JP2004505582A - 特に電子走査アンテナ用の二重偏波能動マイクロ波反射器 - Google Patents
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Abstract
本発明は、マイクロ波源によって照明してアンテナを形成することができる、電子走査二重偏波能動マイクロ波反射器に関する。この反射器は、瓦状に並べられた2つのウェーブガイド・アレイ(21、22)を備え、それぞれのガイドの底面が、受け取った波の反射および移相を実施する移相回路によって閉じられ、一方のアレイが、1つの偏波を受け取るように設計され、他方のアレイが、偏波に垂直な偏波を受け取るように設計されている。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
本発明は、マイクロ波源によって照明してアンテナを形成することができる、電子走査二重偏波能動マイクロ波反射器に関する。
【0002】
能動マイクロ波反射器を備えたアンテナの製作は知られている。「反射アレイ」とも呼ばれるこの反射器は、電子的に制御することができる移相器のアレイである。このアレイは平面内にあり、例えば接地面を形成する金属接地面から成る反射手段の前に置かれた、位相制御を備えた素子アレイ、すなわちフェーズド・アレイを備える。この反射アレイは特に、受け取ったマイクロ波の反射および移相をそれぞれが生み出す素子セルを含む。この反射および移相は電子制御によって変更可能である。この種のアンテナは、相当なビーム・アジリティ(beam agility)を提供する。反射アレイの前に置かれた一次源、例えばホーンが、反射アレイに向かってマイクロ波を発射する。
【0003】
本発明の1つの目的は特に、能動反射アレイを使用し、独立した2つの偏波を操作する電子走査アンテナの製作を可能にすることにある。そのため、本発明の対象は、瓦状に並べられた2つのウェーブガイド・アレイを備えた、電磁波を受け取ることができる能動マイクロ波反射器である。それぞれのガイドの底面は、受け取った波の反射および移相を実施する回路によって閉じられ、一方のアレイは、1つの偏波を受け取るように設計され、他方のアレイは、前記偏波に垂直な偏波を受け取るように設計されている。
【0004】
一実施形態では、
第1のアレイが、数組の整列したガイドを備え、1つの列がOx方向に配置され、一組の列が垂直方向Oyに配置され、同じ列では、連続する2つのガイドの中心Cが距離dだけ隔たっており、連続する2列がOyに沿って距離hだけ隔たっており、Oxに沿って互いに距離d/2だけオフセットし、
第2のアレイが、第1のアレイと同じ方法で整列した数組のガイドを備え、ガイド列が、第1のアレイの列に対して90°オフセットしており、
一方のアレイのガイド(22)が、他方のアレイのガイドとだけ隣接している。
【0005】
本発明の対象はさらに、以上に定義した反射器を備えた電子走査アンテナである。このアンテナは例えば、「反射アレイ」型またはカセグレン型アンテナとすることができる。
【0006】
本発明の特別な利点は、使用が簡単で、経済的であり、コンパクトで、かつ軽量の反射器を得ることができることである。
【0007】
本発明の他の特徴および利点は、添付図面に関する以下の説明によって明らかとなろう。
【0008】
図1に、能動反射アレイを有する電子走査アンテナの例示的な実施形態を、正規直交座標系Oxyzに関して概略的に示す。この例示的な実施形態では、マイクロ波の分布が例えばいわゆるオプティカル・タイプの分布、すなわち、例えば反射アレイを照明する一次源を使用して提供されるタイプの分布である。そのため、アンテナは一次源1(例えばホーン)を備える。一次源1は、Oxy平面内に置かれた能動反射アレイ4に向かってマイクロ波3を発射する。この反射アレイ4は、受け取った波の反射および移相を生み出す一組の素子セルを備える。したがって、それぞれのセルが受け取った波に加える移相を制御することによって、周知のとおり、所望の方向のマイクロ波ビームを形成することができる。本発明に基づく反射器を用いることによって、一次源1が二重偏波を有することができる。
