JP2004361913A - プラズマ表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基準電位が設定される内部筐体1と、内部筐体1に支持される電気絶縁性の外部筐体2と、外部筐体2に取り付けられる電気伝導性の装飾体8−Tと、装飾体8−Tを複数位置で内部筐体1に電気的に接続する複数の接続器3とから構成されている。複数の接続器3のうち隣り合う2つの接続器3が内部筐体2に導通する有効導通点の間の距離である導通間隔Lxは、規定周波数の電磁波が接続器3に共振しない距離に設定されている。装飾体8−Tは、アンテナの一部としては無効化される。装飾体8−Tは、金属で製作され得る。金属は、装飾体8−Tを外観的に高級品化することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明の他の課題は、EMI規格に適合しない電磁波ノイズの発生を有効に抑制するプラズマ表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、電磁波ノイズの発生の具体的な原因を取り除いてその発生を有効に抑制するプラズマ表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、ノイズの発生をより確実に有効に抑制し、かつ、より見栄えが良いプラズマ表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、不適正ノイズの発生を有効に抑制し、かつ、より確実に装飾を固定するプラズマ表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、不適正ノイズの発生を有効に抑制し、かつ、廃棄を容易にするプラズマ表示装置を提供することにある。
Fx=c/(3Lx)
で表される値より短いように設計される。
本発明によるプラズマ表示装置は、外部筐体は内部筐体に支持されている。その内部筐体1は、図1に示されるように、化粧化された外部筐体2により被覆されて正面側(前面側)から隠されている。内部筐体1は金属で製作され、外部筐体2は電気絶縁性の樹脂で製作されている。外部筐体2は、外部筐体2貫通し内部筐体1に結合する複数の留め具3により内部筐体1に装着される。留め具3として、化粧ねじが好適に用いられる。留め具3は、電気導通性材料、特に、強度が十分である電気導通性材料で形成されている。そのような電気導通性材料として、金属製の化粧ねじが用いられる。PDP(プラズマディスプレイパネル)4は、ガラスフィルタ5を介して、内部筐体1に取り付けられる。
Fx=c/(3×Lx)
c:共振電磁波の伝播速度(=光速度)
ここで、3×Lxは、共振電磁波の有効波長に近似的に等しい。Lxは、隣り合う2つの留め具3の2つの導通点の間の距離(導通間隔)に一致している。
1000(MHz)=3×(10の8乗)/(3×Lx)
から、
Lx=0.1(m)
Lxが0.1m未満であれば、単位アンテナが共振する電磁波の周波数は1000MHzより高くなる。このことは、隣り合う留め具3の間の有効距離(既述の導通間隔)は0.1mより短く設計されることが理想的である。上側装飾板8−Tの横幅が0.9mであれば、同じ導通間隔で隣り合う留め具3の数は、10個((0.9/0.1)+1)以上であることが理想的である。
230(MHz)=3×(10の8乗)/(3×Lx)
から、
Lx=0.43(m)
である。
本発明によるプラズマ表示装置の第2の実施の形態では、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具に置換されている。その留め具11は、図2に示されているように、ねじ13とねじボス12とを備えている。ねじ13は、金属で形成されている。ねじボス12は、金属で形成されている。ねじボス12は、一端に締結部14が形成され、他端にねじ穴15が形成されている。締結部14は、円柱を形成している。ねじ穴15は、内壁に雌ねじが形成されている。
本発明によるプラズマ表示装置の第3の実施の形態では、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具21に置換されている。その留め具21は、図3に示されているように、ねじ23とねじボス22とを備えている。ねじ23は、金属で形成されている。ねじボス22は、金属で形成されている。ねじボス22は、一端に溶接部24が形成され、他端にねじ穴25が形成されている。ねじボス22は、上側装飾板8−Tの外部筐体2に対向する面にLx間隔で直線状に並べられて、溶接部24が上側装飾板8−Tの外部筐体2に対向する面に溶接されてすみ肉26が形成され、上側装飾板8−Tに同体に接合されている。ねじ穴25は、内壁に雌ねじが形成されている。
本発明によるプラズマ表示装置の第4の実施の形態は、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具に置換されている。その留め具31は、図4に示されているように、ねじ33とねじボス32といたばね34を備えている。ねじ33は、金属で形成されている。ねじボス32は、上側装飾板8−Tを形成する金属と同一の金属で形成されている。ねじボス32は、一端にねじ穴35が形成されている。ねじ穴35は、内壁に雌ねじが形成されている。ねじボス32は、さらに、その他端が上側装飾板8−Tの外部筐体2に対向する面にLx間隔で直線状に並べられて、上側装飾板8−Tに一体に接合されている。いたばね34は、弾性体で形成されている。いたばね34は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴36が形成されている。
