【０００１】
（技術分野）
本発明は屋根貫通構造と屋根との間を密封する水切り部材に関する。より詳細には、本発明は屋根の上面に密着して配置されるようになっている部分を備える。
【０００２】
（背景技術）
屋根に係合するプレート部材またはスカートを備える水切りは屋根表面とそれらを貫く建築構造との間の密封接合、例えば傾斜屋根に設置された窓の主枠と周りの屋根との間の密封接合、特に主枠の下側水平部材にあるスカート状の水切りであって、このスカート水切りがレールに取り付けられた上部と、その自由端が屋根表面に係合する下部とを備えるスカート状水切りのような密封接合の構築において使用される。
【０００３】
多くの状況において、スカートは屋根表面に置かれるだけでなく、下に押し付けられて固い密封を提供する。水切り部材が例えば天窓の下枠に取り付けられたときに、屋根材料、例えばタイルを適切に取り付けまたは配置するためにしばしばスカートは後方に曲げられ、その後にスカートは前方に曲げられ、下側自由端は屋根表面に密着する。曲げはスカートとレール間でも、あるいはスカートの上部と下部間でも起こり得る。スカート材料自体が曲げられたときに、主として可塑変形が起こるが、最初の可塑変形は「記憶」され、屋根表面に押し付けられたときに自由端の跳ね返りを生じる。
【０００４】
スカート部材用の材料は伝統的に厚さ約１ｍｍの鉛板で構成されてきた。水切り材料としての鉛は、非常にわずかな弾性を伴うのみで可塑変形が非常に容易、即ち鉛板は弾性的跳ね返りなしに最初に曲げられた形に実質的に留まるというような多くの利点を有する。鉛のこの固有の特徴は、鉛スカートが、既に取り付けられた水切りの部分として例えば波型屋根表面の上に直接成形されるときに大きな利点を有し、その場合スカートは、必然的な弾性的跳ね返りを補償するために過剰に曲ることがない。
【０００５】
鉛はほとんどの目的に対してほとんど非弾性であるけれども、極わずかな跳ね返りが存在し得る。しかしながら鉛は非常に重い材料であるので、重力のみが、鉛スカートを弾性的に曲げて屋根表面に密着する役目をする。さらに鉛の高密度とそれに対応する高重量は荒天中にスカートが後方に曲げられるのも防止する。
【０００６】
実際、鉛は、環境に有害であるとか、重いので搬送と取り扱いに費用がかかるとか、例えば異なる鉛要素を接合するときのように、いくつかの態様において適用しにくいといった、非常によく知られたいくつかの欠点ももっている。さらに鉛は酸化し、その後に周りの屋根表面に筋状の付着物を残す。
【０００７】
水切り材料に鉛を伝統的に使用することにより起こる経済的および環境的問題を避けるために、典型的には、延性材料の応力緩衝用および安定化用コア層の一方の面がホイルシートにより被覆されるサンドイッチ構造として水切りを製造することが提案されてきた。コア層は典型的には重合材料またはビチューメン製品で作られ、ホイルは典型的には薄い金属ホイル、好ましくはアルミホイルであった。製品クラスとしてのビチューメンは通常は常温で粘着性であり、ホイルにくっ付きまたそれを安定化することを保証するが、非粘着性のコア材料が用いられるときは、コア材料を圧着性被膜で被覆する必要があるかも知れない。そのような水切り材料は例えばデンマーク特許明細書第１４８０６４号および第１４５５０９号や、独国特許明細書第ＤＥ−Ａ−４０３２０５８号に開示されている。
【０００８】
非常に深い溝を有する波型タイルの形をした屋根表面用として、十分な手による変形性と伸張性を得て水切りと屋根との間の良好な嵌まりを可能にするために、上で議論したサンドイッチ構造はさらに波型でひだの付いた設計に発展してきた。
【０００９】
しかしながら、これらの改良された設計でさえ、水切りと屋根表面との間の密着した、また恒久的な嵌まりを得にくいということが分った。このことは、上で説明したように、スカートが取り付け手順中に後方に曲げられる場合に当てはまり、その場合、スカートを上側屋根表面に密接しかつ恒久的に係合する位置に持ってくることがかなり難しい。
【００１０】
（発明の開示）
従って、上記を考慮して、レールとスカート部を備える改良された水切り部であって、水切りが設置された後に、スカートまたはその一部がレールまたはスカートの他の部分に対して曲げられ、あるいは回転されるようにし、またその後にスカートが屋根表面と密着しかつ恒久的な接触状態に配置されるようにする水切り部を提供することが本発明の目的である。
【００１１】
発明によれば、シート材料でできておりかつ第１と第２の対向部を備えるレール部材と、別のシート材料でできておりかつ第１と第２の対向部を備えるスカート部材とを備え、水切り部材の縦方向に伸びる継ぎ手によりスカートの第１の部分がレールの第１の部分に接続され、スカートの第２の部分が自由端を有し、スカート部材の少なくとも一部を水切り部材の他の部分に対して曲げ、あるいは回転するようにするヒンジ手段と、水切りが嵌められた後にスカート部材の前記部分の意図しない浮き上がりを防止する、ヒンジ手段に関連付けられたロック手段とにより特徴付けられる水切り部材により上記の目的は達成される。いくつかの実施例において、１つ以上のヒンジが形成される。
【００１２】
発明の好ましい実施例は従属請求項２〜１２に述べられる。
【００１３】