【0009】
図2に、本発明に基づく反射器の製作原理を示す。この反射器は、瓦状に並べられた(imbricated)2つのウェーブガイド・アレイ21、22を備える。これらのガイドはF方向に、すなわち反射器4の正面から見たものである。したがってこの図は特に、ガイドのOxy平面の断面を示し、ガイドの壁はOx方向にある。先に述べたとおり、それぞれのガイドは1つの素子セルに属する。第1のガイド・アレイ21は垂直偏波を受け取るように設計され、第2のガイド・アレイ22は水平偏波を受け取るように設計されている。入射マイクロ波3がガイドに入る。それぞれのガイド21、22は、例えばフランス特許出願第9701326号に記載の移相器によって短絡されている。この移相器は、2から4ビット、またはそれ以上のビットを用いて制御することができる。
【0010】
図3に、移相セルを概略的に示す。このセルは、ガイド21、22、およびガイドの底面のOxy平面内に置かれた移相回路31を備える。移相回路31は、2つの状態を有する少なくとも2つの半導体D1、D2、例えばダイオードを接続する少なくとも1本の導線32、33を備える。導線およびダイオードは誘電支持体34の上に置かれており、支持体の反対側の面は、マイクロ波を反射する導電面を含む。この導電面は例えば、ガイド21、22の壁と電気的に接触している。素子セル31は次いで、その偏波が導線32、33に実質的に平行な波の成分に対して、受け取ったマイクロ波3の反射および移相を実施する。例えば、図3に示した種類のセルは、セルの導線32、33の方向に平行なOy方向に偏波した波に作用する。水平偏波では、この偏波を受け取るように設計されたガイドだけが活動状態となり、他のガイドは短絡される。同様に、垂直偏波では、この偏波を受け取るように設計されたガイドだけが活動状態となり、他のガイドは短絡される。
【0011】
図4a、4bおよび4cは、2つのガイド・アレイの可能なインブリケーション(imbrication)モードを示す。図4aは、例えば垂直偏波を受け取るように設計された、グリッドを表す、第1のアレイの3つのガイド21を示す。図4bは、例えば水平偏波を受け取るように設計された、グリッドを表す、第2のアレイの3つのガイド22を示す。いずれにせよ、2つのアレイは、交差偏波を有する波を受け取るように設計され、第2のガイド・アレイ22は、第1のガイド・アレイ21の偏波に垂直な偏波に割り当てられている。それぞれのガイドの断面は中点Cを含む。この断面は角形なので、中点Cは、その2本の中線の交点である。図示のガイド断面は、反射器のOxy平面の断面である。例えば、Ox軸を、第1の偏波の方向に対応するとみなす。同様に、Oy軸を、第1の偏波と交差した第2の偏波の方向に対応するとみなす。簡単にするため、以下では一例として、Oy方向を垂直方向とみなし、Ox方向を水平方向とみなす。
【0012】
したがって図4aは、垂直偏波を受け取るように設計された第1のガイド・アレイ21を示す。このアレイは、数組の整列したガイドを備える。1つの列のガイドは水平方向Oxにあり、一組のガイド列は垂直方向Oyに配置されている。同じ列では、連続する2つのガイド21の中心Cが、距離dだけ隔たっている。連続する2列は、Oyに沿って距離hだけ隔たっており、Oxに沿って互いに距離d/2だけオフセットしている。言い換えると、Oxに沿ってとったガイドの連続する2本の中線41、42は距離hだけ離れている。連続する2本の列間では、ガイドの中点がd/2だけオフセットしている。
【0013】
図4bに、水平偏波を受け取るように設計された第2のガイド・アレイ22を示す。ガイドの配置は、図4aのアレイの配置と同様であるが、ガイドの組が90°回転されている。この場合は、ガイド列がOy軸に沿って配置され、一組のガイド列がOx軸に沿って配置されている。同じ列では、連続する2つのガイド22の中心Cが、距離dだけ隔たっている。連続する2列は、Oxに沿って距離hだけ隔たっており、Oyに沿って距離d/2だけオフセットしている。言い換えると、Oyに沿ってとったガイドの連続する2本の中線43、44は距離hだけ離れている。連続する2本の列間では、ガイドの中点がd/2だけオフセットしている。
