JP2004353648A - 自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路 - Google Patents
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Abstract
【目的】あらゆるバッテリ搭載の自動車全般について、バッテリの自己放電、運転、停止時の過大電力消費、電気負荷回路の切り忘れ、又はこれらに関係なく、バッテリが上がって、バッテリ容量が低下して始動装置が作動しなくなるような不具合が生じた場合、円滑にスタータ、点火装置を起動するように対応ができる機能を有し、いつも快適で正常な運転操作が可能である自動車を提供する。
【構成】バッテリとは別の電気エネルギーを造るために、バッテリとオルタネータから各ダイオードを介して電解コンデンサに充電、スイッチングレギュレータを経由、又はイグニション・コイルの一、二、三次コイルの巻数を変更することで、各切換を手動、又は自動スイッチを利用し、バッテリ容量低下のときにスタータ、点火装置を起動するバッテリバックアップ用電気回路としての安定電源を供給するようにした。
【選択図】 図1
【構成】バッテリとは別の電気エネルギーを造るために、バッテリとオルタネータから各ダイオードを介して電解コンデンサに充電、スイッチングレギュレータを経由、又はイグニション・コイルの一、二、三次コイルの巻数を変更することで、各切換を手動、又は自動スイッチを利用し、バッテリ容量低下のときにスタータ、点火装置を起動するバッテリバックアップ用電気回路としての安定電源を供給するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置、車体電気装置に関して、バッテリと点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造り、負荷である点火部へパワーを供給する電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を充電装置、点火装置、始動装置内の機構に新たに設けることにより、バッテリの自己放電、運転、停止中の過大電力消費、照明装置、保安装置、付属装置、計器類などの電気負荷回路の切り忘れによるバッテリの不具合、又はこれらに関係なく、バッテリが上がってバッテリ容量が低下して、スタータモータが作動しなくなった場合、円滑にスタータモータを起動する対応、機能を有し、点火機構が正常に作動することができ、いつも快適な運転操作が可能である自動車を提供する、車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として利用できる。
【0002】
従来、自動車のバッテリを搭載しているものはバッテリが上がってバッテリ容量が低下した場合、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動しなくなるので、バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要があり、対応、準備などメンテナンスに手間暇が掛かっていた。
又、ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していた。
【0003】
本発明は、自動車のバッテリを搭載しているものはバッテリが上がってバッテリ容量が低下した場合、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動しなくなるので、自動車の充電・点火装置に関して、バッテリと点火ブラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造り、負荷である点火部へパワーを供給する電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を充電、始動、点火装置内の機構に新たに設けることにより、バッテリの自己放電、運転、停止中の過大電力消費、ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れによるバッテリの不具合、又はこれらに関係なく、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動できるようにした車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として改良した。
従って、バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の自動車のバッテリからの充電をする必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスに手間がなくなり、いつも問題がない運転操作が可能である、車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として提供できるようになった。
【0004】
▲1▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは
【図1】の常時、バッテリとオルタネータ、又はオルタネータ用ボルテージ・レギュレータから直接、各ダイオードDD1、DD2を介して電解コンデンサCC1へ充電するもの、もう一つは
【図2】のバッテリから開閉スイッチA、オルタネータからは開閉スイッチBを通し、開閉スイッチAとBは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD3、DD4を介して電解コンデンサCC2への充電をし、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器AA1、AA2から各スタータとイグニション・コイルの負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲2▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは
【図3】の常時、バッテリとオルタネータから直接、各ダイオードDD5、DD6を介して電解コンデンサCC3へ充電し、モード切換器K1を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR1の出力から逆流阻止用ダイオードDD9を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもの、もう一つは
