【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、建物の周りや玄関土間あるいは歩行路等における舗装、特に小規模な舗装に適した舗装方法及び舗装材キットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、建物の玄関土間や建物周り、歩行路等の施工においては、モルタルやアスファルトで舗装したり、コンクリート二次製品等を敷設することが行われているが、近頃では、生活の近代化にともない、舗装面にカラー塗装を施したり、舗装材料に色材を加えて舗装したり、あるいは天然の彩色石材を敷設したりすることがなされている。
【０００３】
しかし、カラー塗装を施したり舗装材料に色材を加えて舗装するものでは、退色しやすく、また、天然の石材を敷設するものでは、石材が高価であるとともに、敷設に熟練と多くの手間を要するといった問題がある。そこで、それら従来の欠点を解決する手段として、特許文献１に記載の舗装方法及び舗装材が提案されている。
【０００４】
【特許文献１】
特許第２６２２９２１号公報
【０００５】
上記公報記載のものは、粉砕された色ガラスと骨材とを混合し、これとエポキシ樹脂を混練して舗装剤を形成し、これを下地上に敷き均して養生させるというものである。この方法は、主として道路の舗装を対象としてなされたもので、施工の現場において、材料の配合や混練を行い、それを直ちに敷き均すという作業であるため、施工にはかなりの熟練と多くの手間を要するものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近頃では、家屋やその外周りの各種補修、外装等の工事を家庭的に行う傾向であることから、素人でも行えるような資材が数多く提供されるようになっており、建物内、外の各種舗装等も熟練を要さず簡易にできるような資材等が求められている。
【０００７】
しかし、上記公報記載のものでは、骨材と合成樹脂を適正に計量して配合、混練する作業は、素人ではむずかしいとともに、専用の機材を必要とし、計量を間違えば、硬化不良となったり、十分な強度が得られないという問題や、合成樹脂が硬化するまでかなりの時間を要するため、その間液だれを生じることにもなるため、施工面においても素人では容易に扱えないものである。
【０００８】
本発明は、かかる事情にかんがみなされたもので、骨材と合成樹脂とを混練し、これを使用して舗装を行うものにおいて、配合する材料をその都度計量せずにすみ、材料、舗装材の形成が極めて簡単にできるとともに、施工が容易、確実にでき、所定の強度も得られ、素人あるいは小規模施工業者向きとして好適な、舗装方法及びこれに使用する舗装キットを提供しようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明の構成について添付の図面を参照して説明すると、請求項１記載の舗装方法は、骨材と、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系合成樹脂の一種または複数種を組み合せた合成樹脂剤に繊維材及び増粘剤を加えた混合物を、骨材１００重量％に対し混合物３〜１８重量％の割合で配合、混練して舗装基材を形成しておき、施工時点で、上記舗装基材に、その１〜５重量％の硬化剤を添加、混練して舗装材料を作成し、この舗装材料を下地上に装着させることを特徴とするものである。
【００１０】
また、請求項２記載の舗装材キットは、骨材と、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系合成樹脂の一種または複数種と、繊維及び増粘剤とを混練して形成した舗装基材を、密封色装し、この色装体に、舗装基材に添加、混練する硬化剤を密封包装して添着させたことを特徴とするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。本発明の舗装方法及び舗装材キットには、骨材と、合成樹脂剤、無機系繊維、及び増粘剤の混合物よりなる舗装基材と硬化剤が用いられる。
【００１２】
骨材としては、砂利や砕石等の自然石や、人工石、ガラス、貝殻チップ、ウッドチップ、溶融スラグ、ゴム類等で、１０ｍｍ以下程度の小粒、小片のものを用いるのが好ましいが、これに限定されるものではない。
【００１３】
合成樹脂は、接着性の良好なエポキシ系、アクリル系、ウレタン系の合成樹脂が適用され、それらのうちの一種のみでもよく、また、それらのうちの複数種のものや、全種のものを組み合せたものであってもよい。しかし、アクリル系の合成樹脂は高価であり、ウレタン系の樹脂は少量の水分を含むと早急に硬化し、また強度がでないことから、コスト及び取扱いの点等を考慮すると、エポキシ系合成樹脂の一種のみを用いるのが好ましいが、アクリル系とウレタン系を複合した合成樹脂を用いてもよい。
【００１４】
上記の合成樹脂材は、繊維材と増粘剤と混練される。繊維材は補強と透水性を得るため、及び施工時の液だれを防ぐのに効果的であり、セラミックファイバーやグラスファイバー等の無機系繊維が適している。増粘剤は、液だれを防止するために添加される。増粘剤としては、例えばシリカ等が用いられる。
【００１５】