【0014】
図4cは、一方のアレイのガイド22を他方のアレイのガイド21に対してどのように配置するかを示すことによって、2つのガイド・アレイのインブリケーションを定義する。このガイド22は、他方のアレイのガイド21とだけ隣接している。図4cの場合、ガイド22は、他方のアレイの4つのガイド21と隣接している。このガイド22の中点Cは、ガイド22を取り囲む2対のガイド21の中点と整列している。このようにして図2に示したような格子が得られる。ウェーブガイド21、22の内部寸法は、長さおよび幅がそれぞれ、例えば0.6λおよび0.3λ(λ=波3の波長)である。ガイドの長さは、アレイの列に沿って延びる寸法である。同じ列の連続する2つのガイドの中点C間の距離dは例えばλに等しく、連続する2列の中線41、42、43、44間の距離hは例えばλ/2である。例えば、10GHzのマイクロ波3では、ウェーブガイドの内部寸法が1.8cmおよび0.9cm、距離dおよびhがそれぞれ3cmおよび1.5cmである。この格子は特に、反射器4によって反射されたビームが、約60°の円錐の上を偏向することを可能にする。
【0015】
図5に、本発明に基づく反射器を構成する可能な層の断面図を示す。本発明に基づく反射器は、少なくとも3つの層51、52、53を備える。第1の層51は、マイクロ波移相回路、具体的にはダイオードD1、D2、それらを接続する導線、および関連接続回路を含む。マイクロ波回路は、例えば基板54によって支持される。マイクロ波回路とは反対側の面では、この基板が、特にマイクロ波3を反射する機能を有する導電面を形成する金属被覆層56で覆われている。Xバンドでは、基板の厚さehが例えば約3mm、比誘電率εrが約2.5である。第2の層52は、移相器のダイオードD1、D2を制御するための回路55を含む。この層はさらに、この制御回路とダイオードの間の接続を提供する。そのため、この層は例えば、制御回路をマイクロ波回路に相互接続する面を含む多層プリント回路の構造を有する。最後に、マイクロ波回路D1、D2に面して置かれた第3の層53は、2つのウェーブガイド・アレイを含む。
【0016】
図6に、ウェーブガイド層53の可能な実施形態を示す。この実施形態は、実現が特に容易である。ガイド21、22の壁は、Oz方向を向いためっきスルー・ホール61、62によって作られている。これらのめっきスルー・ホールの代わりに、Oz方向を向いた導線、すなわち直線導体を使用することもできる。このように製作したガイドは例えば、共通の壁部分を有する。すなわち、めっきスルー・ホール63、64が2つのガイドに対して共通である。この場合は、近隣の2つのガイドが、めっきスルー・ホールを共有する。めっきスルー・ホールは、厚さegの誘電プレート中に作られ、この厚さが、ガイドの長さを構成する。めっきスルー・ホールどうしは十分に近く、そのためウェーブガイド壁として作用する。したがって、これらのめっきスルー・ホール61、62は第3の層53を貫通する。めっきスルー・ホールは、マイクロ波層51中に延びて導電面56に達する。したがってめっきスルー・ホールはさらに、電磁シールドを形成することによって、それぞれの移相回路32、33、D1、D2をその近傍から電磁的に減結合することを可能にする。こうすると、1つのセルから他のセルへ波が伝搬しない。いくつかのめっきスルー・ホール61、64が、制御回路を含む層52中に延びると有利である。延入するこれらのホールは特に、マイクロ波層51の移相回路のダイオードに制御回路を電気的に接続することを可能にする。これらのめっきスルー・ホール61、64はしたがって、ダイオードの制御および回路の給電を伝達する。これらのめっきスルー・ホールは例えば、制御層52のさまざまな相互接続面に接続される。例えば、黒で示しためっきスルー・ホール61、64を、マイクロ波回路の給電および制御にも使用する。これらのホール61、64は特に、導電面56を貫通し、導電面と電気的に接触しない。他のホール62、63は、例えばこの導電面56で止まり、導電面と電気的に接触する。ウェーブガイド層の厚さegは例えば1センチメートルである。マイクロ波層51のダイオードD1、D2を収容するためには例えば、ガイドのこの層53にくぼみを設ける必要がある。有利には、各種層の重量が小さいため、本発明に基づく反射器は軽量である。さらに、ウェーブガイド層があるにもかかわらず、反射器は依然としてコンパクトである。
