JP2004351111A - Subsection bag - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、病院や薬局などで2週間、あるいは一ヶ月分の薬を纏めてもらった場合に、朝・昼・夜というように、服用順序に従って一回分毎に小分けしておくことができるなど、予め決められた小分け物の使用順番に従って開封可能にならしめる小分け袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、高齢者の場合、いろいろな病気を合併していることが多いので、朝・昼・夜にそれぞれ異なる幾種類の薬を服用しなければならないことが多い。
病院や薬局では、通常、この異なる種類の薬を、2週間、あるいは一ヶ月分を纏めて患者に渡している。
したがって、患者は、2週間、あるいは一ヶ月分の纏めて渡された薬の中から、例えば、朝に服用する薬、昼に服用する薬、夜に服用する薬を、種類と用量を間違えないように、その都度取り出して服用しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高齢者の場合、服用する薬の種類や量が多く、服用時に、種類や用量を間違い易い。このため、2週間、あるいは一ヶ月分の薬を病院や薬局で纏めて渡された場合、自宅に持ち帰って、朝に服用する薬、昼に服用する薬、夜に服用する薬というように、一回分毎に、小袋に小分けし、服用する薬の種類と用量を間違えないようにしている人も多い。
ところが、高齢者の場合には、服用する薬の種類や量が多いので、家族が手伝って一回分毎に、小袋に小分けしていたとしても、朝に服用する薬を、昼に服用し、昼に服用する薬を朝に服用したりする飲み間違いや飲み忘れが生じやすいという問題があった。
さらに、高齢者は、既に朝に服用する薬を服用したにも関わらず、そのことを忘れてしまい、再び別の小袋を開封して薬を服用してしまうという二度飲みを起こすことがあり、しかも、高齢者本人は勿論、家族も二度飲みがあったことに気付き難く、服薬事故に繋がり易いという問題もあった。
【0004】
そこで、この発明の課題は、例えば、薬のように使用順序の定まった小物類を使用順序に応じて一回分毎に小分けしておくことができ、しかも、その取出しが使用順序の順番に制限され、小分けした薬等の重複使用や取出し順序を間違えないようにし、また、既に使用したことを確認することができる小分け袋を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、袋の内部が袋素材を対向面同士で接合することによって上記袋の縁に沿って並ぶ複数の小分けポケットに仕切られ、一連のスライドファスナーを上記複数の小分けポケットの並びに沿って上記袋の縁に設け、上記複数の小分けポケットが上記スライドファスナーの閉じ位置側から順に開いていく小分け袋としたのである。
【0006】
この構成による小分け袋は、袋の内部が袋素材を対向面同士で接合することによって上記袋の縁に沿って並ぶ複数の小分けポケットに仕切られ、一連のスライドファスナーを上記複数の小分けポケットの並びに沿って上記袋の縁に設け、上記複数の小分けポケットが上記スライドファスナーの閉じ位置側から順に開いていくので、スライダーの移動に応じて閉じ位置側の小分けポケットから順に開くことができ、まだ取り出すべきでない小分けした薬等が収納された小分けポケットはスライドファスナーによって閉じられている。
したがって、使用者が予め一日分の薬等をその使用順序に従って、スライダーの閉じ位置側から開き位置側の小分けポケットに、小分けした薬等を収納しておくと、小分けした薬等の取出しが使用順序の順番に制限されるので、小分けした薬等の取出し順序の間違いを防止できる。また、小分けした薬等を取り出す際に、まだ取り出すべきでない小分した薬等が、小分けポケットからこぼれたり、混入したりする心配もない。しかも、小分けした薬等をうっかり重複使用しそうになっても、小分け袋のスライダーを再び移動させようとする際に、その使用時期の小分けした薬等が既に取り出されていることが容易に判るので、その重複使用を防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の第一の実施の形態である小分け袋を図面に基づき説明する。図1〜3に示すように、この小分け袋1は、内部が袋素材11,12を対向面同士で接合することによって上記袋の縁1aに沿って並ぶ複数の小分けポケット2、2’、2”に仕切られ、一連のスライドファスナー3を小分けポケット2、2’、2”の並びに沿って上記袋の縁1aに設けている。さらに、スライドファスナー3には、スライド抗部4a、4bを設けている。この小分け袋1は、薬の小分けに用いるものであり、小分けポケット2、2’、2”には薬の服用時期を表示している。
【0008】
