JP2004363671A - 携帯型音楽再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型音楽再生装置において、音楽データを暗号化又は復号化することで内容の保護を図る。
【解決手段】音楽データ発信装置100は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを、暗号化し耳装着型音楽再生装置300に出力する。音楽データ記憶媒体200には、音楽データ及び使用者の指紋データが記憶される。耳装着型音楽再生装置300は、音楽データ発信装置100から出力される、暗号化された音楽データを受信し復号化し再生を行なう。音楽データ記憶媒体リーダライター400は、音楽データ記憶媒体200パーソナルコンピュータ500に接続され、パーソナルコンピュータ500から出力される音楽データを音楽データ記憶媒体200に記録する。音楽データ記憶媒体200に記憶されている音楽データは、必ず指紋データとペアで出力され、音楽データのみ又は、指紋データのみで出力されることは無い。
【選択図】 図1
【解決手段】音楽データ発信装置100は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを、暗号化し耳装着型音楽再生装置300に出力する。音楽データ記憶媒体200には、音楽データ及び使用者の指紋データが記憶される。耳装着型音楽再生装置300は、音楽データ発信装置100から出力される、暗号化された音楽データを受信し復号化し再生を行なう。音楽データ記憶媒体リーダライター400は、音楽データ記憶媒体200パーソナルコンピュータ500に接続され、パーソナルコンピュータ500から出力される音楽データを音楽データ記憶媒体200に記録する。音楽データ記憶媒体200に記憶されている音楽データは、必ず指紋データとペアで出力され、音楽データのみ又は、指紋データのみで出力されることは無い。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耳装着型音楽再生装置及び音楽記憶媒体から音楽データを耳装着型音楽再生装置に送信する手段に関する。
本発明は音楽データを記憶する音楽記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年ポータブルオーディオプレーヤーと呼ばれる音楽再生機器が普及している。
この音楽再生機器は、半導体記憶媒体に記録された音楽データを再生する機器であり、代表的なものとしてはプレーヤー側とヘッドホン側に分かれており、プレーヤーとヘッドホンは、イヤホンコードで接続されている。
その為、イヤホンコードを煩わしく感じたり、イヤホンコードが周囲に引っかかる恐れがあることから運動中に使用することは出来なかった。
この問題を解決した発明として下記の特許文献1が公開されている。
【0003】
この特許文献に記載された第1の例は、ヘッドホン型音楽再生装置3100に備えられたメモリカードスロットに音楽データを格納した着脱式メモリカードをセットし、ヘッドホン型音楽再生装置で再生を行なう。
ヘッドホン型音楽再生装置への操作指示は、リスト型リモコン装置に備える操作入力部で、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作を行なう。
リスト型リモコン装置で入力された操作指示は音楽再生操作の遠隔制御信号に変換されヘッドホン型音楽再生装置へ送信される。
音楽再生操作の遠隔制御信号を受信したヘッドホン型音楽再生装置は、音楽再生操作の遠隔制御信号に基づき、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等の動作を行なう。
このようにしてプレーヤーとヘッドホンをつなぐイヤホンジャックを不用にし、運動時でも使用できる携帯性と、操作性を実現している。
第2の例は、リスト型音楽再生装置に備えられたメモリカード収納部に音楽データを格納した着脱式メモリカードをセットし、リスト型音楽再生装置で再生する。
リスト型音楽再生装置では、操作入力部で、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作を行なう。
リスト型音楽再生装置で再生された音楽を、無線でヘッドホンに送信する。
ヘッドホンに送信された音楽データは、ヘッドホンスピーカを通じて出力される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−169380号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の音楽再生装置には以下の問題点が生じる。
第1の例は、小型メモリーカードをヘッドホン本体に装着するため、ヘッドホン本体の大きさ及びデザインは、小型メモリーカードの大きさデザインに影響される。
【0006】
第2の例は、単にリスト型音楽再生装置で再生された音楽データを無線でヘッドホンに送信するだけである。
つまり、リスト型音楽再生装置から送信された音楽データは著作権保護の観点からみて、暗号化などの対策がなされておらず、この音楽データを受信することで、簡単に視聴あるいは、コピーされることが考えられる。
上述した音楽再生装置あるいは、その他既存の耳装着型音楽再生装置では、記憶媒体に記憶された、音楽あるいは音声データが本来の持ち主以外の人物でも簡単にその内容を聞くことが可能である。
その為、音楽が発表前のデモ用音楽や新製品開発会議等、音楽・音声データの内容が重要機密に属する内容又は、プライバシーにかかわる内容で、他者に聞かれては困る内容の場合でも、機密内容を録音された音声記憶媒体を紛失、盗難にあい自らが望まない相手の手にその記憶媒体が渡ってしまった場合、簡単にその内容を確認されてしまうことが考えられる。
本発明は、上述した不具合を解消する携帯型音楽再生装置を提供するものである。
【0007】
【議題を解決するための手段】
本発明の携帯型音楽再生装置は、耳装着型音楽再生装置と、耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備える。そして、音楽データ発信装置は音楽データ記憶媒体に格納された音楽データを暗号化して耳装着型音楽再生装置に発信することが可能な事を特徴とする。
また、音楽データを暗号化する際、予め記憶媒体に記憶された身体的特徴を数値化しその数値を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化することが可能な共通鍵を生成することが可能なことを特徴とする。
【0008】
音楽データを暗号化するさい、予め記憶媒体に記憶された身体的特徴は指紋であり、音楽データを復号化するさい使用者が入力した身体的特徴を数値化しその数値を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成するものである。
さらに、音楽データを復号化するさい入力する共通鍵に必要な身体的特徴は記憶媒体の持ち主の指紋であり、指紋読取り装置を有し所有者の指紋を入力する事により再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作がなされることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の全体の概略図を示すものである。
音楽データ発信装置100は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを、暗号化し耳装着型音楽再生装置300に出力するものである。
音楽データ記憶媒体200には、音楽データ及び使用者の指紋データが記憶される。
耳装着型音楽再生装置300は、音楽データ発信装置100から出力される、暗号化された音楽データを受信し復号化し再生を行なうものである。
音楽データ記憶媒体リーダライター400は、音楽データ記憶媒体200パーソナルコンピュータ500に接続され、パーソナルコンピュータ500から出力される音楽データを音楽データ記憶媒体200に記録する。
【0010】
又パーソナルコンピュータ500の指示に基づき、音楽データ記憶媒体200に記憶されているデータを読取り、パーソナルコンピュータ500に出力したりする。
このとき音楽データ記憶媒体200に記憶されている音楽データは、必ず指紋データとペアで出力され、音楽データのみ又は、指紋データのみで出力されることは無い。
又、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して出力された音楽データをパーソナルコンピュータで再生しようとしたとき、ペアで移動された指紋データの認証がなされない限り再生されることは無い。
又、指紋データ読取り装置450から入力された指紋データを、パーソナルコンピュータ500を介して取込み、音楽データ記憶媒体200に書込む。
【0011】
指紋データ読取り装置450は、音楽データ記憶媒体200の使用者である人物の指紋データを読取りパーソナルコンピュータ500に出力する。
パーソナルコンピュータ500は、利用者の指示を音楽コンテツサーバー700にネットワーク網600を介して送信したり、送信された指示により音楽コンテンツサーバー700より出力された、利用者の所望する音楽コンテンツをネットワーク網600を介して受信し音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
又、パーソナルコンピュータ500に接続された音楽データ記憶媒体リーダライター400に読み取らせた音楽データ記憶媒体200に記憶された音楽データや使用者の指紋データをパーソナルコンピュータ500の備える記憶手段に記憶したりする。
又、パーソナルコンピュータ500の備えるCD−ROMドライブ等から取込んだ音楽データや音声データを音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
又、前記指紋データ読取り装置450から読込まれた指紋データを音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力された指紋データは、音楽データ記憶媒体リーダライター400により音楽データ記憶媒体200に書込まれる。
【0012】
ネットワーク網600は、パーソナルコンピュータ500から音楽コンテンツサーバー700に対して音楽コンテンツサーバー700に格納された音楽データの送信要求信号や音楽コンテンツサーバー700からパーソナルコンピュータ500に音楽データを送信するための双方向通信経路である。
音楽コンテンツサーバー700は、音楽コンテンツを蓄積しているサーバーであり、パーソナルコンピュータ500からの音楽データ送信要求信号に基づき音楽データをネットワーク網600を介してパーソナルコンピュータ500に送信する。
【0013】
図2は、音楽データ発信装置100の構成を示す概略図である。
音楽データ発信装置100は、耳装着音楽再生装置300から発信される再生指示信号に基づき、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを読み出し、暗号化して耳装着音楽再生装置300に送信する為の装置である。
音楽データ発信装置100は、制御手段110、共通鍵生成手段120、共通鍵一時記憶手段130、音楽データ暗号化手段140、記憶媒体接続手段150、公開暗号鍵Kp2記憶手段160、プレーヤー認識ID記憶手段165、セットアップ完了信号出力手段170、情報入出力手段180、指示信号入力手段181、機器間認証完了通知信号入力手段182、プレーヤーID番号出力手段183、音楽データ出力手段184、I/F手段185、セパレーター190、復調手段191、変調手段192、電源回路195、アンテナ196で構成される。
【0014】
制御手段110は、音楽データ発信装置100全体を制御するためのものであり、電源回路195から整流された電力が音楽データ発信装置100全体に供給されることにより、パワーオン、つまりリセット動作の制御行なう。
又、制御手段110は、プレーヤー認識番号送信要求信号に基づき、プレーヤー認識ID記憶手段165に音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証を行うための、プレーヤー認識ID番号を出力させる。
又、制御手段110は、プレーヤー認識ID記憶手段165から出力されたプレーヤー認識ID番号を音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証を行うためのプレーヤー認識ID番号をプレーヤーID出力手段183に供給する。
【0015】
又、制御手段110は、音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証完了通知信号に基づき、共通鍵生成手段120に乱数を発生するよう指示する。
又、制御手段110は、耳装着音楽再生装置300で乱数aを公開鍵Kp1で暗号化した暗号a(Kp1)を、I/F手段185を介して供給すると、共通鍵生成手段120に出力する。
又、制御手段110は、共通鍵生成手段120から供給された、指紋データ供給要求信号に基づき、記憶媒体接続手段150を介して、音楽データ記憶媒体200に対し指紋データ供給要求信号を出力する。
又、制御手段110は、指紋データを共通鍵生成手段120に対し指紋データを出力する。
又、制御手段110は、I/F手段185を介して供給された、再生指示信号に基づき、記憶媒体接続手段150を介して音楽データ記憶媒体200に対し音楽データ出力要求信号を出力する。
又、制御手段110は、音楽データ記憶媒体200の備えられたI/F手段201を介して、供給された音楽データを音楽データ暗号化手段140に供給する。
又、制御手段110は、音楽データ暗号化手段140から供給された暗号化された音楽データを音楽データ出力手段184に出力する。
共通鍵生成手段120は、制御手段110の指示に基づき乱数aを発生させ、乱数aを公開暗号鍵Kp2記憶手段に記憶された公開暗号鍵Kp2を用いて暗号化したり、耳装着音楽再生装置300から出力された、暗号a(Kp2)が供給されることにより共通鍵Km1を生成するものである。
【0016】
図3は、共通鍵生成手段120の詳細を示す。
共通鍵生成手段120は、乱数発生手段1201、Kp2暗号化手段1202、復号化手段1203、共通鍵計算手段1204、秘密鍵Ks1記憶手段1205、指紋数値化手段1206で構成される。
乱数発生手段1201は、制御手段110の指示に基づき、乱数aを生成し、生成した乱数aをKp2暗号化手段1202に供給する。
Kp2暗号化手段1202は、乱数発生手段1201から乱数aを供給されると、乱数aを公開暗号鍵Kp2により暗号化する。
復号化手段1203は、暗号a(Kp1)を秘密鍵Ks1を用いて複合化するためのものである。
制御手段110から暗号a(Kp1)を供給されると、次に秘密鍵Ks1記憶手段1205に秘密鍵Ks1を複合化手段1203に供給するよう指示をする。
そして指示に基づき秘密鍵Ks1記憶手段1205から供給された秘密鍵Ks1を用いて暗号a(Kp1)を複合化する。
【0017】
共通鍵計算手段1204は、複合化手段1203より入力された乱数a1を供給されると、制御手段110に対し、指紋データ供給要求信号を出力する。
そして、指紋数値化手段1206で数値化された指紋数値データS1と前記複合化手段1203より供給された乱数a1から、共通鍵Km1を計算し、共通鍵一時記憶手段130に出力する。
秘密鍵Ks1記憶手段1205は秘密鍵Ks1を音楽データ発信装置100が製造される際にあらかじめ記憶させてあり、複合化手段1203の要求に基づき複合化手段1203に秘密鍵Ks1を供給する。
指紋数値化手段1206は、音楽データ記憶媒体200に画像データとして記憶されている指紋情報を数値データに置き換える装置である。
指紋数値化手段1206は、音楽データ記憶媒体200に記憶されている指紋データを2次元の指紋データに展開する。該指紋データは、制御手段110の指示に基づき、音楽データ記憶媒体200から記憶媒体接続手段150、制御手段110を介し、指紋数値化手段1206に供給される。
【0018】
図4は、2次元の指紋データの具体的展開例として、マトリクス上に指紋データを展開するものを示す。
本実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクス上で指紋データの展開をし、数値化を行なう事とする。
例えば、A列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。B列1行目の桝目にも、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。C列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されているので1とする。このように指紋データの紋様が記録されていない桝目を0、指紋データの紋様が記録されている桝目を1とし画像として記憶されていた指紋データの数値化を行なう。
【0019】
共通鍵一時記憶手段130は、共通鍵生成手段120が生成した共通鍵を一時的に記憶する。
そして該共通鍵一時記憶手段130は、音楽データを供給された音楽データ暗号化手段140の要求に基づき音楽データ暗号化手段140に共通鍵Km1を供給する。
尚、音楽データ暗号化手段140は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データをI/F手段201、記憶媒体接続手段150、制御手段110を介し音楽データを供給された後、共通鍵一時記憶手段130に共通鍵Km1を供給させる要求を行う。
そして音楽データ暗号化手段140は、共通鍵Km1をもとに音楽データを暗号化し制御手段110に出力する。
記憶媒体接続手段150は、音楽データ発信装置100と音楽データ記憶媒体200の間を指示信号やデータなどが送受信できるようにするインターフェイス手段である。
【0020】
公開暗号鍵Kp2記憶手段160は、公開暗号鍵Kp2を記憶するものであり、公開暗号鍵Kp2は音楽データ発信装置100が生産される際、あらかじめ公開暗号鍵Kp2記憶手段160に記憶させておくものとする。
公開暗号鍵記憶手段160は、Kp2暗号化手段1202の要求に基づきKp2暗号化手段1202に公開暗号鍵Kp2を供給する。
プレーヤー認識ID記憶手段165は、音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300が機器間の相互認証を行うためのID番号を記憶している。
プレーヤー認識ID記憶手段165は、プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された制御手段110の指示に基づきプレーヤー認識ID番号を制御手段110を介しプレーヤーID出力手段183に供給する。
セットアップ完了信号出力手段170は、音楽データ発信装置100の備える制御手段110で制御され音楽データ発信装置100全体に電源供給されると動作を行う。パワーオンリセット動作が完了すると、セットアップ完了信号を情報入出力手段180へ出力する。
【0021】
情報入出力手段180は、セットアップ完了信号出力手段170がアクティブ信号を出力するとアクティブ状態となり、音楽データ発信装置100は、外部との情報交換可能となる。
その後アンテナ196を経由して、復調手段191で復調されたデータが情報入出力手段180に供給されると耳装着型音楽再生装置300から発信された再生指示信号を制御手段110に供給するために備えた指示信号入力手段181や音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300が機器間の相互認証が完了したことを耳装着音楽再生装置300から音楽データ発信装置100に通知するための機器間認証完了信号を制御手段110に供給するための機器間認証完了通知信号入力手段182、情報入出力手段180から供給されたプレーヤー認識番号送信要求信号、乱数aを公開鍵暗号Kp1で暗号化した暗号a(Kp1)を制御手段110に出力し制御手段110から供給された乱数aを公開鍵暗号Kp2で暗号化した暗号a(Kp2)を情報入出力手段180に出力するためのI/F手段185に出力する。
又、プレーヤーID番号出力手段183から出力されたプレーヤー認識ID番号や音楽データ出力手段184から出力された暗号化された音楽データや、I/F手段185から出力された公開暗号鍵Kp2にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp2)を変調手段192に出力する。
【0022】
指示信号入力手段181は、情報入出力手段180から供給された再生指示信号を制御手段110に供給する。
機器間認証完了通知信号入力手段182は、情報入力手段180から供給された機器間認証完了通知信号を制御手段110に出力する。
プレーヤーID番号出力手段183は、制御手段110から供給されたプレーヤー認識ID番号を情報入出力手段180に供給する。
音楽データ出力手段184は、制御手段110から供給された、共通鍵Km1で暗号化された音楽データ、音楽データ(Km)を情報入出力手段180に出力する。
【0023】
I/F手段185は、情報入出力手段180から供給されたプレーヤー認識番号送信要求信号を制御手段110に出力する。それに基づき制御手段110は、プレーヤー認識ID記憶手段165に対しプレーヤー認識ID番号を出力するよう指示信号を出力する。
又、I/F手段185は、制御手段110から供給された暗号a(Kp2)を情報入出力手段180に出力する。情報入出力手段180に供給された暗号a(Kp2)は、変調手段192で変調されアンテナ196より耳装着音楽再生装置300に出力される。
さらにI/F手段185は、情報入出力手段180から供給された暗号a(Kp1)を制御手段110に出力する。暗号a(Kp1)は制御手段110から共通鍵生成手段120に供給され共通鍵生成手段120にて共通鍵Km1が生成される。
【0024】
セパレーター190は、アンテナ196から入力された信号を情報部分の信号と電力部分の信号に分波し電力は電源回路195に供給し情報信号は復調回路191に供給するものである。
復調手段191は、セパレーター190から供給された情報部分の信号を復調するものである。
変調手段192は、情報入出力手段180から出力された、プレーヤーID番号、暗号化された音楽データ、暗号a(Kp2)、やセットアップ完了信号出力手段170から出力されたセットアップ完了信号を変調しアンテナ196に出力するものである。
電源回路195は、セパレーター190から供給された電力部分の信号を整流して音楽データ発信装置100全体に電力を供給するものである。
アンテナ196は、変調手段192で変調された信号を耳装着型音楽再生装置300に出力をする。