【0017】
図7に、ガイド中でアクティブな、定在波比(SWR)を低減することを特に可能にする追加の実施形態を示す。ガイド21、22の入力は、長方形の開口を有する絞り71を備え、このアセンブリは、誘電プレート72によって閉じられている。この実施形態では、ウェーブガイド層53が、絞りを形成する層で覆われ、このアセンブリが誘電層によって閉じられる。
【0018】
本発明に基づく反射器は、さまざまなタイプのアンテナに対して使用することができる。本発明に基づく反射器を図1に示すように使用して、「反射アレイ」型のアンテナを形成することができる。同様に、本発明に基づく反射器を、カセグレン型のアンテナで使用することもできる。カセグレン型アンテナの場合には、反射器の中心に一次源が置かれ、これが補助反射器を照明する。次いで、補助反射器が反射によって、本発明に基づく反射器を照明する。
【0019】
本発明に基づく反射器またはアンテナは使用が簡単である。さらに、使用する構成部品および技術が安価なため経済的である。
【0020】
さらに本発明は、二重偏波に関連した全ての利点を提供する。したがって、本発明に基づくアンテナは例えば、特に一方の偏波を発射し、他方の偏波を受信することによって、ターゲットの偏波測定に使用することができる。本発明に基づくアンテナは、電気通信用途、例えば二重バンド用途に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
能動マイクロ波反射器を有する電子走査アンテナの例示的な実施形態を示す図である。
【図2】
本発明に基づく反射器を製作する原理を説明するための図である。
【図3】
移相セルの例示的な実施形態を示す図である。
【図4a】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図4b】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図4c】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図5】
本発明に基づく反射器を構成する可能な層の断面図である。
【図6】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能な実施形態を示す図である。
【図7】
特に定在波比を低減することを可能にする追加の実施形態を示す図である。
本発明は、マイクロ波源によって照明してアンテナを形成することができる、電子走査二重偏波能動マイクロ波反射器に関する。
【0002】
能動マイクロ波反射器を備えたアンテナの製作は知られている。「反射アレイ」とも呼ばれるこの反射器は、電子的に制御することができる移相器のアレイである。このアレイは平面内にあり、例えば接地面を形成する金属接地面から成る反射手段の前に置かれた、位相制御を備えた素子アレイ、すなわちフェーズド・アレイを備える。この反射アレイは特に、受け取ったマイクロ波の反射および移相をそれぞれが生み出す素子セルを含む。この反射および移相は電子制御によって変更可能である。この種のアンテナは、相当なビーム・アジリティ(beam agility)を提供する。反射アレイの前に置かれた一次源、例えばホーンが、反射アレイに向かってマイクロ波を発射する。
【0003】
本発明の1つの目的は特に、能動反射アレイを使用し、独立した2つの偏波を操作する電子走査アンテナの製作を可能にすることにある。そのため、本発明の対象は、瓦状に並べられた2つのウェーブガイド・アレイを備えた、電磁波を受け取ることができる能動マイクロ波反射器である。それぞれのガイドの底面は、受け取った波の反射および移相を実施する回路によって閉じられ、一方のアレイは、1つの偏波を受け取るように設計され、他方のアレイは、前記偏波に垂直な偏波を受け取るように設計されている。