請求項１の案文に対する基礎を成すＤＫ１７３１００Ｂ１は比較的堅いレール部と、レールの端部に取り付けられた変形可能なスカート部とを備える水切り部材を開示している。
【００１４】
「ヒンジ手段」はそれぞれの側にある部分を互いに回転させる如何なる配置をも意味し、従ってヒンジ手段は文字通りのヒンジでも、単に曲げを容易にする曲げ線でもよい。
【００１５】
後でさらに詳細に述べるように、例えばへこみの形をした曲げ線等のいくつかのタイプのヒンジ手段は、水切りが嵌められたときにそれ自体をロックする能力を有するか、あるいは与えられてもよい。これらの場合、ヒンジ手段は固有の、あるいは内蔵のロック手段を持っていると考えてもよい。しかしながら他の場合、特にロック手段が文字通りのヒンジである場合、ロック手段はヒンジの一方または両方の部分の移動を物理的に阻害するピン等でもよい。従って、「ロック手段」という用語は固有の特徴も実際の物理的手段も包含する。
【００１６】
上記から分るように、スカートがその下に曲げられた位置で「ロック」するようにヒンジが配置されること、即ちスカートまたはその一部を上方または下方に実質的に自由に回転されるようにするヒンジが、屋根表面にそれを取り付けるための付加的手段に依存することが本発明の水切りの重要な態様である。
【００１７】
発明の第１の態様において、ヒンジ手段はスカートの一体化された部分であり、スカート材料に固有の性質に依存する。上記のようにフレキシブルなスカート部材を前後に曲げることができるが、そのような曲げ作用の後に、スカートの下側自由端が、曲げ戻されたとき、特にスカートが曲げ線の方向に実質的に垂直な方向に波型あるいはひだがついているときに通常は屋根表面から浮き上がる傾向をもつということはよく知られている。これは、そのような波型あるいはひだの付いたスカートが曲げられたときに引き起こされる歪み硬化の複雑な模様に起因し、これが、スカート自由端が屋根に向かって折れ戻されたときに高度の弾性「記憶」を生じるためであると信じられている。本発明者は、曲がる領域、特に可塑変形が起こる領域を制御することにより、ヒンジ付きのスカートがほんのわずかな跳ね返り傾向しか持たないことを見出した。
【００１８】
より具体的には、これはスカート部材の幅全体にへこみまたは溝をエンボス、プレス、打ち抜き、またはビーディング（あるいはその組合せ）により達成される。レールに実質的に平行なスカートの幅全体に「微細」波型模様を有するように処理された屋根水切り用のスカート材料は知られている。従って、本願の文脈において、ヒンジ手段についての「へこみ」または「溝」という用語は一般的な「微細」波型よりも実質的によりはっきりとしたエンボスとして理解されるべきである。即ち、当業者はどのエンボスが本発明によるヒンジを表すか疑問をもたないからである。好ましくはヒンジのへこみまたは溝はこれらの「微細」波型の深さの少なくとも２倍の深さを有する。
【００１９】
レール部の長さ方向に水切りにへこみを形成すること自体は欧州特許第ＥＰ−Ａ−Ｏ１２０６５３号で知られており、それは壁に取り付けるレール部と、壁に隣接する屋根覆いに被さりかつ係合する波型スカート部とを有する一体型の水切りを述べている。二つの部分は互いに対して傾いて配置され、へこみは、二つの部分を互いに小さな角度で曲げて水切りが取り付けられたときに屋根と壁の間の移行部に嵌められる曲げ線の役目をする。
【００２０】
本発明の好ましい実施例において、スカート材料はサンドイッチ構造を有し、典型的には延性材料でできた応力緩衝用および安定化用コア層の一方または両方の面がホイルシートにより被覆される。コア層は重合材料またはビチューメン製品から作られてもよく、ホイルは好ましくは薄いホイル、最も好ましくはアルミホイルのような金属ホイルである。好ましい実施例において、へこみは比較的鋭い「へり」または隆起を備え、より正確な基本的な曲げ線の役目をする。
【００２１】
本発明の第２の態様において、ヒンジは、実質的に曲げに対する抵抗のない「自由」回転動作を提供する、スカート内、あるいは水切り部材とスカートの間に配置された別の部材である。屋根表面に接触してスカートをロックするために、さらなるロック手段が設けられるが、これはヒンジ自体をロックし、あるいは回転部材が互いに対して回転しないようにする好都合な手段ならどのような形をしていてもよい。
【００２２】
好ましい実施例において、少なくとも一つのヒンジがレールに平行に配置される。
【００２３】
（発明を実施するための最良の形態）
さて模式的図面を参照して以下にもっと詳細に発明を説明する。
【００２４】
図１は概ね縦方向に向いたレール要素１０１（またはシート要素）と、スカート要素１０２とを備える、天窓用の典型的な下側水切り部材１００を示す。スカート要素は上端１０５を有する上部１０４と、下自由端１０３を有するスカート主部１０７とを備える。レール要素は、スカートの上端１０５が嵌められ、その後取り付けられる（要素は組立て前を示す）、折れ目または溝１０６の付いた第１の下部１１０や、自由端をもつ反対側の第２の上部１１１を備える。実際、レールにスカートを取り付けるには、例えばリベット等の結合または固定手段による等の適当な方法ならどのような方法でも使用できる。図示のスカートは波型タイプのものであるが、意図された用途により、それはひだ付き、あるいは平坦であってもよい。スカートの個々の表面特性を問わず、それは概ね平面を定めるものと言える。
