JP2004348178A

JP2004348178A - Program writing method

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Publication number: JP2004348178A
Application number: JP2003141076A
Authority: JP
Inventors: Hideki Iwatsuki; 秀樹岩月; Atsushi Sugimura; 敦司杉村; Hiroyuki Suzuki; 宏幸鈴木
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2003-05-19
Filing date: 2003-05-19
Publication date: 2004-12-09
Anticipated expiration: 2023-05-19
Also published as: JP4063146B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a program writing method for enabling an electronic device to write in a program to be executed during preparatory work of various kinds of inspection on a production line. <P>SOLUTION: When an EOL process is started, an inspection program and a storage program are stored in a RAM in an initial setting step. During each inspection preparation step, one piece of program data obtained by dividing a control program into three, transmitted from an EOL device is written into a ROM of an engine controller by a writing program. Thereby, a process for writing the control program is not required to reduce a time necessary for the EOL process. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラムに従って動作する電子装置の生産工程における、当該電子装置へのプログラム書込方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、電子装置内でのデータ書き込みやデータ読み出し動作に関する検査を生産ライン上で行う方法として、例えば特許文献１に示される方法がある。
【０００３】
この従来方法では、まず、電子装置を検査するための検査プログラムが、当該電子装置に設けられたＣＯＤＥ−ＲＡＭに記憶される。その後、外部検査装置から、生産ライン上の電子装置に対して検査命令が出力されると、電子装置はＣＯＤＥ−ＲＡＭに記憶された検査プログラムの実行を開始し、当該電子装置内でのデータの書き込み、読み出しに関する動作が正常か否かを検査する。検査結果は、外部検査装置へ出力された後、オペレータに通知される。
【０００４】
【特許文献１】
特表平８−５０８１０４号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来方法を用いることによって、電子装置内でのデータ書き込みやデータ読み出し動作に関する検査を生産ライン上で容易に行うことができる。一方、生産ライン上で行う検査としては、これ以外にも、制御対象機器が電子装置の指示に従って正常に動作するか否かの検査があり、このような検査を行う場合には所定の準備期間が必要となる。例えば、前述の電子装置がバルブ制御装置である場合には、当該装置を制御対象のバルブと接続する期間等が準備期間に該当するが、準備期間中は当該電子装置は待機状態にある。その一方で、近年では、電子装置が各種機器を制御するためのプログラムの容量が大きくなってきており、これを電子装置に書き込むための時間や工程を短縮することが求められている。
【０００６】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、生産ライン上における各種検査の準備期間中に、電子装置が実行すべきプログラムを書き込むことが可能なプログラム書込方法の提供を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載のプログラム書込方法では、制御プログラムに従って制御対象機器を制御する電子装置の生産工程において、当該電子装置の記憶手段へ制御プログラムを書き込むプログラム書込方法であって、電子装置が制御する制御対象機器が、電子装置の指示に従って所定の複数の動作を実行できるか否かを順次検査する検査プログラムと、記憶手段に制御プログラムの書き込みを行う書込プログラムとを、記憶手段に記憶させる記憶ステップと、検査プログラムによる検査順序に従って、制御対象機器の複数の動作の各々に関する検査準備が完了する毎に、記憶手段に記憶された動作プログラムを実行させて、制御対象機器の複数の動作に関する検査を順次行う検査ステップと、検査ステップにおいて、検査準備期間中に、書込プログラムを実行させて、制御プログラムを記憶手段に書き込ませる書込ステップとを備えることを特徴とする。
【０００８】
このように、請求項１のプログラム書込方法では、電子装置の生産工程において、まず、電子装置が制御する制御対象機器が、電子装置の指示に従って所定の複数の動作を実行できるか否かを順次検査する検査プログラムと、記憶手段に制御プログラムの書き込みを行う書込プログラムとを、当該電子装置の記憶手段に記憶させる。その後、検査プログラムによる検査順序に従って、制御対象機器の複数の動作の各々に関する検査準備を行っている間に、電子装置に書込プログラムを実行させて、制御プログラムを記憶手段に書き込ませる。これにより、電子装置が実行すべき制御プログラムは、当該電子装置の生産工程において、生産ライン上における各種検査の準備期間中に書き込まれることとなるため、制御プログラムを書き込むための工程は不要となり、生産工程全体に必要となる時間を短縮することができる。
【０００９】
請求項２に記載のように、書込ステップでは、検査ステップにおいて所定の複数の動作の各々に対する検査準備を行うたびに、制御プログラムを所定の複数の動作と同じ個数に分割したプログラムデータを１つずつ記憶手段に書き込ませることが望ましい。
【００１０】
制御プログラムのプログラム容量が大きい場合、１回の検査準備の間に制御プログラムを全て記憶手段に書き込むことができない場合がある。そこで、検査ステップにおける検査準備が行われるたびに、制御プログラムを所定の複数の動作と同じ個数に分割したプログラムデータを１つずつ記憶手段に書き込む。これにより、制御プログラムのプログラム容量が大きい場合にも、これを分割して記憶手段に書き込むことが可能となる。
【００１１】
請求項３に記載のように、電子装置に対して、検査プログラムおよび書込プログラムの実行を指示する命令コードを設け、検査ステップおよび書込ステップでは、命令コードを電子装置に入力することで、検査プログラムおよび書込プログラムの実行を電子装置に対して指示することが望ましい。これにより、電子装置に対する検査プログラムおよび書込プログラムの実行開始の指示を、命令コードを入力することによって容易に行うことが可能となる。
【００１２】
請求項４に記載のように、電子装置は、ＣＡＮ通信プロトコルによる通信機能を有するものであり、命令コードは、ＣＡＮ通信プロトコルのＩＤコードであることが望ましい。特に、車両の内燃機関の動作を制御する電子装置では、ＣＡＮ通信プロトコルによる通信機能を有するものが多く、ＣＡＮ通信プロトコルのＩＤコードを命令コードとすることにより、検査プログラムおよび書込プログラムの実行開始をさらに容易に指示することが可能となる。
【００１３】
請求項５に記載のように、検査プログラムおよび書込プログラムが、記憶手段に書き込まれているか否かの確認を行う確認ステップをさらに備えることが望ましい。確認ステップによって確認を行うことにより、検査プログラムおよび書込プログラムを記憶手段に確実に記憶することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態におけるプログラム書込方法を説明する。
【００１５】
図１は、本発明の一実施形態のプログラム書込方法を実施するための、電子装置と生産ライン設備との構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の電子装置はエンジン制御装置１であり、生産ライン設備はＥＯＬ装置６である。
【００１６】
エンジン制御装置１は、ＲＯＭ２、ＲＡＭ３、Ｉ／Ｏ回路４、マイコン５とから構成される。
【００１７】
ＲＯＭ２は、例えばフラッシュＲＯＭに代表される書き換え可能な不揮発性の記憶素子であり、マイコン５のオペレーティングシステム（以下、ＯＳと記述する）およびＩ／Ｏ回路４の通信ドライバソフトが予め記憶されている。また、ＲＯＭ２には、エンジン制御装置１が図示しないエンジンの動作を制御するための制御プログラムを書き込む制御プログラム領域が設けられている。
【００１８】
