JP2004352405A - 宅配システム、宅配システムの管理コンピュータと受取人用端末及びそれぞれの制御方法及び制御プログラム - Google Patents

宅配システム、宅配システムの管理コンピュータと受取人用端末及びそれぞれの制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】宅配システムで犯罪者が配達人に成りすまして受取人宅に押し入ることを防止する。
【解決手段】宅配システムの管理コンピュータ103は、受取人宅への荷物117の配達前に配達人115の配達人番号と荷物117の荷物番号を受取人宅の受取人用端末108に送信する。端末108は配達人番号と荷物番号を受信して記憶する。荷物の配達時に、配達人116が所持している配達人番号タグ116と荷物117の荷物番号タグ119により、それぞれに記憶された配達人番号と荷物番号が端末108に入力される。端末108は入力された配達人番号と荷物番号を記憶しているものと比較し、一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する。両者とも認証された場合以外は、警報の出力を行なうと共に、門扉の施錠を解除しない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅配システム、その管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータ、荷物を受け取る受取人宅に設置される受取人用端末、並びに前記管理コンピュータと受取人用端末のそれぞれの制御方法及び制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、宅配システムによる商品などの荷物の配達が多用されており、これに伴って様々な問題が生じている。例えば、宅配業者の立場からは、荷物の受取人宅への配達時に受取人が不在であることによる配達不能(受取不能)であり、これにより再度配達を行なうため、時間と労力及び配送車のガソリンなどの無駄を強いられることになる。
【0003】
この問題を防止するための宅配システムの構成が下記の特許文献1により提案されている。それによると、扉付きの装入口、その扉を施錠する施錠手段、その解錠資格を認証する認証部、及び無線の送受信手段を設けた宅配ボックスを顧客(受取人)宅の玄関脇に設置しておき、配達時に配達人が携帯端末により配達人コードなどの認証データを送信し、それが宅配ボックスの送受信手段で受信され、認証部で記憶された基準データと比較されて一致すると、施錠手段が解錠され、装入口の扉を開くことができる。配達人は扉を開いて荷物を宅配ボックス内に装入し、扉を閉じることにより、配達を完了することができる。配達人が扉を閉じると施錠手段が自動的に施錠する。こうして、荷物の配達時に受取人宅に受取人が不在でも、配達人は荷物の配達を完了することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−304450号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、宅配システムには他にも問題がある。その中でも深刻な問題として、近年、犯罪者が配達人に成りすまして宅配便の配達を装い、受取人宅の扉(門扉あるいは玄関などの扉)を開けさせて押し入り、犯罪を行なうことが増えている。
【0006】
これに対して上記の特許文献1に記載された構成では、宅配ボックスの扉の施錠、解錠は制御しているが、受取人宅の扉の施錠、解錠を制御している訳ではないので、配達人への成りすましによる犯罪を防止することはできない。
【0007】
また、この成りすましによる犯罪を防止する方法として、配達人が事前に受取人宅に配達に訪れることを電話により連絡し、配達人本人であることを報せる方法がある。しかし、この方法では、受取人宅へ電話をかけるという負担を配達人に強いる点が問題となる。さらに、電話による連絡では、電話をかけた者が配達人本人であるか否かを受取人が判断することは難しい。犯罪者が配達人に成りすまして電話をかける可能性も多いにある。したがって、電話による連絡では、配達人への成りすましによる犯罪を防止する効果は薄い。
【0008】
さらに、他の問題として、配達人が受取人宅への荷物の配達時に、その受取人向けの本来の荷物と異なる荷物を本来の荷物と取り違えて受取人に渡してしまう場合があるが、この問題についても特許文献1のような構成では防止することはできない。
【0009】
そこで本発明の課題は、宅配システムにおいて、上述した配達人への成りすましによる犯罪を防止できるとともに、配達人が荷物を取り違えてその受取人向けの本来の荷物でない荷物を受取人に渡してしまう問題を防止できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、宅配システムにおいて、
