JP2004361546A - Magnet board with rivet - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非磁性の各種壁面に対して、比較的大型の写真やポスター等の掲示物を取付けるのに適した鋲付きマグネット板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、比較的大型の写真やポスター等の掲示物(以下、掲示物と表記する)を、非磁性の掲示板や室内壁面用仕上げ部材及び各種素材を用いた壁体等の壁面(以下、壁面と表記する)に取付ける手段として、掲示物と壁面間に接着剤を使用して接着したり、掲示物の表面から画鋲(押しピン)を壁面に押し込んで取付ける方法が日常的に用いられている。しかしながら、前者は壁面を汚したり、貼り替え時に手間がかかる不都合があり、後者は掲示物に画鋲痕が残る不都合を有していた。
【0003】
なお、近年における室内壁面用仕上げ部材は、消防上の観点から不燃部材が広範囲に用いられているが、この不燃部材は石膏ボードが主体であるため強度が弱く、掲示物を確実に取付けたくても釘のような太い径の取付け部材を用いると取付け痕が残る不都合があり、好ましく使用されていないのが実情である。
【0004】
これらの不都合を解消する手段としては、掲示物を、その裏面に磁石が吸いつく金属等の小片(鉄板等)を貼ったものとし、取付け部材として頭部に磁石を付けた画鋲を使用して、掲示物を画鋲の頭部に磁気吸着にて取付けた状態で、画鋲のピン部を壁面に差込んで取付ける。または、画鋲を先に壁面に取付けた状態で、画鋲上に掲示物を磁気吸着で取付ける技術が公開されている。(特許技術文献1参照)
【0005】
この技術によれば、壁面に接着等の汚れが生じず、さらに取付け部材の痕も殆ど判らない利点がある。
【0006】
しかしながら、この技術に示された頭部に磁石を付けた画鋲は、頭部が小面積であるため、大型の掲示物に用いようとした場合は複数個必要となり、その取付け作業工数が多くなって不便であるという不都合を生じていた。
さらに、この画鋲を複数個使用し、その頭部の上面に掲示物磁気吸着で取付けた状態で壁面に各画鋲を差込んで取付ける手順の場合は、掲示物が紙状の柔らかなものであると、しわが寄りやすいと云う不都合を生じる。また、これらの画鋲を先に壁面へ取付けた後に、画鋲上に掲示物を磁気吸着で取付ける手順の場合は、画鋲を壁面に取付ける際に基準となるものが無いので位置ずれを起こし易く、それを防ぐためには慎重な作業が必要となるので、取付け作業性が好ましくないものであった。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−11697号公報(第2頁、第3図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、非磁性の各種壁面に対して、比較的大型の写真やポスター等の掲示物を取付ける時の作業性が良く、しかも確実に取付けることができる鋲付きマグネット板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、掲示物の幅と略同一の幅を有する取付け部材を用いれば従来の不都合を解消することを究明したものであり、具体的には、断面が略矩形で帯状に伸延させた形体の器体を有し、その背面側にはマグネット部が設けられ、さらに、頭部と鋭利な切っ先の軸部を備えた鋲を、その軸部が直角乃至所定角度下向きに傾いて正面側から突出する状態に器体内で保持した構成の鋲付きマグネット板によって実現できる。この場合の器体の幅は、掲示物に合わせて設定しても良いし、予め長尺に形成しておき、掲示物の幅に合わせて裁断することにより求めても良い。
【0010】
なお、器体はマグネット製で断面が中空部を有する矩形であって、その正面側に該器体の長手方向に沿って切り欠き部が形成されており、上記中空部及び切り欠き部に対して、少なくとも頭部が非磁性体でなる鋲の頭部及び軸部が移動自在に嵌入して保持される構成とすると、鋲を所定の位置までスライドさせるだけで簡単に設置することができる。また、器体が一部材で済むため、小型化できる利点もある。
【0011】
また、器体の正面側に形成された切り欠き部の上方の保持片には、鋲の軸部が軽度の強制力で着脱自在に嵌合する溝部を複数形成すると、鋲の位置決めを確実に行うことができる。
【0012】
さらに、器体はマグネット製で断面が中空部を有する矩形であって、その下面側に該器体の長手方向に沿って切り欠き部が形成されており、器体の正面を形成する保持片には、鋲の軸部が軽度の強制力で着脱自在に嵌合する溝部が器体の長手方向に沿って複数形成されている構成で実施することもできる。この構成によれば鋲を希望する位置に直接配置できるので、家庭用の壁面に取付ける際の強度を安定させることができ、鋲付きマグネット板の組立作業性が良いものとなる。
【0013】
また、器体がマグネット製であり、その背面側に鋲の頭部が完全に陥没する溝部を上記器体の長手方向に沿って形成させる構成によっても実施することができる。この構成によれば、鋲を差込むだけで鋲付きマグネット板を家庭用等の壁面へ直接取付けることができるので、さらに作業性が良くなると云う利点がある。
【0014】
なお、この構成において、器体の背面側に設けられた溝部の底面には、正面側に向かって鋲の軸部が挿入可能な軸用孔を、該器体の長手方向に沿って複数配設させると、鋲を希望する位置に配置させることができるので壁面に取付ける際の強度を安定させることができる。
【0015】
また、器体がマグネット製であり、その長手方向に沿って複数の鋲がインサート成形により一体的に形成されている構成で実施しても良い。この場合は、鋲付きマグネット板自体が完成状態となっているので、壁面に直接取付けることができる。
【0016】
本発明における器体は、背面側のマグネット部材と正面側の非マグネット部材でなる鋲挿入部材を接合して構成しても良く、この構成によればマグネット部材の構造が単純構造で可能となるので生産性が良く、更に最小限の材料で済むのでコスト上の利点がある。
【0017】
具体的には、鋲挿入部材は断面が中空部を有する矩形で帯状に伸延させた形体であり、その正面側に該鋲挿入部材の長手方向に沿って切り欠き部が形成され、上記中空部及び切り欠き部に対して、鋲の頭部及び軸部が移動自在に嵌入して保持する構成で実施することができる。
この構成によれば、鋲挿入部材が非マグネット製で出来ているために、鋲はマグネット以外のいかなる材料でできていても、磁気吸着されて移動を阻害される現象が起こらない。
従って、鋲の材料は、強磁性体ではあるが製造しやすい汎用の鉄製とすることができるので、安価なコストで実施できる。
【0018】
なお、鋲挿入部材に形成された切り欠き部の上方の保持片に、鋲の軸部が軽度の強制力で着脱自在に嵌合する溝部が複数形成されていると、任意の位置で鋲を確実に配置できるので作業性を向上させることができる。
【0019】
また、鋲挿入部材は断面が中空部を有する略矩形で帯状に伸延させた形体であり、その下面側に該鋲挿入部材の長手方向に沿って切り欠き部が形成され、該鋲挿入部材の正面を形成する保持片には、鋲の軸部が軽度の強制力で着脱自在に嵌合する溝部が長手方向に沿って複数形成されている構成とすることもできる。
この構成によれば鋲を希望する位置に直接配置できるので、家庭用の壁面に取付ける際の強度を安定させることができ、鋲付きマグネット板の組立作業性が良いものとなる。
【0020】
また、鋲挿入部材は断面が略矩形で帯状に伸延させた形体であり、その正面側に該鋲挿入部材の長手方向に沿って複数の鋲がインサート成形によって一体的に保持されている構成で実施しても良い。この場合は、鋲挿入部材には既に鋲が取付いた状態となっているので、鋲付きマグネット板の組立が簡単にできる。
【0021】
さらに本発明は、鋲挿入部材は合成樹脂製であり、その断面が上下の面に夫々係合突起及び係合溝を有し背面側に開放部を設けた略コ字状で帯状に伸延させた形体であり、鋲を上記背面側に設けた開放部の底面から正面側に軸部が突き出るように差し込んだ状態で、該鋲における頭部の上面に可及的に近接する規制突部を備えたマグネット部材を、上記鋲挿入部材の係合突起または係合溝に対して着脱自在にスライドさせて取付ける構成とすることができる。
この場合は、鋲をスライドさせることなく直接差し込んで位置決めすることができるので、作業性が良く、しかも位置決めを確実に行うことができる。
【0022】
また、鋲挿入部材の背面側に設けられた開放部の底面には、正面側に向かって鋲の軸部が挿入可能な軸用孔を、該鋲挿入部材の長手方向に沿って複数配設させると鋲の差込み作業性をさらに向上させることができる。
【0023】
なお、鋲挿入部材は、マグネット以外の強磁性体製であり、マグネット部材に対して磁気吸着にて取付けるようにすると、器体の組立てが簡単となり作業性を向上させることができる。
【0024】
具体的には、鋲挿入部材は、その背面側に鋲の頭部が完全に陥没する溝部を、該鋲挿入部材の長手方向に沿って形成すると共に、該溝部の底面には正面側に向かって鋲の軸部が挿入可能な軸用孔を長手方向に沿って複数配設させる構成によって実施することができる。この構成によれば、鋲を組み込んだときに、その頭部上面の移動が阻止される構造となるため、軸用孔を大き目に設定することができ、作業性が良くなる利点がある。
【0025】
さらに本発明は、背面側のマグネット部材と正面側のマグネット部材でなる鋲挿入部材を磁気吸着で接合して構成するようにして、実施することができる。この構成によれば、マグネット部材と鋲挿入部材の接合を、より強固に行うことができる。
【0026】
具体的には、鋲挿入部材は、その背面側に鋲の頭部が完全に陥没する溝部を、該鋲挿入部材の長手方向に沿って形成すると共に、該溝部の底面には正面側に向かって鋲の軸部が挿入可能な軸用孔を長手方向に沿って複数配設させる構成で実施することができ、この場合においても、鋲を組み込んだときに、その頭部上面の移動が阻止される構造となるため、軸用孔を大き目に設定することができ、作業性が良くなる効果を奏することができる。
【0027】
なお、上述した各種の構成の器体は、複数個を所定の間隔を設けて連結する構成で実施しても良い。この構成は、特に大型の掲示物や変形形状の掲示物に対して有効であり、掲示物を確実に磁気吸着で取付けできると共に、鋲の位置も正確に配置できるので壁面に強固に取付けることが可能となる。
【0028】
これまでに述べた各種の構成に使用する鋲は、その頭部の下面に対し所定角度傾いて形成される軸部を有するものを使用すると、家庭用等の壁面に鋲が鋭角的に取付けられるので取付け強度が向上すると共に、鋲の頭部における下面と接触する器体の面が、正面側の面と並行になるため、その間を均等な薄肉に形成することができることになり器体の断面形状を小型化することができる。
【0029】
また、鋲を家庭用等の壁面に鋭角的に取付ける別の構成として、鋲は、その頭部の下面に対し垂直に形成される軸部を有するものを使用し、器体における上記頭部の下面と接触する面は、該器体の正面側の面に対し所定角度傾いて形成するようにしてもよい。この場合は、器体の断面形状がやや大型化するものの、鋲が製造しやすい、あるいは汎用品を使用できる利点がある。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明における鋲付きマグネット板は、断面が略矩形で帯状に伸延させた形体の器体を有し、その背面側にはマグネット部が設けられ、さらに、頭部と鋭利な切っ先の軸部を備えた鋲を、その軸部が直角乃至所定角度下向きに傾いて正面側から突出する状態に器体内で保持した構成を基本とするものであり、以下、器体自体がマグネット製で構成されるものから順に、各実施例に沿って詳細に説明する。
【0031】
図1及び図2は、本発明の第1の実施例を表したものであり、図1の分解斜視図に示すように、鋲付きマグネット板1は器体2と鋲3によって構成される。
【0032】
器体2は、全体がマグネット製であり、断面が中空部4を有する略矩形に形成され、正面5には切り欠き部6が器体2の長手方向に沿って形成されている。この構成は、必然的に、切り欠き部6の上下には、上面8及び下面9から折れ曲がった状態で鋲の保持片5a及び5bが形成されることになり、さらに背面7にはマグネット部7Jが設けられていることになる。
なお、中空部4と切り欠き部6の寸法及び形状は、後述する鋲3の取付け時にスライド自在になるように設定されており、必要に応じ若干の抵抗力を持たせても良い。
【0033】
