JP2004506196A - 泳動対象の速度を決定するためのシステムおよび方法 - Google Patents
泳動対象の速度を決定するためのシステムおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は、チャネルを通って移動するサンプル成分など、泳動対象(migrating object)の速度を決定するための分析システムと方法に関し、また、複数の別々に提供されたサンプルプラグ(sample plug)の成分など、それぞれが共通の拘束(constraint)を有するグループに泳動対象を分類するための分析システムと方法に関する。具体的には、本発明は、電気泳動測定に関して適用されるが、これに限定されない。本発明の技術は、EVA(商標)分析技術である。
【0002】
電気泳動分離技術は、サンプルプラグの成分が、分離カラムに沿って電場を加えた際に、それらのサンプル成分の泳動速度の差によって、分離カラムにおいて分離される分離技術である。吸収、蛍光、電気化学、導電性、放射能、および質量分析は、すべて、電気泳動分離を検出するために使用することができる。
【0003】
理解されるように、分離カラムにおいて電気泳動により分離された成分など、泳動成分の速度を精確に決定する能力が強く望まれる。この点について、本発明者は、単一のサンプルプラグに提供された泳動成分の速度は、空間時間座標の点をはめ込むことができる共通の頂点を有し、したがって、速度の向上した分解能を見込むことを認識した。
【0004】
また、それぞれが時間または空間的に関係付けられた共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類する能力は、泳動成分を単一の検出シーケンスで検出し、かつ別々に提供された複数の多成分サンプルプラグの1つからのものであることを識別することを可能にする特定の応用分野を有する。この技術は、非常に多くの分野に応用されるが、1つの特定の応用分野は、DNAサンプルなど、高分子サンプルの順序付けである。この場合、空間または時間について別々に提供され、かつ異なる塩基対末端を有するDNAバンドを備えるサンプルプラグは、分離チャネルを通して、単一ステップで駆動することができ、しかも、それぞれのサンプルプラグに応じて、グループに分類することができる。このようにして、泳動成分が割り当てられる各サンプルプラグの塩基対末端の知識と、測定速度からDNAバンドの長さを計算することとから、DNAサンプルとして例示した高分子サンプルを順序付けすることが可能である。この技術の1つの特定の利点は、ラベル付けは、泳動成分の改良した検出に備えることを助けることができるが、サンプル成分をラベル付けする必要がないということである。
【0005】
したがって、本発明の目的は、チャネルを通って移動するサンプル成分など、泳動成分の速度を決定するための改良した分析システムと方法を提供し、また、複数の別々に提供されたサンプルプラグの成分など、それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類するための分析システムと方法を提供することにある。
【0006】
したがって、本発明は、複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップ(space−time map)を生成するための空間時間マップジェネレータと、空間時間マップから少なくとも1つの頂点を識別するための頂点ファインダとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別され、対象の速度が、それぞれの頂点にはめ込まれたそれぞれの対象に対応する空間時間マップの点の組から決定可能である、泳動対象の速度の決定を可能にするための分析システムを提供する。
【0007】
システムは、信号の信号ピークに関連する公称速度を決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするための速度ソータをさらに備えることが好ましい。
【0008】
空間時間マップジェネレータは、電流変化の関数に従って空間時間マップを生成する際に、修正時間成分を使用するように構成されることが好ましい。
【0009】
修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲において、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことがより好ましい。
【0010】
空間時間マップジェネレータは、等位相点(equiphase point)の等位相時間空間マップ(equiphase space−time map)を生成するための等位相時間空間マップジェネレータであることが好ましい。
【0011】
等位相空間時間ジェネレータは、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定するように構成されることがより好ましい。
【0012】
一実施形態では、対象は、ラベルなし対象である。
【0013】
他の実施形態では、対象は、ラベル付き対象である。
【0014】
対象は、チャネルを通って泳動することが好ましい。
【0015】
チャネルは、対象が通って電気泳動で駆動される分離チャネルを備えることがより好ましい。
【0016】
一実施形態では、対象は、1つのサンプルからの成分を備える。
【0017】
