JP2004357798A

JP2004357798A - Drink cooking device and drink cooking method

Info

Publication number: JP2004357798A
Application number: JP2003157180A
Authority: JP
Inventors: Hajime Erikawa; 肇江利川
Original assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date: 2003-06-02
Filing date: 2003-06-02
Publication date: 2004-12-24

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a drink cooking device and the drink cooking method which does not need to enlarge the device body, keeps low cost, can filter extract well and accordingly cook good drink. <P>SOLUTION: The drink cooking device 1 cooks drink by filtering out extract which is extracted using a predetermined ingredient G and water W, and it is provided with a percolator 2 which has a filter F for filtering out extract and an extraction section 17 to which a predetermined ingredient G and water W are supplied in order to extract and a storage section 11a which is provided in the opposite side of the extraction section 17 having the filter F in between and stores drink obtained by filtering the extract extracted through the extraction part 17 with the filter F, and an air pump 4 which supplies air to the storage section 11a in order to send the air to the side of the extraction section 17 from the storage section 11a through the filter F and a control means which operates the air pump 4 while filtering out the extract through the filter. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに適用され、コーヒー豆や茶葉などの原料および水を用いて抽出された抽出液をろ過することにより、コーヒーや茶系飲料などの飲料を調理する飲料調理装置および飲料調理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の飲料調理装置として、コーヒーの抽出装置に適用したものが、例えば特許文献１に記載されている。このコーヒー抽出装置は、ドリップ式による一般的なレギュラーコーヒー、およびエスプレッソコーヒー（以下、適宜、それぞれ「レギュラーコーヒー」および「エスプレッソ」という）のいずれも抽出可能なものであり、上下方向に延びる円筒状のシリンダと、このシリンダの下側で昇降自在なフィルタブロックと、１回の抽出ごとに、シリンダとフィルタブロックの間に、抽出液（コーヒー液）をろ過するためのペーパーフィルタを供給するフィルタ供給機と、上記シリンダに上方から挿入可能なピストンなどを備えている。上記シリンダの側壁には、上下２つのエアノズルが設けられており、これらのエアノズルに、エアポンプが接続されている。このエアポンプにより、上側または下側のエアノズルを介して、エアがシリンダ内に送られるようになっている。また、ピストンには、湯ノズルおよび蒸気ノズルが設けられており、それぞれのノズルを介して、湯および蒸気がシリンダ内に供給されるようになっている。
【０００３】
このコーヒー抽出装置では、次のようにしてコーヒーが抽出される。レギュラーコーヒーを抽出する場合にはまず、シリンダ内に上方から、原料を投入するとともに湯を供給する。次いで、下側のエアノズルからエアをシリンダ内に供給し、原料と湯を攪拌する。これにより、シリンダ内において、抽出液であるコーヒー液が抽出される。次いで、ピストンをシリンダに上方から挿入して、シリンダの上側の開口を閉鎖する。そして、上側のエアノズルからエアをシリンダ内に供給することにより、シリンダの内圧を高め、ペーパーフィルタを介して、シリンダ内のコーヒー液をろ過する。これにより、ペーパーフィルタを透過し、フィルタブロック側に圧送されたコーヒー液、すなわち飲料としてのレギュラーコーヒーは、フィルタブロックに接続されたチューブなどを介して、コーヒー抽出装置の外部に搬送される。なお、コーヒーの搬送後、フィルタブロックが下降し、ペーパーフィルタが所定長さ送り出されることによって、ペーパーフィルタ上に残留した抽出滓が、ペーパーフィルタの使用済み部分とともに廃棄される。
【０００４】
一方、エスプレッソを抽出する場合にはまず、シリンダ内に上方から原料を投入する。次いで、ピストンをシリンダに上方から深く挿入し、ピストンの蒸気ノズルを介して、シリンダ内の原料に蒸気を吹きかけることによって、原料の蒸らしを行う。次いで、ピストンをシリンダの上端付近まで上昇させた後、湯ノズルを介して、シリンダ内に湯を供給することにより、原料と湯を攪拌するとともに、コーヒー液を抽出する。そして、上側のエアノズルからエアをシリンダ内に供給し、ペーパーフィルタを介して、シリンダ内のコーヒー液をろ過する。その後、上記レギュラーコーヒーの場合と同様に、ペーパーフィルタを透過し、フィルタブロック側に圧送されたコーヒー液、すなわち飲料としてのエスプレッソは、チューブなどを介して外部に搬送され、その後、ペーパーフィルタ上の抽出滓が廃棄される。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１１−１２０４３４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、上記のコーヒー抽出装置では、シリンダ内で抽出されたコーヒー液をペーパーフィルタでろ過する際に、シリンダ内にエアを供給し、強制的にろ過を行うことによって、ろ過に要する時間を短縮するとともに、所定時間内にろ過が終了するようにしている。しかし、このコーヒー抽出装置では、ろ過が進むに連れて、原料がペーパーフィルタ上に堆積し、ペーパーフィルタの目詰まりが生じやすくなる。特に、エスプレッソを抽出する場合には、原料として一般に、細かく挽いたコーヒー豆が使用されるため、ペーパーフィルタの目詰まりがより一層生じやすい。このようなペーパーフィルタの目詰まりに起因するろ過不良により、コーヒー液を十分にろ過することができなくなるおそれがある。
【０００７】
また、近年、１杯のコーヒーの増量化（例えば１３０ｍｌから２５０ｍｌへの増量）が望まれており、これに対応するためには、１回の抽出に使用する原料を従来よりも増量する必要がある。しかし、原料を増量すると、それに伴い、ペーパーフィルタの目詰まりも、より生じやすくなってしまう。もちろん、ペーパーフィルタの面積を大きくすることによって、目詰まりを低減することは可能である。しかしこの場合には、ペーパーフィルタの拡大に伴い、コーヒー抽出装置自体を大型化しなければならず、加えて、従来使用されている汎用タイプのペーパーフィルタに代えて、専用品としてのサイズの大きなペーパーフィルタを使用しなければならず、コーヒーの調理コストが上昇してしまう。