又、アンテナ196は耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330から出力された信号を受信し、セパレーター190に供給したりもする。
【0025】
図5は、耳装着型音楽再生装置300の構成を示す概略図である。
耳装着型音楽再生装置300は、機器間認証を行い認証された音楽データ発信装置100に再生、音楽の早送りや巻き戻し、停止の動作指示信号を出力する。
そして耳装着型音楽再生装置300より出力された再生指示信号に基づき音楽データ発信装置100より出力された暗号化された音楽データを受信し複合化して音楽再生を行う。
耳装着型音楽再生装置300は、制御手段310、記憶手段320、アンテナ330、セットアップ完了信号入力手段331、セットアップ完了確認信号出力手段332、機器間認証完了通知信号出力手段333、プレーヤーID番号入出力手段334、音楽データ入力手段335、I/F手段336、変復調手段337、指紋入力手段340、指紋比較手段345、指示信号生成手段346、暗号化された音楽データ複合手段350、共通鍵一時記憶手段351、暗号化された音楽データ一時記憶手段352、音楽・音声データ処理手段360、スピーカー370、共通鍵生成手段380から構成されている。
制御手段310は、耳装着型音楽再生装置300の電源を投入すると、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されているかを判断する。
【0026】
そして、指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されていない場合、ナビゲーション音声記憶領域321からメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
そして、指紋入力手段340から使用者のタッチ信号が供給されると、新たな使用者が登録されることと判断し、ナビゲーション音声記憶領域321からメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
そして、使用者が耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋が指紋入力手段340に入力されると、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域に記憶させる。
【0027】
耳装着型音楽再生装置300に電源が供給され、耳装着型音楽再生装置300の使用者が登録されていると、セットアップ完了確認信号を発信する。
そして、セットアップ完了信号が、セットアップ完了信号入力手段331から供給されると、プレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334からプレーヤー認識番号が供給されると、記憶手段320に格納されているプレーヤー認識番号記憶領域323にプレーヤー認識番号を供給するよう指示する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334より供給された音楽データ発信装置100と耳装着型音楽再生装置300の機器間認証を行うためのプレーヤー認識ID番号と、プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較を行なう。
【0028】
そして、プレーヤー認識ID番号とプレーヤー認識番号の比較の結果、一致した場合、機器間認証完了通知信号を機器間認証完了通知信号出力手段333に出力する。
そして、公開鍵Kp2にて暗号化された乱数aである暗号a(Kp2)を供給されると、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321に対し耳装着型音楽再生装置300の使用者に、音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋を入力するよう促すメッセージを出力するよう指示する。
そして、供給された暗号a(Kp2)を共通鍵生成手段380の備える複合化手段3801に出力する。
そして、指紋入力手段340に供給された指紋データを共通鍵生成手段380の備える指紋数値化手段3804に供給する。
さらに、共通鍵計算手段3805より共通鍵Km2を供給されると、共通鍵Km2を共通鍵一時記憶手段351に出力する。
さらに、Kp1暗号化手段3802から出力された、公開鍵暗号Kp1の供給要求信号を記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に出力する。
そして、公開鍵暗号Kp1の供給要求信号に基づき、記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322から供給された公開鍵暗号Kp1をKp1暗号化手段3802に供給する
そして、Kp1暗号化手段3802で公開暗号鍵Kp1にて暗号化された乱数aである暗号a(Kp1)をI/F手段336に出力する。
【0029】
さらに、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されてない場合、指紋入力手段340より入力された指紋情報を指紋比較手段345の備える入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶させる。
そして、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されている場合、指紋入力手段340と通じて耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋が入力されると、指示記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325に対し、対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力するように指示する。
さらに、エラー信号が供給されると、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321にエラーメッセージを出力するよう指示する。
そして、ナビゲーション音声記憶領域321より出力されたエラーメッセージが供給されると、音楽・音声データ処理手段360に出力する。
さらに、指紋入力手段340より入力された動作指示指紋に基づき、耳装着型音楽再生装置300の動作の制御を行なう。
【0030】
記憶手段320は、使用者に耳装着型音楽再生装置300の操作指示を促す音声や信号、乱数aを暗号化するための公開暗号鍵、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100の通信を行うにあたって機器間の認証を行うためのプレーヤー認識番号や機器の操作を行うための指紋情報を記憶したり、制御手段310が比較等の処理を行うときデータや処理結果を一時的に記憶するためのものであり記憶手段320は、ナビゲーション音声記憶領域321と公開暗号鍵Kp1記憶領域322とプレーヤー認識番号記憶領域323と一時記憶領域324、指示データ記憶領域325で構成される。
ナビゲーション音声記憶領域321には、耳装着型音楽再生装置300の操作に関するナビゲーション音声が記憶されており、制御手段310の指示に基づきナビゲーション音声を制御手段310に出力する。
【0031】
公開暗号鍵Kp1記憶領域322には、秘密鍵暗号Ks1複合化された乱数aを暗号化するための公開鍵暗号Kp1が記憶されており、制御手段310を介して供給される指示に基づき制御手段310に、公開鍵暗号Kp1を出力する。
プレーヤー認識番号記憶領域323には、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100が相互認識しデータの送受信が可能にするためのプレーヤー認識番号が記憶されており、制御手段310の指示に基づき、プレーヤー認識番号を制御手段310に出力する。
一時データ記憶領域324は、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100が、機器間認証を行う際、音楽データ発信装置100より出力され制御手段310に供給された、プレーヤーID番号を一時的に記憶しておく記憶領域である。
【0032】
指示データ記憶領域325には、耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋データが記憶されており、制御手段310の指示信号に基づき指紋データが、制御手段310を介して指紋比較手段345に供給する。
図8は、指示内容の詳細を示す図である。
指示データ記憶領域325には、指示内容326毎に再生326aに対して327aの指紋、停止326bに対して327bの指紋、早送り326cに対して327c、巻戻し326dに対して327dというように、対応指の指紋データ327が記憶されている。
指示内容326に対応する対応指の指紋データ327は、使用者がナビゲーション音声に基づき、指紋入力手段340より入力した指紋データを制御手段310の指示に基づき指示内容326毎に指紋データを対応指の指紋データ327に記憶させる。
対応指の指紋データ327は、制御手段310の指示に基づき制御手段310を介し指紋比較手段345に出力され、比較される。
アンテナ330は、変復調手段337で変調された信号を音楽データ発信装置100に出力する。又、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196から出力された信号を受信する。
【0033】
セットアップ完了信号入力手段331は、変復調手段337で復調されたセットアップ完了信号を、制御手段310に供給する。セットアップ完了信号を入力された制御手段310は、プレーヤー認証ID番号送信要求信号を、I/F手段336に出力する。
機器間認証完了通知信号出力手段333は、制御手段310より供給された、機器間認証完了通知信号を変復調手段337に出力する。機器間認証完了通知信号は、変復調手段337で変調され、アンテナ330より音楽データ発信装置100に出力される。
【0034】
プレーヤーID番号入出力手段334は、制御手段310より出力されたプレーヤーID番号供給要求信号を変復調手段337に供給する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334は、変復調手段337から復調されたプレーヤーID番号を、供給されたプレーヤーID番号を制御手段310に、供給する。
プレーヤーID番号を、供給された制御手段310は、プレーヤーID番号を一時記憶領域324に一時的に記憶させる。
【0035】
音楽データ入力手段335は、変復調手段337で復調された音楽データ(Km)を制御手段310に供給する。
音楽データ(Km)を供給された制御手段310は、音楽データ(Km)を暗号化された音楽データ一時記憶手段352に一時的に記憶させる。
I/F手段336は、制御手段310より音楽データ発信装置100に対して出力される、Kp1暗号化手段3802で暗号化された暗号a(Kp1)、再生指示信号を変復調手段337に供給するものである。
そして、アンテナ330より変復調手段337に供給され復調された、復調された暗号a(Kp2)、信号を制御手段310に供給する。
変復調手段337は、アンテナ330から供給された信号を復調し、セットアップ完了信号はセットアップ完了信号入力手段331、プレーヤーID番号はプレーヤーID番号入力手段334、暗号化された音楽データは、音楽データ入力手段、その他の信号はI/F手段に出力する。
又、機器間認証完了通知信号出力手段333から出力された機器間認証完了通知信号やI/F手段336から供給される信号を変調しアンテナ330に出力する。
【0036】
指紋入力手段340は、耳装着型音楽再生装置300の使用者が、耳装着型音楽再生装置300が動作するための指紋や共通鍵Km2を生成する為に必要な指紋を入力するためのインターフェイスであり、耳装着型音楽再生装置300の使用者が入力した指紋データを読取り、制御手段310に供給する。
指紋比較手段345は、耳装着型音楽再生装置300の使用者が耳装着型音楽再生装置300の動作指示を行うために指紋入力手段340より入力された、動作指示指紋が、どのような動作を行う為の指示し紋かを判別するためのものである。
【0037】
図7は、指紋比較手段の詳細な構成図である。
指紋比較手段345は、再生指示指紋一時記憶手段3421aと入力指紋一時記憶手段3221bと停止指示指紋一時記憶手段3422aと入力指紋一時記憶手段3222bと早送り指示指紋一時記憶手段3423aと入力指紋一時記憶手段3223bと巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aと入力指紋一時記憶手段3224bと再生指示指紋比較手段341−aと停止指示指紋比較手段341−bと早送り指示指紋比較手段341−cと巻戻し指示指紋比較手段341−dで構成される。
【0038】
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340より操作を指示する指紋を入力すると、制御手段310の指示により記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325から出力された対応指の指紋データ327aは、再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力され一時的に記憶される。
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340から入力された、操作を指示する指紋は、制御手段310により、入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶される。
【0039】
再生指示指紋比較手段341−aは、再生指示指紋一時記憶手段3421aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327aと入力指紋一時記憶手段3421bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aにエラー信号を出力する。
【0040】
停止指示指紋比較手段341−bは、停止指示指紋一時記憶手段3422aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327bと入力指紋一時記憶手段3422bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ、比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bにエラー信号が出力する。
【0041】
早送り指示指紋比較手段341−cは、早送り指示指紋一時記憶手段3423aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327cと入力指紋一時記憶手段3423bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cにエラー信号を出力する。
【0042】
巻戻し指示指紋比較手段341−dは、巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327dと入力指紋一時記憶手段3424bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dにエラー信号を出力する。
【0043】
指示信号生成手段346は、再生指示信号生成手段346−aと停止指示信号生成手段346−bと早送り指示信号生成手段346−cと巻戻し指示信号生成手段346−dで構成されている。
【0044】
再生指示信号生成手段346−aは、再生指示指紋比較手段341−aから再生指示指紋一致信号が供給されると、再生指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、再生指示指紋比較手段341−aからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0045】
停止指示信号生成手段346−bは、停止指示指紋比較手段341−bから停止指示指紋一致信号が供給されると、停止指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、停止指示指紋比較手段341−bからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0046】
早送り指示信号生成手段346−cは、早送り指示指紋比較手段341−cから早送り指示一致信号が供給されると、早送り指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、早送り指示指紋比較手段341−cからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0047】
巻戻し指示信号生成手段346−dは、巻戻し指示指紋比較手段341−dから巻戻し指示一致信号が供給されると、巻戻し指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、巻戻し指示指紋比較手段341−dからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0048】
暗号化された音楽データ複合手段350は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352から一時的に記憶された音楽データ(Km)を供給されると、暗号解除鍵一時記憶手段351から共通鍵Km2を供給させ、音楽データを複合化し復号化した音楽データを、音楽・音声データ処理手段360に出力する。
共通鍵一時記憶手段351は、共通鍵計算手段3805で生成され制御手段310を介して供給された共通鍵Km2を一時的に記憶する。
そして、暗号化された音楽データ複合手段350の指示により共通鍵Km2を暗号化された音楽データ複合手段350に供給する。
暗号化された音楽データ一時記憶手段352は、制御手段310から供給された暗号化された音楽データ(Km)1を一時的に記憶する。
そして、制御手段310の指示により暗号化された音楽データ(Km)1を暗号化された音楽データ複合手段350に出力する。
音楽・音声データ処理手段360は、制御手段310の指示に基づき供給された、記憶手段320の備える指示データ記憶領域325の記憶する操作指示音声や、エラー音声を再生しスピーカー370に供給する。
又、暗号化された音楽データ複合手段350で複合された音楽データや音声データを、再生しスピーカー370に供給する。
スピーカー370は、音楽・音声データ処理手段360より供給された、再生された音楽や音声を耳装着型音楽再生装置300の使用者の聴覚で認識できるよう出力するものである。
【0049】
図6は、共通鍵生成手段380の詳細を示す。
共通鍵生成手段380は、復号化手段3801と、Kp1暗号化手段3802と、秘密鍵Ks2記憶手段3803と、指紋数値化手段3804と、共通鍵計算手段3805で構成される。
復号化手段3801は、制御手段310から暗号a(Kp2)を供給されると秘密鍵Ks2記憶手段3803の記憶する秘密鍵Ks2を供給させる。
そして暗号a(Kp2)は、秘密鍵Ks2により複合化され乱数a2になる。a(Kp2)は、秘密鍵Ks2で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp2)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。
そして、複合化された乱数a2は、Kp1暗号化手段3802に及び共通鍵計算手段3805に出力される。
Kp1暗号化手段3802は、乱数a2を供給されると、制御手段310を介し記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に公開鍵暗号Kp1を供給するよう指示を出す。
そして、乱数a2を公開鍵Kp1により暗号化し生成された暗号a(Kp1)を制御手段310に供給する。
【0050】
秘密鍵Ks2記憶手段3803は、公開鍵Kp2で暗号化された暗号を復号化することのできる秘密鍵Ks2を記憶しており、暗号a(Kp2)を供給された復号化手段3801の指示に基づき秘密鍵Ks2を復号化手段3801に供給する。
指紋数値化手段3804は、共通鍵Km2を生成する為に必要な数値S2の生成を行なう。指紋入力手段340から入力され、制御手段310を介して供給された指紋データを前記記載の、指紋数値化手段1206と同様の方法で数値化し、共通鍵計算手段3805に供給する。
共通鍵計算手段3805は、前記記載の復号化手段3801で復号化された乱数a2と、前記記載の指紋数値化手段3804で数値化された指紋数値化データS2を用いて共通鍵Km2を生成し、共通鍵Km2を、制御手段310を介して、共通鍵一時記憶手段351に記憶させる。
【0051】
図9は、音楽データ記憶媒体を示す図であり、制御手段210と、I/F手段201と、音楽データ記憶領域202と、指紋データ記憶領域203とで構成されている。
制御手段210は、指紋データ供給要求信号を供給されると指紋データ記憶領域203に対し、指紋データを出力するよう指示する。
又、音楽データ出力要求信号を供給されると、音楽データ記憶領域202に対し、音楽データを出力するよう指示信号を出力する。
I/F手段201は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給される、音楽データや指紋データを制御手段210に供給したり、音楽データ発信装置100から供給される指示信号や、要求信号を制御手段210に供給する為の、インターフェイスである。
音楽データ記憶領域202は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給される音楽データを記憶する。
そして、制御手段210からの指示信号や要求信号に基づき、音楽データをI/F手段201に出力を行なう。
指紋データ記憶領域203は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給された指紋データを記憶する。
そして、制御手段210からの指示信号や要求信号に基づき、音楽データをI/F手段201に出力を行なう。
図10は、音楽データを音楽データ記憶媒体200に記憶させるステップを示すフローチャートである。
【0052】
