JP2004363820A - 動画像符号化装置及び動画像復号化システム - Google Patents

動画像符号化装置及び動画像復号化システム Download PDF

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Noboru Mizuguchi
昇 水口
Akihiro Watabe
彰啓 渡部
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】フレームの終端データを含むパケットにパディングデータを多重する場合でも、画質劣化を抑えるように符号化映像データのレートを設定することができる動画像符号化装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のフレームから構成される映像データを符号化映像データに符号化する映像符号化部1001と、映像符号化部1001が出力する符号化映像データを固定長のパケットに多重すると共に、フレームの終端データが多重される固定長パケットがそのフレームの終端データで満たなかった場合に、パディングデータを多重する多重部101と、多重部101が1フレーム分の符号化映像データを多重する毎に、符号化映像データのレートを決定するレート制御部102とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像の符号化および復号化に関し、特に複数の符号化データを1つの多重データに多重する動画像符号化装置およびその動画像符号化装置が多重した多重データを分離、復号化する動画像復号化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、動画像符号化装置は、映像データ及び音声データを符号化した後、符号化データを固定長のパケットに多重していた。このパケットには、ヘッダー部とペイロード部とが含まれ、ペイロード部にデータが多重される。動画像符号化装置は、この多重処理の際、符号化データの基本単位毎に、符号化データの終端が多重される固定長パケットがその符号化データで満たなかった場合にパディングデータを多重し、常に基本単位毎の先頭データをパケットのペイロード部の先頭から多重するようにしていた。そして、このようにパディングデータを多重することにより、多重後のデータのレートが変動しないようにしていた(例えば、特許文献1)。
【0003】
動画像符号化装置が用いる符号化方式としては、例えば、動画像符号化の国際標準規格であるMPEG2規格(ISO/IEC 13812:moving picture coding experts group2)がある。MPEG2規格を採用する動画像符号化装置には、これに対応する復号化装置モデル(デコーダモデル)が規定されている。MPEG2規格においては、動画像符号化装置が、映像データと音声データとを、符号化映像データと符号化音声データとに符号化した後、1つの多重データに多重する。そして、その多重データを動画像復号化装置が、符号化映像データと符号化音声データとに分離し、それぞれを映像データと音声データとに復号化する。従って、動画像符号化装置は、対応するデコーダモデルで正しく復号化できる多重データを生成することが求められる。
【0004】
以下、従来の動画像符号化装置について具体的に図6を用いて説明する。図6は一般的な動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。図6において、動画像符号化装置は、映像符号化部1001と、映像記憶部1002と、音声符号化部1003と、音声記憶部1004と、多重部1005と、多重制御部1006とを備える。
【0005】
映像符号化部1001は映像データを符号化映像データに符号化する。映像記憶部1002は映像符号化部1001が符号化した符号化映像データを記憶する。音声符号化部1003は音声データを符号化音声データに符号化する。音声記憶部1004は音声符号化部1003が符号化した符号化音声データを記憶する。多重部1005は、映像記憶部1002に記憶されている符号化映像データと音声記憶部1004に記憶されている符号化音声データとを、多重制御部1006の制御に基づいて複数のパケットから構成される多重データに多重する。多重制御部1006は、映像符号化部1001が符号化した符号化映像データのデータ量と音声符号化部1003が符号化した符号化音声データのデータ量とに基づいて、多重部1005がパケットに多重する符号化映像データと符号化音声データとの順番を決定する。
【0006】
以下、図7を用いて多重部1005の詳細な動作について説明する。なお、ここでは、符号化映像データをパケットに多重する動作についてのみ説明する。符号化音声データを多重する動作は、符号化映像データを多重する動作と同じであるため、説明を省略する。また、映像データの基本単位がフレーム単位であることとして説明する。
【0007】
図7(a)は、映像符号化部1001で符号化された符号化映像データの模式図である。図7(a)に示すように、この符号化映像データは、フレームFVn(nは整数)からなり、FV0から図7(a)に示す順で映像記憶部1002に入力される。
【0008】
図7(b)は、多重制御部1006の制御に基づいて、多重部1005が多重した符号化映像データの模式図である。なお、図7(b)のPkp(pは整数)はパケットを示している。多重部1005はパケットをPk0から図に示す順で出力する。また、符号化映像データのフレームFV1がパケットPk0〜Pk4に、フレームFV2がパケットPk5〜Pk10に、多重されることも示している。
【0009】
図7(c)は、符号化映像データのフレームFV1の終端データが多重されたパケットPk4を示した図である。図7(c)が示すように、パケットはヘッダー部とペイロード部とを含む。そして、符号化映像データはペイロード部に多重される。
【0010】
図7(d)はフレームFV2の先頭を含むパケットの模式図である。通常、動画像符号化装置では、パケット中のフレームの先頭位置を探す処理を容易にするため、フレームの先頭をパケットのペイロード先頭から多重する。以下、この処理について図7(c)及び(d)を用いて説明する。図7(c)に示すように、フレームFV1の終端データを多重するパケットが、フレームFV1のデータに満たなかった場合、パディングデータを多重する。これにより、図7(d)が示すように、フレームFV2の先頭がペイロードの先頭から多重されるようになる。その結果、フレームFV2を多重した先頭パケットを探すだけで、フレームFV2の先頭データを探すことができる。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−55765号公報(第1頁−第6頁、図5)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようにして動画像符号化装置で多重された多重データは、DVD−RAM等の記録媒体に記録される。このとき、データを記録する時間に基づいて、外部制御部(図示せず)が符号化映像データのレート(以下、ビデオレートと略す)を決定する。以下、従来のビデオレート決定法と、その問題点について説明する。
【0013】
まず、記録媒体の容量Vol[bit]と、符号化映像データ量(VolV[bit])、符号化音声データ量(VolA[bit])、符号化映像データを含むパケット(ビデオパケット)のヘッダー部のデータ量(VolVHd[bit])、符号化音声データを含むパケット(オーディオパケット)のヘッダー部のデータ量(VolAHd[bit])、及びパディングデータ量(VolPad[bit])との間には不等式(1−1)の関係が成り立つ必要がある。
