JP2004362507A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Shigeki Murakami
茂樹 村上
Toshiro Yamashita
俊郎 山下
Tetsuya Takahashi
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Abstract

【課題】データを読み出す装置側に特別なソフトウェア等を要することなくデータが読み出される装置側に,該データが不正に複製されることを防止する。
【解決手段】データ記憶手段と,データへのアクセスを可能とするアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と,所定の処理手順に基づいてデータに関する処理を行なうデータ処理手段とを備え,上記データ記憶手段へデータが書込まれた後に,該書込まれたデータへの上記アクセス情報を記憶し,記憶されたアクセス情報を更新し,更新された更新アクセス情報を上記アクセス情報記憶手段に書込み,更新アクセス情報を参照してデータの処理を実行する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,記憶媒体に記憶されたデータを処理する情報処理装置に関し,特に,記憶されたデータへのアクセス情報に基づいてデータの処理を実行する情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等に代表される電気通信及び情報関連技術は飛躍的な進歩を成し遂げ,近年では,例えば、ゲームソフトや音楽データ等の各種コンテンツを示すデジタルデータがインターネット等の通信媒体を介して配信されるようになった。このようなデジタルデータはアナログデータとは異なり,容易に複製され,また,複製されたデジタルデータはオリジナルデータと較べて略同品質の精度を有し,データの複製が何度も繰り返し行なわれたとしてもデータの精度が劣化することがない。そのため,オリジナルデータの不正な複製が容易に行なわれることにより,水面下において当該オリジナルデータに関する著作権の侵害が横行している。
【0003】
このような不正複製を防止するため,特許文献1に記載のメモリシステムは,データを格納するフラッシュメモリ等の記憶媒体に,該記憶媒体を個別に識別する個別情報を割り当て,そして,例えばパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略す。)やデータ処理装置等を用いてこの記憶媒体からデータを読み出す際には,上記個別識別情報と予め用意された認証情報との照合が行なわれ,この照合結果が一致する場合に限りデータの読み出しを許可し,一致しない場合はオリジナルデータの不正複製が行なわれると判断して,データの読み出しを許可しないよう構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−112824号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のメモリシステムでは,上記個別識別情報の照合処理を実行するために,PC側に上記個別識別情報を照合するための専用のソフトウェアをインストールする必要がある。更に,上記個別識別情報を暗号化して上記フラッシュメモリ等の記憶媒体に割り当てる場合は,暗号化するための特別な手法,及び暗号化を復号化するための特別な手法が必要とされる。このように,上記フラッシュメモリ等の記憶媒体にアクセスする度に,常に専用のソフトウェア,或いは特別な手法を用いなければデータを使用することができないとすると,システムの処理手順が複雑化するだけでなく,メモリへのアクセスがスムーズに行なわれなくなりメモリの利便性が低下するおそれがある。
また,個人が正当に取得したオリジナルデータを私的使用の目的(例えばデータのバックアップ等)のために複製する行為は著作権の侵害に該当しないのであるが,このような正当な複製(不正複製に該当しない複製)を行う場合にまでも,上記個別識別情報の照合が要求されることになり,ユーザにとって本来不要な手順が増えるため,使用勝手のよいものとは言えない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,オリジナルデータを読み出す装置側に特別なソフトウェア等を要することなく該オリジナルデータの不正な複製を防止することができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,データを記憶するデータ記憶手段と,所定の外部入出力装置からの上記データ記憶手段に記憶されたデータへのアクセスを可能とするアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と,所定の処理手順に基づいて上記データ記憶手段に記憶されたデータに関する処理を行なうデータ処理手段と,を備えた情報処理装置において,上記外部入出力装置から上記データ記憶手段へデータが書込まれた後に,該書込まれたデータへの上記アクセス情報を記憶する第2の記憶手段と,上記第2の記憶手段に上記アクセス情報が記憶された後に,該アクセス情報を更新するアクセス情報更新手段と,上記アクセス情報更新手段により更新された更新アクセス情報を上記アクセス情報記憶手段に書込む更新アクセス情報書込手段と,を具備してなることを特徴とする情報処理装置として構成されている。