宅配システムの管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータと、荷物を受け取る受取人宅に設置され前記管理コンピュータと通信可能な受取人用端末を用いて運営される宅配システムであって、
前記管理コンピュータは、受取人宅への荷物の配達前に、前記荷物を配達する配達人の固有の識別情報と、前記荷物の固有の識別情報を前記受取人宅に設置された受取人用端末に送信する送信手段を有し、
前記受取人用端末は、前記管理コンピュータから送信された前記配達人と荷物の識別情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した配達人と荷物の識別情報を記憶する記憶手段と、受取人宅への荷物の配達時に、配達人に前記配達人と荷物の識別情報を入力させるための入力手段と、該入力手段により入力された前記配達人と荷物の識別情報を前記記憶手段に記憶された配達人と荷物の識別情報と比較し、それぞれ一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証手段と、該認証手段により配達人または荷物が認証されなかった場合に警報の出力を行なう警報手段を有する構成を採用した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態における宅配システムの通信系統の構成を示している。本宅配システムの通信系統は、コンビニなどの店舗に設置されて荷物の差し出しの受付を行う差し出し受付端末101、本宅配システムの管理を行なう管理センターに設置されて荷物の情報や他の情報の管理を含めて宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータ103、及び荷物の受取人宅に設置される受取人用端末108からなる。管理コンピュータ103と受取人用端末108は公衆回線120を介して接続され、互いにデータ通信で情報のやり取りを行なうことができる。また、管理コンピュータ103と差し出し受付端末101も公衆回線などを介して接続され、互いにデータ通信で情報のやり取りを行なうことができる。
【0013】
また、本宅配システムでは、荷物の配達を行う配達人115は、配達人を本人(正規の配達人)と特定して証明するための識別情報である固有の配達人番号を与えられており、その配達人番号を記憶し、配達人番号の情報を無線でごく近距離だけ送信可能な無線タグである配達人番号タグ116を所持している。なお、配達人番号タグ116は極めて小さいので、例えばカードなどの物体に埋め込んだ形態で所持する。
【0014】
また、配達人115が配達する荷物117には、受取人のメールアドレス(受取人用端末108のメールアドレス)、住所、氏名などの情報が記載された伝票118が貼付され、伝票118には、その荷物を特定するための識別情報であるその荷物に固有の荷物番号を記憶し、その情報を無線でごく近距離だけ送信可能な無線タグである荷物番号タグ119が埋め込まれている。
【0015】
差し出し受付端末101は、差し出され受け付けた荷物117に貼付された伝票118の荷物番号タグ119に記憶された荷物番号と、伝票118に書き込まれた受取人のメールアドレス、住所、氏名などの荷物情報を管理コンピュータ103へ送信する荷物情報送信部102を有する。
【0016】
管理コンピュータ103は、差し出し受付端末101からの荷物情報を受信する荷物情報受信部104、受信した荷物情報を登録し記憶する荷物情報登録部107、各配達人に割り当てられる配達人番号を登録して記憶し、必要に応じて配達人番号を変更する機能を有する配達人番号登録部105、及び配達人・荷物番号送信部106を有する。配達人・荷物番号送信部106は、荷物の受取人が持つ受取人用端末108に対して、その受取人向けの荷物の配達前に、配達人番号登録部105に登録されている配達人番号の内でその受取人向けの荷物を配達する配達人の配達人番号と、荷物情報登録部107に登録されている情報の内でその受取人向けの荷物の荷物番号の情報を送信する。その送信情報は、暗号化してあり、受け取り用端末108への送信時に第3者に傍受され読み取られた場合でも解読は困難であるものとする。
【0017】
受取人用端末108は、受取人宅への荷物の配達時に、配達人が本人(正規の配達人)であるか否か、及び荷物が取り違えられていない本来の荷物(その受取人向けの荷物)であるか否かを確認する認証処理を行なう機能を有し、以下の109〜114の各部を有する。
【0018】
配達人・荷物番号受信部109は、荷物の配達前に予め管理コンピュータ103から送信される暗号化された配達人番号と荷物番号の情報を受信して復号化する。
【0019】
配達人・荷物番号登録部110は、配達人・荷物番号受信部109が受信して復号化した配達人番号と荷物番号を登録して記憶する。
【0020】