【０００８】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、装置自体を大型化することなく、低コストで、抽出液を良好にろ過することができ、その結果、良質の飲料を調理することができる飲料調理装置および飲料調理方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に係る飲料調理装置は、所定の原料および水を用いて抽出された抽出液をろ過することにより、飲料を調理する飲料調理装置であって、抽出液をろ過するためのフィルタと、抽出液を抽出するために所定の原料および水が供給される抽出部と、フィルタを間にして、抽出部と反対側に設けられ、抽出部で抽出された抽出液をフィルタによってろ過することにより得られた飲料を収容する収容部と、を有する抽出器と、収容部側からフィルタを介して抽出部側にエアを送るために、収容部にエアを供給する第１エア供給部と、フィルタによる抽出液のろ過中に、第１エア供給部を作動させる制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【００１０】
この構成によれば、飲料の調理時にまず、所定の原料および水を抽出器の抽出部に供給し、抽出部において抽出液を抽出する。そして、この抽出液をフィルタによってろ過し、これにより得られた飲料を抽出器の収容部に収容する。この場合、フィルタによる抽出液のろ過中に、第１エア供給部を作動させ、抽出器の収容部にエアを供給することにより、エアを収容部側からフィルタを介して抽出部側に送る。通常、フィルタによるろ過の進行に伴い、フィルタの抽出部側の面に原料が付着したり、堆積したりすることで、フィルタの目詰まりが生じやすい。したがって、上記のように、ろ過中に、収容部側から抽出部側にエアを送ることにより、そのエアによる気泡でフィルタへの原料の付着や堆積を抑制することで、フィルタの目詰まりを抑制あるいは解消しながら、ろ過を行うことができる。これにより、フィルタによる抽出液のろ過を良好に行うことができ、その結果、良質の飲料を調理することができる。また、調理すべき飲料の増量の要請に応じて、原料が増量された場合であっても、上記のように、フィルタの目詰まりを抑制しながらろ過を行えるので、装置自体を大型化することなく、低コストで、抽出液をろ過することができる。
【００１１】
本発明の請求項２に係る発明は、請求項１の飲料調理装置において、制御手段は、ろ過中の途中の所定のタイミングから、第１エア供給部を作動させるように構成されていることを特徴とする。
【００１２】
この構成によれば、ろ過中の途中の所定のタイミングから、第１エア供給部を作動させることにより、第１エア供給部の最小限の作動で、上記請求項１の効果を得ることが可能である。つまり、通常、ろ過が進むにつれて、原料によるフィルタの目詰まりの度合いが次第に大きくなるため、目詰まりの度合いの小さい、ろ過の開始当初からではなく、その途中から、収容部へのエアの供給を行うようにすることにより、第１エア供給部を効率的に作動させて、フィルタの目詰まりを抑制あるいは解消することができる。
【００１３】
本発明の請求項３に係る発明は、請求項１または２の飲料調理装置において、抽出部にエアを供給するための第２エア供給部をさらに備え、制御手段は、フィルタによる抽出液のろ過中において、第１エア供給部が停止しているときに、第２エア供給部を作動させるように構成されていることを特徴とする。
【００１４】
この構成によれば、フィルタによる抽出液のろ過中において、第１エア供給部が停止しているときに、第２エア供給部が作動し、抽出器の抽出部にエアを供給するので、抽出部の内圧を高めることで、強制的にろ過を行うことができ、それにより、ろ過の所要時間を短縮することができる。
【００１５】
本発明の請求項４に係る発明は、請求項３の飲料調理装置において、第１および第２エア供給部は、共通のエアポンプを有していることを特徴とする。
【００１６】
この構成によれば、第１および第２エア供給部の間で、エアポンプを共用し、抽出器の収容部および抽出部へそれぞれエアを供給するので、飲料調理装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
【００１７】
本発明の請求項５に係る飲料調理方法は、所定の原料および水を用いて抽出された抽出液をろ過することにより、飲料を調理する飲料調理方法であって、フィルタと、このフィルタの両側にそれぞれ配置された抽出部および収容部とを準備する準備工程と、所定の原料および水を抽出部に供給し、抽出部において抽出液を抽出する抽出工程と、抽出工程において抽出された抽出液をフィルタによってろ過し、それにより得られた飲料を収容部に収容するろ過工程と、を備え、ろ過工程中に、収容部にエアを供給することにより、収容部側からフィルタを介して抽出部側にエアを送る第１エア供給工程を、さらに備えていることを特徴とする。
【００１８】
この構成によれば、まず、フィルタと、その両側にそれぞれ配置された抽出部および収容部とを準備し（準備工程）、抽出部に所定の原料および水を供給する。これにより、抽出部内で抽出液が抽出される（抽出工程）。次いで、この抽出された抽出液を、フィルタによってろ過し、それにより得られた飲料を収容部に収容する（ろ過工程）。そして、このろ過工程中に、収容部にエアを供給することによって、収容部側からフィルタを介して抽出部側にエアを送る（第１エア供給工程）。このように、ろ過工程中に、収容部側から抽出部側にエアを送るので、原料によるフィルタの目詰まりを抑制あるいは解消しながら、ろ過を良好に行うことができる。
【００１９】
本発明の請求項６に係る発明は、請求項５の飲料調理方法において、第１エア供給工程は、ろ過工程中の途中の所定のタイミングから、エアを供給することを特徴とする。
【００２０】
この構成によれば、ろ過工程中の途中の所定のタイミングから、第１エア供給工程によるエアの供給を行うことにより、最小限の収容部へのエアの供給で、上記請求項５の効果を得ることが可能である。
【００２１】
本発明の請求項７に係る発明は、請求項５または６の飲料調理方法において、ろ過工程中において、第１エア供給工程によるエアの供給が停止されているときに、抽出部にエアを供給する第２エア供給工程を、さらに備えていることを特徴とする。
【００２２】
この構成によれば、ろ過工程中において、第１エア供給工程によるエアの供給が停止されているとき、すなわち収容部へのエアの供給以外のときに、抽出部にエアを供給することにより（第２エア供給工程）、強制的にろ過を行うことができ、それにより、ろ過の所要時間を短縮することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図１および図２は、本発明の一実施形態による飲料調理装置を適用したコーヒー抽出機を示している。このコーヒー抽出機１は、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに適用され、コーヒー豆を原料として、コーヒーを抽出・ろ過することにより、レギュラーコーヒーおよびエスプレッソのいずれも調理可能ないわゆるハイブリッドタイプのものである。
【００２４】
コーヒー抽出機１は、抽出機本体２（抽出器）と、ロール状に巻かれたペーパーフィルタＦ（フィルタ）を所定長さずつ引き出しながら、抽出機本体２に供給するフィルタ供給機３と、抽出機本体２にエアを供給するエアポンプ４（第１エア供給部および第２エア供給部）と、これらを制御するマイクロコンピュータを有する図示しない制御装置（制御手段）とを備えている。また、抽出機本体２には、図２に示すように、複数のチューブからなる搬送チューブＴが接続されており、この搬送チューブＴの複数（本実施形態では５つ）の所定個所にそれぞれ、バルブＶ１〜Ｖ５が取り付けられている。これらの搬送チューブＴおよびバルブＶ１〜Ｖ５により、エアポンプ４から抽出機本体２へのエアの搬送、および抽出機本体２からミキシングボウル（図示せず）などへのコーヒーの搬送などが行われる。なお、搬送チューブＴを構成する複数のチューブＴ１〜Ｔ５およびバルブＶ１〜Ｖ５の詳細については後述する。