袋素材11、12には、半透明な矩形の合成樹脂製シートを用いている。この小分け袋1においては、袋素材11と袋素材12とをスライドファスナー3を設ける上縁11a、12aを除く側縁11bと12b、11b’と12b’、底縁11cと12cにおいて溶着し、貼り合わせることによって袋状にしている。袋素材11、12には、この実施の形態の如く、透明または半透明の合成樹脂製シートを用いることが好ましい。このように透明な合成樹脂を用いると、小分け袋1の内部を外側から透視できるので、使用者本人は勿論、家族も小分けポケット2、2’、2”の中をより簡単に確認できるようになる。なお、袋素材11、12にはシースルー布地を用いることもできる。無論、袋素材11または12のいずれか一方のみを透明または半透明の袋素材としてもよい。
【0009】
小分けポケット2、2’、2”は、袋素材11、12の対向面同士を側縁11b、12bからスライドファスナー3の開き位置側に向かって所定の間隔で短手方向に溶着して接合することによって小分けポケットの境界部2a、2bを形成し、小分け袋1の縁1aに沿って並ぶように設けている。これにより、小分け袋1の内部が、三つの小分けポケット2、2’、2”に仕切られている。この第1の実施形態の場合には、小分けポケットの数を3個にしているが、この数は用途に応じて適宜変更することができる。
【0010】
スライドファスナー3には、スライダー3aを備える、密封型のスライドファスナーを用いている。このスライドファスナー3は、図1、図3に示すように、スライドファスナー3の閉じ位置を側縁11b、12bの上に、開き位置を側縁11b’、12b’の上にして、袋素材11、12の上縁11a、12aに溶着することによって設けている。このようにスライドファスナー3を設けることにより、スライドファスナー3が小分けポケット2、2’、2”の並びに沿って設けることができ、小分けポケットがスライドファスナーの閉じ位置側から順に、すなわち、小分けポケット2から、小分けポケット2’、小分けポケット2”の順に開いていく小分け袋1になる。なお、スライドファスナー3には、例えば、金属ファスナーなど、袋素材に取付けできるファスナー部と、スライダーとから構成されるものを用いることができる。
【0011】
スライド抵抗部4a、4bは、スライドファスナー3の小分けポケットの境界部2a、2bの上に設けられた、例えば、低く短い線状凸部である。このスライド抵抗部4a、4bは、例えば、低い丸凸や低い波線状に凹凸を形成してもよく、スライダー3aがスライド抵抗部4a、4bを通過でき、この際、使用者にスライダー3aの移動に抵抗感の変化を与えるものであればよい。このようにスライド抵抗部4a、4bを設けると、使用者にはポケット2と2’の境界2aまたは2’と2”の境界2bまでスライダー3aを移動したことがより判り易くなるので、誤って隣ポケットを開く恐れがさらに少なくなる。
【0012】
また、各小分けポケット2、2’、2”部分には、薬の服用時期(あさ、ひる、よる)が順番に表示され、さらに、矢印によってスライドファスナー3のスライ方向が表示されている。このように薬等の小分け物の使用順序等を表示すると、小分け袋1の使用方法および薬等の小分け物の用法が一目で解るので、さらにその誤用を防ぐことができる。この表示には、袋素材11,12を加熱変色させて文字等を描く方法や、プリント表示する方法、または、シール貼り等を用いることができる。さらに、小分け袋1毎に、(月)、(火)、(水)などの曜日や日付を入れて管理の徹底を図るようにしてもよい。
【0013】
この小分け袋1の使用方法を説明する。使用者は、処方された2週間、あるいは一ヶ月分の薬から一日分の薬を取り分け、朝に服用する薬を小分けポケット2に、昼に服用する薬を小分けポケット2’に、夜に服用する薬を小分けポケット2”に分け入れておく。朝の服用時期が来ると、使用者はスライダー3aを小分けポケット境界部2a、すなわち、ストップ表示6が示されている、抵抗感が感じられる所(スライド抵抗部4a)まで移動させ、小分けポケット2中の朝に服用する薬を全て取り出す。スライダー3aは、そのままポケット境界部2a(スライド抵抗部4a)の位置に置いておく。昼の服用時期が来ると、使用者は、スライダー3aを、さらに開方向に移動させ、次の小分けポケット境界部2b、すなわち、次にストップ表示6が示されている、抵抗感が感じられる所(スライド抵抗部4b)まで移動させ、小分けポケット2’中の昼に服用する薬を全て取り出す。スライダー3aは、そのまま小分けポケット境界部2b(スライド抵抗部4b)の位置に置いておく。最後に、夜の服用時期が来ると、スライダー3aを開き位置まで移動させ、小分けポケット2”中の夜に服用する薬を全て取り出せばよい。
【0014】
勿論、この小分け袋1は、薬の小分け以外にも利用できる。例えば、組立て家具などの組立てに使用するネジやボルト等を、組立て工程に応じた数の小分けポケットを有する小分け袋1に、組立て順に、使用するネジやボルトを小分けして収納しておくと、組立て順に使用するネジやボルトを間違いなく順番に取り出せるので、便利である。
【0015】