図11、図12、図13、図14は、耳装着型音楽再生装置300の電源のONから耳装着型音楽再生装置300の使用者を登録するまでのステップを示すフローチャートである。
【0053】
図15は、音楽データを再生するステップを示すフローチャートである。
【0054】
図16は、耳装着型音楽再生装置300の動作を停止するステップを示すフローチャートである。
【0055】
図17は、音楽データの早送り動作を行なうステップを示すフローチャートである。
【0056】
図18は、音楽データの巻き戻し動作を行なうステップを示すフローチャートである。
【0057】
パーソナルコンピュータ500に、音楽データ記憶媒体リーダライター400と指紋データ読取り装置450を接続する。音楽データを音楽配信サーバーからダウンロードするときは、パーソナルコンピュータ500を、音楽配信サーバー700に接続されたネットワーク網600に接続し、電源を投入する。
音楽データ記憶媒体リーダライター400に音楽データ記憶媒体200をセットする。
パーソナルコンピュータ500を介し、音楽CDに記録された音楽データ又は音楽配信サーバー700より配信される音楽データを、接続されたネットワーク網600を通じ音楽データ記憶媒体リーダライター400にセットされた音楽データ記憶媒体200の備える音楽データ記憶領域202記憶させる。(ステップステップS01)
次に指紋データ読取り装置450に使用者の指紋を読取らせ、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201を介して指紋データ記憶領域203に供給され記憶させる。(ステップS02)
次に音楽データ記憶媒体200を音楽データ発信装置100に装着する。(ステップS03)
【0058】
耳装着型音楽再生装置300の電源をパワーオンにすると耳装着型音楽再生装置300の備える、制御手段310は、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されているかを判断する。(ステップS04〜ステップS05)
指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されていない場合、制御手段310は、ナビゲーション音声記憶領域321から「操作に必要な指紋が登録されていません。指紋を登録しますか?登録する場合は指紋入力手段に軽く触れてください。登録しない場合は、電源を切って操作を終了して下さい。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
【0059】
使用者はスピーカー370から出力されるメッセージに従い指紋の登録を行うか否かの選択を行なう。(ステップS06)
指紋の登録を行わない場合は、耳装着型音楽再生装置300の電源を切り操作を終了する。(ステップS07)
指紋の登録を行う場合、使用者は、メッセージの指示に従い耳装着型音楽再生装置300に備えられた指紋入力手段340に軽く触れる。
指紋入力手段340から入力された使用者のタッチ信号は、制御手段310に供給される。
【0060】
タッチ信号を供給された制御手段310は、新たな使用者が登録されることと判断し、ナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「再生を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。(ステップS08)
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の再生326aに対応する327aに記憶する。(ステップS09)
【0061】
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「停止を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS10)指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の停止326bに対応する327bに記憶する。(ステップS11)
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「早送りを指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示と停止指示で読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS12)
【0062】
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の早送320cに対応する327cに記憶する。(ステップS13)
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「巻戻を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示と停止指示、早送り指示で読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS14)
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の巻戻し320dに対応する327dに記憶する。(ステップS15)
【0063】
この実施例では各々の指示内容に対応する指紋に別々の指を使用しているが、同じ指で一定時間内に入力する回数によって指示する内容を変更しても良い。
次に耳装着型音楽再生装置300の備える、制御手段310よりセットアップ完了確認信号が発信される。
セットアップ完了確認信号はセットアップ完了確認信号332を介し変復調手段337に供給される。
変復調手段337は、セットアップ完了確認信号をアンテナ330より無線出力が可能になるように、変調する。
変調されたセットアップ完了確認信号はアンテナ330より出力される。(ステップS16)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196は、アンテナ330より出力した変調されたセットアップ完了確認信号を受信する。(ステップS17)
アンテナ196に受信された変調されたセットアップ完了確認信号は、セパレーター190に送信される。
【0064】
セパレーター190は、変調されたセットアップ完了確認信号を電力と情報信号に分波を行ない、電力は電源回路195に供給され情報信号は復調回路191に供給される。(ステップS18)
電源回路195に供給された電力は整流され音楽データ発信装置100全体に電源が供給される。音楽データ発信装置100はパワーオン、つまりリセット動作を開始する。(ステップS19)
前記リセット動作は、制御手段110で制御されパワーオン、リセット動作が完了すると、セットアップ完了信号出力手段170からセットアップ完了信号は、情報入出力手段180へ出力される。
セットアップ完了信号を供給された情報入出力手段180は変調手段192へセットアップ完了信号を出力する。
セットアップ完了信号は、変調手段192で変調されアンテナ196から耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に出力される。(ステップS20〜ステップS21)
【0065】
音楽データ発信装置100がセットアップ状態に無いときは、セットアップ完了信号は非アクティブ状態を示す情報を出力する。非アクティブ状態では、音楽データ発信装置100に備えられた情報入出力手段180は非アクティブ状態となっている。すなわち外部から入力信号が入力されても制御手段110には該入力情報は取込まれない。セットアップ完了信号がアクティブ信号を出力すると情報入出力手段180がアクティブ状態となり、音楽データ発信装置100と耳装着型音楽再生装置300の情報交換が可能となる。(ステップS22)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より発信されたセットアップ完了信号は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS23)
【0066】
アンテナ330は、セットアップ完了信号を変復調手段337に供給する。
セットアップ完了信号は、変復調手段337で復調されセットアップ完了信号入力手段331へ出力される。(ステップS24)
セットアップ完了信号が、セットアップ完了信号入力手段331から制御手段310に供給されると、制御手段310は、プレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
プレーヤー認識番号送信要求信号は、プレーヤーID番号入出力手段334を介して変復調手段337に供給される。
プレーヤー認識番号送信要求信号は、変復調手段337で変調されアンテナ330から音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に出力される。(ステップS25)
【0067】
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330より出力されたプレーヤー認識番号送信要求信号は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS26)
アンテナ196で受信されたプレーヤー認識番号送信要求信号は、セパレーター190に供給し、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS27)
プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された情報入出力手段180はI/F手段185を介して制御手段110にプレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
【0068】
プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された制御手段110はプレーヤー認識ID記憶手段165にプレーヤー認識ID番号を出力させる。
プレーヤー認識ID記憶手段165から出力されたプレーヤー認識ID番号は、制御手段110を介しプレーヤーID出力手段183に供給する。
プレーヤーID出力手段183は、供給されたプレーヤー認識ID番号をプレーヤーID番号出力手段183を介し変調手段192に供給する。
プレーヤー認識ID番号を供給された変調手段192は、プレーヤー認識ID番号を変調しアンテナ196から発信する。(ステップS28)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より出力されたプレーヤー認識ID番号は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS29)
【0069】
アンテナ330は、プレーヤー認識番号を変復調手段337に供給しプレーヤー認識ID番号を復調しプレーヤーID番号入力手段334に出力する。(ステップS30)
プレーヤー認識ID番号を供給されたプレーヤーID番号入力手段334は、プレーヤー認識番号を制御手段310に出力する。
次に制御手段310は、記憶手段320に格納されているプレーヤー認識番号記憶領域323にプレーヤー認識番号を制御手段310に供給させる。
制御手段310は前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較を行なう。(ステップS31)
前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較の結果、一致しない場合は、「接続できる音楽データ発信装置がありません。」のメッセージを出力し、耳装着型音楽再生装置300は、電源を切り操作を終了する。(ステップS32)
【0070】
前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較の結果、一致した場合、制御手段310は、機器間認証完了通知信号を機器間認証完了通知信号出力手段333を介し変復調手段337に出力する。
機器間認証完了通知信号を供給された変復調手段337は、機器間認証完了通知信号を変調しアンテナ330を介して発信される。(ステップS33)
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330より出力された機器間認証完了通知信号は音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS34)
【0071】
アンテナ196は、変調された機器間認証完了通知信号を受信すると、セパレーター190に変調された機器間認証完了通知信号を供給し、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS35)
機器間認証完了通知信号を供給された情報入出力手段180は、機器間認証完了通知信号入力手段182を介し制御手段110に機器間認証完了通知信号を出力する。
機器間認証完了通知信号を供給された制御手段110は、共通鍵生成手段120の備える乱数発生手段1201に乱数aを発生するよう指示する。(ステップS36)
【0072】
乱数発生手段1201で生成された乱数aは、Kp2暗号化手段1202に供給される。
乱数aを供給されたKp2暗号化手段1202は、制御手段110を介し公開暗号鍵Kp2記憶手段160に公開暗号鍵Kp2を供給させる。
Kp2暗号化手段1202は、乱数aを公開暗号鍵Kp2により暗号化する。公開暗号鍵Kp2にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp2)とする。(ステップS37)
暗号a(Kp2)は、制御手段110を介してI/F手段185に出力される。
暗号a(Kp2)を供給されたI/F手段185は、情報入出力手段180を介して変調手段192に暗号a(Kp2)を出力する。
暗号a(Kp2)を供給された変調手段192は、暗号a(Kp2)を変調しアンテナ196より出力される。(ステップS38)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より出力された暗号a(Kp2)は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS39)
【0073】
アンテナ330に受信された暗号a(Kp2)は、復変調手段337に出力され、暗号a(Kp2)は、複変調手段337で復調される。(ステップS40)
復調された暗号a(Kp2)は、I/F手段336を介して制御手段310に供給される。
暗号a(Kp2)を供給された制御手段310は、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321に使用者に対し、音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋を入力するよう促すメッセージを出力するよう指示する。
音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋入力を促すメッセージは、音楽・音声データ処理手段360で再生されスピーカー370を通じて使用者に伝えられる。(ステップS41)
さらに制御手段310は、供給された暗号a(Kp2)を共通鍵生成手段380の備える複合化手段3801に出力する。(ステップS42)
【0074】
音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋入力を促すメッセージを聞いた使用者は、指紋入力手段340に音楽データ記憶媒体200に記憶させた自らの指紋を読取らせる。(ステップS43)
指紋入力手段340に供給された指紋データは、制御手段310を介して共通鍵生成手段380の備える指紋数値化手段3804に供給される。(ステップS44)
指紋データを供給された入力指紋数値化手段3804は、図4に示すようなマトリクス上に指紋データは展開される。
【0075】
本実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクスで行なう事とする。
例えば、A列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。B列1行目の桝目にも、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。C列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されているので1とする。このように指紋データの紋様が記録されていない桝目を0、指紋データの紋様が記録されていない桝目を1とし指紋データの数値化を行なう。
当実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクスをとっているので最大64ビットの数値を作ることが可能であるが、精度高上を図るためには、マトリクスの細分化を行なうことで指紋認識精度を高上することが可能である。
又、指紋の分岐点や端点等の指紋の特徴点を取出した上で、マトリクス上に指紋データを展開し数値化しても良い。(ステップS45)
前記、指紋数値化手段3804で数値化された指紋データ、指紋数値データS2は、共通鍵計算手段3805に供給される。(ステップS46)
前記、暗号a(Kp2)を供給された複合化手段3801は、秘密鍵Ks2記憶手段3803の記憶する秘密鍵Ks2を供給させる。(ステップS47)
前記、複合化手段3801に供給された暗号a(Kp2)は、秘密鍵Ks2により複合化され乱数a2になる。
a(Kp2)は、秘密鍵Ks2で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp2)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。(ステップS48)
【0076】
ステップS47で複合化された乱数a2は、Kp1暗号化手段3802に及び共通鍵計算手段3805に供給される。(ステップS49)
乱数a2を供給された共通鍵計算手段3805は、乱数a2と前記供給された指紋数値データS2から共通鍵Km2を計算する。(ステップS50)
共通鍵計算手段3805で生成された共通鍵Km2は、制御手段310に出力される。(ステップS51)
共通鍵計算手段3805より共通鍵Km2を供給された制御手段310は、共通鍵Km2を共通鍵一時記憶手段351に出力され、共通鍵Km2は、共通鍵一時記憶手段351に一時的に記憶される。(ステップS52)
前記ステップS49にて乱数a2を供給されたKp1暗号化手段3802は、制御手段310を介し記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に公開鍵暗号Kp1を供給するよう指示を出す。(ステップS53)
公開鍵暗号Kp1を供給されたKp1暗号化手段3802は、乱数a2を公開鍵暗号Kp1で暗号化する。公開暗号鍵Kp1にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp1)とする。(ステップS54)
Kp1暗号化手段3802で暗号化された暗号a(Kp1)は、制御手段310を介してI/F手段336に出力される。
暗号a(Kp1)を供給されたI/F手段336は、変復調手段337に暗号a(Kp1)出力される。暗号a(Kp1)は、変復調手段337で変調されアンテナ330から出力される。(ステップS55)
共通鍵一時記憶手段351に一時的に共通鍵Km2が記憶され暗号a(Kp1)がアンテナ330が出力された場合、耳装着型音楽再生装置300は、指紋入力手段340に動作指示指紋が入力されるまで待機状態になる。(ステップS56)
【0077】
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330から出力された暗号a(Kp1)は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS57)
アンテナ196で受信された暗号a(Kp1)は、セパレーター190に供給され暗号a(Kp1)は、電力と情報信号に分波を行ない、電力は電源回路195に供給され情報信号は復調手段191に供給される。(ステップS58)
暗号a(Kp1)の情報部分は、復調手段191で復調され、情報入出力手段180に出力される。電力部分の変調された暗号a(Kp1)信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS59)
暗号a(Kp1)を供給された情報入出力手段180は、I/F手段185を介して制御手段110に暗号a(Kp1)を出力する。
暗号a(Kp1)を供給された制御手段110は、共通鍵生成手段120の備える複合化手段1203に暗号a(Kp1)を出力する。(ステップS60)
暗号a(Kp1)を供給された複合化手段1203は、秘密鍵Ks1記憶手段1205に秘密鍵Ks1を供給するよう指示をする。秘密鍵Ks1記憶手段1205は、指示に基づき複合化手段1203に秘密鍵Ks1を供給する。(ステップS61)
【0078】
複合化手段1203は、秘密鍵Ks1を用いて暗号a(Kp1)を複合化する。複合化された暗号a(Kp1)は、乱数a1となり共通鍵計算手段1204に供給される。
公開暗号鍵Kp1で暗号化された乱数aは、秘密鍵Ks1で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp1)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。(ステップS62)
乱数a1を供給された共通鍵計算手段1204は、制御手段110に対し、指紋データ供給要求信号を出力する。
記憶指紋データ供給要求信号を供給された制御手段110は、記憶媒体接続手段150を介して、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に対し指紋データ供給要求信号を出力する。(ステップS63)
【0079】
音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150より出力された指紋データ供給要求信号は、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に供給される。(ステップS64)
指紋データ供給要求信号は、I/F手段201より制御手段210に供給する。(ステップS65)
指紋データ供給要求信号を供給された制御手段210は、指紋データ記憶領域203に対し、指紋データを出力するよう指示する。(ステップS66)
指紋データ出力指示信号を供給された指紋データ記憶領域203は、前記、指紋データ読取り装置450から入力され、指紋データ記憶領域203に記憶されている指紋データをI/F手段201に出力する。
