JP2004357483A - Wiring system adaptive to free plan - Google Patents
Wiring system adaptive to free plan Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004357483A JP2004357483A JP2003155719A JP2003155719A JP2004357483A JP 2004357483 A JP2004357483 A JP 2004357483A JP 2003155719 A JP2003155719 A JP 2003155719A JP 2003155719 A JP2003155719 A JP 2003155719A JP 2004357483 A JP2004357483 A JP 2004357483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring
- joint box
- view
- ceiling material
- pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンションなどの集合住宅において住戸ごとに購入者が自由に間取りや配線器具の位置などを決めることが可能なフリープラン対応配線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、マンションなどの集合住宅の住戸で採用している配線システムでは、住戸内に配設する電灯、スイッチ、コンセントなどに接続される電力線や、電話、インターホン、テレビ共聴機器などに接続される通信線などの配線の殆どが二重天井内や間仕切壁内に敷設されている。
【0003】
ここにおいて、この種の配線システムとしては、天井裏に配設されたジョイントボックスに接続された配線と間仕切壁に埋込配置された埋込型の配線器具(例えば、スイッチ、コンセントなど)に接続された配線とを接続するコネクタ装置を、間仕切壁の天井側端部に近い天井裏に配設したものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、電力会社の規定する内線規定や、電気設備技術基準によれば、上述のようなジョイントボックスの近傍には点検窓を設ける必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−32417号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の新築のマンションなどにおいて、各住戸ごとに、購入者が間取りや仕様・設備を自由に選定できるフリープラン対応のものが増加している。
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1に記載の配線システムでは、延長配線ユニットを利用して1つのジョイントボックスから複数の居室へ配線を行うものであるから、様々な間取り、配線器具の位置に自在に対応するのが難しく、設計・工事に要する時間が長くコストが高くなってしまうという不具合があった。また、上記特許文献1に記載された配線システムでは、ジョイントボックスおよびコネクタ装置それぞれに点検窓を設ける必要があるので、室内の外観が損なわれてしまうことがあった。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて工期の短縮を図れるフリープラン対応配線システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、住戸内の所望の位置に間仕切壁を配置し、配線を接続可能な接続部を複数備えたジョイントボックスを間仕切壁により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材と天井材よりも下の二重天井材との間の空間内に配設し、各居室ごとに核となるジョイントボックスに配線を介して接続した配線器具を間仕切壁の所望の位置に配設してなることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具の位置によらず、配線設計および配線工事の標準化を図れ、設計・工期の短縮を図れる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ジョイントボックスは、二重天井材に穿孔した引掛ローゼット用の取付孔の上方に配設され、且つ、取付孔の上方への投影面内に収まる大きさに形成されてなることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、引掛ローゼット用の取付孔を点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ジョイントボックスは、前記接続部として、電源用の接続部およびスイッチ用の接続部およびコンセント用の接続部を備えるように内部回路が形成されてなることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、前記ジョイントボックスに対して前記配線器具としてスイッチ、コンセントなどを一括して配線することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本実施形態のフリープラン対応配線システムは、図2に示すように、住戸内の所望の位置に複数の間仕切壁3を配置し、ジョイントボックス30を間仕切壁3により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材2aと天井材2aよりも下の二重天井材2bとの間の空間内に配設し、各居室ごとにジョイントボックス30に配線を介して接続した配線器具9を間仕切壁3の所望の位置に配設してある。すなわち、本実施形態のフリープラン対応配線システムでは、住戸の床材1と二重天井材2bとの間に介在する複数の間仕切壁3および間仕切壁3に取り付ける配線器具9などを当該住戸の購入者の希望に応じた所望の位置に配設してあり、例えば図1に示すようにコンセント91やスイッチ92などが配線L1を介して接続されるとともに電源が配線L0を介して接続されるジョイントボックス30を居室ごとに天井裏へ配設してある。
【0015】
なお、本実施形態のフリープラン対応配線システムの設計にあたっては、まず図3(a)に示すように住戸A内の所望の位置に間仕切壁3を配置してから、図3(b)に示すように間仕切壁3により区切られた各居室ごとに先行配線の核としてジョイントボックス30を配設し、その後、各居室ごとにジョイントボックス30を核として所望の位置に配線器具9をレイアウトしてジョイントボックス30と配線器具9との間に介在する配線Bのレイアウトを決めればよい。
【0016】
