JP2004350588A - 水圧駆動装置を備えた食肉製造システム - Google Patents

水圧駆動装置を備えた食肉製造システム Download PDF

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Abstract

【課題】食肉ブロック加工手段が0℃以上の所定の低温で操作されて食肉ブロックの鮮度及び殺菌性を良好に保持し得る食肉ブロック加工手段の駆動に、前記所定の低温、また不凍液を使用した0℃以下の低温で作動可能な水圧駆動システムを用いることを可能とした食肉製造システムを提供する。
【解決手段】所定温度に保持された加工室内に搬入された食肉屠体を食肉ブロック加工手段により解体、脱骨して製品としての食肉ブロックを製造する食肉製造システムにおいて、加圧された作動水により作動せしめられて前記食肉ブロック加工手段を駆動する水圧アクチュエータと、前記作動水を所定圧力に加圧して作動水通路を通して前記水圧アクチュエータに送給する水圧ポンプとを備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鶏肉の加工処理装置等に適用され、所定温度に保持された加工室内に搬入された食肉屠体を解体、脱骨して製品としての食肉ブロックを、水圧駆動装置を用いて製造する食肉製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電所等の放射線場で用いられる機器の操作や一部の建設機械においては、水圧ポンプで加圧された高圧の作動水を水圧モータに作用させて該水圧モータにより機器類を駆動する水圧駆動システムが、近年、用いられるようになってきた。
前記放射線場で用いられる機器の駆動用水圧駆動システムの1つに特許文献1(特開平8−232904号公報)の技術がある。
【0003】
特許文献1の技術においては、放射線場にある機器を操作するサーボ機構と該サーボ機構を制御するサーボ制御部とを備え、該サーボ機構を、水を作動流体とする水圧モータと、該サーボコントローラによって水圧モータへの水の給排を制御する水圧サーボ弁と、該水圧モータに前記水圧サーボ弁を介して高圧水を圧送する水圧ポンプとにより構成し、該サーボ機構によって前記放射線場にある機器を操作している。
【0004】
一方、鶏肉を解体、脱骨して製品としての食肉ブロックを製造するにあたっては、例えば本出願人による特願2001−524442の特許出願に開示されているように、0℃を含む低温下で、中抜き屠体(内臓を取り去った鶏肉本体)を大ばらし機において手羽付き上半身、骨付き腿肉及び腰肉等に分離し、胸肉脱骨機で鶏肉の上半身である胸部位の脱骨を行い、腿肉脱骨機で骨付き腿肉の脱骨を行い、前記脱骨加工がなされた食肉ブロックを計量器で所定製品重量になるように計量して食肉ブロック製品を形成し、包装装置で包装する、という工程で以って製造を行っている。
そして、かかる食肉ブロックの製造システムにおいては、前記大ばらし機、胸肉脱骨機、腿肉脱骨機、計量器、包装装置等の食肉ブロック加工手段の操作は油圧駆動システム、あるいは空気圧駆動システムによって行われている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−232904号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されているような水圧駆動システムは、水圧駆動媒体としての作動後の廃棄水による環境汚染の問題がなく、作動水として安価で導入が容易な水道水を使用でき、また該作動水の廃棄コストが低廉であり、作動媒体が水であるため防火、防爆性が高く、かつ小型高出力の水圧モータによる駆動が可能であるという、多くの利点を有する。
【0007】
しかしながら、かかる水圧駆動システムは、前記特許文献1のような原子力発電所等の放射線場で用いられる機器の操作や建設機械の作動アームの駆動等の、作動水を常温で用いる水圧駆動システムに用いられているにとどまり、前記食肉ブロックの製造システムのように、大ばらし機、胸肉脱骨機、腿肉脱骨機、計量器、包装装置等の食肉ブロック加工手段が0℃近傍の低温で操作される機器の駆動用として用いられた例は無い。
等の解決すべき課題を有している。
【0008】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、食肉ブロック加工手段が0℃近傍の低温で操作されて食肉ブロックの鮮度及び殺菌性を良好に保持し得る食肉ブロック加工手段の駆動に、0℃以上の所定の低温で作動可能、また不凍液を使用した0℃以下の低温で作動可能な水圧駆動システムを用いることを可能とした食肉製造システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的を達成するもので、所定温度に保持された加工室内に搬入された鶏肉、牛肉、豚肉等の食肉屠体を食肉ブロック加工手段により解体、脱骨して製品としての食肉ブロックを製造する食肉製造システムにおいて、加圧された作動水により作動せしめられて前記食肉ブロック加工手段を駆動する水圧アクチュエータと、前記作動水を所定圧力に加圧し作動水通路を通して前記水圧アクチュエータに送給する水圧ポンプとを備えてなることを特徴とする。