他の実施形態では、対象は、複数の別々のサンプルからの成分を備える。
【0018】
対象は、分子成分を備えることが好ましい。
【0019】
対象は、高分子成分を備えることが好ましい。
【0020】
成分は、DNAバンドを備えることがより好ましい。
【0021】
また、本発明は、上述したシステムを含んでいる電気泳動装置にまで拡張する。
【0022】
また、本発明は、複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するステップと、空間時間マップから、少なくとも1つの頂点を識別するステップとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別され、対象の速度が、それぞれの頂点にはめ込まれたそれぞれの対象に対応する空間時間マップの点の組から決定可能である、泳動対象の速度の決定を可能にする方法を提供する。
【0023】
方法は、信号の信号ピークに関連する公称速度を決定するステップと、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするステップとをさらに備えることが好ましい。
【0024】
電流変化の関数に従って修正された時間成分は、空間時間マップを生成する際に使用されることが好ましい。
【0025】
修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲において、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことがより好ましい。
【0026】
空間時間マップは、等位相点の等位相空間時間マップであることが好ましい。
【0027】
等位相点は、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定することによって決定されることがより好ましい。
【0028】
一実施形態では、対象は、ラベルなし対象である。
【0029】
他の実施形態では、対象は、ラベル付き対象である。
【0030】
対象は、チャネルを通って泳動することが好ましい。
【0031】
チャネルは、対象が通って電気泳動で駆動される分離チャネルを備えることがより好ましい。
【0032】
一実施形態では、対象は、1つのサンプルからの成分を備える。
【0033】
他の実施形態では、対象は、複数の別々のサンプルからの成分を備える。
【0034】
対象は、分子成分を備えることが好ましい。
【0035】
対象は、高分子成分を備えることが好ましい。
【0036】
成分は、DNAバンドを備えることがより好ましい。
【0037】
本発明は、複数の間隔を置いた位置において検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成する空間時間マップジェネレータと、空間時間マップから少なくとも1つの頂点を識別するための頂点ファインダとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別される、それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類するための分析システムをさらに提供する。
【0038】
システムは、信号の信号ピークに関連する公称速度を決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするための速度ソータをさらに備えることが好ましい。
【0039】
空間時間マップジェネレータは、電流変化の関数に従って空間時間マップを生成する際に、修正時間成分を使用するように構成されることが好ましい。
【0040】
修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことがより好ましい。
【0041】
空間時間マップジェネレータは、等位相点の等位相空間時間マップを生成するための等位相空間時間マップジェネレータであることが好ましい。
【0042】
等位相空間時間マップジェネレータは、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定するように構成されることがより好ましい。
【0043】
一実施形態では、対象は、ラベルなし対象である。
【0044】
他の実施形態では、対象は、ラベル付き対象である。
【0045】
対象は、チャネルを通って泳動することが好ましい。
【0046】
チャネルは、対象が通って電気泳動により駆動される分離チャネルを備えることがより好ましい。
【0047】
対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれた空間時間マップの点から決定可能であることが好ましい。
【0048】
対象は、分子成分を備えることが好ましい。
【0049】
対象は、高分子成分を備えることが好ましい。
【0050】
成分は、DNAバンドを備えることがより好ましい。
【0051】
また、本発明は、上述したシステムを含んでいる電気泳動装置にまで拡張する。
【0052】
本発明は、複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するためのステップと、空間時間マップから少なくとも1つの頂点を識別するステップとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別される、それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類する方法をさらに提供する。
