JP2004504646A - 社会的ネットワークの生成方法 - Google Patents

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Abstract

使用者が顧客と有する関係及び顧客が他の顧客と有する関係をより正確、かつ完壁に使用者がみて測定できるリンクを識別して生成するための方法及びシステムを提供する。この方法及びシステムは、使用者が行う分析を望の利用基準に基づいて顧客またはハウスホールドの場合に顧客グループの価値を決定するために生成された。これらの関係を決定する方法及びデータを組織化するシステムは使用者がデータの分析を望みのあらゆる核心キー経済単位の柔軟な分析を可能にする。これらの経済単位は特定住所の個人、特定住所として定義されるハウスホールド、いろいろな住所で経済的な購入単位として定義されるハウスホールド、または団体/組織を含む。データは団体へのリンクが直接的なのか、または類似的なのかの可否を含む、システムが定義する追加的な基準を利用してより組織化したり分析を行うことができる。それはまた目標顧客から任意のリンク数だけ離間した他の顧客との選択的なタイプの顧客関係の価値を含む。システムは顧客関係を扱う方法、すなわち一対一マーケティングに関するより優れた決定を行うのに利用する。このようなシステムは薬品の造成及びそれに伴う疾病に対する影響を追跡するための薬理学にも同一に適用することができる。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明はデータベース処理に関し、特に、顧客の記録を組織化し分析するためのシステム及び方法に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
現在、金融サービス産業(銀行業、保険業、仲介業)及び他のサービス産業(例えば、電気通信業、サービス業)では、顧客関係管理(Customer Relation Management、CRM)という概念にフォーカスが集中している。このようなフォーカスは、顧客を関係の核心として強調し、会社とクライアント間のすべての相互作用が、製品レベルよりは顧客レベルで管理される必要があるということを提案する。1970年代以前、金融サービス産業は、それらの顧客を管理するのに口座基盤接近法を多く採用したが、すなわちそれらは、顧客を営業関係の核心ポイントよりは口座(または証券)の単純な延長として見なした。「顧客を理解すること」は、ただマーケティング及び報告印刷物(statement literature)に住所を書くことができるように、誰が主な所有者として所定の口座と関連しているかを識別することを意味するものである。口座を「ハウスホールド」(定義部分参照)にグループ化することができる能力が技術的に可能となることによって、現在の顧客に対するクロス販売のための潜在された市場をさらに理解する必要があることを認識し始めると同時に、会社が営業を遂行する個別的な主体としての各顧客に対する一層包括的なプロフィールを生成するようになった。これは、危険管理、保有(retention)管理、価格決定、チャンネルバランシング(channel balancing)、販売管理、及び一般顧客に対するサービスのために重要である。本明細書では、金融サービス産業のみについて言及しているが、企業対企業関係及び企業対小売客関係を有するすべての形態の企業についても同じような問題が存在する。これに加えて、製薬産業及びかかる技術が適用され得る他の産業でも同様である。
会社及び組織は、すべての機会と危険を含んで、それらの顧客(本明細書において、「顧客」は潜在的顧客をも含む)の価値を理解することがそれらの成功に決定的であるということを知ることになり、このような理解に基づいて、それらが顧客と有する関係を管理することを希望するようになった。それらは、購入する製品やサービス、支払履歴、及び販売または成果履歴を含む、顧客の口座と関連した多様なデータを分析することによって、これを遂行する。このような情報は、それら自身のデータバンクに維持される。また、組織は、それらのデータベースを他の外部データソースとリンクして、顧客に関する情報を豊富にすることができる。得られた情報は、会社や組織の顧客(潜在顧客をも含む)との関係を管理するのに有用である。このようなデータは、顧客関係を評価し管理する多様な方法に利用することができる。このようなデータを利用することによって、会社または組織に対する顧客の価値(他の顧客に対する影響力を含むことができる)及び他の関連した信用危険の評価に基づいて、会社は、顧客をハンドリングする方法をカスタマイジングすることができる。顧客価値の決定は、既に提供された又は提供されるべきサービスの価格決定、提供されるべき製品及びサービスの種類、提供されるべきサービスのレベル、及び付与される信用程度を含む(但し、これに限定されるものではない)多様な問題を決定するのに利用される。
今まで、顧客の全体関係を識別し、顧客と関連したデータを見ることは、会社や組織が口座を管理するのに利用する多様な会計・情報システム(いわゆる「会計アプリケーション」システム)を用いて達成された。例えば、いろいろな部署からなる会社では、中央バンクは、各部署が顧客との営業がどの程度行われているか、かつ顧客が保有(holding)会社に全般的に価値があるかどうかを決定するのに利用することができる。これらのデータベースは、外部ソースからデータを受け入れることもできる。いままで、このようなデータを全部持ち込んで単一化した形態を生成するのに利用されるプロセスは、名前及び住所のマッチングに主に依存している。
【0003】
このようなデータベースを生成する方法を利用することによって、会社及び組織は、特定位置(マーケティング顧客TMと定義される)で各顧客に対するすべての口座(及び関連データ)を見ることができる。しかしながら、関係を理解し、かつ経済的な購買単位のレベルでこれらを評価することも重要である。結果的に、現在の技術は、顧客相互間の関係を識別してリンクさせ、外部データと同じ住所に住んでいるグループ顧客をリンクさせるのに利用する名前及び住所マッチング技術の変動(variation)を使用する。このようなプロセスを「ハウスホールディング」と呼ぶ。共同の所有者を有する企業対企業の類似グループは共に分類される。これは「共同ハウスホールド」と呼ぶ。
【0004】
一部の製品において、特定住所地に一人以上の個人が住んでいるならば、すべての個人が製品を購入しなくてもよい形態であるので、ハウスホールディングが重要である。例えば、単一の財産をパターンとする、ただ一つの第1貸付金が未決済状態であるかも知れないし、単独住宅やアパートで住んでいる人々は、同一の洗濯機、食器洗い機、長距離電話サービスなどを利用するはずである。したがって、一つの住所に共に住んでいるいろいろな人々にそのような製品やサービスに対する提案をしたり、そこに住んでいる誰かがそれを既に利用している場合、同一の住所に住んでいる第2の人にそのような製品中の他の一つを提案することは適切でない。他の場合、会社や組織が提案する追加的な製品やサービス、または同一の住所に住んでいる他人の使用のための他の製品やサービスを提案することは適切である。例えば、小切手口座を共有するが、連帯して保有できないただ一つのATMカード及び一つのクレジットカードを共有している2人の成人がある場合、これらの製品を所有していない人や人々は、これらの製品の購入について話しかけることができる良い対象になるはずである。
【0005】
このような顧客に対する漸進的なマーケティング観点と同時に、口座または証券に直接リンクされるすべての顧客を識別するように構築された顧客情報ファイル(Customer Information File、CIF)または顧客が購入する製品アプリケーションシステムが開発された。これは顧客と顧客が購入したすべての製品を連結する機能をし、企業が顧客行動に対する一層効果的な分析を行うことができるようにした。また、このような単一顧客(商業的または小売的)の識別は、一層知能的なハウスホールディングを容易にし、顧客(単一口座というよりは)を意味のある経済的決定の遂行単位としてグループ化することができるようになった。しかし、名字及び住所(マーケティング・ハウスホールドの定義)の非常に単純な組合より明白でない顧客間のリンクを構築する手段が、これらの新しい接近法には存在しなかった。社会構造が変化するに応じて(離婚の増加、結婚前の子供数の増加、結婚前の名前を保有する女性数の増加等)、同一の名字を共有しないが、依然として同一の住所に住んでいる2人の個人間の関係を構築できる必要がある。このような種類の「同時代または拡張されたハウスホールディング」は、顧客リンクを判読できる方式に変形を要求することになったが、実際にリンクを推論するためには、依然として住所類似性に依存する。これは、大きな発展であったが、顧客の全体的なネットワーク関係の真正な理解には続いて制限を与えている。
【0006】
現在、顧客に割り当てられる価値及び追求される関係管理の戦略は、現在の利用可能なシステムを使用することに到達していて、特定住所に居住する顧客及び他の人々は、分析の目的上「ハウスホールド」と定義される。現在利用されるシステム(本明細書ではマーケティング・ハウスホールドTMと定義される)下で、顧客は、ただ一つのアドレスと唯一の名字を持つことができる。特定住所地に住んでいる顧客を分別する(データフィールドに入力される文字が誤っても)命令の列を利用する常用コンピュータルーチンが存在する。製品やサービスの販売、残額、損失に関する情報、または他の関連情報を含む「会計アプリケーション」とも称されるすべての会社または組織のデータベースが厳密に調査される。特定住所に居住するすべての人々に関するマーケティング及び関係管理に有用な情報は、会計アプリケーションから抽出され、通常「顧客情報ファイル」または「CIF」と言われるデータベースの生成に利用される。
【0007】
CIFは、特定住所に居住する人々により維持又は所有されるすべての口座または製品に関する情報及び会社や組織が、それらの記録から関係を管理するのに関連すると見なされる他のデータを含む。これは、顧客の価値または潜在的価値及び関係の管理方法を決定するのに有用な会社または組織の外部ファイルからのデータを通じてより豊富にすることができる。そのようなスキムでの関係価値は、ハウスホールド基盤またはハウスホールド内の顧客別基盤(しかし、各顧客に対する特定住所によっても定義される)から評価できる。
【0008】
これらのスキムにおいてデータの構成方法及び関係を特定住所に付加して関係を定義することによる本質的な制限に起因して、このような接近法には数個の制限事項が存在する。例えば、現在の技術におけるソフトウェアは、一つ以上の名前が口座記録で示される場合、データが抽出される会計アプリケーション上にその名前が初めて示される人に特定口座の価値を割り当てる。この人は、知らない口座または知らないハウスホールドが購買を考慮することができる任意の他の口座に関する決定者であるか、またはそうではないかも知れない。追加的に、この人は、2人以上の人として見なされるかも知れない。例えば、異なる時間(例えば、結婚した時、結婚する前、帰化した時など)に異なる名前を利用していたり、過去に利用した顧客一人は、同一住所の人とは異なる顧客として見なされるはずである。スペイン人は、一つまたは二つの名字を持っていて、特にむずかしい。
【0009】
データの構成を特定住所に連結することによる本質的な制限によって、より多くの短所が存在する。最も注目すべきことは、一つの住所に居住する顧客により管理されたり影響されはするが、他の住所の会計アプリケーション上に記載された口座は、除外されるという点である。見落とし得る口座及び/または影響力関係に対するいくつかの例は、次の通りである。
【0010】
A. 事業用口座。一つの特定住所に居住する人は事業用口座を所有したり管理することができる。自宅基盤事業を除いた事業は自分の特定住所を有していて、会社名称内にリストされる。会社名称は、大抵個人の名前とは異なる。
B. 一人が一つの住所に一つの口座にリストされているが、同一の物理的住所に住んでいない場合、その人が影響力を有する口座。このような種類の状況は、次の例を含むが、以下の例に限定されるものではない。
i.婦人は家で生活し、夫は老人専門看護施設に居住する老人夫婦;
ii.2個の可能な住所と2個の可能な共同所有者を有する離婚した父母の子女;
iii.保証人または受託人の住所;
IV.大学に通う子女達
V.一方が会計アプリケーション上に初めて現れ、その住所地情報がファイル上に維持される場合、父母や他のところに居住する他人と共に維持される口座;
Vi.ある人が別の人に対する共同署名人又は保証人である口座、一人に対して銀行信用部署、弁護士または会計士により管理される口座など。
このような問題は、このファイルに所有者、管理者及び郵送先の名前・住所(イギリス及びアイルランドでは一般的である)に関する記録が維持される場合、より大きくなる。
C. 影響力が間接的であるが、実際とほぼ同様になり得る他の場合。例えば、作業場所で同僚が互いに影響力を与えることができ、または事業主がその被雇用人が作業場で製品やサービスの注文を受けることができるように同意することができる。多量の製品及びサービスは、個人的な推薦を通じて販売される。現在のシステムは、住所を物理的に共有する場合よりは、一人が他人に影響力を与える潜在力を持っている場合に関係を完全に識別することができず、顧客が直接連結される顧客の観点での顧客の価値に対するいかなる手段も存在しない。
