JP2004501550A - 単一の暫定ブロックフローに複数データ接続を多重化するための方法と装置 - Google Patents
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Abstract
無線リンク上を送信するための方法と装置が記載されている。本方法は、以下のステップを実行することにより、単一の暫定ブロックフロー(TBF)に複数の無線ベアラを連続して多重化するステップを有する。すなわち、第1の無線ベアラに対し、暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第1の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップと、該第1の無線ベアラから第2の無線ベアラへの変更が生じた時、前記と同一のTBFの少なくとも1つの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおける該第2の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップとを実行する。また、受信装置においては、最初に、RLCブロックにおける無線ベアラ識別子の存在を検知することにより、1の暫定ブロックフロー(TBF)からの複数の無線ベアラを、続けてデマルチプレックスするステップを実行する。本方法の最初のステップでは、網サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、及びサービス品質のパラメータを無線ベアラ識別子にマッピングを行う。更なるステップは、第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、かつ第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求する時、受信装置からチャネル割り当てメッセージ(即ちパケット・アップリンク・割当てメッセージ)を送信機に送信する。または、第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求しない時、第2無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信の確認を送信装置へ送信する。
Description
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は、無線インターフェースを通して、パケットデータの送受信するための方法と装置に広く関するものである。特に、ユーザの無線端末とデジタルセルラー通信システムのネットワークオペレータとの間のパケットデータの送受信のための方法と装置に関する。
【0002】
〔発明の背景〕
現在の無線通信システムは、進歩を続けており、移動装置のユーザのために高速パケット・データ・サービスを提供するようになっている。その1つの例は移動装置のユーザに対するインターネットアクセスの提供である。この方向で急速に進歩を遂げている無線システムは、広域移動通信システム(GSM)として知られている時分割多重接続(TDMA)システムである。特に、GSMの拡張バージョンはGSM+,GPRS(General Packet Radio Services)及びEGPRS(Enhanced General Packet Radio Services)として知られている。
【0003】
GPRS リリース ‘97は、(限定された)パケットデータサービスを提供した最初の標準であった。しかしながら、この標準は,ユーザーのためにパケットデータ接続についてののビットレート及び遅延を制御する能力を提供するものではなかった。現在開発中の第3世代移動通信システム(UMTS)のおいては、パケットドメインは、異なる質のサービスを行う数個のパケットデータ接続を同時に維持することを可能にする。リリース’97以来、GPRSリリースが2つ続けてあったが、サービス品質の概念については変わらなかった。
【0004】
拡張GPRS(EGPRS)のフェーズ2は、これは次期のGRPSリリース(リリース‘00)に予定されているが、UMTSのコア−ネットワークに対する新たな無線アクセス網を提供するもので、既存のUMTSで使用されているサービス属性については同一品質を採用する予定である。
【0005】
ここで、既存のUMTSの柔軟な要件に適合するようにするには、基本GPRSが提供するサービスの品質規定をどのように高めればいいのかという問題が発生した。
【0006】
UTMSシステムでは、コア−ネットワークと移動局との間のデータ接続は網アクセスポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。NSAPIは同時に無線アクセスベアラをも特定する。
GPRSの前回リリース(プレリリース ‘00)においては、接続はNSAPI及び論理リンク制御(LLC)プロトコールSAPIにより特定された。しかし、UMTS及びGPRS リリース’00では、LLCプロトコールはもはや使用されない。
【0007】
特に、移動電話のような移動局と第3世代(3G)サービシングGPRSサポートノード(SGSN)との間の接続は、要求されるサービス品質のパラメータと関係する網アクセスポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。データ接続は、無線アクセス網に対する前記3G−SGSNが定める無線アクセスベアラによって実現される。無線アクセスベアラ識別子はNSAPIと同様である。無線インターフェースにおいて、無線アクセスベアラは自分自身の識別子を有する1つ又は数個の無線ベアラにより実現される。
【0008】
無線ベアラ組立期間(set−up phase)において、NSAPIは無線ベアラと関係し、無線ベアラはチャネルと関係している。このように、UMTS無線アクセス網においては、チャネル数及び/又は識別子はデータ接続及びそのサービス品質のパラメータを明確に特定するものである。したがって、プロトコールヘッダーにおいて、NSAPI又は無線ベアラ識別子を搬送する必要はない。
【0009】
しかしながら、GPRSリリース‘00においては、データ接続を(物理)チャネルに関連付ける規定はない。こうしたことから、無線インターフェースにおいてデータ接続を如何にして特定するかの問題が発生した。
【0010】
第2の問題は、GRPS無線リンク制御/メディア・アクセス制御(RLC/MAC)レイアの柔軟性の改善に関係する。基本GPRS及びUMTS無線アクセス網(URAN)との間の重要な違いは、UMTSでは、トランスポート(無線リンク・コントロール,即ちRLC)ブロックを多重化するのに対して、GPRS・MACは論理リンク(LL)プロトコール・データ・ユニット(PDUs)を多重化することである、一般的に、GPRS多重化は融通が利かないものであり,多様な種類のサービスを要請する接続には不向きである.例えば、図2におけるSAPI5からのLL・PDUのサイズ(最大長は1520octets)がどのようなものであろうとも、SAPI1からのレイヤー3メッセージを送出する前にそれは全部送出しなければならない。もし、SAPI5により使用されるRLCモードがシグナリングに使うものと違う場合は、現行の暫定ブロック・フロー(TBF:temporary block flow)は解放され、レイヤー3メッセージが送出される前に、新規なTBFが確立される。新規なLL・PDUを送出する前に、パケット・リソース・リクエスト・メッセージは、新規なLL・PDUの特性(無線プライオリティ、ピーク・スループット・クラス、RLCモード)を知らせるために、ネットワークに送出しなければならない。
【0011】
EGPRSにおいては、GPRSにおけるのと同一のアクセスタイプが、アップリンク方向(即ち、移動装置から網の方向へ)の暫定ブロック・フロー(TBF)を確立するようにサポートされている。このために、パケットチャネルを要求する(パケット・チャネル・リクエスト,11ビット)GPRS移動装置で使用される制御メッセージがEGPRSで再使用される。
【0012】