【図4】のバッテリから開閉スイッチE、オルタネータからは開閉スイッチFを通し、開閉スイッチEとFは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD7、DD8を介して電解コンデンサCC4への充電をし、モード切換器K2を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR2の出力から逆流阻止用ダイオードDD10を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもので、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路、スイッチング・レギュレータ電源回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器K1、K2を経由して、各スイッチング・レギュレータ電源回路SR1、SR2から負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲3▼ 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは
【図5】の二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のものタップ1Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のタップ1Bを設け、タップ1Aへはモード切換器A1、タップ1Bへはモード切換器B1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器A1とB1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは
【図6】の二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次側の巻線を二つにし、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のもの1Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のもの1Dを設け、入力1Cへはモード切換器C1、入力1Dへはモード切換器D1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器C1とD1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器D1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A1とB1、又はC1とD1で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイルの出力の電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲4▼ 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは
【図7】の二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のものタップ2Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する二次コイルの巻数を増やした出力のタップ2Bを設け、タップ2Aからはモード切換器A2、タップ2Bからはモード切換器B2を通して、同一スパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器A2とB2の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B2を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは
【図8】の二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のもの2Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する三次コイルの巻数を増やした出力の3Cを設け、出力2Cからはモード切換器C2、出力3Cからはモード切換器C3を通して、同一スパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器C2とC3の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器C3を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A2とB2、又はC2とC3で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイル、又は、三次コイルの電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲5▼ 請求項1のみ、請求項2のみ、請求項2と請求項3の組み合わせ、又は請求項2と請求項4を組み合わせた、それぞれの利用方法ができ、必要時に、まず請求項1のバックアップ、次に請求項2、或いは請求項2と請求項3、4の組み合わせによるバックアップの二重方式の採用をすることも可能で、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲6▼ バッテリと点火プラグ間の始動装置、充電装置、点火装置の電気回路にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、請求項1、2、3、4のバッテリのバックアップ用電気回路以外の電気回路とモード切換器などを設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲7▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、通常の正規運転可能時とバッテリが上がってバッテリ容量が低下して、始動のスタータ、点火機能が正常に作動しないときの切換は手動、又は直接、センサを用いて自動によるものの各開閉、モードの切換スイッチを設置した請求項1〜6記載の自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
【0005】
▲1▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、スイッチ、モード切換器で別バックアップ用電気エネルギー回路により、簡単に点火プラグを引火さすこができる。
▲2▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有しているので、従来の、駐車場、路上での立ち往生の心配がなくなる。
▲3▼ バッテリが上がってバッテリ電圧を正常にするため、別の車を呼んだり、バッテリ充電の救助を求めるなどの必要性がなくなる。
バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスの手間がなくなる。
▲4▼ 照明装置、付属装置などの電源の切り忘れ、又、カーエアコンやその他の消費電力オーバーにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても安心である。