D. 顧客がいろいろな財産を所有することにより多数の住所を有する場合のような、他の住所で同一人により維持される口座。ある人は一部環境で「自宅」住所だけでなく郵便番号または勤め先の住所を利用することもできる。例えば、ある人や家族は、3個の自宅(主な居住地、湖岸の小さな家、また冬によく行く温暖地域の自宅)を所有しうる。この人や家族は、同一の会社と全部で3個の抵当権を設定できる。現在のシステムにおいて、このような関係は見落とされる。より広範囲でかつ正確なハウスホールドに対する定義が顧客・ハウスホールドのカウントを下げ、顧客当たり販売される製品の平均個数を増加させる。本発明のプロセス及び技術は、そのような定義が利用されることを可能にし、現在のシステムに本質的に内在する問題を訂正することによって、より正確な顧客・ハウスホールドのカウントを提供する。結果的には、製品クロス販売の一層正確な測定を提供する。
【0011】
事業の関連上、類似したダイナミックスが発生する。現在の技術では、事業に対しても、個人に対して利用されることと同様な住所及び名前基盤マッチング及びグループ化技術を利用する。事業セグメントは、現在の技術を利用しては顧客の価値に対する完璧な状況が開発され得ない顧客セグメントと同様な問題が発生する可能性が多い。会社及び子会社は、現在の方法が分析の目的のために認識しグループ化することのできない、いろいろな名前と住所を持ちうる。したがって、関係に対して及ぼす影響力を追跡出来ない。
【0012】
顧客関係管理の発展における次の段階は、一顧客が他の顧客と関連した全体範囲、すなわちこれらの関係が個人対個人、個人対企業、企業対企業または企業対個人の性質を持っているか否かを理解することである。このようなリンクから開発された構成図を「社会的ネットワーク」または「顧客ネットワークTM」という。社会的ネットワークの開発に際して、最も重要なことは、クライアントが反映する「影響力価値TM”」を理解できることである。このような測定手段は、各クライアントと関連した一部価値(バランス、利益分配等)を集合させ、その集合量を、影響力を発揮できる事業(または利益等)の測定量として関係内の各顧客に割り当てることによって導き出される。これは、一会社が事業をしたり又は事業を希望する他の顧客(または潜在顧客)に対して、一顧客が持つ影響力の範囲に対する洞察力を提供するためのものである。このような種類の情報は、危険評価、購買性向の決定または顧客保有(retention)の管理などを含む多様な関係管理の領域に有用である。
【0013】
2人以上の顧客により共有可能な特性集合を分析することによって、これらのネットワークリンクを容易に構築できる。このような例は、結合口座、電話番号、税金ID番号、雇い主、または顧客記録から得られたデータの、任意の他の特性要素などを含む。
【0014】
したがって、所定の社会的ネットワーク内において何でもって顧客をモニターリングするかに対する適切な測定基準を決定することが問題になる。また、ネットワーク自体の構築だけでなく前記説明した測定基準の収集及び割当により導き出されるデータの利用に関する決定も行われなければならない。
1960年代、組織は、製品管理者の見地で事業を眺め、顧客関係を検討しなかった。この時代が顧客ファイルの胎動期であった。1970年代、企業は、販売、預け入れ、貸付、及び利子のような測定基準を顧客に帰属し始めた。1980年代、ハウスホールドを定義する動きがあった。企業は、多くの購買がハウスホールドのためになされるということを認識した。一家族は、一つの担保物、一つのストーブなどを持っていた。直接的なマーケティングでハウスホールド内のすべての人々に到達しようと努力することは、行き過ぎだった。5人の構成員を持つ1家族は、依然としてただ一つの担保物を持つはずである。経済的購買単位(EBUTM)という用語が開発された。ハウスホールドは、唯一の住所で発生する唯一の名字と定義された。ハウスホールドにより購入される製品の個数及びこれらの製品の価値を示す測定手段がクロス販売のために開発された。
【0015】
上記で定義されたハウスホールド及び顧客は、マーケティング顧客及びハウスホールドとしてカテゴリー化されるはずである。これらの定義は、いくつかの短所を持っている。社会的ネットワークの調査時、これらの短所が現れる。共同口座を共有するとともに、他の名字を持ち且つ同じ住所に住んでいる多くの人々が存在する。顧客は多数の住所である。顧客とハウスホールド間の不正確なカテゴリー化の原因が何であるかを決定しようという努力がなされた。
【0016】
例えば、結婚した女性がその結婚後と結婚前の2つの名前で営業関係を有し始めた。離婚した女性が再婚し、その子女は未だ父の名前を維持しているが、彼らは新しい夫の住所に住んでいる。これらの人々は、実際にハウスホールド内に存在し、実際に同一の顧客である。これは、同一の住所に住んでおり、かつ口座を共有した人々のネットワークを構築するようにする。これは、用語上実際顧客TM及び実際ハウスホールドTMに導かれる。彼らが口座を共有し、同一の住所に住んでおり、社会保障番号を共有しないならば、彼らは同一のハウスホールドに存在することと見なされた。顧客が女性で、同一の社会保障番号及び名字を持っているか異なる名字を持っている場合、前記女性は、彼女の結婚前の名前を利用していると推定され、同一の人である。
【0017】
概念をさらに拡大するならは、他の顧客とすべての名前フィールドと税金識別番号を共有する多数のアドレスを有する人々に対する顧客データセットを検討するようになる。それなら、彼らは同一の顧客であり、実際にただ一人の「実際顧客」が存在する。(彼らが女性ならば、名字が異なることは許容される。)
このようにデータを分析することによって、顧客及びハウスホールドの個数を減少させ、より一層実際的な構図を提供する。顧客及びハウスホールドを過大カウントすることによって、組織は顧客及びハウスホールド当たり製品のクロス販売の比率を過小評価している。顧客及びハウスホールドの過大評価により、クロス販売の比率は、地理的領域及びデータ品質に左右され、2ないし14パーセントぐらい実際状況で可変されることができる。これは、クロス販売比率に大きく影響を及ぼし、マーケティング、逆マーケティング、及び価格決定に不正確な決定を誘導しうる。
【0018】
このような問題点を解決するために、本発明は、顧客の社会的ネットワーク及び「影響力価値」の計算を生成し、名前及び住所レベルよりは、口座レベルで有用なデータに焦点を合せたクラスタリング・プロセスとインデキシング方法を有するデータベースをセットアップすることで、短所を克服する。また個人の価値と関連した顧客の価値を測定する各顧客に対する価値を開発する。このような技術によって多数の関係を開発し、人及び組織に対する多数のネットワークを開発することができる。次いで、これらのネットワークは、販売及びマーケティング・チャンネルを構成するのに利用することができる。
【0019】
組織は、度々それらの利益の80パーセントを占める顧客の百分率を測定しようと試みる。第1の法則は、顧客の20パーセントが利益の80パーセントを占めるということである。逆マーケティング、サービス料金及び他の技術により、多くとも顧客の8パーセントが利益の80パーセントを占めることができ、実際にはこの8パーセントの半分が利益の80パーセントに影響力を与えることが可能である。本発明の技術は、このような個人グループを識別でき、したがって会社にとって顧客に対して徹底に理解することができるようにし、顧客に最適のサービスを提供するように販売チャンネルを構成する方法をも提供する。現在の方法では、顧客データはある一時点で調査される。それから、このようなデータは時間的にもっと早い時点の顧客データと比較することができる。例えば、現在200万名の顧客が存在し、以前の期間には10万名以下の顧客が存在したと仮定する。時間基盤の参照履歴において、期間にわたる同一の顧客及びハウスホールドの組合を有するデータベースを生成できる。これは、変化がより正確に修正されるようにし、同一の顧客及びハウスホールド組合に対する購入行動を比較できるようにする。期間の間の顧客の変化は、失った顧客と新しく得た顧客間の実際純顧客数である。期間にわたる販売数にも同様に適用される。集合的には販売は増加され得るが、これは、販売が減少する顧客、失った顧客、新しい顧客及びより多く購入する顧客に対する純販売量である。この技術は、顧客とハウスホールドの顧客データベースの組合を一致させることができる。
【0020】
(発明の要約)
本発明は、全般的には関係データベースに関するもので、特に会計アプリケーションデータを得、これを顧客、ハウスホールド、及び関連顧客(ネットワーク)により情報として組織化し、顧客記録及び関連購買パターンを分析するための方法及びシステムに関するものである。分析方法は、本明細書で定義された用語の「影響力」に依存する。本明細書に述べられた分析技術は、個人顧客が連結された顧客のネットワーク内で購買に及ぼす影響力を測定する、顧客及びハウスホールドのための手段を開発する。
【0021】
本発明は新しく、独特で、かつ強力な方法を用いて、顧客が会社や組織と有するすべての関係及び顧客が他の顧客、または会社や組織の潜在顧客と有するすべての関係を識別する。また、本発明は、つながる現在のデータファイル内に存在するリンクを許容する。これは、間接的な関連が考慮され作用されうるということを意味する。本発明は、会社の立場では、顧客に対するより正確な視覚を提供し、より適切な価値を顧客と関連させ、より好ましい顧客及び信用管理の戦略を生成し追求できるようにする。また、本発明は、データ処理の観点から効率的な方式で前記ようなものを遂行するので、本発明の結果を生成するのに必要な費用及び必要な資源を最小化させることができる。
【0022】
プロセスは、社会的ネットワークの理論と非住所基盤マッチング技術を用いて、顧客の価値定義時、2個の実質的な改善が導き出されるようにする。一つは、使われるプロセスの結果として、そのプロセスにより、事業を含む任意のすべての住所での顧客が制御権を有する口座を含むことによって、顧客の真正な価値に到達するものである。
【0023】
もう一つは、影響力価値TMと呼ばれるものである。顧客の真正な価値を分別するのに利用される同一のマッチング技術が、顧客やハウスホールドが他のものと有するリンク(一人の、会社や組織またはハウスホールドのいわゆる社会的ネットワーク)を捜し出すのに利用される。「社会的」という用語が含蓄するように、このようなネットワークが必ず個別的である必要はないので、このようなネットワークを顧客ネットワークTMまたはクライアントネットワークTMと呼ぶ。このような技術を用いて、顧客または伝統的なハウスホールドの価値分析は、一つ以上のリンク(またはレベルまたは直接的なリンク)が離間した個人の、会社または組織またはハウスホールドのネットワークを含むように拡張されることができる。例えば、会社の被雇用人は、1リンク離間される(第1の等級の影響力、及び/または間接的な、または密接な影響力として定義される)。被雇用人がリンクを有するすべての人々、例えばその配偶者及び息子は、その配偶者または子女が同一の被雇用人として働かなければ、雇い主から2個のリンクが離間されるはずである(第2の等級の影響力)。
【0024】
結果的に、会社は、顧客の価値に対するより正確な視覚を開発することができる。相違してより効率的な顧客管理戦略を採用できる顧客またはハウスホールド価値の新しいパラダイムが生成される。
【0025】
例えば、現在の技術と本発明を用いて、一家族の構成員に対する視覚の比較を考えてみよう。現在のシステムによって見落とされる重要な情報形態の例として簡単に前述したように、この家族は、3個の住所−夏週末休養住宅、主な居住地、4ケ月間主な住居地になるフロリダの居住地−を有している。また、この家族は、妻が簿記係の小さな企業を所有していて、法律会社で管理される大きい信託口座を有している。また妻は、彼女の金持ちの老母の口座中の一つに対する署名権を持っている。
【0026】
現在、妻は、6個の違う「ハウスホールド」内の最大6個の異なる「顧客」とみることができる。また、彼女は、3個の住所(主な居住地、週末休養地及びフロリダの家)の各々で、すなわち家族企業の企業住所、彼女の母の住所、及び法律会社の住所で「異なる」顧客でありうる。現在の技術を利用すれば、彼女が顧客として見なされる回数は、会計アプリケーションで彼女が偶然にどの口座にリストされるかに基づいて、概略偶然に決定されるはずである。現在の標準分析の技術は、すべての顧客の価値がオンライン上の口座中の一つの個人・組織にあると見なす。
【0027】
現在の「顧客」または「ハウスホールド」または「マーケティング」システムのうちいずれも、自らこの例の妻のような人を特別に管理する価値があると識別できない。事実上、現在の利用可能なツールを利用すれば、分離された顧客やハウスホールドに現れるものの一部または全部は、「無益な」顧客を有益なものに作り、または現在の技術により提供される制限された視覚を通じて識別された口座または口座に対する高い手数料(逆マーケティング)の賦課によりその口座を閉鎖するよう助長するために努力する戦略に従う。正しい戦略は、この顧客に特別な待遇を提供し、おそらく顧客の価値に基づいて手数料の一部を減らしてあげることであろう。テストプロジェクトで、200万ドルが預金証書に個人的に維持される企業口座の署名人が、その個人的な小切手口座が適切なバランスを維持できなかったという理由で、その手数料が増加した。