指紋データを供給されたI/F手段201は、音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150に出力する。(ステップS67)
音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150は、音楽データ記憶媒体200の備える、I/F手段201より出力された指紋データを受信する。
【0080】
指紋データを供給された記憶媒体接続手段150は、制御手段110に指紋データを供給する。(ステップS68)
制御手段110は指紋データを共通鍵生成手段120の備える指紋数値化手段1206に対し指紋データを出力する。
指紋データを供給された指紋数値化手段1206は、前記指紋数値化手段3804と同様の方法で、前記指紋数値化手段1206に供給された指紋データを数値化する。(ステップS69)
指紋数値化手段1206で数値化された指紋数値データS1は、共通鍵計算手段1204に出力される。(ステップS70)
共通鍵計算手段1204は、指紋数値データS1と前記複合化手段1203より供給された乱数a1から、共通鍵Km1を計算し、共通鍵一時記憶手段130に出力される。
【0081】
共通鍵計算手段1204に供給された乱数a1と共通鍵計算手段3805に供給された乱数a2、共通鍵計算手段1204に供給された指紋数値データS1と共通鍵計算手段3805に供給された指紋数値データS2が同一のものであれば、共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、同一のものになる。
今回の実施例の場合、偶発的あるいは、悪意を持った第三者が改竄されない限り、乱数発生手段1201で発生した乱数aと秘密鍵Ks1によって複合化された乱数a1と、秘密鍵Ks2で複合化された乱数a2は等しいものになる。
音楽データ記憶媒体200に音楽データを記録した人物と、耳装着型音楽再生装置300を用いて音楽データ記憶媒体200に記録されている音楽データを再生しようとしている人物が同一の人物であれば、指紋数値データS1と指紋数値データS2は同一のものに成る。
共通鍵Km1で暗号化したデータは、共通鍵Km2で複合化することが可能である。又共通鍵Km2で暗号化したデータは、共通鍵Km1で複合化することが可能である。
【0082】
耳装着型音楽再生装置300の使用者と音楽データ記憶媒体200に記憶した者が異なる場合は、指紋数値データS1と指紋数値データSと2が異なるため、共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、異なる。
また偶発的あるいは、悪意を持った第三者に秘密鍵Ks1によって複合化された乱数a1と、秘密鍵Ks2で複合化された乱数a2が改竄された場合も共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、異なる。
つまり共通鍵Km1で暗号化したデータは、共通鍵Km2で複合化することは、不可能である。又共通鍵Km2で暗号化したデータも、共通鍵Km1で複合化することも不可能である。(ステップS71)
共通鍵Km1を供給された共通鍵一時記憶手段130は、共通鍵Km1を一時的に記憶する。(ステップS72)
音楽データ発信装置100は、耳装着型音楽再生装置300より発信された、指示信号を受信するまで待機状態になる。(ステップS73)
【0083】
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい使用者は、前記、指示データ記憶領域325内の再生326aに対応する327aに記憶された指紋を、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340より入力する。(ステップS74)
指紋入力手段340より入力された指紋情報は、制御手段310に供給される。
指紋情報を供給された制御手段310は、指紋比較手段345の備える入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶させる。(ステップS75)
次に制御手段310は、記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325に対し、対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力するように指示する。(ステップS76)
【0084】
記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325より出力された指示内容に対応する対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに、一時的に記憶される。(ステップS77)
再生指示指紋一時記憶手段3421aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327aと入力指紋一時記憶手段3421bに一時的に記憶された指紋情報は、再生指示指紋比較手段341−aに供給され比較される。(ステップS78)
停止指示指紋一時記憶手段3422aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327bと入力指紋一時記憶手段3422bに一時的に記憶された指紋情報は、停止指示指紋比較手段341−bに供給され比較される。(ステップS79)
早送り指示指紋一時記憶手段3423aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327cと入力指紋一時記憶手段3423bに一時的に記憶された指紋情報は、早送り指示指紋比較手段341−cに供給され比較される。(ステップS80)
【0085】
巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327dと入力指紋一時記憶手段3424bに一時的に記憶された指紋情報は、巻戻し指示指紋比較手段341−dに供給され比較される。(ステップS81)
比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aが、一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号が出力される。(ステップS82)
比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aが、不一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aにエラー信号が出力される。(ステップS83)
比較の結果、停止指示指紋比較手段341−bが、一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号が出力される。(ステップS84)
比較の結果、停止指示指紋比較手段341−bが、不一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bにエラー信号が出力される。(ステップS85)
比較の結果、早送り指示指紋比較手段341−cが、一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号が出力される。(ステップS86)
【0086】
比較の結果、早送り指示指紋比較手段341−cが、不一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cにエラー信号が出力される。(ステップS87)
比較の結果、巻戻し指示指紋比較手段341−dが、一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号が出力される。(ステップS88)
比較の結果、巻戻し指示指紋比較手段341−dが、不一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dにエラー信号が出力される。(ステップS89)
前記比較の結果、指示信号生成手段346の備える再生指示信号生成手段346−a又は、停止指示信号生成手段346−b又は、早送り指示信号生成手段346−c又は、巻戻し指示信号生成手段346−dのいずれかに指示信号が供給された場合は、供給された指示信号に基づき動作を行なう。(ステップS90)
前記比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aと停止指示指紋比較手段341−bと早送り指示指紋比較手段341−cと巻戻し指示指紋比較手段341−dとが不一致を示すエラー信号を出力した場合、エラー信号が処理手段310に出力される。
【0087】
エラー信号を供給された処理手段310は、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321にエラーメッセージを出力するよう指示する。
エラー信号を供給されたナビゲーション音声記憶領域321は、制御手段310を介し音楽・音声データ処理手段360にエラーメッセージを出力する。
音楽・音声データ処理手段360はエラーメッセージを再生しスピーカー370に出力され、耳装着型音楽再生装置300は、指示指紋入力待ちの状態に戻る。(ステップS91)
再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号が出力された場合、再生指示信号生成手段346−aは、再生指示信号を生成し制御手段310に出力する。(ステップS101)
再生指示信号を供給された制御手段310は、I/F手段336を介して変復調手段337に出力する。
再生指示信号を供給された変復調手段337は、再生指示信号を変調しアンテナ330を介して出力する。(ステップS102)
アンテナ330から出力された再生指示信号は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS103)
【0088】
アンテナ196に受信された再生指示信号は、セパレーター190に供給され、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。(ステップS104)
情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。
電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS105)
再生指示信号を供給された情報入出力手段180は、指示信号入力手段181を介して制御手段110に再生指示信号を供給する。(ステップS106)
再生指示信号を供給された制御手段110は、記憶媒体接続手段150を介して音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に対し音楽データ出力要求信号を出力する。(ステップS107)
音楽データ出力要求信号を供給された音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201は、制御手段210に音楽データ出力要求信号を供給する。(ステップS108)
【0089】
音楽データ出力要求信号を供給された制御手段210は、音楽データ記憶領域202に対し、音楽データを出力するよう指示信号を出力する。(ステップS109)
音楽データ記憶領域202は音楽データ出力指示信号に基づき、音楽データをI/F手段201を介して、音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150に対し出力する。(ステップS110)
I/F手段201を介して、音楽データを供給された音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150は、音楽データを制御手段110を介し音楽データ暗号化手段140に供給する。(ステップS111)
音楽データを供給された音楽データ暗号化手段140は、共通鍵一時記憶手段130に共通鍵Km1を供給させる。(ステップS112)
音楽データ暗号化手段140は、前記供給された音楽データを共通鍵Km1で暗号化し制御手段110に出力する。共通鍵Km1で暗号化された音楽データを、音楽データ(Km)とする。(ステップS113)
音楽データ(Km)を供給された制御手段110は、音楽データ出力手段184と情報入出力手段180を介し変調手段192に音楽データ(Km)を出力する。
変調手段192に供給された音楽データ(Km)は、変調されアンテナ196から出力される。(ステップS114)
アンテナ196から出力された変調された音楽データ(Km)は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS115)
アンテナ330に受信された音楽データ(Km)は、変復調手段337に出力される。
変復調手段337に供給された変調された音楽データ(Km)は、復調され音楽データ入力手段335を介して制御手段310に供給される。(ステップS116)
音楽データ(Km)を供給された制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に出力され一時的に記憶される。(ステップS117)
暗号化された音楽データ一時記憶手段352は、前記一時的に記憶された音楽データ(Km)を暗号化された音楽データ復号手段350に出力する。(ステップS118)
音楽データ(Km)を供給された音楽データ復号手段350は、暗号解除鍵一時記憶手段351から共通鍵Km2を供給させ、音楽データを複合化する。(ステップS119)
【0090】
暗号化された音楽データ復号手段350で複合化された音楽データは、音楽・音声データ処理手段360に出力され、音楽・音声データ処理手段360で再生される。
音楽・音声データ処理手段360で再生された音楽は、スピーカー370に出力される。
耳装着型音楽再生装置300は、制御手段310に指示信号が入力されない限り音楽データを再生し続ける。(ステップS120)
【0091】
ステップステップS90において出力された指示指紋一致信号が停止を指示する場合について説明を行なう。
停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号が出力された場合、停止指示信号生成手段346−bは、停止指示信号を生成する。(ステップS201)
停止指示信号生成手段346−bは制御手段310に停止指示信号を出力する。(ステップS202)
制御手段310は耳装着型音楽再生装置300の動作を停止するよう指示を出す。(ステップS203)
耳装着型音楽再生装置300が、再生、早送り、巻戻し等の動作を行なっていれば、その動作を停止する。(ステップS204)
【0092】
ステップS90において出力された指示指紋一致信号が早送りを指示する場合について説明を行なう。
早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号が出力された場合、早送り指示信号生成手段346−cは、早送り指示信号を生成する。(ステップS301)
早送り指示信号生成手段346−cは制御手段310に早送り指示信号を出力する。(ステップS302)
早送り指示信号を受信した制御手段310は、現在、音楽・音声データ処理手段360によって復号化された音楽データが再生中であるかを判断する。(ステップS303)
ステップステップS303において、復号化された音楽データが再生中であった場合、制御手段310は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で再生を行なうよう音楽・音声データ処理手段360に指示を出す。(ステップS304)
音楽・音声データ処理手段360は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で再生を行なう。(ステップS305)
音楽・音声データ処理手段360は制御手段310に高速再生中に他の動作指示信号が入力され新たな指示信号が供給されない限り高速再生を続ける。(ステップS306)
制御手段310に再生指示信号が供給された場合は、ステップS118の動作を行なうよう指示する。(ステップS307)
制御手段310に早送り指示信号かを判断し、早送り指示信号である場合はステップS309の動作を行なう。(ステップS308)
【0093】
制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に対し、これから暗号化された音楽データ複合手段350にこれから供給されようとしている次の曲を供給するよう指示する。(ステップS309)
制御手段310に巻戻し指示信号が供給された場合は、ステップS403の動作を行なうよう指示する。(ステップS310)
制御手段310に停止指示信号が供給された場合は、ステップS203の動作を行なうよう指示する。(ステップS311)
ステップS90において出力された指示指紋一致信号が巻戻しを指示する場合について説明を行なう。
巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号が出力された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dは、巻戻し指示信号を生成する。(ステップS401)
巻戻し指示信号生成手段346−dは制御手段310に巻戻し指示信号を出力する。(ステップS402)
巻戻し指示信号を受信した制御手段310は、現在、音楽・音声データ処理手段360によって復号化された音楽データが再生中であるかを判断する。(ステップS403)
ステップS403において、復号化された音楽データが再生中であった場合、制御手段310は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で逆再生を行なうよう音楽・音声データ処理手段360に指示を出す。(ステップS404)
音楽・音声データ処理手段360は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で逆再生を行なう。(ステップS405)
音楽・音声データ処理手段360は制御手段310に高速逆再生中に他の動作指示信号が入力され新たな指示信号が供給されない限り高速逆再生を続ける。(ステップS406)
【0094】
制御手段310に再生指示信号が供給された場合は、ステップS118の動作を行なうよう指示する。(ステップS407)
制御手段310に早送り指示信号が供給された場合は、ステップS303の動作を行なうよう指示する。(ステップS408)
制御手段310に巻戻し指示信号かを判断し、巻戻し指示信号である場合はステップS410の動作を行なう。(ステップS409)
制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に対し、これから暗号化された音楽データ複合手段350にこれから供給されようとしている前の曲を供給するよう指示する。(ステップS410)
制御手段310に停止指示信号が供給された場合は、ステップS203の動作を行なうよう指示する。(ステップS411)
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、音楽データ発信装置100から送信された音楽データは著作権保護の観点からみて、暗号化などの対策がなされており、この音楽データを単に受信することでは、視聴あるいは、コピーされることは考えにくい。
又、たとえ音楽データを記憶している媒体を盗難あるいは、紛失し、自らが望まない第三者に音楽データ記憶媒体が渡った場合でもこの音楽データ記憶媒体に記憶された内容を自らが望まない第三者が視聴することは出来ない。
その為、音楽が発表前のデモ用音楽や新製品開発会議等、音楽・音声データの内容が重要機密に属する内容又は、プライバシーにかかわる内容で、他者に聞かれては困る内容の場合でも本発明によれば、セキュリティを確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の概略図。
【図2】音楽データ発信装置の構成図。
【図3】共通鍵生成手段の詳細図。
【図4】指紋データをマトリクス上に示す図。
【図5】耳装着型音楽再生装置の構成図。
【図6】共通鍵生成手段の詳細図。
【図7】指紋比較手段の構成図。
【図8】指示内容の詳細を示す図。
【図9】音楽データの記憶媒体を示す図。
【図10】音楽データを記憶媒体に記憶させるフローチャート。
【図11】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図12】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図13】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図14】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図15】音楽データを再生するフローチャート。
【図16】耳装着型音楽再生装置の動作を停止するフローチャート。
【図17】音楽データの早送り動作のフローチャート。
【図18】音楽データの巻き戻し動作のフローチャート。
【符号の説明】
100 音楽データ発信装置
200 音楽データ記憶媒体
300 耳装着型音楽再生装置
400 音楽データ記憶媒体リーダライター
450 指紋データ読み取り装置
500 パーソナルコンピュータ
600 ネットワーク網
700 音楽コンテンツサーバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、耳装着型音楽再生装置及び音楽記憶媒体から音楽データを耳装着型音楽再生装置に送信する手段に関する。
本発明は音楽データを記憶する音楽記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年ポータブルオーディオプレーヤーと呼ばれる音楽再生機器が普及している。
この音楽再生機器は、半導体記憶媒体に記録された音楽データを再生する機器であり、代表的なものとしてはプレーヤー側とヘッドホン側に分かれており、プレーヤーとヘッドホンは、イヤホンコードで接続されている。
その為、イヤホンコードを煩わしく感じたり、イヤホンコードが周囲に引っかかる恐れがあることから運動中に使用することは出来なかった。
この問題を解決した発明として下記の特許文献1が公開されている。
【0003】
この特許文献に記載された第1の例は、ヘッドホン型音楽再生装置3100に備えられたメモリカードスロットに音楽データを格納した着脱式メモリカードをセットし、ヘッドホン型音楽再生装置で再生を行なう。