Vol≧VolV+ VolA+ VolVHd+ VolAHd+ VolPad (1−1)
【0014】
次に、時間T[Sec]に記録媒体に記録されるVolA、VolAHd、及びVolPadの最大値VolPadMaxの求め方を説明する。
符号化音声データのレートをRa[bps]、パケットのサイズをPkSz[bit]、パケットのヘッダー部のサイズをPkHdSz[bit]、映像フレームの周期をTvf[Sec]とすると、時間T[Sec]に記録媒体に記録される符号化音声データ量VolA[Bit]は式(1−2)により求められる。
VolA=Ra×T (1−2)
【0015】
また、符号化音声データは、VolA/(PkSz−PkHdSz)個のパケットに多重されることから、T[Sec] 時間に記録媒体に記録されるオーディオパケットのヘッダー部のデータ量VolAHd[bit]は式(1−3)により求められる。
VolAHd= PkHdSz ×VolA/(PkSz−PkHdSz) (1−3)
【0016】
また、T[Sec]時間に記録媒体に記録されるパディングデータ量の最大値VolPadMax[bit]は次のようにして求められる。パディングデータはフレーム毎に多重されることから、T[Sec]時間にT/Tvf回多重される。このことから、パディングデータ量の最大値VolPadMax[bit]は式(1−4)により求められる。
VolPadMax =(PkSz−PkHdSz−1)×T/Tvf (1−4)
【0017】
式(1−1)〜(1−4)を用いて、不等式(1−1)の関係を常に成り立たせるためには、不等式(1−5)の関係を満たせばよい。
Vol − VolA −VolAHd − VolPadMax ≧ VolV + VolVHd (1−5)
【0018】
次に、時間T[Sec]に記録媒体に記録されるVolV、及びVolVHdの求め方を説明する。ここで、ビデオレートをRv[bps]とすると、T[Sec]時間に記録媒体に記録される符号化映像データ量VolV[Bit]は式(1−6)により求められる。
VolV=Rv×T (1−6)
【0019】
また、T[Sec]時間に記録媒体に記録されるビデオパケットのヘッダー部のデータ量VolVHd[bit]は式(1−7)により求められる。
VolVHd= PkHdSz ×VolV/(PkSz−PkHdSz) (1−7)
【0020】
式(1−5)、(1−6)及び(1−7)から、ビデオレートは不等式(1−8)により求められる。
Rv≦(Vol − VolA − VolAHd − VolPadMax)×(PkSz−PkHdSz)/(PkSz×T) (1−8)
すなわち、ビデオレートを不等式(1−8)の関係を満たすRv[bps]にすれば、記録媒体Vol[bit]にT[Sec]時間分の多重データを記録できることになる。
【0021】
従来の動画符号化装置が出力する符号化映像データのビデオレートは、以上のようにして求められるが、T[Sec]時間に多重されるパディングデータ量は、必ずしもVolPadMax[bit]にはならない。そのため、不等式(1−8)を満たさないRv[bps]の場合でも、Vol[bit]の記録媒体にT[Sec]時間分の多重データを記録できる場合がある。例えば、符号化映像データを構成する全フレームのデータ量が、パケットのペイロードサイズの整数倍である場合、パディングデータを多重する必要はない。すなわち、不等式(1−9)を満たすRv[bps]にすれば、Vol[bit]の記録媒体にT[Sec]時間分の多重データを記録することができるにもかかわらず、パディングデータ量の最大値を考慮したビデオレートを設定してしまうことになる。
【0022】
Rv≦(Vol − VolA − VolAHd )×(PkSz−PkHdSz)/(PkSz×T) (1−9)
【0023】
このように、従来の動画像符号化装置が出力するビデオレートは、実際に指定可能なレートより低く設定されることがあり、その結果、必要以上の画質劣化が生じてしまうことがある。
【0024】
従って、本発明では、フレームの終端データを含むパケットにパディングデータを多重する場合でも、画質劣化を抑えるようにビデオレートを設定することができる動画像符号化装置及びその動画像符号化装置が多重した多重データを分離、復号化する動画像復号化システムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る動画像符号化装置は、複数のフレームから構成される映像データを符号化映像データに符号化する映像符号化部と、前記映像符号化部が出力する符号化映像データを固定長のパケットに多重するとともに、フレーム毎に、フレームの終端データが多重される固定長パケットが前記フレームの終端データで満たなかった場合にパディングデータを多重する多重部と、前記多重部が1フレーム分の前記符号化映像データを多重する毎に、前記符号化映像データのレートを決定するレート制御部と、を備えることを特徴とする。
【0026】
また、本発明の請求項2に係る動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から任意のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が負の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが高くなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、前記任意のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量の最小値より大きく、かつ、最大値より小さい値であることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の請求項3に係る動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から第1のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第3のしきい値より大きく、かつ、第2のしきい値以下になるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第3のしきい値とし、前記累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第2のしきい値より大きくなるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第2のしきい値より高くなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、前記第1のしきい値はフレーム毎に多重されるパディングデータ量の平均値であり、前記第2のしきい値は前記第3のしきい値より大きく、かつ、フレーム毎に多重されるパディングデータ量が0であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートより小さい任意の値であり、前記第3のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がすべてその平均値であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートであることを特徴とする。
【0028】
また、本発明の請求項4に係る動画像符号化装置は、請求項2記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値以下の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを先頭フレームの符号化映像データのレートと同じ値になるように制御することを特徴とする。