▲5▼ ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していたが緩和できる。
▲6▼ バッテリの容量は低温になると小さくなり、大電流が必要なスタータ作動時の電圧降下を促進し、特にディーゼル・エンジンは燃料霧化不良、ガソリン・エンジンはディストリビュータのポイント開閉速度の減少、点火性能の低下に繋がり、これらの寒冷期のエンジンの始動時の困難を補助することができる。
▲7▼ バッテリ電圧に応じて、手動、又は自動よりバックアップ用電気エネルギーをスイッチ、モード切換器で制御するようにした。
【0006】
▲1▼ 常時はバッテリとオルタネータの電圧の高い方からダイオードを介して、電解コンデンサに充電され、充電エネルギーは逆流阻止された状態であり、必要時であるバッテリ電圧が低下したときなどの不具合が生じ、クランキングが正常に機能されず、スタータ・スイッチを回してもスタータの回転、作動ができない異常発生のとき、電解コンデンサに蓄えていたエネルギーを放電するプロセスを構成し、バッテリのバックアップ用電気回路として威力を発揮する。
電解コンデンサに少しでも高い電圧を充電するために、配線による電圧降下を考慮して、ダイオードを介して電解コンデンサに充電される、各ダイオードのアノード部はバッテリの+端子の根元、オルタネータの+出力端子又はボルテージ・レギュレータの+出力端子の根元の直流電圧の高い部分に、直接配線するようにするのがよい。
▲2▼ 電解コンデンサはバッテリをバックアップするエネルギーの保持能力が十分に高く、電気を貯める能力である静電容量は大きいことが重要である。
充電時の電圧立ち上がり特性がよく、電解コンデンサの充電・放電特性である充電・放電時間はコンデンサの静電容量と回路中に抵抗を入れ、抵抗値の大きさにより、バッテリのバックアップに適した電気回路を構成することができ、充放電を繰り返しても容量減少をせず、電解コンデンサの発熱を考慮して造られたもので、自己放電しづらい低漏れ電流であることが望ましい。
定格電圧はバッテリ電圧、オルタネータ電圧の電気回路構成に合ったもので、オルタネータの出力のリプル電流が電解コンデンサの許容リプル電流値以下のものを使用する。
高低温の使用温度範囲を満足し、高湿度などの使用環境にも耐えられ、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
▲3▼ ダイオードは整流用ダイオードを利用するのが一般的であるが、ダイオードの電気的特性がバッテリバックアップ用電気回路の構成に合ったものを使用するのが適正である。特に逆電流である逆特性が良いこと。
▲4▼ スイッチング・レギュレータを利用することによって、負荷、及び入力の変動に合わせて、スイッチ作用で電源の安定化を計れば、無駄に消費される電力を少なくできるため、電源は高効率、低損失なものにする。
バッテリなどの直流入力が12Vや24Vの場合には、入力と出力が絶縁されていないロー・ノイズで、負荷へ安定な直流電力を供給することができる、チョッパ・タイプのスイッチング・レギュレータが適当と考えるが、入出力の接地の極性に注意しなければいけない。又、電解コンデンサを介しているので直接は関係はないが、オルタネータの出力の取り入れについては、直流に重畳されるリップル含有率を考慮する場合もある。
更に、入力出力間を絶縁したインバータ・タイプのスイッチング・レギュレータは、直流を高周波インバータでいったん交流にした後、トランスで希望する電圧にし、整流してから直流を発生することができ、高周波であるためトランス、コンデンサなど回路全体を小さくすることが可能であり、使用することもできる。
勿論、電気的特性がバッテリバックアップ用電気回路の構成に合ったものを使用するのが適正であり、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
▲5▼ イグニション・コイルについて一次コイルのインダクタンスを小さくし、一次電流の立ち上がりを良くするため、一次コイルの巻数を減らすが、一次コイルのインダクタンスが減少すると、点火のためのエネルギーが減少するので、一次電流を大きくし、又、二次コイルの巻数を増やして、巻数比を大きくするなどのことを施す。従って、インダクタンスの減少による点火のためのエネルギー減少を一次電流の増加、二次電圧を大きくすることで補うことができ、バッテリ電圧低下による一次電流の減少を防止し、二次電圧の低下を少なくして、始動性を向上させる。勿論、閉磁路型のイグニション・コイルを使用するのが賢明であり、イグニション・コイルの電気的特性は、これらを加味、調整してバッテリバックアップ用電気回路の構成として、満足できる機能を有するものであり、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
バッテリ電圧が放電終止電圧(例えば、12V用バッテリでは10.5V)でも点火装置が正常動作するように、イグニション・コイルの一次、二次、三次の巻線を選び設定する。点火装置が確実に起動するには、規定値以上の電気エネルギーを出す能力のイグニション・コイルが必要であり、二次、三次巻線には非常に高い電圧が発生するので、一次と二次と三次の各間の電位部の絶縁、一次、二次、三次の電位部とアース(ボデー)の絶縁について、十分な絶縁抵抗能力があること。
イグニションによるノイズは、主に電源、及び、アースラインを伝わってくるので、DCラインに各ノイズ防止回路、金属によるシールドを設け、配線なども長くしないようにする。
▲6▼ バッテリ容量が低下して必要時であるモード切換器AA1、AA2、K1、K2、B1、D1、B2、C3を閉にするときはイグニション・スイッチとの開閉の連動、時間差などのタイミングについてはスタータとイグニション・コイルに正規の電気エネルギーがタイムリーに配分されるように構成し、始動が円滑にできる電気回路と機械的構造を構築するものである。
勿論、正常時のモード切換器A1、C1、A2、C2を閉にするときも同様なことが言える。
▲7▼ イグニション・コイル回路において、正常時と必要時であるモード切換器A1とB1、C1とD1、A2とB2、C2とC3の、それぞれ相対するものが、動作的には相反するように連動しており、(例えば、A1とB1の開閉は逆)各モード切換器の開閉に重なり時間があると、電位が異なっているので短絡故障が起きるので厳禁である。
▲8▼ バッテリバックアップ用電気回路からスタータとイグニション・コイルに電気エネルギーを放出するとき、電圧容量が低下しているバッテリへは余分なパワーが分散するので、回路を分離し避けるようにするのが良い。
▲9▼ 正常時と必要時であるモード切換は手動によるもの、又はバッテリ電圧が下がったのを検出し、ある直流電圧の基準値と比較して、自動的に切換わるものを設け、運転操作を選択できるようにすることができる。又、必要時は手動、自動のどちらも、最初の起動のときのみで始動、点火装置が正規に機能するまでで、後は正常時の通常運転モードになる。
▲10▼ 本願発明の各バッテリバックアップ用電気回路は万が一、電気回路と機械的構造に故障などの不具合が生じた場合を考え、従来の回路への挿入、開放ができるシステムを導入し、保有することも可能である。