【0010】
かかる発明において、具体的には、前記食肉ブロック加工手段は、前記食肉屠体を解体して複数の骨付き状態の中間体に加工する解体装置と、この骨付き中間体を脱骨して製品としての食肉ブロックに加工する1台または複数台の脱骨装置と、前記食肉ブロックを計量する1台または複数台の計量装置と、該計量装置にて計量後の食肉ブロック製品を包装する1台または複数台の包装装置を含み、該解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置の夫々にこれらを駆動する前記水圧アクチュエータを設置し、1台の水圧ポンプにより複数台の水圧アクチュエータに作動水を供給するように構成する。
また、前記に加えて、 前記食肉ブロック加工手段の間において前記食肉屠体、骨付き中間体、食肉ブロック等の食肉加工体を搬送する搬送装置を前記水圧アクチュエータにて駆動するように構成するのがよい。
【0011】
また、かかる発明において好ましくは、前記作動水通路の前記水圧ポンプ出口側に設置されて、作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器を備え、該作動水熱交換器によって前記低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめるように構成する。
【0012】
さらに、好ましくは、前記水圧ポンプの作動水入口に接続される水タンクを設置し、該水タンクから前記水圧ポンプを経て、食肉ブロック加工手段を構成する解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置に夫々設置された水圧アクチュエータを並列に接続し、前記各水圧アクチュエータの出口から前記作動水熱交換器を経て前記水タンクに接続される作動水の循環路を形成する。
【0013】
かかる発明によれば、1台の水圧ポンプにて高圧に加圧された作動水は、作動水通路を通って食肉ブロック加工手段を構成する解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置に夫々設置され前記作動水通路に並列に接続された各水圧アクチュエータに導入されて、各水圧アクチュエータを作動せしめ、各水圧アクチュエータにより前記解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置が駆動せしめられ、また該水圧アクチュエータにより食肉加工体を搬送する搬送装置が駆動せしめられる。
【0014】
各水圧モータを駆動して昇温された作動水は、各水圧アクチュエータの出口から作動水の循環路に合流して作動水熱交換器に導入され、該作動水熱交換器において0℃以上(好ましくは5℃程度)の所定の低温に冷却される。
そして、該作動水熱交換器における冷却によって前記所定の低温に保持された作動水は前記作動水の循環路を通って前記水圧ポンプに吸入され、該水圧ポンプから前記作動水の循環路を前記各水圧アクチュエータを駆動しながら循環する。
尚、この場合、該作動水熱交換器は冷媒と作動水とを熱交換して該作動水を降温させる形式の熱交換器を用いるが、前記各水圧アクチュエータにおける作動水の使用温度が氷点よりも高い場合には、該作動水を空気中に放出して自然放冷する冷却塔でもよい。
【0015】
ここで、前記水圧ポンプは、公知の斜板式油圧ポンプ、あるいはターボ式油圧ポンプの作動流体を油から水に置き換えたものであって、比較的低圧の場合はターボ式水圧ポンプを用い、高圧の場合は斜板式水圧ポンプを用いるのがよい。
また、前記水圧アクチュエータは、公知の斜板式油圧モータ、ベーン式油圧モータ、油圧シリンダ等の作動流体を油から水に置き換えたものであって、比較的低圧の場合はベーン式水圧モータを用い、高圧の場合は斜板式水圧モータを用いるのがよい。
【0016】
従って、かかる発明によれば、0℃以上(好ましくは5℃程度)の低温で作動する解体装置、脱骨装置、計量装置、包装装置等の食肉ブロック加工手段を、前記低温に常時保持された作動水で作動する水圧アクチュエータによって駆動することが可能となり、食肉ブロックの鮮度及び殺菌性を良好に保持しつつ、廃棄水の環境汚染の問題がなく、安価で導入が容易な水道水を使用でき、廃棄コストが低廉で、防火、防爆性が高く、かつ小型高出力の水圧アクチュエータを有する水圧駆動装置を装備した食肉製造システムを提供できる。
【0017】
また、かかる発明において好ましくは、前記食肉ブロック加工手段に用いられる器具を洗浄する洗浄装置を備え、該洗浄装置に前記作動水の一部を導入し、該作動水により前記器具を洗浄するように構成する。
このように構成すれば、前記食肉ブロック加工手段作動用の水圧アクチュエータを駆動した後の作動水の一部を分流して洗浄装置に導き、該洗浄装置において食肉ブロック加工手段に用いられる器具の洗浄用として利用できるので、格別な洗浄水供給系統が不要となり、装置が簡単化され装置コストを低減できる。
尚、後述するように作動水に不凍液を添加する場合には、前記作動水の一部による器具の洗浄は行わない。
【0018】