PCやPDA(Personal Digital Assistance)等の情報処理装置に導入されているオペレーティングシステム(OS)には,例えばHDD,半導体メモリ等の記憶媒体の属性に関するディレクトリ情報に基づき上記記憶媒体に記憶されたデータにアクセスして,該データを処理する機能(ディレクトリサービス機能)が標準で装備されているのが一般的であり,今日的なOSにおいては,ディレクトリやディレクトリサービスに相当する機能をサポートしていないものは少ない。このようなディレクトリサービス機能を有する情報処理装置が上記のように構成されることにより,データの暗号・復号化,或いは識別コードの照合等を行なう特別なソフトウェアを有していなくても,データがPC等の外部入出力装置によりアクセスされた場合であっても,当該アクセスを制限することが可能となり,例えば,上記データ記憶手段に格納されたデータを外部入出力装置に対して隠蔽することが可能となる。これにより,該データが外部入出力装置によりアクセスされないため,データの複製ができなくなり,従って,データの不正な複製が効果的に防止されることになる。
この場合,上記データ記憶手段と上記アクセス情報記憶手段とが、共通の第1の記憶手段の一部を構成しているものであってもよく,また,この第1の記憶手段が上記データ記憶手段と上記アクセス情報記憶手段のみから構成されるものであってもよい。また,上記データ記憶手段に記憶されたデータの一部或いは全部が,著作権により保護されるべきデータ,或いは上記データ記憶手段或いは該データ記憶手段を含む第1の記憶手段が,情報処理装置に着脱可能に装着されてなるものであれば,オリジナルデータが複製されて他のシステム等へ移設されることが防止され,より一層,データの不正複製の防止が達成され得る。
【0007】
また,上記アクセス情報が,少なくとも上記データ記憶手段或いは上記第1の記憶手段の総記憶容量,記憶可能容量,及び上記データ記憶手段に記憶されたデータの属性に関するデータ属性情報のいずれか1つ或いは複数であることが考えられる。
【0008】
また,上記アクセス情報更新手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報から上記データ属性情報を削除することにより更新するものであれば,データにアクセスする外部入出力装置は,データに関する情報を参照することができなくなるために,上記データ記憶手段に記憶されたデータにアクセスすることができなくなり,その結果,データの複製が防止されることになる。
【0009】
また,上記アクセス情報更新手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報に含まれる上記総記憶容量に関する情報を,該総記憶容量からデータ記憶手段に記憶されたデータのデータ量を減じた容量に置換することにより更新するものであることが考えられる。これにより,外部入出力装置がデータにアクセスしようとしても,上記データ記憶手段に記憶されたデータの存在を確認することができなくなるので,データの複製防止の効果が高まる。
【0010】
また,上記アクセス情報更新手段が,外部入出力装置から上記データ記憶手段に記憶されたデータのデータ形式に応じて上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を更新するものであることが望ましい。これにより,所定のデータ形式のデータに対するアクセス情報のみを更新することが可能となり,例えば,上記外部入出力装置に対して,特定のコンテンツデータ(音楽データ,画像データ等)の拡張子を有するデータに対するアクセスだけを制限することが可能となる。また,所定のコード(ビット信号)を有するデータ形式のデータに対するアクセス情報だけを更新することも可能となる。
【0011】
また,上記データ処理手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を参照することにより上記データ記憶手段にアクセスして該データ記憶手段に記憶されたデータを処理するものであれば,情報処理装置自身が上記データへアクセスして,上記情報処理装置の機能に基づくデータ処理を実行することが可能となる。即ち,外部入出力装置に対してはデータの処理を制限しつつ,当該情報処理装置自身はデータの処理を行うことできる。
【0012】
また,本発明は,上記情報処理装置が具備する各手段に相当する処理を行なう情報処理方法として捉えたものであってもよい。