【0007】
▲1▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、スイッチ、モード切換器で別バックアップ用電気エネルギー回路により、簡単に点火プラグを引火さすこができるようになった。
▲2▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有しているので、従来の、駐車場、路上での立ち往生の心配がなくなった。
▲3▼ バッテリが上がってバッテリ電圧を正常にするため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスに手間がなくなった。
▲4▼ 照明装置、付属装置などの電源の切り忘れ、又、カーエアコンやその他の消費電力オーバーにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても安心である。
▲5▼ ボデー電装品の電気負荷回蕗の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していたが緩和した。
▲6▼ バッテリの容量は低温になると小さくなり、大電流が必要なスタータ作動時の電圧降下を促進し、特にディーゼル・エンジンは燃料霧化不良、ガソリン・エンジンはディストリビュータのポイント開閉速度の減少、点火性能の低下に繋がり、これらの寒冷期のエンジンの始動時の困難を補助できるようになった。
▲7▼ バッテリ電圧に応じて、手動、又は自動よりバックアップ用電気エネルギーをスイッチ、モード切換器で制御するようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解コンデンサによるバックアップ用電気回路I
【図2】電解コンデンサによるバックアップ用電気回路II
【図3】スイッチング・レギュレータのバックアップ用電気回路I
【図4】スイッチング・レギュレータのバックアップ用電気回路II
【図5】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路I
【図6】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路II
【図7】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路III
【図8】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路IV
図中の文字、数字は次の通りである。
a: バッテリ b: イグニション・スイッチ
c: レジスター d: イグニション・コイル
e: 一次コイル f: 二次コイル
g: コンタクト・ポイント h: コンデンサ
i: ディストリビュータ j: 点火プラグ
k: アース(ボデー)
m: オルタネータ n: スタータ
DD1: ダイオード DD2: ダイオード
DD3: ダイオード DD4: ダイオード
DD5: ダイオード DD6: ダイオード
DD7: ダイオード DD8: ダイオード
DD9: ダイオード DD10: ダイオード
CC1: 電解コンデンサ CC2: 電解コンデンサ
CC3: 電解コンデンサ CC4: 電解コンデンサ
AA1: モード切換器 AA2: モード切換器
A: 開閉スイッチ B: 開閉スイッチ
E: 開閉スイッチ F: 開閉スイッチ
K1: モード切換器 K2: モード切換器
SR1: スイッチングレギュレータ SR2: スイッチングレギュレータ
1A: 一次巻線入力タップ 1B: 一次巻線入力タップ
1C: 一次巻線入力タップ 1D: 一次巻線入力タップ
A1: モード切換器 B1: モード切換器
C1: モード切換器 D1: モード切換器
2A: 二次巻線出力タップ 2B: 二次巻線出力タップ
2C: 二次巻線出力タップ 3C: 三次巻線出力タップ
A2: モード切換器 B2: モード切換器
C2: モード切換器 C3: モード切換器
本発明は、バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置、車体電気装置に関して、バッテリと点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造り、負荷である点火部へパワーを供給する電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を充電装置、点火装置、始動装置内の機構に新たに設けることにより、バッテリの自己放電、運転、停止中の過大電力消費、照明装置、保安装置、付属装置、計器類などの電気負荷回路の切り忘れによるバッテリの不具合、又はこれらに関係なく、バッテリが上がってバッテリ容量が低下して、スタータモータが作動しなくなった場合、円滑にスタータモータを起動する対応、機能を有し、点火機構が正常に作動することができ、いつも快適な運転操作が可能である自動車を提供する、車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として利用できる。
【0002】
従来、自動車のバッテリを搭載しているものはバッテリが上がってバッテリ容量が低下した場合、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動しなくなるので、バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要があり、対応、準備などメンテナンスに手間暇が掛かっていた。
又、ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していた。
【0003】
本発明は、自動車のバッテリを搭載しているものはバッテリが上がってバッテリ容量が低下した場合、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動しなくなるので、自動車の充電・点火装置に関して、バッテリと点火ブラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造り、負荷である点火部へパワーを供給する電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を充電、始動、点火装置内の機構に新たに設けることにより、バッテリの自己放電、運転、停止中の過大電力消費、ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れによるバッテリの不具合、又はこれらに関係なく、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータ、点火機能が正常に作動できるようにした車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として改良した。