また、かかる発明において好ましくは、前記加工室内を0℃以下の所定の低温に保持する加工室熱交換器と、前記作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される該作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器とを併設し、前記加工室熱交換器により前記加工室内を前記0℃以下の所定の低温に保持するとともに、前記作動水熱交換器によって前記0℃以上の所定の低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめて、無人状態にて前記0℃以下の所定の低温下で前記食肉ブロックを製造可能とする。
さらに、前記加工室熱交換器にて低温に冷却された冷却流体を前記作動水熱交換器に導入し、該作動水熱交換器において前記冷却流体を冷媒として前記作動水と熱交換して該作動水を前記所定の低温に保持するように構成するのがよい。
【0019】
このように構成すれば、加工室熱交換器により加工室内を0℃以下(好ましくは−10℃程度)の所定の低温に保持しつつ、複数台の食肉ブロック加工手段を作動させる水圧アクチュエータの作動水を作動水熱交換器によって前記低温に保持して該水圧アクチュエータを駆動することにより、加工室内及び複数台の食肉ブロック加工手段及び水圧アクチュエータを前記低温に安定的に保持して食肉ブロックの製造作業をなし得るので、低温の加工室内を無人状態にして食肉ブロックの製造を行うことができ、食肉ブロック製造作業の省力化を実現できる。
また、前記加工室内を所定の低温に保持する加工室熱交換器における冷却流体を、作動水熱交換器の冷熱源として利用できるので、作動水の冷却用として格別な冷凍装置等の冷熱源が不要となり、装置が簡単化され装置コストを低減できる。
【0020】
また、かかる発明において好ましくは、前記加工室内を常温に保持するとともに、前記作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される該作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器を設け、前記加工室内を常温に保持した状態で、前記作動水熱交換器によって前記所定の低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめるように構成する。
【0021】
このように構成すれば、水圧アクチュエータの作動水を作動水熱交換器によって0℃以上の所定の低温に保持して該水圧アクチュエータにより複数台の食肉ブロック加工手段を作動させることにより、前記複数台の食肉ブロック加工手段及び水圧アクチュエータを前記低温に安定的に保持して食肉ブロックの製造を行うことができるとともに、作業者は常温に保持された加工室内で前記食肉ブロック加工手段の操作等の諸作業を容易に行うことができる。
【0022】
また、かかる発明において好ましくは、前記水圧ポンプ出口の作動水の温度を検出するポンプ出口作動水温度センサと、該ポンプ出口作動水温度センサからの作動水温度の検出値に基づき前記作動水熱交換器の容量制御を行うコントローラとを備えてなる。
このように構成すれば、水圧ポンプ出口の作動水温度の検出値に基づき作動水熱交換器の容量制御つまり冷却度を調整することにより、水圧アクチュエータへの作動水温度を0℃以上の所定の低温に安定的に保持して食肉ブロックの製造を行うことができる。
【0023】
また、かかる発明において好ましくは、前記各水圧アクチュエータの作動水入口に設けられて該水圧アクチュエータへの作動水流量を調整する流量調整弁と、前記各水圧アクチュエータ入口における作動水の温度を検出する作動水アクチュエータ入口温度センサと、前記作動水アクチュエータ入口温度センサから入力される作動水温度の検出値に基づき前記各水圧アクチュエータ入口の作動水温度が目標温度になるように前記流量調整弁の開度を制御するコントローラとを備えてなる。
【0024】
このように構成すれば、食肉ブロック加工手段用水圧アクチュエータ毎に作動水温度の検出値に基づき流量調整による温度制御を行うので、水圧アクチュエータを該食肉ブロック加工手段毎に異なる温度で作動させることができる。即ち、例えば前記脱骨装置と計量装置あるいは包装装置のように最適作動温度が異なる場合においても、水圧アクチュエータ毎の作動水温度の検出値に基づく流量調整による温度制御によって水圧アクチュエータの最適作動温度を食肉ブロック加工手段によって自在に調節することができる。
【0025】
また、かかる発明において好ましくは、前記水圧ポンプの入口側に不凍液を注入する不凍液注入装置を設ける。
さらに好ましくは、前記水圧ポンプ出口の作動水の温度を検出するポンプ出口作動水温度センサと、該ポンプ出口作動水温度センサからの作動水温度の検出値に基づき前記不凍液注入装置による不凍液注入量を制御するコントローラとを設ける。
【0026】
このように構成すれば、各水圧アクチュエータへの作動水中に不凍液を注入することにより、前記食肉ブロック加工手段が最適加工室内温度である−10℃程度の作動温度になっても、作動水が凍結することがなく、食肉ブロック加工手段を、高品質を保持できる低温で安定して作動させることができる。