図1に示したジョイントボックス30は、5分岐のジョイントボックスであって、図4および図5に示すように、直方体状の器体30aの長手方向の両側面にそれぞれ1つのコネクタ部34が設けられるとともに、器体30aの幅方向の両側面に器体30aの長手方向に離間して各2つのコネクタ部34が設けられている。すなわち、ジョイントボックス30は、合計6つのコネクタ部34を備えており、各コネクタ部34は図6に示すように一対の接触子55,55を有するプラグ40が着脱自在となっている。したがって、例えば図7に示すように、1つのコネクタ部34に上記配線L0の一端に設けたプラグ40を結合すれば、他の5つのコネクタ部34を分岐用のコネクタ部34として使用することができ、分岐用のコネクタ部34に上記配線L1の一端に設けたプラグ40を結合すればよい。なお、本実施形態では、コネクタ部34が配線を接続可能な接続部を構成しおり、コネクタ部34には図8に示すように比較的固い2本の電線をシースに入れたケーブル94における2本の電線をフォーミングすることなく接続することができるようになっている。
【0017】
ジョイントボックス30の器体30aは、図9および図10に示す合成樹脂製のボディ31と図11に示す合成樹脂製のカバー32とを複数本(本実施形態では、6本)の組立ねじ33により結合することによって形成されている。
【0018】
また、ジョイントボックス30には、図12に示すように6つの端子片35aを短冊状の連結片35bにより連続一体に連結した導電性材料からなる端子ブロック35がボディ31に2つ収納されており、各コネクタ部34には、互いに異なる端子ブロック35の端子片35aが1つずつ収納されて対をなしている。すなわち、ジョイントボックス30は、コネクタ部34ごとに一対の端子片35aが収納されている。なお、コネクタ部34は、ボディ31においてコネクタ部34に対応する部分の内底面から突設された仕切壁31fによって一対の端子片35aが収納される空間が仕切られている。
【0019】
2つの端子ブロック35は、対をなす端子片35aが両端子片35aの厚み方向において離間し且つ連結片35bの厚み方向においても離間するように両連結片35b,35bを厚み方向に重ねて配置するとともに、両連結片35bの間に絶縁性材料(例えば、ABS樹脂のような合成樹脂)からなる短冊状のスペーサ60(図13参照)を介在させてある。ここにおいて、ボディ31の内底面には、カバー32の上壁の下面から下方に突設された位置決め台32dとの間に、2つの連結片35b,35bおよび両連結片35b,35bの間に介在するスペーサ60を保持する保持基台31dが突設されるとともに、保持基台31dの上面から3つの位置合わせピン31eが突設されており、各位置合わせピン31eが各連結片35b,35bそれぞれに3つずつ貫設した位置合わせ孔35cおよびスペーサ60に貫設した3つの位置合わせ孔60bに挿入される。つまり、保持基板31dと位置決め台32dと3つの位置合わせピン31eとによって、2つの端子ブロック35と1つのスペーサ60とが器体30aに対して位置決めされることになる。
【0020】
また、コネクタ部34は、当該コネクタ部34に着脱自在に結合できる上述のプラグ40に設けた一対の丸ピン状の接触子55,55を導入することができるように、前壁に一対の円形状の接触子挿入孔36,36が貫設されており、接触子挿入孔36,36を通して導入された接触子55,55を導入すると、端子片35a,35aが撓んで接触子55,55に弾接し電気的に接続されるようになっている(図25ないし図27参照)。なお、端子ブロック35は、板金を打ち抜き、曲げ加工を施すことにより形成されている。
【0021】
上述のプラグ40は、図14に示すようにジョイントボックス30の6つのコネクタ部34に対して着脱自在に結合できるものであって、図15に示す合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のボディ41と図16に示す合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のカバー42とを複数本(本実施形態では、4本)の組立ねじ43を用いて結合することにより形成した直方体状のハウジング40aを備えている。プラグ40は、ハウジング40aの前面(長手方向の一端面)に開口窓44(図27参照)が形成され、開口窓44に臨むようにハウジング40a内に上述の一対の接触子55,55が配列されている。また、ハウジング40aの内部には、一対の接触子55,55間を隔絶する隔壁41bが形成されている。なお、一対の接触子55,55は、一対の端子片35a,35aに対応するようにハウジング40aの幅方向の両側で上下方向の位置をずらしてある。
【0022】
また、ハウジング40a内には、接触子55を一体に備えた端子板45(図17参照)および接触子55を一体に備えた端子板46(図18参照)が収納されている。ここに、各端子板45,46には、接触子55,55を固定するための固定片45b,46b(図19,図20参照)が延設され、接触子55,55は、図21に示すように固定片45b,46bに重ねて配置される結合片55,55b(図21参照)が長手方向における先端部とは反端側の基端部から延設されている。また、接触子55,55は、結合片55,55の厚み方向の一面に、固定片45b,46bに穿孔した連結孔45c,46cに挿入される連結突起55c,55cが突設されており、連結突起55c,55cを連結孔45c,46cに挿入して連結突起55c,55cの先端部をかしめることによって、端子板45,46に結合されることになる。端子板45,46は、ボディ41に収納されており、ボディ41の内部には端子板45が収納される空間と端子板46が収納される空間とを仕切る仕切壁41bが形成されている。
【0023】
また、端子板45,46には鎖錠ばね47(図25ないし図27参照)が1個ずつ収納されている。鎖錠ばね47は、帯状の板ばねの一端部をS字状に曲成して接触片47aを形成し、他端部をJ字状に曲成して鎖錠片47bを形成し、接触片47aと鎖錠片47bとの間を接続片47cにより連続一体に連結した形状に形成される。なお、接触片47aおよび鎖錠片47bは接続片47cに対して厚み方向の同じ側に突出する。
【0024】
