JP2004362264A - 名刺交換システム、移動通信端末及びサーバ装置 - Google Patents

名刺交換システム、移動通信端末及びサーバ装置 Download PDF

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省吾 黒田
Michiru Kobayashi
みちる 小林
Masayuki Tsunoda
雅之 角田
Hiroyoshi Shimanaka
裕宜 島中
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Abstract

【課題】簡便に名刺交換を行うとともに、名刺情報が必要なときにその最新の内容を提供することを目的とする。
【解決手段】移動通信端末10aと移動通信端末10bは互いに、名刺情報の閲覧に必要なコード情報を赤外線によって交換する。名刺情報は名刺管理サーバ装置60によって集中的に管理されている。移動通信端末10は、ユーザが名刺情報を参照しようとする度に、名刺管理サーバ装置60にアクセスしコード情報を通知することによって、常に最新の名刺情報を取得することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、名刺情報をより簡便に交換するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
名刺には一般に勤務先の名称や連絡先等が記載されているが、転勤などに伴って、これらの記載内容が変更することがある。この場合、既に名刺を交換している相手に対して、新たな名刺の内容を通知することができれば非常に便利である。そこで、このようなニーズを満たす技術として特許文献1に記載されたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−108904号公報
【0004】
この特許文献1に記載された技術では、ユーザが携帯するPDA(Personal Digital Assistants)が、名刺情報を集中的に管理しているサーバ装置にアクセスすると、そのPDAのユーザが既に受け取っている全ての電子名刺について更新の有無が判定される。そして、更新されている電子名刺があれば、その更新内容の全てがサーバ装置からPDAに通知され、このPDAのFlashROMに記憶されている電子名刺の内容が上書き更新されるようになっている。例えば、あるユーザのPDAがサーバ装置にアクセスしたところ、そのユーザが既に受け取っている10人分の電子名刺のうち3人分の電子名刺が更新されている場合には、その3人分の電子名刺の更新内容がPDAに通知されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、名刺交換はきわめて頻繁に行われる社会慣行ではあるが、いったん名刺交換をした後は、本当にその名刺の内容を知りたいときにだけ、その正確な内容が把握できればよい。しかしながら、特許文献1のように、ユーザが今までに受け取っている全ての名刺についてあらゆる更新内容を通知するという手法では、ユーザが本来知りたい名刺情報以外のものについても自動的に更新処理がなされてしまうことになる。これではネットワーク上の通信トラヒックの増大を招いてしまうなどの問題が発生してしまう。
【0006】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、簡便に名刺交換を行うとともに、名刺情報が必要なときにその最新の内容を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、移動通信網に接続されたサーバ装置と、前記移動通信網に収容される複数の移動通信端末とを備え、前記移動通信端末の各々は、他の移動通信端末と前記移動通信網を介さずにデータ通信を行う通信手段と、自端末のユーザの名刺情報に割り当てられたコード情報を記憶する自己情報記憶手段と、前記自己情報記憶手段によって記憶されているコード情報を前記通信手段を用いて他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から送信されてくるコード情報を前記通信手段を用いて受信する通信制御手段と、前記通信制御手段が他の移動通信端末から受信したコード情報を記憶する他人情報記憶手段と、前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のコード情報のうち、ユーザが所望する名刺情報に対応するコード情報を特定する特定手段と、特定されたコード情報を前記移動通信網を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記移動通信網を介して送信されてくる名刺情報を受信し、当該名刺情報の内容を表示する表示手段とを有し、前記サーバ装置は、複数の前記移動通信端末のユーザの名刺情報を、当該名刺情報に割り当てられたコード情報と対応付けて記憶する名刺情報記憶手段と、前記名刺情報記憶手段に記憶されている名刺情報の内容をユーザからの要求に基づいて更新する更新手段と、前記移動通信端末から前記移動通信網を介して送信されてくる前記コード情報に対応する名刺情報を前記名刺情報記憶手段から抽出する抽出手段と、抽出された名刺情報を前記移動通信網を介して前記移動通信端末に送信する名刺情報送信手段とを有する名刺交換システムを提供する。
この名刺交換システムによれば、移動通信端末は、ユーザが所望する名刺情報に割り当てられたコード情報を他の移動通信端末と交換し、さらに、このコード情報を移動通信網を介してサーバ装置に送信することによって名刺情報を得ることができる。移動通信端末の間ではコード情報のやり取りという、比較的簡便な処理だけで済む。また、サーバ装置がユーザからの要求に基づいて名刺情報を随時更新しているので、移動通信端末はより新しい内容の名刺情報を得ることができる。
【0008】