以上要約すると、GPRS‘97においては、SNDCP(サブネットワーク デパートメント コンバージェンス プロトコール)ヘッダーの中で運ばれるNSAPIにより及びLLCプロトコールヘッダーの中で運ばれるLLC SAPIにより、データ接続が、特定される。
しかし、GPRS‘00においては、SNDCPは、プロトコールヘッダー部分にNSAPIを持たないパケット・データ・コンバージェンス・プロトコール(PDCP)に置き換えられ、LLCプロトコールは無くなった。したがって、UMTSにおいては、NSAPIはプロトコールヘッダーの中で搬送されるように規定されていないが、GPRSリリース‘97タイプにおけるデータ接続の決定の仕方が、直ちに使えるものではない。何故なら、NSAPI/無線ベアラ/チャネルマッピングが明確に行われているからである。
【0013】
UMTSにおける多重化に関して、データの多重化には2つのレベルある。第1は、MAC論理チャネルをトランスポートチャネルに多重化する。基本多重化ユニットはPDCP・PDUであり、したがってMAC多重化はGPR・SRLCにおけるLLC・PDU多重化と同様な特性を有している。たとえば、図3を参照すると、もし無線ベアラxが、無線ベアラyより高品質を有し、更に、もし、それらが同一のトランスポートチャネル(即ち、dedicated(常時接続)Transport Channel,DTC)2に多重化される時、ベアラxからのパケット・データ・コンバージェンス・プロトコール(PDCP)プロトコール・データ・ユニット(PDU)は、これに先立つベアラyからのPDCP・PDUが送出された後からでないと送出することはできない。トランスポートチャネルはレイヤ1の符号化・多重化ユニットに接続されている。該ユニットは、処理を行い数個の常時接続トランスポートチャネルを符号化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)に多重化する。CCTrCHからのビットは、図3に示すように同一物理チャネル1にマップされる。 唯一の制約は、トランスポートチャネルが、同一のキャリヤ・インターフェース(C/I)要求仕様を持たねばならないことである。したがって、音声とデータが同一物理チャネル上にマップすることはできない。
【0014】
トランスポートチャネルは独自のトランスポート・フォーマット・セットを有している。物理チャネル上では、トランスポートフォーマットの全部のコネクションはサポートされている訳ではないが、トランスポートフォーマットセットで定義されたサブセットについてはサポートされている。物理チャネルにデータをマッピングする時、MACはトランスポートフォーマットコネクションセットで特定された様々なトランスポートフォーマットコネクションから選択する。この選択は高速に実行され、追加の通信を要求することなく、物理層に対し柔軟な可変ビットレートスキームを用いる。図3においてもし無線ベアラx及びyが異なるトランスポートチャネルDCH2及びDCH3にマッピングされるとき、MACがレイヤ1に転送させるトランスポートフォーマットの組合せによっては、DCH2からの無線リンク制御(RLC)PDUは、DCH3からのRLC PDUと同時、又はより前に送出される。しかし、異なるトランスポートチャネルの全ビットレートは、いつでもCCTrCHの最大ビットレートを超えることはできない。
【0015】
要約すると、公知の技術によれば、データコネクションは、無線リンク制御(RLC)の暫定ブロックフロー(TBF)に関連している。
これらの問題を解決するために、1以上の暫定ブロックフロー(TBF)が同時に存在することを容認する提案が以前からある。しかし、いくつかの理由から、このアプローチは最善ではない。
【0016】
(本発明の目的と有利な効果)
本発明の第1の目的と有利な効果は、柔軟な方法で、複数のデータ接続の無線リンク制御(RLC)の暫定ブロックフロー(TBF)に多重化するための方法と装置を提供することである。
本発明の他の目的と有利な効果は、高速なチャネルソースの要求に無線ベアラ識別子を使用することである。
【0017】
〔本発明の要約〕
本発明の実施例に従った方法と装置は、前記の問題及び他の問題を解決し、本発明の目的を達成するものである。
前記のことから明らかであるが、UMTSではデータ接続は、ネットワーク・サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。該識別子はまた、無線アクセスベアラを特定する。前回のGPRSリリース(プレーリリース‘00)では、NSAPIまたは論理リンク制御(LLC)プロトコールSAPIが接続を特定している。しかし、UMTS及びGPRSリリース’00では、LLCプロトコールはもはや使用されない。前記のように、無線インターフェースにおけるデータ接続を特定するためには、NSAPIもUMTS無線ベアラを、GPRS・RLC・TBFに関連付けする必要がある。
【0018】
本発明は、GPRS無線インターフェースの無線ベアラ識別子を使って、複数のデータコネクションの無線リンク制御(RLC)暫定ブロックフロー(TBF)に多重化するための方法と装置を提供することである。本発明の方法と装置は、高速なチャネル割当ての要求を可能にする。
【0019】
本方法は、ネットワーク・サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、そして、サービス品質のパラメータを、無線ベアラ識別子に明確にマッピングする。その際、一の移動局に対し唯一度だけ無線ベアラ識別子を使用する。即ち、無線ベアラ識別子の同一の数値は、同一移動局において2つのNSAPIと関連付けることはできない。この方法によると、無線ベアラ識別子は、暫定ブロックフロー(TBF)の最初の部分にある無線リンク制御(RLC)ブロックの中で搬送される、そして毎回、無線ベアラは変更される。もし、新たな無線ベアラのサービス品質の条件が、前回の無線ベアラのサービス品質の条件と異なる場合は、変更された無線ベアラ識別子は、また、新たなチャネル要求として機能する。さらに、無線ベアラ識別子は、受信装置からパケットデータの送信装置又は送信者へのRLCの受信確認メッセージ中で搬送される。
【0020】
本方法は、無線ベアラ識別子即ちRB_idが、RLCデータブロック、即ちTBFの初めの部分として搬送することを可能にするものである。これは、本発明の好ましい実施例においては、GPRSリリース‘99のために最初に導入されたパケットフロー識別子ビットを使って実現される。
無線リンク上で、パケットデータを送信するために、1つの方法をここに開示する。この方法は、複数の無線ベアラを次々と、単一の暫定ブロックフロー(TBF)に多重化する複数のステップを有する。この多重化は、第1の無線ベアラ識別子に対し、暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、受信装置に第1の無線ベアラ識別子を送信するステップを実行することにより行われる。
すなわち、第1の無線ベアラから第2の無線ベアラへ変わる時に、同一TBFの少なくとも1つの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおける第2の無線ベアラ識別子を受信装置に転送する。受信装置側では、受信したRLCブロックの中の無線ベアラ識別子の存在を、初めに検出することにより、単一の暫定ブロックフロー(TBF)から複数の無線ベアラを続けてデマルチプレックス(分離)する。
【0021】
本方法の最初のステップは、網サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、そしてサービス品質のパラメータを、無線ベアラ識別子にマッピングすることである。
次のステップは、第2無線ベアラ識別子を受信した応答として、また、もし、第2の無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求した時には、パケット・アップリンク・アサインメント・メッセージ(又は他の適当なチャネル割当てメッセージ)を、受信機から送信装置に送信することである。もし、第2無線ベアラ識別子のサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求しない場合は、第2の無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信確認は送信機に送信される。