即ち,データを記憶するデータ記憶手段と,所定の外部入出力装置からの上記データ記憶手段に記憶されたデータへのアクセスを可能とするアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と,所定の処理手順に基づいて上記データ記憶手段に記憶されたデータに関する処理を行なうデータ処理手段と,を備えた情報処理装置に用いられる情報処理方法において,上記外部入出力装置から上記データ記憶手段へデータが書込まれた後に,該書込まれたデータへの上記アクセス情報を上記第2の記憶手段に記憶するアクセス情報記憶工程と,上記第2の記憶手段に上記アクセス情報が記憶された後に,該アクセス情報を更新するアクセス情報更新工程と,上記アクセス情報更新工程により更新された更新アクセス情報を上記アクセス情報記憶手段に書込む更新アクセス情報書込工程と,を具備してなることを特徴とする情報処理方法として構成することができる。
また,上記データ処理手段により,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を参照することにより上記データ記憶手段にアクセスして該データ記憶手段に記憶されたデータを処理するデータ処理工程を更に具備する情報処理方法であることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る情報処理装置Xの概略構成を示すブロック図,図2は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体へのアクセス情報を更新する処理手順の一例を説明するフローチャート,図3は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体に記憶されたデータを処理する手順の一例を説明するフローチャート,図4はテーブル化されたアクセス情報の一例を示す図,図5は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体が初期化された状態を示す図,図6は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが入力されるときの記憶構成を示す図,図7は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが入力されたときの記憶構成を示す図,図8は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが追加入力されるときの記憶構成を示す図,図9は情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが追加入力されたときの記憶構成を示す図である。
【0014】
まず,図1のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係る情報処理装置Xのシステム構成について説明する。尚,本情報処理装置Xは,前記したディレクトリサービス機能,或いはこれに準ずる機能に対応する装置であり,その代表的なものとして,パソコン,PDA或いは携帯電話等の携帯端末機,オーディオプレーヤ等が該当する。
本情報処理装置Xは,第1の記憶手段の一例であるデータメモリ30と,インターフェース(以下,「I/F」と略す。)40と,アクセス制御部10と,データ処理制御部50とを備えて構成されている。
【0015】
データメモリ30は,データの書き換えが可能なメモリであって,EEPROM,フラッシュメモリ,メモリカード等の不揮発性の半導体メモリ等からなるものである。該データメモリ30は,データを記憶するデータ記憶領域32(データ記憶手段の一例)と,PC或いはPDA等の外部入出力装置から上記データ記憶領域32に記憶されたデータへのアクセスを可能とするアクセス情報(後述するアクセス情報更新機能11により更新された更新アクセス情報(ディレクトリ情報の一例))を記憶する更新アクセス情報記憶領域31(アクセス情報記憶手段の一例)とを備えている。本実施例形態では,1つのメディアであるデータメモリ30がデータ記憶領域32及び更新アクセス情報記憶領域31を備える構成をとっているが,特にこれに限定されることはなく,例えば別個の記憶媒体に上記データ記憶領域32及び更新アクセス情報記憶領域31のそれぞれが分散して存在する構成であってもよい。従って,上記更新アクセス情報記憶領域31が上記内部メモリ20内に存在する構成であってもかまわない。また,上記データメモリ30の他の例として,データの書き換えが可能な記憶媒体であって,HDD,CD−R/W及びDVD−R/W等のディスクドライブ等からなるものであっても差し支えない。
【0016】
I/F40は,本情報処置装置XとPC等の外部入出力装置等との間のインターフェースの差異を吸収して両装置をデータ通信可能に接続するためのものであり,具体的には,USB2.0(Universal Serial Bus),IEEE1394等の標準規格により定められたインターフェースである。このような標準規格のI/F40が設けられることにより,本情報処理処理装置Xとこれに接続されたPC等の外部入出力装置との間においても前記したディレクトリサービス機能を実現することが可能になる。
