JP2004360249A - 地盤改良方法 - Google Patents

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Yukiyoshi Kitamoto
幸義 北本
Satoshi Manabe
智 真鍋
Kazumi Kobayashi
一三 小林
Teru Yoshida
輝 吉田
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Abstract

【課題】地盤の安定化を合理的・経済的で確実・強固に実施できる地盤改良方法の提供。
【解決手段】この発明の地盤改良方法では、地盤2の改良地域を複数の多角形状の区画3に分割しその各区画3毎に地盤改良体1を形成すると共に、各区画3の各地盤改良体1における地中方向の先端面1aを、多角形状の各隅角部の深度を深く中央部の深度を浅くしたアーチ状に形成する。そして、各区画3毎の地盤改良体1がアーチ形成効果を発揮できるようにして、そのアーチ形成効果で支持力の向上を図る。この支持力の向上が図れることは、例えば、地表への築造物を盛土とした場合、その撒き出し厚や撒き出し速度の増加が見込め、急速施工が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、築造物の基礎地盤などの地盤を安定させる地盤改良方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地盤改良方法としては、圧密促進および締固めや、コマ型などのコンクリートブロックを敷詰める等の物理的なものと、セメント固化および薬液注入などの化学的なものとが知られている。
【0003】
例えば、地表の築造物の基礎地盤として、強度や変形性が良好でない場合には、築造物に支障をきたすことから、圧密促進や固化改良、あるいはコンクリートブロックの設置などによる安定化対策が実施されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−239826号公報
【特許文献2】
特開平10−266229号公報
【特許文献3】
特開2000−297439号公報
【特許文献4】
特開2002−138487号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の地盤改良方法は、例えば、改良対象地盤の全域に均一で全面的な安定化の処置を施しているような場合、安定化に不必要な部分も処置を施してしまうことにもなり、合理的で経済的な安定化手段とは言えるものではなかった。
【0006】
また、改良対象地盤に多数のブロックを敷詰めて、築造物の基礎とするような方法もあるが、この場合も合理的で確実・強固な地盤の安定化手段とは言えるものではなかった。
【0007】
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、その目的は地盤の安定化を合理的・経済的に実施できると共に、安定化を確実・強固に実施できる地盤改良方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明での地盤改良方法は、地盤の改良地域を複数の多角形状の区画に分割し、その各区画毎に地盤改良体を形成していると共に、各区画の各地盤改良体における地中方向の先端面を、多角形状の各隅角部の深度を深く中央部の深度を浅くしたアーチ状に形成している。
【0009】
このようなこの発明によれば、多角形状の各区画毎に地盤改良体によるアーチ形成効果を発揮できるので、各区画毎の複数の地盤改良体によって、アーチ形成効果による支持力の向上を図ることができる。
【0010】
また、この各区画毎にアーチ形成効果による支持力の向上が図れることは、例えば、地表への築造物を盛土とした場合に、その撒き出し厚や撒き出し速度の増加が見込めて、急速施工が可能となる。
【0011】
請求項2記載の発明での地盤改良体は、多数の棒状改良部をそれぞれ適宜深度を変えて並設することにより、地中方向の先端面をアーチ状に形成している。
【0012】
このように各区画毎の各地盤改良体を多数の棒状改良部で形成すると、改良対象地盤の状態(性質や周辺環境など)に合わせて、地盤改良を進めることができる。
【0013】
また、例えば、多数の注入管を格子状に備えた機械装置などで多数の棒状改良部を一度に形成することにより、個々の区画毎に、まとめて改良作業を行うことができる。
【0014】
請求項3記載の発明での地盤改良体は、地中方向の先端面をアーチ状として予め一体成形した改良用ブロックで構成している。
【0015】
このようにすると、地盤改良体を改良用ブロックとして、予め、工場生産または現場ヤードで作成することができるので、従来での現場施工の改良体のように、品質のバラツキで剛性の弱い個所が割れるなどの問題を解消することができる。
【0016】
また、このように品質の均一性が期待できると共に、各改良用ブロックを設置するだけで地盤改良を実施でき、対象地盤の改良期間を短縮することができる。
【0017】
さらに、多角形状の各区画毎に形成する地盤改良体である改良用ブロックも当然多角形状であることから、各改良用ブロックの間に緩衝材を設けることが可能となり、この緩衝材の選定によって、改良地盤に免震効果を期待できるようになる。
【0018】
このように、この発明の地盤改良方法によれば、地盤の安定化を合理的・経済的に実施できると共に、地盤の安定化を確実・強固に実施できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の地盤改良方法を図示する一実施形態によって説明する。