【００２５】
図２は本発明の第１の態様による水切り部の（レールの縦軸方向に垂直に見た）模式的断面図であり、レール２０３とスカート２０２との間のヒンジが、レールの下端の近傍にあるスカート上部のエンボスされた直線的なへこみまたは溝により直接スカート材料中に形成され、これによりスカートが第１の「初期／最終」位置と、第２の曲げ戻り位置（点線で示す）の間で回転されるようにし、スカートがその中に形成されたヒンジに沿って回転される。エンボスされた溝２０１はスカートの幅全体に一定の深さを有してもよいし、変化する深さを有してもよい。図示の実施例においては、溝は下に向いており、即ちエンボスはスカートの下面に作られるが、スカートの上面がエンボスされてもよい。しかしながら、後者の実施例の方が曲がりを防止する効果が少ないので、好ましくない。図示のように、スカートはレールの下端に形成された折り目または溝を用いてレールに取り付けられる。レールの上端は天窓枠部の上面に係合するようになっているフランジ部材２０４を備えてもよい。
【００２６】
図３は図２の水切りのエンボスされたヒンジ部（スカートの他部は図示せず）を詳細に示す。ヒンジが作られるスカートは図示の実施例ではサンドイッチ材料で作られ、延性材料の応力緩衝用および安定化用コア層２１０の上面が上側ホイルシート２１１により、下面が下側ホイルシート２１２により被覆されてスカート部材２０２のそれぞれ上下面を作り上げる。ヒンジ部はレールに面する上部２２０と、スカートの自由端に面する下部２２１とを備え、その間に互いに対して第１と第２のヒンジ部を曲げるヒンジの役目をする直線（即ち紙面に垂直な）へこみ２２２が配置される。ヒンジは図３に示すように実質的に対称な上および下の「脚部」２２５、２２６を備える。
【００２７】
図４は図３に示すのと同じタイプであるが、これとは対照的に二つのヒンジの脚部２２５、２２６が非対称であり、上の脚部２２６がスカートの概略平面対してより垂直方向に配置されている。ヒンジの上脚部２２６と下脚部２２５の間にある移行領域に対応して、その下面（または下側ホイルシート）は縦「へり」または隆起２２３に沿ってより鋭く曲げられ、それは「基本的」ヒンジ領域の役目をする。このようにして基本的または初期的な曲げ個所を制御することにより、曲げ戻された後に屋根表面に向かって折れ下がるときにスカートの自由端が跳ね返らないことをより適切に保証するヒンジが提供される。これはそのような鋭く曲げられた線に沿って集中する歪み硬化に起因すると信じられている。コア層は重合材料またはビチューメン製品から作られ、ホイルは薄い金属ホイル、好ましくはアルミホイルでもよい。
【００２８】
図５および６は図３および４に示すのと同じ一般的タイプのエンボスされたヒンジのさらなる変形を示す。図５のヒンジは図３のヒンジのように対称であるが、図４の実施例のように下面が鋭く曲げられた「へり」部２２３を備える。図６のヒンジは図４のヒンジのように非対称であるが、下面上の鋭く曲げられたへり２２３がより明瞭であり、さらにヒンジの上面にも鋭く曲げられたへり２２４を備える。
【００２９】
図７は本発明の第２の態様による水切り部材の（レールの縦方向に垂直に見た）模式的断面図を示し、そこでは第１の下端３１３と反対側の第２の上端３１４を有するレールまたはシート部材３０３や、第１の上端３２３と第２の下端３２４を有するスカートが設けられる。スカートはその第１の端部に沿ってレールまたはシート部材に取り付けられる。しかしながら、図２に示す水切り部材とは対照的にこの実施例はスカート３０２とレール３０３の間に配置された別のヒンジ要素３０１を備え、このヒンジはスカートを第１の「初期／最終」位置（実線で示す）と第２の曲げ戻り位置（点線で示す）の間で実質的に自由に回転されるようにし、その間に配置されたヒンジに沿ってスカートが回転される。図７において、ヒンジは象徴的に表されている。ヒンジの好ましいタイプはピンタイプヒンジ、例えばピアノヒンジを含む。
【００３０】
上記のように、図７の実施例のスカートをレール部材に対してロックできることは重要である。これはヒンジ自体をロックするとか、レール部材に対してスカートをロックするとかによる、どのような都合のよい方法ででも行なうことができる。ヒンジがスカートの二つの部分の間に配置されるときは、実際、ロック手段はそれ相応に配置されるべきである。ヒンジ自体をロックするときは、これは例えば回転または摺動クランプ手段により行なってもよい。レールに対してスカートをロックするときは、ロック手段はスカート部材とスカート手段のどちらか、あるいはその両方に設けてもよい。
【００３１】
なるほど、エンボスされたヒンジは「自己ロック」するようになっているけれども、そのようなヒンジが設けられた水切りはスカートと屋根の上面との間の密着をさらに確実にするロックまたはクランプ手段が設けられてもよい。
【００３２】