【0053】
方法は、信号の信号ピークに関連する公称速度を決定するステップと、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするステップとをさらに備えることが好ましい。
【0054】
空間時間マップを生成する際に、電流変化の関数に従って修正された時間成分を使用することが好ましい。
【0055】
修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことがより好ましい。
【0056】
空間時間マップは、等位相点の等位相空間時間マップであることが好ましい。
【0057】
等位相点は、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定することによって決定されることがより好ましい。
【0058】
一実施形態では、対象は、ラベルなし対象である。
【0059】
他の実施形態では、対象は、ラベル付き対象である。
【0060】
対象は、チャネルを通って泳動することが好ましい。
【0061】
チャネルは、対象が通って電気泳動により駆動される分離チャネルを備えることがより好ましい。
【0062】
対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれた空間時間マップの点から決定可能であることが好ましい。
【0063】
対象は、分子成分を備えることが好ましい。
【0064】
対象は、高分子成分を備えることが好ましい。
【0065】
成分は、DNAバンドを備えることがより好ましい。
【0066】
ここで、本発明の好ましい実施形態について、添付の図面を参照して、単に例示として以下で記述する。
【0067】
図1および2は、本発明の好ましい実施形態による電気泳動装置を示す。
【0068】
電気泳動装置には、基板チップにおいて微細加工された検出器チップ2と、検出器チップ2によって生成された検出信号を分析するための分析システム3とが含まれる。
【0069】
検出器チップ2には、この実施形態では蛇行ゲル充填チャネルである分離チャネル4が含まれる。1つまたは複数のサンプルプラグの成分が、使用時に、そのチャネルを通って、印加された電気泳動電圧によって駆動される。分離チャネル4は、サンプルプラグの成分の分離を可能にするのに十分な長さを有する。分離チャネル4は、25から100μmの幅と、20から300mmの長さを有することが好ましい。分離チャネル4には、この実施形態では1から4である複数の間隔を置いて配置されたサンプル注入ポート6、8、10、12が含まれる。この実施形態ではそれぞれが塩基対末端A、T、G、およびCを有するDNAバンドである複数の成分を含んでいるサンプルプラグが、そのポートを通って、分離チャネル4に注入される。
【0070】
検出器チップ2には、この実施形態ではUV光源である、分離チャネル4の一方の側面の長さに沿って配置された光源14と、分離チャネル4を通って伝送された光を検出するために、分離チャネル4の他方の側面の長さに沿って配置された検出器16とが含まれる。泳動成分の存在は、入射光の吸収によって生じた検出光の強度の変化によって検出される。このようにしてサンプル成分を検出することによって、必ずしもサンプル成分をラベル付けする必要はない。この実施形態では、検出器16は、分離チャネル4の長さに沿って間隔を置いた複数の点z1、z2、z3において伝送光を検出し、複数の信号S1、S2、S3を出力するための検出要素を提供する複数の画素を含む画素検出器アレイ(PDA)を備える。記述を簡単にするために、検出器16は、3つの点z1、z2、z3に3つの検出要素を含むように示されている。しかし、実際には、検出器16は、それぞれが信号S1、S2、S3、…、Snを出力する複数の検出要素を複数の位置z1、z2、z3、…、znに備えることが理解されるであろう。代替実施形態では、検出器16は、それぞれが検出要素を提供する複数の別々の検出器によって提供することができる。他の代替実施形態では、蛍光ラベルまたは放射能ラベルを含んでいるサンプル成分など、ラベル付きサンプル成分を使用することができる。ラベルは、検出器16によって検出される。
【0071】
分析システム3は、検出器16によって生成された信号S1、S2、S3を受信して、それらの信号S1、S2、S3をデータの組として記憶するためのデータコレクタ18と、信号S1、S2、S3のそれぞれの信号ピークSP1、SP2、SP3のそれぞれに関連するサンプル成分の公称速度v1、v2、v3を決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークSP1、SP2、SP3を組にグループ分けするための速度ソータ19と、信号S1、S2、S3の信号ピークSP1、SP2、SP3から等位相点の等位相空間時間マップを生成するための等位相空間時間マップジェネレータ20と、信号ピークSP1、SP2、SP3のグループ分けした組の等位相点の頂点を識別するための頂点ファインダ22とを備える。この実施形態では、速度ソータ19は、等位相空間時間マップジェネレータ20より前に動作するように提供される。代替実施形態では、速度ソータ19は、空間時間マップジェネレータ20または頂点ファインダ22より後で動作するように提供することができる。
【0072】