ヘッドホン型音楽再生装置への操作指示は、リスト型リモコン装置に備える操作入力部で、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作を行なう。
リスト型リモコン装置で入力された操作指示は音楽再生操作の遠隔制御信号に変換されヘッドホン型音楽再生装置へ送信される。
音楽再生操作の遠隔制御信号を受信したヘッドホン型音楽再生装置は、音楽再生操作の遠隔制御信号に基づき、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等の動作を行なう。
このようにしてプレーヤーとヘッドホンをつなぐイヤホンジャックを不用にし、運動時でも使用できる携帯性と、操作性を実現している。
第2の例は、リスト型音楽再生装置に備えられたメモリカード収納部に音楽データを格納した着脱式メモリカードをセットし、リスト型音楽再生装置で再生する。
リスト型音楽再生装置では、操作入力部で、音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作を行なう。
リスト型音楽再生装置で再生された音楽を、無線でヘッドホンに送信する。
ヘッドホンに送信された音楽データは、ヘッドホンスピーカを通じて出力される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−169380号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の音楽再生装置には以下の問題点が生じる。
第1の例は、小型メモリーカードをヘッドホン本体に装着するため、ヘッドホン本体の大きさ及びデザインは、小型メモリーカードの大きさデザインに影響される。
【0006】
第2の例は、単にリスト型音楽再生装置で再生された音楽データを無線でヘッドホンに送信するだけである。
つまり、リスト型音楽再生装置から送信された音楽データは著作権保護の観点からみて、暗号化などの対策がなされておらず、この音楽データを受信することで、簡単に視聴あるいは、コピーされることが考えられる。
上述した音楽再生装置あるいは、その他既存の耳装着型音楽再生装置では、記憶媒体に記憶された、音楽あるいは音声データが本来の持ち主以外の人物でも簡単にその内容を聞くことが可能である。
その為、音楽が発表前のデモ用音楽や新製品開発会議等、音楽・音声データの内容が重要機密に属する内容又は、プライバシーにかかわる内容で、他者に聞かれては困る内容の場合でも、機密内容を録音された音声記憶媒体を紛失、盗難にあい自らが望まない相手の手にその記憶媒体が渡ってしまった場合、簡単にその内容を確認されてしまうことが考えられる。
本発明は、上述した不具合を解消する携帯型音楽再生装置を提供するものである。
【0007】
【議題を解決するための手段】
本発明の携帯型音楽再生装置は、耳装着型音楽再生装置と、耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備える。そして、音楽データ発信装置は音楽データ記憶媒体に格納された音楽データを暗号化して耳装着型音楽再生装置に発信することが可能な事を特徴とする。
また、音楽データを暗号化する際、予め記憶媒体に記憶された身体的特徴を数値化しその数値を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化することが可能な共通鍵を生成することが可能なことを特徴とする。
【0008】
音楽データを暗号化するさい、予め記憶媒体に記憶された身体的特徴は指紋であり、音楽データを復号化するさい使用者が入力した身体的特徴を数値化しその数値を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成するものである。
さらに、音楽データを復号化するさい入力する共通鍵に必要な身体的特徴は記憶媒体の持ち主の指紋であり、指紋読取り装置を有し所有者の指紋を入力する事により再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる操作がなされることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の全体の概略図を示すものである。
音楽データ発信装置100は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを、暗号化し耳装着型音楽再生装置300に出力するものである。
音楽データ記憶媒体200には、音楽データ及び使用者の指紋データが記憶される。
耳装着型音楽再生装置300は、音楽データ発信装置100から出力される、暗号化された音楽データを受信し復号化し再生を行なうものである。
音楽データ記憶媒体リーダライター400は、音楽データ記憶媒体200パーソナルコンピュータ500に接続され、パーソナルコンピュータ500から出力される音楽データを音楽データ記憶媒体200に記録する。
【0010】
又パーソナルコンピュータ500の指示に基づき、音楽データ記憶媒体200に記憶されているデータを読取り、パーソナルコンピュータ500に出力したりする。
このとき音楽データ記憶媒体200に記憶されている音楽データは、必ず指紋データとペアで出力され、音楽データのみ又は、指紋データのみで出力されることは無い。
又、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して出力された音楽データをパーソナルコンピュータで再生しようとしたとき、ペアで移動された指紋データの認証がなされない限り再生されることは無い。
又、指紋データ読取り装置450から入力された指紋データを、パーソナルコンピュータ500を介して取込み、音楽データ記憶媒体200に書込む。
【0011】
指紋データ読取り装置450は、音楽データ記憶媒体200の使用者である人物の指紋データを読取りパーソナルコンピュータ500に出力する。
パーソナルコンピュータ500は、利用者の指示を音楽コンテツサーバー700にネットワーク網600を介して送信したり、送信された指示により音楽コンテンツサーバー700より出力された、利用者の所望する音楽コンテンツをネットワーク網600を介して受信し音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
又、パーソナルコンピュータ500に接続された音楽データ記憶媒体リーダライター400に読み取らせた音楽データ記憶媒体200に記憶された音楽データや使用者の指紋データをパーソナルコンピュータ500の備える記憶手段に記憶したりする。
又、パーソナルコンピュータ500の備えるCD−ROMドライブ等から取込んだ音楽データや音声データを音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
又、前記指紋データ読取り装置450から読込まれた指紋データを音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力する。
音楽データ記憶媒体リーダライター400に出力された指紋データは、音楽データ記憶媒体リーダライター400により音楽データ記憶媒体200に書込まれる。
【0012】
ネットワーク網600は、パーソナルコンピュータ500から音楽コンテンツサーバー700に対して音楽コンテンツサーバー700に格納された音楽データの送信要求信号や音楽コンテンツサーバー700からパーソナルコンピュータ500に音楽データを送信するための双方向通信経路である。
音楽コンテンツサーバー700は、音楽コンテンツを蓄積しているサーバーであり、パーソナルコンピュータ500からの音楽データ送信要求信号に基づき音楽データをネットワーク網600を介してパーソナルコンピュータ500に送信する。
【0013】
図2は、音楽データ発信装置100の構成を示す概略図である。
音楽データ発信装置100は、耳装着音楽再生装置300から発信される再生指示信号に基づき、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データを読み出し、暗号化して耳装着音楽再生装置300に送信する為の装置である。
音楽データ発信装置100は、制御手段110、共通鍵生成手段120、共通鍵一時記憶手段130、音楽データ暗号化手段140、記憶媒体接続手段150、公開暗号鍵Kp2記憶手段160、プレーヤー認識ID記憶手段165、セットアップ完了信号出力手段170、情報入出力手段180、指示信号入力手段181、機器間認証完了通知信号入力手段182、プレーヤーID番号出力手段183、音楽データ出力手段184、I/F手段185、セパレーター190、復調手段191、変調手段192、電源回路195、アンテナ196で構成される。
【0014】
制御手段110は、音楽データ発信装置100全体を制御するためのものであり、電源回路195から整流された電力が音楽データ発信装置100全体に供給されることにより、パワーオン、つまりリセット動作の制御行なう。
又、制御手段110は、プレーヤー認識番号送信要求信号に基づき、プレーヤー認識ID記憶手段165に音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証を行うための、プレーヤー認識ID番号を出力させる。
又、制御手段110は、プレーヤー認識ID記憶手段165から出力されたプレーヤー認識ID番号を音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証を行うためのプレーヤー認識ID番号をプレーヤーID出力手段183に供給する。
【0015】
又、制御手段110は、音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300の機器間認証完了通知信号に基づき、共通鍵生成手段120に乱数を発生するよう指示する。
又、制御手段110は、耳装着音楽再生装置300で乱数aを公開鍵Kp1で暗号化した暗号a(Kp1)を、I/F手段185を介して供給すると、共通鍵生成手段120に出力する。
又、制御手段110は、共通鍵生成手段120から供給された、指紋データ供給要求信号に基づき、記憶媒体接続手段150を介して、音楽データ記憶媒体200に対し指紋データ供給要求信号を出力する。
又、制御手段110は、指紋データを共通鍵生成手段120に対し指紋データを出力する。
又、制御手段110は、I/F手段185を介して供給された、再生指示信号に基づき、記憶媒体接続手段150を介して音楽データ記憶媒体200に対し音楽データ出力要求信号を出力する。
又、制御手段110は、音楽データ記憶媒体200の備えられたI/F手段201を介して、供給された音楽データを音楽データ暗号化手段140に供給する。
又、制御手段110は、音楽データ暗号化手段140から供給された暗号化された音楽データを音楽データ出力手段184に出力する。
共通鍵生成手段120は、制御手段110の指示に基づき乱数aを発生させ、乱数aを公開暗号鍵Kp2記憶手段に記憶された公開暗号鍵Kp2を用いて暗号化したり、耳装着音楽再生装置300から出力された、暗号a(Kp2)が供給されることにより共通鍵Km1を生成するものである。
【0016】
図3は、共通鍵生成手段120の詳細を示す。
共通鍵生成手段120は、乱数発生手段1201、Kp2暗号化手段1202、復号化手段1203、共通鍵計算手段1204、秘密鍵Ks1記憶手段1205、指紋数値化手段1206で構成される。
乱数発生手段1201は、制御手段110の指示に基づき、乱数aを生成し、生成した乱数aをKp2暗号化手段1202に供給する。
Kp2暗号化手段1202は、乱数発生手段1201から乱数aを供給されると、乱数aを公開暗号鍵Kp2により暗号化する。
復号化手段1203は、暗号a(Kp1)を秘密鍵Ks1を用いて複合化するためのものである。
制御手段110から暗号a(Kp1)を供給されると、次に秘密鍵Ks1記憶手段1205に秘密鍵Ks1を複合化手段1203に供給するよう指示をする。
そして指示に基づき秘密鍵Ks1記憶手段1205から供給された秘密鍵Ks1を用いて暗号a(Kp1)を複合化する。
【0017】
共通鍵計算手段1204は、複合化手段1203より入力された乱数a1を供給されると、制御手段110に対し、指紋データ供給要求信号を出力する。
そして、指紋数値化手段1206で数値化された指紋数値データS1と前記複合化手段1203より供給された乱数a1から、共通鍵Km1を計算し、共通鍵一時記憶手段130に出力する。
秘密鍵Ks1記憶手段1205は秘密鍵Ks1を音楽データ発信装置100が製造される際にあらかじめ記憶させてあり、複合化手段1203の要求に基づき複合化手段1203に秘密鍵Ks1を供給する。
指紋数値化手段1206は、音楽データ記憶媒体200に画像データとして記憶されている指紋情報を数値データに置き換える装置である。
指紋数値化手段1206は、音楽データ記憶媒体200に記憶されている指紋データを2次元の指紋データに展開する。該指紋データは、制御手段110の指示に基づき、音楽データ記憶媒体200から記憶媒体接続手段150、制御手段110を介し、指紋数値化手段1206に供給される。
【0018】
図4は、2次元の指紋データの具体的展開例として、マトリクス上に指紋データを展開するものを示す。
本実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクス上で指紋データの展開をし、数値化を行なう事とする。
例えば、A列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。B列1行目の桝目にも、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。C列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されているので1とする。このように指紋データの紋様が記録されていない桝目を0、指紋データの紋様が記録されている桝目を1とし画像として記憶されていた指紋データの数値化を行なう。
【0019】
共通鍵一時記憶手段130は、共通鍵生成手段120が生成した共通鍵を一時的に記憶する。
そして該共通鍵一時記憶手段130は、音楽データを供給された音楽データ暗号化手段140の要求に基づき音楽データ暗号化手段140に共通鍵Km1を供給する。
尚、音楽データ暗号化手段140は、音楽データ記憶媒体200に格納された音楽データをI/F手段201、記憶媒体接続手段150、制御手段110を介し音楽データを供給された後、共通鍵一時記憶手段130に共通鍵Km1を供給させる要求を行う。
そして音楽データ暗号化手段140は、共通鍵Km1をもとに音楽データを暗号化し制御手段110に出力する。
記憶媒体接続手段150は、音楽データ発信装置100と音楽データ記憶媒体200の間を指示信号やデータなどが送受信できるようにするインターフェイス手段である。
【0020】
公開暗号鍵Kp2記憶手段160は、公開暗号鍵Kp2を記憶するものであり、公開暗号鍵Kp2は音楽データ発信装置100が生産される際、あらかじめ公開暗号鍵Kp2記憶手段160に記憶させておくものとする。
公開暗号鍵記憶手段160は、Kp2暗号化手段1202の要求に基づきKp2暗号化手段1202に公開暗号鍵Kp2を供給する。
プレーヤー認識ID記憶手段165は、音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300が機器間の相互認証を行うためのID番号を記憶している。
プレーヤー認識ID記憶手段165は、プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された制御手段110の指示に基づきプレーヤー認識ID番号を制御手段110を介しプレーヤーID出力手段183に供給する。
セットアップ完了信号出力手段170は、音楽データ発信装置100の備える制御手段110で制御され音楽データ発信装置100全体に電源供給されると動作を行う。パワーオンリセット動作が完了すると、セットアップ完了信号を情報入出力手段180へ出力する。
【0021】
情報入出力手段180は、セットアップ完了信号出力手段170がアクティブ信号を出力するとアクティブ状態となり、音楽データ発信装置100は、外部との情報交換可能となる。
その後アンテナ196を経由して、復調手段191で復調されたデータが情報入出力手段180に供給されると耳装着型音楽再生装置300から発信された再生指示信号を制御手段110に供給するために備えた指示信号入力手段181や音楽データ発信装置100と耳装着音楽再生装置300が機器間の相互認証が完了したことを耳装着音楽再生装置300から音楽データ発信装置100に通知するための機器間認証完了信号を制御手段110に供給するための機器間認証完了通知信号入力手段182、情報入出力手段180から供給されたプレーヤー認識番号送信要求信号、乱数aを公開鍵暗号Kp1で暗号化した暗号a(Kp1)を制御手段110に出力し制御手段110から供給された乱数aを公開鍵暗号Kp2で暗号化した暗号a(Kp2)を情報入出力手段180に出力するためのI/F手段185に出力する。
又、プレーヤーID番号出力手段183から出力されたプレーヤー認識ID番号や音楽データ出力手段184から出力された暗号化された音楽データや、I/F手段185から出力された公開暗号鍵Kp2にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp2)を変調手段192に出力する。
【0022】
指示信号入力手段181は、情報入出力手段180から供給された再生指示信号を制御手段110に供給する。
機器間認証完了通知信号入力手段182は、情報入力手段180から供給された機器間認証完了通知信号を制御手段110に出力する。
プレーヤーID番号出力手段183は、制御手段110から供給されたプレーヤー認識ID番号を情報入出力手段180に供給する。
音楽データ出力手段184は、制御手段110から供給された、共通鍵Km1で暗号化された音楽データ、音楽データ(Km)を情報入出力手段180に出力する。
【0023】
I/F手段185は、情報入出力手段180から供給されたプレーヤー認識番号送信要求信号を制御手段110に出力する。それに基づき制御手段110は、プレーヤー認識ID記憶手段165に対しプレーヤー認識ID番号を出力するよう指示信号を出力する。
又、I/F手段185は、制御手段110から供給された暗号a(Kp2)を情報入出力手段180に出力する。情報入出力手段180に供給された暗号a(Kp2)は、変調手段192で変調されアンテナ196より耳装着音楽再生装置300に出力される。
さらにI/F手段185は、情報入出力手段180から供給された暗号a(Kp1)を制御手段110に出力する。暗号a(Kp1)は制御手段110から共通鍵生成手段120に供給され共通鍵生成手段120にて共通鍵Km1が生成される。
【0024】
セパレーター190は、アンテナ196から入力された信号を情報部分の信号と電力部分の信号に分波し電力は電源回路195に供給し情報信号は復調回路191に供給するものである。
復調手段191は、セパレーター190から供給された情報部分の信号を復調するものである。
変調手段192は、情報入出力手段180から出力された、プレーヤーID番号、暗号化された音楽データ、暗号a(Kp2)、やセットアップ完了信号出力手段170から出力されたセットアップ完了信号を変調しアンテナ196に出力するものである。
電源回路195は、セパレーター190から供給された電力部分の信号を整流して音楽データ発信装置100全体に電力を供給するものである。
アンテナ196は、変調手段192で変調された信号を耳装着型音楽再生装置300に出力をする。
又、アンテナ196は耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330から出力された信号を受信し、セパレーター190に供給したりもする。
【0025】
図5は、耳装着型音楽再生装置300の構成を示す概略図である。
耳装着型音楽再生装置300は、機器間認証を行い認証された音楽データ発信装置100に再生、音楽の早送りや巻き戻し、停止の動作指示信号を出力する。
そして耳装着型音楽再生装置300より出力された再生指示信号に基づき音楽データ発信装置100より出力された暗号化された音楽データを受信し複合化して音楽再生を行う。
耳装着型音楽再生装置300は、制御手段310、記憶手段320、アンテナ330、セットアップ完了信号入力手段331、セットアップ完了確認信号出力手段332、機器間認証完了通知信号出力手段333、プレーヤーID番号入出力手段334、音楽データ入力手段335、I/F手段336、変復調手段337、指紋入力手段340、指紋比較手段345、指示信号生成手段346、暗号化された音楽データ複合手段350、共通鍵一時記憶手段351、暗号化された音楽データ一時記憶手段352、音楽・音声データ処理手段360、スピーカー370、共通鍵生成手段380から構成されている。
制御手段310は、耳装着型音楽再生装置300の電源を投入すると、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されているかを判断する。
【0026】
そして、指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されていない場合、ナビゲーション音声記憶領域321からメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
そして、指紋入力手段340から使用者のタッチ信号が供給されると、新たな使用者が登録されることと判断し、ナビゲーション音声記憶領域321からメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
そして、使用者が耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋が指紋入力手段340に入力されると、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域に記憶させる。
【0027】
耳装着型音楽再生装置300に電源が供給され、耳装着型音楽再生装置300の使用者が登録されていると、セットアップ完了確認信号を発信する。
そして、セットアップ完了信号が、セットアップ完了信号入力手段331から供給されると、プレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334からプレーヤー認識番号が供給されると、記憶手段320に格納されているプレーヤー認識番号記憶領域323にプレーヤー認識番号を供給するよう指示する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334より供給された音楽データ発信装置100と耳装着型音楽再生装置300の機器間認証を行うためのプレーヤー認識ID番号と、プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較を行なう。