また、ハウジング40aの後壁(長手方向における開口窓44とは反対側の端部)において各鎖錠ばね47に対応する部位には電線挿入孔48(図26および図27参照)が形成されており、電線挿入孔48を通してハウジング40aの内部に電線を挿入することにより、電線の先端部が鎖錠ばね47の鎖錠片47bおよび接触片47aと端子板45,46との間に挟持されるようにしてある。ここに、鎖錠片47bは接続片47cの後端から斜め前方に向かって延設されており、つまりは、電線の挿入方向において接続片47cから離れる向きに延設されており、電線挿入孔48を通して挿入された電線は鎖錠片47bの先端縁が食い込むことにより、電線に作用する引張力に抗するようになっている。ハウジング40aのカバー42には、各端子板45,46それぞれに1個ずつ設けた2個の鎖錠ばね47の鎖錠片47bに跨るように配置した合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)の解除釦49(図26および図27参照)が収納されている。解除釦49はカバー42の上壁に穿孔した操作孔50(図16参照)を通してボディ42の中に挿入されるマイナスドライバのような工具によって押圧可能であって、解除釦49を工具で押圧すると鎖錠片47bの先端が接続片47cに近づく向きに撓み、電線を保持する力が低減するようになっている。つまり、解除釦49を押圧した状態で電線を引き抜くことができるようにしてある。この種の端子の構成は速結端子として知られている。なお、解除釦49は、図22に示すような形状に形成されており、直方体状の釦本体49の長手方向の両端部それぞれから鎖錠片47bに当接する押込突起49b,49bが突設されており、解除釦49における釦本体49aの表面を工具で押圧すると、押込突起49bによって鎖錠片47bが押圧されて、鎖錠片47bの先端が接続片47cに近づく向きに撓むようになっている。また、解除釦49の下端部には全周に亘って鍔部49cが形成されており、解除釦49がハウジング40aから抜けないようになっている。
【0025】
ところで、プラグ40はロック体53(図26および図27参照)を備えたいわゆるハーネスプラグであって、ジョイントボックス30のコネクタ部34に接続したときにコネクタ部34から外れないようにロックされる構造になっている。ここに、ロック体53は、合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)である。一方、ハウジング40aは、図16に示したカバー42の上面に、ロック体53を収納する収納凹所42aが形成されており、収納凹所42aの内底面には、ロック体53に設けられた後述のロック爪53dを接触子55,55が収納された空間に望ませるための開口窓42cおよびロック体53に設けられた一対の結合爪53c,53cがそれぞれ係合する2つの結合孔42b,42bが形成されている。なお、ロック体53の結合爪53c,53cは、図23および図24に示すように短冊状のロック体本体53aの下面から延設された逆L字状の撓み片53b,53bにおいてロック体本体53aに平行な部分の下面から突設されている。
【0026】
ロック体53は、ロック体本体53aの長手方向の一端部の下面にジョイントボックス30との結合状態をロックするための上述のロック爪53dが突設されており、ロック爪53dをジョイントボックス30のコネクタ部34の上面に形成されたロック溝32bに係止させることでロックするようになっている。なお、コネクタ部34の上面にはロック溝32bに直交する方向に走るガイド溝32cが形成されており、プラグ40のハウジング40aの内部にはガイド溝32cにスライド自在に収納されるスライド突起42dが突設されている。
【0027】
一方、コネクタ部34とプラグ40との結合状態を解除する際には、ロック体本体53aの長手方向の他端部の上面を押圧することでロック溝32bに対するロック爪53dの係止状態を解除した状態でプラグ40をコネクタ部34から外せばよい。なお、ロック体本体53aの上記他端部の上面には、長手方向に直交する方向(幅方向)に走る複数の突条をロック体本体53aの長手方向に列設することにより滑り防止凹凸部53eが形成されている。
【0028】
ところで、上述の間仕切壁は、例えば2枚の矩形板状のパネル板の間に矩形枠状の枠体を介在して構成されるものであって、両パネル板と枠体との間に形成される内部空間を配線スペースとして用いるもので、上端部には天井裏に配線された電線を内部空間に垂下させるための電線導入用開口部(図示せず)を設けてある。また、間仕切壁3は、パネル板3aの所望の位置に埋込型の配線器具(スイッチ、コンセントなど)を取り付けるための縦長の長方形状の取付孔7(図28)が穿孔されている。
【0029】
埋込型の配線器具用の取付枠を取付孔に取り付ける方法としては、従来から、いわゆる挟み金具や木ねじを用いる方法や、スイッチボックスを利用する方法などが知られているが、本実施形態では、図29に示すように壁パネル3の取付孔7に装着する保持枠100を用い、埋込型の配線器具を取着する取付枠110(図29参照)に保持枠100への取付手段を設けることによって、取付孔7への取付枠110の取り付けを容易にしている。
【0030】
取付枠110は、一対の枠片111の上端部同士および下端部同士をそれぞれ横片112で連続一体に結合することによって、配線器具90の前面を露出させる長方形状の窓孔110aを中央部に備えた縦長の矩形枠状に形成されており、各横片112の中間部の後面には当該取付枠110を保持枠100に取付けるための取付手段としての取付爪(図示せず)が後方へ突設されている。なお、取付枠110の各横片112の中間部には、矩形枠状のプレート枠121(図29参照)を取り付けるためのプレートねじ(図示せず)が螺着されるプレートねじ孔116などを設けてある。ここに、取付枠110は、例えばJIS規格で規格化されている大角形連用配線器具の1連用の取付枠と同様に、1連用の取付枠に最大3個まで取り付けることができる単位寸法(いわゆる1個モジュール寸法)の配線器具を最大で3個まで取り付けることができるようになっているが、この種の構造については周知の構造なので図示および説明を省略する。
【0031】
また、プレート枠121の前面側には図29に示すように配線器具90の前面を露出させる窓孔122aを有しプレート枠121の前面を覆う合成樹脂製の化粧プレート122が着脱自在に取着できるようになっている。なお、プレート枠121には、上記プレートねじが挿通される一対のねじ挿通孔121bが形成されるとともに、化粧プレート122の後面から突設された複数本の係止片(図示せず)が挿入係止される複数のプレート係止孔121cが形成されている。 保持枠100は、弾性を有する合成樹脂製であって、図30に示すように、一対の側片101の上端部同士および下端部同士をそれぞれ横枠部102で連続一体に結合することによって長方形状の窓孔100aを中央部に備えた縦長の矩形枠状に形成されており、各横枠部102において窓孔100aに望む面に取付枠110の上記取付爪が係止される係止爪103が突設されている。また、保持枠100は、各側片101の長手方向の中間部には、後端縁側を開放した断面V字状の切込溝101aを設けることにより他の部位よりも前後方向の幅が狭い細幅部101bが形成されており、各側片101それぞれの細幅部101bを支点として各側片101を図28に示すようにく字状に屈曲できるようになっている。
【0032】
また、保持枠100は、各横枠部102において係止爪103が突設された面とは反対側の面の後端部から、壁パネル3aの後面側で取付孔7の周部に前面が当接するフランジ片104を突設し、各側片101の前端縁から、壁パネル3aの前面側で取付孔7の周部に後面が当接する耳片105を側方へ延設してある。各側片101には、2つの耳片105が各側片101の長手方向に離間して設けられている。また、保持枠100の各側片101において窓孔100aに望む面とは反対側の面の後端部からは、壁パネル3aの後面側で取付孔7の周部に係止される固定爪106が突設されている。さらに、保持枠100の各側片101には取付孔7の内周面に弾接する弾接片107が2つずつ設けられ、各フランジ片104における横枠部102の近傍にも取付孔7の内周面に弾接する弾接片108が2つずつ設けられている。