【0022】
限定しているわけではないが、GPRSの現時点で好ましい実施例において、無線ベアラ識別子がパケットフロー識別子(PFI)ビットの中に含まれることが好ましい。PFI指標(PI)ビットは、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在を示すものである。
【0023】
本方法の次のステップは、第2の無線ベアラから第1又は他の無線ベアラ識別子に変更する時に、同一のTBFの他の続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、第1の無線ベアラ又は他の無線ベアラの無線ベアラ識別子を、受信装置に転送することにより、実行される。受信装置は、受信装置から送信装置へパケット・ダウンリンク・アック(Ack)・メッセージを送信することにより、次の別の無線リンク制御(RLC)ブロックの受信確認のステップを実行する。 本発明の考え方は、ダウンリンクにも適用されることに注意すべきである。そして、ダウンリンク方向においては、チャネル割り当て手続きは、現行の割り当て手続きと変わらない。しかし、無線ベアラの変更は、好ましくは移動局からも網へのパケット・ダウンリンク・受信確認メッセージを使って確認することが好ましい。
【0024】
本発明の、前記した、また他の特徴は、図面と共に読む時次の本発明の詳細な説明において明確にされる。各図は添付の通りである。
【0025】
〔発明の詳細な説明〕
GPRSの無線リンク制御(RLC)、メデイア・アクセス制御(MAC)層の多重化能力を改善するためには、RLCブロックにおいて、網サービスアクセスポイント識別子(NSAPI)を特定することができなければならない。前記のように、NSAPIは、無線ベアラ識別子と関係付けされている。この関係付けは、網と移動局の間で無線リソース制御プロトコールを使って実行される。
【0026】
図4を参照すると、個々の無線ベアラに対して、無線ベアラに関連する制御機能、例えば、セグメンテーション、再組み立て及び受信確認等、を管理するRLC本体10がある。MAC12は、同一TBFに異なる無線ベアラを多重化する多重機能要素(FE)14を備えている。送信装置1、又は送信側において、多重化FE14は無線ベアラidentification(RB_id)を各RLCブロック又はTBFの第1のRLCブロックに付加する。もし無線ベアラが1つだけ現在使われているとしたら、RB_idはTBFの第1のRLCに1つのみ付加される。
多重化FE14は、様々な無線ベアラからのRLCプロトコール・データ・ユニット(PDUs)をTBFへ、無線ベアラの優先度に従って、更に一般化すれば、無線ベアラのサービス品質の属性に従って、多重化する。図4に示すように、各パケット・データ・コンバージェンス制御プロトコール(PDCP)ユニット18、IPコア・プロトコール20、無線リソース制御(RRC)ユニット(22)及び制御プレーン(RLC−C)ユニット24のための無線リンク制御は、各RLC10に関係している。
【0027】
図5に示すように、受信装置2又は受信側においては、デマルチプレックス無線リンク制御ユニット28が、受信された無線ベアラ識別子(RB_ids)を使って、無線ベアラをデマルチプレックスする。RB_idsはパケットフロー識別子(PFI)ビットを使って定義され、PFI指標(PI)ビットは、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在を示すことができる。RB識別子フィールドは、RLCブロックと関係する無線ベアラを定義する。もしRB_idsがRLCブロックの中に存在しない時は、TBF内にある全てのRLCブロックはRB_idsによって特定された前回の無線ベアラに属すると、RLC−U(RLCユーザプレーン側)デマルチプレクサブロック30は仮定する。
【0028】
EGPRSケースでは、無線ベアラ識別子をパケットフロー識別子(PFI)ビットを使って定義することができる。そしてPFI指標(PI)ビットは、無線ベアラ識別子の存在を示すことができる。
【0029】
図7A−7Eは、PFI及びPIビットフィールドの位置を示す多種のアップリンクRLCデータブロックフォーマットを表している。この方式は、ダウンリンクにおけるRB_idを符号化するためにも用いられる。7C、7D及び7Eにおいて、“MCS”は変調及び符号化スキームを意味する。
【0030】
各無線ベアラに対してRLC本体(entity)が存在するので、受信確認メッセージは、初めにGPRS‘97で定義されたものを修正する。特定の受信確認と関係する無線ベアラは、パケット・ダウンリンク・Ack/Nackメッセ−ジ及びパケット・アップリンク・Ack/Nackメッセ−ジにおける拡張ビット情報を使って定義される。
【0031】
図6は、高速なパケットチャネルリソース要求をするためにどのように無線ベアラ識別子を使うことができるか、その方法を示すものである。ステップAでは、第1のRLCブロックがTBFに送信される。この場合、RLCブロックは無線ベアラ1に属している。次のRLCブロック(ステップB)においては、他の無線ベアラからのRLCブロックが送信要求される(ステップC)まで、無線ベアラ識別子は含まれない。受信確認における不具合を回避するために、網は無線ベアラの変更を承認する。ステップDにおいて、無線ベアラ2のサービス品質のパラメータは新たなチャネル割当てを要求するとすると、パケット・アップリンク・アサインメント・メッセ−ジは、無線ベアラが成功裏に変更したことを、送信者に対し知らせ確認する。もし新たなチャネル割当てが要求されないならば、網は、代わりに、新たな無線ベアラ(無線ベアラ2)から最初に受信したRLCブロックの受信確認を行う。ステップEにおいて、無線ベアラ2からのRLCブロックが送信されるが、RB_idは含まれる必要は無い。ステップFにおいて、無線ベアラは再び(無線ベアラ1に)変更される。今回は、網は直ちに無線ベアラ1から最初に受信したRLCブロックの受信確認を行うことにより変更を確認する。
【0032】
図1には、複数の移動局100を含む無線通信システム5について、本発明の好ましい実施例の簡略化されたブロックダイアグラムが記載されている。二つの移動局(MSs)が図1に示されており、1つをMS#1、他のものをMS#2と呼ぶ。図1にはまた、典型的な例として、ネットワークオペレータが示されており、このオペレータは、例えば、GPRSサポート・ノード30を有する。該ノードは、公衆パケットデータ網(PDN)のような通信網に接続するためのものである。さらに、図1には、少なくとも1つの基地局コントローラ(BSC)40及び、予め決められたエアインターフェース標準に従って移動局100に物理チャネル及び論理チャネルをアップリンク及びダウンリンク方向に送信する複数のベーストランシーバ局(BTS)50が示されている。逆方向即ち、移動局100からネットワークオペレータへのアップリンク通信路も存在する。この通信路は移動局からのアクセス要求及び、本発明の考え方に従ってRLCデータブロックを含むトラフィックを搬送する。
【0033】
これに限定するものではないが、本発明の考え方に従った好ましい実施例において、エアインターフェース標準は、移動局100からのパケットデータ伝送、例えば、インターネット70アクセス及びウェブページダウンロードを可能にするような、いかなる標準にも適合するものである。本発明のこの好ましい実施例において、エアインターフェース標準は、ここに開示されている拡張GPRS能力をサポートする時分割多重接続(TDMA)エアインターフェースである。
【0034】