また、第二の実施の形態として、この発明においては、図4のように、小分け袋1の周縁に通し孔部5を設けることができる。このように通し孔部5を設けると、例えば、通し孔部5に紐を通し、7つの小分け袋41を繋ぎとめることによって1週間分の小分け薬を纏めることができ、便利である。また、小分け袋41を販売等する際には、通し孔部5にフックを通し、小分け袋41を簡単に陳列できる。
【0016】
【発明の効果】
この発明の小分け袋においては、使用者が予め一日分の薬等をその使用順序に従って、スライダーの閉じ位置側から開き位置側の小分けポケットに、小分けした薬等を収納しておくと、小分けした薬等の取出しが使用順序の順番に制限されるので、小分けした薬等の取出し順序の間違いを防止できる。また、小分けした薬等を取り出す際に、まだ取り出すべきでない小分けポケット中の小分した薬等がこぼれたり、混入したりする心配もない。しかも、小分けした薬等をうっかり重複使用しそうになっても、小分け袋を再び開封しようとする際に、その使用時期の小分けした薬等が既に取り出されていることが容易に判るので、その重複使用を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施の形態の小分け袋を示す全体斜視図である。
【図2】図1の小分け袋のA−A断面図である。
【図3】図1の小分け袋のB‐B断面図である。
【図4】この発明の第二の実施の形態の小分け袋を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1、41 小分け袋
1a 縁
2、2’、2” 小分けポケット
2a、2b 小分けポケット境界部
3 スライドファスナー
3a スライダー
4a,4b スライド抵抗部
5 通し孔部
6 ストップ表示
11、12 袋素材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, for example, when two weeks or one month's worth of medicine is collected at a hospital or pharmacy, the medicine can be subdivided for each dose according to the order of taking the medicine, such as morning, noon, night. The present invention relates to a dispensing bag which can be opened in accordance with a predetermined use order of the dispensing material.
[0002]
[Prior art]
In particular, elderly people often have various illnesses, so they often need to take several different types of medicine in the morning, day, and night.
Hospitals and pharmacies usually deliver these different types of drugs to patients in two weeks or one month.
Therefore, the patient does not mistake the type and dosage of the medicine taken in the morning, the medicine taken in the daytime, and the medicine taken in the night among the medicines given for two weeks or one month. As such, they must be taken out and taken each time.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of elderly people, the types and amounts of medicines to be taken are large, and the types and dosages are likely to be wrong when taking the medicine. For this reason, if two weeks or one month's worth of medicine is collected and delivered at a hospital or pharmacy, take it home, take medicine in the morning, take medicine at noon, take medicine at night, Many people divide into small sachets each time, so that the type and dose of medicine to be taken are not mistaken.
