JP2004501616A - 増大した充填密度を有するスナック片設計 - Google Patents
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Abstract
本発明は、増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片、及びかかるスナック片を製造する方法に関する。より詳しくは、本発明は増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片に関し、スナック片は入れ子配置で配向している。
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明は、増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片に関する。より詳しくは、本発明は増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片に関するが、スナック片は入れ子配置に配向している。
【0002】
(背景)
ポテトチップ、コーンチップ、トルティーヤチップ、及びその他のようなスナック食品製品及び/又はでんぷん質スナック片の包装は、一般的には、無作為な充填法による袋のような包装中へのスナック片の載置を包含する。使用される袋は典型的にフロー包装であって、ポリマーフィルム袋である。このような袋はスナック包装において最も一般的な形態であるが、ホイル繊維コンポジット缶もしばしば用いられる。使用されるコンポジット缶は、一般的に、繊維紙層、ホイル層、側壁にシールされた金属底部、シールされた上端部及びポリマー被覆キャップから成る紙複合材料から製造される。しかしながら、これらの缶又はキャニスターの大多数は、スナック片の無作為な充填を可能とするためにスナック片の線状幅及び長さ寸法に比較して非常に大きな直径を有する。
【0003】
かかる袋及び大容量缶等へのスナック片の無作為充填は、低バルク密度を有する包装を生ずる。低バルク密度を有する包装は、実質的に包装の容積容量が内部に含有されるスナックの絶対容積よりも大きいような包装である。換言すれば、包装は包装の容積容量によって保持され得るより少ないスナック片の純量を包含する。大容量包装も無作為に充填されたスナック片を袋又は缶の底部に沿って安定させ、包装中に大きな隙間、つまり包装の総容量から包装内に保持される製品の絶対容量を減じたもの、を形成することを許容する。隙間は包装へのより多くの酸素及び湿気を許容し、それによってスナック片が変質し古くなる機会を増大するだけでなく、消費者への低価値感観を生み出す。
【0004】
しかしながら、この無作為充填は比較的に安価であり、高密度入れ子配置又は配列包装中へのスナック片包装より必要エネルギーが少なく、より複雑でないためにスナック片の充填に最も広く使用されている。無作為充填スナック片包装は、スナック片の保管に使用するため高価な保管棚又は消費者の食品貯蔵空間を多量に必要とする。低バルク密度スナック片包装は可搬性が低いため、最終消費者による使用の機会も限定される。スナック片の入れ子配置の梱充填密度又はバルク密度は、容積バルク密度及び線状バルク密度の双方によって測定され得る。
製品の純量調節もスナック片のような包装製品においては非常に重要である。純量は、最終消費者に供給される製品量の主要な指針となり、値測定の鍵である。包装内の重量の正確な供給の規制をするための厳しい法が存在する。また、包装容量に対する純量は、包装のバルク密度が低ければ低いほど、同量の製品を輸送するためにより多くの輸送空間を有するため、配送効率において重大な要因である。
【0005】
1970年3月3日にバウアー(Bauer)らに発行された米国特許第3,498,798号は、集団化した配列を形成するための積み重ね方法によって配列される複数の薄く、チップ型の製品を議論している。バウアー(Bauer)らは、1つは単一の湾曲を有し、もう1つは配合湾曲を有する2種のチップ型スナック製品について議論している。プロクターアンドギャンブルプリングルス(Procter and Gamble Pringles)(登録商標)ポテトチップブランドは、ホイル繊維缶中に包装される配合湾曲を有する積み重ねポテトクリスプの入れ子配置を使用する。積み重ね配置されたポテトスナック片を有する他のホイル繊維缶があり、その中で各スナック片は単一湾曲を有する。
しかしながら、ただ湾曲を有するスナック片を提供することが、常に高バルク密度をもたらすとは限らない。大きなスナック片及び湾曲を有するスナック片は、各片間に大きな空隙を残すような方法で構成されるため、特に空間的に非効率となり得る。1989年7月4日にスワーク(Szwerc)に発行された米国特許4,844,919号に記載されているように、湾曲した片の使用は充填製品のバルク密度を低下するのに望ましい。したがって、スナック片の厚さ、湾曲、重量、及び配向は上述の無作為充填を超える密度を達成するために思慮され、潜在的に最適化されねばならない。
【0006】
密集した入れ子配置におけるスナック片の載置の際の付加的な問題は、トルティーヤチップのような特定のスナック片が表面特徴を有することである。すなわちスナック片にぱりぱり感を提供するスナック片の表面にある泡又はブリスターである。この表面特徴又はブリスターはスナック片の平均厚さを増大する傾向があり、従ってスナック片入れ子配置の充填密度を低下する。加えて、これらの表面特徴は非常に薄く、脆い傾向がありそれによって破壊する恐れがある。したがって、密集した入れ子配置中にこのような特徴を有するスナック片を積み重ねる際、その配置に配向させるためにスナック片上に力をかけるが、このような力がその特徴を破損する可能性がある。無作為充填スナックとは異なり、各スナック片の上端及び下端表面はお互いに密に接触するように配置され、それによって表面特徴が圧縮され得る確率が増大する。さらに、各付加スナック片はスナック片に垂直な積み重ね上に載置されるので、その下のスナック片上に増加した力が加わる。この増加した力もスナック片の表面特徴を破損し得る。スナック片を、この表面特徴を損なわずに、密集した包装配列で消費者に提供するのが望ましい。
【0007】
スナックチップ及び流体香辛料、「チップディップ」又はサルサは非常に人気があるスナックの組み合わせである。しかしながら、流体香辛料又はディップの流体部分をスナック片に部分的につけることは、消費者に非常な食べにくさをもたらし得る。今日の市場において、チップ型スナック食品のような多くの流通しているスナック片の問題の一つは、チップは特にディップの流体部分をチップ上に置いた後、ディップを受け止めない又は保持しないことである。換言すれば、大抵のチップは、流体ディップをチップ上に含有又は保持できるディップ収容領域、窪み、又は少なくとも任意の十分な大きさを有さない。
トルティーヤチップの表面上の泡のような膨れ上がった表面特徴を有するより厚いスナックチップを有し、継続的に大量のディップを保持し、高包装密度能力を有することができることは有利である。より厚いチップは増大した強度のためディッピング中の破損に、より耐えることもできる。しかしながら、チップをより厚く作成することは、典型的には高包装密度を達成するのをより困難とする条件を生み出す。チップの厚化は、チップ間の間隔を増大し、直線状密度の低下を導く積み重ね配置の際、より変形を少なくできる。泡のような表面特徴は、軽量で厚みを増加させ高充填密度を達成する能力をさらに複雑にする。
【0008】
スナック片の形状及び厚さにおける不一致は、充填密度の低下をもたらす。不規則な寸法化によって、隣接したスナック片間の抵触は入れ子片間の増大した空間を導き、結果として密度の低下を導く。スナック片は、類似の寸法及び形状であることが重要であり、さもなくば連続して積み重ねられたチップは大きな断面積の占有のため、より多くの容量を必要とする。
前述のように大多数のスナックは袋に包装され、少数は缶又はトレイに包装される。特にチップ型スナックであるスナック片は、ホイル繊維缶及び袋と対比して、プラスチックで大寸法容器を作成する高コストのため、半剛体又は剛体壁を有するプラスチック容器中には、一般的に包装されていない。加えて、包装に相当量のH2Oが入るのを防ぐために十分な遮断保護を有するコスト的に有効なプラスチック容器を達成することは難しい。この水遮断がなければ、スナック片は変質及び吸湿し、風味と食感の両方を損失する。加えて、入れ子配置におけるスナック片はプラスチック、半剛体又は剛体容器に包装されていない。
【0009】
向上した充填密度を提供する厚スナック片を有することが望ましい。向上された充填密度を有する入れ子配置において、最適化された脂質含有物を含有するスナック片が望ましい。向上された充填密度を有する入れ子配置において、不揃いの形態学的な表面特徴を有するスナック片を有することが望ましい。増大した充填密度を有するスナック片の入れ子配置を含有する包装キットを有することが望ましい。
【0010】
(発明の概要)
複数の重ね合わせスナック片は表面から伸びている不揃いの表面特徴を包む表面を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は凹湾曲を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は約2.5mmを超える最大厚さを有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える大きな容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は凹湾曲を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が包装中に載置され、この包装が約10×10−5g/mm3〜35×10−5g/mm3を超える充填容積バルク密度を有する。
【0011】
複数の重ね合わせスナック片は表面から伸びている不揃いの表面特徴を包む表面を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約0.4g/mm3を超える直線状バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片はスナック片の約23重量%未満の脂質含有物を含有するスナック片を含み、ここで複数の重ね合わせスナック片が約8.0×10−5g/mm3〜80×10−5g/mm3の容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせ厚スナック片の高バルク密度を作成する方法は、5mm〜約500mmの曲率半径を有する予定湾曲抑制装置に隣接してスナック片の生地片を載置することによってチップの曲率半径を調節し;湾曲抑制装置によって生地片が抑制されている間に、生地片が不揃いな表面特徴が表面から伸びている表面を有する最終スナック片に変形するまで、生地片を調理し;8.0×105g/mm3を超える容積バルク密度を有する複数の重ね合わせスナック片を形成するために、スナック片を他のスナック片に隣接するように配置する工程を含む。
【0012】
(詳細な説明)
本明細書で使用する時、無作為充填とは、任意の入れ子配置又は充填配列中に製品を積極的に配向することのない製品の充填として定義される。包装スナック片の密度は複数のスナック片を、片を実質的に同方向に面するように重ね、隣接する片を部分的に実質的に互いに覆うような配置を形成することで増大させることができる。例えば、1つのスナック片の凹側は、隣接するスナック片の凸側と接する。好ましい実施形態は、多くのスナック片が入れ子配置を形成するために実質的に互いを覆う場合である。本明細書で使用する時、用語「入れ子配置」とは、スナック片が、好ましくは全て同一の方向に向いている各スナック片の表面を貫き、各スナック片の表面に対して一致した角度に走る単一入れ子軸(N)に沿って整列するスナック片のことを定義し、その結果片が互いに重なり合うことができる。好ましくは、入れ子スナック片配置を横切る任意の点での横断面面積は、隣接するスナック片の幾何学的に同様の位置が、スナック片の表面を貫き、所与の幾何学的に同様の位置における各スナックの表面に対して一致した角度で走る同一線に沿って実質的に配置されるように、個々のスナック片の横断面面積と実質的に一致する。一般的に、この線は入れ子軸(N)に平行するか、又は入れ子軸(N)のリード若しくは外線に一致する若しくは従う形状を有する。
【0013】
複数の重ね合わせスナック片はバルク容積密度を有する。この密度はスナック片の純量をスナック片によって占有される容積によって割ることで定義される。これらの重複チップは、種々の配置に置くことができる。占有容積は配置及び各々のスナック片の特定の形状及び寸法に依存する。したがって、当業者はこの容積を計算することができる。好ましい実施形態において、複数の重複チップは、スナック片の入れ子配置の絶対容積当たりのスナック片の入れ子配置の純量として、本明細書で定義される容積バルク密度を有する入れ子配置である。本明細書で使用する時、絶対容積は、直線軸を有する入れ子配置である場合、入れ子軸に垂直な入れ子配置の最大横断面面積に入れ子配置の高さを掛けることによって計算することができる三次元の占有空間として定義される。二次元横断面面積は、予め定められたエリアマーキングを有するグリッド紙上で正確に引かれたエリアの超組み付けに既知の幾何学、湾曲積分器によるエリア計算、又は既知のエリアを有する同様の紙の重量に対する面積のアウトラインに切り取られる紙片の重量との比較によって決定される投影面積を形成する。入れ子配置の高さは、特に、配置がスナック片間隔を最少化するために垂直に配向されている場合、最初及び最後のスナック片間の最大距離として測定される。入れ子軸が直線でない場合の他の配置の容積は、得られる配置の特有な横断面容積の典型である繰り返し単位の入れ子軸の長さに沿った積分によって計算することができる。