ネットワークオペレータは、また、メッセージサービスセンター(MSC)60を有する。該センターは、パケットデータを使用することのできる全て無線メッセージ技術を用いて、移動局100のためにメッセージを受信したり送信したりする。他のメッセージサービスは、マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)として知られている技術の下でのデータサービスを含む。該マルチメディア・メッセージング・サービスによれば、イメージメッセージ、ビデオメッセージ、オーディオメッセージ、テキストメッセージ、その他実行可能なもの等及びこれらの組合せを、網と移動局との間で転送することができる。
【0035】
移動局100は、典型的には、表示装置140の入力に接続する出力と、キーボード又はキーパッド160の出力に接続する入力を有するマイクロコントロールユニット(MCU)を備える。移動局100は、セルラーフォン又はパーソナル通信機のような携帯の無線電話であると考えてもよい。また、移動局100は、使用時に他の装置に接続されるカード又はモジュールに含めることができる。例えば、移動局100は、ラップトップ又はノートブックコンピュータ又はユーザが身に付けることのできるコンピュータのようなポータブルデータプロセッサーに、使用時に取り付けるPCMIA又は同様のタイプのカード又はモジュールに含めることができる。
【0036】
MCU120は、オペレーティングシステムを格納するリードオンリーメモリ(ROM)及び、要求されたデータ、スクラッチパッドメモリ、受信したパケットデータ、送信するパケットデータ等々を暫定的に記憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM)を有するメモリ130を有したり、または接続されたりするものである。単独の取り外し可能なSIM(図示しない)をまた備えることができる。SIMは、たとえば、好ましい公衆陸上移動網(PLMN)リスト及び他の加入者関連情報を記憶するものである。本発明の目的のために、ROMは、ここに記載された考えに従ってパケットデータの受信及び送信を実行するために、また、表示装置140及びキーパッド160を経由して適切なユーザーインターフェース(UI)をユーザに提供するためにMCU120が、ソフトウェアルーチン、レイヤ及びプロトコールを実行できるようなプログラムを格納する。図示していないが、典型的には、ユーザが従来のやり方で音声を使えるようにマイクロフォンとスピーカを備える。
【0037】
移動局100は、また無線部を有する。この無線部は、デジタル信号プロセッサー(DPS)又はこれに同等な高速プロセッサー、及び、送信機200と受信機100から構成され、両者はネットワークオペレータと通信するためにアンテナ240に接続される。パケットデータは、ここで述べた考え方に従ってアンテナ240を通して送受信される。
【0038】
前記の通り、発明者は、GPRS無線インターフェースにおいてGPRSの無線ベアラ識別子(RB_ids)を使って、複数の無線ベアラをTBFに多重化するための方法と装置を提供した。開示した方法と装置は、また、高速なチャネル割当て要求を可能にするものである。
当業者は、ここで述べた考え方に従って、これらの技術に対し様々な修正を行うことができる。例えば、受信端末が受信確認するか又はチャネル割当てを送信する迄、複数のRLCブロックにRB_idを含むことが望ましい。この技術は、無線ベアラを変更する時、全体に亘る信頼性を改善するのに用いられる。
【0039】
このように、本発明を、特にその実施例について開示し記載したが、当業者は、本発明の範囲と精神を逸脱しない範囲で、形態と詳細部分についての変更できることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を実施するのに適した通信システムの簡略されたブロックダイアグラムである。
【図2】
GMMがGPRS移動管理プロトコールである、従来の多重化原理を示す図である。
【図3】
従来のUMTS多重化原理を示す図である。
【図4】
送信装置において、二つの無線ベアラを同一の暫定ブロックフロー(TBF)にマッピング又は多重化することを説明する論理ブロックダイアグラムである。
【図5】
受信装置において、二つの無線ベアラを同一の暫定ブロックフロー(TBF)から、無線ベアラアイデンティティを使って、デマルチプレクシングすることを説明する論理ブロックダイアグラムである。
【図6】
高速パケット・チャネル・リソース要求をするために、無線ベアラ・アイデンティティを使う方法を使うことを示す図である。
【図7A】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その1)である。
【図7B】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その2)である。
【図7C】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その3)である。
【図7D】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その4)である。
【図7E】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その5)である。
〔発明の分野〕
本発明は、無線インターフェースを通して、パケットデータの送受信するための方法と装置に広く関するものである。特に、ユーザの無線端末とデジタルセルラー通信システムのネットワークオペレータとの間のパケットデータの送受信のための方法と装置に関する。
【0002】
〔発明の背景〕
現在の無線通信システムは、進歩を続けており、移動装置のユーザのために高速パケット・データ・サービスを提供するようになっている。その1つの例は移動装置のユーザに対するインターネットアクセスの提供である。この方向で急速に進歩を遂げている無線システムは、広域移動通信システム(GSM)として知られている時分割多重接続(TDMA)システムである。特に、GSMの拡張バージョンはGSM+,GPRS(General Packet Radio Services)及びEGPRS(Enhanced General Packet Radio Services)として知られている。
【0003】
GPRS リリース ‘97は、(限定された)パケットデータサービスを提供した最初の標準であった。しかしながら、この標準は,ユーザーのためにパケットデータ接続についてののビットレート及び遅延を制御する能力を提供するものではなかった。現在開発中の第3世代移動通信システム(UMTS)のおいては、パケットドメインは、異なる質のサービスを行う数個のパケットデータ接続を同時に維持することを可能にする。リリース’97以来、GPRSリリースが2つ続けてあったが、サービス品質の概念については変わらなかった。
【0004】
拡張GPRS(EGPRS)のフェーズ2は、これは次期のGRPSリリース(リリース‘00)に予定されているが、UMTSのコア−ネットワークに対する新たな無線アクセス網を提供するもので、既存のUMTSで使用されているサービス属性については同一品質を採用する予定である。
【0005】
ここで、既存のUMTSの柔軟な要件に適合するようにするには、基本GPRSが提供するサービスの品質規定をどのように高めればいいのかという問題が発生した。
【0006】
UTMSシステムでは、コア−ネットワークと移動局との間のデータ接続は網アクセスポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。NSAPIは同時に無線アクセスベアラをも特定する。
GPRSの前回リリース(プレリリース ‘00)においては、接続はNSAPI及び論理リンク制御(LLC)プロトコールSAPIにより特定された。しかし、UMTS及びGPRS リリース’00では、LLCプロトコールはもはや使用されない。
【0007】
特に、移動電話のような移動局と第3世代(3G)サービシングGPRSサポートノード(SGSN)との間の接続は、要求されるサービス品質のパラメータと関係する網アクセスポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。データ接続は、無線アクセス網に対する前記3G−SGSNが定める無線アクセスベアラによって実現される。無線アクセスベアラ識別子はNSAPIと同様である。無線インターフェースにおいて、無線アクセスベアラは自分自身の識別子を有する1つ又は数個の無線ベアラにより実現される。
