JP2004348340A - 端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常発生によりサーバ装置がコンテンツ配信を続けている場合であっても、新規の配信開始要求により配信されるコンテンツを正常に受信再生する。
【解決手段】クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する。ポート番号管理手段209は、配信開始要求が新規に送信される際に、記憶部204に格納された過去に使用した受信用ポート番号を読み出し、配信制御手段208は、配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する。ポート番号管理手段209は、配信開始要求が新規に送信される際に、記憶部204に格納された過去に使用した受信用ポート番号を読み出し、配信制御手段208は、配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置と端末装置とがネットワークを介して接続され、サーバ装置から端末装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信システムに係り、特に配信要求を行う際の通信制御機能を有する端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及やブロードバンド環境の整備に伴い、テキストや画像情報などの配信サービスだけでなく、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システムやライブ・オン・デマンド(LOD)システムのような映像配信サービスの開発が進んでいる。VODは、サーバ装置とクライアント端末装置間でインタラクティブに映像の配信を行うものであり、映像の配信中に、巻き戻しや早送り、一時停止なども可能にしたものである。また、LODは、コンサートや野球中継のような実況中継をサーバ装置を介してクライアント端末装置で視聴可能にしたものである。
【0003】
このようなコンテンツ配信システムにおいては、クライアント端末装置からサーバ装置に対して映像コンテンツの配信開始要求や停止要求を行うための通信制御プロトコルが考えられており、クライアント端末装置は、サーバ装置に送信する配信開始要求において、コンテンツを受信する際に使用する受信用ポート番号を指定するようにしていた。このとき、クライアント端末装置は、配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、予め設定されている初期値を用いる。サーバ装置は、クライアント端末装置の配信開始要求で指定された番号の受信用ポートに対してコンテンツを配信する。
【0004】
ここで、コンテンツの配信中にクライアント端末装置に電源断やネットワークケーブル断などの異常が生じると、サーバ装置側では配信中のセッションが保持された状態となる。保持されたセッションをサーバ装置側で解放するためには、サーバ装置とクライアント端末装置間のキープアライブのタイムアウトを利用して、サーバ装置によるセッションの保持時間が一定のタイムアウト値に達すると、セッションを解放するようにしていた。サーバ装置は、保持しているセッションが解放されるまでの間、配信開始要求で指定された番号の受信用ポートに対してコンテンツ配信を続けることになる。
【0005】
このようにクライアント端末装置の異常等によりサーバ装置が配信中セッションを保持している状態で、正常復帰したクライアント端末装置から新規の配信開始要求を送信すると、この配信開始要求においても前回の配信開始要求と同じ受信用ポート番号が指定されるので、サーバ装置は、前回と同じ番号の受信用ポートに対してコンテンツを配信する。したがって、この受信用ポートに対しては、異常発生時から続いている前回のコンテンツ配信と、新規の配信開始要求に応じたコンテンツ配信の両方が同時に行われているので、クライアント端末装置は、コンテンツを正常に受信することができず、その結果コンテンツを再生することもできないという問題が生じる。このような問題を解消するには、ポート番号の重複を防止するポート番号割付け方法が有効と考えられる(例えば、特許文献1参照)。なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−175439号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されたポート番号割付け方法は、コンピュータの通信情報定義ファイルに定義された登録ポート番号と重複がないようにポート番号を選定して、選定したポート番号を通信情報定義ファイルに登録することにより、アプリケーションプログラムのインストール時のソケット通信用ポート番号の重複を防止するものであって、サーバ装置に対して受信用ポート番号を指定するものでないため、前述のコンテンツ配信システムには適用できないという問題点があった。
【0008】
また、クライアント端末装置がコンテンツを再生できない状態を早期に解消する方法として、前述のタイムアウト値を短くすることにより、サーバ装置が保持しているセッションを早期に解放する方法が考えられる。しかしながら、タイムアウト値を短くすると、サーバ装置とクライアント端末装置間の状態確認処理の実行間隔を短くすることになり、サーバ装置の処理負荷が増加するという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、端末装置の異常等によりサーバ装置がコンテンツ配信を続けている場合であっても、新規の配信開始要求により配信されるコンテンツを正常に受信再生することが可能な通信制御機能を有する端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置からコンテンツの配信を受ける端末装置において、情報を記憶する記憶手段と、前記サーバ装置にコンテンツの配信開始要求を送信する配信制御手段と、前記配信開始要求で指定した受信用ポート番号を前記記憶手段に格納するポート番号管理手段とを備えるものである。