図3は、単に例示のために含まれており、単一サンプルプラグの単一成分からの単一ピークSP1のみを含んでいる信号S1、S2、S3を示す。しかし実際には、信号S1、S2、S3は、それぞれ、複数の信号ピークSP1−n、SP1−n、SP1−nを含む。図4は、単一サンプルプラグの3つの成分からの3つの信号ピークSP1、SP2、SP3を含んでいる信号S1、S2、S3を示す。
【0073】
速度ソータ19は、信号S1、S2、S3のそれぞれの信号ピークSP1、SP2、SP3のそれぞれに関連するサンプル成分の公称速度v1、v2、v3を決定し、次いで、公称速度に従って、それらの信号ピークSP1、SP2、SP3を組にグループ分けするように構成される。公称速度v1、v2、v3は、検出器要素の位置z1、z2、z3が固定され、経過時間tが、信号S1、S2、S3から抽出可能なので、計算することができ、公称速度は、v1−n=z1−n/tと表すことができる。公称速度に従って信号ピークSP1、SP2、SP3を組にグループ分けし、したがってサンプル成分をグループ分けすることによって、複雑なデータ抽出技術の使用を必要とせずに、各サンプル成分に関連するデータ点をはめ込むことができるので、その後の分析は、容易になる。速度のソーティングは、本願出願人の以前の国際公開第WO96/35946号パンフレットの国際出願に包含されており、その内容は、参照によって本明細書に組み込まれている。
【0074】
等位相空間時間マップジェネレータ20は、検出位置z1、z2、z3において検出された信号S1、S2、S3の信号ピークSP1、SP2、SP3の極小値を決定し、決定された極小値から空間時間次元の等位相マップMを生成するように構成される。図5は、信号S1、S2、S3の信号ピークSP1、SP2、SP3から抽出された極小値から生成された空間時間マップMを示す。
【0075】
この実施形態では、各電気泳動図は、1組の局所傾斜に変換される。三角形の傾斜シーケンスは、信号を定義し、局所極値は、最小絶対局所微分である。
【0076】
また、この実施形態では、検出信号S1、S2、S3の時間成分は、積分された電流変化の関数として修正される。温度が最も重要な1つである、電気泳動検出の様々なファクタの変化のために、この実施形態ではゲルである分離媒体の特性は、変化する。第1に、ゲルの抵抗率が変化し、電極とゲルの所与の点との間の電位差のばらつきおよび電流の揺らぎをもたらす。第2に、ゲルのふるい分け特性が変化し、電気泳動にかけられた成分の可動性に影響を与える。電流を監視することによって、空間時間マップMの時間成分を以下に記述するように修正することができる。具体的には、時間成分は、積分した電流変化の関数として曲線になる。
【0077】
サンプル成分の速度は、次式によって与えられる。
【0078】
v=dz/dt (1)
【0079】
測定時間成分を修正時間成分に変換するために、t→tc、dt→dtc、v→vcとする。したがって、次式のようになる。
【0080】
vc/v=dt/dtc (2)
【0081】
変換v→vcは、次式のように定義することができる。
【0082】
vc/v=I(t)/I0 (3)
【0083】
上式で、Iは測定電流、I0は、すべての速度と時間成分が射影されたフレームに対応する基準電流である。
【0084】
式(2)および(3)から、次のようになる。
【0085】
【数1】
【0086】
速度変換(3)の正当性は、速度が、加えられた電場にほぼ比例し、電場が、分離チャネル4の電流に比例することである。この修正ファクタは、小さな電流変化についてよく機能することが判明しており、式(4)の積分は、精確な時間変換に備える。
【0087】
頂点ファインダ22は、この実施形態では、回転行列を使用することによって、等位相空間時間マップジェネレータ20によって決定された信号ピークSP1、SP2、SP3のグループ分けした組の等位相点の頂点Vを識別するように構成される。注入された各サンプルプラグの成分は、空間時間次元において時間および/または空間で分離されたことによって、共通の頂点Vを有する。単一サンプルプラグに注入されたすべてのサンプル成分は、空間時間座標において、単一頂点Vによって一意に識別され、したがって、複数の別々に提供されたサンプルプラグのそれぞれから、サンプル成分を識別することを見込む。図5は、生成された空間時間マップMから決定された頂点Vを示す。すべての成分が、単一のサンプルプラグに提供されたので、この空間時間マップには、単一の頂点Vのみが含まれる。
【0088】
サンプル成分の速度スペクトルを抽出するために、各頂点Vを拘束として使用することによって、分解能は、nを成分の数として、√nにほぼ比例する。このようにして、1つの成分の速度は、同じサンプルプラグからの他の成分のすべての速度を使用して計算され、したがって、サンプルの成分の数が増えると、それに応じて分析の分解能も増大する。空間時間座標における強度向上領域の形態である複数頂点形成をもたらすそのような空間パラメータ化は、複数サンプル注入と複数カラム相関の場合に特に適している。この技術の能力は、1つの塩基対の差の長さを有する多数の断片(>100)を含むDNAサンプルについて実証されており、それにより、非常に拡大された動的範囲を有する順序付け技術を提供する。
【0089】
空間時間マップMにおける頂点Vの決定から、電気泳動データの高分解能が獲得され、図6に示したサンプル成分の速度の精確な決定が可能になる。
【0090】
塩基対末端A、T、G、およびCを有するDNAサンプルを順序付けする上述した電気泳動装置の使用について、以下に記述する。