この器体2の材料は、フェライト系、マンガン・アルミニウム系、サマリウム・コバルト系、ネオジウム・鉄・ホウ素系、サマリウム・鉄・窒素系等の硬質磁性材料からなる磁石材料微粉末を有機高分子エラストマーに練り込み着磁された樹脂製マグネット等適宜のマグネットが用いられる。この内、樹脂製マグネットは柔軟性があるので後述する壁面に取付ける際に、壁面が平坦面以外の曲面にも追従させることができるので好ましく使用される。
【0034】
なお、器体2自体の作製は、押し出し成形やインジェクション成形等適宜の方法で実施される。
【0035】
また、鋲3は汎用の画鋲(押しピン)に近似した断面が略T字状の形状であって、直径がΦ1〜1.5mm、長さが12〜25mm程度の先端に鋭利な切っ先3cを有する軸部3bと、直径がΦ10〜15mmで厚さ1.5〜3mm程度の頭部3aで構成される。なお、軸部3bと頭部3aは一体であっても、カシメ等で接合されたものであっても特に制限されないものであり、寸法も上記に限られず、用途や取付ける壁面の強度を勘案して設定される。なお、本実施例において使用される鋲3の材料は、マグネットに磁気吸着しないステンレス等の非磁性のものを使用する。
【0036】
そして、鋲3を器体2に取付けるには、先ず図1に示すように、鋲3を、その軸部3b及び頭部3aが、器体2における切り欠き部6及び中空部4に接近するように配置し、さらに矢印の方向に挿入する。同様な手順で必要な数の鋲3を所定位置まで挿入すると、図2(a)の斜視図及び図2(b)のA−A拡大断面図に示すように鋲3が器体2に、その軸部3b及び切っ先3cが突出するように保持される。
【0037】
なお、各鋲3の位置の維持は、前述したように、鋲3の挿入時に器体2へ若干の抵抗(摩擦力)を持たせることで行っても良いし、接着や、器体2における鋲3の軸部3bの周囲を熱変形させるようにして実施しても良い。
【0038】
図3及び図4は、本発明における第1の実施例の変形例を表したものである。即ち、この変形例において使用する鋲は、第1の実施例のように、全体が非磁性体で形成されるものと異なり鋲の頭部のみが非磁性体となっている点が異なる。具体的には、図3の断面図に示すように、鋲3’は、例えば汎用の上敷鋲のような構成となっており、軸部3b’には直径Φ1.5mm全長25mm程度の寸法を有する、鉄製で電気亜鉛メッキのような表面処理を施したものを用いて、頭部3a’を直径Φ12mm高さ3mm程度の寸法でABS樹脂等の合成樹脂製としてインサート成形にて一体的に形成する。
勿論、この構造は一例であって、他の構造によって実施しても構わない。
【0039】
そして、鋲付きマグネット板1’の作製は、第1の実施例同様に、図4(a)に示す分解斜視図及び図4(b)に示すB−B拡大断面図のように、器体2’の中空部4’及び切り欠き部6’に鋲3’の頭部3a’及び軸部3b’を挿入させることによって実施できる。
【0040】
この時、鋲3’の頭部3a’は非磁性体であるので器体2’に磁気吸着されることはない。但し、鋲3’の軸部3b’は強磁性体の鉄製でできているので器体2’に磁気吸着するように作用するが、磁気吸着が及ぶ範囲は、鋲3’の軸部3b’の一部と、そこに近接する器体’2の切り欠き部6’間のみであり、鋲3’の器体2’への挿入作業は、殆ど磁気吸着に影響されること無く行うことができる。
【0041】
次に、本発明による鋲付きマグネット板の使用方法について、第1の実施例を用いて図5〜図7により説明する。
【0042】
図5の取付け説明用の斜視図に表わされるように、紙や樹脂シート等で形成された薄板で大型の掲示物Pの裏面に所定位置(この図では上下の2箇所)にマグネットに磁気吸着する薄い鉄板等で形成された強磁性体板Sが、接着等により取付けられている。なお、この強磁性体板Sは、下方の取付け状態に表わされるように小片Saを複数配置して実施しても良い。勿論、この強磁性体板Sは掲示物全面に取付けても良い。なお、後述するように、掲示物自体が強磁性体板の場合や、強磁性体製でなる絵画等の額縁等の枠体に対しては、改めて強磁性体板を使用することなく直接的な対応も可能である。
【0043】
そして、鋲付きマグネット板1は、掲示物Pの大きさや重量に適合するように、掲示物の幅に合わせて複数(この図では上下の2ヶ所)使用し、背面7側のマグネット部7Jを掲示物Pの裏面に取付けられたの強磁性体板Sに対向させ、正面5からは鋭利な切っ先3cを有する鋲3の軸部3bを複数突出させている。なお、軸部3bの数量及び突出代は、掲示物の重量及び下述する取付け用の壁面Wの強度を勘案し設定される。
【0044】
この状態から、掲示物Pを壁面W上に取付けるには、図6に表わす取付け状態の断面図に示すように、掲示物Pを、その強磁性体板S,Sa,Sa,Saによって鋲付きマグネット板1,1のマグネット部7J,7Jに磁気吸着させた状態で、該鋲付きマグネット板1,1の複数の軸部3b...を、壁面Wに差し込んで取付ける。あるいは、先に鋲付きマグネット板1,1を壁面Wに差し込んで取付けた後に、掲示物Pを鋲付きマグネット板1,1に磁気吸着させて取付ける。
【0045】
なお、本実施例における器体2の材料を前述した樹脂製マグネットとした場合は、柔軟性があるため、図7に示す平坦面以外の曲面を有する壁面Waに対しても追従できるので、掲示物P’を上述した内容と同様に取付けることができる。
【0046】
図8は、本発明の第2の実施例を表わしたものであり、前述の第1の実施例とは鋲付きマグネット板からの、鋲の軸部の突出する角度が異なっている。
【0047】
即ち、図8(a)の分解斜視図及び図8(b)のC−C拡大断面図に示されるように、鋲付きマグネット板21の器体22の断面には、鋲23を傾斜させて挿入できるように、正面25に対して中空部24の底面24aが所定角度Mだけ傾斜して設けられると共に、その面に直角に切り欠き部26が設けられている。従って、鋲23を挿入した際に、その軸部23bは、器体22の正面25の垂直線から下向きに傾斜角度Mだけ傾いて突出することになる。
なお、傾斜角度Mは、本実施例では15度で表わしているが、取付ける壁面の強度等を勘案して適正値に設定される。
【0048】
軸部23bを器体22の正面25から下向きに傾けて突出させると、壁面に対する取付け強度が向上するため、特に、壁面が石膏ボードのような強度が低い不燃材料を使用しているものに対し有効に作用することになる。
【0049】
図9は本発明の第3の実施例を表わしたものであり、第2の実施例とは鋲の軸部を下向きに傾斜させて突出させる点で一致するが、軸部を傾斜させる手段を鋲自体で行う点で異なっている。
【0050】
即ち、図9(a)に表わす鋲の斜視図及び図9(b)に表わす鋲を取付けた状態の拡大断面図に示すように、鋲付きマグネット板31に使用される鋲33は、その頭部33aの垂直線に対し傾斜角度Mだけ傾いて軸部33bが形成されている。また、鋲付きマグネット板31の器体32は、正面35と平行な中空部34が形成されているが、切り欠き部36は正面35の垂直線に対し傾斜角度Mだけ下向きに傾いて形成されている。従って、この実施例においても第2の実施例同様に、鋲付きマグネット板の正面に対して鋲の軸部が、下向きに傾いた状態で突出することになる。
【0051】
但し、この実施例においては器体32の中空部34における鋲33の頭部33aの接触する底面34aを、第2の実施例のように傾斜させる必要がないので、第2の実施例と比較した場合、器体32の断面形状が小型化する利点がある。
【0052】
図10は、本発明における第3の実施例の変形例を表わしたものであり、図10(a)は分解斜視図、図10(b)は鋲頭部の収納状態の略図を示す。
【0053】
この変形例における、鋲付きマグネット板31’に使用する鋲33’は、その軸部33b’は第3の実施例と同様に所定角度傾斜して形成されているが、頭部33a’の形状が略方形に形成されており、器体32’における中空部34’の上下の面に沿うようになっている。従って、器体32’に収納した状態で、図10(b)に示すように鋲33’の頭部33a’が軸部33b’の中心軸に対して回動することが無いので、鋲軸の傾斜した突出状態をより確実に維持することができる。
【0054】
なお、頭部の形状は上記の略方形に限らずに実施可能であり、基本的に頭部の上下の面が器体32’における中空部34’の上下の面に沿う平行形状になっておれば同様な効果を奏することができる。
【0055】
図11は本発明の第4の実施例を表したものであり、これまで述べた各実施例及び変形例における鋲の挿入方向の位置決めを、より確実に行うことができる態様を示している。
【0056】
即ち、図11(a)の分解斜視図に示すように、この鋲付きマグネット板41における器体42の正面45に設けられた切り欠き部46の上方の保持板45aには、器体42の長手方向に沿って複数の溝部46aが形成されている。
【0057】
この溝部46aは、図11(b)に表わすD矢視方向の鋲軸部の取付け拡大説明図に示すように、鋲43の軸部43bの直径寸法Vに対して、下方に直径Vより若干小さい寸法のY1で開放され、上方は直径Vに対して若干大きい寸法のY2を有する略円形となるように形成されており、鋲43の軸部43bを下から上に移動させることにより軽度の強制嵌合で保持させることができるようになっている。
【0058】
なお、この鋲43の軸部43bの器体42に対する保持は、鋲付きマグネット板41を壁面に取付けるまでの間を維持できればよいものであるため、厳密な嵌合力は必要ではなく、溝部46aは単に軸部43bに対して同等または若干小さめに形成するだけでも同様な効果を奏することができる。
【0059】
従って、器体42に溝部46aを設けたことにより、鋲43を器体42の所定の位置に確実に設置することができる。なお、それに伴い、前述したような鋲の挿入や移動に対して器体の中空部及び切り欠き部に若干の抵抗をもたせる必要はないので、器体42には大きめの嵌合隙間を設定することができ、作業性を向上させることもできる。
【0060】
これまでに述べた各実施例及び変形例は、鋲を器体の側方から差込んで保持する構成であったが、それ以外の構成でも実施することができる。
【0061】
図12は、本発明における第5の実施例を表したものであり、鋲は器体の下方から装着されることを特徴としている。
【0062】
即ち、図12(a)の分解斜視図及び図12(b)の部分正面拡大図並びに図12(c)のE−E拡大断面図に表わされるように、鋲付きマグネット板51は、断面が下面59を切り欠き部56によって開放された中空の略矩形で、その垂直方向に幅広に伸延した形状の器体52を使用する。
【0063】
そして器体52は、上記の中空部54を鋲53の頭部53aが僅かな隙間で挿入される寸法、形状に形成すると共に、正面55の保持片55aの長手方向に沿って複数の鋲取付け溝55c...を設けている。
【0064】
この鋲取付け溝55cは、上方に鋲53の軸部53bより若干大きめの径寸法Y2で設定された軸用孔55caが形成され、その下部を小径寸法Y1で開放し下端は鋲軸53bの約2倍程度に大きな幅寸法Y3で設定されており、軸部53bがスムーズに着脱可能で、且つ、装着状態を維持できるようになっている。従って、鋲53を任意の位置の鋲取付け溝55cに簡単に取付けることができる。
【0065】
なお、鋲53の軸部53bの上端から器体52の正面と同位置或は若干突出する間を太径に形成すると、図示しない壁面に取付けた際に、鋲53の頭部53aの位置が定まるため、鋲53を先に壁面に取付ける作業の場合には、効果的なものとなる。
【0066】
図13は、実施例5の変形例を表したものであり、図13(a)の部分正面図及び図13(b)の部分底面図に示すように、器体52の正面55の保持片55aと背面57の壁片57a間を鋲53が干渉しない位置にリブ52a...により連結する構成になっており、背面57の壁片57aが開かないので、より強固なものとすることができると共に安定した嵌合寸法を確保できる。
【0067】
以上の通り、第5の実施例は、鋲の位置決めが確実にでき、さらに鋲の取付け作業が簡単にできる利点がある。
【0068】
図14は、本発明の第6の実施例を表わす。この実施例は、鋲を器体の背面側から直接取付ける構成を特徴とするものである。
【0069】
即ち、図14(a)の分解斜視図及び図14(b)のF−F拡大断面図に示されるように、鋲付きマグネット板61はマグネット製でなる器体62と複数の鋲63...により構成されている。
【0070】
そして、器体62の背面67には、鋲63の頭部63aが完全に陥没する深さを有する溝部67aが形成されており、その底面67bには正面65に向かって貫通する複数の軸用孔67c...が形成されている。なお溝部67aの深さは、図14(b)に示されるように、器体62の背面67から鋲63の頭部63aの隙間Nが1mm程度生じるように設定される。即ち、掲示物Pの背面に取付けられる鉄板等の強磁性体板Sに干渉しないように設定されている。
