JP2004360101A - Papermaking felt and method for producing the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製紙用フェルト及びその製造方法に関し、更に詳しくは、基布の始端と終端の段差のマークが抄紙に残ることを抑制すると共に、使用目的に合わせて基布層の組織を適宜変更することができ、容易に製造することができる製紙用フェルト及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より製紙工程においては、ワイヤーパートで脱水された湿紙を受け取ってプレスパートへ運び、プレスロールの間を通してさらに水を絞り、同時に湿紙の表面を平滑にしてドライパートに送るために各種製紙用フェルトが利用されている。そして、近年、抄紙機の高速運転化により、プレスロール間で湿紙に加えられる荷重は従来よりも高くなっていることから、抄造される紙にフェルトの基布のマークが残りやすくなることが指摘されていた。また、抄紙機の高速運転化により、製紙用フェルトの特性として、脱水性のみならず機械的特性に優れていることも要求されることから、製紙用フェルトを構成する基布には充分な厚さが必要になってきた。そのため、多重織織布からなる基布で構成される製紙用フェルトの使用が増加してきているが、多重織の基布を製織するには、超重織機のような大型の設備が必要であり、製造が困難で高度な技術を要する上に、多くのコストがかかるという問題が指摘されていた。
【0003】
かかる観点から、従来より、種々の製紙用フェルトの開発が進んでいる。例えば、下記特許文献1の製紙用フェルトは、一重織や二重織等の比較的製造が容易で低コストの無端状の二枚の製織布を上基布及び下基布として重ね合わせて基布とする方法が記載されている。かかる構成の製紙用フェルトは、比較的薄手の布を基布として利用できることから、品質的に安定しており、また、同じ厚さの多重織単層の基布を用いたものと比べて、柔軟でニードリング等の加工も容易であり、極めて高い空隙率を持ち、へたりにくいという特性を有する。
【0004】
また、有端状の基布を用いた例としては、例えば、下記特許文献2に記載の製紙用フェルトが挙げられる。下記特許文献2の製紙用フェルトは、製織された有端状の基布を連続して環状に巻回積層して無端状の基布構造体を形成し、その両面あるいは片面に繊維ウェブをニードリングして一体化したものである。かかる構成の製紙用フェルトは、多重織からなる基布を重織機を使用して製織するよりも短時間に低コストで製造でき、基布構造体の厚みを薄くすることができる。また、巻回時点でフェルトの寸法を任意に決定できるので、寸法精度も向上させることができる。
【0005】
その他、有端状の基布を無端状とする方法として、現在最も一般的であるのが、下記特許文献3に記載されているような、有端状に製織した1枚の基布を、縫合機等を用いて無端状に縫合する方法である。また、下記特許文献4に記載されているように、有端状基布の端部にループを形成し、このループ同士を旋回支軸(芯線)によって結合することにより、基布同士を繋いで無端状とする方法も知られている。これらの有端状の基布を用いると、無端状の基布を用いる場合と比べて、容易に製紙用フェルトを製造することができる。
【0006】
【特許文献1】
特公平2−2997号公報
【特許文献2】
特許第3045895号公報
【特許文献3】
特開2000−192388号公報
【特許文献4】
特開昭56−101993号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1の構成を有する製紙用フェルトの場合、予め寸法が合うように設計して製織した無端状の上基布と下基布とをニードルマシン上で合わせた後、バットをニードリングして製紙用フェルトを製造しているが、かかる製造方法では、かなりの技術を要する上に、上基布と下基布の丈寸法が少しでも異なると、製造がより困難になるという問題がある。特に、バットをニードリングしている製造段階で2枚の基布にずれが生ずるとマシンから外してバットを剥がさなければならないという問題がある。即ち、上基布と下基布のそれぞれについて、つれやたるみがなく、ニードリングにより伸縮があってもぴったりと重なり合っているように、組織、糸使い、糸密度、丈率、幅率等を考慮して設計製造を行わなければならないという問題がある。
【0008】
また、上記特許文献2の製紙用フェルトの場合、有端状の織布の端部において段差が生じることにより、抄造される紙にフェルトの段差マークが残りやすくなるため、かかるマークをあまり問題としないライナーや中芯原紙等の板紙等へ適用されるに留まり、マークについてシビアな洋紙パートには使用が不向きであるという問題がある。更に、上記特許文献2の製紙用フェルトの場合、1枚の基布を巻回積層するため、1種類の組織の基布しか使用できず、使用目的によって外周側と内周側の基布の組織を変えることができないという問題もある。
【0009】
更に、上記特許文献3のように、シームループを持つプレスフェルトの場合、シーム部でフェルトの特性が異なるという問題がある。また、糸密度のより小さいシームループ領域では、バット繊維を基布につけるのが困難である。しかも、かかるシームループを持つプレスフェルトでは、使用中、フェルトは張力下に置かれるために、シーム部はとりわけ変形しがちである。このことがバット繊維の結合を更に弱め、シーム部の通気特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0010】
また、上記特許文献4のように、有端状の基布の経糸1本ずつを縫合機により縫合させる場合、縫合の種類としては、全自動縫合機又はジャガード織機を利用した半自動縫合機や、手縫合機があり、経糸の両端部同士の組み合わせとしては、重複部をもたない突き合わせ縫合又は一部重複させて行う縫合方法がある。そして、手縫合の場合、経糸を1本ずつ縫い込む作業がつらいばかりでなく、近年の抄紙用ニードルフェルトに用いられる基布に従来の紡績糸に代えてモノフィラメントを使用する場合には、モノフィラメントが硬いため、経糸1本分のクリンプにさらにもう1本経糸を縫い込むには、比較的力を必要であり、その結果、作業者の腕や指に対する負担が大きくなるという問題がある。一方、全自動縫合機又はジャガード織機を利用した半自動縫合機を使用して縫合する場合、専用の縫合機を使用するため、作業工程が増えることにより、作業時間とコストがかかると共に、専用の縫合機を織機やニードルマシンとは別に置くスペースが必要となる等の問題を有している。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、基布の始端と終端の段差のマークが抄紙に残ることを抑制すると共に、使用目的に合わせて基布層の組織を適宜変更することができ、容易に製造することができる製紙用フェルト及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下に示す通りである。
<1>1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)を1層以上有することを特徴とする製紙用フェルト。
<2>上記基布(1)が2層以上であり、且つ、各上記基布(1)の上記重ね部が、それぞれ経方向にずれて位置する上記<1>記載の製紙用フェルト。