【0033】
ところで、上述の保持枠100を壁パネル3aに取り付けるには、各側片101を図28に示すようにく字状に屈曲させた状態で一方のフランジ片104を取付孔6に挿入して一方のフランジ片104を取付孔7の周縁に当接させ、両側片101を屈曲した状態から屈曲前の状態に戻して両フランジ片104および各固定爪106と各耳片105とで壁パネル3を保持するようにすればよい。ここに、保持枠100に上述の弾接片107,108を設けていることにより、上下方向および左右方向への保持枠100のがたつきを防止することができる。
【0034】
したがって、上述の保持枠100を利用すれば、壁面などの施工面に埋込型の配線器具の器体の一部を埋め込む形で施工する際に、施工面への取付枠110の取付作業が容易になるとともにスイッチボックスのような埋込ボックスが不要となって、施工作業の容易化および低コスト化を図れる。なお、本実施形態では、プレート枠121を取付枠110に上記プレートねじを用いて取り付けているが、プレート枠121への化粧プレート122の取付構造と同様に、プレート枠121の後面から複数本の係止片を突設し、取付枠110に各係止片が挿入係止される複数の係止孔を形成しておけば、上記プレートねじが不要となるから、ドライバなどの工具を用いずにプレート枠121を取付枠110へ取り付けることができ、しかも、上記プレートねじの緩むという不具合の発生もなくなる。
【0035】
ところで、ジョイントボックス30は、図1に示したように吊ボルト27に結合されたブラケット10に対して器体30aのボディ31をカバー32よりも上側として取り付けることができるようになっている。ここに、ブラケット10は、図31に示すように、矩形板状の基片11と、基片11の長手方向の両端縁から下方に延設され互いに対向する一対の脚片12,12とによりコ字状に形成されており、上述の吊ボルト27が結合される結合部15を基片11の長手方向の中央部から上方へ突設してある。また、ブラケット10の基片11には、一対の引掛孔14,14が形成されている。引掛孔14,14は基片11の中心を中心とする1つの円弧上に形成され、それぞれ弧状に形成されている。
【0036】
一方、ジョイントボックス30の器体30aにおけるボディ31の下面には、それぞれ引掛孔14,14に引掛係止できる一対の引掛爪39,39が突設されている。ここにおいて、ジョイントボックス30の器体30aから突出した引掛爪39,39は断面L字状に形成されており、ジョイントボックス30をブラケット10に取り付けるには、引掛爪39,39を基片11の引掛孔14,14の幅広部14a,14aから引掛孔14,14に挿入した後に、器体30aを右回りに回転させ、引掛爪39,39の横片39bを引掛孔14,14の幅狭部14b,14bの周縁に重複させることにより、ジョイントボックス30がブラケット30に機械的に結合される。逆に、ブラケット10からジョイントボックス30を取り外すには、引掛爪39,39が引掛孔14,14の幅広部14a,14aに重なる位置まで器体30aを左回りに回転させ、器体30aを基片11から離すことにより、引掛爪39,39を引掛孔14,14から脱出させればよい。なお、本実施形態では、ブラケット10が天井材2aと二重天井材2bとの間の空間に配置される吊金具を構成し、一対の引掛爪39,39が吊金具に固定する固定手段を構成している。
【0037】
図1に示したジョイントボックス30は、二重天井材2bに穿孔した引掛ローゼット70用の取付孔6の上方に配設されており、1つのコネクタ部34と引掛ローゼット70とが配線L1を介して接続されている。ここにおいて、ジョイントボックス30は、取付孔7の上方への投影面内に収まる大きさに形成されているので、引掛ローゼット70用の取付孔6をジョイントボックス30の配置に伴って必要となる点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0038】
また、上述のジョイントボックス30の器体30aは、カバー32をボディ31よりも上側として図32ないし図36に示すブラケット10へ2本の取付ねじ17,17を用いて取り付けることができるようになっている。ここに、図32ないし図35に示したブラケット10は、図31に示したブラケット10と同様にコ字状に形成されており、基片11には上述の引掛孔14,14の代わりに、取付ねじ17,17を挿通するねじ挿通孔11a,11a(図33、図35参照)が形成されている。一方、ジョイントボックス30の器体30aにおけるカバー32の上壁および上記位置決め台32dには取付ねじ17,17が螺合するねじ孔32eが形成されている(図11参照)。したがって、ブラケット10にジョイントボックス30を取り付けるには、基片11の上側からねじ挿通孔11a,11aを通した取付ねじ17,17をジョイントボックス30の器体30aのねじ孔32eに螺合させればよい。
【0039】
また、ブラケット10の各脚片12,12の下端縁からは互いに内側方に受け片13,13が延設されており、各受け片13,13には、図34に示すように二重天井材2bの下面側に照明器具用の引掛シーリング29などを取り付ける際に用いる固定ねじ18,18の先端部が螺合できるねじ孔13a,13aが形成されている。なお、図33および図34は、天井材2aに接着剤を用いて固定される円板状のシーリングユニット24を利用して施工する例を示してあり、吊ボルト27の上端部がシーリングユニット24の中央部に設けられたボルト固定部24aに結合される形で施工され、図35および図36は、天井材2aに埋め込んだアンカーボルト26を利用して施工する例を示してあり、吊ボルト27の上端部がアンカーボルト26に結合する形で施工される。なお、図33ないし図37における5は下面が開口された有底円筒状の保護カバーであって、複数の配線挿通孔5bを設けることで配線の出し入れが可能となっている。
【0040】
ところで、本実施形態のジョイントボックス30の器体30aのカバー32の上壁には、別のジョイントボックス30の一対の引掛爪39,39がそれぞれ引掛係止される弧状の一対の引掛孔37b,37bが形成され、カバー32の短手方向の両側壁には引掛孔37,37bに連続したL字状の引掛爪導入孔37aが1つずつ形成されている。このため、図37および図38に示すように2つのジョイントボックス30を上下方向に重ねて結合することができる。すなわち、2つのジョイントボックス30を結合するには、一方のジョイントボックス30の一対の引掛爪39,39を他方のジョイントボックス30の引掛爪導入孔37a,37aから器体30a内に導入し、引掛爪39,39の横片39b,39bが引掛孔37b,37bの周縁に係止されるようにジョイントボックス30を回転させればよい。ここに、居室ごとの仕様・設備に応じて別のジョイントボックス30を結合することで、ジョイントボックス30の品種を少なくすることができる。なお、本実施形態では、ジョイントボックス30における一対の引掛爪39,39、あるいは、一対の引掛孔37b,37bおよび一対の引掛爪導入孔37a,37aが別のジョイントボックス30を重ねて着脱自在に結合する結合手段を構成している。