舗装基材は、上記のような、合成樹脂材と、繊維材と増粘剤を混合し、この混合物と骨材を混練して形成する。混合物は、２５℃における粘度が３００〜５００ｍｐａとなるように調整したエポキシ系合成樹脂と、この合成樹脂の１００重量％に対し、グラスファイバー等の繊維を２〜１５重量％、増粘剤を０．５〜５．０重量％を加えて均一に混練して作成する。ついで、骨材と上記混合物を、骨材１００重量％に対し混合物３〜１８％の割合で均一に混練して、舗装基材を形成する。
【００１６】
舗装基材は、空気中の水分等を吸収して硬化や劣化して行くが混練終了後は、これを所定量ずつビニール袋等の容器に収容して密封色装する。それにより、舗装施工に至る間の変質が防止できることになる。この場合、色装は真空色装とするのが望ましい。また、舗装基材は紫外線に当ると劣化する性質があるため、包装容器には紫外線の透過しない材料、例えば紫外線不透過フィルム製の袋等を使用するのがよい。
【００１７】
舗装材は、上記舗装基材に硬化剤を混合して作成される。硬化剤としては、アミン系が適用される。舗装基材と硬化剤との混合割合は、舗装基材１００重量％に対しその１〜５重量％とするのが適当である。硬化剤の混合割合がそれより少ないと硬化が遅くなり、また、硬化剤の混合割合がそれより多くなると、硬化不良が生じ、いずれも施工が困難となる。また、舗装基材と混合する硬化剤は、あらかじめ包装された舗装基材に見合う量のものずつ袋詰め等により用意しておけば便利である。
【００１８】
舗装材は、現場において、舗装基材を包装容器から取り出し、これに硬化剤を添加して攪拌混合して作成する。そしてこの舗装材を、硬化しないうちにコンクリートや煉瓦、砂利その他の下地上に敷き均し、表面をこて仕上げにて舗装する。舗装材は下地上に強固に接着され、３〜８時間前後で硬化し、舗装を終えることになる。
【００１９】
次に、本発明舗装方法を、より簡便、確実に、熟練を要さずに実施できるようにするための舗装材キットについて説明する。図１は舗装材キットの一実施例を示したものである。図１中は舗装基材の所定量を収容する包装袋で、塩化ビニール等の合成樹脂フィルムで形成されている。この合成樹脂フィルムには、着色等により紫外線透過の防止策を施しておくのが好ましい。
【００２０】
包装袋１の中には舗装基材２が収容される。舗装基材２は、さきに説明したものと同様に作成された、骨材３と合成樹脂材と繊維材及び増粘剤とを混練して作成されたもので、運搬、取り扱いに便利なように、例えば４〜２０ｋｇ単位に計量されたものが収容された後、その袋１は封止４される。この場合、包装された舗装基材２は長期にわたり変質せずに保存できるように、真空包装とするのが好ましい。
【００２１】
上記の包装容器１には、さきに説明したように、容器１内の舗装基材２の量と適合する量の硬化剤６を収容、密封した、硬化剤収納袋５が添着されている。図示の例では、硬化剤収納袋５は、舗装基材の包装容器１の外部に添着したものとなっているが、これは包装容器１の内部に添着したものとすることができる。そうすれば、運搬中などにおいて脱落、紛失のおそれがなくなる。
【００２２】
本発明の舗装材キットは上述のように構成されており、これを使って舗装を行うには、包装容器１を現場において開封し、硬化剤収納袋５も取り出して開封し、硬化剤６を包装容器１内に硬化剤６を注入して、包装容器１を手で振るなどして舗装基材２と硬化剤６を均一に混合させるか、あるいは、舗装基材２を包装容器１内より別に用意した容器に移し変えて硬化剤６を注入し、棒材等の適宜な道具を用いて攪拌し、両者２，６を均一に混合させるようにして舗装材を作成するのである。そして、この舗装材を下地上に敷き均して表面をこて仕上げする。敷き均した舗装材は、３〜８時間程度で硬化し、舗装が完成する。
【００２３】
【実施例】
以下、本発明の舗装方法の実施例について説明する。
【００２４】
実施例１
エポキシ系合成樹脂１ｋｇに、セラミックファイバー３０ｇ、グラスファイバー５０ｇ、シリカ （増粘剤）１０ｇを混練し、混合物を作成し、この混合物の３００ｇと、２〜５ｍｍ径程度の砂利による骨材５ｋｇとを混練して５．３ｋｇの舗装基材を得た。そして、この舗装基材の全量に対し１００ｇの硬化剤を添加し、攪拌して舗装材を作製した。作成直後、この舗装材をタテ１０ｃｍ、横１０ｃｍ、厚さ３ｃｍに打設し、舗装構造物を得た。
【００２５】
上記構造物の作成後、６時間経過した時点で、曲げ強度及び透水率の試験を行ったところ、曲げ強度８．５ｋｇ／ｍｍ２、透水率０．２秒／ｃｍ２の好結果が得られた。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る舗装方法によれば、細骨材と、エポキシ系等の合成樹脂材、繊維材及び増粘剤とによる混合物とを混練して舗装基材を形成しておき、施工の際に、この舗装基材に硬化剤を加えて混練して舗装材料を作成し、これを用いて舗装を行うようにしたので、従来の合成樹脂舗装のように、施工の都度、配合の材料を計量して混練するという面倒で熟練を要することなく、経験の少ない者でも、簡単、確実に施工ができることになる。
【００２７】
しかも、舗装材には繊維材が配合してあるので、舗装物は強度、透水率ともに、従来の舗装物に比べて優れているとともに、合成樹脂剤が液だれをおこし、上層部の強度が弱く、下層部は空隙が少なくなって透水性が悪いというような欠点が除かれ、液だれを生じず、上層部から下層部まで全体に均質なものが得られる。
【００２８】