また、本発明は、移動通信網に収容される移動通信端末において、他の移動通信端末と前記移動通信網を介さずにデータ通信を行う通信手段と、自端末のユーザの名刺情報に割り当てられたコード情報を記憶する自己情報記憶手段と、前記自己情報記憶手段によって記憶されているコード情報を前記通信手段を用いて他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から送信されてくるコード情報を前記通信手段を用いて受信する通信制御手段と、前記通信制御手段が他の移動通信端末から受信したコード情報を記憶する他人情報記憶手段と、前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のコード情報のうち、ユーザが所望する名刺情報に対応するコード情報を特定する特定手段と、特定されたコード情報を前記移動通信網を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記移動通信網を介して送信されてくる名刺情報を受信し、当該名刺情報の内容を表示する表示手段とを備える移動通信端末を提供する。
この移動通信端末によれば、ユーザが所望する名刺情報に割り当てられたコード情報を他の移動通信端末と交換し、さらに、このコード情報を移動通信網を介してサーバ装置に送信することによって名刺情報を得ることができる。移動通信端末の間ではコード情報のやり取りという、比較的簡便な処理だけで済む。また、サーバ装置がユーザからの要求に基づいて名刺情報を随時更新しているので、移動通信端末はより新しい内容の名刺情報を得ることができる。
【0009】
好ましい態様においては、前記自己情報記憶手段は、前記サーバ装置に割り当てられた通信アドレスを前記コード情報とともに記憶しており、前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記通信アドレスを他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記通信アドレスを受信し、前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信した通信アドレスを前記コード情報に対応付けて記憶し、前記送信手段は、前記特定されたコード情報に対応付けられて前記他人情報記憶手段に記憶されている通信アドレスに基づき、前記サーバ装置に前記コード情報を送信する。
このように、移動通信端末は、コード情報とともにサーバ装置の通信アドレスをも交換するので、この通信アドレスを用いてサーバ装置にコード情報を送信することができる。
【0010】
また、好ましい態様においては、前記自己情報記憶手段は、自端末のユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記コード情報とともに記憶しており、前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ識別情報を他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記ユーザ識別情報を受信し、前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信したユーザ識別情報をを前記コード情報に対応付けて記憶し、前記特定手段は、前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のユーザ識別情報を一覧表示する手段と、一覧表示されたユーザ識別情報の中から自端末のユーザが所望するユーザ識別情報を選択するための操作を受け付ける手段とを有し、選択されたユーザ識別情報に対応付けて前記他人情報記憶手段に記憶されているコード情報を読み出す読み出し手段とを有する。
このようにすれば、ユーザは一覧表示されたユーザ識別情報の中から所望のものを容易に選択することができる。
【0011】
また、好ましい態様においては、前記自己情報記憶手段は、暗号化された名刺情報を復号化するための鍵情報を前記コード情報とともに記憶しており、前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記鍵情報を他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記鍵情報を受信し、前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信した鍵情報をを前記コード情報に対応付けて記憶し、前記表示手段は、前記サーバ装置から送信されてくる暗号化された名刺情報を、当該名刺情報に対応した鍵情報を用いて復号化して表示する。
これのようにサーバ装置から移動通信端末に送信される名刺情報を暗号化することによりセキュリティを向上させることができる。
【0012】
また、本発明は、複数の移動通信端末のユーザの名刺情報を、当該名刺情報に割り当てられたコード情報と対応付けて記憶する名刺情報記憶手段と、前記名刺情報記憶手段に記憶されている名刺情報の内容をユーザからの要求に基づいて更新する更新手段と、前記移動通信端末から移動通信網を介して送信されてくる前記コード情報に対応する名刺情報を前記名刺情報記憶手段から抽出する抽出手段と、抽出した名刺情報を前記移動通信網を介して前記移動通信端末に送信する名刺情報送信手段とを備えたサーバ装置を提供する。
【0013】
好ましい態様において、前記サーバ装置は、各々のユーザの名刺情報に対応した鍵情報を当該ユーザの移動通信端末に配信する配信手段と、前記抽出手段によって抽出された名刺情報を当該名刺情報に対応した鍵情報によって暗号化する暗号化手段とを備え、前記名刺情報送信手段は、前記暗号化手段によって暗号化された名刺情報を前記移動通信端末に送信する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(1)構成