【0029】
また、本発明の請求項5に係る動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値より大きい場合は、前記多重部がパディングデータを多重しないように制御することを特徴とする。
【0030】
また、本発明の請求項6に係る動画像符号化装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、前記出力バッファが出力する多重データを伝送する伝送路と、前記伝送路を介して伝送される多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする。
【0031】
また、本発明の請求項7に係る動画像符号化装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、前記出力バッファが出力する多重データを記録媒体に記録する記録媒体と、前記記録媒体に記録された多重データを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出した多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1に係る動画像符号化装置について図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る動画像符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。図6に示す動画像符号化装置と同一構成要素については同一符号を付している。図1において、動画像符号化装置は、映像符号化部103と、映像記憶部1002と、音声符号化部1003と、音声記憶部1004と、多重部101と、多重制御部1006と、レート制御部102とを備える。
【0033】
映像符号化部103は映像データを符号化映像データに符号化する。符号化の際には、ビデオレートがレート制御部102で設定されたレートになるように映像データを符号化する。
【0034】
多重部101は、多重制御部1006の制御に基づいて、映像記憶部1002に記憶されている符号化映像データと音声記憶部1004に記憶されている符号化音声データとから複数のパケットにより構成される多重データを生成する。このときの多重方法は、図7を用いた説明と同じ方法である。また、多重部101は、パケットに多重したパディングデータ量を示す情報をレート制御部102に出力する。
【0035】
レート制御部102は、多重部101が多重したパディングデータ量に基づいてビデオレートを決定する。以下、レート制御部102の動作について詳細に説明する。
【0036】
レート制御部102は、映像データの基本単位をフレーム単位とし、多重部101が符号化映像データを構成するビデオフレームの終端データをパケットに多重する毎に、ビデオレートを決定する。従来のビデオレートの計算方法と異なる点は、符号化データが多重される毎に記録時間Tが短くなることを考慮し、かつ、記録媒体の容量Volをすでに多重した多重データ分減じて、ビデオレートを計算する点である。
【0037】
多重部101がk番目のフレームの終端データをパケットに多重したとする。このときのレート制御部102のレート計算方法について説明する。記録媒体の残量Vol(k)[bit]と、これから記録媒体に記録される符号化映像データ量(VolV(k)[bit])、符号化音声データ量(VolA(k)[bit])、ビデオパケットのヘッダー部のデータ量(VolVHd(k)[bit])、オーディオパケットのヘッダー部のデータ量(VolAHd(k)[bit])、及びパディングデータ量(VolPad(k)[bit])との間には、不等式(2−1)の関係が成り立つ。
Vol(k)≧VolV(k)+ VolA(k)+ VolVHd(k)+ VolAHd(k)+ VolPad(k) (2−1)
【0038】
次に、記録媒体に記録されるVolA(k)、VolAHd(k)、及びVolPad(k)の最大値VolPadMax(k)の求め方を説明する。
【0039】
符号化音声レートをRa[bps]、パケットのサイズをPkSz[bit]、パケットヘッダー部のサイズをPkHdSz[bit]、映像フレームの周期をTvf[Sec]とすると、VolA(k)、VolAHd(k)、及びVolPad(k)の最大値VolPadMax (k)[bit]は、それぞれ、式(2−2)、式(2−3)および式(2−4)により求められる。
VolA(k)=Ra×(T−k×Tvf) (2−2)
VolAHd(k)= PkHdSz ×VolA(k)/(PkSz−PkHdSz) (2−3)
VolPadMax(k)= (PkSz−PkHdSz−1)×(T/Tvf−k) (2−4)
【0040】
また、kフレーム多重後の記録媒体の残量Vol(k)[bit]は、式(2−5)または式(2−6)で計算する。k=0の時は式(2−5)を、それ以外の時は式(2−6)を用いる。
Vol(0)=Vol (2−5)
Vol(k+1)=Vol(k)−Gn(k+1) (2−6)
【0041】
なお、式(2−6)のGn(k)は、kフレームの先頭データからkフレームの終端データをパケットに多重部101が多重している間に、多重部101で多重されたデータ量を表す。
【0042】
式(2−2)〜式(2−6)を用いて、不等式(2−1)の関係を常に成り立たせるためには、不等式(2−7)の関係を満たす必要がある。
Vol(k)− VolA(k) −VolAHd(k)−VolPadMax(k)≧VolV(k)+VolVHd(k) (2−7)
【0043】
また、ビデオレートをRv(k)[bps]とすると、T−k×Tvf [Sec]時間に記録媒体に記録される符号化映像データ量VolV(k)[Bit]は式(2−8)より求められる。
VolV(k)=Rv×(T−k×Tvf) (2−8)
【0044】
また、T−k×Tvf [Sec]時間に記録媒体に記録されるビデオパケットのヘッダー部のデータ量VolVHd[bit]は式(2−9)より求められる。
VolVHd(k)= PkHdSz ×VolV(k)/(PkSz−PkHdSz) (2−9)
【0045】
式(2−1)、(2−8)、及び(2−9)から、ビデオレートRv(k)は不等式(2−10)により求められる。
Figure 2004363820
レート制御部102は、以上のようにして求めた不等式(2−10)の右辺の値以下になるように、ビデオレートを設定する。
【0046】
以上のように、本実施の形態1にかかる動画像符号化装置は、1フレーム分の符号化映像データを多重する毎に、実際に多重したパディングデータのデータ量に基づいて、ビデオレートを計算するようにした。これにより、必ず記録媒体にT時間分の多重データを記録することができる。さらに、常に最大のパディング(PkSz−PkHdSz−1)[bit]を多重することとしてビデオレートを計算していた従来のビデオレート決定方法より、ビデオレートを高く設定できる。すなわち、同じ容量の記録媒体に同じ時間、データを記録する場合、従来のビデオレート決定方法よりも、高画質にすることができる。
【0047】
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2による動画像符号化装置について説明する。
本発明の実施の形態2に係る動画像符号化装置は、実施の形態1に係る動画像符号化装置と、レート制御部102の制御方式のみが異なり、その構成は図1に示したものと同様である。以下、本実施の形態2に係る動画像符号化装置のレート制御部102のレート制御方式について詳細に説明する。