<3>2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)を1層以上有することを特徴とする製紙用フェルト。
<4>上記基布(2)が2層以上であり、且つ、各上記基布(2)の上記重ね部が、それぞれ経方向にずれて位置する上記<3>記載の製紙用フェルト。
<5>1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)を1層以上と、2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)を1層以上とを有し、且つ、各上記基布(1)及び/又は各上記基布(2)の上記重ね部が、それぞれ経方向にずれて位置することを特徴とする製紙用フェルト。
<6>更に、無端状基布を少なくとも1層有する上記<1>乃至<5>のいずれかに記載の製紙用フェルト。
<7>上記基布間にバット層を少なくとも1層有する上記<1>乃至<6>のいずれかに記載の製紙用フェルト。
<8>最外周の上記基布の外周側表面に最外周バット層を有する上記<1>乃至<7>のいずれかに記載の製紙用フェルト。
<9>最外周の上記基布と上記最外周バット層との間に、細孔若しくは網目を有する熱可塑性樹脂シート層又は糸を互いに略平行に経方向にのみに配列した不織布層を有する上記<8>記載の製紙用フェルト。
<10>最内周の上記基布の内周側表面に最内周バット層を有する上記<1>乃至<9>のいずれかに記載の製紙用フェルト。
<11>1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方若しくは両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)の1層以上、又は2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方若しくは両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)の1層以上と、無端状基布の1層以上とを積層してニードリングすることを特徴とする製紙用フェルトの製造方法。
<12>1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)を、バット繊維と共にニードリングし、上記基布(1)の上記重ね部が経方向にずれて位置するように2層以上積層することを特徴とする製紙用フェルトの製造方法。
<13>2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)を、バット繊維と共にニードリングし、上記基布(2)の上記重ね部が経方向にずれて位置するように2層以上積層することを特徴とする製紙用フェルトの製造方法。
<14>1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)及び2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)を、バット繊維と共にニードリングし、上記基布(1)及び/又は各上記基布(2)の上記重ね部が経方向にずれて位置するように、上記基布(1)及び上記基布(2)を各々1層以上積層することを特徴とする製紙用フェルトの製造方法。
<15>更に、無端状基布を少なくとも1層積層する上記<13>乃至<14>記載の製紙用フェルト。
【0013】
【発明の効果】
本発明の製紙用フェルトによれば、無端状の基布を用いる場合よりも容易に製造することができ、また、基布の始端と終端の段差のマークが抄紙に残ることを抑制することができるので、マークについてシビアな洋紙パート等にも好適に使用することができる。また、2枚以上の基布を積層する場合でも、無端状基布同士をニードルマシン上で重ね合わせてニードリングをするよりも寸法合わせが容易であり、その結果、容易に製紙用フェルトを製造することができる。更に、有端状基布の始端の経糸と終端の経糸の重ね部が各層でずらして形成されているので、重ね部が結合されていなくても十分な強度を有する。
また、本発明の製紙用フェルトにおいて、上記基布と無端状基布とを組み合わせる(重ね合わせる)こと、上記基布間にバット層を設けること、又は最外周の上記バット層の下層に、細孔若しくは網目を有する熱可塑性樹脂シート層若しくは糸を互いに略平行に経方向にのみに配列した不織布層を設けることにより、より強度を向上させることができると共に、重ね部や基布マークの防止をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の製紙用フェルトの一例を図1及び図2に示す。尚、本発明は、かかる図面に記載された具体例に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
【0015】
本発明の第1の製紙用フェルトAは、図1に示すように、基布11〜13が3層に積層され、最内周の基布11の内周側表面に最内周バット層21を有し、最外周の基布13の外周側表面に最外周バット層23を有し、上記基布12及び13の間にはバット層22を有している。また、本発明の第2の製紙用フェルトBは、図2に示すように、基布14〜16が3層に積層され、最内周の基布14の内周側表面に最内周バット層21を有し、最外周の基布16の外周側表面に最外周バット層23を有し、上記基布15及び16の間にはバット層22を有している。尚、図1及び図2の各製紙用フェルトは、いずれもバット層22を有するが、本発明には、上記バット層22を有しない製紙用フェルトも含まれる。また、上記バット層22は、図1及び図2の各製紙用フェルトのように、一部の基布間にのみ有していてもよく、あるいは、全ての基布間に有していてもよい。例えば、図1の場合、更に上記基布11及び12の間にはバット層22を有していてもよい。
【0016】
そして、本発明の第1の製紙用フェルトAを構成する基布11〜13は、1枚の有端状の織布の始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(1)である。即ち、図1に示すように、1枚の基布には、始端と終端の重ね部3が1箇所存在する。また、本発明の第2の製紙用フェルトBを構成する基布14〜16は、2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端のうちのいずれか一方又は両方の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで形成された重ね部を有する基布(2)である。即ち、図2に示すように、1枚の基布には、始端と終端の重ね部3が2箇所以上(図2では2箇所)存在する。本発明の上記重ね部では、織布の始端と終端の緯糸を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを重ねるのみで有端状の基布の端部を繋いで無端状としていることから、一般的に行われている縫合により結合を行う工程が必要なく、作業性及び生産性が格段に向上する。また、有端状の基布を連続して環状に巻回積層して無端状の基布構造体を形成する方法と比較して、端部における段差を抑え、抄造される紙にフェルトの段差マークが残ることを抑制することができる結果、マークについてシビアな洋紙パートにも好適に使用することができる。