また、水圧ポンプ出口の作動水温度の検出値に基づき不凍液注入量を制御するので、不凍液の注入量を作動水が凍結しない範囲で最低限に制御でき、不凍液の注入量を最少限に保持しつつ作動水の凍結を回避できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0028】
図1は本発明の第1実施例に係る水圧駆動装置を備えた鶏肉の食肉ブロック製造システムの構成を示す系統図、図2は前記第1実施例における制御ブロック図、図3は第2実施例を示す要部系統図である。
【0029】
第1実施例の系統図を示す図1において、100は加工室であり、室外101に対して断熱壁102にて熱的に遮断され、室内クーラ39により該加工室100内の空気を吸入し冷却することにより、−10℃〜0℃程度の低温に保持されている。40は該室内クーラ39に冷却用冷媒を送る冷凍装置である。
31は被加工品である鶏肉の中抜き屠体(内臓を取り去った鶏肉本体)を前記加工室100内に搬入する投入コンベアであり、該投入コンベア31は後述する洗浄装置37、大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、及び包装機38を通して前記被加工品を搬送する搬送コンベア32に連動連結されている。
【0030】
上述のように、37は洗浄装置、33は大ばらし機、34は胸肉脱骨機、35は腿肉脱骨機、36は計量器、38は包装機で、前記投入コンベア31により低温の加工室100内に搬入された前記被加工品は、搬送コンベア32によって搬送されつつ、該被加工品の中抜き屠体(内臓を取り去った鶏肉本体)を洗浄装置37にて洗浄した後、前記大ばらし機33において手羽付き上半身、骨付き腿肉及び腰肉等に分離し、前記胸肉脱骨機34で鶏肉の上半身である胸部位の脱骨を行う一方で、前記腿肉脱骨機35で骨付き腿肉の脱骨がなされる。
そして、前記胸肉脱骨機34及び前記腿肉脱骨機35にて脱骨加工がなされた食肉ブロックは、前記計量器36で所定製品重量になるように計量して食肉ブロック製品を形成した後、前記包装機38で包装し、外部に搬出する。
【0031】
前記大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、及び包装機38には、これらの装置を作動させる水圧モータ4、5、6、7、及び16が夫々併設されている。また、30は前記搬送コンベア32を駆動する搬送コンベア駆動装置であり、該搬送コンベア駆動装置30にも該装置30を作動させる水圧モータ8が併設されている。
前記各水圧モータ4、5、6、7、16及び8は、公知の斜板式油圧モータ、ベーン式油圧モータ、油圧シリンダ等の作動流体を油から水に置き換えたものであって、低圧の場合はベーン式水圧モータを用い、高圧の場合は斜板式水圧モータを用いるのが好適である(水圧モータの内部構造は公知であるので、詳細な構造説明は省略する)。
【0032】
2は前記水圧モータ4、5、6、7、16及び8への作動水が収容される水タンク、1は該水タンク2内の作動水を前記各水圧モータ4、5、6、7、16及び8に圧送する水圧ポンプである。
該水圧ポンプ1は、公知の斜板式油圧ポンプ、あるいはターボ式油圧ポンプの作動流体を油から水に置き換えたものであって、低圧の場合はターボ式水圧ポンプを用い、高圧の場合は斜板式水圧ポンプを用いるのが好適である(水圧ポンプの内部構造は公知であるので、詳細な構造説明は省略する)。
【0033】
17は入口側が前記水圧ポンプ1の吐出口に接続される作動水供給管、3は該作動水供給管17の管路を開閉する主開閉弁である。前記作動水供給管17の出口側は、前記大ばらし機33用の水圧モータ4への作動水管24、胸肉脱骨機34の水圧モータ5への作動水管23、腿肉脱骨機35の水圧モータ6への作動水管25、計量器36の水圧モータ7への作動水管26、包装機38の水圧モータ16への作動水管27、及び搬送コンベア駆動装置30用の水圧モータ8への作動水管013に夫々並列に接続され、前記水圧ポンプ1により圧送された高圧の作動水が前記作動水供給管17から前記各作動水管24、23、25、26、27、及び013に分流して、前記各水圧モータ4、5、6、7、16、及び8に供給されるようになっている。
【0034】
そして、前記各水圧モータ4、5、6、7、16、及び8の作動水出口は作動水管51、52、53、54、55及び50を通して作動水排出管18に合流している。
また、前記各作動水管24、23、25、26、27、013の各水圧モータ4、5、6、7、16、8寄りの部位には、入口側1ポート、出口側2ポートで出口側2ポートの流量配分機能を有する調整弁9、10、11、12、15、及び13が設置されている。
前記各調整弁9、10、11、12、15、13の一方側の出口は前記各水圧モータ4、5、6、7、16、8の作動水入口に接続され、他方側の出口は、バイパス管57、58、59、60、61、63を介して前記各作動水管51、52、53、54、55、50に夫々接続されている。
【0035】