【0017】
アクセス制御部10は,アクセス情報更新手段の一例であるアクセス情報更新機能11,更新アクセス情報書込み手段の一例である更新アクセス情報書込機能12を備える。当該各機能を実行することにより,上記I/F40を介して上記PC等の外部入出力装置から上記データメモリ30へのアクセスを制御する。上記各機能は,例えば図示しない記憶領域に格納された上記アクセス情報更新機能11及び上記更新アクセス情報書込機能12を実現させるプログラムを読み出して実行するものであってもよい。
【0018】
上記内部メモリ20は,上記PC等の外部入出力装置から上記データ記憶領域32へデータが書込まれた(入力された)後に,該書込まれたデータへのデータアクセス情報(ディレクトリ情報の一例)を記憶するものである。この内部メモリ30は,データの書き換えが可能な記録媒体であって,ICメモリ等の不揮発性メモリ,或いはHDD等のディスクドライブ等からなるものでる。尚,上記データアクセス情報は,上記内部メモリ20内のデータアクセス情報記憶領域21に格納される。このデータアクセス情報は,図4(a)に示されるマスタ情報と,(b)に示されるファイル情報とにより構成され,上記マスタ情報には,例えば上記データメモリ30の総記憶容量或いは記憶可能容量に関する情報,及びデータメモリ30がアクセスされた日付,マスタ情報名称等が含まれ,上記ファイル情報には上記データ記憶領域32に格納されたデータの属性に関する情報の一例である,データのアドレス,アクセスされた日付,データ名称,データ量,ファイルポインタ等が含まれている。また,上記ファイル情報は,データの属性に関する情報として,データ編成,データ形式,データ数,データへのアクセスレベル等を包含するものであってもよい。このデータ形式には,例えばデータの種類(音楽データ,画像データ,プログラムデータ等のコンテンツの種類)を示す拡張子,或いはその種類を示す所定のコード(ビット信号)を含む形式であって,その形式によりデータの種類を区別し得るものである。
【0019】
上記アクセス情報更新機能11は,データメモリ30のデータ記憶領域32に上記データアクセス情報が記憶された後に,該データアクセス情報を更新する機能である。この機能は,上記内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報から上記データ記憶領域32に記憶されたデータの属性に関するデータ属性情報を削除して更新する機能であり,具体的には,データが入力された日付情報,入力されたデータの名称,入力されたデータのアドレス情報,追加されたアドレス情報に対応するデータ記憶領域32へのリンク情報等を削除する機能である。また,内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報に含まれる上記データメモリ30或いはデータ記憶領域32の総記憶容量に関する情報を該総記憶容量からデータ記憶領域32に記憶されたデータのデータ量を減じた容量に置換することによりアクセス情報を更新するものでもある。更に,PC等の外部入出力装置からの上記データ記憶領域32に記憶されたデータのデータ形式に応じて上記データアクセス情報を更新するものであり,例えば,特定のコンテンツデータ(音楽データ,画像データ等)の拡張子を有するデータの属性に関するデータ属性情報のみを削除して更新するものであり,或いは,所定のコード(ビット信号)を有するデータ形式のデータの属性に関するデータ属性情報のみを削除して更新するものである。
【0020】
上記更新アクセス情報書込機能12は,上記アクセス情報更新機能11により更新された更新アクセス情報を上記更新アクセス情報記憶領域31に書き込む機能である。この機能は,更新アクセス情報を上記更新アクセス情報記憶領域31に追加的に書込むのではなく,古い更新アクセス情報を上書きして書込む機能である。
【0021】
また,データ処理制御部50(データ処理手段の一例)は,上記内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報を参照することにより上記データ記憶領域32にアクセスして該データ記憶領域に記憶されたデータを処理するものである。具体的には,データアクセス情報のアドレス情報,データ量,リンク情報,データ形式等のデータに関する情報を参照して,上記データ記憶領域32に記憶されたデータを読み出して該データに応じた処理或いは本情報処理装置Xが有する機能に応じた処理を実行する機能である。
【0022】
次に,図2のフローチャートを用いて本発明の実施の形態に係る情報処理装置Xのアクセス制御部10により実行されるデータアクセス情報及び更新アクセス情報を更新する処理手順について説明する。尚,以下の手順においては,著作権により保護されるべきファイルデータ01,02,03が情報処理装置Xに接続された不図示のPC(外部入出力装置の一例)から,本情報処理装置Xに転送される場合に実行される処理について説明する。また,理解を容易にするため,図5に示すように,データが存在しない,つまり初期化にフォーマットされた状態のデータメモリ30のデータ記憶領域32に上記デジタルデータが入力される場合について説明する。図中のS100,S110…は処理手順(ステップ)番号を示し,処理はステップS100より開始される。