【００２５】
抽出器本体２は、ペーパーフィルタＦを下方から支持した状態でセットするためのフィルタブロック１１と、このフィルタブロック１１の上側で、上下方向に移動自在に構成された抽出シリンダ１２と、この抽出シリンダ１２の後述する原料導入口１８を開閉するコントロールバルブ１３などを有している。
【００２６】
フィルタブロック１１は、上方に大きく開口した貯留凹部１１ａ（収容部）を有しており、その上部周縁部に、抽出・ろ過時に抽出シリンダ１２の下端周縁部が圧接するリング状のガスケット１４が設けられている。また、フィルタブロック１１の下端部には、横Ｔ字状のＴ字コネクタ管１５が取り付けられている。このＴ字コネクタ管１５の側方に延びる側方端部１５ａには、上記搬送チューブＴが接続されており、このＴ字コネクタ管１５を介して、貯留凹部１１ａおよび抽出シリンダ１２内にエアが導入されたり、抽出・ろ過されたコーヒーが外部に導出される。一方、Ｔ字コネクタ管１５の下方に延びる下方端部１５ｂには、途中に排出バルブＶ５を有する排出チューブＴ５が接続されている。
【００２７】
抽出シリンダ１２は、上下方向に延びる所定の筒状に形成されており、具体的には、上方に大きく開口したほぼ漏斗状の原料投入部１６と、この原料投入部１６の下端に連なり、下方に延びる釣鐘状の抽出部１７とで構成されている。これらの原料投入部１６と抽出部１７との接続部分である原料導入口１８は、その上下部分に比べて横断面積が小さく形成されている。そして、原料投入部１６に投入された原料および温水が、原料導入口１８を介して、抽出部１７に導入される。また、抽出部１７の上部には、エアポンプ４からのエアを抽出部１７内に導入するためのエア導入口１９が設けられている。さらに、抽出シリンダ１２は、図示しないシリンダ昇降機構で昇降駆動されるようになっており、抽出・ろ過時には、フィルタブロック１１との協働により、抽出部１７の下端周縁部と、フィルタブロック１１のガスケット１４との間で、ペーパーフィルタＦを上下から強く挟持する。
【００２８】
コントロールバルブ１３は、ドーム状のバルブ本体２１と、このバルブ本体２１から上方に所定長さ延びるとともに、図示しないバルブ昇降機構に上端部が連結されたバルブロッド２２とを有している。このコントロールバルブ１３がバルブ昇降機構で昇降駆動されることにより、バルブ本体２１によって、抽出シリンダ１２の原料導入口１８が下方から開閉される。
【００２９】
フィルタ供給機３は、図１（ａ）に示すように、抽出機本体２の側方に設けられ、ロール状のペーパーフィルタＦを回転自在に収容するフィルタボックス２３と、抽出機本体２を間にして、フィルタボックス２３と反対側に設けられ、ペーパーフィルタＦを所定長さずつ引き出すフィルタ引出し機構２４とで構成されている。フィルタ引出し機構２４は、ペーパーフィルタＦを挟持する２つのローラ２４ａ、２４ａを有しており、これら両ローラ２４ａ、２４ａが互いに反対の所定方向に回転することで、ペーパーフィルタＦを所定長さずつ引き出すようになっている。
【００３０】
図２に示すように、抽出機本体２に接続された搬送チューブＴ、およびこれに取り付けられたバルブＶ１〜Ｖ５は、次のように構成されている。すなわち、搬送チューブＴは、Ｔ字コネクタ管１５の側方端部１５ａに接続され、途中に飲料バルブＶ１を有する飲料チューブＴ１と、エア導入口１９に接続され、途中にリリーフバルブＶ２を有するリリーフチューブＴ２と、エアポンプ４に接続されるとともに、飲料チューブＴ１のＴ字コネクタ管１５と飲料バルブＶ１との間に接続され、途中に攪拌バルブＶ３を有する攪拌チューブＴ３と、この攪拌チューブＴ３のエアポンプ４寄りの位置から分岐するとともに、リリーフチューブＴ２のエア導入口１９とリリーフバルブＶ２との間に接続され、途中に抽出バルブＶ４を有する抽出チューブＴ４と、Ｔ字コネクタ管１５の下方端部１５ｂに接続され、途中に排出バルブＶ５を有する排出チューブＴ５とで構成されている。各バルブＶ１〜Ｖ５は、例えば電磁バルブで構成されており、図示しない上記制御装置によって、開閉が制御される。
【００３１】
次に、上記のように構成されたコーヒー抽出機１によるコーヒーの調理動作について、図３〜図６を参照しながら説明する。なお、図３は、調理工程におけるエアポンプ４の動作状態、ならびにコントロールバルブ１３および各バルブＶ１〜Ｖ５の開閉状態を一覧表にして示しており、一方、図４〜図６は、コーヒー抽出機１の調理動作を順に示している。
【００３２】
図４（ａ）に示すように、待機状態では、抽出シリンダ１２が下限位置に位置することで、ペーパーフィルタＦをフィルタブロック１１とで挟持する一方、コントロールバルブ１３も下限位置に位置することで、抽出シリンダ１２の原料導入口１８を開放している。また、バルブＶ１〜Ｖ５は、すべて開放している。
【００３３】
この待機状態から、コーヒーの調理が開始されるとまず、排出バルブＶ５を閉鎖した後、図４（ｂ）に示すように、所定の原料および温水を、抽出シリンダ１２の原料投入部１６に上方から供給する（原料・温水供給工程）。これにより、原料Ｇおよび温水が、原料導入口１８を介して、抽出部１７に導入される。なおこの場合、原料Ｇとして、レギュラーコーヒーを調理する場合には、レギュラーコーヒー用のコーヒー豆、例えば浅煎りのコーヒー豆を粗く挽いたものが供給され、一方、エスプレッソを調理する場合には、エスプレッソ用のコーヒー豆、例えば深煎りのコーヒー豆を細かく挽いたものが供給される。また、温水Ｗとして、調理すべきコーヒーに応じた最適の温度の温水が供給される。
【００３４】
次いで、飲料バルブＶ１および抽出バルブＶ４を閉鎖した後、エアポンプ４が所定時間（例えば８秒）、作動する（攪拌工程）。これにより、図４（ｃ）に示すように、Ｔ字コネクタ管１５の側方端部１５ａを介して、フィルタブロック１１の貯留凹部１１ａにエアが導入される。そして、このエアがペーパーフィルタＦを透過し、抽出シリンダ１２の抽出部１７に送られることにより、抽出部１７内の原料Ｇおよび温水Ｗが攪拌される。
【００３５】
上記攪拌工程の終了後、図５（ａ）に示すように、原料導入口１８とバルブ本体２１の間に若干の隙間が存するように、コントロールバルブ１３を上昇させ、その後、少量の温水を、原料投入部１６に上方からさらに供給する（コントロールバルブリンス工程）。これにより、供給された少量の温水は、バルブ本体２１の外面を伝い、その外面に付着していた原料とともに抽出部１７に導入される。
【００３６】
以上の原料・温水供給工程、攪拌工程およびコントロールバルブリンス工程により、抽出シリンダ１２の抽出部１７内おいて、原料のコーヒー豆からコーヒーエキスが浸出し、抽出液としてのコーヒー液が抽出される（抽出工程）。
【００３７】
その後、図５（ｂ）に示すように、コントロールバルブ１３が上限位置まで上昇することで、原料導入口１８を閉鎖し、これにより、抽出シリンダ１２の抽出部１７内が密閉される。そして、飲料バルブＶ１および抽出バルブＶ４を開放するとともに、リリーフバルブＶ２および攪拌バルブＶ３を閉鎖した後、エアポンプが所定時間（例えば５秒）、作動する（前ろ過工程（ろ過工程および第２エア供給工程））。これにより、エア導入口１９を介して、抽出シリンダ１２の抽出部１７にエアが導入され、抽出部１７内が加圧される。この抽出部１７内のコーヒー液は、下方に圧送されながらペーパーフィルタＦを透過することでろ過される。そして、この前ろ過工程により得られた飲料としてのコーヒーは、フィルタブロック１１の貯留凹部１１ａに一旦収容され、Ｔ字コネクタ管１５の側方端部１５ａおよびこれに接続された飲料チューブＴ１を介して、外部のミキシングボウルなどへ搬送される。なお、前ろ過工程では、抽出部１７内のコーヒー液のほぼ半分の量が、ペーパーフィルタＦでろ過される。
【００３８】
