JP2004352296A - 直方体状合成樹脂製袋 - Google Patents

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JP2004352296A
JP2004352296A JP2003152053A JP2003152053A JP2004352296A JP 2004352296 A JP2004352296 A JP 2004352296A JP 2003152053 A JP2003152053 A JP 2003152053A JP 2003152053 A JP2003152053 A JP 2003152053A JP 2004352296 A JP2004352296 A JP 2004352296A
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Haruhiko Suzuki
春彦 鈴木
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SUZUKI TOKUSHU KAKO KK
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SUZUKI TOKUSHU KAKO KK
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Abstract

【課題】上面が平坦面でかつファスナーによる開閉を可能とする新規な直方体状合成樹脂製袋の提供を図る。
【解決手段】底面側から商品収容が行われるような形態を備えた直方体状容体部1の天板部1aに、当該天板部1aの横中心線で仕切られる一方の折半部周縁に開閉用立上り部2を連設する。 当該立上り部2は天板部1aから一体に延長して形成した内面側立ち上がり部2aと、容体部1から一体に延長して形成した外面側立ち上がり部2bとを重ね合わせると共に、当該両立上り部2a,2bの重ね合わせ端縁は密封縁Aとする。 更に、当該両立上り部2a,2bの基端部寄りに雌雄のファスナー3を形成すると共に、その上部に切裂き用ミシン孔4を形成する。 当該ファスナー3における天板部1aの隅角部と合致する部分に、溶着等に基づく強化密着部3a,3aを形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば紙おむつ等の商品をパッケージしておくための直方体状合成樹脂製袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば紙おむつのような商品をパッケージしておくための直方体状合成樹脂製の袋は、図5に示すように、その上面の横中心線上に封緘部を形成したものであった。 従って、袋の開封は、袋全体を切離して開くもの(例えば特許文献1参照。)、袋の一部を切り開くもの(例えば特許文献1参照。)がある。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3044735号
【特許文献1】
実用新案登録第3045026号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来のパッケージであると、収容商品の取り出しは、袋自体を切り開いてしまうため、例えば商品を一つだけ取り出した後、これを前通り閉めておくことが出来ないため、その保管上の密閉が不能化する、というような問題が生じた。
【0005】
更に、図5に示すような従来の直方体状合成樹脂製袋であると、その上面は山形状を呈するため、商品として一番目に止まる部分である上面部分に商品広告等の表示を施す上で、著しい制約性が生じることを余儀なくされた。
【0006】
本発明は、このような従来の問題を解決した新規の合成樹脂製袋と言う技術の提供を図ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、底面側から商品収容が行われるような形態を備えた直方体状容体部1の天板部1aに、当該天板部1aの横中心線で仕切られる一方の折半部周縁に開閉用立上り部2を連設する。 当該立上り部2は、天板部1aから一体に延長して形成した内面側立ち上がり部2aと、容体部1から一体に延長して形成した外面側立ち上がり部2bとを重ね合わせると共に、当該両立上り部2a,2bの重ね合わせ端縁は密封縁Aとする。 そして、当該両立上り部2a,2bの基端部寄りに雌雄のファスナー3を形成すると共に、その上部に切裂き用ミシン孔4を形成する。
本発明はこのような構成を備えたことを特徴とする直方体状合成樹脂製袋に係るものである。
【0008】
また、上記したファスナー3における天板部1aの両隅角部と合致する部分に、局部的溶着等に基づく強化密着部3a,3aを形成することにより、当該部分を直角に折曲げた際の直方体状容体部1の対応隅角部形成上の目安と安定が図られるように構成する。
【0009】
本発明は、上記のような構成に基づき、従来の問題を解決したものである。
【0010】
【作用】
本発明に係る直方体状合成樹脂製袋は、商品収容は直方体容体部1の底面側から行い、当該底面を密閉した状態で販売用として陳列する。 購入者はミシン孔4を切り裂くことにより、ファスナー3による開口が果たされる。 収容商品を例えば一つ取り出した後は、当該ファスナー3を閉めることにより、収容商品に対する再度の密封が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は商品を入れた状態、すなわち、立体化された状態にある本発明に係る直方体状合成樹脂製袋を表したものである。 同図において、1は直方体状容体部であって、当該容体部1は商品収容をその底面側から行うと共に、当該収容後は、下縁部分を折り返す等なして密閉するような形態を具えたものである。なお、図1及び図2はこのような密閉を施す前の状態を表してある。
【0012】
1aは上記した直方体状容体部1の天板部、2は該天板部の横中心線で仕切られる一方の折半部周縁に連設した開閉用立上り部であつて、天板部1aから一体に延長して形成した内面側立ち上がり部2aと、容体部1から一体に延長して形成した外面側立ち上がり部2bとを重ね合わせて構成したものである。 そして、内外両立上り部2a,2bの重ね合わせ端縁は密封縁Aとしてある。
【0013】
3は雌雄のファスナーであって、内外両立上り部2a,2bの基端部寄りに形成してある。 4は当該ファスナー3のやや上方に形成したミシン孔であって、当該ミシン孔4に沿って切り裂くことによって、上記した密封縁Aが切除され、容体部1に対するファスナー3を介しての開閉が許容化されるように構成してある。
【0014】
上記したファスナー3は、天板部1aの両隅角部と合致する部分に、局部的溶着等に基づく強化密着部3a,3aを形成することにより、当該部分を直角に折曲げた際の直方体状容体部1の対応隅角部形成上の目安と安定が図られるように構成してある。
【0015】
図3及び図4は本発明に係る直方体状合成樹脂製袋の扁平状態を表したものである。 本発明はこのような状態において、所要の商品を収容することにより、図1及び図2に示すような直方体状合成樹脂製袋に転化させる。
【0016】
図3及び図4において、天板部1aは内部に折り込まれた状態となっており、これを図1に示すように平面化することによって形成される三角マチ部1bは、図1に示すように側面側に折り込まれる。 そして、この時ファスナー3に形成した強化密着部3a,3aの存在は、拡開しての立体化時において、直方体状容体部1の隅角部形成上の目安と、当該拡開状態での安定化が図られる。
【0017】
なお、ファスナー3の開閉範囲は、強化密着部3a,3a 間に限定されることとなる。 従って、ファスナー3における当該強化密着部3a,3aの外側部分は、開閉作用は司らずに直方体状容体部1の上端安定作用を奏するための使命を担うこととなる。 従って、図示のような形態としたのは製造上の合理性を図ったためであり、当該部分はファスナーの延長ではなく他の安定補強手段に代えても良い。
【0018】
【発明の効果】
本発明は請求項1に記載のような構成、すなわち、底面側から商品収容が行われるような形態を備えた直方体状容体部1の天板部1aに、当該天板部1aの横中心線で仕切られる一方の折半部周縁に開閉用立上り部2を連設し、当該立上り部2は天板部1aから一体に延長して形成した内面側立ち上がり部2aと、容体部1から一体に延長して形成した外面側立ち上がり部2bとを重ね合わせると共に、当該両立上り部2a,2bの重ね合わせ端縁は密封縁Aとし、更に、当該両立上り部2a,2bの基端部寄りに雌雄のファスナー3を形成すると共に、その上部に切裂き用ミシン孔4を形成したから、ミシン孔4に沿って切り裂くことにより、ファスナー3の開閉に基づく収容商品の取り出しと、取り出し後の再度の密封目的が果たされる。
従って、パッケージを完全に切り開いて収容商品を取り出すような形態の従来品において生じた、例えば商品を一つだけ取り出した後、これを前通り閉めておくことが出来ないため、その保管上の密閉が不能化すると言うような問題は、本発明にあっては全く解消される。
【0019】
更に、従来の直方体状合成樹脂製袋であると、その上面は山形状を呈するため、商品として一番目に止まる部分である上面部分に商品広告等の表示を施す上での著しい制約性が生じることを余儀なくされたが、本発明にあっては上面は平坦な天板部1aとするため、当該表示上の制約性はなく、商品に最適とする表示を極めて目立つ状態で施すことを可能とする。
【0020】
本発明は請求項2に記載のような構成、すなわち、ファスナー3における天板部1aの両隅角部と合致する部分に、強化密着部3a,3aを形成するように構成したから、当該部分を直角に折曲げた際の直方体状容体部1の対応隅角部形成上の目安と安定が図られ、正確なる直方体を形成することができる。
更に、ファスナー3のこのような強化密着部3a,3aに依る両端寄り部分の開閉規制に基づき、ファスナーの開閉は収容商品の取り出しに見合った分に制限されるため、その開閉が必要以上に行われることがない。 従って、開閉の容易性及び迅速性が図られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体化状態を表した斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】本発明の扁平状態を表した正面図である。
【図4】図3におけるY−Y線断面図である。
【図5】従来のパッケージを表した一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 直方体状容体部
1a 天板部
1b 三角マチ部
2 開閉用立上り部
2a 内面側立ち上がり部
2b 外面側立ち上がり部
A 密封縁
3 雌雄のファスナー
3a 強化密着部
4 ミシン孔