【0071】
なお、この実施例では鋲63の軸部63bが器体62の正面65から垂直に突出する態様を示しているが、図15(a)の分解斜視図及び図15(b)のG−G断面図に表わす変形例の鋲付きマグネット板61’のように、器体62’の溝部67a’の底面67b’及び軸用孔67c’を所定角度傾斜させて形成し、鋲63’も同様に所定角度傾斜させて、その軸部63b’を器体62’の正面65’から突出させた場合においても、器体62’の背面67’から鋲63’の頭部63a’の最大に位置する部分までの隙間を、上述したNを確保するように溝部67a’が設定される。
【0072】
なお、第6の実施例及び変形例において、器体62,62’には、複数の軸用孔67c...,67c’...が形成されているが、軟質の樹脂製マグネット材料を使用する場合は軸用孔を設けないで、直接、鋲を差し込むようにしても良い。
【0073】
従って、第6の実施例においては、鋲を差込むだけで鋲付きマグネット板を取付けることができるので、取付け作業が極めて簡単になる利点がある。
【0074】
図16は本発明の第7の実施例を表わしたものであり、鋲を器体に後作業で取付けることなく、器体と一体的に形成することを特徴とするものである。
【0075】
この実施例は、図16(a)の斜視図及び図16(b)のH−H拡大断面図に示すように、鋲付きマグネット板71は、器体72に対して、複数の鋲73...が、その頭部73a及び軸部73bの上部を埋没する形態でインサート成形されることにより、鋲軸73bの大半が突出するように一体的に形成されている。なお、本実施例においては、鋲73は器体72の正面75の垂直軸に対して、下向きに傾斜して設けられているが、垂直状態に突出させても良い。
【0076】
第7の実施例においては、鋲付きマグネット板71自体が完成状態になっているので、掲示物を取付ける壁面に直ちに取付けることができるので作業性が極めてよいものとなる。
【0077】
本発明は、第1の実施例から第7の実施例に示す如く、鋲の取付けを各種の形態で実施することができる。
【0078】
これまで説明した各実施例及び各変形例は、器体自体がマグネット製であったが、器体を掲示物に磁気吸着させるマグネット部材と、鋲を取付けるための鋲挿入部材で構成し、それらを接合して実施することもできる。なお、この構成によれば、鋲挿入部材の材料は任意に選択できるが、非マグネット材料を用いた場合の実施例から順に説明する。
【0079】
図17は本発明の第8の実施例を表わしたものであり、図17(a)は分解斜視図、図17(b)は完成状態の斜視図を示す。
【0080】
この実施例における鋲付きマグネット板81は、鋲挿入部材84及びマグネット部材85からなる器体82と鋲83で構成されており、これまで説明した各実施例及び各応用例とは、マグネット部材85を別途設けた点、また、それに取付ける非マグネット部材でなる鋲挿入部材84を設けた点で構造を異とする。さらに、鋲83においても、保持させる鋲挿入部材84が非マグネット部材であるため、鋲83自体がマグネット製で無い限り磁気吸着される可能性は無いと云う要素が生じている。
【0081】
鋲挿入部材84は鋲83を挿入して保持するものであり、これまで述べた第1〜第6の各実施例及び各変形例における器体の材料を非マグネット製の適宜の材料即ち、各種の合成樹脂や、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属に切り替えて使用する。この内、柔軟性のある材料は、掲示物を取付ける壁面が曲面であっても追従して取付けることができるので、好ましく使用される。
【0082】
従って、鋲挿入部材84の具体的な構成については、これまで述べた第1〜第6の各実施例及び各変形例における器体と同様となるので説明を省略する。
【0083】
なお、鋲挿入部材84の製作は、合成樹脂製の場合は押し出し成形やインジェクション成形等にて行い、金属製の場合は板状の材料を曲げ加工したり押し出し成形等により行うことができる。
【0084】
また、鋲挿入部材84の材料が非マグネット製となったことに伴い、鋲83も上述したようにマグネット製以外の適宜の材料、例えば汎用の鉄製等が用いられる。なお、マグネット製の鋲は現状では存在しないと考えられるため、実質上は任意の材料で良いことになる。
【0085】
さらに、マグネット部材85は、断面略コ字状に形成されており、上記の鋲挿入部材84の正面86を除く上面87、背面88、下面89を覆うように接着等で固定される。
【0086】
なお、本実施例においては、マグネット部材85は鋲挿入部材84の全幅を覆う形態と成っているが、図18に示す各種の変形例のように小型化させて実施しても同様な効果を奏することができる。
【0087】
即ち、図18(a)は第1の変形例を示し、この場合のマグネット部材85aは平板状に形成され、鋲挿入部材84の背面88に接着等で取付けられる。さらに、第2の変形例である図18(b)示す断面が略コ字型マグネット部材85bや、第3の変形例である図18(c)に示す方形板のマグネット部材85c、第4の変形例である図18(d)に示す円形のマグネット部材85dのように小片状に形成し、複数個を部分的に使用してもよい。
【0088】
これらのマグネット部材85,85a,85b,85c,85dの材料は、フェライト系、マンガン・アルミニウム系、サマリウム・コバルト系、ネオジウム・鉄・ホウ素系、サマリウム・鉄・窒素系等の硬質磁性材料からなる磁石材料微粉末を有機高分子エラストマーに練り込み着磁された樹脂製マグネット等適宜のマグネットが用いられる。この内、樹脂製マグネットは柔軟性があるので、特に、鋲挿入部材84が柔軟性を有する場合に用いられると効果的である。
【0089】
以上説明したように、第8の実施例においては、これまで述べた第1〜第6の各実施例及び各変形例と比較し、マグネット材料を少量化することができ、さらに、鋲の材料も鉄等の汎用材料を使用することができるので、コスト上の利点がある。
【0090】
図19は本発明の第9の実施例を表したものであり、この実施例は、第8の実施例に示したマグネット部材以外が異なった構成となっており、具体的には第7の実施例で示した鋲付きマグネット板における、マグネット製の器体の材料を非マグネット製とした部材に、マグネット部材を取付けた構成となっている。
【0091】
即ち、図19(a)の斜視図及び図19(b)のJ−J拡大断面図に表わされるように、鋲付きマグネット板91は、複数の鋲93...の各鋲軸93bが突出するように各頭部93aの周辺をインサート成形した合成樹脂製の鋲付きの鋲挿入部材である、鋲付き部材94を使用し、鋲93の鋲軸93bが突出する正面96を除く、上面97、背面98、下面99を覆う複数のマグネット部材95...を接着等で取付けて構成されている。
【0092】
なお、マグネット部材95の態様については、前述した第8の実施例及び変形例に示したように、各種変形して実施することができる。
【0093】
この実施例によれば、鋲付き部材94にマグネット部材を取付けるだけで、簡単に鋲付きマグネット板の製造を行うことができる。
【0094】
また、本発明においては、器体の材料を合成樹脂等の非磁性体による非マグネット製とした場合には、接合時にマグネット部材と磁気吸着されないため、その現象を応用した構成で実施することもできる。
【0095】
図20は本発明の第10の実施例を表わしたものであり、図20(a)は分解斜視図、図20(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【0096】
この実施例における鋲付きマグネット板101は、鋲挿入部材104とマグネット部材105からなる器体102と複数の鋲103...により構成されている。
【0097】
鋲挿入部材104は、その背面104bに開放部108を有する断面略コ字状で、その垂直方向に伸延させた帯状の幅広形状に形成されており、上面104c及び下面104dには背面104bの中心方向に向かって係合突起107,107が設けられており、そこから正面104a方向に係合溝107a,107aが形成される。
【0098】
また、開放部108の底面108aから正面104aに向かって複数の軸用孔106...が長手方向に沿って形成されている。なお、この軸用孔106...及び開放部108の底面108aは、鋲103が傾いて取付けられるように、所定角度傾斜して設けられている。
【0099】
マグネット部材105は、断面略凸字状で、その垂直方向に伸延させた帯状の幅広形状に形成されており、段状に設けられた係合突起109a,109aの下方が規制突部109となり、係合突起109a,109aの上方が突出部105aとなっている。なお、この規制突部109の下面は、後述するように、鋲付きマグネット板101として組み立てた際に、鋲103の頭部103aの上面との隙間が最小限となるように設定されている。
【0100】
鋲付きマグネット板101として完成させるには、先ず、鋲挿入部材104に対して、複数の鋲103...を、複数設けられた軸用孔106... の任意の位置に開放部108の底面108a側から差し込む。次に、鋲挿入部材104の側面方向から、マグネット部材105を、鋲挿入部材104の係合溝107a,107aに対して、マグネット部材105の係合突起109a,109aが嵌合するようにスライドさせて装着する。
【0101】
そうすると、図20(b)に表わされるように、鋲103の頭部103aはマグネット部材105の規制突部109の下面によって殆ど動かない状態となるので、複数の鋲103...は鋲挿入部材104に保持される。また、マグネット部材105も同様に鋲挿入部材104に保持されることになる。
【0102】
なお、マグネット部材105を鋲挿入部材104に、より強固に取付けるには、接着剤を使用したり、両者のスライド嵌合部の一部に図示しない任意の凹凸嵌合部を設け強制嵌合にて取付ける等の汎用の技術で実施することができる。
【0103】
図21は、本発明における第10の実施例の変形例を表したものであり、第10の実施例とは鋲挿入部材とマグネット部材との嵌合位置及び形状が異なっている。また、鋲の取付け角度も通常の垂直状態となるようになっている。
【0104】
具体的には、図21(a)の分解斜視図及び図21(b)の組立状態の断面図に表わされるように、鋲挿入部材104’には、その上面104c’及び下面104d’の背面104b’寄りに係合突起107’,107’及び係合溝107a’,107a’が形成されており、マグネット部材105’には、同部に嵌合する係合溝109b’、109b’及び係合突起109a’,109a’が上下の面105c’,105d’に形成されている。
【0105】
また、マグネット部材105’の背面105b’の内面側には、後述するように、マグネット板101’として組み立てた際に、鋲103’の頭部103a’の上面との隙間が最小限となるような規制突部109’,109’がリブ状に形成されている。
【0106】
なお、鋲挿入部材104’の背面104b’側には開放部108’が形成されており、その底面108a’には長手方向に沿って鋲103’の軸部103b’を挿入させるための複数の軸用穴106’...が設けられている。
【0107】
そして、鋲付きマグネット板101’に仕上げるには、第10の実施例と同様に、鋲挿入部材104’に対して複数の鋲103’...を差込み、さらに、側面方向からマグネット部材105’をスライド状に装着すると、図16(b)に表わされるように、鋲挿入部材104’の係合溝107a’,107a’に対してマグネット部材105’の係合突起109a’,109a’が嵌合して、両部材は結合する。
それに伴い、鋲103’は、その頭部103a’の上面が、マグネット部材105’の規制突部109’,109’によって殆ど移動不能に器体102’内に保持される。
【0108】
なお、第10の実施例及び変形例において、鋲挿入部材104,104’には、複数の軸用孔106...,106’...が形成されているが、軟質の材料を使用する場合は軸用孔を設けないで、直接、鋲を差し込むようにしても良い。
【0109】
以上のように、本発明の第10の実施例によれば、鋲の差込み作業がし易くなるので作業性が向上する利点がある。
【0110】
また、本発明において、鋲挿入部材の材料が強磁性体の鉄板等による非マグネット製の場合には、第10の実施例とは異なり、接合時にマグネット部材と磁気吸着される現象を応用した構成で実施することができる。