【0014】
本明細書で用いる時、入れ子配置線状バルク密度は、入れ子配置の線状長さの測定当たりのスナック片の入れ子配置の純量として定義される。また、包装のバルク密度も容積バルク密度及び線状バルク密度の双方によって測定され得る。本明細書で使用する時、包装容積バルク密度は包装の容積当たりの包装内に含有されるスナック片の入れ子配置の純量として定義される。不規則な包装形状のために、包装は容積を測定するために特定の温度において、既知の比重を有する既知量の流体によって充填されることができる。あるいは、変形可能な包装の容積は、測定容器に使用が予想される閉鎖包装を沈漬することによる、測定容器内の置換液体容積によって測定される。実際の容積は、空の包装において、閉鎖容積から置換された開放容積を引く、包装の置換された容積である。本明細書で用いる時、包装の線状バルク密度は、包装の線状長さの測定当たりの包装内に含有されるスナック片の入れ子配置の純量として定義される。代わりの実施形態は、複数の入れ子配置を含有する包装である。この型の包装の線状バルク密度は、個々の入れ子配置の平均重量を個々の入れ子配置に対応して包囲する包装の平均長で割ったものとして計算される。
【0015】
入れ子配置されて現在流通しているポテトチップは、0.7mm〜1.3mmの厚さを有する。隆起のような表面特徴を施してあるチップの場合、2.1mm〜2.4mmの高さであり得る。このような入れ子配置は、約26×10−5g/mm3〜59×10−5g/mm3の容積バルク密度、及び約0.5g/mm〜1.1g/mmの線状バルク密度を達成する。ホイル紙内のスナック片の入れ子配置は、約13×10−5g/mm3〜20×10−5g/mm3の包装容積バルク密度、及び約0.4g/mm〜0.9g/mmの包装線状バルク密度を達成できる。厚い入れ子チップの問題点は、線状及び容積バルク密度が、類似の寸法、形状、及び物質組成物によって作成されるスナック片であっても非常に削減され得ることである。プロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Co)によって製造される積み重ねチップのプリングルスリッジ(登録商標)ブランドは、クリスプ毎に2.1mm〜2.4mmの厚さを提供する1つの表面上に溝及び膨れ上がった隆起部を施されたチップである。この製品は非常に類似した形状、寸法、及び約38%の脂質含有物を含有するが、プリングルスの通常のポテトクリスプの約20×10−5g/mm3の充填容積バルク密度と比較して、充填容積バルク密度は約17×10−5g/mm3である。リッジ製品において脂質含有物がさらに28%に低下する場合、充填容積バルク密度はさらに約15×10−5g/mm3に低下する。スナック片を揚げることによって付加される脂質は、通常重量を付加するだけでなく、スナック片の内部空隙の充填によるスナック片のバルク容積も付加する。したがって、より厚いスナック片の増大した密度を達成することが困難であること及び低脂質高密度入れ子スナック片配置を形成することが困難であるという2つの問題点が浮かび上がる。
【0016】
密度最適化
入れ子軸は、好ましくは直線の外形に従うが、発明の目的を変更することなく、弧形、円形、楕円形、螺旋形又はこれらの任意の組み合わせの外形に従うことができる。これらの拘束は、入れ子配置のバルク密度を増大し、移動調節を可能とする。好ましくは、スナック片は名目上同一の寸法及び形状であり、入れ子軸は入れ子配置中の各スナック片の幾何学的に同様の位置を通して垂直に延び、入れ子配置のバルク密度をさらに増大させる。
意外にも、本開発中に、予測数学モデルによるスナック片の特定の構造調節及び幾何学的特徴と組み合わせて、より厚いスナック片の膨れ上がった表面特徴の特定の調節が、配置においてチップ間の間隔を削減することによってスナック片の配置における増大した密度を産出できることが見出された。さらなる特徴は、泡又はブリスター等の脆弱表面特徴を損傷する可能性のある圧縮力の付加を最少化するためのチップ間の間隔を提供するための、表面幾何学的、及び構造的特徴の調節である。
【0017】
入れ子配置におけるスナック片の利点は、スナック片によって占有されるより少ない空間を有する密度である。容積バルク密度は、約8.0×10−5g/mm3〜約80×10−5g/mm3間、好ましくは約12×10−5g/mm3〜約65×10−5g/mm3×10−5g/mm3間、より好ましくは約25×10−5g/mm3〜約60×10−5g/mm3間、さらにより好ましくは約35×10−5g/mm3〜約60×10−5g/mm3間であるべきである。入れ子線状バルク密度は、約0.4g/mm〜約1.5g/mm間、好ましくは約0.5g/mm〜約1.2g/mm間、より好ましくは約0.7g/mm〜約1.2g/mmを超えるべきである。充填容積バルク密度は、約10×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、好ましくは約14×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、より好ましくは約18×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、さらにより好ましくは約2.1×10−5g/mm3〜約33×10−5g/mm3間であるべきである。充填線状バルク密度は、約0.3g/mm〜約0.85g/mm間、好ましくは約0.45g/mm〜約0.70g/mm間、より好ましくは約0.55g/mm〜約0.65g/mm間であるべきである。
【0018】
しかしながら、スナック片の入れ子及び積み重ねの実践は、袋中に無作為に充填されるチップのようなスナック製品の他の型に対して増大した充填密度を保証しない。スナック片のいくつかの物理的特性は、単独又は組み合わせで低充填密度を産出できる。湾曲又は角の領域、個々の片の重量、スナック片の数、チップ母体の厚み及び弾性によって定義されるチップの形状は、すべて各々のチップ間の空間によって測定されるものとして、各々の片がいかに良好に共に入れ子されるかに影響する。
スナック片自体の密度は、入れ子及び充填バルク密度の性質を決定する同要因に影響され得る。例えば、チップ厚は、チップによって占有される容積に対するチップの重量に関係する。満足な食感を維持するために、各々のスナック片の密度を調節することは重要である。各々のスナック片の密度は、スナック片の重量を既知の特定の重力の流体中での容積置換で割って測定することによって当業者にすでに決定されている。好ましくは、スナック片の数は、平均の20%未満の標準偏差を有する、より好ましくは標準偏差が平均の10%未満を有する平均を決定するために測定される。スナック片密度は、約1.0×10−4〜約17×10−4g/cm3間、好ましくは約2.0×10−4〜約17×10−4g/cm3間、より好ましくは約2.0×10−4〜約12×10−4g/cm3間、さらにより好ましくは、約2.0×10−4〜約10×10−4g/cm3間、実質的により好ましくは約2.0×10−4〜約5.0×10−4g/cm3間、最も好ましくは、約2.1×10−4〜約3.0×10−4g/cm3間であるべきである。
【0019】
典型的には、積み重ね用のスナック片は非平面つまり三次元であり、典型的には単一又は複数の湾曲域を含む。スナック片は任意の形状、寸法、及び形態をとってよい。スナック片の任意の一部から存在する最少曲率半径は、入れ子チップ間の空間及びそれに続く充填密度を決定する。
本発明のスナック片の1つの実施形態において、スナック片はディップ包含窪み(12)を包含し、ステファン・P・ジマーラン(Stephen P. Zimmerman)の名のもとで2001年5月8日に発行された、題名「改善されたディップ包含を有する人間工学的スナック片」の米国特許出願シリアル番号第 、案件番号8073Mに完全に示され、記載されており、参考として本明細書に組み込まれている。より迅速に包含窪みを形成する形状は、限定されないが、球形、長円体、楕円放物面、角錐、直角円錐、又は楕円錐を包含する源形状である三次元のキャップ部又はセグメントをとることで形成できる。源形状は、球形等には1つ、長円体等には2つ(大と小)、より複雑な形状等にはより多くの主要な曲率半径を有する。曲率半径範囲は、約5mm〜約500mm、好ましくは約10mm〜約150mm、より好ましくは約10mm〜約90mm、さらにより好ましくは約15mm〜約65mm、最も好ましくは約45mm〜約55mmである。キャップ又はセグメントはこの三次元の源形状から切り取られる。
【0020】
例えば、図1はモデルとされる球形を示しており、次に球形キャップ又はセグメントが斜線部分によって示される球形から切り取られる。この球形キャップが球形から切り取られる際、三角形のような任意の二次元形状に形成又は切り取られることが可能であり、三次元湾曲を有する二次元形状を形成する。好ましい実施形態においては、チップは三角形の球形キャップである。これは、発明を例示するために好ましい実施形態を使用する適用において、後により完全に説明される。任意の数の二次元横断面形状は、源三次元形状から切り取ることができ、興味を引くスナック片を形成する。これらの二次元形状には、円形、楕円形、長円形、放物線形、平行四辺形、台形、矩形、四角形、多角形、三角形、又は上述の任意の組み合わせ部分が挙げられるが、これに限定されない。
【0021】
図2〜図4を参照すると、チップ(10)の好ましい実施形態が示される。チップ(10)は、チップの表面の先端にディップを含有する包含窪み(12)、包含窪み(12)及びチップ形状の周辺端(Ps)を超える、好ましくは上部にあるグリップ域(14)を包含する。包含窪み(12)は、平衡状態における際に全線状方向においてディップがチップの周辺端(Ps)を超えて流れることを防止する。包含窪み(12)は好ましくはボール型又は凹湾曲である。また、チップは1つ以上のグリップ域(14)、好ましくは3つのグリップ域(14)を有する。グリップ域(14)は満足な指の配置を可能にするのに十分な寸法である。チップの全体の寸法、形状、及び湾曲は、手による保持の調節能力、改善したディップ保持能力、及びディップ動作を提供する。チップ(10)は、好ましくは均一なチップであり、製造される各チップは実質的には同寸法、形状、及び容積である。周辺端(Ps)はチップの外端を形成し、チップの二次元形状を画定する。加えて、包含窪み(12)は、包含窪み(12)の包含容積によって定義される外辺部(Pcw)を有する。包含窪み(12)は、球形キャップのようなチップの滑らかな湾曲によって形成され得るので、グリップ域(14)と包含窪み(12)を区別できる任意の顕著な端部がない可能性がある。
【0022】
仮定的な球形は、約35mm〜約90mm、好ましくは約45mm〜約65mm、最も好ましくは約50mm〜約55mmの曲率半径を有する。三次元の三角形球形部分は、図1で斜線の球形セグメントから切り取られ、本発明の好ましいチップを形成する。三角形は、三角形の3つの頂点(1,2,3)のいずれかを掴むのに人間工学的に容易であり、ディップがチップ上及び包含窪み中(12)で「すくわれる」ための複数の添加点を提供するためディップチップに最も好ましい。
【0023】
最も長い位置におけるチップの長さ(L)は約15mmを超え、好ましくは約30mmを超え、最も好ましくは約40mmを超え、最も幅の広い位置におけるチップの幅(W)は、約15mmを超え、好ましくは約30mmを超え、最も好ましくは約40mmを超える。長さで幅を割った縦横比は、約0.50より大きく、好ましくは約0.60より大きく、より好ましくは約0.70より大きく、最も好ましくは約0.75より大きい。図2に示されるように、好ましい実施形態は約40mm〜約110mm、好ましくは約50mm〜約80mm、最も好ましくは約60mm〜約65mmの長さ(L)を有し、30mm〜約110mm、好ましくは約40mm〜約80mm、最も好ましくは約50mm〜約60mmの幅(W)を有する。三角形の側面(15,16)は、約40mm〜約80mm、好ましくは約50mm〜約75mmの間、最も好ましくは約60mm〜約70mmの長さを有し、側面(17)は、約30mm〜約75mm、より好ましくは約40mm〜約70mm、最も好ましくは約50mm〜約60mmの幅を有する。
【0024】
入れ子積み重ね片配置の総高さ又は総長さも重要な考慮点である。店における棚の空間は限られている。包装も消費者が扱うのに人間工学的に快適であるべきである。線状軸に沿って配置される入れ子スナックの総高さ又は総長さは、理想的には約305mm未満であり、好ましくは約7mmと約254mmの間であって、より好ましくは約10mmと約231mmの間であって、最も好ましくは10mmと約220mmの間である。非線状入れ子軸に沿う入れ子配置の長さは、約7と約800mmの間、好ましくは約20と約600mmの間、より好ましくは約40と約500mmの間である。
【0025】
本開発の実施形態は、曲率半径、スナック片の厚さ、個々の片の重量、包装単位当たりの個々の片数、及びスナック片の弾性性質の特定のパラメーターの関数として、積み重ねスナック片の配置のための入れ子密度及び積み重ねの高さを予想するためのモデルである。スナック片密度は、満足な食感を供給するために拘束される。モデルは特定の充填密度、高さ目標、又は限定に適合するために、スナック片形状及び性質の設計手段を提供する。例えば、スナック片パラメータは所与の数のスナック片数に対し305mm未満の総長さの入れ子スナック片を維持するために特定化される。スナック片寸法と形状パラメータ間の関係は、極めて非線状であって、挙動予測を制限する明白でない相互作用を含有する。モデルの不在下では、経済的な分配効果のための十分な充填密度、製品コストに対する包装率の最適化、又は割り当てられた棚スペースの高さ内におさまるような特定の分配ルート内に対応するための寸法必要性への適合を包む多くの課せられる設計拘束に適合することは難しい。事実上、与えられた一連の適用目標又は拘束に成功する若干の指針を有する製品パラメータの無数の組み合わせがある。