上記の実施例において、レール部材近傍に配置された一つのヒンジのみが述べられたが、一つのヒンジをスカートの上下端間のどの所望位置に設けても、あるいは多数のヒンジを設けてもそれは本発明の範囲内である。例えば第２のヒンジが下端付近に配置されても、スカート上下端に対して中間に配置されてもよい。図８は第１のヒンジ４０１と第２のヒンジ４０２を備えるそのような実施例を示す。一つより多いヒンジを有する水切り部材に関して、各ヒンジの性質は互いに独立に選択できることは明白であり、上記の開示はそのような個々のヒンジに関連している。
【００３３】
示された実施例のすべてにおいて、ヒンジの寸法は誇張されている。好ましい実施例において、エンボスされた溝の深さは２ｍｍと２０ｍｍの間である。
【００３４】
発明の好ましい実施例によれば、図１から８を参照して上に述べられた水切り部材を備える天窓用のシート水切りキットが提供される。
【００３５】
さらなる好ましい実施例において図１から８を参照して上に述べられた二つの同一の横側水切り部材や上側水切り部材や下側水切り部材を備える点窓用シート水切りキットが提供される。好ましくは横側部材と上側／下側部材間の密封を与える角部が供給され、あるいはそれは横側または上側／下側水切り部材のどちらかと一体化される。
【図面の簡単な説明】
【図１】天窓用の典型的な下側水切り部材を示す。
【図２】レール部材とスカートを備える本発明の第１の態様による水切り部材を示す。
【図３】図２に示すヒンジの実施例を示す。
【図４】図２に示すヒンジのさらなる実施例を示す。
【図５】図２に示すヒンジの代わりの実施例を示す。
【図６】図２に示すヒンジのさらなる代わりの実施例を示す。
【図７】レール部材とスカートを備える本発明の第２の態様による水切り部材を示す。
【図８】第１と第２のヒンジを備える本発明による観時きり部材を示す。
【符号の説明】
１００ 水切り部材
１０１、２０２、３０３ レール部材
１０２、２０２、３０２ スカート部材
１０３ 自由端
１０４ 第１の部分
１０７ 第２の部分
２０１、４０１、４０２ エンボスされたへこみ
２１０ コア層
２１１、２１２ ホイルシート
２２３、２２４ 隆起
３０１ ヒンジ要素
４０１、４０２ ヒンジ[0001]
(Technical field)
The present invention relates to a drainer for sealing between a roof penetration structure and a roof. More particularly, the invention comprises a part adapted to be placed in close contact with the top surface of the roof.
[0002]
(Background technology)
Drainers with plate members or skirts that engage the roof provide a sealed joint between the roof surface and the building structure that penetrates them, for example, a sealed joint between the main frame of a window installed on a sloping roof and the surrounding roof, In particular, a skirt-shaped drainer on the lower horizontal member of the main frame, the skirt drainer having an upper part attached to the rail and a lower part whose free end engages the roof surface. Used in the construction of hermetic joints.
[0003]
In many situations, the skirt is not only placed on the roof surface, but is pressed down to provide a tight seal. When the drainer is mounted, for example, on the sill of a skylight, the skirt is often bent backwards to properly attach or position the roofing material, for example, the tiles, after which the skirt is bent forward and the lower free end Adheres to the roof surface. Bending can occur between the skirt and the rail, or between the top and bottom of the skirt. When the skirt material itself is bent, mainly plastic deformation occurs, but the first plastic deformation is "remembered" and causes the free end to bounce when pressed against the roof surface.