また、本発明の端末装置の1構成例において、前記ポート番号管理手段は、前記配信開始要求が送信される際に、前記記憶手段に格納された過去に使用した受信用ポート番号を読み出し、前記配信制御手段は、前記配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、前記ポート番号管理手段によって読み出された過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態となるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図1において、100はコンテンツを配信するサーバ装置、200はサーバ装置100から配信されたコンテンツを受信し再生する複数のクライアント端末装置である。サーバ装置100と各クライアント端末装置200とは通信ネットワーク300を介して接続される。通信ネットワーク300としては、インターネットや光ネットワーク等、どのようなものでもよい。サーバ装置100やクライアント端末装置200の構成は、例えば演算装置、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
【0012】
クライアント端末装置200は、通信ネットワーク300と接続される通信インタフェース部201と、ユーザがクライアント端末装置200に対して指示を与えるための操作入力部202と、ユーザに対して情報を提示するための画面表示部203と、情報を蓄積する記憶部204と、クライアント端末装置全体を制御する制御部205とから構成される。制御部205は、サーバ装置100からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段206と、コンテンツ受信手段206により受信したコンテンツを再生するコンテンツ再生手段207と、サーバ装置100との間でコンテンツの配信の開始や停止などの制御を行う配信制御手段208と、記憶部204へのポート番号の格納および読み出しを行うポート番号管理手段209とを有する。
【0013】
まず、ユーザがクライアント端末装置200を使ってコンテンツを視聴する場合の動作を図1と図2を用いて説明する。図2は図1のコンテンツ配信システムの動作を示すシーケンス図である。
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、操作入力部202を通じてユーザからの再生指示を受けると、記憶部204から過去に使用したポート番号を読み出す(図2ステップS101)。
【0014】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、サーバ装置100に対する配信開始要求で指定する受信用ポート番号を選択し、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用したポート番号と選択した受信用ポート番号とを比較して、選択した受信用ポート番号が過去に使用したポート番号と異なる場合、この選択した受信用ポート番号を含む配信開始要求を通信インタフェース部201を介してサーバ装置100に送信する(ステップS102)。
【0015】
配信開始要求を受信したサーバ装置100は、要求元のクライアント端末装置200への配信に関するセッション情報を確認した結果、コンテンツ数や使用帯域等の予め定められた許容範囲を超過しないと判断した場合、要求元のクライアント端末装置200に対して許可応答を返信する(ステップS103)。
【0016】
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求に対するサーバ装置100からの応答として許可応答を受信すると、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する(ステップS104)。
そして、サーバ装置100は、要求元のクライアント端末装置200に対してコンテンツの配信を開始する(ステップS105)。
【0017】
クライアント端末装置200のコンテンツ受信手段206は、サーバ装置100からのコンテンツを受信し(ステップS106)、コンテンツ再生手段207は、コンテンツ受信手段206で受信したコンテンツを再生する(ステップS107)。こうして、ユーザは、コンテンツの視聴が可能になり、図1のコンテンツ配信システムがビデオ・オン・デマンド(VOD)システムの場合等には、巻き戻し、早送り等の特殊再生機能も利用した視聴が可能になる。
【0018】
次に、クライアント端末装置200の動作を図3を用いて説明する。図3はクライアント端末装置200の動作を示すフローチャートである。
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、ユーザからの再生指示を受けると(図3ステップS1)、記憶部204から過去に使用したポート番号を読み出す(ステップS2)。
【0019】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、サーバ装置100に対する配信開始要求で指定する受信用ポート番号を選択し(ステップS3)、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用したポート番号と選択した受信用ポート番号とを比較して(ステップS4)、選択した受信用ポート番号が過去に使用したポート番号と一致する場合、ステップS3の処理に戻る。こうして、過去に使用したポート番号と受信用ポート番号とが一致しなくなるまで、受信用ポート番号の選択が繰り返し行われる。
【0020】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、選択した受信用ポート番号と過去に使用したポート番号とが異なる場合(ステップS4においてNO)、この受信用ポート番号を含む配信開始要求をサーバ装置100に送信する(ステップS5)。
【0021】
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求に対するサーバ装置100からの応答として許可応答を受信すると、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する(ステップS6)。
クライアント端末装置200のコンテンツ受信手段206は、サーバ装置100からのコンテンツを受信し、コンテンツ再生手段207は、コンテンツ受信手段206で受信したコンテンツを再生する(ステップS7)。
【0022】
以上のように、本実施の形態では、過去の視聴の際に使用した受信用ポート番号をクライアント端末装置200に蓄積しておき、新規に配信開始要求を行う際には過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するようにしたので、異常発生によりサーバ装置100がコンテンツ配信を続けている場合であっても、クライアント端末装置200は、サーバ装置100から新たなコンテンツを正常に受信して再生することが可能となる。