ＲＡＭ３は、エンジン制御装置１が図示しないエンジンの動作を制御する際に、各種制御パラメータ等の一時的な記憶領域として利用される。特に、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程（最終生産工程）においては、ＲＡＭ３には、エンジン制御装置１の指示に従って図示しない各種機器が所定の複数の動作を実行できるか否かを検査する検査プログラムと、ＲＯＭ２に制御プログラムを書き込むための書込プログラムとが書き込まれて記憶される。検査プログラムおよび書込プログラムは、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程の終了とともに消去される。このエンジン制御装置１のＥＯＬ工程における、ＲＯＭ２およびＲＡＭ３における各種プログラムおよびソフトの記憶領域構成を、図２に示す。
【００１９】
なお、本実施形態の検査プログラムによって検査される各種機器の所定の複数の動作としては、例えば図示しない酸素センサ用ヒータのオン・オフ、図示しない燃料噴射機器の燃料噴射開始および燃料噴射停止、図示しないスロットルバルブの開閉動作、などがある。もちろん、検査プログラムによって検査される各種機器の所定の複数の動作としては、これらに限定されることはなく、種々の実施形態に応じて追加・変更してもよい。
【００２０】
Ｉ／Ｏ回路４は、ＣＡＮ通信プロトコルに基づいて同期式シリアル通信を行う通信回路であり、外部から各種データを入力してマイコン５へ出力したり、マイコン５から出力される各種データを外部へと出力する。なお、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程においては、Ｉ／Ｏ回路４はＥＯＬ装置６と接続されている。Ｉ／Ｏ回路４が外部とデータ通信を行う際の通信データフォーマットは、２バイトのＩＤコード部（命令コード）と０〜８バイトのデータ部とから構成される。なお、詳細については、図４〜６で説明する。
【００２１】
マイコン５は、周知のマイクロプロセッサから構成され、ＲＯＭ２に書き込まれた制御プログラムを実行することにより、図示しないエンジンの動作を制御する。特に本実施形態では、マイコン５はエンジン制御装置１のＥＯＬ工程において、Ｉ／Ｏ回路４を介してＥＯＬ装置６から入力された検査プログラムと書込プログラムとをＲＡＭ３に記憶する。そして、後述する検査準備装置から準備完了通知を取得すると、ＲＡＭ３に記憶した検査プログラムを実行して、図示しない酸素センサ用ヒータのオン・オフ指示、図示しない燃料噴射機器の燃料噴射開始および燃料噴射停止指示、図示しないスロットルバルブの開閉指示を出力するとともに、各種機器が前述の指示に従って動作するか否かを検査する。
【００２２】
なお、前述の各検査を行う際には、図示しない検査準備装置によって各検査内容に応じた検査準備が行われるが、その間、マイコン５はＥＯＬ装置６から出力される、制御プログラムを３分割したプログラムデータを１つずつ順に入力し、書込プログラムを実行してこれをＲＯＭ２へ順に書き込む。なお、図示しない検査準備装置によって行われる検査準備としては、例えば、図示しない酸素センサ用ヒータ、燃料噴射機器、スロットルバルブをエンジン制御装置１と通信ラインによって接続する作業等が挙げられる。なお、詳細な動作については後述する。
【００２３】
ＥＯＬ装置６は、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程における生産ライン設備であり、エンジン制御装置１のＲＯＭ２およびＲＡＭ３に記憶させる各種プログラムやデータを出力したり、検査開始を指示したりする。
【００２４】
図３は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程を示す図である。図３に示すように、本実施形態のプログラム書込方法は７つのステップから構成される。
【００２５】
初期設定ステップでは、ＥＯＬ装置６は生産ライン上のエンジン制御装置１に検査プログラムおよび書込プログラムを出力し、これらをＲＡＭ３に記憶させる。次に、検査準備▲１▼ステップでは、図示しない検査準備装置は図示しない酸素センサ用ヒータがエンジン制御装置１の指示に従ってオン・オフされるか否かを検査するための検査準備を開始する。これと同時に、ＥＯＬ装置６はエンジン制御装置１が実行すべき制御プログラムを３分割したプログラムデータ１〜３を作成し、その中のプログラムデータ１をエンジン制御装置１へ出力し、書込プログラムを実行させてこれをＲＯＭ２に書き込ませる。その後、検査▲１▼ステップでは、エンジン制御装置１は検査プログラムを実行して図示しない酸素センサ用ヒータにオン・オフを指示し、当該指示に従って図示しない酸素センサ用ヒータがオン・オフされるか否かを検査する。
【００２６】
検査▲１▼ステップの終了後、検査準備装置は、図示しない燃料噴射機器がエンジン制御装置１の指示に従って燃料噴射開始および燃料噴射停止を行うことができるか否かを検査するための検査準備▲２▼ステップを実行する。これと同時に、ＥＯＬ装置６はエンジン制御装置１が実行すべき制御プログラムを３分割したプログラムデータ１〜３のうち、プログラムデータ２をエンジン制御装置１へ出力し、書込プログラムを実行させてこれをＲＯＭ２に書き込ませる。その後、検査▲２▼ステップでは、エンジン制御装置１は検査プログラムを実行して図示しない燃料噴射機器に燃料噴射開始および燃料噴射停止を指示し、当該指示に従って図示しない燃料噴射機器が燃料噴射開始および燃料噴射停止を行うことができるか否かを検査する。
【００２７】
検査▲２▼ステップの終了後、検査準備装置は、図示しないスロットルバルブがエンジン制御装置１の指示に従って開閉されるか否かを検査するための検査準備▲３▼ステップを開始する。これと同時に、ＥＯＬ装置６はエンジン制御装置１が実行すべき制御プログラムを３分割したプログラムデータ１〜３のうち、プログラムデータ３をエンジン制御装置１へ出力し、書込プログラムを実行させてこれをＲＯＭ２に書き込ませる。その後、検査▲３▼ステップでは、エンジン制御装置１は検査プログラムを実行して図示しないスロットルバルブにバルブの開閉動作を指示し、当該指示に従って図示しないスロットルバルブが開閉動作を行うことができるか否かを検査する。
【００２８】
これらの３つの検査が全て終了すると、エンジン制御装置１はＲＡＭ３に記憶された検査プログラムと書込プログラムとを消去し、ＥＯＬ工程が終了する。
【００２９】
図４は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程の初期設定ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【００３０】
通信データは、ＩＤコード部とデータ部から構成される。ＩＤコード部には当該通信データが、検査プログラムおよび書込プログラムの書き込み要求（ＩＤ番号：９０１）、書き込み先頭アドレスの通知（ＩＤ番号：９０２）、書き込みデータの送信（ＩＤ番号：９０３）、書き込み終了通知（ＩＤ番号：９０４）、書き込み要求結果の通知（ＩＤ番号：９０５）、書き込み結果通知（ＩＤ番号：９０６）の、いずれであるかを示す２バイトのＩＤ番号がセットされる。データ部には、ＩＤコード部にセットされているＩＤ番号に応じて、０〜８バイトのデータがセットされる。ＩＤ番号が９０２の場合、データ部には検査プログラムおよび書込プログラムの書き込み先頭アドレス（４バイト）がセットされ、ＩＤ番号が９０３の場合、データ部には書き込みアドレス（４バイト）および書き込みデータ（４バイト）がセットされる。また、ＩＤ番号が９０５の場合、データ部には書き込み要求に対する結果、すなわち、書き込み可能か否かを示す１バイトのデータがセットされ、ＩＤ番号が９０６の場合、データ部には検査プログラムおよび書込プログラムの書き込み終了アドレス（４バイト）がセットされる。なお、ＩＤ番号が９０１または９０４である場合には、データ部にデータはセットされない。
【００３１】
用途の欄には、ＩＤ番号と対応する通信内容が示されており、送受信方向の欄には、当該ＩＤ番号がセットされた通信データがＥＯＬ装置６からエンジン制御装置１へ送信されるのか（ＲＸ）、それとも、エンジン制御装置１からＥＯＬ装置６へ送信されるのか（ＴＸ）が示されている。
【００３２】
図５は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程の各検査準備ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【００３３】
通信データは、ＩＤコード部とデータ部から構成される。ＩＤコード部には当該通信データが、制御プログラムの書き込み要求（ＩＤ番号：００１）、書き込み先頭アドレスの通知（ＩＤ番号：００２）、書き込みデータの送信（ＩＤ番号：００３）、書き込み終了通知（ＩＤ番号：００４）、書き込み要求結果の通知（ＩＤ番号：００５）、書き込み結果通知（ＩＤ番号：９０６）の、いずれであるかを示す２バイトのＩＤ番号がセットされる。データ部には、ＩＤコード部にセットされているＩＤ番号に応じて、０〜８バイトのデータがセットされる。ＩＤ番号が００２の場合、データ部には制御プログラムの書き込み先頭アドレス（４バイト）がセットされ、ＩＤ番号が００３の場合、データ部には書き込みアドレス（４バイト）および書き込みデータ（４バイト）がセットされる。また、ＩＤ番号が００５の場合、データ部には書き込み要求に対する結果、すなわち、書き込み可能か否かを示す１バイトのデータがセットされ、ＩＤ番号が００６の場合、データ部には制御プログラムの書き込み終了アドレス（４バイト）がセットされる。なお、ＩＤ番号が００１または００４である場合には、データ部にはデータはセットされない。
【００３４】
用途の欄および送受信方向の欄に関しては、前述の図４の表の場合と同様であるため説明を省略する。
【００３５】
図６は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程の各検査ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【００３６】