ステップS100において,アクセス制御部10は,本情報処理装置XのI/F40にPCが接続されているかどうかを判断し,接続されている場合は,ステップS110において,上記PCからデータ記憶領域32へファイルデータ01〜03を転送する書込み指示があるかどうかを判断する。
【0023】
ステップS110において上記書込み指示があると判断された場合は,続いて,その指示に従って,ファイル01〜03を上記データメモリ30のデータ記憶領域32に転送し,記憶する(S120)。そして,データ記憶領域32にファイルデータが記憶されると,続いて内部メモリ20に上記データアクセス情報が記憶される(S130)。
ここで,図5及び図6を用いてステップS120及びS130の処理が実行された場合の内部メモリ20及びデータメモリ30のメモリ構造について説明する。図5は初期化状態の双方のメモリ構造を示す。従って,データ記憶領域32にはまだファイルデータが記憶されておらず,また,内部メモリ20内にもファイルデータの属性に関するファイル情報が存在しない状態である。そのため,両メモリ内のマスタ情報は,上記データメモリ30にデータが記憶されていないことを示す情報が記載される。即ち,上記データメモリ30の総記憶容量を示す項目43及び記憶可能容量を示す項目44には共に上記データメモリ30の総記憶容量を示す情報「A」(図5の45)が表示される。
ステップS120,S130によりファイルデータ01〜03がデータ記憶領域32に記憶されると,内部メモリ20及びデータメモリ30のメモリ構造は図6に示されるように,内部メモリ20のデータアクセス情報記憶領域21にはファイルデータ01〜03に関する3つのファイル情報(ファイル01〜03)か追加され,マスタ情報のファイル名称項目41にはマスタ情報名称が付され,日付項目42がファイルデータの記憶された日付に変更され,更に,記憶可能容量項目44がファイルデータのデータ量を減じた容量に変更される(図6の60)。また,データメモリ30のマスタ情報は,ファイル名称項目41にはマスタ情報名称が付され,日付項目42がファイルデータの記憶された日付に変更され,データ領域32には3つのファイルデータ01〜03が格納される。
また,新たなファイルデータ04,05が上記データ記憶領域32に追加記憶された場合であっても,ステップS130と同様にして,データアクセス情報に新たなファイルデータ04,05が内部メモリ20に追加される形で記憶される。そのときの内部メモリ20及びデータメモリ30のメモリ構造は,図8に示されるように,上記データアクセス情報領域21には更にファイルデータ04,05に関する2つのファイル情報(ファイル04〜05)か追加される。また,マスタ情報のファイル名称項目41が新たに更新され,日付項目42がファイルデータ04,05が記憶された日付に変更され,更に,記憶可能容量項目44がファイルデータ04,05のデータ量を更に減じた容量に変更される(図8の80)。
【0024】
ステップS120,S130の処理が実行されると,続いてステップS140において本情報処理装置Xと上記PCとの接続が切断されたかどうかが判断される。かかる判断は,実際にI/F40の接続がなくなったかどうかを判断するものであるが,例えばデータ記憶領域32へのデータの入力処理が完了したことを上記の切断と判断するものであってもよい。ここで上記PCとの接続が切断されたと判断された場合は,アクセス制御部10は上記内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報を更新して(S150),更新された更新アクセス情報をデータメモリ30の更新アクセス情報記憶領域31に記憶する(S160)。このステップS150の処理は,アクセス制御部10がアクセス情報更新機能11を実現することにより達成される。また,ステップS160の処理は,アクセス制御部10が更新アクセス情報書込機能12を実現することにより達成される。尚,ステップS150において更新された更新アクセス情報にはファイルデータ01〜03に関するファイル情報(ファイル01〜03)は存在しない。これはステップS150において上記アクセス情報更新機能11により上記ファイル情報が削除されるからである。従って,更新アクセス情報に含まれる情報は,マスタ情報だけである。また,このマスタ情報の総記憶容量43は,ステップS150において上記アクセス情報更新機能11により,内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報のマスタ情報の総記憶容量,即ち上記データメモリ30の総記憶容量からデータメモリ30に入力されたファイルデータ01〜03のデータ量の合計(X1+X2+X3)を減じた容量に変更されている。図7には,このように更新された更新アクセス情報を有するデータメモリ30のメモリ構造が示されている。また,ファイルデータ04,05が追加された場合も同様にしてステップS150において上記アクセス情報更新機能11によりファイル情報04,05が削除され,そしてデータメモリ30のマスタ情報の総記憶容量43は,上記データメモリ30の総記憶容量からデータメモリ30に入力されたファイルデータ01〜05のデータ量の合計(X1+X2+X3+Y1+Y2)を減じた容量に変更されている(図9参照)。
