパーリンクのナビゲーション(すなわち、次に表示されるべきコンテンツをユーザ入力から決定すること)をコントロールするように適合される。ブラウザエンジン760はまた、プレイ170でプレイされるべき表現コンテンツ160の部分、およびアクティブ(例えば、イメージをスクロールするとき)なセマンテック表現140Bの対応する部分を決定できる。
【0114】
ブラウザエンジン760は、上述のような機能を実行するために適合された、Netscape Communicator、Microsoft(登録商標)Internet Explorerあるいはほかのブラウザエンジンのような商業的に利用可能なソフトウェアに含まれ得る。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerは両方、その機能の一部として、セマンテック表現140B(あるいは両方が呼んでいる、ドキュメントオブジェクトモデル(DOM))を翻訳するために適合されたプロセスリソースを含んでいる.これらのブラウザの両者がDOMを用いて、どのリンクが現在見えるか(そして他のものが、画面からスクロールして出でたか)GIFアニメーションのタイミングと位置、HTMLフォームに関する情報、その他のHTMLフィーチャを決定する。Virtual ModemTM systemのようないくつかの実施例において、コンテンツの検索260、レイアウト140、コンテンツの表現150および表現コンテンツのプレイ170を調整するブラウザプログラムを含んでいる.これらのブラウザ実施例はまた、表現キャッシュ201からセマンテックコンテンツを読み出し、セマンテック表現140Bを回復数ための処理リソースをも含んでいる.
【0115】
上記エンジン(レイアウト、表現、プレイ、ブラウザ)は全て、少なくともゆるやかには結合されている。すなわち、それらは、同じプログラムの一部であることは必要とされないが、それら全ての間のコミュニケーションのためのいくつかのフォームを必要としている。このコミュニケーションはインタープロセスコミュニケーション(共有(シェア)されたメモリ、パイプあるいはメッセージプロトコル)、共有ファイルを含む様々なフォームを取り得る。Virtual ModemTM systemのようないくつかの実施例では、ユーザデータプロトコル(UDP)にビルトインされたコミュニケーションプロトコルを用いて、様々なエンジンの間で通信している。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerは、同じプログラムの中に全てのエンジンコンポーネントを含んでいる。
【0116】
上記システムコンポーネントのいずれかが直接結合(すなわち同じプログラムに含まれる)されている必要はない。しかし、あるコンポーネントを緊密に結合することには利点がある。例えば、レイアウトエンジン720と表現エンジン730を同じプログラム中に結合することはより効率的である。このような場合、レイアウト140プロセスから生じた表現命令140Aは直接表現エンジン730コンポーネントによって直接利用され得る。もしレイアウトエンジン720と表現エンジン730が別々のプログラムであったら、表現命令のためにいくつかの仲介フオーム(例えば、ネットワーク上を通過するファイルあるいはデータ)が利用され得る。
【0117】
ソースコンテンツ710にアクセスすることに責任のあるコンポーネントはコミュニケーションキャリアおよび下にあるコミュニケーションプロトコルにアクセスするための処理リソースをふくむ。他のエンジンコンポーネントがこれらの処理リソースを持つことは必要ではない。
レイアウトエンジン720と表現エンジン730は、表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツを読むので、表現キャッシュ201記憶機構にアクセスする。
【0118】
マルチメディアプレイエンジン750は、すくなくとも表現キャッシュ201記憶機構の表現160部分にアクセスする。ブラウザエンジン760は少なくとも表現キャッシュ201記録機構のセマンテックコンテンツ部分にアクセスする。しかし、マルチメディアプレイエンジン750とブラウザエンジン760の両方ともが、全表現キャッシュ201記録機構にフルアクセスできるが、それらはそれぞれのコンテンツにだけアクセスする。
表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツヘのアクセスに分割することによって、マルチメディアプレイエンジン750とブラウザエンジン760の効率的な分配ができる.
【0119】
図7Aには、本件発明の一実施例を示す、マルチメディアデータヘのアクセスのためのペイントストリームシステム701が図示されている。ペイントストリームシステム701において、表現エンジン730はクライアント725に配置されている。サーバはコンテンツをレイアウトし(140)、ペイントストリーム145データを表現150およびプレイ170のためにクライアント725に送信する。
図7Bには、本件発明の一実施例を示す、マルチメディアデータヘのアクセスのための内蔵(自給)コンテンツシステムが図示されている。この実施例に対して、全てのシステムコンポーネントはクライアント725のような単一の位置に配置されている。
【0120】
図8Aには、より有能なセットトップを伴う実施例に対して表現キャッシュの様々なコンポーネントの結合と位置が図示されている。この図においてサーバ812はインターネット810に接続され、コンテンツ取出しとレイアウトステップを行っている。サーバはケーブルシステムヘッドエンド800に配置されている。レイアウトステップの結果はペイントストリームとセマンテックコンテンツである。ペイントストリームとセマンテックコンテンツはケーブルコネクション818を介してセットトップ830に送信される。セットトップ830は、通常のアナログテレビ、デジタルHDTV、LCD、コンピュータモニタ、あるいは他のディスプレイやモニタである、ディスプレイ842に結合されている。図示されていないが、ヘッドエンドサーバは、ペイントストリームおよびセマンテックコンテンツを記録するための、サーバ側表現キャッシュを含んでいる。この結合は、コンテンツの取り出し、レイアウトに関わる遅延を減少するのに役立つ。
【0121】
コンシューマーの住宅840(あるいは他のユーザ場所)に配置される、セットトップ830は、処理(プロセス)リソースを持ち、ケーブルカンパニーヘッドエンド800にあるサーバ812から送られるペイントストリーム命令に基づくコンテンツを効率的に表現(表現エンジン824)する。セットトップはまた、サーバ812へのコミュニケーションに関わる遅延を減少するように、記憶容量を持ち、ペイントストリーム820とセマンテックコンテンツ822をローカル表現キャッシュ844に記憶する。セットトップ830はまた、処理、およびグラフィカルリソースを持ち、表現コンテンツをプレイし(プレイエンジン826)、ブラウザ機能を行う(ブラウザ826)。
【0122】
図8Bには、例えば、より能力のないセットトップを伴う実施例に対する表現キャッシュの様々なコンポーネントの配置と結合が図示されている。この図において、ケーブルシステムヘッドエンド800に配置されたサーバ812は、インターネット812に結合され、コンテンツ準備とブラウジイングステップを行う。表現キャッシュ844はまたサーバ812上に配置される。コンシューマーの住宅またはユーザの場所に配置される、セットトップ830は単に表現コンテンツのためのディスプレイ装置として利用される。コンテンツ取り出し814、レイアウトエンジン816、表現エンジン824、プレイエンジン826およびブラウザエンジン828の機能はサーバ812によって行われる。
【0123】
図8Cには、本件発明の一実施例に従い、部分表現エンジンを含む、表現プロセスに含まれる様々なコンポーネントの結合と配置が図示されている。図8Cはケーブルシステムに関連した本件発明の一実施例を示しているが、記述された原理は他のタイプのコミュニケーションシステムに応用できる。本件発明のいくつかの実施例に対してレイアウトプロセスおよび表現プロセスのいくつかは、例えば部分表現エンジン850といった少なくともいくつかの表現処理リソースを持つクライアント(例えばセット−トップボックス830)とコミュニケートするサーバ812によって行われ得る。
【0124】
図8Cに示されるような実施形態において、サーバ812は、最初、(トラディショナルなキャッシュまたはインターネット810のいずれかから)新たに検索したマルチメディアコンテンツをレイアウトして表現命令及びマルチメディアコンテンツのセマンテック表示を形成する。サーバ812内の部分表現エンジン852は、少なくともいくつかの表現命令に従って、少なくともいくつかのマルチメディアコンテンツを表現する。次に、表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示は、クライアント(例えば、セットトップボックス830)に送信される。表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を検出した後に、クライアントはローカル処理資源(例えば、部分表現850)を使用して表現を完成することができ、結果として全部表現マルチメディアコンテンツを生じる。全部表現マルチメディアコンテンツは、次いで、ローカル表現キャッシュ844に記憶され、そしてセマンテック表示に従って、実行される。このコンテンツへの次のアクセスにおいては、セマンテック表示は読み出され、表現コンテンツはセマンテック表示に従って実行される。
【0125】
上記記載及び図8Cに係るシステムにおいて、多数の代替シナリオが叶である。
1. クライアントは、部分表現イメージ、残りの表現命令、及びセマンテック表示をローカル表現キャッシュに記憶する。このコンテンツへの次のアクセスにおいては、残りの表現処理は、セマンテック表示に従って、マルチメディアコンテンツを実行する前に行われる。このシナリオは、全部表現イメージは大きすぎてクライアント表現キャッシュに記憶できないときに、使用することができる。
2. サーバは、部分表現イメージを記憶し、クライアントに、残りの表現の命令及びセマンテック表示のみを送信する。クライアントブラウザがマルチメディアコンテンツを表示する必要があるときには、そのブラウザはマルチメディアコンテンツの部分表現部分が送信され、次いでクライアントは、セマンテック表示に従って、送信された表現コンテンツを実行すると共に、表示ステップを行う。このシナリオは、クライアントが、部分表現コンテンツを記憶するための充分な記憶資源を持っていないときに、使用することができる。
3. サーバは、サーバベースの表現キャッシュに部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を記憶する。クライアントが、コンテンツを求める要求を行うときに、サーバは部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を送信することができる。これは、表現プロセスのレイアウトプロセス及びパートを回避する。このシナリオは、クライアントが部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示のいずれかを記憶するための十分な記憶資源を持っていないときに、使用することができる。
【0126】
図8Cに示されるようなシステムでは、どれだけの表現プロセスがサーバによって行われ、そしてどれだけクライアントによって行われるかの決定は、クライアントの表現処理資源に大きく依存し得る。
次は、部分表現エンジン例えば図8Cに示されかつ上述のものを有するシステムでHTLMページをアクセスする例である。URIhttp://www.tse.com/ でいくつかのコンテンツを見ることを要求しかつコンテンツが表現キャッシュにないか、または古いかのいずれかを決定するブラウザプロセスに応答して、システムのサーバベースの部分は、ウェブページ及びTSEウェブページが参照するグラフィカルな要素の検索を要求する。一旦、ウェブページ及びグラフが(トラディショナルなキャッシュまたはインターネットのいずれかから)検索されると、コンテンツは、HTMLの規則に従って、配置される。
【0127】
この例を続けて、表現プロセスのサーバベースの部分は、次に、テキストを除いて、ページのすべての要素を表現する。すなわち、すべてのグラフ及び他の非テキスト要素はレイアウトプロセスが前に決定した位置に表現される。部分表現コンテンツ、(テキスト、配置、色、及びフォントサイズを提供する)残りの表現命令、及びセマンテック表示は、すべてクライアントに送信される。クライアントは、このコンテンツを検出するために処理資源を持っており、表現イメージを表示し、イメージの頂部に残りのテキストを表現する。スクロール動作は、イメージの次の部分を表示しかつテキストの次の部分を表現することによって達成できる。クライアントは、全部表現イメージ及びセマンテック表示ローカル表現キャッシュに記憶するか、または部分表現イメージを、残りの表現命令及びセマンテック表示と共にローカル表現キャッシュに記憶する。もし、クライアントが、これらすべての表現コンテンツを記憶する資源を持っていないならば、クライアントは、要素の一部分(例えば、表現命令及びセマンテック表示のみ)を記憶するか、または全く記憶しないかのいずれも可能である。いずれの場合でも、サーバは、セットトップがサーバベースの表現キャッシュに記憶できないコンテンツ要素を記憶する。
【0128】
セマンテックコンテンツのフォーマット
本願発明のいくつかの実施例は、拡張マークアップ言語(XML)を用いて、320個のセマンテックコンテンツをフォーマットし表現キャッシュ201へ記録する。バーチャルモデム(商標)システムを含む実施例はVMMLと称されるマークアップ言語を用いて320個のセマンテックコンテンツをフォーマットし、表現キャッシュ201へ記録する。
【0129】
VMMLは、HTMLとTVML双方のセマンテック機能を記述する要素を含む。TVMLは、http://www.w3.org/に位置するワールド・ワイド・ウエブ・コンソーシアム(World Wide Web Consortium)からの、同期化マルチメディア統合言語(Synchronized Multimedia Integration Language:SMIL)に本来的に基づいている、別のXML言語である。記述要素は以下を含む。
1.マルチメディア要素 − <img>、<audio>、<video>及び<text>要素が完全表現マルチメディアオブジェクトを記述するのに用いられる。<screen>要素が、完全に表現されたHTMLを記述するのに用いられる。これら要素の各々は、「begin」属性を用いる任意的な開始時間を含むことができる。
2.集合要素 − <per>要素と<seq>要素は、マルチメディア要素が如何に再生されるかを記述するのに用いられる。<per>内部の要素が連続的に再生される。<seq>内のマルチメディア要素の開始時間がその前の要素の終期に関連している。<per>要素と<seq>要素の双方は「begin」属性を用いる任意的な開始時間を含むことができる。
例えば、以下の<per>要素は、平行に(即ち、同時に)再生される<audio>要素と2つの<img>要素と含んでいる。2番目のイメージの表示が5秒遅れる。
3.HTML要素 − <screen>要素が表現されたHTMLページに関連する全てのセマンテック情報のためのコンテナとして陥られる。<screen>要素で許可される要素は、以下を含む。
<frame> −FMB(表現されたフレーム)、大きさ、及びHTMLページの別のフレームに対する相対位置を規定する属性を包含する。
<anchor> −<frame>要素の各々は、位置、大きさ、形そしてHTMLハイパリンクのターゲットを記述する<anchor>要素のリストを包含する。
<form> −各フレームはHTMLフォームを完全に記述するフォーム要素を包含することができる。
<animation> −<frame>要素はアニメーションのGIFのタイミング、大きさ、位置を記述するアニメーション要素を包含することができる。
4.非表示要素 −<title>要素と<meta>要素はコンテンツの非音声視覚要素を記述する。<meta>情報の例は、HTMLリフレッシュを含み、メタを終了する。
5.Anchors−非HTMLハイパリンクに関する情報もまた、VMML<anchor>要素に記述される。
6.Applets−<applet>要素はブラウザに対し、他のアプリケーションを実行するよう命令する。
【0130】
VMMLは、別の一般的でない(minor element)や幅広い種々の属性を包含するが、上記リストは主要な機能を記述する。VMMLは、TVMLとHTMLの種々の機能の全てに詳細に記載することができ、表現キャッシュ201からセマンテックコンテンツを飲み込んだ後にセマンテック表示140Bを再構築することができる。セマンテック表示140Bの再構築は、sgml−lex(http://www.w3.org/から入手可能)のような無料で利用できるツールを用いる単純なトークニゼション(tokenization)(即ち、テキスト文法解析)を含む。文法解析処理は、レイアウトのプロセス140や表現処理150よりも、非常に早く処理ができ、そして非常に少ないプロセッサリソースのみで行う。
必ずしも直接的ではなく、また機械的でないが、この説明において、語句「結合」を接続として定義する。この説明において語句「実質的」を「概ね」(好ましくは10%以内、より好ましくは1%以内、最も好ましくは0.1%以内)として定義する。
【0131】
発明の効果
マルチメディアコンテンツに結合された表現キャッシュ201は、少なくとも次の理由によりコスト的に有利である。表現キャッシュ201は、レイアウトと表現(レンダリング)工程は消去されるから、マルチメディアコンテンツのプレイ170をより少ない時間とより少ないデータ処理で可能にする。
ここで記載されたすべとの開示実施例は、特別な実験をすることなしに実現し得る。本発明者による発明のベストモードはここに開示されているが、本発明がそれに限定されるわけではない。従って、当業者はここに記載されていない他の実施形態をとることができることは理解するであろう。
【0132】
例えば、ここで記載された表現キャッシュ201は物理的に別のモジュールであるが、表現キャッシュ201は関連装置に合体させ得る。更にここに開示の全ての構成部分等は別な構成部分でも良い。
【図面の簡単な説明】
本発明のこれら、そしてその他の、目的および様相は、以下の説明及び添付した図面を考慮することにより、一層良く認識することができ、理解することができるでしょう。本願の様々な実施例は、この明細書の一部および添付した図面の中で示され、参照している文字(それらの文字が一つの視界に入らない場合)はそれぞれ同じ部分を示します。注意すべきことは、図面に描かれている特徴的構成は縮尺を必ずしも必要とはしません。
【図1】
検索およびマルチメディアコンテンツのプレイの従来の方法の機能ブロック図であり、適切には「従来技術」と呼ぶ。
【図2】
表現キャッシュを使用したマルチメディアコンテンツのプレイおよび検索のプロセスを概観する機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図2A】