図1は、本実施形態にかかる名刺交換システムの構成を示す図である。図1に示すように、この名刺交換システムは、移動通信端末10a、10bと、移動パケット通信網20と、ゲートウェイ装置30と、インターネット40と、パーソナルコンピュータ50と、名刺管理サーバ装置60とを有する。移動パケット通信網20はゲートウェイ装置30を介してインターネット40に接続されており、これらの2つのネットワーク間では双方向のデータ通信を行うことが可能になっている。なお、図1においては、図面が煩雑となることを防ぐため、2つの移動通信端末及び1つのパーソナルコンピュータしか図示していないが、これらは実際には多数存在する。また、移動通信端末10a、10bは共通の構成であるから、以下では、特に区別して説明する場合を除き、「移動通信端末10」と総称する。また、パーソナルコンピュータ50については、以降の説明及び図面において「パソコン50」と略称する。
【0015】
名刺管理サーバ装置60は、WWW(World Wide Web)サーバ装置であり、インターネット40に接続された通信端末から送信されてくるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストを受信すると、これに応じて、HTML(Hypertext Markup Language)形式のデータ等を含むHTTPレスポンスを上記通信端末に送信するように構成されている。なお、以下では、HTML形式のデータを単に「HTMLデータ」という。
また、名刺管理サーバ装置60は、移動通信端末10a、10bの各ユーザに関する名刺情報や、その名刺情報を閲覧するために必要とされる情報(以下、名刺閲覧情報という)を記憶している。名刺情報には、ユーザが所属する会社や部署の名称、その住所や電話番号、さらにはユーザの役職名やメールアドレスなどの、ユーザの名刺に記載し得ると考えられる様々な情報が含まれている。これらの名刺情報は、ユーザがパソコン50のキーボードを操作することによって入力された後、パソコン50からインターネット40を介して名刺管理サーバ装置60に通知され、この名刺管理サーバ装置60のハードディスク65に記憶されるようになっている。このようにして名刺情報が名刺管理サーバ装置60に記憶されると、名刺管理サーバ装置60は、その名刺情報に固有となるように名刺閲覧情報を生成し、生成した名刺閲覧情報を上記名刺情報と対応付けて記憶するようになっている。
【0016】
移動通信端末10は、移動パケット通信網20に収容されており、この移動パケット通信網20を介してパケット通信を行うようになっている。具体的には、移動通信端末10は、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式やIMT−2000(International Mobile Telecommunication−2000)方式の携帯電話機であったり、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)方式の簡易携帯電話機であったり、上記方式に従ってパケット通信を行う通信装置を内蔵したPDAである。移動通信端末10はブラウザソフトウェアを記憶しており、このブラウザソフトウェアを実行することによってWWWサーバ装置との間でHTTPリクエストやHTTPレスポンスをやり取りしたり、HTMLデータを解釈して対話画面を表示するようになっている。
また、この移動通信端末10は、赤外線信号波を搬送波としてデータ通信を行う赤外線通信機能を備えており、外部の赤外線通信装置との間で各種データをやり取りすることができるようになっている。例えば、移動通信端末10aは、赤外線が到達し得るような比較的近距離に居る移動通信端末10bとの間でデータ通信を行うことができる。
【0017】
次に、図2を参照しながら、名刺管理サーバ装置60の構成について説明する。図2に示すように、名刺管理サーバ装置60は、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、通信インタフェース64と、ハードディスク65とを備えている。通信インタフェース64はインターネット40に接続されており、このインターネット40を介して各種通信装置とデータ通信を行う。ハードディスク65には、後述する動作を行うための手順が記述されたWWWサーバアプリケーションソフトウェアや各種のHTMLデータのほか、前述した名刺情報や名刺閲覧情報が記憶されている。
【0018】
ここで、図3は、ハードディスク65に記憶されている名刺情報及び名刺閲覧情報の一例を示す図である。図3に例示しているように、ユーザの氏名「山田太郎」、会社の名称「○○商事」、会社の住所「東京都港区・・・」、所属部署「営業一部」、役職「課長」、会社の電話番号「03−3333−5555」、移動通信端末10の電話番号「090−3456−7890」等の名刺情報がハードディスク65に記憶されている。
さらにこれらの名刺情報に対応して、「コード情報」と「暗号鍵」という名刺閲覧情報が記憶されている。コード情報は、6桁の英数字によって構成される文字列であり、各々のユーザの名刺情報に対して一意に割り当てられたものである。名刺管理サーバ装置60は、移動通信端末からのHTTPリクエストに正しいコード情報が含まれているときのみ、そのコード情報に対応する名刺情報を上記移動通信端末10に送信する。また、暗号鍵は、各々のユーザの名刺情報を暗号化及び復号化するための情報であり、各名刺情報に対してユニークである。図3では、各々の暗号鍵を「Key−1」、「Key−2」・・・というように概念的に表しているが、実際には、各々のユーザの名刺情報に対してランダムに割り当てられた所定数の文字列である。なお、本実施形態では、ユーザの氏名「山田太郎」は前述の通り名刺情報であるが、これと同時に名刺閲覧情報でもある。
【0019】
次に、移動通信端末10の構成について、図4に示す移動通信端末10aの構成を例に挙げて説明する。図4に示すように、移動通信端末10aは、自端末内の各部を制御する制御部11aと、移動パケット通信網20の基地局(図示略)と無線通信を行う無線通信部12aと、マイクロフォンやスピーカからなる通話部13aと、赤外線受発光部や変調・復調部からなる赤外線通信部14aと、液晶ディスプレイや液晶駆動回路からなる表示部15aと、キーパッドや押圧キー検出回路からなる操作部16aと、EEPROM(Electric Erasable and Programmable Read Only Memory)やFlashROM(Flash Read Only Memory)等の不揮発性メモリ17aとを備えている。