【0026】
直線軸に沿って入れ子されたチップの配置のためのモデル提案のような使用の利点は、チップ形状設計パラメータと入れ子配置の最終密度間の内部関連を示すのを助ける。モデルは、湾曲のような他の入れ子軸形状の充填密度を最適化するために当業者によって簡単に展開される。2つの隣接するスナック片間の無負荷間隔又は隙間は、曲率半径及びスナック片の厚さの関数である。湾曲スナックの内半径は、スナックの厚さのため外半径未満である。外半径と内半径間の差異は2つの入れ子スナック片間の分離を産出する。低部のスナック片の底部上で少し距離を置いて在るため、内半径は外半径に適合できない。スナック片間で起こる分離は、充填密度を減少させる。
上述の例では、内半径は外半径周辺に変形を強いられ、それによってスナック片間の分離が減少する。変形量はスナック片の弾性性質の関数であり、スナック片の配置にかかった負荷の関数である。スナック片の総重量が変形を生み出すスナック片の垂直積み重ねの場合は重力によって、又は水平トレイ包装のような所与の長さ内での包装を可能とする圧縮力を強いる積み重ねの各末端部への機械的圧力の適用によって、負荷がかけられる。
【0027】
無負荷及び負荷間隔の双方の調節は、所望の充填密度又は総積み重ね高さを供給するのに使用され得る。変形の使用及び調節は、著しく充填密度を増大させる。無負荷スナック片の間隔が、変形した負荷積み重ねスナック片の2〜10倍となることは珍しいことではない。しかしながら、スナック片の構造的欠陥につながる過度の変形を引き起こすことは可能である。負荷間隔量から変形量を引いたものは、ひずみ力によるスナック片表面の破損を避けるために、0を超えるべきである。
すでに述べられたように、無負荷間隔は曲率半径の関数である。基部区分(r)及び特定の高さ(h)を通って与えられた半径を有する源モデル幾何学として図1に示される球形キャップの使用は、多くの湾曲形状の優れた近似を提供する。
与えられたスナック片の数における総入れ子長さは、以下で計算できる。
【0028】
総入れ子長さ=
(最初のスナック片の高さ)*(スナック片の数)*(厚さ+スナック片の負荷間隔) [1]
式中、最初のスナック片の高さは一般的に(h)と等しい。スナック片間の負荷空間は(S)と等しい。
S=(2つの隣接するスナック片間の無負荷間隔−スナック片間の平均変形) [2]
本開発の無負荷間隔(U)と形状パラメータ間の関係は次の通りである。
U=((b2/a2)*(2aδ+δ2))1/2 [3]
式中、(a)は図1の(r)と等しく、(b)は図1の(h)と等しい。
【0029】
スナック片は、負荷状態中で起こる変形を予見するために表面各末端部において適用される均一な圧力下で、線構造としてモデル化され得る。これらの環境において、発生する最大変形は以下で表される。
最大偏向=Δ=0.002693*((W*a3)/(弾性率*慣性モーメント)) [4]
【0030】
ここで、Wは入れ子配置におけるスナック片の総数とスナック片の平均重量を掛けたものと等しいスナック片にかかる負荷量に等しく、長軸は最少の長軸長を有するスナック片内に存在する湾曲のそれである。スナック片形状が適用される力の関数としてどのように動くかに影響する慣性モーメント(I)は、形状特性に依存し以下のように計算され得る。
I=3a2b−3abδ2+bδ3+a3δ+3a2δ2−3aδ3−δ4 [5]
弾性率(E)は、与えられるスナック片組成物において経験的に決定される。無負荷及び負荷スナック片積み重ねからのスナック片間の積み重ね高さ及び間隔データは、幾何学的に特定されるものの1つにおける等式[4]に適合する。まず、平衡状態中で安定水平表面にスナック片が載っている際にスナック片の外部高さは測定される。次に既知の負荷をスナック片の上端に適用し、変形を表す高さにおける変化を測定する。既知の負荷はスナック片の表面上に自由な重量を載置することで適用され得る。負荷及び無負荷スナック片高さ間の差異は、適用される負荷の関数として変形距離量を示す。等式[4]を再アレンジし、適用負荷をWに置換し、測定される変形をΔとして以下を得る。
【0031】
E測定=0.002693*((W測定*a3)/慣性モーメント))/測定Δ [6]
弾性率の所望の範囲は、特定のスナック片幾何学及び組成物によって変動するが、約0.1g/mm2〜約6.0g/mm2の範囲内であるべきである。さらなるモデルの改良は、負荷適用量に対するEの相互関係の開発によって得られる。
等式[3]及び[4]は、等式[2]に置換することができ、以下を得る。
S=U−Δ [7]
スナック片幾何学又は構造的性質における変化に起因する積み重ね高さを計算するために、等式[7]は等式[1]に置換され得る。モデルは、スナック片幾何学、厚さ、重量、弾性性質、又はスナック片数の効果の迅速な試験手段を提供する。
【0032】
容積バルク密度は総入れ子スナック片量を積み重ねによって占有される容積によって割ることによって導かれる。占有容積は、予想総積み重ね長さ[1]をスナック片の投影面積に掛けることによって計算される。容積バルク密度(Dv)は以下で示される。
Dv=総入れ子スナック片量/(総積み重ねスナック片長さ)*(投影面積) [8]
同様に、入れ子スナック片の線状バルク密度DLは、以下のように総入れ子スナック片量を入れ子積み重ね片[1]配置の長さで割ることで計算できる。
DL=総入れ子スナック片量/総積み重ねスナック片長さ [9]
入れ子配置におけるスナック片の重量及びスナック片の数は、スナック片の総負荷を決定するために使用することができるモデルへの入力である。スナック片の厚さ、弾性率、並びに相当する(r)及び(h)は、これらが形状を包含する最小の特定の球形キャップから導かれる場合、このモデルへの入力である。特定の形状のためのより正確な他のモデルは、スナック片の周辺部内に含有され得る最大球形キャップから(r)及び(h)を導き出す。
【0033】
スナック片の密度は拘束として保持され、モデルへの入力であるスナック片の特定重量を、モデル入力でもある厚みをスナック片の表面域に掛けたものと等しいスナック片の容量で割ることで既知の幾何学形状から計算される。スナック片の形状が容積計算を難しくするほど著しく不規則である場合、測定された密度と寸法間の相互関係が展開され得る。
この幾何学ではスナック片密度Dsは以下で計算され得る。
Ds=(スナック片の重量)/[2/3*π*a2b)−(2/3*π*(a−δ)2(b−δ)2] [10]
式中、(a)は球形キャップ半径、(b)は球形キャップの高さ、及びδはスナック片の厚さである。
入れ子スナック片密度及び最大積み重ね高さの標的レベルに対するスナック片形状パラメータの最適化は、マイクロソフトエクセルソルバーソフトウェアのようなスプレッドシート最適化プログラム中へのスナック片間隔の制御等式の入力によって達成され得る。モデルの使用による問題解決は次の通りである。
【0034】
1.スナック片重量、半径(r)、高さ(h)、厚さ、スナック片数、及び弾性率の上限及び下限範囲が入力として提供される。
2.チップ密度、入れ子配置の容積バルク密度又は線状バルク密度、入れ子配置の総長さの拘束値、及び任意選択的にチップ間の最終間隔、又は入れ子スナック片配置の純量がセットされる。
3.スナック片の特性は最適化ソフトウェアによって体系的に変化させる。
4.モデルスナック片密度は等式[10]を使用して計算される。スナック片密度拘束が破られている際、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶されるか、さもなければスナック片入力特性の組み合わせは暫定的に受け入れられる。
5.スナック片の無負荷間隔は、等式[2]を使用して計算される。
【0035】
6.慣性モーメントは、等式[5]を使用して計算される。
7.スナック片間の変形は、等式[4]を使用して計算される。
8.変形は、等式[7]を使用して無負荷間隔から減じられる。結果が負である際、負の結果は負荷適用下で破壊される幾何学又は構造を示すため、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶される。結果が正である際、スナック片入力特性は暫定的に受け入れられる。さらなる装飾は、スナック片間の結果として得られる空間が、スナックチップの変形後に最小限の間隙を生じるために拘束され得ることである。
9.入れ子配置の長さは、等式[1]を使用して計算される。総入れ子配置長さ拘束が破られている際、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶されるか、さもなければスナック片入力特性の組み合わせは暫定的に受け入れられる。
10.容積又は線状入れ子密度は、それぞれ等式[8]又は[9]を使用して計算される。容積又は線状バルク密度の拘束が満たされる場合、スナック片密度、間隔、総入れ子配置長さ、及び密度要求を効率よく満たす特性の組み合わせは記録され、さもなければ組み合わせは放棄される。
11.任意で、入れ子スナック片配置の純量は、任意の拘束セットに対してチェックされ得る。
【0036】
最適化された入れ子密度を提供する現行の開発のスナック片は、スナック片中における湾曲のための主要半径(r)が好ましくは約10mm〜約50mm、より好ましくは約15mm〜約40mm、より好ましくは約20mm〜約35mm、最も好ましくは約25mm〜約30mmである一方向中において、少なくとも単一の湾曲を有する非平面である。スナック片の高さ(h)は、約1mm〜約30mm、好ましくは約2mm〜約15mm、より好ましくは約3mm〜約12mm、最も好ましくは約3mm〜約7mmである。個々のスナック片の重量は、好ましくは約0.5g〜約5.0g、好ましくは約1.0g〜約3.5g、より好ましくは約2.0g〜約4.0g、最も好ましくは約2.0g〜約3.0gである。スナック片数は約7〜約160、好ましくは約10〜約100、より好ましくは約20〜約80、最も好ましくは約60〜約75である。入れ子スナック片配置の純量は、約15g〜約300g、好ましくは約25g〜約200g、より好ましくは約50g〜約190g、最も好ましくは約140g〜約185gである。
【0037】
スナック片の厚さ及び表面形態の調節は、より高い入れ子密度を供給する1つの方法である。より厚いスナック片は、増大したぱりぱり感又は増補したかりかり感ような増大した厚みに関連し得る食感特性の多様性にしばしば望ましい。しかしながら、より厚いチップは、実質的に同様の寸法及び形状のより薄いスナック片より10%〜25%下回る入れ子密度を生じ得、これはより薄いチップと比較した場合、同純量の製品を分配するための増大した加工時間、包装物質、及び輸送配達車両を必要とすることで、最終消費者に積み重ねチップの経済的な供給において大いに影響を与え得る。より厚いチップは、容積は付加せずに重量を付加する高脂質含有物を通して、より高い入れ子密度及び包装純量を達成することのみできる。栄養学的に改善された状態を提供するために、スナックの脂質含有物を低めることがしばしば望まれる。スナック片の厚さ及び表面特徴の調節の改善された調節は、スナック片幾何学及び構造特性の調節と組み合わせて、製品脂質濃度を増大せずに増大した密度を供給できる。スナック片の脂質含有物は、約18%〜約40%、好ましくは約22%〜約32%、より好ましくは約24%〜約30%、最も好ましくは約25%〜29%であるべきである。脂質は、任意の脂質物質、消化性、部分的に消化性、又は非消化性として定義される。
【0038】
チップ表面は、膨れ上がった表面特徴の最大寸法が制限されている状態で、実質的に接していないスナック片の双方の側面上で不揃いに分散された、膨れ上がった表面特徴からなるべきである。これらの膨れ上がった表面特徴の存在は、より厚いスナック片の食感利点を提供するだけでなく、入れ子片間で起こる変形後の間隔内に1つの片がよりおさまりやすいという相互入れ子利点を提供する。膨れ上がった表面特徴に隣接するスナック片内の交互の薄い領域の存在は、スナック片に、増大した均一の厚さを有するスナック片より大きな変形量を可能とすることもできる。増大した変形能力は、隣接するスナック片の外半径の周囲に良好に適合するための1つのスナック片の内半径を可能とする。
【0039】
表面特徴調節
現行のスナック片の好ましい実施形態は、本質的に円形又は楕円形を有する泡又はブリスターの形状で存在する膨れ上がった表面特徴を含む。表面特徴は、最大寸法によって特徴付けられ得る。一般的に、表面特徴の形状及び寸法は自然状態では不揃いである。大型表面特徴は、8.0mm〜約12mmの最大寸法を有するものとして定義され、中型表面特徴は、約5.0mm〜約7.9mmの最大寸法を有するものとして定義され、小型表面特徴は、約2.0mm〜約4.9mmの最大寸法を有するものとして定義される。大型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約12%〜約40%、好ましくは約15%〜約35%、より好ましくは約18%〜約30%、最も好ましくは約20%〜約27%を占有するべきである。中型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約20%〜約40%、好ましくは約23%〜約36%、より好ましくは約25%〜約32%、最も好ましくは約28%〜約31%を占有するべきである。小型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約25%〜約60%、好ましくは約30%〜約56%、より好ましくは約35%〜約50%、最も好ましくは約40%〜約48%を占有するべきである。