通信データは、ＩＤコード部とデータ部から構成される。ＩＤコード部には当該通信データが、酸素センサ用ヒータ（ＩＤ番号：１０１〜１０２）、燃料噴射機器（ＩＤ番号：１０３〜１０４）、スロットルバルブ（ＩＤ番号：１０５〜１０６）の、いずれの機能に対する動作要求または動作結果であるのかを示す２バイトのＩＤ番号がセットされる。データ部には、ＩＤコード部にセットされているＩＤ番号に応じて、エンジン制御装置１の有する各種機器の動作要求および動作結果を示す１バイトのデータがセットされる。
【００３７】
用途の欄および送受信方向の欄に関しては、前述の図４の表の場合と同様であるため説明を省略する。
【００３８】
このように、ＣＡＮ通信のＩＤ番号を各種指示および各種応答に対応させることで、ＥＯＬ装置６から検査プログラムや書込プログラムの実行を容易に指示することが可能となるのである。
【００３９】
図７は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＲＡＭ３に検査プログラムおよび書込プログラムを記憶させる処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、図３の初期設定ステップにおいて実行される処理に相当する。本フローチャートの右側は、ＥＯＬ装置６が行う処理を示し、左側はエンジン制御装置１が行う処理を示す。また、点線の矢印はエンジン制御装置１とＥＯＬ装置６との間における通信内容と、通信データの送信方向を示す。なお、本フローチャートの処理は、ＥＯＬ工程が開始されるのと同時に実行される。
【００４０】
ステップ７０１では、ＥＯＬ装置６は検査プログラムおよび書込プログラムの書き込み要求をエンジン制御装置１へ送信する。
【００４１】
ステップ７０２では、エンジン制御装置１は、ＥＯＬ装置６からの検査プログラムおよび書込プログラムの書き込み要求が受信されたか否かを判定する。この判定は、検査プログラムおよび書込プログラムがＲＡＭ３に記憶されていない場合にのみ、一定時間毎に行われる判定である。ＥＯＬ装置６からの書き込み要求が受信された場合には、ステップ７０３へ進む。そうでない場合は、処理を終了する。
【００４２】
ステップ７０３では、検査プログラムおよび書込プログラムをＲＡＭ３へ書き込むことが可能か否かを判定し、判定結果を書込要求結果としてＥＯＬ装置６へ送信する。ＲＡＭ３に検査プログラムおよび書込プログラムが既に記憶されている場合や、何らかの不具合の発生によって書き込みができない場合には、書込要求結果として書込不可を送信し、エンジン制御装置１は処理を終了する。そうでない場合は、書込要求結果として書込可能を送信し、ステップ７０４へ進む。
【００４３】
ステップ７０４では、ＥＯＬ装置６はエンジン制御装置１からの書込要求結果を受信し、これが書込可能であるか否か、すなわち検査プログラムおよび書込プログラムをエンジン制御装置１へ書き込むことが可能であるか否かを判定する。書込要求結果が書込可能であった場合には、ステップ７０５へ進む。そうでない場合には、ＥＯＬ装置６は処理を終了する。
【００４４】
ステップ７０５では、エンジン制御装置１へ書込開始通知を送信する。ステップ７０６では、エンジン制御装置１へ向けて検査プログラムおよび書込プログラムのプログラムデータの送信を開始する。
【００４５】
ステップ７０７では、検査プログラムおよび書込プログラムのプログラムデータを全て送信したか否かを判定する。全て送信した場合には、ステップ７０８へ進み、書込終了通知をエンジン制御装置１へと送信する。未だ送信が完了していない場合は、ステップ７０６へ戻り、プログラムデータの送信を繰り返す。
【００４６】
ステップ７０９では、エンジン制御装置１は、ＥＯＬ装置６から送信された通信データが書込終了通知であるか否かを判定する。書込終了通知である場合には、ステップ７１１へ進み、書込結果通知として書込終了アドレスをＥＯＬ装置６へ送信して処理を終了する。この書込結果通知を受けて、ＥＯＬ装置６も処理を終了する。ＥＯＬ装置６から送信された通信データが書込終了通知でない場合、すなわち、書き込み用のプログラムラムデータであった場合は、ステップ７１０へ進み、当該データをＲＡＭ３へ書き込む。その後、ステップ７０９へ戻り、前述の処理を繰り返す。
【００４７】
図８は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１が行う各種機器の検査に関する処理のフローチャートである。本フローチャートの処理は、図３の各検査ステップにおいて実行される処理である。本フローチャートの右側は、ＥＯＬ装置６が行う処理を示し、左側はエンジン制御装置１が行う処理を示す。また、点線の矢印はエンジン制御装置１とＥＯＬ装置６との間における通信内容と、通信データの送信方向を示す。なお、本フローチャートの処理は、図示しない検査準備装置からエンジン制御装置１およびＥＯＬ装置６に準備完了通知が出力されると、実行される。
【００４８】
ステップ８０１では、ＥＯＬ装置６は検査すべき機器の動作要求（検査要求）をエンジン制御装置１へ送信する。ステップ８０２では、エンジン制御装置１は検査プログラムが実行中であるか否かを判定する。検査プログラムが既に実行中である場合には、ステップ８０５へ進み、そうでない場合には、ステップ８０３へ進む。
【００４９】
ステップ８０３では、エンジン制御装置１は未だ制御プログラムの書き込みを行っている場合には、書込プログラムの実行を強制的に終了させ、その時点に書き込みを行っていた書込アドレスを書込結果通知としてＥＯＬ装置６へ出力する。その後、ステップ８０４へ進み、検査プログラムの実行を開始する。
【００５０】
ステップ８０５では、ステップ８０１で受信した動作要求に従って機器を動作させ、検査を行う。ステップ８０６では、ステップ８０５で動作させた機器の動作結果を検査結果通知としてＥＯＬ装置６へ送信する。
【００５１】
図９は、本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＲＯＭ２に制御プログラムを書き込む処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、図３の各検査準備ステップにおいて実行される処理に相当する。本フローチャートの右側は、ＥＯＬ装置６が行う処理を示し、左側はエンジン制御装置１が行う処理を示す。また、点線の矢印はエンジン制御装置１とＥＯＬ装置６との間における通信内容と、通信データの送信方向を示す。なお、本フローチャートの処理は、エンジン制御装置１から送信される検査プログラムおよび書込プログラムの書込結果通知（書き込み終了の通知）、または検査結果通知（検査終了の通知）をＥＯＬ装置６が取得すると、実行される。
【００５２】
ステップ９０１では、ＥＯＬ装置６は制御プログラムの書き込み要求をエンジン制御装置１へ送信する。ステップ９０２では、エンジン制御装置１は検査プログラムが実行中であるか否かを判定する。検査プログラムが実行中である場合には、エンジン制御装置１の検査を優先させるため、書込要求結果として書込不可をＥＯＬ装置６へ送信し、エンジン制御装置１は処理を終了する。そうでない場合には、書込要求結果として書込可能をＥＯＬ装置６へ送信して、ステップ９０３へ進み、書込プログラムの実行を開始する。
【００５３】
ステップ９０４では、ＥＯＬ装置６はエンジン制御装置１からの書込要求結果を受信し、これが書込可能であるか否か、すなわち制御プログラムをエンジン制御装置１へ書き込むことが可能であるか否かを判定する。書込要求結果が書込可能であった場合には、ステップ９０５へ進む。そうでない場合、ＥＯＬ装置６は処理を終了する。
【００５４】
ステップ９０５では、エンジン制御装置１へ書き込み開始通知を送信する。ステップ９０６では、制御プログラムを３分割したプログラムデータ１〜３のうち、現在行われている検査準備に対応するプログラムデータの送信を開始する。これにより、制御プログラムのプログラム容量が大きく、１回の検査準備で制御プログラムを全て送信できない場合でも、制御プログラムを３分割したプログラムデータ１〜３を、各検査準備が行われるたびに１つずつ送信することで、制御プログラムをＲＯＭ２に書き込むことが可能となるのである。
【００５５】
ステップ９０７では、送信すべきプログラムデータを全て送信したか否かを判定する。全て送信した場合には、ステップ９０８へ進み、書込終了通知をエンジン制御装置１へと送信する。未だ送信が完了していない場合は、ステップ９０６へ戻り、プログラムデータの送信を繰り返す。
【００５６】
ステップ９０９では、エンジン制御装置１は、ＥＯＬ装置６から送信された通信データが書込終了通知であるか否かを判定する。書込終了通知である場合には、ステップ９１１へ進み、書込結果通知として書込終了アドレスをＥＯＬ装置６へ送信し、処理を終了する。この書込結果通知を受けて、ＥＯＬ装置６も処理を終了する。ＥＯＬ装置６から送信された通信データが書込終了通知でない場合、すなわち、書き込み用のプログラムラムデータであった場合は、ステップ９１０へ進み、当該データをＲＯＭ２へと書き込む。その後、ステップ９０９へ戻り、前述の処理を繰り返す。
【００５７】
なお、ＥＯＬ工程において、ＲＯＭ２への制御プログラムの書き込みが途中で終了した場合、当該エンジン制御装置１はＥＯＬ工程が終了した後に、不良品として再検査されることとなる。
【００５８】
このように、本実施形態のプログラム書き込み方法では、ＲＡＭ３に書込プログラムを記憶させておき、図示しない外部検査装置が検査準備を行っている間に、ＥＯＬ装置６から出力される制御プログラムを、書込プログラムを実行することによってＲＯＭ２に書き込む。これにより、生産ライン上における検査準備期間中に、エンジン制御装置１へ制御プログラムを書き込むことが可能となる。そのため、制御プログラムを書き込む工程が不要となり、ＥＯＬ工程に必要な時間を短縮することができる。
【００５９】
なお、検査プログラムおよび書込プログラムに関しては、予めＲＯＭ等の記憶素子に記憶しておくこととしてもよい。その場合、図３の初期設定の段階で、当該ＲＯＭに検査プログラムおよび書込プログラムが記憶されているか否かの確認を行う確認ステップを追加することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態のプログラム書込方法を実施するための、電子装置と生産ライン設備との構成を示すブロック図である。