【0111】
図22は、本発明における第11の実施例を表したものであり、図22(a)は分解斜視図、図22(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【0112】
鋲付きマグネット板111は、防錆処理を施した鉄板等の強磁性体で形成された鋲挿入部材114及びマグネット部材115からなる器体112と、複数の鋲113...で構成される。
【0113】
そして、鋲挿入部材114の背面114bには、鋲113の頭部113aが完全に陥没する深さを有する溝部118が形成されており、その底面118aには正面114aに向かって貫通する複数の軸用孔116...が形成されている。なお、鋲挿入部材114は高硬度となるので、この軸用孔116...の孔径は、鋲113の軸部113bがスムーズに嵌入できるような大きさに設定されているが、後述するマグネット部材115の取付けにおいて、鋲113の頭部113aの移動は規制されるので支障は無く、さらに孔径の精度も要求されないため、生産性の良いものとなる。
【0114】
また、鋲挿入部材114の溝部118の深さは、図22(b)に示されるように、鋲挿入部材114の背面114bから鋲113における頭部113aの上面との隙間Nが1mm程度生じるように設定される。即ち、マグネット部材115に干渉しないように設定されている。
【0115】
鋲付きマグネット板111として完成させるには、鋲挿入部材114の溝部118に形成された複数の軸用孔116...の任意の位置に、鋲113...を挿入した状態で、鋲挿入部材114の背面114bにマグネット部材115を近接させると、両部材は磁気吸着により接合される。
【0116】
従って、第11の実施例の構成であれば、鋲つきマグネット板の組立作業を簡単に行うことができる。
【0117】
さらに本発明は、器体の材料もマグネット製とし、マグネット部材と、より強固に磁気吸着させる構成とすることができる。
構成的には、前述の第11の実施例と同様な構成で実施可能である。
【0118】
即ち、図23は、本発明における第12の実施例を表したものであり、図23(a)は分解斜視図、図23(b)は組立状態の断面図を示す。
【0119】
鋲付きマグネット板121は、マグネット製の鋲挿入部材124及びマグネット部材125からなる器体122と、複数の鋲123...で構成される。
【0120】
そして、鋲挿入部材124の背面124bには、鋲123の頭部123aが完全に陥没する深さを有する溝部128が形成されており、その底面128aには正面124aに向かって貫通する複数の軸用孔126...が形成されている。なお、鋲挿入部材124が軟質の樹脂製マグネットの場合は、軸用孔を省略し鋲を直接差込む構成として実施しても良い。
【0121】
また、鋲挿入部材124の溝部128の深さは、図23(b)に示されるように、鋲挿入部材124の背面124bから鋲123における頭部123aの上面との隙間Nが1mm程度生じるように設定される。即ち、マグネット部材125に干渉しないように設定されている。
【0122】
鋲付きマグネット板121として完成させるには、鋲挿入部材124の溝部128に形成された複数の軸用孔126...の任意の位置に、鋲123...を挿入する、あるいは、軸用孔を形成しない溝部の任意の位置に鋲を直接差込んだ状態で、鋲挿入部材124の背面124bにマグネット部材125を近接させると、両部材は磁気吸着により接合される。
【0123】
従って、第12の実施例の構成であれば、第11の実施例同様に鋲付きマグネット板の組立作業が簡単であり、さらに鋲挿入部材とマグネット部材の接合をより強固に行うことができる。
【0124】
これまで説明した各鋲付きマグネット板は、幅広の帯状に形成されているが、本発明においては、これらを所定間隔設けて複数連結した鋲付きマグネット板として実施することができる。
【0125】
図24は、本発明における第13の実施例及び変形例を表わす。
この実施例は、鋲付きマグネット板に磁気吸着で取付ける掲示物を、より確実に取付ける場合や、掲示物が大型であったり、形状が変形しているものに対して適合するように構成される。
【0126】
これまで説明した各実施例共に実施することが可能であるが、代表的なものとして第1の実施例を使用した場合について、図24(a)〜(d)を使用して説明する。但し、これらはあくまでも一例であって、掲示物の形状により、変形して使用できることは言うまでもない。また、各実施例の形態にあわせて変形して使用することもできる。さらに、場合によっては各実施例をリンクさせて使用することも可能である。
【0127】
図24(a)は、本発明の第13の実施例を表わし、掲示物が方形のものに使用される。この場合の、鋲付きマグネット板131aは上下方向に所定の間隔を設けて、2本の鋲付きマグネット板131aa,131aaを配置し、それらの背面を同一部材、即ちマグネット製の部材で連結した構成となっている。
【0128】
図24(b)は、第13の実施例における第1の変形例を表わし、掲示物がハート型のものに使用する。この場合は、上下の鋲付きマグネット板131ba及び 131bbの長さ及び側面形状が異なったものとなっている。
【0129】
図24(c)は、第13の実施例における第2の変形例を表わしたものであり、掲示物が六角形のものに使用する形態となっている。この変形例においては、上下方向に三段、さらに中段部は中央部にも間隔を設けた4つの鋲付きマグネット板131ca,131cb,131cc,131cdを連結した構成となっている。
【0130】
図24(a)〜(c)に示した第13の実施例及び変形例の各構成においては、掲示物の形状に合わせたマグネット面が形成されるので、掲示物を確実に磁気吸着させる利点がある。
【0131】
なお、複数の鋲付きマグネット板の連結は他の構造で実施することは、当然に可能である。図24(d)は、第13の実施例における第3の変形例を表わしたものであり、上下方向に三段に所定間隔を設けて配置した鋲付きマグネット板131da,131db,131dcを、テープ132で連結したものである。この場合のテープ132の接着面は、鋲軸が突出する面とした方が掲示物への影響が少ないので好ましい。
【0132】
また、複数の鋲付きマグネット板の連結は、これら以外にも鎖、紐等の汎用の部材を適宜に取付けて実施しても良い。
【0133】
図25は、第13の実施例における鋲付きマグネット板に掲示物を取付け、さらに家庭用等の壁面に取付けることを表わす、取付け説明用斜視図を示す。
【0134】
なお、基本的には、図5を用いて説明した第1の実施例の取付けと同様であるが、鋲付きマグネット板131aにおける掲示物Pの取付け側の面が、掲示物Pと略同一形状に形成されており、掲示物Pの裏面に接着等で取付ける強磁性体板Sを輪郭に沿って多数使用している点が異なっている。なお、この強磁性体板は、前述した図5に示す小片Saを複数使用しても良いし、一枚物として掲示物Pの全面に取付けても良い。さらに、強磁性体板自体が掲示物の場合や、絵画等の額縁等の枠体として使用されていても応用可能である。
【0135】
図26は、強磁性体板Sを介して掲示板Pを取付けた第13の実施例における鋲付きマグネット板を、壁面Wに取付けた状態を表わす断面図である。
図26(a)は、第1の実施例における鋲付きマグネット板を連結した鋲付きマグネット板131aを使用した場合を示し、図26(b)は、第6の実施例の変形例における鋲付きマグネット板を連結した鋲付きマグネット板131a’を使用した場合を示している。
【0136】
第13の実施例によれば、掲示物を、より確実に取付けることができると共に鋲を希望する位置に確実に配置できる利点があり、特に、掲示物が大型であったり、形状が変形しているものに対して有効的に使用することができる。
【0137】
なお、これまで説明した各実施例及び各応用例を用いて壁面に取付ける掲示物は、紙や樹脂シート等の非磁性体製で薄板形状のもので表わしていたが、これ以外の形態で実施することは当然に可能であり、以下に掲示物の代表的な応用例について説明する。
【0138】
図27に表わす掲示物Paは、木製等の適宜な材料で形成された額縁等の薄型の箱体であり、裏面に複数の強磁性体板S...を接着等により取付けて使用する。なお、この強磁性体板は、掲示物Paの裏面の形状や重量により、一枚物等の適宜な状態を選択して使用することができる。
【0139】
図28に表す掲示物Pbは、表面にイラストや各種表示を施した鉄等の強磁性体製の板状に形成されている。この場合は、掲示物Pb自体が強磁性体であるので、これまでのように別体の強磁性体板を用いる必要はなく、コンパクトな形体となる利点がある。なお、強磁性体製の掲示物は板状に限らず、前述した図27に表わす額縁状の掲示物Pa等に形成して実施することもできる。
【0140】
なお、本発明は掲示物以外の箱状物品を取付ける技術としても応用が可能であり、図29にその応用例を示す。
【0141】
この応用例における箱状物品は、図29(a)の取付け説明用斜視図に表わすように、家庭用の部屋等の隅に設置するコーナー収納棚Hであり、略直角に形成される二つの背面Ha,Hbの上方及び下方に扇形で形成された上面Hc、下面Hdを取付け、正面側Heが開放される形体となっている。そして、背面Ha,Hbの上部及び下部には強磁性体板S1,S2、S3,S4が接着等により取付けられている。
【0142】
また、部屋のコーナー部に略直角に形成された壁面Wbには、上記のコーナー収納棚Hに取付けられた強磁性体板S1,S2、S3,S4が対応する位置に、これまで説明した本発明における鋲付きマグネット板141a,141b,141c,141dが取付けられている。
【0143】
この状態で図29(a)の図中に矢印で示すように、コーナー収納棚Hの背面Haに取付けられた強磁性体S1を、壁面Wbに取付けられた鋲付きマグネット板141aに合うように、コーナー収納棚Hを回転させて壁面Wbに近接させると、図29(b)の一部断面斜視図のように磁気吸着し、同時に他の三つの強磁性体板S2、S3,S4と鋲付きマグネット板141b,141c,141dも磁気吸着することにより、コーナー収納棚Hを壁面Wbにより取付けることができる。
【0144】
なお、コーナー収納棚Hは、強磁性体板を背面全体に取付けたり、コーナー収納棚H自体を強磁性体製とすれば壁面Wbへの取付け作業性を向上させることができる。
また、コーナー収納棚Hは、図に表わす一体形状のほか、木材を釘等で接合して形成したり、紙やプラスチック板に折れ目を付けた展開形状のものを組立てて接合して形成する等の適宜の手段で作製することができる。
【0145】
本発明における鋲付きマグネット板はこれまで説明した各実施例に限らず、各種変更して実施することができる。
【0146】
例えば、鋲の軸部を鋲付きマグネット板の正面の垂直線に対し下向きに傾けて突出させる場合に、鋲の軸部が頭部に対し垂直に形成されている場合は、第2の実施例に示すように鋲の頭部の下面が接触する面を所定角度傾けて設けて設定することで実施できる。
【0147】
また、鋲の軸部を鋲付きマグネット板の正面の垂直線に対し下向きに傾けて突出させる場合に、第3の実施例に示すように、鋲の軸部を頭部の下面に対して所定角度傾けて形成することによっても実施できる。
【0148】
また、器体を鋲挿入部材とマグネット部材とを接合する構成とする場合に、前述した第1〜第6の実施例における器体そのものを鋲挿入部材としてマグネット部材を接合する構成の変形として、第1〜第6の実施例における器体の背面部分にマグネット部材を使用し、残りの部分とを接着等の適宜の手段で接合する構成で実施しても良い。
【0149】
さらに、鋲付きマグネット板の幅及びその端部の形状は、掲示物に合わせて作製しても良いし、予め可能な範囲で長尺に作製しておき、掲示物の幅や外形形状に合わせて裁断して使用するようにしても良い。
【0150】
【発明の効果】
本発明は、断面が略矩形で帯状に伸延させた形体の器体を有し、その背面側にはマグネット部が設けられ、さらに、頭部と鋭利な切っ先の軸部を備えた鋲を、その軸部が直角乃至所定角度下向きに傾いて正面側から突出する状態に器体内で保持した鋲付きマグネット板としたので、比較的大型の写真やポスター等の掲示物を、その裏面に鉄板等の強磁性体板を取付けた状態とすれば、簡単に磁気吸着で取付けることができ、さらに、その状態で家庭用の壁面等に鋲を差込むことにより確実に取付けることができる。
また、構造が簡単なため、鋲付きマグネット板の組立作業や、鋲付きマグネット板の家庭用の壁面等への取付け作業も簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例の分解斜視図を示す。