【0004】
一実施形態では、
第1のアレイが、数組の整列したガイドを備え、1つの列がOx方向に配置され、一組の列が垂直方向Oyに配置され、同じ列では、連続する2つのガイドの中心Cが距離dだけ隔たっており、連続する2列がOyに沿って距離hだけ隔たっており、Oxに沿って互いに距離d/2だけオフセットし、
第2のアレイが、第1のアレイと同じ方法で整列した数組のガイドを備え、ガイド列が、第1のアレイの列に対して90°オフセットしており、
一方のアレイのガイド(22)が、他方のアレイのガイドとだけ隣接している。
【0005】
本発明の対象はさらに、以上に定義した反射器を備えた電子走査アンテナである。このアンテナは例えば、「反射アレイ」型またはカセグレン型アンテナとすることができる。
【0006】
本発明の特別な利点は、使用が簡単で、経済的であり、コンパクトで、かつ軽量の反射器を得ることができることである。
【0007】
本発明の他の特徴および利点は、添付図面に関する以下の説明によって明らかとなろう。
【0008】
図1に、能動反射アレイを有する電子走査アンテナの例示的な実施形態を、正規直交座標系Oxyzに関して概略的に示す。この例示的な実施形態では、マイクロ波の分布が例えばいわゆるオプティカル・タイプの分布、すなわち、例えば反射アレイを照明する一次源を使用して提供されるタイプの分布である。そのため、アンテナは一次源1(例えばホーン)を備える。一次源1は、Oxy平面内に置かれた能動反射アレイ4に向かってマイクロ波3を発射する。この反射アレイ4は、受け取った波の反射および移相を生み出す一組の素子セルを備える。したがって、それぞれのセルが受け取った波に加える移相を制御することによって、周知のとおり、所望の方向のマイクロ波ビームを形成することができる。本発明に基づく反射器を用いることによって、一次源1が二重偏波を有することができる。
【0009】
図2に、本発明に基づく反射器の製作原理を示す。この反射器は、瓦状に並べられた(imbricated)2つのウェーブガイド・アレイ21、22を備える。これらのガイドはF方向に、すなわち反射器4の正面から見たものである。したがってこの図は特に、ガイドのOxy平面の断面を示し、ガイドの壁はOx方向にある。先に述べたとおり、それぞれのガイドは1つの素子セルに属する。第1のガイド・アレイ21は垂直偏波を受け取るように設計され、第2のガイド・アレイ22は水平偏波を受け取るように設計されている。入射マイクロ波3がガイドに入る。それぞれのガイド21、22は、例えばフランス特許出願第9701326号に記載の移相器によって短絡されている。この移相器は、2から4ビット、またはそれ以上のビットを用いて制御することができる。
【0010】
図3に、移相セルを概略的に示す。このセルは、ガイド21、22、およびガイドの底面のOxy平面内に置かれた移相回路31を備える。移相回路31は、2つの状態を有する少なくとも2つの半導体D1、D2、例えばダイオードを接続する少なくとも1本の導線32、33を備える。導線およびダイオードは誘電支持体34の上に置かれており、支持体の反対側の面は、マイクロ波を反射する導電面を含む。この導電面は例えば、ガイド21、22の壁と電気的に接触している。素子セル31は次いで、その偏波が導線32、33に実質的に平行な波の成分に対して、受け取ったマイクロ波3の反射および移相を実施する。例えば、図3に示した種類のセルは、セルの導線32、33の方向に平行なOy方向に偏波した波に作用する。水平偏波では、この偏波を受け取るように設計されたガイドだけが活動状態となり、他のガイドは短絡される。同様に、垂直偏波では、この偏波を受け取るように設計されたガイドだけが活動状態となり、他のガイドは短絡される。
【0011】