【図２】本実施形態のプログラム書込方法において、ＲＯＭおよびＲＡＭにおける各種プログラムおよびソフトの記憶領域構成を示す図である。
【図３】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置のＥＯＬ工程を示す図である。
【図４】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置のＥＯＬ工程の初期設定ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【図５】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置のＥＯＬ工程の各検査準備ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【図６】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置１のＥＯＬ工程の各検査ステップで行われる各種通信の通信データフォーマット、および、その用途と通信データの送受信方向とを示す表である。
【図７】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置のＲＡＭに検査プログラムおよび書込プログラムを記憶させる処理に関するフローチャートである。
【図８】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置が行う各種機器の検査に関する処理のフローチャートである。
【図９】本実施形態のプログラム書込方法において、エンジン制御装置のＲＯＭに制御プログラムを書き込む処理に関するフローチャートである。
【符号の説明】
１…エンジン制御装置
２…ＲＯＭ
３…ＲＡＭ
４…Ｉ／Ｏ回路
５…マイコン
６…ＥＯＬ装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of writing a program to an electronic device in a production process of the electronic device that operates according to a program.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a method for performing an inspection on a data writing or data reading operation in an electronic device on a production line, for example, there is a method disclosed in Patent Document 1.
[0003]
In this conventional method, first, an inspection program for inspecting an electronic device is stored in a CODE-RAM provided in the electronic device. After that, when an inspection command is output from the external inspection device to the electronic device on the production line, the electronic device starts executing the inspection program stored in the CODE-RAM, and the data in the electronic device is transmitted. It is checked whether the operation related to writing and reading is normal. After the inspection result is output to the external inspection device, the operator is notified.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. Hei 8-508104
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, by using the conventional method, it is possible to easily perform the inspection on the data writing and the data reading operation in the electronic device on the production line. On the other hand, other inspections to be performed on the production line include an inspection as to whether or not the controlled device normally operates according to the instruction of the electronic device. In the case of performing such an inspection, a predetermined preparation period is required. Is required. For example, when the electronic device is a valve control device, a period during which the device is connected to a valve to be controlled corresponds to a preparation period, and the electronic device is in a standby state during the preparation period. On the other hand, in recent years, the capacity of a program for an electronic device to control various devices has increased, and it has been required to reduce the time and process for writing the program in the electronic device.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and has as its object to provide a program writing method capable of writing a program to be executed by an electronic device during a preparation period for various inspections on a production line. I do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the program writing method according to claim 1, in a production process of an electronic device for controlling a control target device according to a control program, a program writing for writing a control program to a storage unit of the electronic device is performed. A method for sequentially inspecting whether a control target device controlled by an electronic device can execute a plurality of predetermined operations in accordance with an instruction of the electronic device, and a writing program for writing the control program to a storage unit. Storing the program in the storage unit, and executing the operation program stored in the storage unit every time the inspection preparation for each of the plurality of operations of the controlled device is completed according to the inspection order by the inspection program. An inspection step for sequentially performing an inspection on a plurality of operations of the control target device; and an inspection step. During the preparation period, and to execute the write program, characterized in that it comprises a write step for writing the control program in the storage means.