20は作動水熱交換器で、前記作動水排出管18を通った前記各水圧モータ4、5、6、7、16、8駆動後の作動水が導入される。該作動水熱交換器20の冷媒側には前記室内クーラ(加工室熱交換器)39で低温に冷却された冷却流体が導入され、該冷却流体と前記各水圧モータ4、5、6、7、16、8駆動後の作動水とを熱交換して該作動水を冷却するようになっている。
該作動水熱交換器20にて冷却された作動水は、作動水管21を通って前記水タンク2に戻されるようになっている。
22aは前記室内クーラ39から該作動水熱交換器20に冷媒を供給する冷媒入口管、22bは該作動水熱交換器20の冷媒出口から前記室内クーラ39に冷媒を還流する冷媒入口管である。また、29は前記冷媒入口管22aを開閉するとともに、該冷媒入口管22aの通路面積を調整する冷媒調整弁である。
【0036】
前記構成によって、前記水タンク2から水圧ポンプ1、作動水供給管17を経て、前記大ばらし機33用水圧モータ4、胸肉脱骨機34用水圧モータ5、腿肉脱骨機35用水圧モータ6、計量器36用水圧モータ7、包装機38用水圧モータ16、搬送コンベア駆動装置30用水圧モータ8に並列に接続し、これらの水圧モータ4、5、6、7、16、8から前記作動水排出管18及び前記作動水熱交換器20を経て前記水タンク2に戻る閉回路からなる作動水の循環路を形成している。
【0037】
62は水道水が導入される水供給装置で、水補給管63を介して前記作動水の循環路中における前記作動水排出管18の前記作動水熱交換器20よりも上流部位に接続されている。63aは前記水補給管63の管路を開閉する開閉弁である。
28は前記作動水排出管18から分岐されて前記洗浄装置37に接続される洗浄水管、56は該洗浄装置37の洗浄廃水を外部に排出するための排水管である。
尚、後述するように作動水に不凍液を混入する場合は、前記洗浄装置37への作動水の供給は行わない。
【0038】
かかる実施例において、後述する作動水熱交換器20によって、0℃以上の所定の低温、好ましくは5℃程度に温度調節され、1台の水圧ポンプ1にて高圧に加圧された作動水は、主開閉弁3が開弁されると、作動水供給管17を通り、該作動水供給管17から各作動水管24、23、25、26、27、013に分流し、各作動水管に設置された調整弁9、10、11、12、15、13を通って、前記大ばらし機33用水圧モータ4、胸肉脱骨機34用水圧モータ5、腿肉脱骨機35用水圧モータ6、計量器36用水圧モータ7、包装機38用水圧モータ16、搬送コンベア駆動装置30用水圧モータ8に夫々供給され、各水圧モータ4、5、6、7、16、8を駆動する。
【0039】
各水圧モータ4、5、6、7、16、8を駆動し昇温した作動水は、出口側の作動水管51、52、53、54、55、50を通って作動水排出管18に合流し、該作動水排出管18から作動水熱交換器20に導入される。
該作動水熱交換器20においては、前記室内クーラ39で低温に冷却された冷却流体と、前記各水圧モータ4、5、6、7、16、8駆動後の昇温した作動水とを熱交換して該作動水を冷却する。
即ち、該作動水熱交換器20においては、前記室内クーラ39から冷媒入口管22a及び冷媒調整弁29を通って導入された冷媒と、前記昇温された作動水とを熱交換して該作動水を冷却する。該作動水熱交換器20にて冷却された作動水は、作動水管21を通って前記水タンク2に戻される。
一方、該作動水冷却後の冷媒は、冷媒出口管22bを通って前記室内クーラ39に戻される。
【0040】
前記のように構成すれば、前記室内クーラ39により加工室100内を0℃以下の所定の低温、好ましくは−10℃程度に保持しつつ、前記大ばらし機33用水圧モータ4、胸肉脱骨機34用水圧モータ5、腿肉脱骨機35用水圧モータ6、計量器36用水圧モータ7、包装機38用水圧モータ16、及び搬送コンベア駆動装置30用水圧モータ8の作動水を前記作動水熱交換器20によって0℃以上の所定の低温に保持して該水圧モータ1を駆動することにより、加工室100内及び大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、包装機38等の複数台の食肉ブロック加工手段及び該食肉ブロック加工手段を駆動する水圧モータ4、5、6、7、16を前記所定の低温に安定的に保持して食肉ブロックの製造作業をなし得るので、低温の加工室100内を無人状態にして食肉ブロックの製造を行うことができる。
また、前記加工室100内を前記低温に保持する室内クーラ39における冷却流体を、作動水熱交換器20の冷熱源として利用できるので、作動水の冷却用として格別な冷凍装置等の冷熱源が不要となり、装置が簡単化される。
【0041】
尚、前記作動水を氷点よりも高い温度で作用させる場合には、前記作動水熱交換器20に代えて、該作動水を空気中に放出して自然放冷する冷却塔を用いてもよい。
【0042】
以上のように、かかる実施例によれば、0℃以上の所定の低温、好ましくは5℃程度で作動する大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、包装機38等の食肉ブロック加工手段を、前記所定の低温に常時保持された作動水で作動する水圧モータ4、5、6、7、16を備えた水圧駆動システムによって駆動することが可能となる。