従って、バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の自動車のバッテリからの充電をする必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスに手間がなくなり、いつも問題がない運転操作が可能である、車載のバッテリのバックアップ用電気回路の点火装置として提供できるようになった。
【0004】
▲1▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは
【図1】の常時、バッテリとオルタネータ、又はオルタネータ用ボルテージ・レギュレータから直接、各ダイオードDD1、DD2を介して電解コンデンサCC1へ充電するもの、もう一つは
【図2】のバッテリから開閉スイッチA、オルタネータからは開閉スイッチBを通し、開閉スイッチAとBは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD3、DD4を介して電解コンデンサCC2への充電をし、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器AA1、AA2から各スタータとイグニション・コイルの負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲2▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは
【図3】の常時、バッテリとオルタネータから直接、各ダイオードDD5、DD6を介して電解コンデンサCC3へ充電し、モード切換器K1を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR1の出力から逆流阻止用ダイオードDD9を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもの、もう一つは
【図4】のバッテリから開閉スイッチE、オルタネータからは開閉スイッチFを通し、開閉スイッチEとFは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD7、DD8を介して電解コンデンサCC4への充電をし、モード切換器K2を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR2の出力から逆流阻止用ダイオードDD10を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもので、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路、スイッチング・レギュレータ電源回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器K1、K2を経由して、各スイッチング・レギュレータ電源回路SR1、SR2から負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲3▼ 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは
【図5】の二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のものタップ1Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のタップ1Bを設け、タップ1Aへはモード切換器A1、タップ1Bへはモード切換器B1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器A1とB1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは
【図6】の二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次側の巻線を二つにし、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のもの1Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のもの1Dを設け、入力1Cへはモード切換器C1、入力1Dへはモード切換器D1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器C1とD1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器D1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A1とB1、又はC1とD1で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイルの出力の電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲4▼ 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは
【図7】の二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のものタップ2Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する二次コイルの巻数を増やした出力のタップ2Bを設け、タップ2Aからはモード切換器A2、タップ2Bからはモード切換器B2を通して、同一スパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器A2とB2の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B2を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは
【図8】の二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のもの2Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する三次コイルの巻数を増やした出力の3Cを設け、出力2Cからはモード切換器C2、出力3Cからはモード切換器C3を通して、同一スパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器C2とC3の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器C3を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A2とB2、又はC2とC3で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイル、又は、三次コイルの電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲5▼ 請求項1のみ、請求項2のみ、請求項2と請求項3の組み合わせ、又は請求項2と請求項4を組み合わせた、それぞれの利用方法ができ、必要時に、まず請求項1のバックアップ、次に請求項2、或いは請求項2と請求項3、4の組み合わせによるバックアップの二重方式の採用をすることも可能で、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲6▼ バッテリと点火プラグ間の始動装置、充電装置、点火装置の電気回路にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、請求項1、2、3、4のバッテリのバックアップ用電気回路以外の電気回路とモード切換器などを設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