【0028】
現在の技術を用いて一会社が実行できる価値計算のいずれも大きい信用口座または妻の他の価値ある口座に対する影響力に注目できない。数個の口座のうちたった一つにそのような否定的な措置が取られる時、発生しうる損害を想像してみよう。顧客は、否定的な措置により気分を害するはずで、その口座及び一連の他の口座も閉鎖するはずである。また、その顧客がそのネットワークにいる顧客(はじめに銀行を顧客に推薦した法律会社を含む)にこのような不快感を言及する可能性が非常に高い。このような人々または組織は、口座を維持していたり、会社や組織で口座を開設することを考慮していたり、法律会社の場合のように、その会社を他の人々に推薦する位置にあり得る(気分が悪い人は平均的に3人に話すのに対し、気分が良い人は平均的に一人以下の人に話す)。最も望ましい場合は、顧客が何らの行動もしないことであるが、その会社に否定的な認識が生じ、その顧客がその会社の競争者からの提案に対して肯定的になるようにする。
【0029】
その反面、この顧客を十分に満足させた正確な戦略が採用された場合に得られる利点を想像してみよう。顧客は、競争者からの提案を受諾したり、彼らの口座を競争者に移す可能性が小さくなるはずであり、提供される特別待遇によってより多くの口座を統合させ、会社のより多くの製品を購入する可能性が高くなる。
【0030】
前記ような同一のシナリオにおいて、本発明は、このような顧客を多数の顧客の代わりに一つの顧客として取り扱うことができるようにすることによって、それを利用する会社や組織の費用を節減させる。クレジットカードに対するダイレクトメールを多数の住所に同時に送るよりは、ダイレクトメールはたった一度一つの住所に送られるはずである。テストの使用で、本発明によれば、現在の技術は、顧客及びハウスホールドの数字を7−9%程度過大評価することが判明した。本発明の結果を得るために、続くプロセスは、会計アプリケーションの名前及び住所から始まって個人または会社の名前を有する各ラインに唯一の識別番号または顧客番号を割り当てることである。顧客記録は、ソース記録の住所と共に各顧客に対して生成される。それから、これらの記録は複写のためにマッチングされ、顧客対口座交差参照リストにポインターが設定される。同一の名字及び住所を有する顧客の記録に対して、マーケティング・ハウスホールドTMがハウスホールド内の顧客リストに生成される。
【0031】
また、各顧客に対して、唯一の(一部の場合、いろいろな人が要素と関連されても、ただ一つの有効記録が存在し得ることを意味する)要素を識別するための顧客情報を含むリストが生成される。これらの要素は、電話番号、電子メール住所、口座番号、会社や組織の場合、雇い主識別番号及び社会保障番号を含む。それに加えて、口座を共有する顧客は、共通の口座番号を有している。また、顧客によるリスト上には、雇い主識別番号、顧客の電話番号及び電子メールアドレスがある。顧客が会社の場合、顧客は、Dun & Bradstreetから利用可能なもののようなファイルにリンクされる。これから、顧客対本部、設立、父母、及び絶対的なDun & Bradstreet番号のリストが構築される。
【0032】
顧客が、ファイルが生成される個人または会社または組織であるか否かは、データポイントにより分類された後に顧客番号により分類される。次に、ファイルは、データポイントにより注意深く検討される。同一のデータポイントを有する記録は、シリアルナンバーの対で構成される新しい作業記録を生成する。これらのシリアルナンバーは、雇い主識別番号または電話番号のような共通のデータポイントを共有する顧客のものである。
【0033】
次いで、このように対で構築されたシリアルナンバーを有する記録は、共通のシリアルナンバーを共有するすべての記録のチェーンを構築するプロセスを通過する。最下位のシリアルナンバーが唯一のクラスター識別子となる。元来のシリアルナンバー対は、データポイント分類を基盤に開発されたので、同一のシリアルナンバーがファイル内のいろいろなポイントで存在できる。これは、チェーンのすべてのリンクと最終クラスター番号の割当を分解するように、再分類及び反復的なプロセスの実行を要求する。リンクがこれ以上分解されなくなるまでずっと繰り返す。このような段階の出力は、シリアルナンバーとクラスター番号(社会的ネットワーク)を有する記録である。
【0034】
次に、このファイルは、さらにシリアルナンバー対を含むファイルと組み合わせられる。これは、ネットワーク内での関係またはリンクを確立する。データベースの顧客識別子との再組合は、リンクを生成する(一部文献ではエッジと称する)。
【0035】
また、データベースは「ノーリンク(No Link)TM」ポインターを受容する。これらのポインターの目的は、自動化した形態で発生するが、集まってはならないリンクを防止することである。例えば、前妻に対する子女の支援口座は、現在の妻と同一のハウスホールドにリンクされてはならないものの、現在の技術ではそうなっている。「ノーリンク」は手動でコーディングされる。
また、接近法は、名前の別称を追跡する。例えば、マッチング技術は、顧客のニックネーム(Bob対Robert)及び結婚前の名前を探し出すことができる。本発明は、顧客の記録が組合わせる時に利用される名前に関係なく、別称の記録を自動生成して、将来の位置及び探索速度を向上させる。
【0036】
データ処理の観点から、マスターデータベースが一度構築されれば、増加基盤に変化を反映するようにデータベースが更新されるプロセスが利用される。顧客記録のフラグメントリストは、ソース記録として再度インデキシングされる。フラグメントは、新しい顧客記録から開発される。データベースポイント上の記録を有する新しい記録から複写の目標リストまで共通するフラグメントに交差が突き当たり、その後、評価して最も可能性が高い複写を決定する。本発明は、名前及び住所の維持をパラメーターに基づいて他のアプリケーションにさらにポスティングし、方法を組み合わせて、多数の顧客とアプリケーションシステムが同期を維持するようにする(例えば、データ保管所と動作データストア)。これは、流通プロセスまたはディストリビュータTMと定義される。ディストリビュータTMは、新しいデータでシステムをリフレッシュする場合、全体のデータセットに対する再生成の必要性をなくす。このような接近法は、顧客名及び住所情報の側面から保管所、アプリケーションシステム、及び中央動作データベースが自動的に同期化されて維持されるようにする。
【0037】
本発明は、本発明が生成するリンクのリスト及びデータを組織化する方法により非常に多様な方式でデータを分析し、利用することができる柔軟性を提供する。これは、特定の形態のリンクを包含または排除し、人とハウスホールド、消費者、連合・組織の口座をグループ化するか、または個別化することによって行われる。現在のシステムとは異なって、本発明のシステムは、関連を生成し組織化する物理的住所(または多数の住所)での単一顧客の使用に対する依存により制限されない。
【0038】
世界の従来観点が適切で、単一の物理的住所にマーケティングすることが適切な場合(例えば、特定財産により保障されなければならない担保貸出のマーケティング時)、新しい発明は、ハウスホールド特徴に基づいて提案が言及されるべき最も合理的な人を識別できる。現在の技術は、住所の名前に居住する誰かが記録上に初めて偶然に現れたことに基づいて受領人を割り当てる。本発明のシステムは、使用者がデータを用いてどのハウスホールドの構成員が提案に応答する可能性が最も高いかを決定できるようにする。本発明において、使用者は、対応するある唯一の住所でのある唯一の名前として指定される。本発明の核心は、リンクの識別及び生成とデータベースの構成により、活動が予想される顧客やハウスホールドの適切な定義を基礎に、使用者が顧客管理及びマーケティング・プログラムを目標にすることができるという点である。
【0039】
本発明は関係が個人対個人、個人対組織、組織対組織、または組織対個人であるか否かに関する影響力を分離できる。これによって、本発明の利用者は、以前にはシステム的に識別出来なかったこれらの特性及び関連を用いて、プロモーションや顧客管理戦略を目標にすることができるようになる。例えば、使用者が本発明を利用して、本発明により識別されるネットワーク所属を基盤として事業−バンキング製品をマーケティングするプログラムを形成することができる。
企業対企業アプリケーションに対するデータを取り扱う他の方法は、関係が「直接的」であるか(すなわち、一人が口座に直接的なリンクを有する、例えば、彼らは口座に対する署名権限を持つ)、または「類似した」(例えば、企業で働き、企業との関連の結果として潜在的に影響を受ける人)か否かによる。データが選別されるオンライン上の会計アプリケーションの2またはその以上の組織が存在する場合、類似した関係TMが発生する。直接的な関係の場合、本発明の使用者は、企業が利用する追加的な製品やサービス、例えば事業貸出が売れるように、直接的関係TMを目標にすることができる。類似した関係の場合、銀行が人々に類似な関係を提供し、自分の月給を銀行口座に直接預け入れによって最小のバランスフリー・チェッキングもなくなる。
【0040】
要約すると、本発明は、使用者に以下の事項を可能にする。
・単一の物理的位置だけでの口座残金のような情報が誤って誘導できる場合、または彼らの名前がオンライン上の口座中の一つに偶然にないならば、顧客に価値が与えられない場合、顧客に対する価値を低評価することを防止する。
・利用可能なすべての事実に基づいた強制的な証拠を提供し、顧客のネットワーク関連及び影響力価値TMをも考慮した顧客の価値の真正な状況に基づいて、使用者が事業決定をすることができるようにする顧客価値評価プロセスを確立する。
・顧客対顧客関係の全体範囲を理解し、そのようなリンク(すなわち、クロス販売の比率、製品対顧客の比率、製品対ハウスホールドの比率、またはハウスホールドの信用使用量)に基づいて測定手段をさらに正確に表現するために顧客対顧客リンクを自動的に確立する。
・それとも知らない関係ネットワーク(及びマーケティング機会)を形成するように、一つの個人対他人をリンクする。
・他人や事業に対する影響力を有する個人を識別し、この情報を販売及びマーケティング・プログラムに利用する。
・大量顧客の基盤及び自動化した形態で一対一の顧客関係管理に適用する。本発明は、小都市の銀行管理者がその顧客と持つことができる形態の知識−相互間の関連−にアクセスして利用できるようにし、事業関連側面の価値により測定される影響力のレベルが拡張された家族及び/またはコミュニティの連関を通じて銀行と共に遂行される。
【0041】
本発明は、企業対消費者または企業対企業販売、マーケティング及び顧客管理からネットワーク関係が存在する任意の問題までに拡張されることができる。そのような拡張の一例は、薬理学の領域である。
本発明の他の長所は、図面を参照とする以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明により一層自明になるだろう。
【0042】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図3は、お互いに関連または「関係」を有している個人及び組織のネットワークを示す図である。本発明は、関係リンクのリストの生成のためにコンピュータがデータを処理するように構成されるコンピュータ判読可能なコード(ソフトウェア)を用いてデータを処理するための方法で構成される。次に、好ましい実施例のリストは、MatRes(Innovative Systems、Inc.)により開発されたソフトウェア)と類似した機能を表すプログラムを用いて操作され、Graph Layout Tool kit2.4として知られたTom Sawyerにより開発されたものと類似な機能を表すソフトウェアを用いてグラフィック的に見ることができる。図5は、本発明により生成され、前記ソフトウェアによってみられる顧客ネットワークTMの可視的表現例である。データは、分析、利用及び非可視的な特性の調査のために任意の様々なソフトウェアにパッケージ化することもできる。
【0043】
本発明は、使用者(により選択される)に重要な多重属性にかかる、各顧客の統合された視覚を生成し、顧客を他の顧客にリンクするのに利用される関係リスト生成用プロセス及び顧客やハウスホールドの影響力価値TMを分析し測定する結果的な能力で構成される。上記で説明したようにリストは、販売、マーケティング、顧客サービス、信用または危険評価または顧客保有を含む(これらに限定されるものではない)多様な利用者活動に利用可能な関係の可視的ダイヤグラムを開発するのに利用することができる。またリストは、特定ハンドリングのための記録を選択するのに利用することができる。リスト及び可視的ダイヤグラムは、前記で言及した活動を遂行する最も適切なデータベースビュー(view)を生成する、多少広範囲な顧客及びハウスホールドの多様な定義により組織化が可能である。またリストは、影響力価値TMの測定を生成するのに利用でき、このような測定は、目標顧客またはハウスホールドから分離されて一つ以上のリンクを計算でき、利用者が選択する顧客またはハウスホールドのいかなる定義(狭いまたは広範囲な)に基づいても再度遂行することもできる。一つのリンクが離間されたものを、影響力の第1の等級と定義する。説明の目的上、このような等級は、当該顧客から離間されたリンクの個数と定義する。