従って、かかる実施例によれば、被加工品の食肉ブロックの鮮度及び殺菌性を良好に保持しつつ、廃棄水の環境汚染の問題がなく、安価で導入が容易な水道水を使用でき、廃棄コストが低廉で、防火、防爆性が高く、かつ小型高出力の水圧モータを有する水圧システムで以って作動せしめ得る食肉製造システムを得ることができる。
【0043】
また、かかる実施例においては、後述するような不凍液を用いない場合、前記大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、及び包装機38等の食肉ブロック加工手段に用いられる器具を洗浄する洗浄装置を備え、該洗浄装置に前記作動水の一部を導入し、該作動水により前記器具を洗浄するように構成する。
このように構成すれば、前記食肉ブロック加工手段作動用の水圧モータを駆動した後の作動水の一部を分流して洗浄装置に導き、該洗浄装置において食肉ブロック加工手段に用いられる器具の洗浄用として利用できるので、格別な洗浄水供給系統が不要となり、装置が簡単化され装置コストを低減できる。
【0044】
次に、図2に基づきかかる実施例における制御動作について説明する。
72はポンプ出口作動水温度センサで、前記作動水供給管17における水圧ポンプ1出口の作動水の温度を検出する。
73、74、75、76、77は各水圧モータの作動水入口温度センサで、前記水圧モータ4、5、6、7、16の入口における作動水の温度を検出する。
70はコントローラで、該コントローラ70には前記ポンプ出口作動水温度センサ72から水圧ポンプ1出口の作動水温度の検出値が入力されるとともに、前記水圧モータ作動水入口温度センサ73、74、75、76、77から各水圧モータ4、5、6、7、16入口の作動水温度の検出値が入力される。
【0045】
前記コントローラ70は、前記ポンプ出口作動水温度センサ72からの水圧ポンプ1出口の作動水温度検出値に基づき、前記作動水熱交換器20の容量制御つまり該作動水熱交換器20への冷媒調整弁29の開度を調整する。即ち、該コントローラ70は、前記作動水温度検出値が予め設定された作動水温度になるように前記冷媒調整弁29の開度を調整して、前記作動水熱交換器20の冷却度を調整する。
また、該コントローラ70は、ポンプ制御装置71を介して水圧ポンプ1の作動制御も行う。
また、該コントローラ70は、必要に応じて、前記作動水供給管17を開閉する主開閉弁3の開閉制御も行う。
なお、前記作動水温度の設定値は、作動水として、通常の水道水を用いる場合は0〜5℃程度、後述するように該水道水に不凍液を注入する場合は−10〜0℃が好適である。
【0046】
このように構成すれば、前記水圧ポンプ1出口の作動水の温度の検出値に基づき作動水熱交換器20の容量制御つまり冷却度を調整することにより、該水圧モータ4、5、6、7、16への作動水温度を、前記のような設定値に安定的に保持して食肉ブロックの製造を行うことが可能となる。
【0047】
また、前記コントローラ70は、前記水圧モータ作動水入口温度センサ73、74、75、76、77からの各水圧モータ4、5、6、7、16入口の作動水温度の検出値に基づき、前記各水圧モータ4、5、6、7、16入口の調整弁9、10、11、12、15の流量制御、即ち各水圧モータ4、5、6、7、16側出口ポートを通流させる流量とバイパス管57、58、59、60、61側出口ポートを通流させる流量との流量配分調整をおこなう。
即ち該コントローラ70は、前記各水圧モータ4、5、6、7、16入口の作動水温度の検出値に基づき、各水圧モータ4、5、6、7、16入口の作動水温度が予め設定された目標温度になるように前記各調整弁9、10、11、12、15の流量配分調整をおこなう。
【0048】
このように構成すれば、前記食肉ブロック加工手段用の水圧モータ4、5、6、7、16毎に作動水温度の検出値に基づき流量配分調整による温度制御を行うので、前記水圧モータを該食肉ブロック加工手段毎に異なる温度で作動させることができる。
即ち、例えば前記胸肉脱骨機34あるいは腿肉脱骨機35と計量器36あるいは包装機38のように、最適作動温度が異なる場合においても、前記作動水温度の検出値に基づく流量配分調整による温度制御によって、最適作動温度を食肉ブロック加工手段によって自在に調節することが可能となる。
【0049】
次に、19は不凍液注入装置で、前記作動水供給管17の水圧ポンプ1の入口あるいは前記水タンク2内に不凍液を注入する。該不凍液としては、プロピレングリコール、アルコール等を用いるが、前記プロピレングリコールは潤滑性も備えているので、摺動部の多い水圧ポンプ及び水圧モータに好適である。
このように構成すれば、各水圧モータ4、5、6、7、16への作動水中に不凍液を注入することにより、前記食肉ブロック加工手段の最適作動温度である−10℃程度の作動温度になっても、作動水が凍結することがなく、食肉ブロック加工手段を低温で安定して作動させることが可能となる。
【0050】
また、図2に示すように、前記コントローラ70によって、前記水圧ポンプ1出口の作動水の温度の検出値に基づき前記不凍液注入装置19による不凍液注入量を制御するように構成する。