【図2】本発明における第1の実施例の詳細を表わしたものであり、(a)は斜視図、(b)は、(a)におけるA−A拡大断面図を示す。
【図3】本発明における第1の実施例の変形例に使用する鋲の断面図を示す。
【図4】本発明における第1の実施例の変形例の詳細を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は、(a)におけるB−B拡大断面図を示す。
【図5】本発明における第1の実施例による鋲付きマグネット板の取付け説明用斜視図を示す。
【図6】本発明における第1の実施例による鋲付きマグネット板を壁面に取付けた状態の断面図を示す。
【図7】本発明における第1の実施例による鋲付きマグネット板を、曲面を有する壁面に取付けた状態の斜視図を示す。
【図8】本発明における第2の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は、(a)におけるC−C拡大断面図を示す。
【図9】本発明における第3の実施例を表わしたものであり、(a)は鋲の斜視図、(b)は鋲を取付けた状態の拡大断面図を示す。
【図10】本発明における第3の実施例の変形例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は鋲における頭部の収納状態の略図を示す。
【図11】本発明における第4の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)はD矢視方向における鋲軸部の取付け拡大説明図を示す。
【図12】本発明における第5の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は部分拡大正面図、(c)は、(a)のE−E拡大断面図を示す。
【図13】本発明における第5の実施例の変形例を表わしたものであり、(a)は部分正面図、(b)は部分底面図を示す。
【図14】本発明における第6の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)はF−F拡大断面図を示す。
【図15】本発明における第6の実施例の変形例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)はG−G拡大断面図を示す。
【図16】本発明における第7の実施例を表わしたものであり、(a)は斜視図、(b)はH−H拡大断面図を示す。
【図17】本発明における第8の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は組立状態の斜視図を示す。
【図18】本発明における第8の実施例の変形例を表わしたものであり、(a)は第1の変形例の斜視図、(b)は第2の変形例の斜視図、(c)は第3の変形例の斜視図、(d)は第4の変形例の斜視図を示す。
【図19】本発明における第9の実施例を表わしたものであり、(a)は斜視図、(b)は、(a)のJ−J拡大断面図を示す。
【図20】本発明における第10の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【図21】本発明における第10の実施例の変形例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【図22】本発明における第11の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【図23】本発明における第12の実施例を表わしたものであり、(a)は分解斜視図、(b)は組立状態の拡大断面図を示す。
【図24】本発明における第13の実施例及び変形例を表わしたものであり、(a)は実施例の斜視図、(b)は第1の変形例の斜視図、(c)は第2の変形例の斜視図、(d)は第3の変形例の斜視図を示す。
【図25】本発明における第13の実施例による鋲付きマグネット板の取付け説明用斜視図を示す。
【図26】本発明における第13の実施例による鋲付きマグネット板の壁面への取付け状態を表わす断面図であり、(a)は第1の実施例の鋲付きマグネット板を連結したもの、(b)は第6の実施例における変形例の鋲付きマグネット板を連結したものを示す。
【図27】本発明における鋲付きマグネット板に磁気吸着にて取付ける掲示物の応用例を表わす斜視図である。
【図28】本発明における鋲付きマグネット板に磁気吸着にて取付ける掲示物の他の応用例を表わす斜視図である。
【図29】本発明における鋲付きマグネット板に磁気吸着にて取付けるコーナー収納棚の取付け説明図であり、(a)は取付前の斜視図、(b)は取付後の一部断面斜視図を示す。
【符号の説明】
P、P’、Pa、Pb 掲示物
H コーナー収納棚
Ha、Hb 背面
Hc 上面
Hd 下面
He 正面側
S、S1、S2、S3、S4 強磁性体板
Sa 小片
W、Wa、Wb 壁面
M 傾斜角度
N 隙間
V 軸部の寸法
Y1、Y2、Y3 溝部及び鋲取付け溝の寸法
1、1’、21、31、31’、41、51、61、61’、71 鋲付きマグネット板
2、2’、22、32、32’、42、52、62、62’、72 器体
3、3’、23、33、33’、43、53、63、63’、73 鋲
3a、3a’、23a、33a、33a’、43a、53a、63a、63a’、73a 頭部
3b、3b’、23b、33b、33b’、43b、53b、63b、63b’、73b 軸部
3a 切っ先
4、4’、24、34、34’、44、54 中空部
5、25、35、45、55、65、75 正面
5a、5b、45a、55a 保持片
6、6’、26 、36、46、56 切り欠き部
7、57、67 背面
7J マグネット部
8 上面
9 下面
24a、34a 底面
46a 溝部
52a リブ
55c 鋲取付け溝
55ca 軸用孔
57a 壁片
67a、67a’ 溝部
67b、67b’ 底面
67c、67c’ 軸用孔
81、91、101、101’、111、121、131a、131a’、131aa、131b、131ba、131bb、131c、131ca、131cb、131cc、131cd、131d、131da、131db、131db、141a、141b、141c、141d 鋲付きマグネット板
82、102、102’、112、122 器体
83、93、103、103’、113、123 鋲
84、104、104’、114、124 鋲挿入部材
85、85a、85b、85c、85d、95、105、105’、115、125 マグネット部材
86、96 正面
87、97 上面
88、98 背面
89、99 下面
94 鋲付き部材
103a、103a’、113a、123a 頭部
103b、103b’、113b、123b 軸部
104a、104a’ 正面
104b、104b’ 背面
104c、104c’ 上面
104d、104d’ 下面
105a 突出部
105b’背面
105c’上面
105d’下面
106、106’、116、126 軸用孔
107、107’ 係合突起
107a、107a’ 係合溝
108、108’ 開放部
108a、108a’ 底面
109、109’ 規制突部
109a、109a’ 係合突起
109b’ 係合溝
118、128 溝部
118a、128a 底面
132 テープ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnet plate with studs, which is suitable for attaching a relatively large posted matter such as a photograph or a poster to various non-magnetic wall surfaces.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, relatively large posters such as photographs and posters (hereinafter referred to as “posters”) have been used for non-magnetic bulletin boards, interior wall finishing members, and walls such as walls using various materials (hereinafter referred to as wall surfaces). As a means for attaching to the bulletin board, an adhesive is used between the bulletin board and the wall surface, or a method of attaching a thumbtack (push pin) from the surface of the bulletin board to the wall surface is used on a daily basis. . However, the former has the disadvantage that the wall surface is soiled and the replacement requires time and effort, and the latter has the disadvantage that thumbtack marks remain on the posted matter.
[0003]
In recent years, non-combustible members have been widely used from the viewpoint of firefighting in finishing members for indoor wall surfaces, but since the non-combustible members are mainly made of gypsum board, the strength is weak, and it is necessary to securely mount the posted matter. Also, if a mounting member having a large diameter such as a nail is used, there is a disadvantage that a mounting mark remains, and it is a fact that it is not preferably used.
[0004]
As a means to solve these inconveniences, the posted matter is made by sticking a small piece of metal or the like (iron plate etc.) on the back surface of which the magnet can be attracted, and using a thumbtack with a magnet on the head as an attachment member In a state where the posted matter is attached to the head of the thumbtack by magnetic attraction, the pin of the thumbtack is inserted into the wall surface and attached. Alternatively, a technology has been disclosed in which a posted matter is attached to a thumbtack by magnetic attraction while the thumbtack is first attached to a wall surface. (See Patent Document 1)
[0005]
According to this technique, there is an advantage that stains such as adhesion do not occur on the wall surface and scars of the mounting member are hardly recognized.