However, in the case of elderly people, the type and amount of medicines to be taken is large, so even if the family helps to divide the medicine into small sachets each time, take the medicine taken in the morning at noon, There is a problem that a medicine taken in the daytime is taken in the morning or a mistake in taking the medicine or forgetting to take the medicine is liable to occur.
In addition, the elderly may forget to take the medicine they already take in the morning, and may take another dose, opening another pouch and taking the medicine again. In addition, there is a problem that not only the elderly person, but also his or her family can not easily notice that he or she drinks twice, which may easily lead to a medication accident.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to allow, for example, small articles having a predetermined use order such as a medicine to be subdivided for each single use according to the use order, and furthermore, the removal thereof is limited to the use order. It is another object of the present invention to provide a dispensing bag that can prevent repeated use of the dispensed medicines and the like and the order in which the dispensed medicines are taken out, and that can confirm that the medicine has already been used.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention is configured such that the inside of a bag is partitioned into a plurality of sub-partition pockets arranged along an edge of the bag by joining bag materials at opposing surfaces, and a series of slide fasteners is formed. Are provided at the edge of the bag along the row of the small pockets, and the plurality of small pockets are sequentially opened from the closed position side of the slide fastener.
[0006]
The subdivided bag according to this configuration is divided into a plurality of subdivided pockets arranged along the edge of the bag by joining the bag material between the opposing surfaces, and a series of slide fasteners is arranged in the plurality of subdivided pockets. Along the edge of the bag, the plurality of subdivision pockets are sequentially opened from the closed position side of the slide fastener. The subdivision pocket in which the subdivided medicine and the like that should not be stored is closed by a slide fastener.
Therefore, if the user stores the medicines and the like for one day in advance in the subdivision pockets from the closed position side to the open position side of the slider in accordance with the order of use, the medicines and the like that have been divided are taken out. Since the order of use is limited, it is possible to prevent the order of taking out the subdivided medicines or the like from being incorrect. Further, when taking out the divided medicine or the like, there is no fear that the medicine or the like which should not be taken out spills out of the subdivision pocket or is mixed. In addition, even if it is likely to inadvertently re-use the subdivided drugs, etc., when trying to move the slider of the subdivided bag again, it is easy to see that the subdivided drugs etc. of the time of use have already been taken out. , It can prevent its duplicate use.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A subdivision bag according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 to 3, this divided
[0008]
Transparent rectangular synthetic resin sheets are used for the
[0009]
The subdivided
[0010]
As the slide fastener 3, a sealed slide fastener having a
[0011]
The
[0012]
In each of the subdivision pockets 2, 2 ′, and 2 ″, the time of taking the medicine (Asa, Hiru, Yoru) is displayed in order, and the sliding direction of the
[0013]
A method of using the
[0014]
Of course, the
[0015]
Further, as a second embodiment, in the present invention, as shown in FIG. Providing the through-
[0016]
【The invention's effect】
In the dispensing bag of the present invention, when the user stores the medicines and the like for one day in advance in the subdivision pockets from the closed position side to the open position side of the slider in accordance with the order of use, the divided medicines and the like are divided. Since the dispensing of the medicines and the like that are dispensed is limited to the order of use, it is possible to prevent a mistake in the dispensing order of the medicines and the like that are subdivided. Further, when taking out the divided medicines and the like, there is no fear that the medicines and the like dispensed in the small pockets which should not be taken out yet are spilled or mixed. In addition, even if inadvertent use of the divided medicine is likely to be repeated, when trying to open the divided bag again, it is easy to determine that the divided medicine, etc. of the time of use has already been taken out. Use can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a subdivision bag according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of the small bag shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line BB of the small bag shown in FIG.
FIG. 4 is an overall perspective view showing a subdivision bag according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 41
Claims (5)
Priority Applications (1)
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