【0023】
なお、本実施の形態では、クライアント端末装置200において過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するようにしているが、過去に使用したポートでもコンテンツを正常に受信することができ、かつ使用可能なポートの数が限られている場合には、記憶部204に格納されているポート番号を適宜消去して、過去に使用した受信用ポートを再び使用できるようにすることが望ましい。ポート番号の消去方法としては、例えば蓄積可能なポート番号の最大件数を予め設定しておき、ステップS6,S104において新たなポート番号を記憶部204に格納する際に、記憶部204に格納済みのポート番号の件数が最大件数に達している場合には、最も過去に格納したポート番号を消去するといった方法が考えられる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶手段に格納するポート番号管理手段を端末装置に設けることにより、新規に配信開始要求を行う際には過去に使用した受信用ポート番号を読み出して、過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択することができるので、異常発生によりサーバ装置がコンテンツ配信を続けている場合であっても、コンテンツ配信が続いている受信用ポートを新規の配信開始要求で指定することがなくなり、端末装置は、サーバ装置から新たなコンテンツを正常に受信して再生することが可能となる。また、システムのタイムアウト値を短くすることなく、新規の配信開始要求により配信されるコンテンツを正常に受信再生することが可能なので、サーバ装置の処理負荷を増大させることなく、新たな視聴を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のコンテンツ配信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】図1のコンテンツ配信システムにおけるクライアント端末装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…サーバ装置、200…クライアント端末装置、201…通信インタフェース部、202…操作入力部、203…画面表示部、204…記憶部、205…制御部、206…コンテンツ受信手段、207…コンテンツ再生手段、208…配信制御手段、209…ポート番号管理手段、300…通信ネットワーク300。
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置と端末装置とがネットワークを介して接続され、サーバ装置から端末装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信システムに係り、特に配信要求を行う際の通信制御機能を有する端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及やブロードバンド環境の整備に伴い、テキストや画像情報などの配信サービスだけでなく、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システムやライブ・オン・デマンド(LOD)システムのような映像配信サービスの開発が進んでいる。VODは、サーバ装置とクライアント端末装置間でインタラクティブに映像の配信を行うものであり、映像の配信中に、巻き戻しや早送り、一時停止なども可能にしたものである。また、LODは、コンサートや野球中継のような実況中継をサーバ装置を介してクライアント端末装置で視聴可能にしたものである。
【0003】
このようなコンテンツ配信システムにおいては、クライアント端末装置からサーバ装置に対して映像コンテンツの配信開始要求や停止要求を行うための通信制御プロトコルが考えられており、クライアント端末装置は、サーバ装置に送信する配信開始要求において、コンテンツを受信する際に使用する受信用ポート番号を指定するようにしていた。このとき、クライアント端末装置は、配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、予め設定されている初期値を用いる。サーバ装置は、クライアント端末装置の配信開始要求で指定された番号の受信用ポートに対してコンテンツを配信する。
【0004】
ここで、コンテンツの配信中にクライアント端末装置に電源断やネットワークケーブル断などの異常が生じると、サーバ装置側では配信中のセッションが保持された状態となる。保持されたセッションをサーバ装置側で解放するためには、サーバ装置とクライアント端末装置間のキープアライブのタイムアウトを利用して、サーバ装置によるセッションの保持時間が一定のタイムアウト値に達すると、セッションを解放するようにしていた。サーバ装置は、保持しているセッションが解放されるまでの間、配信開始要求で指定された番号の受信用ポートに対してコンテンツ配信を続けることになる。
【0005】
このようにクライアント端末装置の異常等によりサーバ装置が配信中セッションを保持している状態で、正常復帰したクライアント端末装置から新規の配信開始要求を送信すると、この配信開始要求においても前回の配信開始要求と同じ受信用ポート番号が指定されるので、サーバ装置は、前回と同じ番号の受信用ポートに対してコンテンツを配信する。したがって、この受信用ポートに対しては、異常発生時から続いている前回のコンテンツ配信と、新規の配信開始要求に応じたコンテンツ配信の両方が同時に行われているので、クライアント端末装置は、コンテンツを正常に受信することができず、その結果コンテンツを再生することもできないという問題が生じる。このような問題を解消するには、ポート番号の重複を防止するポート番号割付け方法が有効と考えられる(例えば、特許文献1参照)。なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−175439号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されたポート番号割付け方法は、コンピュータの通信情報定義ファイルに定義された登録ポート番号と重複がないようにポート番号を選定して、選定したポート番号を通信情報定義ファイルに登録することにより、アプリケーションプログラムのインストール時のソケット通信用ポート番号の重複を防止するものであって、サーバ装置に対して受信用ポート番号を指定するものでないため、前述のコンテンツ配信システムには適用できないという問題点があった。
