JP2004359515A - 微生物固定焙煎済み珈琲豆 - Google Patents
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
【課題】微生物固定焙煎済み珈琲豆を土壌改良剤、有機物の発酵促進・分解促進剤、土壌に残留する化学肥料や農薬の分解促進剤、植物生理活性剤、水質浄化等の用途に用いる微生物資材の提供する。
【解決手段】ライフサイクルに合わせた発酵菌は古来からの糸状菌発酵から酵母菌発酵に至る行程(人糞を発酵させて液肥で使用する等)に必要な天然微生物を収集して行い、微生物の栄養素を添加してエアーレーションを行い微生物群を完成させる。焙煎済み珈琲豆が本来持つ特性を活かした微生物資材で、微生物群を発酵技術で固定させた有機肥料。
【解決手段】ライフサイクルに合わせた発酵菌は古来からの糸状菌発酵から酵母菌発酵に至る行程(人糞を発酵させて液肥で使用する等)に必要な天然微生物を収集して行い、微生物の栄養素を添加してエアーレーションを行い微生物群を完成させる。焙煎済み珈琲豆が本来持つ特性を活かした微生物資材で、微生物群を発酵技術で固定させた有機肥料。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】
この発明は、微生物固定焙煎済み珈琲豆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、焙煎済み珈琲豆は高品質のアミノ酸やタンパク質等の有効成分でできていることは知られていたが、植物に障害をもたらすカフェインやフェノール類成分が含まれているため農業分野や環境保全等に用いることができていなかった。又焙煎済み珈琲豆は高度な多孔体であることは知らていたが土壌菌を有効利用して植物に有効な微生物群を固定する
ことができなかった。焙煎済み珈琲豆は産業廃棄物として焼却処分や埋め立て処分するか、土壌で一年以上発酵させ籾殻等と混合して簡単な堆肥にするか、木炭等に利用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の産業廃棄物として埋め立て処分する方法は、埋め立て処分場からダイオキシン等の有害物質の流出問題に端を発して各自治体では処分場自体がなくなりつつある。また焼却処分もエネルギー効率の課題や処分場の設置数と焼却物の増加で処分ができにくい状況である。その為各コ−ヒ−飲料メ−カ−では、焙煎済み珈琲豆を産業廃棄物として処分す
るのではなく、有効利用する方法を模索しているのが現状である。そこで考え出された方法が焙煎済み珈琲豆と籾殻その他の農産廃棄物と混合して堆肥に利用する方法であったが、焙煎済み珈琲豆は障害を出したりで利用する方法はなかった。その方法で出来る堆肥は、他の堆肥と比較してもかわりばえのしない商品でしかなかった。即ち、高品質のアミノ酸やタンパク質等と高度な多孔体という本来持つ特性を活かせた肥料や微生物を固定してライフサイクルを応用した肥料や土壌改良剤は飲料メーカーで開発しようしたが、商品化できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)障害物質を分解し、植物に有効な微生物群を発見開発する。
(ロ)有効土壌菌採取を行い固定する方法を開発する。
(ハ)障害物質を分解する発酵技術を開発する。
(ニ)植物に有効な微生物群を固定する技術を開発する。
(ホ)以上の開発技術からなる焙煎済み珈琲豆とその製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】
使用する土壌に合わせて施肥量は多少変化するが、植物の栄養素(ミネラル・アミノ酸・ビタミン)を含みしかも肥料分も含む資材であって、軽量且つ少量(通常10アールに100リットルが標準)で効果を発揮する。土壌障害の改善や地力の向上の性能があり、化学肥料等との併用も問題なくできる。土壌消毒剤を使用しないで植物の成育ができる。
【0006】
【実施例】
以下本発明の実施例について説明する。
・ライフサイクルに合わせた発酵菌は古来からの糸状菌発酵から酵母菌発酵に至る行程(人糞を発酵させて液肥で使用する等)に必要な天然微生物を収集して行い、微生物の栄養素を添加してエアーレーションを行い微生物群を完成させる。
・焙煎済み珈琲豆を微生物豊富な土壌に置き、土壌菌を採取して発酵温度を利用して雑菌処理を行う。
・好気性発酵で焙煎済み珈琲豆を発酵槽でマニュアプラントを使用して発酵させ微生物群を散布する。油脂類やカフェイン、フェノール類を高温発酵で分解する。EC値やpH、温度の管理を行い完成する。
【0007】
【発明の効果】
本発明を使用する事により、飲料メ−カ−で処分に困っていた、焙煎済み珈琲豆を産業廃棄物として捨てるのではなく、天然有機肥料の原料として有効利用する事が出来る。この工程において使用するものは天然に有るものだけで、新たな産業廃棄物が出る事もない。成育する植物により、焙煎済み珈琲豆の成分率を50%から100%まで変動させ、お茶
殻や紅茶殻等繊維質のある原料と一緒に使用することが有効である。混合するものも焙煎済み珈琲豆と同様に効果の高い資材にリサイクルする。
出来上がった微生物土壌活性・改良剤は、分解特性が高く未熟堆肥の発酵補助や残留肥料の分解、成育植物の生理活性等の効果と化学肥料並の速効性が有り、微生物活動を著しく活性化して土壌を有機化するバイオ製剤となりえた。従来の堆肥や肥料を超えて土壌活性をもたらし土壌消毒剤を使用しないで植物が成育でき、環境にやさしいオーガニックなリ
サイクル資材でエコロジーに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用して製造した天然有機肥料の発芽試験デ−タ
【図2】本発明を利用して製造した天然有機肥料の成育試験データ
【符号の説明】
【発明の属する利用分野】
この発明は、微生物固定焙煎済み珈琲豆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、焙煎済み珈琲豆は高品質のアミノ酸やタンパク質等の有効成分でできていることは知られていたが、植物に障害をもたらすカフェインやフェノール類成分が含まれているため農業分野や環境保全等に用いることができていなかった。又焙煎済み珈琲豆は高度な多孔体であることは知らていたが土壌菌を有効利用して植物に有効な微生物群を固定する