無線タグ読み取り部113は、荷物の配達時に、配達人115が所持している配達人番号タグ116、及び荷物117に貼付された伝票118の荷物番号タグ119とごく近距離の無線通信を行ない、それぞれに記憶された配達人番号と荷物番号を読み取る。すなわち、それぞれから送信される配達人番号と荷物番号の情報を受信する無線通信手段である。
【0021】
認証部111は、受取人宅への荷物の配達時に、無線タグ読み取り部113により読み取られる配達人番号及び荷物番号をそれぞれ配達人・荷物番号登録部110に登録されている配達人番号及び荷物番号と比較し、それぞれ一致するか否かにより、配達人を本人(正規の配達人)、荷物をその受取人向けの(取り違えられていない)本来の荷物と認証するか否かを判断する。
【0022】
門扉制御部112は、受取人宅の門扉の施錠、解錠を制御するもので、通常は施錠しており、受取人宅への荷物の配達時に、認証部111により配達人が本人であり、且つ荷物が本来の荷物であると認証された場合にのみ解錠、すなわち施錠を解除し、門扉を開放可能にするように制御する。なお、この前提として、受取人宅の門扉が施錠と解錠を電子的に制御可能であるものとすることは勿論である。また、受取人宅に住んでいる受取人とその家族の者などが門扉制御部112の制御に関係なく必要に応じて内側または外側から門扉を開けられるように、門扉の施錠は、内側からは手動操作で解除でき、外側からは鍵や暗証番号の入力などにより解除できるものとする。
【0023】
警報装置114は、例えばスピーカやブザーないしは表示器などから構成され、受取人宅への荷物の配達時に、認証部111により配達人が本人であると認証されなかった場合、または荷物が本来の荷物であると認証されなかった場合に警報の出力を行なう。なお、受取人用端末108において、少なくともこの警報装置114と無線タグ読み取り部113は受取人宅の門扉の外側に臨むように設けられる。
【0024】
次に、本宅配システムの荷物の差し出しから配達、受取までに関わる図1の構成の処理動作を説明する。
【0025】
まず荷主が荷物117をその差し出しを受け付ける差し出し受付端末101が設置された店舗に持ち込む。その際に、荷主により伝票118に荷主の氏名、住所、受取人の住所、氏名に加えて、受取人の(受取人用端末108の)メールアドレスが書き込まれ、その伝票118が荷物117に貼付される。また、伝票118には、予め荷物117固有の荷物番号が書き込まれている荷物番号タグ119が埋め込まれている。
【0026】
店舗の担当者は、差し出し受付端末101に、荷主が伝票118に書き込んだ情報と、荷物番号タグ119に書き込まれている荷物番号を荷物情報として入力する。入力された荷物情報は、荷物情報送信部102から管理コンピュータ103に送信される。
【0027】
管理コンピュータ103では、荷物情報受信部104で荷物情報を受信し、荷物情報登録部104に登録し記憶する。この荷物情報は、少なくとも荷物の受取完了時まで保持される。また、管理コンピュータ103は、受信した荷物情報に基づいて、荷物117の差し出しを受け付けた店舗から荷物117を管理センター(配送センター)に配送させる手配と、配達人115を決めて荷物117を管理センターから受取人宅まで配達させる手配のための処理を行う。
【0028】
この手配に従って、荷物117が店舗から配送センターに配送され、配送センターから荷物117を受取人宅に配達する配達人115が決められる。その配達人115には先述した配達人番号が与えられている。この番号は、配達人115が所持する配達人番号タグ116に書き込まれている配達人番号と同一であり、管理コンピュータ103の配達人番号登録部105に格納されている。この配達人番号は、配達人番号タグ116が盗難に遭ったり、配達人115が落としたりしてなくなった際に配達人番号登録部105上で変更される。その変更の際には、変更後の新しい配達人番号を書き込んだ配達員番号タグ116が配達人115に渡される。
【0029】
そして、この決められた配達人115により荷物117が受取人宅に配達されるが、その前に、管理コンピュータ103は、配達人番号登録部105から荷物117を配達する配達人115の配達人番号を読み出し、さらに、荷物情報登録部107から荷物117の荷物番号タグ119の荷物番号と、その荷物117の受取人の受取人用端末108の電子メールアドレスを読み出す。そして配達人・荷物番号送信部106により、前記電子メールアドレスを用いて、公衆回線120を介して、暗号化した電子メールで荷物117の荷物番号と配達人115の配達人番号を受取人用端末108に送信する。
【0030】
受取人用端末108では、配達人・荷物番号受信部109で電子メールを受信して復号化し、得られた配達人番号と荷物番号を配達人・荷物番号登録部110に登録し、記憶する。
【0031】
一方、受取人宅に到着した配達人116は、所持している配達人番号タグ116に書き込まれた配達人番号と、荷物117の荷物番号タグ119に書き込まれた荷物番号を受取人用端末108に読み取らせる。これを読み取った受取人用端末108はそれぞれの番号により配達人が本人か否か、及び荷物が本来の荷物であるか否かを確認する認証処理を行なう。