図4a、4bおよび4cは、2つのガイド・アレイの可能なインブリケーション(imbrication)モードを示す。図4aは、例えば垂直偏波を受け取るように設計された、グリッドを表す、第1のアレイの3つのガイド21を示す。図4bは、例えば水平偏波を受け取るように設計された、グリッドを表す、第2のアレイの3つのガイド22を示す。いずれにせよ、2つのアレイは、交差偏波を有する波を受け取るように設計され、第2のガイド・アレイ22は、第1のガイド・アレイ21の偏波に垂直な偏波に割り当てられている。それぞれのガイドの断面は中点Cを含む。この断面は角形なので、中点Cは、その2本の中線の交点である。図示のガイド断面は、反射器のOxy平面の断面である。例えば、Ox軸を、第1の偏波の方向に対応するとみなす。同様に、Oy軸を、第1の偏波と交差した第2の偏波の方向に対応するとみなす。簡単にするため、以下では一例として、Oy方向を垂直方向とみなし、Ox方向を水平方向とみなす。
【0012】
したがって図4aは、垂直偏波を受け取るように設計された第1のガイド・アレイ21を示す。このアレイは、数組の整列したガイドを備える。1つの列のガイドは水平方向Oxにあり、一組のガイド列は垂直方向Oyに配置されている。同じ列では、連続する2つのガイド21の中心Cが、距離dだけ隔たっている。連続する2列は、Oyに沿って距離hだけ隔たっており、Oxに沿って互いに距離d/2だけオフセットしている。言い換えると、Oxに沿ってとったガイドの連続する2本の中線41、42は距離hだけ離れている。連続する2本の列間では、ガイドの中点がd/2だけオフセットしている。
【0013】
図4bに、水平偏波を受け取るように設計された第2のガイド・アレイ22を示す。ガイドの配置は、図4aのアレイの配置と同様であるが、ガイドの組が90°回転されている。この場合は、ガイド列がOy軸に沿って配置され、一組のガイド列がOx軸に沿って配置されている。同じ列では、連続する2つのガイド22の中心Cが、距離dだけ隔たっている。連続する2列は、Oxに沿って距離hだけ隔たっており、Oyに沿って距離d/2だけオフセットしている。言い換えると、Oyに沿ってとったガイドの連続する2本の中線43、44は距離hだけ離れている。連続する2本の列間では、ガイドの中点がd/2だけオフセットしている。
【0014】
図4cは、一方のアレイのガイド22を他方のアレイのガイド21に対してどのように配置するかを示すことによって、2つのガイド・アレイのインブリケーションを定義する。このガイド22は、他方のアレイのガイド21とだけ隣接している。図4cの場合、ガイド22は、他方のアレイの4つのガイド21と隣接している。このガイド22の中点Cは、ガイド22を取り囲む2対のガイド21の中点と整列している。このようにして図2に示したような格子が得られる。ウェーブガイド21、22の内部寸法は、長さおよび幅がそれぞれ、例えば0.6λおよび0.3λ(λ=波3の波長)である。ガイドの長さは、アレイの列に沿って延びる寸法である。同じ列の連続する2つのガイドの中点C間の距離dは例えばλに等しく、連続する2列の中線41、42、43、44間の距離hは例えばλ/2である。例えば、10GHzのマイクロ波3では、ウェーブガイドの内部寸法が1.8cmおよび0.9cm、距離dおよびhがそれぞれ3cmおよび1.5cmである。この格子は特に、反射器4によって反射されたビームが、約60°の円錐の上を偏向することを可能にする。
【0015】
図5に、本発明に基づく反射器を構成する可能な層の断面図を示す。本発明に基づく反射器は、少なくとも3つの層51、52、53を備える。第1の層51は、マイクロ波移相回路、具体的にはダイオードD1、D2、それらを接続する導線、および関連接続回路を含む。マイクロ波回路は、例えば基板54によって支持される。マイクロ波回路とは反対側の面では、この基板が、特にマイクロ波3を反射する機能を有する導電面を形成する金属被覆層56で覆われている。Xバンドでは、基板の厚さehが例えば約3mm、比誘電率εrが約2.5である。第2の層52は、移相器のダイオードD1、D2を制御するための回路55を含む。この層はさらに、この制御回路とダイオードの間の接続を提供する。そのため、この層は例えば、制御回路をマイクロ波回路に相互接続する面を含む多層プリント回路の構造を有する。最後に、マイクロ波回路D1、D2に面して置かれた第3の層53は、2つのウェーブガイド・アレイを含む。