ペイントストリームプロセスを概観する機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図3】
表現プロセスの詳細を包含した機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図4】
プレイプロセスの詳細を包含した機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図5A】
トロント株式取引所のインターネットのページの一部のスクリーンショットであり、本願発明の実施例である。
【図5B】
トロント株式取引所のインターネットのページの一部のスクリーンショットであり、本願発明の実施例である。
【図6A】
異なったマルチメディア要素(例えば、レイアウトを必要としないマルチメディアコンテンツ)のプレイの時間調整を説明する図であり、本願発明の実施例である。
【図6B】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図6C】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図6D】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図7】
表現キャッシュを包含する通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図7A】
クライアントを示す、表現キャッシュを包含する通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図7B】
通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図8A】
セットトップボックスに配置された表現エンジンを備えた通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図8B】
ケーブル会社ヘッドエンドに配置された表現エンジンを備えた通信システムの説明図であり、本願発明の実施例によるものである。
【図8C】
表現エンジンの一部を含んだ、表現プロセスに関係した様々な構成要素の位置および接続を説明する図であり、本願発明の実施例によるものである。
技術分野
本発明は、概略コンピュータシステムの改善に関する。より詳細には、本発明は、キャッシュディレクトリにおけるオーディオ、イメージ、グラフィックコンテンツ等のマルチメディアコンテンツの格納方法、装置、システムに関する。
【0002】
背景技術
従来のグラフィック・プロセッシング保存媒体は時々、キャッシュ・システムと呼ばれ、当業者によって知られている。例えば、従来のキャッシング・システムは一般的に、大型の低速のソースから受信した情報の「ステップショット」を含む小型の高速な保存装置を有している。このスナップショットは、現時点での処理に生じる最も関連した情報を特別に実行するものと考えられている。
【0003】
インターネットコンテンツによる意味によれば、「キャッシュ」とはファイル、コンピュータシステムにおけるデータベース、ディレクトリ、若しくはディレクトリセットであると定義されている。このキャッシュは、以前に読み出し、生成、若しくは作成されたコンテンツを格納するものである。インターネット・ブラウザおよびエディタはコンテンツを格納するキャッシュディレクトリを使用している。キャッシュされたコンテンツはレイテンシーの読み出しを何時でも減少させるように、リモートコンテンツの代わりに用いられる。従って、多くのウェブブラウザおよびエディタは、アクセスタイムを短縮するためにインターネットおよびテキスト、グラフィックコンテンツを保存している。このコンテンツは一般的に、例えば、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HTML)および付随するイメージのように、その独自の形式で格納される。
【0004】
かかる技術の問題点は、キャッシュに格納されたイメージデータに基づきコンテンツを閲覧するためには、データのレイアウトおよびレンダリング(rendering)を必要とすることである。もし、コンテンツに基づくデータが変更されなかった場合、再生のプロセスはディスプレイ・バッファに対して一度生じるだけである。情報が変更された場合、所望の変更させるために、情報はレンダリングし直さなければならない。複雑なグラフィックのシーンの再レンダリングのためには、シーンまたは特定のグラフィックにおける追加の変更のための多くの処理を必要とする。レイアウトおよび再生の処理は、時間がかかるとともに、プロセッサのリソースを必要とする。従って、必要なことは、時間およびプロセッサのリソースを効率的にマルチメディアコンテンツを再生する解決法を提供することである。
【0005】
これまでは、マルチメディアコンテンツをタイムリーかつ効率良く再生する要求は十分に満たされていなかった。必要なことは、これらの要求を同時に満たす改善をなすことである。本発明は、中でも、これらの要求を改善すること目的としている。
【0006】
発明の開示
本発明の主要な目的は、タイムリーかつプロセッサの効率よくマルチメディアコンテンツを表示することにある。これらの目的に従い、レンダリングされたマルチメディアコンテンツを含む媒体の格納のための特別な必要性が存する。マルチメディアコンテンツおよび意味のあるコンテンツの両方を含む媒体の格納は、ここでレンダリングされたキャッシュと呼ぶことにする。
【0007】
本発明の様々な実施例のために、意味あるコンテンツは場所、大きさ、形状、ハイパーリンクの目的となるユニバーサルリソースの識別子、マルチメディア・エレメント・タイミング、および他の再生指示についてのコンテンツを含み得る。レンダリングされたキャッシュに格納されたコンテンツの超高速再生は、コンテンツ・レイアウト、コンテンツレンダリング、およびコンテンツの意味ある表現の生成のステップを減少させることにより達成される。これらのステップは、コンテンツが従来のキャッシュから読み出された後に再生されるいずれの時においても必要である。レンダリングされたキャッシュのコンテンツを再生するのに必要なステップは、レンダリングされたコンテンツの読み出し、意味あるコンテンツの読み出し、意味ある表現の格納、およびコンテンツの再生だけである。
【0008】
レンダリングされたキャッシュに存するウェブページを訪れたウェブブラウザはウェブページを瞬時に表示する。本発明の様々な実施例により提供されるキャッシング・メカニズムは、ファイルフォーマットおよび格納された意味あるコンテンツのファイル・フォーマットとは独立なものである。コンテンツブラウザにようにクライアント・アプリケーションはマルチメディアコンテンツを認識できるとともに意味あるコンテンツの認識および翻訳を行うことができる限り、アプリケーションはレンダリングされたキャッシュにより提供される恩恵を受けることができる。よって、従来技術によっては同時に満足させることのできなかったタイムリーかつプロセッサの効率利用という上述の要求を同時に満足させることが可能となる。
【0009】
本発明の第1の視点は、マルチメディアデータを格納する少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを格納する方法は、マルチメディアコンテンツの検出するステップ、再生指示によるレンダリングされたマルチメディアコンテンツの意味ある表現を生成するステップ、格納媒体における意味ある表現を保存するステップ、および格納媒体における意味ある表現に対応するデータを格納するステップを有する。マルチメディアコンテンツは再生指示および少なくとも一つのマルチメディア要素を含む。少なくとも一つのマルチメディア要素はグラフィックイメージ、オーディオ、テキスト、およびフルモーションビデオの少なくとも一つを揺する。再生指示は、マルチメディアコンテンツのタイミングおよびマルチメディアコンテンツの順番のうちの少なくとも一つを含む。意味ある表現はレンダリングされた表現、およびレンダリングされた表現における異なるマルチメディア要素の関連のうちの少なくとも一つを記述する。
【0010】
本発明の第2の視点は、マルチメディアデータを格納する少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを格納する方法は、レイアウト指示を含むマルチメディアコンテンツを検出するステップと、レンダリング指示およびマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現の意味ある表現を形式するためのレイアウト指示に従い、マルチメディアコンテンツをレンダリングするステップとを有する。この方法はまた、レンダリングされた表現を生成する指示をレンダリングすることに基づきマルチメディアコンテンツをレンダリングするステップと、格納媒体におけるレンダリングされた表現を保存するステップと、格納媒体における意味ある表現に対応するデータを格納するステップとを有する。
【0011】
本発明の第3の視点は、マルチメディアデータを読み出す少なくとも一つのコンピュータにおいて実行される方法に基づく実施例を提供することにある。マルチメディアデータを読み出す方法は、要求されたマルチメディアコンテンツのための要求を検出する少なくとも一つのコンピュータの第1のコンピュータのリソースを処理するステップと、要求されたマルチメディアコンテンツは格納媒体に存するか否かを決定する第1のコンピュータに接続されたリソースを処理するステップとを含む。格納媒体は第1のコンピュータに接続され、マルチメディアコンテンツおよび意味あるコンテンツのレンダリングされた表現を含む。本発明の第3の視点による実施例は、要求されたマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現を読み出すことにより、要求されたマルチメディアコンテンツに対応するデータが格納媒体に存するかの決定に応答するステップと、要求されたマルチメディアコンテンツに対応する意味あるコンテンツを読み出すステップとをさらに有する。
【0012】
本発明の第4の視点は、格納媒体と、マルチメディアコンテンツの意味あるコンテンツの高速再生のためにフォーマットされたマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現の格納および読み出しに適用されるインデックス・メカニズムとを揺するレンダリングされたキャッシュに基づく実施例を実施することにある。
【0013】
本発明の第5の視点は、クライアントに基づく実施例を実施することにある。クライアントは、マルチメディアコンテンツの表現のレンダリングを検出するように適応されたリソースを処理するステップと、意味あるコンテンツに従い表現のレンダリングの少なくとも一部を再生することにより、マルチメディアコンテンツおよび意味あるコンテンツの表現のレンダリングに応じて適用されたリソースを処理するステップとを含む。
【0014】
本発明の第6の視点は、マルチメディアコンテンツを使用するためのシステムに基づく実施例を実施することにある。システムは、ソースデータの保存からのマルチメディアコンテンツのアクセスに適用されたリソースを処理するウェブブラウザと、本発明の第4の指定において述べたレンダリングされたキャッシュとを含む。リソースの処理のレンダリングは、マルチメディアコンテンツの表現を低減する意味ある表現を生成するとともに、意味ある表現を意味あるコンテンツとしてフォーマットすることに適応され、マルチメディアコンテンツをレンダリングされた表現へとレンダリングし、レンダリングされた表現は高速にフォーマットされる。
【0015】
本発明の第8の視点は、マルチメディアコンテンツを再生する方法を実施することにある。この方法は、格納媒体からのマルチメディアコンテンツのレンダリングされた表現を読み出すステップと、格納媒体からのレンダリングされた表現の意味あるコンテンツを読み出すステップとを含む。この方法は、レンダリングされた表現および意味あるコンテンツを読み出す処理をブラウザが行うステップと、意味あるコンテンツに基づき意味ある表現を保存する処理をブラウザが行うステップとを含む。この方法は、レンダリングされた表現のアクティブな一部をクライアントに送信するリソースをブラウザが処理するステップと、レンダリングされた表現のアクティブな一部に対応する意味あるコンテンツの一部をクライアントに送信するステップとを含む。レンダリングされた表現のアクティブな一部は、現に再生されるレンダリングされた表現の一部であり、送信後に高速に再生されるレンダリングされた表現の一部である。この方法は、レンダリングされた表現のアクティブな一部と意味あるコンテンツのアクティブな一部とを検出するリソースをクライアントが処理するステップと、レンダリングされた表現のアクティブな一部を再生するリソースをクライアントが処理するステップとを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】
本願発明及び本願発明の様々な特徴および有利な記述は、添付した図面の中で説明され、以下に記述される好ましい実施例の制限のない実施例により、より完全に説明することができます。よく知られた構成要素およびプロセス技術の詳細な記述は無益に発明を不明瞭にするので省略しました。しかしながら、以下の記述は、本願発明の好ましい実施例を示しており、それらは多数の特徴を記述していることは理解されるべきです。これは、実施の方法を与えるものであり、それらは制限されるものではありません。多くの変更および修正が本願発明の精神から外れずに、本願発明の範囲内で行なうことができます。また、発明はそのような修正をすべて含んでいます。
【0017】
ハイパーリンク・ドキュメントの操作中で、処理要求が減少している間に、コンテンツを見るスピードが顕著に加速する場合において表現ドキュメントを完全にとらえる為のプロセスを使用したマルチメディアコンテンツを蓄積するための方法、装置およびシステムを記述しています。
【0018】
【実施例の説明】
定義
以下の語句が、本願によって提供される発明の種々の実施例の記載において用いられる。
コンテンツ(content):コンピュータ、テレビジョン、その他の表示デバイス上で見るために、レイアウト処理若しくは表現処理、またはこれら両方を必要とするテキスト情報及びグラフィック情報。コンテンツに対する他の語句は、ウエブページ、ドキュメント、インターネットコンテンツ、ハイパ・テキスト・マークアップ言語(HTML)、拡張マークアップ言語(XML)、及びテレビジョンマークアップ言語(TVML)を含む。コンテンツは、音のような非グラフィック情報をも含むことができる。
【0019】
コンテンツブラウザ(content Browser):コンテンツを引き出し、表現し、またはナビゲートするよう設計されたコンピュータプログラム。例えば、インターネット・ウエブ・ブラウザ、HTML/XML/SGML(標準統合型マークアップ言語(standard Generalized Markup Languae)エディダ、ワードプロセッサ及びインターネット・ウエブ・プロキシが含まれる。
HTML:事実上のインターネットコンテンツ標準、HTMLはインターネットコンテンツのレイアウトを記述するマークアップ規則の集合を含む。コンピュータモニタ、テレビジョンまたは他のディスプレイで見るために、ブラウザはこのマークアップを用いてHTMLをレイアウトし表現する。
【0020】
マークアップ(Markup):コンテンツドキュメントのシンタックス・セマンティック機能(syntactic and semantic features)を記述するのに用いる表記。
マルチメディアコンテンツ(Multimedia Content):ユーザに対しプレゼンテーションを再生(プレイ)するのに用いるマルチメディア要素。マルチメディア要素は、グラフィックイメージ(表現されたHTMLを含む)、音、テキスト、及び完全動画(full Motion video)を含むことができる。
【0021】
ナビゲーション(Navigation):表現されたコンテンツから更なるコンテンツをアクセスするための、ハイパリンク形式のURIのようなインデックス表示(indexing indication)を選択する処理。
ペイントストリーム(paint Stream):マルチメディアコンテンツを表現するために用い得る表現命令(レンダリング命令)の集合。典型的には、これら表現命令は、マルチメディアコンテンツ(例えば、HTML)のレイアウトの結果として生じる。ペイントストリームは、大きさ、位置、形及びURIのターゲット、アニメ−ションGifの大きさ、位置及びタイミング、その他の対話要素(例えばHTML形式)に関する情報のようなセマンティック情報をも含むことができる。
【0022】
プレゼンテーション(Presentation)少なくとも1つのマルチメディア要素を参照するコンテンツ。プレゼンテーションは、マルチメディア再生のタイミング、順序及び位置を定義するのに用いることができる再生命令(プレイ命令)を含む。再生命令は、大きさ、形及び全てのハイパリンクのターゲット、対話要素(例えばHTML形式)及びメタ値(Meta Values)をも含むことができる。
レンダ/レンダリング(Render/Rendering:表現)ディスプレイ上で見ることができるデータのグラフィック表現を生成する処理。例えば、ウエブブラウザは、HTMLページを、コンピュータモニタまたはテレビジョンで見ることができるグラフィックイメージに表現する。また、マルチメディアデータ(イメージ、音、テキスト、完全動画)を生成し、または生成し得るファーマットへマルチメディアデータを変換する処理も含む。
【0023】
表現キャッシュ(Rendered Cache):本願発明の種々の実施例は、インターネットのようなマルチメディア・コンテンツ・データ・ソースから生成される(または引き出される)だけでなく、既に表現され、迅速に再生する準備ができているコンテンツのキャッシュを意味する表現キャッシュのコンセプトを用いる。表現キャッシュは、マルチメディアコンテンツとセマンティックコンテンツという2つのオブジェクトを含むことができる。表現キャッシュに記録されたマルチメディアコンテンツは、既に表現され、非常に迅速に表示するよう準備ができているコンテンツである。セマンティックコンテンツは、セマンティック機能または表現されたコンテンツの表示の記述を含む。セマンティック機能の例は、位置、大きさ、形及びハイパリンクのターゲット、アニメーショングラフィック相互交換形式(GIF)フレームのタイミング、位置及び大きさ、HTMLフレームの大きさと相対的位置、HTML形式上の情報、HTMLメタ値、プレゼンテーション再生のタイミング、その他の再生命令を含む。表現キャッシュのより詳細な記述が以下の「処理記述」でなされている。
【0024】
セマンティック表示(Semantic representation):マルチメディアコンテンツの表現された表示またはその一部を形成する、マルチメディア要素(またはオブジェクト)の特性、属性、論理構造及び機能の記述。データは、特定のプレゼンテーション部分内の異なるマルチメディア要素の間の関係と、マルチメディアコンテンツの種々の要素をアクセスし処理する方法をも記述する。セマンティック表示は、典型的にはレイアウトプロセスの間に生成され、ファイルまたはデータベースにフォーマットされ索引付けされたセマンティックコンテンツとして保存することができ、そしてこのセマンティックコンテンツから迅速に復元することができるように、セマンティック表示が構築される。セマンティックコンテンツが、マルチメディアコンテンツとともに、または1またはそれ以上の個別の索引付けされたファイルとして記録され得る。セマンティック表示は記録されたセマンティックコンテンツの形式とは無関係である。ドキュメント・オブジェクトモデル(Document Object Model:DOM)はセマンティック表示の一形式であり、HTMLドキュメントやXMLドキュメントで用いるのに適している。