【0008】
無線ベアラ組立期間(set−up phase)において、NSAPIは無線ベアラと関係し、無線ベアラはチャネルと関係している。このように、UMTS無線アクセス網においては、チャネル数及び/又は識別子はデータ接続及びそのサービス品質のパラメータを明確に特定するものである。したがって、プロトコールヘッダーにおいて、NSAPI又は無線ベアラ識別子を搬送する必要はない。
【0009】
しかしながら、GPRSリリース‘00においては、データ接続を(物理)チャネルに関連付ける規定はない。こうしたことから、無線インターフェースにおいてデータ接続を如何にして特定するかの問題が発生した。
【0010】
第2の問題は、GRPS無線リンク制御/メディア・アクセス制御(RLC/MAC)レイアの柔軟性の改善に関係する。基本GPRS及びUMTS無線アクセス網(URAN)との間の重要な違いは、UMTSでは、トランスポート(無線リンク・コントロール,即ちRLC)ブロックを多重化するのに対して、GPRS・MACは論理リンク(LL)プロトコール・データ・ユニット(PDUs)を多重化することである、一般的に、GPRS多重化は融通が利かないものであり,多様な種類のサービスを要請する接続には不向きである.例えば、図2におけるSAPI5からのLL・PDUのサイズ(最大長は1520octets)がどのようなものであろうとも、SAPI1からのレイヤー3メッセージを送出する前にそれは全部送出しなければならない。もし、SAPI5により使用されるRLCモードがシグナリングに使うものと違う場合は、現行の暫定ブロック・フロー(TBF:temporary block flow)は解放され、レイヤー3メッセージが送出される前に、新規なTBFが確立される。新規なLL・PDUを送出する前に、パケット・リソース・リクエスト・メッセージは、新規なLL・PDUの特性(無線プライオリティ、ピーク・スループット・クラス、RLCモード)を知らせるために、ネットワークに送出しなければならない。
【0011】
EGPRSにおいては、GPRSにおけるのと同一のアクセスタイプが、アップリンク方向(即ち、移動装置から網の方向へ)の暫定ブロック・フロー(TBF)を確立するようにサポートされている。このために、パケットチャネルを要求する(パケット・チャネル・リクエスト,11ビット)GPRS移動装置で使用される制御メッセージがEGPRSで再使用される。
【0012】
以上要約すると、GPRS‘97においては、SNDCP(サブネットワーク デパートメント コンバージェンス プロトコール)ヘッダーの中で運ばれるNSAPIにより及びLLCプロトコールヘッダーの中で運ばれるLLC SAPIにより、データ接続が、特定される。
しかし、GPRS‘00においては、SNDCPは、プロトコールヘッダー部分にNSAPIを持たないパケット・データ・コンバージェンス・プロトコール(PDCP)に置き換えられ、LLCプロトコールは無くなった。したがって、UMTSにおいては、NSAPIはプロトコールヘッダーの中で搬送されるように規定されていないが、GPRSリリース‘97タイプにおけるデータ接続の決定の仕方が、直ちに使えるものではない。何故なら、NSAPI/無線ベアラ/チャネルマッピングが明確に行われているからである。
【0013】
UMTSにおける多重化に関して、データの多重化には2つのレベルある。第1は、MAC論理チャネルをトランスポートチャネルに多重化する。基本多重化ユニットはPDCP・PDUであり、したがってMAC多重化はGPR・SRLCにおけるLLC・PDU多重化と同様な特性を有している。たとえば、図3を参照すると、もし無線ベアラxが、無線ベアラyより高品質を有し、更に、もし、それらが同一のトランスポートチャネル(即ち、dedicated(常時接続)Transport Channel,DTC)2に多重化される時、ベアラxからのパケット・データ・コンバージェンス・プロトコール(PDCP)プロトコール・データ・ユニット(PDU)は、これに先立つベアラyからのPDCP・PDUが送出された後からでないと送出することはできない。トランスポートチャネルはレイヤ1の符号化・多重化ユニットに接続されている。該ユニットは、処理を行い数個の常時接続トランスポートチャネルを符号化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)に多重化する。CCTrCHからのビットは、図3に示すように同一物理チャネル1にマップされる。 唯一の制約は、トランスポートチャネルが、同一のキャリヤ・インターフェース(C/I)要求仕様を持たねばならないことである。したがって、音声とデータが同一物理チャネル上にマップすることはできない。
【0014】
トランスポートチャネルは独自のトランスポート・フォーマット・セットを有している。物理チャネル上では、トランスポートフォーマットの全部のコネクションはサポートされている訳ではないが、トランスポートフォーマットセットで定義されたサブセットについてはサポートされている。物理チャネルにデータをマッピングする時、MACはトランスポートフォーマットコネクションセットで特定された様々なトランスポートフォーマットコネクションから選択する。この選択は高速に実行され、追加の通信を要求することなく、物理層に対し柔軟な可変ビットレートスキームを用いる。図3においてもし無線ベアラx及びyが異なるトランスポートチャネルDCH2及びDCH3にマッピングされるとき、MACがレイヤ1に転送させるトランスポートフォーマットの組合せによっては、DCH2からの無線リンク制御(RLC)PDUは、DCH3からのRLC PDUと同時、又はより前に送出される。しかし、異なるトランスポートチャネルの全ビットレートは、いつでもCCTrCHの最大ビットレートを超えることはできない。
【0015】
要約すると、公知の技術によれば、データコネクションは、無線リンク制御(RLC)の暫定ブロックフロー(TBF)に関連している。
これらの問題を解決するために、1以上の暫定ブロックフロー(TBF)が同時に存在することを容認する提案が以前からある。しかし、いくつかの理由から、このアプローチは最善ではない。
【0016】
(本発明の目的と有利な効果)
本発明の第1の目的と有利な効果は、柔軟な方法で、複数のデータ接続の無線リンク制御(RLC)の暫定ブロックフロー(TBF)に多重化するための方法と装置を提供することである。
本発明の他の目的と有利な効果は、高速なチャネルソースの要求に無線ベアラ識別子を使用することである。
【0017】
〔本発明の要約〕
本発明の実施例に従った方法と装置は、前記の問題及び他の問題を解決し、本発明の目的を達成するものである。
前記のことから明らかであるが、UMTSではデータ接続は、ネットワーク・サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)を使って特定される。該識別子はまた、無線アクセスベアラを特定する。前回のGPRSリリース(プレーリリース‘00)では、NSAPIまたは論理リンク制御(LLC)プロトコールSAPIが接続を特定している。しかし、UMTS及びGPRSリリース’00では、LLCプロトコールはもはや使用されない。前記のように、無線インターフェースにおけるデータ接続を特定するためには、NSAPIもUMTS無線ベアラを、GPRS・RLC・TBFに関連付けする必要がある。
【0018】
本発明は、GPRS無線インターフェースの無線ベアラ識別子を使って、複数のデータコネクションの無線リンク制御(RLC)暫定ブロックフロー(TBF)に多重化するための方法と装置を提供することである。本発明の方法と装置は、高速なチャネル割当ての要求を可能にする。
【0019】