ことができなかった。焙煎済み珈琲豆は産業廃棄物として焼却処分や埋め立て処分するか、土壌で一年以上発酵させ籾殻等と混合して簡単な堆肥にするか、木炭等に利用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の産業廃棄物として埋め立て処分する方法は、埋め立て処分場からダイオキシン等の有害物質の流出問題に端を発して各自治体では処分場自体がなくなりつつある。また焼却処分もエネルギー効率の課題や処分場の設置数と焼却物の増加で処分ができにくい状況である。その為各コ−ヒ−飲料メ−カ−では、焙煎済み珈琲豆を産業廃棄物として処分す
るのではなく、有効利用する方法を模索しているのが現状である。そこで考え出された方法が焙煎済み珈琲豆と籾殻その他の農産廃棄物と混合して堆肥に利用する方法であったが、焙煎済み珈琲豆は障害を出したりで利用する方法はなかった。その方法で出来る堆肥は、他の堆肥と比較してもかわりばえのしない商品でしかなかった。即ち、高品質のアミノ酸やタンパク質等と高度な多孔体という本来持つ特性を活かせた肥料や微生物を固定してライフサイクルを応用した肥料や土壌改良剤は飲料メーカーで開発しようしたが、商品化できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)障害物質を分解し、植物に有効な微生物群を発見開発する。
(ロ)有効土壌菌採取を行い固定する方法を開発する。
(ハ)障害物質を分解する発酵技術を開発する。
(ニ)植物に有効な微生物群を固定する技術を開発する。
(ホ)以上の開発技術からなる焙煎済み珈琲豆とその製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】
使用する土壌に合わせて施肥量は多少変化するが、植物の栄養素(ミネラル・アミノ酸・ビタミン)を含みしかも肥料分も含む資材であって、軽量且つ少量(通常10アールに100リットルが標準)で効果を発揮する。土壌障害の改善や地力の向上の性能があり、化学肥料等との併用も問題なくできる。土壌消毒剤を使用しないで植物の成育ができる。
【0006】
【実施例】
以下本発明の実施例について説明する。
・ライフサイクルに合わせた発酵菌は古来からの糸状菌発酵から酵母菌発酵に至る行程(人糞を発酵させて液肥で使用する等)に必要な天然微生物を収集して行い、微生物の栄養素を添加してエアーレーションを行い微生物群を完成させる。
・焙煎済み珈琲豆を微生物豊富な土壌に置き、土壌菌を採取して発酵温度を利用して雑菌処理を行う。
・好気性発酵で焙煎済み珈琲豆を発酵槽でマニュアプラントを使用して発酵させ微生物群を散布する。油脂類やカフェイン、フェノール類を高温発酵で分解する。EC値やpH、温度の管理を行い完成する。
【0007】
【発明の効果】
本発明を使用する事により、飲料メ−カ−で処分に困っていた、焙煎済み珈琲豆を産業廃棄物として捨てるのではなく、天然有機肥料の原料として有効利用する事が出来る。この工程において使用するものは天然に有るものだけで、新たな産業廃棄物が出る事もない。成育する植物により、焙煎済み珈琲豆の成分率を50%から100%まで変動させ、お茶
殻や紅茶殻等繊維質のある原料と一緒に使用することが有効である。混合するものも焙煎済み珈琲豆と同様に効果の高い資材にリサイクルする。
出来上がった微生物土壌活性・改良剤は、分解特性が高く未熟堆肥の発酵補助や残留肥料の分解、成育植物の生理活性等の効果と化学肥料並の速効性が有り、微生物活動を著しく活性化して土壌を有機化するバイオ製剤となりえた。従来の堆肥や肥料を超えて土壌活性をもたらし土壌消毒剤を使用しないで植物が成育でき、環境にやさしいオーガニックなリ
サイクル資材でエコロジーに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用して製造した天然有機肥料の発芽試験デ−タ
【図2】本発明を利用して製造した天然有機肥料の成育試験データ
【符号の説明】
Claims (5)
- 植物の栽培や成育に障害が出ないようにカフェインやフェノール系成分を発酵分解して、土壌菌や天然採取の微生物を固定した焙煎済み珈琲豆。
- 請求項1の方法で製造された微生物固定焙煎済み珈琲豆。
- 請求項5の用途で用いることを特徴とする微生物固定焙煎済み珈琲豆。
- 請求項1を製造するための製造方法。
- 請求項1から請求項3及び請求項4で製造された微生物固定焙煎済み珈琲豆を土壌改良剤、有機物の発酵促進・分解促進剤、土壌に残留する化学肥料や農薬の分解促進剤、植物生理活性剤、水質浄化等の用途に用いる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003162197A JP2004359515A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 微生物固定焙煎済み珈琲豆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003162197A JP2004359515A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 微生物固定焙煎済み珈琲豆 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004359515A true JP2004359515A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34054415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003162197A Pending JP2004359515A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 微生物固定焙煎済み珈琲豆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004359515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091523A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Three S Kk | 土壌活性剤の製造方法 |
-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003162197A patent/JP2004359515A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091523A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Three S Kk | 土壌活性剤の製造方法 |
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