【0008】
また、クライアント端末装置がコンテンツを再生できない状態を早期に解消する方法として、前述のタイムアウト値を短くすることにより、サーバ装置が保持しているセッションを早期に解放する方法が考えられる。しかしながら、タイムアウト値を短くすると、サーバ装置とクライアント端末装置間の状態確認処理の実行間隔を短くすることになり、サーバ装置の処理負荷が増加するという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、端末装置の異常等によりサーバ装置がコンテンツ配信を続けている場合であっても、新規の配信開始要求により配信されるコンテンツを正常に受信再生することが可能な通信制御機能を有する端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置からコンテンツの配信を受ける端末装置において、情報を記憶する記憶手段と、前記サーバ装置にコンテンツの配信開始要求を送信する配信制御手段と、前記配信開始要求で指定した受信用ポート番号を前記記憶手段に格納するポート番号管理手段とを備えるものである。
また、本発明の端末装置の1構成例において、前記ポート番号管理手段は、前記配信開始要求が送信される際に、前記記憶手段に格納された過去に使用した受信用ポート番号を読み出し、前記配信制御手段は、前記配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、前記ポート番号管理手段によって読み出された過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態となるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図1において、100はコンテンツを配信するサーバ装置、200はサーバ装置100から配信されたコンテンツを受信し再生する複数のクライアント端末装置である。サーバ装置100と各クライアント端末装置200とは通信ネットワーク300を介して接続される。通信ネットワーク300としては、インターネットや光ネットワーク等、どのようなものでもよい。サーバ装置100やクライアント端末装置200の構成は、例えば演算装置、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
【0012】
クライアント端末装置200は、通信ネットワーク300と接続される通信インタフェース部201と、ユーザがクライアント端末装置200に対して指示を与えるための操作入力部202と、ユーザに対して情報を提示するための画面表示部203と、情報を蓄積する記憶部204と、クライアント端末装置全体を制御する制御部205とから構成される。制御部205は、サーバ装置100からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段206と、コンテンツ受信手段206により受信したコンテンツを再生するコンテンツ再生手段207と、サーバ装置100との間でコンテンツの配信の開始や停止などの制御を行う配信制御手段208と、記憶部204へのポート番号の格納および読み出しを行うポート番号管理手段209とを有する。
【0013】
まず、ユーザがクライアント端末装置200を使ってコンテンツを視聴する場合の動作を図1と図2を用いて説明する。図2は図1のコンテンツ配信システムの動作を示すシーケンス図である。
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、操作入力部202を通じてユーザからの再生指示を受けると、記憶部204から過去に使用したポート番号を読み出す(図2ステップS101)。
【0014】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、サーバ装置100に対する配信開始要求で指定する受信用ポート番号を選択し、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用したポート番号と選択した受信用ポート番号とを比較して、選択した受信用ポート番号が過去に使用したポート番号と異なる場合、この選択した受信用ポート番号を含む配信開始要求を通信インタフェース部201を介してサーバ装置100に送信する(ステップS102)。
【0015】
配信開始要求を受信したサーバ装置100は、要求元のクライアント端末装置200への配信に関するセッション情報を確認した結果、コンテンツ数や使用帯域等の予め定められた許容範囲を超過しないと判断した場合、要求元のクライアント端末装置200に対して許可応答を返信する(ステップS103)。
【0016】
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求に対するサーバ装置100からの応答として許可応答を受信すると、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する(ステップS104)。
そして、サーバ装置100は、要求元のクライアント端末装置200に対してコンテンツの配信を開始する(ステップS105)。
【0017】
クライアント端末装置200のコンテンツ受信手段206は、サーバ装置100からのコンテンツを受信し(ステップS106)、コンテンツ再生手段207は、コンテンツ受信手段206で受信したコンテンツを再生する(ステップS107)。こうして、ユーザは、コンテンツの視聴が可能になり、図1のコンテンツ配信システムがビデオ・オン・デマンド(VOD)システムの場合等には、巻き戻し、早送り等の特殊再生機能も利用した視聴が可能になる。
【0018】
次に、クライアント端末装置200の動作を図3を用いて説明する。図3はクライアント端末装置200の動作を示すフローチャートである。
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、ユーザからの再生指示を受けると(図3ステップS1)、記憶部204から過去に使用したポート番号を読み出す(ステップS2)。