本方法は、ネットワーク・サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、そして、サービス品質のパラメータを、無線ベアラ識別子に明確にマッピングする。その際、一の移動局に対し唯一度だけ無線ベアラ識別子を使用する。即ち、無線ベアラ識別子の同一の数値は、同一移動局において2つのNSAPIと関連付けることはできない。この方法によると、無線ベアラ識別子は、暫定ブロックフロー(TBF)の最初の部分にある無線リンク制御(RLC)ブロックの中で搬送される、そして毎回、無線ベアラは変更される。もし、新たな無線ベアラのサービス品質の条件が、前回の無線ベアラのサービス品質の条件と異なる場合は、変更された無線ベアラ識別子は、また、新たなチャネル要求として機能する。さらに、無線ベアラ識別子は、受信装置からパケットデータの送信装置又は送信者へのRLCの受信確認メッセージ中で搬送される。
【0020】
本方法は、無線ベアラ識別子即ちRB_idが、RLCデータブロック、即ちTBFの初めの部分として搬送することを可能にするものである。これは、本発明の好ましい実施例においては、GPRSリリース‘99のために最初に導入されたパケットフロー識別子ビットを使って実現される。
無線リンク上で、パケットデータを送信するために、1つの方法をここに開示する。この方法は、複数の無線ベアラを次々と、単一の暫定ブロックフロー(TBF)に多重化する複数のステップを有する。この多重化は、第1の無線ベアラ識別子に対し、暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、受信装置に第1の無線ベアラ識別子を送信するステップを実行することにより行われる。
すなわち、第1の無線ベアラから第2の無線ベアラへ変わる時に、同一TBFの少なくとも1つの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおける第2の無線ベアラ識別子を受信装置に転送する。受信装置側では、受信したRLCブロックの中の無線ベアラ識別子の存在を、初めに検出することにより、単一の暫定ブロックフロー(TBF)から複数の無線ベアラを続けてデマルチプレックス(分離)する。
【0021】
本方法の最初のステップは、網サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、そしてサービス品質のパラメータを、無線ベアラ識別子にマッピングすることである。
次のステップは、第2無線ベアラ識別子を受信した応答として、また、もし、第2の無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求した時には、パケット・アップリンク・アサインメント・メッセージ(又は他の適当なチャネル割当てメッセージ)を、受信機から送信装置に送信することである。もし、第2無線ベアラ識別子のサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求しない場合は、第2の無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信確認は送信機に送信される。
【0022】
限定しているわけではないが、GPRSの現時点で好ましい実施例において、無線ベアラ識別子がパケットフロー識別子(PFI)ビットの中に含まれることが好ましい。PFI指標(PI)ビットは、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在を示すものである。
【0023】
本方法の次のステップは、第2の無線ベアラから第1又は他の無線ベアラ識別子に変更する時に、同一のTBFの他の続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、第1の無線ベアラ又は他の無線ベアラの無線ベアラ識別子を、受信装置に転送することにより、実行される。受信装置は、受信装置から送信装置へパケット・ダウンリンク・アック(Ack)・メッセージを送信することにより、次の別の無線リンク制御(RLC)ブロックの受信確認のステップを実行する。 本発明の考え方は、ダウンリンクにも適用されることに注意すべきである。そして、ダウンリンク方向においては、チャネル割り当て手続きは、現行の割り当て手続きと変わらない。しかし、無線ベアラの変更は、好ましくは移動局からも網へのパケット・ダウンリンク・受信確認メッセージを使って確認することが好ましい。
【0024】
本発明の、前記した、また他の特徴は、図面と共に読む時次の本発明の詳細な説明において明確にされる。各図は添付の通りである。
【0025】
〔発明の詳細な説明〕
GPRSの無線リンク制御(RLC)、メデイア・アクセス制御(MAC)層の多重化能力を改善するためには、RLCブロックにおいて、網サービスアクセスポイント識別子(NSAPI)を特定することができなければならない。前記のように、NSAPIは、無線ベアラ識別子と関係付けされている。この関係付けは、網と移動局の間で無線リソース制御プロトコールを使って実行される。
【0026】
図4を参照すると、個々の無線ベアラに対して、無線ベアラに関連する制御機能、例えば、セグメンテーション、再組み立て及び受信確認等、を管理するRLC本体10がある。MAC12は、同一TBFに異なる無線ベアラを多重化する多重機能要素(FE)14を備えている。送信装置1、又は送信側において、多重化FE14は無線ベアラidentification(RB_id)を各RLCブロック又はTBFの第1のRLCブロックに付加する。もし無線ベアラが1つだけ現在使われているとしたら、RB_idはTBFの第1のRLCに1つのみ付加される。
多重化FE14は、様々な無線ベアラからのRLCプロトコール・データ・ユニット(PDUs)をTBFへ、無線ベアラの優先度に従って、更に一般化すれば、無線ベアラのサービス品質の属性に従って、多重化する。図4に示すように、各パケット・データ・コンバージェンス制御プロトコール(PDCP)ユニット18、IPコア・プロトコール20、無線リソース制御(RRC)ユニット(22)及び制御プレーン(RLC−C)ユニット24のための無線リンク制御は、各RLC10に関係している。
【0027】
図5に示すように、受信装置2又は受信側においては、デマルチプレックス無線リンク制御ユニット28が、受信された無線ベアラ識別子(RB_ids)を使って、無線ベアラをデマルチプレックスする。RB_idsはパケットフロー識別子(PFI)ビットを使って定義され、PFI指標(PI)ビットは、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在を示すことができる。RB識別子フィールドは、RLCブロックと関係する無線ベアラを定義する。もしRB_idsがRLCブロックの中に存在しない時は、TBF内にある全てのRLCブロックはRB_idsによって特定された前回の無線ベアラに属すると、RLC−U(RLCユーザプレーン側)デマルチプレクサブロック30は仮定する。
【0028】
EGPRSケースでは、無線ベアラ識別子をパケットフロー識別子(PFI)ビットを使って定義することができる。そしてPFI指標(PI)ビットは、無線ベアラ識別子の存在を示すことができる。
【0029】
図7A−7Eは、PFI及びPIビットフィールドの位置を示す多種のアップリンクRLCデータブロックフォーマットを表している。この方式は、ダウンリンクにおけるRB_idを符号化するためにも用いられる。7C、7D及び7Eにおいて、“MCS”は変調及び符号化スキームを意味する。
【0030】
各無線ベアラに対してRLC本体(entity)が存在するので、受信確認メッセージは、初めにGPRS‘97で定義されたものを修正する。特定の受信確認と関係する無線ベアラは、パケット・ダウンリンク・Ack/Nackメッセ−ジ及びパケット・アップリンク・Ack/Nackメッセ−ジにおける拡張ビット情報を使って定義される。
【0031】
図6は、高速なパケットチャネルリソース要求をするためにどのように無線ベアラ識別子を使うことができるか、その方法を示すものである。ステップAでは、第1のRLCブロックがTBFに送信される。この場合、RLCブロックは無線ベアラ1に属している。次のRLCブロック(ステップB)においては、他の無線ベアラからのRLCブロックが送信要求される(ステップC)まで、無線ベアラ識別子は含まれない。受信確認における不具合を回避するために、網は無線ベアラの変更を承認する。ステップDにおいて、無線ベアラ2のサービス品質のパラメータは新たなチャネル割当てを要求するとすると、パケット・アップリンク・アサインメント・メッセ−ジは、無線ベアラが成功裏に変更したことを、送信者に対し知らせ確認する。もし新たなチャネル割当てが要求されないならば、網は、代わりに、新たな無線ベアラ(無線ベアラ2)から最初に受信したRLCブロックの受信確認を行う。ステップEにおいて、無線ベアラ2からのRLCブロックが送信されるが、RB_idは含まれる必要は無い。ステップFにおいて、無線ベアラは再び(無線ベアラ1に)変更される。今回は、網は直ちに無線ベアラ1から最初に受信したRLCブロックの受信確認を行うことにより変更を確認する。
【0032】
図1には、複数の移動局100を含む無線通信システム5について、本発明の好ましい実施例の簡略化されたブロックダイアグラムが記載されている。二つの移動局(MSs)が図1に示されており、1つをMS#1、他のものをMS#2と呼ぶ。図1にはまた、典型的な例として、ネットワークオペレータが示されており、このオペレータは、例えば、GPRSサポート・ノード30を有する。該ノードは、公衆パケットデータ網(PDN)のような通信網に接続するためのものである。さらに、図1には、少なくとも1つの基地局コントローラ(BSC)40及び、予め決められたエアインターフェース標準に従って移動局100に物理チャネル及び論理チャネルをアップリンク及びダウンリンク方向に送信する複数のベーストランシーバ局(BTS)50が示されている。逆方向即ち、移動局100からネットワークオペレータへのアップリンク通信路も存在する。この通信路は移動局からのアクセス要求及び、本発明の考え方に従ってRLCデータブロックを含むトラフィックを搬送する。
【0033】
これに限定するものではないが、本発明の考え方に従った好ましい実施例において、エアインターフェース標準は、移動局100からのパケットデータ伝送、例えば、インターネット70アクセス及びウェブページダウンロードを可能にするような、いかなる標準にも適合するものである。本発明のこの好ましい実施例において、エアインターフェース標準は、ここに開示されている拡張GPRS能力をサポートする時分割多重接続(TDMA)エアインターフェースである。
【0034】
ネットワークオペレータは、また、メッセージサービスセンター(MSC)60を有する。該センターは、パケットデータを使用することのできる全て無線メッセージ技術を用いて、移動局100のためにメッセージを受信したり送信したりする。他のメッセージサービスは、マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)として知られている技術の下でのデータサービスを含む。該マルチメディア・メッセージング・サービスによれば、イメージメッセージ、ビデオメッセージ、オーディオメッセージ、テキストメッセージ、その他実行可能なもの等及びこれらの組合せを、網と移動局との間で転送することができる。
【0035】
移動局100は、典型的には、表示装置140の入力に接続する出力と、キーボード又はキーパッド160の出力に接続する入力を有するマイクロコントロールユニット(MCU)を備える。移動局100は、セルラーフォン又はパーソナル通信機のような携帯の無線電話であると考えてもよい。また、移動局100は、使用時に他の装置に接続されるカード又はモジュールに含めることができる。例えば、移動局100は、ラップトップ又はノートブックコンピュータ又はユーザが身に付けることのできるコンピュータのようなポータブルデータプロセッサーに、使用時に取り付けるPCMIA又は同様のタイプのカード又はモジュールに含めることができる。
【0036】
MCU120は、オペレーティングシステムを格納するリードオンリーメモリ(ROM)及び、要求されたデータ、スクラッチパッドメモリ、受信したパケットデータ、送信するパケットデータ等々を暫定的に記憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM)を有するメモリ130を有したり、または接続されたりするものである。単独の取り外し可能なSIM(図示しない)をまた備えることができる。SIMは、たとえば、好ましい公衆陸上移動網(PLMN)リスト及び他の加入者関連情報を記憶するものである。本発明の目的のために、ROMは、ここに記載された考えに従ってパケットデータの受信及び送信を実行するために、また、表示装置140及びキーパッド160を経由して適切なユーザーインターフェース(UI)をユーザに提供するためにMCU120が、ソフトウェアルーチン、レイヤ及びプロトコールを実行できるようなプログラムを格納する。図示していないが、典型的には、ユーザが従来のやり方で音声を使えるようにマイクロフォンとスピーカを備える。
【0037】
移動局100は、また無線部を有する。この無線部は、デジタル信号プロセッサー(DPS)又はこれに同等な高速プロセッサー、及び、送信機200と受信機100から構成され、両者はネットワークオペレータと通信するためにアンテナ240に接続される。パケットデータは、ここで述べた考え方に従ってアンテナ240を通して送受信される。
【0038】
前記の通り、発明者は、GPRS無線インターフェースにおいてGPRSの無線ベアラ識別子(RB_ids)を使って、複数の無線ベアラをTBFに多重化するための方法と装置を提供した。開示した方法と装置は、また、高速なチャネル割当て要求を可能にするものである。
当業者は、ここで述べた考え方に従って、これらの技術に対し様々な修正を行うことができる。例えば、受信端末が受信確認するか又はチャネル割当てを送信する迄、複数のRLCブロックにRB_idを含むことが望ましい。この技術は、無線ベアラを変更する時、全体に亘る信頼性を改善するのに用いられる。
【0039】
このように、本発明を、特にその実施例について開示し記載したが、当業者は、本発明の範囲と精神を逸脱しない範囲で、形態と詳細部分についての変更できることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を実施するのに適した通信システムの簡略されたブロックダイアグラムである。
【図2】
GMMがGPRS移動管理プロトコールである、従来の多重化原理を示す図である。
【図3】
従来のUMTS多重化原理を示す図である。
【図4】
送信装置において、二つの無線ベアラを同一の暫定ブロックフロー(TBF)にマッピング又は多重化することを説明する論理ブロックダイアグラムである。
【図5】
受信装置において、二つの無線ベアラを同一の暫定ブロックフロー(TBF)から、無線ベアラアイデンティティを使って、デマルチプレクシングすることを説明する論理ブロックダイアグラムである。
【図6】
高速パケット・チャネル・リソース要求をするために、無線ベアラ・アイデンティティを使う方法を使うことを示す図である。
【図7A】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その1)である。
【図7B】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その2)である。
【図7C】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その3)である。
【図7D】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その4)である。
【図7E】
図7Aから図7Eは、多様なアップリンクRLCデータブロックに対するフォーマット図(その5)である。
Claims (22)
- 第1の無線ベアラに対し、暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第1の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップと、
該第1の無線ベアラから第2の無線ベアラへの変更が生じた時、前記と同一のTBFの少なくとも1つの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおける該第2の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップと、