[0008]
As described above, according to the program writing method of the first aspect, in the production process of the electronic device, first, it is determined whether or not the control target device controlled by the electronic device can execute a plurality of predetermined operations in accordance with the instruction of the electronic device. An inspection program for sequentially inspecting and a writing program for writing the control program in the storage unit are stored in the storage unit of the electronic device. Thereafter, the electronic device is caused to execute the writing program and to write the control program into the storage means while performing the inspection preparation for each of the plurality of operations of the controlled device in accordance with the inspection order by the inspection program. Accordingly, the control program to be executed by the electronic device is written during the preparation period of various inspections on the production line in the production process of the electronic device, so that the process for writing the control program is unnecessary, The time required for the entire production process can be reduced.
[0009]
As described in claim 2, in the writing step, each time the inspection preparation for each of the plurality of predetermined operations is performed in the inspection step, program data obtained by dividing the control program into the same number as the predetermined plurality of operations is divided by one. It is desirable that the data be written to the storage means one by one.
[0010]
When the program capacity of the control program is large, it may not be possible to write the entire control program into the storage means during one inspection preparation. Therefore, each time the inspection preparation is performed in the inspection step, program data obtained by dividing the control program into the same number as a predetermined plurality of operations is written one by one into the storage means. Thus, even when the control program has a large program capacity, it can be divided and written into the storage means.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, an instruction code for instructing the execution of the inspection program and the writing program is provided to the electronic device, and in the inspection step and the writing step, the instruction code is input to the electronic device. It is desirable to instruct the electronic device to execute the inspection program and the writing program. This makes it possible to easily instruct the electronic device to start executing the inspection program and the writing program by inputting the instruction code.
[0012]
As described in claim 4, the electronic device has a communication function according to a CAN communication protocol, and the instruction code is preferably an ID code of the CAN communication protocol. In particular, many electronic devices that control the operation of an internal combustion engine of a vehicle have a communication function based on a CAN communication protocol. By using an ID code of the CAN communication protocol as an instruction code, the execution of an inspection program and a writing program is started. Can be indicated more easily.
[0013]
It is preferable that the method further includes a confirmation step of confirming whether or not the inspection program and the writing program have been written in the storage unit. By performing the confirmation in the confirmation step, the inspection program and the writing program can be securely stored in the storage means.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a program writing method according to an embodiment of the present invention will be described.
[0015]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of an electronic device and production line equipment for implementing a program writing method according to one embodiment of the present invention. Note that the electronic device of the present embodiment is the engine control device 1, and the production line equipment is the EOL device 6.
[0016]
The engine control device 1 includes a ROM 2, a RAM 3, an I / O circuit 4, and a microcomputer 5.