【0091】
使用時には、異なる長さと塩基対末端A、T、G、およびCの1つとを有するDNAバンドを備える4つのサンプルプラグは、分離チャネル4のポート6、8、10、12に別々に導入され、分離チャネル4に沿って電気泳動で駆動される。使用の1つのモードでは、サンプルプラグは、分離チャネル4に沿って空間的に間隔を置いて位置するポート6、8、10、12内に同時に導入される。使用の他のモードでは、サンプルプラグは、時間間隔を置くように、ポート6、8、10、12の1つに順次導入される。DNAバンドが、検出位置z1、z2、z3、…、znにおいて検出要素を通過する際に、検出器16によって検出された信号S1、S2、S3、…、Snは、データコレクタ18によって収集される。次いで、速度ソータ19は、信号S1、S2、S3、…、Snの信号ピークSP1、SP2、SP3、…、SPnのそれぞれに関連するサンプル成分の公称速度v1、v2、v3、…、vnを決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークSP1、SP2、SP3、…、SPnを組にグループ分けする。次いで、等位相空間時間マップジェネレータ20は、信号S1、S2、S3、…、Snの信号ピークSP1、SP2、SP3、…、SPnの極小値を決定し、等位相空間時間マップMを生成する。次いで、頂点ファインダ22は、信号ピークSP1、SP2、SP3、…、SPnのグループ分けした組のそれぞれについて、決定された極小値の頂点VA、VT、VG、VCを識別する。この実施形態では、4つのサンプルプラグが、分離チャネル4内に別々に注入され、それぞれが、塩基対末端A、T、G、およびCの1つを有するDNAバンドに寄与するので、空間時間マップMには、4つの頂点VA、VT、VG、VCが含まれる。このようにして、DNAサンプルを順序付けすることができ、DNAバンドの長さは、泳動速度から決定される。
【0092】
最後に、本発明は、好ましい実施形態について記述されており、添付の特許請求の範囲によって規定された本発明の範囲から逸脱せずに、多くの異なる方式で修正することができることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の好ましい実施形態による電気泳動装置の検出器チップを示す図である。
【図2】
図1の装置の分析システムを示す図である。
【図3】
図1の装置の分離チャネルに沿って間隔を置いた位置z1、z2、z3において検出されたサンプルプラグの一成分の強度−時間信号を3次元表示した図である。
【図4】
図1の装置の分離チャネルに沿って間隔を置いた位置z1、z2、z3において検出されたサンプルプラグの3つの成分の強度−時間信号を示す図である。
【図5】
図4の強度−時間信号から生成された空間時間マップである。
【図6】
図5の頂点空間時間マップから決定された速度スペクトルの図である。
【図7】
異なる塩基対末端を有するDNAバンドを備える4つの別々に注入されたDNAサンプルプラグからの強度−時間信号から生成された空間時間マップである。
Claims (64)
- 泳動対象の速度の決定を可能にするための分析システムであって、
複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するための空間時間マップジェネレータと、
前記空間時間マップから、少なくとも1つの頂点を識別するための頂点ファインダとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別され、前記対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれたそれぞれの対象に対応する空間時間マップの点の組から決定可能であることを特徴とする分析システム。 - 前記信号の信号ピークに関連する公称速度を決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするための速度ソータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記空間時間マップジェネレータは、電流変化の関数に従って前記空間時間マップを生成する際に、修正時間成分を使用するように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
- 前記修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、前記関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記空間時間マップジェネレータは、等位相点の等位相空間時間マップを生成するための等位相空間時間マップジェネレータであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
- 前記等位相時間空間マップジェネレータは、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定するように構成されることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 前記対象は、ラベルなし対象であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、ラベル付き対象であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、チャネルを通って泳動することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のシステム。