▲7▼ バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、通常の正規運転可能時とバッテリが上がってバッテリ容量が低下して、始動のスタータ、点火機能が正常に作動しないときの切換は手動、又は直接、センサを用いて自動によるものの各開閉、モードの切換スイッチを設置した請求項1〜6記載の自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
【0005】
▲1▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、スイッチ、モード切換器で別バックアップ用電気エネルギー回路により、簡単に点火プラグを引火さすこができる。
▲2▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有しているので、従来の、駐車場、路上での立ち往生の心配がなくなる。
▲3▼ バッテリが上がってバッテリ電圧を正常にするため、別の車を呼んだり、バッテリ充電の救助を求めるなどの必要性がなくなる。
バッテリを充電するため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスの手間がなくなる。
▲4▼ 照明装置、付属装置などの電源の切り忘れ、又、カーエアコンやその他の消費電力オーバーにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても安心である。
▲5▼ ボデー電装品の電気負荷回路の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していたが緩和できる。
▲6▼ バッテリの容量は低温になると小さくなり、大電流が必要なスタータ作動時の電圧降下を促進し、特にディーゼル・エンジンは燃料霧化不良、ガソリン・エンジンはディストリビュータのポイント開閉速度の減少、点火性能の低下に繋がり、これらの寒冷期のエンジンの始動時の困難を補助することができる。
▲7▼ バッテリ電圧に応じて、手動、又は自動よりバックアップ用電気エネルギーをスイッチ、モード切換器で制御するようにした。
【0006】
▲1▼ 常時はバッテリとオルタネータの電圧の高い方からダイオードを介して、電解コンデンサに充電され、充電エネルギーは逆流阻止された状態であり、必要時であるバッテリ電圧が低下したときなどの不具合が生じ、クランキングが正常に機能されず、スタータ・スイッチを回してもスタータの回転、作動ができない異常発生のとき、電解コンデンサに蓄えていたエネルギーを放電するプロセスを構成し、バッテリのバックアップ用電気回路として威力を発揮する。
電解コンデンサに少しでも高い電圧を充電するために、配線による電圧降下を考慮して、ダイオードを介して電解コンデンサに充電される、各ダイオードのアノード部はバッテリの+端子の根元、オルタネータの+出力端子又はボルテージ・レギュレータの+出力端子の根元の直流電圧の高い部分に、直接配線するようにするのがよい。
▲2▼ 電解コンデンサはバッテリをバックアップするエネルギーの保持能力が十分に高く、電気を貯める能力である静電容量は大きいことが重要である。
充電時の電圧立ち上がり特性がよく、電解コンデンサの充電・放電特性である充電・放電時間はコンデンサの静電容量と回路中に抵抗を入れ、抵抗値の大きさにより、バッテリのバックアップに適した電気回路を構成することができ、充放電を繰り返しても容量減少をせず、電解コンデンサの発熱を考慮して造られたもので、自己放電しづらい低漏れ電流であることが望ましい。
定格電圧はバッテリ電圧、オルタネータ電圧の電気回路構成に合ったもので、オルタネータの出力のリプル電流が電解コンデンサの許容リプル電流値以下のものを使用する。
高低温の使用温度範囲を満足し、高湿度などの使用環境にも耐えられ、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
▲3▼ ダイオードは整流用ダイオードを利用するのが一般的であるが、ダイオードの電気的特性がバッテリバックアップ用電気回路の構成に合ったものを使用するのが適正である。特に逆電流である逆特性が良いこと。
▲4▼ スイッチング・レギュレータを利用することによって、負荷、及び入力の変動に合わせて、スイッチ作用で電源の安定化を計れば、無駄に消費される電力を少なくできるため、電源は高効率、低損失なものにする。
バッテリなどの直流入力が12Vや24Vの場合には、入力と出力が絶縁されていないロー・ノイズで、負荷へ安定な直流電力を供給することができる、チョッパ・タイプのスイッチング・レギュレータが適当と考えるが、入出力の接地の極性に注意しなければいけない。又、電解コンデンサを介しているので直接は関係はないが、オルタネータの出力の取り入れについては、直流に重畳されるリップル含有率を考慮する場合もある。
更に、入力出力間を絶縁したインバータ・タイプのスイッチング・レギュレータは、直流を高周波インバータでいったん交流にした後、トランスで希望する電圧にし、整流してから直流を発生することができ、高周波であるためトランス、コンデンサなど回路全体を小さくすることが可能であり、使用することもできる。
勿論、電気的特性がバッテリバックアップ用電気回路の構成に合ったものを使用するのが適正であり、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
▲5▼ イグニション・コイルについて一次コイルのインダクタンスを小さくし、一次電流の立ち上がりを良くするため、一次コイルの巻数を減らすが、一次コイルのインダクタンスが減少すると、点火のためのエネルギーが減少するので、一次電流を大きくし、又、二次コイルの巻数を増やして、巻数比を大きくするなどのことを施す。従って、インダクタンスの減少による点火のためのエネルギー減少を一次電流の増加、二次電圧を大きくすることで補うことができ、バッテリ電圧低下による一次電流の減少を防止し、二次電圧の低下を少なくして、始動性を向上させる。勿論、閉磁路型のイグニション・コイルを使用するのが賢明であり、イグニション・コイルの電気的特性は、これらを加味、調整してバッテリバックアップ用電気回路の構成として、満足できる機能を有するものであり、自動車車載用として最適なものを選定する必要がある。