【0048】
多重部101がk番目のフレームの終端データをパケットに多重したとする。このとき、記録媒体の残量Vol(k)[bit]と、これから記録媒体に記録される符号化映像データ量(VolV(k)[bit])、符号化音声データ量(VolA(k)[bit])、ビデオパケットのヘッダー部のデータ量(VolVHd(k)[bit])、オーディオパケットのヘッダー部のデータ量(VolAHd(k)[bit])、及びパディングデータ量(VolPad(k)[bit])との間には、不等式(3−1)の関係が成り立つ。
Vol(k)≧ VolV(k)+ VolA(k)+ VolVHd(k)+ VolAHd(k)+ VolPad(k) (3−1)
【0049】
そして、符号化音声レートをRa[bps]、パケットのサイズをPkSz[bit]、パケットヘッダー部のサイズをPkHdSz[bit]、映像フレームの周期をTvf[Sec]とすると、VolA(k)と、VolAHd(k)とは、それぞれ、式(3−2)、式(3−3)により求められる。
VolA(k)=Ra×(T−k×Tvf) (3−2)
VolAHd(k)= PkHdSz ×VolA(k)/(PkSz−PkHdSz) (3−3)
【0050】
また、本実施の形態2に係る動画像符号化装置では、VolPad[k]として、式(3−4)で求められるVolPadMean(k)[Bit]を用いる。
VolPadMean(k)= (PkSz−PkHdSz−1)×(T/Tvf−k)/2 (3−4)
【0051】
VolPadMean(k)は、これからフレーム毎に多重されるパディンデータ量がその最大値の半分、すなわち、平均値と仮定したときのパディングデータ量の総和である。
【0052】
kフレームのデータを多重した後の記録媒体の残量Vol(k)[bit]は、式(3−5)または式(3−6)で計算する。ここでk=0の時は式(3−5)を、それ以外のときは式(3−6)を用いる。なお、式(3−6)のGn(k)は、kフレームの先頭データからkフレームの終端データをパケットに多重部101が多重している間に、多重部101が多重したデータ量を表している。
Vol(0)=Vol (3−5)
Vol(k+1)=Vol(k)−Gn(k+1) (3−6)
【0053】
これら、式(3−2)〜式(3−6)を用いて、式(3−1)の関係を常に成り立たせるためには、不等式(3−7)の関係を満たす必要がある。
Vol(k)−VolA(k)−VolAHd(k)− VolPadMean(k)≧VolV(k)+VolVHd(k) (3−7)
【0054】
また、映像符号化部103より出力されるビデオレートを、Rv(k)[bps]とすると、T−k×Tvf [Sec]時間に記録媒体に記録される符号化映像データ量VolV(k)[Bit]は式(3−8)より求められる。
VolV(k)=Rv×(T−k×Tvf) (3−8)
【0055】
また、T−k×Tvf [Sec]に記録媒体に記録されるビデオパケットのヘッダー部のデータ量VolVHd(k)[bit]は式(3−9)より求められる。
VolVHd(k)= PkHdSz ×VolV(k)/(PkSz−PkHdSz) (3−9)
【0056】
式(3−1)、(3−8)、及び(3−9)から、ビデオレートRv(k)は不等式(3−10)で求められる。
Figure 2004363820
レート制御部102は、以上のようにして求めた式(3−10)の右辺の値以下になるようにビデオレートを設定する。
【0057】
式(3−10)は、以下のことを示している。まず、T−k×Tvf[sec]の時間にRv(k)のビデオレートでフレーム毎に(PkSz−PkHdSz−1)/2のパディングデータ量が多重された場合、等号が成り立つ。また、実際のパディングデータ量が(PkSz−PkHdSz−1)/2以上の場合、式(3−10)の等号を成り立たせるためには、R(k+1)をR(k)以下にする必要がある。一方、実際のパディングデータ量が(PkSz−PkHdSz−1)/2より少なくなる場合、式(3−10)の等号を成り立たせるためには、R(k+1)をR(k)より高くする必要がある。また、実際のパディングデータ量と(PkSz−PkHdSz−1)/2との差をフレーム毎に累積加算した結果である累積加算値が増加すると、Rv(k+1)とRv(k)との差もフレーム数が多くなるにつれて大きくなる。
【0058】
従って、レート制御部が式(3−10)を用いてビデオレートを決定するということは、多重部がパディングデータを多重する毎に、実際のパディングデータ量から任意のしきい値である(PkSz−PkHdSz−1)/2を減じた値を累積加算し、前記累積加算値が負の場合はRv(k+1)をR(k)より高く、前記累積加算値が正の場合はRv(k+1)をR(k)より低くなるようにすることを意味する。
【0059】
以上のように、本実施の形態2に係る動画像符号化装置は、1フレーム分の符号化映像データを多重する毎に、多重したパディングのデータ量に基づいて、ビデオレートを計算するようにした。これにより、必ず記録媒体にT時間分の多重データを記録することができる。さらに、常に最大のパディング(PkSz−PkHdSz−1)[bit]を多重することとしてビデオレートを計算していた従来のビデオレート設定方法より、ビデオレートを高く設定できる。すなわち、同じ容量の記録媒体に同じ時間、データを記録する場合、従来のビデオレート決定方法よりも、高画質にすること可能となる。
【0060】
また、実施の形態1に係る動画像符号化装置では、ビデオレートを前のフレームのビデオレートと同じか、または高くなるようにしか設定できなかったが、本実施の形態2に係る動画像符号化装置では、多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から任意のしきい値である(PkSz−PkHdSz−1)/2を減じた値を累積加算し、前記累積加算値が負の場合は現フレームのビデオレートよりその直後のフレームのビデオレートが高くなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームのビデオレートよりその直後のフレームのビデオレートが低くなるように制御できる。これにより、ビデオレートは、概ね、先頭フレームのビデオレートRv(0)の前後で遷移することになる。その結果、偏ったレート制御にならないようにすることができる。すなわち、録画の先頭から徐々に画質が良くなるといった、視覚的に好ましくない状態を回避することができる。
【0061】
なお、上記説明で任意のしきい値として、(PkSz−PkHdSz−1)/2を用いたが、この任意のしきい値として、フレーム毎に多重されるパディングデータ量の最小値より大きく、かつ、最大値より小さい値を用いても同様の効果を有する。
【0062】
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3に係る動画像符号化装置について説明する。本実施の形態3は、実施の形態1にかかる動画像符号化装置と、レート制御部102の制御方式のみが異なり、その構成は図1に示したものと同様である。以下、本実施の形態3に係る動画像符号化装置のレート制御部102のレート制御方式について詳細に説明する。
【0063】
音声符号化部1003が出力する符号化音声レートをRa[bps]、パケットのサイズをPkSz[bit]、パケットヘッダー部のサイズをPkHdSz[bit]、映像フレームの周期をTvf[sec]とすると、記録媒体に記録されるオーディオパケットのデータ量は、式(4−1)により求まる。