【0044】
また、ネットワークは、ハウスホールドまたは計算された等級及び影響力、そしてハウスホールドまたは等級(家族の崩壊TM)により崩壊しうる。
図4は、本発明のシステムを生成するのに利用される手順を示すプロセス・フローチャートである。これらの手順は、図7ないし図14を参照して以下に説明される段階に細分化される。
【0045】
手順1 −− データベースの生成
この手順は、コンタクト記録に対する顧客関係を定義し、結果的な出力を関係データベースにローディングする(図7参照)。
段階1A (口座及びコンタクトデータ)抽出
プロセスは、マーケティング情報システムまたは顧客情報システムに利用される口座予想システムから、すべての口座及び予想情報をローディングすることで始まる。2種類のデータ、すなわちコンタクトデータと口座データが存在する。コンタクトデータは、以下の表1に示されている。この情報は、個人(または会社)及び関連住所と関連している。口座情報は、会計システムから出る情報で、部署個数、ドル価値、請求された利子、販売日付などのような情報を含む。情報が予想や外部リストから出た場合、口座情報は、人口統計、マーケティング・キャンペーン、獲得データなどを含むことができる。
【0046】
コンタクトタイプデータ
データの構成要素
名前                     組織または個人
付加的メーリング情報
住所ライン1ないし3
都市

郵便番号

カウンティ
口座番号
職場電子メール住所
国家識別番号
旅券番号
家の電話番号
職場の電話番号
税金識別または国家保険番号
家の電子メール住所
他の電子メール住所
口座(1ないしN)へのリンク
Dun & Bradstreet番号
設立
本部
父母
目的
住所のセンサスコード
地区人口統計コード
口座代表者
組織コード
保有会社
組織番号
支店番号
【0047】
段階1B (コンタクトと口座データとに)分離
口座データは、前記情報から分離され、購入日、購入項目、購入量、項目当たり価格、及び購買の価値のような製品及びサービスの購入に係る口座番号及び情報を含む。
段階1C スクラッブ(scrub)
Innovative SystemsからのInnovative Ditionary TMのような従来技術を用いて、コンタクトデータがワードで分析され、ワードのパターンが識別され、個別的なデータ要素が識別され、ラインが以下のようにタイピングされる(可能な場合)。
・ N 名前ライン
・ O 組織の名前
・ S 住所追加ライン
・ A 変更ライン/注意ライン
・ S 住所(street address)
・ R 実家の住所/私書箱番号/メールストップ
・ C 市/州/郵便番号
・ P 郵便地域
・ L 国
・ K カウンティまたは地理的領域
【0048】
また、前記標準化した情報だけでなく、各顧客に対する入力ラインをも伴う。システムは、各単一国家に対する定義とパターン及びライン順序を有する多重言語を支援する。
段階1D 口座(データ)*ローディング
レガシー(legacy)システムから抽出された口座データは、追加処理のために関係データベースにステージ(stage)される。このようなデータは、口座番号により組織化される。
段階1E クライアント(データ)*ローディング
レガシーシステムから抽出されたコンタクトデータは、追加処理のために関係データベースにステージされる。以下の例題表を参照のこと。
*注:データベースは、データを所望の方式で組織化し位置させる事業プロセスモデル、論理的モデル、及び物理的モデルを開発して設計した。これらのモデルで利用される内容、手順及び属性は、Innovative Systems Inc.の所有であるが、コボル及びCのような言語を用いた従来のモデリング及びプログラミング技術により開発された。
【0049】
サンプル入力&出力記録
以下の表は、口座データのコンタクト部分に対する入力及び出力記録を示す。
口座記録にリンクされる顧客記録が開発された。2人の顧客記録が生成された。ひとつはGeorge Jonesに関するもので、もうひとつはSally Smithに関するものである。Mega Corpという会社名称が関連口座記録で現れるので、この会社に対する顧客記録が生成される。現在の技術では、ライン1上の顧客が製品及びサービスを購入すると仮定し、残りの顧客は無視される。これは、すべての顧客データが会計データを経るようにしつつ、口座上の他の顧客にいかなる信用も提供しないか、口座にいかなる影響力も持たない。以下の例題で、3人の顧客記録が生成される。顧客と関連のない電話番号、税金ID番号などのデータは、ただライン1と関連するはずである。
【表1】
Figure 2004504646
【表2】
Figure 2004504646
【表3】
Figure 2004504646
【表4】
Figure 2004504646
【表5】
Figure 2004504646
手順2 −− 関係階層構造の設定
本手順は、関連及び重複(duplicate)記録の識別のために以下に示すサンプルのような表、またはリストを生成する(図8参照)。
【表6】
Figure 2004504646
【0050】
段階2A:個人名のマッチング
本プロセスは、名前、名字、ニックネーム、性別コード、街路番号、街路の名、郵便番号及び利用可能な社会保障番号のような個人識別子をマッチングする。Innovative SystemsのInnovative Match TMのように、このような作業を遂行する多様な商用ソフトウェアがある。
【0051】
段階2B:組織名のマッチング
これは、組織名を除いては2Aのプロセスと同様である。Innovative Systems Inc.のInnovative Corp Match TMのような団体名の重複識別を専門的にする利用可能な製品がある。唯一の住所で唯一の組織名で崩壊する(組み合わせられる)記録が識別される。「ノーリンク(No Link)」交差参照がリンクされてはならない記録に対してポスティングされる。それに加えて、2個の記録がリンクされるが、名前を正確にマッチングしなければ、データベースに接続された検索アルゴリズムに対するニックネーム検索キーが生成される。
【0052】
段階2C:重複組み合わせ
本プロセスは、重複する顧客の記録を組み合わせる。これは、一つの顧客が組み合わされた口座及び顧客交差参照リストに生き残ることを伴う。
データベース上で、同一の顧客と見なされる記録が組み合わされる。組み合わせは、交差参照及び関連データを、一つの顧客から生き残った顧客に移動することと定義される。このようなプロセスは、生き残っていない記録を削除状態に設定し、組み合わせた2人の顧客間に名前変動がある場合を探すためのニックネーム記録を生成する。これに加えて、マッチングプロセスで集まって重複しない記録は、このような本発明のプロセスを実行するソフトウェアの「ノーマッチ(No Match)」モジュールにより識別のための顧客側アプリケーションリストに保存される。例えば、顧客Aが顧客Fにリンクされないが、マッチング・ソフトウェアがそれらを共に持ち込む場合、顧客Fのリスト下では、顧客Aを指示する「ノーマッチ」が存在するはずである。したがって、後続の実行で、Innovative Systemsから利用可能なマッチング・ソフトウェアは、これらの2人の顧客をリンクしないようにする。これは、リンク結果に対する将来の検討を除去する労働力節減ディバイスである。これに加えて、2個の記録がリンクされるが、その名前が違う場合、データベースに接続された検索アルゴリズムに対するニックネーム検索キーが生成される。すべての交差参照で、生成データ及び削除データは、このような段階及び将来段階で維持される。交差参照は、決して生成されない。これから、一つの期間で組み合わせを利用した一貫性ある顧客及びハウスホールドの定義により、購入行動を分析することができ、多数の期間で購入行動を分析することができる。
【0053】
段階2D:顧客抽出
記録を個人及び団体名及び住所記録に分離する。
段階2E:ハウスホールド
本プロセスは、名字がマッチング基準として要求されないという点を除いては段階2Aのプロセスと同様である。
【0054】
スペイン語及びポルトガル語を使用する国家におけるシステム利用のため、「スパニッシュマッチ及びハウスホールド」として知られたプロセスが、2個の名字が存在する場合、重複を決定するのに利用される。各顧客記録に2個の名字があり、これらは、名字フィールド1及び名字フィールド2に存在すると仮定する。
【0055】
顧客記録A及び顧客記録Bがあるならば、
−フィールド1の記録Aは、フィールド2の記録Bにリンクできる;
−フィールド2の記録Aは、フィールド1の記録Bにリンクできる;
−フィールド1の記録Aは、フィールド1の記録Bにリンクできる;または
−フィールド2の記録Aは、フィールド2の記録Bにリンクできる。
これらのリンクのいかなる組み合わせもこれらが同一の住所にあるならば、同一の家族ということを示す。名前が同一ならば、これらは一層重複の可能性が高い。
【0056】
また、そこに属しないハウスホールドに記録が配置されれば、「ノーマッチ」記録が生成され、将来実行時、記録が同一のハウスホールドに割り当てられることを防止する。ハウスホールド形成の日付は、第1の顧客日付と一緒に新しいハウスホールドに対して生成される。ハウスホールドが分離されたり組み合わせられた場合、生き残ったハウスホールドの番号は、大部分の残余構成員に対する番号等である。新しいハウスホールド番号が新しい形成に与えられる。以前のハウスホールド番号は、削除コード及び削除日付として保存される。これは、いくつかの期間にわたるハウスホールド組み合わせの追跡を可能にし、子女の一人が移動した後(または団体ハウスホールドの場合、子会社が売れた後)にも、家族を共に連結する。
【0057】
段階2F:団体ハウスホールド
コンタクト記録は、Dun & Bradstreetのような団体階層構造データを含む第三者のファイルにリンクされる。以下に示すようなリストが構築される。
会社データとリンクされた顧客を示すサンプル表
【表7】
Figure 2004504646
段階2G:ハウスホールドポスティング(post)
本プロセスにおいて、ハウスホールド番号が顧客リストにポスティングされる。初期実行後、残っているハウスホールドがあれば、参照履歴のために以前のハウスホールド番号が維持される。すべての参照履歴は、生成日付及び再割当または削除日付(発生する場合)に日付が記入された時間である。これは、結婚結合(または団体合併)が結合のソースだった家族または実体をさらに指示することを可能にする。これは、富の形成及び団体階層構造の発展または合併履歴を追跡するのに重要である。
【0058】
段階2H:抽出
マーケティング顧客のデータベースを用いて、同一のハウスホールド内にある記録に対する名前、住所及び社会保障番号を抽出する。
段階2I:実際顧客TMリンク(女性マッチング)
同じ住所に同一の女性の名字を有し、かつ同一の社会保障番号を持つ記録は、同一の顧客と見なされる。多数の構成員ハウスホールドに対してハウスホールド名で他の記録とマッチングする顧客記録は、実名と見なされる。これが、単一構成員のハウスホールドならば、大部分のアプリケーションを有する名前が選択される。記録がリストに付加され、実際顧客グループ化の構成員と見なされる記録に対する口座タイプは、真の顧客TMと現れ、二つともデータベース上に残される。次に、異なる名字及び名前が「ニックネーム・ローケイト(locate)」ファイルにポスティングされる。例えば、ある人が職場ではSue Jones(結婚前名前)を使用し、うちではSusan Deweyを使用することがある。2個の名前が同じ住所で2個の口座上に存在することがある。
【0059】
段階2J:実際顧客リンクのポスティング
2個のマーケティング顧客が同一であると見なされる場合、一人の顧客は、他のマーケティング顧客の識別子と実際顧客の交差参照リスト内に関係コードを有している。この場合、ニックネーム・ローケイト記録が生成される。
【0060】
段階2K:抽出
各マーケティング顧客に対して、本段階は、マーケティング・ハウスホールド及び実際顧客の交差参照(ひとつが存在する場合)を抽出する。一人以上の顧客を有する口座もまた、抽出された顧客対口座の交差参照を有する。
段階2L:実際ハウスホールドTMのリンク
同一の口座から由来した個別記録は、同一のハウスホールドの構成員であると仮定する。例えば、同一の口座上で同じ住所に住んでいる姑がいる場合、この人は、ハウスホールドの構成員と仮定する。これは、母がまた再婚する場合に第1の結婚の子女達をハンドリングする。第1のハウスホールドは、マーケティング・ハウスホールドと呼ぶ。マーケティング・ハウスホールドの交差参照下で、実際のハウスホールドの交差参照がデータベースに生成され維持される。これは、市場調査者がハウスホールドの実際数字をよく知ることができるようにする。このような技術を採用しなければ、ハウスホールドを過多にカウントすることになり、クロス販売比率を過小カウントすることになるが、この場合は、反対現象が発生する。口座を共有しながらも、同じ住所に住んでいなくて、実際には分離されたハウスホールドに存在する姑がいるはずである。ハウスホールドの若干の過小カウントがあり得るが、この技術を利用しないことによって発生する過多カウントよりは、少ないだろう。
【0061】