【0017】
本発明の上記基布11の形成方法の一例を図4に示す。上記基布11の始端11aと終端11bを重ねる接合方法としては、様々な方法が考えられるが、例えば、図4(1)のように、始端11aと終端11bの各緯糸を数本抜いて、始端11aと終端11bとを重ね合せる方法、図4(2)のように、緯糸を数本抜き1本おきに経糸を切断した始端11aと、緯糸は抜かずに始端11aの切断した経糸を互い違いになるように経糸のみ1本おきに切断した終端11bとを重ねる方法、及び図4(3)のように、始端11aと終端11bの緯糸を数本抜くと共に、1本おきに経糸を切断して始端11aと終端11bとを重ねる方法等が挙げられる。図4(3)の方法では、重ね部3以外の地部との厚さ等の差をより小さくすることができるので好ましく、図4(2)の方法では、地部との差がなくなるので特に好ましい。
【0018】
ここで、上記基布11を形成する場合、重ね部を適宜の方法で仮結合させておくと、ニードリング等が容易になるので好ましい。かかる仮結合の方法としては、水溶性の接着剤を重ね部3にスプレー又は塗布したり、あるいは、重ね部3を構成する経糸又は緯糸を水溶性の接着テープや水溶性の糸で仮止めする方法等が挙げられる。上記水溶性の接着剤や水溶性の糸を使用した仮止めの方法は、ニードル工程後の後工程の水洗により、溶解させて排除することができるため、最終製品段階における基布の両端の経糸は、結合されていない状態となる。
【0019】
本発明の製紙用フェルトにおいて、上記基布を構成する糸は、用途によって選択すればよい。例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた撚糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の矩形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。
【0020】
また、上記基布を構成する糸の材質については特に限定はなく、必要に応じて種々のものとすることができる。例えば、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポリアミド(6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン等の各種ナイロン等)、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、綿、ウール、金属等が使用できる。この中で、ポリアミドを用いると、耐磨耗性、圧縮回復性、耐衝撃性に優れた製紙用フェルトとすることができるので好ましい。また、共重合体やこれらの材質に目的に応じて種々の物質をブレンド又は含有させた糸を使用することもできる。更に、上記基布を構成する糸の材質は、全て同じ材質でもよいが、異なる2種以上の材質のものとすることができる。このように2種以上の材質の糸を用いることにより、様々な特性を有する製紙用フェルトとすることができるので好ましい。
【0021】
上記基布を構成する糸の線径についても特に限定はなく、要求性能に応じて種々のものを用いることができる。上記基布を構成する糸の線径としては、通常0.10〜0.50mm、好ましくは0.15〜0.45mm、更に好ましくは0.15〜0.40mmとすることができる。また、マルチフィラメントを用いる場合、該マルチフィラメントを構成するモノフィラメントの線径としては通常、10〜100μm、好ましくは10〜90μmであり、上記マルチフィラメントを構成する糸の本数は通常400本以下、好ましくは10〜350本、更に好ましくは10〜300本である
【0022】
本発明の製紙用フェルトでは、上記基布の層数については特に限定はなく、1層のみでもよく、2層以上積層してもよい。上記基布を2層以上積層して重ね部をずらすことにより、上記基布の重ね部の強度を他の基布で補うことができる結果、使用中のフェルトの切断等を防止できるので好ましい。また、上記基布を2層以上とする場合、各基布は、同じ線径、材質及び/又は種類の糸で構成される基布でもよく、あるいは、上記のように、異なる線径、材質及び/又は種類の糸で構成される基布でもよい。例えば、本発明の製紙用フェルトとしては、1枚の有端状の織布の始端と終端の緯糸のうちのいずれか一方又は両方を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねるのみで形成された基布を1層又は2層以上積層してなる製紙用フェルト、及び2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端の緯糸のうちのいずれか一方又は両方を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねるのみで形成された基布を1層又は2層以上積層してなる製紙用フェルトも含まれる。更に、1枚の有端状の織布の始端と終端の緯糸のうちのいずれか一方又は両方を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねるのみで形成された基布を1層以上と、2枚以上の有端状の織布を結合せずに始端と終端の緯糸のうちのいずれか一方又は両方を抜いて、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねるのみで形成された基布を1層以上とを積層してなる製紙用フェルトも含まれる。
【0023】
本発明の製紙用フェルトは、上記基布(1)及び/又は基布(2)以外に、更に他の層を有していてもよい。例えば、本発明の製紙用フェルトは、更に無端状基布を1層又は2層以上有するものとすることができる。かかる無端状基布を有することにより、製紙用フェルトの強度をより向上させることができるので好ましい。上記無端状基布は、無端状である限り、その材質、構造については特に限定はなく、必要に応じて種々の材質、構造のものを用いることができる。
【0024】
また、本発明の製紙用フェルトでは、図1及び図2に示すように、上記基布間にバット層を設けることができる。かかるバット層を有する本発明の製紙用フェルトは、通常、上記基布とバット繊維とをニードリングしながら形成することができる。この場合、図5(1)に示すように、上記基布を2層以上積層してからバット繊維をニードリングして形成してもよく、あるいは、図5(2)に示すように、上記基布の1層をバット繊維とニードリングした後、更に上記基布の1層以上とバット繊維とをニードリングして形成してもよい。更に、図5(3)に示すように、上記基布を2層以上積層してからバット繊維をニードリングして形成する方法と、上記基布の1層をバット繊維とニードリングした後、更に上記基布の1層以上とバット繊維とをニードリングして形成する方法の両方を行ってもよい。
【0025】
上記バット層としては、例えば、ポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等を使用することができる。また、上記バット層の性状についても特に限定はなく、必要に応じて種々の性状のバットを用いることができる。例えば、上記バット層のバットの目付としては、通常、30〜180g/cm2、好ましくは50〜160g/cm2である。更に、上記バット層を2種以上設ける場合、各バット層同士は同種でもよく、別種でもよい。