上記前ろ過工程の終了後、エアポンプ４の作動を継続したまま、バルブＶ１〜Ｖ４の開閉状態を逆の状態に変更する。すなわち、飲料バルブＶ１および抽出バルブＶ４を閉鎖するとともに、リリーフバルブＶ２および攪拌バルブＶ３を開放し、この状態を所定時間（例えば２秒）、継続する（フィルタリフレッシュ工程（第１エア供給工程））。これにより、図５（ｃ）に示すように、Ｔ字コネクタ管１５の側方端部１５ａを介して、フィルタブロック１１の貯留凹部１１ａにエアが導入される。そして、このエアがペーパーフィルタＦを透過し、抽出シリンダ１２の抽出部１７に送られることにより、上記前ろ過工程でペーパーフィルタＦの上面に堆積した原料ＧによるペーパーフィルタＦの目詰まりが解消される。なお、このフィルタリフレッシュ工程では、リリーフバルブＶ２が開放しているため、抽出部１７に送られたエアを外部へ逃がしながら、貯留凹部１１ａにエアを導入でき、それにより、貯留凹部１１ａから抽出部１７へのエアの流れを、十分に確保することができる。これにより、ペーパーフィルタＦの目詰まりを、円滑かつ確実に解消することができる。
【００３９】
フィルタリフレッシュ工程の終了後、バルブＶ１〜Ｖ４を上記前ろ過工程と同様の開閉状態に変更し、エアポンプ４の作動を所定時間（例えば５秒）、さらに継続する（後ろ過工程（ろ過工程および第２エア供給工程））。これにより、図６（ａ）に示すように、上記前ろ過工程と同様、エア導入口１９を介して抽出部１７にエアを導入することにより、抽出部１７内に残留しているすべてのコーヒー液がペーパーフィルタＦでろ過される。そして、この後ろ過工程により得られたコーヒーは、貯留凹部１１ａに一旦収容され、Ｔ字コネクタ管１５の側方端部１５ａおよび飲料チューブＴ１を介して、外部のミキシングボウルなどへ搬送される。
【００４０】
その後、抽出部１７内の抽出滓Ｇを処理するために、図６（ｂ）に示すように、抽出シリンダ１２が上昇し、これにより、フィルタブロック１１上でのペーパーフィルタＦの挟持が解除される（シリンダ上昇工程）。そして、フィルタ引出し機構２４が作動することにより、ペーパーフィルタＦが所定長さ引き出される（ペーパーフィルタ巻取り工程）。以上のような抽出滓処理工程により、ペーパーフィルタＦ上の抽出滓Ｇが、ペーパーフィルタＦの使用済み部分とともに滓バケツに回収されるとともに、同図（ｃ）に示すように、ペーパーフィルタＦの新たな部分が、次回の調理に備えて、フィルタブロック１１上にセットされる。また、この抽出滓処理工程と同時に、あるいはこれに先立ち、排出バルブＶ５を開放することにより、貯留凹部１１ａや飲料チューブＴ１などにわずかに残留しているコーヒーの残液が、滓バケツに回収される。その後、抽出シリンダ１２が下降し、コーヒー抽出機１は、上記図４（ａ）の待機状態に戻る。
【００４１】
なお、上記のように抽出・ろ過され、ミキシングボウルに搬送されたコーヒーは、利用者の選択に応じて、ミキシングボウル内で砂糖やクリームなどとともに攪拌された後、カップに注入され、利用者に提供される。
【００４２】
以上詳述したように、本実施形態のコーヒー抽出機１によれば、抽出シリンダ１２の抽出部１７で抽出されたコーヒー液をペーパーフィルタＦでろ過する際に、そのろ過の途中、すなわち前ろ過工程の後、フィルタブロック１１の貯留凹部１１ａにエアを供給するフィルタリフレッシュ工程を実行するので、前ろ過工程におけるペーパーフィルタＦの目詰まりを解消でき、そのようなペーパーフィルタＦで、さらにろ過（後ろ過工程）を継続するので、ペーパーフィルタＦによるコーヒー液のろ過を、全体として良好に行うことができる。また、調理すべきコーヒーの増量の要請に応じて、原料Ｇが増量された場合であっても、ろ過の途中でペーパーフィルタＦの目詰まりを解消できるので、コーヒー抽出機１自体を大型化することなく、低コストで、コーヒー液をろ過することができる。さらに、前ろ過工程および後ろ過工程において、抽出シリンダ１２の抽出部１７にエアを供給し、抽出部１７の内圧を高めることで、強制的にろ過を行うことができ、ろ過の所要時間を短縮することができる。
【００４３】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ペーパーフィルタＦを間にして、抽出シリンダ１２およびフィルタブロック１１を上下にそれぞれ配置することにより、ペーパーフィルタＦを介して、抽出部１７および貯留凹部１１ａを互いに上下に隣接するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、抽出部および貯留凹部を、例えば互いに上下逆に配置したり、左右に配置した状態で、抽出およびろ過を行うようにすることも可能である。
【００４４】
また、実施形態では、本発明のろ過工程としての前ろ過工程および後ろ過工程の間、すなわちペーパーフィルタＦによるコーヒー液のろ過の途中で、フィルタリフレッシュ工程を行ったが、その開始および終了のタイミングは特に限定されるものではない。さらに、ペーパーフィルタＦによるコーヒー液のろ過を阻害しない程度のエアであれば、そのろ過の開始から終了まで継続的に、フィルタブロック１１の貯留凹部１１ａへのエアの供給を行ってもよい。この場合には、ペーパーフィルタＦの目詰まりを抑制しながら、コーヒー液のろ過を行うことができる。
【００４５】
また、実施形態では、抽出シリンダ１２の抽出部１７およびフィルタブロック１１の貯留凹部１１ａへのエアの供給に、エアポンプ４を共用したが、それぞれ別個のエアポンプで行うことも可能である。さらに、実施形態で示したコーヒー抽出機１の細部の構成、およびコーヒーの調理方法などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【００４６】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の飲料調理装置および飲料調理方法は、装置自体を大型化することなく、低コストで、抽出液を良好にろ過することができ、その結果、良質の飲料を調理することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態による飲料調理装置を適用したコーヒー抽出機の内部を示す図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は右側面図である。
【図２】図１のコーヒー抽出機に接続された搬送チューブの配管図である。
【図３】調理工程におけるエアポンプの動作状態、ならびにコントロールバルブおよび各バルブの開閉状態を示す一覧表である。
【図４】コーヒー抽出機の調理動作を順に説明する説明図である。
【図５】図４に続く調理動作を順に説明する説明図である。
【図６】図５に続く調理動作を順に説明する説明図である。
【符号の説明】
１コーヒー抽出機（飲料調理装置）
２抽出機本体（抽出器）
３フィルタ供給機
４エアポンプ（第１エア供給部および第２エア供給部）
１１フィルタブロック
１１ａ貯留凹部（収容部）
１２抽出シリンダ
１３コントロールバルブ
１５Ｔ字コネクタ管
１７抽出部
１９エア導入口
２４フィルタ引出し機構
Ｆペーパーフィルタ（フィルタ）
Ｔ搬送チューブ
Ｇ原料
Ｗ温水[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is applied to, for example, cup-type vending machines and beverage dispensers, etc., and filters beverages such as coffee and tea-based beverages by filtering an extract extracted using raw materials such as coffee beans and tea leaves and water. The present invention relates to a beverage cooking device for cooking and a beverage cooking method.