このように,上記データアクセス情報からデータの属性に関する情報(データのアドレス情報等)が削除された更新アクセス情報が上記データメモリ30に格納されることにより,PC等の外部入出力装置は,データにアクセスすることができなくなり,これにより,上記PC等によるデータの複製が制限される。
【0025】
続いて,図3のフローチャートを用いて本発明の実施の形態に係る情報処理装置Xのデータ処理制御部50により実行されるデータ処理手順について説明する。図中のS200,S210…は処理手順(ステップ)番号を示し,処理はステップS200より開始される。
ステップS200において,データ処理制御部50は,情報処理装置Xからデータの処理を実行する指示があるかどうかを判断する。例えば,本情報処理装置Xがオーディオプレーヤであって,データ記憶領域32のデータがオーディオデータである場合は,オーディオプレーヤに設けられた再生,停止等のボタンが操作されたことにより出力される信号の有無が判断される。
ステップS200においてデータ処理を実行する指示があると判断されると,続いてステップS210において,内部メモリ20に記憶されたデータアクセス情報を参照する。このデータアクセス情報には,更新アクセス情報とは異なりデータメモリ30に記憶されたデータに関するファイル情報が含まれているため,データ処理制御部は当該ファイルデータを参照することにより,ファイルデータ01〜03を読み取り(S220),データに応じた処理,或いは本情報処理装置Xが有する機能に応じて該データを処理することが可能となる(S230)。このように,上記データ処理制御部50によってステップS200〜S230の処理が実行されることにより,本情報処理装置Xは,PC等の外部入出力装置からの上記データに対するアクセスを制限しつつ,該情報処理装置X自身が上記ファイルデータへアクセスする場合は制限なくデータ処理をするよう制御される。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,情報処理装置に設けられたデータ記憶媒体が,パソコン等の外部入出力装置からアクセスされた場合に,当該データの属性に関する情報を含まない更新アクセス情報を上記外部入出力装置に参照させることにより,上記外部入出力装置は直接上記データにアクセスすることができないため,上記外部入出力装置によるデータの複製が制限され得る。この場合,上記データが著作権により保護されるべきデータであれば,その不正な複製を効果的に防止することが可能となる。
上記データ記憶媒体が着脱可能であり,容易に携帯して他のシステムに移設することが可能なものであれば,当該データ記憶媒体に格納されたデータの複製を防止する必要性が高まる。従って,上記データ記憶媒体が情報処理装置に着脱可能なものであれば,より一層データの不正複製を防止する効果を有する。
また,パソコン等のOSに用いられているディレクトリサービスを利用することにより,特別のソフトウェアをPC等の上記外部入出力装置側に設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報処理装置Xの概略構成を示すブロック図。
【図2】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体へのアクセス情報の更新処理手順の一例を説明するフローチャート。
【図3】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体に記憶されたデータを処理する手順の一例を説明するフローチャート。
【図4】テーブル化された管理情報の一例を示す図。
【図5】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体の初期の状態を示す図。
【図6】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが入力されるときの記憶構成を示す図。
【図7】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが入力されたときの記憶構成を示す図。
【図8】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが追加入力されるときの記憶構成を示す図。
【図9】情報処理装置Xに用いられる記憶媒体にデータが追加入力されたときの記憶構成を示す図。
【符号の説明】
10…アクセス制御部
20…内部メモリ
21…データアクセス情報記憶領域
30…データメモリ
31…更新アクセス情報記憶領域
32…データ記憶領域
40…外部インターフェース