Claims (3)

  1. 底面側から商品収容が行われるような形態を備えた直方体状容体部(1)の天板部(1a)に、当該天板部(1a)の横中心線で仕切られる一方の折半部周縁に開閉用立上り部(2)を連設し、当該立上り部(2)は天板部(1a)から一体に延長して形成した内面側立ち上がり部(2a)と、容体部(1)から一体に延長して形成した外面側立ち上がり部(2b)とを重ね合わせると共に、当該両立上り部(2a,2b)の重ね合わせ端縁は密封縁(A)とし、更に、当該両立上り部(2a,2b)の基端部寄りに雌雄のファスナー(3)を形成すると共に、その上部に切裂き用ミシン孔(4)を形成したことを特徴とする直方体状合成樹脂製袋。
  2. ファスナー(3)における天板部(1a)の両隅角部と合致する部分に、強化密着部(3a,3a)を形成し、当該部分を直角に折曲げた際の直方体状容体部(1)の対応隅角部形成上の目安と安定が図られるように構成した請求項1に記載の直方体状合成樹脂製袋。
  3. ファスナー(3)の局部的溶着に基づき強化密着部(3a,3a)を形成するようにした請求項2に記載の直方体状合成樹脂製袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016216066A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 王子ホールディングス株式会社 包装袋および包装体
JP2016216127A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 王子ホールディングス株式会社 包装袋および包装体
JP2017030790A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 王子ホールディングス株式会社 包装袋および包装体

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