[0004]
The material for the skirt member has traditionally been comprised of a lead plate about 1 mm thick. Lead as a drainer material has many advantages, such as very little elasticity, and it is very easy to plastically deform, i.e., the lead plate substantially stays in its original bent shape without elastic bounce. Have. This unique feature of lead has a great advantage when the lead skirt is molded, for example, directly on a corrugated roof surface as a part of the already installed drainer, in which case the skirt has the necessary elasticity Do not overbend to compensate for bounce.
[0005]
Although lead is almost inelastic for most purposes, there can be very slight bounce. However, since lead is a very heavy material, only gravity serves to elastically bend the lead skirt and adhere to the roof surface. Furthermore, the high density of lead and the corresponding high weight also prevent the skirt from bending backwards in stormy weather.
[0006]
Indeed, lead is very well known because it is harmful to the environment, expensive to transport and handle because of its heavy weight, and difficult to apply in some aspects, for example when joining different lead elements. It also has some disadvantages. Furthermore, the lead oxidizes, leaving behind streak deposits on the surrounding roof surface.
[0007]
Typically, one side of the stress buffering and stabilizing core layer of the ductile material is covered with a foil sheet to avoid the economic and environmental problems caused by the traditional use of lead for draining materials. It has been proposed to manufacture drainers as a sandwich structure to be used. The core layer was typically made of a polymeric material or bitumen product, and the foil was typically a thin metal foil, preferably an aluminum foil. Bitumen as a product class is usually tacky at room temperature, ensuring that it sticks to the foil and stabilizes it, but when a non-sticky core material is used, the core material should be coated with a crimpable coating. May need to be coated. Such draining materials are disclosed, for example, in Danish patent specifications 148064 and 145509 and in German patent specification DE-A-4032058.