【0041】
以上説明した本実施形態のフリープラン対応配線システムでは、住戸A内の所望の位置に間仕切壁3を配置し、配線を接続可能なコネクタ部34を複数備えたジョイントボックス30を間仕切壁3により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材2aと二重天井材2bとの間の空間内に配設し、各居室ごとに核となるジョイントボックス30に配線を介して接続した配線器具9を間仕切壁3の所望の位置に配設したものであり、住戸Aごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具9の位置によらず、配線設計および配線工事の標準化を図れ、設計・工期の短縮を図れる。また、ジョイントボックス30の複数のコネクタ部34として、電源用のコネクタ部34およびスイッチ用のコネクタ部34およびコンセント用のコネクタ部34を備えるようにジョイントボックス30の内部回路を形成しておくことにより、ジョイントボックス30に対して配線器具9としてスイッチ、コンセントなどを一括して配線することができる。このようにジョイントボックス30の内部にあらかじめ複数の回路を形成している場合には、コネクタ部34を回路毎に色分けしておくことにより、配線の誤結線を防止することができる。
【0042】
なお、本実施形態のフリープラン対応配線システムでは、図4および図5に示すような形状のジョイントボックス30を用いているが、住宅A内のジョイントボックスの設置場所によっては図39ないし図44に示すような外周形状が円形状に形成されたスイッチ回路用のジョイントボックス130を用いることも考えられる。このようなジョイントボックス130は、コ字状のジョイントボックス固定台150に一対の固定ねじ152,152を用いて固定することができ、吊ボルト27の下端部が結合した引掛ローゼット固定用吊金具21に上記固定ねじ152,152を用いて結合できるようになっている。なお、図39に示した例では、ジョイントボックス130には、コネクタ付きダウンライト(以下、ダウンライトと略称する)73および引掛ローゼット70がそれぞれ配線L1を介して接続されている。ここに、ジョイントボックス130とダウンライト73との間に介在する配線L1の一端にはジョイントボックス130のコネクタ部に着脱自在なコネクタ140が設けられ、他端にはダウンライト73のコネクタに着脱自在なコネクタ141が設けられている。また、図41に示した例では、ジョイントボックス130には、複数のダウンライト73および複数の3路スイッチがそれぞれ配線L1を介して接続されている(破線で示した配線L1は送り配線を示している)。ここに、ジョイントボックス130の下方に引掛ローゼット用の取付孔が設けられていない場合には、二重天井材2bに点検窓を設ける必要がある。また、図42に示した例では、ジョイントボックス130には和室などの天井に配置される引掛シーリング71に一端が接続された配線の他端に設けたコネクタ140が結合されており、ジョイントボックス130の下方で二重天井材2bに穿孔した円形状の点検窓160を二重天井材2bに着脱自在な円板状の保護キャップ80によって閉塞するようになっている。また、図43に示した例では、ジョイントボックス130には台所などの天井に配置される直付け照明器具72に一端が接続された配線の他端に設けたコネクタ140が結合されており、ジョイントボックス130の下方で二重天井材2bに穿孔した円形状の点検窓160を二重天井材2bに着脱自在な円板状の保護キャップ80によって閉塞するようになっている。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明では、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具の位置によらず、配線設計および配線工事の標準化を図れ、設計・工期の短縮を図れるという効果がある。
【0044】
請求項2の発明では、引掛ローゼット用の取付孔を点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができるという効果がある。
【0045】
請求項3の発明では、前記ジョイントボックスに対して前記配線器具としてスイッチ、コンセントなどを一括して配線することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のフリープラン対応配線システムの要部説明図である。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】同上の設計手順の説明図である。
【図4】同上に用いるジョイントボックスの斜視図である。
【図5】同上に用いるジョイントボックスの器体を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は正面図、(f)は下面図、(g)は(a)の断面図である。
【図6】同上に用いるジョイントボックスおよびプラグの説明図である。
【図7】同上の要部説明図である。
【図8】同上の要部説明図である。
【図9】同上に用いるジョイントボックスの器体におけるボディを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図である。
【図10】同上に用いるジョイントボックスの器体におけるボディを示し、(a)は図9(a)のA−A断面図、(b)は図9(a)のB−B断面図、(c)は図9(a)のC−C断面図である。
【図11】同上に用いるジョイントボックスの器体におけるカバーを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のB−B断面図、(h)は(a)のA−A断面図である。
【図12】同上に用いるジョイントボックスにおける端子ブロックを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図13】同上に用いるジョイントボックスにおけるスペーサを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図14】同上に用いるジョイントボックスのコネクタ部にプラグを結合した状態を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。
【図15】同上に用いるプラグのハウジングにおけるボディを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のA−A断面図、(h)は(a)はC−C断面図、(i)は(a)のB−B断面図である。
【図16】同上に用いるプラグのハウジングにおけるカバーを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のA−A断面図である。