【0026】
本発明の製紙用フェルトでは、図1及び図2に示すように、最外周の上記基布の外周側表面に、更に最外周バット層を設けることができる。また、最内周の上記基布の内周側表面に、更に最内周バット層を設けることができる。上記最外周バット層及び最内周バット層は、上記バット層と同種でもよく、別種でもよい。また、上記最外周バット層及び最内周バット層は、1層で構成されていてもよく、2層以上の複数層で構成されていてもよい。上記最外周バット層及び最内周バット層としては、例えば、ポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等を使用することができる。また、上記最外周バット層及び最内周バット層の性状についても特に限定はなく、必要に応じて種々の性状のバットを用いることができる。例えば、上記最外周バット層のバットの目付としては、通常、400〜1100g/cm2、好ましくは500〜900g/cm2である。
【0027】
更に、本発明の製紙用フェルトでは、最外周の上記基布と上記最外周バット層との間に、細孔若しくは網目を有する熱可塑性樹脂シート層又は糸を互いに略平行に経方向にのみに配列した不織布層を設けることができる。その一例を図3に示す。図3の製紙用フェルトCでは、基布13と最外周バット層23との間に、互いに略平行に経方向にのみ糸を配列した不織布層4を有している。上記熱可塑性樹脂シート層は、多数の細孔又は網目を持つように溶融成形してシート状にしたものである。上記熱可塑性樹脂シート層は、製紙用フェルトに圧力が加わった時には、一方の面にあるバットと他方の面にあるバットとが隙間を通して接触し、水分を移動させるが、圧力が緩和されると、両面のバットが離れて水の移動ができなくなる結果、再湿潤抵抗層として機能する。しかも、織布のように経糸と緯糸とが重なり合う構造でないことから、平面が平滑であり、紙にマークを残さないという利点がある。上記熱可塑性樹脂シート層を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミド(ナイロン等)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。また、上記熱可塑性樹脂シート層の厚さについても限定はなく、必要に応じて種々の厚さとすることができるが、通常は、0.3〜1.5mm程度である。
【0028】
また、上記不織布層は、該不織布層を構成する糸を互いに略平行に経方向にのみに配列した不織布であり、織布のように、経糸と緯糸とが交差するナックル部を有しない。上記不織布層を有することにより、有端状の織布の始端と終端の重ね部の影響が紙に現れないように緩和することができると共に、不織布層自身も上記のようにナックル部を有しないことから、抄造する紙にマークが付くことを防止して、紙の平滑性、表面性を向上させることができる。
【0029】
上記不織布層を構成する上記糸の材質及び径については特に限定はなく、必要に応じて種々のものとすることができる。例えば、材質としては、ポリアミド(6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン等の各種ナイロン等)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、又はポリ塩化ビニル等のモノフィラメント若しくはモノフィラメントの撚糸を使用することができる。ここで、上記不織布層を構成する糸と上記基布を構成する糸とは、同じ材質でもよく、異なる材質でもよい。また、上記糸の径としては通常、0.10〜0.55mm、好ましくは0.12〜0.50mm、更に好ましくは0.15〜0.45mmとすることができる。ここで、上記不織布層を構成する糸は1本のモノフィラメントで構成されていてもよく、あるいは、このモノフィラメントを2〜10本含む撚糸又は無撚糸で構成されていてもよい。また、モノフィラメントの他に毛羽立ち糸を含んでいてもよい。更に、上記不織布層の目付についても特に限定はなく、要求性能に応じて種々のものとすることができる。通常、上記中間層を構成する不織布の目付は150〜700g/m2、好ましくは170〜550g/m2、更に好ましくは185〜400g/m2である。かかる範囲とすることにより、製紙用フェルトの平滑性を向上させると共に、基布マークを抑止することができるので好ましい。
【0030】
【実施例】
以下、本発明について、実施例を挙げて具体的に説明する。尚、本発明は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。
(1)製紙用フェルト
<実施例1>
本実施例1の製紙用フェルトAの断面模式図を図1に示す。本実施例1の製紙用フェルトAは、図1に示すように、基布11〜13が3層に積層され、最内周の基布11の内周側表面に最内周バット層21を有し、最外周の基布13の外周側表面に最外周バット層23を有し、上記基布12及び13の間にはバット層22を有している。上記基布11〜13は、径が0.15mmのポリアミドモノフィラメントである糸を2本撚って撚糸とし、更にこの撚糸3本を撚った撚糸(合計6本の糸を含む撚糸)である経糸を20本/インチ、径が0.21mmのポリアミドモノフィラメントである緯糸を15本/インチ用いて平組織に織り込んだ目付131g/m2の織布である。また、上記バット層22は、17デシテックス100%で目付80g/m2のポリアミドスフのウェブで、図5(3)に示すように、基布11と基布12とを積層してからバット繊維を基布12の上面(製紙面)に乗せてニードリングして絡ませ、その上に基布13を積層して更にバット繊維を基布13の上面(製紙面)に乗せてニードリングして絡ませた。
【0031】
基布11〜13には、それぞれ始端と終端の重ね部3が1箇所存在する。終端部は始端部より5mm重ねて切断し、始端と終端の緯糸を2.5mmずつ抜き、始端の経糸と終端の経糸とを交互に重ねて水溶性の糸で仮止めして基布を形成した。
【0032】
最外周の基布13の外周側表面に配した最外周バット層23は、17デシテックス100%で目付600g/m2のポリアミドスフのウェブである。また、最内周の基布11の内周側表面に配した最内周バット層21は、17デシテックス100%で目付100g/m2のポリアミドスフのウェブである。そして、上記最内周バット層21及び最外周バット層23は、上記基布11〜13の外側及び内側に重ねてニードリング等の公知の方法により結合している。
【0033】
<実施例2>
本実施例2の製紙用フェルトCの断面模式図を図3に示す。本実施例2の製紙用フェルトCは、図3に示すように、実施例1の製紙用フェルトAの構成に加えてさらに基布13と最外周バット層23との間に、互いに略平行に経方向にのみ糸を配列した不織布層4を有している。該不織布層4は、径が0.21mmのポリアミドモノフィラメントである糸を2本撚った撚糸2本と、12メートル番手の紡績糸1本とを撚り合わせた糸を、製紙用フェルトの長さ方向に27本/インチとなるように、略平行に配列した目付269g/m2の不織布である。
【0034】
<比較例>