- 前記チャネルは、前記対象が通って電気泳動により駆動される分離チャネルを備えることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記対象は、1つのサンプルからの成分を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、複数の別々のサンプルからの成分を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、分子成分を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、高分子成分を備えることを特徴とする請求項1から13に記載のいずれかに記載のシステム。
- 前記成分は、DNAバンドを備えることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
- 泳動対象の速度の決定を可能にする方法であって、
複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するステップと、
前記空間時間マップから、少なくとも1つの頂点を識別するステップとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別され、前記対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれたそれぞれの対象に対応する空間時間マップの点の組から決定可能であることを特徴とする方法。 - 前記信号の信号ピークに関連する公称速度を決定するステップと、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするステップとをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 電流変化の関数に従って修正された時間成分が、前記空間時間マップを生成する際に使用されることを特徴とする請求項16または17に記載の方法。
- 前記修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、前記関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 前記空間時間マップは、等位相点の等位相空間時間マップであることを特徴とする請求項16から19のいずれかに記載の方法。
- 前記等位相点は、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定することによって決定されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記対象は、ラベルなし対象であることを特徴とする請求項16から21のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、ラベル付き対象であることを特徴とする請求項16から21のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、チャネルを通って泳動することを特徴とする請求項16から23のいずれかに記載の方法。
- 前記チャネルは、前記対象が通って電気泳動で駆動される分離チャネルを備えることを特徴とする請求項24に記載の方法。
- 前記対象は、1つのサンプルからの成分を備えることを特徴とする請求項16から25のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、複数の別々のサンプルからの成分を備えることを特徴とする請求項16から25のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、分子成分を備えることを特徴とする請求項16から27のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、高分子成分を備えることを特徴とする請求項16から28のいずれかに記載の方法。
- 前記成分は、DNAバンドを備えることを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 請求項1から15のいずれかに記載のシステムを含んでいることを特徴とする電気泳動装置。
- それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類するための分析システムであって、
複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するための空間時間マップジェネレータと、
前記空間時間マップから、少なくとも1つの頂点を識別するための頂点ファインダとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別されることを特徴とする分析システム。 - 前記信号の信号ピークに関連する公称速度を決定し、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするための速度ソータをさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