[0008]
For roof surfaces in the form of corrugated tiles with very deep grooves, to obtain sufficient hand deformability and extensibility to allow good fit between the drainer and the roof, The sandwich structure discussed has evolved further into a corrugated, pleated design.
[0009]
However, it has been found that even with these improved designs, it is difficult to obtain a tight and permanent fit between the drainer and the roof surface. This is the case, as explained above, if the skirt is bent back during the installation procedure, in which case the skirt may be brought into a position that is in close and permanent engagement with the upper roof surface. Quite difficult.
[0010]
(Disclosure of the Invention)
Accordingly, in view of the above, there is provided an improved drainer comprising a rail and a skirt, wherein after the drainer is installed, the skirt or a part thereof is bent relative to the rail or other parts of the skirt, or It is an object of the present invention to provide a drainer that can be rotated and then the skirt is placed in intimate and permanent contact with the roof surface.
[0011]
According to the invention, there is provided a rail member made of sheet material and having first and second opposed portions, and a skirt member made of another sheet material and provided with first and second opposed portions. A first portion of the skirt is connected to a first portion of the rail by a longitudinally extending joint of the drainer, a second portion of the skirt has a free end, and at least a portion of the skirt is connected to the drainer. It is characterized by hinge means for bending or rotating with respect to other parts and locking means associated with the hinge means for preventing unintentional lifting of said part of the skirt member after the drainer has been fitted. The above purpose is achieved by the drainer. In some embodiments, one or more hinges are formed.
[0012]
Preferred embodiments of the invention are set out in dependent claims 2 to 12.
[0013]
DK173100B1, which forms the basis for the subject matter of claim 1, discloses a drainer having a relatively rigid rail portion and a deformable skirt attached to the end of the rail.
[0014]
By "hinge means" is meant any arrangement that causes the parts on each side to rotate with respect to each other, so that the hinge means may be a literal hinge or simply a bend line that facilitates bending.
[0015]
As will be described in more detail below, some types of hinge means, such as, for example, a dent-shaped bend line, have the ability to lock themselves when the drainer is fitted, or may be provided with Good. In these cases, the hinge means may be considered to have a unique or built-in locking means. However, in other cases, especially where the locking means is a literal hinge, the locking means may be a pin or the like that physically hinders movement of one or both parts of the hinge. Thus, the term "locking means" encompasses both unique features and actual physical means.
[0016]
As can be seen from the above, the hinges are arranged such that the skirt "locks" in the bent position underneath, i.e. the skirt or a part thereof is substantially free to rotate up or down. It is an important aspect of the drainer of the present invention that the hinge to be relied upon depends on additional means for attaching it to the roof surface.
[0017]
In a first aspect of the invention, the hinge means is an integral part of the skirt, depending on the properties inherent in the skirt material. The flexible skirt member can be bent back and forth as described above, but after such bending action, the lower free end of the skirt is bent back, especially when the skirt is substantially in the direction of the bend line. It is well known that they have a tendency to lift off the roof surface when they are wavy or crimped in the vertical direction. This is due to the complex pattern of strain hardening caused when such corrugated or pleated skirts are bent, which results in a high degree of freedom when the skirt free end is folded back towards the roof. It is believed that this is to produce elastic "memory". The inventor has found that by controlling the area of bending, especially where plastic deformation occurs, the hinged skirt has only a slight tendency to bounce.
[0018]
More specifically, this is accomplished by embossing, pressing, stamping, or beading (or a combination thereof) a depression or groove across the width of the skirt member. Roof draining skirt materials that have been treated to have a "fine" corrugation across the width of the skirt substantially parallel to the rails are known. Thus, in the context of the present application, the term "dent" or "groove" for a hinge means should be understood as a substantially more pronounced emboss than the general "fine" corrugations. That is, those skilled in the art have no doubt which emboss represents a hinge according to the present invention. Preferably the indentations or grooves in the hinge have a depth at least twice that of these "fine" corrugations.