比較例として、上記特許文献2と同様の、1枚の有端状の基布を環状に3周積層し、その外側及び内側にバット層を配した構成の製紙用フェルトを製作した。上記基布は、径が0.15mmのポリアミドモノフィラメントである糸を2本撚って撚糸とし、更にこの撚糸3本を撚った撚糸(合計6本の糸を含む撚糸)である経糸を20本/インチ、径が0.21mmのポリアミドモノフィラメントである緯糸を15本/インチ用いて平組織に織り込んだ目付131g/m2の織布である。巻回積層した基布の終端部は、始端部より5mm重ねて切断し、終端部の緯糸は、始端部の緯糸のある位置まで抜いている。また、上記巻回積層した基布の外側に配した最外周バット層は、17デシテックス100%で目付600g/m2のポリアミドスフのウェブである。また、上記巻回積層した基布の内側に配した最内周バット層は、17デシテックス100%で目付100g/m2のポリアミドスフのウェブである。そして、上記最内周バット層及び最外周バット層は、上記巻回積層した基布の外側及び内側に重ねてニードリング等の公知の方法により結合している。
【0035】
(2)評価方法
上記実施例1、2及び比較例の各製紙用フェルトの基布の重ね部にプレスケール感圧紙を重ね、プレスロール加圧条件41.2kN/mで実験用抄紙機によりプレスして発色させた。これは、フェルトの厚さが異なるとフェルトに加わる圧力が変化し、その圧力の違いにより発色の度合いが異なることを利用したものであり、圧力が高い程濃い発色となる。そして、発色の濃度と圧力には相関があることから、この発色の濃度を測定することにより、圧力を計算することができる。発色後、上記実施例1、2及び比較例の各製紙用フェルトについて、製紙用フェルト長さ方向の発色の度合いから、フェルトに加わる圧力を計算し、製紙用フェルト長さ方向の圧力変化を調べた。その結果を図6〜図8に示す。
【0036】
(3)結果
図6〜8のグラフにおいて、X軸が製紙用フェルトの長さ方向の距離を、Y軸は圧力(MPa)を示している。そして、X軸の中央部が基布の重ね部である。図8に示すように、比較例の製紙用フェルトでは、中央部の圧力斑(X軸の中央部付近での圧力変化)が大きく、段差になっていることが分かる。これは、ニードリング時に積層されている基布にズレが生じ、始端と終端の緯糸部分が離れてしまったために、その部分の厚さが薄くなって段差が生じていることを示しており、実際の製紙工程では、この部分に紙にマークが発生するおそれがある。
【0037】
これに対し、図6及び図7に示すように、実施例1及び2の各製紙用フェルトでは、基布の始端と終端の重ね部の圧力斑が小さいことから、基布の始端と終端の重ね部にズレが生じることを抑制できる結果、紙にマークが発生することを抑制することができる。また、図6より、実施例の製紙用フェルトでは、始端と終端が重なっているため、かかる部分は若干厚く、中央部の圧力が若干高めになっているのに対し、実施例2の製紙用フェルトでは、基布13の上に更に不織布層4を有しているので、図7に示したように、中央部付近での圧力斑が殆どなく、紙にマークが発生することをより抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1の製紙用フェルトAの経糸方向断面模式図である。
【図2】本発明の第2の製紙用フェルトBの経糸方向断面模式図である。
【図3】本実施例2の製紙用フェルトCの経糸方向断面模式図である。
【図4】本発明の製紙用フェルトAの基布11の形成方法を説明する説明図である。
【図5】本発明の製紙用フェルトの基布とパッドの構成を説明する経糸方向断面模式図である。
【図6】実施例1の製紙用フェルトの製紙用フェルト長さ方向の圧力変化を示すグラフである。
【図7】実施例2の製紙用フェルトの製紙用フェルト長さ方向の圧力変化を示すグラフである。
【図8】比較例の製紙用フェルトの製紙用フェルト長さ方向の圧力変化を示すグラフである。
【符号の説明】
A,B,C;製紙用フェルト、11〜16;基布、11a;始端,11b;終端、21;最内周バット層、22;バット層、23;最外周バット層、3;重ね部、4;不織布層。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a papermaking felt and a method for producing the same, and more particularly, suppresses marks of a step at a start end and an end of a base cloth from remaining on papermaking, and appropriately changes the structure of the base cloth layer according to the intended use. The present invention relates to a papermaking felt that can be easily manufactured.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the papermaking process, wet paper webs that have been dehydrated by the wire part are taken to the press part, and water is further squeezed through the press rolls. Felt is used. In recent years, due to the high speed operation of the paper machine, since the load applied to the wet paper between the press rolls is higher than before, the mark of the felt base cloth tends to remain on the paper to be formed. It was pointed out. In addition, since high-speed operation of the paper machine requires that the felt for papermaking be excellent not only in dewatering properties but also in mechanical properties, a sufficient thickness is required for the base fabric constituting the felt for papermaking. Is needed. For this reason, the use of papermaking felt composed of a base fabric made of multiple woven fabrics has been increasing.However, in order to weave a base fabric of multiple woven fabrics, large facilities such as a super heavy loom are required, It has been pointed out that it is difficult to manufacture, requires high technology, and is costly.