段階2M:実際ハウスホールドのポスティング
本プログラムは実際のハウスホールドをマーケティング顧客の交差参照にポスティングする。
段階2N:社会保障及び顧客の抽出
各マーケティング顧客の名前、住所、社会保障番号を抽出する。
段階2O:真の顧客のリンク
社会保障番号(または利用者が希望する場合、電子メール、電話番号または旅券番号)、名字、名前、及び追加語が段階2Nで生成されたリストファイルと比較される。それらが同一ならば(使用者の定義下で十分に近接すれば)、顧客は同一人と見なされる。
【0062】
段階2P:真の顧客のポスティング
本プログラムは、真の顧客の交差参照をマーケティング顧客の参照符号及びアップデート(または削除)日付にポスティングする。本プログラムは、生成されたすべての交差参照をポスティングするためのプロセスに反復的に利用する(例えば、段階6D及び段階6Fからの出力)。
段階2Q:存在するハウスホールド及び顧客の交差参照の抽出
前記段階2Aないし2P及び手順1で生成された実際のハウスホールド、実際顧客、真の顧客及びマーケティング顧客の交差参照を抽出する。
段階2R:真のハウスホールドTMのリンク
真の顧客が2個の実際のハウスホールドまたは2個のマーケティング・ハウスホールドに属するとしたら、ハウスホールドが組み合わせられて真のハウスホールドを形成する。
【0063】
段階2S:真のハウスホールドのポスティング
真のハウスホールドは、関連したマーケティング顧客のための相互参照リスト及びアップデート(または削除)日付にポスティングされる。
段階2T:マーケティング顧客と関連したすべての交差参照の抽出
前記説明したすべての交差参照を抽出する。
段階2U:スーパー・ハウスホールドTMまたは社会的ネットワークTMのリンク
スーパー・ハウスホールドTMは、共通リンクを共有する任意の組織または個人と見なされる。
スーパー・ハウスホールドのリストをすべての顧客対顧客リンクで構築することによって、以下に示す形態のダイヤグラムの表現が可能である。口座タイプは、各共有したリンクタイプに対して維持される。
【0064】
サンプル接続タイプ:
・他の顧客              ・結合口座番号
・口座番号及び口座タイプ       ・ハウスホールド番号
・電話番号              ・スーパー・ハウスホールドTM番号
・ニックネーム(使われる他の名前)   ・口座番号へのリンク
・社会保障番号            ・「ノーリンク」顧客
・電子メール住所           ・「ノーリンク」ハウスホールド
・Dun & Bradstreet番号        ・ハード−リンク顧客
・実際顧客TM             ・ハード−リンク・ハウスホールド
・実際のハウスホールドTM       ・真の顧客TM
・真のハウスホールドTM
段階2V:スーパー・ハウスホールドまたは社会的ネットワークリンクのポスティング
スーパー・ハウスホールド記録がマーケティング交差参照リストにポスティングされる場合、交差参照のためのアップデートまたは削除日付が維持される。
【0065】
手順3 漸増型付加、変更及び削除
本手順は、先の期に生成された記録と口座コンタクトを比較できるようにする(図9参照)。他の方法では、このようなメンテナンスはそれらが発生するによってリアルタイムでトラップ(trap)されてアップデート・プロセスに転送される。可能な3種類の記録タイプ、すなわち付加(新しい口座の記録)、削除(これ以上存在しないか、閉鎖された口座の記録)及び変更が識別される。他の方法では、異種システムからのメンテナンスがリアルタイムでトラップされると、メンテナンスデータは、漸増型アップデート・プロセスにリアルタイムで転送されるはずである。記録は、スクラビングに関する段落で説明したようにスクラッブされる。削除は、移動した、フォワーディングの住所無しに移動した、または口座が削除されるか閉鎖されたものとしてカテゴリー化される。一度スクラッブされると、すべての記録は漸増型アップデート・プロセスを通じてデータベースに送られる。
【0066】
手順4 ポスト及び分散
核心フィールドを比較し、存在するデータベースに対する新しい付加を評価することによって、新しい記録は、データベースに漸増的にマッチングされる。Innovative−FindTM及びInnovative−UpdateTMのような方法は、このような種類のクライアント・データベースを漸増的にアップデートする。これらのシステムに利用される内容、手順及び属性は、Innovative Systemsの所有であるが、コボル及びCのような従来のプログラミング技術及び言語を利用して開発された。マッチングが存在すれば、クロス対照が顧客記録にポスティングされ、付加が口座ファイルに形成される。
【0067】
住所の変更がある場合、変更された住所は、顧客記録にポスティングされる。ディストリビュータTM関数は、個人が他の口座を有しているかを決定する。規則セットを基盤にして、他のCIF及びデータ保管所を含むアップデート記録がレガシーシステムにまた転送される。それとも、以前の顧客記録と新しい顧客が「真の顧客」のキーを共有する場合、新しい住所は、新しい顧客を生成する。新しい住所での顧客とマッチングされる任意の記録のためにデータベースに対する検索を行なう。また、漸増型ハウスホールディングを行なう。顧客が現在のハウスホールドと組み合わせる場合、以前のハウスホールドのすべての構成員に対して生成された類似リンクで、顧客が由来するハウスホールドに参照リンクが生成される(参照履歴をメンテナンスする)。記録が新しいハウスホールドを誘発すれば、参照履歴はその人が属していた以前のハウスホールドを続いて示す。したがって、子女がデータベース上で他の家族と結婚すれば、2人の子女が各々のハウスホールドから離れる時、時間基盤の参照履歴を利用できるので、彼らが由来するネットワーク内で2個を共に見ることができる。これは、金融サービス産業において富の形成を追跡するのに非常に有用である。これに加えて、これは、同一のハウスホールドの組み合わせを有する2個の期間の間の購買パターンを比較できるようにする。
【0068】
手順5 口座情報からマーケティング顧客を決定 現在の技術状態
本手順は、手順1及び2(図10参照)で生成された各マーケティング顧客の記録に対する口座情報及び他の顧客へのすべてのリンクをセットアップする。このような手順は、Innovative−MkISTMマーケティング・システムのようなソフトウェアに含まれた従来の技術を利用して達成できる。
ステップ5A:クライアント口座のクロス対照の抽出
上記で説明した通り、顧客(マーケティング顧客)と関連したデータベース上のすべての形態の関係に対するリストが開発される。リストは、顧客識別子とリンクフィールドを含む。リンクフィールドは、以下のようである。
【0069】
・他の顧客           ・結合口座番号
・口座番号及び口座タイプ    ・ハウスホールド番号
・電話番号           ・スーパー・ハウスホールドTM番号
・ニックネーム(使われる他の名前) ・口座番号へのリンク
・社会保障番号         ・「ノーリンク」顧客
・電子メール住所        ・「ノーリンク」ハウスホールド
・Dun & Bradstreet番号     ・ハード−リンク顧客
・実際顧客TM           ・ハード−リンク・ハウスホールド
・実際のハウスホールドTM     ・真の顧客TM
・真のハウスホールドTM
【0070】
顧客において、ライン番号及びライン内の顧客順序番号は、各顧客に対してメンタナンスされる。ライン1上で発見された第1の顧客の発見されたすべての顧客口座番号のクロス対照ファイルが生成される。
例えば、ライン1が口座#524321のBob & Mary Jonesを有する場合、口座へのリンクを示すBob Jonesに対する記録が生成される。記録は、Bob Jonesが口座#524321にリンクされていることを表す。これに加えて、マーケティング・ハウスホールド番号は、同一のハウスホールド内にいるBob及びMaryに提供するこのようなクロス対照の記録上に配列される。定義上、マーケティング顧客は、ただ一つのマーケティング・ハウスホールドに属することができる。
【0071】
ハード−リンクは、組み合わせなければならないが、マッチング・ソフトウェアで同一の顧客と認識しない顧客記録と定義される。これらは、マッチ及びハウスホールド報告を手動で検討することによって、ファイル内に配列され、検索機能に対するニックネームの記録が自動に生成される。同様に、同一のハウスホールドに属する記録は、ハード−リンク関数と共にリンクされる。これは、ハウスホールディング・プロセスで何が発生するかに関わらず彼らが同一のハウスホールドに強制的にとどまるようにする。また、「ノーリンク」関数がポスティングされる。顧客及びハウスホールド・マッチング関数でクライアントが潜在的にリンクされるが、実際にはリンクされないと発見されれば、「ノーリンク」顧客またはハウスホールド・クロス−参照が生成される。これは、以前にリンクされないものと決定された記録がリンクされずに残っていることを保障する。
ステップ5B:口座データを有する口座対顧客ファイルの融合
【0072】
口座システムは、通常販売ドル、販売単位、現在のバランス等(購入行動、顧客または口座属性)に関するデータを格納する。システムは、これらの価値のうち、任意のひとつを利用して、ユーザーが所望する影響力価値の測定を開発する。顧客キー対口座キークロス対照ファイルは、口座キーにより分類される。多重口座タイプが存在し、各口座タイプに対してこのようなプロセスが遂行される。口座の属性(口座番号、ドル販売、単位、バランスなど)は、クロス対照テーブルを用いて顧客キーに附与される。ただ一つの顧客キーは、使用者の選択的な購買行動または顧客や口座属性を有する各口座タイプ/口座番号の記録に附与される。
【0073】
ステップ5C:マーケティング顧客及びマーケティング・ハウスホールドのためのバランス記録の集合的開発
結果的なファイル(ステップ5Bからの)は、ハウスホールドキーにより、そして顧客キー、口座タイプ及び口座番号により分類される。次に、分析すべき口座の属性(購買行動)により各顧客及びハウスホールドに対する加算を行なう。顧客の口座記録がマーケティング及び顧客属性により収集されると、それらは最上位から最下位までであり、1ないしnでランクされる加算された属性を基盤として分類する(nは、顧客の受任、またはハウスホールドバランス記録が開発された場合ならハウスホールドである)。次に、Nは、順位に分割されて、関係価値または選択された購入行動統計を基盤として顧客百分率を計算する。前記プロセスを繰り返すことで、ハウスホールド・マーケティングの属性データベース内でハウスホールドの順位及び百分率を決定する。
【0074】
手順6ないし8 家族の崩壊
ただ一つの口座の属性が一つの顧客の記録に対応するので、顧客属性の合計が企業属性の総合計(販売単位、販売基盤、預金バランス等)と同一にする会計監査コントロールがある。これに加えて、マーケティング顧客とマーケティング・ハウスホールドカウントがある。手順6ないし8は、分析すべき各企業の属性に対する顧客の属性の収集に到達するように設計する。手順6は、真の顧客と実際顧客に対してこれを達成し(図10参照)、手順7及び8(図11及び12を各々参照)は、実際のハウスホールド及び真のハウスホールドに対して手順6で各々利用されたステップを繰り返す。
【0075】
手順6 家族の崩壊部分i 真の顧客用
ステップ6A:真の顧客の開発
ステップ5で開発された、マーケティング顧客対真の顧客、実際顧客、真のハウスホールド、及び実際のハウスホールドのクロス対照のファイルを、マーケティング顧客と真の顧客とに分類する。真の顧客のIDは、マーケティング顧客のIDに代わる。
ステップ6B:真の顧客に分類
次に、ファイルは真の顧客のIDに分類する。
ステップ6C:収集
収集プロセスが手順5から繰り返されて、真の顧客のカウント及び真の顧客のバランス記録が示される。
ステップ6D:エッジリセット
【0076】
顧客対顧客のファイルをマーケティング及び真の顧客に分類する。次に、真の顧客の識別子は、「フラム(from)」コラムでマーケティング顧客に代替され、「フラム」顧客の識別子を基盤にして再分類される。プロセスは、「トゥ(to)」クロス対照を繰り返すべきである。それから、識別子は、真の顧客ネットワークの状況表現に対するエッジ(edge)にリセットされる。
ステップ6Eないし6H:実際顧客に対する反復
ステップ6Aないし6Dは各実際顧客に対して繰り返す。
結論:
ターゲッティング(targetting)及び分析のために、真の顧客と実際顧客の両者に対するデータベースが存在する。
【0077】
手順7 家族の崩壊 部分ii 実際ハウスホールドのバランス記録とエッジを生成
マーケティング顧客対実際のハウスホールドの抽出を行なう。顧客に属する実際のハウスホールドがない場合、マーケティング・ハウスホールドを抽出する。実際のハウスホールドを有する顧客に対するマーケティング・ハウスホールドのキーに代替され、データを再収集する。
【0078】
手順8 家族の崩壊 部分iii 真のハウスホールドのための手順7を反復
手順7が繰り返されて真のハウスホールドに対するエッジを開発する。
【0079】
手順9 影響力の価値