【0040】
表面寸法及び関連する表面特徴は、スナック片表面の同寸法及び同形状の透明プラスチック又はアセテートテンプレートを作成することで測定できる。テンプレートを、好ましくは各グリッド線において2mm〜5mmの増加となる測定用グリッドによって印す。テンプレートをスナック片の表面上に重ね合わせ、全表面特徴の最大寸法が特徴化する。表面特徴は、低基部域を包囲して配置される隆起を作成するスナック片の基部表面に膨れ上がった泡又はブリスターとして視覚的に認識できる。好ましくは、テンプレートでの寸法のより迅速な測定を可能とするために、膨れ上がった表面特徴を色ペンによって印す。少なくとも15個のスナック片を測定するべきである。
相対的に、今日の市場で入手可能な隆起積み重ねチップ(例えばプリングルスリッジ(PringlesRidges)(登録商標))は、チップの1側面のみに表面特徴を有する。加えて、隆起はチップの長さ方向の60mm〜65mmまでの長さ部分を連続的に横切り、隣接するチップ間の内部入れ子を減らす優勢な表面特徴である。これらの表面特徴は連続的な模様であって、さらに好ましくは繰返し模様である。変形もまた、隆起によって提供される増大した表面域によって、長さ方向において結果的に増大した力となる、より均一な厚さによって減少する。本発明で見出されたような不揃いな表面特徴の定義は、リッジ(Ridges)(登録商標)で見られるもののような模様付き表面特徴を包含しない。
【0041】
数種の厚さ測定は、本開発の好ましいトポグラフィーの優れた測定である。平均スナック片厚さは、各表面特徴が1回のみ測定され、隆起した表面間に置かれる基部チップ表面の10回の測定を行うという、隆起した表面特徴の総厚さの10回の無作為な測定をデジタルキャリパーを使用して行う、表面上の連続的な位置測定によって特徴付けられる。キャリパーのジョーは、表面特徴の先端上に1つのジョーを接触させ、もう1つのジョーは表面特徴の真下の位置のスナック片の対向側の下側に接触させて、スナック片と接触する。100〜200の間の総データポイントを提供するために、本方法によって5〜10個のスナック片の厚さを測定するべきである。平均的厚さは基部及び平面特徴における全測定にわたって採用され得る。
【0042】
平均的チップの厚さは、約5.0mm未満、好ましくは約2.5mm未満、より好ましくは約2.0mm未満、より好ましくは約1.5mm〜約2.0mm、最も好ましくは約1.75mm〜約2.0mmであるべきである。膨れ上がった表面特徴単独の平均的厚さは、約2.3mm〜約3.2mm、好ましくは2.4mm〜約3.0mmの間、より好ましくは約2.5mm〜約2.9mmであるべきである。表面特徴の最大の厚さは、約5.5mm未満、好ましくは5.0mm未満、より好ましくは約3.0mm〜約4.7mmの間、最も好ましくは約3.0mm〜4.0mmであるべきである。全スナック片の厚さの変動係数(CV)は、表面特徴の不揃いな性質に関するもう1つの指針として使用され得る。(CV)はチップの厚さの周辺の標準偏差をチップの厚さの平均で割って、100%で掛けることで計算される。チップの厚さのための(CV)は15%を超え、好ましくは25%を超え、より好ましくは35%を超え、最も好ましくは40%を超えるべきである。相対的に、今日の市場で入手可能な積み重ねチップ(例えばプロクターアンドギャンブルプリングルス(Procter and Gamble Pringle)(登録商標))は、約10%の(CV)レベルでより一貫した厚さを有する。
【0043】
増大した密度包装キット
図5及び図6を参照すると、本開発の湾曲形状はスナック片の入れ子配置の保持を容易にする動作調節を提供し、それによって増大したバルク密度を維持する。入れ子解除が可能なスナック片は、次々にチップ間の増大した隙間を形成し、スナック片の入れ子バルク密度を低下させる。増大した動作調節も包装内のスナック片の移動に誘発され得る破損を減少する。
【0044】
スナック片の入れ子配置の高さに関連する包装の内部高さは、全方向におけるスナック片の動き調節及び包装の充填密度に対して、強力な影響力を有する。入れ子配置を超える開放空間は、配置中の最初の片が、包装によって起こる衝撃力のため、移動、回転、及び潜在的に入れ子解除される機会を可能とする。入れ子軸と平行する方向におけるチップの移動を制限するために、チップが入れ子配置中にある場合の最初又は最後のスナック片と包装の末端部間の空間量は、スナック片の最小寸法の約25%未満、好ましくは約100%未満、より好ましくは約83%未満、最も好ましくは約53%未満であるべきである。好ましくは、スナック片は、入れ子軸に関して垂直及び回転方向に、より動作調節抵抗を提供するため、スナック片の二次元域の形状に適合させた横断面形状を有する包装中に充填される。また、チップが入れ子配置中にある場合の最初又は最後のスナック片と包装の末端部間の空間量は、スナック片の最小寸法の約150%未満、好ましくは約110%未満、より好ましくは約100%未満、より一層好ましくは85%未満、最も好ましくは約53%未満であるべきである。
【0045】
包装されたスナックの一貫性
製品の一貫性は、信頼できるディップ保持性質を供給し、一貫した入れ子密度を維持するのに有用である。個々のスナック片における長さ、幅、形状、及び重量の変動は、スナック片が互いに良く適合しない際に入れ子能力の欠損を導くか、又は入れ子配置若しくは包装の低バルク密度を導くスナック片間の増大した空間を導き得る。
【0046】
与えられた包装内の残された全ての非破壊スナックの各物理的特長においての変動係数(CV)は、製品一貫性を特徴化する優れた方法である。変動係数又はCVは、製品測定に関する標準偏差を100〜200の個々のスナック片のサンプルサイズで採用する測定平均で割り、100%で掛けられるとして定義される。スナック片を横切る最も長い距離でのスナック片長さのCVは、7%未満、好ましくは6%未満、より好ましくは5%未満、より一層好ましくは4%未満、最も好ましくは2%未満であるべきである。スナック片の最も幅の広い点におけるスナック片の幅のCVは、好ましくは約16%未満、より好ましくは約10%未満、より一層好ましくは約5%未満、最も好ましくは約2%未満であるべきである。スナック片重量のCVは、好ましくは約17%未満、より好ましくは約15%未満、より一層好ましくは約10%未満、さらにより一層好ましくは約8%未満、最も好ましくは約6%未満であるべきである。スナック片投影面積のCVは、好ましくは約17%未満、好ましくは約15%未満、より好ましくは約12%未満、さらにより好ましくは10%未満、最も好ましくは8%未満であるべきである。
【0047】
本発明に包含されるのは、好ましくはディップ包含域(8)を有するトルティーヤチップであるスナック片を、一貫して消費者に提供する方法である。この方法は、形状がディップ包含域(8)を有し、所望の形状へのスナック片の均一な形成、及び本明細書で示され記載されるような調理を包含する。これは好ましくは最初に完成される。好ましい方法において、スナック片は次に任意の好ましい調味料、風味付き液体、又は油で処理される。スナック片は、好ましくは垂直積み重ねである、高バルク密度の入れ子配置に配向する。この入れ子配置は、好ましくは本明細書で示され、記載されるバルク密度を有する。この段階は、好ましくは処理段階後完成される。この入れ子配置は次に、半固体又は固体側壁を有する容器中に載置される。好ましくは、容器は1つの連続側壁を有し、より好ましくはプラスチックから製造される。最も好ましい実施形態においては、容器は以下で記載するように複数の層プラスチック容器である。容器は、好ましくはカートン内に包装され、次にカートンは好ましくはパレット上に積み重ねられる。包装体中のスナック片が約40重量%を超える、ディップ包含域(8)を有するスナック片の入れ子配置を含有するこの各々の梱包は、約7200mm3を超える包含容積を有し、次に約40重量%未満のCV及び包装中で約80重量%を超えるスナック片を消費者に提供又は供給し、次に約35%未満、好ましくは約30%未満のCVを消費者に提供又は供給する約3600mm3を超える包含容積を有する。
【0048】
包装
入れ子スナック片は、キャニスター、トレイ、袋、カートン、フロー包装、スリーブ、及びタブを含む各種の包装体に包装され得るが、これらに限定されない。包装は、水平又は垂直提示のいずれかに配向又は配置され得る。包装物質は、非限定的な例として繊維複合物質、本明細書で記載されるポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、好ましくは高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、又はこれらの任意の組み合わせを包含する既知の各種の物質から選択され得る。このようなプラスチック包装は、複数層高バリヤ性ラミネート構造であってもよい。包装材料は、好ましくは製品に対する酸素及び湿気の移動を制限することで増大した商品貯蔵性を提供する。
プラスチックスナック包装は、形状柔軟性、構成成分の少量化、増大した製品保護、及びコスト低下の機会を提供する。包装の1つの実施形態は、単一湾曲又は配合湾曲ポテトチップ又はクリスプ、コーンベースのスナック片、トルティーヤチップ等が挙げられるが、これらに限定されないスナック片の入れ子配置を包含する、好ましくは硬い壁を有する単層又は複数層のプラスチック半固体容器である。
【0049】
この容器には、円筒形、楕円形、三角形、四角形、方形、多角形、又は任意の他の形状を包含するが、これらに限定されない任意の形状及び寸法の横断面を有する、円筒形、三角形、多角形などを包含するが、これらに限定されない任意の形状又は寸法であり得る。
上述したように、包装の横断面形状及び寸法が、実質的にスナック片の横断面形状及び寸法に適合する場合、これは包装容積内に含有されるスナック片の移動調節を提供し、包装容積を減少する。減少された包装容積は高包装バルク密度、すなわち包装の容積当たり、より高い製品純量となる。これは、優れた分配効果、店の棚スペース効果、消費者の棚スペース効果及び携帯性を提供する。包装がプラスチックから製造されているため、包装自体は非従来型形状に形成され得る。このような形状は包装内に含有される製品の形状又は種類を伝達するために形成され得る。
【0050】
包装寸法は大きく変更できるが、好ましくは約5〜約100液量オンス、より好ましくは約5〜約50液量オンスの範囲である。包装の寸法は、所望の包装寸法/部分及びスナック片の形状によって大きく変化する又はし得る。好ましい実施形態において、包装は包装内に保有されるスナック片の形状に実質的に適合し、例えば、三角形は三角形のスナック片と類似する形状の入れ子配置を保持することができる。図7〜図11に示される好ましい実施形態においては、キャニスター包装は約45液量オンスであり、約9.5インチの缶の高さを有する。缶(30)は約1インチの高さを有する基部域(32)を有し、この域における各三角形脚部(34)、(36)、及び(38)の長さは約3.2インチである。三角缶の本体域(40)は約8.5インチの高さを有し、この域における各三角形脚部(42)、(44)、及び(46)の長さは約2.8インチである。さらに、二重又は複数包装として販売用に2つ以上の缶を並べる目的で、1つの缶がプラスチックの袋の内部に2つの缶をフロー包装する、2つの缶をともに成形する、2つ以上の缶を保持するために単一被覆キャップを使用する、トレイ様保持装置を使用する、又は厚紙若しくはプラスチックスリーブを使用する。
【図面の簡単な説明】
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に請求する請求項により結論付けるものであるが、本発明は添付の図面と関連する以下の説明により、よりよく理解されるものと考えられ、図面では同じ参照番号は同じ要素を示す。
【図1】斜線域に示されるように、本発明の好ましい実施形態の設計の説明を補助するための代表的な目的を示すためにモデル化された球形から切り取られた球形キャップの斜視図である。
【図2】本発明のスナック片の好ましい実施形態の斜視図である。
【図3】図2に示されるスナック片の平面図である。
【図4】図2に示されるスナック片の横断面図である。
【図5】図2に示される複数のスナック片の入れ子配置の斜視図である。
【図6】代替の実施形態の複数のスナック片の入れ子配置の斜視図である。
【図7】本発明の包装の好ましい実施形態の斜視図である。
【図8】図29に示される包装の平面図である。
【図9】図29に示される包装の左側正面図である。
【図10】図29に示される包装の右側正面図である。
【図11】図29に示される包装の底部平面図である。
(発明の分野)
本発明は、増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片に関する。より詳しくは、本発明は増大したバルク密度を提供する改善された構造的及び幾何学的形状特徴を有するスナック片に関するが、スナック片は入れ子配置に配向している。
【0002】
(背景)
ポテトチップ、コーンチップ、トルティーヤチップ、及びその他のようなスナック食品製品及び/又はでんぷん質スナック片の包装は、一般的には、無作為な充填法による袋のような包装中へのスナック片の載置を包含する。使用される袋は典型的にフロー包装であって、ポリマーフィルム袋である。このような袋はスナック包装において最も一般的な形態であるが、ホイル繊維コンポジット缶もしばしば用いられる。使用されるコンポジット缶は、一般的に、繊維紙層、ホイル層、側壁にシールされた金属底部、シールされた上端部及びポリマー被覆キャップから成る紙複合材料から製造される。しかしながら、これらの缶又はキャニスターの大多数は、スナック片の無作為な充填を可能とするためにスナック片の線状幅及び長さ寸法に比較して非常に大きな直径を有する。