[0003]
From this point of view, various types of papermaking felts have been conventionally developed. For example, the papermaking felt disclosed in
[0004]
Further, as an example using an end-shaped base cloth, for example, a papermaking felt described in
[0005]
In addition, as a method of making an endless base fabric endless, one of the most commonly used methods at present is a base fabric woven in an end shape as described in
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 2-2997
[Patent Document 2]
Japanese Patent No. 3045895
[Patent Document 3]
JP 2000-192388 A
[Patent Document 4]
JP-A-56-101993
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the papermaking felt having the configuration of
[0008]
Further, in the case of the papermaking felt disclosed in
[0009]
Further, in the case of a press felt having a seam loop as in
[0010]
Further, as in
[0011]
The present invention is to solve the above problems, while suppressing the mark of the step at the start and end of the base fabric from remaining on the papermaking, and appropriately changing the structure of the base fabric layer according to the intended use. It is an object of the present invention to provide a papermaking felt that can be manufactured easily and a method for manufacturing the same.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is as described below.
<1> A base having an overlapped portion formed by simply removing one or both of the start end and the end weft of one end-shaped woven fabric and stacking the start end warp and the end end warp. A papermaking felt comprising at least one layer of cloth (1).
<2> The papermaking felt according to <1>, wherein the base fabric (1) has two or more layers, and the overlap portions of the respective base fabrics (1) are positioned in the meridional direction.
<3> One or both of the start and end wefts are pulled out without joining two or more end-shaped woven fabrics, and the warp at the start end and the warp at the end are merely overlapped. A papermaking felt comprising at least one layer of a base fabric (2) having an overlapping portion.
<4> The papermaking felt according to <3>, wherein the base fabric (2) has two or more layers, and the overlap portions of the respective base fabrics (2) are respectively shifted in the warp direction.
<5> A base having a lap portion formed by simply pulling out one or both of the start end and the end of one end-shaped woven fabric and stacking the start end warp and the end end warp. One or more layers of the cloth (1) and two or more end-shaped woven fabrics are not combined, and one or both of the start and end wefts are pulled out, and the warp at the start end and the warp at the end are removed. And a base fabric (2) having an overlapping portion formed by merely stacking the base fabric (1) and one or more layers, and the overlapping portion of each of the base fabrics (1) and / or each of the base fabrics (2) is: Felts for papermaking, each of which is shifted in the longitudinal direction.
<6> The papermaking felt according to any one of <1> to <5>, further including at least one layer of an endless base fabric.
<7> The papermaking felt according to any one of <1> to <6>, wherein the felt has at least one bat layer between the base cloths.
<8> The papermaking felt according to any one of <1> to <7>, wherein the outermost butt layer is provided on the outermost surface of the base fabric on the outermost circumference.
<9> a thermoplastic resin sheet layer having pores or meshes or a nonwoven fabric layer in which yarns are arranged substantially parallel to each other only in the warp direction between the outermost base fabric and the outermost bat layer; <8> The papermaking felt according to <8>.
<10> The papermaking felt according to any one of <1> to <9>, further including an innermost butt layer on the innermost surface of the base fabric on the innermost circumference.
<11> A base having an overlapping portion formed by simply removing one or both of the starting end and the end of one end-shaped woven fabric and stacking the starting end and the end warp. One or more ends or two or more wefts of the cloth (1) are uncoupled without connecting one or more ends of the woven cloth, and the warp at the start end and the warp at the end are removed. A method for producing a felt for papermaking, comprising laminating at least one layer of a base fabric (2) having an overlapped portion formed only by laminating and one or more layers of an endless base fabric and performing needling.
<12> A base having an overlapping portion formed by simply removing one or both of the starting end and the end of one end-shaped woven fabric and stacking the starting warp and the end warp. A method for manufacturing a papermaking felt, comprising: needling a cloth (1) together with a bat fiber; and laminating two or more layers so that the overlapping portions of the base cloth (1) are offset in the longitudinal direction.
<13> One or both of the start and end wefts are pulled out without joining two or more end-shaped woven fabrics, and the warp at the start end and the warp at the end are merely overlapped. A base fabric (2) having an overlapped portion is needled together with bat fibers, and two or more layers are laminated so that the overlapped portion of the base fabric (2) is shifted in the longitudinal direction. Manufacturing method of felt.
<14> A base having an overlapping portion formed by simply removing one or both of the starting end and the end of one end-shaped woven fabric and stacking the starting end warp and the end warp. Without joining the cloth (1) and two or more endless woven fabrics, one or both of the starting end and the terminating end are pulled out, and the warp at the starting end and the warp at the end are alternately stacked. The base fabric (2) having the overlapping portion formed by the above is needled together with the bat fiber, and the overlapping portions of the base fabric (1) and / or each of the base fabrics (2) are shifted in the warp direction. A method for producing a felt for papermaking, comprising laminating one or more layers of the base cloth (1) and the base cloth (2).
<15> The papermaking felt according to <13> or <14>, further including at least one layer of endless base fabric.
[0013]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the papermaking felt of this invention, it can manufacture easily more than the case where an endless base fabric is used, and also suppresses the mark of the step difference of the starting end and the end of the base fabric from remaining on papermaking. Since it is possible to use the mark, it can be suitably used for a Western paper part having a severe mark. In addition, even when two or more base fabrics are laminated, it is easier to adjust the size than when needling by overlapping endless base fabrics on a needle machine, and as a result, a papermaking felt can be easily manufactured. can do. Furthermore, since the overlapping portions of the warp at the start end and the warp at the end of the end-shaped base fabric are formed so as to be shifted from each other, sufficient strength is obtained even if the overlap portions are not joined.
In the papermaking felt of the present invention, the base cloth and the endless base cloth are combined (overlaid), a bat layer is provided between the base cloths, or a thin layer is formed under the outermost bat layer. By providing a thermoplastic resin sheet layer having holes or meshes or a nonwoven fabric layer in which yarns are arranged substantially parallel to each other only in the warp direction, strength can be further improved, and prevention of overlapping portions and base fabric marks can be prevented. can do.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
One example of the papermaking felt of the present invention is shown in FIGS. It should be noted that the present invention is not limited to the specific examples shown in the drawings, but can be variously modified according to the purpose and application.