[0006]
However, the thumbtack with a magnet attached to the head described in this technique has a small head area, so if it is intended to be used for a large bulletin board, a plurality of pushpins will be required, and the man-hours for mounting it will increase. Has been inconvenient.
Furthermore, in the case of using a plurality of these pushpins and inserting the respective pushpins on the wall surface in a state where the pushpins are attached to the upper surface of the head by magnetic adsorption, the notices are made of soft paper. This causes a disadvantage that wrinkles are easily formed. In addition, in the case of the procedure of attaching the posted matter on the thumbtack by magnetic adsorption after attaching these thumbtack to the wall first, there is no reference when attaching the thumbtack to the wall, so it is easy to cause displacement. In order to prevent this, careful work is required, so that the mounting workability is not preferable.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-9-11697 (
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, the present invention provides a magnet plate with studs that has good workability when attaching a notice such as a relatively large photograph or poster to various non-magnetic wall surfaces, and that can be securely attached. Aim.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the conventional inconvenience by using an attachment member having a width substantially the same as the width of a notice, and specifically, a cross-sectionally elongated shape having a substantially rectangular cross section. A magnet part is provided on the back side, and furthermore, a stud provided with a head and a sharp-pointed shaft part is tilted downward at a right angle or a predetermined angle from the front side with the shaft part inclined at a right angle or a predetermined angle. This can be realized by a studded magnet plate configured to be held inside the case in a protruding state. In this case, the width of the container may be set according to the posted matter, or may be formed in advance to be long and cut by the width of the posted matter.
[0010]
The body is made of magnet and has a rectangular cross section having a hollow portion, and a cutout portion is formed on the front side along the longitudinal direction of the body, and the hollow portion and the cutout portion are formed. If the head and the shaft of at least the head made of a non-magnetic material are movably fitted and held, the stud can be easily installed only by sliding the stud to a predetermined position. In addition, there is an advantage that the container can be reduced in size because only one member is required.
[0011]
In addition, the holding piece above the notch formed on the front side of the body has a plurality of grooves in which the shaft of the rivet is removably fitted with a slight force, so that the positioning of the rivet is ensured. It can be carried out.
[0012]
Further, the body is a magnet and has a rectangular cross section having a hollow portion, and a cutout portion is formed on a lower surface side thereof along a longitudinal direction of the body to form a holding piece that forms a front surface of the body. Alternatively, the present invention can be implemented with a configuration in which a plurality of grooves are formed along the longitudinal direction of the body, in which the shaft of the stud is detachably fitted with a slight force. According to this configuration, the studs can be directly arranged at a desired position, so that the strength when the studs are attached to a home wall surface can be stabilized, and the workability of assembling the magnet plate with studs can be improved.
[0013]
Further, the present invention can also be implemented by a configuration in which the body is made of a magnet, and a groove is formed along the longitudinal direction of the body on the rear side of the body, in which the head of the tack is completely depressed. According to this configuration, the magnet plate with studs can be directly attached to a wall surface for home use or the like simply by inserting the studs, so that there is an advantage that workability is further improved.
[0014]
In this configuration, a plurality of shaft holes into which a shaft portion of a tack can be inserted toward the front side are provided on the bottom surface of the groove provided on the back side of the body along the longitudinal direction of the body. When it is provided, the stud can be arranged at a desired position, so that the strength at the time of attaching to the wall surface can be stabilized.
[0015]
Moreover, you may implement by the structure which a container body is made of a magnet and several tacks are integrally formed by insert molding along the longitudinal direction. In this case, since the magnet plate with studs is in a completed state, it can be directly attached to the wall surface.
[0016]
The container in the present invention may be configured by joining a stud insertion member composed of a magnet member on the back side and a non-magnet member on the front side. According to this configuration, the structure of the magnet member can be a simple structure. Therefore, the productivity is good, and there is an advantage in cost because only a minimum amount of material is required.
[0017]
Specifically, the rivet insertion member has a rectangular cross section having a hollow portion and is elongated in a band shape, and a cutout portion is formed on the front side along the longitudinal direction of the rivet insertion member, and the hollow portion is formed. The head and the shaft of the stud can be movably fitted into and held in the notch.
According to this configuration, since the stud insertion member is made of a non-magnet, even if the stud is made of any material other than the magnet, the phenomenon of being magnetically attracted and hindering movement does not occur.
Therefore, the material of the tack can be made of general-purpose iron that is ferromagnetic but easy to manufacture, and can be implemented at low cost.
[0018]
If a plurality of grooves are formed on the holding piece above the notch formed in the tack insertion member so that the shaft of the tack can be removably fitted with a slight force, the tack can be inserted at an arbitrary position. Workability can be improved because they can be securely arranged.
[0019]
The stud insertion member has a substantially rectangular cross section having a hollow portion and is elongated in a strip shape, and a cutout portion is formed on a lower surface thereof along a longitudinal direction of the stud insertion member, and the stud insertion member has a notch. The holding piece that forms the front surface may have a configuration in which a plurality of grooves are formed along the longitudinal direction in which the shaft of the stud is detachably fitted with a slight force.
According to this configuration, the studs can be directly arranged at a desired position, so that the strength when the studs are attached to a home wall surface can be stabilized, and the workability of assembling the magnet plate with studs can be improved.
[0020]
Further, the tack insertion member has a shape in which a cross section is elongated in a band shape with a substantially rectangular cross section, and a plurality of tacks are integrally held on the front side along the longitudinal direction of the tack insertion member by insert molding. May be implemented. In this case, since the studs are already attached to the stud insertion member, the assembly of the studded magnet plate can be simplified.
[0021]
Further, in the present invention, the tack insertion member is made of a synthetic resin, and its cross section is extended in a substantially U-shaped band shape having an engaging projection and an engaging groove on upper and lower surfaces and an opening on the back side. In the state where the stud is inserted so that the shaft protrudes from the bottom surface of the open portion provided on the back side to the front side, the regulating protrusion as close as possible to the upper surface of the head of the stud is formed. The provided magnet member may be configured to be detachably slid and attached to the engagement protrusion or the engagement groove of the tack insertion member.
In this case, positioning can be performed by directly inserting the studs without sliding them, so that workability is good and positioning can be performed reliably.
[0022]
Also, a plurality of shaft holes through which the shaft portion of the tack can be inserted toward the front side are provided along the longitudinal direction of the tack insertion member on the bottom surface of the open portion provided on the back side of the tack insertion member. By doing so, the workability of inserting the tack can be further improved.
[0023]
The stud insertion member is made of a ferromagnetic material other than a magnet, and if it is attached to the magnet member by magnetic attraction, assembly of the container can be simplified and workability can be improved.
[0024]
Specifically, the stud insertion member has a groove on the back side where the head of the stud is completely depressed along the longitudinal direction of the stud insertion member, and the bottom surface of the groove faces the front side. The present invention can be implemented by a configuration in which a plurality of shaft holes into which the shaft portions of the studs can be inserted are arranged along the longitudinal direction. According to this configuration, when the stud is incorporated, the upper surface of the head is prevented from moving, so that the shaft hole can be set large, and there is an advantage that workability is improved.
[0025]
Further, the present invention can be embodied in such a manner that a stud insertion member composed of a back side magnet member and a front side magnet member is joined by magnetic attraction. According to this configuration, the joining between the magnet member and the tack insertion member can be performed more firmly.
[0026]
Specifically, the stud insertion member has a groove on the back side where the head of the stud is completely depressed along the longitudinal direction of the stud insertion member, and the bottom surface of the groove faces the front side. It is possible to implement a configuration in which a plurality of shaft holes into which the shaft portion of the stud can be inserted are arranged along the longitudinal direction, even in this case, the movement of the top surface of the head is prevented when the stud is installed Therefore, the size of the shaft hole can be set large, and an effect of improving workability can be obtained.
[0027]
It should be noted that the above-described various types of containers may be embodied in a configuration in which a plurality of them are connected at predetermined intervals. This configuration is particularly effective for large-sized or deformed-shaped posts.The posts can be securely attached by magnetic attraction, and the positions of the studs can be accurately arranged, so that they can be firmly attached to the wall surface. It becomes possible.
[0028]
If the stud used in the various configurations described above has a shaft formed to be inclined at a predetermined angle with respect to the lower surface of the head, the stud is sharply attached to a wall surface for home use or the like. As a result, the mounting strength is improved, and the surface of the body in contact with the lower surface of the head of the stud is parallel to the surface on the front side. The size can be reduced.
[0029]
Further, as another configuration in which the stud is attached to a wall surface for home use or the like at an acute angle, a stud having a shaft portion formed perpendicularly to the lower surface of the head is used, and the stud of the head in the body is used. The surface in contact with the lower surface may be formed to be inclined at a predetermined angle with respect to the front surface of the body. In this case, although the cross-sectional shape of the vessel becomes slightly larger, there is an advantage that a tack can be easily manufactured or a general-purpose product can be used.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The magnet plate with studs according to the present invention has a substantially rectangular cross-sectionally elongated body, a magnet portion is provided on the back side thereof, and further, a head portion and a sharp-cut shaft portion are provided. It is based on a configuration in which a stud provided is held in a body in a state where its shaft portion is inclined downward at a right angle or a predetermined angle and protrudes from the front side, and hereinafter, the body itself is made of a magnet The details will be described in order from the ones according to the respective embodiments.
[0031]
FIGS. 1 and 2 show a first embodiment of the present invention. As shown in an exploded perspective view of FIG. 1, a
[0032]
The
The dimensions and the shape of the
[0033]
The material of the
[0034]
The production of the
[0035]
The
[0036]
Then, in order to attach the
[0037]
As described above, the position of each
[0038]
FIGS. 3 and 4 show a modification of the first embodiment of the present invention. That is, the studs used in this modified example are different from the first embodiment in that only the head of the stud is made of a non-magnetic material, unlike the one made entirely of a non-magnetic material. Specifically, as shown in the cross-sectional view of FIG. 3, the
Of course, this structure is an example, and another structure may be used.
[0039]
As in the case of the first embodiment, the magnet plate 1 'with studs is made as shown in the exploded perspective view shown in FIG. 4A and the BB enlarged sectional view shown in FIG. 4B. It can be implemented by inserting the
[0040]
At this time, since the
[0041]
Next, a method of using the magnet plate with studs according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0042]
As shown in the perspective view of FIG. 5 for explanation of mounting, a magnet is magnetically attracted to a magnet at a predetermined position (in this figure, two upper and lower positions) on the back surface of a large-sized notice P made of a thin sheet made of paper or a resin sheet. A ferromagnetic plate S formed of a thin iron plate or the like is attached by bonding or the like. The ferromagnetic plate S may be implemented by arranging a plurality of small pieces Sa as shown in a lower mounted state. Of course, the ferromagnetic plate S may be attached to the entire surface of the object. In addition, as described later, in the case where the posting itself is a ferromagnetic plate, or in the case of a frame such as a picture frame made of a ferromagnetic material, it is directly used without using a ferromagnetic plate again. Is also possible.
[0043]
A plurality of (two upper and lower places in this figure) the
[0044]
From this state, the notice P is attached to the wall surface W by attaching the notice P with its ferromagnetic plates S, Sa, Sa, Sa as shown in the sectional view of the attached state shown in FIG. The plurality of
[0045]
In the case where the material of the
[0046]
FIG. 8 shows a second embodiment of the present invention, which differs from the first embodiment in the angle at which the shaft of the stud projects from the studded magnet plate.