なお、本実施形態の説明及び図面においては、移動通信端末10aの構成要素には「a」という符号を付け、移動通信端末10bの構成要素には「b」という符号を付けることにする。
【0020】
不揮発性メモリ17aには、前述したブラウザソフトウェア等の各種アプリケーションソフトウェアが記憶されている。また、不揮発性メモリ17aには、移動通信端末10a自身のユーザの名刺閲覧情報(以下、自己名刺閲覧情報という)を記憶するための自己名刺閲覧情報記憶領域171aや、他の移動通信端末10のユーザの名刺閲覧情報(以下、他人名刺閲覧情報という)を記憶するための他人名刺閲覧情報記憶領域172aが設けられている。
図4では、不揮発性メモリ17aに記憶されている自己名刺閲覧情報として、移動通信端末10aのユーザの氏名である「山田太郎」と、コード情報「1234TY」と、暗号鍵「Key−1」とが例示されている。この自己名刺閲覧情報は、名刺管理サーバ装置60からこの移動通信端末10aにダウンロードされて不揮発性メモリ17aに記憶される。移動通信端末10aが他の移動通信端末10と名刺閲覧情報の交換を行う際には、制御部11aは、不揮発性メモリ17aに記憶されている自己名刺閲覧情報を赤外線通信部14aを用いて他の移動通信端末10に送信する。
次に、他人名刺閲覧情報は、他の移動通信端末10から赤外線を用いて送信されてきてこの不揮発性メモリ17aに記憶されるものである。図4に示す例では、他の移動通信端末10(ここでは移動通信端末10bとする)のユーザの氏名が「中村明子」であり、コード情報が「2562JH」であり、暗号鍵が「Key−2」であることを意味している。移動通信端末10aの制御部11aは、このような他人名刺閲覧情報を無線通信部12aを用いて名刺管理サーバ装置60に送信することによって他人の名刺情報を要求するようになっている。そして、制御部11aは、この要求に応じて名刺管理サーバ装置60から送信されてくる名刺情報を無線通信部12aを介して受信し、表示部15aに表示するようになっている。
【0021】
移動通信端末10bの構成は、上述した移動通信端末10aの構成とほぼ同様であり、異なるのは自己名刺閲覧情報記憶領域171や他人名刺閲覧情報記憶領域172に記憶されている内容のみである。
以上が、本実施形態の構成である。
【0022】
(2)動作
次に、上記構成からなる実施形態の動作について説明する。
本実施形態では、大別して、名刺情報の登録・更新処理と、名刺閲覧情報の交換処理と、名刺情報の閲覧処理という3つの動作態様がある。これらの動作態様について、以下では、移動通信端末10aのユーザ(氏名「山田太郎」)が自身の名刺情報を名刺管理サーバ装置60に登録し、次いで、移動通信端末10bのユーザ(氏名「中村明子」)との間で名刺閲覧情報を交換し、この後、交換した名刺閲覧情報に基づいて名刺情報を閲覧する場合を例に挙げて説明を行う。
【0023】
(2−1)名刺情報の登録・更新処理
図5は、パソコン50と名刺管理サーバ装置60とによって実行される名刺情報の登録・更新プロセスを示すシーケンスチャートである。
図5において、まず、移動通信端末10aのユーザは、パソコン50を操作して、名刺管理サーバ装置60が記憶している、登録・更新画面のURL(Uniform Resource Locator)を入力する。パソコン50は、この操作を受け付けると、上記URLを含むHTTPリクエストr1を生成し、これをインターネット40を介して名刺管理サーバ装置60に送信する。
【0024】
名刺管理サーバ装置60は、WWWサーバアプリケーションソフトウェアを常駐プログラムとして実行しており、インターネット40を介してHTTPリクエストr1を受信すると、このHTTPリクエストr1に含まれるURLに基づいてハードディスク65からHTMLデータを読み出す。次いで、名刺管理サーバ装置60は、このHTMLデータを含むHTTPレスポンスr2をパソコン50に送信する。
【0025】
パソコン50は、受信したHTTPレスポンスr2に含まれるHTMLデータを解釈して図6に示すような画面を表示する。この画面には名刺情報を入力するためのテキストボックスが設けられており、ユーザは、これらテキストボックスに、氏名「山田太郎」、会社名「○○商事」、住所「東京都港区・・・」、部署「営業一部」、役職「課長」、会社の電話番号「03−3333−5555」及び移動通信端末10aの電話番号「090−3456−7890」等の名刺情報を入力し、最後に「送信」と表記されたソフトボタンを選択する操作を行う。パソコン50はこの操作を受け付けて、入力された名刺情報を含むHTTPリクエストr3を名刺管理サーバ装置60に送信する。
【0026】
名刺管理サーバ装置60は、受信したHTTPリクエストr3から名刺情報を抽出し、この名刺情報をハードディスク65に記憶する。次いで、名刺管理サーバ装置60は、記憶した名刺情報に対して固有のコード情報「1234TY」と固有の暗号鍵「Key−1」を生成し、これらを上記名刺情報に対応付けてハードディスク65に記憶する。そして、名刺管理サーバ装置60は、名刺情報の登録が完了した旨のメッセージを含むHTTPレスポンスr4をパソコン50に送信する。パソコン50は、HTTPレスポンスr4を受信すると、名刺情報の登録が完了した旨のメッセージを表示し、処理は終了する。
【0027】
上記説明は名刺情報を新規に登録する場合の例であるが、既に登録している名情報を更新する場合にも、上記と同じ手順に従って処理すればよい。具体的には、パソコン50にはHTTPレスポンスr2に含まれるHTMLデータに基づいた画面が表示されるが、ユーザはこの表示画面に対し、今まで登録していた名刺情報に代えて新たに登録すべき名刺情報を入力すればよい。これに応じて、パソコン50は、新たに入力された情報を含むHTTPリクエストr3を名刺管理サーバ装置60に送信し、名刺管理サーバ装置60はこの名刺情報に基づいてハードディスク65に記憶された内容を更新することになる。
【0028】
また、移動通信端末10bと名刺管理サーバ装置60との間においても、上記と同様の手順で名刺情報の登録・更新処理が行われる。これによって、名刺管理サーバ装置60のハードディスク65は、前述の図3に示すような内容を記憶した状態になる。
【0029】
(2−2)名刺閲覧情報の交換
名刺閲覧情報を交換する処理に先立って、ユーザは自身の移動通信端末10aに自己名刺閲覧情報を記憶させるという事前の設定処理を行う必要がある。以下では、図7を参照しながら、この設定処理について説明する。
図7において、ユーザは移動通信端末10aを操作してブラウザソフトウェアを起動し、さらに、名刺管理サーバ装置60が記憶している設定処理画面のURLを入力する。移動通信端末10aは、この操作を受け付けると、上記URLを含むHTTPリクエストr11を生成し、これを名刺管理サーバ装置60に送信する。
【0030】
さて、名刺管理サーバ装置60は、HTTPリクエストr11を受信すると、このHTTPリクエストr11に含まれているURLに基づいて、ハードディスク65からHTMLデータを読み出し、このHTMLデータを含むHTTPレスポンスr12を移動通信端末10aに送信する。
【0031】
移動通信端末10aは、受信したHTTPレスポンスr12に含まれるHTMLデータを解釈して図8に示すような画面を表示する。この画面には、移動通信端末10aの電話番号を入力するためのテキストボックスが設けられている。ユーザがこのテキストボックスに移動通信端末10aの電話番号「090−3456−7890」を入力し、「送信」と表記されたソフトボタンを選択すると、移動通信端末10aはこの操作を受け付けて上記電話番号を含むHTTPリクエストr13を名刺管理サーバ装置60に送信する。
【0032】
名刺管理サーバ装置60は、受信したHTTPリクエストr13から、電話番号「090−3456−7890」を抽出する。次いで、名刺管理サーバ装置60はハードディスク65に記憶されている名刺情報を参照して、上記電話番号に対応する氏名「山田太郎」、コード情報「1234TY」及び暗号鍵「Key−1」を読み出し、これらを含むHTTPレスポンスr14を移動通信端末10aに送信する。
【0033】
移動通信端末10aは、受信したHTTPレスポンスr14から氏名「山田太郎」、コード情報「1234TY」及び暗号鍵「Key−1」を抽出し、これらを不揮発性メモリ17aの自己名刺閲覧情報記憶領域171aに記憶する。これによって、自己名刺閲覧情報記憶領域171aは、先に説明した図4に示すような内容を記憶した状態になり、設定処理は終了する。
【0034】
また、移動通信端末10bと名刺管理サーバ装置60との間においても、上記と同様の手順で処理が実行され、この結果、移動通信端末10bの不揮発性メモリ17bの自己名刺閲覧情報記憶領域171bには、氏名「中村明子」、コード情報「2562JH」及び暗号鍵「Key−2」が記憶される。
【0035】
次に、図9を参照しながら、移動通信端末10aと移動通信端末10bとが、名刺閲覧情報を交換する際の動作について説明する。まず、移動通信端末10aのユーザと移動通信端末10bのユーザは、各々、自身の移動通信端末10の赤外線通信部14を互いに近づけ、操作部16を用いて名刺交換を行うことを指示する操作を行う。この操作に応じて、移動通信端末10aと移動通信端末10bは、予め定められた手順で赤外線信号をやり取りしてコネクションを確立する。
【0036】
コネクションが確立すると、まず、いずれか一方の移動通信端末10(ここでは移動通信端末10aとする)が、不揮発性メモリ17aの自己名刺閲覧情報記憶領域171aから氏名「山田太郎」、コード情報「1234TY」及び暗号鍵「Key−1」を読み出し、これらを含む赤外線信号r21を移動通信端末10bに送信する。
【0037】
移動通信端末10bは、赤外線信号r21を受信すると、この赤外線信号r21に含まれる氏名「山田太郎」、コード情報「1234TY」及び暗号鍵「Key−1」を不揮発性メモリ17bの他人名刺閲覧情報記憶領域172bに記憶する。次いで、移動通信端末10bは、不揮発性メモリ17bの自己名刺閲覧情報記憶領域171bから氏名「中村明子」、コード情報「2562JH」及び暗号鍵「Key−2」を読み出し、これらを含む赤外線信号r22を移動通信端末10aに送信する。
【0038】
この赤外線信号r22を受信した移動通信端末10aは、この赤外線信号r22に含まれている氏名「中村明子」、コード情報「2562JH」及び暗号鍵「Key−2」を不揮発性メモリ17aの他人名刺閲覧情報記憶領域172aに記憶する。そして、移動通信端末10aは名刺閲覧情報を受け取った旨の赤外線信号r23を移動通信端末10bに送信し、移動通信端末10bはこれを受信する。この後、移動通信端末10a、10bは各々、名刺閲覧情報の交換処理が終了した旨のメッセージを表示部15に表示して処理は終了する。
【0039】
(2−3)名刺情報の閲覧
次に、図10を参照しながら、名刺情報の閲覧処理について説明する。
まず、ユーザは移動通信端末10aを操作して今までに名刺閲覧情報を受け取った人のリストを表示させる。具体的には、移動通信端末10aは、他人名刺閲覧情報記憶領域172aに記憶されている「氏名」を全て抽出し、抽出した氏名に基づき、図11に示すような画面を表示部15aに表示する。
【0040】
ここで、ユーザが名刺を閲覧したい相手の氏名(ここでは、図11に示す「中村明子」とする)を選択する操作を行うと、移動通信端末10aはこの操作を受け付け、選択された氏名に対応するコード情報「2562JH」を不揮発性メモリ17aの他人名刺閲覧情報記憶領域172aから読み出す。次いで、移動通信端末10aは、ブラウザソフトウェアを起動し、読み出したコード情報を含むHTTPリクエストr41を生成して名刺管理サーバ装置60に送信する。なお、このHTTPリクエストの宛先を示すURLは、移動通信端末10aに予め記憶させておいてもよいし、ユーザがその都度入力するようにしてもよい。
【0041】
名刺管理サーバ装置60は、HTTPリクエストr41を受信すると、このHTTPリクエストr41に含まれているコード情報「2562JH」に対応する名刺情報をハードディスク65から読み出す。次いで、名刺管理サーバ装置60は、コード情報「2562JH」に対応する暗号鍵「Key−2」を用いて上記名刺情報を暗号化し、暗号化した名刺情報とコード情報「2562JH」とを含むHTTPレスポンスr42を移動通信端末10aに送信する。
【0042】
移動通信端末10aは、HTTPレスポンスr42を受信すると、まず、このHTTPレスポンスr42に含まれている名刺情報及びコード情報「2562JH」を抽出する。次いで、移動通信端末10aは、コード情報「2562JH」に対応している暗号鍵「Key−2」を不揮発性メモリ17aから読みだし、暗号化されている名刺情報を復号化する。そして、移動通信端末10aは、復号化した名刺情報に基づいて図12に示すような画面を表示する。ユーザはこの画面を参照することによって、氏名「中村明子」のユーザの連絡先などを知ることができる。
【0043】
なお、名刺管理サーバ装置60は、受信したHTTPリクエストr41に含まれるコード情報がハードディスク65に記憶されていない場合には、このHTTPリクエストr41によるアクセスは正当なものではないと判断し、名刺情報を閲覧することはできない旨のメッセージをHTTPレスポンスr42に含めて移動通信端末10aに送信する。移動通信端末10aは、このHTTPレスポンスr42に含まれているメッセージを表示部15aに表示して処理は終了する。
【0044】
以上述べたように、本実施形態によれば、移動通信端末10aと移動通信端末10bとの間では、名刺情報の閲覧に必要なコード情報がネットワークを介することなく赤外線によって直接交換される。従って、例えばインターネット40のようなセキュリティの低いネットワークを介してコード情報が交換される場合に比較して、コード情報の漏洩をより有効に防止することが可能となる。コード情報の漏洩は名刺情報の漏洩に繋がりかねないので、上記のようなコード情報の漏洩防止策は、名刺情報が不正な第3者に知られてしまうことを防止するのに有効である。
さらに、名刺情報は名刺管理サーバ装置60に暗号化されるので、仮にコード情報を不正な第3者が知り得たとしても、暗号鍵を入手しない限り名刺情報を閲覧することはできないことになる。
また、名刺情報は名刺管理サーバ装置60によって集中的に管理されているので、移動通信端末10は、ユーザが名刺情報を参照しようとする度に、名刺管理サーバ装置60にアクセスすることが必要である。名刺管理サーバ装置60が記憶している名刺情報は各々のユーザによって適宜更新されるはずであるから、移動通信端末10は名刺管理サーバ装置60にアクセスすれば、常に最新の名刺情報を閲覧することができる。
【0045】
(3)変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されず、例えば次のような変更が可能である。
(3−1)実施形態では、移動通信端末10間のデータ通信は赤外線を用いるものであったが、これに限らず、ブルートゥース(登録商標)のような他の無線方式であってもよい。
また、いわゆる非接触IC(Integrated Circuit)を用いてもよい。
図13は、非接触ICを用いる場合の移動通信端末10の構成を示すブロック図である。図13に示すように、移動通信端末10は、非接触ICリーダ/ライタ18と、ICチップ19と、不揮発性メモリ21とを備えている。不揮発性メモリ21にはブラウザソフトウェア等の各種アプリケーションソフトウェアが記憶されているが、前述の実施形態のような自己名刺閲覧情報記憶領域171aや、他人名刺閲覧情報記憶領域172aは設けられていない。ICチップ19はCPUとメモリを備えており、そのメモリには、ICチップを一意に識別可能なICCIDを記憶したID記憶領域191と、ユーザの氏名を記憶した自己名刺閲覧情報記憶領域192と、他のユーザの移動通信端末10から受信したICCID及び氏名を記憶した他人名刺閲覧情報記憶流域193が設けられている。ここで、ICCIDは、ICチップ19の識別情報であるとともに、前述した「コード情報」の代替としての情報、即ち、各々の名刺情報の識別情報として利用される。非接触ICリーダ/ライタ18は、ICチップ19のメモリのID記憶領域191に記憶されているICCIDと、自己名刺閲覧情報記憶領域192に記憶されている氏名とを読み出し、これらを名刺閲覧情報として他の移動通信端末10が備える非接触ICリーダ/ライタに送信する。また、非接触ICリーダ/ライタ18は、他の移動通信端末10の非接触ICリーダ/ライタから他人名刺閲覧情報を受信すると、これをICチップ19の他人名刺閲覧情報記憶領域193に書き込む。このようにして移動通信端末10は他の移動通信端末10との間で名刺閲覧情報をやり取りすることができる。
なお、図13のICチップ19に暗号鍵が記憶されていないことから理解できるようにように、本発明においては、名刺情報を暗号化する処理は必須ではなく、非常に高いセキュリティが必要な場合にのみ暗号化を行えばよい。
【0046】
また、移動通信端末10間のデータ通信は、無線である必要もない。例えば、移動通信端末10に2次元コードを読みとるコードリーダ機能を搭載しておき、名刺閲覧情報を交換する場合には、一方の移動通信端末10が名刺閲覧情報を表す2次元コードを表示部15に表示し、他方の移動通信端末10がコードリーダで上記2次元コードを読みとる等の方法もある。また、専用ケーブルで移動通信端末10同士を接続して通信を行うようにしてもよい。
なお、実施形態で説明したコード情報が6桁の文字列に限定されないことはいうまでもなく、桁数は何桁であってもよいし、文字や英字或いは記号を含んでいてもよい。
【0047】
(3−2)実施形態では、名刺交換を行うユーザの移動通信端末10a、10bがいずれも1つの名刺管理サーバ装置60を共用する場合を説明したが、これに限らない。例えば、移動通信端末10aのユーザの名刺情報を記憶する名刺管理サーバ装置と、移動通信端末10bのユーザの名刺情報を記憶する名刺管理サーバ装置とが別々であってもよい。この場合、移動通信端末10a、10bのそれぞれは、前述したコード情報や暗号鍵に加えて、自機のユーザの名刺情報を記憶した名刺管理サーバ装置のURLを名刺閲覧情報として互いに交換し合うようにすればよい。このようにURLを交換し合うことによって、各々の移動通信端末10a、10bは、閲覧対象となる名刺情報を蓄積している名刺管理サーバ装置のURLを知ることができる。
【0048】
(3−3)上述した移動通信端末10が動作するためのコンピュータプログラムは、移動通信端末10の制御部11によって読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して提供することができる。また、インターネット40や移動パケット通信網20のようなネットワーク経由で移動通信端末10にダウンロードさせることももちろん可能である。これは、名刺管理サーバ装置60が動作するためのコンピュータプログラムについても同様である。
【0049】
(3−4)名刺情報は実施形態で例示したものに限定されず、名刺に記載し得る情報であれば何でもよい。例えば、ユーザの趣味や家族構成などを含んでいてもよい。また、世間一般で名刺と称せられるもの以外に、例えば、学生証、社員証、各種会員証等も本発明における名刺として取り扱うことが可能である。
また、実施形態では、これらの名刺情報をパソコン50を用いて名刺管理サーバ装置60に登録するようにしていたが、これに限らず、移動通信端末10を用いて登録を行うようにしてもよい。
【0050】
(3−5)図11は、ユーザが名刺を閲覧したい相手を選択するための選択画面を示したものであったが、この選択画面は図11に例示したような表示態様に限定されるわけではない。
例えば、図14に示した「中村明子(△△工業)」といった具合に、「氏名」に加えて「勤務先」を表示するようにしてもよい。即ち、ユーザが名刺を閲覧したい相手を選択するための一助となるような情報であれば、この選択画面に表示することは可能である。
また、移動通信端末10が本来備えているアドレス帳機能によって表示される画面を上記の選択画面として利用してもよい。その一例を図15に示す。アドレス帳に登録された情報は、ユーザが指定する区分に分類することができることが知られているが、図15の例では、「仕事」という区分に分類された情報が表示されている。図15に示すようにして列挙された「氏名」を示すテキストデータには、前述した「コード情報」と、「電話番号」とが関連づけられている。ユーザが例えば氏名「中村明子」を選択した後に名刺情報を閲覧するための操作を行うと、移動通信端末10は「中村明子」というテキストデータに関連づけられているコード情報を含むHTTPリクエストを名刺管理サーバ装置60に送信し、名刺情報を要求する。また、ユーザが例えば「中村明子」を選択した後に電話をかけるための操作を行うと、移動通信端末10は「中村明子」というテキストデータに関連づけられている電話番号を用いて発呼処理を行う。このようにしてアドレス帳が表示された状態から名刺閲覧と電話という2種類の動作を行うことができれば、ユーザにとっては非常に便利である。
【0051】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、サーバ装置がユーザの要求に応じて更新された名刺情報を記憶しておき、移動通信端末はユーザが所望する名刺情報のコード情報に対応した名刺情報にアクセスするので、ユーザは名刺情報が必要なときにその最新の内容を閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る名刺交換システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態における名刺管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態における名刺管理サーバ装置が記憶している名刺情報の一例を示す図である。
【図4】同実施形態における移動通信端末の構成を示すブロック図である。
【図5】同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図6】同実施形態におけるパソコンに表示される画面を示す図である。
【図7】同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図8】同実施形態における移動通信端末に表示される画面を示す図である。
【図9】同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図10】同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図11】同実施形態における移動通信端末に表示される画面を示す図である。
【図12】同実施形態における移動通信端末に表示される画面を示す図である。
【図13】非接触ICを用いる場合の移動通信端末の構成を示すブロック図である
【図14】別の実施形態における移動通信端末に表示される画面を示す図である。
【図15】別の実施形態における移動通信端末に表示される画面を示す図である。
【符号の説明】
10a、10b・・・移動通信端末、
20・・・移動パケット通信網、
30・・・ゲートウェイ装置、
40・・・インターネット、
50・・・パーソナルコンピュータ、
60・・・名刺管理サーバ装置。

Claims (7)

  1. 移動通信網に接続されたサーバ装置と、前記移動通信網に収容される複数の移動通信端末とを備え、
    前記移動通信端末の各々は、
    他の移動通信端末と前記移動通信網を介さずにデータ通信を行う通信手段と、
    自端末のユーザの名刺情報に割り当てられたコード情報を記憶する自己情報記憶手段と、
    前記自己情報記憶手段によって記憶されているコード情報を前記通信手段を用いて他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から送信されてくるコード情報を前記通信手段を用いて受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段が他の移動通信端末から受信したコード情報を記憶する他人情報記憶手段と、
    前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のコード情報のうち、ユーザが所望する名刺情報に対応するコード情報を特定する特定手段と、