【図17】同上に用いるプラグにおける一方の接触子付きの端子板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図18】同上に用いるプラグにおける他方の接触子付きの端子板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図19】同上に用いるプラグにおける一方の端子板を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は正面図、(d)は左側面図である。
【図20】同上に用いるプラグにおける他方の端子板を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は正面図、(d)は左側面図である。
【図21】同上に用いるプラグにおける接触子を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図22】同上に用いるプラグにおける解除釦を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は下面図、(d)は正面図である。
【図23】同上に用いるプラグにおけるロック体を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図24】同上に用いるプラグにおけるロック体の正面図である。
【図25】同上に用いるジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する平面図である。
【図26】同上に用いるジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する断面図である。
【図27】同上に用いるジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する断面図である。
【図28】同上に用いる保持枠の説明図である。
【図29】同上の要部説明図である。
【図30】同上に用いる保持枠を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は背面図、(f)は(a)のB−B断面図である。
【図31】同上に用いるブラケットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図32】同上のジョイントボックスの使用形態を説明する平面図である。
【図33】同上の要部説明図である。
【図34】同上の要部説明図である。
【図35】同上の要部説明図である。
【図36】同上の要部説明図である。
【図37】同上に用いるジョイントボックスを重ねて結合した状態の正面図である。
【図38】同上に用いるジョイントボックスを重ねて結合した状態の側面図である。
【図39】同上の参考例の説明図である。
【図40】同上の参考例の説明図である。
【図41】同上の参考例の説明図である。
【図42】同上の参考例の説明図である。
【図43】同上の参考例の説明図である。
【符号の説明】
1 床材
2a 天井材
2b 二重天井材
3 間仕切壁
6 取付孔
7 取付孔
10 ブラケット
11 基片
12 脚片
14 引掛孔
14a 幅広部
14b 幅狭部
27 吊ボルト
30 ジョイントボックス
30a 器体
34 コネクタ部
39 引掛爪
40 プラグ
40a ハウジング
55 接触子
70 引掛ローゼット
91 コンセント
92 スイッチ
100 保持枠
110 取付枠
L0 配線
L1 配線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a free plan compatible wiring system in which a purchaser can freely determine a floor plan, a position of a wiring device, and the like for each dwelling unit in an apartment house such as an apartment.
[0002]
[Prior art]
In general, the wiring system used in apartments in condominiums such as condominiums is connected to power lines, telephones, intercoms, TV devices, etc. Most of the wires such as communication lines are laid in double ceilings or partition walls.
[0003]
Here, this type of wiring system is connected to wiring connected to a joint box placed behind the ceiling and embedded wiring equipment (for example, a switch, an outlet, etc.) embedded in a partition wall. In some cases, a connector device for connecting the formed wiring is provided on the back of the ceiling near the end on the ceiling side of the partition wall (see, for example, Patent Document 1). In addition, according to the extension | regulation specification which an electric power company prescribes | regulates, and an electrical equipment technical standard, it is necessary to provide an inspection window in the vicinity of the above joint boxes.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-32417 (FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent newly built condominiums and the like, there are an increasing number of free plan-compatible ones that allow the purchaser to freely select a floor plan and specifications / equipment for each unit.