本発明によるプラズマ表示装置の第5の実施の形態では、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具41に置換されている。その留め具41は、図5に示されているように、ねじ43といたばね44を備えている。ねじ43は、金属で形成されている。上側装飾板8−Tは、外部筐体2に対向する面にLx間隔で直線状に並ぶねじ穴45が形成されている。ねじ穴45は、内壁に雌ねじが形成されている。上側装飾板8−Tに厚みがある場合は、このように上側装飾板8−Tにねじ穴45を開け、ねじ穴45の内壁に雌ねじを形成することができる。いたばね44は、弾性体で形成されている。いたばね44は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴46が形成されている。
本発明によるプラズマ表示装置の第6の実施の形態では、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具51に置換されている。その留め具51は、図6に示されているように、いたばね52とねじ53とを備えている。上側装飾板8−Tは、外部筐体2に対向する面にLx間隔で直線状に並ぶねじ穴50が形成されている。ねじ穴50は、内壁に雌ねじが形成されている。外部筐体2は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴54が形成されている。穴54は、円または楕円を形成している。このような穴54は、加工が容易であり好ましい。内部筐体1は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴55と穴56とが形成されている。外部筐体2は、図示されていない部位で、内部筐体1に別途に同体に接合されている。
本発明によるプラズマ表示装置の第7の実施の形態では、既述の実施の形態における留め具3が他の留め具61に置換されている。その留め具61は、図7に示されているように、いたばね62を備えている。外部筐体2は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴64が形成されている。穴64は、円または楕円を形成している。このような穴64は、加工が容易であり好ましい。内部筐体1は、Lx間隔で直線状に並ぶ穴65と穴66とが形成されている。外部筐体2は、図示されていない部位で、内部筐体1に別途に同体に接合されている。
2…外部筐体
3…接続器
8−T、8−B…装飾体
Lx…導通間隔
11…留め具
12…ねじボス
13…ねじ
14…締結部
15…ねじ穴
16…穴
17…穴
18…穴
21…留め具
22…ねじボス
23…ねじ
24…溶接部
25…ねじ穴
26…穴
27…穴
28…穴
31…留め具
32…ねじボス
33…ねじ
34…いたばね
35…ねじ穴
36…穴
37…穴
38…穴
41…留め具
43…ねじ
44…いたばね
45…ねじ穴
46…穴
47…穴
48…穴
50…ねじ穴
51…留め具
52…いたばね
53…ねじ
54…穴
55…穴
56…穴
57…第1部分
58…第2部分
59…第3部分
60…第4部分
61…留め具
62…いたばね
64…穴
65…穴
66…穴
67…第1部分
68…第2部分
69…第3部分
70…第4部分
Claims (26)
- 基準電位が設定される内部筐体と、
前記内部筐体に支持される電気絶縁性の外部筐体と、
前記外部筐体に取り付けられる電気伝導性の装飾体と、
前記装飾体を複数位置で前記内部筐体に電気的に接続する複数の接続器とを含み、
前記複数の接続器のうち隣り合う2つの接続器が前記内部筐体に導通する有効導通点の間の距離である導通間隔は、規定周波数の電磁波が前記接続器に共振しない距離に設定されている
プラズマ表示装置。 - 前記接続器は、前記装飾体を前記外部筐体に固着する
請求項1のプラズマ表示装置。 - 前記接続器は、前記装飾体と前記外部筐体とを前記内部筐体に固着する
請求項1のプラズマ表示装置。 - 前記接続器は、電気導電性のねじである
請求項2又は3のプラズマ表示装置。 - 前記導通間隔は0.4m未満である
請求項1〜4から選択される1請求項のプラズマ表示装置。 - 前記導通間隔は0.1m未満である
請求項5のプラズマ表示装置。 - 前記導通間隔はLxで表され、前記規定周波数がFxで表され、前記Lxは、下記式:
Fx=c/(3Lx)
で表される値より短い
請求項1のプラズマ表示装置。 - 前記装飾体は横方向に長く、前記接続器の数は3より大きく、
前記3つの接続器は2つの前記導通間隔を有する
請求項1〜7から選択される1請求項のプラズマ表示装置。 - 金属製の内部筐体と、
樹脂製の外装筐体とを含み、
前記外装筐体は、前記外装筐体の表面に金属板を形成し、
前記金属板は複数箇所で前記内部筐体の基準電位に対して電気的に接続する
プラズマ表示装置。 - 前記金属板と前記基準電位の電気的接続は、前記金属板を前記外装筐体の表面に取り付けるための導体の留め具により行われる
請求項9のプラズマ表示装置。 - 前記複数箇所は2箇所を含み、
前記2箇所の間隔は、0.43m未満である
請求項9又は10のプラズマ表示装置。 - 前記複数箇所は2箇所を含み、
前記2箇所の間隔は、0.1m未満である
請求項9又は10のプラズマ表示装置。 - 1枚の前記金属板を前記基準電位に電気的に接続する任意の点に最も近い同じ前記金属板を前記基準電位に電気的に接続する他の点までの距離は、0.43m未満である
請求項9又は10のプラズマ表示装置。 - 基準電位が設定される内部筐体と、
前記内部筐体に支持される電気絶縁性の外部筐体と、
前記外部筐体の前記内部筐体とは反対の面に取り付けられる電気伝導性の装飾体と、
前記外部筐体を貫通して前記内部筐体と前記装飾体とを接続する電気的良導体
とを具備するプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体は、前記装飾体に圧入した金属インサートナットである