[0019]
It is known per se from EP-A-O120653 to form dents in the drains along the length of the rail section, which cover and engage a rail section to be mounted on a wall and a roof covering adjacent to the wall. And a corrugated skirt portion. The two parts are arranged at an angle with respect to each other, the dents serving as bending lines which are bent at a small angle to each other and fit into the transition between the roof and the wall when the drainer is installed.
[0020]
In a preferred embodiment of the invention, the skirt material has a sandwich structure, one or both sides of a stress buffering and stabilizing core layer, typically made of ductile material, covered by a foil sheet. The core layer may be made from a polymeric material or a bituminous product, and the foil is preferably a thin foil, most preferably a metal foil such as an aluminum foil. In a preferred embodiment, the indentation has a relatively sharp "edge" or ridge, serving as a more accurate basic bend line.
[0021]
In a second aspect of the present invention, the hinge is another member located within the skirt or between the drainer and the skirt that provides a "free" rotational movement substantially without resistance to bending. In order to lock the skirt in contact with the roof surface, further locking means are provided, which lock the hinges themselves, or any convenient means for preventing the rotating members from rotating with respect to each other. It may be.
[0022]
In a preferred embodiment, at least one hinge is arranged parallel to the rail.
[0023]
(Best Mode for Carrying Out the Invention)
The invention will now be described in more detail with reference to schematic drawings.
[0024]
FIG. 1 shows a typical lower drainage member 100 for a skylight, comprising a rail element 101 (or seat element) oriented generally longitudinally and a skirt element 102. The skirt element comprises an upper portion 104 having an upper end 105 and a skirt main portion 107 having a lower free end 103. The rail element has a first lower part 110 with a fold or groove 106 to which the upper end 105 of the skirt is fitted and then attached (the element shows before assembly) or an opposite second upper part with a free end. 111 is provided. Indeed, any suitable method of attaching the skirt to the rail can be used, such as by means of bonding or securing means such as rivets. The skirt shown is of the corrugated type, but it may be pleated or flat, depending on the intended use. Regardless of the individual surface characteristics of the skirt, it can be said that it generally defines a plane.
[0025]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view (as viewed perpendicular to the longitudinal axis of the rail) of the drainer according to the first embodiment of the present invention, wherein the hinge between the rail 203 and the skirt 202 is near the lower end of the rail. Formed directly in the skirt material by an embossed rectilinear indentation or groove at the top of the skirt, which allows the skirt to be in a first "initial / final" position and a second bent-back position (shown in dotted lines). And the skirt is rotated along hinges formed therein. The embossed groove 201 may have a constant depth over the entire width of the skirt or may have a varying depth. In the embodiment shown, the grooves are facing down, ie the embossments are made on the underside of the skirt, but the top side of the skirt may be embossed. However, the latter embodiment is not preferable because the effect of preventing bending is less. As shown, the skirt is attached to the rail using folds or grooves formed at the lower end of the rail. The upper end of the rail may include a flange member 204 adapted to engage the upper surface of the skylight frame.
[0026]
FIG. 3 shows in detail the embossed hinge part of the drainer of FIG. 2 (other parts of the skirt are not shown). The skirt from which the hinge is made is made of a sandwich material in the embodiment shown, with the upper surface of the stress-cushioning and stabilizing core layer 210 of ductile material covered by the upper foil sheet 211 and the lower surface by the lower foil sheet 212. The upper and lower surfaces of the skirt member 202 are completed. The hinge portion includes a rail-facing upper portion 220 and a lower portion 221 facing the free end of the skirt, between which a straight line (ie, perpendicular to the plane of the paper) serving as a hinge to bend the first and second hinge portions relative to each other. A) The indentation 222 is arranged. The hinge includes upper and lower "legs" 225, 226 that are substantially symmetrical as shown in FIG.
[0027]
FIG. 4 is of the same type as shown in FIG. 3, but in contrast the two hinge legs 225, 226 are asymmetric, and the upper leg 226 is more perpendicular to the general plane of the skirt. Are located in Corresponding to the transition area between the upper leg 226 and the lower leg 225 of the hinge, its lower surface (or lower foil sheet) is bent more sharply along the longitudinal "edge" or ridge 223, which is "basic". It serves as the hinge region. By controlling the basic or initial bend locations in this way, a hinge is provided that better assures that the free end of the skirt will not bounce when folded down towards the roof surface after being bent back Is done. This is believed to be due to strain hardening concentrated along such sharply bent lines. The core layer is made of a polymeric material or bitumen product, and the foil may be a thin metal foil, preferably an aluminum foil.