【0025】
TVML:本願発明のいくつかの実施例(ロンドン、オンタリオ、カナダに存在するインタラクティブチャネル社(Interactive Channel Inc.)が提供するバーチャルモデムプレゼンテーションシステム(virtual Modem(商標)Presentation system)を含む)は、テレビジョン・マークアップ言語(Television Markup Language TVML)と称される、マルチメディアコンテンツを記述するXML言語を用いる。TVMLは、マルチメディアコンテンツを如何に再生するかを記述するマークアップ言語を含んでいる。マルチメディアコンテンツは、テキスト(HTMLを含む)、グラフィックイメージ、音、テキスト及び完全動画を含むことができる。TVMLは、各マルチメディア構成要素を他のマルチメディア構成要素との関連でいつ再生すべきかを記述するマークアップ言語を含むことができる。
【0026】
URI:ユニバーサルリソース識別子(Universal Resource Identifier)は、コンテンツを言及する名前とアドレスの全ての形式に対してインターネット標準語句である。語句URIは、ファイル名、ハイパリンク及びユニバーサルリソースケータ(Universal Resource Locator:URL)のような語句を包含するものである。
VMML:バーチャルモデム(商標)プレゼンテーションシステムのような、本願発明の種々の実施例によって、表現されたマルチメディアコンテンツのセマンティック表示を記録するのに用いられるXMLマークアップ言語(VMML−バーチャムモデム(商標)マークアップ言語(Vertual Modem Markup Language)と称する)。
XML:例えばHTMLやTVMLのような別のマークアップ言語を記述するのに用いるマークアップ言語。
【0027】
プロセスの説明
本発明の種々の実施例は、少なくとも1つのコンピュータにおいて実行されるマルチメディアデータの記憶および検索方法を含む。これらの方法はマルチメディアデータを異なるタイプのデータオブジェクトを用いて表現することによってより早い速度でかつより少ないコンピュータ処理でマルチメディアコンテンツを取り扱い、再生するものである。第1のデータオブジェクトタイプは前もって表現されている。マルチメディアコンテンツ・データである。第2のデータオブジェクトタイプは、前もって表現されているマルチメディアコンテンツのセマンティック表示を含む。これらのデータオブジェクトタイプは別個のファイルとして記憶できるものであるか、あるいは同じファイル内に含まれ得るものである。
【0028】
マルチメディアコンテンツを検索、再生する従来の方法は、第1図に示されている。この方法は、トラディショナルキャッシュ110を含んでいる。マルチメディアコンテンツを再生するための要求を検出したあとで(ステップ120)、検索処理リソース、例えばウェブブラウザー内に設けられている検索処理リソースは対応するマルチメディア・コンテンツ・データを検索する。伝統的なウェブブラウザー、例えばネットスケープナビゲータ、ネットスケープコミュニケータあるいはマイクロソフト(登録商標)インターネットエックスプローラは、トラディショナルキャッシュ110と組み合わされるとき、各再生要求120のたびに応答して下記の処理ステップを実行する。
【0029】
コンテンツ(例えばHTMLコンテンツ表現)を検索したのち、コンテンツをトラディショナルキャッシュ110、インターネット105または他のコンテンツ・データ・ソースのいずれかから読み出す(ステップ130)。コンピュータ内に設けられた処理リソースは例えばコンテンツのHTML表現に従ってコンテンツを配置構成(レイアウト)することができる(ステップ140)。レイアウト140の間は、処理リソースは表現命令140Aを発生し、マルチメディアコンテンツのセマンティック表示140を導出する。この点に関し、実施例のうちのいくつかでは、レイアウト140は必要とされない。これらの実施例では、セマンティック表示140Bを第3図に示すように再生指示から発生することができる(ステップ315)。
【0030】
コンテンツブラウザーはセマンティック表示140Bを用いてハイパーリンクの位置、サイズ、形状およびターゲットとコンテンツ再生指示とを決定することができる。セマンティック表示140Bはさらに他のインタラクティブ表示要素、例えばHTML形式を記述するために使用され得る。トラディショナルキャッシュ110と組み合わされてトラディショナルコンテンツブラウザーが使用されたとき、再生のために発生されたグラフィカル表示に対応するセマンティック構成(features)はコンテンツが見られている限り存在し続ける。セマンティック構成はマルチメディアコンテンツが再生されているときはいつも存在しなければならないものであり、加えてトラディショナルキャッシュ110は表現されていない(non−rendering)元の形式でマルチメディアコンテンツを記憶するので、トラディショナルブラウザーは、第1図に示すように、ユーザーがコンテンツを要求するたびにグラフィカル表現を再表現しなければならない。
【0031】
よって、表現エンジンは表現指示140Aに従ってマルチメディアコンテンツを表現し(ステップ150)、表現されたコンテンツ160を形成する(以後、断りがない場合、マルチメディアコンテンツの表現された表示を記す)。最終的には、マルチメディア再生エンジンは表現されたコンテンツ160とセマンティック表示140Bの両方を使用して表現されたコンテンツを再生する(ステップ170)。画像を含むマルチメディアコンテンツについては、再生170はセマンティック表示140Bに従って、ユーザーのスクリーンに表現された画像を表示することを含む。表現されたコンテンツ160はマルチメディアコンテンツの表現された表示とも呼ばれる、
【0032】
従来技術の構成では、再生170はレイアウト140(またはセマンティック表示140Bが発生される他の処理)のあとで発生し、表現(rendering)150は終了する。表現150とセマンティック表示140Bは、再生要求120が受信されたときとマルチメディアコンテンツが再生されたとき(170)との間にかなり長い時間を必要とし、これは本件発明の種々の実施例の方法を用いてコンテンツを再生するときにかかる時間と比べてそうである。また表現150およびマルチメディアコンテンツのためのセマンティック表示140Bのためには、本件発明の種々の実施例による方法を用いた再生170に必要な処理に比べて、より多くのデータ処理が必要とされる。
【0033】
本発明のいくつかの実施例におけるマルチメディアコンテンツの検索(ステップ260)、表現150および再生170の詳細を第2図から第4図に示すとともに、以下において説明する。第2図は表現キャッシュ201を用いたマルチメディアコンテンツ、例えばHTMLコンテンツのための検索260および再生170処理の全体構成を示す。本件発明の種々の実施例に従ってマルチメディアデータを用いる方法は、マルチメディアコンテンツを検索、再生する1つまたはそれ以上のプログラムを有する少なくとも1つのコンピュータにおいて実現できる。同じマルチメディアコンテンツに対してひき続きアクセスするために表現キャッシュ201を使用する利点も以下に記載する。
【0034】
表現キャッシュ201は、表現されたコンテンツ160(画像データを含む)だけでなく、マルチメディアデータのセマンティック表示140Bを再構築するためのいくつかの手段を含む。セマンティク表示140Bの再構築は商品化された画像フォーマットまたはセマンティック構成を記述する個々のファイルを用いて行なうことができる。このセマンティック表示140Bはアニメーションまたは他の動画コンテンツの記述、ハイパーリンクの位置、サイズおよび目的地、および他のメタ(meta)情報を含むことができる。メタ情報はタグ化(tagging)、リフレッシュ(クライエントプルリプレイスメント:client pull replacement)およびインターネットコンテンツ選択(Internet content selection PICS)関連ラベルのプラットフォームを含むことができる。
【0035】
本件発明のいくつかの実施例は(Virtual Modem TMインタラクティブ表示システム、ロンドン、オンタリオ、カナダに所在するインタラクティブチャネルテクノロジー社製(Interactive Channel Technologies, Inc.)を含む)VMMLと呼ばれるXML言語をセマンティックコンテンツを記憶するために使用する。VMMLセマンティックコンテンツは表現されたコンテンツ160のマークづけを以下のセマンティック構成を表示するために含むことができる。
1.ハイパーリンクの位置、サイズ、形状およびターゲットインデックス(例えばURI)
2.表現された画像におけるHTMLフレームのサイズおよび相対位置
3.アニメーションGIFのサイズ、位置およびタイミング
4.HTML形式要素のサイズ、位置およびタイプ
5.マルチメディア・コンテンツのタイミング
6.他の再生170の指示
【0036】
表現キャッシュ201からのコンテンツの適正な使用はセマンティック表示140B、レイアウト140(必要な場合)、および表現150の発生ステップを除外することができる。他方、トラディショナルキャッシュメカニズムを用いた伝統的なウェブブラウザーはコンテンツの再生170前に上記ステップを実行しなくてはならない。それらステップを除外することにより、マルチメディアコンテンツの再生170に必要なリソースの処理および時間を削減することができる。
【0037】
表現キャッシュ201は2つのタイプのデータオブジェクトすなわちマルチメディアコンテンツをセマティックコンテンツを含むことができる。コンテンツはいずれのフォーマット(すなわちキャッシュメカニズムがファイルフォーマットとは独立になっている)でも記憶することができる(320)。典型的には、レイアウト140および/または処理リソースの表現150がセマンティックコンテンツとして表現キャッシュ201に記憶するためにセマンティック表示140Bをフォーマットする。他の例としては、レイアウト140および/または処理リソースの表現150はセマンティック表示140Bをリソースを処理する表現キャッシュ201サーバへ転送し、そこでセマンティック表示をセマンティックコンテンツにファーマットとして検索260のための適切にインデックス化されたファイルに記憶することができる。本件発明のいくつかの実施例では、コンテンツブラウザー(および/または表現キャッシュ201からのコンテンツを用いた他のクライエンアプリケーション)は処理リソース例えばプログラムを含むことができ、表現コンテンツ160のフォーマットの検出およびマルチメディアコンテンツの表示ができる。
【0038】
コンテンツの要求が受信されると(ステップ210)、コンテンツブラウザーはコンテンツの表現表示がすでに表現キャッシュ201にあるかどうかを判定する(ステップ220)。ブラウザーはまた表現キャッシュ201のコンテンツが古いものかどうかを判定する(ステップ230)。ステップ210で受信したコンテンツ要求は、例えばユニバーサルリソース識別子(Universal Resource Identifier :URI)を用いてブラウザーへ与えることができる。
【0039】
要求されたデータのアップデートされた表現表示が表現キャッシュ201にすでに存在すると判定されると、第2図に示す第1のより簡単な処理経路がそのあとに続く。表現キャッシュ201は要求対応した有効な表現コンテンツを含むので、リソースを処理するブラウザーエンジンは簡単にセマティックコンテンツと表現コンテンツ160を読み出し、セマンティック表示を回復し(ステップ240)、次いで要求されたコンテンツに対応した表現コンテンツを再生する(170)。
【0040】
サーバを基本にしたシステム(または表現キャッシュ201と組み合わされた他の処理リソース)が要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にないと判定した場合(ステップ220)、あるいは表現キャッシュに記憶されたコンテンツが古いものであると判定した場合は(ステップ230)、処理は第2の経路にそって進められる。もし要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にない場合は、処理は第2の経路の沿って進み、ブラウザーはコンテンツを表現キャッシュ以外のソースから検索する(ステップ260)。
【0041】
もし要求されたコンテンツが表現キャッシュ201にあるがアップデートが必要と判断される場合は(ステップ230)、処理は第2の経路にそって進み、ブラウザーがコンテンツをアップデートされたソース(例えばインターネット105)から検索する(ステップ260)。いくつかの実施例では、アップデートされたソースがMPEGでフォーマットされたコンテンツを含み、コンテンツのアップデートされた部分だけがアップデートされたソースから検索される。
【0042】
表現コンテンツは次いで表現キャッシュ201に記憶される(ステップ320)。いくつかの実施例ではコンテンツのアップデートされた部分のみが表現キャッシュ201に記憶される(ステップ320)。
コンテンツのアップデートされた部分のみを記憶(320)および検索(260)することは、表現キャッシュ201をアップデートするためにコンテンツを検索、記憶することに必要な時間および処理を削減することができる。
【0043】
アップデートされたコンテンツが(第3図に示されるように)表現キャッシュ201に記憶されたあとは、処理は記憶されたコンテンツが日にち的に古いものにならない限りは第1の経路にそって進められる。第1の方法経路は、第2図に示されているように、セマンティックコンテンツおよび表現コンテンツ160の読み出しおよびセマンティック表示(ステップ240)の回復を含み、各要求のための表現コンテンツを再生する(170)。
第2A図はレイアウト140の処理がクライアントとの交信でサーバで実行されるときにマルチメディアデータを使用するための方法のいくつかの実施例を示し、下記の「マルチメディアコンテンツの記憶、検索および再生システム」のところでより詳細に記載する。
図3は、図2の中で示されるレイアウト140プロセスの更に詳細な描写を示します。さらに、表現キャッシュ201を使用して、格納する320のプロセスを示します。
【0044】
レイアウト命令及び/又はプレイ命令を伴う要求マルチメディアコンテンツを検索260後、コンピュータはレイアウト140がマルチメディアコンテンツのために要求されているかを決定する(ステップ140)。セマンテック特徴のセマンテック表示140Bがレイアウト140プロセスの間に生成される。又は、レイアウトが要求されない場合にプレイ命令から生成される(ステップ315)。
表現150後、表現コンテンツ160は表現キャッシュ201に蓄積320される。同様に、セマンテック表示140Bの構築の後に、セマンテック表示はセマンテックコンテンツとしてフォーマットされ、表現キャッシュ201にさらに格納320される。
【0045】
表現キャッシュ201が生じる表現コンテンツ160だけを格納した場合、ハイパーリンク、ディスプレイ命令および他のセマンテックコンテンツの記述が失われるでしょう。セマンテックコンテンツは、フラットテキスト・ファイル、XMLあるいは他の構築化ファイルの形式、あるいは他のプロパティフォーマットをとることができます。発明のいくつかの実施例は、HTMLページおよびTVMLプレゼンテーションのセマンテック特徴を表わすためにヴァーチャルモデム(VirtualModem(登録商標))マークアップ言語(VMML)と呼ばれるXML言語によってセマンテックコンテンツをフォーマットします。表現コンテンツ160およびセマンテックコンテンツは、従来のキャッシュ、データ・ベース、ファイル・システムあるいは他の記憶メディアに格納することができます。根本的なファイル・システムは、表現キャッシュ201に相当するディレクトリーとファイル階層でコンテンツを格納するために使用することができます。
表現キャッシュ201に格納320した表現コンテンツ160はイメージ、オーディオ、テキスト、フル動画ビデオ、アニメーションなどを含むことができる。
【0046】
コンテンツはそのフォーマットにかかわらず表現キャッシュ201に格納されます。(つまり、表現キャッシュ201は2値の大規模なオブジェクト(ブロブ)あるいはフォーマット独立したオブジェクトを格納することができる。)セマンテックコンテンツが格納されるフォーマットは表現キャッシュ201メカニズムに依存しません。表現キャッシュ201に格納された表現コンテンツ160にアクセスするコンテンツ・ブラウザーおよび他のクライアント・アプリケーションは、フォーマットを認識し、かつセマンテックコンテンツを適切に解釈するために適応された処理資源を含んでいます。
【0047】
発明のいくつかの実施例によれば、コンテンツ・ブラウザーおよび他のクライアント・アプリケーションは、対応するフォーマット独立したオブジェクトが表現キャッシュ201から検索260された後、表現コンテンツ160を認識しプレイ170するために処理資源を含んでいます。様々なヴァーチャルモデムM(VirtualModem(登録商標))プレゼンテーション・システムを含む発明のいくつかの実施例は、ファットマクロブロック(FMB)(それはテレビのディスプレイにふさわしい)と呼ばれるプロパティイメージ・フォーマットにHTMLページを表現することができます。FMBは、アメリカ特許出願シリアル番号09/287,235によってより非常に詳しく記述されます。1999年4月6日にファイルされた発明者アントワーヌ・ブーシエ、ペールEの″ディジタルビデオデータ圧縮を使用したマルチメディアデータを準備するためのシステムおよび方法″がある。McRaeおよびTong Qiuの全コンテンツは、あたかも完全にここに述べられたかのように、参照によってこれによってここに組込まれます。
【0048】
コンテンツが見当たらないわけではないが古い時に、全コンテンツは検索260されることができるか、あるいは単なる古い部分を検索することができます。
古い部分だけ検索260することによって、いくつかの節約は、十分な表現の必要の除去により表現150ステップで獲得することができます。例えば、恐らく、HTMLページのアニメのイメージだけは、要求コンテンツにおいて変化した。表現・システムはこの状況を検知し、全ページではなく新しいアニメーションだけ表現150することができます。
【0049】
一旦リクエスト・コンテンツの必要とされる部分が検索260されたならば、それがプレイされる170前に、コンテンツは表現150される。検索されたコンテンツは、典型的に次のアクションを実行する表現システムに渡されます:
1.適切な規則(例えば、HTML規則)によるコンテンツのレイアウト140.