【0016】
図6に、ウェーブガイド層53の可能な実施形態を示す。この実施形態は、実現が特に容易である。ガイド21、22の壁は、Oz方向を向いためっきスルー・ホール61、62によって作られている。これらのめっきスルー・ホールの代わりに、Oz方向を向いた導線、すなわち直線導体を使用することもできる。このように製作したガイドは例えば、共通の壁部分を有する。すなわち、めっきスルー・ホール63、64が2つのガイドに対して共通である。この場合は、近隣の2つのガイドが、めっきスルー・ホールを共有する。めっきスルー・ホールは、厚さegの誘電プレート中に作られ、この厚さが、ガイドの長さを構成する。めっきスルー・ホールどうしは十分に近く、そのためウェーブガイド壁として作用する。したがって、これらのめっきスルー・ホール61、62は第3の層53を貫通する。めっきスルー・ホールは、マイクロ波層51中に延びて導電面56に達する。したがってめっきスルー・ホールはさらに、電磁シールドを形成することによって、それぞれの移相回路32、33、D1、D2をその近傍から電磁的に減結合することを可能にする。こうすると、1つのセルから他のセルへ波が伝搬しない。いくつかのめっきスルー・ホール61、64が、制御回路を含む層52中に延びると有利である。延入するこれらのホールは特に、マイクロ波層51の移相回路のダイオードに制御回路を電気的に接続することを可能にする。これらのめっきスルー・ホール61、64はしたがって、ダイオードの制御および回路の給電を伝達する。これらのめっきスルー・ホールは例えば、制御層52のさまざまな相互接続面に接続される。例えば、黒で示しためっきスルー・ホール61、64を、マイクロ波回路の給電および制御にも使用する。これらのホール61、64は特に、導電面56を貫通し、導電面と電気的に接触しない。他のホール62、63は、例えばこの導電面56で止まり、導電面と電気的に接触する。ウェーブガイド層の厚さegは例えば1センチメートルである。マイクロ波層51のダイオードD1、D2を収容するためには例えば、ガイドのこの層53にくぼみを設ける必要がある。有利には、各種層の重量が小さいため、本発明に基づく反射器は軽量である。さらに、ウェーブガイド層があるにもかかわらず、反射器は依然としてコンパクトである。
【0017】
図7に、ガイド中でアクティブな、定在波比(SWR)を低減することを特に可能にする追加の実施形態を示す。ガイド21、22の入力は、長方形の開口を有する絞り71を備え、このアセンブリは、誘電プレート72によって閉じられている。この実施形態では、ウェーブガイド層53が、絞りを形成する層で覆われ、このアセンブリが誘電層によって閉じられる。
【0018】
本発明に基づく反射器は、さまざまなタイプのアンテナに対して使用することができる。本発明に基づく反射器を図1に示すように使用して、「反射アレイ」型のアンテナを形成することができる。同様に、本発明に基づく反射器を、カセグレン型のアンテナで使用することもできる。カセグレン型アンテナの場合には、反射器の中心に一次源が置かれ、これが補助反射器を照明する。次いで、補助反射器が反射によって、本発明に基づく反射器を照明する。
【0019】
本発明に基づく反射器またはアンテナは使用が簡単である。さらに、使用する構成部品および技術が安価なため経済的である。
【0020】
さらに本発明は、二重偏波に関連した全ての利点を提供する。したがって、本発明に基づくアンテナは例えば、特に一方の偏波を発射し、他方の偏波を受信することによって、ターゲットの偏波測定に使用することができる。本発明に基づくアンテナは、電気通信用途、例えば二重バンド用途に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
能動マイクロ波反射器を有する電子走査アンテナの例示的な実施形態を示す図である。
【図2】
本発明に基づく反射器を製作する原理を説明するための図である。
【図3】
移相セルの例示的な実施形態を示す図である。