[0002]
[Prior art]
As a conventional beverage cooking device of this type, a device applied to a coffee extraction device is described in, for example, Patent Document 1. This coffee extraction device is capable of extracting both regular coffee and espresso coffee (hereinafter referred to as “regular coffee” and “espresso”, respectively, as appropriate) by a drip method, and has a cylindrical shape extending in the vertical direction. And a filter block which can be moved up and down below the cylinder, and a filter supply for supplying a paper filter for filtering the extraction liquid (coffee liquid) between the cylinder and the filter block for each extraction. And a piston which can be inserted into the cylinder from above. The upper and lower air nozzles are provided on the side wall of the cylinder, and an air pump is connected to these air nozzles. With this air pump, air is sent into the cylinder via an upper or lower air nozzle. The piston is provided with a hot water nozzle and a steam nozzle, and hot water and steam are supplied into the cylinder via the respective nozzles.
[0003]
In this coffee extraction device, coffee is extracted as follows. When extracting regular coffee, first, the raw materials are charged into the cylinder from above and hot water is supplied. Next, air is supplied into the cylinder from the lower air nozzle, and the raw material and the hot water are stirred. Thereby, the coffee liquid as the extraction liquid is extracted in the cylinder. Next, the piston is inserted into the cylinder from above to close the upper opening of the cylinder. Then, by supplying air into the cylinder from the upper air nozzle, the internal pressure of the cylinder is increased, and the coffee liquid in the cylinder is filtered through a paper filter. As a result, the coffee liquid that has been transmitted through the paper filter and pumped to the filter block side, that is, regular coffee as a beverage, is conveyed to the outside of the coffee extraction device via a tube or the like connected to the filter block. After the coffee is conveyed, the filter block is lowered and the paper filter is sent out by a predetermined length, so that the extraction residue remaining on the paper filter is discarded together with the used portion of the paper filter.
[0004]
On the other hand, when espresso is extracted, first, the raw material is charged into the cylinder from above. Next, the raw material is steamed by inserting the piston deeply into the cylinder from above and spraying the raw material in the cylinder through the vapor nozzle of the piston. Next, after raising the piston to the vicinity of the upper end of the cylinder, hot water is supplied into the cylinder through a hot water nozzle, thereby stirring the raw material and the hot water and extracting the coffee liquid. Then, air is supplied from the upper air nozzle into the cylinder, and the coffee liquid in the cylinder is filtered through a paper filter. Then, as in the case of the regular coffee, the coffee liquid that has been transmitted through the paper filter and pumped to the filter block side, that is, the espresso as a beverage, is transported to the outside via a tube or the like, and then, on the paper filter. The extracted slag is discarded.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-120434
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the above-described coffee extraction device, when the coffee liquid extracted in the cylinder is filtered by the paper filter, air is supplied into the cylinder, and the filtration is performed by forcibly performing the filtration. And the filtration is completed within a predetermined time. However, in this coffee extraction device, as the filtration proceeds, the raw material accumulates on the paper filter, and the paper filter is likely to be clogged. In particular, when espresso is extracted, finely ground coffee beans are generally used as a raw material, so that clogging of the paper filter is more likely to occur. Due to such poor filtration caused by clogging of the paper filter, there is a possibility that the coffee liquid cannot be sufficiently filtered.
[0007]
In recent years, it has been desired to increase the volume of one cup of coffee (for example, from 130 ml to 250 ml), and in order to cope with this, it is necessary to increase the amount of raw materials used for one extraction compared to the conventional method. is there. However, as the amount of raw material is increased, clogging of the paper filter is more likely to occur. Of course, it is possible to reduce clogging by increasing the area of the paper filter. However, in this case, the size of the coffee extraction device itself must be increased in accordance with the expansion of the paper filter. In addition, instead of the general-purpose type paper filter conventionally used, a large-sized paper as a dedicated product is used. Filters must be used, which increases coffee cooking costs.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and it is possible to filter an extract well at low cost without increasing the size of the apparatus itself, and as a result, a high-quality beverage It is an object of the present invention to provide a beverage cooking apparatus and a beverage cooking method capable of cooking a beverage.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A beverage cooking device according to claim 1 of the present invention is a beverage cooking device that cooks a beverage by filtering an extract extracted using predetermined raw materials and water, and for filtering an extract. A filter, an extraction unit to which predetermined raw materials and water are supplied to extract the extract, and a filter are provided, and the filter is provided on the opposite side to the extractor, and the extract extracted by the extractor is filtered by the filter. And a first air supply unit that supplies air to the storage unit in order to send air from the storage unit side to the extraction unit side through a filter. And a control means for operating the first air supply unit during the filtration of the extract by the filter.
[0010]
According to this configuration, at the time of cooking a beverage, first, predetermined raw materials and water are supplied to the extraction unit of the extractor, and the extraction liquid is extracted in the extraction unit. Then, the extract is filtered by a filter, and the beverage obtained thereby is stored in the storage section of the extractor. In this case, during the filtration of the extract by the filter, the first air supply unit is operated to supply air to the storage unit of the extractor, so that air is sent from the storage unit side to the extraction unit side via the filter. Usually, as the filtration proceeds with the filter, the raw material adheres or accumulates on the surface of the filter on the extraction section side, so that the filter is likely to be clogged. Therefore, as described above, the air is sent from the storage unit side to the extraction unit side during the filtration, thereby suppressing the adhesion and deposition of the raw material to the filter by bubbles caused by the air, thereby suppressing the filter from being clogged. Alternatively, filtration can be performed while eliminating. Thereby, the extraction liquid can be satisfactorily filtered by the filter, and as a result, a high-quality beverage can be cooked. Also, in response to a request for an increase in the amount of beverage to be cooked, even when the amount of raw materials is increased, as described above, since filtration can be performed while suppressing clogging of the filter, the size of the apparatus itself can be increased. In addition, the extract can be filtered at low cost.