[0015]
As shown in FIG. 1, a first papermaking felt A of the present invention includes three layers of
[0016]
Then, the
[0017]
FIG. 4 shows an example of a method for forming the
[0018]
Here, when the
[0019]
In the papermaking felt of the present invention, the yarn constituting the base fabric may be selected according to the application. For example, in addition to monofilaments, multifilaments, spun yarns, textured yarns that have been subjected to crimping, bulking, and the like, and textured yarns, bulky yarns, textured yarns called stretch yarns, or a combination of twisted yarns and the like Twisted yarn can be used. The cross-sectional shape of the yarn may be not only a circular shape but also a rectangular shape such as a square shape or a star shape, an elliptical shape, or a hollow shape.
[0020]
The material of the yarn constituting the base fabric is not particularly limited, and various materials can be used as needed. For example, polyester (polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, etc.), polyamide (6 nylon, 66 nylon, 610 nylon, 612 nylon, etc., various nylons, etc.), polyphenylene sulfide, polyvinylidene fluoride, polypropylene, aramid, polyetheretherketone, poly Tetrafluoroethylene, polyethylene, polyvinyl chloride, cotton, wool, metal and the like can be used. Among them, the use of polyamide is preferable because it can provide a papermaking felt having excellent wear resistance, compression recovery property, and impact resistance. Further, a yarn in which various substances are blended or contained in the copolymer or these materials depending on the purpose can also be used. Further, the materials of the yarns constituting the base cloth may be all the same, but may be two or more different materials. The use of yarns of two or more materials in this manner is preferable because papermaking felts having various characteristics can be obtained.
[0021]
There is also no particular limitation on the wire diameter of the yarn constituting the base fabric, and various yarns can be used according to the required performance. The wire diameter of the yarn constituting the base fabric can be usually 0.10 to 0.50 mm, preferably 0.15 to 0.45 mm, and more preferably 0.15 to 0.40 mm. When a multifilament is used, the wire diameter of the monofilament constituting the multifilament is usually 10 to 100 μm, preferably 10 to 90 μm, and the number of yarns constituting the multifilament is usually 400 or less, preferably Is 10 to 350, more preferably 10 to 300
[0022]
In the papermaking felt of the present invention, the number of layers of the base fabric is not particularly limited, and may be only one layer or two or more layers. By laminating two or more layers of the base cloth and shifting the overlapping portion, the strength of the overlapping portion of the base cloth can be supplemented by another base cloth, so that it is possible to prevent cutting of the felt during use, which is preferable. In the case where the base fabric has two or more layers, each base fabric may be a base fabric composed of yarns of the same wire diameter, material and / or type, or, as described above, different wire diameters and materials. And / or a base fabric composed of different types of yarns. For example, as the papermaking felt of the present invention, one or both of the start end and the end weft of one end-shaped woven fabric are pulled out, and the start end warp and the end warp are alternately stacked. Papermaking felt obtained by laminating one or more layers of a base fabric formed of only one of them, and either or both of the starting and ending weft yarns without connecting two or more endless woven fabrics or Also included are papermaking felts obtained by laminating one or two or more base fabrics formed by simply pulling out both and alternately stacking the warp at the beginning and the warp at the end. Furthermore, one or both of the starting end and the end weft of one end-shaped woven fabric are pulled out, and the base fabric formed only by alternately stacking the starting end warp and the end warp is used as a base cloth. One or both of the starting and ending wefts are pulled out without combining the layers or more and the two or more end-shaped woven fabrics, and only the starting and ending warps are alternately stacked. Also included is a papermaking felt obtained by laminating one or more layers of the formed base fabric.
[0023]
The papermaking felt of the present invention may have another layer in addition to the base fabric (1) and / or the base fabric (2). For example, the papermaking felt of the present invention may further have one or more endless base fabrics. Having such an endless base fabric is preferable because the strength of the papermaking felt can be further improved. The material and structure of the endless base fabric are not particularly limited as long as they are endless, and various materials and structures can be used as needed.
[0024]
In the papermaking felt of the present invention, a bat layer can be provided between the base cloths as shown in FIGS. The papermaking felt of the present invention having such a bat layer can be usually formed while needling the base fabric and the bat fibers. In this case, as shown in FIG. 5 (1), the base cloth may be formed by laminating two or more layers and then needling the bat fiber, or as shown in FIG. 5 (2). After one layer of the base fabric is needled with the bat fibers, one or more layers of the base fabric and the bat fibers may be further needled. Further, as shown in FIG. 5 (3), a method in which two or more layers of the base fabric are laminated and then needling the bat fiber is formed, and after one layer of the base fabric is needled with the bat fiber, Further, both the method of needling and forming one or more layers of the base fabric and the bat fiber may be performed.
[0025]
As the bat layer, for example, polyamide (nylon), polyester, polyethylene, polypropylene, polyvinyl chloride, or the like can be used. The properties of the bat layer are not particularly limited, and bats having various properties can be used as needed. For example, the basis weight of the bat in the bat layer is usually 30 to 180 g / cm. 2 , Preferably 50 to 160 g / cm 2 It is. When two or more bat layers are provided, the bat layers may be the same or different.
[0026]
In the papermaking felt of the present invention, as shown in FIG. 1 and FIG. 2, an outermost peripheral bat layer can be further provided on the outermost surface of the outermost base fabric. Further, an innermost butt layer can be further provided on the inner peripheral surface of the above-described base fabric at the innermost periphery. The outermost bat layer and the innermost bat layer may be of the same type as the bat layer, or may be of a different type. Further, the outermost bat layer and the innermost bat layer may be composed of one layer, or may be composed of two or more layers. As the outermost bat layer and the innermost bat layer, for example, polyamide (nylon), polyester, polyethylene, polypropylene, polyvinyl chloride, or the like can be used. The properties of the outermost butt layer and the innermost bat layer are not particularly limited, and bats having various properties can be used as needed. For example, the basis weight of the bat of the outermost bat layer is usually 400 to 1100 g / cm. 2 , Preferably 500 to 900 g / cm 2 It is.