【0003】
かかる袋及び大容量缶等へのスナック片の無作為充填は、低バルク密度を有する包装を生ずる。低バルク密度を有する包装は、実質的に包装の容積容量が内部に含有されるスナックの絶対容積よりも大きいような包装である。換言すれば、包装は包装の容積容量によって保持され得るより少ないスナック片の純量を包含する。大容量包装も無作為に充填されたスナック片を袋又は缶の底部に沿って安定させ、包装中に大きな隙間、つまり包装の総容量から包装内に保持される製品の絶対容量を減じたもの、を形成することを許容する。隙間は包装へのより多くの酸素及び湿気を許容し、それによってスナック片が変質し古くなる機会を増大するだけでなく、消費者への低価値感観を生み出す。
【0004】
しかしながら、この無作為充填は比較的に安価であり、高密度入れ子配置又は配列包装中へのスナック片包装より必要エネルギーが少なく、より複雑でないためにスナック片の充填に最も広く使用されている。無作為充填スナック片包装は、スナック片の保管に使用するため高価な保管棚又は消費者の食品貯蔵空間を多量に必要とする。低バルク密度スナック片包装は可搬性が低いため、最終消費者による使用の機会も限定される。スナック片の入れ子配置の梱充填密度又はバルク密度は、容積バルク密度及び線状バルク密度の双方によって測定され得る。
製品の純量調節もスナック片のような包装製品においては非常に重要である。純量は、最終消費者に供給される製品量の主要な指針となり、値測定の鍵である。包装内の重量の正確な供給の規制をするための厳しい法が存在する。また、包装容量に対する純量は、包装のバルク密度が低ければ低いほど、同量の製品を輸送するためにより多くの輸送空間を有するため、配送効率において重大な要因である。
【0005】
1970年3月3日にバウアー(Bauer)らに発行された米国特許第3,498,798号は、集団化した配列を形成するための積み重ね方法によって配列される複数の薄く、チップ型の製品を議論している。バウアー(Bauer)らは、1つは単一の湾曲を有し、もう1つは配合湾曲を有する2種のチップ型スナック製品について議論している。プロクターアンドギャンブルプリングルス(Procter and Gamble Pringles)(登録商標)ポテトチップブランドは、ホイル繊維缶中に包装される配合湾曲を有する積み重ねポテトクリスプの入れ子配置を使用する。積み重ね配置されたポテトスナック片を有する他のホイル繊維缶があり、その中で各スナック片は単一湾曲を有する。
しかしながら、ただ湾曲を有するスナック片を提供することが、常に高バルク密度をもたらすとは限らない。大きなスナック片及び湾曲を有するスナック片は、各片間に大きな空隙を残すような方法で構成されるため、特に空間的に非効率となり得る。1989年7月4日にスワーク(Szwerc)に発行された米国特許4,844,919号に記載されているように、湾曲した片の使用は充填製品のバルク密度を低下するのに望ましい。したがって、スナック片の厚さ、湾曲、重量、及び配向は上述の無作為充填を超える密度を達成するために思慮され、潜在的に最適化されねばならない。
【0006】
密集した入れ子配置におけるスナック片の載置の際の付加的な問題は、トルティーヤチップのような特定のスナック片が表面特徴を有することである。すなわちスナック片にぱりぱり感を提供するスナック片の表面にある泡又はブリスターである。この表面特徴又はブリスターはスナック片の平均厚さを増大する傾向があり、従ってスナック片入れ子配置の充填密度を低下する。加えて、これらの表面特徴は非常に薄く、脆い傾向がありそれによって破壊する恐れがある。したがって、密集した入れ子配置中にこのような特徴を有するスナック片を積み重ねる際、その配置に配向させるためにスナック片上に力をかけるが、このような力がその特徴を破損する可能性がある。無作為充填スナックとは異なり、各スナック片の上端及び下端表面はお互いに密に接触するように配置され、それによって表面特徴が圧縮され得る確率が増大する。さらに、各付加スナック片はスナック片に垂直な積み重ね上に載置されるので、その下のスナック片上に増加した力が加わる。この増加した力もスナック片の表面特徴を破損し得る。スナック片を、この表面特徴を損なわずに、密集した包装配列で消費者に提供するのが望ましい。
【0007】
スナックチップ及び流体香辛料、「チップディップ」又はサルサは非常に人気があるスナックの組み合わせである。しかしながら、流体香辛料又はディップの流体部分をスナック片に部分的につけることは、消費者に非常な食べにくさをもたらし得る。今日の市場において、チップ型スナック食品のような多くの流通しているスナック片の問題の一つは、チップは特にディップの流体部分をチップ上に置いた後、ディップを受け止めない又は保持しないことである。換言すれば、大抵のチップは、流体ディップをチップ上に含有又は保持できるディップ収容領域、窪み、又は少なくとも任意の十分な大きさを有さない。
トルティーヤチップの表面上の泡のような膨れ上がった表面特徴を有するより厚いスナックチップを有し、継続的に大量のディップを保持し、高包装密度能力を有することができることは有利である。より厚いチップは増大した強度のためディッピング中の破損に、より耐えることもできる。しかしながら、チップをより厚く作成することは、典型的には高包装密度を達成するのをより困難とする条件を生み出す。チップの厚化は、チップ間の間隔を増大し、直線状密度の低下を導く積み重ね配置の際、より変形を少なくできる。泡のような表面特徴は、軽量で厚みを増加させ高充填密度を達成する能力をさらに複雑にする。
【0008】
スナック片の形状及び厚さにおける不一致は、充填密度の低下をもたらす。不規則な寸法化によって、隣接したスナック片間の抵触は入れ子片間の増大した空間を導き、結果として密度の低下を導く。スナック片は、類似の寸法及び形状であることが重要であり、さもなくば連続して積み重ねられたチップは大きな断面積の占有のため、より多くの容量を必要とする。
前述のように大多数のスナックは袋に包装され、少数は缶又はトレイに包装される。特にチップ型スナックであるスナック片は、ホイル繊維缶及び袋と対比して、プラスチックで大寸法容器を作成する高コストのため、半剛体又は剛体壁を有するプラスチック容器中には、一般的に包装されていない。加えて、包装に相当量のH2Oが入るのを防ぐために十分な遮断保護を有するコスト的に有効なプラスチック容器を達成することは難しい。この水遮断がなければ、スナック片は変質及び吸湿し、風味と食感の両方を損失する。加えて、入れ子配置におけるスナック片はプラスチック、半剛体又は剛体容器に包装されていない。
【0009】
向上した充填密度を提供する厚スナック片を有することが望ましい。向上された充填密度を有する入れ子配置において、最適化された脂質含有物を含有するスナック片が望ましい。向上された充填密度を有する入れ子配置において、不揃いの形態学的な表面特徴を有するスナック片を有することが望ましい。増大した充填密度を有するスナック片の入れ子配置を含有する包装キットを有することが望ましい。
【0010】
(発明の概要)
複数の重ね合わせスナック片は表面から伸びている不揃いの表面特徴を包む表面を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は凹湾曲を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は約2.5mmを超える最大厚さを有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約8.0×10−5g/mm3を超える大きな容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片は凹湾曲を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が包装中に載置され、この包装が約10×10−5g/mm3〜35×10−5g/mm3を超える充填容積バルク密度を有する。
【0011】
複数の重ね合わせスナック片は表面から伸びている不揃いの表面特徴を包む表面を有する非平面スナック片を含み、その際複数の重ね合わせスナック片が、約0.4g/mm3を超える直線状バルク密度を有する。
複数の重ね合わせスナック片はスナック片の約23重量%未満の脂質含有物を含有するスナック片を含み、ここで複数の重ね合わせスナック片が約8.0×10−5g/mm3〜80×10−5g/mm3の容積バルク密度を有する。
複数の重ね合わせ厚スナック片の高バルク密度を作成する方法は、5mm〜約500mmの曲率半径を有する予定湾曲抑制装置に隣接してスナック片の生地片を載置することによってチップの曲率半径を調節し;湾曲抑制装置によって生地片が抑制されている間に、生地片が不揃いな表面特徴が表面から伸びている表面を有する最終スナック片に変形するまで、生地片を調理し;8.0×105g/mm3を超える容積バルク密度を有する複数の重ね合わせスナック片を形成するために、スナック片を他のスナック片に隣接するように配置する工程を含む。
【0012】
(詳細な説明)
本明細書で使用する時、無作為充填とは、任意の入れ子配置又は充填配列中に製品を積極的に配向することのない製品の充填として定義される。包装スナック片の密度は複数のスナック片を、片を実質的に同方向に面するように重ね、隣接する片を部分的に実質的に互いに覆うような配置を形成することで増大させることができる。例えば、1つのスナック片の凹側は、隣接するスナック片の凸側と接する。好ましい実施形態は、多くのスナック片が入れ子配置を形成するために実質的に互いを覆う場合である。本明細書で使用する時、用語「入れ子配置」とは、スナック片が、好ましくは全て同一の方向に向いている各スナック片の表面を貫き、各スナック片の表面に対して一致した角度に走る単一入れ子軸(N)に沿って整列するスナック片のことを定義し、その結果片が互いに重なり合うことができる。好ましくは、入れ子スナック片配置を横切る任意の点での横断面面積は、隣接するスナック片の幾何学的に同様の位置が、スナック片の表面を貫き、所与の幾何学的に同様の位置における各スナックの表面に対して一致した角度で走る同一線に沿って実質的に配置されるように、個々のスナック片の横断面面積と実質的に一致する。一般的に、この線は入れ子軸(N)に平行するか、又は入れ子軸(N)のリード若しくは外線に一致する若しくは従う形状を有する。
【0013】
複数の重ね合わせスナック片はバルク容積密度を有する。この密度はスナック片の純量をスナック片によって占有される容積によって割ることで定義される。これらの重複チップは、種々の配置に置くことができる。占有容積は配置及び各々のスナック片の特定の形状及び寸法に依存する。したがって、当業者はこの容積を計算することができる。好ましい実施形態において、複数の重複チップは、スナック片の入れ子配置の絶対容積当たりのスナック片の入れ子配置の純量として、本明細書で定義される容積バルク密度を有する入れ子配置である。本明細書で使用する時、絶対容積は、直線軸を有する入れ子配置である場合、入れ子軸に垂直な入れ子配置の最大横断面面積に入れ子配置の高さを掛けることによって計算することができる三次元の占有空間として定義される。二次元横断面面積は、予め定められたエリアマーキングを有するグリッド紙上で正確に引かれたエリアの超組み付けに既知の幾何学、湾曲積分器によるエリア計算、又は既知のエリアを有する同様の紙の重量に対する面積のアウトラインに切り取られる紙片の重量との比較によって決定される投影面積を形成する。入れ子配置の高さは、特に、配置がスナック片間隔を最少化するために垂直に配向されている場合、最初及び最後のスナック片間の最大距離として測定される。入れ子軸が直線でない場合の他の配置の容積は、得られる配置の特有な横断面容積の典型である繰り返し単位の入れ子軸の長さに沿った積分によって計算することができる。
【0014】
本明細書で用いる時、入れ子配置線状バルク密度は、入れ子配置の線状長さの測定当たりのスナック片の入れ子配置の純量として定義される。また、包装のバルク密度も容積バルク密度及び線状バルク密度の双方によって測定され得る。本明細書で使用する時、包装容積バルク密度は包装の容積当たりの包装内に含有されるスナック片の入れ子配置の純量として定義される。不規則な包装形状のために、包装は容積を測定するために特定の温度において、既知の比重を有する既知量の流体によって充填されることができる。あるいは、変形可能な包装の容積は、測定容器に使用が予想される閉鎖包装を沈漬することによる、測定容器内の置換液体容積によって測定される。実際の容積は、空の包装において、閉鎖容積から置換された開放容積を引く、包装の置換された容積である。本明細書で用いる時、包装の線状バルク密度は、包装の線状長さの測定当たりの包装内に含有されるスナック片の入れ子配置の純量として定義される。代わりの実施形態は、複数の入れ子配置を含有する包装である。この型の包装の線状バルク密度は、個々の入れ子配置の平均重量を個々の入れ子配置に対応して包囲する包装の平均長で割ったものとして計算される。
【0015】