[0028]
FIGS. 5 and 6 show a further variant of an embossed hinge of the same general type as shown in FIGS. The hinge of FIG. 5 is symmetrical, like the hinge of FIG. 3, but with a sharply bent lower edge 223 as in the embodiment of FIG. The hinge of FIG. 6 is asymmetric like the hinge of FIG. 4, but the sharply bent lip 223 on the lower surface is more pronounced, and also has a sharply bent lip 224 on the upper surface of the hinge.
[0029]
FIG. 7 shows a schematic cross-sectional view (viewed perpendicular to the longitudinal direction of the rail) of a drainer according to a second aspect of the invention, having a first lower end 313 and a second upper end 314 opposite to the first lower end 313. A rail or seat member 303 and a skirt having a first upper end 323 and a second lower end 324 are provided. The skirt is attached to a rail or seat member along its first end. However, in contrast to the drainer shown in FIG. 2, this embodiment comprises another hinge element 301 located between the skirt 302 and the rail 303, which hinges the skirt in a first "initial / final" position. The rotation of the skirt is substantially free between the position (shown by the solid line) and the second bend return position (shown by the dotted line), with the hinge positioned between them. In FIG. 7, the hinge is symbolically represented. Preferred types of hinges include pin type hinges, such as piano hinges.
[0030]
As mentioned above, it is important that the skirt of the embodiment of FIG. 7 can be locked to the rail member. This can be done in any convenient way, either by locking the hinge itself or by locking the skirt to the rail members. When the hinge is located between the two parts of the skirt, in fact, the locking means should be arranged accordingly. When locking the hinge itself, this may be done, for example, by rotating or sliding clamping means. When locking the skirt to the rail, the locking means may be provided on either or both of the skirt member and the skirt means.
[0031]
Indeed, although embossed hinges are "self-locking", the drainers provided with such hinges are provided with locking or clamping means to further ensure a close fit between the skirt and the roof top. You may be.
[0032]
In the above embodiment, only one hinge disposed near the rail member has been described. However, even if one hinge is provided at any desired position between the upper and lower ends of the skirt, or if multiple hinges are provided, It is within the scope of the present invention. For example, the second hinge may be arranged near the lower end, or may be arranged in the middle with respect to the upper and lower ends of the skirt. FIG. 8 shows such an embodiment with a first hinge 401 and a second hinge 402. For drainers having more than one hinge, it is clear that the properties of each hinge can be selected independently of one another, and the above disclosure relates to such individual hinges.
[0033]
In all of the illustrated embodiments, the dimensions of the hinge are exaggerated. In a preferred embodiment, the depth of the embossed groove is between 2 mm and 20 mm.
[0034]
According to a preferred embodiment of the invention, there is provided a sheet drain kit for a skylight comprising the drain member described above with reference to FIGS.
[0035]
In a further preferred embodiment, there is provided a spot window sheet drain kit comprising two identical side drainers, upper drainers and lower drainers as described above with reference to FIGS. 1 to 8. Preferably a corner is provided which provides a seal between the lateral member and the upper / lower member, or it is integrated with either the lateral or upper / lower drainage member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a typical lower drainer for a skylight.
FIG. 2 shows a drainer according to a first aspect of the invention comprising a rail member and a skirt.
FIG. 3 shows an embodiment of the hinge shown in FIG.
FIG. 4 shows a further embodiment of the hinge shown in FIG.
FIG. 5 shows an alternative embodiment of the hinge shown in FIG.
FIG. 6 shows a further alternative embodiment of the hinge shown in FIG.
FIG. 7 shows a drainer according to a second aspect of the present invention comprising a rail member and a skirt.
FIG. 8 shows a viewing member according to the invention with first and second hinges.
[Explanation of symbols]
100 Drainer members 101, 202, 303 Rail members 102, 202, 302 Skirt member 103 Free end 104 First part 107 Second part 201, 401, 402 Embossed recess 210 Core layer 211, 212 Foil sheet 223, 224 Ridge 301 hinge element 401, 402 hinge