[0017]
The ROM 2 is a rewritable nonvolatile storage element represented by, for example, a flash ROM, and stores an operating system (hereinafter, referred to as an OS) of the microcomputer 5 and communication driver software of the I / O circuit 4 in advance. . Further, the ROM 2 is provided with a control program area for writing a control program for the engine control device 1 to control the operation of an engine (not shown).
[0018]
The RAM 3 is used as a temporary storage area for various control parameters when the engine control device 1 controls the operation of an engine (not shown). In particular, in the EOL process (final production process) of the engine control device 1, the RAM 3 includes an inspection program for inspecting whether or not various devices (not shown) can execute a plurality of predetermined operations according to instructions from the engine control device 1. And a write program for writing the control program in the ROM 2. The inspection program and the writing program are deleted when the EOL process of the engine control device 1 ends. FIG. 2 shows a storage area configuration of various programs and software in the ROM 2 and the RAM 3 in the EOL process of the engine control device 1.
[0019]
The predetermined plurality of operations of various devices inspected by the inspection program of the present embodiment include, for example, turning on / off an oxygen sensor heater (not shown), starting fuel injection and stopping fuel injection of a fuel injection device (not shown), There is no opening and closing operation of the throttle valve. Of course, the predetermined plurality of operations of various devices inspected by the inspection program are not limited to these, and may be added or changed according to various embodiments.
[0020]
The I / O circuit 4 is a communication circuit that performs synchronous serial communication based on a CAN communication protocol. The I / O circuit 4 inputs various data from the outside and outputs the data to the microcomputer 5, or outputs various data output from the microcomputer 5 to the outside. Is output. In the EOL process of the engine control device 1, the I / O circuit 4 is connected to the EOL device 6. The communication data format when the I / O circuit 4 performs data communication with the outside is composed of a 2-byte ID code section (instruction code) and a data section of 0 to 8 bytes. Details will be described with reference to FIGS.
[0021]
The microcomputer 5 is composed of a known microprocessor, and controls the operation of an engine (not shown) by executing a control program written in the ROM 2. In particular, in the present embodiment, the microcomputer 5 stores the inspection program and the writing program input from the EOL device 6 via the I / O circuit 4 in the RAM 3 in the EOL process of the engine control device 1. Then, when a preparation completion notification is obtained from the inspection preparation device described later, the inspection program stored in the RAM 3 is executed to turn on / off an oxygen sensor heater (not shown), start fuel injection of a fuel injection device (not shown), and perform fuel injection. A stop instruction and a throttle valve opening / closing instruction (not shown) are output, and it is checked whether or not various devices operate in accordance with the above-described instructions.
[0022]
In performing each of the above-described tests, a test preparation device (not shown) prepares a test according to each test content. During this time, the microcomputer 5 divides the control program output from the EOL device 6 into three parts. The program data is sequentially input one by one, a write program is executed, and this is sequentially written to the ROM 2. The inspection preparation performed by the inspection preparation device (not shown) includes, for example, an operation of connecting a heater for an oxygen sensor, a fuel injection device, and a throttle valve (not shown) to the engine control device 1 via a communication line. The detailed operation will be described later.
[0023]
The EOL device 6 is a production line facility in the EOL process of the engine control device 1, and outputs various programs and data to be stored in the ROM 2 and the RAM 3 of the engine control device 1, and instructs the start of inspection.
[0024]
FIG. 3 is a diagram showing an EOL process of the engine control device 1 in the program writing method of the present embodiment. As shown in FIG. 3, the program writing method according to the present embodiment includes seven steps.
[0025]
In the initial setting step, the EOL device 6 outputs an inspection program and a writing program to the engine control device 1 on the production line, and stores them in the RAM 3. Next, in the inspection preparation (1) step, the inspection preparation device (not shown) starts the inspection preparation for inspecting whether or not the heater for the oxygen sensor (not shown) is turned on / off according to the instruction of the engine control device 1. At the same time, the EOL device 6 creates the program data 1 to 3 obtained by dividing the control program to be executed by the engine control device 1 into three, outputs the program data 1 therein to the engine control device 1, and executes the writing program. This is executed and written in the ROM 2. Thereafter, in the inspection (1) step, the engine control device 1 executes an inspection program to instruct an oxygen sensor heater (not shown) to be turned on / off, and whether the oxygen sensor heater (not shown) is turned on / off in accordance with the instruction. Check for no.
[0026]
After the completion of the inspection (1) step, the inspection preparation device performs an inspection preparation for inspecting whether or not a fuel injection device (not shown) can start and stop the fuel injection according to the instruction of the engine control device (1). 2 Execute the step. At the same time, the EOL device 6 outputs the program data 2 among the program data 1 to 3 obtained by dividing the control program to be executed by the engine control device 1 into three, to the engine control device 1, and executes the write program. In the ROM 2. Thereafter, in the inspection (2) step, the engine control device 1 executes the inspection program to instruct the fuel injection device (not shown) to start and stop the fuel injection, and the fuel injection device (not shown) starts and stops the fuel injection according to the instruction. Check whether the fuel injection can be stopped.
[0027]
After the inspection (2) step is completed, the inspection preparation device starts an inspection preparation (3) step for inspecting whether or not a throttle valve (not shown) is opened and closed according to an instruction of the engine control device 1. At the same time, the EOL device 6 outputs the program data 3 among the program data 1 to 3 obtained by dividing the control program to be executed by the engine control device 1 into three, to the engine control device 1, and executes the writing program to In the ROM 2. Thereafter, in the inspection (3) step, the engine control device 1 executes the inspection program to instruct the throttle valve (not shown) to open and close the valve, and determines whether the throttle valve (not shown) can perform the opening and closing operation according to the instruction. Inspect
[0028]
When all three inspections are completed, the engine control device 1 erases the inspection program and the writing program stored in the RAM 3, and the EOL process ends.
[0029]
FIG. 4 is a table showing communication data formats of various kinds of communication performed in the initial setting step of the EOL process of the engine control device 1 in the program writing method according to the present embodiment, and uses thereof and directions of transmitting and receiving the communication data. is there.
[0030]
The communication data includes an ID code section and a data section. In the ID code portion, the communication data includes the write request of the inspection program and the write program (ID number: 901), notification of the write start address (ID number: 902), transmission of write data (ID number: 903), and writing. A 2-byte ID number indicating which of end notification (ID number: 904), notification of write request result (ID number: 905), and write result notification (ID number: 906) is set. Data of 0 to 8 bytes is set in the data part according to the ID number set in the ID code part. When the ID number is 902, the write start address (4 bytes) of the inspection program and the write program is set in the data portion. When the ID number is 903, the write address (4 bytes) and the write data (4 bytes) are set in the data portion. 4 bytes) are set. When the ID number is 905, the result of the write request, that is, 1-byte data indicating whether or not writing is possible, is set in the data portion. When the ID number is 906, the inspection program and the write program are written in the data portion. The write end address (4 bytes) of the embedded program is set. If the ID number is 901 or 904, no data is set in the data section.