[0047]
That is, as shown in the exploded perspective view of FIG. 8A and the CC enlarged sectional view of FIG. 8B, the
Although the inclination angle M is represented by 15 degrees in the present embodiment, it is set to an appropriate value in consideration of the strength of the wall surface to be attached.
[0048]
When the
[0049]
FIG. 9 shows a third embodiment of the present invention, which is the same as the second embodiment in that the studs of the studs are inclined downward and protruded. They differ in that they are done with the tacks themselves.
[0050]
That is, as shown in the perspective view of the stud shown in FIG. 9A and the enlarged cross-sectional view of the stud attached to the stud shown in FIG. 9B, the
[0051]
However, in this embodiment, the
[0052]
FIG. 10 shows a modification of the third embodiment of the present invention. FIG. 10 (a) is an exploded perspective view, and FIG. 10 (b) is a schematic view showing a stowed head storage state.
[0053]
In this modification, the stud 33 'used for the studded magnet plate 31' has a
[0054]
In addition, the shape of the head is not limited to the above-described substantially rectangular shape, and can be implemented. Basically, the upper and lower surfaces of the head are parallel shapes along the upper and lower surfaces of the
[0055]
FIG. 11 shows a fourth embodiment of the present invention, and shows a mode in which the positioning of the stud in the insertion direction in each of the above-described embodiments and modifications can be performed more reliably.
[0056]
That is, as shown in the exploded perspective view of FIG. 11A, the holding
[0057]
As shown in the enlarged enlarged view of the stud shaft portion in the direction of arrow D shown in FIG. 11B, the
[0058]
Note that the holding of the
[0059]
Therefore, by providing the
[0060]
In each of the embodiments and the modified examples described above, the studs are inserted and held from the side of the container body. However, other configurations may be used.
[0061]
FIG. 12 shows a fifth embodiment of the present invention, which is characterized in that the studs are mounted from below the body.
[0062]
That is, as shown in the exploded perspective view of FIG. 12A, the partial front enlarged view of FIG. 12B, and the EE enlarged sectional view of FIG. A
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
If a large diameter is formed between the upper end of the
[0066]
FIG. 13 shows a modification of the fifth embodiment. As shown in the partial front view of FIG. 13A and the partial bottom view of FIG. 55a and the
[0067]
As described above, the fifth embodiment has an advantage that the positioning of the studs can be reliably performed, and the work of attaching the studs can be simplified.
[0068]
FIG. 14 shows a sixth embodiment of the present invention. This embodiment is characterized in that a stud is directly attached from the back side of the body.
[0069]
That is, as shown in the exploded perspective view of FIG. 14A and the FF enlarged sectional view of FIG. 14B, the
[0070]
A
[0071]
In this embodiment, the
[0072]
In the sixth embodiment and the modifications, the plurality of
[0073]
Therefore, in the sixth embodiment, since the magnet plate with studs can be attached only by inserting the studs, there is an advantage that the attaching operation is extremely simplified.
[0074]
FIG. 16 shows a seventh embodiment of the present invention, which is characterized in that the tack is formed integrally with the body without being attached to the body later.
[0075]
In this embodiment, as shown in the perspective view of FIG. 16 (a) and the enlarged cross-sectional view taken along the line HH of FIG. 16 (b), the
[0076]
In the seventh embodiment, since the
[0077]
According to the present invention, as shown in the first to seventh embodiments, the attachment of the studs can be performed in various forms.
[0078]
In each embodiment and each modified example described so far, the container itself was made of a magnet, but it was configured with a magnet member for magnetically attracting the container to a posted object and a tack insertion member for attaching a tack. Can also be implemented. In addition, according to this configuration, the material of the tack insertion member can be arbitrarily selected, but the description will be given in order from the embodiment in which a non-magnet material is used.
[0079]
FIG. 17 shows an eighth embodiment of the present invention. FIG. 17 (a) is an exploded perspective view, and FIG. 17 (b) is a completed perspective view.
[0080]
The
[0081]
The
[0082]
Accordingly, the specific configuration of the
[0083]
The
[0084]
In addition, as the material of the
[0085]
Further, the
[0086]
In this embodiment, the
[0087]
That is, FIG. 18A shows a first modification. In this case, the
[0088]
The material of these
[0089]
As described above, in the eighth embodiment, compared to the first to sixth embodiments and the modifications described above, the amount of the magnet material can be reduced, and further, the material of the tack is Also, since a general-purpose material such as iron can be used, there is a cost advantage.
[0090]
FIG. 19 shows a ninth embodiment of the present invention. This embodiment has a different configuration except for the magnet member shown in the eighth embodiment. In the magnet plate with studs shown in the embodiment, a magnet member is attached to a member in which the material of the magnet body is made of a non-magnet.
[0091]
That is, as shown in the perspective view of FIG. 19A and the JJ enlarged sectional view of FIG. 19B, the
[0092]
In addition, as for the aspect of the
[0093]
According to this embodiment, it is possible to easily manufacture a magnet plate with studs simply by attaching a magnet member to the
[0094]
Further, in the present invention, if the material of the container is made of a non-magnet made of a non-magnetic material such as a synthetic resin, it is not magnetically attracted to the magnet member at the time of joining. it can.
[0095]
FIG. 20 shows a tenth embodiment of the present invention. FIG. 20 (a) is an exploded perspective view, and FIG. 20 (b) is an enlarged sectional view of an assembled state.
[0096]
The
[0097]
The
[0098]
Further, a plurality of shaft holes 106... From the
[0099]
The
[0100]
In order to complete the
[0101]
Then, as shown in FIG. 20B, the
[0102]
In order to attach the
[0103]
FIG. 21 shows a modification of the tenth embodiment of the present invention, which differs from the tenth embodiment in the fitting position and the shape of the tack insertion member and the magnet member. Also, the attachment angle of the studs is in a normal vertical state.
[0104]
Specifically, as shown in the exploded perspective view of FIG. 21A and the cross-sectional view of the assembled state of FIG. 21B, the
[0105]
Also, on the inner surface side of the
[0106]
Note that an opening 108 'is formed on the
[0107]
Then, in order to finish the magnet plate 101 'with studs, as in the tenth embodiment, a plurality of studs 103'. . . When the magnet member 105 'is slid from the side direction, as shown in FIG. 16B, the magnet member 105' is inserted into the
Accordingly, the top surface of the
[0108]
In the tenth embodiment and the modified example, the plurality of shaft holes 106. . . , 106 '. . . However, when a soft material is used, a tack may be directly inserted without providing a shaft hole.
[0109]
As described above, according to the tenth embodiment of the present invention, there is an advantage that the workability is improved because the work of inserting the tack becomes easy.
[0110]
Further, in the present invention, when the material of the tack insertion member is made of a non-magnet made of a ferromagnetic iron plate or the like, unlike the tenth embodiment, a configuration in which a phenomenon of being magnetically attracted to the magnet member at the time of joining is applied. Can be implemented.
[0111]
FIG. 22 shows an eleventh embodiment of the present invention. FIG. 22 (a) is an exploded perspective view, and FIG. 22 (b) is an enlarged sectional view of an assembled state.
[0112]
The
[0113]
A
[0114]
The depth of the
[0115]
In order to complete the
[0116]
Therefore, with the configuration of the eleventh embodiment, the assembling work of the studded magnet plate can be easily performed.
[0117]
Further, according to the present invention, the material of the body can be made of a magnet, and the magnet can be more strongly magnetically attracted to the magnet member.
The configuration can be implemented with the same configuration as the eleventh embodiment.
[0118]
That is, FIG. 23 shows a twelfth embodiment of the present invention. FIG. 23 (a) is an exploded perspective view, and FIG. 23 (b) is a sectional view of an assembled state.
[0119]
The stud-attached
[0120]
A
[0121]
Further, as shown in FIG. 23B, the depth of the
[0122]
In order to complete the
[0123]
Therefore, according to the configuration of the twelfth embodiment, as in the case of the eleventh embodiment, the assembling work of the magnet plate with studs is easy, and the joining of the stud insertion member and the magnet member can be performed more firmly.
[0124]
Each of the studded magnet plates described so far is formed in a wide band shape. However, in the present invention, these can be implemented as studded magnet plates in which a plurality of the studded magnet plates are connected at predetermined intervals.
[0125]
FIG. 24 shows a thirteenth embodiment and a modification of the present invention.
This embodiment is configured so that a notice to be attached to a studded magnet plate by magnetic attraction is more securely attached, or is adapted to a notice that is large or has a deformed shape. .
[0126]
Although the embodiments described so far can be implemented, the case where the first embodiment is used as a representative example will be described with reference to FIGS. However, these are merely examples, and it is needless to say that they can be used after being deformed according to the shape of the posted matter. Further, it can be used after being modified according to the form of each embodiment. Further, in some cases, it is also possible to link and use the embodiments.
[0127]
FIG. 24 (a) shows a thirteenth embodiment of the present invention, in which a sign is used for a rectangular one. In this case, the magnet plate with
[0128]
FIG. 24B shows a first modification of the thirteenth embodiment, in which the sign is used for a heart-shaped one. In this case, the lengths and side shapes of the upper and lower studded magnet plates 131ba and 131bb are different.
[0129]
FIG. 24C shows a second modification of the thirteenth embodiment, in which the posted matter is used for a hexagonal one. In this modified example, the magnet plate 131ca, 131cb, 131cc, 131cd with four studs is also connected at three stages in the up-down direction and at the middle portion at intervals also at the center.
[0130]
In each of the configurations of the thirteenth embodiment and the modified examples shown in FIGS. 24A to 24C, since the magnet surface is formed in accordance with the shape of the posted matter, the advantage that the posted matter is surely magnetically attracted. There is.
[0131]
It should be noted that it is naturally possible to connect the plurality of magnet plates with studs with another structure. FIG. 24 (d) shows a third modification of the thirteenth embodiment, in which studded magnet plates 131da, 131db, 131dc arranged at predetermined intervals in three stages in the vertical direction are taped. 132. In this case, it is preferable that the adhesive surface of the
[0132]
The connection of the plurality of magnet plates with studs may be performed by appropriately attaching general-purpose members such as a chain and a string other than the above.
[0133]
FIG. 25 is a perspective view for explaining attachment, showing that a posted matter is attached to a magnet plate with studs in the thirteenth embodiment and further attached to a wall surface for home use or the like.
[0134]
The attachment is basically the same as that of the first embodiment described with reference to FIG. 5, except that the surface of the
[0135]
FIG. 26 is a sectional view showing a state in which the magnet plate with studs according to the thirteenth embodiment in which the bulletin board P is mounted via the ferromagnetic plate S is mounted on the wall surface W.
FIG. 26 (a) shows a case in which a
[0136]
According to the thirteenth embodiment, there is an advantage that the bulletin can be more securely attached and the stud can be securely arranged at a desired position. In particular, the bulletin has a large size or a deformed shape. Can be used effectively for
[0137]
The notices to be mounted on the wall using each of the embodiments and the application examples described above are made of a non-magnetic material such as paper or a resin sheet, and are represented by thin plates. It is, of course, possible to do so, and typical application examples of the posted matter will be described below.