バッテリ電圧が放電終止電圧(例えば、12V用バッテリでは10.5V)でも点火装置が正常動作するように、イグニション・コイルの一次、二次、三次の巻線を選び設定する。点火装置が確実に起動するには、規定値以上の電気エネルギーを出す能力のイグニション・コイルが必要であり、二次、三次巻線には非常に高い電圧が発生するので、一次と二次と三次の各間の電位部の絶縁、一次、二次、三次の電位部とアース(ボデー)の絶縁について、十分な絶縁抵抗能力があること。
イグニションによるノイズは、主に電源、及び、アースラインを伝わってくるので、DCラインに各ノイズ防止回路、金属によるシールドを設け、配線なども長くしないようにする。
▲6▼ バッテリ容量が低下して必要時であるモード切換器AA1、AA2、K1、K2、B1、D1、B2、C3を閉にするときはイグニション・スイッチとの開閉の連動、時間差などのタイミングについてはスタータとイグニション・コイルに正規の電気エネルギーがタイムリーに配分されるように構成し、始動が円滑にできる電気回路と機械的構造を構築するものである。
勿論、正常時のモード切換器A1、C1、A2、C2を閉にするときも同様なことが言える。
▲7▼ イグニション・コイル回路において、正常時と必要時であるモード切換器A1とB1、C1とD1、A2とB2、C2とC3の、それぞれ相対するものが、動作的には相反するように連動しており、(例えば、A1とB1の開閉は逆)各モード切換器の開閉に重なり時間があると、電位が異なっているので短絡故障が起きるので厳禁である。
▲8▼ バッテリバックアップ用電気回路からスタータとイグニション・コイルに電気エネルギーを放出するとき、電圧容量が低下しているバッテリへは余分なパワーが分散するので、回路を分離し避けるようにするのが良い。
▲9▼ 正常時と必要時であるモード切換は手動によるもの、又はバッテリ電圧が下がったのを検出し、ある直流電圧の基準値と比較して、自動的に切換わるものを設け、運転操作を選択できるようにすることができる。又、必要時は手動、自動のどちらも、最初の起動のときのみで始動、点火装置が正規に機能するまでで、後は正常時の通常運転モードになる。
▲10▼ 本願発明の各バッテリバックアップ用電気回路は万が一、電気回路と機械的構造に故障などの不具合が生じた場合を考え、従来の回路への挿入、開放ができるシステムを導入し、保有することも可能である。
【0007】
▲1▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、スイッチ、モード切換器で別バックアップ用電気エネルギー回路により、簡単に点火プラグを引火さすこができるようになった。
▲2▼ バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有しているので、従来の、駐車場、路上での立ち往生の心配がなくなった。
▲3▼ バッテリが上がってバッテリ電圧を正常にするため、別の充電電源装置からの充電や、別の正常自動車のバッテリからの充電をするブースタ・ケーブルの接続などの必要がなくなり、対応、準備などのメンテナンスに手間がなくなった。
▲4▼ 照明装置、付属装置などの電源の切り忘れ、又、カーエアコンやその他の消費電力オーバーにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても安心である。
▲5▼ ボデー電装品の電気負荷回蕗の切り忘れにより、バッテリが上がることがあるので、自動車の駐車時における、電源の開放実施、開閉の確認を常に注意、注視していたが緩和した。
▲6▼ バッテリの容量は低温になると小さくなり、大電流が必要なスタータ作動時の電圧降下を促進し、特にディーゼル・エンジンは燃料霧化不良、ガソリン・エンジンはディストリビュータのポイント開閉速度の減少、点火性能の低下に繋がり、これらの寒冷期のエンジンの始動時の困難を補助できるようになった。
▲7▼ バッテリ電圧に応じて、手動、又は自動よりバックアップ用電気エネルギーをスイッチ、モード切換器で制御するようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解コンデンサによるバックアップ用電気回路I
【図2】電解コンデンサによるバックアップ用電気回路II
【図3】スイッチング・レギュレータのバックアップ用電気回路I
【図4】スイッチング・レギュレータのバックアップ用電気回路II
【図5】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路I
【図6】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路II
【図7】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路III
【図8】イグニション・コイルのバックアップ用電気回路IV
図中の文字、数字は次の通りである。
a: バッテリ b: イグニション・スイッチ
c: レジスター d: イグニション・コイル
e: 一次コイル f: 二次コイル
g: コンタクト・ポイント h: コンデンサ
i: ディストリビュータ j: 点火プラグ
k: アース(ボデー)
m: オルタネータ n: スタータ
DD1: ダイオード DD2: ダイオード
DD3: ダイオード DD4: ダイオード
DD5: ダイオード DD6: ダイオード
DD7: ダイオード DD8: ダイオード
DD9: ダイオード DD10: ダイオード
CC1: 電解コンデンサ CC2: 電解コンデンサ
CC3: 電解コンデンサ CC4: 電解コンデンサ
AA1: モード切換器 AA2: モード切換器
A: 開閉スイッチ B: 開閉スイッチ
E: 開閉スイッチ F: 開閉スイッチ
K1: モード切換器 K2: モード切換器
SR1: スイッチングレギュレータ SR2: スイッチングレギュレータ
1A: 一次巻線入力タップ 1B: 一次巻線入力タップ
1C: 一次巻線入力タップ 1D: 一次巻線入力タップ
A1: モード切換器 B1: モード切換器
C1: モード切換器 D1: モード切換器
2A: 二次巻線出力タップ 2B: 二次巻線出力タップ
2C: 二次巻線出力タップ 3C: 三次巻線出力タップ
A2: モード切換器 B2: モード切換器
C2: モード切換器 C3: モード切換器
Claims (7)
- バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは常時、バッテリとオルタネータから直接、各ダイオードDD1、DD2を介して電解コンデンサCC1へ充電するもの、もう一つはバッテリから開閉スイッチA、オルタネータからは閉閉スイッチBを通し、開閉スイッチAとBは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD3、DD4を介して電解コンデンサCC2への充電をし、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器AA1、AA2から各スタータとイグニション・コイルの負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリ、オルタネータとスタータ、点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、一つは常時、バッテリとオルタネータから直接、各ダイオードDD5、DD6を介して電解コンデンサCC3へ充電し、モード切換器K1を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR1の出力から逆流阻止用ダイオードDD9を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもの、もう一つはバッテリから開閉スイッチE、オルタネータからは開閉スイッチFを通し、開閉スイッチEとFは同一に開閉操作が連動されたもので、各ダイオードDD7、DD8を介して電解コンデンサCC4への充電をし、モード切換器K2を経由して、スイッチング・レギュレータ電源回路SR2の出力から逆流阻止用ダイオードDD10を通してスタータとイグニション・コイルの負荷へのもので、バッテリ、オルタネータからダイオード、電解コンデンサの回路、スイッチング・レギュレータ電源回路を挿入、開放ができるようにしたものの二つを選択、設計することができ、上記の二つとも、各モード切換器K1、K2を経由して、各スイッチング・レギュレータ電源回路SR1、SR2から負荷回路へ、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、電解コンデンサの充電エネルギーを利用、放電するようにし、これらの電気回路と開閉スイッチ、モード切換器を含むものを設けることにより、バッテリの自己放電や、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のものタップ1Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のタップ1Bを設け、タップ1Aへはモード切換器A1、タップ1Bへはモード切換器B1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器A1とB1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは二次コイルの巻数は従来通り、正常始動できるもので、一次側の巻線を二つにし、一次コイルの巻数を従来の巻数の入力のもの1Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する一次コイルの巻数を減らし、一次と二次コイルの巻数比を大きくした入力のもの1Dを設け、入力1Cへはモード切換器C1、入力1Dへはモード切換器D1を通して、バッテリより回路配線したもので、モード切換器C1とD1の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C1が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器D1を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A1とB1、又はC1とD1で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイルの出力の電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- 点火装置回路のイグニション・コイルの相互誘導作用によって、一つは二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のものタップ2Aと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する二次コイルの巻数を増やした出力のタップ2Bを設け、タップ2Aからはモード切換器A2、タップ2Bからはモード切換器B2を通して、同ースパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器A2とB2の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器A2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器B2を自動、又は手動で閉になる回路になっており、もう一つは二次コイルの巻数を従来の巻数の出力のもの2Cと、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する三次コイルの巻数を増やした出力の3Cを設け、出力2Cからはモード切換器C2、出力3Cからはモード切換器C3を通して、同一スパーク・プラグへ回路配線したもので、モード切換器C2とC3の開閉は互いに相反するように連動し、常時はモード切換器C2が自動的に閉、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、モード切換器C3を自動、又は手動で閉になる回路になっており、これらの二つを選択、設計することができ、モード切換器A2とB2、又はC2とC3で、必要時であるバッテリ電圧が低下したときに、二次コイル、又は、三次コイルの電圧を高めるようにした電気回路を設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- 請求項1のみ、請求項2のみ、請求項2と請求項3の組み合わせ、又は請求項2と請求項4を組み合わせた、それぞれの利用方法ができ、必要時に、まず請求項1のバックアップ、次に請求項2、或いは請求項2と請求項3、4の組み合わせによるバックアップの二重方式の採用をすることも可能で、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、バッテリと点火プラグ間にバッテリとは別の電気エネルギーを造るために、請求項1、2、3、4のバッテリのバックアップ用電気回路以外の電気回路とモード切換器などを設けることにより、バッテリが上がってバッテリ容量が低下しても、始動時のスタータの作動、点火機能が正常に確立する備えを有することを特徴とする自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
- バッテリ搭載の自動車全般についての自動車電気装置に関して、通常の正規運転可能時とバッテリが上がってバッテリ容量が低下して、始動のスタータ、点火機能が正常に作動しないときの切換は手動、又は直接、センサを用いて自動によるものの各開閉、モードの切換スイッチを設置した請求項1〜6記載の自動車車載のバッテリのバックアップ用電気回路。
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