50…データ処理制御部

Claims (11)

  1. データを記憶するデータ記憶手段と,所定の外部入出力装置からの上記データ記憶手段に記憶されたデータへのアクセスを可能とするアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と,所定の処理手順に基づいて上記データ記憶手段に記憶されたデータに関する処理を行なうデータ処理手段と,を備えた情報処理装置において,
    上記外部入出力装置から上記データ記憶手段へデータが書込まれた後に,該書込まれたデータへの上記アクセス情報を記憶する第2の記憶手段と,
    上記第2の記憶手段に上記アクセス情報が記憶された後に,該アクセス情報を更新するアクセス情報更新手段と,
    上記アクセス情報更新手段により更新された更新アクセス情報を上記アクセス情報記憶手段に書込む更新アクセス情報書込手段と,
    を具備してなることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記データ記憶手段と上記アクセス情報記憶手段とが、共通の第1の記憶手段の一部或いは全部を構成している請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記データ記憶手段に記憶されたデータの一部或いは全部が,著作権により保護されるべきデータである請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 上記データ記憶手段或いは該データ記憶手段を含む第1の記憶手段が,着脱可能に装着されてなるものである請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 上記アクセス情報が,少なくとも上記データ記憶手段或いは上記第1の記憶手段の総記憶容量,記憶可能容量,及び上記データ記憶手段に記憶されたデータの属性に関するデータ属性情報のいずれか1つ或いは複数である請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 上記アクセス情報更新手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報から上記データ属性情報を削除することにより更新するものである請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 上記アクセス情報更新手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報に含まれる上記総記憶容量に関する情報を,該総記憶容量からデータ記憶手段に記憶されたデータのデータ量を減じた容量に置換することにより更新するものである請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 上記アクセス情報更新手段が,外部入出力装置から上記データ記憶手段に記憶されたデータのデータ形式に応じて上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を更新するものである請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 上記データ処理手段が,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を参照することにより上記データ記憶手段にアクセスして該データ記憶手段に記憶されたデータを処理するものである請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. データを記憶するデータ記憶手段と,所定の外部入出力装置からの上記データ記憶手段に記憶されたデータへのアクセスを可能とするアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と,所定の処理手順に基づいて上記データ記憶手段に記憶されたデータに関する処理を行なうデータ処理手段と,を備えた情報処理装置に用いられる情報処理方法において,
    上記外部入出力装置から上記データ記憶手段へデータが書込まれた後に,該書込まれたデータへの上記アクセス情報を上記第2の記憶手段に記憶するアクセス情報記憶工程と,
    上記第2の記憶手段に上記アクセス情報が記憶された後に,該アクセス情報を更新するアクセス情報更新工程と,
    上記アクセス情報更新工程により更新された更新アクセス情報を上記アクセス情報記憶手段に書込む更新アクセス情報書込工程と,
    を具備してなることを特徴とする情報処理方法。
  11. 上記データ処理手段により,上記第2の記憶手段に記憶されたアクセス情報を参照することにより上記データ記憶手段にアクセスして該データ記憶手段に記憶されたデータを処理するデータ処理工程を更に具備してなる請求項10に記載の情報処理方法。
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