[0138]
The sign Pa shown in FIG. 27 is a thin box such as a frame made of a suitable material such as wood, and has a plurality of ferromagnetic plates S. . . Is used by attaching with adhesive. The ferromagnetic plate can be used by selecting an appropriate state, such as a single sheet, depending on the shape and weight of the back surface of the posted item Pa.
[0139]
The notice Pb shown in FIG. 28 is formed in a plate shape made of a ferromagnetic material such as iron having illustrations and various displays on the surface. In this case, since the posted matter Pb itself is a ferromagnetic material, there is no need to use a separate ferromagnetic plate as in the past, and there is an advantage that the form is compact. The sign made of a ferromagnetic material is not limited to a plate, and may be formed in a frame-shaped sign Pa shown in FIG. 27 described above.
[0140]
The present invention is also applicable as a technique for attaching a box-shaped article other than a posted matter, and FIG. 29 shows an application example thereof.
[0141]
The box-shaped article in this application example is a corner storage shelf H installed in a corner of a home room or the like, as shown in a perspective view for explanation of installation in FIG. A fan-shaped upper surface Hc and lower surface Hd are attached above and below the rear surfaces Ha and Hb, and the front side He is open. Ferromagnetic plates S1, S2, S3, S4 are attached to the upper and lower portions of the rear surfaces Ha, Hb by bonding or the like.
[0142]
Further, the ferromagnetic plates S1, S2, S3, S4 attached to the corner storage shelf H correspond to the wall surface Wb formed substantially at right angles to the corners of the room, and the books described so far are placed at corresponding positions. The
[0143]
In this state, the ferromagnetic material S1 attached to the back surface Ha of the corner storage shelf H is fitted to the
[0144]
The corner storage shelf H can be mounted on the wall surface Wb by mounting a ferromagnetic plate over the entire back surface or by making the corner storage shelf H itself made of a ferromagnetic material.
Further, the corner storage shelf H is formed by joining wood with nails or the like, or by assembling and joining the unfolded shape of paper or plastic plate in addition to the integral shape shown in the figure. It can be produced by an appropriate means such as
[0145]
The magnet plate with studs in the present invention is not limited to the embodiments described so far, but can be implemented with various modifications.
[0146]
For example, when the shaft portion of the tack is inclined downward and protrudes with respect to the vertical line in front of the magnet plate with the tack, and the shaft portion of the tack is formed perpendicular to the head, the second embodiment is used. As shown in (1), it can be implemented by providing and setting a surface at which the lower surface of the head of the tack comes into contact with a predetermined angle.
[0147]
In the case where the shaft of the stud is inclined downward and protrudes with respect to the vertical line in front of the magnet plate with studs, as shown in the third embodiment, the shaft of the stud is fixed with respect to the lower surface of the head. It can also be implemented by forming at an angle.
[0148]
Further, when the body is configured to join the stud insertion member and the magnet member, as a modification of the configuration in which the body itself in the above-described first to sixth embodiments is joined to the magnet member as the stud insertion member, In the first to sixth embodiments, a magnet member may be used on the back surface portion of the container, and the remaining portion may be joined to the remaining portion by appropriate means such as adhesion.
[0149]
Furthermore, the width of the magnet plate with studs and the shape of the end thereof may be made according to the notice, or may be made as long as possible in advance, and adjusted to the width and outer shape of the notice. It may be cut and used.
[0150]
【The invention's effect】
The present invention has a container having a shape in which a cross section is elongated in a band shape with a substantially rectangular cross section, a magnet portion is provided on the back side, and further, a stud provided with a head portion and a shaft portion of a sharp cutting point, Since the shaft portion is a magnet plate with studs held in the body in a state where the shaft portion is inclined downward at a right angle or a predetermined angle and protrudes from the front side, a relatively large posting such as a photograph or a poster is placed on the back surface of an iron plate or the like. If the ferromagnetic plate is mounted, the magnetic plate can be easily mounted by magnetic attraction, and furthermore, it can be securely mounted by inserting a stud into a household wall or the like in this state.
Further, since the structure is simple, the work of assembling the magnet plate with studs and the work of attaching the magnet plate with studs to a home wall or the like can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a first embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B show details of a first embodiment of the present invention, in which FIG. 2A is a perspective view, and FIG. 2B is an enlarged cross-sectional view along AA in FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a stud used in a modification of the first embodiment of the present invention.
FIGS. 4A and 4B show details of a modification of the first embodiment of the present invention. FIG. 4A is an exploded perspective view, and FIG. 4B is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 5 is a perspective view for explaining attachment of a studded magnet plate according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view showing a state in which the magnet plate with studs according to the first embodiment of the present invention is mounted on a wall surface.
FIG. 7 is a perspective view showing a state where the studded magnet plate according to the first embodiment of the present invention is mounted on a wall surface having a curved surface.
FIGS. 8A and 8B show a second embodiment of the present invention, wherein FIG. 8A is an exploded perspective view, and FIG. 8B is an enlarged cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
FIGS. 9A and 9B show a third embodiment of the present invention, wherein FIG. 9A is a perspective view of a stud, and FIG. 9B is an enlarged cross-sectional view of the state where the stud is attached.
FIGS. 10A and 10B show a modified example of the third embodiment of the present invention, wherein FIG. 10A is an exploded perspective view, and FIG.
FIGS. 11A and 11B show a fourth embodiment of the present invention, wherein FIG. 11A is an exploded perspective view, and FIG. 11B is an enlarged explanatory view of the attachment of the stud shaft in the direction of arrow D.
12 (a) is an exploded perspective view, FIG. 12 (b) is a partially enlarged front view, and FIG. 12 (c) is an EE enlarged cross section of FIG. 12 (a). The figure is shown.
FIGS. 13A and 13B show a modification of the fifth embodiment of the present invention, wherein FIG. 13A is a partial front view, and FIG. 13B is a partial bottom view.
FIGS. 14A and 14B show a sixth embodiment of the present invention, wherein FIG. 14A is an exploded perspective view, and FIG. 14B is an FF enlarged sectional view.
FIGS. 15A and 15B show a modification of the sixth embodiment of the present invention, in which FIG. 15A is an exploded perspective view, and FIG.
FIGS. 16A and 16B show a seventh embodiment of the present invention, wherein FIG. 16A is a perspective view, and FIG. 16B is an HH enlarged sectional view.
FIG. 17 shows an eighth embodiment of the present invention, in which (a) is an exploded perspective view and (b) is a perspective view in an assembled state.
FIGS. 18A and 18B show a modification of the eighth embodiment of the present invention, wherein FIG. 18A is a perspective view of a first modification, FIG. 18B is a perspective view of a second modification, and FIG. () Shows a perspective view of the third modification, and (d) shows a perspective view of the fourth modification.
FIGS. 19A and 19B show a ninth embodiment of the present invention, in which FIG. 19A is a perspective view, and FIG. 19B is an enlarged cross-sectional view of FIG.
FIGS. 20A and 20B show a tenth embodiment of the present invention, wherein FIG. 20A is an exploded perspective view, and FIG. 20B is an enlarged sectional view of an assembled state.
FIGS. 21A and 21B show a modification of the tenth embodiment of the present invention, wherein FIG. 21A is an exploded perspective view, and FIG. 21B is an enlarged sectional view of an assembled state.
FIG. 22 shows an eleventh embodiment of the present invention, in which (a) is an exploded perspective view and (b) is an enlarged sectional view of an assembled state.
FIG. 23 shows a twelfth embodiment of the present invention, in which (a) is an exploded perspective view and (b) is an enlarged sectional view of an assembled state.
24A and 24B show a thirteenth embodiment and a modification of the present invention. FIG. 24A is a perspective view of the embodiment, FIG. 24B is a perspective view of the first modification, and FIG. 2 is a perspective view of a modified example, and (d) is a perspective view of a third modified example.
FIG. 25 is a perspective view for explaining attachment of a magnet plate with studs according to a thirteenth embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a cross-sectional view illustrating a state in which a magnet plate with studs according to a thirteenth embodiment of the present invention is mounted on a wall surface, wherein (a) is a diagram in which the magnet plates with studs according to the first embodiment are connected; (b) shows a modified example of the sixth embodiment in which the magnet plates with studs are connected.
FIG. 27 is a perspective view illustrating an application example of a posted object attached to a studded magnet plate by magnetic attraction according to the present invention.
FIG. 28 is a perspective view showing another application example of the posted matter attached to the studded magnet plate by magnetic attraction in the present invention.
29A and 29B are explanatory diagrams of a corner storage shelf to be mounted on a magnet plate with studs by magnetic attraction according to the present invention, wherein FIG. 29A is a perspective view before mounting, and FIG. Show.
[Explanation of symbols]
P, P ', Pa, Pb
H corner storage shelf
Ha, Hb back
Hc upper surface
Hd bottom surface
He front side
S, S1, S2, S3, S4 Ferromagnetic plate
Sa small piece
W, Wa, Wb wall surface
M Tilt angle
N gap
V Shaft dimensions
Y1, Y2, Y3 Grooves and stud mounting groove dimensions
1, 1 ', 21, 31, 31', 41, 51, 61, 61 ', 71 Magnet plate with studs
2, 2 ', 22, 32, 32', 42, 52, 62, 62 ', 72
3, 3 ', 23, 33, 33', 43, 53, 63, 63 ', 73
3a, 3a ', 23a, 33a, 33a', 43a, 53a, 63a, 63a ', 73a
3b, 3b ', 23b, 33b, 33b', 43b, 53b, 63b, 63b ', 73b Shaft
3a
4, 4 ', 24, 34, 34', 44, 54 Hollow part
5, 25, 35, 45, 55, 65, 75 Front
5a, 5b, 45a, 55a Holding piece
6, 6 ', 26, 36, 46, 56 Notch
7, 57, 67 back
7J magnet part
8 Top
9 Bottom
24a, 34a bottom
46a Groove
52a rib
55c tack mounting groove
55ca shaft hole
57a wall fragment
67a, 67a 'Groove
67b, 67b 'bottom
67c, 67c 'Shaft hole
81, 91, 101, 101 ', 111, 121, 131a, 131a', 131aa, 131b, 131ba, 131bb, 131c, 131ca, 131cb, 131cc, 131cd, 131d, 131da, 131db, 131db, 141a, 141b, 141c, 141d Magnet plate with studs
82, 102, 102 ', 112, 122
83, 93, 103, 103 ', 113, 123 tack
84, 104, 104 ', 114, 124 tack inserts
85, 85a, 85b, 85c, 85d, 95, 105, 105 ', 115, 125 Magnet member
86, 96 Front
87, 97 Top surface
88, 98 back
89, 99 underside
94 Member with tack
103a, 103a ', 113a, 123a Head
103b, 103b ', 113b, 123b Shaft
104a, 104a 'front
104b, 104b 'back
104c, 104c 'upper surface
104d, 104d 'lower surface
105a Projection
105b 'back
105c 'upper surface
105d 'lower surface
106, 106 ', 116, 126 Shaft holes
107, 107 'engaging projection
107a, 107a 'engagement groove
108, 108 'opening
108a, 108a 'bottom
109, 109 'regulating protrusion
109a, 109a 'engaging projection
109b 'engagement groove
118, 128 groove
118a, 128a bottom
132 tapes
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