[0031]
In the column of use, communication contents corresponding to the ID number are shown, and in the column of transmission / reception direction, whether communication data in which the ID number is set is transmitted from the EOL device 6 to the engine control device 1 ( RX) or whether it is transmitted from the engine control device 1 to the EOL device 6 (TX).
[0032]
FIG. 5 is a table showing communication data formats of various kinds of communication performed in each inspection preparation step of the EOL process of the engine control device 1 in the program writing method according to the present embodiment, and uses thereof and communication data transmission / reception directions. It is.
[0033]
The communication data includes an ID code section and a data section. In the ID code portion, the communication data includes a control program write request (ID number: 001), a write start address notification (ID number: 002), write data transmission (ID number: 003), and a write end notification (ID). No. 004), a write request result notification (ID number: 005), and a write result notification (ID number: 906) are set to a 2-byte ID number. Data of 0 to 8 bytes is set in the data part according to the ID number set in the ID code part. When the ID number is 002, the write start address (4 bytes) of the control program is set in the data section. When the ID number is 003, the write address (4 bytes) and the write data (4 bytes) are set in the data section. Set. When the ID number is 005, the result of the write request, that is, 1-byte data indicating whether or not writable, is set in the data portion. When the ID number is 006, the control portion is written in the data portion. The end address (4 bytes) is set. If the ID number is 001 or 004, no data is set in the data section.
[0034]
The application column and the transmission / reception direction column are the same as those in the table of FIG.
[0035]
FIG. 6 is a table showing the communication data format of various kinds of communication performed in each inspection step of the EOL process of the engine control device 1 in the program writing method of the present embodiment, the use thereof, and the direction of transmission and reception of the communication data. is there.
[0036]
The communication data includes an ID code section and a data section. The communication data is stored in the ID code part in any of the functions of the oxygen sensor heaters (ID numbers: 101 to 102), the fuel injection devices (ID numbers: 103 to 104), and the throttle valves (ID numbers: 105 to 106). A 2-byte ID number indicating whether the request is an operation request or an operation result is set. In the data portion, 1-byte data indicating operation requests and operation results of various devices included in the engine control device 1 is set according to the ID number set in the ID code portion.
[0037]
The application column and the transmission / reception direction column are the same as those in the table of FIG.
[0038]
In this way, by associating the CAN communication ID number with various instructions and various responses, it is possible to easily instruct the EOL device 6 to execute the inspection program and the writing program.
[0039]
FIG. 7 is a flowchart relating to a process of storing the inspection program and the writing program in the RAM 3 of the engine control device 1 in the program writing method of the present embodiment. The processing of this flowchart corresponds to the processing executed in the initial setting step of FIG. The right side of the flowchart shows the processing performed by the EOL device 6, and the left side shows the processing performed by the engine control device 1. Dotted arrows indicate the communication contents between the engine control device 1 and the EOL device 6 and the transmission direction of communication data. Note that the processing of this flowchart is executed at the same time as the start of the EOL step.
[0040]
In step 701, the EOL device 6 transmits a write request for the inspection program and the write program to the engine control device 1.
[0041]
In step 702, the engine control device 1 determines whether a write request for an inspection program and a write program from the EOL device 6 has been received. This determination is made at regular intervals only when the inspection program and the writing program are not stored in the RAM 3. If a write request has been received from the EOL device 6, the process proceeds to step 703. If not, the process ends.
[0042]
In step 703, it is determined whether or not the inspection program and the writing program can be written to the RAM 3, and the determination result is transmitted to the EOL device 6 as a writing request result. When the inspection program and the writing program have already been stored in the RAM 3 or when writing cannot be performed due to occurrence of some trouble, the writing request result is transmitted as writing disable, and the engine control device 1 ends the processing. . If not, transmit “writable” as the write request result, and proceed to step 704.
[0043]
In step 704, the EOL device 6 receives the result of the write request from the engine control device 1 and determines whether or not it is writable, that is, can write the inspection program and the write program to the engine control device 1. It is determined whether or not there is. If the write request result is writable, the process proceeds to step 705. Otherwise, the EOL device 6 ends the processing.
[0044]
In step 705, a write start notification is transmitted to the engine control device 1. In step 706, transmission of the program data of the inspection program and the writing program to the engine control device 1 is started.
[0045]
In step 707, it is determined whether or not all the program data of the inspection program and the writing program have been transmitted. If all data has been transmitted, the process proceeds to step 708, where a write completion notification is transmitted to the engine control device 1. If the transmission has not been completed, the process returns to step 706 to repeat the transmission of the program data.
[0046]
In step 709, the engine control device 1 determines whether the communication data transmitted from the EOL device 6 is a write end notification. If it is a write end notification, the process proceeds to step 711, where a write end address is transmitted to the EOL device 6 as a write result notification, and the process ends. Upon receiving this write result notification, the EOL device 6 also ends the processing. If the communication data transmitted from the EOL device 6 is not a write completion notification, that is, if the communication data is program data for writing, the process proceeds to step 710, and the data is written to the RAM 3. Thereafter, the flow returns to step 709, and the above-described processing is repeated.
[0047]
FIG. 8 is a flowchart of a process related to inspection of various devices performed by the engine control device 1 in the program writing method according to the present embodiment. The process of this flowchart is a process executed in each inspection step of FIG. The right side of the flowchart shows the processing performed by the EOL device 6, and the left side shows the processing performed by the engine control device 1. Dotted arrows indicate the communication contents between the engine control device 1 and the EOL device 6 and the transmission direction of communication data. The processing of this flowchart is executed when a preparation completion notification is output from the inspection preparation device (not shown) to the engine control device 1 and the EOL device 6.
[0048]
In step 801, the EOL device 6 transmits an operation request (inspection request) of a device to be inspected to the engine control device 1. In step 802, the engine control device 1 determines whether the inspection program is being executed. If the inspection program is already being executed, the process proceeds to step 805; otherwise, the process proceeds to step 803.
[0049]
In step 803, if the control program is still being written, the engine control device 1 forcibly terminates the execution of the write program and notifies the write address at which writing was being performed at that time of the write result. To the EOL device 6. Thereafter, the process proceeds to step 804, and execution of the inspection program is started.