入れ子配置されて現在流通しているポテトチップは、0.7mm〜1.3mmの厚さを有する。隆起のような表面特徴を施してあるチップの場合、2.1mm〜2.4mmの高さであり得る。このような入れ子配置は、約26×10−5g/mm3〜59×10−5g/mm3の容積バルク密度、及び約0.5g/mm〜1.1g/mmの線状バルク密度を達成する。ホイル紙内のスナック片の入れ子配置は、約13×10−5g/mm3〜20×10−5g/mm3の包装容積バルク密度、及び約0.4g/mm〜0.9g/mmの包装線状バルク密度を達成できる。厚い入れ子チップの問題点は、線状及び容積バルク密度が、類似の寸法、形状、及び物質組成物によって作成されるスナック片であっても非常に削減され得ることである。プロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Co)によって製造される積み重ねチップのプリングルスリッジ(登録商標)ブランドは、クリスプ毎に2.1mm〜2.4mmの厚さを提供する1つの表面上に溝及び膨れ上がった隆起部を施されたチップである。この製品は非常に類似した形状、寸法、及び約38%の脂質含有物を含有するが、プリングルスの通常のポテトクリスプの約20×10−5g/mm3の充填容積バルク密度と比較して、充填容積バルク密度は約17×10−5g/mm3である。リッジ製品において脂質含有物がさらに28%に低下する場合、充填容積バルク密度はさらに約15×10−5g/mm3に低下する。スナック片を揚げることによって付加される脂質は、通常重量を付加するだけでなく、スナック片の内部空隙の充填によるスナック片のバルク容積も付加する。したがって、より厚いスナック片の増大した密度を達成することが困難であること及び低脂質高密度入れ子スナック片配置を形成することが困難であるという2つの問題点が浮かび上がる。
【0016】
密度最適化
入れ子軸は、好ましくは直線の外形に従うが、発明の目的を変更することなく、弧形、円形、楕円形、螺旋形又はこれらの任意の組み合わせの外形に従うことができる。これらの拘束は、入れ子配置のバルク密度を増大し、移動調節を可能とする。好ましくは、スナック片は名目上同一の寸法及び形状であり、入れ子軸は入れ子配置中の各スナック片の幾何学的に同様の位置を通して垂直に延び、入れ子配置のバルク密度をさらに増大させる。
意外にも、本開発中に、予測数学モデルによるスナック片の特定の構造調節及び幾何学的特徴と組み合わせて、より厚いスナック片の膨れ上がった表面特徴の特定の調節が、配置においてチップ間の間隔を削減することによってスナック片の配置における増大した密度を産出できることが見出された。さらなる特徴は、泡又はブリスター等の脆弱表面特徴を損傷する可能性のある圧縮力の付加を最少化するためのチップ間の間隔を提供するための、表面幾何学的、及び構造的特徴の調節である。
【0017】
入れ子配置におけるスナック片の利点は、スナック片によって占有されるより少ない空間を有する密度である。容積バルク密度は、約8.0×10−5g/mm3〜約80×10−5g/mm3間、好ましくは約12×10−5g/mm3〜約65×10−5g/mm3×10−5g/mm3間、より好ましくは約25×10−5g/mm3〜約60×10−5g/mm3間、さらにより好ましくは約35×10−5g/mm3〜約60×10−5g/mm3間であるべきである。入れ子線状バルク密度は、約0.4g/mm〜約1.5g/mm間、好ましくは約0.5g/mm〜約1.2g/mm間、より好ましくは約0.7g/mm〜約1.2g/mmを超えるべきである。充填容積バルク密度は、約10×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、好ましくは約14×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、より好ましくは約18×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3間、さらにより好ましくは約2.1×10−5g/mm3〜約33×10−5g/mm3間であるべきである。充填線状バルク密度は、約0.3g/mm〜約0.85g/mm間、好ましくは約0.45g/mm〜約0.70g/mm間、より好ましくは約0.55g/mm〜約0.65g/mm間であるべきである。
【0018】
しかしながら、スナック片の入れ子及び積み重ねの実践は、袋中に無作為に充填されるチップのようなスナック製品の他の型に対して増大した充填密度を保証しない。スナック片のいくつかの物理的特性は、単独又は組み合わせで低充填密度を産出できる。湾曲又は角の領域、個々の片の重量、スナック片の数、チップ母体の厚み及び弾性によって定義されるチップの形状は、すべて各々のチップ間の空間によって測定されるものとして、各々の片がいかに良好に共に入れ子されるかに影響する。
スナック片自体の密度は、入れ子及び充填バルク密度の性質を決定する同要因に影響され得る。例えば、チップ厚は、チップによって占有される容積に対するチップの重量に関係する。満足な食感を維持するために、各々のスナック片の密度を調節することは重要である。各々のスナック片の密度は、スナック片の重量を既知の特定の重力の流体中での容積置換で割って測定することによって当業者にすでに決定されている。好ましくは、スナック片の数は、平均の20%未満の標準偏差を有する、より好ましくは標準偏差が平均の10%未満を有する平均を決定するために測定される。スナック片密度は、約1.0×10−4〜約17×10−4g/cm3間、好ましくは約2.0×10−4〜約17×10−4g/cm3間、より好ましくは約2.0×10−4〜約12×10−4g/cm3間、さらにより好ましくは、約2.0×10−4〜約10×10−4g/cm3間、実質的により好ましくは約2.0×10−4〜約5.0×10−4g/cm3間、最も好ましくは、約2.1×10−4〜約3.0×10−4g/cm3間であるべきである。
【0019】
典型的には、積み重ね用のスナック片は非平面つまり三次元であり、典型的には単一又は複数の湾曲域を含む。スナック片は任意の形状、寸法、及び形態をとってよい。スナック片の任意の一部から存在する最少曲率半径は、入れ子チップ間の空間及びそれに続く充填密度を決定する。
本発明のスナック片の1つの実施形態において、スナック片はディップ包含窪み(12)を包含し、ステファン・P・ジマーラン(Stephen P. Zimmerman)の名のもとで2001年5月8日に発行された、題名「改善されたディップ包含を有する人間工学的スナック片」の米国特許出願シリアル番号第 、案件番号8073Mに完全に示され、記載されており、参考として本明細書に組み込まれている。より迅速に包含窪みを形成する形状は、限定されないが、球形、長円体、楕円放物面、角錐、直角円錐、又は楕円錐を包含する源形状である三次元のキャップ部又はセグメントをとることで形成できる。源形状は、球形等には1つ、長円体等には2つ(大と小)、より複雑な形状等にはより多くの主要な曲率半径を有する。曲率半径範囲は、約5mm〜約500mm、好ましくは約10mm〜約150mm、より好ましくは約10mm〜約90mm、さらにより好ましくは約15mm〜約65mm、最も好ましくは約45mm〜約55mmである。キャップ又はセグメントはこの三次元の源形状から切り取られる。
【0020】
例えば、図1はモデルとされる球形を示しており、次に球形キャップ又はセグメントが斜線部分によって示される球形から切り取られる。この球形キャップが球形から切り取られる際、三角形のような任意の二次元形状に形成又は切り取られることが可能であり、三次元湾曲を有する二次元形状を形成する。好ましい実施形態においては、チップは三角形の球形キャップである。これは、発明を例示するために好ましい実施形態を使用する適用において、後により完全に説明される。任意の数の二次元横断面形状は、源三次元形状から切り取ることができ、興味を引くスナック片を形成する。これらの二次元形状には、円形、楕円形、長円形、放物線形、平行四辺形、台形、矩形、四角形、多角形、三角形、又は上述の任意の組み合わせ部分が挙げられるが、これに限定されない。
【0021】
図2〜図4を参照すると、チップ(10)の好ましい実施形態が示される。チップ(10)は、チップの表面の先端にディップを含有する包含窪み(12)、包含窪み(12)及びチップ形状の周辺端(Ps)を超える、好ましくは上部にあるグリップ域(14)を包含する。包含窪み(12)は、平衡状態における際に全線状方向においてディップがチップの周辺端(Ps)を超えて流れることを防止する。包含窪み(12)は好ましくはボール型又は凹湾曲である。また、チップは1つ以上のグリップ域(14)、好ましくは3つのグリップ域(14)を有する。グリップ域(14)は満足な指の配置を可能にするのに十分な寸法である。チップの全体の寸法、形状、及び湾曲は、手による保持の調節能力、改善したディップ保持能力、及びディップ動作を提供する。チップ(10)は、好ましくは均一なチップであり、製造される各チップは実質的には同寸法、形状、及び容積である。周辺端(Ps)はチップの外端を形成し、チップの二次元形状を画定する。加えて、包含窪み(12)は、包含窪み(12)の包含容積によって定義される外辺部(Pcw)を有する。包含窪み(12)は、球形キャップのようなチップの滑らかな湾曲によって形成され得るので、グリップ域(14)と包含窪み(12)を区別できる任意の顕著な端部がない可能性がある。
【0022】
仮定的な球形は、約35mm〜約90mm、好ましくは約45mm〜約65mm、最も好ましくは約50mm〜約55mmの曲率半径を有する。三次元の三角形球形部分は、図1で斜線の球形セグメントから切り取られ、本発明の好ましいチップを形成する。三角形は、三角形の3つの頂点(1,2,3)のいずれかを掴むのに人間工学的に容易であり、ディップがチップ上及び包含窪み中(12)で「すくわれる」ための複数の添加点を提供するためディップチップに最も好ましい。
【0023】
最も長い位置におけるチップの長さ(L)は約15mmを超え、好ましくは約30mmを超え、最も好ましくは約40mmを超え、最も幅の広い位置におけるチップの幅(W)は、約15mmを超え、好ましくは約30mmを超え、最も好ましくは約40mmを超える。長さで幅を割った縦横比は、約0.50より大きく、好ましくは約0.60より大きく、より好ましくは約0.70より大きく、最も好ましくは約0.75より大きい。図2に示されるように、好ましい実施形態は約40mm〜約110mm、好ましくは約50mm〜約80mm、最も好ましくは約60mm〜約65mmの長さ(L)を有し、30mm〜約110mm、好ましくは約40mm〜約80mm、最も好ましくは約50mm〜約60mmの幅(W)を有する。三角形の側面(15,16)は、約40mm〜約80mm、好ましくは約50mm〜約75mmの間、最も好ましくは約60mm〜約70mmの長さを有し、側面(17)は、約30mm〜約75mm、より好ましくは約40mm〜約70mm、最も好ましくは約50mm〜約60mmの幅を有する。
【0024】
入れ子積み重ね片配置の総高さ又は総長さも重要な考慮点である。店における棚の空間は限られている。包装も消費者が扱うのに人間工学的に快適であるべきである。線状軸に沿って配置される入れ子スナックの総高さ又は総長さは、理想的には約305mm未満であり、好ましくは約7mmと約254mmの間であって、より好ましくは約10mmと約231mmの間であって、最も好ましくは10mmと約220mmの間である。非線状入れ子軸に沿う入れ子配置の長さは、約7と約800mmの間、好ましくは約20と約600mmの間、より好ましくは約40と約500mmの間である。
【0025】
本開発の実施形態は、曲率半径、スナック片の厚さ、個々の片の重量、包装単位当たりの個々の片数、及びスナック片の弾性性質の特定のパラメーターの関数として、積み重ねスナック片の配置のための入れ子密度及び積み重ねの高さを予想するためのモデルである。スナック片密度は、満足な食感を供給するために拘束される。モデルは特定の充填密度、高さ目標、又は限定に適合するために、スナック片形状及び性質の設計手段を提供する。例えば、スナック片パラメータは所与の数のスナック片数に対し305mm未満の総長さの入れ子スナック片を維持するために特定化される。スナック片寸法と形状パラメータ間の関係は、極めて非線状であって、挙動予測を制限する明白でない相互作用を含有する。モデルの不在下では、経済的な分配効果のための十分な充填密度、製品コストに対する包装率の最適化、又は割り当てられた棚スペースの高さ内におさまるような特定の分配ルート内に対応するための寸法必要性への適合を包む多くの課せられる設計拘束に適合することは難しい。事実上、与えられた一連の適用目標又は拘束に成功する若干の指針を有する製品パラメータの無数の組み合わせがある。
【0026】
直線軸に沿って入れ子されたチップの配置のためのモデル提案のような使用の利点は、チップ形状設計パラメータと入れ子配置の最終密度間の内部関連を示すのを助ける。モデルは、湾曲のような他の入れ子軸形状の充填密度を最適化するために当業者によって簡単に展開される。2つの隣接するスナック片間の無負荷間隔又は隙間は、曲率半径及びスナック片の厚さの関数である。湾曲スナックの内半径は、スナックの厚さのため外半径未満である。外半径と内半径間の差異は2つの入れ子スナック片間の分離を産出する。低部のスナック片の底部上で少し距離を置いて在るため、内半径は外半径に適合できない。スナック片間で起こる分離は、充填密度を減少させる。
上述の例では、内半径は外半径周辺に変形を強いられ、それによってスナック片間の分離が減少する。変形量はスナック片の弾性性質の関数であり、スナック片の配置にかかった負荷の関数である。スナック片の総重量が変形を生み出すスナック片の垂直積み重ねの場合は重力によって、又は水平トレイ包装のような所与の長さ内での包装を可能とする圧縮力を強いる積み重ねの各末端部への機械的圧力の適用によって、負荷がかけられる。
【0027】
無負荷及び負荷間隔の双方の調節は、所望の充填密度又は総積み重ね高さを供給するのに使用され得る。変形の使用及び調節は、著しく充填密度を増大させる。無負荷スナック片の間隔が、変形した負荷積み重ねスナック片の2〜10倍となることは珍しいことではない。しかしながら、スナック片の構造的欠陥につながる過度の変形を引き起こすことは可能である。負荷間隔量から変形量を引いたものは、ひずみ力によるスナック片表面の破損を避けるために、0を超えるべきである。