【0020】
この発明での地盤改良方法(請求項1記載の発明)は、図1に示すように、地盤2の改良地域を複数の多角形状の区画3に分割し、その各区画3毎に地盤改良体1を形成していると共に、各区画3の各地盤改良体1における地中方向の先端面1aを、多角形状の各隅角部の深度を深く中央部の深度を浅くしたアーチ状に形成している。
【0021】
この実施形態(請求項2記載の発明)での地盤改良体1は、多数の棒状改良部1bをそれぞれ適宜深度を変えて並設することで、地中方向の先端面1aをアーチ状に形成している。
【0022】
即ち、この実施形態においては、多数の各棒状改良部1bの地中方向深度を変化させて形成し、その地中方向の先端面1aが全体としてアーチ状となるように並べ、各区画3毎に各地盤改良体1を地中において一体のアーチとなるように形成して、各地盤改良体1が外力に対してアーチ作用を発揮できるようにしている。
【0023】
このようなこの発明の地盤改良方法によれば、多角形状の各区画3毎に地盤改良体1によるアーチ形成効果を発揮できるので、各区画3毎の複数の地盤改良体1によって、アーチ形成効果による支持力の向上を図ることができる。
【0024】
そして、この各区画3毎にアーチ形成効果による支持力の向上が図れることは、例えば、地表への築造物(図示せず)を盛土とした場合に、その撒き出し厚や撒き出し速度の増加が見込めて、急速施工が可能となる。
【0025】
また、各区画3毎の各地盤改良体1を多数の棒状改良部1bで形成すると、改良対象地盤の状態(性質や周辺環境など)に合わせて、地盤改良を進めることができる。
【0026】
そして、例えば、多数の注入管を格子状に備えた機械装置(図示せず)などで多数の棒状改良部1bを一度に形成することにより、個々の区画3毎に、まとめて改良作業を行うことができる。
【0027】
図2は、別形態の地盤改良体1を用いて行う地盤改良方法を示している。この実施形態(請求項3記載の発明)での地盤改良体1は、図3に示すように、地中方向の先端面1aをアーチ状として予め一体成形した改良用ブロック1cで構成している。
【0028】
そして、この地盤改良体1(改良用ブロック1c)を、図2に示すように、各区画3毎に設置して、地盤改良を実施することになる。
【0029】
このようにすると、地盤改良体1(改良用ブロック1c)を、予め、工場生産または現場ヤードで作成することができる。そして、従来での現場施工の改良体のように、品質のバラツキで剛性の弱い個所が割れるなどの問題を解消することができる。
【0030】
また、品質の均一性が期待できると共に、各地盤改良体1(改良用ブロック1c)を設置するだけで地盤改良を実施できるので、対象地盤の改良期間を短縮することができる。
【0031】
さらに、多角形状の各区画3毎に形成する地盤改良体1(改良用ブロック1c)も当然多角形状であることから、各地盤改良体1(改良用ブロック1c)の間に緩衝材(図示せず)を設けることができる。この緩衝材の選定によって、改良地盤に免震効果を期待できるようになる。
【0032】
このように、この発明の地盤改良方法によれば、地盤2の安定化を合理的・経済的に実施できると共に、地盤2の安定化を確実・強固に実施できる。
【0033】
なお、前述した実施形態において、地盤改良体1を形成する区画3や地盤改良体1を構成する改良用ブロック1cは方形状としているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、区画3や改良用ブロック1cを六角形の多角形状とすることもできる。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、多角形状の各区画毎に地盤改良体によるアーチ形成効果を発揮できるので、各区画毎の複数の地盤改良体によって、アーチ形成効果による支持力の向上を図ることができる。
【0035】
また、この各区画毎にアーチ形成効果による支持力の向上が図れることは、例えば、地表への築造物を盛土とした場合に、その撒き出し厚や撒き出し速度の増加が見込めて、急速施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の地盤改良方法での地盤改良状態を示す概略斜視図である。
【図2】この発明の地盤改良方法の別形態の地盤改良状態を示す概略斜視図である。
【図3】この発明の地盤改良方法で用いる地盤改良体(改良用ブロック)を示す概略斜視図である。
【図4】この発明の地盤改良方法の別形態の地盤改良状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1…地盤改良体、1a…先端面、1b…棒状改良部、1c…改良用ブロック、2…地盤、3…区画

Claims (3)

  1. 地盤の改良地域を複数の多角形状の区画に分割し、その各区画毎に地盤改良体を形成していると共に、各区画の各地盤改良体における地中方向の先端面を、前記多角形状の各隅角部の深度を深く中央部の深度を浅くしたアーチ状に形成していることを特徴とする地盤改良方法。
  2. 前記地盤改良体は、多数の棒状改良部をそれぞれ適宜深度を変えて並設することにより、前記地中方向の先端面をアーチ状に形成していることを特徴とする請求項1記載の地盤改良方法。
  3. 前記地盤改良体は、前記地中方向の先端面をアーチ状として予め一体成形した改良用ブロックで構成していることを特徴とする請求項1記載の地盤改良方法。
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