- 前記空間時間マップジェネレータは、電流変化の関数に従って空間時間マップを生成する際に、修正時間成分を使用するように構成されることを特徴とする請求項32または33に記載のシステム。
- 前記修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことを特徴とする請求項34に記載のシステム。
- 前記空間時間マップジェネレータは、等位相点の等位相空間時間マップを生成するための等位相時間空間マップジェネレータであることを特徴とする請求項32から35のいずれかに記載のシステム。
- 前記等位相空間時間マップジェネレータは、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定するように構成されることを特徴とする請求項36に記載のシステム。
- 前記対象は、ラベルなし対象であることを特徴とする請求項32から37のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、ラベル付き対象であることを特徴とする請求項32から37のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、チャネルを通って泳動することを特徴とする請求項32から39のいずれかに記載のシステム。
- 前記チャネルは、前記対象が通って電気泳動によって駆動される分離チャネルを備えることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれた空間時間マップの点から決定可能であることを特徴とする請求項32から41のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、分子成分を備えることを特徴とする請求項32から42のいずれかに記載のシステム。
- 前記対象は、高分子成分を備えることを特徴とする請求項32から43のいずれかに記載のシステム。
- 前記成分は、DNAバンドを備えることを特徴とする請求項44に記載のシステム。
- それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類する方法であって、
複数の間隔を置いた位置で検出された信号の信号ピークを表す点の空間時間マップを生成するステップと、
前記空間時間マップから、少なくとも1つの頂点を識別するステップとを備え、単一の頂点が、共通の拘束を有する対象の各グループに対して識別されることを特徴とする方法。 - 前記信号の信号ピークに関連する公称速度を決定するステップと、公称速度に従って、それらの信号ピークを組にグループ分けするステップとをさらに備えることを特徴とする請求項46に記載の方法。
- 電流変化の関数に従って修正された時間成分が、前記空間時間マップを生成する際に使用されることを特徴とする請求項46または47に記載の方法。
- 前記修正は、tを測定時間、tcを修正時間、Iを測定電流、およびI0を基準電流として、0からtの範囲で、関数tc=∫I0/I(t’)dt’に従うことを特徴とする請求項48に記載の方法。
- 前記空間時間マップは、等位相点の等位相空間時間マップであることを特徴とする請求項46から49のいずれかに記載の方法。
- 前記等位相点は、各データの組を1組の局所傾斜に変換して、極小値を最小絶対局所微分として決定することによって決定されることを特徴とする請求項50に記載の方法。
- 前記対象は、ラベルなし対象であることを特徴とする請求項46から51のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、ラベル付き対象であることを特徴とする請求項46から51のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、チャネルを通って泳動することを特徴とする請求項46から53のいずれかに記載の方法。
- 前記チャネルは、前記対象が通って電気泳動により駆動される分離チャネルを備えることを特徴とする請求項54に記載の方法。
- 前記対象の速度は、それぞれの頂点にはめ込まれた空間時間マップの点から決定可能であることを特徴とする請求項46から55のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、分子成分を備えることを特徴とする請求項46から56のいずれかに記載の方法。
- 前記対象は、高分子成分を備えることを特徴とする請求項46から57のいずれかに記載の方法。
- 前記成分は、DNAバンドを備えることを特徴とする請求項58に記載の方法。
- 請求項32から45のいずれかに記載のシステムを含んでいることを特徴とする電気泳動装置。
- 添付の図面を参照して本明細書において実質的に記述した、泳動対象の速度を決定することを可能にすることを特徴とする分析システム。
- 添付の図面を参照して本明細書において実質的に記述した、泳動対象の速度を決定することを可能にすることを特徴とする方法。
- 添付の図面を参照して本明細書において実質的に記述した、それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類することを特徴とする分析システム。
- 添付の図面を参照して本明細書において実質的に記述した、それぞれが共通の拘束を有するグループに泳動対象を分類することを特徴とする方法。
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