すでに述べられたように、無負荷間隔は曲率半径の関数である。基部区分(r)及び特定の高さ(h)を通って与えられた半径を有する源モデル幾何学として図1に示される球形キャップの使用は、多くの湾曲形状の優れた近似を提供する。
与えられたスナック片の数における総入れ子長さは、以下で計算できる。
【0028】
総入れ子長さ=
(最初のスナック片の高さ)*(スナック片の数)*(厚さ+スナック片の負荷間隔) [1]
式中、最初のスナック片の高さは一般的に(h)と等しい。スナック片間の負荷空間は(S)と等しい。
S=(2つの隣接するスナック片間の無負荷間隔−スナック片間の平均変形) [2]
本開発の無負荷間隔(U)と形状パラメータ間の関係は次の通りである。
U=((b2/a2)*(2aδ+δ2))1/2 [3]
式中、(a)は図1の(r)と等しく、(b)は図1の(h)と等しい。
【0029】
スナック片は、負荷状態中で起こる変形を予見するために表面各末端部において適用される均一な圧力下で、線構造としてモデル化され得る。これらの環境において、発生する最大変形は以下で表される。
最大偏向=Δ=0.002693*((W*a3)/(弾性率*慣性モーメント)) [4]
【0030】
ここで、Wは入れ子配置におけるスナック片の総数とスナック片の平均重量を掛けたものと等しいスナック片にかかる負荷量に等しく、長軸は最少の長軸長を有するスナック片内に存在する湾曲のそれである。スナック片形状が適用される力の関数としてどのように動くかに影響する慣性モーメント(I)は、形状特性に依存し以下のように計算され得る。
I=3a2b−3abδ2+bδ3+a3δ+3a2δ2−3aδ3−δ4 [5]
弾性率(E)は、与えられるスナック片組成物において経験的に決定される。無負荷及び負荷スナック片積み重ねからのスナック片間の積み重ね高さ及び間隔データは、幾何学的に特定されるものの1つにおける等式[4]に適合する。まず、平衡状態中で安定水平表面にスナック片が載っている際にスナック片の外部高さは測定される。次に既知の負荷をスナック片の上端に適用し、変形を表す高さにおける変化を測定する。既知の負荷はスナック片の表面上に自由な重量を載置することで適用され得る。負荷及び無負荷スナック片高さ間の差異は、適用される負荷の関数として変形距離量を示す。等式[4]を再アレンジし、適用負荷をWに置換し、測定される変形をΔとして以下を得る。
【0031】
E測定=0.002693*((W測定*a3)/慣性モーメント))/測定Δ [6]
弾性率の所望の範囲は、特定のスナック片幾何学及び組成物によって変動するが、約0.1g/mm2〜約6.0g/mm2の範囲内であるべきである。さらなるモデルの改良は、負荷適用量に対するEの相互関係の開発によって得られる。
等式[3]及び[4]は、等式[2]に置換することができ、以下を得る。
S=U−Δ [7]
スナック片幾何学又は構造的性質における変化に起因する積み重ね高さを計算するために、等式[7]は等式[1]に置換され得る。モデルは、スナック片幾何学、厚さ、重量、弾性性質、又はスナック片数の効果の迅速な試験手段を提供する。
【0032】
容積バルク密度は総入れ子スナック片量を積み重ねによって占有される容積によって割ることによって導かれる。占有容積は、予想総積み重ね長さ[1]をスナック片の投影面積に掛けることによって計算される。容積バルク密度(Dv)は以下で示される。
Dv=総入れ子スナック片量/(総積み重ねスナック片長さ)*(投影面積) [8]
同様に、入れ子スナック片の線状バルク密度DLは、以下のように総入れ子スナック片量を入れ子積み重ね片[1]配置の長さで割ることで計算できる。
DL=総入れ子スナック片量/総積み重ねスナック片長さ [9]
入れ子配置におけるスナック片の重量及びスナック片の数は、スナック片の総負荷を決定するために使用することができるモデルへの入力である。スナック片の厚さ、弾性率、並びに相当する(r)及び(h)は、これらが形状を包含する最小の特定の球形キャップから導かれる場合、このモデルへの入力である。特定の形状のためのより正確な他のモデルは、スナック片の周辺部内に含有され得る最大球形キャップから(r)及び(h)を導き出す。
【0033】
スナック片の密度は拘束として保持され、モデルへの入力であるスナック片の特定重量を、モデル入力でもある厚みをスナック片の表面域に掛けたものと等しいスナック片の容量で割ることで既知の幾何学形状から計算される。スナック片の形状が容積計算を難しくするほど著しく不規則である場合、測定された密度と寸法間の相互関係が展開され得る。
この幾何学ではスナック片密度Dsは以下で計算され得る。
Ds=(スナック片の重量)/[2/3*π*a2b)−(2/3*π*(a−δ)2(b−δ)2] [10]
式中、(a)は球形キャップ半径、(b)は球形キャップの高さ、及びδはスナック片の厚さである。
入れ子スナック片密度及び最大積み重ね高さの標的レベルに対するスナック片形状パラメータの最適化は、マイクロソフトエクセルソルバーソフトウェアのようなスプレッドシート最適化プログラム中へのスナック片間隔の制御等式の入力によって達成され得る。モデルの使用による問題解決は次の通りである。
【0034】
1.スナック片重量、半径(r)、高さ(h)、厚さ、スナック片数、及び弾性率の上限及び下限範囲が入力として提供される。
2.チップ密度、入れ子配置の容積バルク密度又は線状バルク密度、入れ子配置の総長さの拘束値、及び任意選択的にチップ間の最終間隔、又は入れ子スナック片配置の純量がセットされる。
3.スナック片の特性は最適化ソフトウェアによって体系的に変化させる。
4.モデルスナック片密度は等式[10]を使用して計算される。スナック片密度拘束が破られている際、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶されるか、さもなければスナック片入力特性の組み合わせは暫定的に受け入れられる。
5.スナック片の無負荷間隔は、等式[2]を使用して計算される。
【0035】
6.慣性モーメントは、等式[5]を使用して計算される。
7.スナック片間の変形は、等式[4]を使用して計算される。
8.変形は、等式[7]を使用して無負荷間隔から減じられる。結果が負である際、負の結果は負荷適用下で破壊される幾何学又は構造を示すため、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶される。結果が正である際、スナック片入力特性は暫定的に受け入れられる。さらなる装飾は、スナック片間の結果として得られる空間が、スナックチップの変形後に最小限の間隙を生じるために拘束され得ることである。
9.入れ子配置の長さは、等式[1]を使用して計算される。総入れ子配置長さ拘束が破られている際、スナック片入力特性の組み合わせは拒絶されるか、さもなければスナック片入力特性の組み合わせは暫定的に受け入れられる。
10.容積又は線状入れ子密度は、それぞれ等式[8]又は[9]を使用して計算される。容積又は線状バルク密度の拘束が満たされる場合、スナック片密度、間隔、総入れ子配置長さ、及び密度要求を効率よく満たす特性の組み合わせは記録され、さもなければ組み合わせは放棄される。
11.任意で、入れ子スナック片配置の純量は、任意の拘束セットに対してチェックされ得る。
【0036】
最適化された入れ子密度を提供する現行の開発のスナック片は、スナック片中における湾曲のための主要半径(r)が好ましくは約10mm〜約50mm、より好ましくは約15mm〜約40mm、より好ましくは約20mm〜約35mm、最も好ましくは約25mm〜約30mmである一方向中において、少なくとも単一の湾曲を有する非平面である。スナック片の高さ(h)は、約1mm〜約30mm、好ましくは約2mm〜約15mm、より好ましくは約3mm〜約12mm、最も好ましくは約3mm〜約7mmである。個々のスナック片の重量は、好ましくは約0.5g〜約5.0g、好ましくは約1.0g〜約3.5g、より好ましくは約2.0g〜約4.0g、最も好ましくは約2.0g〜約3.0gである。スナック片数は約7〜約160、好ましくは約10〜約100、より好ましくは約20〜約80、最も好ましくは約60〜約75である。入れ子スナック片配置の純量は、約15g〜約300g、好ましくは約25g〜約200g、より好ましくは約50g〜約190g、最も好ましくは約140g〜約185gである。
【0037】
スナック片の厚さ及び表面形態の調節は、より高い入れ子密度を供給する1つの方法である。より厚いスナック片は、増大したぱりぱり感又は増補したかりかり感ような増大した厚みに関連し得る食感特性の多様性にしばしば望ましい。しかしながら、より厚いチップは、実質的に同様の寸法及び形状のより薄いスナック片より10%〜25%下回る入れ子密度を生じ得、これはより薄いチップと比較した場合、同純量の製品を分配するための増大した加工時間、包装物質、及び輸送配達車両を必要とすることで、最終消費者に積み重ねチップの経済的な供給において大いに影響を与え得る。より厚いチップは、容積は付加せずに重量を付加する高脂質含有物を通して、より高い入れ子密度及び包装純量を達成することのみできる。栄養学的に改善された状態を提供するために、スナックの脂質含有物を低めることがしばしば望まれる。スナック片の厚さ及び表面特徴の調節の改善された調節は、スナック片幾何学及び構造特性の調節と組み合わせて、製品脂質濃度を増大せずに増大した密度を供給できる。スナック片の脂質含有物は、約18%〜約40%、好ましくは約22%〜約32%、より好ましくは約24%〜約30%、最も好ましくは約25%〜29%であるべきである。脂質は、任意の脂質物質、消化性、部分的に消化性、又は非消化性として定義される。
【0038】
チップ表面は、膨れ上がった表面特徴の最大寸法が制限されている状態で、実質的に接していないスナック片の双方の側面上で不揃いに分散された、膨れ上がった表面特徴からなるべきである。これらの膨れ上がった表面特徴の存在は、より厚いスナック片の食感利点を提供するだけでなく、入れ子片間で起こる変形後の間隔内に1つの片がよりおさまりやすいという相互入れ子利点を提供する。膨れ上がった表面特徴に隣接するスナック片内の交互の薄い領域の存在は、スナック片に、増大した均一の厚さを有するスナック片より大きな変形量を可能とすることもできる。増大した変形能力は、隣接するスナック片の外半径の周囲に良好に適合するための1つのスナック片の内半径を可能とする。
【0039】
表面特徴調節
現行のスナック片の好ましい実施形態は、本質的に円形又は楕円形を有する泡又はブリスターの形状で存在する膨れ上がった表面特徴を含む。表面特徴は、最大寸法によって特徴付けられ得る。一般的に、表面特徴の形状及び寸法は自然状態では不揃いである。大型表面特徴は、8.0mm〜約12mmの最大寸法を有するものとして定義され、中型表面特徴は、約5.0mm〜約7.9mmの最大寸法を有するものとして定義され、小型表面特徴は、約2.0mm〜約4.9mmの最大寸法を有するものとして定義される。大型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約12%〜約40%、好ましくは約15%〜約35%、より好ましくは約18%〜約30%、最も好ましくは約20%〜約27%を占有するべきである。中型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約20%〜約40%、好ましくは約23%〜約36%、より好ましくは約25%〜約32%、最も好ましくは約28%〜約31%を占有するべきである。小型表面特徴の量はスナック片の総表面積の約25%〜約60%、好ましくは約30%〜約56%、より好ましくは約35%〜約50%、最も好ましくは約40%〜約48%を占有するべきである。
【0040】
表面寸法及び関連する表面特徴は、スナック片表面の同寸法及び同形状の透明プラスチック又はアセテートテンプレートを作成することで測定できる。テンプレートを、好ましくは各グリッド線において2mm〜5mmの増加となる測定用グリッドによって印す。テンプレートをスナック片の表面上に重ね合わせ、全表面特徴の最大寸法が特徴化する。表面特徴は、低基部域を包囲して配置される隆起を作成するスナック片の基部表面に膨れ上がった泡又はブリスターとして視覚的に認識できる。好ましくは、テンプレートでの寸法のより迅速な測定を可能とするために、膨れ上がった表面特徴を色ペンによって印す。少なくとも15個のスナック片を測定するべきである。
相対的に、今日の市場で入手可能な隆起積み重ねチップ(例えばプリングルスリッジ(PringlesRidges)(登録商標))は、チップの1側面のみに表面特徴を有する。加えて、隆起はチップの長さ方向の60mm〜65mmまでの長さ部分を連続的に横切り、隣接するチップ間の内部入れ子を減らす優勢な表面特徴である。これらの表面特徴は連続的な模様であって、さらに好ましくは繰返し模様である。変形もまた、隆起によって提供される増大した表面域によって、長さ方向において結果的に増大した力となる、より均一な厚さによって減少する。本発明で見出されたような不揃いな表面特徴の定義は、リッジ(Ridges)(登録商標)で見られるもののような模様付き表面特徴を包含しない。
【0041】
数種の厚さ測定は、本開発の好ましいトポグラフィーの優れた測定である。平均スナック片厚さは、各表面特徴が1回のみ測定され、隆起した表面間に置かれる基部チップ表面の10回の測定を行うという、隆起した表面特徴の総厚さの10回の無作為な測定をデジタルキャリパーを使用して行う、表面上の連続的な位置測定によって特徴付けられる。キャリパーのジョーは、表面特徴の先端上に1つのジョーを接触させ、もう1つのジョーは表面特徴の真下の位置のスナック片の対向側の下側に接触させて、スナック片と接触する。100〜200の間の総データポイントを提供するために、本方法によって5〜10個のスナック片の厚さを測定するべきである。平均的厚さは基部及び平面特徴における全測定にわたって採用され得る。