【図4a】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図4b】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図4c】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能なインブリケーション・モードを説明するための図である。
【図5】
本発明に基づく反射器を構成する可能な層の断面図である。
【図6】
本発明に基づく反射器のガイド・アレイの可能な実施形態を示す図である。
【図7】
特に定在波比を低減することを可能にする追加の実施形態を示す図である。
Claims (10)
- 電磁波(3)を受け取ることができる能動マイクロ波反射器であって、瓦状に並べられた2つのウェーブガイド・アレイ(21、22)を備え、それぞれのガイドの底面が、受け取った波の反射および移相を実施する移相回路(31)によって閉じられ、一方のアレイが、1つの偏波を受け取るように設計され、他方のアレイが、偏波に垂直な偏波を受け取るように設計されていることを特徴とする反射器。
- 第1のアレイが、数組の整列したガイド(21)を備え、1つの列がOx方向に配置され、一組の列が垂直方向Oyに配置され、同じ列では、連続する2つのガイド(21)の中心Cが距離dだけ隔たっており、連続する2列がOyに沿って距離hだけ隔たっており、Oxに沿って互いに距離d/2だけオフセットし、
第2のアレイが、第1のアレイと同じ方法で整列した数組のガイド(22)を備え、ガイド列が、第1のアレイの列に対して90°オフセットしており、
一方のアレイのガイド(22)が、他方のアレイのガイドとだけ隣接している ことを特徴とする、請求項1に記載の反射器。 - 少なくとも3つの層、すなわち
移相回路を含む層(51)と、
移相回路を制御するための回路(55)を含み、さらに、この制御回路とダイオードの間に接続を提供する層(52)と、
移相回路に面して置かれ、2つのウェーブガイド・アレイ(21、22)を含む層(53)
を備えたことを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の反射器。 - ウェーブガイド(21、22)の壁が、層(53)を貫通する直線導体(61、62、63、64)によって作られており、移相回路の平面(Oxy)に垂直な向きに狭い間隔で配置されることを特徴とする、請求項3に記載の反射器。
- ガイド(21、23)がさらに、移相回路を含む層(51)を貫通し、前記導体が、近隣の移相回路間にマイクロ波減結合を提供することを特徴とする、請求項4に記載の反射器。
- 移相回路を含む層(51)に向かって制御信号を運ぶため、前記導体が制御層(52)に延入することを特徴とする、請求項5に記載の反射器。
- 前記導体がめっきスルー・ホールであることを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載の反射器。
- 移相回路(31)が、それ自体が2つの状態を有する少なくとも2つの半導体(D1、D2)を接続する少なくとも1本の導線(32、33)を備え、前記導線および前記半導体が、誘電支持体(34)の上に置かれており、支持体の反対側の面が、マイクロ波を反射する導電面を含み、移相回路が、その偏波が導線に実質的に平行な波の成分に対して、受け取った波の反射および移相を実施することを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の反射器。
- 電子走査を用いたマイクロ波アンテナであって、前記請求項のいずれか一項に記載の反射器(4)と、反射器を照明するマイクロ波源(1)を備えたことを特徴とするマイクロ波アンテナ。
- 電子走査を用いたマイクロ波アンテナであって、カセグレン型のアンテナを形成するために、請求項1から8のいずれか一項に記載の反射器(4)を備え、補助反射器を照明するために反射器(4)の実質的に中央にマイクロ波源が位置し、補助反射器が反射によって反射器(4)を照明することを特徴とするマイクロ波アンテナ。
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