[0050]
In step 805, the device is operated according to the operation request received in step 801 to perform an inspection. In step 806, the operation result of the device operated in step 805 is transmitted to the EOL device 6 as an inspection result notification.
[0051]
FIG. 9 is a flowchart relating to a process of writing a control program into the ROM 2 of the engine control device 1 in the program writing method of the present embodiment. The processing of this flowchart corresponds to the processing executed in each inspection preparation step of FIG. The right side of the flowchart shows the processing performed by the EOL device 6, and the left side shows the processing performed by the engine control device 1. Dotted arrows indicate the communication contents between the engine control device 1 and the EOL device 6 and the transmission direction of communication data. In the process of this flowchart, the EOL device 6 obtains a write result notification (a write end notification) or a test result notification (a test end notification) of the inspection program and the write program transmitted from the engine control device 1. Then it is executed.
[0052]
In step 901, the EOL device 6 sends a write request for a control program to the engine control device 1. In step 902, the engine control device 1 determines whether the inspection program is being executed. If the inspection program is being executed, in order to give priority to the inspection of the engine control device 1, the write request result is transmitted to the EOL device 6 as a write request result, and the engine control device 1 ends the processing. Otherwise, a write enable is transmitted to the EOL device 6 as a write request result, and the process proceeds to step 903 to start execution of the write program.
[0053]
In step 904, the EOL device 6 receives the result of the write request from the engine control device 1, and determines whether or not the result is writable, that is, whether or not the control program can be written to the engine control device 1. Is determined. If the write request result is writable, the process proceeds to step 905. Otherwise, the EOL device 6 ends the processing.
[0054]
In step 905, a write start notification is transmitted to the engine control device 1. In step 906, transmission of program data corresponding to the currently performed inspection preparation among the program data 1 to 3 obtained by dividing the control program into three is started. As a result, even when the control program has a large program capacity and cannot transmit all of the control programs in one test preparation, the program data 1 to 3 obtained by dividing the control program into three are stored one by one for each test preparation. By transmitting, the control program can be written into the ROM 2.
[0055]
In step 907, it is determined whether or not all the program data to be transmitted has been transmitted. If all data has been transmitted, the process proceeds to step 908, where a write completion notification is transmitted to the engine control device 1. If the transmission has not been completed, the process returns to step 906 to repeat the transmission of the program data.
[0056]
In step 909, the engine control device 1 determines whether the communication data transmitted from the EOL device 6 is a write end notification. If it is a write end notification, the process proceeds to step 911, where a write end address is transmitted to the EOL device 6 as a write result notification, and the process ends. Upon receiving this write result notification, the EOL device 6 also ends the processing. If the communication data transmitted from the EOL device 6 is not a write end notification, that is, if the communication data is program data for writing, the process proceeds to step 910, and the data is written to the ROM 2. Thereafter, the flow returns to step 909, and the above-described processing is repeated.
[0057]
In the EOL process, when the writing of the control program to the ROM 2 is completed in the middle, the engine control device 1 is re-inspected as a defective after the EOL process is completed.
[0058]
As described above, in the program writing method of the present embodiment, the writing program is stored in the RAM 3 and the control program output from the EOL device 6 is copied while the external inspection device (not shown) is preparing for the inspection. The data is written in the ROM 2 by executing the write program. Thereby, it becomes possible to write the control program into the engine control device 1 during the inspection preparation period on the production line. Therefore, the step of writing the control program is not required, and the time required for the EOL step can be reduced.
[0059]
Note that the inspection program and the writing program may be stored in a storage element such as a ROM in advance. In this case, a confirmation step for confirming whether or not the inspection program and the writing program are stored in the ROM at the stage of the initial setting in FIG. 3 is added.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an electronic device and production line equipment for implementing a program writing method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a storage area configuration of various programs and software in a ROM and a RAM in the program writing method of the embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing an EOL process of the engine control device in the program writing method of the embodiment.
FIG. 4 is a table showing communication data formats of various kinds of communication performed in an initial setting step of an EOL process of an engine control device in the program writing method according to the embodiment, uses thereof, and transmission / reception directions of the communication data. .
FIG. 5 is a table showing a communication data format of various kinds of communication performed in each inspection preparation step of an EOL process of the engine control device, a use thereof, and a transmission / reception direction of the communication data in the program writing method of the embodiment. is there.
FIG. 6 is a table showing a communication data format of various kinds of communication performed in each inspection step of the EOL process of the engine control device 1, a use of the communication data, and a direction of transmitting and receiving the communication data in the program writing method of the embodiment. is there.
FIG. 7 is a flowchart relating to processing for storing an inspection program and a writing program in a RAM of an engine control device in the program writing method of the present embodiment.
FIG. 8 is a flowchart of a process related to inspection of various devices performed by the engine control device in the program writing method according to the embodiment.
FIG. 9 is a flowchart relating to a process of writing a control program into a ROM of an engine control device in the program writing method of the embodiment.
[Explanation of symbols]
1. Engine control device
2 ... ROM
3 ... RAM
4: I / O circuit
5. Microcomputer
6 EOL device

Claims

In a production process of an electronic device that controls a controlled device according to a control program, a program writing method for writing a control program to a storage unit of the electronic device,
An inspection program for sequentially inspecting whether a control target device controlled by the electronic device can execute a plurality of predetermined operations in accordance with an instruction of the electronic device, and a writing program for writing a control program in the storage unit. , A storage step of storing in the storage means,
Each time the inspection preparation for each of the plurality of operations of the controlled device is completed in accordance with the inspection order by the inspection program, the operation program stored in the storage unit is executed to execute the plurality of operations of the controlled device. An inspection step of sequentially performing an inspection;
A writing step of causing the writing program to be executed during the inspection preparation period to write the control program in the storage means.

In the writing step, each time the inspection preparation for each of the plurality of predetermined operations is performed in the inspection step, the program data obtained by dividing the control program into the same number as the predetermined plurality of operations is stored in the storage unit. 2. The program writing method according to claim 1, wherein the program is written by a means.

An instruction code for instructing the electronic device to execute the inspection program and the writing program is provided,
2. The inspection step and the writing step, wherein the instruction code is input to the electronic device to instruct the electronic device to execute the inspection program and the writing program. The program writing method described.

The electronic device has a communication function according to a CAN communication protocol,
4. The program writing method according to claim 3, wherein the instruction code is an ID code of a CAN communication protocol.

2. The electronic device according to claim 1, further comprising a confirmation step of confirming whether the inspection program and the writing program have been written in the storage unit.