本ステップは、一顧客が他の顧客に持つ影響力の価値を決定するだけでなく、顧客自身を価値評価するプロセスを説明し、このステップは、使用者が販売及びマーケティング・チャンネルが構成されバランシングされる方式を変えることができるようにする。このようなプロセスは、「社会的ネットワーキング」、すなわち個人間の通信を説明する社会学者及び通信専門家によって開発された技術を通じて顧客関係を調べることによって達成される。図15及び図16は、会社内の通信パターンのダイヤグラムを図示する。これは、図3に示したダイヤグラムによる顧客管理と関連し、この会社のCEOは、家族及びいろいろな事業所有権を持っていることを図示する。これにより、Mr. Smithと事業する会社は、その口座をハンドリングする中に細分化を有しており、その会社は、Mr. Smithが会社を育てるのに影響を有するすべての追加的な事業の価値を測定する。
【0080】
銀行のような金融サービス会社の例では、販売チャンネルの構成方法及び価格の決定方法ととても密接な関係を有している。銀行は、前からこのような現象を認識していて、このような性質の個人(私的バンキング)にカーターリング(carter)するように意図された部署を配置した。難しい点は、これらの部署が個人的な関係価値を除いては、この部署にどの顧客が属するかを決定する方法がないという点である。以下の表は、各顧客が銀行とどの程度の事業を行っているかを図示している。
【表8】
Figure 2004504646
【0081】
伝統的なマーケティング・システムを通じて利用可能な情報からの前記表に基づいて、顧客であるJohnは、預金がたった$1,351だけなので、個人バンキングには適切でないだろう。正常的な環境下で、Johnはその手数料が減免されないまま小切手処理のために料金が賦課されるはずで、一つの行動は潜在的に銀行との関係を悪化させ、したがって銀行は、Johnが影響力を持っている追加的な事業や将来事業の利益をおさめることができる。追加的に、多数の口座管理者、例えば信託(投資のためのひとつ及び経営のためのひとつ)、中間の市場連合貸出、消費者バンキング、ロンドン事務室の役員及び不動産貸出のような部署の個人がJohnに割り当てられる。また、その妻も同じ数の貸出業者を持つことができ、かつ年金計画及び401(k)計画に対する信託部署からの管理者を持つこともできる。潜在的には、このような関係をハンドリングする銀行員の数は減少しうる。これに加えて、一部署は、彼らの行動が他の部署にどのように影響を及ぼしているかを理解することができる。
【0082】
表を注意深くみれば、顧客のJohnは、預金$1,351を持っていることがわかる。彼は、$1,659,710の預金と投資額を持っているハウスホールドの構成員である。彼は、その義母と結合口座を有しており、その義母(彼女は彼と一緒に暮らす)は、$83,378の投資額と預金を持っている。その家族が私的に保有する会社は、$1,868,608の預金と投資額を持っている。Johnが影響し得るすべての関係の総合計は$3,611,696であり、これは、本発明の「影響力価値」の計算をしなくては識別されることができない。組織がこの顧客の特性を識別出来ない方法の測定は、顧客を、その自体の価値、そしてその影響力価値を順位化することによって導き出す。例えば、Johnは、その預金額に基づく順位の決定時、1000番目の顧客になるはずである。その影響力に基づいて彼は10番目である。顧客の影響力順位で顧客順位を差し引きすることによって、顧客価値の低評価程度を強調できる。「影響力価値」は、個人や会社のような実体から一つ以上のノードが分離された顧客の測定基準を加算することによって導き出されるすべての事業(販売、預金、利益、貸付等)と定義され、以下の手順(図13参照)を利用して測定される。
【0083】
ステップ9A:抽出(顧客クロス対照)
上記で説明した通り、顧客(マーケティング顧客)と連関したデータベース上のすべての形態の関係に対するリストを開発する。リストは、顧客識別子とリンクフィールドを含む。リンクフィールドは、次の通りである。
・他の顧客           ・結合口座番号
・口座番号及び口座タイプ    ・ハウスホールド番号
・電話番号           ・スーパー・ハウスホールドTM番号
・ニックネーム(使われる他の名前) ・口座番号へのリンク
・社会保障番号          ・「ノーリンク」顧客
・電子メール住所         ・「ノーリンク」ハウスホールド
・Dun & Bradstreet番号      ・ハード−リンク顧客
・実際顧客TM            ・ハード−リンク・ハウスホールド
・実際のハウスホールドTM      ・真の顧客TM
・真のハウスホールドTM
各顧客に対して、データベース上の各顧客に対して一つの記録が生成され、それらは顧客にリンクされる。
ステップ9B:バランス記録と融合
顧客対顧客クロス対照ファイルは、顧客識別番号及び口座タイプにより分類される。プロセス5で、各マーケティング顧客に対するバランス記録が生成された。バランス記録はリンクされたすべての顧客に附与する。
【表9】
Figure 2004504646
[注:「タイプ」コラムで、「I」は個人を示し、「O」は組織を示し、「A」は前記で定義されたように、組織に対する類似した関係を示す]
【0084】
上記の例で、顧客Aは、組み合わされたすべての口座で$1,000のバランスを有している。生成された第1の記録は、顧客Aが自分にリンクされたものを図示している。図示したタイプは、処理5Aでの定義から導き出される。
【0085】
ステップ9C:影響力価値TMの開発
6Bで生成されたファイルは”顧客へのリンク”フィールドに分類された後、”顧客”フィールドに更に分類される。類似の”顧客へのリンク”グループ内の顧客の発生は唯一である。
【0086】
各記録タイプに一つずつ、3種類タイプの記録が開発された。したがって、類似記録タイプ及び最大3個の交差タイプに対する要約記録がある(例えば、個人対組織、個人対類似個人、組織対個人、組織対類似組織、組織対組織、個人対個人)。2個の要約記録が生成される。一つは直接的な影響力(類似関係ではない)に対したものであり、もう一つは間接的な関係TM(類似関係)に対したものである。したがって、これらの記録の開発を通じて、データベース内で関係がある顧客に対して顧客が直接的で間接的に有する影響力の測定が生成される。
【0087】
手順10 顧客報告及び分析
影響力に対するバランスファイル及び顧客バランスを利用して、選択された顧客に対するリンクが他の顧客に見られることができる。更に、顧客が他の顧客に与える影響力が示される(図5及び図6参照)。
【表10】
Figure 2004504646
【0088】
手順11 データ分析
結果情報は商用ソフトウェアを利用して販売、信用、及びマーケティング情報を生成するのに利用する。
【0089】
手順説明の終了
本発明は企業対顧客または企業対企業の販売、マーケティング及び顧客管理からの関係ネットワークが存在するいかなる問題までも拡張することができる。そういう拡張の一例が薬理学の領域である。
例えば、疾病は、以下の項目によりカテゴリー化することができる。
・家族
・形態(顕微鏡での特性)
・影響を受けること
−器官
−筋肉組織
−関節
−骨
・症状
薬品は、以下のようにカテゴリー化することができる。
・組成
・処理される疾病
【0090】
本発明のシステムを利用すれば、共通の組成を有するすべての薬品のリストを構築できる。そして、一つの症状や複数の症状、疾病群、または特定疾病の処理に共通の組成を分離することができる。また、薬品の成功比率を提供し、組成に成功比率を帰属させ、組成の結合成功比率を加算することによって、このようなアプリケーションに影響力を同様に適用することができる。これにより、潜在的に将来現在の薬品で発見される組成の組み合わせから薬品が開発されるように誘導する。最小限、クロス対照は組成で構築され、組成は薬品、疾病群及び顕微鏡特性にクロス対照される。
【0091】
図1は、2個の薬品で生ずる組成を図示している。図2は、疾病により崩壊する家族関係を図示している。疾病2で、薬品B及びCは、二つとも効果的で、二つとも共通の組成を持っていることを示す。薬品BとEが組成を共有し、疾病2に効果的であるとすれば、薬品B及びCに共通の組成を利用して、B及びEに共通の組成を有する新しいプロトコルを開発することができる。また、疾病群で最も多い個数の薬品に共通の組成が最も大きい影響力を持っていると見なすことができる。また、組成及び疾病カテゴリーの量の変動も調べることができる。
本発明の好ましい実施例について特定の例を挙げて説明したが、本発明は添付の特許請求の範囲内でいろいろと変更して実施することもできる。
【0092】
付録 A: 定義
「プロセス」と「システム」という単語は、互換可能に使われる。
マーケティングクライアント(顧客)TM:共通の名前、名字、住所及び税金識別番号(存在する場合)を共有するすべての口座。
自動別名生成:2人の顧客記録が組合わせられ、名字と名前が異なる場合、データベース上で生き残っていない名字と名前を利用したローケイト記録。
直接関係TM:組織がライン1だけから由来する場合、口座、電話番号、税金番号、D&B番号、または電子メールアドレスを共有する2個の直接的顧客。
エッジ:一つのリストに両側識別子を表示した2人の顧客(またはハウスホールド)間の関係。
【0093】
等価(Equal):使用者により収容可能な誤字又はミスマッチングとして定義できること。
間接的(類似)関係TM:組織が会計アプリケーションのライン2以上で発生する場合に直接的関係と定義される関係。
【0094】
マーケティングハウスホールドTM:同一の住所と名字を有するすべての顧客ノーリンク(No Link) TM:決してリンクされてはならない2人の顧客または顧客がハウスホールドに入られてはならないことを表す顧客またはハウスホールドキーの 対ノーマッチリンク TM:アプリケーションクロス対照リストで、メンテナンスが許容されない顧客及びハウスホールドクロス対照。
【0095】
実際顧客TM:a)名前が同一で、住所が同一で、かつ社会保障番号が同一の女性、b)同一の名前を有する一つの記録で二重名字を有する男性、c)同一の住所で、同一の税金番号及び/または同一のD&B設立番号及び/または本部番号を有する会社。
【0096】
実際ハウスホールドTM:共同口座と異なる名前を有する顧客及び一つ以上のマーケティング顧客記録を有する実際顧客。
真の顧客TM:a)同一の名字と名前及び同一の税金番号を有し、第2の住所での少なくとも一つの名字が多数の構成員ハウスホールド用第1の住所で一つの名字と同一の顧客。b)同一の税金番号及び/または本部または設立D&B番号を有する組織。
【0097】
真のハウスホールドTM:真の顧客関係を実際ハウスホールドに持ち込む。
家族の崩壊TM:ハウスホールドまたは一つ以上のリンクが離間されたリンクを組み合わせることで、データをリクラスタリングするシステム(各離間リンクは影響力の等級と呼ぶ)。
【0098】
時間基盤の参照履歴:マーケティング顧客のすべての以前リンクがメンテナンスされる。これは、「購入行動」の測定のためのハウスホールド組合が2個の期間にわたり同一にすることができ、ハウスホールドシフトの結果である行動と非行動を除去する。
【0099】
影響力価値TM:直接及び間接にカテゴリー化される。直接的影響力は、個人対組織、個人対個人、組織対個人及び組織対組織にカテゴリー化される。すべての顧客は、個人または組織にカテゴリー化される。個人対個人は、一つの顧客に関連したすべての個人顧客の測定を共に付加する。個人が口座のライン1の組織顧客と関連した場合、個人は、直接的関係を有すると言える。個人がライン2以上の組織に関連した場合、影響力は、間接的なものまたは類似したものと見なされる。
【0100】
漸増型マッチTM:すべての名前と住所のオフローディングを要求しないデータフラグメントのクロス対照リストを結合させることによって、漸増アップデートを名前と住所にマッチングするプロセス。
ディストリビュータTM:多くのアプリケーションを持っている顧客に対して一つのアプリケーションの名前と住所が変更される場合、どのアプリケーションが名前と住所を受信するかを決定するプロセス。
スペインマッチング及びハウスホールド:二重名字が存在する場合、重複を決定するプロセス。各顧客記録に2個の名字があり、これらは、名字フィールド1及び名字フィールド2に存在すると仮定する。
【0101】
顧客記録A及び顧客記録Bがあるならば、
−フィールド1の記録Aはフィールド2の記録Bにリンクできる;
−フィールド2の記録Aはフィールド1の記録Bにリンクできる;
−フィールド1の記録Aはフィールド1の記録Bにリンクできる;または
−フィールド2の記録Aはフィールド2の記録Bにリンクできる。
これらのリンクの組合のいずれも、これらが同一の住所にあると、同一の家族であることを示す。名前が同一ならば、これらは、重複である可能性がさらに高い。
類似組織TM:元来アプリケーション会計記録内でライン2以上の組織ライン。
顧客及びハウスホールド実際及び本物:(定義参照)
【0102】
付録 B: 例題プログラミングアーキテクチャー
本発明のシステムは、バッチ(batch)及びAPIフォーマットの両方で具現できる。バッチバージョンは、リンクがメンテナンスされる深さ(または距離)がいくらでも全体データベースにわたる社会的ネットワークリンクの生成を可能にする。すなわち、それが生成する関係の距離を限定するための手段が存在しない。APIバージョンは、バッチバージョンより一層広範囲にリンクの生成を同調させる能力を提供し、関係データベース管理システム(RDBMS)が適切であると仮定する。