【0019】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、サーバ装置100に対する配信開始要求で指定する受信用ポート番号を選択し(ステップS3)、ポート番号管理手段209によって読み出された過去に使用したポート番号と選択した受信用ポート番号とを比較して(ステップS4)、選択した受信用ポート番号が過去に使用したポート番号と一致する場合、ステップS3の処理に戻る。こうして、過去に使用したポート番号と受信用ポート番号とが一致しなくなるまで、受信用ポート番号の選択が繰り返し行われる。
【0020】
クライアント端末装置200の配信制御手段208は、選択した受信用ポート番号と過去に使用したポート番号とが異なる場合(ステップS4においてNO)、この受信用ポート番号を含む配信開始要求をサーバ装置100に送信する(ステップS5)。
【0021】
クライアント端末装置200のポート番号管理手段209は、配信開始要求に対するサーバ装置100からの応答として許可応答を受信すると、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶部204に格納する(ステップS6)。
クライアント端末装置200のコンテンツ受信手段206は、サーバ装置100からのコンテンツを受信し、コンテンツ再生手段207は、コンテンツ受信手段206で受信したコンテンツを再生する(ステップS7)。
【0022】
以上のように、本実施の形態では、過去の視聴の際に使用した受信用ポート番号をクライアント端末装置200に蓄積しておき、新規に配信開始要求を行う際には過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するようにしたので、異常発生によりサーバ装置100がコンテンツ配信を続けている場合であっても、クライアント端末装置200は、サーバ装置100から新たなコンテンツを正常に受信して再生することが可能となる。
【0023】
なお、本実施の形態では、クライアント端末装置200において過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択するようにしているが、過去に使用したポートでもコンテンツを正常に受信することができ、かつ使用可能なポートの数が限られている場合には、記憶部204に格納されているポート番号を適宜消去して、過去に使用した受信用ポートを再び使用できるようにすることが望ましい。ポート番号の消去方法としては、例えば蓄積可能なポート番号の最大件数を予め設定しておき、ステップS6,S104において新たなポート番号を記憶部204に格納する際に、記憶部204に格納済みのポート番号の件数が最大件数に達している場合には、最も過去に格納したポート番号を消去するといった方法が考えられる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、配信開始要求で指定した受信用ポート番号を記憶手段に格納するポート番号管理手段を端末装置に設けることにより、新規に配信開始要求を行う際には過去に使用した受信用ポート番号を読み出して、過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択することができるので、異常発生によりサーバ装置がコンテンツ配信を続けている場合であっても、コンテンツ配信が続いている受信用ポートを新規の配信開始要求で指定することがなくなり、端末装置は、サーバ装置から新たなコンテンツを正常に受信して再生することが可能となる。また、システムのタイムアウト値を短くすることなく、新規の配信開始要求により配信されるコンテンツを正常に受信再生することが可能なので、サーバ装置の処理負荷を増大させることなく、新たな視聴を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のコンテンツ配信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】図1のコンテンツ配信システムにおけるクライアント端末装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…サーバ装置、200…クライアント端末装置、201…通信インタフェース部、202…操作入力部、203…画面表示部、204…記憶部、205…制御部、206…コンテンツ受信手段、207…コンテンツ再生手段、208…配信制御手段、209…ポート番号管理手段、300…通信ネットワーク300。
Claims (2)
- サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置からコンテンツの配信を受ける端末装置において、
情報を記憶する記憶手段と、
前記サーバ装置にコンテンツの配信開始要求を送信する配信制御手段と、
前記配信開始要求で指定した受信用ポート番号を前記記憶手段に格納するポート番号管理手段とを備えることを特徴とする端末装置。 - 請求項1記載の端末装置において、
前記ポート番号管理手段は、前記配信開始要求が送信される際に、前記記憶手段に格納された過去に使用した受信用ポート番号を読み出し、
前記配信制御手段は、前記配信開始要求で指定する受信用ポート番号として、前記ポート番号管理手段によって読み出された過去に使用した受信用ポート番号と異なるポート番号を選択することを特徴とする端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143310A JP2004348340A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143310A JP2004348340A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004348340A true JP2004348340A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33531129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003143310A Pending JP2004348340A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004348340A (ja) |
-
2003
- 2003-05-21 JP JP2003143310A patent/JP2004348340A/ja active Pending
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