【0032】
この認証処理の動作を図2のフローチャートにより説明する。
【0033】
まず、ステップS201で処理を開始した後、ステップS202で配達人115が所持している配達人番号タグ116を無線タグ読み取り部113にかざすことにより、無線タグ読み取り部113が配達人番号タグ116に記憶された配達人番号を読み取る。すなわちタグ116から送信される配達人番号の情報を受信する。
【0034】
次に、ステップS203において、認証部111が先に管理コンピュータ103から受信して配達人・荷物番号登録部110に格納されている配達人番号を読み出す。
【0035】
次に、ステップS204において、認証部111がステップS202で得られた配達人番号タグ116の配達人番号とステップS203で得られた管理コンピュータ103から受信した配達人番号を比較し、両者が一致するか否かにより配達人115を本人と認証するか否か判断する。
【0036】
そして一致しない場合は、配達人115を本人と認証せず、配達員に成りすました者が配達を装っていると判断し、ステップS209に進み、警報装置114で音声ないし表示による警報の出力を行ない、その後、ステップS210で処理を終了する。
【0037】
また、一致した場合は、配達人115を本人と認証し、ステップS205に進む。ステップS205では、配達人115が荷物117に貼付された伝票118の荷物番号タグ119を受取人用端末108の無線タグ読み取り部113にかざすことにより、無線タグ読み取り部113が荷物番号タグ119の荷物番号を読み取る。すなわちタグ119から送信される荷物番号の情報を受信する。
【0038】
次に、ステップS206において、認証部111が先に管理コンピュータ103から受信して配達人・荷物番号登録部110に格納されている荷物番号を読み出す。
【0039】
次に、ステップS207において、認証部111がステップS205で得られた荷物番号タグ119の荷物番号とステップS206で得られた管理コンピュータ103から受信した荷物番号を比較し、両者が一致するか否かにより、荷物117をその受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する。
【0040】
そして、一致した場合は、荷物を本来の荷物と認証してステップS208に進み、門扉制御部112により受取人宅の門扉の施錠を解除して門扉を開放可能とし、荷物117を受け入れられるようにする。その後、ステップS210で処理を終了する。
【0041】
一方、一致しない場合は、荷物を本来の荷物と認証せずにステップS209に進み、警報装置114を駆動して配達人に荷物を取り違えた誤配達であることを報知する警報の出力を行なわせ、その後、ステップS210で処理を終了する。
【0042】
以上のような本実施形態の宅配システムによれば、受取人宅への荷物117の配達時に、受取人用端末108が配達人番号により配達人115を本人と認証するか否か判断する認証処理を行ない、本人と認証しない場合は、警報の出力を行なうとともに、受取人宅の門扉の施錠を解除しないので、配達人に成りすました犯罪者が受取人宅に押し入ることを未然に防止することができる。
【0043】
なお、配達人115が所持していた配達人番号タグ116が盗難に遭ったり紛失したりした際に、管理コンピュータ103の配達人番号登録部105上で、その配達人115の配達人番号を変更することにより、犯罪者が配達人番号タグ116を用いて配達人になりすますことを未然に防止することができる。
【0044】
また、受取人用端末108が荷物番号により荷物117をその受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証処理も行ない、本来の荷物と認証しない場合は、門扉の施錠を解除しないとともに、配達人に誤配達を報知する警報の出力を行なうので、配達人が取り違えた荷物を受取人に渡してしまうことを未然に防止することができる。
【0045】
ところで、以上に説明した差し出し受付端末101、管理コンピュータ103、及び受取人用端末108の各部の機能、及び装置全体としての処理の機能は、専用のハードウェアにより実現してもよいし、それぞれの装置の制御系を構成するCPU,ROMおよびRAMなどからなるコンピュータシステムにおいてCPUが実行する制御プログラムによる処理でRAMやハードディスク装置や通信インターフェースなどのハードウェアを用いて実現するようにしても良い。
【0046】
制御プログラムで実現する場合、制御プログラムは上記コンピュータシステムのROMに格納しておいてもよいし、例えばフロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、ZIP、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカードなどの外部の記憶媒体に記憶しておき、それからRAMに転送して使用してもよい。