[0011]
The invention according to claim 2 of the present invention is the beverage cooking device according to claim 1, wherein the control means is configured to operate the first air supply unit from a predetermined timing during the filtration. Features.
[0012]
According to this configuration, by operating the first air supply unit from a predetermined timing during the filtration, the effect of claim 1 can be obtained with a minimum operation of the first air supply unit. It is. That is, usually, as the degree of filtration increases, the degree of clogging of the filter due to the raw material gradually increases. By doing so, it is possible to efficiently operate the first air supply unit and suppress or eliminate clogging of the filter.
[0013]
The invention according to claim 3 of the present invention, in the beverage cooking apparatus according to claim 1 or 2, further includes a second air supply unit for supplying air to the extraction unit, and the control unit is configured to filter the extract by the filter. Wherein the second air supply unit is operated when the first air supply unit is stopped.
[0014]
According to this configuration, during the filtration of the extract by the filter, when the first air supply unit is stopped, the second air supply unit operates to supply air to the extraction unit of the extractor. By increasing the internal pressure of the section, it is possible to forcibly perform the filtration, thereby shortening the time required for the filtration.
[0015]
The invention according to claim 4 of the present invention is the beverage cooking apparatus according to claim 3, wherein the first and second air supply units have a common air pump.
[0016]
According to this configuration, since the air pump is shared between the first and second air supply units and the air is supplied to the storage unit and the extraction unit of the extractor, respectively, an increase in the manufacturing cost of the beverage cooking device is suppressed. be able to.
[0017]
A beverage cooking method according to claim 5 of the present invention is a beverage cooking method for cooking a beverage by filtering an extract extracted using predetermined raw materials and water, and a filter, and both sides of the filter. A preparation step of preparing an extraction unit and a storage unit respectively arranged in the extraction unit, an extraction step of supplying predetermined raw materials and water to the extraction unit, and extracting an extraction liquid in the extraction unit, and an extraction liquid extracted in the extraction step. And a filtration step of storing the beverage obtained thereby in the storage section, during the filtration step, by supplying air to the storage section, from the storage section side through the filter through the extraction unit A first air supply step of sending air to the side.
[0018]
According to this configuration, first, a filter and an extraction unit and a storage unit disposed on both sides thereof are prepared (preparation step), and predetermined raw materials and water are supplied to the extraction unit. Thereby, the extract is extracted in the extraction section (extraction step). Next, the extracted liquid is filtered by a filter, and the obtained beverage is stored in a storage section (filtration step). Then, during this filtration step, by supplying air to the storage section, air is sent from the storage section side to the extraction section side via the filter (first air supply step). As described above, since air is sent from the storage unit side to the extraction unit side during the filtration process, it is possible to perform the filtration satisfactorily while suppressing or eliminating the clogging of the filter due to the raw material.
[0019]
The invention according to claim 6 of the present invention, in the beverage cooking method according to claim 5, is characterized in that the first air supply step supplies air from a predetermined timing during the filtration step.
[0020]
According to this configuration, by supplying the air in the first air supply step from a predetermined timing in the middle of the filtration step, the effect of the fifth aspect can be obtained with a minimum supply of air to the storage section. It is possible to get.
[0021]
The invention according to claim 7 of the present invention provides the beverage cooking method according to claim 5 or 6, wherein air is supplied to the extraction unit when the supply of air in the first air supply step is stopped during the filtration step. A second air supply step of:
[0022]
According to this configuration, during the filtration process, when the supply of air in the first air supply process is stopped, that is, when the supply of air to the storage unit is not performed, air is supplied to the extraction unit ( Second air supply step), forcible filtration can be performed, thereby shortening the time required for filtration.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 and 2 show a coffee brewing machine to which a beverage cooking device according to an embodiment of the present invention is applied. This coffee brewing machine 1 is applied to a cup-type vending machine, a beverage dispenser, and the like, and is a so-called hybrid type in which both regular coffee and espresso can be cooked by extracting and filtering coffee using coffee beans as a raw material. It is.
[0024]
The coffee extractor 1 includes an extractor main body 2 (extractor), a filter feeder 3 that supplies the extractor main body 2 while pulling out a paper filter F (filter) wound in a roll by a predetermined length, and an extractor. An air pump 4 (first air supply unit and second air supply unit) for supplying air to the machine body 2 and a control device (control means) (not shown) having a microcomputer for controlling the air pump 4 are provided. Further, as shown in FIG. 2, a transfer tube T composed of a plurality of tubes is connected to the extractor main body 2, and a plurality of (five in this embodiment) predetermined portions of the transfer tube T are respectively provided. Valves V1 to V5 are attached. The transport tube T and the valves V1 to V5 carry air from the air pump 4 to the extractor main body 2, and carry coffee from the extractor main body 2 to a mixing bowl (not shown). The details of the plurality of tubes T1 to T5 and the valves V1 to V5 that constitute the transport tube T will be described later.
[0025]
The extractor main body 2 includes a filter block 11 for setting the paper filter F in a state of being supported from below, an extraction cylinder 12 that is configured to be vertically movable above the filter block 11, and an extraction cylinder It has a control valve 13 for opening and closing a material introduction port 18 described later.
[0026]
The filter block 11 has a storage concave portion 11a (accommodating portion) which is largely opened upward, and a ring-shaped gasket 14 is provided on an upper peripheral portion of the filter block 11 so that a lower peripheral portion of the extraction cylinder 12 is pressed against the lower end of the extraction cylinder 12 during extraction and filtration. Have been. Further, a T-shaped connector tube 15 having a horizontal T-shape is attached to a lower end portion of the filter block 11. The transfer tube T is connected to a side end portion 15a extending to the side of the T-shaped connector tube 15, and air flows into the storage recess 11a and the extraction cylinder 12 through the T-shaped connector tube 15. The coffee that has been introduced or extracted and filtered is led out. On the other hand, a discharge tube T5 having a discharge valve V5 in the middle is connected to a lower end portion 15b extending below the T-shaped connector tube 15.
[0027]
The extraction cylinder 12 is formed in a predetermined cylindrical shape extending in the up-down direction. Specifically, the extraction cylinder 12 has a substantially funnel-shaped raw material charging portion 16 that is largely opened upward, and is connected to a lower end of the raw material charging portion 16 and is connected to a lower portion. And a bell-shaped extraction unit 17 extending to The raw material introduction port 18, which is a connection portion between the raw material input section 16 and the extraction section 17, has a smaller cross-sectional area than the upper and lower portions thereof. Then, the raw material and the hot water supplied to the raw material charging section 16 are introduced into the extraction section 17 via the raw material introduction port 18. An air introduction port 19 for introducing air from the air pump 4 into the extraction unit 17 is provided above the extraction unit 17. Further, the extraction cylinder 12 is driven to move up and down by a cylinder elevating mechanism (not shown). During extraction and filtration, the extraction cylinder 17 cooperates with the filter block 11 and the lower end peripheral portion of the extraction unit 17 and the filter block 11. The paper filter F is strongly sandwiched between the gasket 14 from above and below.