[0006]
However, in the wiring system described in
[0007]
The present invention has been made in view of the above reasons, and its purpose is to provide a free plan compatible wiring system capable of shortening the construction period in a free plan compatible condominium that can freely select a floor plan, specifications, facilities, etc. for each dwelling unit. It is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a partition wall is arranged at a desired position in the dwelling unit, and a joint box having a plurality of connection portions to which wiring can be connected is used as a core of preceding wiring for each living room partitioned by the partition wall. Arranged in the space between the ceiling material and the double ceiling material below the ceiling material, wiring equipment connected to the core joint box for each living room via wiring is arranged at the desired position on the partition wall It is characterized by being provided.
[0009]
According to the present invention, in a free plan-compatible condominium where the floor plan, specifications and facilities can be freely selected for each dwelling unit, the wiring design and wiring work can be standardized regardless of the size of the living room and the position of the wiring equipment.・ The construction period can be shortened.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the joint box is disposed above the attachment hole for the hooked rosette perforated in the double ceiling material, and is in the projection plane above the attachment hole. It is characterized by being formed in a size that fits in
[0011]
According to this invention, since the attachment hole for the hook rosette can be used as an inspection window, it is possible to prevent the appearance of the room from being damaged as compared with the case where an inspection window is separately provided.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the joint box includes an internal power supply connecting portion, a switch connecting portion, and an outlet connecting portion as the connecting portion. A circuit is formed.
[0013]
According to this invention, a switch, an outlet, etc. can be wired together as the wiring device to the joint box.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 2, the free plan-compatible wiring system of the present embodiment has a plurality of
[0015]
In designing the free plan compatible wiring system of the present embodiment, first, the
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
In the
[0019]
The two
[0020]
In addition, the
[0021]
The above-described
[0022]
Further, in the
[0023]
Each of the
[0024]
In addition, an electric wire insertion hole 48 (see FIGS. 26 and 27) is formed in a portion corresponding to each locking
[0025]
By the way, the
[0026]
The
[0027]
On the other hand, when releasing the coupled state of the
[0028]
By the way, the above-mentioned partition wall is formed by interposing a rectangular frame-shaped frame between, for example, two rectangular plate-shaped panel plates, and is formed between both panel plates and the frame. An internal space is used as a wiring space, and an upper end portion is provided with a wire introduction opening (not shown) for hanging an electric wire wired on the back of the ceiling to the internal space. Further, the
[0029]
As a method of attaching the mounting frame for the embedded wiring apparatus to the mounting hole, conventionally, a method using a so-called clip metal fitting or wood screw, a method using a switch box, and the like are known. 29, the holding
[0030]
The attachment frame 110 has a
[0031]
Further, as shown in FIG. 29, a synthetic resin
[0032]
Further, the holding
[0033]
By the way, in order to attach the holding
[0034]
Therefore, when the above-described
[0035]
By the way, the
[0036]
On the other hand, on the lower surface of the
[0037]
The
[0038]
Further, the
[0039]
Further, receiving
[0040]
By the way, on the upper wall of the
[0041]
In the free plan compatible wiring system of the present embodiment described above, the
[0042]
In the free plan compatible wiring system of the present embodiment, the
[0043]
【The invention's effect】
In the invention of
[0044]
In the invention of claim 2, since the attachment hole for the hook rosette can be used as an inspection window, it is possible to prevent the appearance of the room from being damaged as compared with the case where an inspection window is separately provided. There is.
[0045]
In the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a main part of a free plan compatible wiring system according to an embodiment;
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the above.
FIG. 3 is an explanatory diagram of the design procedure of the above.
FIG. 4 is a perspective view of a joint box used in the above.
FIG. 5 shows the body of the joint box used in the above, (a) is a plan view, (b) is a rear view, (c) is a left side view, (d) is a right side view, and (e) is a front view. (F) is a bottom view and (g) is a sectional view of (a).
FIG. 6 is an explanatory diagram of a joint box and a plug used in the above.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a main part of the above.
FIG. 8 is an explanatory view of the main part of the above.
FIGS. 9A and 9B show the body of the joint box used in the above, wherein FIG. 9A is a plan view, FIG. 9B is a rear view, FIG. 9C is a left side view, and FIG. 9D is a right side view; Is a bottom view, and (f) is a front view.
10A and 10B show the body of the joint box used in the above, wherein FIG. 10A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 9A, and FIG. (c) is CC sectional drawing of Fig.9 (a).
11A and 11B show a cover of the joint box used in the above, wherein FIG. 11A is a plan view, FIG. 11B is a rear view, FIG. 11C is a left side view, FIG. 11D is a right side view, and FIG. Is a bottom view, (f) is a front view, (g) is a BB sectional view of (a), and (h) is an AA sectional view of (a).
FIG. 12 shows a terminal block in the joint box used in the above, (a) is a plan view, (b) is a front view, and (c) is a right side view.
13A and 13B show a spacer in a joint box used in the above, wherein FIG. 13A is a plan view and FIG. 13B is a front view.
14A and 14B show a state in which a plug is coupled to the connector portion of the joint box used in the above, wherein FIG. 14A is a plan view, FIG. 14B is a rear view, FIG. 14C is a left side view, and FIG. (E) is a front view.
FIGS. 15A and 15B show a body of a plug housing used in the above, wherein FIG. 15A is a plan view, FIG. 15B is a rear view, FIG. 15C is a left side view, FIG. 15D is a right side view, and FIG. (F) is a front view, (g) is an AA sectional view of (a), (h) is an (A) sectional view of CC, (i) is an BB sectional view of (a). It is.