【0028】
そして、プレーヤー認識ID番号とプレーヤー認識番号の比較の結果、一致した場合、機器間認証完了通知信号を機器間認証完了通知信号出力手段333に出力する。
そして、公開鍵Kp2にて暗号化された乱数aである暗号a(Kp2)を供給されると、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321に対し耳装着型音楽再生装置300の使用者に、音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋を入力するよう促すメッセージを出力するよう指示する。
そして、供給された暗号a(Kp2)を共通鍵生成手段380の備える複合化手段3801に出力する。
そして、指紋入力手段340に供給された指紋データを共通鍵生成手段380の備える指紋数値化手段3804に供給する。
さらに、共通鍵計算手段3805より共通鍵Km2を供給されると、共通鍵Km2を共通鍵一時記憶手段351に出力する。
さらに、Kp1暗号化手段3802から出力された、公開鍵暗号Kp1の供給要求信号を記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に出力する。
そして、公開鍵暗号Kp1の供給要求信号に基づき、記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322から供給された公開鍵暗号Kp1をKp1暗号化手段3802に供給する
そして、Kp1暗号化手段3802で公開暗号鍵Kp1にて暗号化された乱数aである暗号a(Kp1)をI/F手段336に出力する。
【0029】
さらに、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されてない場合、指紋入力手段340より入力された指紋情報を指紋比較手段345の備える入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶させる。
そして、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されている場合、指紋入力手段340と通じて耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋が入力されると、指示記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325に対し、対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力するように指示する。
さらに、エラー信号が供給されると、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321にエラーメッセージを出力するよう指示する。
そして、ナビゲーション音声記憶領域321より出力されたエラーメッセージが供給されると、音楽・音声データ処理手段360に出力する。
さらに、指紋入力手段340より入力された動作指示指紋に基づき、耳装着型音楽再生装置300の動作の制御を行なう。
【0030】
記憶手段320は、使用者に耳装着型音楽再生装置300の操作指示を促す音声や信号、乱数aを暗号化するための公開暗号鍵、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100の通信を行うにあたって機器間の認証を行うためのプレーヤー認識番号や機器の操作を行うための指紋情報を記憶したり、制御手段310が比較等の処理を行うときデータや処理結果を一時的に記憶するためのものであり記憶手段320は、ナビゲーション音声記憶領域321と公開暗号鍵Kp1記憶領域322とプレーヤー認識番号記憶領域323と一時記憶領域324、指示データ記憶領域325で構成される。
ナビゲーション音声記憶領域321には、耳装着型音楽再生装置300の操作に関するナビゲーション音声が記憶されており、制御手段310の指示に基づきナビゲーション音声を制御手段310に出力する。
【0031】
公開暗号鍵Kp1記憶領域322には、秘密鍵暗号Ks1複合化された乱数aを暗号化するための公開鍵暗号Kp1が記憶されており、制御手段310を介して供給される指示に基づき制御手段310に、公開鍵暗号Kp1を出力する。
プレーヤー認識番号記憶領域323には、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100が相互認識しデータの送受信が可能にするためのプレーヤー認識番号が記憶されており、制御手段310の指示に基づき、プレーヤー認識番号を制御手段310に出力する。
一時データ記憶領域324は、耳装着型音楽再生装置300と音楽データ発信装置100が、機器間認証を行う際、音楽データ発信装置100より出力され制御手段310に供給された、プレーヤーID番号を一時的に記憶しておく記憶領域である。
【0032】
指示データ記憶領域325には、耳装着型音楽再生装置300の動作を指示するための指紋データが記憶されており、制御手段310の指示信号に基づき指紋データが、制御手段310を介して指紋比較手段345に供給する。
図8は、指示内容の詳細を示す図である。
指示データ記憶領域325には、指示内容326毎に再生326aに対して327aの指紋、停止326bに対して327bの指紋、早送り326cに対して327c、巻戻し326dに対して327dというように、対応指の指紋データ327が記憶されている。
指示内容326に対応する対応指の指紋データ327は、使用者がナビゲーション音声に基づき、指紋入力手段340より入力した指紋データを制御手段310の指示に基づき指示内容326毎に指紋データを対応指の指紋データ327に記憶させる。
対応指の指紋データ327は、制御手段310の指示に基づき制御手段310を介し指紋比較手段345に出力され、比較される。
アンテナ330は、変復調手段337で変調された信号を音楽データ発信装置100に出力する。又、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196から出力された信号を受信する。
【0033】
セットアップ完了信号入力手段331は、変復調手段337で復調されたセットアップ完了信号を、制御手段310に供給する。セットアップ完了信号を入力された制御手段310は、プレーヤー認証ID番号送信要求信号を、I/F手段336に出力する。
機器間認証完了通知信号出力手段333は、制御手段310より供給された、機器間認証完了通知信号を変復調手段337に出力する。機器間認証完了通知信号は、変復調手段337で変調され、アンテナ330より音楽データ発信装置100に出力される。
【0034】
プレーヤーID番号入出力手段334は、制御手段310より出力されたプレーヤーID番号供給要求信号を変復調手段337に供給する。
そして、プレーヤーID番号入出力手段334は、変復調手段337から復調されたプレーヤーID番号を、供給されたプレーヤーID番号を制御手段310に、供給する。
プレーヤーID番号を、供給された制御手段310は、プレーヤーID番号を一時記憶領域324に一時的に記憶させる。
【0035】
音楽データ入力手段335は、変復調手段337で復調された音楽データ(Km)を制御手段310に供給する。
音楽データ(Km)を供給された制御手段310は、音楽データ(Km)を暗号化された音楽データ一時記憶手段352に一時的に記憶させる。
I/F手段336は、制御手段310より音楽データ発信装置100に対して出力される、Kp1暗号化手段3802で暗号化された暗号a(Kp1)、再生指示信号を変復調手段337に供給するものである。
そして、アンテナ330より変復調手段337に供給され復調された、復調された暗号a(Kp2)、信号を制御手段310に供給する。
変復調手段337は、アンテナ330から供給された信号を復調し、セットアップ完了信号はセットアップ完了信号入力手段331、プレーヤーID番号はプレーヤーID番号入力手段334、暗号化された音楽データは、音楽データ入力手段、その他の信号はI/F手段に出力する。
又、機器間認証完了通知信号出力手段333から出力された機器間認証完了通知信号やI/F手段336から供給される信号を変調しアンテナ330に出力する。
【0036】
指紋入力手段340は、耳装着型音楽再生装置300の使用者が、耳装着型音楽再生装置300が動作するための指紋や共通鍵Km2を生成する為に必要な指紋を入力するためのインターフェイスであり、耳装着型音楽再生装置300の使用者が入力した指紋データを読取り、制御手段310に供給する。
指紋比較手段345は、耳装着型音楽再生装置300の使用者が耳装着型音楽再生装置300の動作指示を行うために指紋入力手段340より入力された、動作指示指紋が、どのような動作を行う為の指示し紋かを判別するためのものである。
【0037】
図7は、指紋比較手段の詳細な構成図である。
指紋比較手段345は、再生指示指紋一時記憶手段3421aと入力指紋一時記憶手段3221bと停止指示指紋一時記憶手段3422aと入力指紋一時記憶手段3222bと早送り指示指紋一時記憶手段3423aと入力指紋一時記憶手段3223bと巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aと入力指紋一時記憶手段3224bと再生指示指紋比較手段341−aと停止指示指紋比較手段341−bと早送り指示指紋比較手段341−cと巻戻し指示指紋比較手段341−dで構成される。
【0038】
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340より操作を指示する指紋を入力すると、制御手段310の指示により記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325から出力された対応指の指紋データ327aは、再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力され一時的に記憶される。
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340から入力された、操作を指示する指紋は、制御手段310により、入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶される。
【0039】
再生指示指紋比較手段341−aは、再生指示指紋一時記憶手段3421aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327aと入力指紋一時記憶手段3421bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aにエラー信号を出力する。
【0040】
停止指示指紋比較手段341−bは、停止指示指紋一時記憶手段3422aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327bと入力指紋一時記憶手段3422bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ、比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bにエラー信号が出力する。
【0041】
早送り指示指紋比較手段341−cは、早送り指示指紋一時記憶手段3423aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327cと入力指紋一時記憶手段3423bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cにエラー信号を出力する。
【0042】
巻戻し指示指紋比較手段341−dは、巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327dと入力指紋一時記憶手段3424bに一時的に記憶された指紋情報を供給させ比較を行なう。
比較の結果、一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号を出力する。
比較の結果、不一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dにエラー信号を出力する。
【0043】
指示信号生成手段346は、再生指示信号生成手段346−aと停止指示信号生成手段346−bと早送り指示信号生成手段346−cと巻戻し指示信号生成手段346−dで構成されている。
【0044】
再生指示信号生成手段346−aは、再生指示指紋比較手段341−aから再生指示指紋一致信号が供給されると、再生指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、再生指示指紋比較手段341−aからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0045】
停止指示信号生成手段346−bは、停止指示指紋比較手段341−bから停止指示指紋一致信号が供給されると、停止指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、停止指示指紋比較手段341−bからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0046】
早送り指示信号生成手段346−cは、早送り指示指紋比較手段341−cから早送り指示一致信号が供給されると、早送り指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、早送り指示指紋比較手段341−cからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0047】
巻戻し指示信号生成手段346−dは、巻戻し指示指紋比較手段341−dから巻戻し指示一致信号が供給されると、巻戻し指示信号を生成し、制御手段310に出力する。
又、巻戻し指示指紋比較手段341−dからエラー信号を供給されると、エラー信号を制御手段310に出力する。
【0048】
暗号化された音楽データ複合手段350は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352から一時的に記憶された音楽データ(Km)を供給されると、暗号解除鍵一時記憶手段351から共通鍵Km2を供給させ、音楽データを複合化し復号化した音楽データを、音楽・音声データ処理手段360に出力する。
共通鍵一時記憶手段351は、共通鍵計算手段3805で生成され制御手段310を介して供給された共通鍵Km2を一時的に記憶する。
そして、暗号化された音楽データ複合手段350の指示により共通鍵Km2を暗号化された音楽データ複合手段350に供給する。
暗号化された音楽データ一時記憶手段352は、制御手段310から供給された暗号化された音楽データ(Km)1を一時的に記憶する。
そして、制御手段310の指示により暗号化された音楽データ(Km)1を暗号化された音楽データ複合手段350に出力する。
音楽・音声データ処理手段360は、制御手段310の指示に基づき供給された、記憶手段320の備える指示データ記憶領域325の記憶する操作指示音声や、エラー音声を再生しスピーカー370に供給する。
又、暗号化された音楽データ複合手段350で複合された音楽データや音声データを、再生しスピーカー370に供給する。
スピーカー370は、音楽・音声データ処理手段360より供給された、再生された音楽や音声を耳装着型音楽再生装置300の使用者の聴覚で認識できるよう出力するものである。
【0049】
図6は、共通鍵生成手段380の詳細を示す。
共通鍵生成手段380は、復号化手段3801と、Kp1暗号化手段3802と、秘密鍵Ks2記憶手段3803と、指紋数値化手段3804と、共通鍵計算手段3805で構成される。
復号化手段3801は、制御手段310から暗号a(Kp2)を供給されると秘密鍵Ks2記憶手段3803の記憶する秘密鍵Ks2を供給させる。
そして暗号a(Kp2)は、秘密鍵Ks2により複合化され乱数a2になる。a(Kp2)は、秘密鍵Ks2で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp2)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。
そして、複合化された乱数a2は、Kp1暗号化手段3802に及び共通鍵計算手段3805に出力される。
Kp1暗号化手段3802は、乱数a2を供給されると、制御手段310を介し記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に公開鍵暗号Kp1を供給するよう指示を出す。
そして、乱数a2を公開鍵Kp1により暗号化し生成された暗号a(Kp1)を制御手段310に供給する。
【0050】
秘密鍵Ks2記憶手段3803は、公開鍵Kp2で暗号化された暗号を復号化することのできる秘密鍵Ks2を記憶しており、暗号a(Kp2)を供給された復号化手段3801の指示に基づき秘密鍵Ks2を復号化手段3801に供給する。
指紋数値化手段3804は、共通鍵Km2を生成する為に必要な数値S2の生成を行なう。指紋入力手段340から入力され、制御手段310を介して供給された指紋データを前記記載の、指紋数値化手段1206と同様の方法で数値化し、共通鍵計算手段3805に供給する。
共通鍵計算手段3805は、前記記載の復号化手段3801で復号化された乱数a2と、前記記載の指紋数値化手段3804で数値化された指紋数値化データS2を用いて共通鍵Km2を生成し、共通鍵Km2を、制御手段310を介して、共通鍵一時記憶手段351に記憶させる。
【0051】
図9は、音楽データ記憶媒体を示す図であり、制御手段210と、I/F手段201と、音楽データ記憶領域202と、指紋データ記憶領域203とで構成されている。
制御手段210は、指紋データ供給要求信号を供給されると指紋データ記憶領域203に対し、指紋データを出力するよう指示する。
又、音楽データ出力要求信号を供給されると、音楽データ記憶領域202に対し、音楽データを出力するよう指示信号を出力する。
I/F手段201は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給される、音楽データや指紋データを制御手段210に供給したり、音楽データ発信装置100から供給される指示信号や、要求信号を制御手段210に供給する為の、インターフェイスである。
音楽データ記憶領域202は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給される音楽データを記憶する。
そして、制御手段210からの指示信号や要求信号に基づき、音楽データをI/F手段201に出力を行なう。
指紋データ記憶領域203は、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して供給された指紋データを記憶する。
そして、制御手段210からの指示信号や要求信号に基づき、音楽データをI/F手段201に出力を行なう。
図10は、音楽データを音楽データ記憶媒体200に記憶させるステップを示すフローチャートである。
【0052】
図11、図12、図13、図14は、耳装着型音楽再生装置300の電源のONから耳装着型音楽再生装置300の使用者を登録するまでのステップを示すフローチャートである。
【0053】
図15は、音楽データを再生するステップを示すフローチャートである。
【0054】
図16は、耳装着型音楽再生装置300の動作を停止するステップを示すフローチャートである。
【0055】
図17は、音楽データの早送り動作を行なうステップを示すフローチャートである。
【0056】
図18は、音楽データの巻き戻し動作を行なうステップを示すフローチャートである。
【0057】
パーソナルコンピュータ500に、音楽データ記憶媒体リーダライター400と指紋データ読取り装置450を接続する。音楽データを音楽配信サーバーからダウンロードするときは、パーソナルコンピュータ500を、音楽配信サーバー700に接続されたネットワーク網600に接続し、電源を投入する。
音楽データ記憶媒体リーダライター400に音楽データ記憶媒体200をセットする。
パーソナルコンピュータ500を介し、音楽CDに記録された音楽データ又は音楽配信サーバー700より配信される音楽データを、接続されたネットワーク網600を通じ音楽データ記憶媒体リーダライター400にセットされた音楽データ記憶媒体200の備える音楽データ記憶領域202記憶させる。(ステップステップS01)
次に指紋データ読取り装置450に使用者の指紋を読取らせ、音楽データ記憶媒体リーダライター400を介して、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201を介して指紋データ記憶領域203に供給され記憶させる。(ステップS02)
次に音楽データ記憶媒体200を音楽データ発信装置100に装着する。(ステップS03)
【0058】
耳装着型音楽再生装置300の電源をパワーオンにすると耳装着型音楽再生装置300の備える、制御手段310は、記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されているかを判断する。(ステップS04〜ステップS05)
指示データ記憶領域325の指示内容326対応する指示指紋327が記録されていない場合、制御手段310は、ナビゲーション音声記憶領域321から「操作に必要な指紋が登録されていません。指紋を登録しますか?登録する場合は指紋入力手段に軽く触れてください。登録しない場合は、電源を切って操作を終了して下さい。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
【0059】
使用者はスピーカー370から出力されるメッセージに従い指紋の登録を行うか否かの選択を行なう。(ステップS06)
指紋の登録を行わない場合は、耳装着型音楽再生装置300の電源を切り操作を終了する。(ステップS07)
指紋の登録を行う場合、使用者は、メッセージの指示に従い耳装着型音楽再生装置300に備えられた指紋入力手段340に軽く触れる。
指紋入力手段340から入力された使用者のタッチ信号は、制御手段310に供給される。
【0060】
タッチ信号を供給された制御手段310は、新たな使用者が登録されることと判断し、ナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「再生を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力するよう指示する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。(ステップS08)