また、本発明に係る舗装材キットによれば、配合、調整のむずかしい舗装基材は、あらかじめ所定量ずつ袋等の容器に密閉されているので、長期にわたり硬化することなく保存することができるとともに、硬化剤も所定量を袋詰めにされ、この舗装基材を収容した容器に付帯して設けられているので、使用者は、施工の場で舗装基材及び硬化剤を収容した容器、袋を開いて両者を混練する、という極めて簡単な作業で施工ができ、特に経験の少ない素人や、小規模業者向きとして好適であり、材料の無駄をはぶくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明舗装材キットの一部を切欠した斜視図である。
【符号の説明】
１ 包装容器
２ 舗装基材
３ 骨材
５ 硬化剤収納袋
６ 硬化剤[0001]
[Industrial applications]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a pavement method and a pavement material kit suitable for pavement around buildings, between porches, walkways, and the like, particularly suitable for small-scale pavement.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the construction of entrance porch of the building, around the building, walking path, etc., paving with mortar or asphalt and laying secondary concrete products etc. have been performed, but recently, modernization of life At the same time, color painting has been applied to the pavement surface, paving has been performed by adding a coloring material to the pavement material, or natural colored stone has been laid.
[0003]
However, when color painting is applied or paving is performed by adding color materials to the pavement material, it is easy to fade, and when laying natural stone, the stone is expensive and requires a lot of skill and labor to lay. There is a problem that it costs. Therefore, as a means for solving the conventional disadvantages, a pavement method and a pavement material described in Patent Document 1 have been proposed.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2622921 [0005]
In the above-mentioned publication, a crushed colored glass and an aggregate are mixed, and this is kneaded with an epoxy resin to form a paving agent, which is spread on a base and cured. This method is mainly intended for pavement of roads.Because it is the work of mixing and kneading materials at the construction site and laying it down immediately, it requires considerable skill and a lot of construction. It takes time and effort.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, recently, since there is a tendency to perform various repairs and exteriors of the house and its surroundings at home, many materials that can be performed by amateurs have been provided, and inside and outside the building, There are demands for materials and the like that can easily make various pavements without requiring skill.