【0047】
また、その制御プログラムは、各装置のコンピュータシステムにおいて稼動しているOS(オペレーティングシステム)や他のアプリケーションソフトなどと共同して上述した各機能を実現するものとしてもよい。
【0048】
また、その制御プログラムが各装置に接続される機能拡張ボードのメモリに格納され、機能拡張ボードのCPUがその制御プログラムを実行することにより、上記機能が実現されるものとしてもよい。
【0049】
また、以上の実施形態では、無線タグである配達人番号タグ116と荷物番号タグ119を用いるものとしたが、その代わりにそれぞれ配達人番号と荷物番号を示すバーコードなどのコードを印刷したタグを用い、無線タグ読み取り部113の代わりに前記コードを光学的に読み取る読み取り部を受取人用端末108に設けてもよい。また、それぞれ配達人番号と荷物番号を磁気的に記録した磁気記録媒体のタグを用い、それぞれのタグから配達人番号と荷物番号を磁気的に読み取るようにしてもよい。
【0050】
また、受取人用端末108において、配達人に配達人番号と荷物番号を入力させるための入力手段として、無線タグ読み取り部113の代わりにキーボードやタッチパネルなどの操作入力手段を設け、配達人がこれを操作して配達人番号と荷物番号を直接入力するようにしてもよい。
【0051】
また、以上に説明した実施形態において、受取人宅の「門扉」を「玄関などの扉」に置き換えてもよいことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の宅配システムによれば、受取人宅への荷物の配達時に、受取人宅に設置された受取人用端末により、配達人と荷物の識別情報に基づいて、配達人を本人、荷物をその受取人向けの本来の荷物と認証するか否かが判断され、配達人または荷物が認証されなかった場合は警報の出力が行なわれ、さらに配達人及び荷物が認証された場合にのみ受取人宅の扉の施錠が解除されるようにしたので、配達人に成りすました犯罪者が受取人宅へ押し入って犯罪を行なうことを未然に防止できるとともに、配達人が荷物を取り違えてその受取人向けの本来の荷物ではない荷物を受取人に渡してしまうことも未然に防止できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における宅配システムの通信系統の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態の宅配システムの受取人用端末が行なう配達人と荷物の認証処理の手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
101 差し出し受付端末
102 荷物情報送信部
103 管理コンピュータ
104 荷物情報受信部
105 配達人番号登録部
106 配達人・荷物番号送信部
107 荷物情報登録部
108 受取人用端末
109 配達人・荷物番号受信部
110 配達人・荷物番号登録部
111 認証部
112 門扉制御部
113 無線タグ読み取り部
114 警報装置
115 配達人
116 配達人番号タグ
117 荷物
118 伝票
119 荷物番号タグ
120 公衆回線

Claims (10)

  1. 宅配システムの管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータと、荷物を受け取る受取人宅に設置され前記管理コンピュータと通信可能な受取人用端末を用いて運営される宅配システムであって、
    前記管理コンピュータは、受取人宅への荷物の配達前に、前記荷物を配達する配達人の固有の識別情報と、前記荷物の固有の識別情報を前記受取人宅に設置された受取人用端末に送信する送信手段を有し、
    前記受取人用端末は、前記管理コンピュータから送信された前記配達人と荷物の識別情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した配達人と荷物の識別情報を記憶する記憶手段と、受取人宅への荷物の配達時に、配達人に前記配達人と荷物の識別情報を入力させるための入力手段と、該入力手段により入力された前記配達人と荷物の識別情報を前記記憶手段に記憶された配達人と荷物の識別情報と比較し、それぞれ一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証手段と、該認証手段により配達人または荷物が認証されなかった場合に警報の出力を行なう警報手段を有することを特徴とする宅配システム。
  2. 宅配システムの管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータであって、