2.表現命令140Aによるコンテンツを表現150すること、コンテンツ(例えば、HTMLページ)の完全な表現表示を表すプレゼンテーション・データ(例えば、FMB−あるいはHTMLフレームのためのイメージのセットとしてフォーマットされたMPEGイメージのために)をそのために作ること。ページは、さらにアニメのGIFのようなもののために他のグラフィカルな要素を作成するかもしれません。
3.セマンテック特徴のセマンテック表示140Bを生成315すること。一般に、レイアウト・エンジンあるいは表現エンジンはレイアウト140あるいはプレー命令からセマンテック表示140Bを作成します。
HTMLページのために、セマンテック表示140Bは、すべてのHTMLアンカー(他のHTMLページへのリンク)の位置、サイズ、形および目標、タイミング、アニメのGIFフレームの位置、サイズ、HTMLフレームのサイズおよび相対的な位置、ページからアクセスすることができるHTML形式についての情報およびHTMLメタ値を含むことができます。
4.適切なインデックス、例えば、URIを使用する表現キャッシュ201の表現コンテンツ160[例えば、MPEGイメージ(s)]を格納320すること。セマンテックコンテンツは適切なインデックスを使用して、表現キャッシュ201にさらに格納320される。いくつかの実施例では、容易にそれを解析することができ、今後回復することができる(例えば、ステップ240)ように、セマンテックコンテンツはXMLベースのフォーマットでの格納320されることができる。表現システムが終了した後、表現コンテンツ160は単にコンテンツを読み回復し240プレイ170することによりユーザに供給されることができます。
【0050】
セマンテック表示140Bの″フォーマット″は、セマンテック表示を生成するエンジンによって決定されます。(例えば、ネットスケープコミュニケータおよびマイクロソフト@インターネットエクスプローラはDOMを使用します。)その後、この内部セマンテック表示140Bは表現キャッシュ201に物理的な実体(セマンテックコンテンツ)として格納されます。セマンテックコンテンツのフォーマットは、プレー170のためにセマンテックコンテンツを読むブラウザー・エンジンに適応されます。セマンテックコンテンツのフォーマットはブラウザー・エンジンがそれ自身のセマンテック表示140Bを作成するために十分に詳述されます。ブラウザー・エンジン中のセマンテック表示140Bはレイアウト/表現エンジンが使用する同じ内部フォーマットでありえます。あるいは、ブラウザー中のセマンテック表示は異なるフォーマットを持つことができます。
【0051】
発明のいくつかの実施例については、レイアウト140プロセスが表現処理資源があるクライアント(例えば、セット・トップ・ボックス)とのコミュニケーションでサーバーによって実行されます。これらの実施例については、レイアウト・キャッシュ318は表現命令およびセマンテックコンテンツを格納するためにサーバーと結び付けることができます。これらの実施例は″マルチメディア・コンテンツを格納し、検索し、プレーするためのシステム″セクションの中で、より詳細に下に記述されます。
【0052】
図4の中で示されるように、表現キャッシュ201のコンテンツのためにリクエストがすでに受信されたとき、表現システムプロセスが完全にスキップされることができる。下記は既に表現キャッシュ201のコンテンツをプレイ170することに関係します。
1.セマンテックコンテンツおよび表現コンテンツ160を読みます、そして、表現キャッシュ201に格納されたセマンテックコンテンツからのセマンテック表示140Bを回復します、例えば、VMML記述(VMML description)。
2.表現コンテンツ160をこのセマンテック表示140Bによってユーザのウクリーン上でプレー170します。
【0053】
HTMLウェブ・ページのようなあるマルチメディアコンテンツは、完全にユーザのスクリーン上で直ちに適合しません。そのような部分的なページ・ディスプレイについては、ブラウザーが、ページのどの部分が表示されるか決めるためにセマンテック表示140Bを使用することができます。そして、ハイパーテキスト・リンクにサブセット化するいくつかの実施例のために、ページ部分上で選択可能です。スクロールの例は″レイアウトを備えたHTMLページ″の中で下に記述されます。
表現キャッシュからコンテンツを検索すること
コンテンツ・ブラウザー(又は、他のクライアント・アプリケーション)がURIのような目標インデックスを要求する場合、表現キャッシュ201メカニズムは最初に、コンテンツの表現表示用の表現キャッシュの中を見ます。キャッシュメカニズムは、コンテンツインデックス表示に基づいたこのコンテンツを探索し検索する手段を提供します。キャッシュ検索メカニズムの例はデータ・ベース・クエリー、単純指数ファイル、ファイル・システム・ディレクトリー構造あるいは従来のブラウザー・キャッシュを含んでいます。
【0054】
表現キャッシュ201で表現コンテンツ160を見つけることができる場合、コンテンツは非常に速く表示されるでしょう。
表現コンテンツ160のセマンテック表示140Bは表現キャッシュ201に格納されたセマンテックコンテンツを使用して回復されるでしょう。(即ち、表現コンテンツがプレイされる前に、セマンテック特徴を再び計算する必要がありません。)。例えば、いくつかの実施例は、VMMLフォーマットされたセマンテックコンテンツを読むことにより表現HTMLページのセマンテック表示140Bを回復します。
【0055】
コンテンツ・ブラウザーが表現キャッシュ201にマルチメディアコンテンツの表現表示を置くことができないか、ブラウザーがコンテンツが旧式であることを決める場合、その後、コンテンツは検索260され(従来のキャッシュ110から、インターネット105から、あるいは別のコンテンツソースからのいずれか)かつ表現150されることができます。検索260および表現150は、今度、マルチメディアコンテンツがアクセスされる時に、使用することができる少なくとも1つの新しい表現キャッシュ201エントリーに帰着します。
【0056】
表現キャッシュ201を使用するシステムは表現表示がキャッシュにないことを決めた後に、上に記述されるのと同じステップを実行するでしょう。すなわち、HTMLソースは読まれるでしょう。また、ページはレイアウト140されます。生じる表現命令140Aは続きます。ページ(あるいは、代わりに、表示に加えて)を表示するというより、表現は表現キャッシュ201にグラフィカルイメージとして格納されるでしょう。セマンテックコンテンツ(イメージ上の単一のハイパーリンクの位置、サイズおよび目標URIについての記述)も表現キャッシュ201に格納されます。ブラウザーがこのURIを見るリクエストを受信する次の時、およびすべての後の時、ブラウザーは単にセマンテックコンテンツおよび表現コンテンツ160を読み、セマンテック表示140Bを回復し、表現コンテンツを表示します。したがって、表現キャッシュ201の使用は、レイアウト140用に処理するコスト、セマンテック表示140Bの生成315および表現150Bを減じます。
より複雑なHTMLページについては、この節約が本質的になりえます。
【0057】
例
発明の特定の実施例は、重要な様々な特徴をかなり詳細に示すため以降の実施例に制限されずにさらに記述されます。その例は、単に発明が実行されるかもしれない方法についての理解を促進し、かつ発明を実行する熟練した技術者においてさらに可能にするように意図されます。従って、その例は発明の範囲の制限として解釈されてはなりません。
分配サーバー・ベースのコンテンツ・システムを用いてレイアウトしたHTMLページ
【0058】
本発明のいくつかの実施例はHTMLページの蓄積320、検索260及び/又はプレイ170を提供する。本発明の一実施例の第5A図及び第5B図に示すトロント株式取引(TSE)HTMLホームページを提供する。
本実施例では、「コンテンツ・ブラウザ」は分けて、分配サーバー・ベースのコンテンツ準備及び監視システムに編入する。監視システムはディスプレイ・デバイス、例えばテレビジョン及びディジタル・セット・トップ・ボックス(ゼネラル インストリューメント DCT−200等)を備えることができる。
【0059】
いくつかのHTMLページの実施例では、セット・トップ・ボックスは、150でコンテンツを表現し又はキャッシュするために必要な処理資源も蓄積資も有しない。セット・トップ・ボックスは典型的にはMPEG画像又はドルビー(Dolby)AC−3オーディオ復号化又はプレイする機能を有する。また、いくつかのテキスト及び単純グラフィックオーバー・レイを実行するための限られたグラフィック機能も有する。これらの実施例において、表現150処理資源及び表現キャッシュ201に蓄積されたコンテンツへの全てのアクセスはサーバーでなされる。これらの実施例では、「マルチメディア コンテンツを蓄積し、検索しかつプレイするシステム」を以下のセクションで極めて詳細に述べる。
【0060】
他の実施例では、セット・トップ・ボックス又は他のアドレス可能な処理プロセス装置は、コンテンツを150表現及びキャッシュすることのできる処理資源及び蓄積媒体を備えることができる。URI http://www.tse.com/でいくつかのコンテンツを視ようとする要求を受信し、そしてコンテンツが表現されたキャッシュに存在していないか又は旧いものであることの決定をするサーバー・ベースのシステムに応答して、サーバーシステムブラウザはTSEウェブ・ページ及びTSEウェブページが参照するグラフィックな要素を全て表現する要求をする。
【0061】
一旦、ウェブ・ページ及びグラフィックが260で検索されると(伝統的キャッシュ110又はインターネット105のいずれかから)、ブラウザは140でコンテンツを展開し及び150で表現することを要求する。表現システムは表現ウェブページのMPEG表示(FMBフォーマット)を形成する。MPEGはGI DCT−2000が認識可能な唯一の画像形成なので、本例ではMPEGを用いる。表現システムはまた、HTMLページで動画GIFが参照された場合に、動画GIFフレームを表示する他のFMBファイルも発生する。この表現システムはまた、全ハイパーリンクの位置、形状、寸法及びターゲット;動画GIFフレームの位置、寸法及びタイミング;情報からのHTML;及びHTML中間情報を含むページのセマティック表示141Bも形成する。
【0062】
FMBファイルは、インデックスとしてHTMLページ(″www.tse.com″)のURIを使用して表現キャッシュ201に蓄積される320。セマティックなコンテンツもまた、インデックスとしてそのURIを使用して表現キャッシュ201に蓄積される320。セマティックなコンテンツはVMMLと称するXMLフォーマットで蓄積される。分配されたシステムの実施例には、例えばVirtual ModemTMSystemがあるが、ここでは、レイアウト/表現エンジン用のインターナル・セマティック表示140Bが、ブラウザ用のセマティック表示140Bと異なる(たとえ、それらのセマティック表示140Bがコンセプトとして同じであっても)。蓄積されたセマティック・コンテンツ(Virtual Modem TM用VMMLの形態の)2つのセマティック表示140Bを使用可能で”情報転送”できるに十分な程に詳述する。
【0063】
一旦、表現コンテンツ160(FMBS)及びセマティックコンテンツ(VMML)が表現キャッシュ201に蓄積されると、ブラウザはVMMLファイルに基づいてセマティック表示140Bを読み出し、かつ回復できる。セマティックコンテンツを用いて、ウェブ・ページが表示される。
TSEホームページの第1スクリーン・キャプチャ(第5A図)はそのページの先頭部分を表示する。左上端の矩形ハイライト・ボックス510は、ユーザが視るための第1のハイパー・リンクを選択できることを示す。ユーザは自らのリモート・コントロール上の矢印キーを押して、ページ上で一つのリンクから他のリンクに移動することができる。ブラウザは、セット・トップ・ボックスにてハイライト・ボックス510を描画し、矢印キーを用いてリンクからリンクへページをナビゲートするのに十分な情報を提供する。
【0064】
結局、ユーザーはスクリーンの底をスクロールして通過してもよい。セット・トップ・はそこで、スクロールが要求されて、ブラウザがセマティックコンテンツから表現MPEGのどの新部分が視ることができるか、そしてハイパーリンクのどの新サブジェクトが現在選択可能か決定できるかについて、サーバーベース・ブラウザに通知する。
第2のスクリーン・キャプチャ(第5B図)はスクロールダウン後のTSEホームページを示す。ユーザーは、スクロールしながらそして上記のコンテンツを見ながら同じページを見つづけることができる。しかしながら、一旦、リンクが選択されるとブラウザは対応する新URI要求を通知され、ブラウザがプレイ要求120を受信した後に、検索260(又は読み出し及び回復241)プロセスが再開される。
【0065】
セルフ・コンティンド・コンテンツ・システムを使用してレイアウトしたHTMLページ。
いくつかの実施例は、上記例(レイアウトしたHTMLページ)に記載された分配サーバーベースのコンテンツ準備及び監視システムを使用していない。その代わりに、これらの実施例では、全く単一のコンピュータプログラムに併合されたレイアウト140、表現150及びプレイ170を備えたセルフ・コンティンド・コンテンツ・システムとなっている。そのいくつかの実施例では、ネット・ウケープ・コミューテータ・ブラウザ、マイクロソフト(登録商標)インターネット・エクスプローラ・ブラウザ、又はサイエンティフィック・アトランタ・エクスプローラTM Model 2000 ホーム・コミュニケーション・ターミナル(即ち、セット・トップ・ボックス)を使用する。
【0066】
そのようなデスクトップ及びセット・トップ・ブラウザもまた本発明を利用して回復260及びプレイ170する時間を短縮することができ、かつブラウザの使用を軽減できる。伝統的なウェブ・ブラウザは、長い間、キャッシュ技術を使用して、ネットワーク・アクセス等の低速コンテンツ回復260方法を用いて要求を軽減していた。それらのブラウザは、キャッシュ・データーベース内での元の回復されたコンテンツを蓄積する。コンテンツを視ようとする要求を受信したときに、ブラウザは伝統的キャッシュ110をサーチする。コンテンツがキャッシュにないとき、そこで、ブラウザが別の資源(インターネット105等)からコンテンツを検索する。表現キャッシュ201中にあるウェブ・サイトを訪れることにより、通常みられるような遅延(セマティック関係のレイアウト、表現及び形成のコストに起因する。)よりもウェブ・サイト・コンテンツの表現をほとんど瞬時にすることができる。
【0067】
コンテンツが伝統的キャッシュ110中にて発見されるかどうかにかかわらず、コンテンツはそこで読み出されHTMLルールに従って展開される。レイアウト140は表現命令140Aを発生し、コンテンツのセマティック表示140Bを発生する。ページはそこでグラフィック(典型的にはビット・マップ)、フォーマットに表現され150、そしてセマティック表示に従ってプレイされる170。それらのステップはコンテンツが要求される毎に実施される。
【0068】
本発明を自ら備えた実施例では、コンテンツが要求されたときに、ブラウザが表現キャッシュ201を検索し、表現されたコンテンツの表示が獲得可能かどうか決定する。もし、コンテンツが表現キャッシュ201中になければ、又は表現コンテンツが旧いものと判明したならば、そのときはコンテンツ別の資源(例えば、インターネット105又は伝統的キャッシュ110)に要求しなければならない。一旦、コンテンツを受信すると、それは現在ブラウザが実施していると同様にセマティック表示140Bのレイアウト140、表現150及び発生315が成される。
【0069】
ちがいは、一旦、セマティック表示140Bの表現150及び発生315が完結すると、表現コンテンツ160及びセマティック表示140Bは表現キャッシュ201に蓄積されるという点でなる。
【0070】
一旦、コンテンツが表現キャッシュ201に蓄積されると、次に、各々、ブラウザがこのコンテンツを受信し、ブラウザは単純にセマティック表示140Bを読み出しかつ回復240し、セマティック表示に従って表現コンテンツ160をプレイする170。表現コンテンツ及びセマティック表示のフォーマットはほとんどブラウザ上にある。表現コンテンツが”ネイティブなフォーマット”で蓄積されることを勧める。即ち、ブラウザがただちに認識できるフォーマットであり、認識できるフォーマットに変換する必要のないものである。また、セマティック表示140B用のフォーマットが種々のセマティック素子でHTMLで表記できるのに十分富んでいるものを勧める。VMMLはそのようなフォーマットの良い例である。セルフ・コンティンドシステムでは、インターナルセマティック表示140Bのフォーマットが、プログラムのブラウザ部分レイアウト140/表現150の両方について同様である。