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の再生326aに対応する327aに記憶する。(ステップS09)
【0061】
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「停止を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS10)指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の停止326bに対応する327bに記憶する。(ステップS11)
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「早送りを指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示と停止指示で読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS12)
【0062】
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の早送320cに対応する327cに記憶する。(ステップS13)
次にナビゲーション音声記憶領域321から次の指示である「巻戻を指示する指紋を入力してください。」のメッセージを読出し音楽・音声データ処理手段360で再生し、スピーカー370に出力する。
使用者は指紋入力手段340に、使用者自らが決めた指の指紋を読取らせる。ただし再生指示と停止指示、早送り指示で読取らせた指と同じ指の指紋は使用しない。(ステップS14)
指紋入力手段340に入力された指紋は、制御手段310を介して記憶手段320に格納されている指示データ記憶領域325内の巻戻し320dに対応する327dに記憶する。(ステップS15)
【0063】
この実施例では各々の指示内容に対応する指紋に別々の指を使用しているが、同じ指で一定時間内に入力する回数によって指示する内容を変更しても良い。
次に耳装着型音楽再生装置300の備える、制御手段310よりセットアップ完了確認信号が発信される。
セットアップ完了確認信号はセットアップ完了確認信号332を介し変復調手段337に供給される。
変復調手段337は、セットアップ完了確認信号をアンテナ330より無線出力が可能になるように、変調する。
変調されたセットアップ完了確認信号はアンテナ330より出力される。(ステップS16)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196は、アンテナ330より出力した変調されたセットアップ完了確認信号を受信する。(ステップS17)
アンテナ196に受信された変調されたセットアップ完了確認信号は、セパレーター190に送信される。
【0064】
セパレーター190は、変調されたセットアップ完了確認信号を電力と情報信号に分波を行ない、電力は電源回路195に供給され情報信号は復調回路191に供給される。(ステップS18)
電源回路195に供給された電力は整流され音楽データ発信装置100全体に電源が供給される。音楽データ発信装置100はパワーオン、つまりリセット動作を開始する。(ステップS19)
前記リセット動作は、制御手段110で制御されパワーオン、リセット動作が完了すると、セットアップ完了信号出力手段170からセットアップ完了信号は、情報入出力手段180へ出力される。
セットアップ完了信号を供給された情報入出力手段180は変調手段192へセットアップ完了信号を出力する。
セットアップ完了信号は、変調手段192で変調されアンテナ196から耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に出力される。(ステップS20〜ステップS21)
【0065】
音楽データ発信装置100がセットアップ状態に無いときは、セットアップ完了信号は非アクティブ状態を示す情報を出力する。非アクティブ状態では、音楽データ発信装置100に備えられた情報入出力手段180は非アクティブ状態となっている。すなわち外部から入力信号が入力されても制御手段110には該入力情報は取込まれない。セットアップ完了信号がアクティブ信号を出力すると情報入出力手段180がアクティブ状態となり、音楽データ発信装置100と耳装着型音楽再生装置300の情報交換が可能となる。(ステップS22)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より発信されたセットアップ完了信号は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS23)
【0066】
アンテナ330は、セットアップ完了信号を変復調手段337に供給する。
セットアップ完了信号は、変復調手段337で復調されセットアップ完了信号入力手段331へ出力される。(ステップS24)
セットアップ完了信号が、セットアップ完了信号入力手段331から制御手段310に供給されると、制御手段310は、プレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
プレーヤー認識番号送信要求信号は、プレーヤーID番号入出力手段334を介して変復調手段337に供給される。
プレーヤー認識番号送信要求信号は、変復調手段337で変調されアンテナ330から音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に出力される。(ステップS25)
【0067】
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330より出力されたプレーヤー認識番号送信要求信号は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS26)
アンテナ196で受信されたプレーヤー認識番号送信要求信号は、セパレーター190に供給し、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS27)
プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された情報入出力手段180はI/F手段185を介して制御手段110にプレーヤー認識番号送信要求信号を出力する。
【0068】
プレーヤー認識番号送信要求信号を供給された制御手段110はプレーヤー認識ID記憶手段165にプレーヤー認識ID番号を出力させる。
プレーヤー認識ID記憶手段165から出力されたプレーヤー認識ID番号は、制御手段110を介しプレーヤーID出力手段183に供給する。
プレーヤーID出力手段183は、供給されたプレーヤー認識ID番号をプレーヤーID番号出力手段183を介し変調手段192に供給する。
プレーヤー認識ID番号を供給された変調手段192は、プレーヤー認識ID番号を変調しアンテナ196から発信する。(ステップS28)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より出力されたプレーヤー認識ID番号は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS29)
【0069】
アンテナ330は、プレーヤー認識番号を変復調手段337に供給しプレーヤー認識ID番号を復調しプレーヤーID番号入力手段334に出力する。(ステップS30)
プレーヤー認識ID番号を供給されたプレーヤーID番号入力手段334は、プレーヤー認識番号を制御手段310に出力する。
次に制御手段310は、記憶手段320に格納されているプレーヤー認識番号記憶領域323にプレーヤー認識番号を制御手段310に供給させる。
制御手段310は前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較を行なう。(ステップS31)
前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較の結果、一致しない場合は、「接続できる音楽データ発信装置がありません。」のメッセージを出力し、耳装着型音楽再生装置300は、電源を切り操作を終了する。(ステップS32)
【0070】
前記プレーヤーID番号入力手段334より供給されたプレーヤー認識ID番号と、前記プレーヤー認識番号記憶領域323から供給されたプレーヤー認識番号の比較の結果、一致した場合、制御手段310は、機器間認証完了通知信号を機器間認証完了通知信号出力手段333を介し変復調手段337に出力する。
機器間認証完了通知信号を供給された変復調手段337は、機器間認証完了通知信号を変調しアンテナ330を介して発信される。(ステップS33)
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330より出力された機器間認証完了通知信号は音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS34)
【0071】
アンテナ196は、変調された機器間認証完了通知信号を受信すると、セパレーター190に変調された機器間認証完了通知信号を供給し、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS35)
機器間認証完了通知信号を供給された情報入出力手段180は、機器間認証完了通知信号入力手段182を介し制御手段110に機器間認証完了通知信号を出力する。
機器間認証完了通知信号を供給された制御手段110は、共通鍵生成手段120の備える乱数発生手段1201に乱数aを発生するよう指示する。(ステップS36)
【0072】
乱数発生手段1201で生成された乱数aは、Kp2暗号化手段1202に供給される。
乱数aを供給されたKp2暗号化手段1202は、制御手段110を介し公開暗号鍵Kp2記憶手段160に公開暗号鍵Kp2を供給させる。
Kp2暗号化手段1202は、乱数aを公開暗号鍵Kp2により暗号化する。公開暗号鍵Kp2にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp2)とする。(ステップS37)
暗号a(Kp2)は、制御手段110を介してI/F手段185に出力される。
暗号a(Kp2)を供給されたI/F手段185は、情報入出力手段180を介して変調手段192に暗号a(Kp2)を出力する。
暗号a(Kp2)を供給された変調手段192は、暗号a(Kp2)を変調しアンテナ196より出力される。(ステップS38)
音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196より出力された暗号a(Kp2)は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS39)
【0073】
アンテナ330に受信された暗号a(Kp2)は、復変調手段337に出力され、暗号a(Kp2)は、複変調手段337で復調される。(ステップS40)
復調された暗号a(Kp2)は、I/F手段336を介して制御手段310に供給される。
暗号a(Kp2)を供給された制御手段310は、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321に使用者に対し、音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋を入力するよう促すメッセージを出力するよう指示する。
音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋入力を促すメッセージは、音楽・音声データ処理手段360で再生されスピーカー370を通じて使用者に伝えられる。(ステップS41)
さらに制御手段310は、供給された暗号a(Kp2)を共通鍵生成手段380の備える複合化手段3801に出力する。(ステップS42)
【0074】
音楽データ記憶媒体200に記憶させた指紋入力を促すメッセージを聞いた使用者は、指紋入力手段340に音楽データ記憶媒体200に記憶させた自らの指紋を読取らせる。(ステップS43)
指紋入力手段340に供給された指紋データは、制御手段310を介して共通鍵生成手段380の備える指紋数値化手段3804に供給される。(ステップS44)
指紋データを供給された入力指紋数値化手段3804は、図4に示すようなマトリクス上に指紋データは展開される。
【0075】
本実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクスで行なう事とする。
例えば、A列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。B列1行目の桝目にも、指紋データの紋様が記録されていないので0とする。C列1行目の桝目には、指紋データの紋様が記録されているので1とする。このように指紋データの紋様が記録されていない桝目を0、指紋データの紋様が記録されていない桝目を1とし指紋データの数値化を行なう。
当実施例の場合、縦軸A列からH列までの8列と横軸1行から8行までの8行のマトリクスをとっているので最大64ビットの数値を作ることが可能であるが、精度高上を図るためには、マトリクスの細分化を行なうことで指紋認識精度を高上することが可能である。
又、指紋の分岐点や端点等の指紋の特徴点を取出した上で、マトリクス上に指紋データを展開し数値化しても良い。(ステップS45)
前記、指紋数値化手段3804で数値化された指紋データ、指紋数値データS2は、共通鍵計算手段3805に供給される。(ステップS46)
前記、暗号a(Kp2)を供給された複合化手段3801は、秘密鍵Ks2記憶手段3803の記憶する秘密鍵Ks2を供給させる。(ステップS47)
前記、複合化手段3801に供給された暗号a(Kp2)は、秘密鍵Ks2により複合化され乱数a2になる。
a(Kp2)は、秘密鍵Ks2で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp2)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。(ステップS48)
【0076】
ステップS47で複合化された乱数a2は、Kp1暗号化手段3802に及び共通鍵計算手段3805に供給される。(ステップS49)
乱数a2を供給された共通鍵計算手段3805は、乱数a2と前記供給された指紋数値データS2から共通鍵Km2を計算する。(ステップS50)
共通鍵計算手段3805で生成された共通鍵Km2は、制御手段310に出力される。(ステップS51)
共通鍵計算手段3805より共通鍵Km2を供給された制御手段310は、共通鍵Km2を共通鍵一時記憶手段351に出力され、共通鍵Km2は、共通鍵一時記憶手段351に一時的に記憶される。(ステップS52)
前記ステップS49にて乱数a2を供給されたKp1暗号化手段3802は、制御手段310を介し記憶手段320の備える公開鍵暗号Kp1記憶領域322に公開鍵暗号Kp1を供給するよう指示を出す。(ステップS53)
公開鍵暗号Kp1を供給されたKp1暗号化手段3802は、乱数a2を公開鍵暗号Kp1で暗号化する。公開暗号鍵Kp1にて暗号化された乱数aを暗号a(Kp1)とする。(ステップS54)
Kp1暗号化手段3802で暗号化された暗号a(Kp1)は、制御手段310を介してI/F手段336に出力される。
暗号a(Kp1)を供給されたI/F手段336は、変復調手段337に暗号a(Kp1)出力される。暗号a(Kp1)は、変復調手段337で変調されアンテナ330から出力される。(ステップS55)
共通鍵一時記憶手段351に一時的に共通鍵Km2が記憶され暗号a(Kp1)がアンテナ330が出力された場合、耳装着型音楽再生装置300は、指紋入力手段340に動作指示指紋が入力されるまで待機状態になる。(ステップS56)
【0077】
耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330から出力された暗号a(Kp1)は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS57)
アンテナ196で受信された暗号a(Kp1)は、セパレーター190に供給され暗号a(Kp1)は、電力と情報信号に分波を行ない、電力は電源回路195に供給され情報信号は復調手段191に供給される。(ステップS58)
暗号a(Kp1)の情報部分は、復調手段191で復調され、情報入出力手段180に出力される。電力部分の変調された暗号a(Kp1)信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS59)
暗号a(Kp1)を供給された情報入出力手段180は、I/F手段185を介して制御手段110に暗号a(Kp1)を出力する。
暗号a(Kp1)を供給された制御手段110は、共通鍵生成手段120の備える複合化手段1203に暗号a(Kp1)を出力する。(ステップS60)
暗号a(Kp1)を供給された複合化手段1203は、秘密鍵Ks1記憶手段1205に秘密鍵Ks1を供給するよう指示をする。秘密鍵Ks1記憶手段1205は、指示に基づき複合化手段1203に秘密鍵Ks1を供給する。(ステップS61)
【0078】
複合化手段1203は、秘密鍵Ks1を用いて暗号a(Kp1)を複合化する。複合化された暗号a(Kp1)は、乱数a1となり共通鍵計算手段1204に供給される。
公開暗号鍵Kp1で暗号化された乱数aは、秘密鍵Ks1で復号が可能であり、偶然あるいは、悪意を持った第三者が暗号a(Kp1)を傍受し複合化しようとした場合でも、容易に複合化することは出来ない。(ステップS62)
乱数a1を供給された共通鍵計算手段1204は、制御手段110に対し、指紋データ供給要求信号を出力する。
記憶指紋データ供給要求信号を供給された制御手段110は、記憶媒体接続手段150を介して、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に対し指紋データ供給要求信号を出力する。(ステップS63)
【0079】
音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150より出力された指紋データ供給要求信号は、音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に供給される。(ステップS64)
指紋データ供給要求信号は、I/F手段201より制御手段210に供給する。(ステップS65)
指紋データ供給要求信号を供給された制御手段210は、指紋データ記憶領域203に対し、指紋データを出力するよう指示する。(ステップS66)
指紋データ出力指示信号を供給された指紋データ記憶領域203は、前記、指紋データ読取り装置450から入力され、指紋データ記憶領域203に記憶されている指紋データをI/F手段201に出力する。
指紋データを供給されたI/F手段201は、音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150に出力する。(ステップS67)
音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150は、音楽データ記憶媒体200の備える、I/F手段201より出力された指紋データを受信する。
【0080】
指紋データを供給された記憶媒体接続手段150は、制御手段110に指紋データを供給する。(ステップS68)
制御手段110は指紋データを共通鍵生成手段120の備える指紋数値化手段1206に対し指紋データを出力する。
指紋データを供給された指紋数値化手段1206は、前記指紋数値化手段3804と同様の方法で、前記指紋数値化手段1206に供給された指紋データを数値化する。(ステップS69)
指紋数値化手段1206で数値化された指紋数値データS1は、共通鍵計算手段1204に出力される。(ステップS70)
共通鍵計算手段1204は、指紋数値データS1と前記複合化手段1203より供給された乱数a1から、共通鍵Km1を計算し、共通鍵一時記憶手段130に出力される。
【0081】
共通鍵計算手段1204に供給された乱数a1と共通鍵計算手段3805に供給された乱数a2、共通鍵計算手段1204に供給された指紋数値データS1と共通鍵計算手段3805に供給された指紋数値データS2が同一のものであれば、共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、同一のものになる。
今回の実施例の場合、偶発的あるいは、悪意を持った第三者が改竄されない限り、乱数発生手段1201で発生した乱数aと秘密鍵Ks1によって複合化された乱数a1と、秘密鍵Ks2で複合化された乱数a2は等しいものになる。
音楽データ記憶媒体200に音楽データを記録した人物と、耳装着型音楽再生装置300を用いて音楽データ記憶媒体200に記録されている音楽データを再生しようとしている人物が同一の人物であれば、指紋数値データS1と指紋数値データS2は同一のものに成る。
共通鍵Km1で暗号化したデータは、共通鍵Km2で複合化することが可能である。又共通鍵Km2で暗号化したデータは、共通鍵Km1で複合化することが可能である。
【0082】
耳装着型音楽再生装置300の使用者と音楽データ記憶媒体200に記憶した者が異なる場合は、指紋数値データS1と指紋数値データSと2が異なるため、共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、異なる。
また偶発的あるいは、悪意を持った第三者に秘密鍵Ks1によって複合化された乱数a1と、秘密鍵Ks2で複合化された乱数a2が改竄された場合も共通鍵計算手段1204で計算される共通鍵Km1と、共通鍵計算手段3805で計算される共通鍵Km2とは、異なる。
つまり共通鍵Km1で暗号化したデータは、共通鍵Km2で複合化することは、不可能である。又共通鍵Km2で暗号化したデータも、共通鍵Km1で複合化することも不可能である。(ステップS71)
共通鍵Km1を供給された共通鍵一時記憶手段130は、共通鍵Km1を一時的に記憶する。(ステップS72)
音楽データ発信装置100は、耳装着型音楽再生装置300より発信された、指示信号を受信するまで待機状態になる。(ステップS73)
【0083】
使用者が耳装着型音楽再生装置300の操作を行なうさい使用者は、前記、指示データ記憶領域325内の再生326aに対応する327aに記憶された指紋を、耳装着型音楽再生装置300の備える指紋入力手段340より入力する。(ステップS74)
指紋入力手段340より入力された指紋情報は、制御手段310に供給される。