[0028]
The control valve 13 has a dome-shaped valve main body 21 and a valve rod 22 extending upward from the valve main body 21 by a predetermined length and having an upper end connected to a valve elevating mechanism (not shown). When the control valve 13 is driven up and down by a valve lifting mechanism, the raw material introduction port 18 of the extraction cylinder 12 is opened and closed by the valve body 21 from below.
[0029]
As shown in FIG. 1A, the filter feeder 3 is provided on the side of the extractor main body 2 and interposes a filter box 23 that rotatably accommodates a roll-shaped paper filter F and an extractor main body 2. And a filter pull-out mechanism 24 that is provided on the opposite side of the filter box 23 and pulls out the paper filter F by a predetermined length. The filter pull-out mechanism 24 has two rollers 24a, 24a that sandwich the paper filter F, and the two rollers 24a, 24a rotate in predetermined directions opposite to each other, thereby moving the paper filter F by a predetermined length. It is designed to draw out.
[0030]
As shown in FIG. 2, the transport tube T connected to the extractor main body 2 and the valves V1 to V5 attached thereto are configured as follows. That is, the transport tube T is connected to the side end portion 15a of the T-shaped connector tube 15, and is connected to the beverage tube T1 having the beverage valve V1 in the middle and the air inlet 19, and has the relief valve V2 in the middle. A stirring tube T3 connected to the tube T2, the air pump 4 and connected between the T-shaped connector tube 15 of the beverage tube T1 and the beverage valve V1 and having a stirring valve V3 on the way, and an air pump of the stirring tube T3. 4, the extraction tube T4 connected between the air inlet 19 of the relief tube T2 and the relief valve V2 and having an extraction valve V4 in the middle, and a lower end 15b of the T-shaped connector tube 15 And a discharge tube T5 having a discharge valve V5 in the middle. Each of the valves V1 to V5 is formed of, for example, an electromagnetic valve, and the opening / closing is controlled by the above-described control device (not shown).
[0031]
Next, a coffee cooking operation performed by the coffee brewing machine 1 configured as described above will be described with reference to FIGS. FIG. 3 is a table showing the operating state of the air pump 4 and the open / closed state of the control valve 13 and each of the valves V1 to V5 in the cooking process. On the other hand, FIGS. Are sequentially shown.
[0032]
As shown in FIG. 4A, in the standby state, the paper filter F is sandwiched between the filter block 11 and the control valve 13 is also located at the lower limit position by the extraction cylinder 12 being located at the lower limit position. The raw material inlet 18 of the extraction cylinder 12 is open. Further, the valves V1 to V5 are all open.
[0033]
When the cooking of coffee is started from this standby state, first, the discharge valve V5 is closed, and then, as shown in FIG. (Raw material / hot water supply process). Thereby, the raw material G and the warm water are introduced into the extraction unit 17 through the raw material inlet 18. In this case, in the case of cooking regular coffee as a raw material G, coffee beans for regular coffee, for example, coarsely ground coffee beans are supplied. On the other hand, when cooking espresso, espresso is used. Coffee beans, for example, finely ground coffee beans are finely ground. Further, as the hot water W, hot water having an optimum temperature according to the coffee to be cooked is supplied.
[0034]
Next, after closing the beverage valve V1 and the extraction valve V4, the air pump 4 operates for a predetermined time (for example, 8 seconds) (a stirring process). Thereby, as shown in FIG. 4C, air is introduced into the storage recess 11a of the filter block 11 through the side end 15a of the T-shaped connector tube 15. Then, the air passes through the paper filter F and is sent to the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12, so that the raw material G and the hot water W in the extraction unit 17 are stirred.
[0035]
After the completion of the stirring step, as shown in FIG. 5 (a), the control valve 13 is raised so that a slight gap exists between the raw material inlet 18 and the valve body 21, and then a small amount of warm water is added. It is further supplied from above to the raw material charging section 16 (control valve rinsing step). As a result, the supplied small amount of warm water travels along the outer surface of the valve body 21 and is introduced into the extraction unit 17 together with the raw material adhered to the outer surface.
[0036]
By the raw material / hot water supply step, the stirring step, and the control valve rinsing step, the coffee extract is leached from the raw coffee beans in the extraction section 17 of the extraction cylinder 12 to extract the coffee liquid as the extract ( Extraction step).
[0037]
Thereafter, as shown in FIG. 5B, the control valve 13 is raised to the upper limit position, thereby closing the raw material introduction port 18, thereby closing the inside of the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12. Then, after opening the beverage valve V1 and the extraction valve V4 and closing the relief valve V2 and the stirring valve V3, the air pump operates for a predetermined time (for example, 5 seconds) (the pre-filtration step (the filtration step and the second air supply). Process)). Thereby, air is introduced into the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12 via the air introduction port 19, and the inside of the extraction unit 17 is pressurized. The coffee liquid in the extraction unit 17 is filtered by passing through the paper filter F while being pumped downward. Then, coffee as a beverage obtained by the pre-filtration step is temporarily stored in the storage recess 11a of the filter block 11, and is passed through the side end 15a of the T-shaped connector tube 15 and the beverage tube T1 connected thereto. And transferred to an external mixing bowl or the like. In the pre-filtration step, almost half the amount of the coffee liquid in the extraction unit 17 is filtered by the paper filter F.
[0038]
After the end of the pre-filtration step, the open / close state of the valves V1 to V4 is changed to the opposite state while the operation of the air pump 4 is continued. That is, the beverage valve V1 and the extraction valve V4 are closed, and the relief valve V2 and the stirring valve V3 are opened, and this state is continued for a predetermined time (for example, 2 seconds) (filter refresh step (first air supply step)). . Thereby, as shown in FIG. 5C, air is introduced into the storage recess 11a of the filter block 11 through the side end 15a of the T-shaped connector tube 15. Then, the air passes through the paper filter F and is sent to the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12, so that clogging of the paper filter F due to the raw material G deposited on the upper surface of the paper filter F in the pre-filtration step is eliminated. You. In this filter refresh step, since the relief valve V2 is open, air can be introduced into the storage recess 11a while escaping the air sent to the extraction unit 17 to the outside. 17 can be sufficiently ensured. Thereby, the clogging of the paper filter F can be smoothly and reliably eliminated.
[0039]
After the end of the filter refreshing step, the valves V1 to V4 are changed to the same open / closed state as the above-mentioned pre-filtration step, and the operation of the air pump 4 is continued for a predetermined time (for example, 5 seconds). 2 Air supply step)). Thereby, as shown in FIG. 6A, as in the pre-filtration step, by introducing air into the extraction unit 17 through the air inlet 19, all the coffee remaining in the extraction unit 17 is removed. The liquid is filtered by the paper filter F. Then, the coffee obtained by the filtration step is once stored in the storage recess 11a, and is conveyed to an external mixing bowl or the like via the side end 15a of the T-shaped connector tube 15 and the beverage tube T1.