【0071】
本発明の実施例より利益を得ることができる他の関連する実施例は「ウェブ・プロキシ」と一般に称するものである。ウェブ・プロキシは、コンテンツブラウザのためにコンテンツを表現するコンピュータプログラムである。本発明の種々の実施例はウェブ・プロキシを活性化して、第1の要求に対してインターネット105からコンテンツを表現するだけであり、一方プロキシを使ったブラウザからの他の全てのコンテンツ要求はローカルにキャッシュされたバージョンである。
【0072】
分配された又は自ら含れたシナリオにおいて、蓄積されたセマティック・コンテンツへ又はそれからの変換のタスクは関連エンジン(蓄積のためのレイアウト140/表現150エンジン及び検索260のためのブラウザ・エンジン)にある。
【0073】
別のシナリオは、セマティック表示(種々のコミュニケーション媒体)を表示をセマティック・コンテンツに変換する「表現キャッシュサーバー」に転送するレイアウト/表現エンジンを含むことができる。このサーバーは、キャッシュからコンテンツを検索する要求を受信し、セマティック・コンテンツを読み出し、適正な内部表示に変換し、その表示を転送する。この場合、キャッシュコンテンツへの又はセマティックコンテンツからの変換のタスクは「表現キャッシュサーバ、にある。実用上、このアプローチは他のアプローチと比較してフレキシブルではない。
【0074】
ウェブ・プロキシ及びコンテンツ・ブラウザが全て同じ蓄積物に対するアクセスを有し、又は高速内部コミュニケーションネットワークへのアクセスを有する場合には、ウェブ・プロキシがコンテンツでブラウザのためにセマティック表現140Bステップのレイアウト140、表現150及び発生315を実施することができる。このシナリオでは、コンテンツ・ブラウザがコンテンツの要求を受信したときに、コンテンツブラウザが表現キャッシュ201内で直接さがすか、或いは表現コンテンツ160のウェブ・プロキシに問合せる。ブラウザはそこで単にセマティック・コンテンツを読み出しかつ回復し240、そして、表現コンテンツを表示する。ウェブ・プロキシを使用することにより、極めて小さい効果的ウェブ・ブラウザ行ができる。それは、セマティック表示140Bのレイアウト140、表現150、及び発生315の全資源がブラウザの外部にあるからである。
【0075】
インテリジェント・ウェブ・プロキシが、ブラウザ内の表現コストをオフセットするためにダウンロードうるように、コンテンツをあらかじめ表現する。このアプローチはクライアントコンピュータ資源が制限されているときにとくに有益である。このアプローチの要となる応用は、セット・トップ・デバイス及び他のネットワークコンピュータのエンジン・マーケットになる。これらのデバイスは、典型的には剛直に構成された資源を有し、かつ、真のウェブ・ブラウジングを現在与えられていない。表現キャッシュ・プロキシの使用により、セマティック表現140Bのレイアウト140、表現150、及び発生のプロセスをオフロートする。
【0076】
いくつかの実施例では、ワード・プロキシング・プログラムが、高速ロード及びプレ・ビューのために、表現キャッシュ201中に表現ドキュメントを蓄積する。ワード・プロキシング・ドキュメントを蓄積する320のための表現キャッシュ201を使用することにより、また、ワード・プロセッサ以外のプログラムを活性化し、適正プラグイン又はライブラリーを使用することなくコンテンツをプレ・ビューできる。
より有効なセット・トップクライアントを用いてレイアウトしたHTMLページ。
【0077】
本発明のいくつかの実施例では、セット・トップ・ボックスは、HTMLコンテンツを表現する処理資源、及び表現コンテンツを蓄積する蓄積資源を有する。一旦、ウェブ・ページ及びそのグラフィックが表現されると(伝統的キャッシュ又はインターネットから)、レイアウト・エンジンがペイント・スリームを形成するコンテンツをレイアウトする。ペイント・ストリームはページをどのように表現するか、及びインターネット要素がどこにあるか(例えば、ハイパーリンク、形成要素及び動画gifs等)記述する。
【0078】
例えば、hHp://www.tse.com/(先の例で導入済)では、サーバーがHTML及び画像を回復した後に、ページをレイアウトし、全ペイント・ストリームをセット・トップ・ボックスに転送する。セット・トップ・ボックスは次に表現命令に従ってページを表現し、更に表現画像、及びセマティックコンテントをローカル蓄積デバイス(デスク又はメモリ)に蓄積する。次に、そのページの冒頭部を表示する(例えばFig.5A)。セマティック情報は、ペイント・ストリーム中にあり、セット・トップをハイパーリンクでハイライトにする。
【0079】
結局、ユーザーはスクリーンの底をスクロールして通過し、セット・トップは表現画像(例えば、第5B図)の新しい部分を表示する。それによってユーザーをHTMLページの別の部分へ案内する。ユーザーがhttp://www.tse.com/ウェブ・ページにもどると、セット・トップが単にそのローカル・キャッシュバージョンを表示し、セマティック情報をローカルキャッシュに蓄積したセマティックコンテントから回復する。
【0080】
しばしば、ウェブ・ページの表現のためにペイントストリームよりも多くの蓄積容量を使用する。本発明の一実施例によると、ローカル表現キャッシュ中に表現画像を蓄積するのとは別な手法として、セット・トップがペイント・ストリーム自体を蓄積する。セット・トップは、現在見えるウェブ・ページの部分だけを表現するというオプション、又は全体のページを表現するというオプションを有する。一旦、ユーザがウェブ・ページにもどると、ペイント・ストリームがキャッシュから回復され再表現される。このことにより、レイアウトステップの必要をなくす。
【0081】
本発明の別の実施例によると、セット・トップがウェブ・ページを速く表現する処理資源を有するが、ローカル・キャッシュを含む蓄積容量が欠乏しているときには、サーバーがペイント・ストリームのキャッシュを含むことができる。このシナリオでは、レイアウト・エンジンがhttp://www.tse.com/を展開し終えた後、ペイント・ストリームがセット・トップに送られサーバーキャッシュに蓄積される。次に、クライアント(又はサーバーでコミュニケーションする他のクライアント)がhttp://www.tse.com/を要求すると、レイアウトステップがスキップされ、キャッシュされたペイント・ストリームがクライアントに送られる。このことにより、レイアウト・ステップをスキップすることができる。
プレイ命令を伴うマルチメディアコンテンツ
【0082】
本発明のいくつかの実施例はマルチメディアコンテンツの記憶320、検索260及び/又はプレイ170を提供する。マルチメディアコンテンツは、イメージ、オーディオ、テキスト、グラフィックス及びフルモーションビデオを含むことができ、これらの全ては異なる瞬間においてプレイするように時間を決めることができる。このマルチメディアコンテンツはHTMLハイパーリンクに似た方法で他のマルチメディアコンテンツの照会手段を持つことができる。
【0083】
本発明のいくつかの実施例では、マルチメディア・プレゼンテーションのプレイ命令を表わすためにTVMLと呼ばれるXMLランゲージを使用するインターアクティブ・チャネルからのビジュアルモデムTMシステムを含んでいる。TVMLは、次のようなマルチメディアコンテンツのプレイ命令を表わすためのマークアップを含むことができる。
1.マルチメディアコンテンツ実行のタイミング
2.マルチメディアコンテンツ実行の注文
3.マルチメディアコンテンツのサイズ及び位置
4.ハイパーリンクの位置、サイズ、形状及びターゲットURI(又は他のインデックス
【0084】
本発明の一実施例は、第6A図乃至第6D図に示されたニュースメニューTVMLプレゼンテーションによって表わされている。第6A図は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションがどのように実行されるべきかを表わす時間スケジュールを示している。前に述べた実施例(レイアウトを伴うHTML)におけるごとく、「コンテンツブラウザ」は配送されたサーバに基礎をおくコンテンツ準備及び視聴システムの中に分散されることができる。
【0085】
サーバに基礎をおくシステムはURI http://www.virtualmodem.com/news.tvmlを伴ういくつかのコンテンツを見るための要求を受けることができ、その後、前記コンテンツがキャッシュ201の中に収められるべきものなのか、それとも旧式のものであるのかを決定する。
【0086】
ブラウザは、TVMLプレゼンテーション及びプレゼンテーションによって参照されたマルチメディア要素を検索する要求を提示することによってこの環境に応じることができる。プレゼンテーション及びそのマルチメディア要素が一度検索260(トラディショナルキャッシュ110から又はインターネット105から)されていると、ブラウザはコンテンツ150に与えられる。このケースでは、レイアウト140は不必要であり、レンダリング150はセット・トップ(set−top)を認めているフォーマットの中にマルチメディアコンテンツを交換するように制限されることができる。GIDCT−2000のケースにおいて、イメージ及びフルモーションビデオはMPEGフォーマット化データと交換され、そしてオーディオはDolbyAC−3フォーマット化データと交換される。
【0087】
前記レンダリングシステムは、また、TVMLプレイ命令からの負のセマンテック再表現140Bを315において発生する。そのセマンテック再表現140Bは、相対的プレイ時間の他、位置、形状、サイズ、及び全ハイパーリンクのターゲット等のマルチメディアコンテンツの注文、及びTVMLメディア情報といったコンテキストを含むことができる。前記表現コンテンツ160は、インデックスとしてURIの表現(”www.virtualmodem.com/news.tvml”)を使って表現キャッシュ201に320を記憶させることができる。
【0088】
セマンテック再表現140Bに基づいて適切にフォーマット化されたセマンテックコンテンツは、また、インデックスとしてURIを使って表現キャッシュ201に記憶される。本発明のいくつかの実施例では、前記セマンテックコンテンツはVMMLフォーマットの中に記憶される。
表現コンテンツ160及びセマンテックコンテンツ(VMML)が一旦表現キャッシュ201に記憶されると、前記ブラウザは、中にセマンテックコンテンツが配列されたVMMLファイルからセマンテック再表現140Bを読み出し、そして再記憶240することができる。このセマンテック再表現140Bを使ってプレゼンテーションをディスプレイに表わすことができる。
【0089】
第6A図は、各イメージのプレゼンテーションが実行されるべき開始時間と期間を示し、それに伴うオーディオの開始時間及び期間を表わしている。前記プレゼンテーションの実行170はt0からt3に及んでいる。
第6B図乃至第6D図は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションのために使われる各イメージを示している。第6B図に示される第1の表現イメージ650は、信号が送信機から送られていることを表わすために送信機の頂部を囲む小径の一つの円を含んでいる。第1の時間スケジュール線で示すように、第1のイメージ650はt0からt1にかけて表示される。
【0090】
第6C図に示される第2の表現イメージ660は、第1のイメージ650がディスプレイされた時よりも速やかにユーザによって信号を受信できるであろうことを示すために、送信機の頂部を囲む三つの円を含んでいる。第2の時間スケジュール線620で示すように、第2のイメージ660はt1からt2にかけて表示される。
第6D図に示される第3の表現イメージ670は、第1のハイパーリンク「World News Update」が現在選択可能となっていることを示すために、四角のハライライトボックス510で囲んだ第1のハイパーリンクを含んでいる。第3の時間スケジュール線630で示すように、第3のイメージ670はt2からt3にかけて表示される。ユーザは、リモートコントロール装置の矢印キーを押して第3のイメージ670の中のリンクからリンクへと移ることができる。前記ブラウザは、この四角を引きつけ、そしてリンクからリンクへと矢印キーを使用する案内をするためのセット・トップ(set−top)ボックスのための十分な情報を提供する。もし、マルチメディアコンテンツが物理的スクリーンよりも大きいときは、「レイアウト付HTML」の例において述べられたのと同様の方法でスクロールすることが可能となる。第4の時間スケジュール線640によって示されるように、付随するオーディオ170は、ニュースメニューTVMLプレゼンテーションの全時間にわたって実行する。
【0091】
ニュースメニューTVMLプレゼンテーションにおいて、例えば第3のイメージ表現670だけがハイパーリンクを含む。しかし、本発明の他の実施例において、第3のイメージ表現よりも早いイメージ表現がハイパーリンクを含むようにしてもよい。ブラウザは、セマンテック再表現140B(例えばハイパーリンク又はイメージ表示期間)が変わったときはいつでもクライアント(セット・トップボックス又は他の上書き可能な処理装置)を更新することができる。
プレゼンテーションは全てのマルチメディア目的が実行完了するまで170で実行することができる。ユーザはHTMLページに対するのと同様の方法でプレゼンテーションの最終イメージを見ることを継続することができる。ユーザは、また、巻き戻し、早送り、又はプレゼンテーションの休止のため遠隔操作VCR機能を操作することができる。
【0092】
しかし、ハイパーリンクが一旦選択されると、新しいURL要求がブラウザに伝達され、コンテンツに対する要求について再びコンテンツ検索プロセスが始まる。
【0093】
より有能なセットトップクライアントを用いるプレイ命令をともなうマルチメディアコンテンツ:
本願発明のいくつかの態様は、マルチメディアコンテンツの記憶、検索及びプレイを提供する。セットトップがより有効である場合、サーバ基本レイアウトエンジンはセットトップヘのマルチメディアコンテンツとプレイ命令よりなるペイントストリームを伝送することができる。このペイントストリームをレシーブすると、セットトップは次いでペイントストリームにおけるプレイ命令に従ってマルチメディアプレゼンテーションをプレイする。この種のペイントストリームは、いずれの表現も要求しない。ペイントストリームは、セットトップにおいて又はサーバ上において局所的にキャッシュされる。直ちにセットトップヘ、そういったプレゼンテーションのためのマルチメディアコンテンツの全てを送ることは、ときに不可能となる。本願発明の一態様によれば、そういったセナリオ(senario)においては、ペイントストリームはプレイ命令のみで構成されることができる。プレイ命令をレシーブすると、セットトップは次いで現在プレイしているプレゼンテーションの部分に対して適切なマルチメディアコンテンツを伝送することをサーバに要求できる。
【0094】
マルチメディアコンテンツの記憶、検索及びプレイシステム:
本願発明のいくつかの態様は、表現キャッシュ201を用いたマルチメディアコンテンツの記憶320,検索260及びプレイ170のシステムを包含する。以下に挙げられるものは、本願発明の種々の態様を実行することができるシステムの重要な要素である。「配信サーバ基本コンテンツシステム(Destributed Server−Based Content System)を用いるレイアウトを有するHTMLページ」セクションに挙げられた前記記載及び実施例は、配信サーバ基本システムにおける本願発明の使用について説明する。そういったシステムにおいては、以下に挙げられるような種々の補足的コンポーネントが、典型的には単一コンピュータ又は多重接合コンビュータにおいて存するプロセッサを別個に作動させる際に見いだされる。Virtual ModemTMシステムのようないくつかの態様においては、以下のコンポーネントを包含できる。
【0095】