FIGS. 16A and 16B show a cover in the housing of the plug used in the above, wherein FIG. 16A is a plan view, FIG. 16B is a rear view, FIG. 16C is a left side view, FIG. (F) is a front view, (g) is AA sectional drawing of (a).
FIGS. 17A and 17B show a terminal plate with one contact in the plug used in the above, wherein FIG. 17A is a plan view and FIG. 17B is a front view.
18A and 18B show a terminal plate with the other contact in the plug used in the above, wherein FIG. 18A is a plan view and FIG. 18B is a front view.
FIG. 19 shows one terminal plate of the plug used in the above, (a) is a plan view, (b) is a rear view, (c) is a front view, and (d) is a left side view.
FIG. 20 shows the other terminal plate of the plug used in the above, (a) is a plan view, (b) is a rear view, (c) is a front view, and (d) is a left side view.
FIG. 21 shows a contact in the plug used in the above, (a) is a plan view, (b) is a front view, and (c) is a left side view.
22A and 22B show a release button in the plug used in the above, wherein FIG. 22A is a plan view, FIG. 22B is a right side view, FIG. 22C is a bottom view, and FIG.
FIGS. 23A and 23B show a lock body in the plug used in the above, wherein FIG. 23A is a plan view, FIG. 23B is a right side view, and FIG. 23C is a bottom view.
FIG. 24 is a front view of a lock body in the plug used in the above.
FIG. 25 is a plan view for explaining the main parts of the joint box and plug used in the above.
FIG. 26 is a cross-sectional view illustrating the main parts of the joint box and plug used in the above.
FIG. 27 is a cross-sectional view illustrating the main parts of the joint box and plug used in the above.
FIG. 28 is an explanatory diagram of a holding frame used in the above.
FIG. 29 is an explanatory diagram of relevant parts of the same.
30A and 30B show a holding frame used for the above, wherein FIG. 30A is a front view, FIG. 30B is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. ) Is a rear view, and (f) is a BB cross-sectional view of (a).
FIG. 31 shows a bracket used in the above, (a) is a plan view, (b) is a front view, and (c) is a left side view.
FIG. 32 is a plan view for explaining how to use the joint box.
FIG. 33 is an explanatory diagram of relevant parts of the same.
FIG. 34 is an explanatory diagram of relevant parts of the same.
FIG. 35 is an explanatory diagram of relevant parts of the same.
FIG. 36 is an explanatory diagram of relevant parts of the same.
FIG. 37 is a front view showing a state in which the joint boxes used in the above are overlapped and coupled.
FIG. 38 is a side view showing a state in which the joint boxes used in the above are overlapped and coupled.
FIG. 39 is an explanatory diagram of the reference example.
FIG. 40 is an explanatory diagram of the reference example.
FIG. 41 is an explanatory diagram of the reference example.
FIG. 42 is an explanatory diagram of the reference example.
FIG. 43 is an explanatory diagram of the reference example.
[Explanation of symbols]
1 Flooring
2a Ceiling material
2b Double ceiling material
3 partition wall
6 Mounting hole
7 Mounting hole
10 Bracket
11 base pieces
12 leg pieces
14 Catch hole
14a Wide part
14b Narrow part
27 Hanging bolt
30 Joint box
30a body
34 Connector section
39 Claw claw
40 plugs
40a housing
55 Contact
70 hook rosette
91 outlet
92 switches
100 Holding frame
110 Mounting frame
L0 wiring
L1 wiring
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155719A JP4232540B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Free plan compatible wiring system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155719A JP4232540B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Free plan compatible wiring system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004357483A true JP2004357483A (en) | 2004-12-16 |
JP4232540B2 JP4232540B2 (en) | 2009-03-04 |
Family
ID=34050027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003155719A Expired - Fee Related JP4232540B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Free plan compatible wiring system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4232540B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016122607A (en) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 清水建設株式会社 | Lighting wiring module and lighting wiring construction method |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155719A patent/JP4232540B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016122607A (en) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 清水建設株式会社 | Lighting wiring module and lighting wiring construction method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4232540B2 (en) | 2009-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9660401B2 (en) | Suspended ceiling grid adapter | |
US6722918B2 (en) | Rail electrical connector system | |
EP2845278B1 (en) | Electrical fittings with integral cover plate and method of use thereof | |
JP6395551B2 (en) | Bus duct branching device and bus duct branching structure | |
JP4232540B2 (en) | Free plan compatible wiring system | |
JP2012228097A (en) | Floor wiring device | |
JP4206829B2 (en) | Free plan compatible joint box | |
JP2011097762A (en) | Plug-in fitting | |
KR20070031592A (en) | The floor distributing wires box | |
JP3363326B2 (en) | Partition wiring system | |
JP5038967B2 (en) | Electrical equipment | |
CN111566408A (en) | DC light-emitting device for pipeline guide rail | |
JP4356391B2 (en) | Joint box | |
JP3291094B2 (en) | Appliance terminal block | |
JP3141338U (en) | Distribution equipment for lighting equipment | |
JPH11243628A (en) | Network line concentrator | |
JP3179811B2 (en) | Indoor wiring system | |
JPH0529027A (en) | Harness connector | |
JP5320485B2 (en) | Electrical equipment | |
GB2552971A (en) | Electrical connection apparatus and making wiring connections thereto | |
JP2018137181A (en) | Light source unit and light fitting | |
JPS63236207A (en) | Lighting system with ceiling lamp | |
JPH05205797A (en) | Electric apparatus | |
JP2004208380A (en) | Wiring system for wall panel | |
JPS60165067A (en) | Terminal base |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4232540 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |