JP2004355295A - Business risk countermeasure support system and method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務に係る設備・作業上のリスク対策支援システムに係り、特に業務担当者の端末からの入力に応じて、リスク評価点を得ることができるリスク対策支援システムおよびリスク対策支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2002−24481号公報
【特許文献2】特開2001−331640号公報
1999年、厚生労働省は、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS:Occupational Health and Safety Management System)の指針を告示した。OHSMSは環境マネジメントシステムと同様に、計画(Plan)−実施・運用(Do)−点検・是正(Check)−見直し(Action)の順に、いわゆるPDCAサイクルに則り実施される。計画時にリスク評価が実施され、このサイクルが繰り返されることによって、リスクが継続的に低減される仕組みになっている。民間企業によるOHSMS導入の動きは顕著であり、当該企業においては業務上の設備・作業に関するリスク評価及びリスク管理が求められる。
【0003】
リスク評価の具体的な実施方法は前記指針には明確に定められていないが、OHSMS審査機関の推奨する標準的な方法として、評価対象となる業務を工程に分け、工程毎にリスクによる危害を想定し、危害の重大性と発生可能性の両面からリスクを定性的、定量的に評価するものが知られている。この方法に基づくシステムとして、災害リスク評価システムに関する特許文献1、あるいはリスク評価システムに関する特許文献2等がある。
【0004】
前記特許文献1は、地域の災害リスクが定量的に評価されるシステムで、災害発生時のリスクを統一基準によりランク付けして、地震動リスク液状化発生リスクなどの複数の項目わけておこなうことが記載されている。また、前記特許文献2は、ユーザ認証をおこなった上で、項目に対しての入力情報に対応する評価点を出力するシステムについて記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術において、前記PDCAサイクルに則りリスク評価が繰り返されても、複数の評価結果はドキュメントとして散在しており、体系化・システム化されていないのが現状である。また、リスク管理という観点からは、一般に体系化・システム化されておらず、業務担当者が独自にドキュメントを管理しているのが現状である。
【0006】
このようにリスク管理は、体系化されていないため、管理効率は悪く、管理情報に漏れの生ずる可能性がある。また、リスクの経時的な推移状況を知りたい場合、繰返し実施された複数のリスク再評価結果が、体系化・システム化されていないため、利用効率が悪い、などの問題がある。
【0007】
本発明の目的は、業務上の設備・作業に即応したリスク管理情報、およびリスクの経時的な推移状況などを容易に知ることができるリスク対策支援システムおよび方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段により達成することができる。
【0009】
業務担当側には予め定められた業務名に係る業務リスク評価の入力/出力おこなうリスク入力情報端末装置を有し、通信手段を介して業務リスク対策側のサーバ端末装置に接続され、前記サーバ端末装置は前記リスク入力された情報に基づいてリスク評価点を算出して前記業務担当側の情報端末装置に出力する業務リスク対策支援システムであって、前記リスク入力された設備の使用頻度と前記設備の安全対策項目に対する重みの平均値との積を求める第1の積演算手段と、前記積算値を設備の数だけ加算する第1の加算手段と、前記設備に対応して設けられている重要性を表す係数を加算する第2の加算手段と、前記第1の加算手段の出力と前記第2の加算手段の出力との積を求める第2の積演算手段と、を有し、前記第2の積演算手段により演算された値をリスク入力された設備のリスク評価点として前記業務担当側の情報端末装置に伝送することにある。
【0010】
また、前記リスク入力において、評価点演算の経過時を特定して入力あるいは前記リスク評価点出力の要求を続けて複数回繰り返したとき、前記リスク対策者側のサーバはその特定された経過時点あるいは前記複数回繰り返し入力時に対応するリスク評価点を経時的推移出力として前記業務担当者の情報端末に伝送することにある。また、前記業務対策者側のサーバから前記業務担当者側端末装置への情報には、前記設備の改善内容に対応する前記改善期間と前記改善費用を含む情報であること。
【0011】
また、業務担当側には予め定められた業務名に係る業務リスク評価の入力/出力おこなうリスク入力情報端末装置を有し、通信手段を介して業務リスク対策側のサーバ端末装置に接続され、前記サーバ端末装置は前記リスク入力された情報に基づいてリスク評価点を算出して前記業務担当側の情報端末装置に出力する業務リスク対策支援システムであって、前記リスク入力された業務工程を構成する設備自体のリスク評価点と対応する使用頻度評価点と安全対策のリスク平均評価点の積を求める演算手段と、前記演算結果を前記業務工程を構成する設備数に応じて加算する手段とを有し、前記加算された値を前記業務工程のリスク評価値として前記業務担当側の情報端末装置に伝送することにある。
【0012】
また、前記リスク入力された業務工程を構成する設備・作業の種類および作業頻度および安全対策の組み合わせに対応してあらかじめ求めたリスク評価点テーブルを有し、前記評価点テーブルから該当する評価点を前記業務担当側の情報端末装置に伝送することにある。
【0013】
また、業務担当側は端末装置により予め定められた業務名に係るリスク評価点の要求を前記端末装置にから通信手段を介して入力し、通信手段を介して接続されている業務リスク対策側のサーバ端末装置では前記リスク入力された情報に基づいてリスク評価点を算出して前記業務担当側の情報端末装置に出力する業務リスク対策支援方法であって、前記リスク入力された設備の使用頻度と前記設備の安全対策項目に対する重みの平均値との第1の積を求め、前記求められた第1の積を設備の数だけ加算して第1加算値を求め、前記設備に対応して設けられている重要性を表す係数を加算して第2の加算値を求め、前記第2の加算値と前記第1の加算値との第2の積を演算し、前記第2の積の値をリスク入力された設備のリスク評価点として前記業務担当側の情報端末装置に伝送することにある。また、前記リスク入力時に評価点演算時を特定して入力あるいは前記特定入力時のリスク評価点の要求を複数回繰返し、前記リスク対策者側のサーバは前記特定時のリスク評価点あるいは繰り返し入力された時点の前記リスク評価点を経時的推移データとして前記通信手段を介して前記業務担当者の情報端末に伝送すること。また、リスク入力に対応した事故事例あるいは改善内容を、前記通信手段を介して前記業務担当者の情報端末に伝送することにある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な一実施例である業務リスク対策支援システムおよびその方法を、図面を用いて以下に説明する。本実施例の業務リスク対策支援は、図1に示す業務リスク対策支援システムを用いて行われる。この支援システムは、情報通信手段の一つであるインターネット40等を利用し、このインターネット40に、業務担当者の情報端末42、業務リスク対策者のサーバ44、設備・機器に関する機器製造メーカの情報端末48あるいは設備の廃棄・改造・新設等を担う工事業者の情報端末50が接続されている。そして、業務担当者の情報端末42から業務に係る設備・作業・作業頻度等を入力し、業務リスク対策者のサーバ44からのリスク評価点を得るシステムである。業務リスク対策者のサーバ44では、必要に応じて製造機器メーカの情報端末48あるいは工事業者の情報端末50を利用して、さらに具体的な情報を業務担当者に提供するシステムを構成している。また、サーバには端末装置46を有している。
【0015】
前記業務担当者側(端末42)と業務リスク対策者のサーバ(端末44)との情報伝達について、全体の流れを図2により説明する。業務担当者は、業務に係る設備とその作業、作業頻度、安全対策などを端末42からステップ10に示したように入力し、インターネット40を介してサーバ44に伝送する。その入力あるいはサーバ44からの回答は、GUI(Graphical User Interface)により、一般的には予め定められた様式にしたがって入力、または出力される。サーバ44側ではGUIにより入力された情報に対応して、リスク評価点の算出(ステップ12)、関連事故事例抽出(ステップ14)、改善内容抽出(ステップ16)、改善期間と費用の抽出(ステップ18)などをおこない、そしてこれらをステップ20において業務担当者の端末42に回答として伝送される。
【0016】
これを受けた業務担当者側では、リスク再評価を依頼するかどうかを判断し(ステップ22)、必要である場合には、設備、作業、作業頻度、安全対策等をGUIにより再度入力し(ステップ24)、業務リスク対策者のサーバ(44)に再送する。サーバ44では前記と同様にリスク評価点算出(ステップ26)、事故事例抽出(ステップ28)、改善内容抽出(ステップ30)、改善期間と費用の抽出(ステップ32)し、そしてリスク評価結果の経時的推移を評価して(ステップ34)、これらをまとめてステップ36により、業務担当者の端末42に回答する。
ここでいう経時的推移は、リスク評価点の経時的な推移をみるものであって、異なる日時等における入力がなされる。多くは過去の評価結果データであって、過去の日時などを指定することになる。また、予測されるリスク評価点を含めて、経時的推移をみる場合であってもよい(例を後で示す)。そしてステップ22で再評価の依頼がなければこれで処理は終了することになる。個々の実施例については後述する。
【0017】
業務リスク対策者のサーバ内のおおまかな構成を、図3に示す。サーバ44は、大きく分けて、インターフェイス部60、記憶部62、処理部64から構成される。インターフェイス部60はウェブサーバの機能を果たす。図3において、業務担当者は、情報端末42からブラウザを起動し、インターネット等の通信手段を利用して業務リスク対策者のサーバ44にアクセスする。端末装置からのアクセスに応じてサーバ44はインターフェイス部60において情報端末42に入力GUI画面を提供し、情報端末42に業務リスク入力用のGUI画面が表示される。業務担当者はこのGUI画面にしたがって入力すればよい。記憶部62はデータベースサーバの機能を果たす。また、業務担当者の情報端末からインターフェイス部60を介して入力されたデータは入出力DB66に格納される。
【0018】
また、記憶部62のうち、入出力DB(データベース)66は、入力データおよび処理部64で処理された出力データの格納、さらに、事故事例のDB68、および改善内容のDB70を保有している。また、処理部64は計算サーバの機能を果たす。記憶部62に格納された入力データを評価し、出力データを作成して記憶部62(入出力DB66、事故事例DB68、改善内容DB70)に格納する。入力データには、業務名、業務工程、設備・作業内容、作業頻度、安全対策・対策度合等がある。出力データには、業務リスクの評価点、事故事例、改善内容・期間・費用等がある。処理部64では、入力データに基づいて処理され、GUIによる出力データが構成される。
【0019】
サーバ44は、インターフェイス部60を介して取得した入力データを記憶部62に転送し、記憶部62の入出力DB66に格納する。格納された入力データは処理部64に転送される。処理部64において、設備・作業内容、作業頻度、安全対策・対策度合の入力データに応じて、リスク評価点を算出、事故事例を抽出、改善内容・期間・費用を抽出する。事故事例は、記憶部62の事故事例DBを参照して取得する。改善内容・期間・費用は、記憶部62の改善内容DB70を参照して取得する。
【0020】
改善内容に応じて、業務リスク対策者は、サーバ44に接続された情報端末46から設備・機器に関する機器製造メーカの情報端末48、及び設備の廃棄・改造・新設等を担う工事業者の情報端末50に改善内容を送信し、改善期間・費用の見積もりを依頼することもできる。機器メーカ及び工事業者は、見積もり依頼を受け、改善期間・費用を算定し、各々機器メーカの情報端末48及び工事業者の情報端末50から業務リスク対策者の情報端末46宛に算定した改善期間・費用を送信する。設備・作業内容、作業頻度、安全対策・対策度合の入力データに応じて、処理部64において処理・抽出されたリスク評価点、事故事例、改善内容・期間・費用の出力データは、記憶部62の入出力DB66に転送され、入力データに対応する形で格納される。入出力DB66に格納された出力データは、業務担当者の情報端末からサーバへのアクセスに応じて、インターフェイス部60に転送される。これにより、業務リスク対策者は、情報端末46におけるGUI画面を介して、出力データを確認することができる。
【0021】
業務担当者は、業務リスク対策者からの出力情報、すなわち、リスク評価点、事故事例、改善内容・期間・費用を参考に、一般に、当該事業所ないし当該部署において改善対策を行う。業務担当者は、改善対策後直ちに、あるいは設備に老朽化の生じる時期等を見計らって、リスク再評価をリスク業務対策者に依頼することができる。リスク再評価の処理方法は、前述したリスク評価方法に準拠する。すなわち、業務担当者の情報端末42による設備・作業・対策内容のリスク入力に応じて、業務リスク対策者のサーバ44はリスク評価点、事故事例、改善内容・期間・費用の出力をする。業務担当者の情報端末42と業務リスク対策者のサーバ44で行われるリスク入力及び評価は、例えば定期リスク評価などの形で、繰返し実行可能である。
この繰り返しは、安全対策後の状況、あるいは予め定めた時間経過後、などがある。
【0022】
リスク評価が繰返し実行された場合、リスク評価毎に入出力データがサーバ44の記憶部62の入出力データベース66に格納される。入出力データベース66には、同一業務名ないし同一業務工程名のもとに、複数の(リスク評価回数分の)時系列出力データが格納されることになる。この時系列入出力データは、業務担当者の情報端末42からサーバ44へのアクセスに応じて、インターフェイス部60に転送される。これにより、業務担当者は、情報端末42上のGUI画面を介して、リスク評価の時系列入出力データを確認する。
【0023】
リスク評価の時系列出力データのGUI画面例は後で示す(図8)。横軸がリスク評価年月日、縦軸がリスク評価点で構成されるグラフ上で、各業務工程及び全工程に関するリスク評価結果の経時的推移が表示される。これにより、業務担当者は、現在の業務上のリスクを過去のリスクと照らし合わせて定量的に把握でき、今後のリスクの動向を予測することができる。
【0024】
ここで、入力GUIについて図4,5により説明する。この場合、これらの全ての組み合わせは、図4に示すような業務名、業務工程、設備・作業、作業頻度、安全対策、対策度合で構成された階層構成の木構造で表現される。木において、業務名をA1とすると、それに伴う業務工程(各業務名に対し一般に複数)をB1〜Biで表している。また同様に、設備・作業(各業務工程に対し一般に複数種)についいてもC1〜C0、作業頻度(各の設備・作業に対し一つ)についてはD1〜D0、安全対策(各設備・作業に対し一般に複数種)についてはE1〜Et、対策度合(各安全対策に対し一般に複数種)についてはF1〜Fwで表している。
【0025】
ここで具体的にGUIを用いてリスク入力を行う場合は、図5に示すように例えば業務内容入力画面80において、80aに示すように業務名を入力することになる。図4の例でいえばA1を入力する。これに対応して業務工程が用意されていて、図5ではそのうちのi番目の業務工程80b(Bi)を選択した場合を示している。設備・作業入力画面82(Ck)では予め用意されている設備・作業のうち、電力は50−KW以上使用する(82a)、レーザはクラス3B、4(82b)であり、そのうち82bをクリックするとその作業頻度、安全対策の入力画面84が表示される。そして図5の84(Dk)では84aを選択して、教育に関する項目が表示84b(Ep)された例を示している。ここでレーザに関する取扱教育が済んでいれば「教育済」を選択する。このようにGUIを用いてリスク入力が行なわれる。
【0026】
図4に示したように、これらの階層構成により有機的に結合していることがわかる。リスク入力により選択された内容は、図4における太線で示したように、(木における)部分木として一意に表現できる。このような部分木の特徴として、一つの業務名が選択され、この業務名の子である業務工程の全てが表示されその中から業務工程が選択されると各業務工程の子である設備・作業の一部が選択され、選択された各設備・作業の子である作業頻度の全てが表示されその中から選択され、選択された各作業頻度の子である安全対策の全てが表示されその中から選択され、選択された各安全対策の子である対策度合の一部が選択される。これが一般的な方法である。
実際にはこれらの全ての部分木に対し、予め評価点を対応づけたテーブルを用意しておくので、入力内容に応じてテーブルを参照し、一意にリスク総合評価点を算出(付与)することができる。図6では評価点Reを、図4において太線で示された部分木に対応して用意されているリスク評価点Reを示している。業務名A1に対してリスク入力された分の、それぞれのリスク評価について、Reb〜Remで表わした。
【0027】
次に、入出力データ、処理内容の詳細について説明する。入力データ(業務名、業務工程、設備・作業内容、作業頻度、安全対策・対策度合等)の互いの関連付けとリスク評価点について、図4、図5、図6、図7を用いて以下に説明する。業務担当者は図5に示すような入力GUI画面を介して業務名、業務工程、設備・作業内容、安全対策・対策度合等を入力する。これら入力データの互いの関連付けを図4に示す。一つの業務は、一般に複数の業務工程からなる。業務工程は、一般に、定常作業、非定常作業、緊急時の作業に大別できる。一例として、試料測定が業務の場合、試料準備−装置準備−測定−試験終了−装置解体−試料解体−試料評価など複数の定常作業の業務工程が考えられる。非定常作業の業務工程として、試料測定やカメラレンズの清掃などが考えられる。一つの業務工程は、一般に複数の設備・作業を伴う。設備・作業の例として、図5に示すように、ボイラ、高圧ガス、特化物、有機溶剤、レーザ、高速回転体、高所作業、プレス作業などがある。
【0028】
ガスの分野では、第二種圧力容器よりも第一種圧力容器の方がリスクは高いとし、化学薬品の分野では、取扱量や濃度が高いほどリスクも高い、とする。電気の分野では、電気容量、電流、電圧の高いほどリスクも高く、レーザの分野では、クラス1、2よりもクラス3B、4の方がリスクは高いと考えられる。このように、設備・作業は、その種類に応じてリスクの高低を定めることができる。入力された設備・作業のリスクが高いほど、サーバの処理部64で高いリスク評価点を算出する。
【0029】
各設備・作業は、その作業頻度を伴う。作業頻度が月一、週一、毎日の順に設備・作業に伴う危害発生の可能性は高まる。入力された作業頻度が高いほど、サーバの処理部64で高いリスク評価点を算出する。各設備・作業は、一般に複数の安全対策を要求する。安全対策には遵法、社・署内規則に基づくもの、規則ではないが対策することでより高い安全性が確保できるものなどがある。レーザ設備に対して、例えば、危険表示、保護眼鏡着用、点検、取扱教育実施などの対策が考えられる。入力された安全対策の度合が低いほど、サーバの処理部64で高いリスク評価点を算出する。
【0030】
各業務工程のリスク評価点の算出方法について、具体例を以下に説明する。第1の例では、リスク評価点を、図7に示すように、リスクの重大性と可能性の観点に立ち、各々設備・作業の種類と作業頻度・安全対策の度合の両面から算出する。全ての設備・作業の種類に対し予め評価点を対応づけたテーブルを用意する。各業務工程で入力された全ての設備・作業の種類について、テーブルが参照され、対応する評価点の総和が算出される。設備・作業の種類の数が多い業務工程、また、リスクの高い設備・作業の種類を含む業務工程であるほど、総合評価点は高くなる。
【0031】
同様に、全ての作業頻度、及び全ての安全対策の種類・度合に対しても、予め評価点を対応づけたテーブルを用意する。各設備・作業で入力された作業頻度について、テーブルが参照され、対応する評価点が算出される。各設備・作業で入力された全ての安全対策の度合について、テーブルが参照され、対応する評価点の(安全対策の種類の数に関する)平均値が算出される。各設備・作業について、作業頻度の評価点と安全対策の度合の評価点は積算され、設備・作業の作業頻度・安全対策に関する評価点として算出される。
【0032】
各業務工程の作業頻度・安全対策に関する評価点は、その工程に伴う全ての設備・作業の作業頻度・安全対策に関する評価点の総和、またはその平均値として算出される。以上により、各業務工程に関する設備・作業リスク評価点及び作業頻度・安全対策リスク評価点が算出された。この二つの評価点を積算することにより、各業務工程に関するリスク総合評価点が算出される。その例を図9に示す。図9の(A)は選択された業務名業務工程に対して設備(あるいは作業)がn個から構成されている場合である。例えば設備1についてその使用頻度がf1であり、個の設備に対する安全対策項目の重みの平均値が図9の(B)に示すようにwt1である場合を示している。頻度は、図9の(C)に示すように1回/年、1回/月、1回/日、によってそれぞれfy、fm、fdなどのように定められている。もちろんこれは固定ではなく、状況によって設定変更されるものである。
【0033】
いま、図9において設備がn個の業務であるとすると、リスク評価点Reは、安全対策項目の重みの平均値(wt1〜wtn)と頻度(f1〜fn)の積、すなわち、
のように(1)式で表わすことができる。(1)式は図7におけるリスク総合評価点に対応する。いま前記(1)式が、図7におけるi番目の工程についてのリスク評価点、すなわち、リスク総合評価点Piとすると、(1)式の前半は図7における作業頻度・安全対策リスク評価点(リスク可能性)Pi、2に、前記(1)式の後半は図7における設備作業リスク評価点(リスク重大性)Pi,1に対応する。そしてリスク総合評価点Piは
Pi=(Pi,1)×(Pi、2)………(2)
として表わすことができる。この例では、各業務工程でリスク総合評価点の算出にあたり、リスクの重大性、可能性を考慮して、予め設備・作業リスク評価点および作業頻度・安全対策リスク評価点を個々に算出している場合である。
【0034】
また、92は工程iに関係した過去の事故を示している。ここでリスク1あるいは2、また事例1,2などを業務担当者がクリックするとその内容をGUI画面上で知ることができる。94は改善内容の出力画面であり、改善内容1,2などをクリックすることによってその内容を知ることができる。
【0035】
第2の例として、個々にリスク評価点を求めず、各業務工程のリスク総合評価点を一括して求める方法を以下に示す。各業務工程に伴う各設備・作業に対し、(1)設備・作業自体のリスク評価点と、(2)対応する作業頻度のリスク評価点と、(3)対応する安全対策のリスク評価点(の平均値)、の三つを積算し、各設備・作業のリスク評価点として算出する。(1)の設備(あるいは作業)のリスク評価点を図10の(A)に示す。各業務工程で入力された全ての設備・作業の種類について、設備・作業のリスク評価点を総和し、各業務工程のリスク総合評価点とする。すなわち、図9の(A)により説明すると、図10の(A)に示したように設備1のリスク評価点をh1とすると、h1×f1×wt1の積として設備1によるリスク評価点を表わし、これを設備nまでを加算してリスク総合評価点とするものである。すなわち、(3)式で表わすことができる。
このように前記二つの例は、リスク総合評価点を、設備・作業の種類、作業頻度、安全対策・度合に関する(加算・積算などの)演算により算出する方法であった。
【0036】
第3の例として、設備・作業の種類、作業頻度、安全対策・度合の全ての組み合わせに対し、予め評価点を対応づけたテーブルを用意する方法を以下に示す。この場合、これらの全ての組み合わせは、図4に示すような業務名、業務工程、設備・作業、作業頻度、安全対策、対策度合で構成される木で表現される。木において、業務名、業務工程(各業務名に対し一般に複数)、設備・作業(各業務工程に対し一般に複数種)、作業頻度(各の設備・作業に対し一つ)、安全対策(各設備・作業に対し一般に複数種)、対策度合(各安全対策に対し一般に複数種)が有機的に結合している。
【0037】
入力、選択された内容は、図4における太線あるいは図6に示したように、部分木と(木における)して一意的に表現できる。このような部分木の特徴として、一つの業務名が選択され、この業務名の子である業務工程の全てが選択され、各業務工程の子である設備・作業の(一般的に)一部が選択され、選択された各設備・作業の子である作業頻度の全てが選択され、選択された各作業頻度の子である安全対策の全てが選択され、選択された各安全対策の子である対策度合の(一般的に)一部が選択される。この特徴をもつ全ての部分木に対し、予め評価点を対応づけたテーブルを用意し、入力内容に応じてテーブルを参照し、一意にリスク総合評価点を算出(付与)する。図10の(B)はその一般的な例を示す。前記部分木の全てをT1〜Tmで表し、そのリスク評価点をht1〜htmで表している。部分木は、例えば図6のA1−B1−C1−D1−E1−F1に相当し、これらの全ての部分木を想定して、あらかじめリスク評価点を演算して求めておいて、テーブルの形で保有している場合である。したがって、図6に示したリスク評価点Reを予め記憶しておく場合が、第3の例であるということもできる。この場合は該当する部分木の評価点を検索して読み出すだけなので応答性がよい、という特徴がある。
【0038】
以上、各業務工程のリスク総合評価点を算出する方法を三つの場合について説明した。ここでは、業務全体のリスクを評価する方法について述べる。一般に複数の業務工程からなる業務全体のリスクを評価する方法は、リスクの捉え方により種々考えられる。そのいくつかの方法を以下に説明する。
【0039】
その第1は、業務工程の数が多いほどリスクが増加するという捉え方である。この場合、業務全体のリスク総合評価点は、全ての業務工程のリスク総合評価点を総和して算出する。また、その第2は、業務工程の数を無視する捉え方がある。その場合は、業務工程のリスク総合評価点の(工程に関する)平均値を算出し、業務全体のリスク総合評価点とする方法がある。また、リスク評価の目的として、業務全体の中から有意リスク工程を抽出するという捉え方がある。この場合には、全ての業務工程のリスク総合評価点から最大値を算出し、当該業務工程を有意リスク工程とする。あるいは、予めリスク評価点の閾値を定め、この閾値を越える全ての業務工程を抽出し、有意リスク工程としてもよい。
【0040】
入力GUIの画面について図5を用いて以下に説明する。入力GUI画面は、テキストエリア、ボタン、ラジオボタン、プルダウンメニュー等のコンポーネントを搭載する。コンポーネントの入力操作手順は、前述した図4の木を根から葉の方向にノードを確定していく手続きに対応づけられる。入力操作の完了に従い、部分木が一意に確定される。はじめに業務内容入力画面80があり、この画面に業務名と複数の業務工程名を入力する。コンポーネントはテキストエリアやテキストフィールド等である。各業務工程に対応し、その状態として定常作業、非定常作業、緊急時の作業の入力もできる。コンポーネントはプルダウンメニュー等である。
【0041】
各業務工程に対応するボタンが搭載され、このボタンをクリックすると、設備・作業入力画面82が表示される。設備・作業入力画面82は、異なる業務工程に対しても同一の画面仕様である。この画面には設備・作業の分野、設備・作業スペックに応じた種類の項目が表示される。分野にはガス、化学薬品、電気、レーザ、機械、作業等がある。ガスの分野には、ボイラ、高圧ガス、第一種圧力容器、小型ボイラ、小型圧力容器、第二種圧力容器、可燃性ガス・粉体、毒性ガス、高温・低温設備、酸欠危険設備等の項目がある。化学薬品の分野では、特化物、有機溶剤、危険物(規制値以上のもの)、同規制値の1/5以上のもの、準危険物、毒物、所内届出の必要な有毒物質等の項目がある。電気の分野には、容量50KVA以上、AC600V以上、DC750V以上、容量10KVA以上、AC300V以上、DC350V以上等の項目がある。レーザの分野には、クラス3B、4、クラス3A、クラス1、2等がある。
【0042】
機械の分野には、高速回転体、ロボット等がある。作業には、高所作業、プレス作業、重量物取扱、昼夜連続運転等がある。各項目にはボタン、ラジオボタン等のリンクボタンが付随しており、ボタンをクリックすると作業頻度・安全対策入力画面84が表示される。作業頻度・安全対策入力画面84は、設備・作業の項目が異なれば一般に異なる。この画面には、設備・作業項目に固有の作業頻度と安全対策内容の項目が表示される。各項目には、ボタンやラジオボタン等が付随しており、ボタンをクリックするとプルダウンメニューやリスト等が表示される。作業頻度に付随したボタンをクリックすると、作業頻度の幾つかの候補(3時間以上/日、3時間未満/日、3時間未満/週等)のメニューが表示され、このうち一つの候補が選択できる。各種安全対策内容のボタンをクリックすると、安全対策内容に応じた幾つかの候補(安全対策内容が点検に関するものであれば、点検の頻度等)のメニューが表示され、このうち一つの候補が選択できる。
【0043】
以上、全ての業務工程、設備・作業項目、作業頻度、安全対策を入力することにより、入力作業は完了する。設備・作業入力画面82には設備・作業に関する項目が網羅的に掲載され、作業頻度・安全対策入力画面84には、各設備・作業に固有の安全対策内容が網羅的に掲載されているため、業務に伴う設備・作業のチェック、及び各設備・作業に伴う安全対策のチェックを漏れなくできる利点がある。
【0044】
出力データについて、図4、図7を用いて以下に説明する。出力データには各工程のリスク評価点、事故事例、改善内容・期間・費用がある。リスク評価点については前述したので、ここでの説明は省略する。業務・作業に伴う安全対策が不完全である場合、事故発生の可能性が生じ、改善対策の余地が生じる。改善対策には一般的に期間・費用を要する。一例として、危険源にガードを施す場合、ガード設置の機関・費用を要する。また、センサーの設置やインターロックの二重化などの改善にも期間・費用を要する。安全対策が施されていないほど、事故発生の可能性は高まり、想定される事故の種類も増える。改善対策事項も増え、改善期間は長く、改善費用は増大する。
【0045】
すなわち、事故事例、改善内容・期間・費用は安全対策の度合に依存する。図4に示す木の全ての葉(対策度合)に対し、具体的な事故事例、改善内容・期間・費用を対応させる。事故事例データベース68には種々の事故事例の情報が格納されているが、各事例に対し図4の葉が対応付けられている。同様に、改善内容データベース70には種々の改善内容・期間・費用の情報が格納されているが、各改善内容に対し葉が対応している。入力が完了すると、部分木が一意に決定し、その部分木の各葉に対応付けられた事故事例が事故事例データベースにおいて参照され、抽出される。同様に、その部分木の各葉に対応付けられた改善内容・期間・費用が改善内容データベース70内において参照され、抽出される。図4において各業務工程を根とする部分木には一般的に複数の葉が存在することから、各業務工程に関するリスク入力完了に従い、複数の事故事例、改善内容・期間・費用が抽出され、出力される。
【0046】
出力GUIの画面について図7を用いて以下に説明する。出力GUI画面は、リスト、リンクボタン等のコンポーネントを搭載する。リスク評価出力画面90には業務内容として、図5の業務内容入力画面80で入力した全ての業務工程が表示される。また、各業務内容に関して、前述した方法により算出された設備・作業リスク評価点、作業頻度・安全対策リスク評価点、リスク総合評価点が表示される。さらに、各業務工程に関し、事故事例及び改善内容に関するリンクボタンが付随している。事故事例のボタンをクリックすると事故事例出力画面92が表示される。この画面には、安全対策の不備な点がリスクとして表示され、リスクに関する事故事例がリスト表示される。改善内容のボタンをクリックすると改善内容出力画面94が表示される。この画面には、改善内容、改善期間、改善費用がリスト表示される。
【0047】
また、図2におけるリスク評価結果の経時的推移の出力例を図8に示した。この出力について簡単に説明する。図2のステップ34の詳細を図11に示す。ステップ34aでは、業務担当者の情報端末装置42から、リスク評価結果の経時的推移データ出力の要求があるかどうかをチェックする。要求ありの場合は、定周期評価点による評価点による推移かどうかをステップ34bで判断し、「Y」の場合は過去分の定周期評価データをステップ34Cで抽出する。その過去分の評価テーブルの例を図11の(B)に示す。評価時のなかのTP1〜Tp4は前記の定周期入力(定時入力)を表している。そしてその評価点は、Reb1〜Reb4である。したがって、要求が定周期評価点による経時的推移のデータを要求している場合は、このデータがGUIに抽出表示される。
【0048】
一方、定周期評価点でない場合はステップ34dにより、例えばt2、t6、t8、t9を指定することによって、評価点r2、r6、r8、r9が抽出され、図8に示したように経時的な評価点の推移として表示することができる。図8は、全工程および工程i、工程jについて、現在がY4/M4/D4とすると、過去3回分を含めて表示し、その経時的な傾向をみた例を示している。これは評価点に基づいて対策を施してきた結果、リスク評価点が低下してきていることを表わしている。このように本発明の実施例にとると、リスク管理が体系化されているために、適切な情報を得ることができる特徴がある。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、業務上の設備・作業に即応したリスク管理情報を得ることができるので、業務担当者のリスク評価推進における負担を減らし、かつ漏れのないリスク管理の遂行が可能となる。また、リスクの経時的な推移状況が容易に把握可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である業務リスク対策支援方法における業務リスク対策支援システムの構成図である。
【図2】インターネット等の通信手段を利用して業務担当者の情報端末と業務リスク対策者のサーバの間で行われる業務リスク対策支援方法の手順を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例である業務リスク対策支援システム及びその方法における業務リスク対策者のサーバ内の構成及び動作図である。
【図4】本発明の一実施例である業務リスク対策支援システム及びその方法におけるリスク入力の構成図である。
【図5】本発明の一実施例である業務リスク対策支援システム及びその方法におけるリスク入力GUIの概念図である。
【図6】図4における部分木の展開略図を示す図である。
【図7】本発明の一実施例である業務リスク対策支援システム及びその方法におけるリスク評価出力GUIの概念図である。
【図8】本発明の一実施例である業務リスク対策支援システム及びその方法におけるリスク評価結果に関する経時的推移の出力画面の概念図である。
【図9】リスク評価点の演算を説明するための図である。
【図10】リスク評価点の他の演算を説明するための図である。
【図11】経時的評価点抽出のための処理フロー図の例を示す図である。
【符号の説明】
40;インターネット 42;業務担当者の情報端末 44;業務リスク対策者のサーバ 46;サーバの情報端末 48;機器製造メーカの情報端末 50;工事業者の情報端末 60;インターフェイス部 62;記憶部 64;処理部66;入出力データベース 68;事故事例データベース 70;改善内容データベース 80;業務内容入力画面 82;設備・作業内容入力画面 84;作業頻度・安全対策入力画面 90;リスク評価出力画面 92;事故事例出力画面 94;改善内容出力画面。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a risk countermeasure support system for equipment and work related to a business, and more particularly to a risk countermeasure support system and a risk countermeasure support method capable of obtaining a risk evaluation point in accordance with an input from a terminal of a business person in charge. .
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-24481
[Patent Document 2] JP-A-2001-331640
In 1999, the Ministry of Health, Labor and Welfare announced guidelines for the Occupational Health and Safety Management System (OHSMS). The OHSMS is implemented in accordance with the so-called PDCA cycle in the order of Plan (Plan) -Execution / Operation (Do) -Inspection / Correction (Check) -Review (Action), similarly to the environmental management system. A risk assessment is performed at the time of planning, and this cycle is repeated so that the risk is continuously reduced. The movement of the introduction of OHSMS by private companies is remarkable, and the companies are required to perform risk assessment and risk management for business facilities and operations.
[0003]
Although the specific method of performing risk assessment is not clearly defined in the above guidelines, as a standard method recommended by the OHSMS auditing body, the work to be evaluated is divided into processes, and the risk harm caused by each process is determined. It is known to qualitatively and quantitatively evaluate risks in terms of both the severity and the likelihood of harm assuming. As a system based on this method, there is Patent Literature 1 relating to a disaster risk evaluation system or
[0004]
Patent Literature 1 is a system in which the risk of a disaster in a region is quantitatively evaluated. The risk at the time of the occurrence of the disaster is ranked according to a unified standard, and the risk is divided into a plurality of items such as a ground motion risk and a liquefaction risk. Has been described.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art, even if the risk evaluation is repeated in accordance with the PDCA cycle, a plurality of evaluation results are scattered as documents and are not systematized or systematized. In addition, from the viewpoint of risk management, it is generally not systematized or systematized, and at present, business persons independently manage documents.
[0006]
As described above, since the risk management is not systematized, the management efficiency is low, and there is a possibility that the management information is leaked. Further, when it is desired to know the transition status of risk over time, there is a problem that the efficiency of use is poor because a plurality of re-evaluated results of risk are not systematized or systematized.
[0007]
An object of the present invention is to provide a risk countermeasure support system and a method capable of easily knowing risk management information corresponding to equipment and work in business and a transition state of risk over time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention can be achieved by the following means.
[0009]
The business person in charge has a risk input information terminal device for inputting / outputting a business risk evaluation related to a predetermined business name, and is connected to a server terminal device on the business risk countermeasure side via communication means, The device is a business risk countermeasure support system that calculates a risk evaluation point based on the risk input information and outputs the calculated risk evaluation point to the information terminal device on the side of the business in charge, the usage frequency of the risk input equipment and the equipment A first product calculating means for calculating a product of the weight of the safety measure item with the average value, a first adding means for adding the integrated value by the number of equipment, and an important means provided corresponding to the equipment. A second adding means for adding a coefficient representing the characteristic, and a second product calculating means for obtaining a product of an output of the first adding means and an output of the second adding means. For the product operation means of 2 Ri is to transmit to the information terminal device of the business in charge side the computed value as a risk assessment point of risk input facilities.
[0010]
Further, in the risk input, when a request for the input or the output of the risk evaluation point is continuously repeated a plurality of times by specifying the time when the evaluation point calculation has elapsed, the server on the risk countermeasure side sets the specified time or A risk evaluation point corresponding to the plurality of times of repetitive input is transmitted to the information terminal of the business operator as a temporal transition output. In addition, the information from the server on the business countermeasure side to the terminal device on the business clerk side is information including the improvement period and the improvement cost corresponding to the improvement content of the facility.
[0011]
In addition, the business person in charge has a risk input information terminal device for inputting / outputting a business risk evaluation related to a predetermined business name, and is connected to a server terminal device on the business risk countermeasure side via communication means, The server terminal device is a business risk countermeasure support system that calculates a risk evaluation point based on the information input with the risk and outputs it to the information terminal device of the business person in charge, and constitutes the business process in which the risk is input. There are operation means for calculating the product of the use frequency evaluation point corresponding to the risk evaluation point of the equipment itself and the risk average evaluation point of the safety measure, and means for adding the operation result according to the number of equipment constituting the business process. Then, the added value is transmitted as a risk evaluation value of the business process to the information terminal device on the business charge side.
[0012]
Further, the apparatus has a risk evaluation point table obtained in advance in accordance with a combination of the type of equipment and work constituting the business process and the work frequency and the safety measures constituting the risk-input business process, and a corresponding evaluation point is obtained from the evaluation point table. It is to transmit the information to the information terminal device in charge of the task.
[0013]
In addition, the business person in charge inputs a request for a risk evaluation point relating to a business name predetermined by the terminal device from the terminal device via the communication means, and the business risk countermeasure side connected via the communication means. The server terminal device is a business risk countermeasure support method that calculates a risk evaluation point based on the risk input information and outputs the calculated risk evaluation point to the business terminal information terminal device. A first product of the equipment and the average value of the weights for the safety measure items is obtained, a first added value is obtained by adding the obtained first product by the number of equipment, and a first added value is provided corresponding to the equipment. A second addition value is obtained by adding a coefficient indicating the importance of the second addition value, a second product of the second addition value and the first addition value is calculated, and a value of the second product is calculated. As the risk assessment point of the equipment for which the risk was entered It is to transmit business charge side of the information terminal device. In addition, when the risk input is performed, the evaluation point calculation time is specified and input or the request for the risk evaluation point at the time of the specific input is repeated a plurality of times. And transmitting the risk evaluation point at the time of the transfer to the information terminal of the business person in charge via the communication means as time-dependent transition data. Another object of the present invention is to transmit an accident example or improvement content corresponding to a risk input to the information terminal of the business person in charge via the communication means.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A business risk measure support system and a method thereof according to a preferred embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. The business risk countermeasure support of the present embodiment is performed using the business risk countermeasure support system shown in FIG. This support system uses the Internet 40 or the like, which is one of information communication means. The Internet 40 has
[0015]
The overall flow of information transmission between the business person in charge (terminal 42) and the business risk countermeasure server (terminal 44) will be described with reference to FIG. The worker inputs the equipment related to the work, the work, the work frequency, the safety measures, and the like from the terminal 42 as shown in step 10, and transmits the same to the
[0016]
In response to this, the business person in charge determines whether or not to request a risk reevaluation (step 22), and if necessary, re-inputs equipment, work, work frequency, safety measures, etc. through the GUI ( Step 24), resend to the business risk countermeasure server (44). The
The chronological transition referred to here refers to the chronological transition of the risk evaluation points, and inputs are made at different dates and times. Most are past evaluation result data, in which a past date and time are specified. In addition, a case may be considered in which a temporal transition is observed including a predicted risk evaluation point (an example will be described later). Then, if there is no request for re-evaluation in
[0017]
FIG. 3 shows a rough configuration in the server of the business risk countermeasure. The
[0018]
In the storage unit 62, an input / output DB (database) 66 stores input data and output data processed by the
[0019]
The
[0020]
Depending on the content of the improvement, the business risk countermeasure can be changed from the
[0021]
The operation staff generally takes improvement measures at the business site or the relevant department with reference to the output information from the business risk countermeasures, that is, the risk evaluation points, accident cases, details of the improvement, the period, and the cost. The business operator can request the risk business countermeasure to perform a risk re-evaluation immediately after the improvement measures or in anticipation of the time when the facilities are deteriorated. The processing method of the risk reevaluation conforms to the risk evaluation method described above. That is, in response to the risk input of the equipment, work, and countermeasure contents by the
This repetition includes a situation after a safety measure or a lapse of a predetermined time.
[0022]
When the risk evaluation is repeatedly executed, the input / output data is stored in the input /
[0023]
An example of a GUI screen of the time series output data of the risk evaluation will be described later (FIG. 8). On a graph in which the horizontal axis is the risk evaluation date and the vertical axis is the risk evaluation points, the time course of the risk evaluation results for each business process and all processes is displayed. As a result, the business operator can quantitatively grasp the current business risk by comparing it with the past risk, and can predict the future risk trend.
[0024]
Here, the input GUI will be described with reference to FIGS. In this case, all of these combinations are represented by a tree structure having a hierarchical structure including the business name, business process, equipment / work, work frequency, safety measures, and measure degree as shown in FIG. In the tree, assuming that the business name is A1, business processes (generally a plurality of business processes) associated with the business name are represented by B1 to Bi. Similarly, for equipment and work (generally plural types for each business process), C1 to C0, work frequency (one for each equipment and work) D1 to D0, and safety measures (for each equipment and work) In contrast, E1 to Et are generally used for a plurality of types, and F1 to Fw are used for the degree of measures (a plurality of types are generally used for each safety measure).
[0025]
Here, when a risk is specifically input using the GUI, a business name is input as shown at 80a on the business
[0026]
As shown in FIG. 4, it can be seen that the layers are organically coupled by these hierarchical structures. The content selected by the risk input can be uniquely expressed as a subtree (in the tree) as shown by the thick line in FIG. As a characteristic of such a subtree, one business name is selected, all of the business processes that are children of this business name are displayed, and when a business process is selected from among them, the equipment / child that is a child of each business process is selected. A part of the work is selected, all of the work frequencies that are children of each selected facility / work are displayed, and all of the safety measures that are children of each selected work frequency are displayed and selected. A part of the measure that is selected from among them and is a child of each of the selected security measures is selected. This is a common method.
Actually, a table in which evaluation points are associated with all of these subtrees is prepared in advance. Therefore, the table is referred to according to the input contents, and the risk comprehensive evaluation point is uniquely calculated (appended). Can be. FIG. 6 shows the evaluation points Re, and the risk evaluation points Re prepared corresponding to the subtrees indicated by the thick lines in FIG. Reb to Rem are shown for each risk evaluation corresponding to the risk input for the task name A1.
[0027]
Next, details of input / output data and processing contents will be described. The following describes the correlation between input data (business name, business process, equipment / work content, work frequency, safety measures / measure degree, etc.) and risk evaluation points, using FIGS. 4, 5, 6, and 7. explain. The business operator inputs the business name, business process, equipment / work content, safety measures / measures, etc. through an input GUI screen as shown in FIG. FIG. 4 shows the association between these input data. One business generally includes a plurality of business processes. Business processes can generally be broadly divided into regular work, irregular work, and emergency work. As an example, when a sample measurement is a business, a plurality of routine work processes such as sample preparation, device preparation, measurement, test completion, device disassembly, sample disassembly, and sample evaluation can be considered. As a work process of the irregular work, sample measurement, cleaning of a camera lens, and the like can be considered. One business process generally involves a plurality of facilities and operations. As shown in FIG. 5, examples of the equipment and work include a boiler, a high-pressure gas, a specialized material, an organic solvent, a laser, a high-speed rotating body, a high place work, and a press work.
[0028]
In the field of gas, the risk is higher in the first-class pressure vessel than in the second-class pressure vessel, and in the field of chemicals, the higher the handling amount and concentration, the higher the risk. In the field of electricity, the higher the electric capacity, current, and voltage, the higher the risk. In the field of lasers, it is considered that the risks are higher in classes 3B and 4 than in
[0029]
Each facility / operation involves its operation frequency. The probability of harm occurring with equipment and work increases in the order of monthly, weekly, and daily work. The higher the input work frequency, the higher the risk evaluation point is calculated by the
[0030]
A specific example of a method of calculating a risk evaluation point of each business process will be described below. In the first example, as shown in FIG. 7, the risk evaluation points are calculated from the viewpoints of the significance and the possibility of the risk, from both aspects of the type of equipment and work, the frequency of work, and the degree of safety measures. A table is prepared in which evaluation points are previously associated with all types of equipment and work. The table is referred to for all types of equipment and work input in each business process, and the sum of the corresponding evaluation points is calculated. The higher the number of types of equipment / work, or the higher the risk of the type of work / operation, the higher the overall score.
[0031]
Similarly, a table in which evaluation points are associated in advance with respect to all work frequencies and types and degrees of all safety measures is prepared. For the work frequency input for each facility / work, the table is referred to and the corresponding evaluation points are calculated. The table is referred to for the degree of all the safety measures input in each facility / operation, and the average value (related to the number of types of the safety measures) of the corresponding evaluation points is calculated. For each facility / work, the evaluation points of the work frequency and the degree of the safety measures are integrated, and calculated as the evaluation points related to the work frequency of the facilities / work / safety measures.
[0032]
The evaluation points related to the work frequency and safety measures of each work process are calculated as the sum total of the evaluation points related to the work frequency and safety measures of all the facilities and works involved in the process, or the average value thereof. From the above, the equipment / work risk assessment points and work frequency / safety measure risk assessment points for each work process were calculated. By integrating these two evaluation points, a comprehensive risk evaluation point for each business process is calculated. An example is shown in FIG. FIG. 9A shows a case where the selected task name task process is composed of n pieces of equipment (or tasks). For example, a case is shown where the use frequency of the facility 1 is f1, and the average value of the weights of the safety measures items for each facility is wt1 as shown in FIG. 9B. The frequency is determined once, yearly, once / month, once / day, such as fy, fm, fd, etc., as shown in FIG. 9C. Of course, this is not fixed and can be changed depending on the situation.
[0033]
Now, assuming that in FIG. 9 the equipment has n operations, the risk evaluation point Re is the product of the average value (wt1 to wtn) of the weights of the safety measure items and the frequency (f1 to fn), that is,
It can be expressed by equation (1) as follows. Equation (1) corresponds to the comprehensive risk evaluation score in FIG. Now, assuming that the above equation (1) is the risk evaluation point for the i-th step in FIG. 7, that is, the risk total evaluation point Pi, the first half of the equation (1) is the work frequency / safety measure risk evaluation point ( Risk possibility) P i, 2 In the latter half of the equation (1), the equipment work risk evaluation point (risk significance) P in FIG. i, 1 Corresponding to And the overall risk score Pi
Pi = (P i, 1 ) × (P i, 2 ) ……… (2)
Can be represented as In this example, in calculating the overall risk score in each business process, the risk score of equipment and work and the risk score of work frequency and safety measures are individually calculated in advance, taking into account the significance and possibility of risk. Is the case.
[0034]
[0035]
As a second example, a method of collectively obtaining a comprehensive risk evaluation score of each business process without individually obtaining a risk evaluation point will be described below. For each facility / work involved in each business process, (1) the risk assessment point of the facility / work itself, (2) the risk assessment point of the corresponding work frequency, and (3) the risk assessment point of the corresponding safety measures ( (Average value of each)), and calculate as a risk evaluation point for each facility / operation. FIG. 10A shows the risk evaluation points of the equipment (or work) of (1). For all the types of equipment and work input in each business process, the risk evaluation points of the equipment and work are summed up to obtain the total risk evaluation score of each business process. In other words, referring to FIG. 9A, as shown in FIG. 10A, assuming that the risk evaluation point of the facility 1 is h1, the risk evaluation point of the facility 1 is expressed as a product of h1 × f1 × wt1. This is added to the equipment n to obtain a total risk evaluation score. That is, it can be expressed by equation (3).
As described above, in the above two examples, the method of calculating the comprehensive risk evaluation score by calculation (such as addition and integration) relating to the type of equipment and work, the work frequency, and the safety measures and degree is used.
[0036]
As a third example, a method of preparing a table in which evaluation points are previously associated with all combinations of equipment / work type, work frequency, and safety measures / degrees will be described below. In this case, all of these combinations are represented by a tree including the business name, business process, equipment / work, work frequency, safety measure, and measure degree as shown in FIG. In the tree, work names, work processes (generally multiple for each work name), equipment / work (generally multiple types for each work process), work frequency (one for each machine / work), safety measures (each In general, multiple types of equipment and work are combined, and the degree of countermeasures (multiple types of safety measures in general) is organically combined.
[0037]
The input and selected contents can be uniquely expressed as a subtree (in a tree) as shown in a bold line in FIG. 4 or in FIG. As a feature of such a subtree, one business name is selected, all business processes that are children of this business name are selected, and (in general) a part of equipment / work that is a child of each business process Are selected, all of the work frequencies that are children of each selected facility / work are selected, and all of the safety measures that are children of each of the selected work frequencies are selected, and the child of each of the selected safety measures is selected. A (generally) part of a measure is selected. A table in which evaluation points are previously associated with all subtrees having this feature is prepared, and the table is referred to in accordance with the input contents to uniquely calculate (grant) a comprehensive risk evaluation point. FIG. 10B shows a general example. All of the subtrees are represented by T1 to Tm, and their risk evaluation points are represented by ht1 to htm. The subtree corresponds to, for example, A1-B1-C1-D1-E1-F1 in FIG. 6, and assuming all of these subtrees, a risk evaluation point is calculated in advance and obtained, and a table form is used. It is the case where it is held in. Therefore, the case where the risk evaluation points Re shown in FIG. 6 are stored in advance can be said to be a third example. In this case, the responsiveness is good because only the relevant evaluation point of the subtree is searched and read.
[0038]
As described above, the method of calculating the comprehensive risk assessment score of each business process has been described for three cases. Here, a method for evaluating the risk of the entire business will be described. In general, there are various methods for evaluating the risk of the entire business including a plurality of business processes, depending on how to grasp the risk. Some of the methods are described below.
[0039]
The first is that the risk increases as the number of business processes increases. In this case, the overall risk evaluation score of the entire business is calculated by summing the total risk evaluation scores of all business processes. The second is to ignore the number of business processes. In such a case, there is a method of calculating an average value (related to the process) of the comprehensive risk assessment score of the business process and using the average value as the overall risk assessment score of the entire business. Also, as a purpose of risk evaluation, there is a method of extracting a significant risk process from the entire business. In this case, the maximum value is calculated from the comprehensive risk assessment points of all the business processes, and the business process is set as a significant risk process. Alternatively, a threshold value of the risk evaluation point may be determined in advance, and all business processes exceeding the threshold value may be extracted and set as a significant risk process.
[0040]
The input GUI screen will be described below with reference to FIG. The input GUI screen has components such as a text area, buttons, radio buttons, and pull-down menus. The component input operation procedure is associated with the procedure for determining a node in the direction from the root to the leaf of the tree in FIG. 4 described above. As the input operation is completed, the subtree is uniquely determined. First, there is a business
[0041]
Buttons corresponding to each business process are mounted, and when this button is clicked, a facility /
[0042]
In the field of machinery, there are high-speed rotating bodies, robots and the like. The work includes work at height, press work, heavy load handling, continuous operation day and night, and the like. Each item is accompanied by a link button such as a button or a radio button. When the button is clicked, a work frequency / safety
[0043]
As described above, the input work is completed by inputting all the work processes, equipment / work items, work frequency, and safety measures. The equipment /
[0044]
The output data will be described below with reference to FIGS. The output data includes risk assessment points for each process, accident cases, details of improvement, period, and cost. Since the risk evaluation point has been described above, the description is omitted here. If the safety measures associated with work and work are incomplete, there is a possibility of an accident occurring, leaving room for improvement measures. Improvement measures generally require a period and cost. As an example, when a guard is applied to a danger source, an institution and cost for guard installation are required. In addition, it takes time and expense to improve the installation of sensors and the duplication of interlocks. The less safety measures are taken, the greater the likelihood of an accident occurring and the more types of accidents are envisioned. The number of improvement measures increases, the improvement period is long, and the cost of improvement increases.
[0045]
In other words, accident cases, details of improvement, period, and cost depend on the degree of safety measures. For each leaf (degree of countermeasures) of the tree shown in FIG. 4, a specific accident case, the details of improvement, the period, and the cost are made to correspond. Although information on various accident cases is stored in the accident case database 68, the leaves in FIG. 4 are associated with each case. Similarly, the
[0046]
The screen of the output GUI will be described below with reference to FIG. The output GUI screen includes components such as a list and a link button. On the risk evaluation output screen 90, all business processes input on the business
[0047]
FIG. 8 shows an output example of a temporal change of the risk evaluation result in FIG. This output will be briefly described. FIG. 11 shows the details of
[0048]
On the other hand, if the evaluation points are not the periodic evaluation points, the evaluation points r2, r6, r8, and r9 are extracted by specifying, for example, t2, t6, t8, and t9 in
[0049]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, since the risk management information which respond | corresponds to the facilities and work in business can be obtained immediately, the burden on the risk evaluation promotion of the business staff can be reduced, and the risk management without omission can be performed. Further, it is possible to easily grasp the transition status of the risk over time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a business risk countermeasure support system in a business risk countermeasure support method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a procedure of a business risk countermeasure support method performed between an information terminal of a business person in charge and a server of a business risk countermeasure using a communication means such as the Internet.
FIG. 3 is a configuration and operation diagram in a server of a business risk countermeasure in a business risk countermeasure support system and method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram of a risk input in a business risk countermeasure support system and method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a conceptual diagram of a risk input GUI in a business risk countermeasure support system and method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a development of a partial tree in FIG. 4;
FIG. 7 is a conceptual diagram of a risk evaluation output GUI in a business risk countermeasure support system and method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a conceptual diagram of an output screen of a transition with time regarding a risk evaluation result in the business risk measure support system and the method therefor according to one embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram for explaining calculation of a risk evaluation point.
FIG. 10 is a diagram for explaining another calculation of a risk evaluation point.
FIG. 11 is a diagram showing an example of a processing flow diagram for extracting evaluation points over time.
[Explanation of symbols]
40;
Claims (8)
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