PkSz×Ra×T/(PkSz−PkHdSz) (4−1)
【0064】
そして、記録媒体の容量Vol[bit]からオーディオパケットのデータ量を減じた値がビデオパケットのデータ量になる。この値は、式(4−2)より求まる。
Vol−PkSz×Ra×T/(PkSz−PkHdSz) (4−2)
【0065】
式(4−2)からビデオパケットのヘッダー部のデータ量を減じた値は式(4−3)より求まる。
VolV=(Vol−PkSz×Ra×T/(PkHdSz−PkHdSz))×(PkSz−PkHdSz)/PkHdSz (4−3)
すなわち、記録媒体に記録される符号化映像データ及びパディングデータ量の総和はVolV[bit]となる。
【0066】
ビデオレートは、ビデオフレームの終端データをビデオパケットに多重する毎に決定する。ここで、kフレームを多重するときに決定するビデオレートをRv[k][bps]とし、ビデオレートの初期値Rv[0]とする。初期値Rv[0]は、式(4−4)により求まる。
Rv[0]=(VolV−VolPadMean)/T (4−4)
【0067】
VolPadMean[bit]はフレーム毎に多重されるパディングデータ量が式(4−5)で求まる値と仮定したときに記録媒体に記録されるパディングデータ量の総和である。また、式(4−5)はフレーム毎に多重されるパディングデータ量の平均値である。
(PkSz−PkHdSz−1)/2 (4−5)
【0068】
式(4−5)より、VolPadMean[bit]は式(4−6)と表せる。
VolPadMean=(PkSz−PkHdSz−1)/2×K (4−6)
なお、Kは記録媒体に記録されるビデオフレーム数で、式(4−7)により求まる。
K=T/Tvf (4−7)
【0069】
ここで、kフレームまでに記録媒体に記録した符号化映像データ量及びパディングデータ量の総和をG[k][bit]とすると、Rv[k][bps]は不等式(4−8)を満たすように決定すれば良い。
Rv[k]≦(VolV−G[k])−(PkSz−PkHdSz−1)/2×(K−k) (4−8)
【0070】
しかし、通常は、画質がより良くなるように、式(4−8)を満たす最大ビデオレートで符号化映像データを符号化する。よって、ビデオレートRv[k]は式(4−9)により求める。
Rv[k]=(VolV−G[k])−(PkSz−PkHdSz−1)/2×(K−k) (4−9)
【0071】
ただし、式(4−10)を満たす場合は、ビデオレートをRv[k]=Rv[0]とする。
Rv[0] <Rv[k]≦RvTh2 (4−10)
なお、RvTh2[bps]はRv[0][bps]以上の任意のしきい値である。
【0072】
このように、ビデオレートを決定すると、フレーム毎に多重されるパディングデータ量が式(4−5)で求まる値であった場合、Rv[k]はすべてRv[0]となる。一方、G[k][bit]に含まれるパディングデータ量の総和が(PkSz−PkHdSz−1)/2×kより多い場合は、Rv[k]はRv[0]より低く設定される。反対に、G(k)[bit]に含まれるパディングデータ量の総和が、(PkSz−PkHdSz−1)/2×kより少ない場合で、かつ、式(4−9)においてRv[k]がRvTh2以下になるような値である場合は、Rv[k] はすべてRv[0]となる。さらに、G(k)[bit]に含まれるパディングデータ量の総和が、(PkSz−PkHdSz−1)/2×kより少ない場合で、かつ、式(4−9)においてRv[k]がRvTh2より大きくなるような値である場合は、Rv[k]はRv[0]より高く設定されることになる。
【0073】
すなわち、レート制御部102は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量が任意のしきい値である(PkSz−PkHdSz−1)/2であった場合、現フレームのビデオレートを任意のしきい値である前記初期値Rv[0]になるようにする。さらに、レート制御部102は、多重部101がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から(PkSz−PkHdSz−1)/2を減じた値を累積加算し、その累積加算値が、負の値で、かつ、ビデオレートが任意のしきい値RvTh2以下になるような値の場合は、現フレームのビデオレートを前記初期値Rv[0]とし、前記累積加算値が、負の値で、かつ、ビデオレートがRvTh2より大きくなるような値の場合は、現フレームのビデオレートを前記初期値Rv[0]より高くなるように、ビデオレートを制御する。さらに、前記累積加算値が正の場合は現フレームのビデオレートを前記初期値Rv[0]より低くなるように、ビデオレートを制御する。
【0074】
以上のことから、実施の形態3に係る動画像符号化装置では、以下に示す効果が得られる。実施の形態1に係る動画像符号化装置では、ビデオレートを高くなる方向にしか制御することができなかった。そのため、録画の先頭から徐々に画質が良くなるといった、視覚的に好ましくない状態になる可能性があった。これに対して、実施の形態3に係る動画像符号化装置では、パディングデータ量に応じて、ビデオレートを初期値Rv[0]を中心に変動するよう制御できる。すなわち、録画の先頭から徐々に画質が良くなるといった、視覚的に好ましくない状態を回避することができる。さらに、ビデオレートを高くする制御に上限を設けることから、ビデオレートがRv[0]より低くなりにくくなるので、画質の極端な劣化を抑えることができる。
【0075】
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4に係る動画像符号化装置について説明する。本実施の形態4に係る動画像符号化装置は、実施の形態1に係る動画像符号化装置と、レート制御部102の制御方式のみが異なり、その構成は図1に示したものと同様である。以下、本実施の形態4に係る動画像符号化装置のレート制御部102のレート制御方式について詳細に説明する。
【0076】
多重部101でk番目のフレームの終端データをパケットに多重したとする。このとき、レート制御部102は、多重部101で多重されたパディングデータ量の総和(PadSum(k)[bit])を計算する。そして、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であったと仮定したときに算出されるパディングデータ量の総和{(PkSz−PkHdSz−1)/2×k}を期待値とし、この期待値と、多重部101で実際に多重されたパディングデータ量の総和PadSum(k)[bit]とを比較する。そして、PadSum(k)[bit] >(PkSz−PkHdSz−1)/2×kの場合は、実施の形態2に係る動画像符号化装置のレート制御部102と同じ計算方法でビデオレートを決定する。一方、PadSum(k)[bit] ≦(PkSz−PkHdSz−1)/2×kの場合は、ビデオレートRv(k)を先頭フレームのビデオレートRv(0)と同じ値にする
【0077】
以上のように、本発明の実施の形態4に係る動画像符号化装置は、フレームの終端データをパケットに多重するときに、それまでに実際にパディングしたパディングデータ量の総和が、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であった場合に予測されるパディングデータ量の総和以下のとき、ビデオレートをRv(0)に設定するようにした。これにより、符号化処理の前半においてパディングデータ量が少なく、符号化処理の後半においてパディングデータ量が多い場合でも、符号化処理の前半でビデオレートの上昇を抑えるように制御することができる。その結果、パディングデータ量の偏りが原因で生じるビデオレートの変動を抑えることができ、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0078】
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5に係る動画像符号化装置について図2を用いて説明する。本発明の実施の形態5に係る動画像符号化装置は、実施の形態1に係る動画像符号化装置と、多重部がレート制御部102の制御に基づいて動作する点で異なる。以下、本実施の形態5に係る動画像符号化装置の多重部201の動作について説明する。
【0079】
多重部101でk番目のフレームの終端データをパケットに多重したとする。このとき、レート制御部102は、多重部101で多重されたパディングデータ量の総和PadSum(k)[bit]を計算する。そして、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であったと仮定したときに算出されるパディングデータ量の総和{(PkSz−PkHdSz−1)/2×k}を期待値とし、この期待値と、多重部101で実際に多重されたパディングデータ量の総和PadSum(k)[bit]とを比較する。そして、PadSum(k)[bit] ≦(PkSz−PkHdSz−1)/2×kの場合は、従来の技術で説明した動画像符号化装置の多重部101と同じ動作をするように多重部201を制御する。一方、PadSum(k)[bit] >(PkSz−PkHdSz−1)/2×kの場合は、パディング動作を行わないように多重部201を制御する。多重部201は、レート制御部102の制御に基づいて、符号化データを多重する。
【0080】
以上のように、本発明の実施の形態5に係る動画像符号化装置は、フレームの終端データをパケットに多重するときに、これまでに実際にパディングしたパディングデータ量の総和より、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であった場合に予測されるパディングデータ量の総和が多いとき、パディングデータを多重しないようにする。これにより、多重部の出力データの増加を抑えることができる。その結果、ビデオレートを必要以上に低く設定することを防ぐことができ、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0081】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6に係る動画像復号化システムについて説明する。
図3は、本発明の実施の形態6に係る動画像復号化システムの一例を示すブロック図である。図3において、動画像復号化システムは、映像データ出力装置701と、音声データ出力装置702と、動画像符号化装置703と、出力バッファ704と、伝送路705と、入力バッファ706と、動画像復号化装置707と、映像データ再生装置708と、音声データ再生装置709とを備えている。なお、映像データ出力装置701と、音声データ出力装置702と、動画像符号化装置703と、出力バッファ704とは送信側に設けられており、入力バッファ706と、動画像復号化装置707と、映像データ再生装置708と、音声データ再生装置709とは受信側に設けられる。また、動画像符号化装置703は、実施の形態1〜5のいずれかで説明した動画像符号化装置である。
【0082】
次に、本発明の実施の形態6に係る動画像復号化システムの動作について説明する。映像データ出力装置701は映像データを動画像符号化装置703に出力する。音声データ出力装置702は音声データを動画像符号化装置703に出力する。動画像符号化装置703は、動画像復号化装置707のデコーダモデルを考慮して映像データ及び音声データを符号化して多重し、多重データを出力バッファ804に出力する。出力バッファ704は多重データを所定のビットレートに変換して伝送路705に出力する。多重データは伝送路705を介して送信側から受信側の入力バッファ706に伝送される。
【0083】
受信側において、入力バッファ706は、動画像復号化装置707の要求に応じて、伝送路705から伝送される多重データのうちの復号化する多重データを、動画像復号化装置707に出力する。動画像復号化装置707は、多重データを符号化映像データと符号化音声データとに分離した後、符号化映像データを映像データに復号化し、符号化音声データを音声データに復号化する。そして、映像データを映像データ再生装置708に、音声データを音声データ再生装置709に出力する。映像データ再生装置708は復号化された映像データを再生する。音声データ再生装置709は復号化された音声データを再生する。
【0084】
以上のように本実施の形態6に係る動画像復号化システムは、本実施の形態1〜5に記載のいずれかの動画像符号化装置で、符号化され後、多重された映像データと音声データとを伝送路を介して伝送することができ、さらに、伝送された多重データを動画像復号装置で復号化することができる。
【0085】
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7に係る動画像復号化システムについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態7に係る動画像復号化システムの符号化処理ユニットの一例を示すブロック図である。図4に示すように、動画像復号化システムの符号化処理ユニットは、映像データ出力装置701と、音声データ出力装置702と、動画像符号化装置703と、出力バッファ704と、記録媒体801とを備えている。
【0086】
映像データ出力装置701は、映像データを動画像符号化装置703に出力する。音声データ出力装置は、音声データを動画像符号化装置703に出力する。
【0087】
動画像符号化装置703は、前記実施の形態1〜5のいずれかで説明した動画像符号化装置であり、動画像復号化装置707(デコーダモデル)を考慮して映像データ及び音声データを符号化した後、多重し、多重データを出力バッファ704に出力する。出力バッファ704は、多重データを所定の記録媒体への記録に適したビットレートに変換して記録媒体801に出力する。記録媒体801は、メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体であり、出力バッファ704が出力する多重データを記録する。
【0088】
図5は、本発明の実施の形態6に係る動画像復号化システムの復号化処理ユニットの一例を示すブロック図である。図5において、動画像復号化システムの復号化処理ユニットは、読み出し部802と、入力バッファ706と、動画像復号化装置707と、映像データ再生装置708と、音声データ再生装置709とを備えている。
【0089】
読み出し部802は、記録媒体801に記録された多重データを読み出し、入力バッファ706に出力する。入力バッファ706は、動画像復号化装置707の要求に応じて、読み出し部802が読み出した多重データのうちの復号化する多重データを動画像復号化装置707に出力する。動画像復号化装置707は、多重データを符号化映像データと符号化音声データに分離し、その後、符号化映像データを映像データに、符号化音声データを音声データに復号化する。そして、映像データを映像データ再生装置708に、音声データを音声データ再生装置709に出力する。映像データ再生装置708は復号化された映像データを再生する。音声データ再生装置709は復号化された音声データを再生する。
【0090】
以上のように、本実施の形態6による動画像復号化システムによれば、実施の形態1〜5に記載のいずれかの動画像符号化装置で、符号化された後、多重された映像データ及び音声データを記録媒体に記録し、その記録媒体に記録された多重データを読み出して動画像復号化装置で復号化することができる。
【0091】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の動画像符号化装置は、複数のフレームから構成される映像データを符号化映像データに符号化する映像符号化部と、前記映像符号化部が出力する符号化映像データを固定長のパケットに多重するととともに、フレーム毎に、フレームの終端データが多重される固定長パケットが前記フレームの終端データで満たなかった場合に、パディングデータを多重する多重部と、前記多重部が1フレーム分の前記符号化映像データを多重する毎に、前記符号化映像データのレートを決定するレート制御部と、を備えることを特徴とする。これにより、前記多重部で多重されるパディングデータ量に基づいてビデオレートを設定するため、必要以上にビデオレートを下げることなく、記録媒体に所望の時間分の映像データを記録することができる。その結果、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0092】
また、本発明の請求項2に記載の動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、パディングデータ量から任意のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が、負の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが高くなるように、正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、前記任意のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量の最小値より大きく、かつ、最大値より小さい値であることを特徴とする。これにより、符号化映像データのレートを、概ね、先頭フレームのビデオレートの前後で遷移させることができる。その結果、偏ったレート制御にならないようにすることができる。即ち、録画の先頭から徐々に画質が良くなるといった、視覚的に好ましくない状態を回避することができる。
【0093】
また、本発明の請求項3に記載の動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から第1のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第3のしきい値より大きく、かつ、第2のしきい値以下になるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第3のしきい値とし、前記累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第2のしきい値より大きくなるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第2のしきい値より大きくなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、前記第1のしきい値はフレーム毎に多重されるパディングデータ量の平均値であり、前記第2のしきい値は前記第3のしきい値より大きく、かつ、フレーム毎に多重されるパディングデータ量が0であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートより小さい任意の値であり、前記第3のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がすべてその平均値であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートであることを特徴とする。これにより、パディングデータ量に応じて、ビデオレートを前記第3のしきい値を中心に変動するよう制御できることから、録画の先頭から徐々に画質がよくなるといった視覚的に好ましくない状態を回避できる。さらに、ビデオレートを高くする制御に上限を設けることから、ビデオレート低くなり過ぎるのを抑えることができ、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0094】
また、請求項4に係る動画像符号化装置は、請求項2記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値以下の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを先頭フレームの符号化映像データのレートと同じ値になるように制御する。これにより、符号化処理の前半においてパディングデータ量が少なく、符号化処理の後半においてパディングデータ量が多い場合でも、符号化処理の前半でビデオレートの上昇を抑えるように制御することができる。その結果、パディングデータのデータ量の偏りが原因で生じる符号化映像データのレートの変動を抑えることができ、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0095】
また、本発明の請求項5に係る動画像符号化装置は、請求項1記載の動画像符号化装置において、前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値より大きい場合は、前記多重部がパディングデータを多重しないように制御することを特徴とする。これにより、多重部の出力データの増加を抑えることができる。その結果、ビデオレートを必要以上に低く設定することを防ぐことができ、符号化映像データを復号化した際に得られる画像の画質劣化を抑えることができる。
【0096】
また、本発明の請求項6に係る動画像符号化装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、前記出力バッファが出力する多重データを伝送する伝送路と、前記伝送路を介して伝送される多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする。これにより、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置で、映像データと音声データを符号化した後に多重したデータを、伝送路を介して伝送することができ、さらに、伝送される多重データを、動画像復号化装置で復号化した後、映像データと音声データとに再生することができる。
【0097】
また、本発明の請求項7に係る動画像符号化装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、前記出力バッファが出力する多重データを記録媒体に記録する記録媒体と、前記記録媒体に記録された多重データを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出した多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする。これにより、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置で映像データと音声データを符号化した後に多重したデータを記録媒体に記録することができ、さらに、当該記録媒体に記録された多重データを読み出して動画像復号化装置で復号化した後、映像データと音声データとに再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜4に係る動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態5に係る動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態6に係る動画像復号化システムの一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態7に係る動画像復号化システムの符号化処理ユニットの一例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態7に係る動画像復号化システムの復号化処理ユニットの一例を示すブロック図である