バッチ(batch)
【0103】
システムのバッチバージョンは、2個の部分、すなわちウィンドウズGUIプログラムと一連の8個のCプログラムとで構成される。Cプログラムのうち一部は、複数で運用され、プロセスで15個のステップを生成する。これらのすべてのステップは、PC DOS BATCHファイル、スクリプトファイルまたはオペレーティングシステムによる手順で実行される。Cプログラムは、C言語を支援する任意のプラットホーム上で運用できる。現在GUIは、マイクロソフトウィンドウズ環境に限定される。Cプログラムは、共通INIファイルからその動作情報を受信する。それらすべては、命令ライン変数としてINIファイル内に判読される。INIは、入力ファイルが位置する場所、出力ファイルが記録された場所、及び記録の長さと記録内フィールドのようなものを含む。このINIファイルは、Cプログラムを実行できる任意のプラットホーム上で利用できるテキストファイルである。GUIインターフェースの目的は、使用者が使用するに容易な形態でINIファイルを構築することにある。Cプログラムにより、必要なすべての細部事項は、使用者が入力するGUIにより表示される。必要な情報は、次の通りである。
【0104】
入力ファイルの名前及び位置
生成されるログファイルの名前及び位置
出力ファイルの名前及び位置
C実行プログラムの位置
【0105】
入力ファイルの特性を記述するファイル(VFDファイルとも称する)の位置
GUIで構築されるVFDファイルは、入力ファイルから必要なデータを定義するに役に立つ。入力ファイル内の記録の長さが与えられるべきである。これに加えて、2個のフィールドの記録内の長さ及び変位が提供されなければならない。一つのフィールドは、キーフィールドで、通常顧客識別子である。これは、ノードになるはずである。他のフィールドは、通常的な関係である。これは、エッジになる。
【0106】
これらのエッジは、2個のノードが共有する関係、すなわち電話番号、SS/TIN、D&B番号(設立、父母、本部及び目的D&B番号;結合口座;ハウスホールド;及び参照履歴)である。リンクのセットは、エッジのリストを構築するに用いられる。その後、リストが結合されてネットワークを形成する。
INIファイルが定義されると、Cプログラムの運用がGUIにより行われることができ、又はINIはGUI外部で格納されたり利用されることができる。GUIを通じて変更されることが不可能であるとしても、INIはシステムに利用されるすべてのラベル、メッセージ、警告を含む。これらは、現在英語よりなっているが、必要ならば他の言語に変更できる。
【0107】
システムの運営が開示された後、出力ファイルは、キーフィールド、すなわち共に融合されたすべての記録に共通のクラスタリング番号及び「連結(connected to)」記録のキーフィールドを含む。このファイルは、データベースや他の貯蔵所にローディングされ、表示メカニズムを介して眺めることができる。
【0108】
API
概要
このような製品は、一連のクライアント(個人及び/または組織)間の直接及び間接関係を発見するはずである。これらの関係は、関係データベース管理システムに格納される。選択的には、それは、クライアントの各々が口座バランス情報を調べることによって互いに影響を与える本明細書で定義された影響力を計算する。これらの関係を構築するに利用される基準は、使用者定義され、個別的にまたは組み合わせて使用することができる。また、使用者は、このような製品の結果が将来の調査のためにRDBMSに格納されるか否かを制御する手段と、発見の深さを限定する能力を有している。本製品は、データの本質をよく理解するために、第三者のグラフィック可視化ツールで統合されることができる。現在、製品は、ANSI Cで製作されたダイナミックリンクライブラリー(DLL)とオラクルデータベースと共に動作する内蔵のANSI SQLと互換のWindows 95として存在する。
【0109】
用語の定義
ノード:ネットワーク内の任意の唯一な個人または組織
エッジ:2個のノードが関連した手段
ネットワーク:ノード及びエッジの集合、すべてのエッジは、同一のタイプである。
社会的ネットワーク:一つのセットを形成するエッジにより接続されるすべてのノード
直接的関係:オブジェクトAは、オブジェクトBに関連する。オブジェクトBは、オブジェクトCに関連する。
間接的関係:直接的関係から、オブジェクトAはオブジェクトCと関連すると推論する。
公開インターフェース
製品と相互作用するに用いられる数個の公開されたアクセス可能な呼び出し関数がある。
【0110】
リスト及び各々に対する簡単な説明は、次の通りである。
int chmInit(short post Results, short depth, short influence);
この関数は、製品の運用中に使われる数個のプラグを初期化する。第1のパラメータは、結果的なネットワークがデータベースに格納されるかを決定するに利用される。第2のパラメータは、ネットワークの深さを限定するに利用される。最後のパラメータは、影響力計算が行われるべきかを決定する。
int chm Destroy(void);
この関数は、将来利用のための予備である。
int chmInitNetwork(void **network Ptr);
この関数の目的は、ネットワークを格納するに適切であるように、メモリの位置を初期化することである。この関数は、一つのパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。内部データ及び構造が格納されアクセスされる場合、唯一なパラメータは使用者が指定する住所である。
int chmBuildNetwork(void *networkPtr, unsigned long id, ISI_SQL_ERROR*se);
【0111】
この関数の目的は、ネットワークを構築することである。この関数は、3個のパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。第1のパラメータは、ネットワークの住所である。第2のパラメータは、RDBMSで単一個人や組織にマッピングする唯一な数字識別子である。最後のパラメータは、この製品とエンド使用者間の通信領域に利用される使用者により指定された住所である。エラーが発生すると、この関数は失敗をリターンし、第3のパラメータに詳細情報を含ませる。
int chmListNodes(void*networkPtr, DB_ROW*rowArray);
【0112】
この関数の目的は、所定のネットワーク内のすべてのモードをリスティングすることである。この関数は、2個のパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。第1のパラメータは、ネットワークの住所である。第2のパラメータは、ネットワーク内のすべてのノードのリストを含むバッファの住所(使用者により再度指定される)である。
ichmListAdjNodes(void *networkPtr, longid, DB_ROW *rowArray);
この関数の目的は、ネットワークで所定のノードに隣接したすべてのノードをリスティングすることである。この関数は、3個のパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。第1のパラメータは、ネットワークの住所である。第2のパラメータは、父母ノードの識別子である。第3のパラメータは、バッファの住所で、父母ノードに直接関係を有するネットワーク内のすべてのノードのリストを含む。
int chmDestroyNetwork(void *networkPtr);
この関数の目的は、内部的に割り当てられたデータ構造を整理することである。この関数は、ネットワークの住所を受信し、成功/失敗をリターンする。
intchmGetNode(void *networkPtr, longcid, DB_ROW *row);
この関数の目的は、ネットワーク内の単一ノードに関する関連データをリターンすることである。この関数は、3個のパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。第1のパラメータは、ネットワークの住所である。第2のパラメータは、単一ノードの識別子である。第3のパラメータは、ノードに関する多様な情報を含むバッファの住所である。
int chmConnect(char *connectStr, ISI_SQL_ERROR *se);
【0113】
この関数の目的は、データベースに接続することである。この関数は、2個のパラメータを受信し、成功/失敗をリターンする。第1のパラメータは、使用者ID、パスワードを含む使用者及びデータの特定情報及び使われるデータベースの名前を含む。第2のパラメータは、エラーが発生すると、エラー情報を含む。
int chmDisconnect(ISI_SQL_ERROR *se);
この関数の目的は、データベースから連結を解除することである。これは、成功/失敗をリターンする。エラーが発生すると、単一パラメータは、細部情報を含む。
【0114】
パラメータファイルの説明
パラメータファイルは、製品と同一の位置に存在する。パラメータファイルは、角括弧([])により表示される論理ブロックに分割される。各ブロックは、6個のフィールド、active、linkDataType、linkType、query1、query2及びlabelを含む。activeフィールドは、0または1を含み、製品がブロックを飛ばすか、処理することを示す。linkDataTypeフィールドは、0または1を含む。このフィールドの0は、文字基盤データを表し、1は数字を表す。linkTypeフィールドは、関係の形態を区別する順次的番号を含む。query1フィールドは、データベースにアクセスして、クライアント識別番号に与えられた一つ以上のロー(row)をリターンする有効なSQLステイトメントを含む。query2フィールドは、データベースにアクセスして、query1の結果に与えられた一つ以上のローをリターンする有効なSQLステイトメントを含む。labelフィールドは、調査している関係のタイプを単純に説明するに利用される。
【0115】
単一のブロックの例
[test]
active=1
linkDataType=0
linkType=1
query1=select ssn_tin_num from clnt_core cc where cc. clnt_id=:b0;
query2=select cc. clnt_id, cc. nm_lin from clnt_core cc where cc.ssn_tin_num=:b0;
label=Network Social Security Number
出力の説明
前記で説明した通り、製品が構築された後、製品は、選択的にデータベース内にネットワークを格納する。結果テーブルは、製品を運用する前に生成されなければならない。テーブル構造は、以下のようである。
PARENT  NOT NULL NUMBER(10)
MEMBER  NOT NULL NUMBER(10)
KEYDATE  NOT NULL DATE
KEYTYPE  NOT NULL NUMBER(10)
KEY     NOT NULL NUMBER(10)
parent及びmemberフィールドは、データベース内の単一個人や組織の唯一な識別番号を含む。keydateフィールドは、ネットワークが構築された日付を含む。keytypeフィールドは、パラメータファイルのlinkTypeフィールドに相当し、ネットワークタイプを区別するに利用される。keyフィールドは、ネットワークの共通構成員を容易に共にグループ化するに利用される。
[付録A]
本発明を説明するのに利用される用語の定義リストを含むものである。
[付録B]
本発明の実施例を具現するのに利用され得るプログラミング・アーキテクチャーの構成要素の例を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
2個の薬品で発生する混合を示す図である。
【図2】
病気で崩壊した家族関係を示す図である。
【図3】
社会的ネットワークの例を示す図である。
【図4】
本発明のシステムの段階を示す処理フローチャートである。
【図5】
本発明により生成され、好ましい実施例に説明されたソフトウェアを利用した顧客ネットワークTMの可視的表示例を示す図である。
【図6】
本発明により生成され、好ましい実施例に説明されたソフトウェアを利用した顧客ネットワークTMの可視的表示例を示す図である。
【図7】
本発明のデータベースの生成手順を示す図である。
【図8】
本発明の関係階層構造の識別手順を示す図である。
【図9】
本発明の進行中の記録維持及びポスト並びに分散手順を示す図である。
【図10】
本発明の口座情報からのマーケティング顧客の決定及び家族の崩壊(部分i)手順を示す図である。
【図11】
本発明の家族の崩壊(部分ii)を示す図である。
【図12】
本発明の家族の崩壊(続く)手順を示す図である。
【図13】
本発明の影響力の価値計算手順を示す図である。
【図14】
本発明の顧客報告及び分析手順を示す図である。
【図15】