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体は、前記装飾体に一体成型したネジボスである
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体は、前記装飾体に溶接したネジボスである
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気伝導性の装飾体と前記内部筐体とは、ネジにより前記金属インサートナット、又は前記ネジボスに締結される
請求項15乃至17の何れか一項に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体は、ネジであり、前記装飾体にネジ穴を形成する
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体は、前記装飾体にネジ止めした板バネ、又は前記装飾体にカシメにより固定した板バネである
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 前記板バネにツメ形状の突起が形成され、前記突起により内部筐体に固定する
請求項20に記載のプラズマ表示装置。 - 前記電気的良導体を前記外部筐体に貫通させるために前記外部筐体に形成される孔は円形又は楕円形である
請求項14に記載のプラズマ表示装置。 - 基準電位が設定される内部筐体と、
前記内部筐体に支持される電気絶縁性の外部筐体と、
前記外部筐体に取り付けられる電気伝導性の装飾体と、
前記装飾体を複数位置で前記内部筐体に電気的に接続する複数の接続器とを含み、
前記複数の接続器のうち隣り合う2つの接続器が前記内部筐体に導通する有効導通点の間の距離である導通間隔は、規定周波数の電磁波が前記接続器に共振しない距離に設定され、
前記接続器は、
前記装飾体に同体に接合されるボスと、
前記ボスに締結されて、前記内部筐体と前記装飾体とを固着するねじとを備える
プラズマ表示装置。 - 請求項23に記載されるプラズマ表示装置を製造する方法であり、
前記装飾体に前記ボスを圧入するステップと、
前記ねじを前記ボスに締結して前記内部筐体と前記装飾体とを固着するステップ
とを具備するプラズマ表示装置製造方法。 - 請求項23に記載されるプラズマ表示装置を製造する方法であり、
前記装飾体に前記ボスを溶接するステップと、
前記ねじを前記ボスに締結して前記内部筐体と前記装飾体とを固着するステップ
とを具備するプラズマ表示装置製造方法。 - 請求項23に記載されるプラズマ表示装置を製造する方法であり、
前記装飾体と前記ボスとを一体成型するステップと、
前記ねじを前記ボスに締結して前記内部筐体と前記装飾体とを固着するステップ
とを具備するプラズマ表示装置製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003342027A JP2004361913A (ja) | 2003-05-13 | 2003-09-30 | プラズマ表示装置 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2003134342 | 2003-05-13 | ||
JP2003342027A JP2004361913A (ja) | 2003-05-13 | 2003-09-30 | プラズマ表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=34067167
Family Applications (1)
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JP2003342027A Pending JP2004361913A (ja) | 2003-05-13 | 2003-09-30 | プラズマ表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004361913A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7545632B2 (en) | 2005-03-03 | 2009-06-09 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display apparatus |
WO2012117657A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | パナソニック株式会社 | 表示装置 |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003342027A patent/JP2004361913A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7545632B2 (en) | 2005-03-03 | 2009-06-09 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display apparatus |
WO2012117657A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | パナソニック株式会社 | 表示装置 |
US9107289B2 (en) | 2011-02-28 | 2015-08-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Display device |
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