[0027]
Further, in the papermaking felt of the present invention, a thermoplastic resin sheet layer or a thread having pores or a mesh is substantially parallel to each other only in the warp direction between the outermost base fabric and the outermost bat layer. An array of nonwoven layers can be provided. An example is shown in FIG. The papermaking felt C of FIG. 3 has a
[0028]
The non-woven fabric layer is a non-woven fabric in which the yarns constituting the non-woven fabric layer are arranged substantially parallel to each other only in the warp direction, and does not have a knuckle portion where the warp and the weft intersect, unlike a woven fabric. By having the non-woven fabric layer, the influence of the overlapping portion at the start and end of the end-shaped woven fabric can be reduced so that it does not appear on the paper, and the non-woven fabric itself does not have the knuckle portion as described above. Therefore, it is possible to prevent the paper to be formed from being marked and improve the smoothness and surface properties of the paper.
[0029]
The material and diameter of the yarn constituting the nonwoven fabric layer are not particularly limited, and may be various as required. For example, as the material, a monofilament or a monofilament twisted yarn such as polyamide (various nylons such as 6 nylon, 66 nylon, 610 nylon, and 612 nylon), polyester, polyethylene, polypropylene, polyurethane, or polyvinyl chloride may be used. it can. Here, the yarn constituting the nonwoven fabric layer and the yarn constituting the base fabric may be the same material or different materials. The diameter of the yarn can be generally 0.10 to 0.55 mm, preferably 0.12 to 0.50 mm, and more preferably 0.15 to 0.45 mm. Here, the yarn constituting the nonwoven fabric layer may be composed of one monofilament, or may be composed of a twisted or non-twisted yarn containing 2 to 10 monofilaments. Further, in addition to the monofilament, a fluffed yarn may be included. Further, the basis weight of the non-woven fabric layer is not particularly limited, and can be various according to required performance. Usually, the basis weight of the nonwoven fabric constituting the intermediate layer is 150 to 700 g / m. 2 , Preferably 170 to 550 g / m 2 , More preferably 185 to 400 g / m 2 It is. It is preferable that the content be in such a range, because the smoothness of the papermaking felt can be improved and the base fabric mark can be suppressed.
[0030]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to examples. It should be noted that the present invention is not limited to these embodiments.
(1) Papermaking felt
<Example 1>
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the papermaking felt A according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, the papermaking felt A of the first embodiment includes three layers of
[0031]
The base cloths 11 to 13 each have one overlapping
[0032]
The
[0033]
<Example 2>
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of the papermaking felt C according to the second embodiment. As shown in FIG. 3, the papermaking felt C according to the second embodiment is substantially parallel to the configuration of the papermaking felt A according to the first embodiment and further between the
[0034]
<Comparative example>
As a comparative example, the same paper-making felt as in
[0035]
(2) Evaluation method
The prescale pressure-sensitive paper was superimposed on the overlapped portions of the base fabrics of the papermaking felts of Examples 1 and 2 and Comparative Example, and the color was formed by pressing with a press machine under a press roll pressing condition of 41.2 kN / m. . This is based on the fact that the pressure applied to the felt changes when the thickness of the felt differs, and the degree of color development varies depending on the pressure. The higher the pressure, the deeper the color. Since there is a correlation between the color density and the pressure, the pressure can be calculated by measuring the color density. After coloring, for each of the papermaking felts of Examples 1 and 2 and the comparative example, the pressure applied to the felt was calculated from the degree of color development in the papermaking felt length direction, and the pressure change in the papermaking felt length direction was examined. Was. The results are shown in FIGS.
[0036]
(3) Result
In the graphs of FIGS. 6 to 8, the X axis indicates the distance in the length direction of the papermaking felt, and the Y axis indicates the pressure (MPa). The central part of the X axis is the overlapping part of the base cloth. As shown in FIG. 8, in the papermaking felt of the comparative example, it can be seen that the pressure unevenness at the center (pressure change near the center of the X-axis) is large and a step is formed. This indicates that the base cloth laminated at the time of needling has been displaced, and the weft portion at the beginning and end has been separated, so that the thickness of the portion has been reduced and a step has occurred, In the actual papermaking process, there is a possibility that a mark will be generated on the paper in this portion.
[0037]
In contrast, as shown in FIGS. 6 and 7, in each of the papermaking felts of Examples 1 and 2, since the pressure unevenness at the overlapping portion between the start and end of the base fabric is small, the start and end of the base fabric are small. As a result, it is possible to suppress the occurrence of a shift in the overlapped portion, thereby suppressing the occurrence of a mark on the paper. Also, from FIG. 6, in the papermaking felt of the embodiment, since the starting end and the end overlap, the portion is slightly thicker and the pressure at the center is slightly higher, whereas the papermaking felt of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view in the warp direction of a papermaking felt A of Example 1. FIG.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view in the warp direction of a second papermaking felt B of the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view in the warp direction of a papermaking felt C of Example 2.
FIG. 4 is an explanatory view illustrating a method of forming the
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view in the warp direction illustrating the configuration of the base fabric and the pad of the papermaking felt of the present invention.
FIG. 6 is a graph showing a pressure change in the papermaking felt length direction of the papermaking felt of Example 1.
FIG. 7 is a graph showing a pressure change in the papermaking felt length direction of the papermaking felt of Example 2.
FIG. 8 is a graph showing a pressure change in a papermaking felt length direction of a papermaking felt of a comparative example.
[Explanation of symbols]
A, B, C; felts for papermaking, 11 to 16; base cloth, 11a; start end, 11b; end, 21; innermost butt layer, 22; bat layer, 23; outermost bat layer, 3; 4: Nonwoven fabric layer.
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