    特定されたコード情報を前記移動通信網を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    前記サーバ装置から前記移動通信網を介して送信されてくる名刺情報を受信し、当該名刺情報の内容を表示する表示手段とを有し、
    前記サーバ装置は、
    複数の前記移動通信端末のユーザの名刺情報を、当該名刺情報に割り当てられたコード情報と対応付けて記憶する名刺情報記憶手段と、
    前記名刺情報記憶手段に記憶されている名刺情報の内容をユーザからの要求に基づいて更新する更新手段と、
    前記移動通信端末から前記移動通信網を介して送信されてくる前記コード情報に対応する名刺情報を前記名刺情報記憶手段から抽出する抽出手段と、
    抽出された名刺情報を前記移動通信網を介して前記移動通信端末に送信する名刺情報送信手段とを有する名刺交換システム。
  2. 移動通信網に収容される移動通信端末において、
    他の移動通信端末と前記移動通信網を介さずにデータ通信を行う通信手段と、
    自端末のユーザの名刺情報に割り当てられたコード情報を記憶する自己情報記憶手段と、
    前記自己情報記憶手段によって記憶されているコード情報を前記通信手段を用いて他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から送信されてくるコード情報を前記通信手段を用いて受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段が他の移動通信端末から受信したコード情報を記憶する他人情報記憶手段と、
    前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のコード情報のうち、ユーザが所望する名刺情報に対応するコード情報を特定する特定手段と、
    特定されたコード情報を前記移動通信網を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    前記サーバ装置から前記移動通信網を介して送信されてくる名刺情報を受信し、当該名刺情報の内容を表示する表示手段と
    を備える移動通信端末。
  3. 前記自己情報記憶手段は、前記サーバ装置に割り当てられた通信アドレスを前記コード情報とともに記憶しており、
    前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記通信アドレスを他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記通信アドレスを受信し、
    前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信した通信アドレスを前記コード情報に対応付けて記憶し、
    前記送信手段は、前記特定されたコード情報に対応付けられて前記他人情報記憶手段に記憶されている通信アドレスに基づき、前記サーバ装置に前記コード情報を送信する請求項2記載の移動通信端末。
  4. 前記自己情報記憶手段は、自端末のユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記コード情報とともに記憶しており、
    前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ識別情報を他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記ユーザ識別情報を受信し、
    前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信したユーザ識別情報を前記コード情報に対応付けて記憶し、
    前記特定手段は、
    前記他人情報記憶手段によって記憶されている複数のユーザ識別情報を一覧表示する手段と、
    一覧表示されたユーザ識別情報の中から自端末のユーザが所望するユーザ識別情報を選択するための操作を受け付ける手段とを有し、
    選択されたユーザ識別情報に対応付けて前記他人情報記憶手段に記憶されているコード情報を読み出す読み出し手段と
    を有する請求項2記載の移動通信端末。
  5. 前記自己情報記憶手段は、暗号化された名刺情報を復号化するための鍵情報を前記コード情報とともに記憶しており、
    前記通信制御手段は、前記コード情報とともに前記自己情報記憶手段に記憶されている前記鍵情報を他の移動通信端末に送信し、または、他の移動通信端末から前記コード情報とともに送信されてくる前記鍵情報を受信し、
    前記他人情報記憶手段は、前記通信制御手段によって前記他の移動通信端末から受信した鍵情報をを前記コード情報に対応付けて記憶し、
    前記表示手段は、前記サーバ装置から送信されてくる暗号化された名刺情報を、当該名刺情報に対応した鍵情報を用いて復号化して表示する請求項2記載の移動通信端末。
  6. 複数の移動通信端末のユーザの名刺情報を、当該名刺情報に割り当てられたコード情報と対応付けて記憶する名刺情報記憶手段と、
    前記名刺情報記憶手段に記憶されている名刺情報の内容をユーザからの要求に基づいて更新する更新手段と、
    前記移動通信端末から移動通信網を介して送信されてくる前記コード情報に対応する名刺情報を前記名刺情報記憶手段から抽出する抽出手段と、
    抽出した名刺情報を前記移動通信網を介して前記移動通信端末に送信する名刺情報送信手段と
    を備えたサーバ装置。
  7. 各々のユーザの名刺情報に対応した鍵情報を当該ユーザの移動通信端末に配信する配信手段と、
    前記抽出手段によって抽出された名刺情報を当該名刺情報に対応した鍵情報によって暗号化する暗号化手段とを備え、
    前記名刺情報送信手段は、前記暗号化手段によって暗号化された名刺情報を前記移動通信端末に送信する請求項6記載のサーバ装置。
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