    受取人宅への荷物の配達前に、前記荷物を配達する配達人の固有の識別情報と、前記荷物の固有の識別情報を前記受取人宅に設置された受取人用端末に送信する送信手段を有することを特徴とする宅配システムの管理コンピュータ。
  3. 前記配達人の識別情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶手段上で前記配達人の識別情報を変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の宅配システムの管理コンピュータ。
  4. 宅配システムの管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータの制御方法であって、
    受取人宅への荷物の配達前に、前記荷物を配達する配達人の固有の識別情報と、前記荷物の固有の識別情報を前記受取人宅に設置された受取人用端末に送信するように制御することを特徴とする宅配システムの管理コンピュータの制御方法。
  5. 宅配システムの管理センターで宅配システムの管理のための情報処理を行なう管理コンピュータの制御プログラムであって、
    受取人宅への荷物の配達前に、前記荷物を配達する配達人の固有の識別情報と、前記荷物の固有の識別情報を前記受取人宅に設置された受取人用端末に送信する工程を実行するための制御手順を含むことを特徴とする宅配システムの管理コンピュータの制御プログラム。
  6. 宅配システムで配達される荷物を受け取る受取人宅に設置される宅配システムの受取人用端末であって、
    受取人宅への荷物の配達前に、宅配システムの管理センターから送信される荷物の配達人の固有の識別情報と荷物の固有の識別情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した配達人と荷物の識別情報を記憶する記憶手段と、
    受取人宅への荷物の配達時に、配達人に前記配達人と荷物の識別情報を入力させるための入力手段と、
    該入力手段により入力された前記配達人と荷物の識別情報を前記記憶手段に記憶された配達人と荷物の識別情報と比較し、それぞれ一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証手段と、
    該認証手段により配達人または荷物が認証されなかった場合に警報の出力を行なう警報手段を有することを特徴とする宅配システムの受取人用端末。
  7. 前記入力手段は、無線タグから無線通信で送信される情報を受信可能な通信手段であることを特徴とする請求項6に記載の宅配システムの受取人用端末。
  8. 通常は受取人宅の扉を施錠しており、前記認証手段により配達人及び荷物が認証された場合にのみ施錠を解除するように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項6に記載の宅配システムの受取人用端末。
  9. 宅配システムで配達される荷物を受け取る受取人宅に設置される宅配システムの受取人用端末の制御方法であって、
    受取人宅への荷物の配達前に、宅配システムの管理センターから送信される荷物の配達人の固有の識別情報と荷物の固有の識別情報を受信する受信工程と、
    該受信工程で受信した配達人と荷物の識別情報を記憶する記憶工程と、
    受取人宅への荷物の配達時に、配達人に前記配達人と荷物の識別情報を入力させる入力工程と、
    該入力工程で入力された前記配達人と荷物の識別情報を前記記憶工程で記憶した配達人と荷物の識別情報と比較し、それぞれ一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証工程と、
    該認証工程で配達人または荷物が認証されなかった場合に警報の出力を行なう警報工程を実行するように制御することを特徴とする宅配システムの受取人用端末の制御方法。
  10. 宅配システムで配達される荷物を受け取る受取人宅に設置される宅配システムの受取人用端末の制御プログラムであって、
    受取人宅への荷物の配達前に、宅配システムの管理センターから送信される荷物の配達人の固有の識別情報と荷物の固有の識別情報を受信する受信工程と、
    該受信工程で受信した配達人と荷物の識別情報を記憶する記憶工程と、
    受取人宅への荷物の配達時に、配達人に前記配達人と荷物の識別情報を入力させる入力工程と、
    該入力工程で入力された前記配達人と荷物の識別情報を前記記憶工程で記憶した配達人と荷物の識別情報と比較し、それぞれ一致するか否かにより配達人を本人、荷物を当該受取人向けの本来の荷物と認証するか否か判断する認証工程と、
    該認証工程で配達人または荷物が認証されなかった場合に警報の出力を行なう警報工程を実行するように制御する制御手順を含むことを特徴とする宅配システムの受取人用端末の制御プログラム。
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