【図6】従来の動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】従来の動画像符号化装置が備える多重部の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
101,1005 多重部
102 レート制御部
103,1001 映像符号化部
1002 映像記憶部
1003 音声符号化部
1004 音声記憶部
1006 多重制御部
701 映像データ出力装置
702 音声データ出力装置
703 動画像符号化装置
704 出力バッファ
705 伝送路
706 入力バッファ
707 動画像復号化装置
708 映像データ再生装置
709 音声データ再生装置
801 記録媒体
802 読み出し部

Claims (7)

  1. 複数のフレームから構成される映像データを符号化映像データに符号化する映像符号化部と、
    前記映像符号化部が出力する符号化映像データを固定長のパケットに多重するとともに、フレーム毎に、フレームの終端データが多重される固定長パケットが前記フレームの終端データで満たなかった場合にパディングデータを多重する多重部と、
    前記多重部が1フレーム分の前記符号化映像データを多重する毎に、前記符号化映像データのレートを決定するレート制御部と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 請求項1記載の動画像符号化装置において、
    前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から任意のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が負の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが高くなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、
    前記任意のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量の最小値より大きく、かつ、最大値より小さい値であることを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 請求項1記載の動画像符号化装置において、
    前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、多重したパディングデータ量から第1のしきい値を減じた値を累積加算し、その累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第3のしきい値より大きく、かつ、第2のしきい値以下になるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第3のしきい値とし、前記累積加算値が、負の値で、かつ、前記符号化映像データのレートが第2のしきい値より大きくなるような値の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを第2のしきい値より高くなるように、前記累積加算値が正の場合は現フレームの符号化映像データのレートよりその直後のフレームの符号化映像データのレートが低くなるように、前記符号化映像データのレートを制御し、
    前記第1のしきい値はフレーム毎に多重されるパディングデータ量の平均値であり、
    前記第2のしきい値は前記第3のしきい値より大きく、かつ、フレーム毎に多重されるパディングデータ量が0であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートより小さい任意の値であり、
    前記第3のしきい値は、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がすべてその平均値であると仮定したときに算出される前記符号化映像データのレートであることを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 請求項2記載の動画像符号化装置において、
    前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値以下の場合は、現フレームの符号化映像データのレートを先頭フレームの符号化映像データのレートと同じ値になるように制御することを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 請求項1記載の動画像符号化装置において、
    前記レート制御部は、前記多重部がパディングデータを多重する毎に、フレーム毎に多重されたパディングデータ量を累積加算した累積加算値と、フレーム毎に多重されるパディングデータ量がその平均値であると仮定して該平均値を累積加算した値である期待値とを算出し、前記累積加算値が前記期待値より大きい場合は、前記多重部がパディングデータを多重しないように制御することを特徴とする動画像符号化装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、
    前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、
    前記出力バッファが出力する多重データを伝送する伝送路と、
    前記伝送路を介して伝送される多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、
    前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする動画像復号化システム。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の動画像符号化装置と、
    前記動画像符号化装置が出力した多重データを入力とし、該多重データを指定されたビットレートで出力する出力バッファと、
    前記出力バッファが出力する多重データを記録媒体に記録する記録媒体と、
    前記記録媒体に記録された多重データを読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部が読み出した多重データを入力し、復号化する多重データを動画像復号化装置に出力する入力バッファと、
    前記入力バッファが出力する多重データを復号化する動画像復号化装置と、を備えることを特徴とする動画像復号化システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101120590B (zh) * 2005-02-18 2010-10-13 皇家飞利浦电子股份有限公司 现场提交数字信号的方法

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