[0007]
However, in those described in the above publication, the work of properly measuring and blending and kneading the aggregate and the synthetic resin is difficult for an unskilled person, and requires special equipment, and if the measurement is wrong, poor curing or A problem that sufficient strength cannot be obtained, and a considerable amount of time is required until the synthetic resin is hardened, which may cause dripping during that time.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and in the case of kneading an aggregate and a synthetic resin and performing pavement using the same, the material to be blended does not need to be measured each time, and the material and the pavement material can be used. It is intended to provide a pavement method and a pavement kit used for the same, which can be formed extremely easily, can be easily and reliably performed, and has a predetermined strength, and is suitable for an amateur or a small-scale contractor. It is.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the structure of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The pavement method according to claim 1 is characterized in that an aggregate and one or more kinds of epoxy-based, acrylic-based, and urethane-based synthetic resins are provided. A mixture obtained by adding a fibrous material and a thickening agent to a synthetic resin agent obtained by combining the above is blended and kneaded at a ratio of 3 to 18% by weight of the mixture with respect to 100% by weight of aggregate to form a pavement base material, and At this point, 1 to 5% by weight of the curing agent is added to the pavement substrate and kneaded to prepare a pavement material, and the pavement material is mounted on a base.
[0010]
Further, the paving material kit according to claim 2, an aggregate, epoxy-based, acrylic, one or more of urethane-based synthetic resin, and a pavement base material formed by kneading a fiber and a thickener, It is characterized in that it is sealed and colored, and a curing agent to be added and kneaded to the pavement base material is hermetically packaged and attached to the colored body.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described. The pavement method and the pavement material kit of the present invention use a pavement base material and a curing agent comprising a mixture of an aggregate, a synthetic resin agent, an inorganic fiber, and a thickener.
[0012]
As the aggregate, it is preferable to use natural stones such as gravel and crushed stone, artificial stones, glass, shell chips, wood chips, molten slag, rubbers, and the like, and small particles of about 10 mm or less and small pieces are preferably used. However, the present invention is not limited to this.
[0013]
As the synthetic resin, an epoxy-based, acrylic-based, or urethane-based synthetic resin having good adhesiveness is applied, and only one of them may be used. It may be a combination. However, acrylic synthetic resins are expensive, and urethane-based resins cure quickly if they contain a small amount of water, and have low strength. Although it is preferable to use only one kind, a synthetic resin in which an acrylic resin and a urethane resin are combined may be used.
[0014]
The above synthetic resin material is kneaded with a fiber material and a thickener. The fiber material is effective for obtaining reinforcement and water permeability and for preventing dripping at the time of construction, and inorganic fibers such as ceramic fibers and glass fibers are suitable. Thickeners are added to prevent dripping. As the thickener, for example, silica or the like is used.
[0015]
The pavement base material is formed by mixing a synthetic resin material, a fiber material, and a thickener as described above, and kneading the mixture with an aggregate. The mixture was made of an epoxy synthetic resin adjusted to have a viscosity of 300 to 500 mpa at 25 ° C., 100% by weight of this synthetic resin, 2 to 15% by weight of a fiber such as glass fiber, and 0% of a thickener. It is prepared by adding 0.5 to 5.0% by weight and uniformly kneading. Next, the aggregate and the mixture are uniformly kneaded at a ratio of 3 to 18% of the mixture with respect to 100% by weight of the aggregate to form a pavement base material.
[0016]
The pavement base material is hardened or degraded by absorbing moisture and the like in the air, but after kneading, a predetermined amount of the pavement base material is stored in a container such as a plastic bag and hermetically sealed. As a result, deterioration during the pavement construction can be prevented. In this case, it is desirable that the coloring be a vacuum coloring. Further, since the pavement base material has the property of deteriorating when exposed to ultraviolet light, it is preferable to use a material that does not transmit ultraviolet light, for example, a bag made of an ultraviolet-impermeable film, for the packaging container.
[0017]
The pavement material is prepared by mixing a curing agent with the pavement base material. As the curing agent, an amine-based curing agent is used. It is appropriate that the mixing ratio of the pavement base material and the curing agent is 1 to 5% by weight based on 100% by weight of the pavement base material. If the mixing ratio of the curing agent is less than that, the curing will be delayed, and if the mixing ratio of the curing agent is more than that, poor curing will occur, making it difficult to apply any of them. Further, it is convenient to prepare the curing agent to be mixed with the pavement base material in an amount suitable for the packaged pavement base material in advance by bagging or the like.
[0018]
The pavement material is prepared by removing the pavement base material from the packaging container at the site, adding a curing agent to the pavement base material, and mixing with stirring. The pavement material is laid on concrete, brick, gravel or other underground before hardening, and the surface is troweled and paved. The pavement material is firmly adhered to the substrate, hardens in about 3 to 8 hours, and finishes the pavement.