会社内の通信パターンの図面を示す図である。
【図16】
会社内の通信パターンの図面を示す図である。

Claims (22)

  1. ネットワークで、一人の顧客が他の顧客と有するすべての関係を識別し、リンクするに用いられる少なくとも一つの関係データベースを生成するためのコンピュータ化した方法において、
    A.一つ以上存在する顧客記録から前記各顧客に対する口座及びコンタクトデータを抽出し、抽出されたデータを含む前記データベース内に新しい顧客記録を生成するステップ、
    B.抽出されたデータをコンタクトデータと口座データとに分離するステップ、
    C.前記コンタクトデータをパーシング(parsing)して、その個人データ要素を識別するステップ、
    D.追加処理のために前記口座データをステージングするステップ、及び
    E.追加処理のために前記コンタクトデータをステージングするステップ
    を含むコンピュータ化した方法。
  2. 関連及び重複記録の識別のための表またはリストを生成する以下のステップをさらに含み、このステップは、
    A.新しい顧客記録内に含まれた個人をマッチングして、重複を検出するステップ、
    B.新しい顧客記録内に含まれた組織をマッチングして、重複を検出するステップ、
    C.前記重複顧客記録を組み合わせて、データの生成と共に組み合わされた口座及び顧客クロス対照を有する統合されたマーケティング顧客を生成するステップ、
    D.前記マーケティング顧客を個人及び団体の記録に分離するステップ、
    E.前記個人マーケティング顧客記録をマッチングして、前記マッチング記録を個人マーケティング・ハウスホールドに組織化するステップ、
    F.前記団体マーケティング顧客記録をマッチングして、前記マッチング記録を団体マーケティング・ハウスホールドに組織化するステップ、
    G.各個人マーケティング・ハウスホールド及び各団体マーケティング・ハウスホールド用識別番号を参照的に生成するステップ、
    H.同一のハウスホールド内にあるマーケティング顧客記録に対するコンタクト情報を抽出するステップ、
    I.前記個人マーケティング顧客記録をマッチングして、一つ以上の名前を有する各女性顧客に対して真の顧客を識別するステップ、
    J.各真の顧客に対して、関連したマーケティング顧客とのリンクを提供し、前記真の顧客と関連したすべての他のマーケティング顧客を識別するステップ、
    K.各マーケティング顧客に対して、そのマーケティング・ハウスホールド及び真の顧客クロス対照リスト、及び利用可能ならば顧客対口座クロス対照リストを抽出するステップ、
    L.前記個人マーケティング・ハウスホールド記録をマッチングして、同一の口座から由来する各個人マーケティング顧客記録に対して、真のハウスホールドを識別するステップ、
    M.各真のハウスホールドに対して識別番号を参照的に生成し、前記真のハウスホールド内の各マーケティング顧客に対して前記識別番号をクロス対照に提供するステップ、
    N.各マーケティング顧客に対するコンタクト情報を抽出するステップ、
    O.社会保障番号、電子メールまたは電話番号、旅券番号、名前、名字、ニックネーム、または以前のステップで生成されたリストファイルからの他の識別情報を比較し、前記比較が実質的にマッチングされた結果を生成すると、前記リンクを生成することによって、同一の真の顧客と関連した各マーケティング顧客記録に対してリンクを提供するステップ、
    P.各真の顧客に対して、その関連したマーケティング顧客とのリンクを提供し、前記真の顧客と関連したすべての他のマーケティング顧客を識別するステップ、
    Q.以前ステップで識別された前記真のハウスホールド、真の顧客、実際顧客及びマーケティング顧客に対するクロス対照を抽出するステップ、
    R.各真の顧客に対して、その関連したマーケティング顧客とのリンクを提供し、真の顧客が2個の実際ハウスホールドまたは2個のマーケティング・ハウスホールドの範ちゅうにあれば、真の顧客と関連した真のハウスホールドを識別するステップ、
    S.マーケティング顧客と関連したすべてのクロス対照を抽出するステップ、
    T.共通リンクを共有する任意の組織や個人に対するスーパー・ハウスホールドのリストを構築し、共有したリンクの各タイプに対する口座タイプを維持するステップ、及び
    U.各スーパー・ハウスホールドに対して、その関連したマーケティング顧客とのリンクを提供し、前記スーパー・ハウスホールドと関連したすべての他のマーケティング顧客を識別するステップ
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. リンクされてはならない顧客記録の各対にはノーリンク(no link)クロス対照がポスティングされる請求項2に記載の方法。
  4. 2個の顧客記録がリンクされるものの、同一にマッチングされない場合、別名検索アルゴリズムが呼び出される請求項2に記載の方法。
  5. スペイン語またはポルトガル語で記録された二重名字を有する重複顧客記録を識別するためにスペイン型マッチ及びハウスホールド・アルゴリズムが呼び出される請求項2に記載の方法。
  6. 各記録口座に含まれるデータと、最終調査期間から前記記録に含まれるデータとを比較することによって、前記顧客記録からの漸増型付加、変更及び削除が参照的に生成される請求項2に記載の方法。
  7. 前記削除は移動した、フォワーディング住所無しに移動した、または口座が削除されるか閉鎖されたものとしてカテゴリー化される請求項6に記載の方法。
  8. 前記付加に含まれるデータと、前記顧客記録に含まれる既存のデータとを比較することによって、新しい顧客記録が漸増的に生成される請求項6に記載の方法。
  9. 口座情報及び他の顧客記録へのリンクは、以下のステップを含んで生成された各マーケティング顧客記録に対して提供され、前記ステップは、
    A.リンクを他の顧客と識別する顧客識別子及びリンクフィールドを含むマーケティング顧客と関連した関係のすべてのタイプに対するリストを開発することによって、クライアント口座クロス対照を抽出するステップ、
    B.口座データを提供し、各口座タイプに対する口座キーにより口座キークロス対照ファイルに顧客キーを分類し、クロス対照表を用いて前記顧客キーに口座属性を附与することによって、口座を顧客記録に融合させるステップ、
    C.前記以前ステップからの結果ファイルを、ハウスホールドキー、次に顧客キー、口座タイプ、及び口座番号により分類した後、分析される口座属性により各顧客記録及びハウスホールド記録の収集を行うステップ、
    D.収集された属性を基礎にして、前記収集された記録を最上位から最下位に分類し、前記記録を順位化し、関係価値または選択された購入行動統計に基づいて顧客百分率を計算するステップ、
    E.前記以前ステップを繰り返して、ハウスホールド・マーケティングの属性データベース内でハウスホールド順位及び百分率を決定するステップ
    を含む請求項2に記載の方法。
  10. 第9項に付加されたステップから開発されたファイルは、マーケティング顧客及び真の顧客に分類し、収集プロセスを繰り返して、真の顧客及び真の顧客バランス記録のカウントを提供する請求項9に記載の方法。
  11. 第10項に付加されたステップが実際顧客に対して繰り返されて、実際顧客及び実際顧客バランス記録のカウントを提供する請求項10に記載の方法。
  12. 第9項に付加されたステップから開発されたファイルは、マーケティング顧客、マーケティング・ハウスホールド及び実際のハウスホールドに分類し、収集プロセスが繰り返されて、実際のハウスホールド及び実際のハウスホールドのバランス記録を提供する請求項9に記載の方法。
  13. 第12項に付加されたステップが真の顧客に対して繰り返されて、真のハウスホールド及び真のハウスホールドのバランス記録のカウントを提供する請求項12に記載の方法。
  14. 個人や会社等のマーケティング顧客から一つ以上のノードが分離された顧客の測定基準(metrics)を加算することによって、前記マーケティング顧客から導き出されるすべての事業として定義される各マーケティング顧客に対する影響力価値を計算し、
    前記計算は、
    A.他の顧客へのリンクを識別する顧客識別子、及びリンクフィールドを含むマーケティング顧客と関連したすべてのタイプの関係に対するリストを開発することによって、クライアント口座クロス対照を抽出するステップ、
    B.口座データを提供し、顧客識別及び各口座タイプに対する口座キーにより顧客対顧客クロス対照ファイルを分類し、クロス対照テーブルを用いて口座属性を前記顧客キーに付着することによって、顧客記録に口座を融合させて、前記マーケティング顧客にリンクされたすべての他の顧客に利用可能な、各マーケティング顧客に対するバランス記録を生成するステップ、
    C.類似したリンク対顧客フィールド内に顧客識別キーの発生が唯一であるように、前記以前ステップで生成されたファイルをリンク対顧客フィールド及び顧客フィールドにより分類することによって、選択されたマーケティング顧客、真の顧客、実際顧客、マーケティング・ハウスホールド、実際のハウスホールド、真のハウスホールドまたはネットワーク内の記録等のユーザー定義グループに対する影響力価値を開発するステップ、
    D.個人対組織、個人対類似個人、組織対個人、組織対類似組織、組織対組織及び個人対個人のような類似記録タイプ及び最大3個のクロス対照タイプに対する要約記録が存在するように、各記録タイプに対して3種類の記録を生成するステップ、及び
    E.直接的影響に対する要約記録及び間接的関係または類似関係に対する要約記録を生成して、選択された顧客がデータベース内で関係がある顧客に直接または間接的に及ぼす影響の測定を生成するステップ
    を含む請求項9記載の方法。
  15. 顧客が他の顧客と有する関係を識別し拡張する方法において、順次行われる、第9項ないし第12項のステップを含む方法。
  16. コンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステムにおいて、
    顧客ネットワークを構築するように顧客関係のリンクを可能にし、目標顧客から一つ以上のリンクが分離された顧客影響力価値測定の計算が順次行われる、第1項ないし第14項の方法を含むステップを利用して構築できるコンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステム。
  17. コンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステムにおいて、
    ユーザーが希望する顧客またはハウスホールドの定義を反映するようにリンクされた関係の組織化を可能にすることで、前記関係が任意の所定の時点での環境で使用者の特定目的のために組織化されることによって、顧客及びハウスホールドの情報が正確にデータを反映するコンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステム。
  18. コンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステムにおいて、
    ユーザーが希望する顧客またはハウスホールドの定義を基にし、かつ影響力価値測定を包含又は排除し、個人対組織、個人対個人、組織対個人、または組織対組織のようなパラメーターによりさらに定義され、関係について関係が類似するか直接的であるか否かによって組織を関連させる顧客価値測定の計算を可能にするコンピュータ・データベース・アーキテクチャー及びシステム。
  19. コンピュータ化したシステムにおいて、
    小さな都市の銀行管理者が、その都市内でその顧客及び顧客の銀行との関係を知っている知識のタイプと似た情報を使用者に提供する顧客に関する情報を処理する方法に基づいて、会社や組織での一対一マーケティング活動を可能にするコンピュータ化したシステム。
  20. コンピュータ化したシステムにおいて、
    使用者が価格決定、提供されるべき追加製品、提供されるべきサービスレベル、及び危険管理を含む(これに限定されるものではない)より効果的な顧客管理戦略を定義できるようにする顧客に関する情報を処理する方法に基づいて、会社や組織内の一対一マーケティング活動を可能にするコンピュータ化したシステム。
  21. 使用者指定規則に基づくアプリケーションクロス対照を識別し、前記アプリケーションの一部または全部がアップデートに送られて、前記データベースでアップデートされた情報を変更し、前記アプリケーションが最新情報を含むように使用者選択で自動的に更新されるようにすることによって、データベース内で変更されたデータを、前記データベースを用いたアプリケーションでアップデートさせることが可能なステップをさらに含む請求項14に記載の方法。
  22. 前記各漸増型付加、変更及び削除に対する生成日付または削除日付は、同一のハウスホールドの組み合わせに対して顧客測定基準が時間にかけて追跡され得るように適用可能に識別されることによって、ハウスホールドを離れた個人や組織がそのハウスホールドと識別することができる請求項6に記載の方法。
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