【0042】
平均的チップの厚さは、約5.0mm未満、好ましくは約2.5mm未満、より好ましくは約2.0mm未満、より好ましくは約1.5mm〜約2.0mm、最も好ましくは約1.75mm〜約2.0mmであるべきである。膨れ上がった表面特徴単独の平均的厚さは、約2.3mm〜約3.2mm、好ましくは2.4mm〜約3.0mmの間、より好ましくは約2.5mm〜約2.9mmであるべきである。表面特徴の最大の厚さは、約5.5mm未満、好ましくは5.0mm未満、より好ましくは約3.0mm〜約4.7mmの間、最も好ましくは約3.0mm〜4.0mmであるべきである。全スナック片の厚さの変動係数(CV)は、表面特徴の不揃いな性質に関するもう1つの指針として使用され得る。(CV)はチップの厚さの周辺の標準偏差をチップの厚さの平均で割って、100%で掛けることで計算される。チップの厚さのための(CV)は15%を超え、好ましくは25%を超え、より好ましくは35%を超え、最も好ましくは40%を超えるべきである。相対的に、今日の市場で入手可能な積み重ねチップ(例えばプロクターアンドギャンブルプリングルス(Procter and Gamble Pringle)(登録商標))は、約10%の(CV)レベルでより一貫した厚さを有する。
【0043】
増大した密度包装キット
図5及び図6を参照すると、本開発の湾曲形状はスナック片の入れ子配置の保持を容易にする動作調節を提供し、それによって増大したバルク密度を維持する。入れ子解除が可能なスナック片は、次々にチップ間の増大した隙間を形成し、スナック片の入れ子バルク密度を低下させる。増大した動作調節も包装内のスナック片の移動に誘発され得る破損を減少する。
【0044】
スナック片の入れ子配置の高さに関連する包装の内部高さは、全方向におけるスナック片の動き調節及び包装の充填密度に対して、強力な影響力を有する。入れ子配置を超える開放空間は、配置中の最初の片が、包装によって起こる衝撃力のため、移動、回転、及び潜在的に入れ子解除される機会を可能とする。入れ子軸と平行する方向におけるチップの移動を制限するために、チップが入れ子配置中にある場合の最初又は最後のスナック片と包装の末端部間の空間量は、スナック片の最小寸法の約25%未満、好ましくは約100%未満、より好ましくは約83%未満、最も好ましくは約53%未満であるべきである。好ましくは、スナック片は、入れ子軸に関して垂直及び回転方向に、より動作調節抵抗を提供するため、スナック片の二次元域の形状に適合させた横断面形状を有する包装中に充填される。また、チップが入れ子配置中にある場合の最初又は最後のスナック片と包装の末端部間の空間量は、スナック片の最小寸法の約150%未満、好ましくは約110%未満、より好ましくは約100%未満、より一層好ましくは85%未満、最も好ましくは約53%未満であるべきである。
【0045】
包装されたスナックの一貫性
製品の一貫性は、信頼できるディップ保持性質を供給し、一貫した入れ子密度を維持するのに有用である。個々のスナック片における長さ、幅、形状、及び重量の変動は、スナック片が互いに良く適合しない際に入れ子能力の欠損を導くか、又は入れ子配置若しくは包装の低バルク密度を導くスナック片間の増大した空間を導き得る。
【0046】
与えられた包装内の残された全ての非破壊スナックの各物理的特長においての変動係数(CV)は、製品一貫性を特徴化する優れた方法である。変動係数又はCVは、製品測定に関する標準偏差を100〜200の個々のスナック片のサンプルサイズで採用する測定平均で割り、100%で掛けられるとして定義される。スナック片を横切る最も長い距離でのスナック片長さのCVは、7%未満、好ましくは6%未満、より好ましくは5%未満、より一層好ましくは4%未満、最も好ましくは2%未満であるべきである。スナック片の最も幅の広い点におけるスナック片の幅のCVは、好ましくは約16%未満、より好ましくは約10%未満、より一層好ましくは約5%未満、最も好ましくは約2%未満であるべきである。スナック片重量のCVは、好ましくは約17%未満、より好ましくは約15%未満、より一層好ましくは約10%未満、さらにより一層好ましくは約8%未満、最も好ましくは約6%未満であるべきである。スナック片投影面積のCVは、好ましくは約17%未満、好ましくは約15%未満、より好ましくは約12%未満、さらにより好ましくは10%未満、最も好ましくは8%未満であるべきである。
【0047】
本発明に包含されるのは、好ましくはディップ包含域(8)を有するトルティーヤチップであるスナック片を、一貫して消費者に提供する方法である。この方法は、形状がディップ包含域(8)を有し、所望の形状へのスナック片の均一な形成、及び本明細書で示され記載されるような調理を包含する。これは好ましくは最初に完成される。好ましい方法において、スナック片は次に任意の好ましい調味料、風味付き液体、又は油で処理される。スナック片は、好ましくは垂直積み重ねである、高バルク密度の入れ子配置に配向する。この入れ子配置は、好ましくは本明細書で示され、記載されるバルク密度を有する。この段階は、好ましくは処理段階後完成される。この入れ子配置は次に、半固体又は固体側壁を有する容器中に載置される。好ましくは、容器は1つの連続側壁を有し、より好ましくはプラスチックから製造される。最も好ましい実施形態においては、容器は以下で記載するように複数の層プラスチック容器である。容器は、好ましくはカートン内に包装され、次にカートンは好ましくはパレット上に積み重ねられる。包装体中のスナック片が約40重量%を超える、ディップ包含域(8)を有するスナック片の入れ子配置を含有するこの各々の梱包は、約7200mm3を超える包含容積を有し、次に約40重量%未満のCV及び包装中で約80重量%を超えるスナック片を消費者に提供又は供給し、次に約35%未満、好ましくは約30%未満のCVを消費者に提供又は供給する約3600mm3を超える包含容積を有する。
【0048】
包装
入れ子スナック片は、キャニスター、トレイ、袋、カートン、フロー包装、スリーブ、及びタブを含む各種の包装体に包装され得るが、これらに限定されない。包装は、水平又は垂直提示のいずれかに配向又は配置され得る。包装物質は、非限定的な例として繊維複合物質、本明細書で記載されるポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、好ましくは高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、又はこれらの任意の組み合わせを包含する既知の各種の物質から選択され得る。このようなプラスチック包装は、複数層高バリヤ性ラミネート構造であってもよい。包装材料は、好ましくは製品に対する酸素及び湿気の移動を制限することで増大した商品貯蔵性を提供する。
プラスチックスナック包装は、形状柔軟性、構成成分の少量化、増大した製品保護、及びコスト低下の機会を提供する。包装の1つの実施形態は、単一湾曲又は配合湾曲ポテトチップ又はクリスプ、コーンベースのスナック片、トルティーヤチップ等が挙げられるが、これらに限定されないスナック片の入れ子配置を包含する、好ましくは硬い壁を有する単層又は複数層のプラスチック半固体容器である。
【0049】
この容器には、円筒形、楕円形、三角形、四角形、方形、多角形、又は任意の他の形状を包含するが、これらに限定されない任意の形状及び寸法の横断面を有する、円筒形、三角形、多角形などを包含するが、これらに限定されない任意の形状又は寸法であり得る。
上述したように、包装の横断面形状及び寸法が、実質的にスナック片の横断面形状及び寸法に適合する場合、これは包装容積内に含有されるスナック片の移動調節を提供し、包装容積を減少する。減少された包装容積は高包装バルク密度、すなわち包装の容積当たり、より高い製品純量となる。これは、優れた分配効果、店の棚スペース効果、消費者の棚スペース効果及び携帯性を提供する。包装がプラスチックから製造されているため、包装自体は非従来型形状に形成され得る。このような形状は包装内に含有される製品の形状又は種類を伝達するために形成され得る。
【0050】
包装寸法は大きく変更できるが、好ましくは約5〜約100液量オンス、より好ましくは約5〜約50液量オンスの範囲である。包装の寸法は、所望の包装寸法/部分及びスナック片の形状によって大きく変化する又はし得る。好ましい実施形態において、包装は包装内に保有されるスナック片の形状に実質的に適合し、例えば、三角形は三角形のスナック片と類似する形状の入れ子配置を保持することができる。図7〜図11に示される好ましい実施形態においては、キャニスター包装は約45液量オンスであり、約9.5インチの缶の高さを有する。缶(30)は約1インチの高さを有する基部域(32)を有し、この域における各三角形脚部(34)、(36)、及び(38)の長さは約3.2インチである。三角缶の本体域(40)は約8.5インチの高さを有し、この域における各三角形脚部(42)、(44)、及び(46)の長さは約2.8インチである。さらに、二重又は複数包装として販売用に2つ以上の缶を並べる目的で、1つの缶がプラスチックの袋の内部に2つの缶をフロー包装する、2つの缶をともに成形する、2つ以上の缶を保持するために単一被覆キャップを使用する、トレイ様保持装置を使用する、又は厚紙若しくはプラスチックスリーブを使用する。
【図面の簡単な説明】
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に請求する請求項により結論付けるものであるが、本発明は添付の図面と関連する以下の説明により、よりよく理解されるものと考えられ、図面では同じ参照番号は同じ要素を示す。
【図1】斜線域に示されるように、本発明の好ましい実施形態の設計の説明を補助するための代表的な目的を示すためにモデル化された球形から切り取られた球形キャップの斜視図である。
【図2】本発明のスナック片の好ましい実施形態の斜視図である。
【図3】図2に示されるスナック片の平面図である。
【図4】図2に示されるスナック片の横断面図である。
【図5】図2に示される複数のスナック片の入れ子配置の斜視図である。
【図6】代替の実施形態の複数のスナック片の入れ子配置の斜視図である。
【図7】本発明の包装の好ましい実施形態の斜視図である。
【図8】図29に示される包装の平面図である。
【図9】図29に示される包装の左側正面図である。
【図10】図29に示される包装の右側正面図である。
【図11】図29に示される包装の底部平面図である。
Claims (10)
- 複数の重ね合わせスナック片であって、前記複数の重ね合わせスナック片が不揃いの表面特徴を包む表面を有する非平面スナック片を含み、不揃いの表面特徴が前記表面から伸びており;前記複数の重ね合わせスナック片が約8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する複数の重ね合わせスナック片。
- 複数の重ね合わせストック片であって、前記複数の重ね合わせスナック片が不揃いの表面特徴を含む表面を有する非平面スナック片を含み、不揃いの表面特徴が前記表面から伸びており;前記複数の重ね合わせスナック片が約0.4g/mm3を超える線状バルク密度を有する複数の重ね合わせスナック片。
- 前記重ね合わせスナック片が、入れ子配置中に存在する請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記重ね合わせスナック片が、ボール形状の湾曲を有する請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記容積バルク密度が、約8.0×10−5g/mm3〜SO×10−5g/mm3である、請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記スナック片が約18%〜約40%の脂質含有物を含有する請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記スナック片が約1.0×10−4g/mm3〜約17×10−4g/mm3の密度、約5mm〜約500mmの曲率半径、及び約0.1g/mm2〜約6.0g/mm2の弾性率を有する、請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記複数の重ね合わせスナック片が実質的に同一の寸法及び形状を有する請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 前記複数の重ね合わせスナック片が包装中に載置され、前記包装が約10×10−5g/mm3〜約35×10−5g/mm3の充填バルク密度を有する請求項1又は2に記載の複数の重ね合わせスナック片。
- 生地片から高バルク密度の複数の重ね合わせスナック片を作成する方法であって:前記方法が、
a.5mm〜約500mmの曲率半径を有する予め定められた湾曲抑制装置に隣接して、前記生地片を載置することによりスナック片の曲率半径を調節する工程と、
b.前記生地片が約2.5mmを超える厚さを有する前記スナック片に変形するまで、前記湾曲抑制装置により前記生地片が抑制されている間、前記生地片を調理する工程と、
c.前記スナック片を他の前記スナック片に隣接して載置し、前記複数の重ね合わせスナック片を形成し、前記複数の重ね合わせスナック片が8.0×10−5g/mm3を超える容積バルク密度を有する工程と、
を含む方法。
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