からなる、無線ベアラを単一の暫定ブロックフロー(TBF)に多重化するための方法。 - 網サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、及びサービス品質のパラメータを無線ベアラ識別子にマッピングする第1ステップを有する、請求項1記載の方法。
- 第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、かつ第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求する時、受信装置からチャネル割り当てメッセージを送信機に送信するステップを有する、請求項1記載の方法。
- 第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、かつ第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求しない時、第2無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信の確認を受信装置から送信するステップを有する、請求項1記載の方法。
- 無線ベアラ識別子がパケットフロー識別子(PFI)ビットに含まれ、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在が、PFI標識(PI)ビットを使って送信される事を特徴とする請求項1記載の方法。
- チャネル割り当てメッセージが、パケットアップリンク割り当てメッセージを構成することを特徴とする、請求項3記載の方法。
- 無線ベアラを単一の暫定ブロックフロー(TBF)上に多重するための複数の多重化装置と、
第1の無線ベアラに対し、暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第1の無線ベアラ識別子をパケットデータ受信装置に送信するためのユニットであって、前記と同一のTBFの少なくとも1つの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、第2の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するために、第1の無線ベアラ識別子から第2の無線ベアラ識別子への変更の発生に対応するユニットと、
からなるパケットデータを送信する装置。 - 網サービスアクセスポイント識別子(NSAPI)及びサービス品質のパラメータが無線ベアラ識別子にマップされることを特徴とする請求項7記載の装置。
- 前記受信装置が、前記無線ベアラ識別子の受信に応答し、TBFからのRLCブロックをデマルチプレックスするデマルチプレクサーと、
第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、更にもし第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たにチャネル割当てを要求する場合は、チャネル割当てメッセージを送信装置に送信するためのユニットと、
を有する請求項7記載の装置。 - 前記受信装置が、前記無線ベアラ識別子の受信に応答し、TBFからのRLCブロックをデマルチプレックスするデマルチプレクサーと、
第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、更にもし第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たにチャネル割当てを要求しない場合は、第2無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信確認信号を送信装置に送信するためのユニットと、
を有する請求項7記載の装置。 - 無線ベアラ識別子が、RLCデータブロックにおけるパケットフロー識別子(PFI)ビットに含まれ、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在が、PFI標識(PI)ビットを使って送信される事を特徴とする、請求項7記載の装置。
- チャネル割り当てメッセージがパケットアップリンク割り当てメッセージを構成することを特徴とする請求項9記載の装置。
- 第1の無線ベアラに対し、少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第1の無線ベアラを受信装置に送信するステップと、
第2無線ベアラから第1無線ベアラ又は他の無線ベアラに変更する時、第1無線ベアラ又が、前記と同一のTBFの少なくとも1つ他の続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第2の無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップと、
受信装置において、最初に、RLCブロックにおける無線ベアラ識別子の存在を検知することにより、単一の暫定ブロックフロー(TBF)からの複数の無線ベアラを、続けてデマルチプレックスするステップと、
のステップを実行する事により、複数の無線ベアラを単一の暫定ブロックフローに続けて多重化するステップを有する、
無線リンク上にパケットデータを送信するための方法。 - 網サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)、及びサービス品質のパラメータを無線ベアラ識別子にマッピングする第1ステップを有する、請求項13記載の方法。
- 第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、かつ第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求する時、受信装置からチャネル割り当てメッセージを送信機に送信するステップを有する、請求項13記載の方法。
- 第2無線ベアラ識別子の受信に応答して、かつ第2無線ベアラのサービス品質のパラメータが新たなチャネル割当てを要求しない時、第2無線ベアラから最初に受信したRLCブロックの受信の確認を受信装置から送信するステップを有する、請求項13記載の方法。
- 無線ベアラ識別子がパケットフロー識別子(PFI)ビットに含まれ、PFIビット中の無線ベアラ識別子の存在が、PFI標識(PI)ビットを使って送信される事を特徴とする請求項13記載の方法。
- 多重化のステップがメディアアクセス制御(MAC)レイヤにおいて行われることを特徴とする請求項13の方法。
- 第2無線ベアラから第1無線ベアラ又は他の無線ベアラに変更する時、前記と同一のTBFの少なくとも1の他の続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、該第1の無線ベアラ又は他の無線ベアラの無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップを、更に有する請求項13記載の方法。
- 受信装置から送信装置に受信確認メッセージを送信することにより、少なくとも1つの他の続く無線リンク制御(RLC)ブロックの受信を確認するステップを、さらに有する請求項19記載の方法。
- 暫定ブロックフロー(TBF)を移動局とネットワークオペレータとの間に確立するステップと、
移動局の第1無線ベアラに対し、確立した暫定ブロックフロー(TBF)の少なくとも1つの無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて第1無線ベアラ識別子をネットワークオペレータの受信装置に送信するステップと、
のステップを有する、無線チャネル上でパケットデータを送信するための方法。 - 第1無線ベアラから第2無線ベアラへ変化した時、前記と同一のTBFの続く無線リンク制御(RLC)ブロックにおいて、第2無線ベアラ識別子を受信装置に送信するステップを、更に有する請求項21記載の方法。
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