[0019]
Next, a pavement material kit for enabling the pavement method of the present invention to be carried out more simply, reliably and without skill will be described. FIG. 1 shows an embodiment of a paving material kit. FIG. 1 shows a packaging bag for accommodating a predetermined amount of a pavement substrate, which is formed of a synthetic resin film such as vinyl chloride. The synthetic resin film is preferably provided with a measure for preventing ultraviolet transmission by coloring or the like.
[0020]
A pavement substrate 2 is accommodated in the packaging bag 1. The pavement base material 2 is prepared by kneading the aggregate 3, synthetic resin material, fiber material and thickener, which is prepared in the same manner as described above, and is convenient for transportation and handling. After that, for example, a container weighed in units of 4 to 20 kg is stored, the bag 1 is sealed 4. In this case, the packaged pavement substrate 2 is preferably vacuum-packaged so that it can be stored for a long time without deterioration.
[0021]
As described above, the packaging container 1 has a curing agent storage bag 5 containing and sealing a curing agent 6 in an amount compatible with the amount of the pavement base material 2 in the container 1. In the illustrated example, the curing agent storage bag 5 is attached to the outside of the packaging container 1 of the pavement base material, but it may be attached to the inside of the packaging container 1. This eliminates the risk of dropping or loss during transportation.
[0022]
The pavement material kit of the present invention is configured as described above. To perform pavement using the pavement material kit, the packaging container 1 is opened at the site, the curing agent storage bag 5 is also taken out, and the curing agent 6 is opened. The hardening agent 6 is injected into the packaging container 1 and the paving base material 2 and the hardening agent 6 are uniformly mixed by shaking the packaging container 1 by hand or the like. It is transferred to a separately prepared container, the hardener 6 is injected, and the mixture is stirred using an appropriate tool such as a bar, so that the two and the two are uniformly mixed to prepare a pavement material. Then, the pavement material is spread on the groundwork and the surface is troweled. The spread pavement material hardens in about 3 to 8 hours, and the pavement is completed.
[0023]
【Example】
Hereinafter, examples of the pavement method of the present invention will be described.
[0024]
Example 1
30 g of ceramic fiber, 50 g of glass fiber, and 10 g of silica (thickening agent) are kneaded with 1 kg of the epoxy-based synthetic resin to prepare a mixture, and 300 g of the mixture is mixed with 5 kg of aggregate made of gravel having a diameter of 2 to 5 mm. The mixture was kneaded to obtain 5.3 kg of a pavement base material. Then, 100 g of a curing agent was added to the entire amount of the pavement base material, followed by stirring to prepare a pavement material. Immediately after the preparation, the pavement material was cast into a length of 10 cm, a width of 10 cm, and a thickness of 3 cm to obtain a pavement structure.
[0025]
After 6 hours from the creation of the above structure, a test of bending strength and water permeability was performed, and good results were obtained with a bending strength of 8.5 kg / mm 2 and a water permeability of 0.2 seconds / cm 2. Was.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the pavement method according to the present invention, a fine aggregate and an epoxy-based synthetic resin material, a mixture of a fiber material and a thickener are kneaded to form a pavement base material. At the time of construction, a hardening agent was added to this pavement base material and kneaded to create a pavement material, and paving was performed using this material. In addition, without the troublesome skill of measuring and kneading the ingredients of the compound and requiring skill, even an inexperienced person can perform the work simply and reliably.
[0027]
In addition, since the pavement material contains a fibrous material, the pavement material is superior in both strength and water permeability to the conventional pavement material, and the synthetic resin agent causes dripping and the upper layer strength is reduced. It is weak, and the disadvantages such as low voids in the lower layer and poor water permeability are eliminated, no dripping occurs, and a uniform material can be obtained from the upper layer to the lower layer.
[0028]
Further, according to the paving material kit according to the present invention, the pavement base material that is difficult to mix and adjust is previously sealed in a container such as a bag by a predetermined amount, so that it can be stored without being cured for a long period of time. Since the curing agent is also packaged in a predetermined amount and provided along with the container containing the pavement base material, the user can use the container or bag containing the pavement base material and the curing agent at the construction site. It is possible to carry out the construction by an extremely simple operation of opening and kneading the two, which is particularly suitable for an inexperienced novice or a small-scale contractor, and can waste material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view of a pavement material kit of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Packaging container 2 Pavement base material 3 Aggregate 5 Hardener storage bag 6 Hardener