ウエブクローラプロセッシングリソースは、ソースデータ記憶からマルチメディアコンテンツにアクセスすることに適合された。マルチメディアデータは、HTML及びTVMLコンテンツを包含できる。ソースデータ記憶は、インターネット105及びウエブプロキシキャッシュの少なくとも一つを包含できる。表現プロセッシングリソースは、マルチメディアデータのセマンテック表示140Bを生じ、表現150するように適合され、セマンテックコンテンツとしてセマンテック表示をフォーマットすることができる。いくつかの態様においては、表現プログラムは、更にマルチメディアレイアウト140へ適合される。オーディオ/ビデオ端末サーバ(AVTS)のようなマルチメディアプレイプロセッシングリソースは、マルチメディアコンテンツをプレイするために適合される。そういったプレイには、画像表示、オーディオ演奏及びフルモーションビデオが包含される。AVTSのいくつかの態様は、米国特許No.09/255,052(発明の名称「選択的プレゼンテーションの相互配信システム及び方法」1999年2月22日出願、発明者:Antoine Boucher,James Lee Fischer,及びAllen E. Lodberg)により詳細に記載されている。
【0096】
ブラウザプロセッシングリソースは、セマンテックコンテンツを処理し、マルチメディアコンテンツがいつ及びどのようにプレイされるかを制御するために適合される。ブラウザプロセッシングリソースは、全プロセスのためのコントロールセンターとして機能する。ブラウザプロセッシングリソースは、ウエブクロレラ、表現及びマルチメディアプレイプロセッシングリソースを通信でき、それらのそれぞれとの相互作用を調整する。
本願発明のいくつかの態様については、サーバ基本システムは、レイアウト140工程のみ実行するために用いられる。表現150,プレイ170及び記憶320工程は、サーバ基本システムとの通信におけるクライアントアドレス可能プロセッシング機器(例えば、セットトップボックス)により実行されることができる。
【0097】
これらの態様に従うマルチメディアデータを用いる方法は、図2Aに示される。要求されたコンテンツをサーバが検索260した後、サーバはコンテンツをレイアウト140し、それによりマルチメディアコンテンツの表現命令140A及びセマンテック表示140Bを生じる。表現命令140A及びセマンテック表示140Bのコンビネーションは、ペイントストリーム145に関連づけられる。
【0098】
ペイントストリーム145は、次いでサーバと通信する少なくとも一のクライアントに伝送される。クライアントは、セットトップボックスか又は、他のアドレス可能プロセッシング機器(APE)であることができる。ペイントストリレム145を受け取ると、クライアントプロセッシングリソースは、マルチメディアコンテンツ表現140を表現する。表現プロセッシングリソース及びクライアント表現キャッシュ201がクライアントに配置される本発明の態様においては、クライアント表現キャッシュに記憶されたマルチメディアコンテンツ320のより迅速なプレイ170を提供できる。この迅速なプレイ170は、サーバヘコンテンツに対する要求を伝送するために必要な時間、及びサーバからクライアントヘのマルチメディアコンテンツに対応するデータを伝送するために時間を回避するために提供される。
【0099】
レイアウト140工程は、マルチメディアコンテンツのためのセマンテック表示140Bと表現命令140Aのセットを生じる。セマンテック表示140B及び表現命令140Aは、ペイントストリ−ム145におけるクライアントセットトップボックスヘ(ネットワークを介して)伝送される。表現命令140A及びセマンテック表示140Bは、別々に送られることもでき、互いに結合されることもできる。これらの態様のいくつかにおいては、表現命令140Aは、例えば、ビットマップ、オーディオ及びグラフィックのようなマルチメディア要素を包含できる。他の態様においては、表現命令は、マルチメディア要素を包含せず、マルチメディア要素は、ペイントストリームデータのための要求から別にクライアントセットトップボックスにより要求される。
【0100】
レイアウト140が要求されないいくつかの態様においては、サーバ基本システムは、プレイ命令からのセマンテック表示140Bを生じる315。これらの態様においては、ペイントストリーム145は、プレイ命令から誘導されたセマンテック表示140Bのみを包含する。
ペイントストリ−ム145をレシーブした後、クライアントセットトップボックスは、次いでセマンテック表示140Bに従って、マルチメディアコンテンツを表現し150,マルチメディアコンテンツをプレイする170。
【0101】
いくつかの態様においては、セットトップボックスは、迅速な読み出し、表現150及びプレイ170のためのデータを記憶させるために適合されたローカル記憶装置上のペイントストリーム145データを記憶320させるためのプロセッシングリソースを包含できる。ペイントストリーム145データを記憶320させるために適合されたキャッシュは、図3に示されるようなペイントストリームキャッシュ又はレイアウトキャッシュ318として参照される。セットトップボックスは、更にペイントストリーム145データを表現し150、マルチメディアコンテンツをプレイする170プロセッシングリソースを包含できる。
【0102】
別に、セットトップボックスは、ペイントストリーム145データを表現し150、次いでセットトップボックスに配置された表現キャッシュ201のペイントストリームのセマンテック表示140B部に沿って表現表示に対応するデータを記憶する320ためのプロセッシングリソースを包含できる。セットボックス表現キャッシュ201に記憶された表現表示は、セットトップボックスにより実行された表現150プロセスによりペイントストリーム145から生じる。セットトップボックス表現キャッシュ201及び/又はレイアウトキャッシュ318は、ハードディスク、他のリライタブル(再書き込み可能)記憶メディア又はコンピュータメモリであることができる。
【0103】
いくつかの態様においては、サーバ基本システムは、レイアウトキャッシュ318のペイントストリーム145に対応したデータを記憶320できる。サーバ基本システムは、クライアントからの要求に対応したレイアウトキャッシュ318に記憶されたデータを読むことができ、次いで、クライアントヘペイントストリーム145に対応したデータを伝送できる。クライアントは、次いでコンテンツを表現する150表現プロセッシングリソースヘペイントストリーム145へ対応するデータを転送できる。クライアントは、次いでコンテンツをプレイ170する。
【0104】
別の態様においては、セットトップボックスは、ペイントストリーム145データをレシーブし、ペイントストリーム145データを表現し150、表現コンテンツ160及びセマンテックコンテンツを記憶させ、表現コンテンツ及びセマンテックコンテンツを読み、セマンテック表示(工程240)を復元し、コンテンツをプレイ170できる。ユーザは、コンテンツを要求し、次いで、クライアントセットトップボックスは、サーバ基本システムヘの要求をパッシングすることなくコンテンツをプレイ170できる。
【0105】
図7には、本件発明の一実施例を示す、表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムに配置されたコンポーネントとフィーチャを図示した。表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは次のようなコンポーネントとフィーチャを含む。ソースコンテンツ710へのアクセス、少なくとも1つのレイアウトエンジン720、少なくとも一つの表現エンジン730、表現キャッシュ201、少なくとも1つのマルチメディアプレイエンジン750、少なくとも1つのブラウザエンジン760、ディスプレイ770を含んでいる.これらのコンポーネントは共に結合されて、前述の記憶(storing)320、検索(retrieving)260およびプレイ(playing)170の方法を実行する1ないし複数のコンピュータプログラムを構成する。
【0106】
ソースコンテンツとは、未だ表現(レンダー、render)されていないコンテンツである。ソースコンテンツはHTML,XML,イメージ、オーディオ、テキストおよびフルモーションビデオを含み得る。ソースコンテンツ710へのアクセスはインターネット、インターネット105、ウェブプロキシあるいはローカルな記憶装置を介して行われ得る。このようなアクセスを提供するために適合したコネクションが、実際的な検索260に対して十分な帯域幅を提供することのできるいずれかのキャリアを介して行われ得る。コンテンツは、デジタルサブスクライバライン(DSL)、ケーブルモデム、T−1、T−2、T−3、OC−1からOC−256、ファイバディストリビューテッドデータインターフェイス(FDDI)、E1−E5、イーサネット、ファーストイーサネット、ギガビットイーサネットのようなものである。ソースコンテンツ70へのアクセスはまた、TCP/IPやHTTPのような標準的なインターネットプロトコルを用いて適合された処理リソースを含み得る。ソースコンテンツ710へのアクセスを提供するコンポーネントは、図7に示されるコンテンツ取り出し715リソースのような、ソースコンテンツの検索のための処理(プロセス)リソースを含む。
【0107】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテント700へのアクセスのためのシステムは、コンテンツ決定(例えばHTML)からの表現命令140Aに適合する、レイアウトエンジン720のような、レイアウト処理リソースを含み得る。レイアウトエンジン720はまた、レイアウト140あるいはプレイ170命令からコンテンツのフィーチャのセマンテック表示140Bを得る。(登録商標)Netscape Communicator and Microsoft(登録商標)Internet Explorerは両方とも、その全機能の一部としてHTMLレイアウト140を実行するための処理リソースを含む。スタンドアローンのレイアウトエンジン720はMozillaおよびchimeraからのSpyglass Device Mosaic、NGLayoutを含んでいる。いくつかの実施例において、レイアウト処理リソース以外の処理リソースは、プレイ170命令からセマンテック表現140Bを生成する(315)ように適合され得る。
【0108】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは、レイアウトエンジン720によってレイアウト(140)されたグラフィカルなコンテンツ表現を発生するために適合された、表現エンジン730のような表現処理リソースを含み得る。表現エンジン730はまた、レイアウト140を必要としないコンテンツをラピッドプレイ170できるフォームに変換する能力を持っている。
【0109】
多くのレイアウトエンジン720はまた表現エンジン730を含んでいる。表現150の能力を含まないレイアウトエンジン720を持つシステムは、別れた表現エンジン730を持ち、表現エンジンが持つべきインターフェースに特化している。Netscape CommunicatorもMicrosoft(登録商標)Internet Explorerも両方ともその全機能の一部として表現エンジンを持っている。これらのブラウザ両方ともがコンピュータモニタディスプレイ770上に表示され得るビットマップにコンテンツを表現する150。Virtual ModemTM systemのような、いくつかの実施例では、FMBフオーマットで記憶されたMPEGファイルヘコンテンツを表現する、それら用のカスタム表現エンジン730を用いる。
【0110】
表現キャッシュ201はインデックス記憶機構へのアクセスを提供する。表現キャッシュ201は表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツの両方を記憶し、これらのデータオブジェクトは容易に後に検索され得る(260)。表現キャッシュ201は、データベースクエリー、インデックスファイル、ファイルシステムディレクトリを含む多様なフォームをとるインデックス機構として含まれる。
表現コンテンツ160のフォーマットは、記憶機構から独立している。わずか、あるいは全く変換時間をプレイ170で必要としないフォーマット(すなわち“本来のフォーマット(native format)”は、表現キャッシュ201を用いた処理節約と多くの時間を提供する。
【0111】
セマンテックコンテンツのフォーマットはまた記憶機構から独立している。完全に表現コンテンツ160のセマンテックフィーチャの全てをキャプチャーする表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700へのアクセスのためのシステムに用いられる、セマンテックコンテンツフォーマットは、エンハンスプレイリザルトを提供する。セマンテックコンテンツフォーマットによって、不必要な複雑さを避け、セマンテック表現140Bを記憶するために必要な処理と時間がレイアウト140とコンテンツの再表現に必要とされるよりも少なくなるようにできる。
【0112】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムは、ディスプレイ770デバイス上に表現コンテンツ160をプレイするために適合されたマルチメディアプレイエンジン750のようなマルチメディアプレイ処理、(プロセス)リソースを含む。マルチメディアプレイエンジン750は表現コンテンツ160を直接表現キャッシュ201のインデックス記憶機構から読み出すか、メモリから表現コンテンツを読み出すか、あるいはさもなければ外部ソースから表現コンテンツを受け入れる。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerの両方とも、その全機能の一部として、コンピュータディスプレイ770にマルチメディアコンテンツをディスプレイするための処理リソースを含んでいる。Virtual ModemTM systemを含む、いくつかの実施例は、セット−トップボックス(set−top box)あるいは他のアドレス可能処理装置(APE)にマルチメディアコンテンツをプレイするために適合された、AVTSと呼ばれる、オーバーオールディストリビューテッドシステムの一部である別々のプログラムを含んでいる。本件発明のいくつかの実施例において、セット−トップボックス(あるいは他のAPE)は、コンピュータプログラムおよびデータを記憶するためのコンピュータメモリをまた含んでいる。ここで“コンピュータ”とは、これらの実施例のセット−トップボックスおよびAPEに応用することができる。
【0113】
表現キャッシュを用いたマルチメディアコンテンツ700にアクセスするためのシステムはまた、プレイ170される表現コンテンツ160のセマンテック表現140Bの翻訳(internet)に適合するブラウザエンジン760を含む。ブラウザエンジン760は表現キャッシュ201のインデックス記憶(記録)機構から直接セマンテックコンテンツをよみだし、またはメモリから表現コンテンツ160を翻訳し、さもなければ外部ソースからセマンテックコンテンツを受け入れることができる。ブラウザエンジン760はセマンテックコンテンツからセマンテックフィーチャを翻訳するように適合され得る。いくつかの実施例において、ブラウザエンジン760は、ハイパーリンクのナビゲーション(すなわち、次に表示されるべきコンテンツをユーザ入力から決定すること)をコントロールするように適合される。ブラウザエンジン760はまた、プレイ170でプレイされるべき表現コンテンツ160の部分、およびアクティブ(例えば、イメージをスクロールするとき)なセマンテック表現140Bの対応する部分を決定できる。
【0114】
ブラウザエンジン760は、上述のような機能を実行するために適合された、Netscape Communicator、Microsoft(登録商標)Internet Explorerあるいはほかのブラウザエンジンのような商業的に利用可能なソフトウェアに含まれ得る。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerは両方、その機能の一部として、セマンテック表現140B(あるいは両方が呼んでいる、ドキュメントオブジェクトモデル(DOM))を翻訳するために適合されたプロセスリソースを含んでいる.これらのブラウザの両者がDOMを用いて、どのリンクが現在見えるか(そして他のものが、画面からスクロールして出でたか)GIFアニメーションのタイミングと位置、HTMLフォームに関する情報、その他のHTMLフィーチャを決定する。Virtual ModemTM systemのようないくつかの実施例において、コンテンツの検索260、レイアウト140、コンテンツの表現150および表現コンテンツのプレイ170を調整するブラウザプログラムを含んでいる.これらのブラウザ実施例はまた、表現キャッシュ201からセマンテックコンテンツを読み出し、セマンテック表現140Bを回復数ための処理リソースをも含んでいる.