[0040]
Thereafter, as shown in FIG. 6B, the extraction cylinder 12 is raised to process the extracted slag G in the extraction unit 17, thereby releasing the paper filter F on the filter block 11. (Cylinder raising process). Then, the paper filter F is drawn out by a predetermined length by the operation of the filter drawing out mechanism 24 (paper filter winding step). By the above-described extraction slag treatment process, the extraction slag G on the paper filter F is collected in the slag bucket together with the used portion of the paper filter F, and as shown in FIG. A new portion is set on the filter block 11 in preparation for the next cooking. By opening the discharge valve V5 at the same time as or before the extraction slag treatment step, the coffee residual liquid slightly remaining in the storage recess 11a, the beverage tube T1, or the like is collected in the slag bucket. You. Thereafter, the extraction cylinder 12 is lowered, and the coffee brewing machine 1 returns to the standby state of FIG. 4A.
[0041]
In addition, the coffee extracted and filtered as described above and conveyed to the mixing bowl is stirred together with sugar or cream in the mixing bowl according to the user's selection, then poured into a cup, and provided to the user. Provided.
[0042]
As described above in detail, according to the coffee brewing machine 1 of the present embodiment, when the coffee liquid extracted by the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12 is filtered by the paper filter F, during the filtration, that is, the pre-filtration. After the step, a filter refreshing step of supplying air to the storage recess 11a of the filter block 11 is performed, so that clogging of the paper filter F in the pre-filtration step can be eliminated, and further filtration (back) is performed with such a paper filter F. Since the overstep is continued, the filtering of the coffee liquid by the paper filter F can be satisfactorily performed as a whole. Further, even if the amount of the raw material G is increased in response to a request for increasing the amount of coffee to be cooked, clogging of the paper filter F can be eliminated during the filtration, so that the size of the coffee extractor 1 itself is increased. Without the cost, the coffee liquid can be filtered at low cost. Further, in the pre-filtration step and the post-filtration step, air can be supplied to the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12 to increase the internal pressure of the extraction unit 17, thereby forcibly performing filtration and shortening the time required for filtration. can do.
[0043]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be implemented in various modes. For example, in the embodiment, by arranging the extraction cylinder 12 and the filter block 11 vertically above and below the paper filter F, the extraction unit 17 and the storage recess 11a are vertically adjacent to each other via the paper filter F. Although configured as described above, the present invention is not limited to this, the extraction unit and the storage recess, for example, are arranged upside down with respect to each other, or in a state arranged left and right, to perform extraction and filtration Is also possible.
[0044]
Further, in the embodiment, the filter refreshing step is performed between the pre-filtration step and the post-filtration step as the filtration step of the present invention, that is, during the filtration of the coffee liquid by the paper filter F. Is not particularly limited. Furthermore, as long as the air does not hinder the filtration of the coffee liquid by the paper filter F, air may be continuously supplied to the storage recess 11a of the filter block 11 from the start to the end of the filtration. In this case, the coffee liquid can be filtered while suppressing clogging of the paper filter F.
[0045]
In the embodiment, the air pump 4 is shared for supplying air to the extraction unit 17 of the extraction cylinder 12 and the storage recess 11a of the filter block 11, but it is also possible to use separate air pumps for each. Furthermore, the configuration of the details of the coffee brewing machine 1 and the method of cooking coffee shown in the embodiment are merely examples, and can be appropriately changed within the scope of the present invention.
[0046]
【The invention's effect】
As described in detail above, the beverage cooking device and the beverage cooking method of the present invention can filter the extract well at low cost without increasing the size of the device itself, and as a result, a high-quality beverage can be obtained. It has the effect of being able to cook.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing the inside of a coffee brewing machine to which a beverage cooking device according to an embodiment of the present invention is applied, wherein (a) is a front view and (b) is a right side view.
FIG. 2 is a piping diagram of a transfer tube connected to the coffee brewing machine of FIG. 1;
FIG. 3 is a table showing an operation state of an air pump in a cooking process, and an open / closed state of a control valve and each valve.
FIG. 4 is an explanatory diagram for sequentially explaining the cooking operation of the coffee brewing machine.
FIG. 5 is an explanatory diagram for sequentially explaining a cooking operation subsequent to FIG. 4;
FIG. 6 is an explanatory diagram sequentially explaining a cooking operation following FIG. 5;
[Explanation of symbols]
1 Coffee extractor (beverage cooking device)
2 Extractor body (extractor)
3 Filter feeder
4 air pump (first air supply unit and second air supply unit)
11 Filter block
11a Storage recess (housing)
12 Extraction cylinder
13 Control valve
15 T-shaped connector tube
17 Extraction unit
19 Air inlet
24 Filter extraction mechanism
F Paper filter (filter)
T transfer tube
G raw material
W hot water

Claims

A beverage cooking device that cooks a beverage by filtering an extract extracted using predetermined raw materials and water,
A filter for filtering the extract,
An extractor to which the predetermined raw material and water are supplied to extract the extract, and the filter is interposed, provided on the opposite side to the extractor, the extract extracted by the extractor is An extractor having a storage unit that stores a beverage obtained by filtering with a filter,
A first air supply unit that supplies air to the storage unit to send air from the storage unit side to the extraction unit side through the filter;
Control means for operating the first air supply unit during filtration of the extract by the filter;
A beverage cooking device comprising:

2. The beverage cooking apparatus according to claim 1, wherein the control unit is configured to operate the first air supply unit at a predetermined timing during the filtration. 3.

A second air supply unit for supplying air to the extraction unit,
The control unit is configured to operate the second air supply unit when the first air supply unit is stopped during filtration of the extract by the filter. The beverage preparation device according to claim 1 or 2.

The said 1st and 2nd air supply part has a common air pump, The drink preparation apparatus of Claim 3 characterized by the above-mentioned.

A beverage cooking method for cooking a beverage by filtering an extract extracted using predetermined raw materials and water,
A filter, a preparation step of preparing an extraction unit and a storage unit respectively arranged on both sides of the filter,
An extraction step of supplying the predetermined raw material and water to the extraction unit, and extracting an extract in the extraction unit;
A filtration step of filtering the extract extracted in the extraction step by the filter, and accommodating the beverage obtained thereby in the accommodation section,
With
During the filtration step, by further supplying air to the storage section, a first air supply step of sending air from the storage section side to the extraction section side via the filter is further provided. How to cook beverages.

The method according to claim 5, wherein the first air supply step supplies air at a predetermined timing during the filtration step.

The method according to claim 11, further comprising a second air supply step of supplying air to the extraction unit when the supply of air in the first air supply step is stopped during the filtration step. 7. The beverage preparation method according to 5 or 6.