このように構成すれば、水圧ポンプ1出口作動水温度の検出値に基づき不凍液注入量を制御するので、不凍液の注入量を作動水が凍結しない範囲で最低限に制御できる。
【0051】
図3に示される第2実施例においては、前記作動水供給管17の水圧ポンプ1出口側に作動水熱交換器81を設置し、前記作動水排出管18を直接水タンク2に接続している。また、水供給装置62からの給水管63を前記水タンク2に接続している。63aは給水管63の管路を開閉する開閉弁である。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
【0052】
かかる第2実施例において、前記室内クーラ39の設定温度を上げるかあるいは該室内クーラ39を停止して前記加工室100内を常温に保持した状態で、前記作動水熱交換器81によって前記大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、包装機38等の食肉ブロック加工手段を作動させる0℃以上の所定の低温に保持された作動水により前記水圧モータ4、5、6、7、16を作動せしめるように構成する。
【0053】
このように構成すれば、水圧モータ4、5、6、7、16の作動水を作動水熱交換器81によって0℃以上の低温に保持して該水圧モータ4、5、6、7、16によって複数台の食肉ブロック加工手段(前記大ばらし機33、胸肉脱骨機34、腿肉脱骨機35、計量器36、包装機38等)を作動させることにより、前記複数台の食肉ブロック加工手段及び水圧モータ4、5、6、7、16を前記所定の低温に安定的に保持して食肉ブロックの製造を行うことができ、かつ作業者は常温に保持された加工室100内で前記食肉ブロック加工手段の操作等の諸作業を容易に行うことが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、0℃以上の所定の低温で作動する解体装置、1台または複数台の脱骨装置、1台または複数台の計量装置、1台または複数台の包装装置等の食肉ブロック加工手段を、前記低温に常時保持された作動水で作動する水圧アクチュエータによって駆動することが可能となり、食肉ブロックの鮮度及び殺菌性を良好に保持しつつ、廃棄水の環境汚染の問題がなく、安価で導入が容易な水道水を使用でき、廃棄コストが低廉で、防火、防爆性が高く、かつ小型高出力の水圧アクチュエータを有する水圧駆動装置を装備した食肉製造システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水圧駆動装置を備えた鶏肉の食肉ブロック製造システムの構成を示す系統図である。
【図2】前記第1実施例における制御ブロック図である。
【図3】第2実施例を示す要部系統図である。
【符号の説明】
1 水圧ポンプ
2 水タンク
3 主開閉弁
4、5、6、7、8、16 水圧モータ
9、10、11、12、15、13 調整弁
17 作動水供給管
18 作動水排出管
19 不凍液注入装置
20、81 作動水熱交換器
23、24、25、26、27、013 作動水管
29 冷媒調整弁
30 搬送コンベア駆動装置
32 搬送コンベア
33 大ばらし機
34 胸肉脱骨機
35 腿肉脱骨機
36 計量器
37 洗浄装置
38 包装機
39 室内クーラ
50、51、52、53、54、55 作動水管
57、58、59、60、61、63 バイパス管
62 水供給装置
70 コントローラ
71 ポンプ制御装置
72 ポンプ出口作動水温度センサ
73、74、75、76、77 アクチュエータ作動水入口温度センサ
100 加工室

Claims (13)

  1. 所定温度に保持された加工室内に搬入された鶏肉、牛肉、豚肉等の食肉屠体を食肉ブロック加工手段により解体、脱骨して製品としての食肉ブロックを製造する食肉製造システムにおいて、加圧された作動水により作動せしめられて前記食肉ブロック加工手段を駆動する水圧アクチュエータと、前記作動水を所定圧力に加圧し作動水通路を通して前記水圧アクチュエータに送給する水圧ポンプとを備えてなることを特徴とする水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  2. 前記食肉ブロック加工手段は、前記食肉屠体を解体して複数の骨付き状態の中間体に加工する解体装置と、この骨付き中間体を脱骨して製品としての食肉ブロックに加工する1台または複数台の脱骨装置と、前記食肉ブロックを計量する1台または複数台の計量装置と、該計量装置にて計量後の食肉ブロック製品を包装する1台または複数台の包装装置を含み、該解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置の夫々にこれらを駆動する前記水圧アクチュエータを設置し、1台の水圧ポンプにより複数台の該水圧アクチュエータに作動水を供給するように構成したことを特徴とする請求項1記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  3. 前記食肉ブロック加工手段の間において前記食肉屠体、骨付き中間体、食肉ブロック等の食肉加工体を搬送する搬送装置を前記水圧アクチュエータにて駆動するように構成してなることを特徴とする請求項2記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  4. 