指紋情報を供給された制御手段310は、指紋比較手段345の備える入力指紋一時記憶手段3421bと入力指紋一時記憶手段3422bと入力指紋一時記憶手段3423bと入力指紋一時記憶手段3424bとに出力し記憶させる。(ステップS75)
次に制御手段310は、記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325に対し、対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに出力するように指示する。(ステップS76)
【0084】
記憶手段320の備える指示指紋記憶領域325より出力された指示内容に対応する対応指の指紋データ327aは再生指示指紋一時記憶手段3421aに、対応指の指紋データ327bは停止指示指紋一時記憶手段3422aに、対応指の指紋データ327cは早送り指示指紋一時記憶手段3423aに、対応指の指紋データ327dは巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに、一時的に記憶される。(ステップS77)
再生指示指紋一時記憶手段3421aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327aと入力指紋一時記憶手段3421bに一時的に記憶された指紋情報は、再生指示指紋比較手段341−aに供給され比較される。(ステップS78)
停止指示指紋一時記憶手段3422aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327bと入力指紋一時記憶手段3422bに一時的に記憶された指紋情報は、停止指示指紋比較手段341−bに供給され比較される。(ステップS79)
早送り指示指紋一時記憶手段3423aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327cと入力指紋一時記憶手段3423bに一時的に記憶された指紋情報は、早送り指示指紋比較手段341−cに供給され比較される。(ステップS80)
【0085】
巻戻し指示指紋一時記憶手段3424aに一時的に記憶された対応指の指紋データ327dと入力指紋一時記憶手段3424bに一時的に記憶された指紋情報は、巻戻し指示指紋比較手段341−dに供給され比較される。(ステップS81)
比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aが、一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号が出力される。(ステップS82)
比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aが、不一致と判断された場合、再生指示信号生成手段346−aにエラー信号が出力される。(ステップS83)
比較の結果、停止指示指紋比較手段341−bが、一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号が出力される。(ステップS84)
比較の結果、停止指示指紋比較手段341−bが、不一致と判断された場合、停止指示信号生成手段346−bにエラー信号が出力される。(ステップS85)
比較の結果、早送り指示指紋比較手段341−cが、一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号が出力される。(ステップS86)
【0086】
比較の結果、早送り指示指紋比較手段341−cが、不一致と判断された場合、早送り指示信号生成手段346−cにエラー信号が出力される。(ステップS87)
比較の結果、巻戻し指示指紋比較手段341−dが、一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号が出力される。(ステップS88)
比較の結果、巻戻し指示指紋比較手段341−dが、不一致と判断された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dにエラー信号が出力される。(ステップS89)
前記比較の結果、指示信号生成手段346の備える再生指示信号生成手段346−a又は、停止指示信号生成手段346−b又は、早送り指示信号生成手段346−c又は、巻戻し指示信号生成手段346−dのいずれかに指示信号が供給された場合は、供給された指示信号に基づき動作を行なう。(ステップS90)
前記比較の結果、再生指示指紋比較手段341−aと停止指示指紋比較手段341−bと早送り指示指紋比較手段341−cと巻戻し指示指紋比較手段341−dとが不一致を示すエラー信号を出力した場合、エラー信号が処理手段310に出力される。
【0087】
エラー信号を供給された処理手段310は、記憶手段320の備えるナビゲーション音声記憶領域321にエラーメッセージを出力するよう指示する。
エラー信号を供給されたナビゲーション音声記憶領域321は、制御手段310を介し音楽・音声データ処理手段360にエラーメッセージを出力する。
音楽・音声データ処理手段360はエラーメッセージを再生しスピーカー370に出力され、耳装着型音楽再生装置300は、指示指紋入力待ちの状態に戻る。(ステップS91)
再生指示信号生成手段346−aに再生指示指紋一致信号が出力された場合、再生指示信号生成手段346−aは、再生指示信号を生成し制御手段310に出力する。(ステップS101)
再生指示信号を供給された制御手段310は、I/F手段336を介して変復調手段337に出力する。
再生指示信号を供給された変復調手段337は、再生指示信号を変調しアンテナ330を介して出力する。(ステップS102)
アンテナ330から出力された再生指示信号は、音楽データ発信装置100の備えるアンテナ196に受信される。(ステップS103)
【0088】
アンテナ196に受信された再生指示信号は、セパレーター190に供給され、情報部分の信号と電力部分の信号に分波する。(ステップS104)
情報部分の信号は復調手段191で復調し、情報入出力手段180に出力する。
電力部分の信号の処理に付いては前記セットアップ完了確認信号を受信したさいと同じ動作になるので繰り返し述べない。(ステップS105)
再生指示信号を供給された情報入出力手段180は、指示信号入力手段181を介して制御手段110に再生指示信号を供給する。(ステップS106)
再生指示信号を供給された制御手段110は、記憶媒体接続手段150を介して音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201に対し音楽データ出力要求信号を出力する。(ステップS107)
音楽データ出力要求信号を供給された音楽データ記憶媒体200の備えるI/F手段201は、制御手段210に音楽データ出力要求信号を供給する。(ステップS108)
【0089】
音楽データ出力要求信号を供給された制御手段210は、音楽データ記憶領域202に対し、音楽データを出力するよう指示信号を出力する。(ステップS109)
音楽データ記憶領域202は音楽データ出力指示信号に基づき、音楽データをI/F手段201を介して、音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150に対し出力する。(ステップS110)
I/F手段201を介して、音楽データを供給された音楽データ発信装置100の備える記憶媒体接続手段150は、音楽データを制御手段110を介し音楽データ暗号化手段140に供給する。(ステップS111)
音楽データを供給された音楽データ暗号化手段140は、共通鍵一時記憶手段130に共通鍵Km1を供給させる。(ステップS112)
音楽データ暗号化手段140は、前記供給された音楽データを共通鍵Km1で暗号化し制御手段110に出力する。共通鍵Km1で暗号化された音楽データを、音楽データ(Km)とする。(ステップS113)
音楽データ(Km)を供給された制御手段110は、音楽データ出力手段184と情報入出力手段180を介し変調手段192に音楽データ(Km)を出力する。
変調手段192に供給された音楽データ(Km)は、変調されアンテナ196から出力される。(ステップS114)
アンテナ196から出力された変調された音楽データ(Km)は、耳装着型音楽再生装置300の備えるアンテナ330に受信される。(ステップS115)
アンテナ330に受信された音楽データ(Km)は、変復調手段337に出力される。
変復調手段337に供給された変調された音楽データ(Km)は、復調され音楽データ入力手段335を介して制御手段310に供給される。(ステップS116)
音楽データ(Km)を供給された制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に出力され一時的に記憶される。(ステップS117)
暗号化された音楽データ一時記憶手段352は、前記一時的に記憶された音楽データ(Km)を暗号化された音楽データ復号手段350に出力する。(ステップS118)
音楽データ(Km)を供給された音楽データ復号手段350は、暗号解除鍵一時記憶手段351から共通鍵Km2を供給させ、音楽データを複合化する。(ステップS119)
【0090】
暗号化された音楽データ復号手段350で複合化された音楽データは、音楽・音声データ処理手段360に出力され、音楽・音声データ処理手段360で再生される。
音楽・音声データ処理手段360で再生された音楽は、スピーカー370に出力される。
耳装着型音楽再生装置300は、制御手段310に指示信号が入力されない限り音楽データを再生し続ける。(ステップS120)
【0091】
ステップステップS90において出力された指示指紋一致信号が停止を指示する場合について説明を行なう。
停止指示信号生成手段346−bに停止指示指紋一致信号が出力された場合、停止指示信号生成手段346−bは、停止指示信号を生成する。(ステップS201)
停止指示信号生成手段346−bは制御手段310に停止指示信号を出力する。(ステップS202)
制御手段310は耳装着型音楽再生装置300の動作を停止するよう指示を出す。(ステップS203)
耳装着型音楽再生装置300が、再生、早送り、巻戻し等の動作を行なっていれば、その動作を停止する。(ステップS204)
【0092】
ステップS90において出力された指示指紋一致信号が早送りを指示する場合について説明を行なう。
早送り指示信号生成手段346−cに早送り指示指紋一致信号が出力された場合、早送り指示信号生成手段346−cは、早送り指示信号を生成する。(ステップS301)
早送り指示信号生成手段346−cは制御手段310に早送り指示信号を出力する。(ステップS302)
早送り指示信号を受信した制御手段310は、現在、音楽・音声データ処理手段360によって復号化された音楽データが再生中であるかを判断する。(ステップS303)
ステップステップS303において、復号化された音楽データが再生中であった場合、制御手段310は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で再生を行なうよう音楽・音声データ処理手段360に指示を出す。(ステップS304)
音楽・音声データ処理手段360は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で再生を行なう。(ステップS305)
音楽・音声データ処理手段360は制御手段310に高速再生中に他の動作指示信号が入力され新たな指示信号が供給されない限り高速再生を続ける。(ステップS306)
制御手段310に再生指示信号が供給された場合は、ステップS118の動作を行なうよう指示する。(ステップS307)
制御手段310に早送り指示信号かを判断し、早送り指示信号である場合はステップS309の動作を行なう。(ステップS308)
【0093】
制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に対し、これから暗号化された音楽データ複合手段350にこれから供給されようとしている次の曲を供給するよう指示する。(ステップS309)
制御手段310に巻戻し指示信号が供給された場合は、ステップS403の動作を行なうよう指示する。(ステップS310)
制御手段310に停止指示信号が供給された場合は、ステップS203の動作を行なうよう指示する。(ステップS311)
ステップS90において出力された指示指紋一致信号が巻戻しを指示する場合について説明を行なう。
巻戻し指示信号生成手段346−dに巻戻し指示指紋一致信号が出力された場合、巻戻し指示信号生成手段346−dは、巻戻し指示信号を生成する。(ステップS401)
巻戻し指示信号生成手段346−dは制御手段310に巻戻し指示信号を出力する。(ステップS402)
巻戻し指示信号を受信した制御手段310は、現在、音楽・音声データ処理手段360によって復号化された音楽データが再生中であるかを判断する。(ステップS403)
ステップS403において、復号化された音楽データが再生中であった場合、制御手段310は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で逆再生を行なうよう音楽・音声データ処理手段360に指示を出す。(ステップS404)
音楽・音声データ処理手段360は、現在再生中の音楽データを例えば2倍の速度や3倍の速度というように、高速で逆再生を行なう。(ステップS405)
音楽・音声データ処理手段360は制御手段310に高速逆再生中に他の動作指示信号が入力され新たな指示信号が供給されない限り高速逆再生を続ける。(ステップS406)
【0094】
制御手段310に再生指示信号が供給された場合は、ステップS118の動作を行なうよう指示する。(ステップS407)
制御手段310に早送り指示信号が供給された場合は、ステップS303の動作を行なうよう指示する。(ステップS408)
制御手段310に巻戻し指示信号かを判断し、巻戻し指示信号である場合はステップS410の動作を行なう。(ステップS409)
制御手段310は、暗号化された音楽データ一時記憶手段352に対し、これから暗号化された音楽データ複合手段350にこれから供給されようとしている前の曲を供給するよう指示する。(ステップS410)
制御手段310に停止指示信号が供給された場合は、ステップS203の動作を行なうよう指示する。(ステップS411)
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、音楽データ発信装置100から送信された音楽データは著作権保護の観点からみて、暗号化などの対策がなされており、この音楽データを単に受信することでは、視聴あるいは、コピーされることは考えにくい。
又、たとえ音楽データを記憶している媒体を盗難あるいは、紛失し、自らが望まない第三者に音楽データ記憶媒体が渡った場合でもこの音楽データ記憶媒体に記憶された内容を自らが望まない第三者が視聴することは出来ない。
その為、音楽が発表前のデモ用音楽や新製品開発会議等、音楽・音声データの内容が重要機密に属する内容又は、プライバシーにかかわる内容で、他者に聞かれては困る内容の場合でも本発明によれば、セキュリティを確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の概略図。
【図2】音楽データ発信装置の構成図。
【図3】共通鍵生成手段の詳細図。
【図4】指紋データをマトリクス上に示す図。
【図5】耳装着型音楽再生装置の構成図。
【図6】共通鍵生成手段の詳細図。
【図7】指紋比較手段の構成図。
【図8】指示内容の詳細を示す図。
【図9】音楽データの記憶媒体を示す図。
【図10】音楽データを記憶媒体に記憶させるフローチャート。
【図11】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図12】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図13】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図14】耳装着型音楽再生装置の使用者登録までのフローチャート。
【図15】音楽データを再生するフローチャート。
【図16】耳装着型音楽再生装置の動作を停止するフローチャート。
【図17】音楽データの早送り動作のフローチャート。
【図18】音楽データの巻き戻し動作のフローチャート。
【符号の説明】
100 音楽データ発信装置
200 音楽データ記憶媒体
300 耳装着型音楽再生装置
400 音楽データ記憶媒体リーダライター
450 指紋データ読み取り装置
500 パーソナルコンピュータ
600 ネットワーク網
700 音楽コンテンツサーバー
Claims (18)
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は音楽データ記憶媒体に格納された音楽データを暗号化して耳装着型音楽再生装置に発信することを特徴とする音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は、音楽データを暗号化する際に予め音楽データ記憶媒体に記憶された身体的特徴を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成することを特徴とする音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は、音楽データを暗号化するさい予め記憶媒体に記憶された身体的特徴を数値化しその数値を用いて音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成することを特徴とする音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は、音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成する為に必要な身体的特徴が指紋であることを特徴とする音楽データ発信装置。
- 身体的特徴である指紋データは数値化され音楽データや音声データを暗号化又は、復号化する共通鍵を生成することを特徴とする請求項4記載の音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は、耳装着型音楽再生装置から発信された電波をアンテナ部に受信することにより電力を発生させ、その電力を使用して再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる指示に基づき再生、停止、早送り、巻き戻し等の動作を行なうことを特徴とする音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、音楽データ発信装置は、使用者の身体的特徴データの入力を受付ける身体的特徴データ入力手段と、
前記身体的特徴データ入力手段で受付けられた身体的特徴データを記憶する身体的データ記憶手段とを備え、
前記身体的特徴データ入力手段で受付けられた身体的特徴データと、前記身体的データ記憶手段に記憶された身体的特徴データとを比較して、前記使用者の指示するいずれの操作で有るかを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段の結果に基づいて、再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる動作を行なう音楽データ発信装置。 - 前記身体的特徴データは指紋を撮影して得られる画像データである、請求項7記載の音楽データ発信装置。
- 前記判定手段は、前記身体的特徴データ入力手段によって受付けられた身体的特徴データと、前記身体的データ記憶手段に記憶された身体的特徴データとが一致又は、類似する場合に前記使用者が指示した再生、停止、早送り、巻き戻し等いずれの音楽再生にかかわる動作であるかの判定を行なう請求項7記載の音楽データ発信装置。
- 耳装着型音楽再生装置と耳装着型音楽再生装置に音楽データを発信する音楽データ発信装置と、音楽データ発信装置に装備される音楽データ記憶媒体を備えた携帯型音楽再生装置において、耳装着型音楽再生装置は、音楽データ発信装置から発信された、暗号化された音楽データを受信し暗号化された音楽データを複合化することを特徴とする耳装着型音楽再生装置。
- 使用者の身体的特徴データを受付ける入力手段を備え、音楽データを復号化するさい前記入力手段から入力された身体的特徴を用いて暗号化された音楽データを復号化することが可能な共通鍵を生成することを特徴とする請求項10記載の耳装着型音楽再生装置。
- 使用者の身体的特徴データを受付ける入力手段を備え、音楽データを復号化するさい前記入力手段から入力された身体的特徴を数値化しその数値を用いて暗号化された音楽データを復号化する共通鍵を生成することを特徴とする請求項10記載の耳装着型音楽再生装置。
- 暗号化された音楽データを復号化する共通鍵を生成する為に必要な身体的特徴が指紋であることを特徴とする請求項11記載の耳装着型音楽再生装置。
- 身体的特徴である指紋データは数値化され音楽データや音声データを復号化することが可能な共通鍵を生成することを特徴とする請求項13記載の耳装着型音楽再生装置。
- 使用者の身体的特徴データの入力を受付ける身体的特徴データ入力手段と、
前記身体的特徴データ入力手段で受付けられた身体的特徴データを記憶する身体的データ記憶手段とを備え、
前記身体的特徴データ入力手段で受付けられた身体的特徴データと、前記身体的データ記憶手段に記憶された身体的特徴データとを比較して、前記使用者の指示するいずれの操作で有るかを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段の結果に基づいて、再生、停止、早送り、巻き戻し等、音楽再生にかかわる動作を行なう請求項10記載の耳装着型音楽再生装置。 - 前記身体的特徴データは指紋を撮影して得られる画像データである、請求項15記載の耳装着型音楽再生装置。
- 前記判定手段は、前記身体的特徴データ入力手によって受付けられた身体的特徴データと、前記身体的データ記憶手段に記憶された身体的特徴データとが一致又は、類似する場合に前記使用者が指示した再生、停止、早送り、巻き戻し等いずれの音楽再生にかかわる動作であるかの判定を、行なう請求項15記載の耳装着型音楽再生装置。
- 前記判定手段は、前記身体的特徴データ入力手段によって受付けられた身体的特徴データと、前記身体的データ記憶手段に記憶された身体的特徴データとが一致又は、類似する場合に前記使用者が指示した再生、停止、早送り、巻き戻し等いずれの音楽再生にかかわる動作であるかの判定を、行なう請求項15記載の耳装着型音楽再生装置。
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