【0115】
上記エンジン(レイアウト、表現、プレイ、ブラウザ)は全て、少なくともゆるやかには結合されている。すなわち、それらは、同じプログラムの一部であることは必要とされないが、それら全ての間のコミュニケーションのためのいくつかのフォームを必要としている。このコミュニケーションはインタープロセスコミュニケーション(共有(シェア)されたメモリ、パイプあるいはメッセージプロトコル)、共有ファイルを含む様々なフォームを取り得る。Virtual ModemTM systemのようないくつかの実施例では、ユーザデータプロトコル(UDP)にビルトインされたコミュニケーションプロトコルを用いて、様々なエンジンの間で通信している。Netscape CommunicatorとMicrosoft(登録商標)Internet Explorerは、同じプログラムの中に全てのエンジンコンポーネントを含んでいる。
【0116】
上記システムコンポーネントのいずれかが直接結合(すなわち同じプログラムに含まれる)されている必要はない。しかし、あるコンポーネントを緊密に結合することには利点がある。例えば、レイアウトエンジン720と表現エンジン730を同じプログラム中に結合することはより効率的である。このような場合、レイアウト140プロセスから生じた表現命令140Aは直接表現エンジン730コンポーネントによって直接利用され得る。もしレイアウトエンジン720と表現エンジン730が別々のプログラムであったら、表現命令のためにいくつかの仲介フオーム(例えば、ネットワーク上を通過するファイルあるいはデータ)が利用され得る。
【0117】
ソースコンテンツ710にアクセスすることに責任のあるコンポーネントはコミュニケーションキャリアおよび下にあるコミュニケーションプロトコルにアクセスするための処理リソースをふくむ。他のエンジンコンポーネントがこれらの処理リソースを持つことは必要ではない。
レイアウトエンジン720と表現エンジン730は、表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツを読むので、表現キャッシュ201記憶機構にアクセスする。
【0118】
マルチメディアプレイエンジン750は、すくなくとも表現キャッシュ201記憶機構の表現160部分にアクセスする。ブラウザエンジン760は少なくとも表現キャッシュ201記録機構のセマンテックコンテンツ部分にアクセスする。しかし、マルチメディアプレイエンジン750とブラウザエンジン760の両方ともが、全表現キャッシュ201記録機構にフルアクセスできるが、それらはそれぞれのコンテンツにだけアクセスする。
表現コンテンツ160とセマンテックコンテンツヘのアクセスに分割することによって、マルチメディアプレイエンジン750とブラウザエンジン760の効率的な分配ができる.
【0119】
図7Aには、本件発明の一実施例を示す、マルチメディアデータヘのアクセスのためのペイントストリームシステム701が図示されている。ペイントストリームシステム701において、表現エンジン730はクライアント725に配置されている。サーバはコンテンツをレイアウトし(140)、ペイントストリーム145データを表現150およびプレイ170のためにクライアント725に送信する。
図7Bには、本件発明の一実施例を示す、マルチメディアデータヘのアクセスのための内蔵(自給)コンテンツシステムが図示されている。この実施例に対して、全てのシステムコンポーネントはクライアント725のような単一の位置に配置されている。
【0120】
図8Aには、より有能なセットトップを伴う実施例に対して表現キャッシュの様々なコンポーネントの結合と位置が図示されている。この図においてサーバ812はインターネット810に接続され、コンテンツ取出しとレイアウトステップを行っている。サーバはケーブルシステムヘッドエンド800に配置されている。レイアウトステップの結果はペイントストリームとセマンテックコンテンツである。ペイントストリームとセマンテックコンテンツはケーブルコネクション818を介してセットトップ830に送信される。セットトップ830は、通常のアナログテレビ、デジタルHDTV、LCD、コンピュータモニタ、あるいは他のディスプレイやモニタである、ディスプレイ842に結合されている。図示されていないが、ヘッドエンドサーバは、ペイントストリームおよびセマンテックコンテンツを記録するための、サーバ側表現キャッシュを含んでいる。この結合は、コンテンツの取り出し、レイアウトに関わる遅延を減少するのに役立つ。
【0121】
コンシューマーの住宅840(あるいは他のユーザ場所)に配置される、セットトップ830は、処理(プロセス)リソースを持ち、ケーブルカンパニーヘッドエンド800にあるサーバ812から送られるペイントストリーム命令に基づくコンテンツを効率的に表現(表現エンジン824)する。セットトップはまた、サーバ812へのコミュニケーションに関わる遅延を減少するように、記憶容量を持ち、ペイントストリーム820とセマンテックコンテンツ822をローカル表現キャッシュ844に記憶する。セットトップ830はまた、処理、およびグラフィカルリソースを持ち、表現コンテンツをプレイし(プレイエンジン826)、ブラウザ機能を行う(ブラウザ826)。
【0122】
図8Bには、例えば、より能力のないセットトップを伴う実施例に対する表現キャッシュの様々なコンポーネントの配置と結合が図示されている。この図において、ケーブルシステムヘッドエンド800に配置されたサーバ812は、インターネット812に結合され、コンテンツ準備とブラウジイングステップを行う。表現キャッシュ844はまたサーバ812上に配置される。コンシューマーの住宅またはユーザの場所に配置される、セットトップ830は単に表現コンテンツのためのディスプレイ装置として利用される。コンテンツ取り出し814、レイアウトエンジン816、表現エンジン824、プレイエンジン826およびブラウザエンジン828の機能はサーバ812によって行われる。
【0123】
図8Cには、本件発明の一実施例に従い、部分表現エンジンを含む、表現プロセスに含まれる様々なコンポーネントの結合と配置が図示されている。図8Cはケーブルシステムに関連した本件発明の一実施例を示しているが、記述された原理は他のタイプのコミュニケーションシステムに応用できる。本件発明のいくつかの実施例に対してレイアウトプロセスおよび表現プロセスのいくつかは、例えば部分表現エンジン850といった少なくともいくつかの表現処理リソースを持つクライアント(例えばセット−トップボックス830)とコミュニケートするサーバ812によって行われ得る。
【0124】
図8Cに示されるような実施形態において、サーバ812は、最初、(トラディショナルなキャッシュまたはインターネット810のいずれかから)新たに検索したマルチメディアコンテンツをレイアウトして表現命令及びマルチメディアコンテンツのセマンテック表示を形成する。サーバ812内の部分表現エンジン852は、少なくともいくつかの表現命令に従って、少なくともいくつかのマルチメディアコンテンツを表現する。次に、表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示は、クライアント(例えば、セットトップボックス830)に送信される。表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を検出した後に、クライアントはローカル処理資源(例えば、部分表現850)を使用して表現を完成することができ、結果として全部表現マルチメディアコンテンツを生じる。全部表現マルチメディアコンテンツは、次いで、ローカル表現キャッシュ844に記憶され、そしてセマンテック表示に従って、実行される。このコンテンツへの次のアクセスにおいては、セマンテック表示は読み出され、表現コンテンツはセマンテック表示に従って実行される。
【0125】
上記記載及び図8Cに係るシステムにおいて、多数の代替シナリオが叶である。
1. クライアントは、部分表現イメージ、残りの表現命令、及びセマンテック表示をローカル表現キャッシュに記憶する。このコンテンツへの次のアクセスにおいては、残りの表現処理は、セマンテック表示に従って、マルチメディアコンテンツを実行する前に行われる。このシナリオは、全部表現イメージは大きすぎてクライアント表現キャッシュに記憶できないときに、使用することができる。
2. サーバは、部分表現イメージを記憶し、クライアントに、残りの表現の命令及びセマンテック表示のみを送信する。クライアントブラウザがマルチメディアコンテンツを表示する必要があるときには、そのブラウザはマルチメディアコンテンツの部分表現部分が送信され、次いでクライアントは、セマンテック表示に従って、送信された表現コンテンツを実行すると共に、表示ステップを行う。このシナリオは、クライアントが、部分表現コンテンツを記憶するための充分な記憶資源を持っていないときに、使用することができる。
3. サーバは、サーバベースの表現キャッシュに部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を記憶する。クライアントが、コンテンツを求める要求を行うときに、サーバは部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示を送信することができる。これは、表現プロセスのレイアウトプロセス及びパートを回避する。このシナリオは、クライアントが部分表現コンテンツ、残りの表現命令、及びセマンテック表示のいずれかを記憶するための十分な記憶資源を持っていないときに、使用することができる。
【0126】
図8Cに示されるようなシステムでは、どれだけの表現プロセスがサーバによって行われ、そしてどれだけクライアントによって行われるかの決定は、クライアントの表現処理資源に大きく依存し得る。
次は、部分表現エンジン例えば図8Cに示されかつ上述のものを有するシステムでHTLMページをアクセスする例である。URIhttp://www.tse.com/ でいくつかのコンテンツを見ることを要求しかつコンテンツが表現キャッシュにないか、または古いかのいずれかを決定するブラウザプロセスに応答して、システムのサーバベースの部分は、ウェブページ及びTSEウェブページが参照するグラフィカルな要素の検索を要求する。一旦、ウェブページ及びグラフが(トラディショナルなキャッシュまたはインターネットのいずれかから)検索されると、コンテンツは、HTMLの規則に従って、配置される。
【0127】
この例を続けて、表現プロセスのサーバベースの部分は、次に、テキストを除いて、ページのすべての要素を表現する。すなわち、すべてのグラフ及び他の非テキスト要素はレイアウトプロセスが前に決定した位置に表現される。部分表現コンテンツ、(テキスト、配置、色、及びフォントサイズを提供する)残りの表現命令、及びセマンテック表示は、すべてクライアントに送信される。クライアントは、このコンテンツを検出するために処理資源を持っており、表現イメージを表示し、イメージの頂部に残りのテキストを表現する。スクロール動作は、イメージの次の部分を表示しかつテキストの次の部分を表現することによって達成できる。クライアントは、全部表現イメージ及びセマンテック表示ローカル表現キャッシュに記憶するか、または部分表現イメージを、残りの表現命令及びセマンテック表示と共にローカル表現キャッシュに記憶する。もし、クライアントが、これらすべての表現コンテンツを記憶する資源を持っていないならば、クライアントは、要素の一部分(例えば、表現命令及びセマンテック表示のみ)を記憶するか、または全く記憶しないかのいずれも可能である。いずれの場合でも、サーバは、セットトップがサーバベースの表現キャッシュに記憶できないコンテンツ要素を記憶する。
【0128】
セマンテックコンテンツのフォーマット
本願発明のいくつかの実施例は、拡張マークアップ言語(XML)を用いて、320個のセマンテックコンテンツをフォーマットし表現キャッシュ201へ記録する。バーチャルモデム(商標)システムを含む実施例はVMMLと称されるマークアップ言語を用いて320個のセマンテックコンテンツをフォーマットし、表現キャッシュ201へ記録する。
【0129】
VMMLは、HTMLとTVML双方のセマンテック機能を記述する要素を含む。TVMLは、http://www.w3.org/に位置するワールド・ワイド・ウエブ・コンソーシアム(World Wide Web Consortium)からの、同期化マルチメディア統合言語(Synchronized Multimedia Integration Language:SMIL)に本来的に基づいている、別のXML言語である。記述要素は以下を含む。
1.マルチメディア要素 − <img>、<audio>、<video>及び<text>要素が完全表現マルチメディアオブジェクトを記述するのに用いられる。<screen>要素が、完全に表現されたHTMLを記述するのに用いられる。これら要素の各々は、「begin」属性を用いる任意的な開始時間を含むことができる。
2.集合要素 − <per>要素と<seq>要素は、マルチメディア要素が如何に再生されるかを記述するのに用いられる。<per>内部の要素が連続的に再生される。<seq>内のマルチメディア要素の開始時間がその前の要素の終期に関連している。<per>要素と<seq>要素の双方は「begin」属性を用いる任意的な開始時間を含むことができる。
例えば、以下の<per>要素は、平行に(即ち、同時に)再生される<audio>要素と2つの<img>要素と含んでいる。2番目のイメージの表示が5秒遅れる。
3.HTML要素 − <screen>要素が表現されたHTMLページに関連する全てのセマンテック情報のためのコンテナとして陥られる。<screen>要素で許可される要素は、以下を含む。
<frame> −FMB(表現されたフレーム)、大きさ、及びHTMLページの別のフレームに対する相対位置を規定する属性を包含する。
<anchor> −<frame>要素の各々は、位置、大きさ、形そしてHTMLハイパリンクのターゲットを記述する<anchor>要素のリストを包含する。
<form> −各フレームはHTMLフォームを完全に記述するフォーム要素を包含することができる。
<animation> −<frame>要素はアニメーションのGIFのタイミング、大きさ、位置を記述するアニメーション要素を包含することができる。
4.非表示要素 −<title>要素と<meta>要素はコンテンツの非音声視覚要素を記述する。<meta>情報の例は、HTMLリフレッシュを含み、メタを終了する。
5.Anchors−非HTMLハイパリンクに関する情報もまた、VMML<anchor>要素に記述される。
6.Applets−<applet>要素はブラウザに対し、他のアプリケーションを実行するよう命令する。
【0130】
VMMLは、別の一般的でない(minor element)や幅広い種々の属性を包含するが、上記リストは主要な機能を記述する。VMMLは、TVMLとHTMLの種々の機能の全てに詳細に記載することができ、表現キャッシュ201からセマンテックコンテンツを飲み込んだ後にセマンテック表示140Bを再構築することができる。セマンテック表示140Bの再構築は、sgml−lex(http://www.w3.org/から入手可能)のような無料で利用できるツールを用いる単純なトークニゼション(tokenization)(即ち、テキスト文法解析)を含む。文法解析処理は、レイアウトのプロセス140や表現処理150よりも、非常に早く処理ができ、そして非常に少ないプロセッサリソースのみで行う。