前記食肉ブロック加工手段に用いられる器具を洗浄する洗浄装置を備え、該洗浄装置に前記作動水の一部を導入し、該作動水により前記器具を洗浄するように構成してなることを特徴とする請求項2記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  5. 前記作動水通路の前記水圧ポンプ出口側に設置されて、作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器を備え、該作動水熱交換器によって前記低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめるように構成してなることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  6. 前記水圧ポンプの作動水入口に接続される水タンクを設置し、該水タンクから前記水圧ポンプを経て、食肉ブロック加工手段を構成する解体装置及び脱骨装置及び計量装置及び包装装置に夫々設置された水圧アクチュエータを並列に接続し、前記各水圧アクチュエータの出口から前記作動水熱交換器を経て前記水タンクに接続される作動水の循環路を形成してなることを特徴とする請求項5記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  7. 前記加工室内を0℃以下の所定の低温に保持する加工室熱交換器と、前記作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される該作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器とを併設し、前記加工室熱交換器により前記加工室内を前記0℃以下の所定の低温に保持するとともに、前記作動水熱交換器によって前記0℃以上の所定の低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめて、無人状態にて前記0℃以下の所定の低温下で前記食肉ブロックを製造可能としたことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  8. 前記加工室熱交換器にて低温に冷却された冷却流体を前記作動水熱交換器に導入し、該作動水熱交換器において前記冷却流体を冷媒として前記作動水と熱交換して該作動水を所定の低温に保持するように構成してなることを特徴とする請求項7記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  9. 前記加工室内を常温に保持するとともに、前記作動水と冷媒とを熱交換して前記水圧アクチュエータに送給される該作動水を0℃以上の所定の低温に保持する作動水熱交換器を設け、前記加工室内を常温に保持した状態で、前記作動水熱交換器によって前記低温に保持された作動水により前記水圧アクチュエータを作動せしめるように構成したことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  10. 前記水圧ポンプ出口の作動水の温度を検出するポンプ出口作動水温度センサと、該ポンプ出口作動水温度センサからの作動水温度の検出値に基づき前記作動水熱交換器の容量制御を行うコントローラとを備えてなることを特徴とする請求項5に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  11. 前記各水圧アクチュエータの作動水入口に設けられて該水圧アクチュエータへの作動水流量を調整する流量調整弁と、前記各水圧アクチュエータ入口における作動水の温度を検出する作動水アクチュエータ入口温度センサと、前記作動水アクチュエータ入口温度センサから入力される作動水温度の検出値に基づき前記各水圧アクチュエータ入口の作動水温度が目標温度になるように前記流量調整弁の開度を制御するコントローラとを備えてなることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  12. 前記水圧ポンプの入口側に不凍液を注入する不凍液注入装置を設けてなることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
  13. 前記水圧ポンプ出口の作動水の温度を検出するポンプ出口作動水温度センサと、該ポンプ出口作動水温度センサからの作動水温度の検出値に基づき前記不凍液注入装置による不凍液注入量を制御するコントローラとを備えてなることを特徴とする請求項12記載の水圧駆動装置を備えた食肉製造システム。
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JP2017035654A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 Kyb株式会社 水圧システム

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