必ずしも直接的ではなく、また機械的でないが、この説明において、語句「結合」を接続として定義する。この説明において語句「実質的」を「概ね」(好ましくは10%以内、より好ましくは1%以内、最も好ましくは0.1%以内)として定義する。
【0131】
発明の効果
マルチメディアコンテンツに結合された表現キャッシュ201は、少なくとも次の理由によりコスト的に有利である。表現キャッシュ201は、レイアウトと表現(レンダリング)工程は消去されるから、マルチメディアコンテンツのプレイ170をより少ない時間とより少ないデータ処理で可能にする。
ここで記載されたすべとの開示実施例は、特別な実験をすることなしに実現し得る。本発明者による発明のベストモードはここに開示されているが、本発明がそれに限定されるわけではない。従って、当業者はここに記載されていない他の実施形態をとることができることは理解するであろう。
【0132】
例えば、ここで記載された表現キャッシュ201は物理的に別のモジュールであるが、表現キャッシュ201は関連装置に合体させ得る。更にここに開示の全ての構成部分等は別な構成部分でも良い。
【図面の簡単な説明】
本発明のこれら、そしてその他の、目的および様相は、以下の説明及び添付した図面を考慮することにより、一層良く認識することができ、理解することができるでしょう。本願の様々な実施例は、この明細書の一部および添付した図面の中で示され、参照している文字(それらの文字が一つの視界に入らない場合)はそれぞれ同じ部分を示します。注意すべきことは、図面に描かれている特徴的構成は縮尺を必ずしも必要とはしません。
【図1】
検索およびマルチメディアコンテンツのプレイの従来の方法の機能ブロック図であり、適切には「従来技術」と呼ぶ。
【図2】
表現キャッシュを使用したマルチメディアコンテンツのプレイおよび検索のプロセスを概観する機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図2A】
ペイントストリームプロセスを概観する機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図3】
表現プロセスの詳細を包含した機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図4】
プレイプロセスの詳細を包含した機能ブロック図であり、本願発明の実施例である。
【図5A】
トロント株式取引所のインターネットのページの一部のスクリーンショットであり、本願発明の実施例である。
【図5B】
トロント株式取引所のインターネットのページの一部のスクリーンショットであり、本願発明の実施例である。
【図6A】
異なったマルチメディア要素(例えば、レイアウトを必要としないマルチメディアコンテンツ)のプレイの時間調整を説明する図であり、本願発明の実施例である。
【図6B】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図6C】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図6D】
本願発明の実施例であるレイアウト例を包含していないマルチメディアコンテンツに包含された異なったイメージである。
【図7】
表現キャッシュを包含する通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図7A】
クライアントを示す、表現キャッシュを包含する通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図7B】
通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図8A】
セットトップボックスに配置された表現エンジンを備えた通信システムの説明図であり、本願発明の実施例である。
【図8B】
ケーブル会社ヘッドエンドに配置された表現エンジンを備えた通信システムの説明図であり、本願発明の実施例によるものである。
【図8C】
表現エンジンの一部を含んだ、表現プロセスに関係した様々な構成要素の位置および接続を説明する図であり、本願発明の実施例によるものである。
Claims (16)
- 少なくとも1つのコンピュータに提供され、マルチメディアデータを記憶する方法であって:
マルチメディアコンテンツを検出し、ここでマルチメディアコンテンツはプレイ命令及び少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、また少なくとも1つのマルチメディアエレメントは少なくとも1つのグラフィックなイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオを含む;
セマンテック表示及びマルチメディアコンテンツのための表現命令をプレイ命令から発生し、ここでプレイ命令はマルチメディアコンテンツの少なくとも1つのタイミング及びマルチメディアコンテンツのオーダリングを含み、またセマンテック表示はマルチメディアコンテンツの表現表示の特徴と表現表示内に配された異なるマルチメディアエレメント間の関係の少なくとも1つを示す;
ペイントストリームキャッシュに表現命令に対応するデータを記憶し、そして ペイントストリームキャッシュにセマンテック表示に対応するデータを記憶する、工程を有する方法。 - 請求項1のマルチメディアデータを記憶する方法であって:
ペイントストリームキャッシュはクライアントに配され、そしてクライアントはサーバと通信を行い;
サーバは前記検出工程および発生工程を実行し;そして
前記方法は、表現命令に対応するデータの記憶に先立って:
サーバが表現命令に対応するデータをクライアントに送信し;そして
サーバがセマンテック表示に対応するデータをクライアントに送信する工程を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1のマルチメディアデータを記憶する方法であって、ペイントストリームキャッシュはサーバに配され、そしてサーバが少なくとも1つのクライアントと通信を行うことを特徴とする方法。
- 請求項1のマルチメディアデータを記憶する方法であって、表現命令に対応するデータの記憶に先立って:
表現命令を、ペイントストリームキャッシュからの急速読み出しのためフォーマットされたデータへフォーマットし;そして
セマンテック内容、ペイントストリームキャッシュからの急速読み出しのためフォーマットされたセマンテックコンテンツ、及びセマンテック表示への急速回復を形成するようセマンテック表示をフォーマットする工程を含むことを特徴とする方法。 - 少なくとも1つのコンピュータに提供され、マルチメディアデータを記憶する方法であって:
サーバがマルチメディアコンテンツを検出し、ここでマルチメディアコンテンツはプレイ命令及び少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、また少なくとも1つのマルチメディアエレメントはグラフィックなイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオの少なくとも1つを含む;
サーバがセマンテック表示及び表現命令をプレイ命令からマルチメディアコンテンツに対して発生し、ここでプレイ命令は少なくとも1つのマルチメディアコンテンツのタイミングとマルチメディアコンテンツのオーダリングを含み、またセマンテック表示はマルチメディアコンテンツの表現表示の特徴及び表現表示内に配された異なるマルチメディアエレメント間の関係の少なくとも1つを示す;そして
サーバがセマンテック表示を表現命令に対応するデータをクライアントへ送信する工程を有する方法。 - 少なくとも1つのコンピュータに提供され、マルチメディアデータを記憶する方法であって:
マルチメディアコンテンツに対応するペイントストリームデータを検出し、ここでペイントストリームデータはセマンテック表示及びマルチメディアコンテンツに対応する表現命令データとを含み、マルチメディアコンテンツはプレイ命令と少なくとも1つのマルチメディアエレメントとを含み、少なくとも1つのマルチメディアエレメントは少なくとも1つのグラフィックなイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオを含み、またセマンテック表示データはマルチメディアコンテンツの表現表示の特徴と表現表示内に配された異なるマルチメディアエレメント間の関係の少なくとも1つを示す;
コンピュータが、セマンテック表示対応するデータと表現命令に対応するデータとを表現し、マルチメディアコンテンツの表現表示を発生し;
コンピュータが、クライアントに接続された表現キャッシュ内のセマンテック表示に対応するデータを記憶し;そして
コンピュータが表現キャッシュに表現表示を記憶する工程を有する方法。 - 少なくとも1つのコンピュータに提供される方法であって:
レイアウト命令を含むマルチメディアコンテンツを検出し、ここでマルチメディアコンテンツはグラフィックなイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオをの少なくとも1つを含む少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み;
マルチメディアコンテンツに対して表現命令とセマンテック表示を形成するレイアウト命令に応じてマルチメディアコンテンツをレイアウトし、ここでセマンテック表示はマルチメディアコンテンツの表現表示の特徴と表現表示内に配された異なるマルチメディアエレメント間の関係の少なくとも1つを示す;
レイアウトキャッシュに表現命令に対応するデータを記憶し;そして
レイアウトキャッシュにセマンテック表示に対応するデータを記憶する工程を有する方法。 - 請求項7の方法であって:
レイアウトキャッシュはクライアントに配され、そしてクライアントはサーバと通信を行い;
サーバは前記検出工程及びレイアウト工程を実行し;そして
前記方法は、表現命令に対応するデータの記憶に先立って:
サーバが表現命令に対応するデータをクライアントに送信し;そして
サーバがセマンテック表示に対応するデータをクライアントに送信する工程を含むことを特徴する方法。 - 請求項8の方法であって:
クライアントが表現命令とセマンテック表示に基づいて、マルチメディアコンテンツ表現するリソースを処理して表現表示を形成し;そして
表現表示に基づいてマルチメディアコンテンツのプレイを実行する工程を有することを特徴とする方法。 - 請求項7の方法であって、レイアウトキャッシュはサーバに配され、そしてサーバはクライアントと通信を行うことを特徴とする方法。
- 請求項10の方法であって、
クライアントが表現命令とセマンテック表示を受信し;
クライアントが、マルチメディアコンテンツを表現するリソースを表現命令とセマンテック表示に基づいて処理して表現表示を形成し;
クライアントが急速読み出しのための表現命令のフォーマットを行い;
クライアントがセマンテック表示のセマンテックコンテンツへのフォーマットを行い、ここでセマンテックコンテンツは急速読み出しとセマンテック表示への急速回復のためフォーマットされ;そして
クライアントに接続された表現キャッシュに表現表示とセマンテックコンテンツとを記憶することを含む方法。 - 請求項10の方法であって:
クライアントが、マルチメディアコンテンツを表現するリソースを表現命令とセマンテック表示に基づいて処理して表現表示を形成し;そして
表現表示に基づいてマルチメディアコンテンツのプレイを実行する工程を有することを特徴とする方法。 - マルチメディアデータを格納するための、コンピュータに実装された方法において、
該コンピュータはマルチメディアコンテンツに対応するペイントストリームデータを検出し、該ペイントストリームデータはマルチメディアコンテンツに対応するセマンテック表示データと表現命令データとを含み、該マルチメディアコンテンツはプレイ命令と少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、該少なくとも1つのマルチメディアエレメントはグラフィカルイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオの少なくとも1つを含み、該セマンテック表示データはマルチメディアコンテンツの表現されたレプレゼンテーション(表示)の特性の少なくとも1つと表現された表示に配置された異なるマルチメディアエレメントの間の関係を記載しており、
該コンピュータは、コンピュータと結合されたレイアウトキャッシュ内のセマンテック表示データを記憶しており、そして
該コンピュータは該レイアウトキャッシュにおける表現命令データを記憶している方法。 - マルチメディアデータを検索するため、サーバに実装されている方法において、該サーバプロセシングリソースが、要求されたマルチディアコンテンツの要求を検出し、要求されたマルチメディアコンテンツに対応するデータがサーバに結合されたサーバキャッシュに配置されているかどうかを決定し、該サーバキャッシュはマルチメディアコンテンツとセマンテックコンテンツの表現表示を含み、該セマンテックコンテンツは表現コンテンツに関するプレイ命令とマルチメディアコンテンツのレイアウトの1つから導かれたセマンテック表示に対応するデータを含み、該セマンテック表示は表現表示の特性と表現表示に配置された異なるマルチメディアエレメントとの間の関係の少なくとも1つを記述しており、
要求されたマルチメディアコンテンツに対応するデータがサーバキャッシュに配置されているという決定に応答し、
サーバキャッシュから要求されたマルチメディアコンテンツの表現表示を検索し、そして
サーバキャッシュから要求されたマルチメディアコンテンツに対応するセマンテックコンテンツを検索している方法。 - 記憶媒体とインデックス機構とからなるキャッシュであって、該インデックス機構は高速プレイのためにフォーマットされたマルチメディアコンテンツの表現命令を記憶及び検索し、該マルチメディアコンテンツは少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、該少なくとも1つのマルチメディアエレメントはグラフィカルイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオの少なくとも1つであり、
マルチメディアコンテンツのセマンテックコンテンツは、表現命令に対応する表現表示の特性と、表現表示に配置された異なるマルチメディアエレメントの間の関係の少なくとも1つを記述しているキャッシュ。 - クライアントであって、
表現命令及びマルチメディアコンテンツのセマンテックコンテンツを検出するように形成されたプロセシングリソース、該マルチメディアコンテンツは少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、該少なくとも1つのマルチメディアエレメントを含み、該少なくとも1つのマルチメディアエレメントはグラフィカルイメージ、オーディオ、テキスト及びフルモーションビデオの少なくとも1つを含み、該セマンテックコンテンツはマルチメディアコンテンツの表現表示の特性及び表現表示に配置された異なるマルチメディアエレメント間の関係の少なくとも1つを記述しており、
表現命令とセマンテックコンテンツの検出に応答し、表現命令とセマンテックコンテンツからマルチメディアコンテンツの表現された表示を形成するプロセシングリソース、及び
セマンテックコンテンツに従って、表現表示に対応するマルチメディアコンテンツのグラフィカル表示の少なくとも1部をプレイするプロセシングリソースとからなるクライアント。
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